JP3470182B2 - 新規な染毛剤およびそれを用いた染毛方法 - Google Patents

新規な染毛剤およびそれを用いた染毛方法

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JP3470182B2 JP24184199A JP24184199A JP3470182B2 JP 3470182 B2 JP3470182 B2 JP 3470182B2 JP 24184199 A JP24184199 A JP 24184199A JP 24184199 A JP24184199 A JP 24184199A JP 3470182 B2 JP3470182 B2 JP 3470182B2
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    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/10Preparations for permanently dyeing the hair

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然の藍の生葉、
天然の藍の生葉の絞り汁などを利用した新規な染毛剤お
よびそれを用いた染毛方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、髪を染める成分と方法は幾通りか
あり、例えば、染毛効果とその持続性の高い酸化染料を
用いた合成染毛剤、欧米で多用されている「ヘナ」を主
成分とする植物性の染毛料、酸性染料を配合した染毛料
(いわゆるヘアマニキュア)などがある。しかし、酸化
染料は人体にアレルギーを引き起こすことが知られてお
り、一方「ヘナ」は色調が限られ、日本人の黒髪にはな
じまず、またアレルギーを起こすとの報告もあり、酸性
染料は毛髪に染込ませるだけであるために堅牢性が悪
く、また従来の染毛剤の中には肌に付くと肌が染まって
しまう問題があるなど、それぞれ一長一短がある。一
方、粉末状の植物染料と、液体シリコーン、パラフィン
類、植物性あるいは動物性の油などを界面活性剤などで
乳化あるいは懸濁させた染毛剤が提案されている(特開
平10−53720号公報など)。しかし、この染毛剤
は剤の安定性や染毛操作上の機能性の向上は認められる
ものの、染毛剤として最も優先されるべき染毛効果につ
いては充分といえず問題の解決には至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】藍は古くから栽培の歴
史があり、繊維に対する染料として、あるいは、食品の
着色剤や、解毒剤や解熱剤として医薬品に用いられてき
た長い歴史を持つものである。この藍の染料成分を髪の
染毛に使用することにより、これまで染毛できなかった
過敏な体質者が染毛できるようになったり、頭皮や髪に
対する刺激や損傷をなくし、しかも新しい髪の質感が得
られ、日本人の髪色に応しい色調の染毛効果が期待でき
る。本発明の第1の目的は、肌に付いても肌が染まらな
いような天然の藍を利用した染毛剤であって、例えば白
髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき白髪を隠すこ
とができ、色落ちせず堅牢性の高い新規な染毛剤を提供
することであり、本発明の第2の目的は、この新規な染
毛剤を用いて髪を染毛する染毛方法を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1の発明は、(イ)藍由来のインジカンを含む色
素成分を主として含む製剤と、(ロ)酵素成分のβ−グ
ルコシダーゼを主として含む製剤とを必須成分として含
むことを特徴とする新規な染毛剤に関するものである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載の染毛剤
において、前記(イ)藍由来のインジカンを含む色素成
分を主として含む製剤が、β−グルコシダーゼを不活性
化した藍の生葉であるか、あるいは藍の生葉から抽出し
て得られるβ−グルコシダーゼを不活性化したインジカ
ン含有抽出液であるか、あるいは前記インジカン含有抽
出液をフリーズドライしたインジカン含有粉末である
か、あるいはβ−グルコシダーゼを不活性化した前記藍
の生葉および/または前記インジカン含有抽出液および
/または前記インジカン含有粉末をでんぷん、セルロー
ス、シルクパウダーなどの担体に担持させたインジカン
含有製剤であることを特徴とするものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1あるいは請求
項2記載の染毛剤において、前記(ロ)酵素成分のβ−
グルコシダーゼを主として含む製剤が、藍の生葉、えの
きだけ、しいたけ、とうもろこしの若葉、杏仁、アーモ
ンドから選ばれたものあるいはこれらから抽出されたβ
−グルコシダーゼ含有抽出液であることを特徴とするも
のである。
【0007】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
のいずれかに記載の染毛剤において、前記(ロ)酵素成
分のβ−グルコシダーゼを主として含む製剤が、藍の生
葉の絞り汁、あるいは藍の生葉や藍の生葉の絞り汁をフ
