JP3397963B2 - 複合端末装置 - Google Patents

複合端末装置

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JP3397963B2
JP3397963B2 JP02473796A JP2473796A JP3397963B2 JP 3397963 B2 JP3397963 B2 JP 3397963B2 JP 02473796 A JP02473796 A JP 02473796A JP 2473796 A JP2473796 A JP 2473796A JP 3397963 B2 JP3397963 B2 JP 3397963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ機能
とスキャナ機能とプリンタ機能を有し、パーソナルコン
ピュータ等の情報処理装置に接続される複合端末装置
(MFP:Multi-Function-Product)に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ファクシミリ機能とスキャナ機能
とプリンタ機能を有し、パーソナルコンピュータ等の情
報処理装置(以下、単にPCという)に接続される複合
端末装置が用いられている。この複合端末装置は、それ
ぞれの機能を十分に生かすために、PCに専用ボードを
装着し、そのボードと専用のインタフェースで接続され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、専用ボ
ードの装着は煩わしく複雑なため、一般ユーザには難し
く、従って汎用インタフェースでの接続が望まれてい
た。ところが、汎用のインタフェースを用いて、複合端
末装置とPCとを接続した場合、次のような問題点があ
った。
【0004】(1) 例えば、汎用のインタフェースとして
セントロニクスインタフェースを用いた場合、複合端末
装置のファクシミリ部とプリンタ部のそれぞれにコネク
タが必要となる。しかも、このようなコネクタを2口設
けても、PC→複合端末装置への通信はできても、複合
端末装置内でのデータの送受はできない。従って、ファ
クシミリ部が受信データを印刷しようとしても、複合端
末装置内部ではプリンタ部が空いているのかビジーであ
るのかが分からない問題があった。
【0005】(2) また、汎用の双方向インタフェースと
して、IEEE(米国電気電子技術者協会) 1284
規格のインタフェースを用いた場合、周辺機器を使用し
ないアイドル状態では、互換モードのアイドル状態とな
っているのが一般的である。しかしながら、この互換モ
ードでPCと複合端末装置とが接続されている場合は、
以下のような問題があった。
【0006】互換モードの状態でいる場合、PCから
の印字は直ちに開始することができるが、PCからの印
字が終了して、プリンタが解放されたかどうか複合端末
装置側では判断できない。例えば、プリンタが実際に印
字動作を行っていなくとも(待機状態であっても)、複
雑な画像でPCが送信データを準備している場合もあり
得る。
【0007】上記の場合、ファクシミリの受信があ
っても、PCからのプリンタの解放が複合端末装置側で
は分からないため、記録紙受信ができない。
【0008】IEEE 1284インタフェースは、
ホスト(ここでは、PCとなる)が主導権を持つインタ
フェースであるため、複合端末装置側からコマンドやデ
ータの転送を開始できず、複合端末装置側からデータ転
送を行う場合は、PCがリバースモードに切り替わるを
待つしかない。従って、リアルタイム処理が必要とされ
るClass1モデムの制御ができない。このため、C
lass1モデムの制御専用に、RS−232Cケーブ
ルを追加することが必要であるといった問題点を有して
いた。
【0009】このような点から、情報処理装置との接続
が容易で、かつ、複合端末装置内でプリンタ部がビジー
であるか否かを判定できる複合端末装置の実現が望まれ
ていた。
【0010】また、双方向インタフェースで接続されて
いる場合、複合端末装置側からPC側へのデータ転送も
速やかに行うことのできる複合端末装置の実現が望まれ
ていた。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈請求項1の構成〉 公衆網に対してファクシミリデータを送受信するファク
シミリ部と、画像データを出力する出力部と、データ転
送可能に接続されている情報処理装置から受信された切
り替え要求に基づき、情報処理装置に対して、ファクシ
ミリ部と出力部とを選択的に切り替えて接続するインタ
フェース切り替え手段とを備える複合端末装置であっ
て、出力部は、情報処理装置から解放された場合、ファ
クシミリ部に対してモード終了信号を送出するモード終
了信号送出手段を有し、ファクシミリ部は、出力部に対
してデータ送信を行う場合は、モード終了信号の状態を
検出し、モード終了信号が受信されていた場合に、出力
部へのデータ送信を行うデータ送信手段を有することを
特徴とするものである。
【0016】〈請求項1の説明〉 出力部は、情報処理装置から解放された場合、モード終
了信号をファクシミリ部に送出する。これにより、ファ
クシミリ部は、出力部がビジーであるか否かを容易に判
断できるため、例えば、ファクシミリ部でデータ受信を
行う場合、メモリ受信かあるいは出力部への出力が行え
るかの判断を、情報処理装置側に問い合わせることなく
行うことができる。
【0017】〈請求項2の構成〉 請求項1記載の複合端末装置において、情報処理装置か
らの出力部への送信コマンドを検出することにより、出
力部への接続要求判定を行うインタフェース切り替え手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0018】〈請求項2の説明〉 情報処理装置は、出力部へのデータ送信を行う場合は、
例えば印字開始コマンドといった送信コマンドを最初に
送る。ファクシミリ部は、これを受けると、出力部への
接続要求であると判断し、第1、第2のインタフェース
