JP3420386B2 - データ複写装置 - Google Patents

データ複写装置

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JP3420386B2
JP3420386B2 JP12532395A JP12532395A JP3420386B2 JP 3420386 B2 JP3420386 B2 JP 3420386B2 JP 12532395 A JP12532395 A JP 12532395A JP 12532395 A JP12532395 A JP 12532395A JP 3420386 B2 JP3420386 B2 JP 3420386B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスク,光磁気
ディスク,テープ,及びリムーバブルハードディスク等
の各種メディアに対する音声データ及び画像データ等の
各種データの複写を行なうデータ複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、再生専用光ディスクであるCD−
ROMを装着してそのデータを再生するCD−ROMド
ライブと、書き込み可能で書き換え不能な光ディスクで
あるCD−Rを装着してそのデータの再生及びそれに対
するデータの書き込みを行なうCD−Rドライブを備え
て、複写元のソースメディアであるCD−ROMに記録
されたデータを読み出して、複写先のターゲットメディ
アであるCD−Rに書き込んでコピーするデータ複写装
置(「CD−ROM複写装置」と称する)があった。
【0003】また、上記のようなデータ複写装置(「マ
スタマシン」と称する)にCD−Rドライブを2台備え
た拡張装置(「スレーブマシン」と称する)を接続し
て、マスタマシンのCD−ROMドライブに装着された
CD−ROMから読み出したデータを、スレーブマシン
の各CD−Rドライブにそれぞれ装着されたCD−Rに
書き込んでコピーすることもできた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ複写装置は、マスタマシンとスレーブマシンは似
通った構成でありながらそれぞれ別機種として製作しな
ければならなかった。つまり、マスタマシンとスレーブ
マシンを製作することにより在庫負担が増加し、コスト
ダウンの軽減も容易に図ることができないという問題が
あった。
【0005】また、ターゲットメディアを装着するター
ゲットドライブを2台必要とする場合、マスタマシンに
スレーブマシンを1台接続することによりターゲットド
ライブが3台になってしまうので、ターゲットドライブ
を必要な台数だけ容易に増設して拡張できないという問
題があった。
【0006】さらに、CD−ROM以外のメディアに記
録されているデータ、例えば9トラックMTのデータは
そのフォーマットがCD−Rに記録するときのフォーマ
ットと異なるのでフォーマットの変換を行なわなければ
ならない。そのため、CD−ROM以外のメディアを容
易にソースメディアとして使用することができないとい
う問題があった。例えば、一般に大型コンピュータやワ
ークステーションでは、テープドライブによってマルチ
トラックテープ,DAT,及び8mmテープ等のテープ
メディアにデータを記録して保存している。
【0007】これらのテープメディアはデータを磁気情
報としてテープ上に記録するが、磁化されたテープメデ
ィアの磁化強度が時間経過と共に弱くなるという欠点を
持っているので、その磁気情報は長時間の保存には適さ
ない。そのため、テープメディアによってデータが安全
に保持しえる時間はおよそ半年と云われており、それ以
上の期間保管するときには、テープ上のデータを一旦ホ
ストコンピュータに読み出して再びテープ上に書き戻す
リサイクル作業を施す必要があった。さらに、テープメ
ディアはテープにデータを記録するときにヘッドが直接
触れるので耐久性にも乏しいという欠点もある。
【0008】そこで、テープメディアに記録されたデー
タをCD−Rに書き写して保存することが望ましいが、
現状ではテープメディアに記録されたデータを一旦ホス
トコンピュータへ読み出してからCD−Rに書き移す作
業が必要であり、テープメディアからCD−Rへのデー
タの複写を簡便に行なえなかった。
【0009】また、CD−ROM以外のメディアにも様
々な種類が有り、例えば、テープメディアにしても9ト
ラックMT,8mmテープ,及びDAT等の各種類あ
り、それらをソースメディアとして使用する場合、その
種類毎にターゲットメディアのCD−Rドライブを変更
しなければならないという問題があった。
【0010】さらに、CD−Rに書き込まれたデータを
テープ,リムーバブルハードディスク,及び光磁気ディ
スク等のメディアに複写することも容易に行なえないと
いう問題があった。
【0011】例えば、CD−Rに書き込まれたデータを
元にしてCD−ROMのスタンパを作成してCD−RO
Mを作成する場合、そのスタンパのデータ読取装置は、
例えば、9トラックMT,リムーバブルハードディス
ク,及び光磁気ディスクなどのメディアに記録された連
続性のあるデータフォーマットのデータで供給する場合
が多く、CD−Rに書き込んだデータを異なるフォーマ
ットのメディアに複写することが容易に行なえなかっ
た。
【0012】また、CD−ROMのデータを他のメディ
アに複写するとき、版権又は著作権フリーのオリジナル
CDデータや、複写するユーザが著作権を持つCDデー
タの場合にはそのまま複写しても問題はないが、それ以
外のデータでは許可無く複写すると版権又は著作権等の
権利の侵害になってしまう恐れがある。
【0013】そこで、版権や著作権が設定されているオ
リジナルCDのコピーをできないようにする違法コピー
防止手段を設けたデータ複写装置(例えば、特開平4−
82055号公報参照)があった。
【0014】しかし、このような違法コピー防止手段は
版権や著作権保護の観点からはもちろん必要であるが、
そのオリジナルCDの版権や著作権の保有者に相当の使
用料を支払って合法的にコピーすることができないとい
う問題があった。
【0015】さらに、ソースメディアのデータをターゲ
ットメディアに記録する場合、ターゲットメディアに記
録されるデータはソースメディアから読み出した音声や
映像等のデータのデータ長だけとは限らない。
【0016】例えば、マルチセッションで記録する場合
は音声や映像のデータと共にリードイン・リードアウ
ト,リンクブロック等のデータをも記録しなければなら
ないので、所望のソースメディアのデータがターゲット
メディアに全て記録できるか否かを容易に判断すること
ができないという問題があった。
【0017】また、CD−Rに対してデータをコピーす
るとき、その書き込みが途中で途切れるとバッファアン
ダーランというデータの不連続性が生じてしまう。その
バッファアンダーランが発生するとそのCD−Rディス
クは使用できなくなる。それはCD−RがCD特有のエ
ラーコードを利用する以上は避けられない問題であり、
記録時はデータの書き込みが途切れないようにしなけれ
ばならない。
【0018】さらに、CD−Rドライブにはデータ記録
時の記録速度を選択できるものがあるが、ソースメディ
アのデータの読み出し速度を越えた速度でターゲットメ
ディアにデータを記録することはできない。そこで、ソ
ースメディアからのデータの読み出し速度がCD−Rに
対するデータの記録速度よりも速くすれば安定した記録
動作を行なえる。
【0019】しかし、ターゲットメディアに対するデー
タの書き込みが途中で中断しないように、ソースメディ
アからのデータの読み出し速度をCD−Rに対するデー
タの記録速度よりも速くする速度設定が容易に行なえな
いという問題があった。
【0020】また、オリジナルのCDやCD−ROM等
のソースメディアが手元になければそのデータを複写す
ることができないという問題があった。さらに、そのC
DのジャケットやCD−ROMの使用方法又はマニュア
ル等も容易に得ることができないという問題があった。
【0021】また、ソースメディアに記録されたデータ
が大容量の場合、例えば、9トラックMT等は数百メガ
バイトから数ギガバイトのデータを記録することができ
る。そのデータを全て1個のCD−Rに記録しきれない
こともある。
【0022】そのようなときには、ソースメディアのデ
ータを切りの良いファイルで分割して複数個のCD−R
に記録する必要があるが、そのファイルを分割して複数
のCD−Rに振り分けて記録する作業が煩雑であるとい
う問題があった。さらに、CD−Rを取り換え時期を容
易に識別することが困難であるという問題もあった。
【0023】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、書き込み可能な光ディスク用ドライブを、ソー
スディスクからデータの読み出すドライブとソースディ
スクから読み出されたデータをターゲットディスクに書
き込むドライブのいずれにも共通して使用できるように
することを目的とする。
【0024】また、ターゲットディスクを装着するター
ゲットドライブを必要な台数だけ容易に増設できるよう
にすることも目的とする。
【0025】さらに、複数の書き込み可能な光ディスク
用ドライブを接続したとき、ソースディスクからデータ
の読み出すドライブとソースディスクから読み出された
データをターゲットディスクに書き込むドライブの機能
を容易に割り当てられるようにすることを目的とする。
【0026】また、テープ,ハードディスク,及び光磁
気ディスク等のメディアに記録されたデータをCD−R
に容易に複写できるようにすることを目的とする。
【0027】さらに、CD−Rに記録されたデータをテ
ープ,ハードディスク,及び光磁気ディスク等のメディ
アに容易に複写できるようにすることを目的とする。
【0028】さらにまた、テープ,ハードディスク,及
び光磁気ディスク等のメディアに対するデータの記録及
び再生するダイレクトアクセス装置及び複数の書き込み
可能な光ディスク用ドライブを必要な台数だけ容易に増
設できるようにすることも目的とする。
【0029】そしてまた、ダイレクトアクセス装置と書
き込み可能な光ディスク用ドライブを複数接続したと
き、ソースディスクからデータの読み出すドライブとソ
ースディスクから読み出されたデータをターゲットディ
スクに書き込むドライブの機能を容易に割り当てられる
ようにすることを目的とする。
【0030】らに、ソースメディアに記録されたデー
タがターゲットメディアに全て記録できるか否かを容易
に判断できるようにすることを目的とする。
【0031】さらにまた、ターゲットメディアに対する
データの書き込みが途中で中断しないように安定した速
度で書き込みを行なえるようにすることを目的とする。
【0032】また、コピーすべきソースメディアが手元
になくても容易にそのデータを入手してコピーできるよ
うにすることを目的とする
【0033】また、ソースメディアに記録された大容量
のデータを容易に複数個のCD−Rに振り分けて記録で
きるようにすることを目的とする。
【0034】さらに、ユーザがCD−Rの取り換え時期
を容易に識別できるようにすることも目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、複数の書き込み可能な光ディスク用ドラ
イブを有し、いずれか1台の書き込み可能な光ディスク
用ドライブに装着されたソースメディアのデータを読み
出す手段と、その手段によって読み出されたデータを残
りの書き込み可能な光ディスク用ドライブに装着された
ターゲットメディアに書き込ませる手段と、そのターゲ
ットメディアに対する書き込み速度よりも速い速度で上
記データを読み出す手段に上記ソースメディアからのデ
ータの読み出しを行なわせる読み書き速度制御手段を備
え、上記複数の書き込み可能な光ディスク用ドライブが
1台づつ相互に着脱可能なモジュールに分割されてお
り、その各モジュールに、他のモジュールとデータのや
り取りを可能に接続する手段と、他のモジュールとの組
み合せ位置に基づいてソースメディアのデータを読み出
すモジュールと、そのモジュールによって読み出された
データをターゲットメディアに書き込むモジュールとの
いずれかの役割を自動的に決定する手段を設けたデータ
複写装置を提供する。
【0036】また、複数の書き込み可能な光ディスク用
ドライブと、テープ記録装置,リムーバブルハードディ
スク装置,及び書き込みと書き換え可能な光磁気ディス
ク用ドライブ等のダイレクトアクセス装置を有し、その
ダイレクトアクセス装置に装着されたソースメディアに
記録されている記録フォーマットを検出する手段と、そ
の手段によって検出された記録フォーマットに基づいて
上記ソースメディアからデータを読み出させる手段と、
その手段によって読み出されたデータを上記複数の書き
込み可能な光ディスク用ドライブに装着されたターゲッ
トメディアに記録可能なフォーマットに変換する手段
と、その手段によって変換されたデータを上記複数の書
き込み可能な光ディスク用ドライブに装着されたそれぞ
れのターゲットメディアに書き込ませる手段を備え、上
記複数の書き込み可能な光ディスク用ドライブとダイレ
クトアクセス装置が1台づつ相互に着脱可能なモジュー
ルに分割されており、その各モジュールに、他のモジュ
ールとデータのやり取りを可能に接続する手段と、他の
モジュールとの組み合せ位置に基づいてソースメディア
のデータを読み出すモジュールと、そのモジュールによ
って読み出されたデータをターゲットメディアに書き込
むモジュールとのいずれかの役割を自動的に決定する手
段を設けたデータ複写装置にするとよい。
【0037】さらに、書き込み可能な光ディスク用ドラ
イブと、テープ記録装置,リムーバブルハードディスク
装置,及び書き込み可能で書き換え可能な光磁気ディス
ク用ドライブ等のダイレクトアクセス装置を有し、上記
書き込み可能な光ディスク用ドライブに装着されたソー
スメディアからデータを読み出させる手段と、上記ダイ
レクトアクセス装置に装着されたターゲットメディアに
データを記録するときの記録フォーマットを設定する手
段と、その手段によって設定された記録フォーマットに
基づいて上記ソースメディアから読み出されたデータを
上記ターゲットメディアに記録可能なフォーマットに変
換する手段と、その手段によって変換されたデータを上
記ダイレクトアクセス装置に装着されたターゲットメデ
ィアに書き込ませる手段を備え、上記複数の書き込み可
能な光ディスク用ドライブとダイレクトアクセス装置が
1台づつ相互に着脱可能なモジュールに分割されてお
り、その各モジュールに、他のモジュールとデータのや
り取りを可能に接続する手段と、他のモジュールとの組
み合せ位置に基づいてソースメディアのデータを読み出
すモジュールと、そのモジュールによって読み出された
データをターゲットメディアに書き込むモジュールとの
いずれかの役割を自動的に決定する手段を設けたデータ
複写装置にするとよい。
【0038】さらに、上記のようなデータ複写装置にお
いて、上記複数の書き込み可能な光ディスク用ドライブ
とダイレクトアクセス装置が1台づつ相互に着脱可能な
モジュールに分割されており、その各モジュールに、他
のモジュールとデータのやり取りを可能に接続する手段
と、装着されたメディア上のデータの有無に基づいてソ
ースメディアのデータを読み出すモジュールと、そのモ
ジュールによって読み出されたデータをターゲットメデ
ィアに書き込むモジュールとのいずれかの役割を自動的
に決定する手段を設けるとよい。
【0039】さらにまた、上記のようなデータ複写装置
において、上記ソースメディアからデータを読み出すと
きの最低保証再生速度と、上記ソースメディアから読み
出したデータを上記ターゲットメディアに書き込み可能
なフォーマットに変換するときの最低保証変換速度と、
上記書き込み可能なフォーマットに変換されたデータを
上記ターゲットメディアに書き込むときの最低保証記録
速度とのいずれか最も遅い速度を基準にして上記読み書
き速度制御手段によるデータの読み出し及び書き込みを
行なわせる手段を設けるとよい。
【0040】また、上記のデータ複写装置において、上
記ダイレクトアクセス装置に装着されたソースメディア
に記録されたデータ量を検出する手段と、その手段によ
って検出したデータ量が1個のターゲットメディアに記
録可能な容量を越えているとき、上記ソースメディアか
ら読み出したデータを上記複数の書き込み可能な光ディ
スク用ドライブにそれぞれ装着されたターゲットメディ
アにそれぞれ分割して書き込ませる手段を設けるとよ
い。
【0041】さらに、上記のようなデータ複写装置にお
いて、上記書き込み可能な光ディスク用ドライブに対し
て複数のソースメディアをそれぞれ交換して装着する手
段と、その手段によって装着されるソースメディアから
読み出すデータのトラック情報と読み出しの順番とを指
定する手段と、その手段によって指定されたトラック情
報のトラック長の合計が上記ターゲットメディアのデー
タ長を越えるか否か判定する手段と、その手段の判定結
果を出力する手段を設けるとよい。
【0042】さらに、上記ソースメディアから読み出し
たデータを上記複数の書き込み可能な光ディスク用ドラ
イブに装着された各ターゲットメディアに書き込みきれ
なかったとき、上記書き込み可能な光ディスク用ドライ
ブに対する新たなターゲットメディアの取り換え指示を
通知する手段を設けるとよい。
【0043】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。この発明のデータ複写装置の第1実施