リーズドライしたβ−グルコシダーゼ含有粉末であるこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のいずれかに記載の染毛剤において、茜、うこん、すお
う、コチニール、ロッグウッド、ヘナ、栗、たまねぎ、
コーヒーから選ばれた天然草木染成分および/またはこ
れらの抽出成分および/またはこれらの抽出成分をフリ
ーズドライした粉末から選ばれる他の染毛材料を含むこ
とを特徴とするものである。
【0009】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
のいずれかに記載の染毛剤において、茶葉、コンフリ
ー、カミツレ、クロレラ、ローズマリー、海藻から選ば
れた植物成分を増量剤および/または賦型剤として含む
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項7の発明は、請求項1から請求項6
のいずれかに記載の染毛剤において、ムクロジ、サイカ
チ、キラヤ皮から選ばれたサポニン含有植物成分を染毛
調整剤として含むことを特徴とするものである。
【0011】請求項8の発明は、請求項1から請求項7
のいずれかに記載の染毛剤において、毛髪への付着性や
染毛時の操作性を高めるため、グアガム、海藻抽出精製
エキスから選ばれた植物由来の増粘成分、シルクプロテ
インからなる動物由来の増粘成分を含むことを特徴とす
るものである。
【0012】請求項9の発明は、請求項1から請求項8
のいずれかに記載の染毛剤において、髪の質感を高める
ため、油剤、コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤
から選ばれた天然物または化学的添加成分を含むこと
を特徴とするものである。
【0013】請求項10の発明は、請求項1から請求項
9のいずれかに記載の染毛剤において、経時安定性を高
めるためパラベン類、安息香酸塩から選ばれた防腐剤お
よび/または酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤か
ら選ばれる添加剤を含むことを特徴とするものである。
【0014】請求項11の発明は、アルミニウム、鉄、
亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウムから選ばれ
金属単体、あるいはそれらの金属塩を用いて媒染した
後、請求項1から請求項10のいずれかに記載の染毛剤
の(イ)藍由来のインジカンを含む色素成分を主として
含む製剤と、(ロ)酵素成分のβ−グルコシダーゼを主
として含む製剤とをそのまま、あるいは適量の水と混合
して均一に塗布し、染毛後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、
仕上げることを特徴とする染毛方法に関するものであ
る。
【0015】請求項12の発明は、毛髪に、請求項1か
ら請求項10のいずれかに記載の染毛剤の(イ)藍由来
のインジカンを含む色素成分を主として含む製剤と、
(ロ)酵素成分のβ−グルコシダーゼを主として含む製
剤とをそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗
布し染毛後、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カル
シウム、マグネシウムから選ばれた金属単体、あるいは
それらの金属塩を用いて媒染した後、毛髪を水で濯ぎ、
乾燥し、仕上げることを特徴とする染毛方法に関するも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いる藍の原料植物は特に限定されるものでは
なく、藍の種類は、具体的には、例えば、蓼藍、琉球
藍、インド藍、大青を始めとするIndigofera
属の植物を挙げることができる。蓼藍(タデアイ)は、
タデ科(Polygonaceae)のアイ(Poly
gonum tinctorium LOUR)でイン
ドネシア、中国、日本で産生する1年草である。琉球藍
[キツネノマゴ科(Acanthaceae)のリュウ
キュウアイ(Strobilanthes cusia
(NEES)]は、中国、沖縄に産生する多年草であ
る。インド藍は、豆科(Leguminosae)の多
年草でインド、ジャワなどに産生する(Indigof
era tinctoria.)。大青(タイセイ)は
アブラナ科(Curciferae)のタイセイ(Is
atis indigotica FORTUNE)
で、中部ヨーロッパ、中国などに産生する1年草であ
る。藍は根や茎を含む全草でもよいが、とくに葉がよ
い。また、藍の葉は一番刈りでも三番刈りでもよいが、
生育期の頂部の葉がとくに使用に適している。
【0017】図1に、藍を用いて染毛する場合の発色の
原理を示す。図1において、藍の主として葉に含まれて
いる配糖体の(1)インジカン(水溶性)は、同一植物
内に共存して含まれる酵素(β−グルコシダーゼ)によ
る加水分解作用を受け(2)インドキシル(水溶性)を
生成する。空気中でこの(2)インドキシルが酸化的に
2分子会合して、(3)インジゴ(水不溶性)となり発
色する。
【0018】例えば、藍の生葉を絞って得られる絞り汁
をすぐに髪に塗布すると次のようにして染毛できる。す
なわち、藍の生葉の絞り汁は(1)インジカンと酵素