制御部をスルー状態とし、データを第1のインタフェー
ス制御部から第3のインタフェース制御部へと渡す。
【0019】従って、ファクシミリ部側が、出力部への
コマンドおよびデータを監視し解析処理する必要がない
ため、ファクシミリ部側のCPUの負荷が激減し、高速
処理のCPUを必要とせず、その結果、安価なCPUが
使用でき、コストを低く抑えることができる。また、そ
の分の受信バッファも必要としない。
【0020】〈請求項3の構成〉 請求項1記載の複合端末装置において、情報処理装置と
のインタフェースは、IEEE1284のインタフェー
スであり、かつ、情報処理装置との接続モードがニブル
モードである場合は、出力部が情報処理装置から解放さ
れていると判断するインタフェース切り替え手段と、出
力部に対してデータ送信を行う場合は、情報処理装置と
の接続モードを検出し、接続モードがニブルモードであ
った場合に、出力部へのデータ送信を行うファクシミリ
部とを備えたことを特徴とするものである。
【0021】〈請求項3の説明〉 この発明は、請求項1におけるモード終了信号を用いる
ことなく、情報処理装置とのインタフェースがニブルモ
ードであるか否かで、出力部が解放されているかを判断
するようにしたものである。従って、余分なハードウェ
アの追加がなくなり、また、ファクシミリ部と出力部と
が分離しているため、出力部として既存のプリンタとい
った装置を用いることが可能で、出力部を再開発する必
要がなく、その結果、低コスト化を図ることができる。
【0022】〈請求項4の構成〉 請求項1記載の複合端末装置において、情報処理装置と
のインタフェースは、IEEE1284のインタフェー
スであり、かつ、情報処理装置との接続がアイドル状態
では、リバース転送モードのアイドルフェーズで待機す
るインタフェース切り替え手段を備えたことを特徴とす
るものである。
【0023】〈請求項4の説明〉 情報処理装置と複合端末装置とがアイドル状態では、リ
バース転送モードのアイドルフェーズで待機しているた
め、この状態では、いつでも複合端末装置から情報処理
装置へのデータ転送が可能である。その結果、例えばフ
ァクシミリ部をClass1、Class2モデムとし
て使用するPCFAXの利用が可能である。
【0024】〈請求項5の構成〉 請求項3または4に記載の複合端末装置において、イン
タフェースのネゴシエーションの検出結果に基づき、情
報処理装置との接続がファクシミリ部であるか出力部で
あるかを判定するインタフェース切り替え手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【0025】〈請求項5の説明〉 この発明は、モードが移行する場合、必ずネゴシエーシ
ョンフェーズでネゴシエートして移行することから、こ
のネゴシエーションの検出結果で、例えばニブルモード
への移行といったモードを判定する。従って、ファクシ
ミリ部か出力部かの接続を特別な構成を付加することな
く判断できる。
【0026】〈請求項6〜8の構成〉 請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の複
合端末装置において、ファクシミリ部は、出力部の記述
言語に応じたフォーマットのデータを、出力部に送出す
ることを特徴とするものである。
【0027】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載の複合端末装置において、ファクシミリ部は、
原稿の画像データを読み取るスキャナ部を有し、このス
キャナ部で読み取った原稿の画像データを出力部の記述
言語に応じたフォーマットのデータとして出力部に送出
することを特徴とするものである。
【0028】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載の複合端末装置において、出力部がプリンタで
あることを特徴とするものである。
【0029】〈請求項6〜8の説明〉 請求項6の発明は、ファクシミリ部から出力部への転送
データのフォーマットを、出力部の記述言語としたもの
である。従って、例えば出力部が請求項10の発明のプ
リンタであった場合、そのプリンタに特別な構成を必要
とせず、また、情報処理装置側に問い合わせることな
く、複合端末装置内でファクシミリ部から出力部への転
送処理を行うことができる。
【0030】請求項7の発明は、ファクシミリ部が、フ
ァクシミリ機能だけでなく、スキャナ機能を有すること
を特徴とするものである。従って、例えば出力部が請求
8のプリンタであった場合、プリンタに特別な構成を
必要とせず、容易にコピー機能を実現することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。 《具体例1》図1は本発明の複合端末装置の具体例1を
示す構成図である。図において、100は複合端末装
置、10はこの複合端末装置100と接続される情報処
理装置(PC:パーソナルコンピュータ)、20は、複
合端末装置100と情報処理装置(以下、単にPCとい
う)10とを接続するインタフェースケーブルである。
【0032】複合端末装置100は、ファクシミリ機能
とスキャナ機能とを合わせたファクシミリ系のシステム
(ファクシミリ部100a)と、出力部としてプリント
機能を持つプリンタ系のシステム(プリンタ部100
b)とから構成されており、両方の機能を用いてコピー
機能を実現している。
【0033】先ず、ファクシミリ部100aの構成につ
いて説明する。ファクシミリ部100aは、中央処理装
置(CPU)101、RAM102、ROM103、モ
デム104、網制御装置(NCU)105、イメージセ
ンサ(CIS)106、A/D変換器(ADC)10
7、画像処理装置108、I/Oポート109、モータ
制御回路110、操作パネル111からなる。
【0034】中央処理装置(以下、CPUという)10
1は、ファクシミリ部100aの制御を行うためのプロ
セッサであり、データバスを介してRAM102〜モデ
ム104、イメージセンサ106〜操作パネル111と
