JP3471286B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP3471286B2
JP3471286B2 JP2000106365A JP2000106365A JP3471286B2 JP 3471286 B2 JP3471286 B2 JP 3471286B2 JP 2000106365 A JP2000106365 A JP 2000106365A JP 2000106365 A JP2000106365 A JP 2000106365A JP 3471286 B2 JP3471286 B2 JP 3471286B2
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正宏 高木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変入賞口から球流入
が可能な作動領域内に、普通入賞領域と特定入賞領域と
を具備し、かつ可変入賞口を開閉片により開閉制御され
る変動入賞装置を備えたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】可変入賞口から球流入が可能な作動領域
内に、普通入賞領域と特定入賞領域とを具備し、かつ可
変入賞口を開閉片により開閉制御される変動入賞装置を
備え、遊技盤面に設けられた始動口に球が流入すると、
開閉片が開放位置して可変入賞口を開放すると共に、該
可変入賞口から流入した遊技球が作動領域内の特定入賞
領域に球が流入すると、開閉片が往復開閉駆動を行ない
(開閉ラウンドの実行)、その開放位置で、可変入賞口
から球流入を可能とし、作動領域内で特定入賞領域に遊
技球が入ると、その開閉ラウンドを継続可能としたパチ
ンコ機は、2種パチンコ機として良く知られている。
【0003】ここでこの開閉ラウンドは、開閉片の所定
制限開閉回数の開閉満了、または可変入賞口からの規定
個数の入賞満了により一旦終了し、特定入賞領域への球
通過を条件として、あらかじめ定められた制限開閉回数
以内で開閉ラウンドが繰り返される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特別
遊技作動にあっては、変動入賞装置の可変入賞口が開放
し、所定制限開閉回数(例;18回)の経過、又は該開
放開閉回数内における規定個数(例;10個)の入賞満
了により、可変入賞口が閉鎖し、さらに開放するという
行程(開閉ラウンド)を所定回(例;16ラウンド)繰
り返して、遊技者に利得を供与するものである。ところ
で、技量により、規定個数の消化に要する消化開放開閉
回数には、ばらつきが発生する。しかるに、通常の打ち
方をすれば、1ラウンドで、所定開放開閉回数の18回
内には、ほぼ確実に10個はいるようになっており、そ
こには遊技者の技術の介入の余地は殆どない。このため
技量の高い者は、所定制限開閉回数18のうち多数回を
余して、次のラウンドに移行することとなり、残余開閉
回数が生じることによって、損失感を覚える。
【0005】また、このように、昨今のパチンコ機は、
技量による利得差が少なくなっており、競技的な要素が
低下し、これにより機台が飽き易くなり、当該機台の遊
技客離れや遊技機の短命化が進んでいる。この様な短命
化は、遊技機のリサイクルの点からも憂慮される。
【0006】本発明は、特別遊技作動中にあっても、遊
技の技量が問われる構成を提案し、上述の問題点を解決
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、可変入賞口
ら球流入が可能な作動領域内に、普通入賞領域と特定入
賞領域とを具備し、かつ可変入賞口を開閉片により開閉
制御される変動入賞装置を備え、遊技盤面に設けられた
始動口に球が流入すると、開閉片が開放して可変入賞口
を開放すると共に、該可変入賞口から流入した遊技球が
作動領域内の特定入賞領域に設けられ特定領域スイッチ
により検知されると、開閉片が往復開閉駆動を行ない、
開閉片の所定制限開閉回数の開閉満了、または計数スイ
ッチにより計数される可変入賞口に入賞した遊技球の規
定個数満了により、往復開閉駆動を停止する開閉ラウン
ドを、複数回繰り返してなる特別遊技作動を実行するよ
うにしたパチンコ機において、特別遊技作動中の開閉ラ
ウンドにあって、計数スイッチからの入力データに基づ