(β−グルコシダーゼ)を含むため、(1)インジカン
は酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受
け(2)インドキシルを生成し、生成した(2)インド
キシルが髪に浸透し、そしてその状態で空気に触れると
(2)インドキシルが酸化されて2分子会合して(3)
インジゴとなるので染毛できる。しかし、藍の生葉の絞
り汁は(1)インジカンと酵素(β−グルコシダーゼ)
を含むため保存中に上記のような化学反応が進行してし
まい経時安定性に欠けるという問題がある。
【0019】本発明は、例えば、(1)インジカンと酵
素(β−グルコシダーゼ)を含む藍の生葉の絞り汁か
ら、(イ)藍由来のインジカンを含む色素成分と、
(ロ)酵素成分のβ−グルコシダーゼをとを分離して、
それぞれを製剤化しておき、染毛する際に、両者を混ぜ
て使用することにより保存中に上記のような化学反応が
進行するのを防止できることを見いだしてなされたもの
である。
【0020】本発明において、前記(イ)藍由来のイン
ジカンを含む色素成分を主として含む製剤は、例えば、
酵素(β−グルコシダーゼ)を不活性化した藍の生葉
や、藍の生葉から抽出して得られる酵素(β−グルコシ
ダーゼ)を不活性化したインジカン含有抽出液である。
酵素(β−グルコシダーゼ)を不活性化するためには、
酵素(β−グルコシダーゼ)を含む藍の生葉や藍の生葉
の絞り汁を加熱処理(例えば、温度約60℃〜100
℃、約3分〜60分間加熱処理)すればよい。酵素(β
−グルコシダーゼ)を不活性化した藍の生葉を得るため
には、藍の生葉を前記加熱処理条件で加熱処理したり、
蒸気で処理したり、電子レンジで処理したり、天日で乾
燥処理することにより容易に得ることができる。酵素
(β−グルコシダーゼ)を不活性化したインジカン含有
抽出液を得るためには、藍の生葉から前記温度範囲の温
湯を用いて抽出したり、あるいは藍の生葉から冷水を用
いて抽出して得られる酵素(β−グルコシダーゼ)を含
む絞り汁を上記の温度範囲で煮たり、蒸気で処理した
り、電子レンジで処理したりすることにより得ることが
できる。
【0021】本発明において、前記(イ)藍由来のイン
ジカンを含む色素成分を主として含む製剤は、前記の酵
素(β−グルコシダーゼ)を不活性化したインジカン含
有抽出液を公知の方法を用いてフリーズドライしたイン
ジカン含有粉末であってもよい。粉末化すると保存安定
性が高く、取り扱い性もよいので好ましい。
【0022】また、本発明において、前記(イ)藍由来
のインジカンを含む色素成分を主として含む製剤は、前
記酵素(β−グルコシダーゼ)を不活性化した藍の生葉
および/または前記酵素(β−グルコシダーゼ)を不活
性化したインジカン含有抽出液および/または前記酵素
(β−グルコシダーゼ)を不活性化したインジカン含有
粉末を、でんぷん、セルロース、シルクパウダーなどの
担体に担持させたインジカン含有製剤であってもよい。
また前記(イ)藍由来のインジカンを含む色素成分を主
として含む製剤は、前記酵素(β−グルコシダーゼ)を
不活性化したインジカン含有抽出液を、でんぷん、セル
ロース、シルクパウダーなどの担体に担持させて、フリ
ーズドライしたインジカン含有粉末であってもよい。
【0023】本発明において、前記(ロ)酵素成分のβ
−グルコシダーゼを主として含む製剤は、藍由来のもの
に限定されず、えのきだけ、しいたけ、とうもろこしの
若葉、杏仁、アーモンドなどあるいはこれらから抽出さ
れた酵素(β−グルコシダーゼ)含有抽出液であっても
差し支えない。
【0024】しかし、本発明において、前記(ロ)酵素
成分のβ−グルコシダーゼを主として含む製剤は、藍の
生葉あるいは藍の生葉の絞り汁、あるいは藍の生葉や藍
の生葉の絞り汁をフリーズドライした酵素(β−グルコ
シダーゼ)含有粉末であることが好ましい。藍の生葉や
藍の生葉の絞り汁は上記のように(1)インジカンと酵
素(β−グルコシダーゼ)を含むため、前記(ロ)酵素
成分のβ−グルコシダーゼを主として含む製剤として用
いることができる。藍の生葉は、叩いたり、潰したりし
ないと生葉に含まれる(1)インジカンが酵素(β−グ
ルコシダーゼ)による加水分解作用を受けないが、藍の
生葉の絞り汁は含まれる(1)インジカンが酵素(β−
グルコシダーゼ)による加水分解作用を受け易いので、
藍の生葉の絞り汁を公知の方法によりフリーズドライし
た酵素(β−グルコシダーゼ)含有粉末として用いるこ
とが好ましい。この酵素(β−グルコシダーゼ)含有粉
末は水分が存在しないため含まれている(1)インジカ
ンが酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を
受けないので保存安定性が高い。
【0025】前記(イ)藍由来のインジカンを含む色素
成分を主として含む製剤や、前記(ロ)酵素成分のβ−
グルコシダーゼを主として含む製剤は、水分および酸素
を透過しない多層プラスチックフィルム袋あるいはガラ
ス瓶などを用いて密封包装して貯蔵、輸送、保存してお
き、使用時に開封して用いるようにすることが好まし
い。
【0026】本発明の染毛剤を用いて染毛する際は、前
記(イ)藍由来のインジカンを含む色素成分を主として
含む製剤と、前記(ロ)酵素成分のβ−グルコシダーゼ
を主として含む製剤とを混合したものをそのまま、ある
