JP3374574B2 - トルクコンバータのスリップ制御装置 - Google Patents

トルクコンバータのスリップ制御装置

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JP3374574B2
JP3374574B2 JP03643395A JP3643395A JP3374574B2 JP 3374574 B2 JP3374574 B2 JP 3374574B2 JP 03643395 A JP03643395 A JP 03643395A JP 3643395 A JP3643395 A JP 3643395A JP 3374574 B2 JP3374574 B2 JP 3374574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の伝動系に
おけるトルクコンバータのスリップ制御装置、特に、ア
クセルペダルを釈放したコーストロックアップ状態か
ら、アクセルペダルの踏み込みに伴うスリップ制御状態
への移行時におけるスリップ制御技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータは、入出力要素間での
動力伝達を内部作動流体を介して行うため、トルク変動
吸収機能による滑らかな動力伝達が可能である上、トル
ク増大機能も得られ、大抵の自動変速機には、伝動系に
トルクコンバータが用いられている。
【0003】しかしてトルクコンバータは、入出力要素
間の相対回転、つまりスリップを避けられず、伝動効率
が悪く、エンジンの燃費を悪くする。よって、トルク変
動吸収機能およびトルク増大機能が不要な比較的高車速
域で、入出力要素間をロックアップクラッチにより直結
して、トルクコンバータを通常のコンバータ状態から入
出力要素間が直結されたロックアップ状態にし得るロッ
クアップ式のトルクコンバータが多用されている。
【0004】ここで、エンジンの燃費を十分に向上させ
るためには、トルクコンバータ入出力要素間を直結する
ロックアップ領域を低車速域まで拡大する必要がある
が、この場合拡大したロックアップ領域ではエンジンの
トルク変動が大きいため、エンジン振動が車体へ伝わり
易くなって、乗り心地の悪化を生ずる。この問題解決の
ために、ロックアップ状態ではエンジン振動が車体へ伝
わり易くなる領域では、ロックアップクラッチの締結力
を小さくしてスリップ状態とし、ロックアップ状態にし
た時の振動の問題を解消しつつ、燃費の向上を実現する
技術も提案されている。
【0005】従って、通常ならエンジン振動が車体へ伝
わることのない領域をロックアップ領域と定めることか
ら、当該領域では普通、トルクコンバータをロックアッ
プ状態にしていても、振動の問題を発生することはない
が、エンジンのアクセルペダルを釈放状態から急激に踏
み込む場合等のように運転状態が急変した時は、当該領
域と雖もロックアップ状態にしていると、振動の問題を
発生する。
【0006】このような場合の振動問題に対する対策と
して従来、例えば特開昭60−172767号公報に記
載のように、車速、エンジン回転数、選択ギヤ位置から
トルクコンバータの入出力回転速度比を演算し、この速
度比が運転状態に応じた最適値になるようトルクコンバ
ータをスリップ制御して、常時確実に車体振動の発生を
防止することを狙った技術も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
スリップ制御技術では以下の問題が生ずることを確かめ
た。つまり、上記従来のスリップ制御技術を用いた場
合、アクセルペダルの釈放状態からの踏み込みでトルク
コンバータの入出力回転速度比が、運転状態に応じた最
適値からずれると、直ちに前記のスリップ制御が実行さ
れる。
【0008】一方、今日のエンジンは同じく燃費の向上
を狙って、アクセルペダルを釈放したコースト走行中、
エンジン出力が不要であることから燃料噴射を中止し
(フューエルカットし)、アクセルペダルの踏み込み時
に燃料噴射を再開(フューエルリカバー)するようにし
た、フューエルカット装置付のものが多くなっている。
フューエルカット状態からアクセルペダルの踏み込みに
よる燃料噴射の再開(フューエルリカバー)で、実際に
エンジン出力が立ち上がるまでの間には応答遅れ時間が
存在する。
【0009】それにもかかわらず、従来のスリップ制御
技術のようにアクセルペダルを釈放状態から踏み込んだ
時直ちに、前記のスリップ制御が実行されるのでは、当
該制御によりトルクコンバータ入出力回転速度比が運転
状態に応じた一定値にされても、エンジン回転がスリッ
プ制御の開始に起因して上記エンジン出力の応答遅れの
間に落ち込む。そして、これに伴うエンジン回転数の変
化が大きな車体振動の発生原因となり、狙い通りの振動
対策を期待できないのが実情であった。
【0010】本発明は、コーストロックアップ状態から
の踏み込み時、トルクコンバータのスリップ制御を上記
エンジン出力の応答遅れに鑑みて遅延させ(ロックアッ
プ状態を継続し)、これにより当該応答遅れ中にエンジ
ン回転が落ち込むのを防止し、つまりエンジン出力の立
ち上がりの前にトルクコンバータのスリップ制御が開始
