JP3452192B2 - ハブセンターキャップの取付構造 - Google Patents

ハブセンターキャップの取付構造

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】この発明は、不整地走行車
両などの車両の車軸に装着されるハブナットを被うため
のハブセンターキャップの取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハブセンターキャップは、車輪を取り付
けるべきハブをハブナットで締め付けた後に、ハブナッ
ト等をカバーするために取り付けられるものである。
【0003】従来のハブセンターキャップの取付構造
は、例えば図3に示すようなものである。図3に示され
るように、車両のアクスルを構成するスピンドル1に
は、車輪を固定するためのハブ2が取り付けられる。車
輪は通常ディスクホイールを有しており、このディスク
ホイールをハブ2に固定するのである。
【0004】ハブ2は、ハブナット3をスピンドル1に
ねじ込むことによりスピンドル1に強固に固定される。
スピンドル1にはハブナット3の回り止めを施すための
割ピン4が装着されている。このため、ハブナット3と
してはいわゆる「キャッスルナット」が採用されてい
る。なお、「キャッスルナット」とは、一般に溝付きナ
ットのことである。
【0005】ところで、ハブナット3を締め付けた状態
のままでは、若しくは、割ピン4をスピンドル1に装着
したままの状態では、ハブナット3や割ピン4が外部に
露出した状態となる。通常はこのハブナット3や割ピン
4を被うためにキャップ5が装着されるのであるが、こ
のキャップ5を「ハブセンターキャップ」という。ハブ
センターキャップ5は、ハブナット3とハブ2との間に
挟まれた座金6に嵌め込むことにより固定されている。
座金6は、ハブナット3を締め込む際に、ハブ2とハブ
ナット3との間に介在させるものである。
【0006】一方、ハブセンターキャップ5は、通常塩
化ビニルなどの材料で構成されており、その内壁には、
周方向に沿って溝7が形成されている。したがって、ハ
ブセンターキャップ5は所定の弾性を有しており、ハブ
センターキャップ5を装着するときには、ハブセンター
キャップ5を座金6に押し込むようにする。するとハブ
センターキャップ5は弾性的に拡開変形され、ハブセン
ターキャップ5の溝7と座金6とが嵌め合わされた状態
になる。ハブセンターキャップ5は、その弾性による緊
締力によって座金6に固定される(特開平11−20731号
公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のハブセンターキャップ5の取付構造では、次のよ
うな問題点がある。
【0008】まず、座金6という部材が必要であること
から、部品点数が増加する。
【0009】また、座金6は、ハブセンターキャップ5
を確実に固定するためのものであるから所要の剛性が求
められる。このため、座金6は金属により構成され、し
かも相当の肉厚に形成しなければならない。その結果、
座金6の重量は大きくなる。また、座金6の外側にハブ
センターキャップ5を装着する構造であるから、ハブセ
ンターキャップ5も大型化せざるを得ない。
【0010】このように座金6やハブセンターキャップ
5が大型化すると、いわゆる車両の「バネ下荷重」が大
きくなってしまうという問題がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、部品点数が少な
く、小型で、軽量で、安価なハブセンターキャップの取
付構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明に係るハブセンターキャップの取付構造
は、アクスルを構成するスピンドルに車輪取付用のハブ
を固定するために該スピンドルに螺合されたハブナット
を被うためのハブセンターキャップの取付構造であっ
て、該ハブの該ハブナット側の端面には、被押圧面と、
該被押圧面の外周側に位置する第一挟持面とが形成さ
れ、該ハブナットのハブ側の端面には、該被押圧面と対
向する押圧面と、該押圧面の外周側に位置して該第一挟
持面と対向する第二挟持面とが一体に形成され、該ハブ
センターキャップは、ハブ側に開口を有する筒状に形成
