JP3403755B2 - 可逆性感熱記録材料 - Google Patents

可逆性感熱記録材料

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JP3403755B2 JP13083593A JP13083593A JP3403755B2 JP 3403755 B2 JP3403755 B2 JP 3403755B2 JP 13083593 A JP13083593 A JP 13083593A JP 13083593 A JP13083593 A JP 13083593A JP 3403755 B2 JP3403755 B2 JP 3403755B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、熱エネルギーを制御す
ことにより画像形成及び消去が可能な可逆性感熱記録
材料に関するものである。 【0002】 【従来の技術】感熱記録材料は一般に支持体上に電子供
与性の通常無色ないし淡色の染料前駆体と電子受容性の
顕色剤とを主成分とする感熱記録層を設けたものであ
り、熱ヘッド、熱ペン、レーザー光等で加熱することに
より、染料前駆体と顕色剤とが瞬時反応し記録画像が得
られるもので、特公昭43−4160号、45−14
039号公報等に開示されている。 【0003】一般にこのような感熱記録材料は、一度画
像を形成するとその部分を消去して再び画像形成前の状
態に戻すことは不可能であるため、に情報を記録する
場合には画像が未形成の部分に追記するしかなかった。
このため感熱記録部分の面積が限られている場合には、
記録可能な情報が制限され必要な情報を全て記録できな
いという問題が生じていた。 【0004】近年、このような問題に対処するため
像形成・画像消去が繰り返して可能な可逆性感熱記録材
料が考案されており、例えば特開昭54−119377
、同63−39377号、同63−41186号公報
では、樹脂母材とこの樹脂母材中に分散された有機低分
子から構成された感熱記録材料が記載されている。しか
し、これらは熱エネルギーによって感熱記録材料の透明
度を可逆的変化させる物であるため、画像形成部と画像
未形成部のコントラストが不十分である。 【0005】また、特開昭50−81157号、同50
−105555号公報に記載された方法においては、形
成する画像は環境温度に従って変化するものであるた
め、画像形成状態と消去状態を保持する温度が異なって
おり、常温下ではこの2つの状態を任意の期間保持する
ことができない。 【0006】に、特開昭59−120492号公報に
は、呈色成分のヒステリシス特性を利用し、記録材料を
ヒステリシス温度域に保つことにより画像形成状態・消
去状態を維持する方法が記載されているが、この方法で
は画像形成及び消去に加熱源と冷却源が必要な上、画像
の形成状態及び消去状態を保持できる温度領域がヒステ
リシス温度領域内に限られる欠点を有しており、日常生
活の温度環境で使用するには未だ不十分である。 【0007】一方、特開平2−188293号、同2−
188294号公報、国際公開番号WO90/1189
8号には、ロイコ染料と加熱によりロイコ染料を発色及
び消色させる顕減色剤から構成される可逆性感熱記録材
料が記載されている。顕減色剤は、ロイコ染料を発色さ
せる酸性基と、発色したロイコ染料を消色させる塩基性
基を有する両性化合物で、熱エネルギーの制御により酸
性基による発色作用または塩基性基による消色作用の一
方を優先的に発生させ、発色と消色を行うものである。
しかしこの方法では、熱エネルギーの制御のみで完全
に発色反応と消色反応を切り換えることは不可能で、両
反応がある割合で同時に起こるため、十分な発色濃度が
得られず、また、消色が完全には行えない。そのために
十分な画像のコントラストが得られない。また、塩基性
基の消色作用は常温で発色部にも作用するため、経時的
に発色部の濃度が低下する現象が避けられない。 【0008】このように、従来の技術では良好な画像コ
ントラストを持ち、画像の形成・消去が可能で、日常生
活の環境下で経時的に安定な画像を保持可能な可逆性感
熱記録材料は存在しなかった。しかし、本出願人は特願
平4−347032号において新規な可逆性顕色剤を用
いた可逆性感熱記録材料を提案した。これにより良好な
画像コントラストを持ち、画像の形成・消去が可能で、
日常生活の環境下で経時的に安定な画像を保持可能な可
逆性感熱記録材料がはじめて提案された。 【0009】可逆性感熱記録材料は少なくとも数百回
の繰り返しの画像形成と消去を前提とするもので支持
体にも耐熱性等の耐久性が要求される。この用途に耐え
るものとして一つはポリエチレンテレフタレート等の
耐熱性に優れたポリマーフィルムや耐熱性の素材を用い
た合成紙が挙げられる。他には耐熱性やリサイクルな
いし廃棄の際の利点から紙や不織布や布も挙げられる。
しかし、いずれの支持体を用いるにせよ従来技術では
画像形成と消去を50回程度以上繰り返すことにより画
像濃度の低下をもたらす場合がった。この原因の一つ
として、支持体への発色成分の浸透による濃度低下の促
進が考えられる。その防止策としては特開平5−85
39号公報で支持体としての原紙と感熱層の間に水溶
性高分子からなるバリアー層を設けることが示されてい
る。しかし、この場合、この公報の実施例に示されてい
ように繰り返し回数はせいぜい10回程度で可逆性
感熱記録材料の繰り返し耐久性としてはまだ不満足なも
のであり、更に耐久性に優れた可逆性感熱記録材料が望
まれている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、良好
なコントラストで画像の形成・消去が可能で、日常生活
の環境下で経時的に安定な画像を保持し、繰り返し耐久
性に優れた可逆性感熱記録材料を提供することである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、この課題
を解決するため研究を行った結果、支持体上に通常無色
ないし淡色の染料前駆体と、加熱後の冷却速度の違いに
より該染料前駆体に可逆的な色調変化を生じせしめる可
逆性顕色剤とを含有する可逆性感熱層を設けた可逆性感
熱記録材料において、該可逆性顕色剤として上記化1で
示される化合物を用い、かつ可逆性感熱層と支持体との
間に水溶性高分子及び平均粒径10μm以下の顔料を含
むアンダーコート層を有することにより繰り返し耐久性
に優れた可逆性感熱記録材料が得られることを見いだ
本発明を完成するに至った。 【0012】本発明の可逆性感熱記録材料にる支持体
としては、紙、各種不織布、織布、ポリエチレンテレフ
タレートやポリプロピレン等の合成樹脂フィルム、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂をラミネートし
た紙、合成紙、金属箔、ガラス等、あるいはこれらを組
み合わせた複合シートを目的に応じて任意に用いること
ができるが、これらに限定されるものではない。これら
不透明、透明、半透明のいずれであってもよい。
、地肌を白色その他の特定の色に見せるために白色
顔料や有色染顔料や気泡を支持体中または表面に含有さ
せてもい。特にフィルム類等に水性塗布を行なう場合
支持体の親水性が小さくアンダーコート層ないし可
逆性感熱記録層の塗布困難な場合はコロナ放電等によ
る表面の親水化処理やバインダーに用いるのと同様の水
溶性高分子類を支持体表面に塗布するなどの易接着処理
してもよい。他に帯電防止やカール矯正等のための処
理をしてもよい。 【0013】本発明に係る支持体のうち、原紙として
パルプまたは故紙のいずれか一方または両者の混合
物を抄いたものが用いられる。パルプを使用する場合の
パルプ長は紙のコシや強度に寄与するが用途により
求められるコシの強さ(紙の剛直性)や強度(引き裂
き、引張り等)が異なるので用途に応じて決められ
る。添加剤として顔料、調色のための有色染料、サイ
ズ剤、蛍光増白剤等が任意に用いられる。厚みや坪量
用途に応じて決められる。原紙表面の平滑性は
ック平滑度で50秒以上、より好ましくは200秒以
上、更に好ましくは300秒以上のものが印字品質や感
度の点で好ましい。但し、これ以下の平滑度のものも本
発明に利用できる。 【0014】次に、本発明におけるアンダーコート層に
用いる水溶性高分子及び顔料等について述べる。 【0015】アンダーコート層に用いられる顔料として
例えば、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオ
リン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、塩基性炭酸
マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、水
酸化アルミニウム、珪酸カルシウム、硫酸バリウム、硫
酸カルシウム等の塗工紙に用いられる無機顔料が挙げら
れる。また、例えば、コーンスターチ、ライススター
チ、小麦澱粉等の穀物澱粉類や、ポリスチレン樹脂、ベ
ンゾグアナミン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、シリコン樹脂、尿素−ホルマリン樹脂や松ヤニ
ような合成または天然の樹脂類粉末からなる有機顔料
が挙げられる。これらの顔料を2種以上併用してもよ
い。 【0016】顔料の平均粒径は10μm以下、より好ま
しくは8μm以下が印字品質及び繰り返し特性の向上
のため好ましい。また、地肌や消色部の白色度向上のた
めには平均粒径1μm以上が好ましい。但し、白色度
顔料添加によらずとも本発明の可逆性感熱記録材
料では原紙の選択等により充分満足なものが得られるの
平均粒径1μm未満の顔料も使用できる。 【0017】興味あること水溶性高分子のみを塗布
してアンダーコート層としても画像濃度低下を生じて
