JP3424996B2 - スペクトラムアナライザ - Google Patents

スペクトラムアナライザ

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JP3424996B2 JP33891994A JP33891994A JP3424996B2 JP 3424996 B2 JP3424996 B2 JP 3424996B2 JP 33891994 A JP33891994 A JP 33891994A JP 33891994 A JP33891994 A JP 33891994A JP 3424996 B2 JP3424996 B2 JP 3424996B2
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、PHP(Personal H
andy Phone System)等のデジタル変調された信号をス
ペクトラムアナライザで解析する場合において、この信
号を復調して基地局や移動局を認識する識別番号を検出
して、これに対応するスペクトラム波形を特定し、これ
と共に識別番号やデータ内容を同時に表示するスペクト
ラムアナライザに関する。
【0002】
【従来の技術】この通信は、デジタル変調された信号
を、時分割多元接続方式で複数の移動局との通信に対し
て時間帯(タイムスロット)を割り当てて通信するTD
MA(Time Division Multiple Acces)方式が使われ
る。この為、上りや下りの通信電波は、間欠的にバース
ト状の電波を発生する。また、PHPでは、基地局が数
百m間隔毎に接近した距離で設置している為、複数の基
地局の電波信号も受信入力される。ここで、PHPの詳
細内容については、(財)電波システム開発センターの
標準規格であるRCRーSTDー28規格書に詳細が述
べられている。変調方式は、QPSK(Quadrature PS
K)によるデジタル通信である。
【0003】この信号の中で特定の信号のスペクトラム
波形や時間軸波形を観測しようとする場合、複数の局か
ら様々な電界強度の信号が入力される。従来のスペクト
ラムアナライザでは、どの波形がどの基地局、移動局の
信号なのかが特定出来ない。この為、目的の信号を捕ら
えて信号解析することは極めて困難な状況にある。従来
のスペクトラムアナライザのトリガ機能としては、入力
レベルによるトリガ機能があるが、時々刻々信号レベル
が変動する場合が多く、これを特定して信号解析するこ
とは出来ないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通信プロトコル単独の
データ内容解析装置はあるが、通信信号のスペクトラム
や信号の波形がどの局の信号なのかを特定して測定表示
するスペクトラムアナライザはなく、上記説明のような
測定アプリケーションにおいては、利用上の不便があっ
た。そこで、本発明が解決しようとする課題は、デジタ
ル変調された信号を復調して基地局や移動局を認識する
識別番号を検出し、これに対応する時間軸波形信号や、
スペクトラム波形を特定し、識別番号やデータ内容と共
に同時表示する装置を目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成では、周波数変換部70からの中間周
波数fif信号を受けて、更に低い中間周波数flow信号
に変換するダウンコンバータ部20を設け、中間周波数
flow信号を受けて、出力レベルを一定にする振幅リミ
ッタ12を設け、中間周波数flow信号からデジタル変
調された信号を復調して、シリアルデータ14sqr列に
復調する復調器14を設け、シリアルデータ14sqrを
受けて、通信データ単位であるスロットの同期を検出
し、スクランブルを解除し、スロットを特定するトリガ
条件と比較して、トリガ条件成立時にトリガ信号30tr
gを出力するID検出部30を設け、トリガ信号30trg
を受けて、表示処理部86内に有するバッファメモリ8
7の書き込み用位置情報を保持し、この情報からトリガ
したスロットデータを特定し、このスロットデータを特
定して表示部90で表示させる表示処理部86を設ける
構成手段にする。これにより、周波数変換部70と、B
PF82と、検波AD変換器84と、表示部90を有し
て、PHP等のデジタル変調された信号の解析装置を実
