JP3442210B2 - 広域ネットワークシステム - Google Patents

広域ネットワークシステム

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JP3442210B2
JP3442210B2 JP29388595A JP29388595A JP3442210B2 JP 3442210 B2 JP3442210 B2 JP 3442210B2 JP 29388595 A JP29388595 A JP 29388595A JP 29388595 A JP29388595 A JP 29388595A JP 3442210 B2 JP3442210 B2 JP 3442210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網を介して接
続された広域ネットワークに関する。特に、クライアン
ト/サーバ・システムにおいて、センターに位置するサ
ーバと、遠隔地に位置するクライアントとの間における
通信費用の節約技術に関する。
【0002】また、本発明は、通信の異常状態の原因を
容易に発見しうるネットワークシステムに関する。
【0003】
【従来の技術】近年、ネットワーク技術の発展により、
広域のネットワークの構築が広く行われている。この広
域ネットワークにおいては、複数のLAN又は端末を通
信網を介して接続し、広域ネットワークを形成すること
が広く行われている。
【0004】図9には、このように、複数のLAN又は
端末が通信網を介して接続されることにより、大規模な
クライアント/サーバ・システムを構成した場合の構成
図が示されている。図9に示されているように、各LA
Nは、サーバ1と、複数のクライアント2と、被監視ル
ータ3とから構成されており、この被監視ルータ3を介
して回線交換網10と接続されている。また、回線交換
網10には単一のクライアント2が被監視通信ボード5
を介して接続しうる。この広域ネットワークのセンター
となるLANには、全体通信監視装置6が設けられてい
る。そして、この全体通信監視装置6が、各被監視ルー
タ3又は被監視通信ボード5にポーリング等によって通
信をすることにより、この広域ネットワーク全体の回線
の通信の状態を監視している。
【0005】このように、複数のLANを通信網を介し
て接続することにより、容易に広域ネットワークを構築
することができる。この結果、例えば東京と九州にある
端末の間においても、その間の距離を意識せずにアクセ
スすることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、このような大
規模なシステムを構築する場合、全て同一のメーカーに
よりソフトウェア及びハードウェア共に揃えなければな
らなかったが、近年の技術の高度化、規格のオープン化
などにより、異なるベンダーの製品でも接続することが
可能となってきている。
【0007】この結果、例えば東京の本社でA社の製品
が使用されており、一方九州ではB社の製品が使われて
いる場合であっても、ハードウェアやソフトウェアを入
れ替えることなく接続することが比較的容易となってい
る。
【0008】特に、近年においてはISV(Indep
endent SoftwareVendor)や、I
HV(Independent Hardware V
endor)と呼ばれる独立系のソフトウェアハウス
や、ハードウェアメーカー等が多くの優れた製品を開発
している。この結果、大規模な広域ネットワークの構築
に当たっても、これらISV、IHVの製品を利用する
場合も多い。
【0009】しかしながら、このようなISVやIHV
の製品を利用する場合、正規の動作については所望の動
作をするが、例えばオプションとして用意されている機
能や、エラー処理の場合の動作などについては詳細に規
定されているわけではない。
【0010】そのため、オプションとして用意されてい
る機能や、エラー処理などにおいて予想外の通信が通信
網を介して行われる場合がある。その結果、この予想外
の通信によって、場合によっては膨大な通信費用が発生
してしまうこともある。
【0011】例えば、ネットワークに新たな通信機器が
接続された場合に、通常は人間がその接続したことをセ
ンターに登録しなければならないが、一部のソフトウェ
ア製品においてはその接続されたことを自動的に検出し
登録を済ませてしまう機能を提供しているものもある。
このような製品においては、新たな通信機器が接続され
たか否かを常にポーリングにより検査している場合が多
い。この結果、LAN内部ではともかく、通信網を介し
て大規模な広域ネットワークを形成した場合、そのポー
リングが通信網を介して頻繁に行われて膨大な通信費用
が発生してしまうことも生じる。
【0012】このようなオプション的な機能や、エラー
処理などは、例えば相手側が急に切断されてしまった場
合、あるいは操作者のミスにより回線が物理的に切断さ
れてしまう場合その他の場合等に対して、その対応を図
るものが多く、一般には優れた機能であると認められ
る。しかし、上述したように、予想外の通信を発生して
しまう場合もある。
【0013】このような問題が発生した場合には、従来
はオペレータが監視プログラムを別途作成し、その都度
ケース毎に対策を講じることがしばしば行われてきた。
【0014】また、長時間接続などの異常接続は、通信
のログなどを後でシステム管理者が点検することによっ
て、又は、多額の通信料金の請求が来ることによって、
発見される場合が多い。この通信のログは各被監視ルー
タ3が自動的に採る場合が多いが、広域ネットワークの
センターにこのログを集めるためには、センターの全体
通信監視装置6においてシステム管理者が手動により、
被監視ルータ3にアクセスし、ログを送出するよう要求
を出さねばならなかった。全体通信監視装置6に所定の
パイロットプログラムを構築し、自動的に被監視ルータ
3を監視させることも考えられるが、定期的に監視を行
うために、ポーリングによる通信が新たに発生じ、通信
費の節約を図るという目的に反する結果となってしまう
ことも多い。
【0015】一方、従来の通信費の低減を図るために種
々の提案がなされている。例えば、特開平3−2264
5号公報には、所定時間以上情報が送られないと回線が
切断される通信機が開示されている。これはいわば無通
信状態を検出してこの状態が長期間続くようであれば、
回線を切断するものである。しかし、この装置では、回
線が接続されてからの経過時間がなんら考慮されていな
いので、課金される単位時間の境界を経過してすぐに回
線を切断してしまうことも生じる。通信費は、課金単位
時間の境界で更新されるので、境界を過ぎてすぐに回線
を切断するのは通信費の節約という観点からは好ましく
ない。
【0016】また、現実問題として、公衆回線を通じて
遠隔に存在する多くの通信機器をリアルタイムにチェッ
クし、迅速な対応をすることは極めて困難である。
【0017】尚、接続相手の回線が全て使用中であり、
いわゆる回線がビジーである場合にも、接続をスムーズ
に行うために、いわゆるリトライ機能が備えられている
ルータは多い。しかし、接続相手が有する回線数によっ
て、ビジーが解除されるタイミングは大きく異なってく
る。そのため、ルータが常に同じタイミング(リトライ
間隔)で呼び出しのリトライを行うのは好ましくない。
【0018】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、通信の異常状態を効率的に検出した場合に、その
原因が容易に判別可能なネットワークシステムを構築す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る広域ネット
ワークシステムは、上記課題を解決するために、回線交
換網とローカルエリアネットワークとを接続する中継装
置と、前記ローカルエリアネットワーク内に設けられて
いる監視装置と、前記ローカルエリアネットワーク内に
設けられている統括監視装置と、を含む広域ネットワー
クシステムにおいて、前記中継装置は、自動発呼手段
と、自動切断手段と、前記監視装置のアドレス情報を記
憶する監視装置アドレステーブルと、回線に接続した時
に、発着信情報を含む回線接続通知を、前記監視装置ア
ドレステーブルに登録されている監視装置のアドレス宛
に送信する第1送信手段と、回線接続を切断した時に、
回線切断通知を、前記監視装置アドレステーブルに登録
されている監視装置のアドレス宛に送信する第2送信手
段と、回線接続中の送信か受信かを表すフラグ情報と、
前記回線に対して送受信するデータと、を保存する回線
送受信履歴情報テーブルと、前記回線とデータを送受信
する際にデータを前記回線送受信履歴情報テーブルに保
存する保存手段と、前記統括監視装置から、回線送受信
履歴情報要求を受信した場合に、前記統括監視装置に回
線送受信履歴情報を返送する返送手段と、を含むもの
ある。
【0020】この広域ネットワークシステムによれば、
回線接続通知及び回線切断通知が自動的に監視装置に送
信されるため、通信異常の原因を迅速に把握することが
できる。
【0021】また、前記監視装置は、回線接続最大カウ
ンタ値を記憶する回線接続最大カウンタ値テーブルと、
前記中継装置の回線接続回数を登録する回線接続回数監
視テーブルと、統括監視装置のアドレス情報を記憶する
統括監視装置のアドレス情報を記憶する統括監視装置ア
ドレステーブルと、回線接続通知を受信した場合に、前
記回線接続回数監視テーブルに電話番号の対を登録し、
回線接続回数をインクリメントする回線接続回数調整手
段と、前記回線接続回数調整手段によってインクリメン
トされた前記回線接続回数が、前記回線接続最大カウン
タ値テーブルの該当する回線接続最大カウンタ値を超え
る場合に、前記統括監視装置アドレステーブルに登録さ
れている前記統括監視装置のアドレス宛に、前記中継装
置のアドレスと、回線接続情報を付加した回線接続回数
超過通知を送信する超過送信手段と、を含むものであ
る。
【0022】この広域ネットワークシステムによれば、
監視装置は、所定回数以上回線接続が行われた場合に通
信の異常であると判断し、統括監視装置にその旨通知す
る。従って効率的に通信の異常を検知することができ
る。
【0023】また、前記監視装置は、回線接続最大タイ
マ値を記憶する回線接続最大タイマ値テーブルと、前記
中継装置の回線接続時間を登録する回線接続時間監視テ
ーブルと、統括監視装置のアドレス情報を記憶する統括
監視装置のアドレス情報を記憶する統括監視装置アドレ
ステーブルと、回線接続通知を受信した場合に、前記回
線接続時間監視テーブルに電話番号の対を登録し、回線
接続時間をインクリメントする回線接続時間調整手段
と、前記回線接続時間調整手段によってインクリメント
された前記回線接続時間が、前記回線接続最大タイマ値
テーブルの該当する回線接続最大タイマ値を超える場合
に、前記統括監視装置アドレステーブルに登録されてい