いは適量の水と混合して、均一に髪に塗布する。(1)
インジカンは酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分
解作用を受け(2)インドキシルを生成し、生成した
(2)インドキシルが髪に浸透し、そしてその状態で空
気に触れると(2)インドキシルが酸化されて2分子会
合して(3)インジゴとなって希望の濃い色に染毛で
き、かつ堅牢性の高い染毛を行うことができる。染毛後
は毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。
【0027】本発明の染毛剤は、単独で使用することが
できるが、他の染毛材料を適量加えて、色の変化を出す
ことができる。他の染毛材料としては、具体的に、例え
ば、茜、アラカシ、アンズ、インド茜、うこん、ウメ、
エンジュ、オヒルギ、カキ、カシワ、カリヤス、カリ
ン、ガンビール、キハダ、キンモクセイ、クサギ、クス
ノキ、クチナシ、クヌギ、栗、クロチク、クワ、ケヤ
キ、月桂樹、ゲンノショウコ、紅茶、コーヒー、コチニ
ール、コナラ、ゴバイシ、コバノガマズミ、コブナグ
サ、サクラ、ザクロ、シュンギク、シラカシ、すおう、
ズミ、セイヨウ茜、ソヨゴ、タブノキ、たまねぎ、チョ
ウジ、ドクダミ、ニッケイ、ハナミズキ、ハルジオン、
ピーナツ、ビワ、ビンロウジュ、ペグノキ、ベニバナ、
マリーゴールド、ミズキ、ミロバラン、ムクノキ、ムラ
サキ、ヤシャブシ、ヤブマオ、ヤマボウシ、ヤマモモ、
ヨモギ、ラック、緑茶、ロッグウッド、およびこれらの
2種以上の混合物などを挙げることができる。これらの
中でも茜、うこん、すおう、コチニール、ロッグウッ
ド、ヘナ、栗、たまねぎ、コーヒーなどの天然草木染成
分は好ましく使用できる。これらの植物の根、茎、皮、
葉、花、実、種などを乾燥粉末化したもの、あるいは溶
媒を用いて抽出した液、および抽出液を粉末化したもの
などを用いることができる。溶剤としては、具体的に
は、例えば、水、炭素数6以下のアルコール、ポリオー
ル、ベンゼン、クロロホルム、アセトン、エーテル類な
どの単独あるいは2種以上の混合物を挙げることができ
る。
【0028】また、本発明の染毛剤に対して、アロエ、
カミツレ、甘草、クロレラ、コンフリー、シナモン、し
いたけ、ジャスミン、セージ、ニンジン、ニンニク、
茶、ペパーミント、マリーゴールド、ラベンダー、ロー
ズマリー、海藻などの植物成分を増量剤および/または
賦型剤として適量加えることができる。これらの中でも
茶葉、コンフリー、カミツレ、クロレラ、ローズマリ
ー、海藻などは好ましく使用できる。
【0029】また、本発明の染毛剤に対して、むくろじ
科のムクロジ(SapindusMukurossi
Gaertn.)、まめ科のサイカチ(Gledits
chia Japonica Mig.)、バラ科のキ
ラヤ皮(QuillaiaSaponaria Mol
ina)、朝鮮ニンジン、トチバニンジン、キキョウ
(桔梗)、タラの木、エンジュ、セネガ、ダイズ(大
豆)、甘草、ヤツデなどを始めとしたサポニン含有植物
を染毛調整剤として加えることができる。図1に示した
ように、(1)インジカンが、酵素(β−グルコシダー
ゼ)による加水分解作用を受け(2)インドキシル(水
溶性)を生成し、空気中でこの(2)インドキシルが酸
化的に2分子会合して、(3)インジゴとなる化学反応
以外に、(4)イサチンを経て(5)インジルビンを生
成する化学反応がある。(5)インジルビンは赤味のあ
る紫色をしているので、染毛条件によっては(5)イン
ジルビンの生成量が多くなり、藍本来の青〜紺色がでな
くなり赤味のある紫色が強くなる。
【0030】しかし、本発明の染毛剤に対して、ムクロ
ジ、サイカチ、キラヤ皮を始めとしたサポニン含有植物
を加えると、(5)インジルビンの生成が抑制され、
(3)インジゴの生成量が多くなるので、藍本来の色を
だすことができる。
【0031】したがって、藍本来の色に染毛したい場合
は、本発明の染毛剤に対して、ムクロジ、サイカチ、キ
ラヤ皮を始めとしたサポニン含有植物、好ましくはムク
ロジを加えることが好ましい。これらのサポニン含有植
物の種類や配合量により藍本来の色をやや赤味のある紫
色にするなどなどができ、色の広がり、色の変化を求め
ることもできる。
【0032】ムクロジは昔から洗剤として使用されてい
たものであり、泡立ち作用が大きいため、表面積を大き
くし、空気の供給をよくして(2)インドキシルが酸化
的に2分子会合して(3)インジゴとなる酸化反応を促
進する作用効果があると考えられる。
【0033】上記サポニン含有植物の添加量は特に限定
されないが、通常染毛剤全体に対して0.1〜20.0
重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲で加えることが
望ましい。0.1重量%未満では、(5)インジルビン
の生成の抑制効果が低く、20.0重量%を超えても効
果が向上することなく、逆に染毛効果を減少させること
になる。
【0034】また、本発明の染毛剤に対して、毛髪への
付着性や染毛時の操作性を高めるため、増粘成分を適量
配合できる。増粘成分としては、a.天然品、半合成
品、合成品などの水溶性高分子物質、b.塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの電解質、c.
