JP3390383B2 - 放送システム - Google Patents

放送システム

Info

Publication number
JP3390383B2
JP3390383B2 JP31208699A JP31208699A JP3390383B2 JP 3390383 B2 JP3390383 B2 JP 3390383B2 JP 31208699 A JP31208699 A JP 31208699A JP 31208699 A JP31208699 A JP 31208699A JP 3390383 B2 JP3390383 B2 JP 3390383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
broadcast signal
normal
broadcasting
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31208699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001136471A (ja
Inventor
利一 大久保
Original Assignee
エヌイーシービューテクノロジー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌイーシービューテクノロジー株式会社 filed Critical エヌイーシービューテクノロジー株式会社
Priority to JP31208699A priority Critical patent/JP3390383B2/ja
Publication of JP2001136471A publication Critical patent/JP2001136471A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3390383B2 publication Critical patent/JP3390383B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送システムに係
り、特に番組の広告主が期待する一定時間以上の広告を
視聴者に提示する放送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】既存の番組制作では、放送局が番組の合
間に企業の広告(以下、CMとする)を流すことで広告
主を獲得してきた。しかし、視聴者側では、近年の録画
機器の普及や、放送時間帯の拡大、デジタル放送による
多チャンネル化により、放送を正規の放送時刻に視聴す
るのではなく、いったん録画した後で任意の時刻に視聴
すること(タイムシフト視聴)が多くなっている。タイ
ムシフト視聴を考えた場合、視聴者は関心が無い部分や
CMは早送りなどの操作を行うことで視聴に要する時間
を短縮することが多い。しかし、番組の広告主は視聴者
に対する宣伝効果を見込んで宣伝料を払っているので、
CMを早送りされては宣伝の意味が無い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の放
送システムでは、視聴者によるタイムシフト視聴が行わ
れると、視聴者が実際に視聴するCMの視聴時間が広告
主の期待する視聴時間を下回ってしまうという問題点が
あった。本発明は、上記課題を解決するためになされた
もので、番組の広告主が期待する一定時間以上のCMを
視聴者に提示することができる放送システムを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の放送システム
は、放送局と視聴者側に備えられた受信機とからなる。
前記放送局は、番組とコマーシャル(CM)の映像情報
及び音声情報からなる通常放送信号と、CMデータをデ
ータ放送として送るためのCMデータ放送信号とを多重
化したストリームを送信する送信手段(5)を有するも
のである。そして、前記受信機は、前記ストリームを受
信する受信手段(1)と、受信したストリームを蓄積す
るための蓄積手段(2)と、映像を表示するための表示
手段(4)と、指定された通常放送信号を前記蓄積手段
から取り出して、番組とCMの映像を前記表示手段に表
示させると共に、前記指定された通常放送信号に含まれ
るCMの視聴時間を集計し、このCMの視聴が不十分で
あると判断したとき、対応するCMデータ放送信号を前
記蓄積手段から取り出して、CMデータを前記表示手段
に表示させる再生手段(3)とを有するものである。
【0005】また、本発明の放送システムの1構成例と
して、前記蓄積手段は、前記ストリームを格納する格納
手段(61a,62a)と、前記格納手段に格納された
通常放送信号に含まれるCMについて広告主が希望する
放送時間が予め登録されたストリーム管理テーブル
(7)とを備え、前記再生手段は、前記指定された通常
放送信号に含まれるCMの視聴時間を計測する集計手段
