JP3392379B2 - 二重葺き屋根構造 - Google Patents

二重葺き屋根構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、谷部、山部が交互
に連続する内側屋根上に外側屋根を敷設する二重葺き屋
根構造に関し、詳しくは少ない部材数で、各種の仕様態
様に適用することができる二重葺き屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根の雨仕様性能の向上等のため
に、屋根を内側屋根部、外側屋根部の2層で構築する二
重葺きの屋根構造が種々提案され、本出願人も種々の構
成(例えば特公平8−16378号公報、特公平8−6
406号等)を提案している。また近年、屋根面が略平
坦状となる屋根形状が提案され、その屋根構造を二重葺
きの外側屋根としたものとして、例えば特開平8−60
810号公報、特開平10−148011号公報等に記
載された二重葺き屋根構造が提案されている。特開平8
−60810号公報には、折板状の下層建築用板に嵌合
したキャップ材上に支持金具を固着し、その支持金具上
にガッターを配し、さらに上層受金具を配し、この上層
受金具に上層建築用板を取り付けた構造の二重葺きの屋
根構造が示されている。特開平10−148011号公
報には、下部屋根上に横方向(山部に直交する方向)に
中間支持材(横桟)を取り付け、その中間支持材上にガ
ッター等を用いた上部屋根を取り付けた構造の二重葺き
の屋根構造が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の屋根構造は、下層屋根上に上層屋根を構築するため
の基礎部(従前の1層構造における「躯体・下地」に相
当)を構築し、その基礎部に対して従来の1層の場合と
同様に「ガッター」「上層受金具」等を配して上側屋根
を構築するので、以下のような問題があった。・ 下側
屋根を構成する部材に、上側屋根を構築するための機能
が何等具備されていないため、多種類の部材(支持具
等)を用いて上側屋根を取り付けており、部材管理等が
面倒であった。・ 上述の部材数の増加等に伴って部材
コストが上昇し、屋根全体としてのコスト上昇は避けら
れなかった(上層、下層の屋根とも従前通りの構造であ
るため、2層分プラス中間部分の部材コストとなる)。
・ 上述の部材数の増加等に伴って下側屋根部上に作用
する荷重が大きくなるため、下側屋根はこのような荷重
を支えるための強度が必要であり、下側屋根の形状や下
側屋根を構成する部材の素材などに制限を受けるもので
あった。・ 上側屋根は、支持金具や中間支持材などに
対して取り付けられるため、場合によっては、上側屋根
を敷設するための墨だし作業等が必要になり、作業性が
悪かった(特に特開平10−148011号)。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、谷部、山部が交互に連続する内側屋根上
に外側屋根を敷設する二重葺き屋根構造において、前記
内側屋根は、少なくとも1つの谷部とその両端を立ち上
げた上向きの側縁部(以下、上向き側縁部という)とを
有する内側外装材と、隣接する内側外装材の側縁部間を
覆う被覆部に上方が開口する溝部を形成したカバー部材
とからなり、前記外側屋根は、下向きの側縁部(以下、
下向き側縁部という)を備える外側外装材からなり、前
記外側外装材の下向き側縁部が前記内側屋根のカバー部
材の溝部上に位置することを特徴とする二重葺き屋根構
造に関するものである。
【0005】また、カバー部材を用いずに、前記内側屋
根を内側外装材からなるものとし、隣接する内側外装材
の一方の上向き側縁部に、他方の上向き側縁部との間を
覆う被覆部を延設し、被覆部には上方が開口する溝部を
形成し、外側外装材の下向き側縁部をこの内側外装材の
溝部上に位置させるようにしても良い。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の二重葺き屋根構造の内側
屋根に用いる内側外装材1は、少なくとも1つ以上の谷
部11と谷部11の両端を立ち上げた上向き側縁部12
を有する一定幅の瓦棒、折板等であり、特にその他の構
成については限定するものではない。例えばこの内側外
装材1は、タイトフレーム等の保持部材3に嵌合、係
合、挟着、ビス等の固着具による直止め等の公知の固定
手段で固定すれば良く、固定手段は二種以上を併用して
も良い。或いは躯体等の屋根下地4にビス等による直止
め等の公知の手段によって固定するようにしても良い。