き、可変入賞口に入賞する遊技球が規定個数満了となる
までに要した消化開閉回数が、規定消化開閉回数内であ
ることを条件として、次の開閉ラウンドに更新するよう
に制御する遊技制御装置を備えたことを特徴とするもの
である(請求項1)
【0008】すなわち、上述したように、変動入賞装置
の可変入賞口が開放し、例えば18回程度の所定制限開
閉回数が経過するか、又は該所定制限開閉回数内で例え
ば10個程度の規定個数の入賞満了により、開閉ラウン
ドが一旦終了するが、この規定個数の入賞満了までに要
した消化開閉回数に着目し、この開閉回数が規定消化開
閉回数よりも少ないと、次の開閉ラウンドに更新するこ
とにより、利得を供与しようとするものである。これに
より、可変入賞口へ迅速に遊技球を流入させる必要を生
じ、遊技者は、開閉片の往復開閉駆動中に、無駄のない
的確な打球に留意することとなり、技能差により、獲得
利得の差別化を生ずる。従って、特別遊技作動中にあっ
て、緊張感が更に高揚することとなり、遊技の興趣が向
上する。
【0009】ここで、特別遊技作動中の開閉ラウンドに
あって、計数スイッチからの入力データに基づき、可変
入賞口に入賞する遊技球が規定個数満了となるまでに要
した消化開閉回数の、その積算消化開閉回数が、規定積
算開閉回数内であることを条件として、次の開閉ラウン
ドに更新するように制御する遊技制御装置を備えた構成
としてもよい(請求項2)。すなわち、積算消化開閉回
数が規定積算開閉回数よりも少ないと、所定の利得を供
与しようとするものである。これにより、一連の特別遊
技作動全体として、遊技評価がなされることとなり、特
別遊技の一体性を保全できる。
【0010】また、特別遊技作動中の開閉ラウンドにあ
って、所定制限開閉回数から規定個数の入賞満了までに
要した消化開閉回数を引いた残余開閉回数を、遊技者の
利得と関係付けられた所定有利形態の決定条件としても
よい。この場合には、残余開閉回数が長ければ、それな
りの利得を供与しようとするものである。この構成は、
上述した消化開閉回数が短いと利得を供与する構成の裏
返しであって、その本質は同じである。従って、同様の
作用を得ることができる。
【0011】また、かかる構成にあっても、各開閉ラウ
ンドごとに発生する、所定制限開閉回数から規定個数の
入賞満了までに要した開閉回数を引いた残余開閉回数
の、その積算残余開閉回数を、所定有利形態の決定条件
とすることができ、これによっても一連の特別遊技作動
全体として、遊技評価がなされることとなり、特別遊技
の一体性を保全できることとなる。
【0012】上述の請求項1の有利形態は、次の開閉ラ
ウンドへの更新作動であり、可変入賞口に入賞する遊技
球の規定個数の入賞満了までに要した消化開閉回数が規
定消化開閉回数内であることを条件として、次の開閉ラ
ウンドに更新可能とするようにした構成である。すなわ
ち、該条件が具備されることにより、次の開閉ラウンド
への継続権を付与するものである。例えば、1ラウンド
中にあって、15回の開閉までに、10個可変入賞口に
遊技球が入ると、一旦閉鎖した後に開閉ラウンドが開始
されるようにする。そして15回を越えると、18回以
内であれば10個の入賞は可能ではあるが、特定入賞領
域に入っても、次の開閉ラウンドには移行しないことと
なる。
【0013】さらには、 上述の請求項2の有利形態
は、次の開閉ラウンドへの更新作動であり、特別遊技作
動中における各開閉ラウンドごとに発生する入賞満了ま
でに要した消化開閉回数の積算開閉回数が、規定積算開
閉回数内であることを条件として、次の開閉ラウンドに
更新可能としている。この構成は、上述の構成と異な
り、1回の開閉ラウンドで満了することはないものの、
各ラウンドごとに規定積算開閉回数が消化されるから、
規定個数が早く入賞満了すればするほど、多数回の開閉
ラウンドが更新可能となる。
【0014】また、所定有利形態が、基本開閉ラウンド
数消化後に付加開閉ラウンドを追加するものであり、積
算残余開閉回数が所定開閉回数であることを条件とし
て、付加開閉ラウンドを追加するようにした構成が提案
される。すなわち、上述した所定制限開閉回数(18
回)から10個入賞満了した時点の消化制限開閉回数と
の差(残余開閉回数)を積算し、基本開閉ラウンド数を
16ラウンドとして、その積算残余開閉回数が、50回
〜79回であれば1ラウンド追加し、80回以上であれ