接続されている。RAM102は、ファクシミリ機能を
実現するためのプログラムを実行する場合の作業領域を
構成したり、受信データを格納するためのメモリであ
る。ROM103は、ファクシミリ系の機能を実現する
ためのプログラムを格納するための不揮発性メモリであ
る。モデム104は、ファクシミリ機能を実現するため
のモデムであり、網制御装置105を介して公衆網(P
STN)に接続されている。
【0035】イメージセンサ106〜画像処理回路10
8は、スキャナ部を構成するものである。イメージセン
サ106は、原稿を読み取るイメージセンサであり、こ
こでは、密着イメージセンサ(CIS)を用いている。
イメージセンサ106からのアナログ信号はA/D変換
器107でアナログ/ディジタル変換を行い、変換され
たディジタル信号は、画像処理回路108に送られるよ
うになっている。画像処理回路108は、2値化等の処
理を行う回路である。また、画像処理回路108で処理
されたデータは、図示しないDMAを用いてRAM10
2に送られるよう構成されている。
【0036】I/Oポート109は、ファクシミリ部1
00aの入出力ポートであり、プリンタ部100bから
の後述するPRモード終了信号が入力されるよう構成さ
れている。モータ制御回路110は、図示省略した読み
取り原稿フィード用のモータを制御するための回路であ
る。また、操作パネル111は、テンキーや液晶ディス
プレイ等を備えた入出力部である。
【0037】次に、複合端末装置100のインタフェー
スの切り替え構成を説明する。図中、120は、インタ
フェース切り替え手段であり、このインタフェース切り
替え手段120は、インタフェース切り替え制御部(I
/F切り替え制御部)121、第1のインタフェース制
御部であるインタフェース制御部(I/F制御部)A1
22、第2のインタフェース制御部であるインタフェー
ス制御部(I/F制御部)B123、第3のインタフェ
ース制御部であるインタフェース制御部(I/F制御
部)C124からなる。
【0038】インタフェース切り替え制御部121は、
PC10からの信号(印字開始コマンド)に基づき、イ
ンタフェース制御部A122の信号を、インタフェース
制御部C124に切り替える切り替え制御を行うもので
あり、ファクシミリ部100aのデータバスに接続され
ている。インタフェース制御部A122は、PC10と
ファクシミリ部100aを接続するためのインタフェー
ス制御部、インタフェース制御部B123はファクシミ
リ部100aとプリンタ部100bとを接続するための
インタフェース制御部であり、インタフェース制御部C
124とセントロニクスインタフェースを介して接続さ
れ、また、データバスを介して中央処理装置101と接
続されている。インタフェース制御部C124は、プリ
ンタ部100bをPC10と接続するためのインタフェ
ース制御部である。
【0039】次に、プリンタ部100bの構成について
説明する。プリンタ部100bは、CPU151、RO
M152、RAM153、I/Oポート154、印字制
御部155、インクヘッド156、PRモード終了信号
線157からなる。CPU151は、プリンタ部100
bとしての制御を司るCPUであり、データバスを介し
て、インタフェース制御部C124およびROM152
〜印字制御部155と接続されている。ROM152
は、プリンタとしての機能を構成するためのプログラム
を記憶するための不揮発性メモリ、RAM153は、デ
ータを格納したり、作業領域を構成するためのメモリで
ある。
【0040】I/Oポート154は、プリンタ部100
bの入出力ポートであり、このI/Oポート154を介
してPRモード終了信号線157がファクシミリ部10
0aのI/Oポート109に接続されている。印字制御
部155は、プリンタ部100bとしての印字制御を行
う部分であり、インクヘッド156への印字データの送
出制御を行う機能を有している。また、インクヘッド1
56は、インクジェット式プリンタにおける印字ヘッド
である。尚、本具体例では、プリンタ部100bの印字
方式をインクジェット方式としたが、この方式に限定さ
れるものではなく、他の方式であってもよい。
【0041】インタフェースケーブル20は、IEEE
1284規格の双方向インタフェースであり、PC1
0と複合端末装置100のインタフェース制御部A12
2とを接続している。
【0042】〈動作〉 (1)PC10からの印字動作 PC10内部の図示しない複合端末装置100制御用の
ドライバから、双方向インタフェースにおけるフォワー
ド転送(互換モード)を用いて、PC10から最初に印
字開始コマンドを複合端末装置100側に送る。印字開
始のコマンドは、インタフェース制御部A122で受信
される。これにより、ファクシミリ部100aのCPU
101は、インタフェース切り替え制御部121にアク
セスして、インタフェース制御部A122に入力される
信号線およびデータ線をそのままスルー(通り抜け)状
態で、インタフェース制御部B123に送られるよう指
示を行う。
【0043】インタフェース制御部B123は、プリン
タ部100bのインタフェースであるインタフェース制
御部C124に接続されているため、インタフェース制
御部A122で受けた信号、データがそのままインタフ
ェース制御部C124に伝わることになる。また、この
時、インタフェース制御部C124で出力される信号線
は、インタフェース制御部B123をスルーで抜け、イ
ンタフェース制御部A122へそのまま伝わる。従っ
て、PC10の図示省略したインタフェース部と、イン
タフェース制御部C124とがやり取りしているのと等
価である。即ち、PC10から送られてくるデータは、
そのままプリンタ部100bに送られて、CPU151
で解析され、RAM152に一時蓄積される。そして、
RAM152からの印字データが印字制御部155に送
られ、インクヘッド156で印字される。
【0044】PC10からの印字データが全て送出さ
れ、印字ページがなくなると、PC10内部のドライバ