また、カバー部材2を用いない場合は、隣接する内側外
装材1の一方の上向き側縁部12に、他方の上向き側縁
部12との間を覆う被覆部13を延設し、被覆部13に
は上方が開口する溝部14を形成した構成である。
【0007】本発明の二重葺き屋根構造の内側屋根に用
いるカバー部材2は、側面21と隣接する内側外装材
1,1の上向き側縁部12,12間を覆う被覆部22か
らなると共に、被覆部22に上方が開口する溝部23を
形成した一定幅の部材であり、内側屋根としての雨仕舞
性能を備えているものであれば、特にその他の構成につ
いては限定するものではない。例えばこのカバー部材2
は、内側外装材1或いは保持部材3に対して嵌合、係
合、防水シール等を用いたビス止め等の公知の取付手段
によって取り付ければ良く、取付手段は二種以上を併用
しても良い。さらに取付箇所は、側面21のみに限定さ
れるものではなく、例えば溝部23内に段部等を形成
し、内側外装材1或いは保持部材3に対して公知の取付
手段により取り付けるようにしても良い。また、被覆部
22は、外側外装材5若しくは取付部材6が取付可能で
あれば特にその形状を限定するものではなく、例えば略
平坦状、傾斜状、円弧状等の公知の形状からなる。この
被覆部22に形成する溝部23は、外側外装材5の下向
き側縁部51や(図4,6,7,8,10,11に示す
各実施例のように)取付部材6の端縁等が配置可能であ
ってかつ外側屋根表面からの水の侵入に対しての排水路
となり得るものであれば特にその形状を限定するもので
はなく、例えば概略V字状、U字状、W字状、円弧状、
台形状等からなる。特に、幅方向に有効幅が変位(調
整)可能な形状、即ちテーパ状に変形可能な形状からな
ることが望ましい。
【0008】これら内側外装材1及びカバー部材2は、
素材を特に限定するものではないが、代表的には概ね
0.4〜1.6mm程度の表面化粧鋼板、ラミネート鋼
板、メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、チタ
ン合金板、銅板等の公知の金属素材をロール成形その他
の手段で所定の形状に成形する。特に内側外装材1とし
ては、(カバー部材2を用いる場合は)面としての正負
圧強度等を確保するために約0.8〜1.6mm程度の
比較的厚い板厚が好ましい。これに対し、カバー部材2
は、前述のように溝部23を幅方向に有効幅が変位(調
整)可能な形状にした場合にはその変位が容易となる約
0.4〜0.6mm程度の比較的薄い板厚が好ましい。
さらに、内側外装材1及びカバー部材2の裏面には、結
露防止、防音、防火対策上の理由により、必要に応じて
ポリエチレンフォーム、グラスウールシート等の裏貼り
材を添装しても良い。
【0009】また、本発明の二重葺き屋根構造の外側屋
根に用いる外側外装材5は、略鉛直状、傾斜状の下向き
側縁部51を有する一定幅の部材であり、特にその他の
構成については限定するものではない。例えば外側外装
材5は、面板部が略平坦状に構成される縦葺き外装材で
あっても良いし、面板部の左右側縁が下方に略鉛直状、
傾斜状に折下げられた横葺き外装材若しくはパネル、太
陽エネルギー変換装置であっても良く、面板部が下向き
側縁部51の下端より下方に位置するものでもよい。
尚、太陽エネルギー変換装置とは、太陽電池、太陽熱温
水器、太陽熱集熱器等を一体に形成した外装材、或いは
フレーム材によって構成されたパネルである。また、こ
の外側外装材5は、内側外装材1やタイトフレーム等の
保持部材3などに直接或いは間接的に嵌合、係合、ビス
等の固着具による直止め等の公知の取付手段で取り付け
しても良いし、内側屋根上に取付部材6を配し、この取
付部材6に嵌合、係合、挟着、ビス止め等の公知の取付
手段で取り付けしても良く、取付手段は二種以上を併用
しても良い。但し、縦葺きの場合は下向き側縁部51で
取り付けを行うことになるが、横葺き、パネル等の場
合、下向き側縁部51が取り付けにかかわらなくても良
い。
【0010】この外側外装材5は、素材を特に限定する
ものではなく、前記内側外装材1やカバー部材2と同様
の素材を用いても良いし、より強度の高い素材にて所定
形状に成型しても良い。さらに、外側外装材5の裏面に
は、断熱、面板部の補強等の目的で、従前のこの種の外
装構造と同様に木毛セメント板、発泡ポリウレタン等の
合成樹脂製の下地材(バックアップ材)50や、金属等
からなる補強部材(フラットバー、ハット型等の支持部
材)60を配しても良い。また、上記下地材50は、端
部が内側屋根の山部間に跨る(支持)板状のものでも、
内側屋根上に沿う形状からなるものでもよい。