る前記統括監視装置のアドレス宛に、前記中継装置のア
ドレスと、回線接続情報を付加した回線接続時間超過通
知を送信する超過送信手段と、を含むものである。
【0024】この広域ネットワークシステムによれば、
監視装置は、所定時間以上回線接続が行われた場合に通
信の異常であると判断し、統括監視装置にその旨通知す
る。従って効率的に通信の異常を検知することができ
る。
【0025】また、前記統括監視装置は、回線接続回数
超過通知を受信した場合に、回線接続回数が所定の基準
の回線接続回数を超過した旨と、前記中継装置のアドレ
スと回線接続情報と、のいずれか一方又は双方を表示す
る表示手段を含むものである。
【0026】この広域ネットワークシステムによれば、
回線接続回数が所定回数より多い場合に、自動的にその
旨及び詳細な情報が統括監視装置に表示されるため、操
作者は容易に通信異常の詳細を知ることが可能である。
【0027】また、前記統括監視装置は、回線接続時間
超過通知を受信した場合に、回線接続時間が所定の基準
となる接続時間を超過した旨と、前記中継装置のアドレ
スと回線接続情報と、のいずれか一方又は双方を表示す
る表示手段と、回線送受信履歴情報要求を、前記中継装
置に送信し、前記中継装置から返送されてきた回線送受
信履歴情報内の送受信データと、データの宛先アドレス
と、送信元アドレスとを表示する履歴情報表示手段と、
を含むものである。
【0028】この広域ネットワークシステムによれば、
回線接続時間が所定時間より長い場合に、自動的にその
旨及び詳細な情報が統括監視装置に表示されるため、操
作者は容易に通信異常の詳細を知ることが可能である。
【0029】さらに、その長時間の接続の接続元と接続
先のアドレスと電話番号も併せて表示されるため、より
詳細な通信異常の原因を突き止めることができる。
【0030】また、前記統括監視装置及び監視装置のい
ずれか一方または双方は、前記中継装置内の監視装置ア
ドレステーブルの内容を設定変更する設定変更手段と、
前記監視アドレステーブルの内容を表示する表示手段
と、を含むものである。
【0031】この広域ネットワークシステムによれば、
中継装置の監視装置アドレステーブルの内容を容易に変
更可能であるため、ネットワークの構成に変更が生じ、
監視装置のアドレスが変更された場合でも通信異常の検
出を変更前と同様に行うことが可能である。
【0032】また、前記統括監視装置及び監視装置のい
ずれか一方または双方は、前記監視装置内の回線接続最
大カウンタ値テーブルの内容を設定変更する設定変更手
段と、前記回線接続最大カウンタ値テーブルの内容を表
示する表示手段と、を含むものである。
【0033】この広域ネットワークシステムによれば、
監視装置の回線接続最大カウンタ値テーブルの内容を容
易に変更可能であるため、ネットワークの構成に変更が
生じ、通信が異常であるとの判断基準が変化した場合で
もそれに対応した通信異常の検出を行うことが可能であ
る。
【0034】また、前記統括監視装置及び監視装置のい
ずれか一方または双方は、前記監視装置内の回線接続回
数監視テーブルの内容を設定変更する設定変更手段を
ものである。
【0035】この広域ネットワークシステムによれば、
監視装置の回線接続回数監視テーブルの内容を容易に変
更可能であるため、ネットワークの構成に変更が生じ、
通信が異常であるとの判断基準が変化した場合でもそれ
に対応した通信異常の検出を行うことが可能である。
【0036】また、前記統括監視装置及び監視装置のい
ずれか一方または双方は、前記監視装置内の回線接続最
大タイマ値テーブルの内容を設定変更する設定変更手段
と、前記回線接続最大タイマ値テーブルの内容を表示す
る表示手段と、を含むものである。
【0037】この広域ネットワークシステムによれば、
監視装置の回線接最大タイマ値テーブルの内容を容易に
変更可能であるため、ネットワークの構成に変更が生
じ、通信が異常であるとの判断基準が変化した場合でも
それに対応した通信異常の検出を行うことが可能であ
る。
【0038】また、前記統括監視装置及び監視装置のい
ずれか一方または双方は、前記監視装置内の回線接続時
間監視テーブルの内容を設定変更する設定変更手段、を
含むものである。
【0039】この広域ネットワークシステムによれば、
監視装置の回線接時間監視テーブルの内容を容易に変更
可能であるため、ネットワークの構成に変更が生じ、通
信が異常であるとの判断基準が変化した場合でもそれに
対応した通信異常の検出を行うことが可能である。
【0040】また、前記中継装置は、送信長カウンタ
と、受信長カウンタとを記憶する送受信長カウンタテー
ブルと、前記回線にデータを送信したとき、その送信デ
ータの長さを前記送信長カウンタに加算する送信長カウ
ンタ加算手段と、前記回線からデータを受信したとき、
その受信データの長さを前記受信長カウンタに加算する
受信長カウンタ加算手段と、前記監視装置から、送信長
カウンタ要求又は受信長カウンタ要求を受信した場合に
は、送信長カウンタ又は受信長カウンタの値を返送する
返送手段と、を含むものである。
【0041】この広域ネットワークシステムによれば、
中継装置は、通信データの長さの累積値を常に保持して
いるため、監視装置は、通信データの長さの累積値をい
つでも容易に知ることができる。
【0042】また、前記監視装置は、回線トラヒック計
測タイマ値を記録する回線トラヒック計測タイマ値テー
ブルと、回線トラヒック最大値を記憶する回線トラヒッ
ク最大値テーブルと、前回送信長カウンタと前回受信長
カウンタとを記憶する前回送受信長カウンタテーブル
と、回線トラヒック計測タイマ値間隔に中継装置に送信
長カウンタ要求と受信長カウンタ要求を送信し、返送さ
れてきた送信長カウンタ及び受信長カウンタの値と、前
回送信長カウンタと前回送信長カウンタの値、及び回線
トラヒック計測タイマ値とから増分を計算する計算手段
と、前記送信長カウンタと前記受信長カウンタの値を前
回送信長カウンタと前回受信長カウンタに書き込む書き
込み手段と、前記計算手段によって計算された前記増分
が回線トラヒック最大値を超えている場合に、前記統括
監視装置に前記中継装置のアドレスと回線番号情報を付
加した回線トラヒック超過通知を送信する送信手段と、
を含むものである。
【0043】この広域ネットワークシステムによれば、
単に送信データ長や、受信データ長が所定値以上になっ
た場合に限らず、単位時間当たりの増分が所定値以上に
なった場合に通信において異常が発生したと判断する。
そのため、通信の異常をより迅速に発見することができ
る。
【0044】また、前記統括監視装置は、回線トラヒッ
ク超過通知を受信した場合に、回線トラヒックが超過し
た旨、及び前記中継装置のアドレスと回線番号情報のい
ずれか一方または双方を表示する表示手段を含むもの
ある。
【0045】この広域ネットワークシステムにおいて
は、統括監視装置が、前記増分が過大になった旨を通知
してきた中継装置のアドレス等を自動的に表示するた
め、操作者は容易に中継装置の特定をすることができ
る。
【0046】また、前記統括監視装置及び監視装置のい
ずれか一方または双方は、前記監視装置内の回線トラヒ
ック計測タイマ値テーブルと回線トラヒック最大値テー
ブルとの内容を設定変更する設定変更手段と、前記回線
トラヒック計測タイマ値テーブルと回線トラヒック最大
値テーブルの内容を表示する表示手段と、を含むもの
ある。
【0047】この広域ネットワークシステムによれば、
監視装置内の回線トラヒック計測タイマ値テーブル等の
内容を容易に変更可能であるため、ネットワークの構成
に変更が生じ、通信の異常を判断する基準が変更された
場合でも、それに対応した通信の異常を速やかに検出す
ることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0049】図1には、本発明の実施の形態である広域
ネットワークの構成図が示されている。図1に示されて
いるように、本実施の形態の広域ネットワークは複数の
LAN100やクライアント102を、回線交換網10
4を介して接続したものである。一つのLAN100
は、サーバ110と複数のクライアント112とを含ん
でいる。また、各LAN100には、回線交換網104
と接続するための少なくとも一つのルータ114が設け
られている。そして、各LAN100には、このルータ
114が報告する回線の接続に関する情報を受け取る遠
隔通信監視装置116が設けられている。
【0050】本実施の形態において特徴的なことは、各
LAN100ごとに、ルータ114と、ルータ114か
らの回線の接続状況に関する情報を受信する遠隔通信監
視装置116とが設けられていることである。そして、
ルータ114ごとに、遠隔通信監視装置116を設け、
異常状態が検出された場合にのみ、この遠隔通信監視装
置116がセンターに異常状態を報告するのである。従
って、全体通信監視装置118が一定期間ごとに、各ル
ータ114に対してポーリング等によって異常状態を監
視する必要がなくなる。その結果、通信の異常状態をリ
アルタイムに効率よく検出することがでる。
【0051】従来は、多額の通信費の請求が来てから異
常があったことを初めて知ることができたのに対し、本
実施の形態によれば、通信の異常を迅速に検出可能であ
るので、通信費の節約を容易に果たすことが可能な広域
ネットワークが構築される。
【0052】以下、本実施の形態の個々の動作について
詳細に説明する。
【0053】実施の形態1 図1に示されているように、本実施の形態に係る広域ネ
ットワークを構成するLAN100にはルータ114と
共に、このルータ114が出力する回線の接続状況を受
信する遠隔通信監視装置116が接続されている。この
遠隔通信監視装置116の構成ブロック図が図2に示さ
れている。図2に示されているように、遠隔通信監視装
置116は、ルータ114が出力する回線の接続状況に
基づき、回線が接続されている時間を計測する接続時間
計測手段200を有している。この接続時間計測手段2
00は、回線の接続が開始されてからの経過時間を計測
している。また、遠隔通信監視装置116は、いわゆる
無通信時間を計測する無通信時間計測手段202を有し
ている。ここで、無通信時間とは、回線が接続されてい
るにも拘らず、データの通信が何ら行われていない状態
(無通信状態)が継続している時間である。このような
いわゆる無通信時間という概念は、上述した従来の技術
(特開平3−22645号公報)にも類似する記載が見
られる。
【0054】本実施の形態において特徴的なことは、無
通信時間を計測し、これに基づいて回線の切断を行うの
ではなく、回線が接続されてからの時間をも考慮して回
線の切断をルータ114に指示することである。すなわ
ち、図2に示されているように、遠隔通信監視装置11
6は、回線の接続時間と、無通信時間との双方に基づき
回線を切断すべきか否かを決定する切断手段204を有
しているのである。この切断手段204は、接続時間計