からプリント終了コマンドを送出する。このプリント終
了コマンドは、インタフェース制御部A122およびイ
ンタフェース制御部B123を抜けて、インタフェース
制御部C124に送られる。インタフェース制御部C1
24で受信されたデータは、CPU151で解析され、
PC10からの印字終了と判断し、I/Oポート154
のPRモード終了信号線157をアクティブにして、P
Rモード終了をファクシミリ部100aに通知する。
【0045】ファクシミリ部100aでは、PRモード
終了信号線157が接続されたI/Oポート109を介
して、CPU101がデータをリードして、プリンタ部
100bがPC10から解放されたことを知る。これに
より、CPU101は、インタフェース切り替え制御部
121へアクセスして、PC10からプリンタ部100
bへのデータスルーモードを解除する。即ち、PC10
とはインタフェース制御部A122が接続されており、
インタフェース制御部B123は、上述したようにセン
トロニクスインタフェースでインタフェース制御部C1
24と接続されている。従って、この状態で、ファクシ
ミリ部100a側のデータをインタフェース制御部B1
23を通してインタフェース制御部C124へ印字デー
タを送ることで、ファクシミリ受信データの印字動作を
実現することができる。
【0046】(2)ファクシミリ部100aにおける受
信データの印字動作 先ず、ファクシミリ部100aにおける接続手順につい
ては、公知の手順と同様であるため、ここでの説明は省
略する。公衆網には、網制御装置105が接続され、網
制御装置105からアナログ信号がモデム104に送ら
れ、ここでディジタル信号に復調される。ディジタル化
された画像データは、RAM102に一時蓄積される。
この時、ファクシミリ部100aのI/Oポート109
に入力されているPRモード終了信号線157の状態を
CPU101で読み出し、このPRモード終了信号線1
57がアクティブでなければ、プリンタ部100bがま
だPC10で使用中であると判断して、受信された画像
データは、RAM102に蓄積されたままとなる(メモ
リ受信)。
【0047】一方、CPU101で読み出した結果、P
Rモード終了信号線157がアクティブであれば、プリ
ンタ部100bは使用されていないので、印字用のフォ
ーマットに変換してインタフェース制御部B123に書
き込み、インタフェース制御部C124にデータを転送
する。本具体例では、PCL3のグラフィックモードを
使用し、ライン単位でヘッダを付けて送信している。
【0048】インタフェース制御部C124で受信され
たデータは、CPU151で解析され、RAM153に
一時蓄積され、順次、印字制御部155に送られ印字さ
れる。
【0049】(3)スキャナ動作 スキャナ動作は、PC10から起動がかかり、スキャン
コマンドが、インタフェースケーブル20を通して送ら
れ、インタフェース制御部A122で受信される。CP
U101では、受信されたデータを解析して、スキャン
コマンドを検出すると、図示省略した原稿給紙装置に原
稿があるかをチェックし、あった場合は、モータ制御回
路110にアクセスして原稿をフィードして読み込む。
フィードされた原稿は、イメージセンサ106で読み取
られ、A/D変換器107でディジタルデータに変換さ
れて画像処理回路108で2値化等の画像処理が行われ
る。画像処理されたデータは、RAM102に一時保存
され、CPU101で読み出し、インタフェース制御部
A122に書き込まれて、PC10に送られる。
【0050】(4)ファクシミリ部100aの原稿送信
動作 原稿が原稿給紙装置にセットされ、また、操作パネル1
11から電話番号が入力され、送信キーが押下される
と、CPU101がモータ制御回路110にアクセス
し、原稿をフィードする。フィードされた原稿は、イメ
ージセンサ106で読み取られ、A/D変換器107で
ディジタルデータに変換されて画像処理回路108で2
値化処理される。2値化処理されたデータは、RAM1
02に一時保存され、CPU101で読み出し、MHあ
るはMR方式でコーディングされてモデム104に書き
込まれる。モデム104に書き込まれたデータは、モデ
ム104で変調されて網制御装置105から公衆網に送
出される。尚、この接続手順は、既知のものであるた
め、ここでの説明は省略する。
【0051】(5)コピー動作 原稿が原稿給紙装置にセットされ、操作パネル111か
らコピーキーが押下されると、CPU101がコピーと
判断する。そこで、CPU101は、I/Oポート10
9にアクセスして、PRモード終了信号線157の状態
を調べて、プリンタ部100bが使用可能であるかを判
定する。プリンタ部100bが使用可能であれば、モー
タ制御回路110にアクセスして原稿をフィードする。
フィードされた原稿はイメージセンサ106で読み取ら
れ、A/D変換器107でディジタルデータに変換され
て画像処理回路108で2値化処理される。2値化処理
されたデータはRAM102に一時保存される。RAM
102に蓄積されたデータをCPU101で読み出し、
印字用のヘッダを付けて印字用のフォーマットに変換し
てインタフェース制御部B123に書き込み、インタフ
ェース制御部C124にデータを転送する。インタフェ
ース制御部C124で受信されたデータは、CPU15
1で解析され、RAM153に一時保存され、順次、印
字制御部155に送られて印字が行われる。
【0052】次に、インタフェース切り替え動作を説明
する。図2は、インタフェース切り替え動作のフローチ
ャートである。図中、ステップ201〜206は、ファ
クシミリ部100aのフローチャートを示し、ステップ
211〜214は、プリンタ部100bのフローチャー
トを示している。また、図中、IF Aは、インタフェ
ース制御部A122、IF Bはインタフェース制御部
B123、IF Cはインタフェース制御部C124を
示している。
【0053】インタフェース切り替え制御は、ファクシ
ミリ部100aが行う。先ず、ステップ201では、イ
ンタフェース制御部A122がアイドル状態である。そ