されてエンジン回転の落ち込みを生ずるようなことのな
いようにし、もって上述の問題を解消することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的のため第1発明
によるトルクコンバータのスリップ制御装置は、図1に
概念を示すごとく、フューエルカット装置付エンジンの
アクセルペダルを釈放したコースト走行中、トルクコン
バータを入出力要素間が直結されたロックアップ状態に
し、アクセルペダルの踏み込み時、トルクコンバータ入
出力要素間をスリップ制御状態にするようにしたスリッ
プ制御装置を有する自動変速機において、前記コースト
ロックアップ状態からスリップ制御状態への移行を行う
べきアクセルペダルの踏み込みを検知するアクセル踏み
込み検知手段と、該アクセルペダルの踏み込みが検知さ
れてから設定時間が経過した後に前記スリップ制御を開
始させるスリップ制御遅延手段とを設けたことを特徴と
するものである。
【0012】また第2発明によるトルクコンバータのス
リップ制御装置は、エンジン回転数を検出するエンジン
回転数検出手段と、この検出したエンジン回転数が高い
ほど前記設定時間を長くする遅延時間変更手段とを付加
したことを特徴とするものである。
【0013】第3発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、自動変速機の選択変速段を検知する変速
段検知手段と、この検知した変速段が高速段であるほど
前記設定時間を短くする遅延時間変更手段とを付加した
ことを特徴とするものである。
【0014】第4発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、エンジン駆動補機の駆動負荷を検出する
エンジン補機駆動負荷検出手段と、この検知したエンジ
ン補機駆動負荷が大きいほど前記設定時間を長くする遅
延時間変更手段とを付加したことを特徴とするものであ
る。
【0015】
【作用】第1発明においてスリップ制御装置は、フュー
エルカット装置付エンジンのアクセルペダルを釈放した
コースト走行中、自動変速機におけるトルクコンバータ
を入出力要素間が直結されたロックアップ状態にし、ア
クセルペダルの踏み込み時、トルクコンバータ入出力要
素間をスリップ制御状態にする。
【0016】ここで、アクセル踏み込み検知手段がコー
ストロックアップ状態からスリップ制御状態への移行を
行うべきアクセルペダルの踏み込みを検知した時は、ス
リップ制御遅延手段が、該アクセルペダルの踏み込み検
知から設定時間が経過した後に上記のスリップ制御を開
始させる。
【0017】よって、コーストロックアップ状態からス
リップ制御状態への移行を行うべきアクセルペダルの踏
み込みがある時、トルクコンバータのスリップ制御を直
ちに実行させず、上記設定時間だけ遅延させてこの間ト
ルクコンバータのロックアップ状態を継続することとな
り、当該アクセルペダルの踏み込みによるフューエルリ
カバーに呼応したエンジン出力の立ち上がりが応答遅れ
を持つと雖も、この応答遅れに起因してエンジン回転が
落ち込むのを上記ロックアップ状態の継続により防止す
ることができ、このエンジン回転の落ち込みが原因で従
来、コーストロックアップ状態からスリップ制御状態へ
の移行時に生じていた車体振動の問題を解消することが
できる。
【0018】第2発明においては遅延時間変更手段が、
エンジン回転数検出手段で検出した上記エンジンの回転
数に応じ、この検出したエンジン回転数が高いほど上記
遅延用の設定時間を長くする。この場合、エンジン回転
数が高いほどコーストロックアップ状態でのエンジン回
転数の低下割合が高いのに符合し、この高い割合のエン
ジン回転数の低下を長い設定時間により確実に抑制し
て、上記の作用効果を確実に達成することができる。
【0019】第3発明においては遅延時間変更手段が、
変速段検知手段で検知した自動変速機の選択変速段に応
じ、この検知した変速段が高速段であるほど上記遅延用
の設定時間を短くする。この場合、高速側の変速段であ
るほどコーストロックアップ状態でのエンジン回転数の
低下割合が小さいのに符合し、上記の作用効果を確実に
達成することができる。
【0020】第4発明においては遅延時間変更手段が、
エンジン補機駆動負荷検出手段で検出したエンジン駆動
補機の駆動負荷に応じ、この検知したエンジン補機駆動
負荷が大きいほど上記遅延用の設定時間を長くする。こ
の場合、エンジン駆動補機の駆動負荷が大きいほどコー
ストロックアップ状態でのエンジン回転数の低下割合が
大きいのに符合し、上記の作用効果を確実に達成するこ
とができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図2は、本発明によるスリップ制御装置の一
実施例を示し、1は同装置によりスリップ制御すべきロ
ックアップ機構付きトルクコンバータである。このトル
クコンバータ1は、図示せざるフューエルカット装置付
エンジンおよび自動変速機間に挿入して用い、これら両
者間でトルクの受渡しを行うものとする。トルクコンバ
ータ1は通常、内部作動流体を介し入出力要素1a,1
b間での動力伝達を行い(コンバータ状態)、ロックア
ップクラッチ1cが図中左行して締結される時、入出力
