JP3407741B2 - タウ蛋白質のリン酸化方法 - Google Patents

タウ蛋白質のリン酸化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タウ蛋白質、その部分
ペプチドまたはそれらに類似したペプチドをリン酸化酵
素を触媒としてリン酸化する方法に関するものであり、
タウ蛋白質のリン酸化を阻害または促進する薬剤の探索
に利用できる。
【0002】
【従来の技術】アルツハイマー病は初老期(45〜65
才)に発病する進行性の痴呆で、病理学的にはその脳内
に多数の老人斑と神経原線維変化が認められる。65才
以上の老年期に発症するいわゆる自然老化による老年痴
呆も、病理学的に何ら本質的な差は認められないので、
アルツハイマー型老年痴呆と呼ばれている。この疾患の
患者数は、高齢者人口の増加とともに増え、社会的に重
要な疾患となっている。しかしこの疾患の原因は諸説あ
るものの結果的にはまだ不明であり、早期解明が望まれ
ている。
【0003】アルツハイマー病およびアルツハイマー型
老年痴呆に特徴的な二つの病理変化の出現量は、知能障
害の程度とよく相関することが知られている。そこで、
この二つの病理変化を生ずる不溶性の蓄積物質を分子レ
ベルで解明し、この疾患の病因に到達しようという研究
が1980年代の前半頃から行われてきた。この病理変
化の一つである神経原線維変化は、神経細胞内にPHF
(ペアード・ヘリカル・フィラメント:paired
helical filament)と呼ばれる二重ら
せん状の繊維状物質が蓄積してくるものである。近年、
その構成成分として、脳に特異的な微小管付随タンパク
質の一種であるタウ蛋白質とユビキチンが同定された
(井原ら,J.Biochem.,99,1807−1
810(1986);Grundke−Iqbalら,
Proc.Natl.Acad.Sci.USA,8
3,4913−4917(1986))。このうちタウ
蛋白質(以下「タウ」と称することもある)は、通常S
DSポリアクリルアミドゲル電気泳動で分子量48〜6
5Kに数本のバンドを形成する一群の近縁タンパク質
で、微小管の形成を推進することが知られている。さら
に、PHF中に組み込まれたタウは、通常のタウより強
くリン酸化されていることが、PHFに対するポリクロ
ーナル抗体(抗ptau抗体:井原ら,J.Bioch
em.,99,1807−1810(1986))や、
タウに対するモノクローナル抗体(tau−1抗体:G
rundke−Iqbalら,Proc.Natl.A
cad.Sci.USA,83,4913−4917
(1986))を用いて証明された。
【0004】本発明者らは、この異常なリン酸化を触媒
する酵素を単離し、タウプロテインキナーゼIと命名し
た(内田ら,生化学,第64巻,第5号,p.308
(1992))。しかし、タウプロテインキナーゼIの
一次構造は不明であり、またタウプロテインキナーゼI
の基質となりうる条件や、リン酸化の詳細については明
らかにされていないのが現状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、PHF
の蓄積がアルツハイマー病脳でニューロンの変性、引き
続いて死を誘導しているものと考え、PHFの蓄積の原
因となるタウ蛋白の異常リン酸化に相当する反応を試験
官内(in vitro)で遂行する方法を明らかにす
ることによって、アルツハイマー病の治療および予防の
手段を得ようとするものであり、さらにはこうしたリン
酸化の異常に起因するその他の疾患の治療および予防の
手段を得ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するためにPHFに組み込まれているリン酸化タ
ウと同一のエピトープを持つリン酸化タウのリン酸化部
位を決定し、そのリン酸化を触媒するリン酸化酵素の構
造を明らかにすることによって、かかるリン酸化反応の
必要条件を解明し、本発明に到達した。
【0007】即ち本発明の要旨は、下記理化学的性質を
有するリン酸化酵素Iの作用により、タウ蛋白質または
その部分ペプチドをリン酸化することを特徴とするタウ
蛋白質のリン酸化方法に存する。 (a)作用:ATPをリン酸供与体として、タウ蛋白質
中のセリンおよびスレオニンをリン酸化し、タウ蛋白質
1分子あたり4残基以下のリン酸基を導入する。 (b)基質特異性:脳抽出液の蛋白質の中で、微小管付
随蛋白質であるタウ蛋白質およびMAP2を特異的にリ
ン酸化する。ヒストンをリン酸化しない。α−カゼイン
を少しリン酸化する。配列番号2に記載のアミノ酸配列
の141番目のセリン、173番目のスレオニン、30
7番目のセリンおよび324番目のセリンから選ばれる
1以上のアミノ酸を特異的にリン酸化する。 (c)至適pH:チューブリン非存在下での至適pHは
6.5であり、チューブリン存在下での至適pHは6.
0である。 (d)作用適温:37℃
【0008】(e)分子量:0.5M塩化ナトリウムの
存在下でのゲル濾過により求めた測定値は約5万であ
り、塩化ナトリウム非存在下ではタウ蛋白質と複合体を
作り、そのゲル濾過による測定値は約10万である。S
DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により求めた測
定値は約4万5千である。 (f)安定性:25%グリセロールと0.02%ポリオ
キシエチレンソルビタンモノラウレート中、pH6.
5、温度−20℃において少なくとも一年間安定であ
る。 (g)活性化:既知のキナーゼの活性化因子であるcA
MP、cGMP、Ca2+、カルモジュリンおよびリン脂
質等では活性化されない。チューブリンの重合条件で、
タウ蛋白質のリン酸化が活性化される。 (h)阻害:90mMのNaClまたはKClで活性が
半減する。
【0009】以下、本発明につき詳細に説明する。本発
明で使用するリン酸化酵素I(以下、「タウプロテイン
キナーゼI」と略記する)は、例えばラットやウシ等の
哺乳動物の脳抽出液から温度依存性の重合、脱重合等に
より微小管タンパク質画分を得、フォスフォセルロース
カラムクロマトグラフィー、ゲル濾過、ハイドロキシア
パタイトカラムクロマトグラフィー、S−セファロース
カラムクロマトグラフィー、ヘパリンカラムクロマトグ
ラフィー等の操作を組み合わせることによって精製する
ことができる(内田ら,生化学,第64巻,第5号,
p.308(1992))。精製されたタウプロテイン
キナーゼIは、上記(a)〜(h)に記載の理化学的性
質を有する。この精製蛋白の部分一次構造は、常法によ
りアミノ酸配列分析を行うことにより得ることができる
が、全一次構造は同蛋白のcDNAをクローニングする
ことにより知ることができる。cDNAのクローニング
には、上記の部分一次構造の情報に基づく方法、同蛋白
に特異的な抗体を利用する方法、同蛋白に特異的な機能
や作用の検出を利用する方法等が応用できる。また、部
分アミノ酸配列に相当する合成ヌクレオチドオリゴマー
をプライマーとして、ラット等の脳のmRNA画分から
遺伝子増幅法(PCR法)を用いてかかるタウプロテイ
ンキナーゼIをコードするmRNAのみを増幅し、対応
するcDNAをクローニングしてもよい。
【0010】かくして得られるラット由来のタウプロテ
インキナーゼIの全一次構造は、例えば、配列表の配列
番号1に記載のアミノ酸配列で表される。なお、かかる
ラット由来のタウプロテインキナーゼIの全一次構造
は、GSK−3β(グリコーゲンシンターゼ キナーゼ
3β)として知られる酵素(J.R.Woodge
t,The EMBO J.,9(8),2431−2
438(1990))と一致することが確認された。
【0011】タウプロテインキナーゼIは、上記のよう
に哺乳動物の脳抽出液から精製することによって取得す
ることもできるが、より大量かつ安定して取得するため
には、クローニングにより得られたcDNAを適当なベ
クターに組み込み、そのベクターが作用しうる宿主にか
かるベクターを導入すればタウプロテインキナーゼIの
産生細胞を作成することができ、その培養物から目的と
する蛋白を精製するのが好ましい。
【0012】本発明において基質となるタウ蛋白質は、
哺乳動物の脳組織から、例えば井原らの方法(J.Bi
ochem.,86,587−590(1979))や
Grundke−Iqbalらの方法(J.Biol.
Chem.,261,6084─6089(198
6))に従って抽出、精製することができる。さらにそ
の全一次構造は、上記タウプロテインキナーゼIと同様
の手法により決定することができる。かくして得られる
タウ蛋白質の全一次構造は、ヒト由来のものとして例え
ば配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配列で表される
もの等が挙げられる(Goedert et al,P
roc.Natl.Acad.Sci.USA,85,
4051−4055(1988))。
【0013】脳組織から抽出精製したタウ蛋白質は既に
ある程度リン酸化されており、配列表の配列番号2に記
載のアミノ酸配列で144番目のセリンおよび/または
315番目のセリンが部分的にリン酸化されている(後
述の実施例1参照)。また、タウ蛋白質を下記の理化学
的性質を有する別種のリン酸化酵素II(タウプロテイ
ンキナーゼII:内田ら,生化学,第64巻,第5号,
p.308(1992))で部分的にリン酸化すると、
上記の配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配列で14
4番目のセリン、315番目のセリン以外にも、147
番目のスレオニンおよび/または177番目のセリンが
リン酸化される(内田ら,生化学,第64巻,第5号,
p.308(1992);石黒ら,Neuroscie
nceLetters,128,195(199
1))。
【0014】(i)作用:ATPをリン酸供与体とし
て、タウ蛋白質中の、C末端側の隣にプロリンのあるセ
リンおよびスレオニンをリン酸化し、タウ蛋白質1分子
あたり4残基のリン酸基を導入する。 (j)基質特異性:脳抽出液の蛋白質の中で、微小管付
随蛋白質であるタウ蛋白質およびMAP2を特異的にリ
ン酸化する。ヒストンH1とニューロフィラメントHサ
ブユニットもリン酸化する。β−カゼインを少しリン酸
化する。 (k)至適pH:チューブリン非存在下での至適pHは
6.5であり、チューブリン存在下での至適pHは6.