例について説明する。図2はこの発明のデータ複写装置
の外観図、図1はそのデータ複写装置の内部構成を示す
ブロック図、図3はそのデータ複写装置によるデータ複
写処理を示すフローチャートである。
【0044】図2に示すように、この第1実施例のデー
タ複写装置は、2台のCD−Rユニット1と2とがイー
サネットケーブル等のインタフェースケーブル3によっ
て接続されており、そのインタフェースケーブル3を介
してCD−Rユニット1と2との間で各種のデータをや
り取りする。
【0045】図1に示すように、CD−Rユニット1
は、2個の書き込み可能で書き換え不能な光ディスク用
ドライブ(「CD−Rドライブ」と称する)4と5を有
し、さらに、インタフェース(I/F)コントローラ
8,コントローラ9,及びバッファ10を備えている。
【0046】CD−Rドライブ4と5は、CD,CD−
ROM,CD−DA,及びCD−V等の再生専用光ディ
スクからのデータの読み出しと、書き込み可能で書き換
え不能なディスク(CD−R)に対するデータの書き込
み及び読み出しを行なうドライブである。そして、装着
されるディスクの種類に応じて役割を変えることがで
き、データの読み出しと書き込みの速度を変更すること
ができる。
【0047】I/Fコントローラ8は、外部に接続され
たCD−Rユニット2との間のインタフェースケーブル
3を介したデータの送受信を司る。コントローラ9は、
CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピ
ュータを内蔵し、このCD−Rユニット全体の制御を司
ると共に、この発明に係るデータの複写処理を行なう。
バッファ10は、複写対象のデータを一時的に格納する
メモリである。
【0048】また、CD−Rユニット2は、2個の書き
込み可能で書き換え不能な光ディスク用ドライブ(「C
D−Rドライブ」と称する)6と7を有している。そし
て、上述したCD−Rユニット1と同じように、インタ
フェース(I/F)コントローラ,コントローラ,及び
バッファを備えており、それらの機能は上述したものと
同じである。
【0049】すなわち、上記CD−Rユニット1,2の
各コントローラは、2個のCD−Rドライブのいずれか
1台に装着されたCD(ソースメディア)のデータを読
み出す手段と、その読み出されたデータを残りのCD−
Rドライブに装着されたターゲットメディアに書き込ま
せる手段と、そのターゲットメディアに対する書き込み
速度よりも速い速度でソースメディアからのデータの読
み出しを行なわせる読み書き速度制御手段の機能をそれ
ぞれ果たす。
【0050】CD−Rユニット1のCD−Rドライブ4
にソースデータが記録されているソースメディアである
CDが装着され、CD−Rドライブ5にターゲットメデ
ィアであるCD−Rが装着されると、コントローラ9は
その装着された各メディアの種類を検出する。そして、
その検出結果に基づいてCD−Rドライブ4をソースメ
ディアのデータを読み出すドライブに、CD−Rドライ
ブ5をターゲットメディアにデータを書き込むドライブ
にそれぞれ役割を決定する。
【0051】コントローラ9は、その役割決定に基づい
てCD−Rドライブ4に対してデータを読み出すコマン
ドを出し、そのコマンドによってCD−Rドライブ4か
ら読み出されたソースデータをバッファ10に格納す
る。そのデータ読み出しの指示では、バッファ10の記
憶容量を越えないデータ量の読み出しを指示するとエラ
ーを生じさせずに済む。
【0052】その後、コントローラ9は、バッファ10
に格納されたソースデータをCD−Rドライブ5とI/
Fコントローラ8へ転送する。すると、CD−Rドライ
ブ5はそのソースデータをCD−Rに書き込み、I/F
コントローラ8はそのソースデータをCD−Rユニット
2へ送出する。
【0053】この際、コントローラ9は、CD−Rドラ
イブ4を×2倍速リードモードで動作させ、一方のCD
−Rドライブ11を×1倍速ライトモードで動作させ
て、CD−Rに対する書き込み速度よりも速い速度でC
Dからのデータの読み出しを行なわせるので、ソースデ
ータを滞り無くターゲットメディアに複写することがで
きる。
【0054】一方、CD−Rユニット2では、そのCD
−Rドライブ6と7にそれぞれCD−Rが装着される
と、コントローラがその装着されたメディアの種類を検
出して、その種類に基づいて各CD−Rドライブ6,7
に対してターゲットメディアにデータを書き込むドライ
ブの役割を決定し、I/Fコントローラに対してCD−
Rユニット1から送信されるデータの受信準備を行なわ
せる。
【0055】そして、I/FコントローラがCD−Rユ
ニット1から送信されるデータを受信すると、コントロ
ーラはそのデータをバッファに蓄積し、そのデータの受
信終了時点でCD−Rドライブ6と7へ転送し、CD−
Rドライブ6と7はそれぞれ装着されたCD−Rにその
データを書き込む。
【0056】さらに、このデータ複写処理について説明
する。ここでは上記CD−Rユニット1の処理を説明す
るが、CD−Rユニット2でも同じような処理を行なう
のでその説明は省略する。図3に示すように、ステップ
(図中「S」で示す)1で外部に他のCD−Rユニット
がつながっているか否かを判断する。そして、つながっ
ていなければそのままステップ2へ進み、つながってい
れば(この場合はCD−Rユニット2)ステップ12へ
進んで連携モードで動作するフラグを立ててステップ2
へ進む。
【0057】ステップ2ではCD−Rドライブ4と5に
メディアが装着されたか否かを判断して、装着されたら
ステップ3へ進んでいずれか一方はCDか否かを判断す
る。そして、その判断でいずれか一方がCDならマスタ
モードを設定し、ステップ4へ進んで連携モードフラグ
を参照して外部に他のCD−Rユニット有りか否かを判
断する。
【0058】ステップ4の判断で外部に他のCD−Rユ
ニットが接続されていなければ、スタンドアロンモード
を設定し、ステップ5へ進んでCDに記録されたデータ
を読み出し、ステップ6へ進んでその読み出したデータ
をCD−Rに書き込む。そして、ステップ7へ進んでC
Dのデータが終了したか否かを判断して、CDのデータ
を全て読み出してCD−Rに記録するまでステップ5〜
7の処理を繰り返し、CDのデータが終了したらこのデ
ータ複写処理を終了する。
【0059】また、ステップ4の判断で外部に他のCD
−Rユニットが接続されていれば、連携モードを設定し
て、ステップ8へ進んでCDのデータを読み出し、ステ
ップ9へ進んでそのデータをCD−Rに書き込む。そし
て、ステップ10へ進んでCDから読み出したデータを
I/Fコントローラを介してスレーブマシン(この場合
はCD−Rユニット2)へ送出する。
【0060】その後、ステップ11へ進んでCDのデー
タが終わりか否かを判断して、終わりでなければ上述の
処理に戻り、CDのデータを全て読み出してCD−Rに
記録及びスレーブマシンへ送出するまでステップ8〜1
1の処理を繰り返し、CDのデータが終了したらこのデ
ータ複写処理を終了する。
【0061】また、ステップ3の判断でいずれもCDで
なければスレーブモードを設定し、ステップ13へ進ん
でマスタマシン(この場合はCD−Rユニット2)から
送信されるデータを受信して、ステップ14へ進んでそ
のデータをCD−Rに書き込む。そして、ステップ15
へ進んでCDのデータが終わりか否かを判断して、CD
のデータを全て受信してCD−Rに記録するまでステッ
プ13〜15の処理を繰り返し、CDのデータが終了し
たらこのデータ複写処理を終了する。
【0062】なお、CDが2枚以上誤装着された場合、
例えば、CD−Rユニット1のCD−Rドライブ4,5
にそれぞれCDが装着されたとき、コントローラ9はそ
れを検出して両方のCDの排出を指示するとよい。ま
た、CD−Rユニット1と2のCD−Rドライブにそれ
ぞれ1枚づつCDが装着されたとき、コントローラがI
/Fコントローラを介して相手のデータ複写装置に対し
てCDが装着していることを通知し、その通知を受け取
ったCD−Rユニットのコントローラが自装置のCDを
排出するようにするとよい。
【0063】このようにして、この実施例のデータ複写
装置では、CD−Rドライブを、ソースディスクからデ
ータの読み出すドライブ、又はソースディスクから読み
出されたデータをターゲットディスクに書き込むドライ
ブのいずれにも共通して使用することができる。つま
り、マスタマシンとスレーブマシンを共通化することが
でき、その共通化によって装置の製作時のコストダウン
と在庫の適正化を容易に図ることができる。
【0064】次に、この発明のデータ複写装置の第2実
施例について説明する。図4はこの実施例のデータ複写
装置の外観図、図5はそのデータ複写装置の内部構成を
示すブロック図、図6はそのデータ複写装置によるデー
タ複写処理を示すフローチャートである。
【0065】図4に示すように、このデータ複写装置
は、1台づつ相互に着脱可能なモジュールに分割された
CD−Rユニット11と12とがイーサネット等のイン
タフェースケーブル3によって接続されている。そし
て、そのインタフェースケーブル13を介してCD−R
ユニット11と12との間で各種のデータをやり取りす
る。
【0066】図5に示すように、CD−Rユニット11
は、1台のCD−Rドライブ14を有し、さらに、I/
Fコントローラ16,コントローラ17,及びバッファ
18を備えている。CD−Rドライブ14は、CD,C
D−ROM,CD−DA,及びCD−V等の再生専用光
ディスクからのデータの読み出しと、CD−Rに対する
データの書き込み及び読み出しを行なうドライブであ
る。そして、装着されるディスクの種類に応じて役割を
変えることができ、データの読み出しと書き込みの速度
を変更することができる。
【0067】I/Fコントローラ16は、外部に接続さ
れたCD−Rユニット12との間のインタフェースケー
ブル13を介したデータの送受信を司る。コントローラ
17は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイク
ロコンピュータを内蔵し、このCD−Rユニット全体の
制御を司ると共に、この発明に係るデータの複写処理を
行なう。バッファ18は、複写対象のデータを一時的に
格納するメモリである。
【0068】また、CD−Rユニット12は、1個のC
D−Rドライブ15を有し、上述したCD−Rユニット
11と同じように、I/Fコントローラ,コントロー
ラ,及びバッファを備えており、それらの機能は上述し
たものと同じである。
【0069】すなわち、上記CD−Rユニット11と1
2の各コントローラが、装着されたメディアの種類に基
づいてソースメディアのデータを読み出すCD−Rドラ
イブか、そのCD−Rドライブによって読み出されたデ
ータをターゲットメディアに書き込むCD−Rドライブ
かのいずれかの役割を自動的に決定する手段の機能を果
たす。
【0070】次に、このCD−Rユニットにおけるデー
タ複写処理について説明する。ここでは上記CD−Rユ
ニット11における処理を説明するが、CD−Rユニッ
ト12でも同じような処理を行なうのでその説明を省略
する。図6に示すように、ステップ(図中「S」で示
す)21で外部に他のCD−Rユニットがつながってい
るか否かを判断する。
【0071】そして、つながっていなければそのままス
テップ22へ進み、つながっていれば(この場合はCD
−Rユニット12)ステップ27へ進んで連携モードで
動作するフラグを立ててステップ22へ進む。ステップ
22ではCD−Rドライブ14にメディアイン(メディ
アが装着)されたか否かを判断し、装着されたらステッ
プ23へ進んでそのメディアの種類がCDかCD−Rか
を判断する。
【0072】そして、CDならマスタモードを設定して
ソースメディアからデータを読み出すモジュールの役割
であることを自動的に決定する。その後、ステップ24
へ進んでCDに記録されたデータを読み出し、ステップ
25へ進んでそのデータをI/Fコントローラを介して
スレーブマシン(この場合はCD−Rユニット12)へ
送出する。
【0073】そして、ステップ26へ進んでCDに記録
されているソースデータの読み出しが終わりか否かを判
断して、終わりでなければ上述の処理へ戻り、CDのソ
ースデータを全て読み出してスレーブマシンへ送出し終
えるまでステップ24〜26の処理を繰り返し、CDの
ソースデータが終了したらこのデータ複写処理を終了す
る。
【0074】また、ステップ23の判断で装着されたメ
ディアの種類がCD−Rなら連携モードフラグを参照
し、外部に他のCD−Rユニットが接続されていればス
レーブモードを設定し、ターゲットメディアにソースデ
ータを書き込むモジュールの役割であることを自動的に
決定する。
【0075】そして、ステップ28へ進んでマスタマシ
ン(この場合はCD−Rユニット12)から送信される
ソースデータを受信して、ステップ29へ進んでそのソ
ースデータをCD−Rに書き込む。その後、ステップ3
0へ進んでCDのソースデータの受信が終わりか否かを
判断して、終わりでなければ上述の処理へ戻り、CDの
データを全て受信してCD−Rに記録するまでステップ
28〜30の処理を繰り返し、CDのデータが終了した
らこのデータ複写処理を終了する。
【0076】このようにして、この実施例のデータ複写
装置では、ユーザが必要な台数だけCD−Rユニットを
接続することができ、その各々にソースメディアとター
ゲットメディアを装着するだけでソースメディアのソー
スデータをターゲットメディアにコピーすることができ
る。したがって、ソースメディアのデータを読み出すモ
ジュールに対してターゲットディスクを装着するターゲ
ットドライブを必要な台数だけ容易に増設することがで
き、データ複写装置の拡張を容易に行なえる。
【0077】また、各モジュールを接続するインタフェ
ースケーブルをイーサネットにすれば、ソースメディア
を装着したモジュールからターゲットメディアを装着し
た複数のモジュールへ一度にソースデータを転送するこ
とができる。したがって、短時間で複数個のメディアコ
ピーを行なうことができ、大変便利である。
【0078】次に、この発明のデータ複写装置の第3実
施例について説明する。図7はこの実施例のデータ複写
装置の外観図、図8はそのデータ複写装置の内部構成を
示すブロック図、図9はそのデータ複写装置によるデー
タ複写処理を示すフローチャートである。
【0079】図7に示すように、このデータ複写装置
は、1台づつ相互に着脱可能なモジュールに分割された
CD−Rユニット20aにCD−Rユニット20bと2
0cとがイーサネット等のインタフェースケーブル3に
よって接続されている。そして、そのインタフェースケ
ーブル3を介してCD−Rユニット20aとCD−Rユ
ニット20b及び20cとの間で各種のデータをやり取
りする。
【0080】また、各CD−Rユニット20a,20
b,20cは、それぞれCD−Rドライブ21a,21
b,21cを備えており、それに装着されたソースメデ
ィアのソースデータを読み出し、ターゲットメディアに
ソースデータを書き込む。さらに、各CD−Rユニット
20a,20b,20cの上面には、押しボタンスイッ
チ22a,22b,22cが設けられ、その押しボタン
スイッチに対応する下面側の位置には押下キー23a,
23b,23cが設けられている。
【0081】CD−Rユニット20aと20bと20c
をこの順番で上から積み重ねて、CD−Rユニット20
aの押下キー23aがCD−Rユニット20bの押しボ
タンスイッチ22bを押下し、CD−Rユニット20b
の押下キー23bがCD−Rユニット20cの押しボタ
ンスイッチ22cを押下するように組み合わせる。
【0082】このようにすることにより、一番上に位置
するCD−Rユニット20aをソースメディアのデータ
を読み出すドライブの役割を割り当て、その下に位置す
るCD−Rユニット20bと20cをターゲットメディ
アにソースデータを書き込むドライブの役割を割り当て
ることができる。
【0083】さらにまた、各CD−Rユニット20a,
20b,20cの下面には、その装置の脚24a,24
b,24c(図示を省略するがその他に2個有り)を押
下キー23a,23b,23cと同じ脚長となるように
設けている。その各脚24a,24b,24cに対応す
る上面側の位置には、その脚を収納する嵌合部25a,
25b,25c(図示を省略するがその他に2個有り)
も設けており、CD−Rユニットを積み重ねたときに傾
かないように工夫している。
【0084】CD−Rユニット20bは、図8に示すよ
うに、1台のCD−Rドライブ21bを有し、さらに、
I/Fコントローラ26,コントローラ27,バッファ
28,及び押しボタンスイッチ検知部29を備えてい
る。
【0085】CD−Rドライブ21bは、CD,CD−
ROM,CD−DA,及びCD−V等の再生専用型光デ
ィスクからのデータの読み出しと、CD−Rに対するデ
ータの書き込み及び読み出しを行なうドライブである。
そして、コントローラ27の指示にしたがって、装着さ
れるディスクの種類に応じて役割を変えることができ、
データの読み出しと書き込みの速度を変更することがで
きる。
【0086】I/Fコントローラ26は、外部に接続さ
れたCD−Rユニットとの間のインタフェースケーブル
3を介したデータの送受信を司る。コントローラ27
は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコ
ンピュータを内蔵し、このCD−Rユニット全体の制御
を司ると共に、この発明に係るデータの複写処理を行な
う。バッファ28は、複写対象のデータを一時的に格納