測手段200が計測する接続時間と、無通信時間計測手
段202が計測する無通信時間に基づいて、回線の切断
を行う。
【0055】この切断手段204の動作を表すフローチ
ャートが図3に示されている。図3に示されているよう
に、ステップST3−1において、LAN100に含ま
れるいずれかのクライアント112から接続要求がルー
タ114に出される。ルータ114は、この要求に基づ
き、ステップST3−2において回線の接続を行う。こ
の一連の回線接続に至る動作はルータ114から遠隔通
信監視装置116に報告される。遠隔通信監視装置11
6は、ルータ114が有している回線毎にテーブルを有
しており、各回線が現在接続されているか否かについて
常に監視を行っている。
【0056】一方、ルータ114は、回線の接続がされ
た後、通信データがあるか否かを検査する(ステップS
T3−3)。この検査の結果、通信データが存在する場
合にはステップST3−4において送信または受信を行
い、再びステップST3−3に処理が移行し、通信デー
タがある限りこの動作を繰り返す。
【0057】一方、ステップST3−3において、通信
データがない場合には、その旨が遠隔通信監視装置11
6に報告される。遠隔通信監視装置116は、通信デー
タがない旨の報告によって、無通信時間計測手段202
を起動し、無通信時間(回線が接続されているにも拘ら
ず通信データのない無通信状態の継続時間)を計測す
る。そして、このようにして計測された無通信時間が、
予め定められた所定の無通信監視時間を超えているか否
かが、ステップST3−5において検査される。この検
査の結果、無通信監視時間を越えていない場合には、再
びST3−3に処理が移行し、通信データの有無につい
て検査が行われる。
【0058】一方、ステップST3−5において、無通
信時間が予め定められた無通信監視時間を越えている場
合には、ステップST3−6において即時切断モードが
設定されているか否かが検査される。ここで、即時切断
モードとは、上述した特開平3−22645号公報など
に記載されている回線の切断手法であり、無通信時間
が、所定の時間を越えた場合にすぐに回線を切断する手
法である。この即時切断モードは、図2に示されている
ように切断手段204に設けられているモード切替手段
206において切替・設定される。このように、従来の
制御手法である即時切断モードである場合には、ステッ
プST3−8においてすぐに回線切断が行われる。
【0059】上記ステップST3−6において、即時切
断モードでない場合にはステップST3−7に処理が移
行し、接続単位時間の境界の2秒前であるか否かが検査
される。ここで、接続単位時間とは、通信費の課金単位
となる時間であり、例えば3分間や1分間という時間で
ある。すなわち、このステップST3−7においては、
図2における接続時間計測手段200によって、回線が
接続されている時間が単位時間の境界の直前であるか否
かを検査しているのである。本実施の形態においては、
境界の直前のタイミングとして、単位時間の境界の2秒
前を基準としたが、これは1秒でも3秒でも用途に応じ
て適切な値を選択することが好適である。このステップ
ST3−7において課金単位時間の境界から2秒前(以
内)であると判断された場合には、ステップST3−8
に処理が移行し、回線が切断される。一方、課金単位時
間の境界まで、まだ2秒以上の期間がある場合には上記
ステップST3−3に処理が移行し、通信データの有無
が再び判断される。
【0060】このように、本実施の形態においては、回
線の切断が、無通信時間が所定の時間以上になった場合
にすぐに切断するのではなく、課金単位時間の直前のタ
イミングでのみ切断するように構成している。このよう
に構成することにより、通信費の効率的な運用が可能と
なり、結果的に通信費の節約が可能となるものである。
例えば、従来の手法によれば、無通信時間が一定値以上
になった場合にはすぐに回線が切断されるが、その切断
時点が課金単位時間のある境界の直後である場合には、
単位時間の次の境界の直前まで回線の切断を延ばすこと
が好適である。このように切断するタイミングを延ばし
ても通信費は増えないため、より効率的な通信が可能と
なるのである。
【0061】なお、図3に示されているステップST3
−6において説明したように、本実施の形態の遠隔通信
監視装置116には、モード切替手段206が備えられ
ている(図2参照)。このモード切替手段206によっ
て、従来の回線切断手法、すなわち即時切断モードと、
本実施の形態における特徴的な手法である接続時間をも
加味した回線の切断手法とを、操作者の指示に基づき容
易に切り替えることが可能である。
【0062】なお、遠隔通信監視装置116としては、
通常のクライアント112を使用することができる。ま
た、適当なパーソナルコンピュータなどを、遠隔通信監
視装置116として専用に割り当てることも好適であ
る。この場合、接続時間継続手段200や無通信時間計
測手段202はそのパーソナルコンピュータのタイマー
機能と所定のプログラムによって構成される。この場
合、切断手段204はルータ114に対し回線の切断を
指示するプログラムにより実現され、モード切替手段2
06は操作者からの指示に基づきモードを切り替えるプ
ログラムにより実現される。
【0063】なお、本実施の形態においては図3に示さ
れる動作は、遠隔通信監視装置116が行って、回線切
断の指示を遠隔通信監視装置116がルータ114に出
しているが、ルータ114が、図3に示される動作を自
ら行うことも好適である。
【0064】実施の形態2 上記実施の形態1においては、遠隔通信監視装置116
が、接続時間と、無通信時間とに基づき回線の切断を行
った。しかし、回線の接続状況に異常が生じた場合に
は、回線の切断だけでなく、広域ネットワーク全体を監
視する全体通信監視装置118にその旨報告することが
好適である。
【0065】そこで、各LAN100に備えられている
遠隔通信監視装置116が、異常があった場合にのみ回
線交換網104を介して全体通信監視装置118に異常
が生じた旨を報告することにより、全体通信監視装置1
18で集中的に回線の接続の異常を把握することが好適
である。具体的には、遠隔通信監視装置116には図2
に示されているように、異常状態報告手段208が備え
られており、回線の切断だけでなく、全体通信監視装置
118への報告も行われる。
【0066】本実施の形態においては、このように構成
することにより、一定期間毎に全体通信監視装置118
が(例えばポーリングなどにより)各LANに含まれる
ルータ114や遠隔通信監視装置116に異常があった
かどうかを問い合わせる必要がなくなり、回線交換網の
利用の頻度を必要最低限に抑えることが可能である。
【0067】本実施の形態において特徴的なことは、こ
のように、全体通信監視装置118が(異常の有無に拘
わらず)定期的に問い合わせをするのではなく、回線の
異常が発見された場合にのみ、遠隔通信監視装置116
が回線交換網104を介して全体通信監視装置118に
報告することである。この動作を表すフローチャートが
図4に示されている。
【0068】ステップST4−1においては、本実施の
形態における遠隔通信監視装置116による回線の接続
状況の監視が開始される。
【0069】次に、ステップST4−2においてルータ
114から接続開始を表す信号が送られてきたか否かが
検査される。この接続開始信号がルータ114から送ら
れてきた場合には、遠隔通信監視装置116はステップ
ST4−3において接続監視テーブルに、接続が開始さ
れたことを登録する。一方、接続開始信号が送られてこ
ない場合には、ステップST4−4に処理が移行する。
【0070】ステップST4−4においては接続監視テ
ーブルを検索し、長時間接続が続いている回線があるか
否か検査される。ここで、長時間とは例えば1時間程度
の時間である。この時間は、その広域ネットワークにお
ける実際の通信時間の分布により適当な値に定めること
が好適である。このように、ステップST4−4におい
て、1時間以上の接続がある回線について成されている
と判断された場合には、ステップST4−5に処理が移
行し、異常状態報告手段208がアラームを発報する。
このアラーム発報は、全体通信監視装置118に対して
行われる。全体通信監視装置118は、このアラーム発
報を受けて、回線に異常が発生したことを知ることがで
きる。
【0071】一方、ステップST4−4において、いず
れの回線も1時間以上接続されていない場合には、ステ
ップST4−6に処理が移行する。
【0072】ステップST4−6においてはルータ11
4から送出されてくる切断完了信号の有無が検査され
る。この切断完了信号は、所定の回線が切断された場合
に出力される信号である。この切断完了信号が存在する
場合には、ステップST4−7に処理が移行し、対応す
る回線の接続監視テーブルから抹消される。
【0073】上記ステップST4−6において切断完了
信号がない場合や、ステップST4−7において接続監
視テーブルから対応する回線が抹消された場合は、再び
上述したステップST4−2において接続開始信号の有
無が判断され、以降同様の動作が繰り返される。
【0074】このように、本実施の形態においては、回
線があまりに長時間接続されている場合に、これを異常
状態と見なし、係る異常状態が発生した場合にのみ回線
交換網104を介して、広域ネットワークの全体を監視
している全体通信監視装置118に報告をした。この結
果、回線交換網104の使用を必要最低限に抑えつつ、
全体の回線の状況を全体通信監視装置118において集
中的に管理することが可能となる。
【0075】なお、上述したステップST4−4におい
ては所定の回線が長時間接続されている場合には連続し
てその旨が全体通信監視装置118に送出され続ける
が、実際には以下の工夫により、一定期間ごとに送出す
ることが望ましい。
【0076】すなわち、接続監視テーブルにアラーム発
報(ステップST4−5)を行ったか否かをその時刻と
共に登録しておくのである。これは、ステップST4−
5において、アラーム発報を行う場合に、以前に既にア
ラーム発報を行っているか否かを確認するのに役立つか
らである。そして、最近にアラーム発報を行っている場
合にはステップST4−5において改めてアラーム発報
をすることはしないのである。例えば、全体のアラーム
発報が1時間以上前に行われていた場合にはアラーム発
報をするが、それより短い時間であった場合にはアラー
ム発報をしないことが好適である。こうして、長時間接
続が継続している場合には、例えば1時間毎に長時間接
続である旨のアラーム発報が異常状態報告手段208か
ら全体通信監視装置118に対してなされるのである。
尚、この1時間という期間は、回線が長時間(異常)接
続されていると見なす時間と同一であるが、勿論異なる
時間とすることも好適である。
【0077】このように、本実施の形態によれば長時間