0である。 (l)作用適温:37℃ (m)分子量:0.5M塩化ナトリウムの存在下でのゲ
ル濾過により求めた測定値は約5万であり、塩化ナトリ
ウム非存在下ではタウ蛋白質と複合体を作り、そのゲル
濾過による測定値は約10万である。SDS−ポリアク
リルアミドゲル電気泳動により求めた測定値は約3万で
あり、その他に2.3万の蛋白質があり、この2種の蛋
白質が結合してゲル濾過では約5万になっている。 (n)安定性:25%グリセロールと0.02%ポリオ
キシエチレンソルビタンモノラウレート中、pH6.
5、温度−20℃において少なくとも一年間安定であ
る。(o)活性化:既知のキナーゼの活性化因子である
cAMP、cGMP、Ca2+、カルモジュリンおよびリ
ン脂質等では活性化されない。チューブリンの重合条件
で、タウ蛋白質のリン酸化が活性化される。 (p)阻害:40mMのNaClまたはKClで活性が
半減する。
【0015】これは、タウプロテインキナーゼIIがS
/T−P(セリン/スレオニン−プロリン)配列を認識
する酵素であり、プロリンのN末端側の隣位に位置する
セリンおよび/またはスレオニンを特異的にリン酸化す
る性質によるものである。ところが、こうして部分的に
リン酸化したタウ蛋白質は、前述の抗ptau抗体とは
反応しなかった。一方、上記のように脳組織から抽出、
精製されたタウ蛋白質をアルカリフォスファターゼで処
理することにより脱リン酸化してしまうと、本発明のリ
ン酸化反応は認められるほどには進行せず、これに対
し、脳組織から抽出、精製したタウ蛋白質またはタウプ
ロテインキナーゼIIを用いて部分的にリン酸化したタ
ウ蛋白質を基質とすると、本発明のリン酸化反応が進行
することが確認された(後述の実施例参照)。以上の事
実から、タウ蛋白質のリン酸化反応は以下のような経路
で進行しているものと考えられた。
【0016】
【化1】 本発明の基質としては、タウプロテインキナーゼIの基
質となりうるタウ蛋白質またはその部分ペプチドであれ
ばいずれのものも使用できる。例えば、 一次構造が配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配
列で表されるもの、 スプライシングを受けた一次構造が配列表の配列番
号2に記載のアミノ酸配列で表されるもの、 配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配列の部分ペ
プチド 等が挙げられ、セリンおよび/またはスレオニンが部分
的に、より好ましくは1〜4残基リン酸化されているも
のが挙げられる。タウ蛋白質の具体例としては、Goe
dert et al のNeuron,3,519−
526(1989)に記載の352アミノ酸残基〜44
1アミノ酸残基の一次構造を有するタウ蛋白質等が挙げ
られる。一次構造が配列表の配列番号2に記載のアミノ
酸配列で表されるタウ蛋白質を基質として使用した場
合、同配列141番目のセリン、173番目のスレオニ
ン、307番目のセリンおよび324番目のセリンから
選ばれる1以上のアミノ酸がリン酸化される。従って本
発明で好ましく用いられるタウ蛋白質の部分ペプチドと
しては、配列表の配列番号3〜29に記載のアミノ酸配
列を含有してなるものが好ましい。以下に好ましい基質
とそのリン酸化部位を示す。 配列表の配列番号3に記
載のアミノ酸配列を含有してなるペプチドについては、
4番目のセリン、7番目のスレオニン、37番目のセリ
ンおよび175番目のセリンから選ばれる1以上のアミ
ノ酸が予めリン酸化されており、1番目のセリン、33
番目のスレオニン、167番目のセリンおよび184番
目のセリンから選ばれる1以上のアミノ酸がリン酸化さ
れる。
【0017】配列表の配列番号4に記載のアミノ酸配列
を含有してなるペプチドについては、4番目のセリン、
7番目のスレオニン、37番目のセリンおよび175番
目のセリンから選ばれる1以上のアミノ酸が予めリン酸
化されており、1番目のセリン、33番目のスレオニン
および167番目のセリンから選ばれる1以上のアミノ
酸がリン酸化される。
【0018】配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列
を含有してなるペプチドについては、4番目のセリン、
7番目のスレオニンおよび37番目のセリンから選ばれ
る1以上のアミノ酸が予めリン酸化されており、1番目
のセリン、33番目のスレオニンおよび167番目のセ
リンから選ばれる1以上のアミノ酸がリン酸化される。
配列表の配列番号6に記載のアミノ酸配列を含有してな
るペプチドについては、4番目のセリン、7番目のスレ
オニンおよび37番目のセリンから選ばれる1以上のア
ミノ酸が予めリン酸化されており、1番目のセリンおよ
び/または33番目のスレオニンがリン酸化される。
【0019】配列表の配列番号7に記載のアミノ酸配列
を含有してなるペプチドについては、4番目のセリンお
よび/または7番目のスレオニンが予めリン酸化されて
おり、1番目のセリンおよび/または33番目のスレオ
ニンがリン酸化される。また、配列表の配列番号8に記
載のアミノ酸配列を含有してなるペプチドについては、
4番目のセリンおよび/または7番目のスレオニンが予
めリン酸化されており、1番目のセリンがリン酸化され
る。
【0020】配列表の配列番号9に記載のアミノ酸配列
を含有してなるペプチドについては、4番目のセリンが
予めリン酸化されており、1番目のセリンがリン酸化さ
れる。また、配列表の配列番号10に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、1番目のセリ
ン、4番目のスレオニン、34番目のセリンおよび17
2番目のセリンから選ばれる1以上のアミノ酸が予めリ
ン酸化されており、30番目のスレオニン、164番目
のセリンおよび181番目のセリンから選ばれる1以上
のアミノ酸がリン酸化される。
【0021】配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、1番目のセリ
ン、4番目のスレオニン、34番目のセリンおよび17
2番目のセリンから選ばれる1以上のアミノ酸が予めリ
ン酸化されており、30番目のスレオニンおよび/また
は164番目のセリンがリン酸化される。さらに、配列
表の配列番号12に記載のアミノ酸配列を含有してなる
ペプチドについては、1番目のセリン、4番目のスレオ
ニンおよび34番目のセリンから選ばれる1以上のアミ
ノ酸が予めリン酸化されており、30番目のスレオニン
および/または164番目のセリンがリン酸化される。
【0022】配列表の配列番号13に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、1番目のセリ
ン、4番目のスレオニンおよび34番目のセリンから選
ばれる1以上のアミノ酸が予めリン酸化されており、3
0番目のスレオニンがリン酸化される。配列表の配列番
号14に記載のアミノ酸配列を含有してなるペプチドに
ついては、1番目のセリンおよび/または4番目のスレ
オニンが予めリン酸化されており、30番目のスレオニ
ンがリン酸化される。
【0023】配列表の配列番号15に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、1番目のスレオ
ニン、31番目のセリンおよび169番目のセリンから
選ばれる1以上のアミノ酸が予めリン酸化されており、
27番目のスレオニン、161番目のセリンおよび17
8番目のセリンから選ばれる1以上のアミノ酸がリン酸
化される。
【0024】配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、1番目のスレオ
ニン、31番目のセリンおよび169番目のセリンから
選ばれる1以上のアミノ酸が予めリン酸化されており、
27番目のスレオニンおよび/または161番目のセリ
ンがリン酸化される。また、配列表の配列番号17に記
載のアミノ酸配列を含有してなるペプチドについては、
1番目のスレオニンおよび/または31番目のセリンが
予めリン酸化されており、27番目のスレオニンおよび
/または161番目のセリンがリン酸化される。
【0025】配列表の配列番号18に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、1番目のスレオ
ニンおよび/または31番目のセリンが予めリン酸化さ
れており、27番目のスレオニンがリン酸化される。ま
た、配列表の配列番号19に記載のアミノ酸配列を含有
してなるペプチドについては、1番目のスレオニンが予
めリン酸化されており、27番目のスレオニンがリン酸
化される。
【0026】配列表の配列番号20に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、5番目のセリン