するメモリである。押しボタンスイッチ検知部29は、
押しボタンスイッチ22bが押下されたか否かを検知し
てコントローラ27へ通知する。
【0087】また、CD−Rユニット20aと20cの
ユニットも、上述のCD−Rユニット21bと同じよう
に、CD−Rドライブと共にI/Fコントローラ,コン
トローラ,バッファ,及び押しボタンスイッチ検知部を
備えており、それらの機能は上述したものと同じであ
る。
【0088】すなわち、上記各CD−Rユニット20
a,20b,20cのコントローラが、他のモジュール
とデータのやり取りを可能に接続する手段と、他のCD
−Rユニットとの組合せ位置に基づいてソースメディア
のデータを読み出すCD−Rドライブと、そのCD−R
ドライブによって読み出されたデータをターゲットメデ
ィアに書き込むCD−Rドライブのいずれかの役割を自
動的に決定する手段の機能を果たす。
【0089】次に、このデータ複写装置におけるデータ
複写処理について説明する。ここでは、CD−Rユニッ
ト20aと20bとの間の処理を説明するが、CD−R
ユニット20aと20cとの間でも同じような処理を行
なうので、その説明を省略する。
【0090】図9に示すように、モジュールの組み合わ
せ位置からソース側ドライブは、ステップ(図中「S」
で示す)31で押しボタンスイッチがONか否かを判断
して、この場合はONではないからステップ32へ進ん
でマスタモードを設定して、ソースメディアのデータを
読み出すモジュールの役割を決定する。
【0091】そして、ステップ33へ進んでCD−Rド
ライブに装着されたソースメディアからソースデータを
読み出して他のモジュールへ出力し、ステップ34へ進
んでデータの出力が終了か否かを判断して、終了でなけ
れば再びステップ33の処理に戻ってソースデータの読
み出しと出力を繰り返し、終了ならばこの処理を終了す
る。
【0092】一方、ターゲット側のドライブは、ステッ
プ35で押しボタンスイッチがONか否かを判断して、
この場合はONだからステップ36へ進んでスレーブモ
ードを設定して、ターゲットメディアにソースデータを
書き込むモジュールの役割を決定する。
【0093】そして、ステップ37へ進んでソース側の
ドライブから送信されるソースデータを受信して、CD
−Rドライブに装着されたターゲットメディアに書き込
み、ステップ38へ進んで全データの書き込みが終了か
否かを判断して、終了でなければ再び前述の処理に戻っ
てソースデータの受信とターゲットメディアへの書き込
みを繰り返し、終了ならばこの処理を終了する。
【0094】なお、上述の実施例では各モジュールを縦
積みする場合について説明したが、各モジュールの側面
に押下キーを設け、その押下キーに対応する位置に押し
ボタンスイッチも設けて、各モジュールの側面を密着さ
せて横並びに組み合わせて、最も端に位置する一方のモ
ジュールをソースドライブに、その他のモジュールをタ
ーゲットドライブにそれぞれ割り当てるように決定して
もよい。
【0095】このようにして、この実施例のデータ複写
装置は、各モジュールが他のモジュールとの組み合せ位
置に基づいてソースメディアのデータを読み出すモジュ
ールの役割か、そのモジュールによって読み出したデー
タをターゲットメディアに書き込むモジュールの役割か
を自動的に決定するので、各モジュールの役割設定を行
なう必要がなく、データ複写装置を必要な台数のモジュ
ールによって容易に構成することができる。
【0096】したがって、各ユニットの役割分担をその
幾何学的な位置関係によって決定することができる。ユ
ーザは、各ユニットの役割を視覚によって容易に把握す
ることができる。また、各ユニットを組み合わせた段階
で各ユニットの役割分担が決定するので、メディアの挿
入を待たずに各ユニットのそれぞれの役割を果たす機能
を初期化しておくことができ、メディアを挿入してから
初期化までの時間を短縮することができる。さらに、各
ユニットの組み合わせ位置によって自動的に役割分担が
決定されるので、ユーザがスイッチ等の手段によって役
割を設定する必要が無く、大幅に使い勝手を良くするこ
とができる。
【0097】次に、この発明のデータ複写装置の第4実
施例について説明する。図10はこの実施例のデータ複
写装置の構成を示すブロック図、図11はそのデータ複
写装置によるデータ複写処理を示すフローチャートであ
る。
【0098】図10に示すように、このデータ複写装置
は、2個のCD−Rドライブ30と31と、マルチトラ
ックテープドライブ(MTドライブ)32と、I/Fコ
ントローラ33と、コントローラ34と、バッファ35
と、ハードディスク装置(HDD)36がそれぞれバス
を介して接続されており、そのバスを介して各種のデー
タをやり取りする。
【0099】そして、MTドライブ32に装着されたM
TのソースデータをCD−Rドライブ30と31にそれ
ぞれ装着されたCD−Rに複写したり、CD−Rドライ
ブ30又は31に装着されたCD−Rのソースデータを
MTドライブ32に装着されたMTに複写したりするこ
とができる。
【0100】CD−Rドライブ30と31は、CD,C
D−ROM,CD−DA,及びCD−V等の再生専用光
ディスクからのデータの読み出しと、CD−Rに対する
データの書き込み及び読み出しを行なうドライブであ
る。そして、コントローラ34の指示にしたがって、装
着されるディスクの種類に応じて役割を変えて、データ
の読み出しと書き込みの速度を変更する。
【0101】MTドライブ32は、9トラックMT,8
mm,DAT等のテープメディアにデータを記録及びそ
の記録されたデータを再生するダイレクトアクセス装置
である。I/Fコントローラ33は、外部に接続された
データ複写装置との間のインタフェースケーブルを介し
たデータの送受信を司る。
【0102】コントローラ34は、CPU,ROM,及
びRAM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、こ
のデータ複写装置全体の制御を司ると共に、この発明に
係るデータの複写処理を行なう。バッファ35は、各種
のデータを一時的に格納するメモリである。
【0103】HDD36は、コントローラ34がMTド
ライブ32に装着されたMTから読み出したソースデー
タのフォーマットをCD−Rドライブ30と31にそれ
ぞれ装着されたCD−Rに記録可能なフォーマットに変
換するとき、又はCD−Rドライブ30又は31に装着
されたCD−Rから読み出したソースデータのフォーマ
ットをMTドライブ32に装着されたMTに記録可能な
フォーマットに変換するときのワーク用のメモリであ
る。
【0104】すなわち、上記コントローラ34は、MT
ドライブ32に装着されたソースメディアに記録されて
いる記録フォーマットを検出する手段と、その検出され
た記録フォーマットに基づいてソースメディアからデー
タを読み出させる手段と、その読み出されたデータをC
D−Rドライブ30と31にそれぞれ装着されたターゲ
ットメディアに記録可能なフォーマットに変換する手段
と、その変換されたデータをCD−Rドライブ30と3
1に装着されたそれぞれのターゲットメディアに書き込
ませる手段の機能を果たす。
【0105】また、CD−Rドライブ30又は31に装
着されたソースメディアからデータを読み出させる手段
と、MTドライブ32に装着されたターゲットメディア
にデータを記録するときの記録フォーマットを設定する
手段と、その設定された記録フォーマットに基づいてソ
ースメディアから読み出されたデータをターゲットメデ
ィアに記録可能なフォーマットに変換する手段と、その
変換されたデータをMTドライブ32に装着されたター
ゲットメディアに書き込ませる手段の機能も果たす。
【0106】次に、このデータ複写装置におけるデータ
複写処理について説明する。まず、MTドライブ32に
装着されたソースメディアのデータをCD−Rドライブ
30と31に装着されたターゲットドライブに複写する
ときの処理についてて説明する。
【0107】この処理は、コントローラ34がMTドラ
イブ32に装着されたソースメディア、例えばマルチト
ラックテープ(MT)に記録されているデータの記録フ
ォーマットを検出し、その検出した記録フォーマットに
基づいてMTからデータを読み出させてHDD36に格
納する。
【0108】そして、そのHDD36に格納されたデー
タのフォーマットを、CD−Rドライブ30と31に装
着されたターゲットメディアであるCD−Rに記録可能
なフォーマットに変換した後、CD−Rドライブ30と
31へそれぞれ転送し、CD−Rドライブ30と31に
装着されたそれぞれのCD−Rに書き込ませる。
【0109】さらに、この複写処理について説明する。
図11に示すように、ステップ(図中「S」で示す)4
1で外部に他のデータ複写装置がつながっているか否か
を判断する。そして、つながっていなければそのままス
テップ42へ進み、つながっていればステップ48へ進
んで連携モードで動作するフラグを立ててステップ42
へ進む。
【0110】ステップ42では2台のCD−Rドライブ
にCD−Rが、MTドライブにMTがそれぞれメディア
イン(メディアが装着)されたか否かを判断して、装着
されたら記録フォーマットを検出し、ステップ43へ進
んでその検出した記録フォーマットに基づいてMTから
データを読み出してHDDに格納する。そして、ステッ
プ44へ進んでHDDに格納されたデータをCD−Rフ
ォーマットへ変換し、ステップ45へ進んで連携モード
フラグを参照して連携モードか否かを判断する。
【0111】一方、ステップ45の判断で連携モードで
なければ、ステップ46へ進んでCD−RにHDDのデ
ータを書き込む。そして、ステップ47へ進んでHDD
のデータが終わりか否かを判断して、終わりでなければ
再び上述した処理へ戻り、HDDのデータを全て読み出
して各CD−Rに記録するまでステップ45〜47の処
理を繰り返して、HDDからのデータの読み出しと記録
が終了したらこのデータ複写処理を終了する。また、ス
テップ45の判断で連携モードなら、ステップ49へ進
んでI/FコントローラへHDDのデータを転送し、外
部に接続されたデータ複写装置へ送出し、ステップ46
へ進んでCD−RにHDDのデータを書き込む。
【0112】そして、ステップ47へ進んでHDDのデ
ータが終わりか否かを判断して、終わりでなければ再び
上記の処理へ戻り、HDDのデータを全て読み出して外
部のデータ複写装置へ送出してCD−Rに記録するまで
ステップ45〜47,及び49の処理を繰り返し、HD
Dのデータが終了したらこのデータ複写処理を終了す
る。このようにして、MTにバックアップされているデ
ータを容易にCD−Rへ書き移すことができる。
【0113】次に、CD−Rドライブ30又は31に装
着されたCDのソースデータをMTドライブ32に装着
されたMTに複写する場合の処理について説明する。こ
の処理は、コントローラ34が、例えばCD−Rドライ
ブ30に装着されたCD−Rに記録されているソースデ
ータを読み出してHDD36に格納する。そして、それ
をMTドライブ32に装着されたMTに記録可能なフォ
ーマットに変換してMTドライブ32へ転送する。そし
てMTドライブ32は装着されたMTにそのソースデー
タを書き込む。
【0114】なお、上述の実施例ではダイレクトアクセ
ス装置としてMTドライブを有する場合について説明し
たが、それに代えて他のテープ記録装置やリムーバブル
ハードディスク装置や光磁気ディスク装置を有する場合
でもこの発明に係るデータ複写処理を同じように実施す
ることができる。また、上述のような各種のダイレクト
アクセス装置を複数種類有するようにしてもこの発明に
係るデータ複写処理を同じように実施することができ
る。さらに、CD−Rドライブを1台有するような装置
構成にしても良い。
【0115】したがって、この実施例のデータ複写装置
では、CD−ROM等の書き込み可能型光ディスク以外
のテープ,ハードディスク,及び光磁気ディスク等のメ
ディアに記録されたデータをもCD−Rに容易に複写す
ることができる。また、CDに記録されているデータを
テープ,ハードディスク,及び光磁気ディスク等のメデ
ィアに容易に複写することもできる。
【0116】次に、この発明のデータ複写装置の第5実
施例について説明する。図12はこの実施例のデータ複
写装置の構成を示すブロック図、図13はそのデータ複
写装置によるデータ複写処理を示すフローチャートであ
る。図12では図10に示したデータ複写装置と共通す
る部分には同一符号を付している。
【0117】図12に示すように、このデータ複写装置
は、新たにMTフォーマット指定スイッチ37を備えて
おり、CD−Rドライブに装着されたソースメディアの
ソースデータを読み出し、そのソースデータのフォーマ
ットをMTフォーマット指定スイッチ37によって設定
された論理フォーマットに変換し、それをMTドライブ
に装着されたターゲットメディアに書き込む。つまり、
CD−Rに記録されているデータを所望の論理フォーマ
ットでMTに複写することができる。
【0118】このデータ複写装置は、上記コントローラ
34が、CD−Rドライブ30又は31に装着されたソ
ースメディアに記録されているソースデータを読み出さ
せる手段と、そのソースデータをMTドライブ32に装
着されたターゲットメディアに記録するときの記録フォ
ーマットを設定する手段と、その設定した記録フォーマ
ットに基づいてソースデータをターゲットメディアに記
録可能なフォーマットに変換する手段と、その変換され
たデータをターゲットメディアに書き込ませる手段の各
機能を果たす。
【0119】次に、このデータ複写装置におけるデータ
複写処理について説明する。この処理は、図13のフロ
ーチャートに示すように、ステップ(図中「S」で示
す)51で記録時の論理フォーマットが設定済みか否か
を判断して、設定済みならステップ52へ進んでソース
データを読み出してHDDに格納し、ステップ53へ進
んでその指定された論理フォーマットに変換する。
【0120】その後、ステップ54へ進んでフォーマッ
トを変換したソースデータをターゲットメディアへ書き
込み、ステップ55へ進んで書き込み終了か否かを判断
して、書き込み終了でなければステップ54へ戻って全
てのソースデータを書き込むまでこの処理を繰り返し、
書き込み終了ならこの処理を終了する。
【0121】さらにこの処理について説明する。この処
理は、コントローラ34がCD−Rドライブ30又は3
1にCD−Rが、MTドライブ32にMTがそれぞれ装
着され、MTフォーマット指定スイッチ37による記録
時の論理フォーマットの指定があると、CD−Rのデー
タの有無を検出する。
【0122】そして、データが有ればCD−Rドライブ
に対してそのデータを読み出させてHDD36へ格納
し、それを指定された論理フォーマットに変換する。そ
の後、HDD36に格納されているソースデータを読み
出してMTドライブ32へ転送し、MTドライブ32に
装着されているMTに書き込ませる。
【0123】このようにして、この実施例のデータ複写
装置では、CD,CD−R等の光ディスクメディアに記
録されたデータを光ディスク以外のメディアであるテー
プ,ハードディスク,及び光磁気ディスク等のメディア
にも容易に複写することができる。
【0124】なお、上述の実施例ではダイレクトアクセ
ス装置としてMTドライブを有する場合について説明し
たが、それに代えて他のテープ記録装置やリムーバブル
ハードディスク装置や光磁気ディスク装置を有する場合
でもこの発明に係るデータ複写処理を同じように実施す
ることができる。また、上述のような各種のダイレクト
アクセス装置を複数種類有するようにしてもこの発明に
係るデータ複写処理を同じように実施することができ
る。さらに、CD−Rドライブを1台有するような装置
構成にしても良い。
【0125】次に、この発明のデータ複写装置の第6実
施例について説明する。図14はこの実施例のデータ複
写装置の外観図、図15はそのデータ複写装置の内部構
成を示すブロック図、図16はそのデータ複写装置によ
るデータ複写処理を示すフローチャートである。図15
ではCD−Rユニットを1台だけ示し、もう一方のユニ
ットを省略しているが共に同じ構成である。
【0126】図14に示すように、このデータ複写シス
テムは、1台づつ相互に着脱可能なモジュールに分割さ
れたダイレクトアクセス装置であるテープ記録装置のM
Tユニット40とデータ複写装置であるCD−Rユニッ
ト50と55とからなる。MTユニット40とCD−R
ユニット50と55とは、イーサネットケーブル等のイ
ンタフェースケーブル3を介して接続されている。そし
て、MTユニット40とCD−Rユニット50と55と
の間で、そのインタフェースケーブル3を介して各種の
データをやり取りする。
【0127】MTユニット40のMTドライブ41にソ
ースデータが記録されているMTが装着されたとき、そ
のソースデータを自動的にCD−Rユニット50,55
にそれぞれ装着されたCD−Rに複写することができ
る。また、CD−Rユニット50又は55にソースデー
タが記録されているCD−Rが装着されたとき、そのソ
ースデータを自動的にMTユニット40のMTドライブ
41に装着されたMTに複写することができる。
【0128】図15に示すように、MTユニット40
は、MTドライブ41とHDD42とMTフォーマット
指定スイッチ43とI/Fコントローラ44とコントロ
ーラ45とバッファ46を備えている。MTドライブ4
1は、9トラックMT,8mm,DAT等のテープメデ
ィアに対するデータの書き込み及び読み出しを行なう。
【0129】HDD42は、MTドライブ41のソース
メディアのMTから読み出したソースデータのフォーマ