現する。
【0006】ID検出部30の構成は、復調器14から
のデータ14sqrを受けて、スロットのUWビット列の
固有パターンの位置を検出してスロット同期位置を検出
するUW検出部32を設け、復調器14からのシリアル
データ14sqrと、UW検出部32からのスロット同期
位置信号を受けて、スクランブルを解除したシリアルデ
ータ列34datを出力するデ・スクランブラ34を設
け、シリアルデータ列34datと、スロットのトリガ条
件信号を受けて、両者を比較し、両者が一致した場合に
トリガ信号30trgを出力する比較器38を設ける構成
手段である。
【0007】ID検出部30に、スロットのシリアルデ
ータ列に誤りが有るか否かを検出するCRC誤り検出器
35を追加して設ける構成手段がある。また、デ・スク
ランブラ34からの復調したシリアルデータ列34dat
を受けて、スロット単位のデータを格納するスロットデ
ータ格納メモリ36を追加して設ける構成手段がある。
表示処理部86において、スロットデータを特定した表
示形態として、トリガマーカー110で指示表示する例
がある。また、表示処理部86において、スロットデー
タ格納メモリ36からのスロットデータを受けて、スロ
ット波形と共にトリガ信号30trgに対応したスロット
のデータ内容を表示部90に表示する手段がある。
【0008】
【作用】ダウンコンバータ部20は、スペクトラムアナ
ライザ本体側が有する周波数変換部70からの中間周波
数fif信号を受けて、目的とする中間周波数flow信号
に変換する作用がある。振幅リミッタ12は、中間周波
数flow信号を受けて、出力レベルを一定にする作用が
ある。復調器14は、中間周波数flow信号であるQP
SK変調された信号を受けて、送信元のシリアルデータ
14sqr列に復調する作用がある。
【0009】ID検出部30は、波形測定側とは独立し
て、スロットの同期を検出し、スクランブルを解除し、
CRC誤りの有無を検出し、所望のトリガ条件が成立し
たスロットでトリガ信号30trgを出力し、スロットデ
ータ単位のデータを保存する作用がある。表示処理部8
6は、トリガ信号30trgを受けて、バッファメモリ8
7書き込み中の位置情報、即ちアドレス87adrをラッ
チ保持して、トリガ前後のデータを確実に保存して、目
的の特定スロットデータを的確に捕らえる作用があり、
また、表示部90で、トリガで特定したスロットを基に
したトリガマーカー110、カーソル120でスロット
波形を指示表示でき、更に、このスロットに対応したデ
ータ情報を画面に表示する作用がある。これらにより、
デジタル変調された信号を復調して基地局や移動局を認
識する識別番号等を特定出来、これをトリガ検出し、こ
れに対応する時間軸波形を特定して、識別番号やデータ
内容と共に、両者を同時表示して的確なる通信状態の解
析機能を提供できる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例は、デジタル変調信号を復調
して識別番号を検出して、時間軸波形信号や、スペクト
ラム波形を測定するスペクトラムアナライザの例であ
る。これについて、図1と図2を参照して説明する。本
発明は、図1に示すように、周波数変換部70と、BP
F82と、検波AD変換器84と、表示処理部86と、
表示部90と、ダウンコンバータ部20と、振幅リミッ
タ12と、復調器14と、ID検出部30とで構成して
いる。この構成で、周波数変換部70と、BPF82
と、検波AD変換器84と、表示処理部86の一部と、
表示部90は、従来のスペクトラムアナライザの構成要
素である。
【0011】周波数変換部70は、1.9GHz帯の入
力被測定信号100を受けて、一定の中間周波数fif、
例えば200MHzに変換するものである。この信号を
BPF82とダウンコンバータ部20に供給する。ここ
で局部発振器76は、入力被測定信号100の振幅波形
を測定する場合は、周波数の掃引は止めた状態にする。
BPF82は、所望の帯域特性でフィルタするバンドパ
スフィルタであり、中間周波数fif信号を受けて、所望
の帯域特性でフィルタした後、検波AD変換器84に供
給して検波した後、AD変換器でアナログ電圧信号をデ
ジタルデータに量子化変換して表示処理部86に供給す
る。
【0012】表示処理部86は、検波AD変換器84か