され、該開口の周囲から該開口の内側方向へ突出する突
部が設けられ、該ハブセンターキャップの該突部とその
周辺部とが弾性材料で形成され、該突部は、該押圧面と
該被押圧面とが当接した状態で、該第一挟持面と該第二
挟持面とにより挟持される(請求項1)。さらに、上記
突部の内径は、ハブナットの基端部の外径よりも小さく
設定してもよい(請求項2)。加えて、該押圧面と該被
押圧面とが当接した状態で、該第一挟持面と該第二挟持
面との間隔が前記ハブセンターキャップの突部の厚みに
略一致するようにしてもよい(請求項3)。
【0013】かかる構成によれば、ハブセンターキャッ
プは、突部をハブの第一挟持面とハブナットの第二挟持
面とによって挟持されて、ハブとハブナットとの間で固
定される。したがって、ハブセンターキャップを取り付
けるための座金を必要としない。さらに、突部は、第一
挟持面と第二挟持面とに挟まれた状態となるから、ハブ
センターキャップは、第一挟持面により軸方向へ抜ける
のが防止される。
【0014】また、上記突部の内径を、ハブナットの基
端部の外径よりも小さく設定することにより、ハブセン
ターキャップは、緊度をもってハブナットの基端部に取
り付けられる。これにより、ハブセンターキャップの軸
方向および半径方向へのがたつきも防止することができ
る。
【0015】さらに、該押圧面と該被押圧面とが当接し
た状態で、該第一挟持面と該第二挟持面との間隔が前記
ハブセンターキャップの突部の厚みに略一致するように
すれば、ハブセンターキャップのがたつきを一層効果的
に防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態につい
て説明する。
【0017】図1は、本願発明の一実施形態たるハブセ
ンターキャップの取付構造を採用した騎乗型四輪不整地
走行車両(以下、単に「車両」という)Fの図であり、
(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【0018】車両Fは、砂地、凹凸のある土地や岩山、
または泥水等の水溜まりのある不整地を走行することが
可能である。図1の車両Fは四輪駆動型の車両であり、
車体フレームに、エンジンE等の駆動系、前後の車輪
W、燃料タンクT、シートSなどが取着あるいは搭載さ
れ、前の車輪(前輪)WがフロントフェンダーD1に、
後の車輪(後輪)WがリヤフェンダーD2にそれぞれ覆
われており、各フェンダーD1、D2の上方に荷物の搭
載などの目的のためにキャリアC1、C2が配設されて
いる。
【0019】各車輪Wは、アクスルを構成するスピンド
ルに取り付けられている。より詳細に説明すると、スピ
ンドルにはハブが取り付けられており、車輪Wのディス
クホイールをこのハブにボルト等で締結することによっ
て、車輪Wがスピンドルに取り付けられる。スピンドル
にハブを取り付けるには、まず、スピンドルにハブをは
め込み、ハブの外側からハブナットをスピンドルの先端
部に螺合させる。そして、ハブナットを被うようにし
て、ハブセンターキャップを取り付ける。
【0020】図2は、図1の車両Fに採用されているハ
ブセンターキャップの取付構造を示すめの図であり、ハ
ブセンターキャップ25およびその周辺部材の断面図で
ある。この図において、参照符号21はスピンドルであ
る。以下、「軸方向」とはスピンドル21の軸方向に一
致する方向を意味し、「径方向」とはスピンドル21の
径方向に一致する方向を意味するものとする。このスピ
ンドル21にはハブ22Aを介して車輪Wが取り付けら
れるのであるが、この図では車輪Wは省略されている。
【0021】スピンドル21には車輪取付用のハブ22
Aが装着されているが、ハブ22Aをスピンドル21に
固定するためにハブナット23Aがスピンドル21に取
り付けられている。そして、このハブナット23Aの回
り止めのために割ピン24がスピンドル21を貫通する
ような状態で装着されており、ハブナット23Aおよび
割ピン24を被うようにしてハブセンターキャップ25
が取り付けられている。以下、スピンドル21、ハブ2
2A、ハブナット23Aおよびハブセンターキャップ2
5を、各部材毎に説明する。
【0022】まずスピンドル21は、段付きの円柱状部
材であって、基部26、中央部27および先端部28を
有している。中央部27にはスプライン29が形成さ
れ、先端部28には雄ねじ(図示せず)が形成されてい
る。また、先端部28の所定位置には貫通孔(図示せ
ず)が形成されている。この貫通孔は割ピン24を挿通
するためのものであり、先端部28において径方向に貫
通するように形成されている。
【0023】ハブ22Aは、ボス部30とホイール取付
部31とを有しており、たとえば鋳造または鍛造により
一体的に形成されている。ボス部30の内周面には、ス
プライン溝32が形成されている。そして、このスプラ
イン溝32は上記スピンドル21のスプライン29と係
合している。
【0024】ホイール取付部31は、ボス部30の先端
から径方向外方へ突出するように形成されている。ホイ
ール取付部31には、ホイール取付用の孔33が形成さ
れている。車輪Wをハブ22Aに固定するときは、車輪
Wのディスクホイールに形成された孔と、このホイール
取付部31の孔33との位置合わせを行い、ここにボル
トを挿通させ、このボルトにナットを螺合させて締め込
む。車輪Wはこのようにしてハブ22Aに固定される。
【0025】ハブ22Aのハブナット側の端面34Aに
は、ボス部30と同心状に環状の凹部35が形成されて
いる。この凹部35は、後述するハブナット23Aの基
端部36Aをぴったりと挿入するためのものである。こ
の凹部35の底面が被押圧面48を構成している。ま
た、端面34Aにおける凹部35の外周部分が第一挟持
面45を構成している。被押圧面48と第一挟持面45
とはともに環状をなしており、第一挟持面45は被押圧
面48の外周側に位置している。
【0026】ハブナット23Aは、本体部38と、基端
部36Aと、先端部39とを有している。本体部38、
基端部36Aおよび先端部39は、一体的に形成されて
いる。
【0027】本体部38は、スパナ等を掛けることがで
きるように六角柱形状を成す部分を有している。本体部
38はそのハブ側の端部に、環状のフランジ部41を有
している。このフランジ部41のハブ側の面が、第二挟
持面46を構成している。
【0028】基端部36Aは、本体部38のハブ側に形
成されている。基端部36Aは円柱状を成している。基
端部36Aの直径は、フランジ部41の直径よりも小さ
い。この基端部36Aの外径は凹部35の内径に略一致
しているので、基端部36Aを凹部35にぴったりとは
め込むことができるようになっている。そして、基端部
36Aの端面は押圧面47を構成している。基端部36
Aを凹部35はめ込むと、押圧面47はハブ22Aの被
押圧面48に当接する。
【0029】押圧面47と第二挟持面46とはともに環
状をなしており、第二挟持面46は押圧面47の外周側
に位置している。また、押圧面47はハブ22Aの被押
圧面48と対向しており、第二挟持面46はハブ22A
の第一挟持面45と対向している。
【0030】ハブナット23Aはいわゆるキャッスルナ
ットであり、筒状の先端部39には等角度間隔に6カ所
の切り欠き部40が形成されている(図1では簡略化の
ためそのうちの1つのみを図示している)。この切り欠
き部40はU字状をなす。径方向に相対する2つの切り
欠き部40は対をなす。6つの切り欠き部40によっ
て、このような切り欠き部40の対が合計3対構成され
る。
【0031】ハブセンターキャップ25は、全体が弾性
材料で成形されている。この弾性材料としては、例え
ば、塩化ビニルのような樹脂系材料やゴム系材料を採用
することができる。ハブセンターキャップ25は、一端
が閉塞され他端が開口された円筒状に形成されている。
【0032】ハブセンターキャップ25の開口44側の
端部には突部43が形成されている。この突部43は、
開口44の周囲から開口44の内側方向へ突出してい
る。突部43は開口44の全周から内側に突設されてお
り、よって、円環状をなす。
【0033】ハブナット23Aの押圧面47がハブ22
Aの被押圧面48に当接した状態においては、ハブ22
Aの第一挟持面45とハブナット23Aの第二挟持面4
6との間には所定の間隔が生ずる。ハブセンターキャッ
プ25の突部43の厚み(軸方向における厚み)は、こ
の間隔に略一致している。また、ハブセンターキャップ
25の突部43の内径は、ハブナット23Aの基端部3
6Aの内径よりもやや小さく形成されている。
【0034】次に、スピンドル21にハブ22Aとハブ
ナット23Aを取り付け、さらにハブナット23Aを被
うようにしてハブセンターキャップ25を取着する工程
を説明する。
【0035】まず、ハブ22Aをスピンドル21に装着
するためには、ハブ22Aのボス部30をスピンドル2
1の中央部27にまではめ込む。このとき、ボス部30
のスプライン溝32がスピンドル21のスプライン29
と係合するようにする。この状態では、スピンドル21
の先端部28がハブ22Aから突出している。
【0036】次に、ハブナット23Aをスピンドル21
に取り付ける。そのためにはまず、雄ネジが形成された
スピンドル21の先端部28にハブナット23Aをねじ
込んでいく。ハブナット23Aをねじ込むと、ハブナッ
ト23Aの基端部36Aがハブ22Aの凹部35に挿入
され、最終的には、基端部36Aの押圧面47が凹部3
5の底面である被押圧面48に当接する。この状態でハ
ブナット23Aを締め込むと、ハブ22Aはハブナット
23Aに押圧された状態でスピンドル21に強固に固定
される。また、押圧面47が被押圧面48に当接するこ
とによって、ハブナット23Aとハブ22Aとの相対的
位置関係が規定される。つまり、ハブナット23Aを締
め付けた状態では、ハブ22Aの第一挟持面45とハブ
ナット23Aの第二挟持面46との間の距離も正確に規
定される。
【0037】次に、ハブナット23Aの切り欠き部40
と、スピンドル21の先端部28に設けられた貫通孔と
の位置を合わせる。切り欠き部40の位置と貫通孔の位
置が合っていない場合は、ハブナット23Aをさらに締
め込んで両者の位置合わせを行う。そして、割ピン24
を切り欠き部40および貫通孔に挿通させ、ハブナット
23Aの回り止めを施す。
【0038】次に、ハブセンターキャップ25をハブナ
ット23Aに被せる。つまり、ハブナット23Aおよび
割ピン24が、ハブセンターキャップ25の開口44を
介してハブセンターキャップ25の内部に入り込むよう
にする。そして、ハブセンターキャップ25をハブ側に
押し込む。押し込まれたハブセンターキャップ25は、
ハブナット23Aのフランジ部41に当接するが、ハブ
センターキャップ25が弾性材料からなるので、ハブセ
ンターキャップ25を押し込む力によってハブセンター
キャップ25が弾性変形して開口44が拡開される。そ
して、ハブセンターキャップ25の突部43がフランジ
部41を乗り越え、ハブ22Aの第一挟持面45とハブ
ナット23Aの第二挟持面46との間に形成された隙間
にはまり込む。
【0039】すると、突部43は、第一挟持面45と第
二挟持面46とに挟まれた状態となる。ハブセンターキ
ャップ25は、第一挟持面45により軸方向に抜けるの
が防止される。なお、本実施形態の場合、ハブセンター
キャップ25の突部43の厚みを、第一挟持面45と第
二挟持面46との間の間隔と略一致させて、ハブセンタ
ーキャップ25が軸方向にがたつくのを防止している
が、ハブセンターキャップ25の突部43の厚みは、組
立性とがたつきを考慮して決めることができる。
【0040】また、ハブセンターキャップ25の突部4
3の内径は、ハブナット23Aの基端部36Aの外径よ
りもやや小さく形成されており、緊度をもってハブナッ
ト23Aの緊端部36Aに取り付けられている。このた
め、ハブセンターキャップ25の半径方向へのがたつき
がなく、さらに軸方向へもがたつきにくいようになって
いる。このようにして、ハブセンターキャップ25の取
り付けが完了する。
【0041】以上のようなハブセンターキャップ25の
取付構造によれば、ハブセンターキャップ25は、その
突部43をハブ22Aの第一挟持面45とハブナット2
3Aの第二挟持面46との間で挟持されることによって
ハブナット23Aとハブ22Aとの間に固定される。よ
って、ハブセンターキャップ25取り付けのための座金
を必要としない。従って、ハブセンターキャップ25の
取付構造に必要となる部品点数が削減される。また、従
来に使用していたような大型の座金を使用しないため、
ハブセンターキャップ25を小型化することができると
ともに、ハブセンターキャップの取付構造を軽量化する
ことができる。
【0042】以上、図1および図2を参照しながら、本
願に係るハブセンターキャップの取付構造の実施形態を
説明した。
【0043】なお、上記実施形態においては、ハブナッ
ト23A,23Bに形成したフランジ部41の端面を第
二挟持面46としたが、ハブナットには必ずしもフラン
ジ部を形成する必要なはい。要は、ハブナットに、ハブ
の第一挟持面とともにハブセンターキャップの突部を挟
むための面(第二挟持面)を形成できればよいのであ
る。
【0044】また、上記実施形態においては、ハブセン
ターキャップ25全体を弾性材料で形成した。しかし、
必ずしもハブセンターキャップの全体を弾性材料で形成
する必要はなく、少なくとも突部とその周辺部とが弾性
材料で形成されていればよい。突部とその周辺部とが弾
性材料で形成されていれば、ハブセンターキャップをハ
ブナットに被せて押し込んだときにハブセンターキャッ
プの開口が拡開されるからである。
【0045】また、上記実施形態では、騎乗型四輪不整
地走行車両に採用されたハブセンターキャップの取付構
造を説明した。しかし、本願に係るハブセンターキャッ
プの取付構造は、騎乗型四輪不整地走行車両に限らず、
ハブをハブナットで締め付ける構造を採るあらゆる車両
に採用することができる。
【0046】
【発明の効果】本願発明のハブセンターキャップの取付
構造は次のような効果を奏する。
【0047】ハブセンターキャップの取り付けのための
座金が不要となるので、ハブセンターキャップの取付構
造に必要となる部品点数が削減され、ハブセンターキャ
ップを小型化することができるとともに、ハブセンター
キャップの取付構造を軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハブセンターキャッ
プの取付構造が採用された騎乗型四輪不整地走行車両の
図であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態に係るハブセンターキャッ
プの取付構造を示す要部断面図である。
【図3】従来のハブセンターキャップの取付構造の一例
を示す要部断面図である。
【符号の説明】
21 スピンドル 22A,22B ハブ 23A,23B ハブナット 24 割ピン 25 ハブセンターキャップ 26 基部 27 中央部 28 先端部 29 スプライン 30 ボス部 31 ホイール取付部 32 スプライン溝 33 孔 34A,34B 端面 35 凹部 36A,36B 基端部 38 本体部 39 先端部 40 切り欠き部 41 フランジ部 43 突部 44 開口 45 第一挟持面 46 第二挟持面 47 押圧面 48 被押圧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクスルを構成するスピンドルに車輪取付
    用のハブを固定するために該スピンドルに螺合されたハ
    ブナットを被うためのハブセンターキャップの取付構造
    であって、 該ハブの該ハブナット側の端面には、被押圧面と、該被
    押圧面の外周側に位置する第一挟持面とが形成され、 該ハブナットのハブ側の端面には、該被押圧面と対向す
    る押圧面と、該押圧面の外周側に位置して該第一挟持面
    と対向する第二挟持面とが一体に形成され、 該ハブセンターキャップは、ハブ側に開口を有する筒状
    に形成され、該開口の周囲から該開口の内側方向へ突出
    する突部が設けられ、 該ハブセンターキャップの該突部とその周辺部とが弾性
    材料で形成され、 該突部は、該押圧面と該被押圧面とが当接した状態で、
    該第一挟持面と該第二挟持面とにより挟持される、ハブ
    センターキャップの取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のハブセンターキャップの取
    付構造において、 上記突部の内径は、ハブナットの基端部の外径よりも小
    さく設定されている、ハブセンターキャップの取付構
    造。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のハブセンターキャ
    ップの取付構造において、 該押圧面と該被押圧面とが当接した状態で、該第一挟持
    面と該第二挟持面との間隔が前記ハブセンターキャップ
    の突部の厚みに略一致する、ハブセンターキャップの取
    付構造。
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