ば2ラウンド追加する等の利得を供与するものである。
尚、勿論、1回等、定められた開閉回数の加算を限度と
するようにしても良い。
【0015】さらに所定有利形態としては、特別遊技作
動終了後の利得に係るものであっても良い。
【0016】このように、特別遊技作動中にあって、開
放状態にある可変入賞口への、前記規定個数の入賞満了
までに要した消化開閉回数が短いと、これを遊技者の利
得と関係付けられた所定有利形態の決定条件とすること
により、種々の利得を遊技者に供与することができる。
【0017】ところで、このような所定有利形態または
該形態に向けての現状は遊技者の知りたいところであ
る。そこで、消化開閉回数,積算消化開閉回数,残余開
閉回数,積算残余開閉回数又は所定有利形態の消化状態
画面表示又は音声で報知する報知手段を備えるように
してもよい。この情報には、開閉回数情報だけではな
く、所定有利形態の開始又は終了等の、メッセージ情報
が含まれる。これにより遊技者は、所定有利状態への期
待感を刺激され、かつ所定有利状態時にあっては、現状
を的確に把握できる。
【0018】
【発明の実施の態様】本発明の実施例を図面に従って説
明する。図1はパチンコ遊技機1の遊技盤4の正面図で
あって、その盤面中央には、変動入賞装置10が配設さ
れる。また、変動入賞装置10の下方には表示装置6を
備える始動口5,5が配設されている。この始動口5,
5は、その球流入に伴って表示装置6が変動し、所定図
柄を表示すると、開閉駆動装置7(図3,4参照)を駆
動して、後述する開閉片16,16を1回又は2回作動
して、可変入賞口15を開閉する。その他、遊技盤4に
は種々の一般入賞口が設けられている。
【0019】次に変動入賞装置10について説明する。
入賞ケース11の中央部には、周壁12に囲繞されて閉
鎖され、かつ奥に深い作動領域13が配設されている。
該作動領域13上には天井部14により直上を遮蔽され
た可変入賞口15が設けられ、天井部14と可変入賞口
15との間に形成された作動領域に、左右方向へ移動す
る開閉片16,16が両側に配設されている。この開閉
片16,16は、入賞ケース11内に設けられたソレノ
イドからなる開閉駆動装置7により内外方向へ駆動制御
され、可変入賞口15を遮蔽する閉鎖位置と、外方へ移
動して可変入賞口15を開放する開放位置とに変換され
る。そして、この開放位置で、開閉片16,16上に可
変入賞口15と連通する入賞開口17,17が形成され
るようにしている。また閉鎖位置では、開閉片16,1
6の外端に形成された遮蔽部18,18により、入賞開
口17,17を遮断して、球の流入を阻止するようにし
ている。
【0020】開閉駆動装置7は、後述する始動口への球
の流入、又は特別遊技作動の開始に伴って駆動し、開閉
片16,16の開放位置で、入賞開口17,17からの
球の流入が可能となると共に、該入賞開口17,17か
ら入った球は、開閉片16,16上を案内とし、かつそ
の閉鎖位置退避に伴って、可変入賞口15へ送りこま
れ、該可変入賞口15から作動領域13内に流下する。
また、可変入賞口15の作動領域13側への通過経路に
は計数スイッチS3 が配設され、可変入賞口15に入っ
た球を計数するようにしている。
【0021】この作動領域13内にあって、図中ホッケ
ー選手形の係止作動片20,20が左右に配設され、そ
のホッケーからなる係止片21,21を係止駆動装置9
により上下方向へ傾動可能とし、その上部停止位置で、
該係止片21,21間に遊技球を滞留可能としている。
また、その作動領域13の下部には、中央に特定入賞領
域25がその左右に普通入賞領域26,26が夫々配設
され、入賞口25,26間上に係止片21,21により
係止された遊技球が通過する案内台27,27が配設さ
れている。
【0022】かかる構成にあって、始動口5,5の球流
入にともない、開閉片16,16が開放作動し、その開
放中に可変入賞口15から作動領域13内に入った遊技
球が、特定入賞領域25に流入すると、特別遊技作動が
開始され、初回の開閉ラウンドとして開閉片16,16
の往復回動を生ずる。そして、可変入賞口15から流入
した入賞球は、一旦係止片21,21により係止され、
かつ係止不能の球は、前方へこぼれて、ほとんどが普通
入賞領域26に流入する。また、規定個数10個が流入
するか、所定限界開閉回数c0 が消化されると、開閉ラ
