JP3376584B2 - 液晶装置用基板、液晶装置および投写型表示装置 - Google Patents

液晶装置用基板、液晶装置および投写型表示装置

Info

Publication number
JP3376584B2
JP3376584B2 JP51059898A JP51059898A JP3376584B2 JP 3376584 B2 JP3376584 B2 JP 3376584B2 JP 51059898 A JP51059898 A JP 51059898A JP 51059898 A JP51059898 A JP 51059898A JP 3376584 B2 JP3376584 B2 JP 3376584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid crystal
shielding film
crystal device
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP51059898A
Other languages
English (en)
Inventor
正夫 村出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17532887&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3376584(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP3376584B2 publication Critical patent/JP3376584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/136209Light shielding layers, e.g. black matrix, incorporated in the active matrix substrate, e.g. structurally associated with the switching element

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、液晶装置用基板およびそれを用いた液晶装
置、投写表示装置に利用して好適な技術に関するもので
ある。更に詳しくは、薄膜トランジスタ(以下、TFTと
称す。)を画素スイッチング素子として用いた液晶装置
用基板における遮光構造に関するものである。
背景技術 従来、液晶装置としては、ガラス基板上にマトリクス
状に画素電極を形成すると共に、各画素電極に対応して
アモルファスシリコン膜やポリシリコン膜を用いたTFT
を形成して、該TFTにより各画素電極へ電圧を印加して
液晶を駆動するようにした構成の液晶装置が実用化され
ている。
前記液晶装置のうちTFTとしてポリシリコン膜を用い
た装置は、シフトレジスタ等の周辺駆動回路を構成する
トランジスタも同様の工程で同一の基板上に形成するこ
とができるため、高集積化に適しており注目されてい
る。
前記TFTを用いた液晶装置にあっては、画素電極駆動
用のTFT(以下、画素TFTと称す。)の上方は、対向基板
に設けられるブラックマトリクス(あるいはブラックス
トライプ)と呼ばれるクロム膜等の遮光膜で覆われてお
り、TFTのチャネル領域に直接光が照射されてリーク電
流が流れないようにしている。しかしながら、光による
リーク電流は、入射光のみならず液晶装置用基板の裏面
で偏光板等により反射した光がTFTを照射することによ
って流れることがある。
そこで、反射光によるリーク電流を低減するため、TF
Tの下側にも遮光膜を設けるようにした発明が提案され
ている(特公平3−52611号)。ところが、TFTの下側に
設ける遮光膜を対向基板に設けられたブラックマトリク
スの開口部にはみ出すように形成すると、入射光が直接
遮光膜に当たり、反射された光がTFTのチャネル領域を
照射し、リーク電流が流れる場合がある。これは、TFT
の下方に遮光膜を設ける技術において、対向基板に設け
られるブラックマトリクスと液晶装置用基板に形成され
た画素領域との高精度な位置合わせが困難であるため、
対向基板側からの入射光がブラックマトリクスの開口部
にはみ出した遮光膜に直接当たって反射し、TFTのチャ
ネル部が照射され、リーク電流が流れるからである。特
に、液晶装置用基板上の遮光膜とブラックマトリクスの
位置合わせの誤差が大きいと、遮光膜表面による反射光
が著しく多くなり、この反射光がチャネル領域に照射さ
れることで、TFTのリーク電流が増大し、クロストーク
等の表示劣化を引き起こす。
本発明の目的は、液晶装置において、TFTの光による
リーク電流を低減することができる技術を提供すること
にある。本発明の他の目的は、対向基板にブラックマト
リクスを設けることなくTFTの光によるリーク電流を低
減することができる技術を提供することにある。
発明の開示 本発明は前記目的を達成するため、本発明の液晶装置
用基板は、基板上に複数のデータ線と、前記複数のデー
タ線に交差する複数の走査線と、前記複数のデータ線お
よび前記複数の走査線に対応して設けられた複数の薄膜
トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタに対応して
設けられた複数の画素電極とを有する液晶装置用基板に
おいて、前記薄膜トランジスタの下方であって、少なく
とも前記走査線に沿って延在し、前記薄膜トランジスタ
のチャネル領域および該チャネル領域とソース・ドレイ
ン領域との接合部と重なる第1遮光膜が形成されてな
り、前記薄膜トランジスタの上方であって、前記チャネ
ル領域とソース・ドレイン領域との接合部と重なる第2
遮光膜が形成されてなり、前記第1の遮光膜の線幅は、
その上方に形成された前記走査線の線幅よりも細く形成
されてなることを特徴とする。
この構成によれば、チャネル領域および該チャネル領
域とソース・ドレイン領域との接合部への光の入射を下
方からの光に対しては第1遮光膜が、上方からの光に対
しては第2遮光膜により防止することができる。これに
より、TFTの光によるリーク電流を低減できる。また、
走査線により第1遮光膜に直接入射光が照射されて反射
するのを防止することができる。
また、本発明の液晶装置用基板は、基板上に複数のデ
ータ線と、前記複数のデータ線に交差する複数の走査線
と、前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応
して設けられた複数の薄膜トランジスタと、該複数の薄
膜トランジスタに対応して設けられた複数の画素電極と
を有する液晶装置用基板において、前記薄膜トランジス
タの下方であって、少なくとも前記走査線に沿って延在
し、前記薄膜トランジスタのチャネル領域および該チャ
ネル領域とソース・ドレイン領域との接合部と重なる第
1遮光膜が形成されてなり、前記薄膜トランジスタの上
方であって、前記チャネル領域とソース・ドレイン領域
との接合部と重なる第2遮光膜が形成されてなり、隣接
する前記データ線間の前記第1遮光膜の線幅は、その領
域に形成された前記走査線の線幅よりも細く形成されて
なることを特徴とする。
また、本発明の液晶装置用基板は、基板上に複数のデ
ータ線と、前記複数のデータ線に交差する複数の走査線
と、前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応
して設けられた複数の薄膜トランジスタと、該複数の薄
膜トランジスタに対応して設けられた複数の画素電極と
を有する液晶装置用基板において、前記薄膜トランジス
タの下方であって、少なくとも前記走査線に沿って延在
し、前記薄膜トランジスタのチャネル領域および該チャ
ネル領域とソース・ドレイン領域との接合部と重なる第
1遮光膜が形成されてなり、前記薄膜トランジスタの上
方であって、前記チャネル領域とソース・ドレイン領域
との接合部と重なる第2遮光膜が形成されてなり、かつ
前記データ線の下方に該データ線に沿って形成され、前
記第1遮光膜から第3配線が延設されてなり、前記第3
配線は、前記データ線の線幅よりも細く形成されてなる
ことを特徴とする。
また、本発明の液晶装置用基板は、基板上に複数のデ
ータ線と、前記複数のデータ線に交差する複数の走査線
と、前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応
して設けられた複数の薄膜トランジスタと、該複数の薄
膜トランジスタに対応して設けられた複数の画素電極と
を有する液晶装置用基板において、前記薄膜トランジス
タの下方であって、少なくとも前記走査線に沿って延在
し、前記薄膜トランジスタのチャネル領域および該チャ
ネル領域とソース・ドレイン領域との接合部と重なる第
1遮光膜が形成されてなり、前記薄膜トランジスタの上
方であって、前記チャネル領域とソース・ドレイン領域
との接合部と重なる第2遮光膜が形成されてなり、前記
第2遮光膜の側面から前記第1遮光膜までの最小距離L2
は0.2μm≦L2になるように形成されていることを特徴
とする。
この構成によれば、第1遮光膜の反射光の影響を防ぐ
ことができる。
また、前記液晶装置用基板の前記データ線は、前記第
2遮光膜を兼ねてもよい。
この構成によれば、遮光のみを行うための層を必要と
しない。
また、前記液晶装置用基板は、前記第1遮光膜は導電
性の第1配線からなり、前記画素画面領域の外側で定電
位線と電気的に接続されることを特徴とする。
この構成によれば、第1遮光膜をTFTのチャネル領域
下でフローティング状態で形成すると、TFTの各端子間
に不安定な電位差が生じ、TFT特性の変化を招くことが
ある。そこで、第1遮光膜を所定の定電位に固定する必
要があるため、該第1遮光膜である導電性の第1配線を
画面領域の外側で接地電位のような定電位線に接続する
ようにする。これにより、TFTの各端子間に不定な電位
差が生じることにより起こるTFT特性の変化を防ぐこと
ができ、画質品位が劣化しない。
また、前記液晶装置用基板は、前記走査線と同一の層
で形成され、前記画素に付加容量を付加するための容量
線は該走査線に沿って平行に延設され、該容量線の下方
には、前記第1遮光膜から延設された第2配線が形成さ
れることを特徴とする。
この構成によれば、第1遮光膜から延設された第2配
線を走査線に沿って平行に延設される容量線の下にも形
成することにより、TFTのドレイン領域との間で第1層
間絶縁膜を誘電体とした付加容量を形成する。これによ
り、画素開口率を低下させることなく付加容量を増大で
きる。
また、前記液晶装置用基板において、前記チャネル領
域および該チャネル領域とソース・ドレイン領域との接
合部は、前記データ線の下方に配置されてなり、前記チ
ャネル領域および該チャネル領域とソース・ドレイン領
域との接合部の下方に設けられた第1遮光膜は、少なく
とも前記チャネル領域および該チャネル領域とソース・
ドレイン領域との接合部において前記データ線に覆われ
ることを特徴とする。
この構成によれば、データ線(第2遮光膜)により、
少なくともチャネル領域および該チャネル領域とソース
・ドレイン領域との接合部を上方からの光の照射に対し
て覆うように形成する。この際、チャネル領域および該
チャネル領域とソース・ドレイン領域との接合部に、第
1遮光膜表面で反射した光が照射されないようにしなけ
ればならない。そこで、チャネル領域および該チャネル
領域とソース・ドレイン領域との接合部下に設けられた
第1遮光膜を覆うようにデータ線を形成する。
また、前記液晶装置用基板の前記走査線は、金属膜、
あるいは金属合金膜であってもよい。
この構成により、走査線自体を遮光膜として利用する
ことができる。これにより、データ線だけでなく走査線
が遮光膜として機能できるので、画素電極周囲のすべて
の辺をデータ線および走査線と重なるように形成し、対
向基板に設けるブラックマトリクスを省略することが可
能となる。
また、前記液晶装置用基板の前記第1遮光膜の側面か
ら前記チャネル領域までの最小距離L1は0.2μm≦L1≦
4μmになるように形成されるとよい。
この構成によれば、第1遮光膜の反射光の影響を防ぐ
ことができる。
また、前記液晶装置用基板の前記薄膜トランジスタの
半導体層は、少なくとも前記走査線に対して2度交差す
ることを特徴とする。
本発明の薄膜トランジスタのゲートはシングルゲート
に限らず、ダブルゲートやトリプルゲートでもよい。
本発明の液晶装置は、前述した液晶装置用基板と、対
向電極を有する対向基板とが所定の間隔をおいて配置さ
れるとともに、前記液晶装置用基板と前記対向基板との
間隙内に液晶が封入されていることを特徴とする。
この構成によれば、液晶装置用基板と対向電極を有す
る対向基板を所定のセルギャップで貼り合わせ、液晶装
置用基板と対向基板との間に液晶を封入し、該液晶に電
圧を印加することで階調表示する。前記液晶装置は、対
向基板側から光を入射するようにすれば、光による影響
を受けない高品位な画質が得られる。
また、前記液晶装置は、前記対向基板上には第3遮光
膜が形成されてなることを特徴とする。
この構成によれば、対向基板上にクロム膜等の金属膜
あるいは黒色の有機膜等の遮光性の高いブラックマトリ
クス(第3遮光膜)を形成するようにする。前記ブラッ
クマトリクスにより液晶装置用基板に設けられた画素TF
Tは直接光が照射されないように遮光される。これによ
り、高品位な画質が得られる液晶装置を提供できる。
また、前記液晶装置の前記第3遮光膜は少なくとも前
記第1遮光膜を覆うように形成されるとよい。
この構成によれば、対向基板上のブラックマトリクス
(第3遮光膜)により、液晶装置用基板上に設けられた
第1遮光膜を覆うことにより、入射光が直接第1遮光膜
面に入射されることがないようにする。これにより、遮
光膜表面で反射した光がTFTのチャネル領域および該チ
ャネル領域とソース・ドレイン領域との接合部へ照射さ
れるのを防止することができ、TFTの光によるリーク電
流を低減できる。
また、前記液晶装置の前記対向基板上にはマイクロレ
ンズが前記液晶装置用基板上に形成された前記複数の画
素電極各々に対応して、マトリクス状に形成されてもよ
い。
この構成によれば、対向基板上にマイクロレンズを設
けることで、液晶装置用基板上の画素開口領域に光を集
光させる。マイクロレンズにより集光した光が液晶装置
用基板裏面で反射しても画素TFTのチャネル領域に照射
されないように、該液晶装置用基板上に第1遮光膜を設
けるようにする。したがって、マイクロレンズにより集
光された強い光によってTFT特性が影響を受けることは
なく、明るくて高品位な画質が得られる液晶装置を提供
できる。
本発明の投写型表示装置は、光源と、前記光源からの
光を変調して透過もしくは反射する前述した構成の液晶
装置と、この液晶装置により変調された光を集光して拡
