JP3416518B2 - 機器制御システム - Google Patents

機器制御システム

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JP3416518B2 JP08579598A JP8579598A JP3416518B2 JP 3416518 B2 JP3416518 B2 JP 3416518B2 JP 08579598 A JP08579598 A JP 08579598A JP 8579598 A JP8579598 A JP 8579598A JP 3416518 B2 JP3416518 B2 JP 3416518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅や、店舗、
ビルなどに設置された各種機器を制御する機器制御シス
テムあるいはエネルギー管理システムにかかわるもの
で、電力会社からの電力提供の情報にもとづき、需要家
内の設備機器を有効に運転しようとするシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図12は例えば、特開平8-84387
号公報に示された従来のエネルギー管理システムであ
り、配電網上に接続された通信装置は、電力会社から送
られてくる電力料金情報を受信し、配電線を介して各機
器へ電力情報を再送信し、これを受信した機器は、電力
料金の変化に応じてエネルギーコストを下げるように運
転をするものである。
【0003】図12において、1は通信装置、2は機
器、3は配電線、4は料金システムの変更を表す情報要
素を受信する手段、5は料金システムの変更を表す情報
要素を所定のプロトコルにしたがったフォーマットに変
換する手段、6はフォーマット変換された料金システム
の変更を表す情報要素を情報伝送媒体に送信する手段、
7はフォーマット変換された情報要素を受信する手段、
8は受信した情報要素を解釈し機器を制御する制御手段
である。
【0004】次に動作について説明する。配電網上に接
続された通信装置1は、配電線3を介して需要家内の各
機器2と接続され、同時に、電力会社とも接続されてい
る。電力会社は、需要家の使用電力を計量する電力量計
に対し、電力料金システムの変更情報を送信し、使用電
力量のカウンタのインクリメント速度を速めたり、緩め
たりすることで、需要家の使用電力量を計量する。
【0005】一方、通信装置1は、電力会社から所定の
プロトコルで電力量計に送られてくる電力料金システム
の変更を表す情報要素を受信手段4によって受信し、変
換手段5によって、この受信した情報要素を前記所定の
プロトコルにしたがって解釈し、さらに、需要家内の各
機器2へ送信するためのフォーマットに変換し、送信手
段7によって配電線3上にふたたび送信する。一方、配
電線3上に送信されたフォーマット変換された料金シス
テムの変更を表す情報要素は、機器2の受信手段7によ
って受信され、制御手段8によって処理され、機器2に
おける機器制御に使用される。
【0006】例えば、電力会社は、ある時刻からの電力
料金の変更情報を、配電線を介して、各需要家(住戸、
ビル、店舗など)に送る。一般には料金は、電力需要が
ピークに達するときには高く、オフピークには安く設定
される。各需要家ではこの情報に基づき電力料金が安く
なった時点で機器2の制御手段8が、機器2に接続され
ている例えば全自動洗濯機を動作させる。これにより、
需要家では、安い電力を利用して洗濯をすることがで
き、電力料金の節約につながる。ただし、すべての需要
家に対し、一斉に料金の変更を通知すると、逆に一斉に
電力負荷が発生し、送電網の飽和の危険がある。このた
め、一般には送電ラックに対応してー定の時間枠の中で
時間をずらして料金システムの変更を通知する。
【0007】近年、電力負荷の増大とともに、ピークと
オフピークの較差は広がるー方で、電力会社では負荷平
準化の推進が急務となっている。前述のようなエネルギ
ー管理システムを需要家内に設置すれば、電力料金シス
テムの料金差を利用して、ピーク時間帯の電力使用を抑
制し、オフピーク時間帯の電力使用をあげることが可能
となり、全体で、電力負荷の平準化につながる。これに
より、発電所の運転や、建設を効率的に実施することが
可能となり、ひいては電力生産コストの削減につなが
る。今後は、電力会社からも電力料金システム情報以外
の情報提供がされ、料金情報以外のさまざまなサービス
が見込まれ、こうした電力会社から提供される情報を積
極的に活用したシステムの開発が予想される。また、こ
れにより、こうした電力負荷平準化を実施するシステム
の普及を図る必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシステ
ムは以上のように構成されていたので、電力会社が料金
システムを変更したり、料金システム以外の情報を付加
した場合には、通信装置1と機器2を改造し、これに対
応しなければならなかった。また、従来システムの場合
には通信装置1も、機器2も一般に需要家側の装置とな
るため、電力会社の料金システム情報の変更によって、
需要家側が装置の改造費用を負担せねばならず、システ
ムの普及の阻害要因になる恐れがあった。
【0009】また、従来は配電網を利用し、送電ラック
単位の情報配信であったが、今後は提供する情報の種類
により送電ラック以外の単位での情報配送や、社会の通
信システムの状況変化による配電網以外の効率的な通信
システムの利用が考えられ、これらを利用したシステム
の開発を、電力会社側の提供装置と、需要家側の用意す
べき装置とを考慮し、できるだけ陳腐化しない長期に渡
って低コストに利用可能なシステムの提供が必要であ
る。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、電力料金システムの情報要素が
変更されても需要家側のシステムに影響を与えない機器
制御システムあるいはエネルギー管理システムの提供を
目的とする。さらに、提供する情報の種類により送電ラ
ック以外の単位での情報配送や、社会の通信システムの
状況変化による配電網以外の効率的な通信システムの利
用に対応して、電力会社側の提供装置と、需要家側の用
意すべき装置とを考慮し、できるだけ陳腐化しない長期
に渡って低コストに利用可能なシステムの提供が可能な
機器制御システムあるいはエネルギー管理システムを得
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の機器制御シス