ットを、CD−Rユニット50のCD−Rドライブ51
とCD−Rユニット55のCD−Rドライブ56にそれ
ぞれ装着されたターゲットメディアのCD−Rに記録す
るときのフォーマット(物理及び論理フォーマット)に
変換するときのワーク用のメモリである。
【0130】MTフォーマット指定スイッチ43は、ユ
ーザがターゲットメディアのMTにソースデータを記録
するときの論理フォーマット(例えば、UNIXのTA
R形式,又はべた書き等の各種の形式)を選択するキー
である。I/Fコントローラ44は、外部に接続された
CD−Rユニット50と55との間のインタフェースケ
ーブルを介したデータの送受信を司る。
【0131】コントローラ45は、CPU,ROM,及
びRAM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、こ
のテープ記録装置全体の制御を司ると共に、この発明に
係るデータの複写処理を行なう。バッファ46は、各種
のデータを一時的に格納するメモリである。
【0132】一方、CD−Rユニット50は、CD−R
ドライブ51とI/Fコントローラ52とコントローラ
53とバッファ54を備えている。CD−Rドライブ5
1は、CD,CD−ROM,CD−DA,及びCD−V
等の再生専用光ディスクからのデータの読み出しと、C
D−Rに対するデータの書き込み及び読み出しを行なう
ドライブである。そして、装着されるディスクの種類に
応じて役割を変えて、データの読み出しと書き込みの速
度を変更する。
【0133】I/Fコントローラ52は、外部に接続さ
れたMTユニット40との間のインタフェースケーブル
を介したデータの送受信を司る。コントローラ53は、
CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピ
ュータを内蔵している。そして、このデータ複写装置全
体の制御を司ると共に、この発明に係るデータの複写処
理を行なう。バッファ54は、複写対象のデータ等の各
種のデータを一時的に格納するメモリである。
【0134】すなわち、上記コントローラ53が、CD
−Rドライブ51に装着されたソースメディアからデー
タを読み出させる手段の機能を果たし、上記コントロー
ラ45が、MTドライブ41に装着されたターゲットメ
ディアにデータを記録するときの記録フォーマットを設
定する手段と、その設定された記録フォーマットに基づ
いてソースメディアから読み出されたデータをターゲッ
トメディアに記録可能なフォーマットに変換する手段
と、その変換されたデータをMTドライブ41に装着さ
れたターゲットメディアに書き込ませる手段の機能を果
たす。
【0135】また、上記コントローラ45が、MTドラ
イブ41に装着されたソースメディアに記録されている
記録フォーマットを検出する手段と、その検出された記
録フォーマットに基づいてソースメディアからデータを
読み出させる手段の機能を果たし、上記コントローラ5
3がその読み出されたデータをCD−Rドライブ51に
装着されたターゲットメディアに記録可能なフォーマッ
トに変換する手段と、その変換されたデータをCD−R
ドライブ51に装着されたターゲットメディアのCD−
Rに書き込ませる手段の機能を果たす。
【0136】さらに、上記コントローラ45と53は、
他のモジュールとデータのやり取りを可能に接続する手
段と、装着されたメディア上のデータの有無に基づいて
ソースメディアのデータを読み出すモジュールと、他の
モジュールによって読み出されたデータをターゲットメ
ディアに書き込むモジュールとのいずれかの役割を自動
的に決定する手段の機能を果たす。
【0137】次に、このデータ複写装置におけるデータ
複写処理について説明する。この処理は、図16のフロ
ーチャートに示すように、MTユニットは、ステップ
(図中「S」で示す)61でMTのデータの有無を調
べ、ステップ62へ進んでデータ有りか否かを判断し
て、データが記録されていなければスレーブモードの処
理に移行するが、データが記録されていればステップ6
3へ進んでマスタモードを設定し、そのマスタモードを
示す情報をCD−Rユニットへ通知する。
【0138】一方、CD−Rユニットは、ステップ71
でCD−Rのデータの有無を調べ、ステップ72へ進ん
でデータ有りか否かを判断して、データ有りならマスタ
モードの処理へ移行するが、データが記録されていなけ
ればステップ73へ進んでスレーブモードを設定し、そ
のスレーブモードの情報をMTユニットへ出力する。
【0139】MTユニットは、CD−Rユニットからス
レーブモード情報を受け取ると、ステップ64でMTか
らデータを読み出してそのCD−Rユニットへ出力し、
ステップ65へ進んでデータの読み出しと出力が終了し
たか否かを判断して、終了でなければ再び64の処理を
繰り返し、全てのデータを読み出して出力したら、この
処理を終了する。
【0140】一方、CD−Rユニットは、MTユニット
からデータを受信するとステップ74でそのデータのフ
ォーマットをCD−Rに記録可能なフォーマットに変換
し、ステップ75へ進んでCD−Rに書き込み、ステッ
プ76へ進んでデータの書き込みが終了したか否かを判
断して、終了でなければ再びステップ75の処理を繰り
返し、全てのデータの書き込みを終えたら、この処理を
終了する。
【0141】さらにこの処理について説明する。MTユ
ニット40のコントローラ45は、MTドライブ41に
装着されたテープメディアであるMTを調べ、そのテー
プ上に記録されているデータを検出したときには、自装
置にマスタモードを設定し、I/Fコントローラ44を
介してCD−Rユニット50と55へ自装置がソースメ
ディアのデータを読み出すモジュールであることを示す
情報を通知する。
【0142】一方、CD−Rユニット50は、コントロ
ーラ53がCD−Rドライブ51に装着されたディスク
メディアのCD−Rを調べ、そのCD−Rにデータが記
録されているか否かを調べ、未書き込み状態であること
を検出すると、自装置にスレーブモードを設定し、I/
Fコントローラ52を介してMTユニット40へターゲ
ットメディアにデータを書き込むモジュールであること
を示す情報を通知する。また、CD−Rユニット55で
も同様の処理が行なわれる。
【0143】MTユニット40のコントローラ45は、
CD−Rユニット50と55からスレーブモードを示す
情報の通知を受け取ると、MTドライブ41に装着され
たMTからソースデータを読み出してI/Fコントロー
ラ44を介してCD−Rユニット50と55へ出力す
る。
【0144】一方、CD−Rユニット50のコントロー
ラ53は、MTユニット40からマスタモードで動作す
るモジュールの通知を受け取ると、I/Fコントローラ
52のデータ受信の準備をし、MTユニット40から送
信されるソースデータを受信するとそれを一旦バッファ
54に格納した後、CD−Rに書き込み可能なフォーマ
ットに変換してCD−Rドライブ51へ転送し、CD−
Rドライブ51に装着されたCD−Rに書き込ませて複
写する。
【0145】また、CD−Rユニット50のコントロー
ラ53は、CD−Rドライブ51に装着されたCD−R
にソースデータが記録されていることを検出した場合、
自装置にマスタモードを設定し、I/Fコントローラ5
2を介してMTユニット40及びCD−Rユニット55
へソースメディアからソースデータを読み出すモジュー
ルであることを示す情報を通知する。
【0146】一方、MTユニット40のコントローラ4
5は、MTドライブ41に装着されたMTが未書き込み
状態であることを検出すると、自装置にスレーブモード
を設定し、I/Fコントローラ44を介してCD−Rユ
ニット50と55へ自装置がターゲットメディアにソー
スデータを書き込むモジュールであることを示す情報を
通知する。そして、CD−Rユニット50からマスタモ
ードを示す情報の通知を受けると、I/Fコントローラ
44のデータ受信の準備をする。
【0147】CD−Rユニット50のコントローラ53
は、MTユニット40からスレーブモードで動作するモ
ジュールの通知を受け取ると、CD−Rドライブ51に
装着されたCD−Rに記録されているソースデータを読
み出してMTユニット40へ出力する。そして、MTユ
ニット40のコントローラ45は、CD−Rユニット5
0から送信されるソースデータを受信するとそれを一旦
HDD42に格納した後、指定されたフォーマットに変
換してMTドライブ41へ転送し、そのMTドライブ4
1に装着されたMTに書き込ませて複写する。
【0148】こうして、各ユニットに装着されたメディ
アを各々のユニットが調べ、メディア上にデータを検出
したときはそのデータをソースデータとして扱い、他の
ユニットにソースデータの検出をI/Fコントローラを
介して通知する。一方、未書き込みのメディアを装着し
たユニットはスレーブモードで動作して、ソースデータ
を受信してそれをターゲットメディアに書き込んでコピ
ーする。
【0149】なお、書き込み済みのメディアが装着され
たにもかかわらず他のユニットからソースデータの検出
を通知されたユニットは、ユニット間でソースのコンフ
リクトが発生しているので、そのメディアの排出を行な
って他のユニットへエラーを通知するとよい。
【0150】このようにして、この実施例のデータ複写
装置では、テープ,リムーバブルハードディスク,又は
光磁気ディスク等のメディアに記録されたデータをCD
−Rに複写する装置を簡単に組み合わせて構成すること
ができ、ソースデータのモジュールを交換することによ
って多種類のソースデータフォーマットに対応すること
ができる。したがって、複写元のメディアの種類が異な
ってもそのメディアのデータを容易にCD−Rに複写す
ることができる。
【0151】また、ダイレクトアクセス装置とCD−R
ドライブをモジュール化し、それらを必要な台数だけ接
続して、いずれかのモジュールに装着したソースメディ
アからその他のモジュールに装着したターゲットメディ
アへデータのコピーを自動的に行なわせることができ
る。したがって、例えばCD−Rにマルチセッションに
よって記録されているデータを9トラックMTに落とす
ことによってCD−ROMのスタンパにデータを入力
し、CD−ROMを作成する場合、容易に作成すること
ができる。
【0152】なお、上述の実施例では、ダイレクトアク
セス装置としてテープ記録装置の場合について説明した
が、その他のリムーバブルハードディスク装置,光磁気
ディスク(MO)装置などについても同じように実施す
ることができる。
【0153】次に、この発明のデータ複写装置の第7実
施例について説明する。図17はこの実施例のデータ複
写装置の外観図、図18はそのデータ複写装置の内部構
成を示すブロック図、図19はそのデータ複写装置にお
けるデータ複写処理のフローチャートである。
【0154】図17に示すように、このデータ複写装置
は、1台づつ相互に着脱可能なモジュールに分割された
MTユニット60に2台のCD−Rユニット70aと7
0bとがイーサネット等のインタフェースケーブル3に
よって接続されている。そして、そのインタフェースケ
ーブル3を介してMTユニット60とCD−Rユニット
70a及び70bとの間で各種のデータをやり取りす
る。
【0155】MTユニット60は、下面にCD−Rユニ
ットの押しボタンスイッチを押下するための押下キー6
4を備えている。CD−Rユニット70aと70bの上
面には、押しボタンスイッチ72a,72bが設けら
れ、押しボタンスイッチに対応する下面側の位置には押
下キー73a,73bが設けられている。
【0156】そして、MTユニット60とCD−Rユニ
ット70aと70bをこの順番で上から積み重ねて、M
Tユニット60の押下キー64がCD−Rユニット70
aの押しボタンスイッチ72aを押下し、CD−Rユニ
ット70aの押下キー73aがCD−Rユニット70b
の押しボタンスイッチ72bを押下するように組み合わ
せる。
【0157】このようにすると、一番上に位置するMT
ユニット60は自動的に自装置の役割をソースメディア
のデータを読み出すドライブに割り当て、その下に位置
するCD−Rユニット70aと70bは、それぞれ自動
的に自装置の役割をターゲットメディアにソースデータ
を書き込むドライブの役割を割り当てる。そして、MT
ユニット60に装着されたMTから読み出されたソース
データをCD−Rユニット70aと70bへ転送してそ
れぞれに装着されているCD−Rに複写する。
【0158】また、MTユニット60の下面にはその装
置の脚65(図示を省略するがその他に2個有り)を押
下キー64と同じ脚長となるように設けている。さら
に、各CD−Rユニット70a,70bの下面には、そ
の装置の脚74a,74b(図示を省略するがその他に
2個有り)を押下キー73a,73bと同じ脚長となる
ように設けており、押しボタンスイッチの位置を除く各
脚に対応する上面側の位置には、その脚を収納する嵌合
部75a,75b(図示を省略するがその他に2個有
り)も設けており、CD−Rユニットを積み重ねたとき
に傾かないように工夫している。
【0159】図18の(b)に示すように、MTユニッ
ト60は、MTドライブ61とHDD62とI/Fコン
トローラ66とコントローラ67とバッファ68を備え
ている。MTドライブ61は、9トラックMT,8m
m,DAT等のテープメディアに対するデータの書き込
み及び読み出しを行なう。
【0160】HDD62は、MTドライブ61のソース
メディアのMTから読み出したソースデータのフォーマ
ットを、CD−Rユニット70aのCD−Rドライブ7
1aとCD−Rユニット70bのCD−Rドライブ71
bにそれぞれ装着されたターゲットメディアのCD−R
に記録するときのフォーマットに変換するときのワーク
用のメモリである。
【0161】I/Fコントローラ66は、外部に接続さ
れたCD−Rユニット70aと70bとの間のインタフ
ェースケーブルを介したデータの送受信を司る。コント
ローラ67は、CPU,ROM,及びRAM等からなる
マイクロコンピュータを内蔵し、このテープ記録装置全
体の制御を司ると共に、この発明に係るデータの複写処
理を行なう。バッファ68は、各種のデータを一時的に
格納するメモリである。
【0162】図18の(a)に示すように、CD−Rユ
ニット70aは、1台のCD−Rドライブ71aを有
し、さらに、I/Fコントローラ76,コントローラ7
7,バッファ78,及び押しボタンスイッチ検知部79
を備えている。
【0163】CD−Rドライブ71aは、CD,CD−
ROM,CD−DA,及びCD−V等の再生専用光ディ
スクからのデータの読み出しと、CD−Rに対するデー
タの書き込み及び読み出しを行なうドライブである。そ
して、コントローラ77の指示にしたがって、装着され
るディスクの種類に応じて役割を変えることができ、デ
ータの読み出しと書き込みの速度を変更することができ
る。
【0164】I/Fコントローラ76は、外部に接続さ
れたMTユニット60との間のインタフェースケーブル
3を介したデータの送受信を司る。コントローラ77
は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコ
ンピュータを内蔵し、このCD−Rユニット全体の制御
を司ると共に、この発明に係るデータの複写処理を行な
う。バッファ78は、複写対象のデータを一時的に格納
するメモリである。押しボタンスイッチ検知部79は、
押しボタンスイッチ72aが押下されたか否かを検知し
てコントローラ77へ通知する。
【0165】また、CD−Rユニット70bも、上述の
CD−Rユニット70aと同じように、CD−Rドライ
ブと共にI/Fコントローラ,コントローラ,バッフ
ァ,及び押しボタンスイッチ検知部を備えており、それ
らの機能は上述したものと同じである。
【0166】すなわち、上記MTユニット60とCD−
Rユニット70a,70bのコントローラが、他のモジ
ュールとデータのやり取りを可能に接続する手段と、他
のモジュールとの組合せ位置に基づいてソースメディア
のデータを読み出すモジュールと、そのモジュールによ
って読み出されたデータをターゲットメディアに書き込
むモジュールのいずれかの役割を自動的に決定する手段
の機能を果たす。
【0167】次に、このデータ複写装置におけるデータ
複写処理について説明する。ここでは、MTユニット6
0とCD−Rユニット70aとの間の処理を説明する
が、MTユニット60とCD−Rユニット70bとの間
でも同じような処理を行なうので、その説明を省略す
る。
【0168】図19に示すように、モジュールの組み合
わせ位置からMTユニットは、ステップ(図中「S」で
示す)81でマスタモードを設定して、ソースメディア
のデータを読み出すモジュールの役割を決定し、CD−
Rユニットへマスタモードの情報を出力する。
【0169】一方、CD−Rユニットは、ステップ84
で押しボタンスイッチ検知部による検知結果に基づいて
スレーブモードを設定し、ターゲットメディアにデータ
を書き込むモジュールの役割を決定し、MTユニットへ
スレーブモードの情報を出力する。そして、MTユニッ
トから受け取ったマスタモードの情報に基づいてソース
データの受信準備をする。
【0170】MTユニットは、CD−Rユニットからス
レーブモードの情報を受け取ると、ステップ82でMT
からソースデータを読み出してCD−Rユニットへ出力
し、ステップ83へ進んでソースデータの出力が終了か
否かを判断して、終了でなければ再びステップ82の処
理に戻ってソースデータの読み出しと出力を繰り返し、
終了ならばこの処理を終了する。
【0171】一方、CD−Rユニットは、ステップ85