大投写する投写光学手段とを備えていることを特徴とす
る。
この構成によれば、ダイクロイックプリズム等の反射
等に対して液晶装置用基板の裏面から光が照射されて
も、液晶装置用基板上の第1遮光膜により光の侵入を防
止する。したがって、光源をさらに明るくして、強い光
が液晶装置に入射されたとしてもTFT特性が影響を受け
ることはなく、明るくて高品位な画質が得られる投写型
表示装置を提供できる。
本発明のこのような作用および他の利得は次の実施の
形態にて明らかに説明する。
図面の簡単な説明 図1は本発明を適用した液晶装置用基板の第1の実施
例を示す画素の平面図である。
図2は図1のA−A'線における画素の断面図である。
図3は第1の実施例の液晶装置用基板の製造プロセス
(前半)を工程順に示す断面図である。
図4は第1の実施例の液晶装置用基板の製造プロセス
(後半)を工程順に示す断面図である。
図5は本発明を適用した液晶装置用基板の第2の実施
例を示す画素の平面図である。
図6は図5のB−B'線における画素の断面図である。
図7は本発明を適用した液晶装置用基板の第3の実施
例を示す画素の平面図である。
図8は図7のC−C'線における画素の断面図である。
図9は本発明を適用した液晶装置用基板の第4の実施
例を示す画素の平面図である。
図10は図9のD−D'線における画素の断面図である。
図11は本発明を適用した液晶装置用基板の第5の実施
例を示す画素の平面図である。
図12は本発明を適用した液晶装置用基板の第6の実施
例を示す画素の平面図である。
図13は本発明を適用した液晶装置用基板の第7の実施
例を示す画素の平面図である。
図14は図13のE−E'線における画素の断面図である。
図15は本発明を適用して好適な液晶装置用基板のシス
テム構成例を示すブロック図である。
図16は本発明に係る液晶装置用基板を用いた液晶装置
の構成例を示す(a)平面図および(b)H−H'線に沿
った断面図である。
図17は本発明に係る液晶装置用基板を用いた液晶装置
をライトバルブとして応用した投写型表示装置の一例と
して液晶プロジェクターの概略構成図である。
図18はマイクロレンズを対向基板上に用いた液晶装置
の構成例を示す断面図である。
図19は本発明を適用した液晶装置用基板の第8の実施
例を示す画素の平面図である。
図20は図19のF−F'線における画素の断面図である。
1 半導体層 2 走査線(ゲート電極) 3 データ線(第2遮光膜) 4 画素電極とドレイン領域とのコンタクトホール 5 データ線とソース領域とのコンタクトホール 6 対向基板側ブラックマトリクス(第3遮光膜) 7 第1遮光膜 10 基板 11 第1層間絶縁膜 12 ゲート絶縁膜 13 第2層間絶縁膜 14 画素電極 15 第3層間絶縁膜 16 容量線 17 レジストマスク 20 画面領域 30 液晶装置 31 対向基板 32 液晶装置用基板 33 対向電極 36 シール層 37 液晶 38 液晶注入孔 39 封止材 40 外部入出力端子 50 データ線駆動回路 51 Xシフトレジスタ 52 サンプリング用スイッチ 53 Xバッファー 54〜56 画像信号線 60 走査線駆動回路 61 Yシフトレジスタ 63 Yバッファー 80 マイクロレンズ 90 画素 91 画素TFT 370 光源 373,375,376 ダイクロイックミラー 374,377 反射ミラー 378,379,380 ライトバルブ 383 ダイクロイックプリズム 384 投写レンズ 発明を実施する為の最良の形態 以下、本発明を適用して好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
(実施例1) 図1および図2は、本発明を適用して好適な液晶装置
用基板の第1の実施例を示す。図1は隣接する画素の平
面図であり、図2は図1におけるA−A'線に沿った断
面、すなわちTFTの能動層となる半導体層1に沿った断
面構造を示す。
図1において、1はTFTの半導体層を構成する1層目
のポリシリコン膜であり、この半導体層1の表面には図
2に示されているように、熱酸化等によるゲート絶縁膜
12が形成されている。2は同一行(図では横方向)にあ
るTFTの共通のゲート電極となる走査線、3は該走査線
2と交差するように縦方向に配設され同一列にあるTFT
のソース領域に印加すべき電圧を供給するデータ線で、
走査線2は2層目のポリシリコン膜によって、またデー
タ線3はアルミニウム膜のような導電層によってそれぞ
れ形成される。
また、4はITO膜のような導電層からなる画素電極14
と前記半導体層1のTFTのドレイン領域とを接続するた
めのコンタクトホール、5は前記データ線3と前記半導
体層1のTFTのソース領域とを接続するためのコンタク
トホールである。6は前記走査線2およびデータ線3に
対応して対向基板31側に設けられるブラックマトリクス
(第3遮光膜)であり、クロム膜等の金属膜や黒色の有
機膜等で形成される。
本実施例1では、前記TFTの能動層となる半導体層1
の下方、特にチャネル領域1c(図1における右下がりの
斜線部分)およびLDD領域(あるいはオフセット領域)1
d、1eとソース・ドレイン領域1a、1bとの接合部の下方
および走査線2の下方にタングステン膜、チタン膜、ク
ロム膜、タンタル膜、およびモリブデン膜等の金属膜あ
るいはその金属合金膜からなる第1遮光膜7(図1にお
ける右上がりの斜線部分)が設けられている。このよう
に半導体層1が前記第1遮光膜7と前記第2遮光膜(デ
ータ線)3および対向基板側の第3遮光膜(ブラックマ
トリクス)6とによって上下から挟み込まれた構造とな
っているので、入射光はもちろん液晶装置用基板裏面か
らの反射光がTFTの特にチャネル領域1cおよびLDD領域
(あるいはオフセット領域)1d、1eとソース・ドレイン
領域1a、1bとの接合部に照射されるのを防止してリーク
電流を抑制することができる。また、液晶装置用基板と
対向基板の貼り合わせ時に、液晶装置用基板の表示領域
と対向基板31側のブラックマトリクス(第3遮光膜)6
の位置精度に誤差が生じたとしても第2遮光膜(データ
線)3でTFTのチャネル領域1cおよびLDD領域(あるいは
オフセット領域)1d,1eと第1遮光膜7が覆われている
ため、入射光が直接チャネル領域1cおよびLDD領域(あ
るいはオフセット領域)1d,1eや第1遮光膜に照射され
ることがない。このため、TFTの光によるリーク電流を
大幅に抑制することができる。
走査線2の下方にも第1遮光膜7が延設されているの
は、本来の遮光に必要なチャネル領域1c下方の第1遮光
膜7に接地電位のような定電位を供給するためであり、
第1遮光膜7がフローティング状態にならないようにし
ている。これにより、TFT特性の変化を防止することが
できる。なお、前記定電位は、画素形成と同様の工程で
同一基板上に内蔵される周辺駆動回路に供給される負電
源等の定電位線(図示せず)に接続すると良い。特に走
査線2に供給されるゲート信号の低電位レベルに合わせ
るようにすれば、TFT特性の変化を招かない。したがっ
て、走査線2を駆動するための走査線駆動回路の負電源
(図示せず)に電気的に接続すると、最も効果的であ
る。
また、前記走査線2下の第1遮光膜は、走査線2に対
してパターン形成がずれたとしても第1遮光膜7に直接
光が当たらないように、画素開口領域に近い側の走査線
2側面に対して、該走査線2側面より該走査線2内側の
下部に位置するように形成すると良い。これにより、前
記走査線2の下方部分での第1遮光膜7による反射を防
止することができる。また、前記第1遮光膜7の表面に
は該第1遮光膜7の表面を酸化等で荒らして光を散乱さ
せたり、ポリシリコン膜等を形成することにより、反射
防止処理を施しておくと更に望ましい。
また、本実施例1において、少なくともTFTのチャネ
ル領域1cおよびLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,
1eがデータ線(第2遮光膜)3の下方に形成され、チャ
ネル領域1cが完全にデータ線(第2遮光膜)3により覆
われているため、入射光がチャネル領域1cに直接照射さ
れるのをより確実に防止することができるという利点が
ある。
なお、特に限定されないが、本実施例1では、TFTの
ドレインに付加される容量を効率良く得るために、チャ
ネル領域1cを構成する前記1層目の半導体層1を、符号
1fのようにデータ線3に沿って上方へ延設させ、更に前
段(図1では上段)の画素の走査線2に沿って自らの画
素電極14上の方へ折曲させている。そして、前段の走査
線2の一部を同じくデータ線3に沿って符号2fで示すよ
うに下方へ延設させている。これにより、前記1層目の
半導体層1の延設部1fと走査線2の延設部2fとの間の容
量(ゲート絶縁膜12を誘電体とする)が、付加容量とし
て各画素電極14に電圧を印加するTFTのドレインに接続
されることとなる。この様に容量形成を行うことによ
り、画素開口率への影響を極力避けることができる。し
たがって、高い画素開口率を維持すると共に、付加容量
の増大が実現できる利点がある。
次に、図1におけるコンタクトホール4から5までの
半導体層1にほぼ沿った断面を示す図2により、本発明
の画素TFTの断面構造について詳細に説明する。10は無
アルカリガラスや石英等からなる基板、11はTFTの半導
体層1と第1遮光膜7との間に形成された酸化シリコン
膜や窒化シリコン膜等の第1層間絶縁膜であり、高圧CV
D法等により形成される。また、12はゲート絶縁膜、13
は第2層間絶縁膜,15は第3層間絶縁膜、14はITO膜等か
らなる画素電極である。
本実施例1において、画素のスイッチング素子である
TFTはLDD構造(あるいはオフセット構造)として形成さ
れている。すなわち、ソース・ドレイン領域はLDD領域
(あるいはオフセット領域)1d,1eと、ソース・ドレイ
ン領域1a,1bとからなり、ゲート電極2の下方がチャネ
ル領域1cとなる。図2からも明らかなようにドレイン領
域1bに対して第1遮光層7が形成されていない箇所があ
るため、半導体層1は第1遮光層7が形成されていると
ころと第1遮光層7が形成されていないところで段差が
生じる。しかしながら、この段差はドレイン領域1bとLD
D領域1eとの接合部から数ミクロン離れているため、即
ちこの段差は接合部から数ミクロンの余裕をもってドレ
イン領域側にあるため、この段差によるTFT特性の劣化
は生じない。TFTをLDD構造あるいはオフセット構造とす
ることにより、TFTがオフした時のリーク電流を更に低
減することができる。ところで、上述の構成によるTFT
は、LDD構造(あるいはオフセット構造)として説明し
たが、ゲート電極2をマスクとして自己整合的にソース
・ドレイン領域を形成するセルフアライン構造であって
も良いことは言うまでもない。
また、本実施例1によれば、第1遮光膜7は半導体層
1のソース・ドレイン領域1a,1bと、チャネル領域1cお
よびLDD領域(あるいはオフセット領域)との接合部を
下方側から覆うように形成されており、しかもデータ線
(第2遮光膜)3がチャネル領域1cおよびLDD領域(あ
るいはオフセット領域)1d,1eを上方から覆うように形
成されている。したがってチャネル領域1cおよびLDD領
域(あるいはオフセット領域)1d,1eは入射光に対して
上部から、反射光に対して下部から2重に遮光されるこ
ととなる。更に、データ線(第2遮光膜)3が画素開口
領域と接する部分にあるいは近接する部分に対して、第
1遮光膜7の上方をデータ線3で覆われるように形成す
ることにより、入射した光が第1遮光膜7の表面で反射
しないようにする。
上述の点に加えて、対向基板31側に設けられたブラッ
クマトリクス(第3遮光膜)6が、チャネル領域1cおよ
びLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,1eの上方を覆
うように形成されているため、チャネル領域1cおよびLD
D領域(あるいはオフセット領域)1d,1eへの遮光に更に
効果的である。しかも、前記ブラックマトリクス(第3
遮光膜)6は前記第1遮光膜7を幅広く覆うように形成
されているため、入射光が第1遮光膜7へ直接照射され
ることを更に効果的に防ぐことができる。したがって、
本発明の液晶装置用基板を使用した液晶装置では、入射
光が第1遮光膜7に当たって反射し、チャネル領域1cお
よびLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,1eを照射す
ることがないため、TFTの光によるリーク電流を極力抑
えることが可能となり、クロストーク等の画質劣化がな
い高品位な画質を提供できる。
(製造プロセス) 次に、図3および図4を用いて本実施例の製造プロセ
スを説明する。まず、無アルカリガラスや石英等の基板
10上にスパッタ法等によりタングステン膜,チタン膜,
クロム膜,タンタル膜,およびモリブデン膜等の導電性
の金属膜、あるいは金属シリサイド等の金属合金膜を約
500〜3000オングストローム好ましくは約1000〜2000オ
ングストロームの厚さに形成した後、フォトリソグラフ
ィ技術およびエッチング技術等を用いてパターニングす
ることにより第1遮光膜7を形成する(図3a)。この第
1遮光膜7は、少なくとも後に形成されるTFTのチャネ
ル領域1cおよびLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,
1eを下から覆うように形成する。なお、第1遮光膜7の
材料としては、光を吸収するような膜であれば、有機膜
であっても良い。また、第1遮光膜7の表面での反射を
防止するために、該第1遮光膜7の表面を酸化処理等に
より凹凸を形成し、入射光を散乱させるようにすると良
い。また、ポリシリコン膜を第1遮光膜7の上方に形成
して2層構造とすることで、入射光をポリシリコン膜で
吸収させるようにしても良い。
次に、前記第1遮光膜7の上に第1層間絶縁膜11を約
1000〜15000オングストローム好ましくは5000〜10000オ
ングストロームの厚みに形成する(図3b)。前記第1層
間絶縁膜11は第1遮光膜7と後に形成される半導体層1
とを絶縁するものであり、例えば常圧CVD法やTEOSガス
等を用いて酸化シリコン膜や窒化シリコン膜等により形
成される。
第1層間絶縁膜11を形成後に基板10を約500℃の温度
に加熱しながら、モノシランガスあるいはジシランガス
を約400〜600cc/minの流量で供給し、圧力を約20〜40Pa
にて、第1層間絶縁膜11上にアモルファスシリコン膜を
形成する。この後、N2雰囲気にて、約600〜700℃の温度
で約1〜72時間アニール処理を施し、固相成長させポリ
シリコン膜を形成する。この後、フォトリソグラフィ工
程、エッチング工程等により、TFTの半導体層1を形成
する(図3c)。このポリシリコン膜は減圧CVD法等によ
り、約500〜2000オングストローム好ましくは約1000オ