【0011】図1の二重葺き屋根構造に用いられた内側
外装材1は、図2に示すように略平坦状の谷部11の両
側縁に、断面略く字状の嵌合部121を有する傾斜状の
上向き側縁部12,12を備え、嵌合部121の上端に
は傾斜部分122、略水平な載置部分123を形成して
なる折板屋根板であり、その施工(接続)状態において
隣り合う上向き側縁部12,12で山部が形成される構
成である。そして、この内側外装材1は、カバー部材2
と同様に軒棟方向に連続する同一断面を有する部材であ
る。尚、図示しないが、嵌合部121としては、上向き
側縁部12の傾斜と略直交する角度で、外側に狭窄部分
を有して膨出する構成を採用してもよい。
【0012】図1の二重葺き屋根構造に用いられたカバ
ー部材2は、図2に示すように略平坦状の被覆部22の
略中央に、左右の側壁231と略平坦状の底部232と
からなる略U字状の形状構成を有する溝部23が形成さ
れている。また、被覆部22の左右側縁には、下方に向
って幅広となるように傾斜する側面21,21を形成
し、該側面21の下端には、側面21の内側に折返し状
に屈曲する被保持部24を形成した構成であり、この被
保持部24は内側外装材1の嵌合部121の裏面に弾性
的に嵌合保持される。尚、溝部23の底部232は、側
面21の下端よりも下方に位置し、即ち溝部23の深さ
は側面21の長さよりも深い構成である。
【0013】図1の二重葺き屋根構造に用いられた外側
外装材5は、図2に示すように裏面に下地材50が配さ
れた略平坦状の面板部52の両側縁に、略鉛直状の下向
き側縁部51,51を備え、この下向き側縁部51の下
端には外方側へ折り返し状に折上げられた係合部511
を形成してなる折板屋根板であり、その施工(接続)状
態において略平坦状に形成される構成である。
【0014】図1の二重葺き屋根構造にて前記内側外装
材1を受支する保持部材3は、図2に示すように従来公
知の吊子やタイトフレームと称される部材であるが、中
央が分割された左右で一対をなす複数部材からなるが、
従来公知の単体で山部を保持する構成でも良く、その場
合、略中央部にカバー部材2の溝部23が収納可能な凹
部が形成されていればよい。この保持部材3は、内側外
装材1の大きさ、所要強度により通常0.6乃至3.2
mm程度のステンレス鋼板やメッキ鋼板等をプレス加工
する等して成型されるが、アルミニウム押出形材を用い
ることもある。図示実施例の保持部材3は、比較的厚肉
の短幅材を折曲して成形されるフレーム材3Aと、固定
片30の前後に受片31,31が直立する断面略U字状
の受部材3Bとを一体状に組合せた構成である。フレー
ム材3Aは、上面部32の左右に垂直脚部33及び傾斜
脚部34を形成し、その下端に屋根下地4に固定するた
めの固定部35を形成してなる。このフレーム材3Aの
上面部32に下方から固定片30を沿わせて適宜固着手
段で固定される受部材3Bは、受片31の外側下方に凹
状の被嵌合部311を有し、外側上方に前記内側外装材
1の傾斜部分122を支持する第一受部分312を有
し、さらに上縁が前記内側外装材1の載置部分123の
裏面を支持する第二受部分313である。また、第二受
部分313には受片31と直交するように固定用受部分
315が延設されている。この保持部材3の被嵌合部3
11は、前記内側外装材1の嵌合部121と弾性的に嵌
合するが、この嵌合部121を介して前記カバー部材2
の被保持部24とも弾性的に嵌合している(即ちこの場
合、嵌合部121はカバー部材保持部126を兼ね、被
嵌合部311も間接的にカバー部材保持部を兼ねてい
る。)。尚、図示実施例のように左右で一対をなす保持
部材3の場合には、カバー部材2の溝部23の侵入を阻
害しない位置、例えば下端等に左右の保持部材3を一体
に連結すると共に配設間隔を規制する補強兼間隔規制部
材を設けるようにしても良い。
【0015】前記保持部材3を固定する屋根下地4は、
梁や母屋、胴縁等の鉄骨躯体が一般的であるが、これに
限定されるものではない。例えば木毛セメント板、木片
セメント板、軽量気泡コンクリート板等の下地材を前記
鉄骨躯体上に敷設する構成でも良いし、コンクリート造
の躯体上に鉄骨や木材の小屋組をする構成もあるし、下
地調整されたコンクリート面に直接保持部材3を取り付
けても良い。したがって、本発明における施工対象とな
る屋根下地4は、釘、ビス、アンカー、溶接、接着剤等
の固着手段によって前記保持部材3が取付可能な全ての
建築躯体をいい、前記躯体上に建築の所望性能上要求さ
れるボード等を介在させた全ての下地を含むものであ
る。