らのデータを受けて、内部バッファメモリ87に連続的
に格納する。この内部バッファメモリ87は、例えば4
kワードの記憶容量を有していて、測定の開始や掃引の
開始信号や掃引停止信号やトリガ信号等により所望の書
き込みをスタート/ストップする。有限のメモリである
為、書き込みアドレスの最後にきたら最初に戻って巡回
することで、ストップ前後のデータが得られ、また、常
に最新の受信データに更新保存する。そして、測定条件
に対応して、内部バッファメモリ87の内容を読み出し
て、測定条件や表示条件に対応した画面表示データを演
算生成し、表示部90でスペクトラムあるいは、振幅波
形を表示する。また、この表示処理部86は、ID検出
部30からのトリガ信号を受けて、内部バッファメモリ
87の格納を制御する。これについては後述する。
【0013】次に本発明で追加した構成の内容について
説明する。ダウンコンバータ部20は、周波数変換部7
0からの中間周波数fif信号を受けて、更に低い中間周
波数flow、例えば10.7MHzの信号を振幅リミッ
タ12に供給する。振幅リミッタ12は、出力レベルを
一定にするものであり、中間周波数flow信号を受け
て、内部のAGCアンプにより一定出力レベルにした
後、復調器14へ供給する。
【0014】復調器14は、QPSK変調された信号を
市販の復調ICを使用して復調する。振幅リミッタ12
からの中間周波数flow信号を受け、これにクロックを
与えて、送信元のシリアルデータ14sqr列に復調し、
このデータの同期クロック14sncと共にID検出部3
0に供給する。
【0015】ここで、RCRーSTDー28規格のスロ
ット構成について、図4を示して簡単に概略説明する。
スロット構成は、制御用スロットと、通信用スロットが
あり、両者を区別するユニークワード(UW)ビット列
があり、固有のパターンとなっている。このスロット構
成の多数の周波数チャンネルがある。上りと下りのスロ
ット配列は、例えば同一周波数を8つに時分割しスロッ
ト1〜4を下り用とし、スロット5〜8を上りスロット
として使用している。非通信状態では基地局からの下り
スロットが間欠的に送信しているのみである。
【0016】1つのスロットの基本となる制御用スロッ
トの場合のスロット構成は、先頭からR:ランプタイ
ム、SS:スタートシンボル、CAC:制御信号、U
W:同期ワード、CRC:巡回符号、とガードタイムの
構成になっている。更に、2箇所ある制御信号CAC
で、上りのSCCHの場合の一例としては、PR:プリ
アンブル、CI:チャンネル種別、(ID1:着識別符
号、ID2:発識別符号)、SCCHの配列となってい
る。このID1、ID2には、基地局を認識する識別番
号(CSーID)、移動局を認識する識別番号(PSー
ID)が入る。
【0017】図2を示して、ID検出部30について説
明する。ID検出部30は、スロットの同期点を検出し
て、スクランブルを解除した後、第1にCRC誤りの有
無を検出し、第2に所望トリガ条件が成立した場合にト
リガ信号30trgを出力し、第3にスロットデータ単位
のデータを保存するものである。これは、UW検出部3
2と、デ・スクランブラ34と、CRC誤り検出器35
と、スロットデータ格納メモリ36と、比較器38と、
トリガ条件レジスタ39とで構成している。
【0018】UW検出部32は、復調器14からの復調
シリアルデータ14sqrとクロック14sncを受けて、ス
ロットのUWビット列の固有パターンの位置を検出して
スロット同期位置を割りだし、これをデ・スクランブラ
34に供給する。デ・スクランブラ34は、UW検出部
32からの同期位置信号と、復調器14からの復調シリ
アルデータ14sqrを受けて、1個のスロットデータの
スクランブルを解除したシリアルデータ列34datとス
ロット先頭信号34topを、CRC誤り検出器35と、
スロットデータ格納メモリ36と、比較器38へ供給す
る。
【0019】CRC誤り検出器35は、1スロットのシ
リアルデータ列に誤りが有るか否かを検出するものであ
る。デ・スクランブラ34からのシリアルデータ列34
datとスロット先頭信号34topを受けて、規格の16ビ
ット生成多項式で1スロットデータのCRC演算をした
結果で得たCRC誤り信号35crcをスロットデータ格
納メモリ36に格納する。
【0020】トリガ条件レジスタ39は、外部からスロ