接続が発見された場合に、迅速に全体通信監視装置11
8にその異常があった旨を知らせるので、極めて早期に
異常を検出することが可能である。また、例えば長時間
接続などの異常状態が継続している場合には、所定の期
間をおいて定期的に異常状態報告手段208がアラーム
が全体通信監視装置118に送出されるため、回線交換
網104の使用量を必要最小限度に抑えることが可能で
ある。
【0078】実施の形態3 上記実施の形態2においては、遠隔通信監視装置116
における異常状態報告手段208が、回線の接続が長期
間に亘る場合に、これを異常状態と見なし、全体通信監
視装置118にその旨を報告した。しかしながら、回線
の接続状況が異常である場合には全て全体通信監視装置
118に報告するのが好適である。この回線の接続状況
が異常であると見なす事象は、その広域ネットワーク毎
に種々の事象が考えられるが、例えば一定時間内の接続
回数が所定の回数より多くなった場合とすることも好適
である。
【0079】図5には、このように一定時間内の接続回
数が予め定められた所定の回数より多い場合に、これを
回線の接続の異常と見なし、全体通信監視装置118に
報告する場合の動作を表すフローチャートが示されてい
る。
【0080】図5におけるステップST5−1において
は、前述した図4におけるステップST4−1と同様に
遠隔通信監視装置116においてルータ114の監視が
開始される。
【0081】ステップST5−2においては、遠隔通信
監視装置116がルータ114から送出されてくる接続
開始信号の有無を検査する。この検査の結果、接続開始
信号がルータ114から送出されてきた場合には、ステ
ップST5−3において接続開始事象を所定のテーブル
に登録する。このテーブルは、図4におけるステップS
T4−3と同様に接続監視テーブルを利用するのが好適
である。本ステップST5−3において特徴的なことは
接続開始時刻がこのテーブルに逐一登録されていること
である。
【0082】このように接続が開始された時刻をテーブ
ルに逐一登録してあるため、ステップST5−4におい
ては一定時間内に何回接続が行われたか否かを検査する
ことができる。そして、この接続された回数が予め定め
られた所定の回数を超えているか否かが合わせて検査さ
れる。この検査の結果、接続の回数が所定の回数を越え
ていない場合か、もしくは上述したステップST5−2
において接続開始信号がない場合、のいずれかの場合に
は後述するステップST5−6に処理が移行する。一
方、一定時間内の接続回数が所定の回数より多い場合に
は、ステップST5−5においてアラームが全体通信監
視装置118に対し発報される。このような構成によ
り、上記実施の形態2と同様に、回線交換網104の使
用量を必要最小限の量に抑えたまま、リアルタイムに回
線の異常を全体通信監視装置118に報告することが可
能である。なお、ステップST5−4における一定時間
としては、例えば1時間などの値とすることが好適であ
るが、それぞれの適用される広域ネットワークの性格
(送信頻度、送信データ量、送信時間の分布、その他)
に応じて適切な値とするのが好適である。
【0083】ステップST5−6においては、一定時間
より古くなったデータを監視テーブルから抹消する。こ
れは、本実施の形態3においては、一定時間内の接続回
数を見ている訳であるが、その一定時間より古いデータ
はもはや接続回数として計数しないからである。このス
テップST5−6の後は、上述したステップST5−2
に処理が移行し、同様の動作が繰り返されることにな
る。
【0084】実施の形態4 上記実施の形態では、回線の接続状態が異常である場合
として、長時間接続の場合と、一定時間内の多数回の接
続の場合と、を説明した。接続状態が異常であると判断
される場合としてはその他種々の場合が考えられるが、
結局、異常状態を検出する理由は通信費の増大を防止す
ることであるので、通信費が過大になったことを以て接
続状況が異常であると判断することも好適である。
【0085】本実施の形態4においては、異常状態報告
手段208は、通信料金が所定の値以上になった場合
に、これを異常状態と見なし、全体通信監視装置118
にアラームを発報したものである。本実施の形態4にお
ける遠隔通信監視装置116の異常状態報告手段208
の具体的な動作のフローチャートが図6に示されてい
る。
【0086】図6に示されているように、ステップST
6−1において、遠隔通信監視装置116の監視動作が
開始される。
【0087】次に、ステップST6−2において、ルー
タ114から接続開始を表す信号が送られてきたか否か
が検査される。この接続開始信号がルータ114から送
られてきた場合には、遠隔通信監視装置116はステッ
プST6−3において接続監視テーブルに接続が開始さ
れたこと(接続開始事象)を登録する。一方、接続開始
信号が送られてこない場合には、ステップST6−4に
処理が移行する。
【0088】ステップST6−4においてはルータ11
4から送出されてくる切断完了信号の有無が検査され
る。この切断完了信号は、所定の回線が切断された場合
に出力される信号である。この切断完了信号が存在する
場合には、ステップST6−5に処理が移行し、対応す
る回線の接続監視テーブルから抹消される。一方、切断
完了信号がない場合には、後述するステップST6−9
に処理が移行する。
【0089】ステップST6−5においては、切断され
た回線の料金の計算が、接続時間計測手段200が計測
する接続時間等を利用して求められる。
【0090】そしてステップST6−6においては、上
記ステップST6−5において求められた料金が所定の
テーブルに登録される。テーブルとしては、上述した接
続監視テーブルを利用するのが好適である。
【0091】ステップST6−7においては、テーブル
に登録された料金を検査し、現在の時点から過去一定期
間(例えば1時間)内の通信料金の総計が所定の基準料
金より多いか否かが検査される。この検査の結果、所定
の料金より通信費が多ければ、次のステップST6−8
に処理が移行し、多くなければ、後述するステップST
6−9に処理が移行する。
【0092】ステップST6−8においては、異常状態
報告手段208が全体通信監視装置118に対して、ア
ラーム発報を行う。
【0093】ステップST6−9においては、一定時間
より古い通信費に関するデータを接続監視テーブルから
削除する。これは、一定期間より古い通信費のデータは
もはや検査対象ではないからである。尚、本ステップS
T6−9の後は、上述したステップST6−2に処理が
移行し、同様の動作が繰り返されることになる。
【0094】本実施の形態2〜4においては異常状態が
検出された場合に、その旨が遠隔通信監視装置116に
よって報告がなされているが、ルータ114が報告を行
ってもかまわない。換言すれば、上記遠隔通信監視装置
116の機能をルータ114が有するように構成するこ
とも好適である。
【0095】実施の形態5 上記実施の形態2〜4においては、回線に異常が発見さ
れた場合に、遠隔通信監視装置116(又はそれと同様
の機能を備えたルータ114)が全体通信監視装置11
8にその報告をした。しかし、異常通信の原因となるの
は、主に各クライアント112において動作するアプリ
ケーション、又はそれに類する通信プログラムである場
合が多い。そのため、各クライアント112の端末にお
いて通信の異常を検出することも好適である。
【0096】本実施の形態5においては、各クライアン
ト112において無操作時間が一定時間以上になった場
合に異常状態であると判断し、回線を切断したものであ
る。このような動作を実現するために、本実施の形態に
おいては、端末となるパーソナルコンピュータに、いわ
ゆるスクリーンセーバが起動したタイミングを利用して
回線の切断を行う回線切断プログラムが搭載されてい
る。このような構成によって、一定時間、操作者がその
端末において何等操作をしなかった場合に、自動的に回
線を切断することが可能である。
【0097】本実施の形態における端末の回線切断プロ
グラムを中心とする動作を説明するフローチャートが図
7に示されている。
【0098】図7におけるステップST7−1におい
て、各クライアント112の端末の回線切断プログラム
が起動し、監視動作が開始される。
【0099】次に、ステップST7−2において、この
監視プログラムはスクリーンセーバが起動されたか否か
を検査する。周知のように、スクリーンセーバはディス
プレイの画面の焼き付き等を防止するために操作が行わ
れていない無操作時間が一定時間以上になった場合に起
動するソフトウェアである。本実施例において特徴的な
ことは、無操作時間が一定時間以上になったことを、こ
のスクリーンセーバが起動されたことを検出することに
よって行ったことである。スクリーンセーバを用いるこ
とによって、新たにタイマープログラムを作成しなくと
も容易に無操作時間が一定値以上になったことを検出可
能である。
【0100】本実施の形態におけるステップST7−2
においてスクリーンセーバが起動されたことが検出され
た場合には、次のステップST7−3に処理が移行する
が、スクリーンセーバが起動していないことが検出され
た場合には、再び本ステップST7−2に処理が移行
し、スクリーンセーバが起動されたか否かが検査され
る。
【0101】ステップST7−3においては、接続中の
回線があるか否かが検査される。この検査は上述した接
続監視テーブルに類似したテーブル手段を利用して行う
ことが好適である。このテーブル手段は、例えばパーソ
ナルコンピュータ内のハードディスクなどにファイルと
して保存しておくことが好適である。
【0102】本ステップST7−3において、接続中の
回線があることが判明した場合には、次のステップST
7−4に処理が移行し、その回線が切断される。一方、
接続されている回線がない場合には、回線の切断は行わ
れない。
【0103】本実施の形態においては、スクリーンセー
バを用いて、一定時間そのクライアント112の端末に
おいて操作者が何等操作をしないことを検出することに
よって、容易に無操作時間を検出でき、回線を切断する
ことが可能である。そのため、操作者が回線を接続して
いることを忘れて帰宅してしまった場合等においても自
動的に回線を切断することができ,膨大な通信費が発生
することを未然に防止可能である。
【0104】尚、本実施の形態においては、スクリーン
セーバを用いて無操作時間を検出したが、無操作時間を
検出するためにのみ特別のタイマープログラムや、キー
ボード監視プログラムを作成し、それらを用いることも
好適である。また、無操作時間を検出さえできれば、従
来知られている種々の手法が応用可能である。
【0105】実施の形態6 以上の実施例1〜5においては、回線接続の異常状態を
効率的に検出し、通信費が膨大なものとなってしまうこ
とを未然に防止しうる手法について様々な形態を説明し
た。
【0106】通信費の節約のためには、異常状態を検出