非イオン性界面活性剤、d.油分などが使用できる。本
発明においては、グアガム、海藻抽出精製エキスなどの
植物成分、またシルクプロテインを始めとする動物由来
の増粘成分を好ましく使用できる。本発明で使用できる
他の増粘成分としては、セルロース類、アルギネート及
び多糖類の群からなる増粘成分、特に、メチルセルロー
ス類、エチルセルロース類、ヒドロキシエチルセルロー
ル類、メチルヒドロキシエチルセルロース類、メチルヒ
ドロキシプロピルセルロース類、カルボキシメチルセル
ロース類、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポ
リマー、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン
酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、アラビアゴ
ム、キサンタンガム、カラギーナン、並びにそれらのカ
チオン性の誘導体からなる群から選ばれる増粘成分の単
独であるいは2種以上の混合物をげることができる。増
粘成分の添加量は、総量に対して0.1〜15重量%程
度、特に0.2〜10重量%程度になるのが好ましい。
【0035】また、本発明の染毛剤に対して、髪の質感
を高めるため、油剤、コンディショニング剤、界面活性
剤、湿潤剤などの天然由来および化学的添加成分を適量
の範囲で加えることができる。本発明で使用できる添加
成分としては、具体的には、例えば、ラノリン、ミンク
油、馬油、アーモンド油、ヒマシ油、ホホバ油、メドフ
ォード油、オリーブ油などの動・植物油脂類;コレステ
リン、ラノリンアルコール、フィトステロールなどの動
・植物由来のステロール類、及びそれらの誘導体;固形
パラフィン、セレシン、鯨ロウ、ミツロウ、カルナウバ
ロウなどの鉱物、動・植物由来のワックス類;流動パラ
フィン、スクアランなどの炭化水素油;ラウリルアルコ
ール、セタノール、セトステアリルアルコール、オレイ
ルアルコールなどの高級アルコール類;ラウリン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸などの高級脂肪酸類;ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレングリコール、ミリスチ
ン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソオ
クタン酸セトステアリル、イソステアリン酸アルキルエ
ステルなどの合成油;ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N
−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ヤ
シ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸塩などの界面活性
剤類、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポ
リオキシエチレン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油などの界面活性剤類;グリセリン、ソ
ルビット、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコールなどの多価アルコール類;エタノールなどの低
級アルコール類;ヒアルロン酸塩、ピロリドンカルボン
酸塩、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分
解シルク、トレハロースなどの保湿剤;塩化アルキルト
リメチルアンモニウム、カチオン化デキストランなどの
カチオン化製剤類;などを挙げることができ、また、コ
ンディショニング剤は櫛通りが良く髪の毛がパサつか
ない、毛髪が常にしっとりしなやかでまとまり易く、
カール保持性が良い、毛髪の外観につやがあり、ボデ
ィ感がある、毛髪を強化するなどの効果を賦与するた
めに添加するものである。
【0036】また、本発明の染毛剤に対して、経時安定
性を高めるためパラベン類、安息香酸塩などの殺菌剤お
よび/または防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレ
ート剤から選ばれる添加剤を本発明の染毛剤の所期の効
果を損なわない範囲で適量加えることができる。これら
の添加剤の添加量は特に限定されないが、通常染毛剤全
体に対して0.01〜1.0重量%の範囲である。0.
01重量%未満では経時安定性が得られない恐れがあ
り、1.0重量%を超えて添加してもそれ以上の経時安
定性が得られず不経済となる。本発明で用いる殺菌剤、
防腐剤としては、具体的には、例えば、安息香酸、サリ
チル酸、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などの酸類およびそ
れらの塩類、安息香酸ナトリウム、オキシ安息香酸アル
キルエステル類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザ
ルコニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、フ
ェノキシエタノール、トリクロサン、トリクロロカルバ
ニリド、ジンクピリチオン、エタノール、などが挙げら