テムは、需要家側の1以上の機器と、放送電波を通して
電力会社からの電力提供情報を受信するための受信手段
と、この受信手段からの電力提供情報を受信して前記機
器に対する制御信号を発する制御装置と、前記機器と前
記制御装置とを接続するネットワークとを備えたものに
おいて、前記制御装置は、受信手段からの電力提供情報
を受信するための電力情報受信手段と、この電力情報受
信手段からの電力提供情報に基づいて前記機器の制御を
決定する機器制御手段と、この機器制御手段からの制御
信号を前記ネットワークを介して前記機器に送信する送
信手段とを備え、前記機器は、前記ネットワークから前
記制御信号を受信する受信手段13と、この受信手段1
3からの信号に基づいて自機器を運転制御する運転制御
手段とを備え、前記制御装置は、当該受信地区の地区コ
ードを登録し、当該地区コードに対応した電力提供情報
を選択して受信するものである。(請求項1に対応)
【0012】
【0013】また、この発明の機器制御システムは、需
要家側の1以上の機器と、放送電波を通して電力会社か
らの電力提供情報を受信するための受信手段と、この受
信手段からの電力提供情報を受信する通信装置と、この
通信装置からの電力提供情報に基づいて前記機器に対す
る制御信号を発する制御装置と、前記機器と前記制御装
置とを接続するネットワークとを備えたものにおいて、
前記通信装置は、受信手段からの電力提供情報を受信す
る受信手段を備え、前記制御装置は、前記受信手段から
の電力提供情報に基づいて前記機器の制御を決定する機
器制御手段と、この機器制御手段からの制御信号を前記
ネットワークを介して前記機器に送信する送信手段とを
備え、前記機器は、前記ネットワークから前記制御信号
を受信する受信手段と、この受信手段からの信号に基づ
いて自機器の運転を制御する運転制御手段とを備え、前
記通信装置は、当該受信地区の地区コードを登録し、当
該地区コードに対応した電力提供情報を選択して受信す
ることを特徴とするものである。(請求項に対応)
【0014】
【0015】また、この発明の機器制御システムは、前
記通信装置と前記制御装置と前記ネットワークのいずれ
かに、電力会社からの電力提供情報を表示する表示手段
を備えたことを特徴とするものである。(請求項に対
応)
【0016】また、この発明の機器制御システムは、前
記制御装置と前記ネットワークのいずれかに、前記機器
制御手段の機器制御プログラムを変更するための操作手
段を備えたことを特徴とするものである。(請求項
対応)
【0017】また、この発明の機器制御システムは、有
線通信回線に接続されこの有線通信回線の電力提供情報
を前記電力情報受信手段に送信する信号切換手段を備え
たことを特徴とするものである。(請求項に対応)
【0018】
【0019】また、この発明の機器制御システムは、前
記ネットワークを無線通信により構成したことを特徴と
するものである。(請求項に対応)
【0020】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。なお、図中、同一の符号
は、それぞれ同一または相当部分を示す。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1に関わ
る機器制御システムあるいはエネルギー管理システムの
構成を示す。以下では、これをエネルギー管理システム
として説明する。また、図1において従来例の図12と
同一の符号は、同一あるいは相当部分を示す。図1にお
いて、2a〜2cは需要家の機器、3は配電線、9aは
機器2a〜2cを制御するための制御装置、10は電力
会社からの電力提供情報を受信する電力情報受信手段、
11は機器2a〜2cを制御する機器制御手段、12は
制御信号を送信する送信手段、13a〜13cは制御信
号を受信する受信手段、14a〜14cはそれぞれ自機
器2a〜2cの運転を制御する運転制御手段、15は電
力量計、17は公衆電話回線、18は需要家内の電話
線、19は電力提供情報の信号を切り替える信号切替手
段、20は電話またはFAXである。また、16は需要
家内の電力線であり制御装置9aと機器2a〜2cとの
情報伝送用のネットワークとして使用する。
【0021】次に動作について説明する。制御装置9a
は、電力会社からの電力提供情報を受信し、電力量計に
電力料金の変更にかかわる情報を入力するとともに、需
要家内の機器を電力提供情報に基づき制御する装置で、
供給元である電力会社が設置するものである。本実施の
形態では、電力会社からの電力提供情報は、需要家契約
の電話回線を借用して送られくる。電力会社からの電話
か、需要家の一般電話かの識別は、信号切替手段19で
実施する。信号の識別は、例えば、電力会社からの通話
はノーリンギング方式を使用し、これを検出して切り換
える、あるいはあらかじめ電力会社の電話番号を信号切
替手段19に登録しておき、発信人電話番号サービスを
利用し、呼び出された通話の発信人番号を比較し、一致
を検出して切り換える、などの方法が可能である。
【0022】上記のように信号切替手段19で切り替え
られた電力会社からの電力提供情報は、電力情報受信手
段10によって受信され、電力会社の所定のプロトコル
にしたがって解釈される。電力情報受信手段10は、受
信情報の中から電力料金システムにかかわる情報を処理
し、電力量計15に入力する。電力量計15は、従来と
同じように、入力により、適宜使用電力量のカウンタの
インクリメント速度を速めたり、緩めたりすることで、
需要家の使用電力量を計量する。
【0023】また、需要家に提供する電力提供情報は、
機器制御手段11に入力される。機器制御手段11は、
需要家内の電力エネルギーを管理する手段である。機器
制御手段11は、電力提供情報に基づき、例えば、電力
料金が高いか、安いかにより、需要家内の機器2a〜2
cの運転制御を決定する。通常、このような制御アルゴ
リズムは機器制御手段11に搭載されるマイコンのソフ
トウェアのプログラムによって実現される。
【0024】例えば機器2aとしては全自動洗濯機が接
続されており、電力料金の安い時間になると、機器制御
手段11は、運転を許可する制御信号を機器2aに送信
手段12を用いて電力線16を介して送信する。機器2
aでは、当該制御信号を、受信手段13aで受信し、運
転制御手段14aで、制御許可信号であることを処理
し、全自動洗濯機の運転を実施する。
【0025】また、例えば、機器2bとしては空調機が
接続されている。例えば、電力会社では、電力使用のピ
ーク時間になり、電力料金の設定を高くする場合には、