(32)と、前記指定された通常放送信号を前記格納手
段から取り出して、番組とCMの映像を前記表示手段に
表示させると共に、前記集計手段によって計測された視
聴時間より前記ストリーム管理テーブルに登録された放
送時間が長い場合、前記指定された通常放送信号に含ま
れるCMの視聴が不十分であると判断して、前記指定さ
れた通常放送信号に対応するCMデータ放送信号を前記
格納手段から取り出して、CMデータを前記表示手段に
表示させる再生制御手段(34)とを備えるものであ
る。また、本発明の放送システムの1構成例として、前
記再生手段は、前記指定された通常放送信号に含まれる
CMの視聴が不十分であると判断されたとき、前記指定
された通常放送信号の番組とCMの映像と、前記CMデ
ータとを合成して前記表示手段に表示させる表示合成手
段(35)を備えるものである。
【0006】また、本発明の放送システムの1構成例と
して、前記再生制御手段は、前記指定された通常放送信
号に含まれるCMの視聴が不十分であると判断した場
合、前記CMデータを前記表示手段に一定時間表示させ
るものである。また、本発明の放送システムの1構成例
として、前記再生制御手段は、前記指定された通常放送
信号に含まれるCMの視聴が不十分であると判断した場
合、前記放送時間と前記視聴時間の差分から不足してい
る視聴時間分だけ前記CMデータを前記表示手段に表示
させるものである。また、本発明の放送システムの1構
成例として、前記再生制御手段は、前記集計手段によっ
て計測された視聴時間が前記ストリーム管理テーブルに
登録された放送時間以上である場合あるいは前記CMデ
ータを表示した場合、視聴済みであることを示す情報を
前記ストリーム管理テーブルに登録し、前記指定された
通常放送信号を複数回再生する際に、前記ストリーム管
理テーブルに視聴済みであることを示す情報が登録され
ている場合、CMデータを表示しないものである。
【0007】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態となる放送システム
の構成を示すブロック図である。本発明は、番組に付随
したコマーシャル(広告、以後CMと記す)を含んだ放
送信号が蓄積媒体に蓄積(録画)されていた場合に、視
聴者が通常の映像と音声の番組を録画視聴する際、CM
を1通り、1回は視聴中に表示するものである。CMを
映像/音声とデータ放送の2通りの手段で送出し、受信
機側で両方を蓄積する。再生時には映像/音声でのCM
視聴がCMの早送りなどで充分ではない場合に、データ
放送によるCM表示を行う。すなわち、番組の広告主が
期待する一定のCM視聴時間を視聴者に供給する。
【0008】視聴者宅に設置される受信機は、アナログ
放送やデジタル放送を受信するための受信部1と、放送
のストリームを蓄積/記録するための蓄積部2と、蓄積
/記録されたストリームを表示するか否かの表示判断と
再生処理を行うための再生部3と、映像を表示するため
の表示部4とから構成される。
【0009】また、放送局側には、放送を送出するため
の送信部5が設置される。送信部5内の通常放送送出部
51は、番組とCMの映像情報及び音声情報からなる通
常放送信号を送出する。送信部5内のCMデータ送出部
52は、CMデータをデータ放送として送るためのCM
データ放送信号を送出する。以後、CMデータ放送信号
に含まれるCMデータと区別するために、通常放送信号
で伝送されるCMを通常CMと呼ぶ。
【0010】送信部5内の合成部53は、図2に示すよ
うに、通常放送信号とCMデータ放送信号とを多重化し
て放送ストリーム6とし、この放送ストリーム6を視聴
者向けに送信する。このとき、通常放送信号は、放送ス
トリーム6中の通常放送部61に搭載され、CMデータ
放送信号は、同ストリーム6中のCMデータ放送部62
に搭載される。
【0011】放送ストリーム6は、受信機の受信部1で
受信される。蓄積部2内のCMデータ分離部21は、受
信部1で受信された放送ストリーム6中の通常放送部6
1とCMデータ放送部62とを判別し、ストリーム6を
通常放送信号とCMデータ放送信号とに分離する。蓄積
部2内のCM検出部22は、分離された通常放送信号に
含まれている通常CMの部分を検出する。
【0012】蓄積部2内の蓄積媒体23は、図3に示す
ように、CMデータ分離部21で分離された通常放送信
号を蓄積するための通常放送格納領域61aと、CMデ
ータ分離部21で分離されたCMデータ放送信号を蓄積
するためのCMデータ放送格納領域62aと、蓄積部2
(通常放送格納領域61a及びCMデータ放送格納領域
62a)に蓄積された放送ストリーム6に関する情報を
記録/管理するためのストリーム管理テーブル7とを備
えている。
【0013】ストリーム管理テーブル7には、通常放送
部61に付与されたパケット識別子(Packet Identific
ation 、以下PIDとする)である通常放送部ID71
