JP3448100B2 - 圧延機の油圧圧下制御装置 - Google Patents

圧延機の油圧圧下制御装置

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JP3448100B2 JP13269094A JP13269094A JP3448100B2 JP 3448100 B2 JP3448100 B2 JP 3448100B2 JP 13269094 A JP13269094 A JP 13269094A JP 13269094 A JP13269094 A JP 13269094A JP 3448100 B2 JP3448100 B2 JP 3448100B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、一対の圧延ロールによ
って圧延材を所定の板厚、あるいは板幅に圧延する圧延
機の油圧圧下制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図4に従来の圧延機の油圧圧下制御装置
の概略構成、図5にその油圧圧下制御装置の制御回路を
示す。 【0003】図4に示すように、この圧延機は一対の垂
直ロールの間隙を調整することによって圧延材を板幅方
向に圧下し、この圧延材を所定の板幅に圧延する垂直圧
延機である。即ち、圧延材100を板幅方向圧下する一
対の圧延ロール101,102は図示しないハウジング
に回転自在で、且つ、互いに接近離反自在に支持されて
いる。この左右の圧延ロール101,102に対応して
それぞれ一対の油圧シリンダ103,104及び10
5,106が設けられており、各油圧シリンダ103,
104及び105,106は圧延ロール101,102
の各軸端部を支持して圧下方向に移動させることができ
るようになっている。 【0004】各油圧シリンダ103,104及び10
5,106にはそれぞれ供給油量を調整するサーボ弁1
07,108,109,110が接続されると共に、こ
の油圧シリンダ103,104及び105,106には
その動作位置を検出する位置検出器111,112,1
13,114が装着されている。そして、各サーボ弁1
07,108,109,110には油圧源115が接続
されている。また、サーボ弁開度指令値演算装置116
は各位置検出器111,112,113,114が検出
した検出信号及び入力される目標動作位置信号117に
基づいて各サーボ弁107,108,109,110の
開度を設定し、各油圧シリンダ103,104,10
5,106の動作位置を制御するものである。 【0005】この圧延機の圧下制御装置の制御回路(サ
ーボ弁開度指令値演算装置116)において、図5に示
すように、一方の圧延ロール101の各油圧シリンダ1
03,104の油量を調整する各サーボ弁107,10
8にはそれぞれ掛算器121,122が接続されてい
る。この各掛算器121,122は目標動作位置信号1
17から各位置検出器111,112が検出した位置検
出信号を減算して求めた制御偏差ΔSa ,ΔSb に基づ
いて所定の比例ゲインを乗算し、これを各サーボ弁10
7,108に出力している。 【0006】また、各制御偏差ΔSa ,ΔSb はサーボ
弁異常検出装置123にも入力されるようになってお
り、このサーボ弁異常検出装置123は各制御偏差ΔS
a ,ΔSb の差を常時監視しており、その差が所定の設
定値を一定時間以上越えたときには異常と判定する。そ
して、目標動作位置信号117の入力経路には切換スイ
ッチSWが設けられており、サーボ弁異常検出装置12
3が異常を検出したときには、この切換スイッチSWを
目標動作位置信号117から全開動作位置信号124に
切り換えるようになっている。なお、他方の圧延ロール
102の制御回路も同様のものとなっている。 【0007】従って、通常は、図4に示すように、サー
ボ弁開度指令値演算装置116が各位置検出器111,
112,113,114が検出した検出信号と入力され
る目標動作位置信号117に基づいて各サーボ弁10
7,108,109,110の開度を設定し、油圧源1
15から各油圧シリンダ103,104,105,10
6に所定の油圧が供給されて作動する。各圧延ロール1