目的の繰り返し耐久性は得られない。単に顔料成分の有
無により繰り返し耐久性に大差を生じることは予想困難
であった。水溶性高分子の対顔料重量比は200%以
下、より好ましくは100%以下であることが繰り返し
耐久性への効果の点で好ましく、接着強度の点からは5
%以上、より好ましくは10%以上が好ましい。 【0018】アンダーコート層に用いる水溶性高分子の
具体例としては、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール、変性
ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリ
ル酸アミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸
アミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸3元共重合
体、スチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、
エチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩また
アンモニウム塩等が挙げられる。これらの水溶性高分子
本発明による可逆性感熱層に用いることできる。
アンダーコート層及び可逆性感熱層の各々に用いる水溶
性高分子は同一でも異なっていてもよい。 【0019】また、アンダーコート層には、ラテックス
類を上記の水溶性高分子と併用してもよい。ラテックス
類としては例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、
ポリアクリル酸エステル、スチレン/ブタジエン共重合
体、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリル
酸メチル/ブタジエン共重合体、エチレン/酢酸ビニル
共重合体、エチレン/塩化ビニル共重合体、ポリ塩化ビ
ニル、エチレン/塩化ビニリデン共重合体、ポリ塩化ビ
ニリデン等がげられるがこれらに限定されるもので
はない。 【0020】アンダーコート層に顔料を含有させるため
には一旦、顔料を、必要に応じポリビニルアルコール
やヘキサメタリン酸ナトリウム等の顔料分散に通常用い
られる分散剤と共に水分散液とし、水溶性高分子と共に
支持体の上に塗抹する方法がある。アンダーコート層の
塗抹量は1平方メートル当たり0.5以上20
下が好ましい。それ未満またはそれを超えると、繰り返
し印字と消去を行なった場合に画像濃度の低下を招く
がある。 【0021】次に可逆性感熱層に用いる素材について
述べる。染料前駆体としては一般の感熱紙や感圧紙等
の記録材料用途に用いられる塩基性染料前駆体が使用可
能である。2種以上の染料前駆体を併用してもよい。以
下に本発明に用いる染料前駆体の具体例を挙げるが
発明はこれらに限定されるものではない。 【0022】(1)トリアリールメタン系化合物 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(クリスタルバイオレットラクト
ン)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、
3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチ
ルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(2−フェニルインドール−
3−イル)フタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチル
インドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリ
ド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−
イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス
(9−エチルカルバゾール−3−イル)−5−ジメチル
アミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニルインドー
ル−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−p
−ジメチルアミノフェニル−3−(1−メチルピロール
−2−イル)−6−ジメチルアミノフタリド等、 【0023】(2)ジフェニルメタン系化合物 4,4′−ビス(ジメチルアミノフェニル)ベンズヒド
リルベンジルエーテル、N−クロロフェニルロイコオー
ラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオ
ーラミン等、 【0024】(3)キサンテン系化合物 ローダミンBアニリノラクタム、ローダミンB−p−ク
ロロアニリノラクタム、3−(N−エチル−N−トリ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−エチル−N−トリル)アミノ−6−メチル−7
−フェネチルフルオラン等、 【0025】(5)スピロ系化合物 3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジ
ナフトピラン、3,3′−ジクロロスピロジナフトピラ
ン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メチルナ
フト−(3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロ
ピルスピロベンゾピラン等、を挙げることができ、これ
らは単独もしくは2つ以上混合して使うことができる。 【0026】(6)その他の構造の化合物 3−(4−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−
(4−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメ
チルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタ
リド等のインドリルフタリド類。3′,6′−ビスジエ
チルアミノ−5−ジエチルアミノスピロ(イソベンゾフ
ラン−1,9′−フルオレン)−3−オン、3′,6′
−ビスジメチルアミノ−5−ジメチルアミノスピロ(イ
ソベンゾフラン−1,9′−フルオレン)−3−オン等
のフルオレン骨格を持つ化合物。3,3−ビス[2−
(4−メトキシフェニル)−2−(4−ジメチルアミノ
フェニル)エテニル]−4,5,6,7−テトラクロロ
フタリド等のトリアリールメタン系化合物のビニロガス
体。 【0027】以上の染料前駆体のうち、発色濃度と画像
保存性の点などから次の化で示される化合物が好ま
しい。 【0028】 【化2】 【0029】化において1、Z2は水素原子、アル
キル基またはシクロアルキル基を表し、その炭素数の総
数は8以下である。Z1とZ2が結合して環をなしていて
もよい。また、Z2の炭素−炭素結合に酸素原子等の2
価の原子が挿入されていてもよい。Z2がアルキル基の
場合は、その一部が環化していてもよい。Z1とZ2が同
時に水素原子になることはない。Z3は水素原子、メチ
ル基等の低級アルキル基、ハロゲン原子またはメトキシ
基等の低級アルコキシ基を表す。Z4は水素原子、メチ
ル基、ハロゲン原子、フェニル基等のアリール基、アリ
ールアミノ基、アラルキルアミノ基、ジアラルキルアミ
ノ基、アルキルアミノ基またはシクロアルキルアミノ基
を表す。 【0030】以上の条件を満たす染料前駆体を用いた場
合に発色濃度が良好で画像と地肌のコントラストが
く、消色性、画像保存性も良好である。逆に1
2の炭素数の総数が9以上になったり、Z2にアリール
基を導入すると発色濃度や画像保存性の点で好ましく
ない。Z1とZ2の炭素数の合計は少ないほど画像保存性
が良好であるが消色性の低下を伴う場合があり使用
目的により選ばれる。また、Z1とZ2とが環をなしてい
たり、Z2が環式のシクロアルキル等である方が環構
造を持たない場合より画像保存性で優れている。これら
の知見は従来から用いられている一般の感熱紙やサー
モクロミズム材料の技術からでは予想困難であった。【0031】 本発明に用いる前記化で示される染料前
駆体の具体的な例としては、例えば下記に挙げるものな
どがあるが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、2種以上の染料前駆体を併用してもよい。【0032】 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−(4−メチルアニリノ)フルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−(4−n−ブチルアニリ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−(4−エトキシアニリノ)フルオラン、3−ピロリジ
ノ−6−メチル−7−(4−メチルアニリノ)フルオラ
ン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−(4−n−ブチ
ルアニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル
−7−(4−エトキシアニリノ)フルオラン、3−ジ−
n−プロピルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−プロピ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−エチル−N−n−プロピル)アミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−
イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−(N−エチル−N−イソブチル)アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル
−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、【0033】 3−(N−メチル−N−テトラヒドロフラ
ン−2−イルメチル)アミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフ
リルメチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−(N−メチル−N−テトラヒドロフラン−2
−イル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフリル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジメチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
(N−メチル−N−エチル)アミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキ
シルアミノフルオラン、3−イソペンチルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ−n−ブチル
アミノ−6−メチル−7−(2−フルオロアニリノ)フ
ルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メトキシ−
7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジ
ベンジルアミノフルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ
−6−メチル−7−(2,6−ジメチルアニリノ)フル
オラン、3−(N−エチル−N−3−エトキシプロピ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−メチル−N−3−エトキシプロピル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−n−オクチルアミノフルオラン、【0034】 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
(3−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−(3−トリフルオロメチルアニリ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロ
ロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(3−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−(2−フルオロアニリノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−(2−メトキシアニリノ)フルオラ
ン、3−ピロリジノ−7−(2−クロロアニリノ)フル
オラン、3−ピロリジノ−7−(3−クロロアニリノ)
フルオラン、3−ピロリジノ−7−(2−メトキシアニ
リノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−イ
ソペンチルオキシカルボニルアニリノ)フルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−クロロ−7−メチルフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−(3,4−ジクロロアニリノ)フルオ
ラン、3−エチルアミノ−6−クロロフルオラン、3−
シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−
ジ−n−ブチルアミノ−7−(2−クロロベンジルアミ
ノ)フルオラン。【0035】 本発明に用いられる可逆性顕色剤として
は、上記染料前駆体の共存下加熱後の冷却速度の違いに
より保持可能な可逆的な色調変化を生じるものであれ
ば、特に制限されないで用いることできる。発色濃度
や消色性の点で好ましい化合物としては本出願人が特
願平4−347032号で提案した可逆性感熱記録材料
に用いる炭素数6以上の脂肪族炭化水素基を有する電子
受容性化合物が好ましく、特に炭素数6以上の脂肪族炭
化水素基を少なくとも一つ有するフェノール性化合物が
好ましいので、本発明に用いる可逆性顕色剤としては、
下記一般式化で表されるものを用いる【0036】 【化3】 【0037】式化中、nは1以上3以下の整数を表
し、l1、l2は各々0または1の整数を表す。R1
2は脂肪族炭化水素基、アルコキシ基、ハロゲン原子
から選ばれる置換基または水素原子を表し、互いに同一
でも異なっていてもい。 1 、X 2 は少なくとも1つの
ヘテロ原子を有する2価の基を表し、互いに同一でも異
なっていてもよいが、l1が0のときは、X 1 は−NR
CO−、−NRSO 2 −、−NHCONH−、−CR=
N−、−N=CR−から選ばれる2価の基を表し、Rは
水素原子または脂肪族炭化水素基を表す。Arは置換基
を有してもよい芳香族基を表す。 【0038】 また、化3中、R 3 は脂肪族炭化水素基を
表すが、3は炭素数の多い方が好ましく、R3の炭素数
が5以下であるものは消色効果が十分ではない。また、
3の炭素数が23以上であるものは製造コストが高い
ため、R3は炭素数6以上22以下の脂肪族炭化水素基
である。また、Arは化4で示される芳香族基が特に好
ましい。 【0039】 【化4】 【0040】式化4中、k1、k2は各々0または1の
整数を表し、X3、X4は各々少なくとも1つのヘテロ原
子を有する2価の基を示し、互いに同一でも異なってい
てもい。k1が0のとき、R4は脂肪族炭化水素基、
アルコキシ基、ハロゲン原子から選ばれる置換基または
水素原子を表し、k1が1のとき、R4は脂肪族炭化水
素基を示す。また、k2が0のとき、R5は脂肪族炭化
水素基、アルコキシ基、ハロゲン原子から選ばれる置換
基または水素原子を表し、k2が1のとき、R5は脂肪
族炭化水素基を示す。【0041】 式化4中、R4、R5が脂肪族炭化水素基で
あるときには、R4、R5は各々炭素数6以上22以下の
脂肪族炭化水素基であることが特に好ましい。【0042】 また、式化3及び式化4中、R1〜R5が脂
肪族炭化水素基であるときには、R1〜R5はアルキル
基、シクロアルキル基またはアルケニル基であることが
特に好ましい。【0043】 式化3及び化4中、X1〜X4で表される少
なくとも1つのヘテロ原子を有する2価の基としては、
例えばアミド結合、スルホンアミド結合、エステル結
合、炭酸エステル結合、エーテル結合、スルフィド結
合、チオエステル結合、カルボニル基、アミノ結合、尿
素結合、チオ尿素結合、ウレタン結合、アゾメチン結合
などが挙げられ、特にアミド結合、スルホンアミド結
合、スルフィド結合、尿素結合、アゾメチン結合から選
ばれる2価の基が特に好ましいが、本発明はこれらに限
定されるものではない。但し、前記l1が0のときは、
1 は−NRCO−、−NRSO 2 −、−NHCONH
−、−CR=N−、−N=CR−から選ばれる 2価の基
(Rは水素原子または脂肪族炭化水素基を表す)であ
る。 【0044】 また、一般式化で表される電子受容性化
合物のうち、一般式化5で表される化合物が特に好まし
い。【0045】 【化5】 【0046】式化5中、n、l1、l2、R1〜R3、A
r、X2は上記と同じである。X5はアミド結合、スルホ
ンアミド結合、スルフィド結合、尿素結合、アゾメチン
結合から選ばれる結合を示す。【0047】 また、式化5中、例えば化6及び化7で表
されるアミド化合物、化8で表されるスルホンアミド化
合物、化9で表されるスルフィド化合物、化10で表さ
れる尿素化合物、化11及び化12で表されるアゾメチ
ン化合物等が特に好ましい。なお、式化6〜化12中、
n、l1、l2、R1〜R3、Ar、X2は上記と同じで
ある。【0048】 【化6】 【0049】式化6中、R6は脂肪族炭化水素基または
水素原子を表す。【0050】 【化7】 【0051】式化中、l1は1、l2は0または1の
整数を表す。また、R7は脂肪族炭化水素基または水素
原子を表す。【0052】 【化8】 【0053】式化8中、R8は脂肪族炭化水素基または
水素原子を表す。【0054】 【化9】 【0055】 式化9中、l1は1、l2は0または1の
整数を表す。 【0056】 【化10】 【0057】 【化11】 【0058】式化11中、R9は脂肪族炭化水素基また
は水素原子を表す。【0059】 【化12】 【0060】式化12中、R10は脂肪族炭化水素基また
は水素原子を表す。【0061】 一般式化で表される化合物は電子受容性
化合物であり、染料前駆体を発色させる能力を持つにも
かかわらず、特異的に消色効果すなわち可逆効果も持
ち合わせている。なお、通常の感熱記録材料に用いてい
る電子受容性化合物、すなわち2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル等で
はこのような可逆効果は全く見られない。【0062】 次に、本発明による可逆性顕色剤としての
電子受容性化合物として好ましいものの具体例を挙げる
が、本発明はこれに限定されるものではない。【0063】 例えば、式化6で表される如きアミド化合
物としては、4′−ヒドロキシヘプタンアニリド、4′