ウンドが終了し、その終了時に、係止駆動装置9が駆動
して、前記係止片21,21が下方へ傾動し、係止され
ていた球が、案内台27,27を通過して、特定入賞領
域25又は普通入賞領域26に流入し、特定入賞領域2
5に流入した場合には、開閉ラウンドが再開される。
尚、本発明にあっては、この開閉ラウンドが継続しない
場合がある。
【0023】上述の変動入賞装置10の作動制御手段
は、図4で示す中央制御装置CPU等からなる遊技制御
装置30(マイクロコンピュータシステム)によって構
成される。かかる構成及び制御態様につき説明する。
【0024】この中央制御装置CPUは、制御動作を所
定の手順で実行するものであって、動作プログラムを格
納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き
できる記憶装置RAMが接続されている。記憶装置RO
Mには、制御プログラム、及びランプ,LEDの表示パ
ターン、スピーカからの効果音等を発生させるための音
声発生パターン等の固定データが記憶されている。
【0025】また中央制御装置CPUには入力ポートを
介して始動口5,5に設けられた始動スイッチS1 、特
定入賞領域25に設けられた特定領域スイッチS2 、及
び作動領域13に入った入賞球数を計数する計数スイッ
チS3 等の各種スイッチが接続され、各スイッチから送
り出された信号は波形整形回路により波形整形して中央
制御装置CPUに入力データとして伝えられ、その情報
が記憶装置RAMに記憶される。この記憶装置RAMに
は、メモリにデータを読み書きするアドレスを指定する
情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、中
央制御装置CPUと記憶装置ROM,RAMとデータの
やり取りを行なうデータバスとが接続される。
【0026】さらに、中央制御装置CPUには、出力ポ
ートを介して制御する上述した各種ソレノイド、装飾ラ
ンプ・LED等の周辺機器が接続される。その他、中央
制御装置CPUには、上述したように、音データを受け
てアンプに出力するサウンドジェネレータが接続されて
いる。
【0027】次に、本発明の要部につき説明する。上述
したように、始動口5,5への球流入にともない、開閉
片16,16が開放作動し、その開放中に遊技球が可変
入賞口15から作動領域13内の特定入賞領域25に
った場合に、変動入賞装置10が特別遊技作動が開始さ
れる。そして、サウンドジェネレータ(図4参照)によ
りファンファーレが鳴り、開閉片16,16の開閉駆動
を生じ、開閉ラウンドが開始される。この開閉ラウンド
中にあって、開閉片16,16が所定制限開閉回数18
回だけ開閉を繰り返すか、又は規定個数10個の遊技球
が入賞満了すると、一旦開閉片16,16が閉じて、1
回目の開閉ラウンドが満了し、かつその開閉ラウンド中
に特定入賞領域25に球が入ることを条件として、次の
開閉ラウンドへ移行する(実施例によっては移行しない
場合を生ずる)。
【0028】ところで、本発明は、この特別遊技作動中
にあって、可変入賞口15から作動領域13内へ規定個
数10個が入賞満了するまでに要した開閉片16,16
の開閉回数(消化開閉回数)を、遊技者に所定の利得と
関係付けられた所定有利形態の決定条件としている。換
言すれば、規定個数10個の入賞満了までに要した消化
開閉回数が早いと、遊技者に直接的利得又は間接的利得
を供与するようにしているものである。これにより、可
変入賞口15へ迅速に遊技球を流入させる必要を生じ、
遊技者は無駄のない的確な打球に留意することとなり、
技能差により、獲得利得の差別化を生ずる。従って、特
別遊技作動中にあっても、緊張感が昂揚し、遊技の興趣
が向上する。また、遊技者の技量が試されることとな
り、これにより、遊技の悪平等化が是正されて、パチン
コ遊技の本来の楽しみを取り戻し得ることとなる。この
実施例を以下説明する。
【0029】『開閉ラウンド数を決定するようにした構
成』 イ;開閉ラウンドの更新(1) 図5で示すように、可変入賞口15に入賞する遊技球の
規定個数の入賞満了までに要した消化開閉回数cx が規
定消化開閉回数cs 内であることを条件として、次の開
閉ラウンドに移行するようにした構成が提案される。例
えば、1ラウンド中にあって、cs =15回とすると、
可変入賞口15に遊技球が10個入った時点の消化開閉