および/または143番目のセリンが予めリン酸化され
ており、1番目のスレオニン、135番目のセリンおよ
び152番目のセリンから選ばれる1以上のアミノ酸が
リン酸化される。また、配列表の配列番号21に記載の
アミノ酸配列を含有してなるペプチドについては、5番
目のセリンおよび/または143番目のセリンが予めリ
ン酸化されており、1番目のスレオニンおよび/または
135番目のセリンがリン酸化される。
【0027】配列表の配列番号22に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、5番目のセリン
が予めリン酸化されており、1番目のスレオニンおよび
/または135番目のセリンがリン酸化される。また、
配列表の配列番号23に記載のアミノ酸配列を含有して
なるペプチドについては、5番目のセリンが予めリン酸
化されており、1番目のスレオニンがリン酸化される。
【0028】配列表の配列番号24に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、1番目のセリン
および/または139番目のセリンが予めリン酸化され
ており、131番目のセリンおよび/または148番目
のセリンがリン酸化される。また、配列表の配列番号2
5に記載のアミノ酸配列を含有してなるペプチドについ
ては、1番目のセリンおよび/または139番目のセリ
ンが予めリン酸化されており、131番目のセリンがリ
ン酸化される。
【0029】配列表の配列番号26に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、1番目のセリン
が予めリン酸化されており、131番目のセリンがリン
酸化される。さらに、配列表の配列番号27に記載のア
ミノ酸配列を含有してなるペプチドについては、9番目
のセリンが予めリン酸化されており、1番目のセリンお
よび/または18番目のセリンがリン酸化される。
【0030】配列表の配列番号28に記載のアミノ酸配
列を含有してなるペプチドについては、9番目のセリン
が予めリン酸化されており、1番目のセリンがリン酸化
される。また、配列表の配列番号29に記載のアミノ酸
配列を含有してなるペプチドについては、1番目のセリ
ンが予めリン酸化されており、10番目のセリンがリン
酸化される。さらに本発明においては、前記のようにタ
ウプロテインキナーゼIIでリン酸化された蛋白質また
はそのペプチドもタウプロテインキナーゼIの基質とし
て使用し得る。
【0031】具体的なタウ蛋白質の調製法としては、例
えばJournal of Biological C
hemistry,261,6084−6089(19
86)に記載の方法に従い、脳の微小管蛋白質に次の組
成の液を3倍容添加する。
【表1】 100mM MES(pH2.7) 0.75M NaCl 0.5mM MgCl2 2mM DTT 1mM EGTA 0.1mM PMSF 0.1mM EDTA かかる液を95℃で5分間加熱し、次いで0℃で15分
間冷却した後、10000Gで20分間遠心分離して上
清を得る。この上清をアミコンPM−10膜等の限外濾
過装置で濃縮し、蛋白質濃度を約7mg/mlにしてRBに
透析する。この画分にはほぼ100%の純度でタウ蛋白
質が含まれる。
【0032】またタウ蛋白質の部分ペプチドは、メリフ
ィールドらの固相合成法(J.Am.Chem.So
c.,85,2149−2154(1964))によ
り、Biosearch モデル9500等のペプチド
合成機等を用いて合成することができる。タウ蛋白質を
脱リン酸化する方法としては、例えばpH8.0の1M
トリス塩酸緩衝液中で、ウシ小腸アルカリフォスファタ
ーゼ(シグマ社 typeVII−NT)を添加して、
37℃で5〜8時間程度反応させ、タウ蛋白質を脱リン
酸化することができる。アルカリフォスファターゼは、
反応終了後に10分間程度の加熱処理して失活させれば
よい。
【0033】次に、本発明のリン酸化反応について説明
する。本発明に使用する酵素(タウプロテインキナーゼ
I)は、至適pHが6.4、至適温度が37℃で、活性
化剤として既知のセカンドメッセンジャーは要求せず、
チューブリンによって活性化され、リン酸供与体として
ヌクレオシド三リン酸を要求する。また、高濃度の塩化
ナトリウムによって反応が阻害され、50%阻害に相当
する塩化ナトリウム濃度は約100mMである。従っ
て、本発明におけるリン酸化の反応条件は、上記の性質
を考慮して定められた条件であれば特に制限はされず、
より好ましくは100mMの2−(N−モルフォリン)
エタンスルホン酸ナトリウム、0.9mM酢酸マグネシ
ウム、0.4mMATPを含むpH6.4の緩衝液に適
量の酵素と基質を添加して、37℃でインキュベートす
る。かかる緩衝液の種類、pH、温度等の条件は、任意
に変更することが可能であり、例えばリン酸供与体とし
てATPの代わりにグアノシン三リン酸を用いても構わ
ない。即ち、pH3〜10、温度0〜70℃の範囲で、
ヌクレオシド三リン酸の存在下において前述した基質の
酵素を作用させることにより、本発明のリン酸化反応が
進行する。
【0034】かかるリン酸化反応は、 (1)蛋白質を基質とする場合 (a)リン酸化された量の定量 リン酸化反応時に〔γ−32P〕ATPを0.5〜5μC
i/mlを加えて、リン酸化された蛋白質を32Pで標識す
る。この反応液を2cm×2cmの正方形の濾紙に吸着さ
せ、5%TCA−0.25%Na2 WO4 −0.5%ピ
ロリン酸ナトリウム(pH2)に浸すことにより反応を
停止し、この液で充分洗浄して残存する〔γ−32P〕A
TPを除去し、濾紙に残る放射能をシンチレーションカ
ウンターで計測する。これによって蛋白質に取り込まれ
たリン酸基の量が定量できる。 (b)リン酸化部位の決定 反応液をLaemmliの系で電気泳動し(Natur
e,227,680−685(1970))、ニトロセ
ルロース膜に蛋白質を転写し、特定のリン酸化ペプチド
に特異的に反応する抗体を用い、免疫ブロット法で染色
の有無を調べる。
【0035】(2)ペプチドを基質とする場合 (a)リン酸化された量の定量 リン酸化反応時に〔γ−32P〕ATPを0.5〜5μC
i/mlを加えて、リン酸化されたペプチドを32Pで標識
する。この反応液にTCAを添加して高分子量の蛋白質
を沈澱させた後、上清中のリン酸化ペプチドを円形の正
方形のフォスフォセルロースペーパーに吸着させ、リン
酸緩衝液で洗浄して残存する〔γ−32P〕ATPを除去
してから、濾紙に残った放射能をシンチレーションカウ
ンターで計測する。これにより、ペプチドに取り込まれ
たリン酸基の量が定量できる。
【0036】(b)リン酸化部位の決定反応液にPCA
を添加して高分子量の蛋白質を沈澱させた後、上清液を
逆相高速液体クロマトグラフィーにかける。その保持時
間が予め調整した標準リン酸化ペプチドの保持時間と一
致するか否かで、リン酸化部位の標準品との異同を判断
することができる。またピーク画分を分取し、Neur
oscience Letters,128,195−
198(1991)に石黒らが報告した方法に従って蛋
白化学的分析を行うことにより、リン酸化部位を決定す
ることができる。
【0037】具体的には、RB緩衝液(下記参照)中
に、基質となるタウ蛋白質またはその部分ペプチドを2
00〜600μg/ml、ATP 0.1〜1mMおよび
タウプロテインキナーゼを含有する組成物を、通常は3
7℃で1〜16時間インキュベートし、TCA処理ある
いは加熱処理によって反応を停止させる。その後上記の
方法により、リン酸化反応を確認する。なお、リン酸化
の量を定量する際には、〔γ−32P〕ATPを0.5〜
5μCi/ml添加して反応を行うことが好ましい。 ま
た、本発明に用いられる基質(タウ蛋白質)をタウプロ
テインキナーゼII等で予め部分的にリン酸化するに
は、石黒らのJ.Biochem.,104,319
(1988)に記載の方法に準じて行うことができる。
【0038】なお、本発明の記載において、記号RB、
RBG、MES、EGTA、EDTA、PMSF、PT
H−アミノ酸、ATP、PC、SB、DTT、Twee
n20、TCA、KLHはそれぞれ以下の略号である。 RB:100mM MES、0.5mM 酢酸マグネシ
ウムおよび1mMEGTAからなる緩衝液(pH6.
5) RBG:RBに1mM GTPを添加した緩衝液 MES:2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸 EGTA:エチレングリコール−ビス(β−アミノエチ
ルエーテル)N,N,N’,N’−テトラ酢酸 EDTA:エチレンジアミンテトラ酢酸 PMSF:フェニルメチルスルホニルフルオリド PTH−アミノ酸:フェニルチオヒダントインアミノ酸 ATP:アデノシントリリン酸 PC:20mM MES、0.5mM 酢酸マグネシウ
ムおよび1mM EGTAからなる緩衝液(pH6.