することも重要であるが、通信路の効率的な利用も重要
なことである。通信路の効率的な利用を図るために、ル
ータ114には、接続が失敗した場合に、所定期間が経
過してから再度接続を試みるリトライ機能が備えられて
いることが多い。
【0107】このリトライ機能は特に回線が込み合って
いて、接続が困難である場合に、操作者に代わって、所
定回数接続を試みるため有用な機能である。しかし、よ
り効率的なリトライを行うには、接続相手先の状況によ
ってリトライの間隔や回数を変更することが望ましい。
【0108】しかしながら、従来のルータにおいてはリ
トライの間隔も回数もあらかじめ定められている場合が
多く、利用者が設定できることは単にリトライを利用す
るか否かだけであることが多い。
【0109】そこで本実施の形態においては、ルータ1
14にリトライのタイミングを設定しうる手段を設け、
利用者が自由にリトライのタイミングを(適法な範囲
で)設定できるように構成した。図8には、本実施の形
態におけるルータ114が一定の間隔でリトライを行う
場合の動作を説明するフローチャートが示されている。
【0110】図8におけるステップST8−1におい
て、ルータ114における通信の監視が開始される。
【0111】ステップST8−2においては、接続要求
があるか否かが検査される。検査の結果、いずれかのク
ライアント112からの接続要求があった場合には、次
のステップST8−3に処理が移行する。要求がなかっ
た場合には、後述するステップST8−9に処理が移行
する。
【0112】次に、ステップST8−3において、前回
の通信において正常終了したものがあるか否かが検査さ
れる。この検査は上述した通信監視テーブルに類似のテ
ーブル手段を利用することにより行われる。このテーブ
ル手段においては、各接続要求ごとに、接続要求に基づ
き接続が完了したか、若しくは接続が失敗しているか等
が記録される。また、このテーブル手段には、今までに
行ったリトライの回数等も記録される。本ステップST
8−3における検査の結果、前回の通信であって正常に
完了したものがある場合には、後述するステップST8
−6に処理が移行する。完了したものがない場合には、
次のステップST8−4に処理が移行する。
【0113】ステップST8−4においては、前回接続
先がビジーであって接続が失敗したもののうち最も古い
ものが選択される。
【0114】ステップST8−5においては、上記最も
古い接続要求に関して、前回失敗した時点から1.5分
以上経過したか否かが検査される。この1.5分という
時間はリトライの繰り返し周期である。
【0115】本実施の形態において特徴的なことは、こ
のリトライのタイミングが操作者が自由に設定できるこ
とである。すなわち本実施の形態におけるルータ114
は、操作者の指示によりリトライ間隔が変更しえるので
ある。さらに、本実施の形態において特徴的なことは、
リトライ間隔を接続相手によって操作者が自由に設定で
きることである。このような構成により、接続先の回線
数等に対応したリトライ間隔を設定することができ、効
率的な回線の使用が可能となるのである。
【0116】ステップST8−6においては、回線の接
続が行われる。
【0117】ステップST8−7においては、回線の接
続が相手側のビジーにより失敗したのか否かが検査され
る。相手側のビジーにより失敗したのであれば、次のス
テップST8−8に処理が移行し、さもなくばステップ
ST8−9に処理が移行する。
【0118】ステップST8−8においては、ビジーが
起きたために回線接続が失敗したことを接続監視テーブ
ルに類似する上記所定のテーブル手段に登録する。この
登録により、上記ステップST8−3において、ビジー
より失敗した接続要求を選択することができるのであ
る。
【0119】ステップST8−9においては、切断完了
信号があるか否かが検査される。切断完了信号がある場
合には、ステップ8−10に処理が移行し、さもなくば
上記ステップST8−2に処理が移行する。
【0120】ステップST8−10においては、正常に
通信が完了したことを上記所定のテーブルに登録する。
これによって、上記ステップST8−3においてビジー
状態で接続失敗した接続要求として呼び出されることが
ない。
【0121】尚、本実施の形態においては、リトライの
間隔を操作者が設定したが、操作者が相手側の回線数な
どの通信環境を入力し、ルータ側がそれに基づいて、リ
トライのタイミングを設定することも好適である。この
ように構成することによって、操作者はリトライの間隔
などのタイミングを計算しなくとも容易に最適なリトラ
イの間隔などを設定することが可能である。
【0122】実施の形態7 上述した実施の形態1〜6によれば、遠隔通信監視装置
が中継装置(遠隔通信監視装置の機能を中継装置が内蔵
していてもよい)と連携し、あらかじめ指定した時間以
上連続して接続されたままであると全体通信監視装置に
通知が行われる。また、一定時間内で所定回数以上の接
続があれば同様に全体通信監視装置に報告が行われる。
このような動作によって通信異常が検出されていた。
【0123】しかし、(1)長時間接続や、接続/切断
の切換が発生した場合に、その原因を特定することがで
きない。また、(2)中継装置が回線交換網に接続する
ときに、異常が発生して接続ができなかった場合は、そ
の接続ができなかったこと、及びその原因が不明であ
る。さらに、(3)回線交換網の伝送速度に対するフレ
ーム転送に使用されている割合を求める手段がないた
め、トラヒックが多すぎてしまうという異常を判別する
ことができない。
【0124】そこで、本実施の形態7においては、以下
に述べるような構成を採用することにより、通信の異常
状態の原因を特定することに役立つ広域ネットワークシ
ステムを提案する。
【0125】本実施の形態における広域ネットワークシ
ステムの全体構成図が図10に示されている。図10に
示されている中継装置(第1の中継装置から第3の中継
装置を意味する。以下、単に中継装置という場合には第
1の中継装置から第3の中継装置を意味するものとす
る)R10、R20、R30は、回線交換網(以下、単
に「回線」又は「網」と呼ぶこともある)104に接続
時に、接続が行われた旨(回線接続通知)を、遠隔通信
監視装置LMi(i=1〜3)に通知する。尚、遠隔通
信監視装置は、以下単に監視装置LMi(i=1〜3)
という。また、中継装置R10、R20、R30は、網
切断時に、回線切断したこと(回線切断通知)を監視装
置LMi(i=1〜3)に通知する。
【0126】中継装置R10、R20、R30は、送受
信履歴情報としての網との送受信フレームをメモリに記
憶している。全体通信監視装置SMは、中継装置R1
0、R20、R30に対して、送受信履歴情報の送信を
要求することにより、送受信履歴情報を得ることができ
る。尚、全体通信監視装置SMは、以下、単に統括監視
装置SMと呼ぶ。中継装置R10、R20、R30は、
回線接続通知に発信か着信かを表す情報を付加する。こ
の中継装置R10、R20、R30は、回線接続通知
に、宛先回線番号と、発信元回線番号と、に関する情報
を付加する。さらに、中継装置R10、R20、R30
は、回線接続通知にはネットワークプロトコル種別の情
報を付加する。一方、この中継装置R10、R20、R
30は、回線接続通知に宛先ネットワークアドレスと、
発信元ネットワークアドレスと、に関する情報を付加す
る。
【0127】監視装置LMi(i=1〜3)は、中継装
置R10、R20、R30からの回線接続通知と回線切
断通知から長時間接続または接続/切断繰り返しの異常
を検出すると、統括監視装置SMにその旨を通知する。
この通知には、発/着信と宛先/発信元回線番号とネッ
トワークプロトコル種別と宛先/発信元ネットワークア
ドレスの情報を付加する。統括監視装置SMは、接続/
切断繰り返しの場合、通知された情報からその異常の原
因となる端末Ti(i=1〜3)のアドレスをCRTへ
表示するなどして、ネットワーク管理者に知らせる。ま
た、統括監視装置SMは、長時間接続の場合には、送受
信履歴情報と通知された情報から、異常の原因となった
端末Ti(i=1〜3)のアドレスをCRTに表示する
等してネットワーク管理者に知らせる。
【0128】図11には、本実施の形態における中継装
置R10、R20、R30の構成ブロック図が示されて
いる。図11に示されているように、この中継装置R1
0、R20、R30には、第1から第NのLAN側制御
部300と、第1から第NのWAN側制御部310と、
が備えられ、また、データバッファ312や中央制御部
314が備えられている。また、この中継装置R10、
R20、R30のローカルコンソールを制御するローカ
ルコンソール制御部316が備えられている。本実施の
形態における中継装置R10、R20、R30に特徴的
な構成は、メモリ318内に3個のテーブルが設けられ
ていることである。
【0129】この3個のテーブルは、監視装置アドレス
テーブルLMA_Tと、回線送受信履歴情報テーブルW
AN_Tと、送受信長カウンタテーブルCNT_Tと、
である。
【0130】図12には、監視装置アドレステーブルL
MA_Tの構成を表す説明図が示されている。図12に
示されているように、監視装置アドレステーブルLMA
_Tは、監視装置のアドレス情報を保持するテーブルで
あり、複数のアドレス情報を登録できる。
【0131】図13には、回線送受信履歴テーブルWA
N_Tの構成を表す説明図が示されている。図13に示
されているように、回線送受信履歴テーブルWAN_T
は、各情報チャネルごとに、インデックスが割り当てら
れ、各情報チャネルごとに送信/受信情報、タイムスタ
ンプ、送受信データが、それぞれ格納されている。情報
チャネルとは、例えば、ISDNのいわゆる基本インタ
ーフェースにおける2個のBチャネルのそれぞれを言
う。本実施の形態においては、図10における第1の中
継装置R10のポートP2は、このISDNのいわゆる
基本インターフェースを収容しているため、ポートP2
は、2個の情報チャネルを有している。尚、本実施の形
態においては、各ポートがISDNの基本インターフェ
ースを収容しているため、2個の情報チャネルを有して
いたが、B−ISDNを用いればより多くの情報チャネ
ルが1ポートに割り当てられる場合もある。
【0132】図14には、送受信長カウンタテーブルC
NT_Tの構成を表す説明図が示されている。図14に
示されているように、このテーブルには、上記回線送受
信履歴情報テーブルWAN_Tにおけるインデックスご
とに、その送信長カウンタと、受信長カウンタのそれぞ
れの値が格納されている。
【0133】図15(a)には、図10に示されている
監視装置LMi(i=1〜3)の動作例を表すフローチ
ャートが示されている。ここに示されている動作例は請
求項12の構成に対応するものである。
【0134】まず、ステップST15−1においては、
監視装置LMi(i=1〜3)が中継装置から、回線接