−ヒドロキシ−3−メチルオクタンアニリド、4′−ヒ
ドロキシトリデカンアニリド、4′−ヒドロキシヘプタ
デカンアニリド、4′−ヒドロキシノナデカンアニリ
ド、3′−ヒドロキシノナデカンアニリド、4′−ヒド
ロキシ−10−オクタデセンアニリド、4′−ヒドロキ
シ−ドカサンアニリド、15−シクロヘキシル−4′−
ヒドロキシペンタデカンアニリド、4′−ヒドロキシ−
5−テトラデセンアニリド、4′−ヒドロキシ−3′−
メチルノナンアニリド、3′−シクロヘキシル−4′−
ヒドロキシヘプタデカンアニリド、3′−アリル−4′
−ヒドロキシペンタデカンアニリド、4′−ヒドロキシ
−3′−メトキシオクタデカンアニリド、3′−クロロ
−4′−ヒドロキシオクタデカンアニリド、3′−ヒド
ロキシドデカンアニリド、2′,4′−ジヒドロキシヘ
プタデカンアニリド、【0064】 4′−ヒドロキシ−4−ヘキシルベンズア
ニリド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルベンズアニリ
ド、4′−ヒドロキシ−4−テトラデシルベンズアニリ
ド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルベンズアニリ
ド、4′−ヒドロキシ−4−ペンタデシルアミノカルボ
ニルベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ヘキシル
カルボニルアミノベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−
4−(ヘプチルチオ)ベンズアニリド、4′−ヒドロキ
シ−4−オクタデシルオキシベンズアニリド、4′−ヒ
ドロキシ−4−ドデシルスルホニルベンズアニリド、
4′−ヒドロキシ−4−ノニルスルホニルオキシベンズ
アニリド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシスル
ホニルベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ペンタ
デシルアミノスルホニルベンズアニリド、4′−ヒドロ
キシ−4−(N−ペンタデシリデンアミノ)ベンズアニ
リド、4′−ヒドロキシ−4−(N−ヘプタデシリデン
アミノ)ベンズアニリド、【0065】 4′−ヒドロキシ−3,4−ジオクチルオ
キシベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3,4,5−
トリオクタデシルオキシベンズアニリド、4′−ヒドロ
キシ−3−オクチル−4−(オクチルチオ)ベンズアニ
リド、4′−ヒドロキシ−3−(ヘプタデシルチオ)−
5−ペンタデシルオキシベンズアニリド、4′−ヒドロ
キシ−3−ヘプタデシルカルボニルアミノ−5−ドデシ
ルベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3−オクタデシ
ルアミノカルボニル−5−テトラデシルアミノカルボニ
ルベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3−オクタデシ
ルスルホニルアミノ−5−オクタデシルオキシベンズア
ニリド、4′−ヒドロキシ−3−ヘプタデシルオキシス
ルホニル−5−テトラデシルオキシスルホニルベンズア
ニリド、4′−ヒドロキシ−3,5−ビス(N−ドコシ
リデンアミノ)ベンズアニリド、【0066】 4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルカル
ボニルアミノベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3−
オクタデシルカルボニルアミノ−5−オクタデシルオキ
シベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3′−メチル−
4−ノニルベンズアニリド、3′−アリル−4′−ヒド
ロキシ−4−ペンタデシルベンズアニリド、4′−ヒド
ロキシ−3′−メトキシ−4−オクタデシルベンズアニ
リド、4′−ヒドロキシ−3′−メチル−4−ノニルオ
キシベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3′−プロピ
ル−4−ノナデシルカルボニルオキシベンズアニリド、
3′−ブチル−4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオ
キシカルボニルベンズアニリド、3′−ヒドロキシ−4
−ペンタデシルカルボニルオキシベンズアニリド、3′
−ヒドロキシ−4−ノナデシルスルホニルベンズアニリ
ド、3′,4′−ジヒドロキシ−4−ヘプタデシルスル
ホニルオキシベンズアニリド、3′,4′,5′−トリ
ヒドロキシ−4−テトラコシルアミノスルホニルベンズ
アニリド、3′,5′−ジヒドロキシ−4−ペンタコシ
ルアミノカルボニルベンズアニリド、3′−ヒドロキシ
−4−(N−ドデシリデンアミノ)ベンズアニリド、N
−〔4−(3−ヒドロキシフェニルアミノカルボニル)
ベンジリデン〕ペンタデシルアミン等が挙げられる。【0067】 また、式化7で表される如きアミド化合物
としては、4−ヒドロキシ−4′−ドデシルベンズアニ
リド、4−ヒドロキシ−4′−テトラデシルベンズアニ
リド、N−メチル−4−ヒドロキシ−4′−オクタデシ
ルベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−オクチルオ
キシベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−オクタデ
シルオキシベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−
(オクタデシルチオ)ベンズアニリド、4−ヒドロキシ
−4′−ペンチルカルボニルベンズアニリド、4−ヒド
ロキシ−4′−ヘキサデシルカルボニルベンズアニリ
ド、4−ヒドロキシ−4′−ヘプタデシルオキシカルボ
ニルオキシベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−ド
デシルオキシカルボニルベンズアニリド、4−ヒドロキ
シ−4′−ドコシルオキシカルボニルベンズアニリド、
4−ヒドロキシ−4′−ヘプタデシルカルボニルオキシ
ベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−シクロヘキシ
ルアミノベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−オク
チルアミノベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−オ
クタデシルアミノベンズアニリド、【0068】 4−ヒドロキシ−4′−ヘプチルカルボニ
ルアミノベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−ヘプ
タデシルカルボニルアミノベンズアニリド、4−ヒドロ
キシ−4′−オクタデシルアミノカルボニルベンズアニ
リド、4−ヒドロキシ−4′−(8−オクタデセニル)
アミノカルボニルベンズアニリド、4−ヒドロキシ−
4′−ドデシルスルニルベンズアニリド、4−ヒドロ
キシ−4′−オクチルオキシスルニルベンズアニリ
ド、4−ヒドロキシ−4′−オクタデシルオキシスル
ニルベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−ドデシル
スルニルオキシベンズアニリド、N−4−ヒドロキシ
ベンゾイル−N′−オクタデシリデン−1,4−フェニ
レンジアミン、N−4−(4−ヒドロキシフェニルカル
ボニルアミノ)ベンジリデンドデシルアミン、4−ヒド
ロキシ−4′−オクチルオキシカルボニルアミノベンズ
アニリド、4−ヒドロキシ−4′−テトラデシルオキシ
カルボニルアミノベンズアニリド、4−ヒドロキシ−
4′−オクタデシルウレイレンベンズアニリド、【0069】 3−ヒドロキシ−4′−ドデシルオキシベ
ンズアニリド、N−メチル−4−ヒドロキシ−3′−オ
クタデシルオキシベンズアニリド、3−ヒドロキシ−
4′−オクチルベンズアニリド、3−ヒドロキシ−4′
−テトラデシルベンズアニリド、N−メチル−3−ヒド
ロキシ−4′−オクタデシルベンズアニリド、3−メト
キシ−4−ヒドロキシ−4′−オクタデシルオキシベン
ズアニリド、3−アリル−4−ヒドロキシ−4′−オク
タデシルオキシベンズアニリド、3−クロロ−4−ヒド
ロキシ−4′−オクタデシルベンズアニリド、4−ヒド
ロキシ−4′−オクチルオキシ−3′−メチルベンズア
ニリド、4−ヒドロキシ−4′−オクタデシルオキシ−
3′−クロロベンズアニリド、4−ヒドロキシ−3′,
4′−ジデシルオキシベンズアニリド、4−ヒドロキシ
−3′−オクタデシルアミノ−4′−オクタデシルオキ
シベンズアニリド、4−ヒドロキシ−2′−クロロ−
3′,5′−ジデシルオキシベンズアニリド、4−ヒド
ロキシ−3′,4′−ジオクタデシルオキシベンズアニ
リド、4−ヒドロキシ−4′−オクチル−3′−メチル
ベンズアニリド、3−ヒドロキシ−4−メチル−4′−
テトラデシルベンズアニリド、N−メチル−4−ヒドロ
キシ−3′−オクタデシルベンズアニリドが挙げられ
る。【0070】 式化8で表される如きスルホンアミド化合
物としては、4−(N−オクチルスルホニルアミノ)フ
ェノール、4−(N−ドデシルスルホニルアミノ)フェ
ノール、4−(N−オクタデシルスルホニルアミノ)フ
ェノール、4−(N−メチル−N−オクタデシルスルホ
ニルアミノ)フェノール、4−(N−3−メチルヘキシ
ルスルホニルアミノ)フェノール、4′−ヒドロキシ−
4−シクロヘキシルベンゼンスルホンアニリド、4′−
ヒドロキシ−4−オクチルベンゼンスルホンアニリド、