と、CMデータ放送部62に付与されたPIDであるC
Mデータ放送部ID72と、通常放送部61に含まれる
CMについて番組の広告主が希望する視聴時間を示すC
M放送時間73と、通常放送部61に含まれるCMを視
聴者が実際に見た時間を示すCM視聴時間74と、通常
放送部61に含まれるCMを視聴者が見たか否かを示す
視聴状態75とが記録されている。
【0014】再生部3内のCM検出部31は、通常放送
格納領域61aに蓄積された通常放送信号の再生に当た
って、この通常放送信号に含まれている通常CMの部分
を検出する。再生部3内のCM視聴時間集計部32は、
CM検出部31によって検出された通常CMの再生経過
時間を計測することで、視聴者が見た通常CMの視聴時
間を集計し、再生制御部34がCMデータ放送信号に含
まれるCMデータを表示するか否かの判断材料を提供す
る。
【0015】再生部3内の操作部33は、視聴者が再生
部3の再生操作などを行うための手段である。再生部3
内の再生制御部34は、操作部33に入力された操作情
報、例えば「通常CMのスキップ(早送り)」などの情
報と、CM視聴時間集計部32で集計された通常CMの
視聴時間に基づいて、蓄積部2に蓄積されているCMデ
ータ放送信号を表示するか否かを判断する。
【0016】再生部3内の表示合成部35は、通常CM
の視聴が不十分であると再生制御部34が判断した場
合、通常放送信号に含まれる番組と通常CMの映像と、
CMデータ放送信号に含まれるCMデータとを合成する
処理を行い、表示部4に表示させる。また、表示合成部
35は、通常CMの視聴が十分に行われたと再生制御部
34が判断した場合、通常放送信号に含まれる番組と通
常CMの映像のみを表示部4に表示させる。
【0017】図4に、通常放送信号に含まれる番組と通
常CMの映像と、CMデータ放送信号に含まれるCMデ
ータとを合成して表示部4に表示させた例を示す。次
に、図1〜図6を参照して、本実施の形態の放送システ
ムの動作について詳細に説明する。ここでは、図2に示
す放送ストリーム6を、パケッタイズド・エレメンタリ
ー・ストリーム(PES:Packetized Elementary Stream)
形式若しくはセクション(Section )形式の通常放送部
61と、セクション形式のCMデータ放送部62とから
構成されるMPEG−TS(トランスポートストリー
ム)とする。また、CMデータ放送部62にCMデータ
の部分がテキストデータで構成されているものとする。
【0018】図5は、受信機による放送ストリームの蓄
積の手順を示すフローチャート図である。受信機の受信
部1は、放送ストリーム6を受信し(ステップ50
1)、受信した放送ストリーム6を蓄積部2へ送る。
【0019】蓄積部2においてCMデータ分離部21
は、放送ストリーム6内にCMデータ放送部62が存在
するか否かを確認する(ステップ502)。本実施の形
態では、合成部53が図2のような放送ストリーム(M
PEG−TS)6を生成する際に、ストリーム6内の図
示しないPMT(Program Map Table )にCMデータ放
送部62のPIDを設定する。CMデータ分離部21
は、放送ストリーム6のPMTを参照することにより、
CMデータ放送部62の有無を確認することができる。
【0020】放送ストリーム6中にCMデータ放送部6
2が存在する場合、CMデータ分離部21は、該当する
PIDのパケットを集めることで、セクション形式のC
Mデータ放送部62を抜き取ることができる(ステップ
503)。そして、CMデータ分離部21は、このセク
ション形式の時間情報の無いファイルであるCMデータ
放送部62を、蓄積媒体23のCMデータ放送格納領域
62aに蓄積する(ステップ504)。
【0021】また、CMデータ分離部21は、放送スト
リーム6中の通常放送部61を蓄積媒体23の通常放送
格納領域61aに蓄積する(ステップ505)。続い
て、CMデータ分離部21は、通常放送格納領域61a
に蓄積した通常放送部61のPIDを通常放送部ID7
1、CMデータ放送格納領域62aに蓄積したCMデー
タ放送部62のPIDをCMデータ放送部ID72とし
てストリーム管理テーブル7に記録すると共に、同通常
放送部61に対応するCM放送時間73をテーブル7に
記録し、さらに未視聴であることを示す情報を視聴状態
75としてテーブル7に記録する(ステップ506)。
なお、本実施の形態では、CM放送時間73を予め設定
された一定の時間とする。
【0022】また、CMデータ分離部21は、ステップ
502の確認において、放送ストリーム6中にCMデー
タ放送部62が含まれていなかった場合、通常放送部6
1にあたる全ストリームを蓄積媒体23の通常放送格納
領域61aに蓄積する(ステップ507)。
【0023】図6は、受信機による通常放送信号の再生
とCMデータ表示の手順を示すフローチャート図であ
る。視聴者は、受信機の操作部33を操作することによ
り、受信機に蓄積されたストリームから再生すべき通常