8) SB:20mM N−[2−ハイドロキシエチル]ピペ
ラジン−N’−[2−エタンスルホン酸]、0.5mM
酢酸マグネシウムおよび1mM EGTAからなる緩
衝液(pH8.2) DTT:ジチオスレイトール Tween20:ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート TCA:トリクロロ酢酸 KLH:キーホール・リンペットのヘモシアニン
【0039】
【実施例】以下、本発明につき参考例および実施例を挙
げて説明するが、その要旨を越えない限り以下に限定さ
れるものではない。 参考例1 タウプロテインキナーゼの調製 (1)微小管蛋白質の調製 成牛15頭を断頭して直ちに脳を取り出し、血餅を素早
く除去し、脳1gに1mlの0.5mM MgCl2 、1
mM EGTA−NaOH(pH7)を加え、ゆっくり
攪拌して液を捨て、血を洗い去った。
【0040】次いで、脳1gに1mlのRBを加えてワー
リングブレンダー(18000rpm)で5秒間、3回
ホモジナイズした後、30000Gで1時間遠心分離し
て、上清を採取した。この上清(脳抽出液)に1/3容
のグリセロールとGTPを加えて溶液中のGTP濃度を
合計で1mMとして、37℃に加温し30分間保持し、
同温度において100000Gで30分間遠心分離して
沈澱物を採取した。
【0041】この沈澱物を、前記脳抽出液の1/5容の
RB中に懸濁させて0℃30分間保持した後、4℃にお
いて100000Gで30分間遠心分離し、得られた上
清に、1/4容の50%グリセロールを含むRBを添加
し、更に12.5mM フォスフォエノールピルビン
酸、12.5μg/ml ピルビン酸キナーゼおよび25
0μM GTPを1/25容加えて37℃で30分間加
温した。次いで、この液を25%グリセロールを含むR
B上に重層し、30℃において、100000Gで30
分間スウィングローターで遠心分離して沈澱物を採取し
た。沈澱物を脳抽出液の1/25容のRBG中に懸濁さ
せて0℃で30分間保持した後、100000Gで30
分間遠心分離して微小管蛋白質を上清として得た。
【0042】以下の操作は、0.02% Tween2
0、10%グリセロールの存在下で行った。 (2)硫安分画 上記(1)で得た微小管蛋白質をRBで希釈して蛋白質
濃度を10mg/mlとし、硫安の粉末を加えて35%飽和
硫安液とし30分間放置した後、20000Gで20分
間遠心分離して上清を採取した。この上清に再び硫安の
粉末を加えて50%飽和硫安液として30分間放置した
後、20000Gで20分間遠心分離して得られた沈澱
物をRBに溶解し、RBに透析して硫安画分を得た。 (3)フォスフォセルロースカラムクロマトグラフィー 上記(2)で得た硫安画分に、50%グリセロールを含
むRBを1/4容加えた。これを硫安画分の蛋白質30
mg当たり1mlのP11セルロース(ワットマン社製)を
含み、予めPCで平衡化した、P11セルロースのカラ
ムにチャージし、カラムの5倍容の0.1M NaCl
−PCでカラムを洗い、引き続いて0.1から0.8M
NaCl−PCの直線濃度勾配の展開液をカラムに流
し、0.2から0.4M NaClで溶出するPC画分
を採取した。 (4)ゲル濾過 上記(3)で得たPC画分を、アミコンPM−10膜の
限外濾過装置で蛋白質濃度5mg/ml以上に濃縮し、これ
を予め0.3M NaCl−RB緩衝液で平衡化したG
3000SWカラム(東ソー社製;シリカゲルカラム、
21mm×60cm)にチャージし、2ml/分の流速で流通
させてゲル濾過を行った。タウプロテインキナーゼ画分
(分子量5万の画分)を採取し、アミコンPM−10膜
の限外濾過装置で濃縮した。 (5)ハイドロキシアパタイトカラムクロマトグラフィ
ー 上記(4)で得た画分を、予め12mM リン酸ナトリ
ウム緩衝液(pH6.8)で平衡化したハイドロキシア
パタイトカラム(東燃社製;7.5mm×100mm)にチ
ャージし、12から400mMのリン酸ナトリウム緩衝
液の直線濃度勾配10mlで展開し、150mMの濃度で
溶出するHA画分を採取した。 (6)S−セファロースカラムクロマトグラフィー 上記(5)の画分をPCで透析し、予めPCで平衡化し
たS−セファロースカラム(ファルマシア社製;5mm×
20mm)にチャージし、PCとSBの直線勾配7.5m
l、続いてSB中で0から200mM NaClの直線
濃度勾配5mlで展開し、150mMの濃度で溶出するS
1画分および50mMの濃度で溶出するS2画分を採取
した。S2画分はRBで透析して、タウプロテインキナ
ーゼII画分とした。 (7)ヘパリンカラムクロマトグラフィー 上記S1の画分を20mM リン酸ナトリウム緩衝液
(pH7.6)で平衡化したTSKゲル AF−ヘパリ
ンカラム(東ソー社製;4mm×8mm)にチャージし、2
0mM リン酸ナトリウム緩衝液(pH7.6)中で、
0から200mMNaClの直線濃度勾配4mlで展開
し、80mM NaClで溶出するヘパリン画分を採取
した。この画分をRBに透析して、タウプロテインキナ
ーゼI画分とした。
【0043】かくして得られたタウプロテインキナーゼ
Iは、以下の理化学的性質を有するものであった。 (a)作用:ATPをリン酸供与体として、タウ蛋白質
中のセリンおよびスレオニンをリン酸化し、タウ蛋白質
1分子あたり4残基のリン酸基を導入する。 (b)基質特異性:脳抽出液の蛋白質の中で、微小管付
随蛋白質であるタウ蛋白質およびMAP2を特異的にリ
ン酸化する。ヒストンをリン酸化しない。α−カゼイン
を少しリン酸化する。
【0044】(c)至適pH:チューブリン非存在下で
の至適pHは6.5であり、チューブリン存在下での至
適pHは6.0である。 (d)作用適温:37℃ (e)分子量:0.5M塩化ナトリウムの存在下でのゲ
ル濾過により求めた測定値は約5万であり、塩化ナトリ
ウム非存在下ではタウ蛋白質と複合体を作り、そのゲル
濾過による測定値は約10万である。SDS−ポリアク
リルアミドゲル電気泳動により求めた測定値は約4万5
千である。
【0045】(f)安定性:25%グリセロールと0.
02%ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート
中、pH6.5、温度−20℃において少なくとも一年
間安定である。 (g)活性化:既知のキナーゼの活性化因子であるcA
MP、cGMP、Ca2+、カルモジュリンおよびリン脂
質等では活性化されない。チューブリンの重合条件で、
タウ蛋白質のリン酸化が活性化される。
【0046】(h)阻害:90mMのNaClまたはK
Clで活性が半減する。また、タウプロテインキナーゼ
IIは、以下の理化学的性質を有するものであった。 (i)作用:ATPをリン酸供与体として、タウ蛋白質
中の、C末端側の隣にプロリンのあるセリンおよびスレ
オニンをリン酸化し、タウ蛋白質1分子あたり4残基の
リン酸基を導入する。
【0047】(j)基質特異性:脳抽出液の蛋白質の中
で、微小管付随蛋白質であるタウ蛋白質およびMAP2
を特異的にリン酸化する。ヒストンH1とニューロフィ
ラメントHサブユニットもリン酸化する。β−カゼイン
を少しリン酸化する。 (k)至適pH:チューブリン非存在下での至適pHは
6.5であり、チューブリン存在下での至適pHは6.
0である。
【0048】(l)作用適温:37℃ (m)分子量:0.5M塩化ナトリウムの存在下でのゲ
ル濾過により求めた測定値は約5万であり、塩化ナトリ
ウム非存在下ではタウ蛋白質と複合体を作り、そのゲル
濾過による測定値は約10万である。SDS−ポリアク
リルアミドゲル電気泳動により求めた測定値は約3万で
あり、その他に2.3万の蛋白質があり、この2種の蛋
白質が結合してゲル濾過では約5万になっている。
【0049】(n)安定性:25%グリセロールと0.
02%ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート
中、pH6.5、温度−20℃において少なくとも一年
間安定である。 (o)活性化:既知のキナーゼの活性化因子であるcA
MP、cGMP、Ca2+、カルモジュリンおよびリン脂
質等では活性化されない。チューブリンの重合条件で、
タウ蛋白質のリン酸化が活性化される。
【0050】(p)阻害:40mMのNaClまたはK
Clで活性が半減する。参考例2 タウプロテインキナ
ーゼIのクローニングウシ15頭から精製したタウプロ
テインキナーゼI 約60pmolesをエンドプロ
テアーゼ Lys−C(Boehringer Man
nheim GmbH)で消化し、C8 のカラム(RP
−300,Applied Biosystems I
nc.)を用いて逆相高速液体クロマトグラフィーを行
った。0.1%トリフルオロ酢酸中、アセトニトリル0
%から70%の濃度勾配溶出で以下の8個のペプチドを
分取し、一部は再度クロマトグラフィーにより精製し
て、シーケンサー(Applied Biosyste
ms Inc.,477A)を用いてアミノ酸配列を決
定した。
【0051】 2K06:配列表の配列番号30 2K13:配列表の配列番号31 2K19:配列表の配列番号32 2K20:配列表の配列番号33 2K33:配列表の配列番号34 2K35:配列表の配列番号35 2K37:配列表の配列番号36 上記8個のペプチドのうち、2K35および2K37の
アミノ酸配列をもとに、配列表の配列番号37に記載の
センスプライマーおよび配列番号38に記載のアンチセ
ンスプライマーを合成し、ウシの脳組織から調製したc
DNAをテンプレートとして、Saikiらの開発した
ポリメラーゼ チェイン リアクション法(PCR法:
Nature,324,126(1986))に準じて
遺伝子増幅を行った。その結果、配列表の配列番号39
に示す主要産物を得た。同産物において、二つのプライ
マーにはさまれた15ヌクレオチドは、上記のペプチド
から期待される配列であった。
【0052】更に配列表の配列番号39に示す配列をも
とに、新たに41ヌクレオチドーのアンチセンスプライ
マー(配列表の配列番号40)を合成し、5’末端を32
Pで標識してcDNAクローンをスクリーニングするた
めのプローブとした。cDNAライブラリーは市販のも
の(Clonetech社)を利用した。これはラット
大脳皮質のmRNAをランダムプライミング法で合成し
たcDNAをλgt11に挿入したものである。常法に
従い、48℃でハイブリダイズし×1SSC(0.3M
塩化ナトリウム および 0.03M クエン酸ナト
リウムからなる緩衝液)、35℃で洗浄することによ
り、約60万のクローンから1個の陽性クローン(#3
1)を得た。#31は約1.3kbのインサートを持
ち、それをpUC19にサブクローニングしてDNA配
列を求めた。この配列の同一フレーム上に上記8個のペ
プチド全てのアミノ酸配列が確認されたが、3’末端側
には終止コドンは存在しなかった。そこでこの配列の一
部をプローブとして用い、新たなクローン(#11)を
得た。#11のインサートは、クローン#31の配列の
途中から始まり、約1.2kbの大きさであった。両者
の配列を連結し、約420アミノ酸残基のオープン リ
ーディング フレーム(ORF)の存在を確認した。か
かるアミノ酸配列および塩基配列を配列表の配列番号1
に、制限酵素地図を図1に示す。
【0053】実施例1 ウシの脳から抽出精製したタウ蛋白質をタウプロテイン
キナーゼIIでリン酸化した後、1M尿素、20mMメ
チルアミンおよび50mMリン酸ナトリウムを含むpH
8.5の緩衝液中で、タウ蛋白質の1/20(重量比)
のエンドプロテアーゼLys−C(Boehringe
r Mannheim GmbH)を添加して、37℃
で2時間酵素消化した。生成したペプチドは、逆相高速
カラムクロマトグラフィーで分離した。このときカラム
はC4 カラム(Bakerbond,4.6mm×5cm)
を使用し、溶出液としては0.1%トリフルオロ酢酸
中、アセトニトリルとイソプロパノールの混合溶媒(混
合比3:7)を全溶媒の0%から70%まで直線勾配で
増加させた。
【0054】次にタウ蛋白質を〔γ−32P〕ATP共存
下でリン酸化した。32Pで標識されたペプチドのピーク
は3つ検出され、溶出順にpK1、pK2およびpK3
と名付けた(「p」はリン酸化されたことを示す)。非
放射性のATPを用いても同様にタウ蛋白質をリン酸化
した。分取されたpK1、pK2およびpK3のそれぞ
れの画分は、気相プロテインシーケンサー(Appli
ed Biosystems 477A)を用いてペプ
チドのアミノ酸配列を分析した。その結果、K1は配列
表の配列番号2に記載のヒト由来の蛋白質のアミノ酸配
列で168番目のバリンから182番目のリジンに至る
ペプチド、K2は133番目のセリンから166番目の
リジンに至るペプチド、K3は307番目のセリンから
349番目のリジンに至るペプチドであり(Goede
rtら、Neuron、3、519−526(198
9))、pK1、pK2およびpK3のそれぞれについ
てリン酸化部位も以下のように決定された。すなわち、
アミノ酸配列分析においてリン酸化セリンはDTT存在
下でPTH−デヒドロアラニンを経由してDTT付加物
を生成し、PTH−セリンを生じないことが知られてい
る(Meyerら,FEBS Lett.,204,6
1−66(1986))。同様にリン酸化スレオニンで
もDTT付加物を生ずるが、PTH−スレオニンを生成
しない。これによってpK1では配列表の配列番号2に
記載のアミノ酸配列における177番目のセリンが、p
K2では144番目のセリンと147番目のスレオニン
が、pK3では315番目のセリンがリン酸化されてい
ることが判明した。
【0055】この結果に基づいて、配列表の配列番号2
に記載のアミノ酸配列で140番目のセリンから151
番目のアルギニンに至るペプチドにおいて144番目の
セリンのみ、147番目のスレオニンのみ、および14
4番目のセリンと147番目のスレオニンの両者にリン
酸基を導入した3つのペプチド(それぞれ配列表の配列
番号41、42および43)と、306番目のリジンか
ら317番目のアルギニンに至るペプチドにおいて31
5番目のセリンにリン酸基を導入したペプチド(配列表
の配列番号44)を合成し、それぞれをKLHに結合し
た後ウサギに免役し、得られた抗血清を精製して特異性
を調べることによって、144番目のセリンを特異的に
認識する抗PS144抗体、147番目のスレオニンを
特異的に認識する抗PT147抗体および315番目の
セリンを特異的に認識する抗PS315抗体を取得し
た。
【0056】一方、タウ蛋白質を脱リン酸化処理したも
の、それをさらにタウプロテインキナーゼIIでリン酸
化したものを未処理のものと、電気泳動およびイムノブ
ロッティング(Toubinら,Proc.Natl.