【0016】図1の二重葺き屋根構造にて内側屋根の山
部上に配される取付部材6は、嵌合、ビス止め、ボルト
締め等によって一体に取り付けられ、外側屋根を構成す
る外側外装材5を嵌合、係合、挟着、ビス止め等の公知
の方法によって保持するものである。この取付部材6
は、素材を特に限定するものではなく、例えば前記保持
部材3のフレーム材3Aと同様の素材を用いても良く、
より軽量の素材にて所定形状に成型しても良い。また、
図示実施例のように上下が別体に構成されていても良い
し、単一部材であっても、左右が別体に構成されていて
も良い。図示実施例の取付部材6は、略中央に上向きの
接続ボルト61が取り付けられており、カバー部材2の
側面21、及び溝部23を除く被覆部22に密接状に載
置される略M字状の下部材6Aと、ハット型のピース材
である上部材6Bとからなり、下部材6Aの略中央に取
り付けられた接続ボルト61を上部材6Bに設けた挿通
孔に貫挿させ、ナット62で締め付けて一体化させる構
成である。この取付部材6の内側屋根の山部に対する取
り付けは、下部材6Aの固定用横片64からカバー部材
2の被覆部22、内側外装材1の載置部分123、保持
部材3の固定用受部分315にビスを打ち込んで一体に
取り付けられ、この取付部材6による外側外装材5の保
持は、外側外装材5の側縁部51の係合部511に上部
材6Bの下縁(係合片63)を係合させて保持させてい
る。
【0017】さらに図示実施例では、前記取付部材6の
上部材6B上の空間に、外側外装材5の面板部52を連
続状に見せるための外側カバー材7及びそれを固定する
ための外側カバー材用取付材70が配設されている。こ
の外側カバー材用取付材70は断面略U字状の側縁の上
端を下方に折下げて化粧材取付部701を形成したピー
ス材であり、前記上部材6Bと共にナット62で一体化
させる構成である。外側カバー材7は、平面部の側縁を
下方に折下げて途中に、前記外側カバー材用取付部70
と弾性的に係合するく字状の被保持部分71を形成した
長尺材である。尚、図1では、外側屋根面が略平坦状と
なる外側カバー材7を用いたが、特にこれに限定される
ものではなく、突出状となる外側カバー材を用いても良
いし、外側カバー材を配さずに「深目地」としても良
い。
【0018】前記各部材を用いて図1の二重葺き屋根構
造を施工するには、概ね以下の手順で行われる。 (内側屋根の施工)まず、梁や母屋、胴縁等の鉄骨下地
である屋根下地4上に、前記保持部材3のフレーム材3
Aを軒棟方向に適宜間隔で取り付けるのであるが、ここ
では平坦状の屋根形状を有する屋根面を対象としている
(ドーム、円錐等の屋根形状の屋根面に対しては後述す
る)ため、左右一対の配設間隔(左右方向の間隔)が略
同一となるように略平行状に取り付ける。続いて内側外
装材1を取り付ける。内側外装材1は、前述のように嵌
合部121を保持部材の被嵌合部311に弾性嵌合させ
ると共に、傾斜部分122を第一受部分312に、載置
部分123を第二受部分313に支持させて弾性的に保
持させる。その後、カバー部材2を取り付ける。カバー
部材2は、内側外装材1,1の上向き側縁部12,12
の嵌合部121の裏面に被保持部24を弾性嵌合させて
弾性的に保持させることができる。
【0019】(外側屋根の施工)こうして施工された内
側屋根の山部上に、取付部材6の下部材6Aを被せ、固
定用横片64からビスをカバー部材2の被覆部22、内
側外装材1の載置部分123、保持部材3の固定用受部
分315に打ち込んで取り付ける。続いて下部材6Aの
接続ボルト61の側方に下向き側縁部51が臨むように
外側外装材5,5を配することにより、下向き側縁部5
1を前記内側屋根のカバー部材2の溝部23上(内)に
位置させ、上部材6Bの係合片63が外側外装材5の係
合部511に係合するように向きを調整して取り付けた
後、ナット62で締め付ける。尚、外側外装材5の配設
に際して面板部52の裏面に下地材50を配し、また上
部材6Bの取り付けに際して同時に外側カバー材用取付
材70も取り付ける。最後に外側外装材5,5間に外側
カバー材7をはめ込み、外側カバー材用取付材70の化
粧材取付部701に被保持部分71を嵌合させて弾性的
に取付、保持させる。
【0020】こうして施工される本発明の二重葺き屋根
構造は、内側屋根を構成するカバー部材2の溝部23
が、外側屋根を構成する外側外装材5,5間から侵入す
る雨水の排出作用を果たすので、別途に樋部材を配設す
る必要とがなく、部材数が減少する。そのため、部材管
理が容易であり、施工性に優れ、コストは低く、内側屋
根に作用する荷重は低くなる。