でMTユニットから受信したソースデータをCD−Rに
書き込み可能なフォーマットへ変換してCD−Rに書き
込み、ステップ86へ進んでソースデータの書き込みが
終了か否かを判断して、終了でなければ再びステップ8
5の処理に戻ってソースデータの書き込みを繰り返し、
終了ならばこの処理を終了する。
【0172】このようにして、この実施例のデータ複写
装置は、MTユニットとCD−Rユニットの各モジュー
ルが他のモジュールとの組み合せ位置に基づいてソース
メディアのデータを読み出すモジュールの役割か、その
モジュールによって読み出したデータをターゲットメデ
ィアに書き込むモジュールの役割かを自動的に決定する
ので、各モジュールの役割設定を行なう必要がなく、デ
ータ複写装置を必要な台数のモジュールによって容易に
構成することができる。
【0173】なお、上述の実施例ではMTを用いた場合
について説明したが、ハードディスク装置や光磁気ディ
スク装置などでも同じように実施することができる。ま
た、上述の実施例では各モジュールを縦積みする場合に
ついて説明したが、各モジュールの側面に押下キーを設
け、その押下キーに対応する位置に押しボタンスイッチ
も設けて、各モジュールの側面を密着させて横並びに組
み合わせて、最も端に位置する一方のモジュールをソー
スドライブに、その他のモジュールをターゲットドライ
ブにそれぞれ割り当てるように決定してもよい。
【0174】次に、この発明のデータ複写装置の第8実
施例について説明する。図20はこの実施例のデータ複
写装置の構成を示すブロック図、図21はその各CD−
Rユニットの内部構成を示すブロック図、図22はその
データ複写装置によるデータ複写処理を示すフローチャ
ートである。
【0175】このデータ複写装置は、図20に示すよう
に、3台のCD−Rユニット80a,80b,80cと
POSコントローラ83がイーサネット等のインタフェ
ースケーブル3によって接続されている。また、POS
コントローラ83は、CD−ROMの版権又は著作権等
の権利の保有者の端末装置85のPOSコントローラ8
4と通信ケーブルを介して接続されている。そして、3
台のCD−Rユニット80a,80b,80cと端末装
置85との間のPOSシステムを構築している。
【0176】このデータ複写装置では、版権又は著作権
等の権利が設定されているCD−ROMに記録された音
楽又は画像のデータを複写する場合、そのCD−ROM
が装着されたCD−RユニットがそのCD−ROMのバ
ーコードのデータを読み取ってPOSシステムを介して
版権又は著作権等の権利の保有者の端末装置85へ送
る。
【0177】CD−ROMを装着したCD−Rユニット
は、その版権又は著作権等の権利の保有者の端末装置8
5からコピーの許可の指示データを受け取ると、そのC
D−ROMのデータを読み出してその他のCD−Rユニ
ットへ送り、それらのCD−Rユニットに装着されたC
D−Rに書き込ませる。
【0178】そして、各CD−Rユニットでのデータの
書き込みが成功したものの個数をカウントしてそれをP
OSシステムを介して版権又は著作権等の権利の保有者
の端末装置85へ送る。その端末装置85ではその個数
のデータを受け取って版権又は著作権等の権利の使用料
の課金等に用いることができる。
【0179】このデータ複写装置のPOSコントローラ
83と84は、CD−Rユニット80a,80b,80
cと端末装置85との間のPOSシステムによるデータ
通信を司る。また、端末装置85は、CPU,ROM,
及びRAM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、
CD−Rユニット80a,80b,80cによるCD−
ROMのデータの複写許可又は不許可を付与すると共に
その複写数や課金を管理するコンピュータである。
【0180】図21に示すように、CD−Rユニット8
0a,80b,80cは、I/Fコントローラ86a,
86b,86cと、コントローラ87a,87b,87
cと、バッファ88a,88b,88cと、CD−Rド
ライブ89a,89b,89cをそれぞれ備えている。
【0181】I/Fコントローラ86a,86b,86
cは、インタフェースケーブル3によって接続された他
のCD−RユニットとPOSコントローラ83との間の
データの送受信を司る。コントローラ87a,87b,
87cは、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイ
クロコンピュータを内蔵し、CD−Rユニット全体の制
御を司ると共に、この発明に係るデータの複写処理を行
なう。
【0182】バッファ88a,88b,88cは、CD
−ROMから読み出した又は他のCD−Rユニットから
受信した複写対象のデータを一時格納するメモリであ
る。CD−Rドライブ89a,89b,89cは、CD
−ROMを装着し、そのCD−ROMに記録されている
ソースデータを読み出す。又は、書き込み可能で書き換
え不能な光ディスクであるCD−Rディスクを装着し、
CD−Rメディアに記録されているソースデータを読み
出し、又は他のCD−Rドライブから受信したソースデ
ータをCD−Rメディアに書き込む。
【0183】すなわち、上記CD−Rドライブ89a,
89b,89cは、装着されたソースメディアがCD−
ROMのとき、そのCD−ROMのバーコードを読み取
る手段に相当し、上記POSコントローラ83はその読
み取られたバーコードのデータをPOSシステムを通じ
てCD−ROMの版権又は著作権等の権利の保有者の端
末装置へ送る手段と、その端末装置からCD−ROMの
コピーの許可及び不許可の指示データを受け取る手段に
相当する。
【0184】また、上記コントローラ87a,87b,
87cは、端末装置からコピー許可の指示データを受け
取ったときにのみCD−ROMのデータのターゲットメ
ディアに対する書き込みを可能にする手段と、データの
書き込みが成功したターゲットメディアの個数をカウン
トする手段と、そのカウントされた個数のデータをPO
Sシステムを通じて端末装置へ送る手段に相当する。
【0185】次に、このデータ複写装置の処理について
説明する。この処理は、図22に示すように、CD−R
ユニットは、ステップ(図中「S」で示す)91でCD
−ROMが装着されたか否かを判断して、CD−ROM
が装着されたらステップ92へ進んでそのCD−ROM
のバーコードを読み取ってPOSシステムを通じて端末
装置へ出力する。端末装置は、CD−Rユニットからバ
ーコードを受け取ると、ステップ97でそのバーコード
に基づいてCD−ROMのコピー許可又は不許可をPO
Sシステムを通じてCD−Rユニットへ通知する。
【0186】CD−Rユニットは、端末装置から通知を
受け取ると、コピー許可か否かを判断して、コピー許可
ならステップ94へ進んでCD−ROMのデータを読み
出してターゲットメディアであるCD−Rへのコピーを
実施し、ステップ95へ進んでコピーの成功数をカウン
トし、そのカウントデータをPOSシステムを通じて端
末装置へ通知する。
【0187】端末装置は、CD−Rユニットからカウン
トデータを受け取ると、ステップ98でそのカウント数
に基づいてCD−ROMのコピーの課金処理を行なっ
て、この処理を終了する。また、CD−Rユニットは、
端末装置からコピー不許可の通知を受け取ると、ステッ
プ96へ進んでCD−ROMのコピーを禁止し、この処
理を終了する。
【0188】さらに上述の処理について説明する。例え
ば、図20及び図21に示すように、CD−Rユニット
80aのCD−Rドライブ89aにソースメディアであ
るCD−ROM81を、CD−Rユニット80bと80
cにそれぞれターゲットメディアであるCD−R82と
82を装着し、そのCD−ROM81のデータをCD−
R82,82にコピーする場合の処理について説明す
る。
【0189】この処理は、CD−Rユニット80aはC
D−Rドライブ89aに装着されたメディアがCD−R
OMであることを検知すると、マスタモードを設定する
と共にCD−Rユニット80a,80bに対してその情
報を通知し、CD−ROM81のバーコードを読み取っ
てそのバーコードデータをPOSコントローラ83を通
じて版権所有者(又は著作権者)の端末装置85へ送出
する。
【0190】また、CD−Rユニット80bと80cは
それぞれのCD−Rドライブ89bと89cに装着され
たメディアが未書き込み状態のCD−Rであることを検
知すると、スレーブモードを設定して、CD−Rユニッ
ト80aともう一方のCD−Rユニット80b又は80
cへそれぞれスレーブモードの情報を通知し、CD−R
ユニット80aからマスタモードの情報を受け取るとコ
ピー対象のソースデータの受信準備をする。
【0191】版権所有者の端末装置85では、CD−R
ユニット80aからバーコードデータを受信すると、そ
のCD−ROMに対するコピー許可又は不許可の指示デ
ータをPOSコントローラ84を通じてCD−Rユニッ
ト80aへ通達する。
【0192】CD−Rユニット80aは、端末装置85
からコピー許可の指示データを受け取ると、CD−Rド
ライブ89aに装着されたCD−ROM81のソースデ
ータを読み出してI/Fコントローラ86aを介してC
D−Rユニット80bと80cへ出力する。
【0193】CD−Rユニット80bと80cは、CD
−Rユニット80aからソースデータを受信すると、そ
のソースデータをCD−R82に書き込んでコピーす
る。そして、書き込みが成功した場合はその情報を、書
き込みエラー等のエラーによってCD−R82へのソー
スデータの書き込みが不成功の場合はエラー情報をそれ
ぞれCD−Rユニット80aへ返送する。
【0194】CD−Rユニット80aは、CD−Rユニ
ット80bと80cからのソースデータの書き込み成功
又は不成功の情報を受け取り、その情報に基づいて実際
に何枚のCD−Rに対するコピーが成功したかを検出し
てカウントし、そのコピー枚数のカウントデータをPO
Sコントローラ83を介して端末装置85へ送る。版権
者の端末装置85はCD−Rユニット80aから受け取
ったカウントデータに基づいてCD−ROM81のコピ
ーに関する課金を行なう。
【0195】また、CD−Rユニット80aは端末装置
85からコピー不許可の指示データを受け取った場合、
CD−Rドライブ89aに装着されたCD−ROM81
のコピーを禁止して、例えばそのCD−ROMを排出し
たり、コピー不可のメッセージを出力したりすると共
に、CD−Rユニット80bと80cへそれぞれデータ
出力を中止する情報を出力する。そして、CD−Rユニ
ット80bと80cではデータ受信待機状態を解除す
る。
【0196】この実施例のデータ複写装置は、CD−R
ドライブに装着されたソースメディアがCD−ROMの
とき、そのCD−ROMから読み取ったバーコードのデ
ータをPOSシステムを通じてCD−ROMの版権者又
は著作権保有者の端末装置へ送り、その端末装置からC
D−ROMのコピーの許可の指示データを受け取ったと
きにのみCD−ROMのデータのターゲットメディアに
対する書き込みを可能にし、そのデータの書き込みが成
功したターゲットメディアの個数をカウントしてCD−
ROMの版権者又は著作権保有者の端末装置へ送ること
ができる。
【0197】例えば、CD−Rにコピーを行なうとき、
ライトエラー等の原因によって書き込みに失敗する場合
が有るが、このデータ複写装置によれば、正常に書き込
みを行なえた数にのみ書き込みを行なうので公正な課金
管理が行なえる。また、データの版権者や著作権者の許
可を取って合法的にコピーをおこなうので、不正コピー
を防止することもできる。
【0198】したがって、この実施例のデータ複写装置
では、CD−ROM等のオリジナルメディアに記録され
ているデータを、その版権所有者又は著作権保有者の許
可を受けて複写することができ、不正コピーの防止も図
れる。そして、CD−Rへの複写を行なうときにライト
エラー等によって書き込みに失敗しても、正常に書き込
めたときにのみ課金するので公正な課金を行なえる。
【0199】なお、上述の第8実施例のデータ複写装置
では複数のCD−Rユニットを備えたデータ複写装置に
ついて説明したが、テープ記録装置,リムーバブルハー
ドディスク装置,及び光磁気ディスク装置等のダイレク
トアクセス装置を備えるようにしても同じように実施す
ることができる。また、各CD−Rユニットの組み合わ
せ位置に基づいてコピー基のモジュールとコピー先のモ
ジュールの役割を自動的に決定するようにしてもよい。
【0200】次に、この発明のデータ複写装置の第9実
施例について説明する。図23はこの実施例のデータ複
写装置の構成を示すブロック図、図24はそのデータ複
写装置によるデータ複写処理を示すフローチャートであ
る。このデータ複写装置は、図23に示すように、ジュ
ークボックス90と端末装置91とCD−Rドライブ9
2からなり、ジュークボックス90は複数のCD−RO
M94を収納したCDスタッカ93と、チェンジャ95
と、コントローラ96と、CD−ROMドライブ97を
備えている。
【0201】端末装置91は、ジュークボックス90に
収納されたCD−ROM94のコピー時、コピー対象
と、トラック情報と、読み出し順番等を指定するマイク
ロコンピュータを備えたパーソナルコンピュータであ
る。CD−Rドライブ92は、CD−Rを装着し、ジュ
ークボックス90から出力されるコピー対象のソースデ
ータをそのCD−Rに書き込んでコピーする。
【0202】CD−ROM94は音声や画像等のデータ
を記録したソースメディアである。チェンジャ95は、
CD−ROMドライブ97に対してCDスタッカ93に
収納された複数のCD−ROM94を交換して装着す
る。コントローラ96は、CPU,ROM,及びRAM
等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、ジュークボ
ックス全体の制御を司ると共に、この発明に係るデータ
の複写処理を行なう。CD−ROMドライブ97は、装
着されたCD−ROM94からソースデータを読み出し
てCD−Rドライブ92へ出力する。
【0203】すなわち、上記チェンジャ95が、CD−
ROMドライブ97に対して複数のソースメディアであ
るCD−ROM94をそれぞれ交換して装着する手段に
相当する。また、上記コントローラ96が、CD−RO
Mドライブ97に装着されるCD−ROM94から読み
出すデータのトラック情報と読み出しの順番とを指定す
る手段と、その指定されたトラック情報のトラック長の
合計がターゲットメディアであるCD−Rのデータ長を
越えるか否かを判定する手段と、その判定結果を出力す
る手段の機能を果たす。
【0204】次に、このデータ複写装置の処理について
説明する。この処理は、図24に示すように、ステップ
(図中「S」で示す)101でコピー対象のCD−RO
M,データのトラック情報,読み出し順番を指定し、ス
テップ102へ進んでコピー対象のデータのトラック長
を合計する。
【0205】その後、ステップ103へ進んでその合計
値がコピー先のCD−Rに記録可能なデータ長を越える
か否かを判断して、越えなければステップ104へ進ん
でコピー処理を実施し、越えればステップ105へ進ん
でユーザにコピー対象の全データをコピー先に書き込め
ないことを知らせる通知を行ない、この処理を終了す
る。
【0206】さらに、この処理について説明する。コン
トローラ96は、端末装置91からジュークボックス9
0のどのCD−ROM94の何トラック目のデータを書
き込むのかのトラック情報と、その書き込み順番と、マ
ルチセッション,シングルセッション,及びディスクア
ットワンス等の書き込み方法が選択されると、CD−R
OMドライブ97に対して装着されたCD−ROM94
の指定されたコピー対象のデータのトラック長を読み出
させる。
【0207】その後、CD−ROMドライブ97によっ
て読み出されたトラック長の合計を求める。さらに、指
定された書き込み方法に応じてリードイン,リードアウ
ト,リンクブロック等の付加データの長さを計算して実
際にCD−R上に記録するときのデータ長に変換する。
そして、それらのコピー対象のデータのトラック長と付
加データのデータ長を合計し、その合計値がターゲット
メディアであるCD−Rのデータの書き込み容量のデー
タ長を越えるか否かを判断する。その判定結果を端末装
置91へ出力し、端末装置91ではその判定結果を表示
する。
【0208】指定された全データがCD−Rに書き込め
る場合、CD−ROMドライブ97は、装着されたCD
−ROM94からコントローラ96によって指定された
書き込み順番でコピー対象のデータを読み出してCD−
Rドライブ92へ出力し、CD−Rドライブ92は装着
されているCD−Rにそのデータをコントローラ96に
よって指定された書き込み方法によって書き込んでコピ
ーする。
【0209】また、指定された全データがCD−Rに書
き込めない場合、CD−ROMドライブ97は、コント
ローラ96からの指示があるまで装着されたCD−RO
M94のコピー処理を待機する。一方、端末装置91は
ディスプレイに全データ書き込み不可のメッセージを表
示すると共に、コピー実行/中止の選択と、コピー実行
のときの各種の作業を選択するメニューを表示する。
【0210】その作業としては、例えば、コピー対象の
選択を変更する作業、CD−Rには書き込めるだけ書き
込み、書き込みきれなかったデータのコピーを中止する
作業、複数のCD−Rに分けてコピーする作業等が考え
られる。そして、コントローラ96は端末装置91から
コピー実施の指示があればCD−ROMドライブ97に
対してCD−Rにコピーする。