ングストロームのような厚さで形成しても良いし、減圧
CVD法等により堆積したポリシリコン膜にシリコンイオ
ンを打ち込んで一旦非晶質化し、アニール等で再結晶化
させてポリシリコン膜を形成しても良い。
次に、前記半導体層1を熱酸化することにより、半導
体層1上にゲート絶縁膜12を形成する(図3d)。この工
程により、半導体層1は最終的に300〜1500オングスト
ローム、好ましくは350〜450オングストロームのような
厚さとなり、ゲート絶縁膜12は約600〜1500オングスト
ロームとなる。なお、8インチクラスの大型基板を使用
する場合、熱による基板のそりを防止するために熱酸化
時間を短くして熱酸化膜を薄く形成し、該熱酸化膜上に
高温酸化シリコン膜(HTO膜)や窒化シリコン膜をCVD法
等で堆積することで、2層以上のゲート絶縁膜構造を形
成してもよい。次に半導体層を構成するポリシリコン層
のうち、データ線3に沿って上方へ延設されて付加容量
を形成する領域(図1における1f)に不純物、例えばリ
ンをドーズ量約3×1012/cm2でドープして、その部分の
半導体層1を低抵抗化させる。このドーズ量の下限は、
半導体層1の付加容量を形成するために必要な導電性を
確保する観点から求められ、また上限は、ゲート絶縁膜
12の劣化を抑える観点から求められる。
次に、半導体層1上にゲート絶縁膜12を介してゲート
電極および走査線2となるポリシリコン膜を堆積して、
フォトリソグラフィ工程およびエッチング工程等により
パターニンングする(図3e)。ゲート電極の材料はポリ
シリコン膜であっても良いし、遮光性を有する材料、例
えばタングステン膜,チタン膜,クロム膜,タンタル
膜,モリブデン膜等の導電性の金属膜あるいは金属シリ
サイド等の金属合金膜であれば、入射光に対してチャネ
ル領域1cおよびLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,
1eへの光を防ぐことができ、遮光効果は更に向上する。
これにより、対向基板31上のブラックマトリクス(第3
遮光膜)6を省略することができるため、対向基板31と
液晶装置用基板との貼り合わせ時の精度誤差による液晶
装置の透過率の低下を防ぐことができる。
次に、Nチャネル型TFTを形成するために、ゲート電
極2をマスクとして、不純物イオン(例えばリンイオ
ン)を約0.1〜10×1013/cm2のドーズ量にて打ち込みを
行い低濃度な領域(LDD)領域1d,1eを形成する(図3
f)。
更に、ゲート電極2の幅よりも広いレジストマスク17
をゲート電極2上に形成して、不純物イオン(例えばリ
ンイオン)を約0.1〜10×1015/cm2のドーズ量にて打ち
込みを行う(図4g)。これによりマスクされた領域がLD
D構造となる。すなわち、LDD領域1dおよび1eとソース・
ドレイン領域1aおよび1bが形成され、ゲート電極2の下
方にチャネル領域1cが形成される。このようにしてイオ
ン打ち込みを行った際には、ゲート電極(走査線)2と
して形成されていたポリシリコン膜にも不純物イオンが
導入されるので、該ゲート電極(走査線)2は更に低抵
抗化する。
これらの不純物導入工程に代えて、低濃度の不純物イ
オン(例えばリンイオン)の打ち込みを行わずにゲート
電極2より幅の広いレジストマスク17を形成した状態で
高濃度の不純物イオン(例えばリンイオン)を打ち込
み、オフセット構造のNチャネル型ソース・ドレイン領
域1a,1bを形成しても良い。また、ゲート電極2をマス
クとして高濃度の不純物イオン(例えばリンイオン)を
打ち込んで、セルフアライン構造のNチャネル型ソース
・ドレイン領域を形成しても良い。
また、図示を省略するが、周辺駆動回路のPチャネル
型TFTを形成するために、画素TFT部およびNチャネルTF
T部をレジストで被膜保護してゲート電極2をマスクと
して、不純物イオン(例えばボロンイオン)を約0.1〜1
0×1013/cm2のドーズ量にて打ち込みを行い低濃度な領
域(LDD領域)1d,1eを形成する。
更に、ゲート電極2の幅よりも広いレジストマスク17
をゲート電極2上に形成して、不純物イオン(例えばボ
ロンイオン)を約0.1〜10×1015/cm2のドーズ量にて打
ち込みを行う(図4g)。これによりマスクされた領域が
ライトリー・ドープト・ドレイン(LDD)構造となる。
すなわち、LDD領域1dおよび1eとソース・ドレイン領域1
aおよび1bが形成され、ゲート電極2の下方にチャネル
領域1cが形成される。
これらの不純物導入工程に代えて、低濃度の不純物イ
オン(例えばボロンイオン)の打ち込みを行わずにゲー
ト電極2より幅の広いレジストマスク17を形成した状態
で高濃度の不純物イオン(例えばボロンイオン)を打ち
込み、オフセット構造のPチャネル型ソース・ドレイン
領域1a,1bを形成しても良い。また、ゲート電極2をマ
スクとして高濃度の不純物イオン(例えばボロンイオ
ン)を打ち込んで、セルフアライン構造のPチャネル型
ソース・ドレイン領域を形成しても良い。これらのイオ
ン打ち込み工程により、CMOS(相補型MOS)TFT化が可能
となり、画素TFTと同一基板内での周辺駆動回路の内蔵
化が可能となる。
その後、前記ゲート電極2を覆うように、基板10全面
に酸化シリコン膜や窒化シリコン膜等からなる第2層間
絶縁膜13を例えばCVD法等により5000〜15000オングスト
ロームのような厚さに形成する。第2層間絶縁膜13とし
て、ボロンやリンを含まない酸化シリコン膜(NSG)や
窒化シリコン膜を形成する。そしてソース・ドレイン領
域を活性化するためのアニールを施した後、前記第2層
間絶縁膜13には、画素TFTのソース領域1aに対応してコ
ンタクトホール5をドライエッチング等により開孔す
る。次にスパッタ法等により、アルミニウム膜,チタン
膜,タングステン膜,タンタル膜,クロム膜,モリブデ
ン膜等の導電性の金属膜あるいは金属合金膜を、例えば
2000〜6000オングストロームのような厚さに形成し、フ
ォトリソグラフィ工程およびエッチング工程等により、
データ線(第2遮光膜)をパターニングする。この際、
コンタクトホール5にてデータ線(第2遮光膜)3を半
導体層1に接続する(図4h)。この際、データ線(第2
遮光膜)3を少なくともチャネル領域1cおよびLDD領域
(あるいはオフセット領域)1d,1eを覆うように形成す
る。
そして、前記データ線3を覆うように、基板10全面に
第3層間絶縁膜15を例えばCVD法や常圧オゾンTEOS法等
により5000〜15000オングストロームのような厚さに形
成する。第3層間絶縁膜15として、ボロンとリンを含む
酸化シリコン膜(BPSG)や窒化シリコン膜を形成する。
また、有機膜等をスピンコーターにより塗布すること
で、段差形状のない平坦化膜を形成しても良い。前記平
坦化処理を画素電極14形成直前の第3層間絶縁膜形成時
に行うと、液晶の配向不良による液晶装置のコントラス
ト低下を極力低減することができる。そして、前記第3
層間絶縁膜15に、画素TFTのドレイン領域1bとのコンタ
クトホール4をドライエッチング等により開孔し、この
コンタクトホール4にてその後形成する画素電極14を半
導体層1に接続させる(図4i)。
前記画素電極14は、例えばITO膜をスパッタリング法
等で400〜2000オングストロームのような厚さに形成
し、フォトリソグラフィ工程およびエッチング工程等に
よりパターニングを行なうことで形成する。そして、前
記画素電極14および第3層間絶縁膜15上にかけてはポリ
イミド等からなる配向膜を約200〜1000オングストロー
ムのような厚さで基板10全面に被覆し、ラビング(配向
処理)を行なうことで液晶装置用基板となる。
前記実施例1では、LDD構造で説明したが、オフセッ
ト構造であっても良いしあるいは、ゲート電極をマスク
としたセルフアライン構造であっても良い。オフセット
構造の場合は、図4fの工程を削除すれば良い。またセル
フアライン構造の場合は、図4fの工程で高濃度不純物を
打ち込み、図4gの工程を削除すれば良い。
(実施例2) 図5および図6は、本発明を適用して好適な液晶装置
用基板の第2の実施例を示す。図5は隣接する画素の平
面図であり、図6は図5におけるB−B'線に沿った断
面、すなわちTFTの能動層となる半導体層1に沿った断
面構造を示す。本実施例2において、半導体層1の下方
および走査線2の下方に第1遮光層7(図5における右
上がりの斜線部分)が形成されかつ半導体層1と走査線
2とが2度交差するように、半導体層1が形成されてい
る。このような構成により、走査線(ゲート電極)2が
半導体層1に対してパターンずれを生じても画素TFTの
チャネル領域1c(図5における右下がりの斜線部分)と
各コンタクトホールとの距離が一定に保たれ、画素TFT
の特性の違いによる画質の低下を防止することができ
る。また、画素TFTのチャネル領域1cとなる半導体層1
が走査線2と2度交差し、その交差部分にそれぞれ形成
されたチャネル領域1cが直列に接続されるため、画素TF
Tの抵抗成分が大きくなり、TFTがオフ時のリーク電流を
低減するという利点がある。
本実施例2においても画素TFTはLDD構造やオフセット
構造であっても良い。デュアルゲート構造やトリプルゲ
ート構造にLDD構造あるいはオフセット構造を用いるこ
とにより、リーク電流は更に低減することが可能とな
る。また、本実施例2において、2つのチャネル領域1c
とLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,1eのうちの一
つ(図5では左側)は、アルミニウム膜等からなるデー
タ線(第2遮光膜)3の下方に位置されている。そのた
め、データ線(第2遮光膜)3が上方から入射した光、
すなわち対向基板31側から入射した光に対する遮光膜と
なって画素TFTのチャネル領域1cおよびLDD領域(あるい
はオフセット領域)1d,1eに直接光が照射されることを
防止することができ、リーク電流を更に減少させること
ができる。この場合、データ線(第2遮光膜)3に覆わ
れていない方のチャネル領域1cおよびLDD領域(あるい
はオフセット領域)1d,1e(図5では右側)では、入射
光に直接さらされる危険があるが、少なくとも2個直列
に接続されたチャネルの一方は、光に対する影響を受け
ないため、光によるリーク電流は問題無く、かつデュア
ルゲートによるTFTがオフ時の低抵抗化が実現できる。
また、本実施例2にも実施例1と同様に、第1遮光膜
7が前記対向基板31側のブラックマトリクス6よりも小
さく形成されている。したがって入射光が直接第1遮光
膜7の表面に直接照射されることがないため、該第1遮
光膜7自身の反射光による画素TFTのリーク電流を抑制
することができる。また、走査線2の下方に延設されて
いる第1遮光膜7にも直接入射光が照射されないよう
に、第1遮光膜7は走査線2の幅よりも狭く形成されて
いる。これにより、走査線2下での第1遮光膜7による
反射を防止することができる。
なお、特に限定されないが、本実施例1では、TFTの
ドレインに付加される容量を効率良く得るために、チャ
ネル領域1cを構成する前記1層目の半導体層1を、符号
1fのようにデータ線3に沿って上方へ延設させ、更に前
段(図5では上段)の画素の走査線2に沿って隣接する
画素電極14(図5では左隣りの画素)上の方へ折曲させ
ている。そして、前段の走査線2の一部を同じくデータ
線3に沿って符号2fで示すように下方へ延設させてい
る。これにより、前記1層目の半導体層1の延設部1fと
走査線2の延設部2fとの間の容量(ゲート絶縁膜12を誘
電体とする)が、付加容量として各画素電極14に電圧を
印加するTFTのドレインに接続されることとなる。この
様に容量形成を行うことにより、画素開口率への影響を
極力避けることができる。したがって、高い画素開口率
を維持すると共に、付加容量の増大が実現できる利点が
ある。
また、本実施例2は実施例1と同様な製造プロセスで
形成することができる。
(実施例3) 図7および図8は、本発明を適用して好適な液晶装置
用基板の第3の実施例を示す。図7は隣接する画素の平
面図であり、図8は図7におけるC−C'線に沿った断
面、すなわちTFTの能動層となる半導体層1に沿った断
面構造を示す。本実施例3は、第1遮光膜7(図7にお
ける右上がりの斜線部分)が走査線2のみでなくデータ
線3の下方にも設けられている点で実施例1と異なって
いる。すなわち、本実施例3では第1遮光膜7を走査線
2およびデータ線3の下方に延設して設けることによ
り、マトリクス状に配線している。この様な構成をとる
ことにより、第1遮光膜7が接地電位のような定電位配
線と電気的に接続された時に、該第1遮光膜7の配線抵
抗が更に低減され、かつ、基板工程流動中の異物等で断
線が生じたとしても、定電位が供給されることになる。
したがって、配線の低抵抗化と冗長構造により、クロス
トーク等の無い高品位な画質が得られる。
また、本実施例3も実施例1と同様に、前記画素TFT
のチャネル領域1c(図7における右下がりの斜線部分)
の下方および走査線2とデータ線3の下方にそれぞれタ
ングステン膜,チタン膜,クロム膜,タンタル膜,およ
びモリブデン膜等の金属膜、あるいは金属シリサイド等
の金属合金膜等からなる第1遮光膜7が設けられてい
る。したがって、対向基板31側からの入射光に対しては
走査線2およびデータ線(第2遮光膜)3が遮光層とな
り、液晶装置用基板裏面からの反射光に対しては前記第
1遮光膜7が遮光層として機能し、反射光が画素TFTの
チャネル領域1cおよびLDD領域(あるいはオフセット領
域)1d,1eを照射するのを防止して、光によるリーク電
流を抑制することができる。更に本実施例2では、画素
電極14の全ての辺、すなわち図7における縦方向の辺が
データ線3と、横方向の辺が走査線2下の第1遮光膜7
と重なっており、該データ線3上および走査線2下の第
1遮光膜7上で隣り合う画素電極と分離させるようにす
る。このような構成によれば、対向基板31状にブラック
マトリクス(第3遮光膜)6を設ける必要がなくなる。
本発明者の実験によれば、第1遮光膜7にタングステン
シリサイド膜を使用し、その膜厚を約2000オングストロ
ームで形成して実験を行ったところ、光学濃度が3以上
の値が得られたため、遮光層として、対向基板31上のブ
ラックマトリクスと同等の高い遮光性が実現できた。こ
れにより、対向基板31上のブラックマトリクス(第3遮
光膜)6と液晶装置用基板との貼り合わせ時のアライメ
ント精度を考慮しなくても良いため、液晶装置の透過率
がばらつかないという利点がある。
なお、本実施例3では、データ線3および走査線2の
下方にマトリクス状に第1遮光膜を配線した例で説明し
たが、実施例1のように少なくとも走査線2下に第1遮
光膜7からなる配線が形成してあれば、対向基板上のブ
ラックマトリクスが省略できることは言うまでもない。
また、本実施例3も実施例1と同様な製造プロセスで