上述と同様にして機器制御手段11は電力料金が高くな
ったことの入力を受け、機器2bのエアコンの冷房設定
温度を2度上昇させる制御を決定し、当該制御信号を機
器2bに送信手段12を用いて電力線16を介して送信
する。機器2bでは前記機器2aの場合と同様にして、
受信手段13bにて制御信号を受信し、運転制御手段1
4bによりエアコンの設定温度を2度上げる運転をす
る。
【0026】このようにして、電力提供情報に対応して
需要家内の機器の制御を機器制御手段11で決定し、実
施することにより電力負荷が平準化されるように、需要
家内の機器を制御する。需要家にとっては、電力料金の
抑制にメリットがあり、電力会社にとっては負荷平準化
を実施することができる。こうしたエネルギー管理シス
テムのうち、制御装置9aは供給元である電力会社が設
置するが、機器2a〜2cは需要家が設置する場合があ
る。
【0027】次に、制御装置9’は、エネルギー管理以
外の他の制御を実施するもので、例えば居間の空調コン
トローラとする。また、機器2cとしては換気装置が接
続され、機器2bとしては前記同様エアコンが接続され
ているとする。例えば、居間の空調コントローラである
制御装置9’には、エアコンが運転を開始すると、換気
装置を連動運転する制御があらかじめプログラムされて
いる。制御装置9’は、機器2bのエアコンが運転され
ると、これに連動して機器2cに運転制御信号を送信
し、換気装置を運転する。こうした居間の空調制御は電
力会社には関係のない制御であり、当該制御を実現する
ための手段である機器2a〜2cは、需要家側で設置す
ることが考えられる。
【0028】こうした居間の空調システムを構成するた
めには、機器2a〜2c、制御装置9’にもネットワー
クである電力線16を介して送受信するための送受信手
段が必要であるが、本発明においては、機器2a〜2c
の設置を需要家側がするケースがあることを説明するた
めのみに必要な手段であり、本発明とは直接関係がない
ので図示を割愛している。
【0029】以上のように、この実施の形態1では、以
上のような構成とするため、需要家内の電力線ネットワ
ーク16には制御信号を送信するように、当該制御を決
定する機器制御手段11を設けたため、電力料金システ
ムの体系や、情報内容などが変更されても、供給側であ
る電力会社の制御装置9aのみを変更すれば良く、需要
家側の機器2a〜2cの変更が不要である。これによ
り、需要家に負担をかけないとともに長く陳腐化しない
システムを得ることができる。
【0030】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2に関わるエネルギー管理システムの構成を示す。
図2において、1aは通信装置、2a〜2cは需要家の
機器、3は配電線、9bは機器2a〜2cを制御するた
めの制御装置、10は電力会社からの電力提供情報を受
信する電力情報受信手段、11は機器2a〜2cを制御
する機器制御手段、12は制御信号を送信する送信手
段、13a〜13cは制御信号を受信する受信手段、1
4a〜14cはそれぞれ自機器2a〜2cの運転を制御
する運転制御手段、15電力量計、17は公衆電話回
線、18は需要家内の電話線、19は電力提供情報の信
号を切り替える信号切替手段、20は電話またはFAX
である。また、16は需要家内の電力線であり、制御装
置9bと機器2a〜2cとの間での情報伝送に使用され
るネットワークである。
【0031】次に動作について説明する。通信装置18
は、電力会社からの電力提供情報を受信し、電力量計に
電力料金の変更にかかわる情報を入力する装置で、通
常、供給元である電力会社が設置するものである。本実
施の形態では、電力会社からの電力提供情報は、需要家
契約の電話回線を借用して送られくる。電力会社からの
電話か、需要家の一般電話かの識別は、信号切替手段1
9で実施する。信号の識別は、例えば、電力会社からの
通話はノーリンギング方式を使用し、これを検出して切
り換える、あるいはあらかじめ電力会社の電話番号を信
号切替手段19に登録しておき、発信人電話番号サービ
スを利用し、呼び出された通話の発信人番号を比較して
切り換える、などの方法が可能である。
【0032】上記のように信号切替手段19で切り替え
られた電力会社からの電力提供情報は、電力情報受信手
段10によって受信され、電力会社の所定のプロトコル
にしたがって解釈される。電力情報受信手段10は、受
信情報の中から電力料金システムにかかわる情報を処理
し、電力量計15に入力する。電力量計15は、従来と
同じように、入力により、適宜使用電力量のカウンタの
インクリメント速度を速めたり、緩めたりすることで、
需要家の使用電力量を計量する。
【0033】また、需要家に提供する電力提供情報は、
制御装置9bに入力される。制御装置9bは、需要家内
の電力エネルギーを管理する装置で、通常、需要家によ
って設置され、需要家の所望の制御を行う。制御装置9
b内の機器制御手段11は、電力提供情報に基づき、例
えば、電力料金が高いか、安いかにより、需要家内の機
器2a〜2cの運転制御を決定する。通常、このような
制御アルゴリズムは機器制御手段11に搭載されるマイ
コンのソフトウェアのプログラムによって実現される。
【0034】例えば機器2aとしては全自動洗濯機が接
続されており、電力料金の安い時間になると、機器制御
手段11は、運転を許可する制御信号を機器2aに送信
手段12、電力線16を介して送信する。機器2aで
は、当該制御信号を、受信手段13aで受信し、運転制
御手段14aで、制御許可信号であることを処理し、全
自動洗濯機の運転を実施する。
【0035】また、例えば、機器2bとしては空調機が
接続されている。例えば、電力会社では、電力使用のピ
ーク時間になり、電力料金の設定を高くする場合におい
て、上述と同様にして機器制御手段11は電力料金が高
くなったことの入力を受け、機器2bのエアコンの冷房
設定温度を2度上昇させる制御を決定し、当該制御信号
を機器2bに送信手段12、電力線16を介して送信す
る。機器2bでは前記機器2aの場合と同様にして、受
信手段13bにて制御信号を受信し、運転制御手段14
bによりエアコンの設定温度を2度上げる運転をする。
【0036】このようにして、電力提供情報に対応して
需要家内で需要家所望の制御を制御手段9で自由に決定
し、実施することができると同時に、通常、電力料金の
上下により必然的に個々の需要家にて電力負荷が平準化
されるように制御されることが見込まれる。
【0037】以上のように、この実施の形態によれば、