【0021】また、外側外装材5の下向き側縁部51
は、下端(係合部511)が内側屋根のカバー部材2の
溝部23内に位置するようにしたので、外側屋根からの
侵入水を確実に溝部23に導き、溝部23内を流下させ
ることができ、取付部材6のビス止め部分に侵入水が至
ることがない。
【0022】図3の二重葺き屋根構造は、略M字状の下
部材6Aに代えて略水平板状の下部材6Cを用いた取付
部材6にて外側外装材5を保持する例であり、それ以外
の構成は前記図1の例とほぼ同様であるから、図面に同
一符号を付して説明を省略する。この屋根構造では、以
下の手順にて内側屋根を施工する。尚、ここではドー
ム、円錐等の屋根形状の屋根面に対して配設する場合に
ついて示す。即ち屋根下地4上に、前記保持部材3のフ
レーム材3Aを軒棟方向に適宜間隔で取り付ける際に
は、左右一対の配設間隔(左右方向の間隔)が棟側では
狭く、軒側では広く、即ち棟から軒に向かって次第に拡
開するように略テーパ状に取り付ける。この保持部材3
の屋根面に対する配設間隔は、コンピュータ解析により
容易に設定される。続いて内側外装材1を取り付ける。
この状態では、隣接する内側外装材1,1の上向き側縁
部12,12間は、保持部材3の配設間隔と同様に棟か
ら軒に向かって次第に拡開する略テーパ状である。その
後、カバー部材2を取り付ける。カバー部材2の溝部2
3は、前述のように幅方向の有効幅が調整可能であって
略テーパ状に変形可能であるから、略テーパ状に離間す
る内側外装材1,1の上向き側縁部12,12に対し、
軒棟方向に亘って同様に外装材1の嵌合部121の裏面
に被保持部24を弾性嵌合させて弾性的に保持させるこ
とができる。取り付けられたカバー部材2は、溝部23
が棟から軒に向かって連続的に拡開し、幅方向に有効幅
が変位している。その後、上述のように施工された内側
屋根に対して、略M字状の下部材6Aに代えて略水平板
状の下部材6Cを用いた取付部材6にて外側外装材5を
保持することにより、基本的に前記図1の例と同様の二
重葺き屋根構造を施工することができる。即ち内側屋根
を構成する内側外装材1やカバー部材2は勿論、外側屋
根を構成する外側外装材5もテーパ状に成形する必要が
なく、軒棟方向に同一形状を有する平行材に成形すれば
よい。尤もこの場合、少なくとも軒棟方向に長尺な外側
カバー材7は、棟から軒に向かって連続的に幅方向が大
きくなるようなテーパ状に成形したものを用い、ピース
材である取付部材6の上部材6B及び外側カバー材用取
付材70は、段階的に幅方向が大きくなるような複数サ
イズを用いる必要がある。
【0023】さらに、カバー部材2の取り付けについて
補足すると、カバー部材2の幅方向の外方への有効幅の
変位は、主に被覆部22に対する側面21の拡開(傾
斜)、被覆部22及び底部232に対する側壁231
の拡開(傾斜)の2通りの弾性変形によりもたらされ
る。仮に側壁231と側面21とが同程度の長さであっ
たとしても、側壁231の拡開(傾斜)は上端及び下端
における角度変形に分担されるので、溝部23の深さが
少なくとも側面21の長さと同程度であれば、側壁23
1の方が拡開(傾斜)し易く、の変形よりもの変形
が優先的に成される。即ち溝部23の幅方向の変形が優
先的に成され、側面21の変形を抑制して嵌合不良を防
止することができる。また、角度変形の方向が、側壁2
31の拡開の方が側面21の拡開よりも応力方向(幅方
向)に近い。したがって、確実に溝部23内で変形させ
ることができ、側面21の拡開(傾斜)を抑制してカバ
ー部材2の被保持部24の外れを防止することができ
る。尚、カバー部材2の配設に先立って、溝部23を棟
から軒に向かって次第に拡開する略テーパ状に予め適当
に(所定幅より少な目に)変形させておいても良いが、
当初(成形時)は溝部を棟から軒に亘って最棟側の保持
部材3の配設間隔に応じた一定形状にしておき、前述の
ように配設に際して軒側を弾性的に拡開する方が、配設
後に内向きの弾性力が働くため、被保持部24の嵌合保
持力が大きくなる。
【0024】図4に示す二重葺き屋根構造は、取付部材
6が左右別体(6D)に構成され、外側外装材5,5間
を「深目地」としたので、前述の図3の例と同様によう
に屋根形状がドーム、円錐状である場合には内側屋根の
カバー部材2の溝部23が幅方向に変位し、その際に外
側屋根は「深目地」の幅が変位して対応することができ
る。また、この例では溝部23が断面円弧状の曲面23
4で形成したため、より弾性変形を生じ易く、より確実
に溝部23内で変形させることができる。尚、保持部材
3を構成する受部材3Bに代えて比較的厚肉の短幅材を