形成することができる。
(実施例4) 図9および図10は、本発明を適用して好適な液晶装置
用基板の第4の実施例を示す。図9は隣接する画素の平
面図であり、図10は図9におけるD−D'線に沿った断
面、すなわちTFTの能動層となる半導体層1に沿った断
面構造を示す。本実施例4は、走査線2がポリシリコン
層2aとタングステン膜やモリブデン膜等の金属膜や金属
シリサイド等の金属合金膜2b等からなる多層構造とされ
ている点および第1遮光膜7(図9における右あがりの
斜線部分)がデータ線(第2遮光膜)3の下方にのみ設
けられている点が実施例3と異なっている。上述した実
施例3では第1遮光膜7上は走査線2を形成するポリシ
リコン膜のみなので、チャネル領域1c(図9における右
下がりの斜線部分)およびLDD領域(あるいはオフセッ
ト領域)1d,1eが画素開口部に近いと、入射光に対する
影響を受ける可能性がある。そこで、走査線2を非光透
過の膜である金属膜や金属合金膜で形成することによ
り、この不具合を解決する。すなわち、画素電極14の図
9における縦方向の辺はデータ線3で遮光し、横方向の
辺は走査線2で遮光するためである。したがって、本実
施例4では、データ線3下にのみ第1遮光膜7から延設
された配線を引き回しているが、実施例1のように走査
線2下のみでも良いし、実施例3のようにマトリクス状
に引き回しても良い。
ところで、前記金属あるいは金属合金膜2bは、スパッ
タ法により形成しても良いし、ポリシリコン膜2aの上に
金属膜を蒸着してから熱処理を加えて金属膜2bをシリサ
イド化させるようにしても良い。また、走査線2は上述
のような2層構造に限らず、3層以上であっても良い。
例えば、走査線2を半導体層1に密着性の良いポリシリ
コン膜2aとその上に低抵抗なタングステンシリサイド等
の金属シリサイド層2bと更にその上に該金属シリサイド
層の剥がれを防止するようにポリシリコン膜を前記ポリ
シリコン膜2aと金属シリサイド層2bを覆うように形成し
ても良い。この様に、走査線2を金属膜や金属合金膜で
形成することにより、遮光膜としての効果だけでなく、
ポリシリコン膜のみを用いた場合より配線抵抗を低減で
きるので、ゲート信号が遅延しないといった利点があ
る。
本実施例4においても実施例1と同様に、データ線
(第2遮光膜)3の画素開口領域に接している、あるい
はその近接した部分では、下方に延設されている第1遮
光膜7がデータ線(第2遮光膜)3の幅よりも狭く形成
されている。これは、入射光に対して、データ線3が遮
光層の役割を果たしているため、第1遮光膜7に直接光
が照射されないように、上方のデータ線(第2遮光膜)
3の線幅を広く形成しているためである。
本実施例4において、前記画素TFTのチャネル領域1c
およびLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,1eの下方
およびデータ線3の下方にそれぞれタングステンシリサ
イド等の金属シリサイド等からなる第1遮光膜7が設け
られているとともに、走査線2は光非透過性の金属膜や
金属シリサイド膜等を有する多層構造となる。したがっ
て、対向基板31側からの入射光に対しては走査線2およ
びデータ線3が遮光層となり、基板裏面からの反射光に
対しては前記第1遮光膜7が遮光膜となって、反射光が
画素TFTのチャネル領域1cおよびLDD領域(あるいはオフ
セット領域)1d,1eに照射されることを防止し、TFTの光
によるリーク電流を抑制することができる。この場合も
実施例3と同様に、画素電極14の全ての辺が、データ線
3および走査線2上で重なっており、該データ線3上お
よび走査線2上で隣り合う画素電極14と分離させるよう
にする。そのため、本実施例4でも実施例3と同様に、
対向基板にブラックマトリクスを設ける必要がないとい
う利点がある。
また、本実施例4も実施例1と同様な製造プロセスで
形成することができる。
(実施例5) 図11は、本発明を適用して好適な液晶装置用基板の第
5の実施例を示す。図11は隣接する画素の平面図であ
り、図11におけるA−A'線に沿った断面、すなわちTFT
の能動層となる半導体層1に沿った断面構造は、実施例
1で説明した断面図(図2)と同様の構成をとる。本実
施例5は、走査線2をデータ線3の下方に延設して付加
容量を構成する代わりに、走査線2と平行な容量線16を
設け、この容量線16の下方に半導体層1の延設部1fを設
けて付加容量としたものである。容量線16は走査線2と
同一工程で形成される2層目のポリシリコン膜によって
構成され、画面領域の外側で接地電位のような定電位に
固定される。前記定電位は周辺駆動回路の電源等の定電
位線を使用すると、専用の外部端子を設ける必要が無く
効果的である。また、画素のTFTのゲートはシングルゲ
ートである。かかる容量線方式の基板を使用した液晶装
置において、容量線16を遮光せねばならないため、対向
基板31に設けられるブラックマトリックス(第3遮光
膜)6は面積を大きく形成する必要がある。この際、容
量線16側の画素開口部から、画素TFTのチャネル領域1c
(図11における右下がりの斜線部分)までの距離にマー
ジンがあるため、入射光に対する影響はほぼ無視でき
る。したがって、入射光の影響は、走査線2側の画素開
口部からのみなので、光に対するリーク電流が半減する
という利点がある。
また、本実施例5も実施例1と同様な製造プロセスで
形成することができる。
(実施例6) 図12は、本発明を適用した液晶装置用基板の第6の実
施例を示す。図12は隣接する画素の平面図であり、図12
におけるB−B'線に沿った断面、すなわちTFTの能動層
となる半導体層1に沿った断面構造は、実施例2で説明
した断面図(図6)と同様の構成をとる。本実施例6
も、実施例5と同様に、走査線2と平行な容量線16を設
け、この容量線16の下方に半導体層1の延設部1fを設け
て付加容量としたものである。ただし、画素TFTの半導
体層1はU字型に形成され、ゲート電極がデュアルゲー
トで構成されている。容量線16は走査線2と同一工程で
形成される2層目のポリシリコン膜によって構成され、
画面領域の外側で接地電位のような定電位に固定され
る。したがって、本実施例6においても、容量線16を遮
光せねばならないため、対向基板31に設けられるブラッ
クマトリクス(第3遮光膜)6は面積を大きく形成する
必要がある。この際、容量線16側の画素開口部から、画
素TFTのチャネル領域1c(図12における右下がりの斜線
部分)までの距離にマージンがあるため、入射光に対す
る影響はほぼ無視できる。したがって、入射光の影響
は、走査線2側の画素開口部からのみなので、光に対す
るリーク電流が半減するという利点がある。
また、画素TFTのゲート電極がデュアルゲート構造を
とるため、TFTのオフ時の抵抗が高くなり、リーク電流
が更に減少する。また、図12では、実施例2と同様に2
個のチャネル領域1cのうちの一方だけがデータ線(第2
遮光膜)3下方に形成されているが、少なくとも片方の
チャネル領域1cがデータ線3で遮光されていれば光に対
するTFTのリーク電流は低減できる。
また、本実施例6も実施例1と同様な製造プロセスで
形成することができる。
(実施例7およびデータ線3部における遮光膜のサイズ
規定) 図13および14は、本発明を適用した液晶装置用基板の
画素領域部分の代表的な例で実施例5の変形である。本
実施例7では、容量線16を画素電極14下で部分的に斜め
に形成し、画素開口率を向上させている。図13は隣接す
る画素の平面図であり、図14は図13のE−E'における断
面図である。図13におけるA−A'線に沿った断面、すな
わちTFTの能動層となる半導体層1に沿った断面構造
は、実施例1で説明した断面(図2)と同様の構造をと
る。本実施例7では、第1遮光膜7(図13における右上
がりの斜線部分)の上方に第1層間絶縁膜11を介して形
成された半導体層1は、少なくともチャネル領域1c(図
13における右下がりの斜線部分)およびLDD領域(ある
いはオフセット領域)1d,1eをデータ線(第2遮光膜)
3で覆うように形成する。更に、液晶装置用基板との間
に液晶を介在させて貼り合わされた対向基板31上のブラ
ックマトリクス(第3遮光膜)6で、少なくとも第1遮
光膜7を覆うようにする。ここで、第1遮光膜7には対
向基板31側からの入射光が直接照射されないようにパタ
ーン形状を工夫しなければならない。
そこで、図14に示すようにチャネル領域1cおよびLDD
領域(あるいはオフセット領域)1d,1eの幅Wに対し
て、第1遮光膜7、第2遮光膜(データ線)3、第3遮
光膜(対向基板上のブラックマトリクス)6のサイズを
規定する。チャネル領域1cとLDD領域(あるいはオフセ
ット領域)1d,1eの幅Wは同じでも構わないし、サイズ
が変わっても良い。願わくは、LDD領域(あるいはオフ
セット領域)1d,1eの幅とゲート電極(走査線)2の幅
は、画素TFT特性の安定を図るためにも、パターンアラ
イメント精度を考慮して同じ幅Wで形成した方が良い。
もしサイズを変えるのならば、チャネル領域1cに対し
て、光により電子が励起されやすいLDD領域(あるいは
オフセット領域)1d,1eの幅を狭く形成すると高品位な
画質が得られる。本発明を適用したすべての実施例で
は、チャネル領域1cとLDD領域1d,1eとの幅をほぼ同一と
して遮光膜のサイズ規定を行う。図14において、基板10
裏面からみてチャネル領域1cおよびLDD領域(あるいは
オフセット領域)1d,1eを覆っている第1遮光膜7側面
から、チャネル領域1cおよびLDD領域(あるいはオフセ
ット領域)1d,1eまでの最小距離をL1,L1'と定義する
と、少なくとも次の定義式(1)に示される関係が成立
するようにパターンレイアウトすると良い。
0.2μm≦L1,L1'≦4μm ・・・(1) 液晶装置の高開口率を維持しつつ、第1遮光膜7のパタ
ーン精度を考えると、望むべくは、次の定義式(2)に
示される関係が成立するようにパターンレイアウトする
と更に良い。
0.8μm≦L1,L1'≦2μm ・・・(2) 定義式(2)における値は、第1層間絶縁膜11の膜厚が
約8000オングストロームであるため、基板10裏面での反
射光は、入射光に対して第1遮光膜7側面を基点に45度
以上の角度で反射しないと、チャネル領域1cおよびLDD
領域(あるいはオフセット領域)1d,1eに照射されない
ということから導き出されている。基本的に液晶装置の
画面領域に対して入射光は垂直方向に平行な光が照射さ
れるため、第1遮光膜7側面を基点にして入射光が45度
以上の角度で反射される確立は少ない。したがって、定
義式(2)の値を満足すれば、反射光の影響はほとんど
無視できる。
次に、第1遮光膜7と第2遮光膜(データ線)3との
関係を定義する。第1遮光膜7に直接入射光が照射され
ないように、第1遮光膜7の上方に位置する第2遮光膜
(データ線)3の幅を広く形成する必要がある。特に、
LDD領域1d,1eは走査線2がないため、入射光に対する影
響を受けやすい。そこで、第2遮光膜側面から第1遮光
膜までの最小距離をL2,L2'と定義する、少なくとも次の
定義式(3)に示される関係が成立するようにパターン
レイアウトすると良い。
0.2μm≦L2,L2' ・・・(3) 望むべくは、第1層間絶縁膜11と第2層間絶縁膜13を合
わせた膜厚が約15000オングストロームなので、次の定
義式(4)に示される関係が成立するようにパターンレ
イアウトすると更に良い。
1.5μm≦L2、L2' ・・・(4) これは、上述した第1遮光膜7とチャネル領域1cおよび
LDD領域(あるいはオフセット領域)1d,1eとの関係と同
様で、入射光が第2遮光膜(データ線)3を基点として
45度以上の角度で入射されないと、第1遮光膜7の表面
に光が到達しないからである。また、図13に示すように
チャネル領域1c下方の第1遮光膜7は、走査線2に沿っ
て延設されているため、この部分では定義式(3),
(4)は成立しない。しかし、少なくともチャネル領域
1cおよびLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,1e付近
は走査線2や第3遮光膜(対向基板上のブラックマトリ
クス)6で覆われているため問題ない。
次に第2遮光膜(データ線)3と第3遮光膜(対向基
板上のブラックマトリクス)6との関係を定義する。基
本的に第2遮光膜(データ線)3が十分な遮光性を発揮
するならば、第3遮光膜(対向基板上のブラックマトリ
クス)6は必要ない。そこで、走査線2を遮光性の膜で
形成し、画素電極14の全ての辺を隣り合うデータ線3お
よび走査線2に対して重なるように形成すれば、対向基
板上のブラックマトリクス(第3遮光膜)6を省略する
ことができる。そこで、液晶装置用基板10と対向基板31
の貼り合わせずれで第3遮光膜(ブラックマトリクス)
6が画素の光透過領域を狭めることがあるので、高開口
率を実現するためには、対向基板上のブラックマトリク
ス(第3遮光膜)6を形成しないことが望ましい。とこ
ろが、第2遮光膜を形成するアルミニウム膜等の金属膜
や金属合金膜のピンホールにより光が透過するおそれが
あるので、それを防止するためにデータ線上に第3遮光
膜(対向基板上のブラックマトリクス)6を形成すると
冗長構造になる。もし、ブラックマトリクス(第3遮光
膜)を形成する場合は、望むべくは、第2遮光膜(デー
タ線)3側面から第3遮光膜6までの距離L3,L3'が定義
式(5)の関係であれば良い。
L3,L3'≦1μm ・・・(5) 定義式(5)を満足すれば、ほとんど開口率に影響しな
いためである。
また、チャネル幅Wは画素TFTの書き込み特性による
ところが大きいが、TFTのオン/オフ比が6桁以上確保
できるのであれば、できるだけ短い方が光に対する影響
を受けにくい。したがって、 0.2μm≦W≦4μm ・・・(6) で形成すると良い。更に望むべくは、 0.2μm≦W≦2μm ・・・(7) で形成すれば、データ線(第2遮光膜)3の線幅を細く
形成できるので、更なる高開口率化が実現できる。
また、本実施例7も実施例1と同様な製造プロセスで
形成することができる。
(実施例8および走査線2部における遮光膜のサイズ規
定) 図19および図20は、本発明を適用した液晶装置用基板
の第8の実施例を示す。図19は隣接する画素の平面図で
あり、図20は図19におけるF−F'における断面図を示
す。本実施例8は実施例7で示した画素の第1遮光膜7
(図19における右上がりの斜線部分)を走査線2の下部
のみならず、データ線3下部と容量線16下部にマトリク
ス状に形成している。このような構成を取ることによ
り、第1遮光膜7の低抵抗化がより一層図られ、更に半
導体層1のドレイン領域1bと第1遮光膜7との間で第1
層間絶縁膜11を誘電体とした付加容量を形成することが
できる。また、対向基板31上のブラックマトリクス6に