ットのトリガ条件を設定するレジスタである。このレジ
スタには、1スロット分の比較レジスタ39cmpと、比
較しない部分をマスクするマスクレジスタ39mskを有
していて、ビット単位に所望トリガ条件に設定するレジ
スタである。例えば、1スロットの中で、識別番号(C
SーID)に対するトリガ条件としたい場合には、この
識別番号(CSーID)位置に所望のID番号を比較レ
ジスタ39cmpに設定し、このビット位置以外の部分に
比較を禁止するマスクビットをマスクレジスタ39msk
へセットすることで所望の識別番号(CSーID)のみ
によるトリガ条件が設定される。このように、トリガ条
件レジスタ39は、1スロットの中で、識別番号(CS
ーID)とか、識別番号(PSーID)とか、ユニーク
ワード(UW)とか、プリアンブル(PR)とか任意の
条件、あるいは、これら複数条件の組み合わせによるト
リガ条件を設定できるものである。
【0021】比較器38は、トリガ条件を比較してトリ
ガ条件が成立時にトリガ信号30trgを出力するもので
ある。デ・スクランブラ34からのシリアルデータ列3
4datとスロット先頭信号34topを受け、上記トリガ条
件レジスタ39からの比較レジスタ39cmpとマスクレ
ジスタ39mskのデータを受けて、1スロット分のデー
タを比較する。スロット先頭から順次比較し、シリアル
データ列34datと比較レジスタ39cmpの対応するビッ
トを比較し、両者が一致した場合あるいは、対応するマ
スクレジスタ39mskのマスクビットがセットされてい
る場合は、無条件に一致と見なして比較を続けていく。
1スロット分の最後迄一致状態であることを検出した場
合に、トリガ信号30trgを表示処理部86へ供給す
る。
【0022】スロットデータ格納メモリ36は、数Kス
ロット分の格納容量を有していて、1スロット単位のデ
ータを格納するメモリであり、トリガ条件成立の有無や
CRCエラーにかかわらずデ・スクランブラ34からの
復調したシリアルデータ列34datと、トリガ信号30t
rgと、CRC誤り信号35crcを格納する。表示処理部
86は、所望により、これらスロット格納データ36da
tを読み出して表示部90に表示させる。
【0023】表示処理部86は、ID検出部30からの
トリガ信号30trgを受けて、バッファメモリ87書き
込み中の位置情報、即ち書き込みアドレス87adrをラ
ッチ保持する。また、バッファメモリ87への書き込み
停止は、通常のランプ掃引の終了による停止に加えて、
このトリガ信号30trgを受けて、所望時間後に停止す
ることもでき、トリガ前後のデータを確実に保存でき、
単発に発生するような現象でもこのトリガにより的確に
捕らえることができる。このラッチ保持したアドレス8
7adr情報により、バッファメモリ87のどの位置でト
リガが発生したかが分かり、これからどのスロットデー
タによるトリガ発生したかが容易に特定できることとな
る。
【0024】図3に、これらの結果による表示画面の一
例を示す。表示処理部86は、上記説明でトリガしたス
ロットの入力信号波形を特定し、そのスロット画面位置
にトリガマーカー110の印を付けて表示する。これに
より観測者は容易にトリガした特定のスロットを画面上
で直接視認できる。また、このスロットのスロットの識
別番号(ID)やデータ内容130は、スロット格納デ
ータ36datのトリガ点のスロットデータを読み出し
て、波形とデータの両者を対応付けさせて画面に表示す
ることが可能となる。更に、このトリガ点のスロットが
識別できたことから、他のスロットも相対的な前後の時
間関係から容易に識別出来、スロット内容を表示でき
る。即ち、使用者が、画面上でカーソル120を確認し
たいスロット波形上に移動させることにより、そのカー
ソル120位置に対応するスロット格納データ36dat
のデータを読み出して、カーソル位置のスロットの識別
番号(ID)やスロットデータ内容130を表示させる
ことができ、トリガ前後の未知のスロットも容易に解析
できることとなる。
【0025】上記説明は、図4に示す制御スロットの構
成例の場合で説明したが、他のスロット構成の場合にお
いても、上記説明と同様にして実施できる。
【0026】上記実施例の説明では、ID検出部30の
トリガ条件レジスタ39として、1スロット分の比較レ
ジスタ39cmpと、マスクレジスタ39mskを設けた場合