4′−ヒドロキシ−4−ドデシルベンゼンスルホンアニ
リド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゼン
スルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシ
ルオキシベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキシ
−4−(ドデシルチオ)ベンゼンスルホンアニリド、
4′−ヒドロキシ−4−ヘキシルカルボニルベンゼンス
ルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ヘキサデシル
カルボニルベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキ
シ−4−(8−ヘプタデセニル)カルボニルベンゼンス
ルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−オクチルオキ
シカルボニルオキシベンゼンスルホンアニリド、4′−
ヒドロキシ−4−ドデシルオキシカルボニルベンゼンス
ルホンアニリド、′−ヒドロキシ−4−オクタコシルオ
キシカルボニルベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒド
ロキシ−4−ドデシルカルボニルオキシベンゼンスルホ
ンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ヘキシルアミノベ
ンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−オク
タデシルアミノベンゼンスルホンアニリド、【0071】 4′−ヒドロキシ−4−ヘプタデシルカル
ボニルアミノベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロ
キシ−4−ドデシルアミノカルボニルベンゼンスルホン
アニリド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルスルホニル
ベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−オ
クチルオキシスルホニルベンゼンスルホンアニリド、
4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシスルホニル
ベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ド
デシルスルホニルオキシベンゼンスルホンアニリド、N
−オクチリデン−4−(4−ヒドロキシフェニル)アミ
ノスルホニルアニリン、N−ドデシリデン−4−(4−
ヒドロキシフェニル)アミノスルホニルアニリン、N−
4−(4−ヒドロキシフェニルアミノスルホニル)ベン
ジリデンオクタデシルアミン、4′−ヒドロキシ−4−
オクチルオキシカルボニルアミノベンゼンスルホンアニ
リド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシカル
ボニルアミノベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロ
キシ−4−オクタデシルウレイレンベンゼンスルホンア
ニリド、【0072】 3−(N−ドデシルスルホニルアミノ)フ
ェノール、4−(N−オクタデシルスルホンアミノ)カ
テコール、4−(N−オクタデシルスルホンアミノ)レ
ゾルシノール、4−(N−オクタデシルスルホニルアミ
ノ)ピロガロール、4′−ヒドロキシ−3−オクチルオ
キシベンゼンスルホンアニリド、3′−ヒドロキシ−4
−ドデシルオキシベンゼンスルホンアニリド、N−メチ
ル−4′−ヒドロキシ−3−オクタデシルオキシベンゼ
ンスルホンアニリド、3′−ヒドロキシ−4−ドデシル
ベンゼンスルホンアニリド、3−メチル−4−(N−ド
デシルスルホンアミノ)フェノール、4−メチル−3−
(N−テトラデシルスルホンアミノ)フェノール、3′
−メトキシ−4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキ
シベンゼンスルホンアニリド、3′−クロロ−4′−ヒ
ドロキシ−4−オクタデシルベンゼンスルホンアニリ
ド、4′−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−4−オクタ
デシルベンゼンスルホンアニリド、3−メチル−4−
(N−オクタデシルスルホンアミノ)フェノール、4′
−ヒドロキシ−3,4−ジオクタデシルオキシベンゼン
スルホンアニリドが挙げられる。【0073】 式化9で表される如きスルフィド化合物と
しては、4′−ヒドロキシ−4−ヘキシルジフェニルス
ルフィド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルジフェニル
スルフィド、4′−ヒドロキシ−4−テトラデシルジフ
ェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシ
ルジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−オク
タデシルカルボニルアミノジフェニルスルフィド、4′
−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシジフェニルスルフィ
ド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシジフェ
ニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルスル
ホニルジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−
オクタデシルオキシスルホニルジフェニルスルフィド、
4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルスルホニルアミノ
ジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−トリデ
シルカルボニルジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキ
シ−4−(N−ヘプタデシリデンアミノ)ジフェニルス
ルフィド、【0074】 4′−ヒドロキシ−3,4−ジデシルオキ
シジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3,4−
ジオクタデシルオキシジフェニルスルフィド、4′−ヒ
ドロキシ−3−オクチル−4−(オクチルチオ)ジフェ
ニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3−オクタデシル
−5−トリデシルスルホニルジフェニルスルフィド、
4′−ヒドロキシ−3−(ヘプタデシルチオ)−5−ペ
ンタデシルオキシジフェニルスルフィド、4′−ヒドロ
キシ−3−ヘプタデシルカルボニルアミノ−5−ドデシ
ルジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3−オク
タデシルカルボニルアミノ−5−オクタデシルオキシジ
フェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3−ヘプタデ
シルオキシスルホニル−5−テトラデシルオキシスルホ
ニルジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3,5
−ビス(N−ドコシリデンアミノ)ジフェニルスルフィ
ド、4−(15−シクロヘキシルペンタデシル)−4′
−ヒドロキシジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ
−4−(5−テトラデセニル)ジフェニルスルフィド、
4′−ヒドロキシ−4−(10−オクタデセニルオキシ
カルボニル)ジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ
−3′−メチル−4−ノニルジフェニルスルフィド、【0075】 3′−アリル−4′−ヒドロキシ−4−ペ
ンタデシルジフェニルスルフィド、3′−クロロ−4′
−ヒドロキシ−4−オクタデシルジフェニルスルフィ
ド、3′−クロロ−4′−ヒドロキシ−4−オクタデシ
ル−5−ぺンタデシルオキシジフェニルスルフィド、
4′−ヒドロキシ−3′−メチル−4−ノニルオキシジ
フェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3′−(1−
メチルエチル)−4−ペンタコシルスルホニルアミノジ
フェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3′−(2−
メチルプロピル)−4−ノナデシルオキシスルホニルジ
フェニルスルフィド、3′−ヒドロキシ−4−ドデシル
ジフェニルスルフィド、3′−ヒドロキシ−4−オクタ
デシルジフェニルスルフィド、2′,4′−ジヒドロキ
シ−4−ヘプタデシルジフェニルスルフィド、3′,
4′−ジヒドロキシ−4−ヘプタデシルジフェニルスル
フィド、3′−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシカルボ
ニルジフェニルスルフィド、などが挙げられる。【0076】 式化10で表される如き尿素化合物として
は、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−ヘキシル
尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−オクチ