欠陥が存在しても、第1遮光膜7がブラックマトリクス
6を兼ねるため、点欠陥等の不良が減少するという利点
がある。
次に図23において、第1遮光膜7と走査線2との関係
を定義する。走査線2下の第1遮光膜7側面と画素開口
領域側の走査線2側面までの距離L4は定義式(8)の関
係であれば良い。
0.2μm≦L4 ・・・(8) これは、走査線2側面と画素開口領域の辺、すなわち第
3遮光膜6と同じ位置関係にある時、第1遮光膜7は少
なくとも走査線2側面より走査線2側でないと、入射光
が直接第1遮光膜7表面に照射されてしまうからであ
る。
次に容量線16下の第1遮光膜7と容量線16との関係を
定義する。容量線16下の第1遮光膜7側面と画素開口領
域側の容量線16側面までの距離L5は定義式(9)の関係
であれば良い。
0.2μm≦L5 ・・・(9) これは、容量線16側面と画素開口領域の辺、すなわち第
3遮光膜6と同じ位置関係にある時、第1遮光膜は少な
くとも容量線16側面より容量線16側でないと、入射光が
直接第1遮光膜表面に照射されてしまうからである。
また、本実施例8も実施例1と同様な製造プロセスで
形成することができる。なお、実施例7および実施例8
で規定した定義式(1)から(9)は、本発明を適用し
たすべての液晶装置用基板および液晶装置に適用できる
ことは言うまでもない。
また、上述した実施例1から8において、無アルカリ
ガラスや石英等の基板10の表面に直接第1遮光膜7を形
成した場合について説明したが、基板10の表面に第1遮
光膜7のパターンに対応した溝をエッチングにより形成
してから、この溝内に第1遮光膜7を埋設するように形
成することで平坦化を図るようにすることも可能であ
る。また、第1遮光膜7の表面には反射防止処理を施す
ようにしても良い。反射防止処理の方法としては、金属
膜や金属シリサイド等の金属合金膜からなる第1遮光膜
7の表面を熱酸化して酸化膜を形成したり、第1遮光膜
7の表面にCVD法等によりポリシリコン膜を被覆するな
どが考えられる。
(液晶装置の説明) 図16(a)は前記液晶装置用基板32を適用した液晶装
置30平面レイアウト構成を示す。また、図16(b)は
(a)のH−H'に沿った断面図を示す。図16(a),
(b)に示すように、対向基板31と液晶装置用基板32と
は、画面領域20とデータ線駆動回路50および走査線駆動
回路60との間に相当する領域に形成されたギャップ材含
有のシール層36によって、所定のセルギャップを隔てて
貼り合わされ、該シール層36の内側領域に液晶37が封入
されている。ここで、シール層36は部分的に途切れるよ
うに形成し、この途切れ部分(液晶注入孔)38から液晶
37を注入する。液晶装置30では、対向基板31と液晶装置
用基板32とを貼り合わせた後、シール層36の内側領域を
液圧状態にすることにより、液晶37の注入を行う。液晶
37を封入した後は、液晶注入孔38を封止材39で塞ぐ。
シール層36として、エポキシ樹脂や各種の紫外線硬化
樹脂などが用いられ、それに配合されるギャップ材とし
ては約2μm〜6μmの円筒や球状等のプラスチックや
グラスファイバー等が用いられる。液晶37としては周知
のTN(Twisted Nematic)型液晶等が用いられる。ま
た、液晶を高分子中に微小粒として分散させた高分子分
散型液晶を用いれば、配向膜や偏光板が不要になるた
め、光利用効率が高い液晶装置を提供できる。
本形態の液晶装置30において、対向基板31は液晶装置
用基板32よりも小さいので、該液晶装置用基板32は周辺
部分が対向基板31の外周縁より外側にはみ出た状態で貼
り合わせる。したがって、データ線駆動回路50および走
査線駆動回路60は、対向基板31の外周より更に外側に配
置されているため、ポリイミド等の配向膜や液晶37が周
辺駆動回路の直流成分により劣化するのを防ぐことがで
きる。また、液晶装置用基板32には、対向基板31より外
側の領域において、外部ICと電気的に接続される多数の
外部入出力端子40が形成され、ワイヤボンディング、あ
るいはACF(Anisotropic Conductive Film)圧着等の
方法により、フレキシブルプリント配線基板等と接続さ
れる。
更に、図18に示されるように、対向基板31側に前記液
晶装置用基板32に形成された各々の画素電極14に対応し
てマトリクス状にマイクロレンズ80を形成することによ
り、入射光を画素電極14の画素開口領域上に集光させる
ことができるため、コントラストと明るさを大幅に増大
することができ、しかもマイクロレンズ80により入射光
を集光させるため、画素TFT91のチャネル領域1cおよびL
DD領域(あるいはオフセット領域)1d,1eへの斜め方向
からの光の入射を防止することが可能となる。マイクロ
レンズにより集光した光が液晶装置用基板32裏面で反射
しても画素TFT91のチャネル領域1cおよびLDD領域(ある
いはオフセット領域)1d,1eに照射されないように、該
液晶装置用基板32上に第1遮光膜7を設けるようにす
る。したがって、マイクロレンズにより集光された強い
光によってTFT特性が影響を受けることはなく、明るく
て高品位な画質が得られる液晶装置を提供できる。ま
た、マイクロレンズ80を用いる場合は、画素開口領域に
入射された光を図18の破線で示すように集光できるの
で、対向基板31側のブラックマトリクス6を取り除くこ
とも可能である。ところで、図18のマイクロレンズ80は
対向基板31に対して対向電極33側に設けられているが、
対向基板31に対して対向電極33側とは反対に設けて、画
素TFTが形成されている液晶装置用基板32に集光させる
ようにしてもよい。このような場合、対向電極33側に設
ける場合と比較して、セルギャップ調整が容易となる利
点がある。また、図18に示すように樹脂等からなるマイ
クロレンズ80を隙間無く並べ、接着剤により薄板ガラス
を貼り付けるようにする。前記薄板ガラス上に対向電極
33を形成すれば、セルギャップ調整が容易となり、光利
用効率が十分に得られる。
(液晶装置の駆動方法) 図15は、上述した実施例1から8の液晶装置用基板を
用いた液晶装置30のシステム構成例を示す。図におい
て、90は互いに交差するように配設された走査線2とデ
ータ線3との交点に対応してそれぞれ配置された画素
で、各画素90はITO膜等からなる画素電極14と該画素電
極14にデータ線3に供給される画像信号に応じた電圧を
印加する画素TFT91とからなる。同一行の画素TFT91はそ
のゲート電極が同一の走査線2に接続され、ドレイン領
域1bが対応する画素電極14に接続されている。また、同
一列の画素TFT91はそのソース領域1aが同一のデータ線
3に接続されている。本実施例において、データ線駆動
回路回路50,走査線駆動回路60を構成するトランジスタ
が画素TFT91と同様にポリシリコン膜を半導体とするい
わゆるポリシリコンTFTで構成されている。周辺駆動回
路(データ線駆動回路50,走査線駆動回路60等)を構成
する前記トランジスタはCMOS型TFTを構成し、画素TFT91
とともに同様なプロセスにより、同一基板上に形成する
ことができる。
本実施例では、画面領域(画素がマトリクス状に配列
された領域)20の外側の少なくとも一辺(図で上側)に
前記データ線3を順次選択するシフトレジスタ(以下、
Xシフトレジスタと称する)51が配置され、Xシフトレ
ジスタ51の出力信号を増幅させるためのXバッファー53
が設けられている。また、画面領域20の少なくとも他の
一辺には前記走査線2を順次選択駆動するシフトレジス
タ(以下、Yシフトレジスタと称する)61が設けられて
いる。また、Yシフトレジスタ61の出力信号を増幅する
ためのYバッファ63が設けられている。更に、前記各デ
ータ線3の他端にはサンプリング用スイッチ(TFT)52
が設けられており、これらのサンプリング用スイッチ52
は、例えば外部より入力される画像信号VID1〜VID3を伝
送する画像信号線54,55,56との間に接続され、前記Xシ
フトレジスタ51から出力されるサンプリング信号によっ
て順次オン/オフされるように構成されている。Xシフ
トレジスタ51は、外部より入力されるクロック信号CLX1
とその反転クロック信号CLX2とスタート信号DXに基づい
て1水平走査期間中にすべてのデータ線3を順次に選択
するようなサンプリング信号X1,X2,X3,…,Xnを形成し
て、サンプリング用スイッチ52の制御端子に供給する。
一方、前記Yシフトレジスタ61は、外部より入力される
クロック信号CLY1とその反転クロック信号CLY2およびス
タート信号DYに同期して動作され、各走査線2をY1,Y2,
…,Ymと順次駆動する。
(投写型表示装置の説明) 図17は前記実施例の液晶装置をトライバルブとして応
用した投写型表示装置の一例として液晶プロジェクター
の構成例を示している。
図17において、370はハロゲンランプ等の光源、371は
放物ミラー、372は熱線カットフィルター、373,375,376
はそれぞれ青色反射、緑色反射、赤色反射のダイクロイ
ックミラー、374,377は反射ミラー、378,379,380は前記
実施例の液晶装置からなるライトバルブ、383はダイク
ロイックプリズムである。
本実施例の液晶プロジェクターにおいて、光源370か
ら発した白色光は放物ミラー371により集光され、熱線
カットフィルター372を通過して赤外域の熱線が遮断さ
れて、可視光のみがダイクロイックミラー系に入射され
る。そして先ず、青色反射ダイクロイックミラー373に
より、青色光(概ね500nm以下の波長)が反射され、そ
の他の光(黄色光)は透過する。反射した青色光は、反
射ミラー374により方向を変え、青色変調ライトバルブ3
78に入射する。
一方、前記青色反射ダイクロイックミラー373を透過
した光は緑色反射ダイクロイックミラー375に入射し、
緑色光(概ね500〜600nmの波長)が反射され、その他の
光である赤色光(概ね600nm以上の波長)は透過する。
ダイクロイックミラー375で反射した緑色光は、緑色変
調ライトバルブ379に入射する。また、ダイクロイック
ミラー375を透過した赤色光は、反射ミラー376,377によ
り方向を変え、赤色変調ライトバルブ380に入射する。
ライトバルブ378,379,380は、図示しない画像信号処
理回路から供給される青、緑、赤の原色信号でそれぞれ
駆動され、各ライトバルブに入射した光はそれぞれのラ
イトバルブで変調された後、ダイクロイックプリズム38
3で合成される。ダイクロイックプリズム383は、赤色反
射面381と青色反射面382とが互いに直交するように形成
されている。そして、ダイクロイックプリズム383で合
成されたカラー画像は、投写レンズ384によってスクリ
ーン上に拡大投写され、表示される。
本発明を適用した液晶装置を用いれば、画素TFT91で
の光によるリーク電流が少ないため、該液晶装置をライ
トバルブとして用いた前記液晶プロジェクターは、コン
トラストの高い表示画像を得ることができる。また、耐
光性が優れているため、明るい光源370を使用したり、
偏光ビームスプリッターを光源370とライトバルブ378,3
79,380との光路間に設けて偏光変換し、光利用効率を向
上させても、光によるストローク等の画質劣化を生じな
い。したがって、明るい液晶プロジェクターが実現でき
る。更に、液晶装置用基板の裏面での反射光は、ほとん
ど無視できるので、従来のように反射防止処理を施した
偏光板やフイルムを液晶装置の出射側面に貼り付ける必
要がないため、コストの削減が実現できる。
図17に示されるように、赤,緑,青に対応した3枚式
のライトバルブおよびダイクロイックプリズムを用いる
場合、本発明は特に利点を有する。即ち、例えばダイク
ロイックミラー274にて反射された光は、ライトバルブ3
78を透過して、ダイクロイックプリズム383で合成され
る。この場合、ライトバルブ378に入射された光は90度
変調して投写レンズに入射される。しかしながら、ライ
トバルブ378に入射された光わわずかに漏れて、反対側
のライトバルブ380に入射される可能性がある。したが
って、ライトバルブ380を例にとると、ダイクロイック
ミラー377により反射された光が入射方向側から入射さ
れる(図面のL方向から入射される)だけではなく、ラ
イトバルブ378を透過した光の一部がダイクロイックプ
リズム382を透過してライトバルブ380に入射される可能
性がある。また、ダイクロイックミラー377により反射
された光がライトバルブ380を通ってダイクロイックプ
リズム382に入射される際に、ダイクロイックプリズム3
83でわずかに反射(正反射)してライトバルブ380に再
入射される可能性もある。このように、ライトバルブは
入射側方向からの光の入射とその反対側方向からの入射
が極めて大きい。このような場合に対しても、本発明は
上述の実施例に示されるように、画素TFT91に対して、
入射側からも入射側の反対側からも光が入射されないよ
うに上下に遮光層が形成されている。しかも第1遮光膜
7表面で反射した光が画素TFT91のチャネル領域1cおよ
びLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,1eに入射され
ないように、対向基板31上のブラックマトリクス6が第
1遮光膜7よりも大きく形成されているため、チャネル
領域1cおよびLDD領域(あるいはオフセット領域)1d,1e
は入射方向からも入射方向の反対側方向(裏面)からも
遮光されることになる。したがって、TFTの光によるリ
ーク電流を大幅に低減することができる。
産業上の利用分野 以上詳細に説明したように、請求項1に記載の液晶装
置用基板によれば、チャネル領域および該チャネル領域
とソース・ドレイン領域との接合部への光の入射を上方
からの光に対しては第1遮光膜が、下方からの光に対し
ては第2遮光膜により照射を防止できるので、TFTの光
によるリーク電流を低減できる。したがって、本発明に
よると、例えば高性能なアクティブマトリクス型の液晶
装置用基板を製造することができる。また、本発明を適
用した液晶装置用基板は液晶装置やプロジェクター等に
最適なものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−160409(JP,A) 特開 平6−18921(JP,A) 特開 平3−50527(JP,A) 特開 平7−152047(JP,A) 特開 平6−75244(JP,A) 特開 平3−209777(JP,A) 特開 平6−82826(JP,A) 特開 平8−32082(JP,A) 特開 平7−122754(JP,A) 特開 平7−43700(JP,A) 特開 昭58−159516(JP,A) 特開 昭64−28622(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1362 G02F 1/1343 G02F 1/1335