放送信号を指定する(ステップ601)。
【0024】再生制御部34は、指定された通常放送信
号(通常放送部61)を蓄積媒体23の通常放送格納領
域61aから取り出して、表示合成部35に送る。これ
により、表示合成部35は、表示部4に番組と通常CM
とからなる放送を表示させる(ステップ602)。
【0025】CM検出部31は、再生中の通常放送信号
に含まれる通常CMの部分を検出する。CM視聴時間集
計部32は、CM検出部31によって検出された通常C
Mの再生経過時間を計測することで、視聴者が見た通常
CMの視聴時間を集計する。通常CMの終了後、CM視
聴時間集計部32は、集計した視聴時間をストリーム管
理テーブル7のCM視聴時間74として記録する(ステ
ップ603)。
【0026】再生制御部34は、ストリーム管理テーブ
ル7に記録されたCM視聴時間74とCM放送時間73
とを比較し、視聴者による通常CMの視聴が十分に行わ
れたか否かを判断する(ステップ604)。再生制御部
34は、CM視聴時間74がCM放送時間73以上であ
れば、通常CMの視聴が十分に行われたと判断し、CM
データの表示判断の処理を終了する。
【0027】また、再生制御部34は、CM視聴時間7
4よりもCM放送時間73の方が長い場合、通常CMの
視聴が不十分であると判断し、再生中の通常放送信号に
対応するCMデータ放送信号をCMデータ放送格納領域
62aから取り出して、表示合成部35に送る。表示合
成部35は、通常放送信号に含まれる番組と通常CMの
映像と、CMデータ放送信号に含まれるCMデータとを
合成する処理を行い、表示部4に表示させる(ステップ
605)。こうして、図4のような映像が表示部4の画
面に一定時間表示される。
【0028】なお、本実施の形態では、説明を簡単にす
るために。1番組中に1本の通常CMを想定している。
1番組中に同一CMが何回か放送された場合においては
ステップ602からステップ605の処理を繰り返せ
ば良い。
【0029】[実施の形態の2]次に、本発明の第2の
実施の形態について説明する。本実施の形態において
も、放送システムとしての構成は実施の形態の1と同じ
であるので、図1〜図3の符号を用いて説明する。ま
た、受信機による放送ストリームの蓄積の手順は実施の
形態の1と全く同じである。図7は、本発明の第2の実
施の形態において蓄積された放送ストリームを複数回視
聴する場合の再生方法を示すフローチャート図である。
【0030】視聴者は、受信機の操作部33を操作する
ことにより、受信機に蓄積されたストリームから再生す
べき通常放送信号を指定する(ステップ701)。再生
制御部34は、指定された通常放送信号に対応する、ス
トリーム管理テーブル7の視聴状態75を参照して、指
定された通常放送信号に含まれる通常CMを視聴者が未
視聴であるか否かを確認する(ステップ702)。そし
て、再生制御部34は、視聴状態75が未視聴を示して
いる場合、図6のステップ602以降で行われている、
通常放送信号の再生処理とCMデータの表示判断処理と
を実行する(ステップ703)。
【0031】これにより、一定時間の通常CMとCMデ
ータの再生が行われる。そして、再生制御部34は、C
M視聴時間74がCM放送時間73以上である場合ある
いはCMデータを表示した場合、視聴済みであることを
示す情報を視聴状態75としてストリーム管理テーブル
7に記録する(ステップ704)。
【0032】この後、同じストリームの視聴が行われた
場合、同ストリームに対応する、ストリーム管理テーブ
ル7の視聴状態75には視聴済みと記録されているの
で、再生制御部34は、CMを視聴済みと判断し(ステ
ップ702においてNO)、通常放送信号の表示のみを
行い、CMデータを表示しない(ステップ705)。以
上のように、本実施の形態では、一定時間以上通常CM
もしくはCMデータの視聴が行われた後は、CMデータ
を表示しないので、視聴者の利便性を向上させることが
できる。
【0033】[実施の形態の3]次に、本発明の第3の
実施の形態について説明する。実施の形態の1では、C
M放送時間73を予め設定された一定の時間としてスト
リーム管理テーブル7に記録したが、送信部5内のCM
データ送出部51からCMデータ放送信号を送出する際
に、このCMデータ放送信号内にCM放送時間73を設
定し、このCM放送時間73をCM検出部22で取得し
て、CM検出部22がストリーム管理テーブル7に記録
するようにしてもよい。また、特願平01−32482
2号に記載されたような、CM開始時/終了時の無音声
期間を検出することで通常CMのCM放送時間73を検
出し、これをストリーム管理テーブル7に記録する手段
を受信機に設けてもよい。
【0034】[実施の形態の4]次に、本発明の第4の
実施の形態について説明する。実施の形態の1では、通
常CMの視聴が不十分であると再生制御部34が判断し
た場合、CMデータが一定時間表示される。これに対し