してインタフェース制御部A122がコマンド/データ
を受信して、これがファクシミリ部100aに対するも
のであれば、そのまま解析し、処理を行う。一方、受信
データが印字開始コマンド(PR開始コマンド)であっ
た場合(ステップ202)、ファクシミリ部のCPU1
01は、インタフェース切り替え制御部121をアクセ
スして、インタフェース制御部A122およびインタフ
ェース制御部B123をスルーモードに設定する(ステ
ップ203)。以後、インタフェース制御部A122で
受信されるデータ/コマンドは、全てプリンタ部100
bへのものと判断し、インタフェース制御部C124に
スルーで渡す(ステップ212)。
【0054】プリンタ部100bでは、送られてくるコ
マンドを処理して印字を行う。印字ページがなくなる
と、PC10よりプリント終了コマンドが送られてくる
ので、これを検出し(ステップ213)、I/Oポート
154のPRモード終了信号をアクティブにして(ステ
ップ214)、ステップ211のインタフェース制御部
C124のアイドル状態に戻る。
【0055】この間、ファクシミリ部100aでは、P
Rモードが終了したか、I/Oポート109をチェック
する(ステップ204)。このチェックは、PRモード
終了信号を図示しない割り込み入力に接続して、割り込
み信号として検出しても構わない。PRモード終了信号
がアクティブであることを検出すると(ステップ20
5)、インタフェース制御部A122とインタフェース
制御部B123とのスルーモードを解除し(ステップ2
06)、PC10からのデータをインタフェース制御部
A122で受信できる状態で待機する(ステップ20
1)。
【0056】〈効果〉上記具体例1では、次のような構
成をとったことにより、下記に示す効果がある。 インタフェース制御部A122、インタフェース制御
部B123、インタフェース制御部C124およびイン
タフェース切り替え制御部121を設けて、それぞれの
インタフェース制御部を切り替えるようにしたので、P
C10との接続を1本の汎用インタフェースケーブルで
接続することが実現でき、その結果、接続が容易で、ユ
ーザが使用しやすい環境を提供することができる。特
に、この場合、汎用インタフェースとして、双方向イン
タフェースではなく、例えばセントロニクスインタフェ
ースといったインタフェースも使用することができる。
【0057】PC10からプリンタ部100bへの接
続要求を検出する手段として、PC10からの印字開始
コマンドを用いたので、ファクシミリ部100aが、プ
リンタ部100bのコマンドおよびデータを監視して解
析する必要が全くないため、ファクシミリ部100aの
CPU101の負荷が激減し、その結果、高速処理のC
PUを必要とせず、安価なCPUが使用できるので、コ
ストを低く抑えることが可能である。また、その分、デ
ータ監視を行うための受信バッファといった要素も必要
ないため、この点でも一層コスト低減化に寄与すること
ができる。
【0058】PC10が、プリンタ部100bを解放
したことを示すPR終了コマンドにより、プリンタ部1
00bからPRモード終了信号をファクシミリ部100
aに送るように構成したので、ファクシミリ部100a
のデータ受信に、プリンタ部100bが使用できるか
を、PC10側に問い合わせることなく、ファクシミリ
部100a自身が判断することができ、従って、メモリ
受信か記録紙受信かの判断を複合端末装置100のみで
効率よく行うことができる。
【0059】インタフェース切り替え制御部121
で、プリントデータをプリンタ部100bにスルーで渡
せるために、PC10からの印字動作と、ファクシミリ
部100aのメモリ受信あるいはファクシミリ送信とい
ったデュアル動作を行うことができる。
【0060】インタフェース制御部B123からイン
タフェース制御部C124へプリンタのフォーマット形
式でデータを送るようにしたため、PC10を介するこ
となく、複合端末装置100内部でコピー動作が可能で
あり、しかも、プリンタ部100bに特別な構造を必要
とせず、この点においても低コスト化に寄与することが
できる。
【0061】《具体例2》 〈構成〉図3は、本発明の複合端末装置における具体例
2を示す構成図である。本具体例では、インタフェース
切り替え手段320が、PC10との接続モードがニブ
ルモードである場合は、プリンタ部300bがPC10
から解放されていると判断するようにした点を特徴とす
るものである。図面上の構成は、図1に示した具体例1
のPRモード終了信号がない他は同一である。即ち、具
体例2におけるCPU301〜操作パネル311および
CPU351〜インクヘッド356は、具体例1におけ
るCPU101〜操作パネル111およびCPU151
〜インクヘッド156と同様であるため、ここでの説明
は省略する。また、図中、321はインタフェース切り
替え制御部、322はインタフェース制御部A、323
はインタフェース制御部B、324はインタフェース制
御部Cである。尚、10aは、PC10におけるインタ
フェース部(IF部)である。
【0062】〈動作〉図4は、具体例2の動作フローチ
ャートである。先ず、複合端末装置300と情報処理装
置10との電源を投入すると、情報処理装置10が立ち
上がる場合に、複合端末装置100をドライブするドラ
イバソフトも同時に立ち上がるため、その時に、双方向
インタフェースをIEEE 1284におけるニブルモ
ードにする(ステップ401)。複合端末装置300側
のインタフェース制御部A322は、ニブルモードが指
定されたことをCPU301に上げ、CPU301で検
出したら(ステップ402)、インタフェース制御部A
322をニブルモードへ遷移させる(ステップ40
3)。ニブルモードになり、複合端末装置300側から
情報処理装置10へ上げるデータがないと、ニブルアイ
ドルフェーズとなる(ステップ404)。以後、ファク
シミリ部300aは、ニブルアイドルフェーズになった
ことで、情報処理装置10からプリンタ部300bが解
放されたと判断し、この状態で待機する。