ル尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−ドデ
シル尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−オ
クタデシル尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−
N′−ドコシル尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)
−N′−(2−ヘプチルオクチル)尿素、N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−N′−(14−シクロヘキシルテ
トラデシル)尿素、N−(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−N′−オクタデシル尿素、N−(4−ヒド
ロキシフェニル)−N′−(9−オクタデセニル)尿
素、N−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)−
N′−オクタデシル尿素、N−[3−(1,1−ジメチ
ルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−N′−オクタ
デシル尿素、N−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−N′−オクタデシル尿素、N−(2−ヒド
ロキシフェニル)−N′−オクチル尿素、N−(3−ヒ
ドロキシフェニル)−N′−オクタデシル尿素、N−
(3,4−ジヒドロキシフェニル)−N′−オクタデシ
ル尿素、N−(3,4,5−トリヒドロキシフェニル)
−N′−トリコシル尿素N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−N′−(4−テトラデシルフェニル)尿素、N−
(4−ヒドロキシフェニル)−N′−(4−ヘキシルフ
ェニル)尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′
−(3,4−ジオクタデシルフェニル)尿素等が挙げら
れる。【0077】 式化11で表される如きアゾメチン化合物
としては、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)ドデシ
ルアミン、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)オクタ
デシルアミン、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)−
4′−ヘキシルアニリン、N−(4−ヒドロキシベンジ
リデン)−4′−オクチルアニリン、N−(4−ヒドロ
キシベンジリデン)−4′−テトラデシルアニリン、N
−(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′−ドデシルオ
キシアニリン、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)−
4′−オクタデシルオキシアニリン、N−(4−ヒドロ
キシベンジリデン)−4′−(オクチルチオ)アニリ
ン、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′−ヘキ
サデシルカルボニルアニリン、N−(4−ヒドロキシベ
ンジリデン)−4′−オクチルオキシカルボニルアニリ
ン、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′−オク
タデシルオキシカルボニルアニリン、N−(4−ヒドロ
キシベンジリデン)−4′−ドデシルカルボニルオキシ
アニリン、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′
−テトラデシルカルボニルオキシアニリン、N−(4−
ヒドロキシベンジリデン)−4′−オクタデシルオキシ
カルボニルオキシアニリン、N−(4−ヒドロキシベン
ジリデン)−4′−シクロヘキシルアミノアニリン、N
−(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′−ドデシルア
ミノアニリン、【0078】 N−(4−ヒドロキシベンジリデン)−
4′−ヘプタデシルカルボニルアミノアニリン、N−
(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′−ドデシルアミ
ノカルボニルアニリン、N−(4−ヒドロキシベンジリ
デン)−4′−オクタデシルアミノカルボニルアニリ
ン、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′−ドデ
シルスルフィニルアニリン、N−(4−ヒドロキシベン
ジリデン)−4′−ドデシルスルニルアニリン、N−
(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′−オクタデシル
スルニルアニリン、N−(4−ヒドロキシベンジリデ
ン)−4′−オクチルオキシスルニルアニリン、N−
(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′−オクタコシル
オキシスルニルアニリン、N−(4−ヒドロキシベン
ジリデン)−4′−(3−メチルヘキシル)オキシスル
ニルアニリン、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)
−4′−ドデシルスルニルオキシアニリン、N−(4
−ヒドロキシベンジリデン)−4′−(オクチルチオカ
ルボニル)アニリン、N−(4−ヒドロキシベンジリデ
ン)−4′−オクチルオキシカルボニルアミノアニリ
ン、N−(4−ヒドロキシベンジリデン)−4′−オク
タデシルオキシカルボニルアミノアニリン、N−(4−
ヒドロキシベンジリデン)−4′−オクタデシルウレイ
レンアニリン、【0079】 N−(3−ヒドロキシベンジリデン)ドデ
シルアミン、N−(3,4−ジヒドロキシベンジリデ
ン)オクタデシルアミン、N−(2,4−ジヒドロキシ
ベンジリデン)オクタデシルアミン、N−(3,4,5
−トリヒドロキシベンジリデン)オクタデシルアミン、
N−(4−ヒドロキシ−3−メチルベンジリデン)ドデ
シルアミン、N−(3−ヒドロキシ−4−メチルベンジ
リデン)ドデシルアミン、N−(4−ヒドロキシ−α−
メチルベンジリデン)−4′−ドデシルアニリン、N−
(4−ヒドロキシ−α−メチルベンジリデン)−4′−
オクタデシルアニリン、N−(4−ヒドロキシ−3−メ
トキシベンジリデン)ドデシルアミン等が挙げられる。【0080】 式化12で表される如きアゾメチン化合物
としては、N−オクチリデン−4−ヒドロキシアニリ
ン、N−テトラデシリデン−4−ヒドロキシアニリン、
N−オクタデシリデン−4−ヒドロキシアニリン、N−
(4−ドデシル)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニ
リン、N−(4−オクチルオキシ)ベンジリデン−4′
−ヒドロキシアニリン、N−(4−オクタデシルオキ
シ)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、N−
(4−オクタデシルチオ)ベンジリデン−4′−ヒドロ
キシアニリン、N−(4−ウンデシルカルボニル)ベン
ジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、N−(4−トリ
デシルカルボニル)ベンジリデン−4′−ヒドロキシア
ニリン、N−(4−ヘプタデシルカルボニル)ベンジリ
デン−4′−ヒドロキシアニリン、N−{4−(8−ヘ
プタデセニリルカルボニル)ベンジリデン}−4′−ヒ
ドロキシアニリン、N−(4−ドデシルオキシカルボニ
ル)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、N−
(4−オクタデシルオキシカルボニル)ベンジリデン−
4′−ヒドロキシアニリン、N−(4−オクチルカルボ
ニルオキシ)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリ
ン、N−(4−オクタデシルカルボニルオキシ)ベンジ
リデン−4′−ヒドロキシアニリン、N−(4−ヘキシ
ルアミノ)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、
N−(4−オクタデシルアミノ)ベンジリデン−4′−
ヒドロキシアニリン、【0081】 N−(4−オクタデシルカルボニルアミ
ノ)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、N−
(4−ドデシルアミノカルボニル)ベンジリデン−4′
−ヒドロキシアニリン、N−(4−オクタデシルアミノ
カルボニル)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリ
ン、N−(4−ドデシルスルフィニル)ベンジリデン−
4′−ヒドロキシアニリン、N−(4−オクチルスル
ニル)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、N−
(4−ドデシルスルニル)ベンジリデン−4′−ヒド
ロキシアニリン、N−(4−オクチルスルニルオキ
シ)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、N−
(4−ドデシルスルニルオキシ)ベンジリデン−4′
−ヒドロキシアニリン、N−(4−ドデシルオキシスル
ニル)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、N
−(4−オクタデシルオキシスルニル)ベンジリデン
−4′−ヒドロキシアニリン、N−(4−オクチルチオ
カルボニル)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリ
ン、N−(4−ドデシルオキシカルボニルアミノ)ベン
ジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、N−(4−オク
タデシルオキシカルボニルアミノ)ベンジリデン−4′
−ヒドロキシアニリン、N−(4−オクタデシルウレイ
レン)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、【0082】 N−ドデシリデン−3−ヒドロキシアニリ
ン、N−オクタデシリデン−3,4−ジヒドロキシアニ
リン、N−オクタデシリデン−3,4,5−トリヒドロ
キシアニリン、N−(4−オクタデシル)ベンジリデン
−3′,4′−ジヒドロキシアニリン、N−(4−テト
ラデシル)ベンジリデン−3′−メチル−4′−ヒドロ
キシアニリン、N−(4−テトラデシル−3,5−ジメ
チル)ベンジリデン−4′−ヒドロキシアニリン、N−
(4−テトラデシル)ベンジリデン−2′−クロロ−
4′−ヒドロキシアニリン、N−(4−オクタデシル−
3−メチル)ベンジリデン−3′,4′−ジヒドロキシ
アニリンが挙げられる。【0083】 これらの可逆性顕色剤はそれぞれ1種また
は2種以上を混合して使用してもよく、染料前駆体に対
する可逆性顕色剤の使用量は、5〜5000重量%、好
ましくは10〜3000重量%である。【0084】 次に本発明の可逆性感熱記録材料の製造
方法について述べるが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。本発明の可逆性感熱記録材料の製造方法の具
体例としては、支持体上に設けたアンダーコート層上に
染料前駆体と可逆性顕色剤を主成分とする可逆性感熱層
成分を含む可逆性感熱塗液を塗抹乾燥して可逆性感熱層
を形成する方法が挙げられる。塗抹方法は特に制限され
るものではなく、従来の方法により形成することができ
る。例えば、エアーナイフコーター、ブレードコータ
ー、バーコーター、カーテンコーター等の塗抹装置、平
版、凸版、凹版、フレキソ、グラビア、スクリーン、ホ
ットメルト等の方式による各種印刷機等を用いること
できる。ホットメルト方式では溶媒または分散媒を用い
各成分を混合し加熱して可融分を溶融し熱時塗
布する。【0085】 染料前駆体と可逆性顕色剤を主成分として
含む可逆性感熱塗液作製方法としては、各々の化合物
を単独で溶媒に溶解もしくは分散媒に分散してから混合
する方法、各々の化合物を混ぜ合わせてから溶媒に溶解
もしくは分散媒に分散する方法、各々の化合物を加熱溶
解し均一化した後冷却し、溶媒に溶解もしくは分散媒に
分散する方法等が挙げられるが特定されるものではな
い。分散時には必要なら分散剤を用いてもよい。水が分
散媒の場合の分散剤としてはポリビニルアルコール等
の水溶性高分子や各種の界面活性剤が挙げられる。水系
の分散の際はエタノール等の水溶性有機溶媒を混合し
てもよい。この他に炭化水素類に代表される有機溶媒
が分散媒の場合はレシチンや燐酸エステル類等を分散
剤に用いてもよい。【0086】 可逆性感熱塗液を塗抹後の乾燥条件は
散媒ないし溶媒によっても異なる。乾燥温度を高くする
地肌の白色度向上のため好ましいが多くの場合
通常の分散媒ないし溶媒に対応した乾燥条件でも十
分に白い地肌が得られる。【0087】 また、可逆性感熱層の強度を向上する等の
目的でバインダーを可逆性感熱層中に添加すること
可能である。バインダーの具体例としては、デンプン
類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ポ
リビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリ
アクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド/アクリル酸エス
テル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル
/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/無水マレイン
酸共重合体のアルカリ塩、エチレン/無水マレイン酸共
重合体のアルカリ塩等の水溶性高分子、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、スチレン
/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン
共重合体、アクリル酸メチル/ブタジエン共重合体、エ
チレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/塩化ビニル共
重合体、ポリ塩化ビニル、エチレン/塩化ビニリデン共
重合体、ポリ塩化ビニリデン等のラテックスげら
れるがこれらに限定されるものではない。【0088】 また、可逆性感熱層の発色感度及び消色温
度を調節するための添加剤として、熱可融性物質を可逆
性感熱層中に含有させることができる。60℃〜200
℃の融点を有するものが好ましく、特に80℃〜180
℃の融点を有するものが好ましい。一般の感熱記録紙に
用いられている増感剤を使用することもできる。これら
の化合物としては、N−ヒドロキシメチルステアリン酸
アミド、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミドなど
のワックス類、2−ベンジルオキシナフタレン等のナフ
トール誘導体、p−ベンジルビフェニル、4−アリルオ
キシビフェニル等のビフェニル誘導体、1,2−ビス
(3−メチルフェノキシ)エタン、2,2′−ビス(4
−メトキシフェノキシ)ジエチルエーテル、ビス(4−
メトキシフェニル)エーテル等のポリエーテル化合物、
炭酸ジフェニル、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ビス
(p−メチルベンジル)エステル等の炭酸またはシュウ
酸ジエステル誘導体等がげられ、2種以上併用して添
加することもできる。【0089】 本発明の可逆性感熱記録材料の層構成は、
必要に応じて、可逆性感熱層上に保護層を設けることも
できる。この場合、保護層は2層ないしは3層以上の複
数の層から構成されていてもよい。保護層と可逆性感熱
層の間に中間層が設けられていてもよい。可逆性感熱層
も各成分を一層ずつに含有させたり層別に配合比率を
変化させたりして2層以上の多層にしてもよい。更
可逆性感熱層中び/または他の層び/または可
逆性感熱層が設けられている面と反対側の面に、電気
的、光学的、磁気的に情報が記録可能な材料を含んでも
い。また、可逆性感熱層が設けられている面と反対側
の面にブロッキング防止、カール防止、帯電防止を目
的としてバックコート層を設けることもできる。【0090】 また、可逆性感熱層及び/または保護層及
び/または中間層には、ケイソウ土、タルク、カオリ
ン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミ
ニウム、尿素−ホルマリン樹脂等の顔料、その他に、ヘ
ッド摩耗防止、スティッキング防止等の目的でステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バ
リウム等の高級脂肪酸金属塩、パラフィン、酸化パラフ
ィン、ポリエチレン、酸化ポリエチレン、ステアリン酸
アミド、カスターワックス等のワックス類を、また、ジ
オクチルスルホこはく酸ナトリウム等の分散剤、に界
面活性剤、蛍光染顔料、有色染顔料を含有させること
もできる。【0091】 次に、本発明の可逆性感熱記録材料の発色
及び消色方法について述べる。本発明の可逆性感熱記録
材料は、加熱後の冷却速度の違いにより染料前駆体に可
逆的な色調変化を生じせしめる可逆性顕色剤を含有して
おり、したがって加熱後の冷却速度の違いにより、可逆
性感熱記録材料に可逆的な色調変化を生じせしめること
ができる。具体的には、発色を行うには、加熱に引き続
き急速な冷却が起こればく、例えばサーマルヘッド、
レーザー光等による加熱により可能である。 、加熱
後ゆっくり冷却すれば消色し、例えばサーマルヘッド、
熱ロール、熱スタンプ、高周波加熱、熱風、電熱ヒータ
ーからの輻射熱等を用いることにより行うことができ
る。【0092】 【実施例】以下実施例によって本発明を更に詳しく説
明する。実施例中の部数や百分率は重量基準である。【0093】 実施例1 (A)アンダーコート塗液の作 平均粒径4μmの塩基性炭酸マグネシウム300部をヘ
キサメタリン酸ナトリウム1.5部及び水698.5部
と共にホモジナイザーで分散した。これをポリビニルア
ルコール10%水溶液600部とよく混合しアンダー
コート塗液を作した。【0094】 (B)可逆性感熱塗液の作 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン40部を2.5%ポリビニルアルコール水溶液90
部と共にペイントコンディショナーで粉砕し、染料前駆
体分散液を得た。次いでN−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−N′−n−オクタデシル尿素100部を2.5%
ポリビニルアルコール水溶液400部と共 にペイント
コンディショナーで粉砕し可逆性顕色剤分散液を得
た。上記2種の分散液を混合した後、10%ポリビニル
アルコール水溶液200部及び水400部を添加して
よく混合し、可逆性感熱塗液を作した。【0095】 (C)可逆性感熱記録材料の作 (A)で調製したアンダーコート塗液を厚み170μ
、ベック平滑度349秒の原紙に、固形分塗抹量4.