続通知を受信する。
【0135】ステップST15−2においては、受信し
た回線接続通知に含まれている発信/着信フラグと宛先
回線番号と発信元回線番号を用いて、監視装置LMi
(i=1〜3)内の回線接続回数監視テーブルを検索す
る。回線接続通知のフォーマットを表す説明図が図16
(e)に示されている。図16(e)に示されているよ
うに、接続/切断フラグと、発信/着信フラグと、宛先
回線番号と、発信元回線番号と、ネットワークプロトコ
ル種別と発信元アドレス、発信先アドレス、とが含まれ
ている。尚、この接続/切断フラグは、回線「接続」通
知の場合には「接続」を表す値となる。また、この回線
接続回数監視テーブルの構成を表す構成図が図15
(c)に示されている。図15(c)に示されているよ
うに、回線接続回数監視テーブルは、上記回線接続通知
(図15(c)参照)に示されている発信/着信フラグ
と宛先回線番号と発信元回線番号によって求められる回
線番号と、それに対する回線接続回数と、を含むテーブ
ルである。
【0136】ステップST15−3においては、上記検
索の結果見い出されたエントリに対し、その接続回数を
インクリメントする。尚、テーブルには示されていない
が、接続回数をインクリメントすると同時に接続時間の
カウントも行われている。
【0137】ステップST15−4においては、インク
リメントされた接続回数が接続最大回数を超えているか
否かが検査される。接続最大回数は、図15(b)に示
されている回線接続最大カウンタ値テーブルに格納され
ている。図15(b)に示されているように、この回線
接続最大カウンタ値テーブルには、回線番号ごとに回線
接続最大カウンタ値が格納されると共に、そのカウンタ
(回線接続回数監視テーブル内のカウンタ(図15
(c)))をリセットする時間間隔も格納されている。
【0138】この検査の結果、接続回数が回線接続最大
カウンタ値を超えていればステップST15−5におい
て統括監視装置SMに回線接続回数超過通知を通知す
る。この通知の際に使用される統括監視装置のアドレス
は統括監視装置アドレステーブルに格納されている。図
15(d)に統括監視アドレステーブルの構成を表す説
明図が示されている。また、この回線接続回数超過通知
のフォーマットが図16(f)に示されている。図16
(f)に示されているように、発信先アドレスや発信元
アドレスと共に、接続回数と回線接続最大カウンタ値と
カウンタリセット間隔が統括監視装置SMに報告され
る。その結果、本実施の形態によれば、統括監視装置S
Mにおいて、通信の異常が発生した原因の究明を詳細に
行うことができる。
【0139】図17、18には、本実施の形態における
監視装置LMi(i=1〜3)の他の動作例を表すフロ
ーチャートが示されている。ここに示されている動作例
は請求項13の構成に対応するものである。
【0140】まず、ステップST16−1において、監
視装置LMi(i=1〜3)は、中継装置R10、R2
0、R30からの回線接続通知を受信する。
【0141】ステップST16−2においては、受信し
た回線接続通知に含まれている発信/着信フラグと宛先
回線番号と発信元回線番号を用いて、図15(a)に示
されている回線接続回数が所定の回数を超過しているか
否かが検査され、必要に応じ統括監視装置SMに所定の
通知が行われる。
【0142】ステップST16−3においては、回線接
続監視テーブルに回線情報が登録される。図18(e)
には回線接続監視テーブルの構成を表す説明図が示され
ている。図18(e)に示されているように、このテー
ブルには回線番号ごとに発信/着信フラグと接続相手回
線番号と宛先アドレスと発信元アドレスと回線接続時間
とが登録される。
【0143】ステップST16−4においては、接続時
間を監視する接続時間監視タイマが起動される。本実施
の形態において特徴的なことは、回線接続時間を計測す
るために、回線接続時に監視タイマを起動させたことで
ある。このような構成によって、回線の接続時間に異常
が発生したことが容易に判別可能である。
【0144】図17(b)には、監視装置LMi(i=
1〜3)が中継装置R10、R20、R30からの回線
切断通知を受信した場合のフローチャートが示されてい
る。
【0145】ステップST16−5においては、監視装
置LMi(i=1〜3)が中継装置R10、R20、R
30からの回線切断通知を受信する。
【0146】ステップST16−6においては、回線接
続監視テーブルから、上記切断通知によって通知された
回線番号に対応するエントリが削除される。これは、回
線が切断されたことによって、もはや監視の必要がなく
なったためである。
【0147】具体的な接続時間の監視の動作を表すフロ
ーチャートが図17(c)に示されている。
【0148】図17(c)に示されているように、ま
ず、ステップST16−7において監視装置LMi(i
=1〜3)がタイマ割り込みを受信する。このタイマ割
り込みは一定時間ごとに割り込み信号を出力するタイマ
であればどのようなタイマからの信号でもかまわない。
【0149】ステップST16−8においては、回線接
続監視テーブルの回線接続時間の更新が行われる。すな
わち、タイマ割り込みの発生する周期の時間が、上記回
線接続時間監視テーブルの回線接続時間に加算されるの
である。これによって、回線接続時間を計測することが
可能である。
【0150】ステップST16−9においては、上記加
算によって得られた回線接続時間が規定時間を超えてい
るか否かが検査される。この規定時間は、回線接続時間
最大タイマ値テーブルに記憶されている。図18(d)
には、この回線接続時間最大タイマ値テーブルの構成を
表す説明図が示されている。図18(d)に示されてる
ように、各回線番号ごとに、回線接続最大時間が格納さ
れている。本ステップST16−9において、接続時間
が回線接続最大時間を超えていると判断された場合に
は、次のステップST16−10に処理が移行する。
【0151】ステップST16−10においては、前記
ステップST15−5と同様に、統括監視装置SMに所
定の通知がなされる。但し、本ステップST16−10
においてなされる通知は回線接続時間が所定の時間を超
えたことを表す回線接続時間超過通知である。この回線
接続時間超過通知のフォーマットが図18(f)に示さ
れている。図18(f)に示されているように、回線接
続時間超過通知は、発信/着信フラグとともに、回線番
号と、接続相手回線番号と、宛先アドレスと、発信元ア
ドレスと、回線接続時間と、回線接続最大時間とを含む
フォーマットを有している。
【0152】本実施の形態において特徴的なことは接続
時間が所定の値を超えたときにその旨が統括監視装置S
Mに通知されることである。このような構成によって、
統括監視装置SMにおいては、通信の異常の原因を容易
に特定することが可能である。
【0153】以上述べたように、本実施の形態において
は、監視装置LMi(i=1〜3)が統括監視装置SM
に異常があった旨を回線接続回数超過通知や、回線接続
時間超過通知等によって報告している。これに対して統
括監視装置SMにおいては、通信に異常のあったことが
CRT等に自動的に表示される。
【0154】例えば、本実施の形態においては、回線接
続回数超過通知を受信した場合に統括監視装置SMにお
いてCRTに表示される事項は図19に示されている事
項である。すなわち、図19に示されているように、中
継装置のアドレスと、発信/着信フラグと、発信元アド
レス、宛先アドレスと、である。これらの情報が自動的
にCRTに表示されるため、ネットワーク管理者は通信
の異常が生じた中継装置のアドレスだけでなく、その通
信を引き起こした端末のアドレス、相手先の端末のアド
レス等も瞬時に識別することが可能である。この結果、
本実施の形態によれば、通信異常の原因を容易に突き止
めることができ、その結果、通信異常の発生を未然に防
止するための種々の予防策を講じるに際して極めて有効
な情報を得ることが可能である。尚、この構成は、請求
項14の構成に対応する。
【0155】一方、本実施の形態においては、統括監視
装置SMが回線接続時間超過通知を受信した場合の動作
が図20(a)に示されている。図20(a)にしめさ
れているように、まずステップST18−1において接
続時間超過通知を統括監視装置SMが受信する。
【0156】次にステップST18−2において、統括
監視装置SMは、通信の異常が発見された中継装置R1
0、R20、R30に対して送受信履歴情報を要求す
る。
【0157】この点が本実施の形態において特徴的なこ
とであり、このような構成によって、統括監視装置SM
は単に監視装置LMi(i=1〜3)から報告された情
報をCRTに表示したり、解析したりするだけでなく、
必要な場合には自動的に、またはオペレータの指示によ
って異常の発見された中継装置R10、R20、R30
に対し、直接に必要な情報を要求するのである。これに
よって、通信の異常についてより詳細な情報を得ること
が可能である。送受信履歴情報のフォーマットが図20
(b)に示されている。図20(b)に示されているよ
うに、送受信履歴情報は、送/受別フラグと、プロトコ
ルヘッダと、電文内容と、タイムスタンプと、を含んで
いる。ここで、プロトコルヘッダと電文内容とは、図1
3における送受信データである。
【0158】ステップST18−3においては、中継装
置R10、R20、R30から得られた上記送受信履歴
情報内のプロトコルヘッダによって、送信元アドレス/
宛先アドレスを検索する。
【0159】ステップST18−4においては、上記検
索された送信元アドレスと、宛先アドレスとがCRT等
に表示される。この表示されるデータのフォーマットが
図20(c)に示されている。
【0160】このように、特に接続時間超過通知の場合
には、統括監視装置SMが直接中継装置R10、R2
0、R30に対して送受信履歴情報を要求することによ
り、通信の異常についての詳細な情報が得られている。
【0161】尚、本実施の形態においては、監視装置L
Mi(i=1〜3)内の回線接続最大カウンタ値テーブ
ルや、回線接続最大タイマ値テーブルの内容は、各ネッ
トワークの構成、利用状況等によって変化させることが
望ましい。そこで、本実施の形態においては、監視装置
LMi(i=1〜3)のコンソールから、オペレータが
これらの内容を自由に見ることができると共に、その内
容を変更することができる。尚、コンソールは図11に
おけるローカルコンソール制御部316を介して監視装
置LMi(i=1〜3)に接続されている。また、これ
らのテーブルの内容は統括監視装置SMからも参照可能
であると共に、その内容を変更可能である。このような
構成を採用することによって、広域ネットワーク全体の
上記各テーブルの内容を一箇所の統括監視装置SMから
集中的に一括して管理することが可能である。
【0162】また、本実施の形態においては、監視装置
LMi(i=1〜3)内の回線接続回数監視テーブル