Acad.Sci.USA,76,4350−4354
(1979))で比較した。その結果、電気泳動では脱
リン酸化タウ蛋白質、未処理のタウ蛋白質、タウプロテ
インキナーゼIIでリン酸化したタウ蛋白質の順に移動
度が小さかった。また抗PS144抗体、抗PT147
抗体および抗PS315抗体との反応性については、脱
リン酸化したタウ蛋白質はいずれの抗体とも反応せず、
タウプロテインキナーゼIIでリン酸化したタウ蛋白質
はいずれの抗体とも反応し、未処理のタウ蛋白質は抗P
S144抗体および抗PS315抗体と比較的弱いなが
らも充分に認められる反応を示した。
【0057】これらの各種タウ蛋白質を基質としてタウ
プロテインキナーゼIによるリン酸化を以下のように試
みた。まず未処理のタウ蛋白質、脱リン酸化処理したタ
ウ蛋白質および脱リン酸化後にタウプロテインキナーゼ
IIでリン酸化したタウ蛋白質に〔γ−32P〕ATP存
在下および非存在下でタウプロテインキナーゼIを作用
させたところ、脱リン酸化処理したタウ蛋白質の場合は
電気泳動の移動度に変化はなく、32Pの取り込みも極め
てわずかであったが、他の2つのタウ蛋白質の場合は電
気泳動の移動度が小さくなり、32Pが多量に取り込まれ
てリン酸化が進行したことが明らかであった。次にタウ
プロテインキナーゼIとIIの作用を比較するため、そ
れぞれのキナーゼで未処理のタウ蛋白質をリン酸化した
後に、抗体との反応性をイムノブロッティング法で調べ
た。ここで使用したtau−1抗体は脳内に存在する正
常なタウ蛋白質との反応は強く、PHF中の異常にリン
酸化されたタウ蛋白質との反応は弱いとされている抗体
であり、一方抗ptau抗体はPHF中の異常リン酸化
タウ蛋白質に特異的に反応する抗体である。イムノブロ
ッティングの結果、tau−1抗体との反応性はリン酸
化していないタウ蛋白質で最も強く、タウプロテインキ
ナーゼIまたはIIでリン酸化すると反応が弱くなり、
特にタウプロテインキナーゼIでリン酸化して電気泳動
の移動度が最も小さくなったバンドは、tau−1抗体
と反応しなかった。これに対し抗ptau抗体との反応
性はタウプロテインキナーゼIによるリン酸化によって
初めて観察された。
【0058】以上の結果から、配列表の配列番号2に記
載のアミノ酸配列において144番目のセリン、147
番目のスレオニン、177番目のセリンおよび315番
目のセリンから選ばれる1以上のアミノ酸がリン酸化さ
れたタウ蛋白質を基質としてタウプロテインキナーゼI
を作用させると、PHF中の異常リン酸化と同様なリン
酸化が進行することがわかった。
【0059】実施例2 一次構造が配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配列で
表されるタウ蛋白質をタウプロテインキナーゼIIでリ
ン酸化した後、さらに〔γ−32P〕ATP存在下でタウ
プロテインキナーゼIでリン酸化してから、エンドプロ
テアーゼ Lys−Cで酵素消化した。実施例1と同様
にして32Pを取り込んだペプチド・ピークを同定し、さ
らに実施例1と同様にして相当する非標識ペプチドを分
取した。これらのペプチドはアミノ酸配列分析により、
実施例1のpK1、pK2およびpK3に相当すること
が確認され、これらがタウプロテインキナーゼIによっ
てさらにリン酸化されたものであると結論した。これら
のペプチドを、それぞれppK1、ppK2およびpp
K3と呼ぶ。それぞれのアミノ酸配列分析において、実
施例1と同様にPTH−アミノ酸がセリンまたはスレオ
ニンの脱水物のPTH誘導体のDTT付加物であるか否
かでリン酸化部位を判定したところ、ppK1において
は配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配列における1
73番目のスレオニン、ppK2では141番目のセリ
ン、ppK3では307番目のセリンと324番目のセ
リンがタウプロテインキナーゼIによってリン酸化され
たアミノ酸であることが判明した。
【0060】実施例3 配列表の配列番号45に記載のアミノ酸配列で表される
ペプチドを合成し、〔γ−32P〕ATP存在下でタウプ
ロテインキナーゼIでリン酸化したが、該ペプチドには
32Pは取り込まれなかった。しかし、このペプチドをタ
ウプロテインキナーゼIIで予めリン酸化することによ
り、タウプロテインキナーゼIでリン酸化することがで
きた。タウプロテインキナーゼIによるリン酸化の前後
のペプチドのアミノ酸配列分析を比較したところ、配列
表の配列番号45に記載のアミノ酸配列において6番目
のスレオニンに相当するPTH−アミノ酸がリン酸化前
ではPTH−スレオニンであったのに対し、リン酸化後
ではPTH−デヒドロ−α−アミノ酪酸のDTT付加物
であった。なお、同配列において10番目のセリンに相
当するPTH−アミノ酸は、いずれもPTH−デヒドロ
アラニンのDTT付加物であった。
【0061】この結果から、配列表の配列番号45に記
載のアミノ酸配列で表されるペプチドのタウプロテイン
キナーゼIによるリン酸化には、タウプロテインキナー
ゼIIによる10番目のセリンのリン酸化が必要であ
り、かつタウプロテインキナーゼIによるリン酸化の部
位は6番目のスレオニンであることがわかった。
【0062】実施例4 配列表の配列番号46に記載のアミノ酸配列で表される
ペプチドを合成し、〔γ−32P〕ATP存在下でタウプ
ロテインキナーゼIでリン酸化したが、該ペプチドには
32Pは取り込まれなかった。しかし、このペプチドをタ
ウプロテインキナーゼIIで予めリン酸化することによ
り、タウプロテインキナーゼIでリン酸化することがで
きた。タウプロテインキナーゼIによるリン酸化の前後
のペプチドのアミノ酸配列分析を比較したところ、配列
表の配列番号46に記載のアミノ酸配列において9番目
のセリンに相当するPTH−アミノ酸がリン酸化前では
PTH−セリンであったのに対し、リン酸化後ではPT
H−デヒドロアラニンのDTT付加物であった。なお、
同配列において12番目のセリンに相当するPTH−ア
ミノ酸は、いずれもPTH−デヒドロアラニンのDTT
付加物であり、15番目のスレオニンに相当するPTH
−アミノ酸は、いずれもPTH−デヒドロ−α−アミノ
酪酸のDTT付加物であった。
【0063】この結果から、配列表の配列番号46に記
載のアミノ酸配列で表されるペプチドのタウプロテイン
キナーゼIによるリン酸化には、タウプロテインキナー
ゼIIによるリン酸化が必要であり、かつタウプロテイ
ンキナーゼIによるリン酸化の部位は9番目のセリンで
あることがわかった。 実施例5 配列表の配列番号47に記載のアミノ酸配列で表される
ペプチドを合成し、次いでそれをタウプロテインキナー
ゼIIでリン酸化したペプチドを合成した。それぞれの
ペプチドについて〔γ−32P〕ATP存在下でタウプロ
テインキナーゼIでリン酸化を試みたところ、32Pの取
り込みはリン酸化ペプチドの場合にのみ認められた。
【0064】
【発明の効果】本発明のリン酸化方法は、タウ蛋白質に
対し特異的に作用するものであり、アルツハイマー病お
よびアルツハイマー型老年痴呆の病因の解明、さらには
これを予防または治療する薬物の探索への応用が期待さ
れる。
【0065】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:1932 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 起源 生物名:ラット 配列 GGCCAAGAGA ACGAAGTCTT TTTTTTTTTT TTCTTGCGGG AGAACTTAAT GCTGCATTTA 60 TTATTAACCT AGTACCCTAA CATAAAACAA AAGGAAGAAA AGGATTAAGG AAGGAAAAGG 120 TGAATCGAGA AGAGCCATC ATG TCG GGG CGA CCG AGA ACC ACC TCC TTT GCG 172 Met Ser Gly Arg Pro Arg Thr Thr Ser Phe Ala 1 5 10 GAG AGC TGC AAG CCA GTG CAG CAG CCT TCA GCT TTT GGT AGC ATG AAA 220 Glu Ser Cys Lys Pro Val Gln Gln Pro Ser Ala Phe Gly Ser Met Lys 15 20 25 GTT AGC AGA GAT AAA GAT GGC AGC AAG GTA ACC ACA GTG GTG GCA ACT 268 Val Ser Arg Asp Lys Asp Gly Ser Lys Val Thr Thr Val Val Ala Thr 30 35 40 CCT GGA CAG GGT CCT GAC AGG CCA CAG GAA GTC AGT TAC ACA GAC ACT 316 Pro Gly Gln Gly Pro Asp Arg Pro Gln Glu Val Ser Tyr Thr Asp Thr 45 50 55 AAA GTC ATT GGA AAT GGG TCA TTT GGT GTG GTA TAT CAA GCC AAA CTT 364 Lys Val Ile Gly Asn Gly Ser Phe Gly Val Val Tyr Gln Ala Lys Leu 60 65 70 75 TGT GAC TCA GGA GAA CTG GTG GCC ATC AAG AAA GTT CTT CAG GAC AAG 412 Cys Asp Ser Gly Glu Leu Val Ala Ile Lys Lys Val Leu Gln Asp Lys 80 85 90 CGA TTT AAG AAC CGA GAG CTC CAG ATC ATG AGA AAG CTA GAT CAC TGT 460 Arg Phe Lys Asn Arg Glu Leu Gln Ile Met Arg Lys Leu Asp His Cys 95 100 105 AAC ATA GTC CGA TTG CGG TAT TTC TTC TAC TCG AGT GGC GAG AAG AAA 508 Asn Ile Val Arg Leu Arg Tyr Phe Phe Tyr Ser Ser Gly Glu Lys Lys 110 115 120 GAT GAG GTC TAC CTT AAC CTG GTG CTG GAC TAT GTT CCG GAA ACA GTG 556 Asp Glu Val Tyr Leu Asn Leu Val Leu Asp Tyr Val Pro Glu Thr Val 125 130 135 TAC AGA GTC GCC AGA CAC TAT AGT CGA GCC AAG CAG ACA CTC CCT GTG 604 Tyr Arg Val Ala Arg His Tyr Ser Arg Ala Lys Gln Thr Leu Pro Val 140 145 150 155 ATC TAT GTC AAG TTG TAT ATG TAC CAG CTG TTC AGA AGT CTA GCC TAT 652 Ile Tyr Val Lys Leu Tyr Met Tyr Gln Leu Phe Arg Ser Leu Ala Tyr 160 165 170 ATC CAT TCC TTT GGG ATC TGC CAT CGA GAC ATT AAA CCA CAG AAC CTC 700 Ile His Ser Phe Gly Ile Cys His Arg Asp Ile Lys Pro Gln Asn Leu 175 180 185 TTG CTG GAT CCT GAT ACA GCT GTA TTA AAA CTC TGC GAC TTT GGA AGT 748 Leu Leu Asp Pro Asp Thr Ala Val Leu Lys Leu Cys Asp Phe Gly Ser 190 195 200 GCA AAG CAG CTG GTC CGA GGA GAG CCC AAT GTT TCA TAT ATC TGT TCT 796 Ala Lys Gln Leu Val Arg Gly Glu Pro Asn Val Ser Tyr Ile Cys Ser 205 210 215 CGG TAC TAC AGG GCA CCA GAG CTG ATC TTT GGA GCC ACC GAT TAC ACG 844 Arg Tyr Tyr Arg Ala Pro Glu Leu Ile Phe Gly Ala Thr Asp Tyr Thr 220 225 230 235 TCT AGT ATA GAT GTA TGG TCT GCA GGC TGT GTG TTG GCT GAA TTG TTG 892 Ser Ser Ile Asp Val Trp Ser Ala Gly Cys Val Leu Ala Glu Leu Leu 240 245 250 CTA GGA CAA CCA ATA TTT CCT GGG GAC AGT GGT GTG GAT CAG TTG GTG 940 Leu Gly Gln Pro Ile Phe Pro Gly Asp Ser Gly Val Asp Gln Leu Val 255 260 265 GAA ATA ATA AAG GTC CTA GGA ACA CCA ACA AGG GAG CAA ATT AGA GAA 988 Glu Ile Ile Lys Val Leu Gly Thr Pro Thr Arg Glu Gln Ile Arg Glu 270 275 280 ATG AAC CCA AAT TAT ACA GAA TTC AAA TTC CCC CAA ATC AAG GCA CAT 1036 Met Asn Pro Asn Tyr Thr Glu Phe Lys Phe Pro Gln Ile Lys Ala His 285 290 295 CCT TGG ACG AAG GTC TTT CGG CCC CGA ACT CCA CCA GAG GCA ATC GCA 1084 Pro Trp Thr Lys Val Phe Arg Pro Arg Thr Pro Pro Glu Ala Ile Ala 300 305 310 315 CTG TGT AGC CGT CTC CTG GAG TAC ACG CCG ACC GCC CGG CTA ACA CCA 1132 Leu Cys Ser Arg Leu Leu Glu Tyr Thr Pro Thr Ala Arg Leu Thr Pro 320 325 330 CTG GAA GCT TGT GCA CAT TCA TTT TTT GAT GAA TTA CGG GAC CCA AAT 1180 Leu Glu Ala Cys Ala His Ser Phe Phe Asp Glu Leu Arg Asp Pro Asn 335 340 345 GTC AAA CTA CCA AAT GGG CGA GAC ACA CCT GCC CTC TTC AAC TTT ACC 1228 Val Lys Leu Pro Asn Gly Arg Asp Thr Pro Ala Leu Phe Asn Phe Thr 350 355 360 ACT CAA GAA CTG TCA AGT AAC CCA CCT CTG GCC ACC ATC CTT ATC CCT 1276 Thr Gln Glu Leu Ser Ser Asn Pro Pro Leu Ala Thr Ile Leu Ile Pro 365 370 375 CCT CAC GCT CGG ATT CAG GCA GCT GCT TCA CCG CCT GCA AAC GCC ACA 1324 Pro His Ala Arg Ile Gln Ala Ala Ala Ser Pro Pro Ala Asn Ala Thr 380 385 390 395 GCA GCC TCA GAT ACT AAT GCT GGA GAC CGT GGA CAG ACC AAT AAC GCC 1372 Ala Ala Ser Asp Thr Asn Ala Gly Asp Arg Gly Gln Thr Asn Asn Ala 400 405 410 GCT TCT GCA TCA GCC TCC AAC TCT ACC TGA ACAG CCCCAAGTAG CCAGCTGCGC1426 Ala Ser Ala Ser Ala Ser Asn Ser Thr Stop 415 420 AGGGAAGACC AGCACTTACT TGAGTGCCAC TCAGCAACAC TGGTCACGTT TGGAAAGAAA 1486 ATTAAAAAGA GGAAAACAAA AACAAAAACA AAAAACCCCG GCTTTGGTTT GTTTCTTCTT 1546 TCTTCTTTTC CTCTATTTTC TTTTTTAAAA ATCTGTTTCT CCTTTTAAAA AAATTAAGAT 1606 GAAGTCAAGT CTGATGTCAT GGGTAACCCC ACCTACTTGG AAGGCTGAGT CTAGAGGTTT 1666 ACAGCTCAAG CCCATGCTGG ACTACAGTGG GAGTCCAAGG CCAGCNTGGG CAACTTAAAA 1726 AGAACTTGTT TCAAAAACGA CAAAGTTGGC TGATAATATG GCTCTCCAAG AGCCACAATA 1786 AATAAATATG TAAATAAACT CAAATAAGTC TTGTAATTTA AATTACACTA AACTAGGTTA 1846 ACTTTTAAAC TCTCATCTTT AAGAACTACA GGTTTAAAAA CCCAACGGTT GTTTTATGTA 1906 TTAGGGAAAA ATGAAAAATC TAATATAAAA AGAAGCAGCA ACAGCAGCAG GAGCCAACCA 1966 AAGGAT 1972 N : 未同定