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に複数のデータ線と、前記複数のデ
    ータ線に交差する複数の走査線と、前記複数のデータ線
    および前記複数の走査線に対応して設けられた複数の薄
    膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタに対応し
    て設けられた複数の画素電極とを有する液晶装置用基板
    において、 前記薄膜トランジスタの下方であって、少なくとも前記
    走査線に沿って延在し、前記薄膜トランジスタのチャネ
    ル領域および該チャネル領域とソース・ドレイン領域と
    の接合部と重なる第1遮光膜が形成されてなり、前記薄
    膜トランジスタの上方であって、前記チャネル領域とソ
    ース・ドレイン領域との接合部と重なる第2遮光膜が形
    成されてなり、 前記第1遮光膜の線幅は、その上方に形成された前記走
    査線の線幅よりも細く形成されてなることを特徴とする
    液晶装置用基板。
  2. 【請求項2】基板上に複数のデータ線と、前記複数のデ
    ータ線に交差する複数の走査線と、前記複数のデータ線
    および前記複数の走査線に対応して設けられた複数の薄
    膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタに対応し
    て設けられた複数の画素電極とを有する液晶装置用基板
    において、 前記薄膜トランジスタの下方であって、少なくとも前記
    走査線に沿って延在し、前記薄膜トランジスタのチャネ
    ル領域および該チャネル領域とソース・ドレイン領域と
    の接合部と重なる第1遮光膜が形成されてなり、前記薄
    膜トランジスタの上方であって、前記チャネル領域とソ
    ース・ドレイン領域との接合部と重なる第2遮光膜が形
    成されてなり、 隣接する前記データ線間の前記第1遮光膜の線幅は、そ
    の領域に形成された前記走査線の線幅よりも細く形成さ
    れてなることを特徴とする液晶装置用基板。
  3. 【請求項3】基板上に複数のデータ線と、前記複数のデ
    ータ線に交差する複数の走査線と、前記複数のデータ線
    および前記複数の走査線に対応して設けられた複数の薄
    膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタに対応し
    て設けられた複数の画素電極とを有する液晶装置用基板
    において、 前記薄膜トランジスタの下方であって、少なくとも前記
    走査線に沿って延在し、前記薄膜トランジスタのチャネ
    ル領域および該チャネル領域とソース・ドレイン領域と
    の接合部と重なる第1遮光膜が形成されてなり、前記薄
    膜トランジスタの上方であって、前記チャネル領域とソ
    ース・ドレイン領域との接合部と重なる第2遮光膜が形
    成されてなり、かつ前記データ線の下方に該データ線に
    沿って形成され、前記第1遮光膜から第3配線が延設さ
    れてなり、 前記第3配線は、前記データ線の線幅よりも細く形成さ
    れてなることを特徴とする液晶装置用基板。
  4. 【請求項4】基板上に複数のデータ線と、前記複数のデ
    ータ線に交差する複数の走査線と、前記複数のデータ線
    および前記複数の走査線に対応して設けられた複数の薄
    膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタに対応し
    て設けられた複数の画素電極とを有する液晶装置用基板
    において、 前記薄膜トランジスタの下方であって、少なくとも前記
    走査線に沿って延在し、前記薄膜トランジスタのチャネ
    ル領域および該チャネル領域とソース・ドレイン領域と
    の接合部と重なる第1遮光膜が形成されてなり、前記薄
    膜トランジスタの上方であって、前記チャネル領域とソ
    ース・ドレイン領域との接合部と重なる第2遮光膜が形
    成されてなり、 前記第2遮光膜の側面から前記第1遮光膜までの最小距
    離L2は0.2μm≦L2になるように形成されていることを
    特徴とする液晶装置用基板。
  5. 【請求項5】前記データ線は、前記第2遮光膜を兼ねる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載
    の液晶装置用基板。
  6. 【請求項6】前記第1遮光膜は導電性の第1配線からな
    り、前記画素画面領域の外側で定電位線と電気的に接続
    されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項
    に記載の液晶装置用基板。
  7. 【請求項7】前記走査線と同一の層で形成され、前記画
    素に付加容量を付加するための容量線は該走査線に沿っ
    て平行に延設され、該容量線の下方には、前記第1遮光
    膜から延設された第2配線が形成されることを特徴とす
    る請求項1から6のいずれか一項に記載の液晶装置用基
    板。
  8. 【請求項8】前記チャネル領域および該チャネル領域と
    ソース・ドレイン領域との接合部は、前記データ線の下
    方に配置されてなり、前記チャネル領域および該チャネ
    ル領域とソース・ドレイン領域との接合部の下方に設け
    られた第1遮光膜は、少なくとも前記チャネル領域およ
    び該チャネル領域とソース・ドレイン領域との接合部に
    おいて前記データ線に覆われることを特徴とする請求項
    1から7のいずれか一項に記載の液晶装置用基板。
  9. 【請求項9】前記走査線は、金属膜、あるいは金属合金
    膜であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一
    項に記載の液晶装置用基板。
  10. 【請求項10】前記第1遮光膜の側面から前記チャネル
    領域までの最小距離L1は0.2μm≦L1≦4μmになるよ
    うに形成されていることを特徴とする請求項1から9の
    いずれか一項に記載の液晶装置用基板。
  11. 【請求項11】前記薄膜トランジスタの半導体層は、少
    なくとも前記走査線に対して2度交差することを特徴と
    する請求項1から10のいずれか一項に記載の液晶装置用
    基板。
  12. 【請求項12】請求項1から11のいずれか一項に記載の
    液晶装置用基板と、対向電極を有する対向基板とが所定
    の間隔をおいて配置されるとともに、前記液晶装置用基
    板と前記対向基板との間隙内に液晶が封入されているこ
    とを特徴とする液晶装置。
  13. 【請求項13】前記対向基板上には第3遮光膜が形成さ
    れてなることを特徴とする請求項12に記載の液晶装置。
  14. 【請求項14】前記第3遮光膜は少なくとも前記第1遮
    光膜を覆うように形成されてなることを特徴とする請求
    項13に記載の液晶装置。
  15. 【請求項15】前記対向基板上にはマイクロレンズが前
    記液晶装置用基板上に形成された前記複数の画素電極各
    々に対応して、マトリクス状に形成されてなることを特
    徴とする請求項12から14のいずれか一項に記載の液晶装
    置。
  16. 【請求項16】光源と、前記光源からの光を変調して透
    過もしくは反射する請求項11から15のいずれか一項に記
    載の構成の液晶装置と、この液晶装置により変調された
    光を集光して拡大投写する投写光学手段とを備えている
    ことを特徴とする投写型表示装置。
JP51059898A 1996-10-16 1997-10-16 液晶装置用基板、液晶装置および投写型表示装置 Expired - Lifetime JP3376584B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27381096 1996-10-16
JP8-273810 1996-10-16
PCT/JP1997/003752 WO1998016868A1 (fr) 1996-10-16 1997-10-16 Substrat pour dispositif a cristaux liquides, dispositif a cristaux liquides et dispositif de projection

