JP3442269B2 - 液晶モジュール - Google Patents

液晶モジュール

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暁夫 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子上に
駆動ICを搭載した液晶モジュールに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】液晶表示素子のガラス基板上に液晶の駆
動ICを搭載した液晶モジュールは、携帯電話や小型ビ
デオカメラなど多くの電子機器製品に使われているが、
静電気に弱い駆動ICも同じガラス基板上に搭載されて
いるため静電気対策が必要となる。 【0003】ところで、電子機器製品の小型化に伴なっ
て液晶モジュール自体も大変小さくなり、結果的に駆動
ICの搭載場所なども制約を受けるために十分な静電気
対策がとれない等の問題がある。そこで、従来にあって
は、アルミ箔等の導電性金属箔を液晶表示素子の一部や
駆動ICに被せるなどしてシールドし、ガラス基板上に
搭載した駆動ICを静電気から保護する方法が取られて
いるものもあった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなアルミ箔を用いた静電気保護手段にあっては、液
晶表示素子の全体を静電遮蔽することができないため、
静電気対策としては十分なものではなかった。また、ア
ルミ箔の被覆作業は別工程で行なう必要があるため、工
数が掛かってコスト高になるといった問題があった。 【0005】そこで本発明は、駆動ICが搭載された液
晶モジュールを導電性のフレームで被覆固定すると共に
このフレームを接地することで、静電気による駆動IC
のトラブルを防止すると共に、作業工数を削減してコス
トの低廉化を図ることのできる液晶モジュールを提供す
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の液晶モジュールは、上透明ガラス基板と下
透明ガラス基板の間に液晶を注入封止し、その外側に上
偏光板と下偏光板を貼付けた液晶表示素子と、この液晶
表示素子上に搭載された液晶表示素子の駆動ICとを備
え、表示窓を有する導電性のフレームで前記液晶表示素
子と駆動ICとを覆った液晶モジュールにおいて、前記
導電性のフレームの表示窓の上面に導電性のフレームと
導通する透明導電膜を設け、前記液晶表示素子の表示部
が前記導電性のフレームの表示窓から見えるようにし
て、導電性のフレームの内側に、前記上偏光板が透明導
電膜の下面に接するようにして前記液晶表示素子の上透
明ガラス基板を導電性接着剤を介して貼付けたことを特
徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下添付図面に基づいて本発明に
係る液晶モジュールの実施の形態を詳細に説明する。図
1は本発明に係る液晶モジュールの断面構成図、図2は
その平面図、図3は液晶モジュールの分解斜視図をそれ
ぞれ示したものである。本発明に係る液晶モジュール
は、液晶基板A及びその上下面を両方から挟み込む上下
の偏光板B,Cとで構成される液晶表示素子1と、この
液晶表示素子1上に搭載される駆動IC2と、この駆動
IC2と導通する配線パターンを介して液晶表示素子上
に一体的に配設されるフレキシブルケーブル3と、前記
液晶表示素子1を取付けるためのフレーム4とで構成さ
れ、これら液晶表示素子1及びフレーム4はプリント基
板6に実装されている。 【0010】上記液晶基板Aは、上下に配設された一対
の透明ガラス基板1a、1bを備え、この透明ガラス基
板1a、1bは、ファイバーガラス、ガラス粉等で形成
されたスペーサ1hによって所定の間隔、例えば5〜1
5μmの間隔を空けて平行に配置されている。また、透
明ガラス基板1a、1bの各対向する内面上には、セグ
メント電極1cとコモン電極1dがそれぞれ形成されて
おり、さらにその上に封入する液晶の分子を所望の一定
方向に配列させるための配向膜1eがそれぞれ形成され
ている。このように構成された液晶表示素子1の透明ガ
ラス基板1a、1bの間には液晶1fが注入され、透明
ガラス基板1a、1bの周囲がフリットガラス、有機接
着剤等からなる封着部材で封止されている。 【0011】上側偏光板Bは、上記透明ガラス基板1a
の上面側に配置され、入射した光の中から、直線偏光の
光を選択する偏光膜と、この偏光膜を上下方向から被覆
する一対の透明の保護フィルムとの3層構造で構成さ
れ、接着剤を介して透明ガラス基板1aに接合される。
一方、透明ガラス基板1bの下面側に配置される下側偏
光板Cは、上側偏光板Bと同様、偏光膜と、その上下面
を被覆する透明の保護フィルムとで構成される。 【0012】本実施例における液晶モジュールは、駆動
IC2等の電子部品を液晶表示素子1のガラス基板1a
上に実装するCOG(Chip On Glass)方
式により構成されている。このため、液晶表示素子1の
上側ガラス基板1aは、下側ガラス基板1bより大き目
に形成されており、一側部に駆動IC2を搭載するため
の額縁部15が設けられている。そして、この額縁部1
5に液晶の駆動IC2が搭載され、フレキシブルケーブ
ル3を介してプリント基板6に電気的に接続されてい
る。なお、液晶表示素子1及び駆動IC2と、フレキシ
ブルケーブル3のコネクタ3aとを相互に結線する配線
パターン(図示せず)は、ガラス基板1aの額縁部15
に形成されている。この配線パターンは、液晶表示素子
1の電極形成時に電極パターンと一緒にITO粉末を蒸
着し、エッチング法によって形成することができる。 【0013】一方、フレーム4は金属板によって成形さ
れており、フレーム4全体が導電性を有している。本実
施例では、厚さ0.1mmのステンレス板によって成形
されているが、特にステンレス板に限定されるものでは