【0066】配列番号:2 配列の長さ:352 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 起源 生物名:ヒト 配列 Met Ala Glu Pro Arg Gln Glu Phe Glu Val Met Glu Asp His Ala Gly 1 5 10 15 Thr Tyr Gly Leu Gly Asp Arg Lys Asp Gln Gly Gly Tyr Thr Met His 20 25 30 Gln Asp Gln Glu Gly Asp Thr Asp Ala Gly Leu Lys Ala Glu Glu Ala 35 40 45 Gly Ile Gly Asp Thr Pro Ser Leu Glu Asp Glu Ala Ala Gly His Val 50 55 60 Thr Gln Ala Arg Met Val Ser Lys Ser Lys Asp Gly Thr Gly Ser Asp 65 70 75 80 Asp Lys Lys Ala Lys Gly Ala Asp Gly Lys Thr Lys Ile Ala Thr Pro 85 90 95 Arg Gly Ala Ala Pro Pro Gly Gln Lys Gly Gln Ala Asn Ala Thr Arg 100 105 110 Ile Pro Ala Lys Thr Pro Pro Ala Pro Lys Thr Pro Pro Ser Ser Gly 115 120 125 Glu Pro Pro Lys Ser Gly Asp Arg Ser Gly Tyr Ser Ser Pro Gly Ser 130 135 140 Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr Pro 145 150 155 160 Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro Lys 165 170 175 Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro Met 180 185 190 Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp Leu 195 200 205 Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro Val 210 215 220 Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile His 225 230 235 240 His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu Asp 245 250 255 Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile Thr 260 265 270 His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu Thr 275 280 285 Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile Val 290 295 300 Tyr Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro Arg His Leu Ser 305 310 315 320 Asn Val Ser Ser Thr Gly Ser Ile Asp Met Val Asp Ser Pro Gln Leu 325 330 335 Ala Thr Leu Ala Asp Glu Val Ser Ala Ser Leu Ala Lys Gln Gly Leu 340 345 350
【0067】配列番号:3 配列の長さ:184 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser 1 5 10 15 Leu Pro Thr Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg 20 25 30 Thr Pro Pro Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala 35 40 45 Pro Val Pro Met Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser 50 55 60 Thr Glu Asp Leu Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val 65 70 75 80 Tyr Lys Pro Val Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu 85 90 95 Gly Asn Ile His His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser 100 105 110 Glu Lys Leu Asp Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu 115 120 125 Asp Asn Ile Thr His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr 130 135 140 His Lys Leu Thr Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly 145 150 155 160 Ala Glu Ile Val Tyr Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro 165 170 175 Arg His Leu Ser Asn Val Ser Ser 180
【0068】配列番号:4 配列の長さ:176 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser 1 5 10 15 Leu Pro Thr Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg 20 25 30 Thr Pro Pro Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala 35 40 45 Pro Val Pro Met Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser 50 55 60 Thr Glu Asp Leu Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val 65 70 75 80 Tyr Lys Pro Val Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu 85 90 95 Gly Asn Ile His His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser 100 105 110 Glu Lys Leu Asp Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu 115 120 125 Asp Asn Ile Thr His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr 130 135 140 His Lys Leu Thr Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly 145 150 155 160 Ala Glu Ile Val Tyr Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro 165 170 175
【0069】配列番号:5 配列の長さ:167 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser 1 5 10 15 Leu Pro Thr Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg 20 25 30 Thr Pro Pro Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala 35 40 45 Pro Val Pro Met Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser 50 55 60 Thr Glu Asp Leu Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val 65 70 75 80 Tyr Lys Pro Val Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu 85 90 95 Gly Asn Ile His His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser 100 105 110 Glu Lys Leu Asp Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu 115 120 125 Asp Asn Ile Thr His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr 130 135 140 His Lys Leu Thr Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly 145 150 155 160 Ala Glu Ile Val Tyr Lys Ser 165
【0070】配列番号:6 配列の長さ:38 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser 1 5 10 15 Leu Pro Thr Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg 20 25 30 Thr Pro Pro Lys Ser Pro 35
【0071】配列番号:7 配列の長さ:33 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser 1 5 10 15 Leu Pro Thr Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg 20 25 30 Thr
【0072】配列番号:8 配列の長さ:8 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro 1 5
【0073】配列番号:9 配列の長さ:5 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Ser Pro 1 5
【0074】配列番号:10 配列の長さ:181 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr 1 5 10 15 Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro 20 25 30 Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro 35 40 45 Met Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp 50 55 60 Leu Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro 65 70 75 80 Val Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile 85 90 95 His His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu 100 105 110 Asp Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile 115 120 125 Thr His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu 130 135 140 Thr Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile 145 150 155 160 Val Tyr Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro Arg His Leu 165 170 175 Ser Asn Val Ser Ser 180
【0075】配列番号:11 配列の長さ:173 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr 1 5 10 15 Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro 20 25 30 Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro 35 40 45 Met Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp 50 55 60 Leu Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro 65 70 75 80 Val Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile 85 90 95 His His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu 100 105 110 Asp Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile 115 120 125 Thr His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu 130 135 140 Thr Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile 145 150 155 160 Val Tyr Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro 165 170