01,102はこの油圧シリンダ103,104及び1
05,106によって圧下量が制御され、圧延材00を
所定の板厚に圧延する。 【0008】一方、図5に示すように、サーボ弁異常検
出装置123は各制御偏差ΔSa ,ΔSb の差を常時監
視し、両者の差が所定の設定値を一定時間以上越えたと
きには異常と判定し、切換スイッチSWを目標動作位置
信号117から全開動作位置信号124に切り換える。
すると、各掛算器121,122はこの全開動作位置信
号124に基づいて各サーボ弁107,108に全開指
令を出力し、サーボ弁107,108は全開となって油
圧源115から各油圧シリンダ103,104,10
5,106に十分な油圧を供給する。従って、各圧延ロ
ール101,102は開放されて圧延材100の圧延を
中断する。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】圧延機の圧下制御装置
において、油圧源115から各油圧シリンダ103,1
04,105,106に供給される作動油に異物等が混
在する場合があり、この場合、サーボ弁107,10
8,109,110の開度を調整する図示しないスプー
ルにつまりが生じて、所謂、スティック現象を起こし、
サーボ弁107,108,109,110がロール圧下
方向、あるいはロール開放方向に動作したままで制御不
能となってしまうことがある。 【0010】上述した従来の圧延機の圧下制御装置にあ
って、例えば、図5において、サーボ弁107にスティ
ック現象が生じたとき、制御偏差ΔSa の値が大きくな
る。これによりサーボ弁異常検出装置123は異常が発
生したと判定し、各油圧シリンダ103,104をロー
ル開放方向に作動させるように切換スイッチSWを目標
動作位置信号117から全開動作位置信号124に切り
換え、各サーボ弁107,108に全開指令を出力して
いた。ところが、サーボ弁107はロール圧下方向にス
ティックしたいるときには、このサーボ弁107に全開
指令を出力してもサーボ弁107はロール圧下方向に作
動してしまう。一方、正常なサーボ弁108は全開指令
によってロール開放方向に作動する。そのため、一方の
サーボ弁107は圧下ロール101を圧下方向に作動
し、他方のサーボ弁108は開放方向に作動することと
なり、この圧下ロール101は傾斜状態となり、圧延機
自体に不均一な応力が作用し、圧延ロール101,10
2を駆動する歯車機構等が破損してしまう虞があった。 【0011】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、サーボ弁の異常発生時に圧延ロールを適切に
動作制御することのできる圧延機の油圧圧下制御装置を
提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の圧延機の油圧圧下制御装置は、圧延ロール
と、該圧延ロールの各軸端部を支持して圧下方向に移動
させる一対の油圧シリンダと、該一対の油圧シリンダの
油量を調整するサーボ弁と、前記各油圧シリンダの動作
位置を検出する位置検出器と、該位置検出器が検出した
検出信号に基づいて前記各油圧シリンダの動作位置が予
め設定した目標動作位置となるように前記サーボ弁の開
度を設定するサーボ弁開度指令値演算手段とを具えた圧
延機の油圧圧下制御装置において、前記サーボ弁の異常
を検出するサーボ弁異常検出手段と、該サーボ弁異常検
出手段が前記サーボ弁の異常を検出したときに前記各サ
ーボ弁への油圧の供給を遮断する油圧遮断手段と、該油
圧遮断手段の作動遅れの間に前記サーボ弁異常検出手段
によって異常と認められたサーボ弁にて駆動される油圧
シリンダに正常なサーボ弁にて駆動される油圧シリンダ
を追従させる動作追従制御手段とを設けたことを特徴と
するものである。 【0013】 【作用】サーボ弁開度指令値演算手段は位置検出器が検
出した検出信号に基づいて各油圧シリンダの動作位置が
予め設定した目標動作位置となるようにサーボ弁の開度
を設定し、各油圧シリンダを作動することで一対の圧延
ロールを圧下方向に移動させて圧延を行う。そして、圧
延作業中にサーボ弁異常検出手段がサーボ弁の異常を検