ない。また、金属板の厚みも特に限定されるものではな
く、変形が起きたり重量が嵩まない範囲で適宜選択され
る。フレーム4の表面が導電性を備えていればよいか
ら、フレーム表面に金属メッキを施したものであっても
よい。 【0014】前記フレーム4は、図3に示したように、
上面12と四方の側面13a,13b,13c,13d
とで箱型に形成され、上面12には液晶表示素子1の上
側偏光板Bの形状に対応した窓部7が設けられている。
そして、この窓部7に液晶表示素子1の上側偏光板Bを
下方側から嵌め込んで表示部を形成している。この場
合、フレーム4の窓部7周縁部に導電性の接着剤を塗布
しておき、この接着剤に液晶表示素子1のガラス基板1
aを接着することで、フレーム4に液晶表示素子1を固
着させる。また、フレーム4の一側面13bには前記フ
レキシブルケーブル3を配設するための切欠部8が形成
されている。また、この側面13b及びこれに対向する
側面13dには左右に一対ずつ合計4本の脚部9が形成
され、フレーム4の実装時には脚部9に対応して設けら
れたプリント基板6の取付孔10に脚部9が嵌め込まれ
てはんだ付けされる。 【0015】プリント基板6の上面には配線パターン
(図示せず)が形成されると共に、上記取付孔10に沿
ってアースライン14が形成されており、上記フレーム
4はこのプリント基板6のアースライン14を通じて接
地されている。 【0016】この実施例では前記フレーム4の窓部7に
嵌め込み固定された上側偏光板Bの上面を透明導電膜5
で被覆している。この透明導電膜5は、上側偏光板Bと
全面で接している他、その外周部がフレーム4の窓部7
の周縁部に導電性接着剤などで固着され、電気的に接続
されている。透明導電膜5は、例えば酸化インジウムを
錫でドーピングして得られるITO粉末を透明樹脂のバ
インダに混合し、印刷法で形成することによって得られ
る。導電性を有し、液晶表示素子1の表示部の視認性を
十分確保できる程度の透光性のものであればよい。 【0017】上述の構成からなる液晶モジュールにあっ
ては、液晶表示素子1のガラス基板1aとフレーム4と
が導電性接着剤を介して導電しており、また上側偏光板
Bとフレーム4とが透明導電膜5を介して導通している
ので、液晶表示素子1のガラス基板1aや上側偏光板
B、及び駆動IC2等に帯電する静電気は、常にフレー
ム4を通じてプリント基板6のアースライン14に逃げ
てしまう。その結果、ガラス基板1aや上側偏光板B、
及び駆動IC2等に静電気が溜まるといったことがな
く、駆動IC2のトラブルを未然に防止することができ
る。 【0018】なお、フレーム4の形状は、上記実施例の
ものには限定されない。また、上記実施例では上側偏光
板Bの全面に透明導電膜5を被覆した場合について説明
したが、本発明ではフレーム4の窓部7の周縁に掛かる
ように透明導電膜5を被せてもよく、このような場合は
透明導電膜5とフレーム4は直接導通が図られるので導
電性接着剤は不要となる。 【0019】上述した実施例では、液晶モジュールを直
接プリント基板6に実装した場合に付いて説明したが、
小型化の進んだ電子機器製品では液晶モジュールがプリ
ント基板6上に実装されず単独で配設されることが多い
ので、このような場合には、上記フレーム4から直接ア
ース線を出して接地することもできる。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液晶
モジュールによれば、液晶表示素子及び液晶表示素子と
同一基板上に搭載された駆動ICが導電性のフレームを
介して接地されていることから、静電気による液晶表示
素子及び駆動ICの破壊や誤動作を防止することができ
る。 【0021】また、液晶表示素子の表示部を露出させた
フレームの窓部全面とフレームの一端に掛かる部分に透
明な導電膜を配設したことで、従来、静電遮蔽処理がさ
れず露出されたままの表示部の完全な静電対策が行え
る。さらに、駆動ICが搭載された液晶表示素子と導電
性のフレームとが一体に固定された構造となっているの
で、ユニット化し易く、液晶モジュールを実装する各種
装置への組込みや取外しが容易となってメンテナンス性
が向上すると共に作業コストの低減となる。さらにま
た、上下偏光板の取付いた液晶表示素子を覆うようにし
てフレームを配設したので、組立等の取扱い時において
液晶表示素子及び駆動ICに直接触れなくて済むことか
ら破損防止の効果もある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る液晶モジュールの一実施例を示す
断面構造図である。 【図2】上記液晶モジュールの平面図である。 【図3】本発明に係る液晶モジュールの分解斜視図であ
る。 【符号の説明】 A 液晶基板 B 上側偏光板 C 下側偏光板 1 液晶表示素子 1a,1b ガラス基板 1f 液晶 2 駆動IC 4 フレーム 5 透明導電膜 7 窓部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上透明ガラス基板と下透明ガラス基板の
    間に液晶を注入封止し、その外側に上偏光板と下偏光板
    を貼付けた液晶表示素子と、この液晶表示素子上に搭載
    された液晶表示素子の駆動ICとを備え、表示窓を有す
    る導電性のフレームで前記液晶表示素子と駆動ICとを
    覆った液晶モジュールにおいて、前記導電性のフレーム
    の表示窓の上面に導電性のフレームと導通する透明導電
    膜を設け、前記液晶表示素子の表示部が前記導電性のフ
    レームの表示窓から見えるようにして、導電性のフレー
    ムの内側に、前記上偏光板が透明導電膜の下面に接する
    ようにして前記液晶表示素子の上透明ガラス基板を導電
    性接着剤を介して貼付けたことを特徴とする液晶モジュ
    ール。
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