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002277917A Division JP3719430B2 (ja) 1996-10-16 2002-09-24 液晶装置用基板、液晶装置および投写型表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3376584B2 true JP3376584B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=17532887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51059898A Expired - Lifetime JP3376584B2 (ja) 1996-10-16 1997-10-16 液晶装置用基板、液晶装置および投写型表示装置

Country Status (6)

Country Link
US (3) US6297862B1 (ja)
JP (1) JP3376584B2 (ja)
KR (2) KR100516558B1 (ja)
CN (3) CN1294451C (ja)
TW (2) TW479151B (ja)
WO (1) WO1998016868A1 (ja)

Families Citing this family (122)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4553991B2 (ja) * 1997-12-09 2010-09-29 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置の製造方法
US6556265B1 (en) * 1998-03-19 2003-04-29 Seiko Epson Corporation LCD having auxiliary capacitance lines and light shielding films electrically connected via contact holes
JP3141860B2 (ja) * 1998-10-28 2001-03-07 ソニー株式会社 液晶表示装置の製造方法
JP4758868B2 (ja) * 1998-11-26 2011-08-31 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
JP3424234B2 (ja) * 1998-11-30 2003-07-07 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及びその製造方法
TW413949B (en) * 1998-12-12 2000-12-01 Samsung Electronics Co Ltd Thin film transistor array panels for liquid crystal displays and methods of manufacturing the same
JP3107075B2 (ja) 1998-12-14 2000-11-06 日本電気株式会社 液晶表示装置
EP1533649B1 (en) * 1998-12-28 2016-04-20 Kyocera Corporation Liquid crystal display device
US6506635B1 (en) * 1999-02-12 2003-01-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, and method of forming the same
EP2284605A3 (en) 1999-02-23 2017-10-18 Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. Semiconductor device and fabrication method thereof
US6674136B1 (en) * 1999-03-04 2004-01-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device having driver circuit and pixel section provided over same substrate
US6690434B1 (en) * 1999-03-15 2004-02-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Active matrix liquid crystal display device
US7202924B1 (en) * 1999-03-17 2007-04-10 Lg.Philips Lcd Co., Ltd Liquid crystal display and a fabricating method thereof
US6512504B1 (en) * 1999-04-27 2003-01-28 Semiconductor Energy Laborayory Co., Ltd. Electronic device and electronic apparatus
TW543206B (en) * 1999-06-28 2003-07-21 Semiconductor Energy Lab EL display device and electronic device
TW478169B (en) 1999-07-16 2002-03-01 Seiko Epson Corp Electro optical device and the projection display device using the same
JP3503685B2 (ja) * 1999-08-30 2004-03-08 日本電気株式会社 液晶表示装置及びその製造方法
TW478014B (en) * 1999-08-31 2002-03-01 Semiconductor Energy Lab Semiconductor device and method of manufacturing thereof
JP3889533B2 (ja) * 1999-09-22 2007-03-07 シャープ株式会社 液晶表示装置及びその製造方法
KR100628679B1 (ko) * 1999-11-15 2006-09-28 엘지.필립스 엘시디 주식회사 어레이 패널, 액정 표시장치 제조방법 및 그 제조방법에따른액정표시장치
JP3420144B2 (ja) * 1999-12-03 2003-06-23 Necエレクトロニクス株式会社 イメージセンサ及びその製造方法
US6750835B2 (en) * 1999-12-27 2004-06-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Image display device and driving method thereof
TW486869B (en) * 1999-12-27 2002-05-11 Sanyo Electric Co Voltage producing circuit and a display device provided with such voltage producing circuit
KR100351440B1 (ko) * 1999-12-31 2002-09-09 엘지.필립스 엘시디 주식회사 엑스-선 검출소자 및 그의 제조방법
US6780687B2 (en) * 2000-01-28 2004-08-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device having a heat absorbing layer
TW495854B (en) 2000-03-06 2002-07-21 Semiconductor Energy Lab Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2001343660A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Sharp Corp 液晶表示装置およびその欠陥修正方法
KR100695299B1 (ko) * 2000-05-12 2007-03-14 삼성전자주식회사 액정 표시 장치용 박막 트랜지스터 기판 및 그의 제조 방법
KR100367009B1 (ko) * 2000-05-19 2003-01-09 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시소자 및 그 제조방법
KR100736114B1 (ko) * 2000-05-23 2007-07-06 엘지.필립스 엘시디 주식회사 횡전계 방식의 액정표시장치 및 그 제조방법
KR100623989B1 (ko) * 2000-05-23 2006-09-13 삼성전자주식회사 액정 표시 장치용 박막 트랜지스터 기판 및 그의 수리 방법
JP3918412B2 (ja) * 2000-08-10 2007-05-23 ソニー株式会社 薄膜半導体装置及び液晶表示装置とこれらの製造方法
US6636284B2 (en) * 2000-08-11 2003-10-21 Seiko Epson Corporation System and method for providing an electro-optical device having light shield layers
KR100685914B1 (ko) 2000-09-05 2007-02-23 엘지.필립스 엘시디 주식회사 멀티 도메인 액정표시소자 및 그 제조방법
US6509616B2 (en) * 2000-09-29 2003-01-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and its manufacturing method
GB0028877D0 (en) * 2000-11-28 2001-01-10 Koninkl Philips Electronics Nv Liquid crystal displays
US6833883B2 (en) * 2001-02-13 2004-12-21 Lg. Philips Lcd Co., Ltd. Array substrate for reflective and transflective liquid crystal display devices and manufacturing method for the same
TW575777B (en) * 2001-03-30 2004-02-11 Sanyo Electric Co Active matrix type display device
JP2002299632A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置及びアクティブマトリクス型表示装置
US6734463B2 (en) * 2001-05-23 2004-05-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device comprising a window
KR100795344B1 (ko) * 2001-05-29 2008-01-17 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치용 어레이 기판 및 그의 제조방법
JP4269542B2 (ja) * 2001-06-04 2009-05-27 日本電気株式会社 トランジスタの動作点設定方法及びその回路、信号成分値変更方法並びにアクティブマトリクス型液晶表示装置
KR100408346B1 (ko) * 2001-07-18 2003-12-06 엘지.필립스 엘시디 주식회사 반사투과형 액정표시장치용 어레이기판과 그 제조방법
US7027109B2 (en) * 2001-08-03 2006-04-11 Nec Corporation TFT array substrate and active-matrix addressing liquid-crystal display device
JP4798907B2 (ja) 2001-09-26 2011-10-19 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US7474002B2 (en) * 2001-10-30 2009-01-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device having dielectric film having aperture portion
KR100430804B1 (ko) * 2001-11-15 2004-05-10 엘지.필립스 엘시디 주식회사 개구율 향상구조 액정표시장치
JP3870897B2 (ja) * 2002-01-07 2007-01-24 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
TWI244571B (en) * 2002-01-30 2005-12-01 Sanyo Electric Co Semiconductor display device
TW594336B (en) * 2002-01-30 2004-06-21 Sanyo Electric Co Semiconductor display device, method for making the same, and active matrix type display device
JP2003307746A (ja) * 2002-02-12 2003-10-31 Seiko Epson Corp 電気光学装置及び電子機器
JP4551049B2 (ja) * 2002-03-19 2010-09-22 三菱電機株式会社 表示装置
JP4088190B2 (ja) * 2002-05-21 2008-05-21 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
TW554538B (en) * 2002-05-29 2003-09-21 Toppoly Optoelectronics Corp TFT planar display panel structure and process for producing same
US7023500B2 (en) * 2002-06-05 2006-04-04 Hitachi, Ltd. Display device with active-matrix transistor having silicon film modified by selective laser irradiation
US6784434B2 (en) * 2002-06-25 2004-08-31 General Electric Company Imaging array and method for manufacturing same
JP3791482B2 (ja) * 2002-10-17 2006-06-28 セイコーエプソン株式会社 液晶装置及び電子機器
KR100905472B1 (ko) * 2002-12-17 2009-07-02 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 어레이 기판 및 이를 포함하는 액정 표시장치
US7192812B2 (en) 2002-12-20 2007-03-20 Seiko Epson Corporation Method for manufacturing electro-optical substrate
KR100918279B1 (ko) * 2002-12-23 2009-09-18 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치용 어레이기판과 그 제조방법
TWI231996B (en) * 2003-03-28 2005-05-01 Au Optronics Corp Dual gate layout for thin film transistor
JP2004342923A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Seiko Epson Corp 液晶装置、アクティブマトリクス基板、表示装置、及び電子機器
JP2004347838A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Seiko Epson Corp 電気光学装置並びに電子機器及び投射型表示装置
US6885416B2 (en) * 2003-07-07 2005-04-26 Au Optronics Corp. Flat panel display with a non-matrix light shielding structure
US7190000B2 (en) * 2003-08-11 2007-03-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
US8053780B2 (en) * 2003-11-14 2011-11-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor element, method for manufacturing the same, liquid crystal display device, and method for manufacturing the same
WO2005048223A1 (en) * 2003-11-14 2005-05-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and method for manufacturing the same
US20050132087A1 (en) * 2003-12-12 2005-06-16 Lech Glinski Method and apparatus for video signal skew compensation
KR100692685B1 (ko) * 2003-12-29 2007-03-14 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 반사투과형 액정표시장치용 어레이 기판 및 그의 제조 방법
JP3841095B2 (ja) * 2004-01-23 2006-11-01 セイコーエプソン株式会社 液晶装置および投射型表示装置
US8352423B2 (en) * 2004-05-07 2013-01-08 Inceptia Llc Apparatus and method for providing streaming data
JP2006010859A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Seiko Epson Corp 電気光学装置及び電子機器、並びに電気光学装置の製造方法
JP4193792B2 (ja) * 2004-11-30 2008-12-10 エプソンイメージングデバイス株式会社 液晶表示パネル
JP4297103B2 (ja) * 2005-02-17 2009-07-15 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及びその製造方法、並びに電子機器
JP4349375B2 (ja) * 2005-04-11 2009-10-21 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
US7688272B2 (en) * 2005-05-30 2010-03-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
KR100646937B1 (ko) * 2005-08-22 2006-11-23 삼성에스디아이 주식회사 다결정 실리콘 박막트랜지스터 및 그 제조방법
JP2007109868A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Sanyo Electric Co Ltd 薄膜トランジスタ及び有機エレクトロルミネッセンス表示装置
US7876400B2 (en) 2005-10-31 2011-01-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Optical modulation system
US7612859B2 (en) 2005-10-31 2009-11-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ultra-violet radiation absorbing grid
US20070115415A1 (en) * 2005-11-21 2007-05-24 Arthur Piehl Light absorbers and methods
JP2007188936A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Epson Imaging Devices Corp 表示装置
KR101211086B1 (ko) * 2006-02-03 2012-12-12 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터 기판과 이의 제조 방법 및 박막트랜지스터 기판 제조용 마스크
US7719008B2 (en) * 2006-02-03 2010-05-18 Samsung Electronics Co., Thin film transistor substrate and method of manufacturing the same and mask for manufacturing thin film transistor substrate
TWI285929B (en) * 2006-02-15 2007-08-21 Au Optronics Corp Manufacturing method of pixel structure
TWI328789B (en) * 2006-03-23 2010-08-11 Au Optronics Corp Method of driving lyquid crystal display
KR101230312B1 (ko) * 2006-04-11 2013-02-06 삼성디스플레이 주식회사 액정 표시 장치
JP4497328B2 (ja) * 2006-10-25 2010-07-07 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
KR101304902B1 (ko) * 2006-11-24 2013-09-05 삼성디스플레이 주식회사 액정 표시 장치
TWI328879B (en) * 2006-11-30 2010-08-11 Au Optronics Corp Pixel structure and fabricating method thereof, diaplay panel and electro-optical apparatus
JP5258277B2 (ja) * 2006-12-26 2013-08-07 株式会社半導体エネルギー研究所 液晶表示装置
JP4899856B2 (ja) * 2006-12-27 2012-03-21 セイコーエプソン株式会社 液晶装置及び電子機器
JP2008165028A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 液晶表示装置
KR100855782B1 (ko) 2007-01-29 2008-09-01 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 에프에프에스 모드 액정표시장치 및 그 제조방법
TWI338805B (en) * 2007-06-26 2011-03-11 Au Optronics Corp Transflective liquid crystal display panel and pixel structure thereof
CN101424847B (zh) * 2007-10-29 2010-06-02 北京京东方光电科技有限公司 Tft-lcd像素结构及其制造方法
GB2459647A (en) * 2008-04-28 2009-11-04 Sharp Kk Photosensitive structure with a light shading layer
JP5621283B2 (ja) * 2010-03-12 2014-11-12 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
US9069202B2 (en) * 2011-03-11 2015-06-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
CN102645799B (zh) * 2011-03-29 2015-01-07 京东方科技集团股份有限公司 一种液晶显示器件、阵列基板和彩膜基板及其制造方法
US8710504B2 (en) * 2011-12-18 2014-04-29 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. Flat display panel and method for forming the same
CN102495504A (zh) * 2011-12-19 2012-06-13 深圳市华星光电技术有限公司 平面显示面板及其形成方法
CN102809857B (zh) * 2012-07-24 2015-06-10 深圳市华星光电技术有限公司 一种液晶显示面板以及液晶显示装置
KR101961427B1 (ko) * 2012-10-29 2019-03-25 삼성디스플레이 주식회사 액정 표시 장치 및 이를 제조하는 방법
KR20140087693A (ko) * 2012-12-31 2014-07-09 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터, 이를 포함하는 박막 트랜지스터 표시판 및 그 제조 방법
JP2016177230A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置および電子機器
TWI578509B (zh) * 2015-07-23 2017-04-11 友達光電股份有限公司 畫素結構
TWI638206B (zh) * 2015-09-01 2018-10-11 友達光電股份有限公司 主動元件陣列基板
US9739938B2 (en) 2015-12-09 2017-08-22 Elenion Technologies, Llc Shielded photonic integrated circuit
JP2017156718A (ja) 2016-03-04 2017-09-07 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
KR102551789B1 (ko) * 2016-06-15 2023-07-07 삼성디스플레이 주식회사 디스플레이 장치
CA3049152A1 (en) * 2017-01-04 2018-07-12 Shih-Hsien Tseng Pixel unit structure and manufacturing method thereof
CN109073944B (zh) * 2017-03-30 2022-04-19 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板及其制造方法、显示面板和显示设备
CN107153308B (zh) * 2017-06-19 2020-08-28 深圳市华星光电技术有限公司 阵列基板及制作方法
CN107390444B (zh) * 2017-09-06 2024-03-29 京东方科技集团股份有限公司 一种阵列基板及其制作方法和显示装置
CN107845648A (zh) * 2017-10-31 2018-03-27 上海天马有机发光显示技术有限公司 一种阵列基板、有机发光显示面板及显示装置
CN108169947B (zh) * 2018-01-31 2023-04-21 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板及其制造方法、触控显示装置
JP7181777B2 (ja) * 2018-12-05 2022-12-01 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
CN109860305B (zh) * 2018-12-25 2020-11-06 合肥鑫晟光电科技有限公司 薄膜晶体管及其制作方法、显示基板和显示装置
KR20200110573A (ko) * 2019-03-15 2020-09-24 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
KR20200144162A (ko) 2019-06-17 2020-12-29 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
US11398502B2 (en) 2019-11-01 2022-07-26 Innolux Corporation Display device with improved image quality degradation