て、本実施の形態における再生制御部34は、指定され
た通常放送信号に含まれる通常CMの視聴が不十分であ
ると判断した場合(ステップ604においてNO)、ス
トリーム管理テーブル7に記録された前記CM放送時間
73とCM視聴時間74との差分から不足している視聴
時間分だけCMデータを表示させる。以上のように、本
実施の形態では、視聴者のCM視聴時間に応じてCMデ
ータの再生時間を決めるので、ほぼ一定のCM宣伝効果
を与えることができ、かつ視聴者の利便性を向上させる
ことができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、指定された通常放送信
号に含まれるCMの視聴が不十分であると判断した場
合、CMデータを表示手段に表示させることにより、番
組の広告主が期待する一定時間以上のCMを視聴者に提
示することができるので、広告主が期待する宣伝効果を
得ることが可能である。
【0036】また、指定された通常放送信号に含まれる
CMの視聴が不十分であると判断されたとき、指定され
た通常放送信号の番組とCMの映像と、CMデータとを
合成して表示手段に表示させる表示合成手段を設けるこ
とにより、番組視聴を妨げない方法でCMデータを表示
することができる。
【0037】また、指定された通常放送信号に含まれる
CMの視聴が不十分であると判断した場合、放送時間と
視聴時間の差分から不足している視聴時間分だけCMデ
ータを表示手段に表示させる再生制御手段を設けること
により、視聴者のCM視聴時間に応じてCMデータの再
生時間を決めるので、ほぼ一定のCM宣伝効果を与える
ことができ、かつ視聴者の利便性を向上させることがで
きる。
【0038】また、集計手段によって計測された視聴時
間がストリーム管理テーブルに登録された放送時間以上
である場合あるいはCMデータを表示した場合、視聴済
みであることを示す情報をストリーム管理テーブルに登
録し、指定された通常放送信号を複数回再生する際に、
ストリーム管理テーブルに視聴済みであることを示す情
報が登録されている場合、CMデータを表示しないこと
により、視聴者の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる放送システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の送信部から送信される放送ストリーム
の構造を示す図である。
【図3】 図1の蓄積媒体の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 通常放送信号に含まれる番組とCMの映像
と、CMデータ放送信号に含まれるCMデータとを合成
して表示部に表示させた例を示す図である。
【図5】 受信機による放送ストリームの蓄積の手順を
示すフローチャート図である。
【図6】 受信機による通常放送信号の再生とCMデー
タ表示の手順を示すフローチャート図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態において蓄積され
た放送ストリームを複数回視聴する場合の再生方法を示
すフローチャート図である。
【符号の説明】 1…受信部、2…蓄積部、3…再生部、4…表示部、5
…送信部、6…放送ストリーム、7…ストリーム管理テ
ーブル、21…CMデータ分離部、22…CM検出部、
23…蓄積媒体、31…CM検出部、32…CM視聴時
間集計部、33…操作部、34…再生制御部、35…表
示合成部、51…通常放送送出部、52…CMデータ送
出部、53…合成部、61…通常放送部、62…CMデ
ータ放送部、61a…通常放送格納領域、62a…CM
データ放送格納領域、71…通常放送部ID、72…C
Mデータ放送部ID、73…CM放送時間、74…CM
視聴時間、75…視聴状態。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 H04N 5/76 - 5/956 H04N 7/00 - 7/10 H04N 7/14 - 7/173

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局と視聴者側に備えられた受信機と
    からなる放送システムにおいて、 前記放送局は、番組とコマーシャル(CM)の映像情報
    及び音声情報からなる通常放送信号と、CMデータをデ
    ータ放送として送るためのCMデータ放送信号とを多重
    化したストリームを送信する送信手段を有し、 前記受信機は、前記ストリームを受信する受信手段と、 受信したストリームを蓄積するための蓄積手段と、 映像を表示するための表示手段と、 指定された通常放送信号を前記蓄積手段から取り出し
    て、番組とCMの映像を前記表示手段に表示させると共
    に、前記指定された通常放送信号に含まれるCMの視聴
    時間を集計し、このCMの視聴が不十分であると判断し