や、回線接続時間監視テーブルの内容も、監視装置LM
i(i=1〜3)のコンソールから、オペレータがこれ
らの内容を自由に見ることができると共に、その内容を
変更することができる。また、これらのテーブルの内容
は、上述した回線接続最大カウンタ値テーブル等と同様
に、統括監視装置SMからも参照可能であると共に、そ
の内容を変更可能である。このような構成を採用するこ
とによって、広域ネットワーク全体の上記各テーブルの
内容を一箇所の統括監視装置SMから集中的に一括して
管理することが可能である。
【0163】さらに、本実施の形態においては、統括監
視装置SMや監視装置LMi(i=1〜3)から、中継
装置R10、R20、R30内の監視装置アドレステー
ブルの内容も、参照することができるとともに、その内
容を変更可能である。このような構成によって、ネット
ワークの構成に変化が生じたときにも監視装置LMi
(i=1〜3)のアドレスの更新等が一括して行うこと
が可能である。
【0164】実施の形態8 上記実施の形態7においては、具体的に回線接続回数が
所定回数より超過した場合や、回線接続時間が所定時間
を超えた場合について説明したが、中継装置R10、R
20、R30がその他のエラーを検出する場合も多い。
本実施の形態8においては、他のエラーを中継装置R1
0、R20、R30が検出した場合の動作について説明
する。本実施の形態における広域ネットワークの構成は
上記図10と同様である。
【0165】本実施の形態における中継装置R10、R
20、R30は、フレームを網側に送信しようとして、
網へ接続要求を送信したとき、網から応答がない場合と
網からエラー応答があった場合に、エラーのコードが付
加された接続異常通知を監視装置LMi(i=1〜3)
へ通知する。監視装置LMi(i=1〜3)は、統括監
視装置SMへ、中継装置R10、R20、R30から通
知された情報を通知する。統括監視装置SMは、通知さ
れたエラーコードから決定することができるエラーの内
容をCRTに表示する等の処理を行い、ネットワーク管
理者にエラーが生じたことを知らせる。
【0166】中継装置R10、R20、R30は、送信
長カウンタと、受信長カウンタとをメモリ上に形成して
いる。中継装置R10、R20、R30は網へのフレー
ム送信正常終了時、フレームの長さを送信長カウンタに
加算する。一方、中継装置R10、R20、R30は網
からのフレーム受信正常終了時、フレームの長さを受信
長カウンタに加算する。監視装置LMi(i=1〜3)
は、一定の時間間隔で、送信長カウンタ及び受信長カウ
ンタの内容と、相手側及び自己側の回線番号とを、監視
装置LMi(i=1〜3)に送信するよう中継装置R1
0、R20、R30に要求する。監視装置LMi(i=
1〜3)は、中継装置から送信された送信長カウンタ及
び受信長カウンタの値の一定時間当たりの増分を算出
し、この増分に基づき、網の伝送路における帯域の使用
率を計算する。そして、この使用率が所定の値を超えた
場合には、監視装置LMi(i=1〜3)は、その旨を
統括監視装置SMに通知する。
【0167】図21(a)には、本実施の形態における
監視装置LMi(i=1〜3)の動作を表すフローチャ
ートが示されている。尚、このフローチャートは、具体
的には、請求項22の構成に該当するものである。
【0168】まず、ステップST19−1においては、
まず監視装置LMi(i=1〜3)がタイマ割り込みを
受信する。このタイマ割り込みは一定時間ごとに割り込
み信号を出力するタイマであればどのようなタイマから
の信号でもかまわない。
【0169】ステップST19−2においては、監視装
置LMi(i=1〜3)は、中継装置R10、R20、
R30に対し、送信長カウンタの内容を要求する送信長
カウンタ要求と、受信長カウンタの内容を要求する受信
長カウンタ要求と、の2つの要求を送信する。
【0170】ステップST19−3においては、中継装
置R10、R20、R30から送られてきた送信長カウ
ンタの内容及び受信長カウンタの内容から、監視装置L
Mi(i=1〜3)が保持している前回送信長カウンタ
及び前回受信長カウンタの内容を減算する。
【0171】この前回送信長カウンタと前回受信長カウ
ンタとは、監視装置LMi(i=1〜3)内部のメモリ
上に形成されているカウンタ値を保持する領域であり、
前回のタイマ割り込みにおいて中継装置R10、R2
0、R30から読み出した送信長カウンタの内容及び受
信長カウンタの内容を保持している記憶領域である。図
22(d)には、この前回送信長カウンタと前回受信長
カウンタとのメモリ上の構成例が示されている。
【0172】さて、今回のタイマ割り込みにおいて新た
に読み出された送信長カウンタの内容及び受信長カウン
タの内容から、前回のそれらの内容を減算することによ
って、タイマ割り込みの周期当たりの送信データ及び受
信データの増分を求めることができる。本実施の形態に
おいて特徴的なことは単なるデータ量を検査するのでは
なく、単位時間当たりのトラヒックの増分を検査するこ
とより、回線の伝送容量、すなわち回線の帯域幅を超え
てしまいそうか否かをあらかじめ予想することができる
ことである。このような予想をすることによって、単に
通信の異常が発生したことを検出するだけでなく、通信
異常の発生を未然に防止する手段を提供する事ができ
る。
【0173】ステップST19−4においては、具体的
に上記増分値が回線トラヒック最大値を超えたか否かが
検査される。この検査の結果、増分値が回線トラヒック
最大値を超えていれば、次のステップST19−5に処
理が移行する。
【0174】尚、回線トラヒック最大値は、図22
(b)に示されているように、回線番号ごとにその増分
上限値として回線トラヒック計測タイマ値テーブル内に
記録されている。また、この回線トラヒック最大値は送
信側と受信側とで別個の値とすることも可能である。こ
のように別個の値とすれば送信側と受信側とでよりきめ
の細かい制御が可能である。送信側と受信側とで増分値
の上限値を別個の値とした場合の回線トラヒック最大値
テーブルの構成が図22(c)に示されている。
【0175】ステップST19−5においては、監視装
置LMi(i=1〜3)は、統括監視装置SMに対し
て、回線トラヒック超過通知を送信する。この回線トラ
ヒック超過通知のフォーマットが図22(e)に示され
ている。図22(e)に示されているように、この通知
には、中継装置のアドレスと共に、回線番号、チャネル
番号、発信/着信別フラグ、上限値、計測間隔、等が含
まれている。統括監視装置SMは、この通知を受信した
場合には、CRT等にその旨を表示し、ネットワーク管
理者に通信異常の生じる可能性があることを迅速に知ら
せることが可能である。
【0176】ステップST19−6は、増分値が回線ト
ラヒック最大値を超えた場合でも超えない場合にも実行
されるステップであって、図22(d)に示されている
前回送受信長カウンタの内容を更新するステップであ
る。すなわち今回のタイマ割り込みにおいて、新たに中
継装置R10、R20、R30から読み出された送信長
カウンタ及び受信長カウンタを、次回の処理のために
「前回送受信長カウンタ」として記憶しておくのであ
る。
【0177】
【発明の効果】発明によれば、監視装置は通信異常の
詳細を自動的に知ることができるため、通信異常の原因
を知ることが可能な広域ネットワークシステムが提供可
能である。
【0178】また、特に回線接続回数が多すぎることに
由来する通信異常を統括監視装置において集中的に監視
することが可能である。さらに、統括監視装置は、回線
接続回数が多すぎる事を表示するため、操作者は通信異
常の原因を容易に知ることが可能である。
【0179】また、特に回線接続時間が長すぎることに
由来する通信異常を統括監視装置において集中的に監視
することが可能である。さらに、統括監視装置は、回線
接続時間が長すぎる事を表示するため、操作者は通信異
常の原因を容易に知ることが可能である。
【0180】また、中継装置のアドレステーブルが容易
に書き換えられるのでネットワークの構成の変更に柔軟
に対応可能である。
【0181】また、通信の異常の基準を容易に変更でき
るので、ネットワーク環境の変更に柔軟に対応した、通
信異常の原因の究明が実現できる。
【0182】また、通信データ量を正確に把握できるの
で、通信データ量に応じた通信異常の検出が可能な広域
ネットワークシステムが構築される。
【0183】また、通信データ量の変化に基づき、通信
異常の予測を行ったので、異常の発生を未然に防止しう
る効果がある。さらに、通信データの変化が過大になっ
た旨が統括監視装置において表示されるので、迅速に通
信データ量の変化を把握できる効果がある。
【0184】また、通信異常の判断基準が変更できるた
め、ネットワークの構成の変更に柔軟に対応できる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施の形態である広域ネット
ワークの構成図である。
【図2】 遠隔通信監視装置の構成ブロック図である。
【図3】 本実施の形態1の動作を表すフローチャート
である。
【図4】 本実施の形態2の動作を表すフローチャート
である。
【図5】 本実施の形態3の動作を表すフローチャート
である。
【図6】 本実施の形態4の動作を表すフローチャート
である。
【図7】 本実施の形態5の動作を表すフローチャート
である。
【図8】 本実施の形態6の動作を表すフローチャート
である。
【図9】 従来の広域ネットワークの構成図である。
【図10】 本発明の好適な実施の形態である広域ネッ
トワークの構成図である。
【図11】 本実施の形態における中継装置の構成ブロ
ック図である。
【図12】 監視装置アドレステーブルの説明図であ
る。
【図13】 回線送受信履歴情報テーブルの説明図であ
る。
【図14】 送受信長カウンタテーブルの説明図であ
る。
【図15】 本実施の形態における監視装置の動作を説
明する説明図である。
【図16】 本実施の形態における監視装置の動作を説
明する説明図である。
【図17】 本実施の形態における監視装置の動作を説
明する説明図である。
【図18】 本実施の形態における監視装置の動作を説
明する説明図である。
【図19】 本実施の形態における統括監視装置がCR
Tに表示する情報の説明図である。
【図20】 本実施の形態における統括監視装置の動作
を表す説明図である。
【図21】 本実施の形態における監視装置の動作を表
す説明図である。
【図22】 本実施の形態における監視装置の動作を表
す説明図である。
【符号の説明】
1 サーバ、2 クライアント、3 被監視ルータ、5
被監視通信ボード、6 全体通信監視装置、100
LAN、102 クライアント、104 回線交換網、
110 サーバ、112 クライアント、114 ルー
タ、116 遠隔通信監視装置、118 全体通信監視
装置、300 LAN側制御部、310WAN側制御