れる。一般的には2種以上の殺菌剤、防腐剤の使用が効
果的である。本発明で用いるキレート剤(金属封鎖剤)
としては、具体的には、例えば、エチレンジアミン四酢
酸誘導体、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、ジ
ヒドロキシエチルグリシン、クエン酸、酒石酸、グルコ
ン酸、糖酸などを挙げることができる。これらは微量の
重金属イオンと水溶性の錯塩を形成することによって効
果を発揮する。本発明で用いる紫外線吸収剤としては、
具体的には、例えば、オキシベンゾンなどのベンゾフェ
ノン誘導体、ベンザトリアゾール誘導体などを挙げるこ
とができる。本発明で用いる酸化防止剤は、本発明の染
毛剤および染毛剤組成物の酸化を防止するものであり、
具体的には、例えば、トコフェノール、ノルジヒドログ
アヤレチン酸、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチル
ヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、亜硫酸水素ナ
トリウム、エルソビン酸、パラヒドロキシアニソール、
茶エキス、リンゴエキスなど、公知の酸化防止剤を使用
できる。本発明の染毛剤に香料を適量添加することがで
きる。香料は色素と同様に製品を魅力的にし、商品価値
を高めるうえにも、また他成分の悪臭をマスキングする
うえにも重要な成分である。
【0037】本発明の染毛剤を用いて染毛する1つの方
法は、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウ
ム、マグネシウムなどの金属単体、あるいはそれらの金
属塩を用いて媒染した後、染毛剤の(イ)藍由来のイン
ジカンを含む色素成分を主として含む製剤と、(ロ)酵
素成分のβ−グルコシダーゼを主として含む製剤とをそ
のまま、あるいは適量の水と混合して[例えば、(イ)
成分と(ロ)成分の混合物1〜50gに対して水10〜
200g、好ましくは(イ)成分と(ロ)成分の混合物
5〜30gに対して水50〜150gを混合して]、均
一に塗布する。染毛条件は特に限定されないが、例え
ば、約40〜45℃、数分〜30程度放置して染毛す
る。染毛した後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。
先媒染をすることにより、先媒染しない場合に比較して
より堅固な染毛結果を得ることができる。
【0038】本発明の染毛剤を用いて染毛する他の方法
は、毛髪に、染毛剤の(イ)藍由来のインジカンを含む
色素成分を主として含む製剤と、(ロ)酵素成分のβ−
グルコシダーゼを主として含む製剤とを混合したものを
そのまま、あるいは適量の水と混合して[例えば、
(イ)成分と(ロ)成分の混合物1〜50gに対して水
10〜200g、好ましくは(イ)成分と(ロ)成分の
混合物5〜30gに対して水50〜150gを混合し
て]均一に塗布する。染毛条件は特に限定されないが、
例えば、約40〜45℃、数分〜30程度放置して染毛
する。染毛した後、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケ
ル、カルシウム、マグネシウムなどの金属単体、あるい
はそれらの金属塩を用いて媒染する。そして、毛髪を水
で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。後媒染をすることにより、
後媒染しない場合に比較してより堅固な染毛結果を得る
ことができる。
【0039】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0040】(実施例1)藍の生育期の頂部の生葉を約
80〜90℃の熱湯により約10〜20分間抽出して酵
素(β−グルコシダーゼ)を不活性化した抽出液を作っ
た。この抽出液を担体のセルロースパウダーに担持さ
せ、フリーズドライしてインジカン含有製剤を作った。
一方、藍の生葉の細片を公知の方法によりフリーズドラ
イしてβ−グルコシダーゼ含有粉末(酵素(β−グルコ
シダーゼ)含有製剤)を作った。インジカン含有製剤1
0.0gと酵素(β−グルコシダーゼ)含有粉末1.
0、ムクロジエキスパウダー1.0gを混合し、100
mlの精製水に溶解して、本発明の染毛剤を作った。本
品を毛髪に塗布しラップし加温(約40〜45℃)して
30分放置した。その後乾燥しながら仕上げた。本発明
の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がなく、しかも
肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ自然
な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が得
られた。ムクロジエキスパウダーを添加したので、青が
より濃くなった。
【0041】(実施例2)藍の生育期の頂部の生葉を約
80〜90℃の熱湯により約10〜20分間抽出して酵
素(β−グルコシダーゼ)を不活性化した抽出液を作っ
た。この抽出液を担体のセルロースパウダーに担持さ
せ、フリーズドライしてインジカン含有製剤を作った。
一方、藍の生葉の細片を公知の方法によりフリーズドラ
イしてβ−グルコシダーゼ含有粉末(酵素(β−グルコ
シダーゼ)含有製剤)を作った。インジカン含有製剤1
0.0gと酵素(β−グルコシダーゼ)含有粉末1.