【0063】情報処理装置10が印字を開始しようとす
る場合は、ニブルモードをターミネーションして互換モ
ードに設定する(ステップ405)。これにより、イン
タフェース制御部A322は、この変化をCPU301
に上げ、CPU301はインタフェース制御部A322
を互換モードにする(ステップ406)。
【0064】情報処理装置10が、双方向インタフェー
スのモードを互換モードに変えるのは、複合端末装置3
00へコマンドあるいはデータを送りたいためである。
ファクシミリ部300aへのコマンド/データであれ
ば、そのままファクシミリ部300aで処理を行う。プ
リンタ部300bの印字時は、最初に印字開始コマンド
(PR開始コマンド)を送出する。ファクシミリ部30
0aがこのコマンドを検出すると(ステップ407)、
インタフェース制御部A322およびインタフェース制
御部B323をスルーモードに設定する(ステップ40
8)。これにより、情報処理装置10から送出されるプ
リンタ部300bへのコマンドおよびデータは、スルー
でプリンタ部300bに送られる(ステップ409)。
【0065】印字が全て終了したら、情報処理装置10
は、プリンタ部300bを解放したことを示すために、
双方向インタフェースのモードを、ニブルモードに切り
替える。インタフェース制御部A322は、このニブル
モードへの変化を検出し(ステップ410)、その変化
をCPU301に上げる。CPU301は、プリンタ部
300bが解放されたと判断し、インタフェース制御部
A322およびインタフェース制御部B323のスルー
モードを解除し(ステップ411)、インタフェース制
御部A322をニブルモードに移行させる。
【0066】次に、ニブルモードへの変化検出について
説明する。図5は、ニブルモードへの変化検出の説明図
である。互換モードから、ニブルモードに変化する際
に、ネゴシエーションフェーズを通過する。このネゴシ
エーションフェーズで、1284ACTIVE(nSsele
ctln)信号線501がハイレベルに、HostBusy
(nAutoFd )信号線502がローレベルになるので、こ
れらの制御信号線の変化をインタフェース制御部A32
2で検出して、ファクシミリ部300aのCPU301
に通知する。尚、本具体例では、図示省略しているが、
割り込み信号を割り込み制御部を介してCPU301に
上げている。この時、情報処理装置10側は、データ線
503に情報処理装置10側の要求するモードに対応す
るデータ504を出してくるので、その値を読み取り、
ニブルモードと判断する。即ち、インタフェース制御部
A322は、8ビットのデータを保持しておくレジスタ
を有しており、データ504は、そのレジスタに記憶さ
れる。そして、CPU301はインタフェース制御部A
322から、制御信号線(1284ACTIVE、Ho
stBusy)の変化を通知されると、インタフェース
制御部A322のレジスタを読みに行き、モードの判定
を行う。
【0067】〈効果〉以上のように具体例2において
は、具体例1における〜の効果を有すると共に、更
に次のような効果がある。
【0068】情報処理装置10のアイドル時に、複合
端末装置300とニブルモードのアイドルフェーズで接
続されているため、ホスト(この場合、情報処理装置1
0)主導のインタフェースでありながら、複合端末装置
300側から情報処理装置10にデータを上げることが
実現できる。例えば、ファクシミリのデータ受信があっ
たことを複合端末装置300側から情報処理装置10側
に通知することができる。また、操作パネル611のキ
ーが押下されたことを情報処理装置10側に通知できる
ため、情報処理装置10にて処理を行うコピー機能の拡
張が可能である。
【0069】PRモード終了信号を用いないため、そ
のためにハードウェアを必要とせず、ファクシミリ部3
00aとプリンタ部300bとが分離しているため、プ
リンタ部300bとして、既存のプリンタをそのまま組
み込むことが可能である。従って、プリンタ部300b
を別途に再開発する必要がないため、その分コストを抑
えられ、安価に製造することができる。
【0070】《具体例3》 〈構成〉図6は、本発明の複合端末装置における具体例
3を示す構成図である。本具体例と上述した具体例2と
の相違は、ファクシミリ部600aとプリンタ部600
bを接続するインタフェースが双方向インタフェース6
26となった点と、ファクシミリ部600aに、インタ
フェース制御部A622からの割り込み信号631とイ
ンタフェース制御部B623からの割り込み信号632
を制御する割り込み制御部625が追加され、この割り
込み制御部625から割り込み信号633が追加された
点である。即ち、具体例3のおけるインタフェース切り
替え手段620は、インタフェース切り替え制御部62
1、インタフェース制御部A622、インタフェース制
御部B623、インタフェース制御部C624、割り込
み制御部625から構成されている。尚、他の各構成で
あるCPU601〜操作パネル611およびCPU65
1〜インクヘッド656は、具体例2におけるCPU3
01〜操作パネル311およびCPU351〜インクヘ
ッド356と同様であるため、ここでの説明は省略す
る。
【0071】〈動作〉図7、8は、具体例3のインタフ
ェース切り替え制御動作のフローチャートである。情報
処理装置10および複合端末装置600の電源ON後、
複合端末装置600をドライブする情報処理装置10上
のドライバソフトが立ち上がると、インタフェースをニ
ブルモードに設定する(ステップ701)。インタフェ
ース制御部A622でニブルモードへの変化を検出(ス
テップ702)したら、割り込み信号631を割り込み
制御部625に上げる。割り込み制御部625では、こ
の信号を受けて、CPU601へ割り込み信号633を
上げる。CPU601では、割り込み制御部625にア
クセスして割り込みの内容を読み出し、インタフェース
制御部A622の割り込みと判断して、インタフェース
制御部A622のデータを読み取り、プリンタ部600
bとの接続要求の有無を判断する(ステップ703)。