需要家内の機器の制御を需要家内で自由にプログラムで
きるように、供給側が設置する通信装置1aと、需要家
側が設置する制御装置9bを別構成にし、さらに、機器
2a〜2cと制御装置9bとの間の信号を従来のような
電力料金情報ではなく、制御信号としているので、電力
提供情報の変化により制御装置9bの制御が変更になっ
ても、機器2a〜2cの変更をする必要がないように構
成することができる。これにより、需要家システムへの
負担を少なくするとともに長く陳腐化しないシステムを
得ることができる。
【0038】また、この実施の形態によれは、電力会社
の提供する通信装置1aと、需要家内の制御装置9bを
別体の構成にしたため、電力提供情報の通信手段が変化
して通信装置1aを変更することがあっても、需要家内
の制御装置9b及び機器2a〜2cは変更不要とするこ
とができ、需要家の制御装置9bを大量生産により低コ
ストに提供可能となり、需要家の負担が軽減され、シス
テムの普及が加速される効果がある。
【0039】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3に関わるエネルギー管理システムの構成を示す。
図3において、1bは通信装置、2a〜2cは機器、3
は配電線、9cは制御装置、10は電力情報受信手段、
11は機器制御手段、12は送信手段、13a〜13c
は受信手段、14a〜14cは運転制御手段、15電力
量計、17は公衆電話回線、18は需要家内の電話線、
19は信号切替手段、20は電話またはFAX、22は
受信手段、23は電力情報送信手段である。また、16
は需要家内の電力線であり、制御装置9cと機器2a〜
2cとの間での情報伝送に使用されるネットワークであ
る。
【0040】次に動作について説明する。通信装置1b
は、電力会社からの電力提供情報を受信し、電力量計に
電力料金の変更にかかわる情報を入力する装置で、通
常、供給元である電力会社が設置するものである。本実
施の形態では、電力会社からの電力提供情報は、需要家
契約の電話回線を借用して送られくる。電力会社からの
電話か、需要家の一般電話かの識別は、信号切替手段1
9で実施する。信号の識別は、例えば、電力会社からの
通話はノーリンギング方式を使用し、これを検出して切
り換える、あるいはあらかじめ電力会社の電話番号を信
号切替手段19に登録しておき、発信人電話番号サービ
スを利用し、呼び出された通話の発信人番号を比較して
切り換える、などの方法が可能である。
【0041】上記のように信号切替手段19で切り替え
られた電力会社からの電力提供情報は、電力情報受信手
段10によって受信され、電力会社の所定のプロトコル
にしたがって解釈される。電力情報受信手段10は、受
信情報の中から電力料金システムにかかわる情報を処理
し、電力量計15に入力する。電力量計15は、従来と
同じように、入力により、適宜使用電力量のカウンタの
インクリメント速度を速めたり、緩めたりすることで、
需要家の使用電力量を計量する。
【0042】また、需要家に提供する電力提供情報は、
電力情報送信手段23によって、需要家内のネットワー
ク16のプロトコルにしたがって送信される。前記電力
提供情報は、ネットワークである電力線16を介して制
御装置9cの受信手段22に入力される。制御装置9c
は、需要家内の電力エネルギーを管理する装置で、通
常、需要家によって設置され、需要家の所望の制御を行
う。制御装置9c内の機器制御手段11は、電力提供情
報に基づき、例えば、電力料金が高いか、安いかによ
り、需要家内の機器2a〜2cの運転制御を決定する。
通常、このような制御アルゴリズムは機器制御手段11
に搭載されるマイコンのソフトウェアのプログラムによ
って実現される。
【0043】以下、制御装置9cと、機器2a,2bの
制御の例は、実施の形態の2と同様であるので説明を割
愛する。以上のようにこの実施の形態によれば、実施の
形態2と同様、需要家内の機器の制御を需要家内で自由
にプログラムできるように、供給側が設置する通信装置
1bと、需要家側が設置する制御装置9cを別構成に
し、さらに、機器2a〜2cと制御装置9cとの間の信
号を従来のような電力料金情報ではなく、制御信号とし
ているので、電力提供情報の変化により制御装置9cの
制御が変更になっても、機器2a〜2cの変更をする必
要がないように構成することができる。
【0044】さらに、通信装置1bと、制御装置9cの
間の接続を、需要家内のネットワークとしたため、制御
装置9cは、電力会社の通信装置1bと接続するためだ
けのインタフェースを不要とするため、制御装置9cを
安価に構成することが可能となり、需要家システムへの
負担を少なくするとともに長く陳腐化しないシステムを
得ることができる。
【0045】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4に関わるエネルギー管理システムの構成例を示
す。図4において、1cは通信装置、38はISDN回
線、24はDSU(デジタル回線接続装置)、25a〜
25cはISDN用のTA(ターミナルアダプタ)、3
9はDSU24とTA25a〜25c間のバスである。
このように、この実施の形態4では、通信装置1cは、
TA25aを内蔵してバス39から電力提供情報を受信
する。他の構成要素については、図1〜図3と同一符号
は、同一あるいは相当部分を示すので、説明を省略す
る。このように、この実施の形態4は、実施の形態2に
おける公衆電話回線に代えて、ISDN回線を利用して
電力会社からの電力提供情報を得ようとするものであ
る。
【0046】次に動作について説明する。通信装置1c
は、電力会社からの電力提供情報を受信し、電力量計に
電力料金の変更にかかわる情報を入力する装置で、通
常、供給元である電力会社が設置するものである。本実
施の形態では、電力会社からの電力提供情報は、需要家
契約のISDN回線38を借用して送られくる。ISD
N回線38は、DSU24を介して需要家内に接続さ
れ、需要家が設置するDSU−TAバス39を介し、T
A25b,cで、電話/FAX20や、パーソナルコン
ピュー夕26などと接続されている。電力会社は、これ
を借用し、DSU−TAバス39に通信装置1cを接続
する。通信装置1cにはDSU−TAバス39接続用の
TA25aを具備している。
【0047】TA25aを介して受信した電力提供情報
は、電力情報受信手段10で受信され、電力会社の所定
のプロトコルにしたがって解釈される。電力情報受信手
段10は、受信情報の中から電力料金システムにかかわ