    たとき、対応するCMデータ放送信号を前記蓄積手段か
    ら取り出して、CMデータを前記表示手段に表示させる
    再生手段とを有することを特徴とする放送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放送システムにおいて、 前記蓄積手段は、前記ストリームを格納する格納手段
    と、 前記格納手段に格納された通常放送信号に含まれるCM
    について広告主が希望する放送時間が予め登録されたス
    トリーム管理テーブルとを備え、 前記再生手段は、前記指定された通常放送信号に含まれ
    るCMの視聴時間を計測する集計手段と、 前記指定された通常放送信号を前記格納手段から取り出
    して、番組とCMの映像を前記表示手段に表示させると
    共に、前記集計手段によって計測された視聴時間より前
    記ストリーム管理テーブルに登録された放送時間が長い
    場合、前記指定された通常放送信号に含まれるCMの視
    聴が不十分であると判断して、前記指定された通常放送
    信号に対応するCMデータ放送信号を前記格納手段から
    取り出して、CMデータを前記表示手段に表示させる再
    生制御手段とを備えることを特徴とする放送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の放送システムにおいて、 前記再生手段は、前記指定された通常放送信号に含まれ
    るCMの視聴が不十分であると判断されたとき、前記指
    定された通常放送信号の番組とCMの映像と、前記CM
    データとを合成して前記表示手段に表示させる表示合成
    手段を備えることを特徴とする放送システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の放送システムにおいて、 前記再生制御手段は、前記指定された通常放送信号に含
    まれるCMの視聴が不十分であると判断した場合、前記
    CMデータを前記表示手段に一定時間表示させることを
    特徴とする放送システム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の放送システムにおいて、 前記再生制御手段は、前記指定された通常放送信号に含
    まれるCMの視聴が不十分であると判断した場合、前記
    放送時間と前記視聴時間の差分から不足している視聴時
    間分だけ前記CMデータを前記表示手段に表示させるこ
    とを特徴とする放送システム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の放送システムにおいて、 前記再生制御手段は、前記集計手段によって計測された
    視聴時間が前記ストリーム管理テーブルに登録された放
    送時間以上である場合あるいは前記CMデータを表示し
    た場合、視聴済みであることを示す情報を前記ストリー
    ム管理テーブルに登録し、前記指定された通常放送信号
    を複数回再生する際に、前記ストリーム管理テーブルに
    視聴済みであることを示す情報が登録されている場合、
    前記CMデータを表示しないことを特徴とする放送シス
    テム。
JP31208699A 1999-11-02 1999-11-02 放送システム Expired - Fee Related JP3390383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31208699A JP3390383B2 (ja) 1999-11-02 1999-11-02 放送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31208699A JP3390383B2 (ja) 1999-11-02 1999-11-02 放送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001136471A JP2001136471A (ja) 2001-05-18
JP3390383B2 true JP3390383B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=18025077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31208699A Expired - Fee Related JP3390383B2 (ja) 1999-11-02 1999-11-02 放送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3390383B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040168207A1 (en) * 2001-07-03 2004-08-26 Kelly Declan Patrick Method and apparatus for displaying equivalent announcements