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58159516A (ja) 1982-03-18 1983-09-21 Seiko Epson Corp 液晶表示パネル
JPS6045219A (ja) * 1983-08-23 1985-03-11 Toshiba Corp アクテイブマトリクス型表示装置
JPS6428622A (en) * 1987-07-24 1989-01-31 Hitachi Ltd Liquid crystal display device
JPH0350527A (ja) * 1989-07-18 1991-03-05 Nec Corp 薄膜トランジスタアレイ基板
JP2797584B2 (ja) * 1990-01-11 1998-09-17 松下電器産業株式会社 アクティブマトリクスアレー及びその製造方法と表示装置の製造方法
JPH03248125A (ja) * 1990-02-26 1991-11-06 Sharp Corp 液晶表示素子
JPH07119919B2 (ja) * 1991-05-15 1995-12-20 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 液晶表示装置
JP3209777B2 (ja) * 1992-01-22 2001-09-17 川研ファインケミカル株式会社 液体洗浄剤組成物
FR2689287B1 (fr) * 1992-03-30 1997-01-03 France Telecom Ecran d'affichage a masque optique et procede de realisation de cet ecran.
JP2920580B2 (ja) * 1992-08-19 1999-07-19 セイコーインスツルメンツ株式会社 半導体装置
JPH0618921A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Mitsubishi Electric Corp マトリックス型表示装置
JP2789284B2 (ja) * 1992-08-20 1998-08-20 株式会社半導体エネルギー研究所 アクティブマトリクス液晶表示装置とその作製方法
JP2859784B2 (ja) * 1992-09-03 1999-02-24 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板
JP3123252B2 (ja) * 1992-09-18 2001-01-09 セイコーエプソン株式会社 アクティブ・マトリックス型表示装置
JP3529153B2 (ja) * 1993-03-04 2004-05-24 三星電子株式会社 液晶表示装置及びその製造方法
JPH0743700A (ja) * 1993-07-27 1995-02-14 Victor Co Of Japan Ltd 液晶表示素子
JP3373620B2 (ja) * 1993-10-21 2003-02-04 株式会社東芝 液晶表示装置
JPH07152047A (ja) * 1993-11-30 1995-06-16 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示装置
JP2797972B2 (ja) * 1994-06-28 1998-09-17 日本電気株式会社 アクティブマトリクス型液晶表示装置
JPH0832082A (ja) * 1994-07-15 1996-02-02 Sony Corp 薄膜トランジスタの製造方法
TW347477B (en) * 1994-09-30 1998-12-11 Sanyo Electric Co Liquid crystal display with storage capacitors for holding electric charges
JPH08160409A (ja) * 1994-12-09 1996-06-21 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示装置
JP2770763B2 (ja) * 1995-01-31 1998-07-02 日本電気株式会社 アクティブマトリクス液晶表示装置
US5936685A (en) * 1995-02-28 1999-08-10 Nec Corporation Liquid crystal display device with pixel electrode overlapping drain wiring
KR0169385B1 (ko) * 1995-03-10 1999-03-20 김광호 블랙 매트릭스 구조가 가능한 액정용 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조방법
JP3289099B2 (ja) * 1995-07-17 2002-06-04 株式会社日立製作所 アクティブマトリクス型液晶表示装置およびその製造方法
JP3312101B2 (ja) * 1996-07-02 2002-08-05 シャープ株式会社 液晶表示装置
JP3708637B2 (ja) * 1996-07-15 2005-10-19 株式会社半導体エネルギー研究所 液晶表示装置
JP3050527B2 (ja) * 1996-11-19 2000-06-12 三生 和田 発信器、報知装置及び獲物の掛かりの報知方法
JPH10228035A (ja) * 1996-12-10 1998-08-25 Fujitsu Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
JPH10240162A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Sony Corp アクティブマトリクス表示装置
JP4237027B2 (ja) * 2003-10-28 2009-03-11 株式会社コーデックス 情報通信端末、スキャナ装置、情報配信サーバ、情報伝送システム及び情報伝送プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US6297862B1 (en) 2001-10-02
WO1998016868A1 (fr) 1998-04-23
US20020024622A1 (en) 2002-02-28
KR19990072150A (ko) 1999-09-27
US20020118322A1 (en) 2002-08-29
TW479151B (en) 2002-03-11
US6573955B2 (en) 2003-06-03
KR20040104749A (ko) 2004-12-10
CN1294451C (zh) 2007-01-10
KR100520258B1 (ko) 2005-10-11
CN1506738A (zh) 2004-06-23
CN101089709A (zh) 2007-12-19
CN1205087A (zh) 1999-01-13
CN100520543C (zh) 2009-07-29
CN1214281C (zh) 2005-08-10
KR100516558B1 (ko) 2005-12-26
US6388721B1 (en) 2002-05-14
TWI236556B (en) 2005-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3376584B2 (ja) 液晶装置用基板、液晶装置および投写型表示装置
US6704068B2 (en) LCD having a particular light-shield and connection
KR100460182B1 (ko) 박막 트랜지스터 어레이 기판, 이를 포함하는 액정 패널 및 프로젝터
JP2002108248A (ja) 電気光学装置、電気光学装置用基板及び投射型表示装置
US6697136B1 (en) Liquid crystal device, projector, and method of manufacturing the liquid crystal device
KR100429369B1 (ko) 박막트랜지스터로 향하는 광선을 차광막으로 차단하는 투과액정패널, 이 투과액정패널을 구비한 화상표시장치, 및 이 투과액정패널의 제조방법
JP2002156652A (ja) 電気光学装置及びその製造方法
JP2002149089A (ja) 電気光学装置及び投射型表示装置
JP2002158360A (ja) 電気光学装置及びその製造方法
JP3719430B2 (ja) 液晶装置用基板、液晶装置および投写型表示装置
JP2000275680A (ja) 反射型液晶表示装置及びそれを用いた表示パネル
JP3791225B2 (ja) 電気光学パネル及び電子機器
JP3837951B2 (ja) 電気光学パネル及び電子機器
JP2001330859A (ja) 電気光学装置
JP3570410B2 (ja) 液晶装置用基板、液晶装置及び投写型表示装置
JP2004126554A (ja) 電気光学パネル及び電子機器
JP2002341380A (ja) 電気光学装置及びこれを具備する電子機器
JP3674631B2 (ja) 液晶装置及び投写型表示装置
JP3454252B2 (ja) 電気光学装置
JPH11121755A (ja) 薄膜半導体装置
JP3603893B2 (ja) 液晶パネルおよびそれを用いた投射型表示装置
JP2003131591A (ja) 電気光学装置、投射型表示装置、および電気光学装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091206

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111206

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111206

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121206

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121206

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131206

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term