る情報を処理し、電力量計15に入力する。以下、電力
量計15の動作は、実施の形態2と同様である。
【0048】また、需要家に提供する電力提供情報は、
制御装置9bに入力される。以下、制御装置9bと機器
2a〜2cの洗濯機あるいはエアコンの連携制御動作
は、実施の形態2と同様なので、説明を割愛する。
【0049】本実施の形態4では、実施の形態2に比
し、電力会社からの電力提供情報をISDN を利用し
て得ようとするもので、ISDN を利用することによ
り、より大量の情報を、高速に伝送することが可能とな
る。需要家側にとっては、情報の質的向上により、サー
ビスの向上が期待できる。また、実施の形態2と同様
に、需要家内の機器の制御を需要家内での自由なプログ
ラムなど、需要家システムへの負担を少なくするととも
に長く陳腐化しないシステムを得ることができる点で、
効果は同様に得られる。
【0050】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5に関わるエネルギー管理システムの構成例を示
す。図5において、1dは通信装置、10はPHSの通
信インタフェースを備えた電力情報受信手段、27はP
HS基地局である。他の構成要素については、図1〜図
4と同一符号は、同一あるいは相当部分を示すので、説
明を省略する。このように、この実施の形態5は、実施
の形態2における公衆電話回線に代えて、PHS回線を
利用して電力会社からの電力提供情報を得ようとするも
のである。
【0051】次に動作について説明する。通信装置1
は、実施の形態2と同様電力会社からの電力提供情報を
受信し、電力量計に電力料金の変更にかかわるる情報を
入力する装置で、通常、供給元である電力会社が設置す
るものである。本実施の形態では、電力会社からの電力
提供情報は、PHS回線27を介して送られくる。
【0052】PHS27を介して受信した電力提供情報
は、電力情報受信手段10で受信され、電力会社の所定
のプロトコルにしたがって解釈される。以下の動作説明
は、実施の形態2と同様であるため割愛する。
【0053】以上のように、この実施の形態では、電力
会社からの電力提供情報の提供をPHSを使用した場合
の構成とすることにより、より大量の情報を、高速に伝
送することが可能となる。また、専用のPHS回線を利
用するなどにより、通信コストの削減も可能である。需
要家側にとっては、情報の質的向上により、サービスの
向上が期待できる。また、実施の形態2と同様に、需要
家内の機器の制御を需要家内での自由なプログラムによ
り行うことができるなど、需要家システムへの負担を少
なくするとともに長く陳腐化しないシステムを得ること
ができるなど、同様の効果が得られる。
【0054】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6に関わるエネルギー管理システムの構成例を示
す。図6において、1eは通信装置、28はアンテナ、
29はデジタル通信衛星、30はデジタル衛星放送の受
信機である。10は、衛星放送受信機30と接続インタ
フェースを持つ電力情報受信手段である。他の構成要素
については、図1〜図5と同一符号は、同一あるいは相
当部分を示すので、説明を省略する。このように、この
実施の形態6は、実施の形態5におけるPHS回線に代
えて、デジタル通信衛星放送を利用して電力会社からの
電力提供情報を得ようとするものである。
【0055】次に動作について説明する。通信装置1e
は、実施の形態2と同様電力会社からの電力提供情報を
受信し、電力量計に電力料金の変更にかかわる情報を入
力する装置で、通常、供給元である電力会社が設眉する
ものである。本実施の形態では、電力会社からの電力提
供情報は、デジタル通信衛星放送を利用して送られく
る。
【0056】衛星通信を介して受信した電力提供情報
は、電力情報受信手段10で受信され、電力会社の所定
のプロトコルにしたがって解釈される。また、本方式で
は放送形態の情報提供になるため、電力料金変更の対象
になる需要家は、あらかじめ通信装置1eに地区コード
を登録し、当該地区コードとあわせて電力提供情報を放
送し、このコードを受信側通信装置で比較することによ
り選択する等の手段が考えられる。また、こうしたコー
ド番号は、需要家の電話番号や、郵便番号などを利用す
ることも可能である。以下の動作説明は、実施の形態2
と同様であるため割愛する。
【0057】本実施の形態6では、実施の形態2に比
し、電力会社からの電力提供情報を衛星放送を利用して
得ようとするもので、放送を利用することにより、一度
に多くの需要家に対し送信することが可能で、低コスト
で情報の配信が行える。また、より大量の情報を、高速
に伝送することが可能となる。需要家側にとっては、情
報の質的向上により、サービスの向上が期待できる。ま
た、実施の形態2と同様に、需要家内の機器の制御を需
要家内での自由なプログラムなど、需要家システムへの
負担を少なくするとともに長く陳腐化しないシステムを
得ることができる点で、効果は同様に得られる。
【0058】実施の形態7.図7は、この発明の実施の
形態7に関わるエネルギー管理システムの構成例を示
す。図7において、1fは受信装置、28はアンテナ、
33はデジタル地上波放送局、34はデジタル放送の受
信機である。10は、デジタル放送受信機34と接続イ
ンタフェースを持つ電力情報受信手段である。他の構成
要素については、図1〜図6と同一符号は、同一あるい
は相当部分を示すので、説明を省略する。このように、
この実施の形態7は、実施の形態6におけるデジタル通
信衛星放送に代えて、デジタル地上波放送を利用して電
力会社からの電力提供情報を得ようとするものである。
【0059】次に動作について説明する。通信装置1f
は、実施の形態2と同様電力会社からの電力提供情報を
受信し、電力量計に電力料金の変更にかかわる情報を入
力する装置で、通常、供給元である電力会社が設置する
ものである。本実施の形態では、電力会社からの電力提
供情報は、デジタル地上波放送33を利用して送られく
る。
【0060】実施の形態7と同様、放送を介して受信し
た電力提供情報は、電力情報受信手段10で受信され、
電力会社の所定のプロトコルにしたがって解釈される。
また、本方式では放送形態の情報提供になるため、電力
料金変更の対象になる需要家は、あらかじめ通信装置1
fに地区コードを登録し、当該地区コードとあわせて電
力提供情報を放送し、このコードを受信側通信装置1f
で比較することにより選択する等の手段が考えられる。