回数cx が、cx ≦cs であることを条件として、開閉
片16,16が一旦閉鎖した後に、次の開閉ラウンドが
開始されるようにする。尚、15回を越えても、所定制
限開閉回数c0 (18回)以内であれば、10個の入賞
は可能ではある。ただし、次の開閉ラウンドには移行し
ないこととなる。
【0030】この場合に、最多継続ラウンドを定めて、
このラウンド以上は継続しないこととすることができ
る。尚、規定放出球数に至るまで、ラウンドを継続可能
としても良く、この場合には、規定消化開閉回数cs
短くして、更新条件を厳しくすることにより調和のとれ
た利得供与が確保される。
【0031】ロ;開閉ラウンドの更新(2) 図6で示すように、特別遊技作動中における各開閉ラウ
ンドごとに発生する入賞満了までに要した消化開閉回数
x1〜cxnの積算開閉回数Σcx が、規定積算開閉回数
x 内であることを条件として、次の開閉ラウンドに更
新可能とした構成とする。この構成は、上述の構成と異
なり、1回の開閉ラウンドで満了することはないもの
の、各ラウンドごとに規定積算開閉回数Mx が消化され
るから、早く規定個数(10個)が入賞満了すればする
ほど、多数回の開閉ラウンドが更新可能となる。
【0032】ハ;開閉ラウンド数の付加 特別遊技の所定限界開閉回数c0 から規定個数の入賞満
了までに要した消化開閉回数cx を引いた残余開閉回数
y を、基本開閉ラウンド数Nだけ積算し、その積算残
余開閉回数Σcy が所定の場合に、基本開閉ラウンド数
Nに付加開閉ラウンド数を所定開閉回数nだけ追加する
ようにした構成が提案される。この場合には総開閉ラウ
ンド数=N+nとなる。
【0033】ここで、基本開閉ラウンド数Nを16ラウ
ンドとして、積算残余開閉回数が、50回〜79回であ
れば1ラウンド追加し、80回以上であれば2ラウンド
追加する等の利得を供与するものである。尚、勿論、1
回等、定められた開閉回数の加算を限度とするようにし
ても良い。
【0034】ニ;開閉ラウンド数の増減 上述した積算残余開閉回数Σcy により付加開閉ラウン
ド数を定めると共に、積算消化開閉回数Σcx が規定積
算開閉回数Mx を越えた場合には特別遊技作動を終了さ
せる。これにより、基本開閉ラウンド数Nを越える場合
と、基本開閉ラウンド数Nよりも少ない開閉ラウンドと
なる場合とを生ずる。すなわち、規定個数の入賞満了ま
でに要した消化開閉回数cx 及び残余開閉回数cy によ
り、開閉ラウンド数の増減がなされ得ることとなる。こ
のほかに、基本開閉ラウンド数Nに対して開閉ラウンド
数の増減を行なう構成は、種々採用され得る。また、こ
の場合に、基本開閉ラウンド数Nを10回として、最小
ラウンド回数5,最大ラウンド回数16回等、最小/最
大ラウンド数を制限するようにしても良い。
【0035】上述の各構成イ〜ニにあって、次の開閉ラ
ウンドに移行するためには、特定入賞領域25への球の
流入を条件とする。尚、このような条件を問わない構成
であっても、本発明の範囲内である。
【0036】上述の構成は、所定有利形態が特別遊技作
動中における開閉ラウンドと関係するものであるが、特
別遊技作動終了後に実行される所定有利形態であっても
良い。
【0037】このように、特別遊技作動中にあって、開
放状態にある可変入賞口への、前記規定個数の入賞満了
までに要した消化開閉回数cx が短いと、これを遊技者
の利得と関係付けられた所定有利形態の決定条件とする
ことにより、種々の利得を遊技者に供与することができ
る。
【0038】ところで、このような所定有利形態または
該形態に向けての現状は遊技者の知りたいところであ
る。そこで、消化開閉回数cx ,積算消化開閉回数Σc
x ,残余開閉回数cy ,積算残余開閉回数Σcy ,所定
有利形態の消化状態等の所定有利形態と関係する情報を
画面表示又は音声で報知する報知手段を備えるようにし
てもよい。この情報には、開閉回数情報だけではなく、
所定有利形態の開始又は終了等を伝えるメッセージ情報
が含まれる。これにより遊技者は、所定有利状態への期
待感を刺激され、かつ所定有利状態時にあっては、現状
を的確に把握できる。ここで、音声報知の場合には上述
したサウンドジェネレータが用いられる。また、画面表
示の場合には、遊技者に視認可能な位置に配設された液
晶表示器,ドットマトリックス表示器,7セグメント表
示器等が用いられる。または、遊技盤面に既に用いられ