折曲して成形される上部フレーム材3Cを用いた。即ち
上部フレーム材3Cは、前記図1における受部材3Bと
同様に、内側外装材1の嵌合部121と弾性的に嵌合す
る被嵌合部37、傾斜部分122を支持する第一受部分
38、載置部分123の裏面を支持する第二受部分39
を備え、予めフレーム材3Aと一体に組み合わされて保
持部材3を構成している。上記以外の構成は前記図1の
例とほぼ同様であるから、図面に同一符号を付して説明
を省略する。
【0025】図5に示す二重葺き屋根構造は、取付部材
を用いない例であり、カバー部材2の溝部23の側壁2
31のやや下方に段差233が設けられ、この段差23
3にて外側外装材5の傾斜状の側縁部51に形成された
断面略く字状の係合部511を弾性的に係合させて保持
する構成である。また、保持部材3を構成する上部フレ
ーム材3Cに代えて断面略C字状のより簡易な構成の上
部フレーム材3Dを用いた。上記以外の構成は前記図4
の例とほぼ同様であるから、図面に同一符号を付して説
明を省略する。この屋根構造では、内側屋根と外側外装
材5とで構成されるので、部材数が極めて少なく、前記
従来の二重葺き屋根構造に比べて部材管理、コスト、荷
重等の面でより一層優位である。特に取付部材及び下地
材、化粧材を用いないので、部材管理、施工性、コス
ト、荷重面での効果がより一層優れたものとなる。ま
た、カバー部材2の溝部23の段差233は、適宜形状
の保持部分を形成した上部フレーム材に係合させるよう
にしても良い。その場合、カバー部材2は、ビス止めに
加えて被保持部24及び段差233による弾性嵌合によ
り内側外装材1及び保持部材3に取り付けられることに
なるが、特に段差233での係合は、溝部23の形状保
持に貢献し、外側外装材5に負荷重が生じた際の安定性
が向上する。
【0026】図6に示す二重葺き屋根構造は、カバー部
材2の取り付けはビス止めのみとする代わりに取付部材
6(6E)の取り付けをビス止めと係合との併用で行
い、外側外装材5の取り付けをビス止めで行った例であ
り、さらに溝部23の深さは明らかに側面21の長さ以
上である。上記以外の構成は前記図4の例とほぼ同様で
あるから図面に同一符号を付して説明を省略する。この
屋根構造では、溝部23の深さが側面21の長さ以上で
あり、前記図4の例と比較してもこの溝部23の曲面2
34の方が明らかに長いため、前述の図3の例と同様に
ように屋根形状がドーム、円錐状である場合に、より少
ない角度変形で大きな幅方向の変位をもたらすことがで
き、より確実に溝部23内で変形させることができる。
【0027】図7に示す二重葺き屋根構造は、カバー部
材2も取付部材6(6F)もビス止めのみで一連に行っ
た例であり、それ以外の構成は前記図6の例とほぼ同様
であるから図面に同一符号を付して説明を省略する。屋
根形状がドーム、円錐状である場合に前述の図3の例で
は弾性的に嵌合させるカバー部材2であったために溝部
23を最棟側の幅寸法にて一定幅となるように成形し、
取り付けに際して軒側の幅寸法が大きくなるように拡開
しながら弾性嵌合させたが、これら図6及び図7の例で
は、カバー部材2の取り付けがビス止めのみで行われる
ので、溝部23を最軒側の幅寸法にて一定幅となるよう
に成形し、取り付けに際して棟側の幅寸法が小さくなる
ように縮閉しながらビス等にて仮止めし、その後、取付
部材6のビス止めにて一連に取り付けるようにしても良
い。
【0028】図8に示す二重葺き屋根構造は、カバー部
材を用いない例であり、隣接する内側外装材1の一方の
上向き側縁部12に、他方の上向き側縁部12との間を
覆う被覆部13を延設し、被覆部13には上方が開口す
る溝部14を形成した構成であり、それ以外の構成は前
記図6の例とほぼ同様であるから図面に同一符号を付し
て説明を省略する。この溝部14は側壁141と底部1
42とからなる。この屋根構造は、要するに前記カバー
部材2の構成を内側外装材1の一方の上向き側縁部12
に付加したものと見なすことができ、傾斜部分122は
カバー部材の右側の側面に相当し、被覆部13の外側に
形成した側面部15はカバー部材の左側の側面に相当す
る。そして、外側外装材5の下向き側縁部51をこの内
側外装材の溝部14上に位置させているので、前記カバ
ー部材を用いた各例と同様の雨仕舞い性能を有し、同様
に部材数を減少することができる。
【0029】図9に示す二重葺き屋根構造も、前記図8
の例と同様にカバー部材を用いない例である。また、被
覆部13の外側の側面部15には、内側の上向き側縁部
12の嵌合部121と同様に断面略く字状の第二嵌合部