【0072】プリンタ部600bへの接続要求と判断し
たら、インタフェース制御部A622およびインタフェ
ース制御部B623をスルーに設定し、かつ、ニブルモ
ードの接続とする(ステップ750)。これで、プリン
タ部600bがニブルモードで情報処理装置10と接続
されたので、プリンタ部600bから情報処理装置10
に送るデータがあれば、リバース転送(プリンタ→P
C)を行う(ステップ751)。情報処理装置10に送
るデータがなくなれば、ニブルアイドルフェーズに入る
(ステップ752)。次に、情報処理装置10は、印字
動作を行いたい場合、インタフェースを互換モードに変
える(ステップ753)。これにより、ファクシミリ部
600aは、インタフェース制御部A622およびイン
タフェース制御部B623をスルーモードに設定する
(ステップ754)。そして、情報処理装置10からプ
リンタ部600bへのコマンドおよびデータが送られ、
これがプリンタ部600bで受信される(ステップ75
5)。
【0073】情報処理装置10は、プリンタ部600b
へ送るデータがなくなったら、インタフェースをニブル
モードとする。このニブルモードへの変化をインタフェ
ース制御部A622が検出し(ステップ756)、イン
タフェース制御部A622およびインタフェース制御部
B623のスルー制御を解除し(ステップ757)、ス
テップ703に戻る。
【0074】ステップ703において、ファクシミリ部
600aとの接続要求であった場合は、ステップ704
に進み、インタフェース制御部A622をファクシミリ
部600aへニブルモードのまま接続する。ファクシミ
リ部600aから情報処理装置10へ送るデータがあれ
ば、リバース転送(ファクシミリ部600a→情報処理
装置10)を行う(ステップ705)。転送するデータ
がなくなれば、ニブルアイドルフェーズへ移行する(ス
テップ706)。情報処理装置10が複合端末装置60
0に送るコマンドもデータもなければ、このニブルアイ
ドルフェーズで待機する。
【0075】情報処理装置10からファクシミリ部60
0aへのコマンド/データがあれば、インタフェースを
互換モードに設定する(ステップ707)。そして、イ
ンタフェース制御部A622をファクシミリ部600a
側に接続したまま、互換モードへ移行し(ステップ70
8)、ファクシミリ部600aへのコマンド/データを
受信する(ステップ709)。ファクシミリ部600a
へ送るデータがなくなれば、情報処理装置10はニブル
モードに遷移させる。インタフェース制御部A622が
このニブルモードへの変化を検出した場合(ステップ7
10)は、ステップ703に戻る。
【0076】図9は、プリンタ部との接続要求方法の説
明図である。先ず、ニブルモードへの変化の検出につい
ては、具体例2と同様である。次に、互換モードからニ
ブルモードへに変化する際に、ネゴシエーションフェー
ズを通過する。このネゴシエーションフェーズで128
4ACTIVE(nSselectln)信号線801がハイレベ
ルに、HostBusy(nAutoFd )信号線802がロ
ーレベルになる。この時、更にPC10側は、データ線
にPC10側の要求するモードに対応するデータをデー
タ線803上に出してくるので、この値をIEEE 1
284の指定する値以外の値を用いることで、プリンタ
部600bへの要求を行う。この値をファクシミリ部6
00aで検出したら、PC10がプリンタ部600bを
要求していると判断する。本具体例では、図示のよう
に、“1111 0000;F0 h”を用いた。本具体
例では、通常のニブルモード指定の場合はファクシミリ
部600aへの要求であるとしている。これは、プリン
タ部600bへの要求と同様に、他のある値に決めても
構わない。
【0077】また、本具体例では、ファクシミリ部60
0aが双方向インタフェース626でプリンタ部600
bと接続されているため、ファクシミリ部600aはプ
リンタ部600bの状態を読み出すことができる。プリ
ンタ部600bのステータスデータは、インタフェース
制御部C624でリバース転送(インタフェース制御部
C624→インタフェース制御部B623)される。デ
ータを受けたインタフェース制御部B623は、割り込
み制御部625に割り込み、割り込み信号632を上
げ、これをCPU601が読むことで、プリンタ部60
0bの状態を知ることができる。
【0078】〈効果〉以上のように、具体例3において
は、具体例1における〜および具体例2における
、の効果を有すると共に、更に、次のような効果が
ある。
【0079】ファクシミリ部600aとプリンタ部6
00bが、双方向インタフェース626で接続されてい
るため、プリンタ部600bのステータスをPC10お
よびファクシミリ部600aで呼び出すことができ、従
って、プリンタ部600bの詳細な状態をPC10の画
面上や、操作パネル611のLCD等の表示部に表示さ
せることができる。
【0080】プリンタ部600bとファクシミリ部6
00aの切り替えをニブルモードにすることで、頻繁に
切り替えることが可能となり、また、アイドル状態でニ
ブルアイドルフェーズにいるために、ファクシミリ部6
00aから、ファクシミリの着信等を通知できるので、
ファクシミリ部600aをClass1、Class2
モデムとして使用する、PCFAXが可能であるという
効果が得られる。
【0081】尚、上記具体例3では、双方向のリバース
転送をニブルモードに限って説明しているが、データの
転送モードは、IEEE 1284で示されているどの
モードであっても構わない。それは、それぞれのモード
に移行する際、必ずネゴシエーションフェーズでネゴシ
エートして移行するからである。また、ファクシミリ部
600aからPC10への通知を可能とするためには、
特にニブルアイドルフェーズに限る必要はなく、バイト
モードやECPモードあるいはEPPモードのリバース
転送モードのアイドルフェーズにいることでPC10へ
の通知は可能となる。
【0082】また、上記各具体例では、ファクシミリ部