ている表示器を兼用しても良い。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上述したように、特別遊技作
動中にあって、開放状態にある可変入賞口への、規定個
数の入賞満了までに要した消化開閉回数又は所定制限消
化時間から消化開閉回数を引いた残余開閉回数を、次の
開閉ラウンドに更新するための決定条件としたから、こ
の規定個数の入賞満了までに要した消化開閉回数を早め
るために可変入賞口へ迅速に遊技球を流入させる必要を
生じ、遊技者は無駄のない的確な打球に留意することと
なり、技能差により、獲得利得の差別化を生ずる。従っ
て、特別遊技作動中にあって、緊張感がさらに昂揚する
こととなり、遊技の興趣が向上する。また、遊技者の技
量が試されることとなり、これにより、遊技の悪平等化
が是正されて、パチンコ遊技の本来の楽しみを取り戻し
得ることとなる。このため、当該パチンコ機に飽きがこ
ず、その面白さを持続できて、遊技客離れや遊技機の短
命化を防止できる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の遊技盤1を示す正面図で
ある。
【図2】本発明の変動入賞装置10の正面図である。
【図3】本発明の変動入賞装置10の縦断側面図であ
る。
【図4】遊技制御装置(マイクロコンピュータ)を示す
ブロック回路図である。
【図5】可変入賞口15の入賞タイミング図である。
【図6】可変入賞口15の他の入賞タイミング図であ
る。
【符号の説明】
5 始動口 10 変動入賞装置 13 作動領域 15 可変入賞口 16 開閉片 25 特定入賞領域 26 普通入賞領域

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変入賞口から球流入が可能な作動領域内
    に、普通入賞領域と特定入賞領域とを具備し、かつ可変
    入賞口を開閉片により開閉制御される変動入賞装置を備
    え、 遊技盤面に設けられた始動口に球が流入すると、開閉片
    が開放して可変入賞口を開放すると共に、該可変入賞口
    から流入した遊技球が作動領域内の特定入賞領域に設け
    られ特定領域スイッチにより検知されると、開閉片が往
    復開閉駆動を行ない、開閉片の所定制限開閉回数の開閉
    満了、または計数スイッチにより計数される可変入賞口
    に入賞した遊技球の規定個数満了により、往復開閉駆動
    を停止する開閉ラウンドを、複数回繰り返してなる特別
    遊技作動を実行するようにしたパチンコ機において、 特別遊技作動中の開閉ラウンドにあって、計数スイッチ
    からの入力データに基づき、可変入賞口に入賞する遊技
    球が規定個数満了となるまでに要した消化開閉回数が、
    規定消化開閉回数内であることを条件として、次の開閉
    ラウンドに更新するように制御する遊技制御装置を備え
    たことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】可変入賞口から球流入が可能な作動領域内
    に、普通入賞領域と特定入賞領域とを具備し、かつ可変
    入賞口を開閉片により開閉制御される変動入賞装置を備
    え、 遊技盤面に設けられた始動口に球が流入すると、開閉片
    が開放して可変入賞口を開放すると共に、該可変入賞口
    から流入した遊技球が作動領域内の特定入賞領域に設け
    られ特定領域スイッチにより検知されると、開閉片が往
    復開閉駆動を行ない、開閉片の所定制限開閉回数の開閉
    満了、または計数スイッチにより計数される可変入賞口
    に入賞した遊技球の規定個数満了により、往復開閉駆動
    を停止する開閉ラウンドを、複数回繰り返してなる特別
    遊技作動を実行するようにしたパチンコ機において、 特別遊技作動中の開閉ラウンドにあって、計数スイッチ
    からの入力データに基づき、可変入賞口に入賞する遊技
    球が規定個数満了となるまでに要した消化開閉回数の、
    その積算消化開閉回数が、規定積算開閉回数内であるこ
    とを条件として、次の開閉ラウンドに更新するように制
    御する遊技制御装置を備えたことを特徴とするパチンコ
    機。
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