【0076】配列番号:12 配列の長さ:164 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr 1 5 10 15 Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro 20 25 30 Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro 35 40 45 Met Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp 50 55 60 Leu Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro 65 70 75 80 Val Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile 85 90 95 His His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu 100 105 110 Asp Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile 115 120 125 Thr His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu 130 135 140 Thr Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile 145 150 155 160 Val Tyr Lys Ser
【0077】配列番号:13 配列の長さ:35 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr 1 5 10 15 Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro 20 25 30 Lys Ser Pro 35
【0078】配列番号:14 配列の長さ:30 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr 1 5 10 15 Pro Pro Thr Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr 20 25 30
【0079】配列番号:15 配列の長さ:178 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr Pro Pro Thr 1 5 10 15 Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro Lys Ser Pro 20 25 30 Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro Met Pro Asp 35 40 45 Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp Leu Lys His 50 55 60 Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro Val Asp Leu 65 70 75 80 Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile His His Lys 85 90 95 Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu Asp Phe Lys 100 105 110 Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile Thr His Val 115 120 125 Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu Thr Phe Arg 130 135 140 Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile Val Tyr Lys 145 150 155 160 Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro Arg His Leu Ser Asn Val 165 170 175 Ser Ser
【0080】配列番号:16 配列の長さ:170 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr Pro Pro Thr 1 5 10 15 Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro Lys Ser Pro 20 25 30 Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro Met Pro Asp 35 40 45 Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp Leu Lys His 50 55 60 Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro Val Asp Leu 65 70 75 80 Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile His His Lys 85 90 95 Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu Asp Phe Lys 100 105 110 Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile Thr His Val 115 120 125 Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu Thr Phe Arg 130 135 140 Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile Val Tyr Lys 145 150 155 160 Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro 165 170
【0081】配列番号:17 配列の長さ:161 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr Pro Pro Thr 1 5 10 15 Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro Lys Ser Pro 20 25 30 Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro Met Pro Asp 35 40 45 Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp Leu Lys His 50 55 60 Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro Val Asp Leu 65 70 75 80 Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile His His Lys 85 90 95 Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu Asp Phe Lys 100 105 110 Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile Thr His Val 115 120 125 Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu Thr Phe Arg 130 135 140 Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile Val Tyr Lys 145 150 155 160 Ser
【0082】配列番号:18 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr Pro Pro Thr 1 5 10 15 Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro Lys Ser Pro 20 25 30
【0083】配列番号:19 配列の長さ:27 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr Pro Pro Thr 1 5 10 15 Arg Glu Pro Lys Lys Val Ala Val Val Arg Thr 20 25
【0084】配列番号:20 配列の長さ:152 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Pro Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala 1 5 10 15 Pro Val Pro Met Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser 20 25 30 Thr Glu Asp Leu Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val 35 40 45 Tyr Lys Pro Val Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu 50 55 60 Gly Asn Ile His His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser 65 70 75 80 Glu Lys Leu Asp Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu 85 90 95 Asp Asn Ile Thr His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr 100 105 110 His Lys Leu Thr Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly 115 120 125 Ala Glu Ile Val Tyr Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro 130 135 140 Arg His Leu Ser Asn Val Ser Ser 145 150
【0085】配列番号:21 配列の長さ:144 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Pro Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala 1 5 10 15 Pro Val Pro Met Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser 20 25 30 Thr Glu Asp Leu Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val 35 40 45 Tyr Lys Pro Val Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu 50 55 60 Gly Asn Ile His His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser 65 70 75 80 Glu Lys Leu Asp Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu 85 90 95 Asp Asn Ile Thr His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr 100 105 110 His Lys Leu Thr Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly 115 120 125 Ala Glu Ile Val Tyr Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro 130 135 140
【0086】配列番号:22 配列の長さ:135 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Pro Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala 1 5 10 15 Pro Val Pro Met Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser 20 25 30 Thr Glu Asp Leu Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val 35 40 45 Tyr Lys Pro Val Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu 50 55 60 Gly Asn Ile His His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser 65 70 75 80 Glu Lys Leu Asp Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu 85 90 95 Asp Asn Ile Thr His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr 100 105 110 His Lys Leu Thr Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly 115 120 125 Ala Glu Ile Val Tyr Lys Ser 130 135
【0087】配列番号:23 配列の長さ:6 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Pro Lys Ser Pro 1 5
【0088】配列番号:24 配列の長さ:148 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro Met 1 5 10 15 Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp Leu 20 25 30 Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro Val 35 40 45 Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile His 50 55 60 His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu Asp 65 70 75 80 Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile Thr 85 90 95 His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu Thr 100 105 110 Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile Val 115 120 125 Tyr Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro Arg His Leu Ser 130 135 140 Asn Val Ser Ser 145