0、ムクロジエキスパウダー1.0g、グアガム1.4
gを混合し、100mlの精製水に溶解して、本発明の
染毛剤を作った。本品を毛髪に塗布しラップし加温(約
40〜45℃)して30分放置した。その後乾燥しなが
ら仕上げた。本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や
損傷がなく、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の
黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、
新しい髪の質感が得られた。グアガムを添加したので塗
布性がよくなり、液だれがなくなった。
【0042】(実施例3)うこんパウダー5.0gをさ
らに添加して用いた以外は実施例2と同様にして染毛し
た。本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がな
く、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみを
おさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪
の質感が得られた。うこんパウダーを添加したので色の
巾を広げることができ青味に黄味が加わり、緑味を帯び
た色調が得られた。
【0043】(実施例4)うこんパウダーの替わりにヘ
ナパウダーを5.0g用いた以外は実施例3と同様にし
て染毛した。本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や
損傷がなく、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の
黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、
新しい髪の質感が得られた。ヘナパウダーを添加したの
で色の巾を広げることができ青味にオレンジ味が加わ
り、褐色系の色調が得られた。
【0044】(実施例5)カミツレパウダー3.0gさ
らに添加して用いた以外は実施例2と同様にして染毛し
た。本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がな
く、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみを
おさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪
の質感が得られた。カミツレパウダーを添加したので灰
色を帯びた青味となり、感触の向上が認められた。
【0045】(実施例6)海藻粉末3.0gさらに添加
して用いた以外は実施例2と同様にして染毛した。本発
明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がなく、しか
も肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ自
然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が
得られた。海藻粉末を添加したので藍の色を損ねること
なく髪の艶と感触の向上が認められた。
【0046】(実施例7)ケラチンパウダー3.0gさ
らに添加して用いた以外は実施例2と同様にして染毛し
た。本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がな
く、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみを
おさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪
の質感が得られた。ケラチンパウダーを添加したので藍
の色を損ねることなく髪の弾力が増し、艶と感触の向上
が認められた。
【0047】(実施例8)シルクパウダー3.0gさら
に添加して用いた以外は実施例2と同様にして染毛し
た。本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がな
く、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみを
おさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪
の質感が得られた。シルクパウダーを添加したので藍の
色を損ねることなく髪のすべり感が増し、艶と感触の向
上が認められた。実施例5〜8の結果から、植物パウダ
ーやタンパク質加水分解物などの添加成分によって感触
を向上させることが判った。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の染毛剤は、繊維
に対する染料として長い歴史を持つ藍の染料成分を髪の
染毛に使用するものであり、保存安定性に優れるととも
に、肌に付いても肌が染まらず、色落ちせず、堅牢性が
高く、これまで染毛できなかった過敏な体質者が染毛で
きるようになったり、頭皮や髪に対する刺激や損傷をな
くし、しかも白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛で
きるなど新しい髪の質感が得られ、日本人の髪色に応し
い色調の染毛効果が持続して期待できる。
【0049】容易に、しかも経済的に得ることができる
安定性のよい成分(イ)を用いた本発明の請求項2記載
の染毛剤は、経済的に容易に作ることができる上、本発
明の請求項1記載の染毛剤と同様な効果を奏する。
【0050】容易に、しかも経済的に得ることができる
安定性のよい成分(ロ)を用いた本発明の請求項3記載
の染毛剤は、経済的に容易に作ることができる上、本発
明の請求項1記載の染毛剤と同様な効果を奏する。
【0051】容易に、しかも経済的に得ることができる
安定性のよい成分(ロ)を用いた本発明の請求項4記載
の染毛剤は、経済的に容易に作ることができる上、本発
明の請求項1記載の染毛剤と同様な効果を奏する。
【0052】本発明の請求項5記載の染毛剤は、茜、う
こん、すおう、コチニール、ロッグウッド、ヘナ、栗、
たまねぎ、コーヒーなどの天然草木染成分および/また
はこれらの抽出成分および/またはこれらの抽出成分を
フリーズドライした粉末から選ばれる他の染毛材料を加
えることにより、色の変化をだすことができる。
【0053】本発明の請求項6記載の染毛剤は、茶葉、
コンフリー、カミツレ、クロレラ、ローズマリー、海藻
などの植物成分を添加して増量、賦型できる。
【0054】本発明の請求項7記載の染毛剤は、ムクロ
ジ、サイカチ、キラヤ皮などのサポニン含有植物成分を
染毛調整剤として含むので、インジルビンの生成が抑制
され、藍本来の色をだすことができる。用いるサポニン
含有植物成分の種類や添加量により藍本来の色にやや赤
味のある紫色を加えるなど、色の広がり、色の変化を求
めることができる。
【0055】本発明の請求項8記載の染毛剤は、グアガ
ム、海藻抽出精製エキスなどの植物由来の増粘成分、シ
ルクプロテインなどの動物由来の増粘成分を含むので、
毛髪に塗布した際に染毛剤がよく付着し垂れ落ちないよ
うに調整でき、染毛時の操作性を向上できる。
【0056】本発明の請求項9記載の染毛剤は、油剤、
コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤剤などの天然
物または化学的添加成分を含むことにより、髪の質感を
高めることができる。
【0057】本発明の請求項10記載の染毛剤は、パラ
ベン類、安息香酸塩などの防腐剤および/または酸化防
止剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を