で説明をしたが、所望により、特定のビット位置、例え
ば識別番号(CSーID)、あるいは識別番号(PSー
ID)のビットのみを比較する限定したレジスタを設
け、この信号を比較器38に与えて一致検出してトリガ
出力する構成手段としても良く、同様にして実施でき
る。
【0027】上記実施例の説明では、ID検出部30に
スロットデータ格納メモリ36を設けて、スロットデー
タを表示する場合で説明したが、このスロットデータ内
容の表示が不要な場合には、所望により、このスロット
データ格納メモリ36を削除した構成としても良く、同
様にして実施できる。
【0028】上記実施例の説明では、出力レベルを一定
にする振幅リミッタ12を設けた場合で説明していた
が、ダウンコンバータ部20以前にレベルを一定にする
回路を有する場合には、所望により、この振幅リミッタ
12を削除した構成としても良く、同様にして実施でき
る。
【0029】上記実施例の説明では、ダウンコンバータ
部20の入力信号を周波数変換部70から受けた接続構
成の場合で説明していたが、所望によりBPF82後の
信号を受ける接続構成としても良く、同様にして実施で
きる。
【0030】上記実施例の説明では、ダウンコンバータ
部20を設けて、周波数変換部70からの中間周波数f
if信号を更に低い中間周波数flowに変換する構成の場
合で説明していたが、中間周波数fif信号で復調器14
が復調可能な場合には、このダウンコンバータ部20を
削除した構成としても良く、同様にして実施できる。
【0031】上記実施例の説明では、ID検出部30に
CRC誤り検出器35を設けて、CRCエラーの有無を
チェックする場合で説明したが、このチェックが不要な
場合には、所望により、このCRC誤り検出器35を削
除した構成としても良く、同様にして実施できる。
【0032】上記実施例の説明では、PHP等のデジタ
ル変調された信号のスロットの解析装置の場合で説明し
たが、他のデジタル変調信号の場合でも良く、そのデジ
タル変調信号に対応する復調器14を設けることによ
り、同様にして実施可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記に記載されるような効果を奏する。I
D検出部30は、波形測定側とは独立して、スロットの
同期を検出し、スクランブルを解除し、CRC誤りの有
無を検出し、所望のトリガ条件が成立したスロットでト
リガ信号30trgを出力し、スロットデータ単位のデー
タを保存する効果がある。表示処理部86は、トリガ信
号30trgを受けて、バッファメモリ87書き込み中の
位置情報、即ちアドレス87adrをラッチ保持して、ト
リガ前後のデータを確実に保存でき、単発的に発生する
ようなスロットでもこのトリガにより的確に捕らえる効
果がある。
【0034】これにより、表示部90で、トリガで特定
したスロットをトリガマーカー110で指示表示でき、
更に、このスロットに対応したデータ内容130の情報
を画面に表示できる効果が得られる。これらにより、デ
ジタル変調された信号を復調して基地局や移動局を認識
する識別番号等を検出し、これに対応する時間軸波形を
特定して、識別番号やデータ内容と共に、両者を同時表
示して的確なる通信状態の解析ができる効果が得られ
る。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、PHP通信のスロットを特定して信
号を解析する装置構成図である。
【図2】本発明の、ID検出部30の構成図である。
【図3】本発明の、トリガしたスロットの入力波形にト
リガマーカー110の表示を付け、これに対応するスロ
ットデータ情報と、カーソル120の対応したスロット
データ情報を画面表示した例である。
【図4】RCRーSTDー28規格の制御スロット構成
を説明する図である。
【符号の説明】
12 振幅リミッタ 14 復調器 14snc クロック 14sqr 復調シリアルデータ 20 ダウンコンバータ部 30 ID検出部 30trg トリガ信号 32 UW検出部 34 デ・スクランブラ 34dat シリアルデータ列 34top スロット先頭信号 35 CRC誤り検出器 35crc CRC誤り信号 36 スロットデータ格納メモリ 36dat スロット格納データ 38 比較器 39 トリガ条件レジスタ 39cmp 比較レジスタ 39msk マスクレジスタ 70 周波数変換部 76 局部発振器 82 BPF 84 検波AD変換器 86 表示処理部 87 バッファメモリ 90 表示部 100 入力被測定信号 110 トリガマーカー 120 カーソル 130 データ内容