また、こうしたコード番号は、需要家の電話番号や、郵
便番号などを利用することも可能である。以下の動作説
明は、実施の形態2と同様であるため割愛する。
【0061】本実施の形態7では、実施の形態2に比
し、電力会社からの電力提供情報をデジタル放送を利用
して得ようとするもので、放送を利用することにより、
一度に多くの需要家に対し送信することが可能で、低コ
ストで情報の配信が行える。また、より大量の情報を、
高速に伝送することが可能となる。需要家側にとって
は、情報の質的向上により、サービスの向上が期待でき
る。また、実施の形態2と同様に、需要家内の機器2a
〜2cの制御を需要家内での自由なプログラムで行うこ
とができるなど、需要家システムへの負担を少なくする
とともに長く陳腐化しないシステムを得ることができる
点で、効果は同様に得られる。
【0062】実施の形態8.図8は、この発明の実施の
形態8に関わるエネルギー管理システムの構成例を示
す。図8において、1gは受信装置、36はCATV、
35はCATVの受信機で、一般にセツトトップボック
スといわれるものである。32需要家内の映像配信用の
アンテナ線で、31はTVである。10は、CATV放
送受信機35と接続インタフェースを持つ電力情報受信
手段である。他の構成要素については、図1〜図7と同
一符号は、同一あるいは相当部分を示すので、説明を省
略する。このように、この実施の形態8は、実施の形態
2における公衆電話回線に代えて、CATV放送を利用
して電力会社からの電力提供情報を得ようとするもので
ある。
【0063】次に動作について説明する。通信装置1g
は、実施の形態2と同様電力会社からの電力提供情報を
受信し、電力量計に電力料金の変更にかかわる情報を入
力する装置で、通常、供給元である電力会社が設置する
ものである。本実施の形態では、電力会社からの電力提
供情報は、CATV放送36を利用して送られくる。
【0064】実施の形態7と同様、放送を介して受信し
た場合の動作は同様のため、説明を割愛する。本実施の
形態8では、実施の形態2に比し、電力会社からの電力
提供情報をCATV放送を利用して得ようとするもの
で、放送を利用することにより、一度に多くの需要家に
対し送信することが可能で、低コストで情報の配信が行
える。また、より大量の情報を、高速に伝送することが
可能となる。需要家側にとっては、情報の質的向上によ
り、サービスの向上が期待できる。また、実施の形態2
と同様に、需要家内の機器2a〜2cの制御を需要家内
での自由なプログラムで行えるなど、需要家システムへ
の負担を少なくするとともに長く陳腐化しないシステム
を得ることができる点で、効果は同様に得られる。
【0065】実施の形態9.図9は、この発明の実施の
形態9に関わるエネルギー管理システムの構成を示す。
図9において、9dは制御装置、12はPHS無線通信
の送信手段、13a〜13cはPHS無線通信の受信手
段である。他の構成要素については、図1〜図8と同一
符号は、同一あるいは相当部分を示すので、説明を省略
する。このように、この実施の形態9は、実施の形態2
における需要家内の電力線によるネットワークに代え
て、PHS無線通信を利用してネットワークを構成した
ものである。
【0066】次に動作について説明する。通信装置1a
が電力提供情報を受信し、制御装置9dに入力するまで
は、実施の形態2と同様であり、さらに、制御装置9d
と機器2a〜2cとの情報伝送の方式がPHS無線ネッ
トワークを利用している以外は同様である。したがっ
て、詳細な説明を割愛する。
【0067】本実施の形態では、以上のように需要家内
の制御装置9dと機器2a〜2cとの間をPHS無線回
線で接続したため、機器2a〜2cのネットワーク配線
工事が不要となり、設置の自由度が拡大する。また、実
施の形態2と同様に、需要家内の機器2a〜2cの制御
を需要家内での自由なプログラムで行えるなど、需要家
システムへの負担を少なくするとともに長く陳腐化しな
いシステムを得ることができる点で、効果は同様に得ら
れる。
【0068】実施の形態10.図10は、この発明の実
施の形態10に関わるエネルギー管理システムの構成を
示す。図2において、12は例えばツイストペアなどの
専用線(国内ではHBS:ホームバスシステム規格など
がある)通信の送信手段、13a〜13cは同受信手段
である。また、他の構成要素については、図1〜図9と
同一符号は、同一あるいは相当部分を示すので、説明を
省略する。このように、この実施の形態10は、実施の
形態2における需要家内の電力線によるネットワークに
代えて、既存の専用線ネットワークを活用しようとする
ものである。
【0069】次に動作について説明する。通信装置1a
が電力提供情報を受信し、制御装置9bに入力するまで
は、実施の形態2と同様であり、さらに、制御装置9b
と機器2a〜2cとの情報伝送の方式が専用線ネットワ
ークを利用している以外は同様である。したがって、詳
細な説明を割愛する。
【0070】本実施の形態では、以上のように需要家内
の制御装置9bと機器2a〜2cとの間を専用線ネット
ワークで接続したため、既に専用線ネットワーク配線が
敷設してある既存のHBS対応の需要家などで活用可能
である。また、実施の形態2と同様に、需要家内の機器
の制御を需要家内での自由なプログラムなど、需要家シ
ステムへの負担を少なくするとともに長く陳腐化しない
システムを得ることができる点で、効果は同様に得られ
る。
【0071】実施の形態11.図11は、この発明の実
施の形態11に関わるエネルギー管理システムの構成図
である。図11において、21は、電力提供情報などを
表示するともに機器2a〜2cの運転制御プログラムの
変更操作をするための表示操作手段である。その他の構
成要素については、図1〜図10と同一符号は、同一あ
るいは相当部分を示すので、説明を省略する。次に動作
について説明する。ほぼすべての動作は、実施の形態2
と同様であるため、ここでは、相違点のみ説明する。
【0072】今後は、電力提供情報として、天気情報
や、電力料金の変化予測情報や、停電のお知らせなど、
電力会社から需要家にとって有益な付加価値のある情報
が送られることが予想される。これらの情報は、実施の
形態1〜10にて説明したような方式で需要家に配信さ
れることが考えられる。こうした付加価値のある情報
は、通信装置1aから制御装置9bに入力され、機器制
御手段11によって表示操作手段21に表示される。さ
らに、需要家は表示操作手段21に表示された電力提供
情報をもとに、機器制御手段11のプログラムを変更操