含むことにより、経時安定性を高めることができる。
【0058】本発明の請求項11記載の染毛方法によ
り、より堅固な染毛を行うことができる。
【0059】本発明の請求項12記載の染毛方法によ
り、より堅固な染毛を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 藍を用いて染毛する場合の発色の原理を示す
説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古瀬 一麿 東京都三鷹市井の頭2−3−5 (56)参考文献 特開 平10−53721(JP,A) 特開 昭61−143315(JP,A) 特開 昭57−158716(JP,A) 特開 平4−69324(JP,A) 特開 昭59−184117(JP,A) 特開 平4−13611(JP,A) 特開 平3−17008(JP,A) 牛田 智等,藍の生葉染めの過程にお けるインジルビン生成の条件,日本家政 学会誌,Vol.49, No.4, 1998,p.389−395 麓泉等,生藍染めの染着機構につい て,武庫川女子大学紀要 家政学部編, 第36集, 1988,p,177−182 Yoshiko MINAMI et al.,β−Gludosidase in the indigo Pla nt: Intracellular Locakization and T issue Specific Exp ression in Le ,Pla nt Cell Physiol.,V ol.38, No.9, 1997,p. 1069−1074 Yoshiko MINAMI et al.,Purification and Characterizati on of a β−Glucosid ase from Polygonum tinnctorium, Whic h Catalyzes ,Biosc i. Biotech. Bioche m.,Vol.60, No.1, 1996,p.147−149 岩波 理化学辞典 第5版,株式会社 岩波書店,1998年 4月24日,p.950 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 CA(STN)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)藍由来のインジカンを含む色素成
    分を主として含む製剤と、(ロ)酵素成分のβ−グルコ
    シダーゼを主として含む製剤とを必須成分として含むこ
    とを特徴とする新規な染毛剤。
  2. 【請求項2】 前記(イ)藍由来のインジカンを含む色
    素成分を主として含む製剤が、β−グルコシダーゼを不
    活性化した藍の生葉であるか、あるいは藍の生葉から抽
    出して得られるβ−グルコシダーゼを不活性化したイン
    ジカン含有抽出液であるか、あるいは前記インジカン含
    有抽出液をフリーズドライしたインジカン含有粉末であ
    るか、あるいはβ−グルコシダーゼを不活性化した前記
    藍の生葉および/または前記インジカン含有抽出液およ
    び/または前記インジカン含有粉末をでんぷん、セルロ
    ース、シルクパウダーなどの担体に担持させたインジカ
    ン含有製剤であることを特徴とする請求項1記載の染毛
    剤。
  3. 【請求項3】 前記(ロ)酵素成分のβ−グルコシダー
    ゼを主として含む製剤が、藍の生葉、えのきだけ、しい
    たけ、とうもろこしの若葉、杏仁、アーモンドから選ば
    れたものあるいはこれらから抽出されたβ−グルコシダ
    ーゼ含有抽出液であることを特徴とする請求項1あるい
    は請求項2記載の染毛剤。
  4. 【請求項4】 前記(ロ)酵素成分のβ−グルコシダー
    ゼを主として含む製剤が、藍の生葉の絞り汁、あるいは
    藍の生葉や藍の生葉の絞り汁をフリーズドライしたβ−
    グルコシダーゼ含有粉末であることを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の染毛剤。
  5. 【請求項5】 茜、うこん、すおう、コチニール、ロッ
    グウッド、ヘナ、栗、たまねぎ、コーヒーから選ばれた
    天然草木染成分および/またはこれらの抽出成分および
    /またはこれらの抽出成分をフリーズドライした粉末か
    ら選ばれる他の染毛材料を含むことを特徴とする請求項
    1から請求項4のいずれかに記載の染毛剤。
  6. 【請求項6】 茶葉、コンフリー、カミツレ、クロレ
    ラ、ローズマリー、海藻から選ばれた植物成分を増量剤
    および/または賦型剤として含むことを特徴とする請求
    項1から請求項5のいずれかに記載の染毛剤。
  7. 【請求項7】 ムクロジ、サイカチ、キラヤ皮から選ば
    れたサポニン含有植物成分を染毛調整剤として含むこと
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    染毛剤。
  8. 【請求項8】 毛髪への付着性や染毛時の操作性を高め
    るため、グアガム、海藻抽出精製エキスから選ばれた
    物由来の増粘成分、シルクプロテインからなる動物由来
    の増粘成分を含むことを特徴とする請求項1から請求項
    7のいずれかに記載の染毛剤。
  9. 【請求項9】 髪の質感を高めるため、油剤、コンディ
    ショニング剤、界面活性剤、湿潤剤から選ばれた天然物
    または化学的添加成分を含むことを特徴とする請求項1
    から請求項8のいずれかに記載の染毛剤。
  10. 【請求項10】 経時安定性を高めるためパラベン類、
    安息香酸塩から選ばれた防腐剤および/または酸化防止
    剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を含
    むことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに
    記載の染毛剤。
  11. 【請求項11】 アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、
    カルシウム、マグネシウムから選ばれた金属単体、ある
    いはそれらの金属塩を用いて媒染した後、請求項1から
    請求項10のいずれかに記載の染毛剤の(イ)藍由来の
    インジカンを含む色素成分を主として含む製剤と、
    (ロ)酵素成分のβ−グルコシダーゼを主として含む製
    剤とをそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗
    布し、染毛後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げること
    を特徴とする染毛方法。
  12. 【請求項12】 毛髪に、請求項1から請求項10のい
    ずれかに記載の染毛剤の(イ)藍由来のインジカンを含
    む色素成分を主として含む製剤と、(ロ)酵素成分のβ
    −グルコシダーゼを主として含む製剤とをそのまま、あ
    るいは適量の水と混合して均一に塗布し染毛後、アルミ
    ニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウ
    から選ばれた金属単体、あるいはそれらの金属塩を用
    いて媒染した後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げるこ
    とを特徴とする染毛方法。
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