151が形成されている。即ち内側外装材1の一方の側
縁は嵌合部121及び第二嵌合部151による嵌合、及
び二カ所のビス止めにて取り付けられるものとなる。取
付部材6(6G)は恰も前記左右別体の取付部材6Fを
一体化したものを用いた。上記以外の構成は前記図8の
例とほぼ同様であるから図面に同一符号を付して説明を
省略する。
【0030】図10に示す二重葺き屋根構造は、外側屋
根が、太陽電池80を一体に形成した外装材、即ち太陽
エネルギー変換装置である外側外装材8からなる例であ
る。そして、ビス止めにて取り付けられた取付部材6
(6H)の内側に、カバー部材2の溝部23内に臨むよ
うに設けられた被係合部65に、外側外装材(太陽エネ
ルギー変換装置)8の下向き側縁部81の途中に設けた
内側へく字状に屈曲する係合部811を係合させ、さら
に外側カバー材7を被保持部分71が係合部811の裏
面に係合するように取り付けた。上記以外の構成は前記
図6の例とほぼ同様であるから図面に同一符号を付して
説明を省略する。
【0031】図11(a)に示す二重葺き屋根構造は、
片半のみではあるが、外側屋根が、面板部92の左右側
縁(下向き側縁部91)を下方に折下げられた横葺き外
装材である外側外装材9からなる例である。尚、この例
に用いた取付部材(6I)は、図11(c)に示すよう
に横片64の上方に支持片69を設けた構成であって、
図11(b)に示すような横向きの補強部材であってハ
ット型の支持部材60が支持片69を覆うように取り付
けられている。そして、その支持部材60に直交するよ
うに垂木90が取り付け、図示しない吊子等にて外側外
装材(横葺き外装材)9が取り付けられ、その下向き側
縁部91をカバー部材2の溝部23上(内)に位置させ
ている。したがって、通常は横葺き外装材の横方向の接
続部分に継手捨板を配設して横葺き屋根構造を形成して
いるが、本発明では内側屋根を構成するカバー部材2の
溝部23が、外側屋根を構成する外側外装材(横葺き外
装材)9,9間から侵入する雨水の排出作用を果たすの
で、別途に継手捨板を配設する必要とがなく、部材数が
減少する。
【0032】図12は、カバー部材2の各部位の形状バ
リエーションを示す部分実施例であり、同図(a)は側
面21の実施例、同図(b)は溝部23を除く被覆部2
2の左半を示す実施例、同図(c)は溝部23の実施例
である。また、カバー部材2を用いずに内側外装材1の
一方の上向き側縁部12に溝部14を形成する場合も同
様であり、その場合、同図(a)は側面部15の実施
例、同図(b)は溝部14を除く被覆部13の左半を示
す実施例、同図(c)は溝部14の実施例とみなすこと
ができる。尚、同図(b)にて本発明における被覆部2
2を一点鎖線にて明確にしたが、側面21との境界は作
用面で分けられるに過ぎず、本来的に明確ではない。ま
た、同図(c)にて符号236は前記[0007]にて
説明した溝部23内の段部であり、この段部236を図
示しない保持部材3の嵌合部分等に取り付けるようにし
ても良い。このように本発明の二重葺き屋根構造におけ
るカバー部材2(カバー部材を用いずに内側外装材1の
一方の上向き側縁部12に溝部14を形成するケースも
同様)は、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の二重葺き屋
根構造は、内側屋根のカバー部材又は内側外装材の一方
の溝部を設けるので、略平坦状の屋根に必要とされる樋
部材或いは横葺き外装材の継手捨板を兼用化させること
ができ、部材数を減少することができる。そのため、従
来の構造に比べて部材コストが減少し、安価に二重葺き
屋根を提供することができる。また、従来の構造のよう
に外側屋根を構築する上での基礎を構成しないので、二
重葺き屋根の施工が容易となり、施工期間の短縮等につ
ながる。特に外側外装材を内側屋根の山部に配された取
付部材に保持させる場合、さらに部材点数が減少する。
【0034】また、外側屋根を構成する外側外装材とし
ては、折板屋根板、縦葺き外装材、太陽エネルギー変換
装置、横葺き外装材など種々のものを用いることができ
る。さらに、溝部を幅方向に変位させて配設することに
より、カバー部材や外装材をテーパ状に成形したり屋根
面を細分化しての施工を行う必要がなく、平坦状の屋根
形状ばかりでなく、ドーム状、円錐状などの屋根形状に
も容易に適応させることができる。また、内側屋根を構
成する保持部材等に取付誤差が生じてもカバー部材の溝
部で吸収することができ、嵌合不良等が生じることがな
い。したがって、各種の仕様態様に適用することができ
る。