作することが考えられる。
【0073】ここでは、表示操作手段21を操作手段と
して用いている。例えば、夕方の16:00から18:0
0に停電があることを知らせる情報が、電力会社から配
信され、表示操作手段21に表示される。これを見た需
要家は、表示操作手段21によってその日のピーク時間
帯が予想される13:00〜16:00の運転抑制プログ
ラムの起動を禁止するように操作設定し、あらかじめ炊
飯をしておくなどのプログラム変更をすることが考えら
れる。また、このような変更を促すようなメッセージ
を、電力会社が需要家支援の情報として表示することも
考えられる。
【0074】以上のように、本実施の形態では電力会社
からの電力提供情報の表示手段と、需要家のプログラム
変更の操作手段を設けたことにより、需要家に対する電
力会社のサービス向上や、需要家内の運転制御プログラ
ムを、さらに需要家に最適な方法に変更することが可能
となる。これにより、より実効あるエネルギー運用が可
能なエネルギー管理システムを提供することが可能とな
る。
【0075】さて、本実施の形態の1〜8および11で
は、需要家内のネットワークを電力線で記述したが、実
施の形態9,10のようにPHS無線通信や、専用線の
利用も可能である。また、実施の形態1,3および9〜
11では、電力会社からの電力提供情報の配信手段を電
話回線で示したが、実施の形態4〜8のような,ISD
N回線、PHS放送、デジタル通信衛星放送、デジタル
地上放送、CATV放送など他の手段を用いてもかまわ
ない。つまり、電力会社からの電力提供情報の配信手段
と、需要家内の制御ネットワークの手段の組み合わせは
何ら制限が無く、最適な組み合わせを選択することが可
能である。
【0076】また、実施の形態11では、表示手段と操
作手段とを表示操作手段として同一にし、制御装置に接
続したが、これを需要家内のネットワークを介して接続
することも可能である。さらに、電力会社の電力提供情
報の表示手段は通信装置に接続し、操作手段は制御装
置、あるいは需要家内のネットワークに接続することも
可能である。こうすることにより、より設備の準備にお
いて、電力会社と需要家の間での準備責任が明確になる
と共に、表示手段においては需要家の負担を軽減する事
が可能になる。
【0077】また、実施の形態2〜10では、電力会社
の提供する通信装置と、需要家内の制御装置を別体の構
成にしたため、実施の形態2〜10のような電力会社か
らの電力提供情報を配信する様々な方式に対応するにあ
たり、需要家内の制御装置、機器は変更不要とすること
ができ、需要家の制御装置を大量生産により低コストに
提供可能となり、需要家の負担が軽減され、システムの
普及が加速される効果がある。
【0078】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、次のような効果を奏する。この発明によれば、
需要家内の機器の制御において、需要家内の電力線ネッ
トワークには制御信号を送信するように、当該制御を決
定する運転制御手段を設けたため、電力料金システムの
体系や、情報内容などが変更されても、供給側である電
力会社の制御装置のみを変更すれば良く、需要家側の機
器の変更が不要である。これにより、需要家に負担をか
けないとともに長く陳腐化しないシステムを得ることが
できる
【0079】また、この発明によれば、需要家内の機器
の制御を需要家内で自由にプログラムできるように、供
給側が設置する通信装置と、需要家側が設置する制御装
置を別体で構成し、さらに、機器と制御装置との間の信
号を従来のような電力料金情報ではなく、制御信号とし
ているので、電力提供情報の変化により制御装置の制御
が変更になっても、機器の変更をする必要がないように
構成することができる。これにより、需要家システムへ
の負担を少なくするとともに長く陳腐化しないシステム
を得ることができる
【0080】また、この発明によれば、需要家内の機器
の制御を需要家内で自由にプログラムできるように、供
給側が設置する通信装置と、需要家側が設置する制御装
置を別構成にし、さらに、機器と制御装置との間の信号
を従来のような電力料金情報ではなく、制御信号として
いるので、電力提供情報の変化により制御装置の制御が
変更になっても、機器の変更をする必要がないように構
成することができる。さらに、通信装置と制御装置との
間の接続を、需要家内のネットワークを介して行うよう
にしたため、制御装置は、電力会社の通信装置と接続す
るためだけのインタフェースが不要となり、制御装置を
安価に構成することが可能となり、需要家システムへの
負担を少なくするとともに長く陳腐化しないシステムを
得ることができる
【0081】また、この発明によれば、電力会社の提供
する通信装置と、需要家内の制御装置を別体の構成にし
たため、電力会社からの電力提供情報を配信する様々な
方式に対応するにあたり、需要家内の制御装置、機器は
変更不要とすることができ、需要家の制御装置を大量生
産により低コストに提供可能となり、需要家の負担が軽
減され、システムの普及が加速される効果がある
【0082】また、この発明によれば、電力会社からの
電力提供情報の表示手段、及び/又は、需要家のプログ
ラム変更の操作手段を設けたことにより、需要家に対す
る電力会社のサービス向上や、需要家内の運転制御プロ
グラムを、さらに需要家に最適な方法に変更する事が可
能となる。これにより、より実効あるエネルギー運用が
可能なエネルギー管理システムを提供することが可能と
なる
【0083】また、この発明によれば、電力会社からの
電力提供情報の配信をISDN、CATV線など有線通
信回線を利用して行うことにより、より大量の情報を、
高速に伝送することが可能となる。需要家側にとって
は、情報の質的向上により、サービスの向上が期待でき
る。また、実施の形態2と同様に需要家内の機器の制御
を需要家内での自由なプログラムなど、需要家システム
への負担を少なくするとともに陳腐化しないシステムを
得ることができる点で、効果は同様に得られる
【0084】また、この発明によれば、電力会社からの
電力提供情報の提供をPHS無線回線、デジタル衛星放
送、デジタル地上放送などの放送電波を利用して行うこ
とにより、より大量の情報を、高速に伝送することが可
能となる。需要家側にとっては、情報の質的向上によ
り、サービスの向上が期待できる。また、実施の形態2
と同様に需要家内の機器の制御を需要家内での自由なプ
ログラムなど、需要家システムへの負担を少なくすると
ともに長く陳腐化しないシステムを得ることができる点