【0211】また、複数のCD−ROMに記録されてい
るデータをCD−Rにコピーする場合は、コピー対象の
データのCD−ROMからデータ長を読み取って合計を
求め、その合計がコピー先のCD−Rに書き込めるデー
タ長を越えなければ再び指定された読み出し順でCD−
ROMを交換してそれぞれコピー対象のデータを読み出
してコピーを行なうと良い。
【0212】なお、上述の実施例ではターゲットメディ
アとしてCD−Rを用いた場合について説明したが、C
D−Rドライブに代えてテープ記録装置又は光磁気ディ
スク装置等のダイレクトアクセス装置を設け、CD−R
以外のメディアにコピーするようにしても同じように実
施することができる。また、上記ジュークボックスには
CD−ROMドライブを設けたが、それに代えてCD−
Rドライブを設けても良い
【0213】さらに、このデータ複写装置と版権又は著
作権の所有者の端末装置とからなるPOSシステムを構
築し、上述の第9実施例で説明したように、ジュークボ
ックス内のCD−ROMのデータのコピー時には、端末
装置に対してコピー許可を問い合わせ、コピー許可の通
知を受け取ったときにのみコピー処理を実行するように
すれば、CD−ROMの無断複写を防止することができ
る。
【0214】このようにして、この実施例のデータ複写
装置は、書き込み可能な光ディスク用ドライブに複数の
ソースメディアを交換して装着し、それぞれ装着される
ソースメディアから予め指定されたコピー対象のデータ
のトラック長の合計がターゲットメディアのデータ長を
越えるか否かの判定結果を出力する。
【0215】したがって、例えばCD−Rへのデータの
書き込み方法によっては複写元のオリジナルデータの長
さ以上のデータ容量を必要とする場合があるが、ユーザ
がその都度実際に書き込めるデータ容量の計算を行なう
必要が無く、ユーザはソースメディアに記録されたデー
タがターゲットメディアに全て記録できるか否かを容易
に判断することができ、コピー先のメディアが容量不足
で書き込みエラーを発生するような事態を招かずに済
む。
【0216】次に、この発明のデータ複写装置の第10
実施例について説明する。図25はこの実施例のデータ
複写装置の構成を示すブロック図、図26はそのデータ
複写装置によるデータ複写処理を示すフローチャートで
ある。
【0217】この実施例のデータ複写装置は、MTユニ
ット100と2台のCD−Rユニット104a,104
bがそれぞれイーサネット等のインタフェースケーブル
3によってデータ送受信可能に接続されている。MTユ
ニット100は、コントローラ101とMTドライブ1
02を有し、各CD−Rユニット104a,104b
は、それぞれコントローラ105a,105bと、CD
−Rドライブ106a,106bを有する。
【0218】コントローラ101,105a,105b
は、それぞれのユニット全体の制御を司るマイクロコン
ピュータであり、この発明に係るメディア間のデータ複
写処理を行なう。MTドライブ102はMT103に対
するデータの読み書きを行ない、CD−Rドライブ10
6a,106bは、CD−ROMからのデータの読み出
し、CD−Rに対するデータの読み書きを行なう。
【0219】すなわち、上記各コントローラ101,1
05a,105bは、ソースメディアからデータを読み
出すときの最低保証再生速度と、ソースメディアから読
み出したデータをターゲットメディアに書き込み可能な
フォーマットに変換するときの最低保証変換速度と、書
き込み可能なフォーマットに変換されたデータをターゲ
ットメディアに書き込むときの最低保証記録速度とのい
ずれか最も遅い速度を基準にしてデータの読み出し及び
書き込みを行なわせる読み書き速度制御手段の機能を果
たす。
【0220】次にこの実施例のデータ複写装置における
データ複写処理について説明する。この処理は、図26
に示すように、MTユニットは、ステップ(図中「S」
で示す)111でマスタモードを設定してCD−Rユニ
ットへそれを通知する。CD−Rユニットは、ステップ
117でスレーブモードを設定してそれをMTユニット
へ通知してデータ受信の準備をする。
【0221】MTユニットは、ステップ112でデータ
の最低保証再生速度と最低保証(フォーマット)変換速
度を比較し、ステップ113へ進んで遅い方の速度をC
D−Rユニットへ通知する。CD−Rユニットは、ステ
ップ118でMTユニットから受信した速度とCD−R
にデータを書き込むときの最低保証記録速度とに基づい
て記録速度を設定する。
【0222】MTユニットは、ステップ114でMTか
らソースデータを読み出して、ステップ115へ進んで
それをCD−Rに書き込み可能なフォーマットに変換
し、ステップ116へ進んでCD−Rユニットへ出力し
て、この処理を終了する。CD−Rユニットは、ステッ
プ119でMTユニットから受信したソースデータを予
め設定した記録速度によってCD−Rに書き込んで複写
し、この処理を終了する。
【0223】さらに、この処理について説明する。MT
ユニット100にソースメディアのMT103が装着さ
れ、CD−Rユニット104aと104bにそれぞれタ
ーゲットメディアのCD−R107が装着された場合の
処理を説明する。MTユニット100は自装置にマスタ
モードを設定して、MT103からデータを読み出すと
きの最低保証再生速度と、MT103から読み出したデ
ータをCD−R107に書き込み可能なフォーマットに
変換するときの最低保証変換速度とを比較する。
【0224】その比較によって遅い方の速度を判別し
て、その遅い方の速度とマスタモードを示す情報とをC
D−Rユニット104aと104bに通知する。その
後、MT103からデータを読み出してフォーマットを
変換して、CD−Rユニット104aと104bへ出力
する。
【0225】CD−Rユニット104aと104bは、
それぞれ自装置にスレーブモードを設定し、MTユニッ
ト100から受け取った速度とCD−R107にデータ
を書き込むときの最低保証記録速度とに基づいて最適な
記録速度を設定し、MTユニット100から送信される
ソースデータを設定した記録速度によってCD−R10
7に書き込んでコピーする。
【0226】このようにして、この実施例のデータ複写
装置は、データのコピー時の最適な書き込み速度を自動
的に選択するので、書き込みや読み取り速度を手動設定
する必要がない。また、システムの組み合せに応じて自
動的に最高速度を設定することもできる。したがって、
ターゲットメディアに対するデータの書き込みが途中で
中断しないように安定した速度で書き込みを行なえる。
【0227】なお、上述の実施例ではMTユニットと複
数のCD−Rユニットからなるデータ複写装置の場合に
ついて説明したが、その他のテープ記録装置,ハードデ
ィスク装置,光磁気ディスク装置等のダイレクトアクセ
ス装置を設けるようにしても、同じように実施すること
ができる。また、この第10実施例で説明した読み書き
速度制御処理を上述した各実施例において実施すれば、
データコピー時の書き込みエラーの発生を防止すること
ができ、メディア間のデータのコピーを能率良く確実に
行なえる。
【0228】次に、この発明のデータ複写装置の第11
実施例について説明する。図27はこの実施例のデータ
複写装置の構成を示すブロック図、図28はそのデータ
複写装置によるデータ複写処理を示すフローチャートで
ある。この実施例のデータ複写装置は、図27に示すよ
うに、版権者側とコピーベンダ側の装置によるデータの
POS通信を行なうPOSシステムを構成している。
【0229】そして、版権者側の装置はコピーベンダ側
の装置から要求されたCD−ROMのデータを読み出し
てPOS通信によって送出するサービスを行ない、コピ
ーベンダ側の装置は版権者側の装置から送信されるデー
タを必要な数だけCD−Rにコピーすることができる。
【0230】さらに、コピーベンダ側の装置はコピーの
成功数を版権者側の装置へ報告し、版権者側の装置はコ
ピーベンダ側の装置から受け取ったコピー数に基づいて
データ利用に対する課金を行なえる。
【0231】コピーベンダ側の装置は、2台のCD−R
ドライブ111,112とHDD113とPOSコント
ローラ114とがバスによって接続されている。CD−
Rドライブ111,112は、書き込み可能で書き換え
不能な光ディスクであるCD−Rディスクを装着し、そ
のCD−Rメディアに版権者側の装置から取得した音
声,画像等のソースデータを書き込む。
【0232】HDD113は、版権者側の装置から受信
した複写対象のソースデータを一時的に格納し、それを
CD−Rに記録可能なフォーマットに変換するために使
用されるメモリである。POSコントローラ114は、
CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピ
ュータを内蔵し、版権者側の装置との間のPOS通信の
制御とコピーベンダ側の装置全体の制御を司り、この発
明に係るデータの取得と複写の処理を行なう。
【0233】一方、版権者側の装置は、CDジュークボ
ックス120とPOSコントローラ126とがバスによ
って接続されており、CDジュークボックス120はC
D−ROMドライブ121とコントローラ122とチェ
ンジャ123と複数のCD−ROM125を収納したC
Dスタッカ124を有している。
【0234】CD−ROMドライブ121は、コントロ
ーラ122からの指示にしたがって、装着されたCD−
ROM125からソースデータを読み出してPOSコン
トローラ126へ出力する。コントローラ122は、C
PU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュ
ータを内蔵し、CDジュークボックス全体の制御を司
り、各CD−ROM125からのソースデータの読み出
しを行なう。
【0235】チェンジャ123は、コントローラ122
の制御によってCD−ROMドライブ121に対してC
Dスタッカ124に収納された複数のCD−ROM12
5を交換して装着する。CDスタッカ124は、複数の
CD−ROM125を収納する。複数のCD−ROM1
25は、それぞれ音声や画像等のデータを記録したソー
スメディアである。
【0236】POSコントローラ126は、CPU,R
OM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータを内
蔵し、コピーベンダ側の装置との間のPOS通信の制御
と、この発明に係るソースデータのサービスとそのソー
スデータのコピーに対する課金処理を行なう。
【0237】すなわち、上記POSコントローラ114
は、POSコントローラ126から送信されるソースデ
ータを受信する手段と、HDD113にバッファリング
されたソースデータをCD−Rドライブ111,112
に装着されたターゲットメディアに書き込み可能なフォ
ーマットに変換する手段と、その変換されたソースデー
タをCD−Rドライブ111,112に装着されたター
ゲットメディアに書き込ませる手段と、そのソースデー
タの書き込みが成功したターゲットメディアの個数をカ
ウントする手段の機能を果たす。
【0238】また、上記HDD113は、版権者側の装
置から受信したソースデータをバッファリングする手段
に相当する。さらに、上記POSコントローラ126
は、コピーベンダ側の装置でカウントされたコピー個数
に基づいて課金を行なう手段の機能を果たす。
【0239】次にこの実施例のデータ複写装置における
データ複写処理について説明する。この処理は、図28
のフローチャートに示すように、コピーベンダ側の装置
は、ステップ(図中「S」で示す)121でコピー対象
のオリジナルデータを版権者側の装置へ要求する。版権
者側の装置では、コピーベンダ側の装置からオリジナル
データの要求があれば、ステップ129でその要求され
たオリジナルデータをソースメディアから読み出してコ
ピーベンダ側の装置へ出力する。
【0240】コピーベンダ側の装置は、ステップ122
で版権者側の装置からオリジナルデータを受信するとそ
れをバッファリングして、ステップ123へ進んでその
オリジナルデータのフォーマットをターゲットメディア
に記録可能なフォーマットに変換し、ステップ124へ
進んでそのオリジナルデータをターゲットメディアにコ
ピーし、ステップ125へ進んでコピー成功数をカウン
トし、ステップ126へ進んで所定数のコピー終了か否
かを判断して、所定数のコピーを終了するまでステップ
124〜126の処理を繰り返す。
【0241】そして、所定数のコピーを終了すると、ス
テップ127へ進んでコピー成功数のカウントデータを
版権者側の装置へ出力し、ステップ128へ進んでバッ
ファリングされているオリジナルデータを消去して、こ
の処理を終了する。一方、版権者側の装置は、コピーベ
ンダ側の装置からカウントデータを受信すると、そのコ
ピー数に応じた課金処理を行なって、この処理を終了す
る。
【0242】さらに、この処理について説明する。予め
版権者側の装置では、CDジュークボックス120内に
版権又は著作権等の権利が設定されているオリジナルデ
ータを記録した複数のCD−ROMを格納しておく。ま
ず、コピーベンダ側の装置は、POSコントローラ11
4によって版権者側の装置に対して必要なデータを要求
する。
【0243】すると、版権者側の装置は、POSコント
ローラ126がコピーベンダ側の装置から受信した要求
に基づいて、そのコピー要求の許可又は不許可を判断し
て、許可の場合はその通知をコピーベンダ側に送る。そ
して、コピーベンダ側の装置のPOSコントローラ11
4は、版権者側の装置からコピー要求許可の通知を受け
取ると、POS通信によるソースデータの受信準備と受
信したオリジナルデータ(ソースデータ)をバッファリ
ングする準備を行なう。
【0244】一方、版権者側の装置のPOSコントロー
ラ126は、コピーベンダ側の装置へコピー要求許可の
通知を送ると、CDジュークボックス120のコントロ
ーラ122へコピー要求のあったオリジナルデータの読
み出しを指示する。そのコントローラ122は、チェン
ジャ123によってスタッカ124からコピー要求のあ
ったオリジナルデータが記録されているCD−ROM1
25を取り出し、それをCD−ROMドライブ121へ
装着する。
【0245】その後、CD−ROMドライブ121は装
着されたCD−ROM125に記録されているコピー要
求のあったオリジナルデータを読み出してPOSコント
ローラ126へ送出する。そして、POSコントローラ
126は、CD−ROMドライブ121から受け取った
オリジナルデータをPOS通信でコピーベンダ側の装置
へ出力する。CD−ROMドライブ121に装着された
CD−ROM125はデータの読み出しを終了すると、
チェンジャ123によってスタッカ124の基の収納場
所に戻される。
【0246】一方、コピーベンダ側の装置のPOSコン
トローラ114は、版権者側の装置から受信したオリジ
ナルデータをHDD113にバッファリングし、その受
信を終えるとHDD113内に格納されたオリジナルデ
ータをCD−Rに書き込み可能なフォーマットに変換す
る。
【0247】その後、POSコントローラ114は、C
D−Rドライブ111,112を制御して予め指定され
た枚数のCD−RへのHDD113に格納されたオリジ
ナルデータのコピーを実施する。その際、書き込みが正
常に完了したか否かを検出して成功した枚数をカウント
する。
【0248】そして、POSコントローラ114は、予
め指定された枚数のコピー処理を実施すると、書き込み
が成功した枚数のカウントデータを版権者側の装置へ通
知し、HDD113にバッファリングされているオリジ
ナルデータを消去して、この処理を終了する。このよう
に、コピー終了とカウントデータ出力後は、HDD11
3にバッファリングされているオリジナルデータを消去
することによって、オリジナルデータの不正コピーを防
止することができる。
【0249】一方、版権者側の装置のPOSコントロー
ラ126は、コピーベンダ側の装置から通知されたカウ
ントデータに基づいてオリジナルデータのコピーに対す
る課金処理を行なって、この処理を終了する。
【0250】なお、上述の実施例ではオリジナルデータ
を記録するメディアがCD−ROMの場合について説明
したが、版権者側のジュークボックスにCD−DAを収
納し、そのオリジナルデータを提供するようにしてもよ
い。また、版権者側の装置をテープ,ハードディスク,
光磁気ディスク等のメディアに記録したオリジナルデー
タを読み出す装置にすれば、CD−ROM以外のメディ
アに記録したオリジナルデータをコピーベンダ側の装置
へ提供し、上述のようなPOS通信を用いたサービスを
行なえる。
【0251】このようにして、この実施例のデータ複写
装置は、コピーすべきソースメディアが手元になくても
容易にそのデータを入手してコピーすることができる。
したがって、コピーすべきオリジナルデータのメディア
をデータベンダを手元に持つ必要がなく、オリジナルデ
ータの在庫軽減を図ることができる。そして、最新のデ
ータの入手や絶版になったデータや入手困難なデータを
容易に入手して複写することができる。
【0252】また、版権者側では絶版になったデータ
(CD−DA等)でも在庫を持たずに販売することがで
きるので在庫の軽減を図ることができ。さらに、最新版
の音楽等のデータでも遠隔地から即時に入手することが
できるので、運送にかかる日数を削減して地方への同時
発売を容易に行なえ、運送費も削減することができる。
【0253】次に、この発明のデータ複写装置の第12
実施例について説明する。図29はこの実施例のデータ
複写装置の構成を示すブロック図、図30はそのデータ