WO2003032430A1 (fr) * 2001-10-05 2003-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Appareil d'enregistrement de reception de radiodiffusion
JP4076067B2 (ja) * 2002-07-02 2008-04-16 株式会社日立製作所 録画再生システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0983991A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Toshiba Corp 通信システムおよび番組視聴料徴収方法
JP3495198B2 (ja) * 1996-09-02 2004-02-09 株式会社東芝 コマーシャル情報選択再生方法および放送システム
JP2000134588A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信装置および番組表示装置
JP2001036851A (ja) * 1999-07-23 2001-02-09 Hitachi Ltd ディジタル放送送受信システム及びその送信装置と受信装置、受信機内蔵テレビ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001136471A (ja) 2001-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8195029B2 (en) Content viewing support apparatus and content viewing support method, and computer program
US20070150919A1 (en) Content receiving, recording and reproducing device and content distribution system
JP2004112441A (ja) 広告情報提供システム及び広告情報提供方法
EP1266521B1 (en) System and method for providing multi-perspective instant replay
US20020150380A1 (en) Information reproducing apparatus and method of same
EP1001420A1 (en) Method and apparatus for data reception
JP3390383B2 (ja) 放送システム
JP3747847B2 (ja) 記録装置及び記録再生装置
CN100553314C (zh) 数字广播记录器和使用其记录标题的方法
JP2003046986A (ja) 受信装置
JP3834840B2 (ja) Isdb用送受信システムおよびisdb用受信装置
JPH09322148A (ja) デジタル放送受信システム
JP3782014B2 (ja) テレビ放送録画再生装置及び情報提供サービスシステム
JP2003189213A (ja) 記録装置
JP3967909B2 (ja) ストリームの送信方法、送信装置、受信装置及び受信プログラム
JP4546325B2 (ja) デジタル放送のcmデータ重畳編集装置、ならびにcmデータ記憶媒体
JP4972466B2 (ja) コンテンツ送受信システム
JP2005151242A (ja) 放送視聴証明システム
JP2004320421A (ja) 視聴データ収集装置
JP4439899B2 (ja) 番組送受信方法、番組送信装置、番組受信装置、及び、番組送受信システム
JP2001101789A (ja) 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
JP2007228536A (ja) 放送受信装置
WO2002021739A2 (en) Receiver for displaying two elevision signals, where a part of the first signal is replaced by the second signal
JP2005094359A (ja) デジタル放送用録画装置、デジタル放送録画方法、およびプログラム
JPH1169322A (ja) Tvコマーシャル放送チェック用信号挿入方法及びシステム並びにtvコマーシャル放送チェック方法及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees