JP3401180B2 - 釣糸用糸巻 - Google Patents

釣糸用糸巻

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JP3401180B2 JP05096198A JP5096198A JP3401180B2 JP 3401180 B2 JP3401180 B2 JP 3401180B2 JP 05096198 A JP05096198 A JP 05096198A JP 5096198 A JP5096198 A JP 5096198A JP 3401180 B2 JP3401180 B2 JP 3401180B2
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/18Constructional details
    • B65H75/28Arrangements for positively securing ends of material
    • B65H75/285Holding devices to prevent the wound material from unwinding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/35Ropes, lines
    • B65H2701/355Fishlines

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣糸用糸巻に関す
る。さらに詳細には、糸巻溝に巻かれた釣糸の表面に沿
って装着され、糸巻溝に平行に巻かれた釣糸の巻き面の
形態を保持するための釣糸巻き面保持体を備えた釣糸用
糸巻に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、従来の釣糸30は、
適当なトラバースで釣糸用糸巻(スプール)31に巻か
れて市場に出されていた。しかし、このような形態で釣
糸が巻かれた場合には、釣糸の互いに重なった部分が釣
糸同士の押圧力によって潰れ、釣糸に無数の凹凸が発生
する。このため、外観や手触りが悪くなると共に、耐久
性も悪くなり、釣糸としての商品価値が低下してしま
う。以上のような問題点に対しては、釣糸が部分的に重
ならないように、釣糸の全体を釣糸用糸巻の糸巻溝に平
行に巻いていくことにより、釣糸に凹凸が発生しないよ
うにすることが可能であることが確認されている。しか
し、釣糸を釣糸用糸巻の糸巻溝に平行に巻いたものは、
釣糸の端部を完全に固定しておかなければ、巻きの形態
が崩れ、形崩れの状態を呈し易い。特に、釣糸の巻き量
が少なくなると、この形崩れの状態が一層起こり易くな
る。この問題を解決するために、従来、釣糸用糸巻の糸
巻溝に巻かれた釣糸の表面を、バンド状のもので覆って
固定することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
釣糸用糸巻の糸巻溝に巻かれた釣糸の表面を、バンド状
のもので覆って固定するだけでは、釣糸の取り出し口が
一定しないために、釣糸の取り出し端部を見失い易いと
共に、釣糸のスムーズな引き出しも困難であるという問
題点があった。また、釣糸の取り出し端部を見失った場
合に、釣糸の取り出し端部を探し出すことが困難である
という問題点もあった。
【0004】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、平行に巻かれた釣糸
の巻きの形態を崩すことがなく、しかも、釣糸の取り出
し端部を見失うことがないと共に、釣糸のスムーズな引
き出しが可能となる釣糸用糸巻を提供することを目的と
する。また、本発明は、釣糸の取り出し端部を万一見失
った場合でも、釣糸の取り出し端部を容易に探し出すこ
とが可能な釣糸用糸巻を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る釣糸用糸巻の構成は、外周に糸巻溝を
形成するように設けられた第1及び第2のフランジ部
と、前記糸巻溝に巻かれた釣糸の表面に沿って装着され
る釣糸巻き面保持体とを備えた釣糸用糸巻であって、前
記釣糸巻き面保持体が相対向する2つの端部を有する略
円筒状に形成され、前記釣糸巻き面保持体の一方の端部
に切り込みが設けられ、前記釣糸巻き面保持体の他方の
端部に、前記釣糸巻き面保持体の外面側から内面側に向
かって下り勾配の傾斜面が設けられたことを特徴とす
る。この釣糸用糸巻の構成によれば、糸巻溝に巻かれた
釣糸の表面を釣糸巻き面保持体によって覆うことによ
り、平行に巻かれた釣糸の形崩れを防止することができ
る。しかも、糸巻溝に巻かれた釣糸の取り出し端部を、
釣糸巻き面保持体の一方の端部に設けられた切り込みに
保持しておくことができるので、釣糸の取り出し端部を
見失うことがない。また、釣糸の取り出し口が一定する
ため、釣糸のスムーズな引き出しも容易となる。さら
に、釣糸巻き面保持体の他方の端部に、釣糸巻き面保持
体の外面側から内面側に向かって下り勾配の傾斜面が設
けられているので、釣糸の端部が万一切り込みから外
れ、釣糸の端部を見失った場合でも、釣糸巻き面保持体
を刃状面の向く方向に回転させることにより、刃状面に
よって釣糸の端部を鋤き起こすことができるので、見失
った釣糸の端部を容易に探し出すことができる。
【0006】また、前記本発明の釣糸用糸巻の構成にお
いては、釣糸巻き面保持体が弾性を有するのが好まし
い。この好ましい例によれば、糸巻溝に巻かれた釣糸の
表面に釣糸巻き面保持体の相対向する2つの端部を当て
た状態で、釣糸巻き面保持体をそのまま押し込めば、釣
糸巻き面保持体の相対向する2つの端部が一旦広がって
糸巻溝を跨いだ後、元に戻ることとなるので、釣糸巻き
面保持体を容易に糸巻溝に装着することができる。ま
た、この場合、釣糸巻き面保持体の材料は、釣糸の材料
よりも硬度の低い材料であるのが好ましい。
【0007】また、前記本発明の釣糸用糸巻の構成にお
いては、切り込みが釣糸巻き面保持体の長手方向に対し
て斜めに形成されているのが好ましい。この好ましい例
によれば、切り込み内に保持された釣糸の端部が外れて
しまうことを防止することができる。
【0008】また、前記本発明の釣糸用糸巻の構成にお
いては、切り込みの閉塞端部が釣糸巻き面保持体の幅方
向の略中央部に位置しているのが好ましい。この好まし
い例によれば、釣糸の取り出し口が釣糸巻き面保持体
幅方向の略中央部で一定となり、釣糸の解舒張力が比較
的一定となるので、釣糸のスムーズな引き出しが可能と
なる。
【0009】また、前記本発明の釣糸用糸巻の構成にお
いては、切り込みの切り込み幅が釣糸巻き面保持体の内
側にいくにしたがって広くなっているのが好ましい。こ
の好ましい例によれば、糸巻溝の端部に巻かれた釣糸を
切り込みを通して引き出す場合に、釣糸と釣糸巻き面保
持体との接触抵抗を極力小さくすることができるので、
釣糸の引き出しを一層スムーズなものとすることができ
る。
【0010】また、前記本発明の釣糸用糸巻の構成にお
いては、釣糸巻き面保持体に、切り込みの閉塞端部に連
続して釣糸の端部を保持するための保持孔が設けられて
いるのが好ましい。この好ましい例によれば、釣糸の端
部を確実に保持しておくことができる。また、この場合
には、保持孔が釣糸巻き面保持体の幅方向の略中央部に
位置しているのが好ましい。また、この場合には、保持
孔が切り込みの中心軸とずれた状態で設けられているの
が好ましい。この好ましい例によれば、保持孔に保持さ
れた釣糸の端部が外れにくくなる。また、この場合に
は、保持孔の水平断面が釣糸巻き面保持体の内面側にい
くにしたがって大きくなっているのが好ましい。この好
ましい例によれば、糸巻溝の端部に巻かれた釣糸を保持
孔を通して引き出す場合に、釣糸と釣糸巻き面保持体と
の接触抵抗を極力小さくすることができるので、釣糸の
引き出しを一層スムーズなものとすることができる。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。図1は本発明の実施の形態
における釣糸用糸巻を示す分解斜視図、図2は本発明の
実施の形態における釣糸用糸巻の使用状態を示す斜視図
である。
【0013】図1に示すように、釣糸用糸巻1には、そ
の外周に糸巻溝2を形成するように第1及び第2のフラ
ンジ部3a、3bが設けられている。第1のフランジ部
3aには、その周縁から糸巻溝2の底部にわたって所定
の幅を有する長方形状の切り欠き部4が形成されてい
る。釣糸用糸巻1には、第1のフランジ部3aと同じ側
の面に切り欠き部4に連続して凹所13が形成されてい
る。凹所13内には、後述する弾性部材6の第1及び第
2の突起6c、6dを嵌合させるための第1及び第2の
嵌合孔5c、5dが設けられている。スチレンブタジエ
ンゴム(SBR)等のジエン系ゴム、ウレタンゴム、シ
リコーンゴム等の非ジエン系ゴム、ウレタン樹脂、ナイ
ロン、ポリエステル等の熱可塑性エラストマー等からな
り、長方形状部分6eと、長方形状部分6eに一体成形
された円形状部分6fとにより構成された弾性部材6に
は、長方形状部分6eの下端部に凹所13内の第1の嵌
合孔5cに嵌合する第1の突起6cが一体に成形されて
いる。また、弾性部材6には、円形状部分6fに凹所1
3内の第2の嵌合孔5dに嵌合する第2の突起6dが一
体に成形されている。このため、第1の突起6cを第1
の嵌合孔5cに嵌合させることにより、弾性部材6の長
方形状部分6eを第1のフランジ部3aに形成された切
り欠き部4に装着することができる(図2参照)。尚、
弾性部材6の円形状部分6fは、釣糸の巻き始めの端部
(及び/又は巻き終わりの端部)を係止しておくための
ものである。すなわち、釣糸の端部は、円形状部分6f
と凹所13との間に巻き込まれた状態で係止される。こ
の場合、弾性部材6の円形状部分6fに凹所13内の第
2の嵌合孔5dと嵌合する第2の突起6dを設けたの
は、円形状部分6fと凹所13との間に巻き込んだ状態
で釣糸の端部を係止する際に、弾性部材6の長方形状部
分6eが外側に押圧されて浮いてしまうことがないよう
にするためであり、第2の突起6dはいわゆるストッパ
ーとしての役目を果たしている。
【0014】切り欠き部4の左右両辺には、糸巻溝2側
にいくにしたがって互いに近づくように傾斜した傾斜面
4a、4bが形成されている。また、弾性部材6の長方
形状部分6eの左右両辺にも、第1のフランジ部3aの
切り欠き部4に装着したときに糸巻溝2側にいくにした
がって互いに近づくように傾斜した傾斜面6a、6bが
形成されている。このように切り欠き部4の左右両辺と
弾性部材6の左右両辺に、糸巻溝2側にいくにしたがっ
て互いに近づくように傾斜した傾斜面4a、4b及び6
a、6bが形成されているので、弾性部材6の長方形状
部分6eを切り欠き部4に装着したときに、切り欠き部
4の傾斜面4a、4bと弾性部材6の長方形状部分6e
の傾斜面6a、6bとが係合することとなり、弾性部材
6が糸巻溝2側に移動することはない(図2参照)。
【0015】弾性部材6の長方形状部分6eには、その
中心軸線上に係止用切り込み7が形成されている。この
係止用切り込み7は、釣糸8の巻き終わりの端部8aを
係止しておくためのものである。この場合にはさらに、
釣糸8の巻き終わりの端部8aを、弾性部材6の円形状
部分6fと凹所13との間に巻き込んだ状態で係止して
もよい。
【0016】糸巻溝2に巻かれた釣糸8の表面に沿って
装着され、糸巻溝2に平行に巻かれた釣糸8の巻き面の
形態を保持するための釣糸巻き面保持体20は、相対向
する2つの端部20a、20bを有する略円筒状に形成
されている。釣糸巻き面保持体20の幅は、糸巻溝2の
幅よりも若干小さく設定されている。このため、釣糸巻
き面保持体20を糸巻溝2に装着した場合(図2参
照)、釣糸巻き面保持体20は釣糸8の表面を滑って糸
巻溝2の周方向に回転することができる。
【0017】釣糸巻き面保持体20は弾性体からなる。
このため、図4に示すように、糸巻溝2に巻かれた釣糸
8の表面に釣糸巻き面保持体20の相対向する2つの端
部20a、20bを当てた状態で、釣糸巻き面保持体2
0を矢印Aの方向にそのまま押し込めば、釣糸巻き面保
持体20の相対向する2つの端部20a、20bが矢印
B、Cの方向に一旦広がって糸巻溝2を跨いだ後、元に
戻ることとなるので、釣糸巻き面保持体20を容易に糸
巻溝2に装着することができる。また、釣糸巻き面保持
体20が糸巻溝2に装着された後は、糸巻溝2に巻かれ
た釣糸8の表面が釣糸巻き面保持体20の弾性力によっ
て軽く押圧されることとなるので、糸巻溝2に平行に巻
かれた釣糸8の形崩れを防止することができる。釣糸巻
き面保持体20の材質としては、塩化ビニル、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ナイロン系、ポリエステル系、
ポリウレタン系などの熱可塑性エラストマーなどが好ま
しい。
【0018】釣糸巻き面保持体20の一方の端部20a
には、釣糸8を案内するための切り込み21が設けられ
ており、切り込み21の閉塞端部には、釣糸8の端部8
aを保持するための保持孔22が設けられている。この
ように、釣糸巻き面保持体20の一方の端部20aに切
り込み21を設け、切り込み21の閉塞端部に連続して
釣糸8の端部8aを保持する保持孔22を設けたので、
釣糸8の端部8aを確実に保持しておくことができる。
また、釣糸8の端部8aを確実に保持しておくことがで
きるので、釣糸8の取り出し端部8aを見失うことがな
い。さらに、釣糸8の取り出し口が一定するため、釣糸
8のスムーズな引き出しも容易となる。
【0019】切り込み21は釣糸巻き面保持体20の長
手方向に対して斜めに形成されており、これにより保持
孔22に保持された釣糸8の端部8aが外れてしまうこ
とを防止することができる。また、保持孔22は切り込
み21の中心軸とずれた状態で設けられており、これに
より保持孔22に保持された釣糸8の端部8aの外れ防
止をさらに強化することができる。
【0020】切り込み21の閉塞端部は釣糸巻き面保持
体20の幅方向の略中央部に位置しており、その結果、
保持孔22も釣糸巻き面保持体20の幅方向の略中央部
に位置した状態となる。このため、釣糸8の取り出し口
釣糸巻き面保持体20の幅方向の略中央部で一定とな
り、釣糸8の解舒張力が比較的一定となるので、釣糸8
のスムーズな引き出しが可能となる。
【0021】切り込み21の切り込み幅は釣糸巻き面保
持体20の内側にいくにしたがって広くなっており、保
持孔22の水平断面は釣糸巻き面保持体20の内面側に
いくにしたがって大きくなっている(図3参照)。この
ため、糸巻溝2に巻かれた釣糸8を保持孔22を通して
引き出す場合に、釣糸8と釣糸巻き面保持体20との接
触抵抗を極力小さくすることができるので、釣糸8の引
き出しを一層スムーズなものとすることができる。
【0022】釣糸巻き面保持体20の他方の端部20b
には、釣糸巻き面保持体20の外面側から内面側に向か
って下り勾配の傾斜面(刃状面)が設けられている。こ
れにより、釣糸8の端部8aが万一切り込み21から外
れ、釣糸8の端部8aを見失った場合でも、後述するよ
うに、釣糸8の端部8aを容易に探し出すことができ
る。
【0023】次に、以上のように構成された釣糸用糸巻
の使用方法について説明する。釣糸8は、その一端が弾
性部材6の円形状部分6fに係止された状態で糸巻溝2
の一方の端から他方の端にわたって均等にかつ平行に巻
かれる。次いで、釣糸8の平行巻きが終了した後、釣糸
巻き面保持体20を糸巻溝2に装着し、糸巻溝2に巻か
れた釣糸8の表面を釣糸巻き面保持体20によって覆
う。これにより、平行に巻かれた釣糸8の形崩れを防止
することができる。次いで、釣糸8の巻き終わりの端部
8aを、釣糸巻き面保持体20の一方の端部に設けられ
た切り込み21を通して保持孔22内に導き、釣糸8の
巻き終わりの端部8aを保持する。
【0024】釣糸用糸巻1に巻かれた釣糸8をハリス用
に少しずつ切断して使用する場合には、釣糸用糸巻1を
一方の手で軽く持ち、釣糸巻き面保持体20の保持孔2
2から出ている釣糸8の端部8aを他方の手で引き出せ
ばよい。この場合、図5に示すように、釣糸用糸巻1が
手の中で回転する(矢印D)と共に、釣糸巻き面保持体
20も糸巻溝2の中で釣糸8の表面を滑って釣糸用糸巻
1とは逆向きに回転する(矢印E)ので、釣糸8の端部
8aを常に一定の方向(矢印F)に引き出すことができ
る。また、保持孔22は釣糸巻き面保持体20の幅方向
の略中央部に位置しており、釣糸8の解舒張力が比較的
一定となるので、釣糸8をスムーズに引き出すことがで
きる。さらに、保持孔22の水平断面が釣糸巻き面保持
体20の内面側にいくにしたがって大きくなっているの
で、糸巻溝2に巻かれた釣糸8を保持孔22を通して引
き出す場合に、釣糸8と釣糸巻き面保持体20との接触
抵抗が極力小さくなる。従って、釣糸8の引き出しが一
層スムーズなものとなる。
【0025】また、図6(a)に示すように、釣糸8の
端部8aが万一切り込み21から外れ、釣糸8の端部8
aを見失った場合には、釣糸巻き面保持体20をその他
方の端部20bの向く方向(矢印Gの方向)に回転させ
ることにより、図6(b)、(c)に示すように、刃状
となった釣糸巻き面保持体20の他方の端部20bによ
って釣糸8の端部8aを鋤き起こすことができるので、
見失った釣糸8の端部8aを容易に探し出すことができ
る。
【0026】尚、本実施の形態においては、相対向する
2つの端部20a、20b間を除く領域全体を覆うよう
な釣糸巻き面保持体20を例に挙げて説明したが、必ず
しもこの構成の釣糸巻き面保持体に限定されるものでは
なく、相対向する2つの端部20a、20b間以外に釣
糸巻き面保持体によって覆われない領域が存在していて
もよい。
【0027】また、本実施の形態においては、切り込み
21が釣糸巻き面保持体20の長手方向に対して斜めに
形成されているが、必ずしもこの構成に限定されるもの
ではなく、釣糸巻き面保持体20の長手方向に平行とな
るように切り込み21を形成してもよい。また、蛇行し
た状態で切り込み21を形成してもよい。切り込み21
を蛇行した状態で形成することにより、釣糸8の端部8
aの外れ防止をさらに強化することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る釣糸
用糸巻の構成によれば、糸巻溝に巻かれた釣糸の表面を
釣糸巻き面保持体によって覆うことにより、巻き面の釣
糸を外力から保護することは無論のこと、平行に巻かれ
た釣糸の形崩れを防止することができる。しかも、糸巻
溝に巻かれた釣糸の取り出し端部を、釣糸巻き面保持体
の一方の端部に設けられた切り込みに保持しておくこと
ができるので、釣糸の取り出し端部を見失うことがな
い。また、釣糸の取り出し口が一定するため、釣糸のス
ムーズな引き出しも容易となる。さらに、釣糸巻き面保
持体の他方の端部に、釣糸巻き面保持体の外面側から内
面側に向かって下り勾配の傾斜面が設けられているの
で、釣糸の端部が万一切り込みから外れ、釣糸の端部を
見失った場合でも、釣糸巻き面保持体を刃状面の向く方
向に回転させることにより、刃状面によって釣糸の端部
を鋤き起こすことができるので、見失った釣糸の端部を
容易に探し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における釣糸用糸巻を示す
分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における釣糸用糸巻の使用
状態を示す斜視図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】本発明の実施の形態における釣糸巻き面保持体
の装着方法を示す側断面図である。
【図5】本発明の実施の形態における釣糸用糸巻から釣
糸を引き出している状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態における見失った釣糸の端
部を探し出す方法を示す断面図である。
【図7】従来技術において適当なトラバースで釣糸用糸
巻に巻かれた釣糸の状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 釣糸用糸巻 2 糸巻溝 3a 第1のフランジ部 3b 第2のフランジ部 8 釣糸 8a 釣糸の端部 20 釣糸巻き面保持体 21 切り込み 22 保持孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 97/00 - 97/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に糸巻溝を形成するように設けられ
    た第1及び第2のフランジ部と、前記糸巻溝に巻かれた
    釣糸の表面に沿って装着される釣糸巻き面保持体とを備
    えた釣糸用糸巻であって、前記釣糸巻き面保持体が相対
    向する2つの端部を有する略円筒状に形成され、前記釣
    糸巻き面保持体の一方の端部に切り込みが設けられ、前
    記釣糸巻き面保持体の他方の端部に、前記釣糸巻き面保
    持体の外面側から内面側に向かって下り勾配の傾斜面が
    設けられたことを特徴とする釣糸用糸巻。
  2. 【請求項2】 釣糸巻き面保持体が弾性を有する請求項
    1に記載の釣糸用糸巻。
  3. 【請求項3】 切り込みが釣糸巻き面保持体の長手方向
    に対して斜めに形成された請求項1に記載の釣糸用糸
    巻。
  4. 【請求項4】 切り込みの閉塞端部が釣糸巻き面保持体
    の幅方向の略中央部に位置する請求項1に記載の釣糸用
    糸巻。
  5. 【請求項5】 切り込みの切り込み幅が釣糸巻き面保持
    体の内側にいくにしたがって広くなる請求項1に記載の
    釣糸用糸巻。
  6. 【請求項6】 釣糸巻き面保持体に、切り込みの閉塞端
    部に連続して釣糸の端部を保持するための保持孔が設け
    られた請求項1に記載の釣糸用糸巻。
  7. 【請求項7】 保持孔が釣糸巻き面保持体の幅方向の略
    中央部に位置する請求項6に記載の釣糸用糸巻。
  8. 【請求項8】 保持孔が切り込みの中心軸とずれた状態
    で設けられた請求項6に記載の釣糸用糸巻。
  9. 【請求項9】 保持孔の水平断面が釣糸巻き面保持体の
    内面側にいくにしたがって大きくなる請求項6に記載の
    釣糸用糸巻。
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