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数変換部(70)と、BPF(8
    2)と、検波AD変換器(84)と、表示部(90)を
    有して、デジタル変調された信号の解析装置において、 周波数変換部(70)からの中間周波数(fif)信号を
    受けて、更に低い中間周波数(flow)信号に変換する
    ダウンコンバータ部(20)を設け、 中間周波数(flow)信号からデジタル変調された信号
    を復調して、シリアルデータ(14sqr)列に復調する
    復調器(14)を設け、 シリアルデータ(14sqr)を受けて、通信データ単位
    であるスロットの同期を検出し、スクランブルを解除
    し、スロットを特定するトリガ条件と比較して、トリガ
    条件成立時にトリガ信号(30trg)を出力するID検
    出部(30)を設け、 トリガ信号(30trg)を受けて、表示処理部86内に
    有するバッファメモリ(87)の書き込み用位置情報を
    保持し、この情報からトリガしたスロットデータを特定
    し、このスロットデータを特定して表示部(90)で表
    示させる表示処理部(86)を設け、 以上を具備していることを特徴としたスペクトラムアナ
    ライザ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の構成手段に、 中間周波数(flow)信号を受けて、出力レベルを一定
    にする振幅リミッタ(12)を追加して設け、 以上を具備していることを特徴としたスペクトラムアナ
    ライザ。
  3. 【請求項3】 ID検出部(30)は、 復調器(14)からのデータ(14sqr)を受けて、ス
    ロットのUWビット列の固有パターンの位置を検出して
    スロット同期位置を検出するUW検出部(32)を設
    け、 復調器(14)からのシリアルデータ(14sqr)と、
    UW検出部(32)からのスロット同期位置信号を受け
    て、スクランブルを解除したシリアルデータ列(34da
    t)を出力するデ・スクランブラ(34)を設け、 シリアルデータ列(34dat)と、スロットのトリガ条
    件信号を受けて、両者を比較し、両者が一致した場合に
    トリガ信号(30trg)を出力する比較器(38)を設
    け、 以上でID検出部(30)を構成する請求項1記載のス
    ペクトラムアナライザ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のID検出部(30)の構
    成手段に、 スロットのシリアルデータ列に誤りが有るか否かを検出
    するCRC誤り検出器(35)を追加して設け、 以上を具備していることを特徴とした請求項1記載のス
    ペクトラムアナライザ。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のID検出部(30)の構
    成手段に、 デ・スクランブラ(34)からの復調したシリアルデー
    タ列(34dat)を受けて、スロット単位のデータを格
    納するスロットデータ格納メモリ(36)を追加して設
    け、 以上を具備していることを特徴とした請求項1記載のス
    ペクトラムアナライザ。
  6. 【請求項6】 表示処理部(86)において、スロット
    データを特定した表示形態として、トリガしたスロット
    波形をトリガマーカー(110)で指示表示する請求項
    1記載のスペクトラムアナライザ。
  7. 【請求項7】 表示処理部(86)において、スロット
    データ格納メモリ(36)からのスロットデータを受け
    て、スロット波形と共に、このスロットのデータ内容を
    表示部(90)に表示する手段を追加して設けた請求項
    5記載のスペクトラムアナライザ。
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