【0089】配列番号:25 配列の長さ:140 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro Met 1 5 10 15 Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp Leu 20 25 30 Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro Val 35 40 45 Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile His 50 55 60 His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu Asp 65 70 75 80 Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile Thr 85 90 95 His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu Thr 100 105 110 Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile Val 115 120 125 Tyr Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro 130 135 140
【0090】配列番号:26 配列の長さ:131 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Ser Ser Ala Lys Ser Arg Leu Gln Thr Ala Pro Val Pro Met 1 5 10 15 Pro Asp Leu Lys Asn Val Lys Ser Lys Ile Gly Ser Thr Glu Asp Leu 20 25 30 Lys His Gln Pro Gly Gly Gly Lys Val Gln Ile Val Tyr Lys Pro Val 35 40 45 Asp Leu Ser Lys Val Thr Ser Lys Cys Gly Ser Leu Gly Asn Ile His 50 55 60 His Lys Pro Gly Gly Gly Gln Val Glu Val Lys Ser Glu Lys Leu Asp 65 70 75 80 Phe Lys Asp Arg Val Gln Ser Lys Ile Gly Ser Leu Asp Asn Ile Thr 85 90 95 His Val Pro Gly Gly Gly Asn Lys Lys Ile Glu Thr His Lys Leu Thr 100 105 110 Phe Arg Glu Asn Ala Lys Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile Val 115 120 125 Tyr Lys Ser 130
【0091】配列番号:27 配列の長さ:18 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro Arg His Leu Ser Asn Val 1 5 10 15 Ser Ser
【0092】配列番号:28 配列の長さ:10 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro 1 5 10
【0093】配列番号:29 配列の長さ:10 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Pro Arg His Leu Ser Asn Val Ser Ser 1 5 10
【0094】配列番号:30 配列の長さ:6 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源 生物名:ウシ 配列 Ala His Pro Trp Thr Lys 1 5
【0095】配列番号:31 配列の長さ:25 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源 生物名:ウシ 配列 Val Thr Thr Val Val Ala Thr Pro Gly Gln Gly Pro Asp Arg Pro Gln 1 5 10 15 Glu Val Ser Tyr Thr Asp Xaa Xaa Xaa 20 25 Xaa : 未同定のアミノ酸
【0096】配列番号:32 配列の長さ:14 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源 生物名:ウシ 配列 Val Ile Gly Asn Gly Ser Phe Gly Val Val Tyr Gln Ala Lys 1 5 10
【0097】配列番号:33 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源 生物名:ウシ 配列 Xaa Thr Leu Pro Val Ile Tyr Val Xaa Xaa Xaa Tyr Gln Xaa Xaa Xaa 1 5 10 15 Xaa Xaa Xaa Xaa Xaa 20 Xaa : 未同定のアミノ酸
【0098】配列番号:34 配列の長さ:25 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源 生物名:ウシ 配列 Leu Pro Asn Gly Arg Asp Thr Pro Ala Leu Phe Asn Xaa Thr Thr Gln 1 5 10 15 Xaa Xaa Xaa Xaa Xaa Pro Xaa Xaa Xaa 20 25 Xaa : 未同定のアミノ酸
【0099】配列番号:35 配列の長さ:29 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源 生物名:ウシ 配列 Val Phe Arg Pro Arg Thr Pro Pro Glu Ala Ile Ala Leu Leu Xaa Arg 1 5 10 15 Xaa Leu Glu Tyr Thr Xaa Xaa Ala Xaa Xaa Thr Pro Xaa 20 25 Xaa : 未同定のアミノ酸
【0100】配列番号:36 配列の長さ:30 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源 生物名:ウシ 配列 Val Phe Arg Pro Arg Thr Pro Pro Glu Ala Ile Ala Leu Xaa Xaa Xaa 1 5 10 15 Leu Leu Glu Tyr Thr Xaa Xaa Xaa Xaa Xaa Xaa Xaa Xaa Xaa 20 25 30 Xaa : 未同定のアミノ酸
【0101】配列番号:37 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(センスプライマー) 配列 ACN CCN CCN GAG GCN ATH GCN YT 23 N : イノシン H : A or C or T Y : C or T
【0102】配列番号:38 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(アンチセンスプライマー) 配列 CKN GCN GGN GGN GTR TAY TC 20 N : イノシン Y : T or C R : A or G K : G or T
【0103】配列番号:39 配列の長さ:56 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 配列 ACG CCG CCG GAG GCA GTC GCG CTT TGT AGC CGT CTG CTG GAG TAT ACC 48 CCC CCG GC 56
【0104】配列番号:40 配列の長さ:41 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(アンチセンスプライマー) 配列 CTY CGN TAG CGN GAA ACA TCG GCA GAC GAC CTC ATA TGN GG 41 N : イノシン Y : T or C
【0105】配列番号:41 配列の長さ:12 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 特徴を表す記号:modified−site(リン酸化) 存在位置:5 特徴を決定した方法:E 配列 Ser Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg 1 5 10
【0106】配列番号:42 配列の長さ:12 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 特徴を表す記号:modified−site(リン酸化) 存在位置:8 特徴を決定した方法:E 配列 Ser Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg 1 5 10
【0107】配列番号:43 配列の長さ:12 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 特徴を表す記号:modified−site(リン酸化) 存在位置:5,8 特徴を決定した方法:E 配列 Ser Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro Gly Ser Arg 1 5 10
【0108】配列番号:44 配列の長さ:12 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 特徴を表す記号:modified−site(リン酸化) 存在位置:10 特徴を決定した方法:E 配列 Lys Ser Pro Val Val Ser Gly Asp Thr Ser Pro Arg 1 5 10
【0109】配列番号:45 配列の長さ:15 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Val Ala Val Val Arg Thr Pro Pro Lys Ser Pro Ser Ser Ala Lys 1 5 10 15
【0110】配列番号:46 配列の長さ:34 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Gly Asp Arg Ser Gly Tyr Ser Ser Pro Gly Ser Pro Gly Thr Pro 1 5 10 15 Gly Ser Arg Ser Arg Thr Pro Ser Leu Pro Thr Pro Pro Thr Arg Glu 20 25 30 Pro Lys
【0111】配列番号:47 配列の長さ:55 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ala Lys Thr Asp His Gly Ala Glu Ile Val Tyr Lys Ser Pro Val Val 1 5 10 15 Ser Gly Asp Thr Ser Pro Arg His Leu Ser Asn Val Ser Ser Thr Gly 20 25 30 Ser Ile Asp Met Val Asp Ser Pro Gln Leu Ala Thr Leu Ala Asp Glu 35 40 45 Val Ser Ala Ser Leu Ala Lys 50 55
【図面の簡単な説明】
【図1】タウプロテインキナーゼIの制限酵素地図を表
す図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今堀 和友 東京都町田市南大谷11号 株式会社三菱 化学生命科学研究所内 (56)参考文献 FEBS Lett.,Vol.289, No.1(1991),p.37−43 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07K 14/47 C12P 21/02 C12N 9/12 C12Q 1/48 BIOSIS(DIALOG)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の理化学的性質を有するリン酸化酵
    素Iの作用により、タウ蛋白質またはその部分ペプチド
    をリン酸化することを特徴とするタウ蛋白質のリン酸化
    方法。 リン酸化酵素I (a)作用:ATPをリン酸供与体として、タウ蛋白質
    中のセリンおよびスレオニンをリン酸化し、タウ蛋白質
    1分子あたり4残基以下のリン酸基を導入する。 (b)基質特異性:脳抽出液の蛋白質の中で、微小管付
    随蛋白質であるタウ蛋白質およびMAP2を特異的にリ
    ン酸化する。ヒストンをリン酸化しない。α−カゼイン
    を少しリン酸化する。配列番号2に記載のアミノ酸配列
    の141番目のセリン、173番目のスレオニン、30
    7番目のセリンおよび324番目のセリンから選ばれる
    1以上のアミノ酸を特異的にリン酸化する。 (c)至適pH:チューブリン非存在下での至適pHは
    6.5であり、チューブリン存在下での至適pHは6.
    0である。 (d)作用適温:37℃ (e)分子量:0.5M塩化ナトリウムの存在下でのゲ
    ル濾過により求めた測定値は約5万であり、塩化ナトリ
    ウム非存在下ではタウ蛋白質と複合体を作り、そのゲル
    濾過による測定値は約10万である。SDS−ポリアク
    リルアミドゲル電気泳動により求めた測定値は約4万5
    千である。 (f)安定性:25%グリセロールと0.02%ポリオ
    キシエチレンソルビタンモノラウレート中、pH6.
    5、温度−20℃において少なくとも一年間安定であ
    る。 (g)活性化:既知のキナーゼの活性化因子であるcA
    MP、cGMP、Ca2+、カルモジュリンおよびリン脂
    質等では活性化されない。チューブリンの重合条件で、
    タウ蛋白質のリン酸化が活性化される。 (h)阻害:90mMのNaClまたはKClで活性が
    半減する。
  2. 【請求項2】 リン酸化酵素Iの一次構造が、配列表の
    配列番号1に記載のアミノ酸配列で表されるか、または
    活性を損なわない範囲で1ないし数個のアミノ酸が欠
    失、置換、付加された配列で表されることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 タウ蛋白質またはその部分ペプチドのセ
    リンおよび/またはスレオニンが部分的にリン酸化され
    ていることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 スプライシングを受けたタウ蛋白質の一
    次構造が、配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配列で
    表されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 タウ蛋白質の部分ペプチドが、配列表の
    配列番号2に記載のアミノ酸配列の141番目のセリ
    ン、173番目のスレオニン、307番目のセリンおよ
    び324番目のセリンから選ばれる1以上のアミノ酸を
    含むものであり、かつ144番目のセリン、147番目
    のスレオニン、177番目のセリンおよび315番目の
    セリンから選ばれる1以上のアミノ酸が予めリン酸化さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 リン酸化されるタウ蛋白質またはその部
    分ペプチドのアミノ酸が、配列表の配列番号2に記載の
    アミノ酸配列の141番目のセリン、173番目のスレ
    オニン、307番目のセリンおよび324番目のセリン
    から選ばれる1以上のアミノ酸であることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 タウ蛋白質またはその部分ペプチドが、
    配列表の配列番号3〜29に記載のアミノ酸配列を含有
    してなることを特徴とする請求項1記載の方法。
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