出するとサーボ弁の異常を油圧遮断手段に出力し、油圧
遮断手段は各サーボ弁への油圧の供給を遮断する。一
方、この油圧遮断手段による動作遅れの間に、動作追従
制御手段はサーボ弁異常検出手段によって異常と認めら
れたサーボ弁にて駆動される油圧シリンダに正常なサー
ボ弁にて駆動される油圧シリンダを追従させることで、
各油圧シリンダの相対移動を阻止して圧延ロールの傾斜
を防止する。 【0014】 【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。 【0015】図1に本発明の一実施例に係る圧延機の油
圧圧下制御装置の概略構成、図2に本実施例の油圧圧下
制御装置の制御回路、図3に本実施例の油圧圧下制御装
置のフローチャートを示す。 【0016】図1に示すように、本実施例の圧延機は一
対の垂直ロールの間隙を調整することによって圧延材を
板幅方向に圧下し、この圧延材を所定の板幅に圧延する
垂直圧延機である。この圧延機において、圧延材10を
板幅方向圧下する一対の圧延ロール11,12は図示し
ないハウジングに回転自在で、且つ、互いに接近離反自
在に支持されている。この左右の圧延ロール11,12
に対応してそれぞれ一対の油圧シリンダ13,14及び
15,16が設けられており、各油圧シリンダ13,1
4及び15,16は圧延ロール11,12の各軸端部を
支持して圧下方向に移動させることができるようになっ
ている。 【0017】各油圧シリンダ13,14及び15,16
にはそれぞれ供給油量を調整するサーボ弁17,18,
19,20が接続されると共に、この油圧シリンダ1
3,14及び15,16にはその動作位置を検出する位
置検出器21,22,23,24が装着されている。そ
して、各サーボ弁17,18,19,20には遮断弁2
5,26を介して油圧源27が接続されている。また、
サーボ弁開度指令値演算装置28は各位置検出器21,
22,23,24が検出した検出信号及び入力される目
標動作位置信号29に基づいて各サーボ弁17,18,
19,20の開度を設定し、各油圧シリンダ13,1
4,15,16の動作位置を制御するものである。 【0018】この圧延機の圧下制御装置の制御回路(サ
ーボ弁開度指令値演算装置29)において、図2に示す
ように、一方の圧延ロール11の各油圧シリンダ13,
14の油量を調整する各サーボ弁17,18にはそれぞ
れ掛算器31,32が接続されている。この各掛算器3
1,32は目標動作位置信号29から各位置検出器2
1,22が検出した位置検出信号を減算して求めた制御
偏差ΔSa ,ΔSb に基づいて所定の比例ゲインを乗算
し、これを各サーボ弁17,18に出力している。 【0019】また、各制御偏差ΔSa ,ΔSb はサーボ
弁異常検出装置33にも入力されるようになっており、
このサーボ弁異常検出装置33は各制御偏差ΔSa ,Δ
bが所定の設定値を一定時間以上越えたときにはサー
ボ弁17,18にスティック現象が発生したと認識して
異常と判定する。そして、サーボ弁異常検出装置33は
遮断弁25に接続されており、このサーボ弁異常検出装
置33が異常を検出したときには遮断弁25を動作して
油圧源27から各サーボ弁17,18への油圧の供給が
停止されるようになっている。 【0020】ところで、サーボ弁異常検出装置33がサ
ーボ弁17,18の異常を検出すると、遮断弁25を動
作して各サーボ弁17,18への油圧の供給が停止する
が、このサーボ弁17,18への油圧の供給が停止する
までには時間的な遅れが発生し、この間にサーボ弁1
7,18が相対移動して圧延ロール11が傾斜してしま
う。そのため、本実施例では、異常と認められたサーボ
弁にて駆動される油圧シリンダに正常なサーボ弁にて駆
動される油圧シリンダを追従させることで、各油圧シリ
ンダの相対移動を阻止する動作追従制御装置34が設け
られている。 【0021】即ち、サーボ弁異常検出装置33の出力部
には通常中立位置に保持される第1切換スイッチSW0
が接続されている。そして、制御偏差ΔSa が所定の設
定値を一定時間以上越えてサーボ弁異常検出装置33が
サーボ弁17の異常を検出したときには、切換スイッチ
SW0 を接点S2 側に切換え、制御偏差ΔSb が所定の
設定値を一定時間以上越えてサーボ弁異常検出装置33
がサーボ弁18の異常を検出したときには、切換スイッ
チSW0 を接点S1 側に切換えるようになっている。ま
た、目標動作位置信号29から各掛算器31,32への
入力経路にはそれぞれ切換スイッチSW1 ,SW2 が設
けられている。そして、切換スイッチSW0 が接点S2
側に切換えられると、切換スイッチSW2 は目標動作位
置信号29から位置検出器21側に切換わるようになっ
ている。一方、切換スイッチSW 0 が接点S1 側に切換
えられると、切換スイッチSW1 は目標動作位置信号2
9から位置検出器22側に切換わるようになっている。 【0022】なお、他方の圧延ロール12の制御回路も
圧延ロール11のものと同様のものとなっている。 【0023】従って、通常は、図1に示すように、サー
ボ弁開度指令値演算装置28が各位置検出器21,2
2,23,24が検出した検出信号と入力される目標動
作位置信号29に基づいて各サーボ弁17,18,1
9,20の開度を設定し、油圧源27から各油圧シリン
ダ13,14,15,16に所定の油圧が供給されて作
動する。各圧延ロール11,12はこの油圧シリンダ1
3,14及び15,16によって圧下量が制御され、圧
延材10を所定の板厚に圧延する。 【0024】一方、図2に示すように、一方の圧延ロー
ル11において、サーボ弁異常検出装置33は各制御偏
差ΔSa ,ΔSb を常時監視し、各サーボ弁17,18
の異常、即ち、スティック現象の発生を検出している。
以下、この各サーボ弁17,18の異常判定制御につい
て、図2の制御回路及び図3のフローチャートに基づい
て説明する。 【0025】サーボ弁異常検出装置33は各制御偏差Δ
a ,ΔSb を監視し、ステップS1において、この制
御偏差ΔSa が所定の設定値εを一定時間T秒経過した
かどうかを判定し、経過していなければステップS2に
移行する。ステップS2では、制御偏差ΔSb が所定の
設定値εを一定時間T秒経過したかどうかを判定し、経
過していなければステップS1に戻って繰り返す。一
方、ステップS1において、この制御偏差ΔSa が所定
の設定値εを一定時間T秒経過していればサーボ弁17
を異常と判定し、ステップS3に移行する。 【0026】そして、ステップS3において、切換スイ
ッチSW0 を接点S2 側に切換え、切換スイッチSW2
を目標動作位置信号29から位置検出器21側に切換え
る。すると、掛算器32には位置検出器21により異常
と判定されたサーボ弁17の検出信号が入力され、正常
に作動するサーボ弁18をサーボ弁17に追従するよう
に作動させる。従って、圧延ロール11を動作する各サ
ーボ弁17,18は同期して作動し、この圧延ロール1
1が傾斜することはない。そして、ステップS5におい
て、サーボ弁異常検出装置33が遮断弁25を動作して
油圧源27から各サーボ弁17,18への油圧の供給を
停止し、各圧延ロール11,12は圧延材10の圧延を
中断する。 【0027】また、ステップS2において、この制御偏
差ΔSb が所定の設定値εを一定時間T秒経過していれ
ばサーボ弁18を異常と判定し、ステップS4に移行す
る。そして、ステップS4において、切換スイッチSW
0 を接点S1 側に切換え、切換スイッチSW1 を目標動
作位置信号29から位置検出器22側に切換える。する
と、掛算器31には位置検出器22により異常と判定さ
れたサーボ弁18の検出信号が入力され、正常に作動す
るサーボ弁17をサーボ弁18に追従するように作動さ
せる。従って、圧延ロール11を動作する各サーボ弁1
7,18は同期して作動し、この圧延ロール11が傾斜
することはない。そして、ステップS5において、サー
ボ弁異常検出装置33が遮断弁25を動作して油圧源2
7から各サーボ弁17,18への油圧の供給を停止し、
各圧延ロール11,12は圧延材10の圧延を中断す
る。 【0028】このように本実施例の圧延機の油圧圧下制
御装置にあっては、サーボ弁異常検出装置33が各サー
ボ弁17,18の異常を検出すると、遮断弁25を閉止
して各サーボ弁17,18への油圧の供給を遮断する。
一方、この遮断弁25の閉止動作遅れの間に動作追従制
御装置34はサーボ弁異常検出装置33によって異常と
認められたサーボ弁にて駆動される油圧シリンダに正常
なサーボ弁にて駆動される油圧シリンダを追従させるこ
とで、各油圧シリンダ13,14の相対移動を阻止する
ので、圧延ロール11の傾斜を防止できる。 【0029】なお、上述の実施例にあっては、一方の圧
延ロール11の油圧圧下制御の異常判定について説明し
たが、他方の圧延ロール12についても同様に異常判定
制御を行っている。 【0030】また、前述の実施例では、垂直圧延機の油
圧圧下制御装置として説明したが、一対の水平ロールの
間隙を調整することによって圧延材を板厚方向に圧下
し、この圧延材を所定の板厚に圧延する水平圧延機にも
適用することができる。 【0031】 【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の圧延機の油圧圧下制御装置によれば、サー
ボ弁異常検出手段がサーボ弁の異常を検出したときに、
油圧遮断手段が各サーボ弁への油圧の供給を遮断する一
方、この油圧遮断手段の動作遅れの間に動作追従制御手
段が異常と認められたサーボ弁にて駆動される油圧シリ
ンダに正常なサーボ弁にて駆動される油圧シリンダを追
従させるようにしたので、各油圧シリンダの相対移動を
阻止して圧延ロールの傾斜を防止することで、サーボ弁
の異常発生時に圧延ロールを適切に動作制御することが
でき、その結果、圧延機自体に不均一な応力を作用させ
ずに圧延ロールを駆動する歯車機構等の破損及び故障を
防止することで圧延機の耐久性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る圧延機の油圧圧下制御
装置の概略構成図である。 【図2】本実施例の油圧圧下制御装置の制御回路図であ
る。 【図3】本実施例の油圧圧下制御装置のフローチャート
である。 【図4】従来の圧延機の油圧圧下制御装置の概略構成図
である。 【図5】従来の油圧圧下制御装置の制御回路図である。 【符号の説明】 10 圧延材 11,12 圧延ロール 13,14,15,16 油圧シリンダ 17,18,19,20 サーボ弁 21,22,23,24 位置検出器 25,26 遮断弁 27 油圧源 28 サーボ弁開度指令値演算装置 29 目標動作位置信号 31,32 掛算器 33 サーボ弁異常検出装置 34 動作追従制御装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−33801(JP,A) 特開 昭59−14493(JP,A) 特開 昭62−38709(JP,A) 特開 昭61−219409(JP,A) 実開 昭58−76308(JP,U) 特公 昭49−7828(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 20/00 B21B 33/00 B21B 37/62

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 圧延ロールと、該圧延ロールの各軸端部
    を支持して圧下方向に移動させる一対の油圧シリンダ
    と、該一対の油圧シリンダの油量を調整するサーボ弁
    と、前記各油圧シリンダの動作位置を検出する位置検出
    器と、該位置検出器が検出した検出信号に基づいて前記
    各油圧シリンダの動作位置が予め設定した目標動作位置
    となるように前記サーボ弁の開度を設定するサーボ弁開
    度指令値演算手段とを具えた圧延機の油圧圧下制御装置
    において、前記サーボ弁の異常を検出するサーボ弁異常
    検出手段と、該サーボ弁異常検出手段が前記サーボ弁の
    異常を検出したときに前記各サーボ弁への油圧の供給を
    遮断する油圧遮断手段と、該油圧遮断手段の作動遅れの
    間に前記サーボ弁異常検出手段によって異常と認められ
    たサーボ弁にて駆動される油圧シリンダに正常なサーボ
    弁にて駆動される油圧シリンダを追従させる動作追従制
    御手段とを設けたことを特徴とする圧延機の油圧圧下制
    御装置。
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