複写装置によるデータ複写処理を示すフローチャートで
あり、図27と共通する部分には同一符号を付してい
る。
【0254】この実施例のデータ複写装置は、図29に
示すように、版権者側のCDジュークボックス120の
スタッカ124に、スキャナによって各CD−ROM1
25のユーザマニュアル等の印刷物から読み取った画像
データを記録したCD−R126を装填している。ま
た、コピーベンダ側の装置のPOSコントローラ114
に、新たにレーザ方式,インクジェット方式等のカラー
印刷装置であるプリンタ115を接続して設けている。
【0255】そして、この実施例のデータ複写装置は、
上述の第11実施例のデータ複写装置と同じように、版
権者側の装置はコピーベンダ側の装置から要求されたC
D−ROMのデータを読み出してPOS通信によって提
供し、コピーベンダ側の装置はその提供されたデータを
CD−Rにコピーすることができるが、さらに、各CD
−ROMに関するユーザマニュアル等の印刷物のデータ
を取得して、それを必要な枚数だけプリントすることも
できる。
【0256】すなわち、上記POSコントローラ114
が、POSコントローラ126によって送信されるソー
スデータに関するデータを受信する手段と、その受信し
たデータをカウントされた個数分のプリントデータとし
て出力する手段の機能を果たす。
【0257】次に、図30に示すフローチャートに基づ
いて、この実施例のデータ複写装置におけるデータ複写
処理について説明するが、図28のフローチャートに示
した処理と共通する部分についてはその説明を省略す
る。つまり、コピーベンダ側の装置の処理は、ステップ
(図中「S」で示す)131〜138が、図28に示し
たステップ121〜128までの処理に相当し、版権者
側の装置の処理は、ステップ143と144が、それぞ
れ図28に示したステップ129と130の処理に相当
する。
【0258】そして、コピーベンダ側の装置は、オリジ
ナルデータの複写を終了すると、ステップ139で版権
者側の装置へそのオリジナルデータのCD−ROMのユ
ーザマニュアルデータを要求する。版権者側の装置は、
コピーベンダ側の装置からユーザマニュアルデータの要
求を受け取ると、ステップ145でそのユーザマニュア
ルデータをメディアから読み出してコピーベンダ側の装
置へ出力する。
【0259】そして、コピーベンダ側の装置は、ステッ
プ140で版権者側の装置から受信したユーザマニュア
ルデータをバッファリングし、ステップ141へ進んで
そのユーザマニュアルデータをハードコピーし、ステッ
プ142へ進んでバッファリングされているユーザマニ
ュアルデータを消去して、この処理を終了する。
【0260】さらに、この処理について説明する。コピ
ーベンダ側のPOSコントローラ114は、オリジナル
データのコピーを終えたら、そのオリジナルデータのユ
ーザマニュアルデータを要求する。版権者側の装置のP
OSコントローラ126は、その要求に基づいてコント
ローラ122に指示を送る。コントローラ122は、そ
の指示に基づいてチェンジャ123によってスタッカ1
24からCD−R126を取り出してCD−ROMドラ
イブ121に装着する。
【0261】CD−ROMドライブ121は、装着され
たCD−R126に記録されているデータの中からコピ
ー要求のあったオリジナルデータのCD−ROMに対応
するユーザマニュアルデータを読み出し、それをPOS
コントローラ126へ送出する。その送出後、CD−R
126は基の収納場所に戻される。POSコントローラ
126は、CD−ROMドライブ121から受け取った
ユーザマニュアルデータをコピーベンダ側の装置へ送信
する。
【0262】コピーベンダ側の装置のPOSコントロー
ラ114は、版権者側の装置からPOS通信によって受
信したユーザマニュアルデータをHDD113にバッフ
ァリングした後、プリンタ115へ送出して必要な部数
だけ印刷させる。また、オリジナルデータのコピー枚数
分だけ自動的に印刷するようにしても良い。そして、P
OSコントローラ114はユーザマニュアルデータの印
刷が終了したら、HDD113にバッファリングされて
いるユーザマニュアルデータを消去して、この処理を終
了する。
【0263】なお、上述の実施例ではコピーベンダ側の
装置でCD−ROMに関するユーザマニュアルをプリン
トする場合について説明したが、ジュークボックスに複
数のCD−DAと、その各CD−DAのジャケットデー
タを記録したCD−Rを収納し、コピーベンダ側の装置
に対してCD−DAのオリジナルデータとそのジャケッ
トデータをサービスすることもできる。また、CD−R
OMのユーザマニュアルやCD−DAのジャケットの他
の関連するデータを提供するようにすれば、サービスの
付加価値をより高めることができる。
【0264】このようにして、この実施例のデータ複写
装置は、手元にないソースメディアのジャケットや使用
方法又はマニュアル等も著作権者の許可を得て容易に複
写することができる。したがって、遠隔地からCD等の
ジャケットを入手してスタンパで大量生産することもで
き、オリジナルのジャケットと同じものを容易に入手す
ることができる。
【0265】次に、この発明のデータ複写装置の第13
実施例について説明する。図31はこの実施例のデータ
複写装置の構成を示すブロック図、図32はそのデータ
複写装置によるデータ複写処理を示すフローチャートで
ある。このデータ複写装置は、図31に示すように、2
台のCD−Rドライブ130,131と、MTドライブ
132と、HDD133と、ディスプレイ134と、コ
ントローラ135とからなる。
【0266】CD−Rドライブ130,131は装着さ
れたCD−Rにオリジナルデータを記録する。MTドラ
イブ132は装着されたMTからオリジナルデータを読
み出す。HDD133はMTドライブ132から読み出
されたオリジナルデータを一時的に格納し、フォーマッ
トの変換用のワークエリアとしても使用される。
【0267】ディスプレイ134はCD−Rの取り換え
通知等の各種の情報を表示するCRT,LCD等の表示
装置である。コントローラ135は、マイクロコンピュ
ータを内蔵し、このデータ複写装置全体の制御を司り、
この発明に係るデータ複写処理を行なう。
【0268】すなわち、上記コントローラ135が、M
Tドライブ132に装着されたソースメディアであるM
Tに記録されたデータ量を検出する手段と、その検出し
たデータ量が1個のターゲットメディアであるCD−R
に記録可能な容量を越えているとき、ソースメディアか
ら読み出したデータを各CD−Rドライブ130,13
1にそれぞれ装着されたCD−Rにそれぞれ分割して書
き込ませる手段の機能を果たす。
【0269】さらに、上記ディスプレイ134とコント
ローラ135が、各CD−Rドライブ130,131に
装着された各CD−Rに書き込みきれなかったとき、各
CD−Rドライブ130,131に対する新たなターゲ
ットメディアであるCD−Rの取り換え指示を通知する
手段の機能を果たす。
【0270】次にこの実施例のデータ複写装置における
データ複写処理について説明する。この処理は、図32
に示すように、ステップ(図中「S」で示す)151で
MTのソースデータをHDDにコピーし、ステップ15
2へ進んでそのソースデータをCD−Rに書き込めるフ
ォーマットに変換する。
【0271】その後、ステップ153でCD−Rドライ
ブ130に装着されたCD−Rに全てのソースデータを
書き込めるか否かを判断して、書き込めるならステップ
158へ進んでCD−Rドライブ130に装着されたC
D−Rに全てのソースデータを書き込んで複写し、この
処理を終了する。
【0272】ステップ153の判断でCD−Rドライブ
130に装着されたCD−Rに全てのソースデータを書
き込めなければ、ステップ154へ進んでディスプレイ
によって複数のCD−Rにコピーすることを通知し、C
D−Rドライブ130に装着されたCD−Rにソースデ
ータを書き込めるだけ(例えば、ファイル単位で)書き
込む。
【0273】そして、ステップ155へ進んでCD−R
ドライブ131に装着されたCD−Rに残りのソースデ
ータを書き込めるか否かを判断して、書き込めるならス
テップ159へ進んでCD−Rドライブ131に装着さ
れたCD−Rに残りのソースデータを書き込んで複写
し、この処理を終了する。
【0274】ステップ155の判断でCD−Rドライブ
131に装着されたCD−Rに残りの全てのソースデー
タを書き込めなければ、ステップ156へ進んでCD−
Rドライブ131に装着されたCD−Rに残りのソース
データを書き込めるだけ書き込み、ディスプレイによっ
て新たなCD−Rの取り換えを通知する。
【0275】そして、ステップ157へ進んでCD−R
ドライブ130又は131に新たなメディアのCD−R
が挿入されたか否かを判断して、挿入されたらそのドラ
イブによって新たなメディアに対して上述の処理を繰り
返し、全てのソースデータを複数のCD−Rに分けて記
録したら、この処理を終了する。
【0276】さらに、この処理について説明する。コン
トローラ135は、MTドライブ132に装着されたM
Tに記録されているオリジナルデータをHDD133へ
転送し、CD−Rに書き込み可能なフォーマットに変換
し、そのデータ総量を検出する。そして、そのデータ総
量に基づいて変換後のオリジナルデータがCD−Rドラ
イブ130に装着された未書き込みのCD−Rの容量を
越える場合、そのCD−Rに対して書き込めるだけの容
量を書き込む。
【0277】その後、コントローラ135は、残りのデ
ータ総量がCD−Rドライブ131に装着された未書き
込みのCD−Rの容量を越える場合、そのCD−Rに対
して書き込めるだけの容量を書き込んだ後、ディスプレ
イ134を通じてユーザに新しいCD−Rと取り換える
ように通知し、いずれかのCD−Rドライブ130又は
131に装着された新しいCD−Rに残りのソースデー
タを書き込む。こうして、全てのソースデータを書き込
むまでCD−Rの取り換え通知と書き込み処理を繰り返
す。
【0278】こうして、大量のデータを複数枚のCD−
Rにコピーする場合、CD−Rディスクの交換が容易に
なり、HDDとCD−Rドライブとのインタフェースの
通信バンドが許すかぎりCD−R130と131へのデ
ータの書き込みを交互に行なうことにより、コピー時間
を大幅に短縮することができる。
【0279】なお、複数のCD−Rにデータを書き込む
際、コントローラ135の制御によってディスプレイ1
34に各CD−Rに記録するデータ量を選択するメニュ
ーを表示し、そのメニューによって選択されたデータ量
で各CD−Rへのコピーを行なうようにすれば、ユーザ
はコピー後の使い勝手が良くなるようにコピーメディア
を作成することができる。
【0280】このようにして、この実施例のデータ複写
装置は、MTに記録された大容量のソースデータを自動
的に複数のCD−Rに分割して記録することができる。
したがって、ソースメディアから読み出したデータを複
数のターゲットメディアに対して次々と書き込みを行な
えるので、書き込み完了までの時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0281】また、その書き込み処理のときにCD−R
ドライブに装着されたCD−Rに全てのソースデータを
書き込みきれなかったときには、新たなCD−Rの取り
換え指示を通知するので、ユーザはCD−Rの取り換え
時期を容易に判断することができる。したがって、ユー
ザは大量のデータを複数枚のCD−Rにコピーする場合
にディスク交換を容易に行なえる。
【0282】なお、上述した実施例ではソースドライブ
とターゲットドライブを一体化した装置構成の場合につ
いて説明したが、それぞれを独立したモジュールにし、
必要なドライブを組み合わせて構成する場合でも上述の
複数のメディアへのデータの分割コピーを同じように実
施することができる。
【0283】また、上述した実施例では、ソースドライ
ブとターゲットドライブにCD−Rを用いた場合につい
て説明したが、その他の追記型光ディスクドライブ又は
書き換え可能型(イレーサブル)光ディスクドライブに
ついても上述と同じように実施することができる。
【0284】この実施例によるデータ複写装置は、複数
の書き込み可能な光ディスク用ドライブの中からいずれ
か1台の書き込み可能な光ディスク用ドライブに装着さ
れたソースメディアのデータを読み出し、その読み出さ
れたデータを残りの書き込み可能な光ディスク用ドライ
ブに装着されたターゲットメディアに書き込み、その際
にターゲットメディアに対する書き込み速度よりも速い
速度でソースメディアからのデータの読み出しを行なわ
せる。
【0285】したがって、CD−ROM等の再生専用型
光ディスクの再生と、CD−R,追記型光ディスク,書
き換え可能型光ディスク等の書き込み可能型光ディスク
に対する再生及び記録を行なう書き込み可能な光ディス
ク用ドライブを、ソースディスクからデータの読み出す
ドライブ又はソースディスクから読み出されたデータを
ターゲットディスクに書き込むドライブのいずれにも共
通して使用することができ、製作時のコストダウンと在
庫の適正化を容易に図ることができる。
【0286】また、複数の書き込み可能な光ディスク用
ドライブを1台づつ相互に着脱可能なモジュールに分割
して、その各モジュールをデータのやり取りを可能に接
続して、各モジュールで装着されたメディアの種類に基
づいてソースメディアのデータを読み出すモジュール
と、そのモジュールによって読み出したデータをターゲ
ットメディアに書き込むモジュールとにそれぞれ役割を
自動的に決定すれば、複数のモジュールを接続してソー
スメディアとターゲットメディアを装着することにより
各モジュールを自動的にソースメディアを装着するモジ
ュールとターゲットメディアを装着するモジュールとに
それぞれ動作させて使用することができる。
【0287】したがって、ソースメディアのデータを読
み出すモジュールに対してターゲットディスクを装着す
るターゲットドライブを必要な台数だけ容易に増設する
ことができ、データ複写装置の拡張を容易に行なえる。
【0288】さらに、上記各モジュールが他のモジュー
ルとの組み合せ位置に基づいてソースメディアのデータ
を読み出すモジュールと、そのモジュールによって読み
出したデータをターゲットメディアに書き込むモジュー
ルとの役割を自動的に決定すれば、各モジュールの役割
設定を行なう必要がなく、データ複写装置を必要な台数
のモジュールによって容易に構成することができる。
【0289】また、テープ記録装置,リムーバブルハー
ドディスク装置,及び書き込みと書き換え可能な光磁気
ディスク用ドライブ等のダイレクトアクセス装置に装着
されたソースメディアに記録されている記録フォーマッ
トに基づいてソースメディアからデータを読み出し、そ
の読み出したデータを複数の書き込み可能な光ディスク
用ドライブに装着されたターゲットメディアに記録可能
なフォーマットに変換してそれぞれのターゲットメディ
アに書き込ませるようにすれば、テープ,ハードディス
ク,及び光磁気ディスク等のCD−ROM等の光ディス
ク以外のメディアに記録されたデータをもCD−R等の
書き込み可能型光ディスクに容易に複写することができ
る。
【0290】さらに、書き込み可能な光ディスク用ドラ
イブに装着されたソースメディアからデータを読み出
し、ダイレクトアクセス装置に装着されたターゲットメ
ディアにデータを記録するときの記録フォーマットを設
定し、その設定された記録フォーマットに基づいてソー
スメディアから読み出したデータをターゲットメディア
に記録可能なフォーマットに変換してダイレクトアクセ
ス装置に装着されたターゲットメディアに書き込ませる
ようにすれば、CD−ROM,CD−R等の光ディスク
に記録されたデータをテープ,ハードディスク,及び光
磁気ディスク等のメディアにも容易に複写することがで
きる。
【0291】したがって、例えば、CD−Rにマルチセ
ッションによって記録されているデータを9トラックM
Tに複写することによってCD−ROMのスタンパにデ
ータを入力し、CD−ROMの作成を容易に行なうこと
ができる。
【0292】さらにまた、複数の書き込み可能な光ディ
スク用ドライブとダイレクトアクセス装置を1台づつ相
互に着脱可能なモジュールに分割して、その各モジュー
ルをデータのやり取りを可能に接続して、各モジュール
で装着されたメディア上のデータの有無に基づいてソー
スメディアのデータを読み出すモジュールと、そのモジ
ュールによって読み出したデータをターゲットメディア
に書き込むモジュールとにそれぞれ役割を自動的に決定
すれば、複数のモジュールを接続してソースメディアと
ターゲットメディアを装着することにより各モジュール
を自動的にソースメディアを装着するモジュールとター
ゲットメディアを装着するモジュールとにそれぞれ動作
させて使用することができる。
【0293】そしてまた、上記各モジュールが他のモジ
ュールとの組み合せ位置に基づいてソースメディアのデ
ータを読み出すモジュールと、そのモジュールによって
読み出したデータをターゲットメディアに書き込むモジ
ュールとの役割を自動的に決定すれば、各モジュールの
役割設定を行なう必要がなく、データ複写装置を必要な
台数のモジュールによって容易に構成することができ
る。
【0294】また、書き込み可能な光ディスク用ドライ
ブに装着されたソースメディアがCD−ROMのとき、
そのCD−ROMから読み取ったバーコードのデータを
POSシステムを通じてCD−ROMの版権及び著作権
等の権利の保有者の端末装置へ送り、その端末装置から
CD−ROMのコピーの許可の指示データを受け取った