部、312 データバッファ、314 中央制御部、3
16 ローカルコンソール制御部、318 メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 優 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−236165(JP,A) 特開 平5−207070(JP,A) 特開 平8−65298(JP,A) 特開 平7−203085(JP,A) 特開 平6−53990(JP,A) 特開 平6−343073(JP,A) 特開 平6−343082(JP,A) 特開 平8−163176(JP,A) 特開 平4−239256(JP,A) 特開 平4−345254(JP,A) 特開 平4−27246(JP,A) 特開 平2−17748(JP,A) 特開 平2−17747(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/24 H04L 12/26 H04L 12/28 H04L 12/46 H04L 12/50

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線交換網とローカルエリアネットワー
    クとを接続する中継装置と、 前記ローカルエリアネットワーク内に設けられている監
    視装置と、 前記ローカルエリアネットワーク内に設けられている統
    括監視装置と、 を含む広域ネットワークシステムにおいて、 前記中継装置は、 自動発呼手段と、 自動切断手段と、 前記監視装置のアドレス情報を記憶する監視装置アドレ
    ステーブルと、 回線に接続した時に、発着信情報を含む回線接続通知
    を、前記監視装置アドレステーブルに登録されている監
    視装置のアドレス宛に送信する第1送信手段と、 回線接続を切断した時に、回線切断通知を、前記監視装
    置アドレステーブルに登録されている監視装置のアドレ
    ス宛に送信する第2送信手段と、 回線接続中の送信か受信かを表すフラグ情報と、前記回
    線に対して送受信するデータと、を保存する回線送受信
    履歴情報テーブルと、 前記回線とデータを送受信する際にデータを前記回線送
    受信履歴情報テーブルに保存する保存手段と、 前記統括監視装置から、回線送受信履歴情報要求を受信
    した場合に、前記統括監視装置に回線送受信履歴情報を
    返送する返送手段と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の広域ネットワークシステ
    ムにおいて、 前記監視装置は、 回線接続最大カウンタ値を記憶する回線接続最大カウン
    タ値テーブルと、 前記中継装置の回線接続回数を登録する回線接続回数監
    視テーブルと、 統括監視装置のアドレス情報を記憶する統括監視装置の
    アドレス情報を記憶する統括監視装置アドレステーブル
    と、 回線接続通知を受信した場合に、前記回線接続回数監視
    テーブルに回線番号を登録し、回線接続回数をインクリ
    メントする回線接続回数監視手段と、 前記回線接続回数監視手段によってインクリメントされ
    た前記回線接続回数が、前記回線接続最大カウンタ値テ
    ーブルの該当する回線接続最大カウンタ値を超える場合
    に、前記統括監視装置アドレステーブルに登録されてい
    る前記統括監視装置のアドレス宛に、前記中継装置のア
    ドレスと、回線接続情報を付加した回線接続回数超過通
    知を送信する超過送信手段と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の広域ネットワークシステ
    ムにおいて、 前記監視装置は、 回線接続最大タイマ値を記憶する回線接続最大タイマ値
    テーブルと、 前記中継装置の回線接続時間を登録する回線接続時間監
    視テーブルと、 統括監視装置のアドレス情報を記憶する統括監視装置の
    アドレス情報を記憶する統括監視装置アドレステーブル
    と、 回線接続通知を受信した場合に、前記回線接続時間監視
    テーブルに回線番号を登録し、回線接続時間をインクリ
    メントする回線接続時間監視手段と、 前記回線接続時間監視手段によってインクリメントされ
    た前記回線接続時間が、前記回線接続最大タイマ値テー
    ブルの該当する回線接続最大タイマ値を超える場合に、
    前記統括監視装置アドレステーブルに登録されている前
    記統括監視装置のアドレス宛に、前記中継装置のアドレ
    スと、回線接続情報を付加した回線接続時間超過通知を
    送信する超過送信手段と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の広域ネットワーク
    システムにおいて、 前記統括監視装置は、 回線接続回数超過通知を受信した場合に、回線接続回数
    が基準の接続回数を超過した旨と、前記中継装置のアド
    レスと回線接続情報と、のいずれか一方又は双方を表示
    する表示手段、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の広域ネットワーク
    システムにおいて、 前記統括監視装置は、 回線接続時間超過通知を受信した場合に、回線接続時間
    が所定の基準の接続時間を超過した旨と、前記中継装置
    のアドレスと回線接続情報と、のいずれか一方又は双方
    を表示する表示手段と、 回線送受信履歴情報要求を、前記中継装置に送信し、前
    記中継装置から返送されてきた回線送受信履歴情報内の
    送受信データと、データの宛先アドレスと、発信元アド
    レスとを表示する履歴情報表示手段と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の広域ネットワーク
    システムにおいて、 前記統括監視装置及び監視装置のいずれか一方または双
    方は、 前記中継装置内の監視装置アドレステーブルの内容を設
    定変更する設定変更手段と、 前記監視アドレステーブルの内容を表示する表示手段
    と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の広域ネットワークシステ
    ムにおいて、 前記統括監視装置及び監視装置のいずれか一方または双
    方は、 前記監視装置内の回線接続最大カウンタ値テーブルの内
    容を設定変更する設定変更手段と、 前記回線接続最大カウンタ値テーブルの内容を表示する
    表示手段と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の広域ネットワークシステ
    ムにおいて、 前記統括監視装置及び監視装置のいずれか一方または双
    方は、 前記監視装置内の回線接続回数監視テーブルの内容を設
    定変更する設定変更手段、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の広域ネットワークシステ
    ムにおいて、 前記統括監視装置及び監視装置のいずれか一方または双
    方は、 前記監視装置内の回線接続最大タイマ値テーブルの内容
    を設定変更する設定変更手段と、 前記回線接続最大タイマ値テーブルの内容を表示する表
    示手段と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の広域ネットワークシス
    テムにおいて、 前記統括監視装置及び監視装置のいずれか一方または双
    方は、 前記監視装置内の回線接続時間監視テーブルの内容を設
    定変更する設定変更手段、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の広域ネットワークシス
    テムにおいて、 前記中継装置は、 送信長カウンタと、受信長カウンタとを記憶する送受信
    長カウンタテーブルと、 前記回線にデータを送信したとき、その送信データの長
    さを前記送信長カウンタに加算する送信長カウンタ加算
    手段と、 前記回線からデータを受信したとき、その受信データの
    長さを前記受信長カウンタに加算する受信長カウンタ加
    算手段と、 前記監視装置から、送信長カウンタ要求又は受信長カウ
    ンタ要求を受信した場合には、送信長カウンタ又は受信
    長カウンタの値を返送する返送手段と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1又は11記載の広域ネットワ
    ークシステムにおいて、 前記監視装置は、 回線トラヒック計測タイマ値を記録する回線トラヒック
    計測タイマ値テーブルと、回線トラヒック最大値を記憶
    する回線トラヒック最大値テーブルと、 前回送信長カウンタと前回受信長カウンタとを記憶する
    前回送受信長カウンタテーブルと、 回線トラヒック計測タイマ値間隔に中継装置に送信長カ
    ウンタ要求と受信長カウンタ要求を送信し、返送されて
    きた送信長カウンタ及び受信長カウンタの値及び前回送
    信長カウンタと前回送信長カウンタの値、及び回線トラ
    ヒック計測タイマ値とから増分を計算する計算手段と、 前記送信長カウンタと前記受信長カウンタの値を前回送
    信長カウンタと前回受信長カウンタに書き込む書き込み
    手段と、 前記計算手段によって計算された前記増分が回線トラヒ
    ック最大値を超えている場合に、前記統括監視装置に前
    記中継装置のアドレスと回線番号情報を付加した回線ト
    ラヒック超過通知を送信する送信手段と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1又は12記載の広域ネットワ
    ークシステムにおいて、 前記統括監視装置は、 回線トラヒック超過通知を受信した場合に、回線トラヒ
    ックが超過した旨、及び前記中継装置のアドレスと回線
    番号情報のいずれか一方または双方を表示する表示手段
    と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 請求項1又は12記載の広域ネットワ
    ークシステムにおいて、 前記統括監視装置及び監視装置のいずれか一方または双
    方は、 前記監視装置内の回線トラヒック計測タイマ値テーブル
    と回線トラヒック最大値テーブルとの内容を設定変更す
    る設定変更手段と、 前記回線トラヒック計測タイマ値テーブルと回線トラヒ
    ック最大値テーブルの内容を表示する表示手段と、 を含むことを特徴とする広域ネットワークシステム。
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