とプリンタ部との処理で説明したが、これは、スキャナ
系とプリンタ部との処理であっても、全く同様に実施す
ることができる。更に、出力部としてプリンタ部だけで
はなく、その他にも、例えば、ハードディスク装置とい
った記憶装置であっても、プリンタへの出力と同様に適
用することができる。即ち、二つのシステムで構成され
た装置で、ホストとインタフェースで接続される装置で
あれば、種々の装置に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合端末装置の具体例1を示す構成図
である。
【図2】本発明の複合端末装置の具体例1におけるイン
タフェース切り替え動作のフローチャートである。
【図3】本発明の複合端末装置の具体例2を示す構成図
である。
【図4】本発明の複合端末装置の具体例2における動作
フローチャートである。
【図5】本発明の複合端末装置の具体例2におけるニブ
ルモードへの変化検出の説明図である。
【図6】本発明の複合端末装置の具体例3を示す構成図
である。
【図7】本発明の複合端末装置の具体例3におけるイン
タフェース切り替え制御動作のフローチャート(その
1)である。
【図8】本発明の複合端末装置の具体例3におけるイン
タフェース切り替え制御動作のフローチャート(その
2)である。
【図9】本発明の複合端末装置の具体例3におけるプリ
ンタ部との接続要求方法の説明図である。
【符号の説明】
10 情報処理装置(PC) 20 インタフェースケーブル 100、300、600 複合端末装置 100a、300a、600a ファクシミリ部 100b、300b、600b プリンタ部(出力部) 120、320、620 インタフェース切り替え手段 121、321、621 インタフェース切り替え制御
部 122、322、622 インタフェース制御部A(第
1のインタフェース制御部) 123、323、623 インタフェース制御部B(第
2のインタフェース制御部) 124、324、624 インタフェース制御部C(第
3のインタフェース制御部)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に対してファクシミリデータを送
    受信するファクシミリ部と、画像データを出力する出力
    部と、データ転送可能に接続されている情報処理装置か
    ら受信され切り替え要求に基づき、前記情報処理装置
    に対して、前記ファクシミリ部と前記出力部とを選択的
    切り替えて接続するインタフェース切り替え手段とを
    備える複合端末装置であって、 前記出力部は、前記情報処理装置から解放された場合、
    前記ファクシミリ部に対してモード終了信号を送出する
    モード終了信号送出手段を有し、 前記ファクシミリ部は、前記出力部に対してデータ送信
    を行う場合は、前記モード終了信号の状態を検出し、モ
    ード終了信号が受信されていた場合に、前記出力部への
    データ送信を行うデータ送信手段を有する ことを特徴と
    する複合端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複合端末装置において、 前記情報処理装置からの前記出力部への送信コマンドを
    検出することにより、当該出力部への接続要求判定を行
    うインタフェース切り替え手段を備えたことを特徴とす
    る複合端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の複合端末装置において、 前記情報処理装置とのインタフェースは、IEEE12
    84のインタフェースであり、 かつ、前記情報処理装置との接続モードがニブルモード
    である場合は、前記出力部が前記情報処理装置から解放
    されていると判断するインタフェース切り替え手段と、 前記出力部に対してデータ送信を行う場合は、前記情報
    処理装置との接続モードを検出し、接続モードがニブル
    モードであった場合に、前記出力部へのデータ送信を行
    うファクシミリ部とを備えたことを特徴とする複合端末
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の複合端末装置において、 前記情報処理装置とのインタフェースは、IEEE12
    84のインタフェースであり、 かつ、前記情報処理装置との接続がアイドル状態では、
    リバース転送モードのアイドルフェーズで待機するイン
    タフェース切り替え手段を備えたことを特徴とする複合
    端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の複合端末装置
    において、 インタフェースのネゴシエーションの検出結果に基づ
    き、前記情報処理装置との接続がファクシミリ部である
    か出力部であるかを判定するインタフェース切り替え手
    段を備えたことを特徴とする複合端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の複合端
    末装置において、 前記ファクシミリ部は、前記出力部の記述言語に応じた
    フォーマットのデータを、当該出力部に送出することを
    特徴とする複合端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の複合端
    末装置において、 前記ファクシミリ部は、原稿の画像データを読み取るス
    キャナ部を有し、当該スキャナ部で読み取った原稿の画
    像データを出力部の記述言語に応じたフォーマットのデ
    ータとして前記出力部に送出することを特徴とする複合
    端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の複合端
    末装置において、 前記出力部はプリンタであることを特徴とする複合端末
    装置。
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