ときにのみCD−ROMのデータのターゲットメディア
に対する書き込みを可能にし、そのデータの書き込みが
成功したターゲットメディアの個数をカウントしてCD
−ROMの版権及び著作権等の権利の保有者の端末装置
へ送るようにすれば、CD−ROMに記録されているデ
ータをその権利の保有者の許可を受けて複写することが
でき、不正コピーの防止も図れる。そして、CD−R等
の書き込み可能型光ディスクへの複写を行なうときにラ
イトエラー等によって書き込みに失敗しても、正常に書
き込めたときにのみ課金するので公正な課金を行なえ
る。
【0295】さらに、書き込み可能な光ディスク用ドラ
イブに対して複数のソースメディアをそれぞれ交換して
装着し、その装着されるソースメディアから読み出すデ
ータのトラック情報と読み出しの順番とを指定して、そ
の指定されたトラック情報のトラック長の合計がターゲ
ットメディアのデータ長を越えるか否か判定し、その判
定結果を出力するようにすれば、ユーザはソースメディ
アに記録されたデータがターゲットメディアに全て記録
できるか否かを容易に判断することができる。
【0296】さらにまた、ソースメディアからデータを
読み出すときの最低保証再生速度と、ソースメディアか
ら読み出したデータをターゲットメディアに書き込み可
能なフォーマットに変換するときの最低保証変換速度
と、書き込み可能なフォーマットに変換されたデータを
ターゲットメディアに書き込むときの最低保証記録速度
とのいずれか最も遅い速度を基準にしてデータの読み出
し及び書き込みを行なわせるようにすれば、最適な書き
込み速度を自動的に選択するので、書き込みや読み取り
速度を手動設定する必要がなく、システムの組み合せに
応じて自動的に最高速度を設定することもできる。した
がって、ターゲットメディアに対するデータの書き込み
が途中で中断しないように安定した速度で書き込みを行
なえるようにすることができる。
【0297】そしてまた、通信手段を介して送信される
ソースデータを受信してバッファリングし、そのバッフ
ァリングされたソースデータを書き込み可能型光ディス
ク用ドライブに装着されたターゲットメディアに書き込
み可能なフォーマットに変換し、その変換されたソース
データを書き込み可能な光ディスク用ドライブに装着さ
れたターゲットメディアに書き込ませて、そのソースデ
ータの書き込みが成功したターゲットメディアの個数を
カウントし、そのカウントされた個数に基づいて課金を
行なうようにすれば、コピーすべきソースメディアが手
元になくても容易にそのデータを入手してコピーするこ
とができる。
【0298】したがって、コピーすべきオリジナルデー
タのメディアをデータベンダを手元に持つ必要がなく、
オリジナルデータの在庫軽減を図ることができ、最新の
データの入手や絶版になったデータや入手困難なデータ
を容易に入手して複写することができる。
【0299】また、版権者側では絶版になったデータ
(CD−DA等)でも在庫を持たずに販売することがで
きるので在庫の軽減を図ることができ。さらに、最新版
の音楽等のデータでも遠隔地から即時に入手することが
できるので、運送にかかる日数を削減して地方への同時
発売を容易に行なえ、運送費も削減することができる。
【0300】また、通信手段によって送信されるソース
データに関するデータを受信して、上記カウントされた
個数分のプリントデータとして出力するようにすれば、
手元にないソースメディアのジャケットや使用方法又は
マニュアル等も版権者や著作権者の許可を得て容易に複
写することができる。
【0301】したがって、遠隔地からCD等のジャケッ
トを入手してスタンパで大量生産することもでき、オリ
ジナルのジャケットと同じものを容易に入手することが
できる。
【0302】さらに、ダイレクトアクセス装置に装着さ
れたソースメディアに記録されたデータ量を検出し、そ
の検出したデータ量が1個のターゲットメディアに記録
可能な容量を越えているとき、ソースメディアから読み
出したデータを複数の書き込み可能な光ディスク用ドラ
イブにそれぞれ装着されたターゲットメディアにそれぞ
れ分割して書き込ませるようにすれば、ソースメディア
に記録された大容量のデータを容易に複数個のCD−R
等の書き込み可能型光ディスクに振り分けて記録するこ
とができる。
【0303】したがって、ソースメディアから読み出し
たデータを複数のターゲットメディアに対して次々と書
き込みを行なえるので、書き込み完了までの時間を大幅
に短縮することができる。
【0304】さらにまた、ソースメディアから読み出し
たデータを複数の書き込み可能な光ディスク用ドライブ
に装着された各ターゲットメディアに書き込みきれなか
ったとき、書き込み可能な光ディスク用ドライブに対す
る新たなターゲットメディアの取り換え指示を通知する
ようにすれば、ユーザがCD−Rの取り換え時期を容易
に判断することができる。したがって、ユーザは大量の
データを複数枚のCD−Rにコピーする場合にディスク
交換を容易に行なえる。
【0305】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るデータ複写装置によれば、書き込み可能な光ディスク
用ドライブを、ソースディスクからデータの読み出すド
ライブとソースディスクから読み出されたデータをター
ゲットディスクに書き込むドライブのいずれにも共通し
て使用することができる。
【0306】また、光ディスク以外のテープ,ハードデ
ィスク,及び光磁気ディスク等のメディアに記録された
データを書き込み可能な光ディスクに複写すること、あ
るいは、書き込み可能な光ディスクに記録されたデータ
を光ディスク以外のテープ,ハードディスク,及び光磁
気ディスク等のメディアに複写することを容易に行なえ
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のデータ複写装置の内部
構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1実施例のデータ複写装置の外観
図である。
【図3】この発明の第1実施例のデータ複写装置による
データ複写処理を示すフローチャートである。
【図4】この発明の第2実施例のデータ複写装置の外観
図である。
【図5】この発明の第2実施例のデータ複写装置の内部
構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の第2実施例のデータ複写装置による
データ複写処理を示すフローチャートである。
【図7】この発明の第3実施例のデータ複写装置の外観
図である。
【図8】この発明の第3実施例のデータ複写装置の内部
構成を示すブロック図である。
【図9】この発明の第3実施例のデータ複写装置による
データ複写処理を示すフローチャートである。
【図10】この発明の第4実施例のデータ複写装置の構
成を示すブロック図である。
【図11】この発明の第4実施例のデータ複写装置によ
るデータ複写処理を示すフローチャートである。
【図12】この発明の第5実施例のデータ複写装置の構
成を示すブロック図である。
【図13】この発明の第5実施例のデータ複写装置によ
るデータ複写処理を示すフローチャートである。
【図14】この発明の第6実施例のデータ複写装置の外
観図である。
【図15】この発明の第6実施例のデータ複写装置の内
部構成を示すブロック図である。
【図16】この発明の第6実施例のデータ複写装置によ
るデータ複写処理を示すフローチャートである。
【図17】この発明の第7実施例のデータ複写装置の外
観図である。
【図18】この発明の第7実施例のデータ複写装置の内
部構成を示すブロック図である。
【図19】この発明の第7実施例のデータ複写装置によ
るデータ複写処理を示すフローチャートである。
【図20】この発明の第8実施例のデータ複写装置の外
観図である。
【図21】この発明の第8実施例のデータ複写装置の内
部構成を示すブロック図である。
【図22】この発明の第8実施例のデータ複写装置によ
るデータ複写処理を示すフローチャートである。
【図23】この発明の第9実施例のデータ複写装置の内
部構成を示すブロック図である。
【図24】この発明の第9実施例のデータ複写装置によ
るデータ複写処理を示すフローチャートである。
【図25】この発明の第10実施例のデータ複写装置の
内部構成を示すブロック図である。
【図26】この発明の第10実施例のデータ複写装置に
よるデータ複写処理を示すフローチャートである。
【図27】この発明の第11実施例のデータ複写装置の
内部構成を示すブロック図である。
【図28】この発明の第11実施例のデータ複写装置に
よるデータ複写処理を示すフローチャートである。
【図29】この発明の第12実施例のデータ複写装置の
内部構成を示すブロック図である。
【図30】この発明の第12実施例のデータ複写装置に
よるデータ複写処理を示すフローチャートである。
【図31】この発明の第13実施例のデータ複写装置の
内部構成を示すブロック図である。
【図32】この発明の第13実施例のデータ複写装置に
よるデータ複写処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:CD−Rユニット 3:インタフェースケーブル 4:CD−Rドライブ 9:コントローラ 8:インタフェース(I/F)コントローラ 10:バッファ 22a:押しボタンスイッチ 23a:押下キー 29:押しボタンスイッチ検知部 32:MTドライブ 36:HDD 37:MTフォーマット指定スイッチ 81:CD−ROM 82:CD−R 83:POSコントローラ 85:端末装置 90:ジュークボックス 93:CDスタッカ 95:チェンジャ 134:ディスプレイ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 - 3/08 G11B 20/10 G11B 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の書き込み可能な光ディスク用ドラ
    イブを有し、 いずれか1台の書き込み可能な光ディスク用ドライブに
    装着されたソースメディアのデータを読み出す手段と、
    該手段によって読み出されたデータを残りの書き込み可
    能な光ディスク用ドライブに装着されたターゲットメデ
    ィアに書き込ませる手段と、該ターゲットメディアに対
    する書き込み速度よりも速い速度で前記データを読み出
    す手段に前記ソースメディアからのデータの読み出しを
    行なわせる読み書き速度制御手段とを備え、 前記複数の書き込み可能な光ディスク用ドライブが1台
    づつ相互に着脱可能なモジュールに分割されており、 該各モジュールに、他のモジュールとデータのやり取り
    を可能に接続する手段と、他のモジュールとの組み合せ
    位置に基づいてソースメディアのデータを読み出すモジ
    ュールと、該モジュールによって読み出されたデータを
    ターゲットメディアに書き込むモジュールとのいずれか
    の役割を自動的に決定する手段とを設けたことを特徴と
    するデータ複写装置。
  2. 【請求項2】 複数の書き込み可能な光ディスク用ドラ
    イブと、テープ記録装置,リムーバブルハードディスク
    装置,及び書き込みと書き換え可能な光磁気ディスク用
    ドライブ等のダイレクトアクセス装置とを有し、 該ダイレクトアクセス装置に装着されたソースメディア
    に記録されている記録フォーマットを検出する手段と、
    該手段によって検出された記録フォーマットに基づいて
    前記ソースメディアからデータを読み出させる手段と、
    該手段によって読み出されたデータを前記複数の書き込
    み可能な光ディスク用ドライブに装着されたターゲット
    メディアに記録可能なフォーマットに変換する手段と、
    該手段によって変換されたデータを前記複数の書き込み
    可能な光ディスク用ドライブに装着されたそれぞれのタ
    ーゲットメディアに書き込ませる手段とを備え、 前記複数の書き込み可能な光ディスク用ドライブとダイ
    レクトアクセス装置が1台づつ相互に着脱可能なモジュ
    ールに分割されており、 該各モジュールに、他のモジュールとデータのやり取り
    を可能に接続する手段と、他のモジュールとの組み合せ
    位置に基づいてソースメディアのデータを読み出すモジ
    ュールと、該モジュールによって読み出されたデータを
    ターゲットメディアに書き込むモジュールとのいずれか
    の役割を自動的に決定する手段とを設けたことを特徴と
    するデータ複写装置。
  3. 【請求項3】 書き込み可能な光ディスク用ドライブ
    と、テープ記録装置,リムーバブルハードディスク装
    置,及び書き込み可能で書き換え可能な光磁気ディスク
    用ドライブ等のダイレクトアクセス装置とを有し、 前記書き込み可能な光ディスク用ドライブに装着された
    ソースメディアからデータを読み出させる手段と、前記
    ダイレクトアクセス装置に装着されたターゲットメディ
    アにデータを記録するときの記録フォーマットを設定す
    る手段と、該手段によって設定された記録フォーマット
    に基づいて前記ソースメディアから読み出されたデータ
    を前記ターゲットメディアに記録可能なフォーマットに
    変換する手段と、該手段によって変換されたデータを前
    記ダイレクトアクセス装置に装着されたターゲットメデ
    ィアに書き込ませる手段とを備え、 前記複数の書き込み可能な光ディスク用ドライブとダイ
    レクトアクセス装置が1台づつ相互に着脱可能なモジュ
    ールに分割されており、 該各モジュールに、他のモジュールとデータのやり取り
    を可能に接続する手段と、他のモジュールとの組み合せ
    位置に基づいてソースメディアのデータを読み出すモジ
    ュールと、該モジュールによって読み出されたデータを
    ターゲットメディアに書き込むモジュールとのいずれか
    の役割を自動的に決定する手段とを設けたことを特徴と
    するデータ複写装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のデータ複写装置
    において、 前記複数の書き込み可能な光ディスク用ドライブとダイ
    レクトアクセス装置が1台づつ相互に着脱可能なモジュ
    ールに分割されており、 該各モジュールに、他のモジュールとデータのやり取り
    を可能に接続する手段と、装着されたメディア上のデー
    タの有無に基づいてソースメディアのデータを読み出す
    モジュールと、該モジュールによって読み出されたデー
    タをターゲットメディアに書き込むモジュールとのいず
    れかの役割を自動的に決定する手段を設けたことを特徴
    とするデータ複写装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3に記載のデータ複写装置
    において、 前記ソースメディアからデータを読み出すときの最低保
    証再生速度と、前記ソースメディアから読み出したデー
    タを前記ターゲットメディアに書き込み可能なフォーマ
    ットに変換するときの最低保証変換速度と、前記書き込
    み可能なフォーマットに変換されたデータを前記ターゲ
    ットメディアに書き込むときの最低保証記録速度とのい
    ずれか最も遅い速度を基準にして前記読み書き速度制御
    手段によるデータの読み出し及び書き込みを行なわせる
    手段を設けたことを特徴とするデータ複写装置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は3に記載のデータ複写装置
    において、 前記ダイレクトアクセス装置に装着されたソースメディ
    アに記録されたデータ量を検出する手段と、該手段によ
    って検出したデータ量が1個のターゲットメディアに記
    録可能な容量を越えているとき、前記ソースメディアか
    ら読み出したデータを前記複数の書き込み可能な光ディ
    スク用ドライブにそれぞれ装着されたターゲットメディ
    アにそれぞれ分割して書き込ませる手段を設けたことを
    特徴とするデータ複写装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至のいずれか一項に記載の
    データ複写装置において、 前記書き込み可能な光ディスク用ドライブに対して複数
    のソースメディアをそれぞれ交換して装着する手段と、
    該手段によって装着されるソースメディアから読み出す
    データのトラック情報と読み出しの順番とを指定する手
    段と、該手段によって指定されたトラック情報のトラッ
    ク長の合計が前記ターゲットメディアのデータ長を越え
    るか否か判定する手段と、該手段の判定結果を出力する
    手段とを設けたことを特徴とするデータ複写装置。
  8. 【請求項8】 請求項記載のデータ複写装置におい
    て、 前記ソースメディアから読み出したデータを前記複数の
    書き込み可能な光ディスク用ドライブに装着された各タ
    ーゲットメディアに書き込みきれなかったとき、前記書
    き込み可能な光ディスク用ドライブに対する新たなター
    ゲットメディアの取り換え指示を通知する手段を設けた
    ことを特徴とするデータ複写装置。
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