0g/m2となるように塗抹乾燥後、(B)で調製した
可逆性感熱塗液をその上に固形分塗抹量2.5g/m2
となるように塗抹乾燥しスーパーカレンダーで処理し
た。更にその上に5%ポリビニルアルコール水溶液を
固形分塗抹量1.2g/m2となる様に塗抹乾燥して可
逆性感熱記録材料を得た。【0096】 実施例2 実施例1で用いた塩基性炭酸マグネシウムに替えて、硫
酸バリウムを使用した以外は、実施例1と同様にして可
逆性感熱記録材料を得た。【0097】 実施例3 実施例1で用いた塩基性炭酸マグネシウムに替えて、炭
酸カルシウムを使用した以外は、実施例1と同様にして
可逆性感熱記録材料を得た。【0098】 実施例4 実施例1で用いた平均粒径4μmの塩基性炭酸マグネシ
ウムに替えて、平均粒径5μmの塩基性炭酸マグネシウ
ムを使用した以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱
記録材料を得た。【0099】 実施例5 実施例1で用いた平均粒径4μmの塩基性炭酸マグネシ
ウムに替えて、平均粒径5μmの塩基性炭酸マグネシウ
ムを使用しアンダーコート層の固形分塗抹量を3.5
g/m2とした以外は、実施例1と同様にして可逆性感
熱記録材料を得た。【0100】 実施例6 実施例1で用いた平均粒径4μmの塩基性炭酸マグネシ
ウムに替えて、平均粒径5μmの塩基性炭酸マグネシウ
ムを使用しアンダーコート層の固形分塗抹量を3.0
g/m2とした以外は、実施例1と同様にして可逆性感
熱記録材料を得た。【0101】 実施例7 実施例1で用いた平均粒径4μmの塩基性炭酸マグネシ
ウムに替えて、平均粒径1μmのポリスチレン樹脂を使
用しアンダーコート層の固形分塗抹量を4.0/m2
とした以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録材
料を得た。【0102】 実施例8 実施例1で用いた平均粒径4μmの塩基性炭酸マグネシ
ウムに替えて、平均粒径0.2μmのポリスチレン樹脂
を使用しアンダーコート層の固形分塗抹量を3.0g
/m2とした以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱
記録材料を得た。【0103】 実施例9 実施例1で用いた原紙に替えて、厚み188μmの発泡
ポリエチレンテレフタレートシート(東レ製ルミラーE
62#188)を使用した以外は、実施例1と同様にし
て可逆性感熱記録材料を得た。【0104】 実施例10 実施例1で用いた原紙に替えて、厚み188μmの白色
ポリエチレンテレフタレートシート(東レ製ルミラーE
22#188)を使用した以外は、実施例1と同様にし
て可逆性感熱記録材料を得た。【0105】 比較例1 実施例1で用いた原紙にアンダーコート層を設けなかっ
た以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録材料を
得た。【0106】 比較例2 実施例1で用いた炭酸マグネシウムを除き実施例1と
同量のポリビニルアルコールを塗布しアンダーコート
層とした以外は実施例1と同様にして可逆性感熱記録
材料を得た。【0107】 比較例3 実施例1で用いた平均粒径4μmの塩基性炭酸マグネシ
ウムに替えて、平均粒径12μmの塩基性炭酸マグネシ
ウムを使用しアンダーコート層の固形分塗抹量を3.
0g/m2とした以外は、実施例1と同様にして可逆性
感熱記録材料を得た。【0108】 試験1(発色濃度=熱応答性) 実施例1〜10び比較例1〜3で得た可逆性感熱記録
材料を、京セラ製印字ヘッドKJT−256−8MGF
1付き大倉電気製感熱ファクシミリ印字試験機TH−P
MDを用いて印加パルス1.1ミリ秒で印加電圧26ボ
ルトの条件で印字し、得られた発色画像の濃度を濃度計
マクベスRD918を用いて測定した。実施例1〜10
び比較例1〜3の画像はいずれも黒色であり地肌は
白色であった。画像は実施例1〜10及び比較例1〜2
のものについては初期光学濃度がいずれも1.20以
上で環境条件下では安定であった。しかし、比較例3の
ものは画像の初期光学濃度が0.75であり印字品
質も劣った.【0109】 試験2(画像の消去性) 試験1で得た実施例1〜10及び比較例1〜3の画像を
明光商会製のMS−パウチH−140を通すことによる
加熱によって消去後、試験1と同様にして濃度を測定し
た。消色部光学濃度はいずれも0.10以下であった。【0110】 試験3(繰り返し耐久性) 実施例1〜10び比較例1〜3で得た可逆性感熱記録
材料を試験1と試験2を100回繰り返して回数と画像
濃度、消色部濃度及びシートの外観の関係を試験した。【0111】 試験3の結果、実施例1〜10の画像濃度
試験3の100回目の印字でもいずれも1.15以
上の光学濃度を維持し消色部の光学濃度も0.15
はそれ以下と良好であった。実施例1〜10のシート
試験3に引き続き更に通算200回以上の繰り返し
の後も画像濃度、消色部濃度及びシート自体の外観の
いずれも良好であった。それに対し、比較例1では
験3の60回目の印字後画像濃度が0.88と低くなっ
た。比較例2では試験3の60回目の印字後画像濃度
は0.87と低くなった。このよう各比較例のもの
100回繰り返し以前に繰り返し耐久性試験に耐え
られないことが分かった。【0112】 【発明の効果】通常無色ないし淡色の染料前駆体と、加
熱後の冷却速度の違いにより該染料前駆体に可逆的な色
調変化を生じせしめる特定の可逆性顕色剤とを含有する
可逆性感熱記録材料において、可逆性感熱層と支持体と
の間に水溶性高分子及び顔料を含むアンダーコート層を
設けることにより、良好なコントラストで画像の形成・
消去が可能で、日常生活の環境下で経時的に安定な画像
を保持可能で繰り返し特性に優れた可逆性感熱記録材料
を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/28 - 5/34

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 支持体上に通常無色ないし淡色の染料前
    駆体と、加熱後の冷却速度の違いにより該染料前駆体に
    可逆的な色調変化を生じせしめる可逆性顕色剤とを含有
    する可逆性感熱層を設けた可逆性感熱記録材料におい
    て、該可逆性顕色剤として化1で示される化合物を用
    い、かつ可逆性感熱層と支持体との間に水溶性高分子及
    び平均粒径10μm以下の顔料を含むアンダーコート層
    有することを特徴とする可逆性感熱記録材料。【化1】 (但し、化1において、nは1以上3以下の整数を表
    し、l1、l2は各々0または1の整数を表す。R 1
    2 は脂肪族炭化水素基、アルコキシ基、ハロゲン原子
    から選ばれる置換基または水素原子を表し、互いに同一
    でも異なっていてもよい。R 3 は炭素数6以上22以下
    の脂肪族炭化水素基を表す。また、X 1 、X 2 は少なくと
    も1つのヘテロ原子を有する2価の基を表し、互いに同
    一でも異なっていてもよいが、l1が0のときは、X 1
    は−NRCO−、−NRSO 2 −、−NHCONH−、
    −CR=N−、−N=CR−から選ばれる2価の基を表
    し、Rは水素原子または脂肪族炭化水素基を表す。Ar
    は置換基を有してもよい芳香族基を表す。)
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