【0035】また、外側外装材の側縁部の下端を溝部内
に位置させた場合には、内側屋根の山部に取付部材等を
ビス止めした場合などにも侵入水が固着部にまわること
がなく、外側屋根からの侵入水を確実に溝部に流下させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重葺き屋根構造の一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1の二重葺き屋根構造を構成する各部材を示
す分解断面図である。
【図3】本発明の二重葺き屋根構造の他の一実施例を示
す断面図であり、ドーム、円錐等の屋根形状の屋根面に
対して配設する場合の(a)棟側、(b)軒側の断面図
である。
【図4】本発明の二重葺き屋根構造の他の一実施例を示
す断面図である。
【図5】本発明の二重葺き屋根構造の他の一実施例を示
す断面図である。
【図6】本発明の二重葺き屋根構造の他の一実施例を示
す断面図である。
【図7】本発明の二重葺き屋根構造の他の一実施例を示
す断面図である。
【図8】本発明の二重葺き屋根構造の他の一実施例に用
いる(a)内側外装材、(b)施工状態を示す断面図で
ある。
【図9】本発明の二重葺き屋根構造の他の一実施例に用
いる(a)内側外装材、(b)施工状態を示す断面図で
ある。
【図10】本発明の二重葺き屋根構造の他の一実施例を
示す断面図である。
【図11】(a)本発明の二重葺き屋根構造の他の一実
施例(片半)、用いた(b)支持部材、(c)取付部材
を示す断面図である。
【図12】本発明の二重葺き屋根構造に用いるカバー部
材の(a)側面、(b)溝部を除く被覆部の左半、
(c)溝部の形状バリエーションを示す断面図である。
【符号の説明】
1 内側外装材 11 谷部 12 側面 126 カバー部材保持部 2 カバー部材 21 (上向き)側縁部 22 被覆部 23 溝部 24 被保持部 3 保持部材 4 屋根下地 5 外側外装材 51 (下向き)側縁部 6 取付部材 7 外側カバー材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−60810(JP,A) 実開 平7−21862(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/00 E04D 3/24 E04D 3/366 102

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 谷部、山部が交互に連続する内側屋根上
    に外側屋根を敷設する二重葺き屋根構造において、 前記内側屋根は、少なくとも1つの谷部と該谷部の両端
    を立ち上げた側縁部とを有する内側外装材と、隣接する
    内側外装材の側縁部間を覆う被覆部に上方が開口する溝
    部を形成したカバー部材とからなり、 前記外側屋根は、下向きの側縁部を備える外側外装材か
    らなり、 前記外側外装材の側縁部が前記内側屋根のカバー部材の
    溝部上に位置することを特徴とする二重葺き屋根構造。
  2. 【請求項2】 谷部、山部が交互に連続する内側屋根上
    に外側屋根を敷設する二重葺き屋根構造において、 前記内側屋根は、少なくとも1つの谷部と該谷部の両端
    を立ち上げた側縁部を有する内側外装材からなり、隣接
    する内側外装材の一方の側縁部には、他方の側縁部との
    間を覆う被覆部を延設し、被覆部には上方が開口する溝
    部を形成し、 前記外側屋根は、下向きの側縁部を備える外側外装材か
    らなり、 前記外側外装材の側縁部が前記内側屋根の内側外装材の
    溝部上に位置することを特徴とする二重葺き屋根構造。
  3. 【請求項3】 外側外装材は、内側屋根の山部に配され
    た取付部材に保持されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の二重葺き屋根構造。
  4. 【請求項4】 外側外装材の側縁部は、下端が溝部内に
    位置することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に
    記載の二重葺き屋根構造。
  5. 【請求項5】 外側外装材は、太陽エネルギー変換装置
    を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に
    記載の二重葺き屋根構造。
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