で、効果は同様に得られる
【0085】また、この発明によれば、需要家内の制御
装置と機器との間を無線回線で接続したため、機器のネ
ットワーク配線工事が不要となり、設計の自由度が拡大
する。また、実施の形態2と同様に需要家内の機器の制
御を需要家内での自由なプログラムなど、需要家システ
ムへの負担を少なくするとともに長く陳腐化しないシス
テムを得ることができる点で、効果は同様に得られる
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の機器制御システム
の構成例を示す図。
【図2】 この発明の実施の形態2の機器制御システム
の構成例を示す図。
【図3】 この発明の実施の形態3の機器制御システム
の構成例を示す図。
【図4】 この発明の実施の形態4の機器制御システム
の構成例を示す図。
【図5】 この発明の実施の形態5の機器制御システム
の構成例を示す図。
【図6】 この発明の実施の形態6の機器制御システム
の構成例を示す図。
【図7】 この発明の実施の形態7の機器制御システム
の構成例を示す図。
【図8】 この発明の実施の形態8の機器制御システム
の構成例を示す図。
【図9】 この発明の実施の形態9の機器制御システム
の構成例を示す図。
【図10】 この発明の実施の形態10の機器制御シス
テムの構成例を示す図。
【図11】 この発明の実施の形態11の機器制御シス
テムの構成例を示す図。
【図12】 従来の機器制御システム(エネルギー管理
システム)の構成を表す図。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g 通信装
置、 2a,2b,2c機器、 3 配電線、 9a,
9b,9c,9d 制御装置、 10 電力情報受信手
段、 11 機器制御手段、 12 送信手段、 13
a,13b,13c 受信手段、 14a,14b,1
4c 運転制御手段、 15 電力量計、 16 電力
線、 17 公衆電話回線、 18 電話線、 19
信号切替手段、 20 電話/FAX、 21 表示操
作手段、 22 電力情報受信手段、 23 電力情報
送信手段、 24 DSU、 25a,25b,25c
TA、 26 PC、 27 PHS基地局、 28
アンテナ、 29 衛星、 30 衛星放送受信機、
31 TV、 32 アンテナ線、 33 デジタル地
上波放送、 34 デジタル地上波放送受信機、 35
セツトトップボツクス、 36 CATV、 37
専用線(ツイストペア)、38 ISDN回線、 39
DSU−TAバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−41808(JP,A) 特表 平10−510138(JP,A) 国際公開96/21264(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 H03J 9/00 - 9/06 H04M 11/00 - 11/10 H02J 13/00 G06F 17/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 需要家側の1以上の機器と、放送電波を
    通して電力会社からの電力提供情報を受信するための受
    信手段と、この受信手段からの電力提供情報を受信して
    前記機器に対する制御信号を発する制御装置と、前記機
    器と前記制御装置とを接続するネットワークとを備えた
    ものにおいて、 前記制御装置は、受信手段からの電力提供情報を受信す
    るための電力情報受信手段と、この電力情報受信手段か
    らの電力提供情報に基づいて前記機器の制御を決定する
    機器制御手段と、この機器制御手段からの制御信号を前
    記ネットワークを介して前記機器に送信する送信手段と
    を備え、 前記機器は、前記ネットワークから前記制御信号を受信
    する受信手段13と、この受信手段13からの信号に基
    づいて自機器を運転制御する運転制御手段とを備え、 前記制御装置は、当該受信地区の地区コードを登録し、
    当該地区コードに対応した電力提供情報を選択して受信
    することを特徴とする機器制御システム。
  2. 【請求項2】 需要家側の1以上の機器と、放送電波を
    通して電力会社からの電力提供情報を受信するための受
    信手段と、この受信手段からの電力提供情報を受信する
    通信装置と、この通信装置からの電力提供情報に基づい
    て前記機器に対する制御信号を発する制御装置と、前記
    機器と前記制御装置とを接続するネットワークとを備え
    たものにおいて、 前記通信装置は、受信手段からの電力提供情報を受信す
    る受信手段を備え、 前記制御装置は、前記受信手段からの電力提供情報に基
    づいて前記機器の制御を決定する機器制御手段と、この
    機器制御手段からの制御信号を前記ネットワークを介し
    て前記機器に送信する送信手段とを備え、 前記機器は、前記ネットワークから前記制御信号を受信
    する受信手段と、この受信手段からの信号に基づいて自
    機器の運転を制御する運転制御手段とを備え、 前記通信装置は、当該受信地区の地区コードを登録し、
    当該地区コードに対応した電力提供情報を選択して受信
    することを特徴とする機器制御システム
  3. 【請求項3】 前記通信装置と前記制御装置と前記ネッ
    トワークのいずれかに、電力会社からの電力提供情報を
    表示する表示手段を備えたことを特徴とする 請求項1又
    は2に記載の機器制御システム
  4. 【請求項4】 前記制御装置と前記ネットワークのいず
    れかに、前記機器制御手段の機器制御プログラムを変更
    するための操作手段を備えたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の機器制御システム
  5. 【請求項5】 有線通信回線に接続されこの有線通信回
    線の電力提供情報を前記電力情報受信手段に送信する信
    号切換手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の機器制御システム
  6. 【請求項6】 前記ネットワークを無線通信により構成
    したことを特徴とする請求項1又は2に記載の機器制御
    システム
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