要素1a,1b間を直結されたロックアップ状態で動力
伝達を行う一般的な構成とする。
【0022】ここで、トルクコンバータ1はロックアッ
プクラッチ1cの両側にコンバータ室1dおよびロック
アップ室1eを有し、作動流体を通流させるに際し、作
動流体をロックアップ室1eに流入させ、コンバータ室
1dから排除する場合、ロックアップクラッチ1cが解
放されてトルクコンバータ1がコンバータ状態になり、
作動流体を逆にコンバータ室1dに流入させ、ロックア
ップ室1eから排除する場合、ロックアップクラッチ1
cが締結されてトルクコンバータ1がロックアップ状態
になるものとする。なお、後者の通流状態でコンバータ
室1dおよびロックアップ室1e間における差圧を低減
させると、この低減度合に応じてトルクコンバータ1を
スリップ制御することができる。
【0023】トルクコンバータ1のロックアップ制御お
よびスリップ制御を行うシステムを次に説明する。この
システムはロックアップ制御弁10を主たる構成要素と
し、、このロックアップ制御弁10は回路21,22を
介しコンバータ室1dおよびロックアップ室1eに接続
して設ける。ロックアップ制御弁10はプラグ11およ
びスプール12を同軸突き合わせ関係に具え、両者をス
プール12の側に作用させた共通なばね13により図示
位置に弾支して構成する。
【0024】この弾支位置でプラグ11は、ロックアッ
プ室1eへの回路22をドレンポート14から遮断して
ポート15に通じ、スプール12は、コンバータ室1d
への回路21をポート16から遮断してクーラ回路17
に通じるものとする。プラグ11は両端ランド間の受圧
面積差に回路22へのロックアップ制御圧PL を受けて
図中左方へ付勢される他、室18へのデューティ制御圧
D により同じ図中左方へ付勢されるものとする。スプ
ール12は回路21に係わる2個のランド間に受圧面積
差を設定されており、この受圧面積差に同回路21への
コンバータ制御圧PC を受けて図中右方へ付勢されるも
のとする。
【0025】圧力源としては、オイルポンプ23を有
し、これからの作動油を回路24に吐出する。回路24
への作動油は、周知のプレッシャーレギュレータ弁30
により所定のライン圧に調圧され、この調圧に際しプレ
ッシャーレギュレータ弁30から漏れる作動油を同じく
周知のトルクコンバータレギュレータ弁31により一定
圧にしてトルクコンバータ作動圧回路32に供給するも
のとする。このトルクコンバータ作動圧回路32は、一
方でロックアップ制御弁10のポート15,16に接続
し、他方でオリフィス33を経てクーラ回路17に接続
する。
【0026】ライン圧回路24には更に、周知のパイロ
ット弁41を接続して設け、このパイロット弁41は回
路24のライン圧を一定のパイロット圧Pp にして回路
42へ出力するものとする。デューティソレノイド43
は、回路42のパイロット圧Pp をデューティDに応じ
たデューティ制御圧PD にして回路44に出力し、この
デューティ制御圧PD をロックアップ制御弁10の室1
8へ供給するものとする。ここでデューティソレノイド
43は、デューティDが0%の時デューティ制御圧PD
を消失させ、デューティDの増大につれてデューティ制
御圧PD を上昇させ、遂にはパイロット圧Pp と同じ最
高値にするものである。
【0027】上記油圧制御システムの作用を次に説明す
る。トルクコンバータ1をコンバータ状態にする場合、
デューティDを0%にしてデューティ制御圧PD を消失
させる。この時ロックアップ制御弁10は、室18内に
圧力が供給されないことから、図示状態にされ、回路3
2のトルクコンバータ作動圧がポート15、回路22を
経てロックアップ室1eに流入し、その後コンバータ室
1dから回路21およびクーラ回路17を経て排除され
る。よってトルクコンバータ1は、コンバータ状態で動
力伝達を行うことができる。
【0028】トルクコンバータ1をロックアップ状態に
する場合、デューティDを100%にしてデューティ制
御圧PD を最高値にする。この時ロックアップ制御弁1
0は、室18内への最高圧によりプラグ11およびスプ
ール12を図示とは逆の限界位置に押動された状態にさ
れる。ここで回路32のトルクコンバータ作動圧はポー
ト16、回路21を経てコンバータ室1dに流入し、そ
の後ロックアップ室1eから回路22およびドレンポー
ト14を経て排除される。よってトルクコンバータ1
は、ロックアップ状態で動力伝達を行うことができる。
【0029】上記のロックアップ状態からデューティD
の減少によりソレノイド43から室18へのデューティ
制御圧PD を低下させると、これによりプラグ11を図
中左行させようとする力が低下し、この力および回路2
2のロックアップ制御圧PLがプラグ11のランド間受
圧面積差に作用して生ずる力に抗し、プラグ11および
スプール12がばね13のばね力および回路21のコン
バータ圧PC がスプール12のランド間受圧面積差に作
用して生ずる力により図中右方に押し戻される。これに
より、プラグ11が回路22をドレンポート14から遮
断すると共にポート15に通じてロックアップ制御圧P
L を上昇させる一方、スプール12が回路21をポート
16から遮断すると共にクーラ回路17に通じてコンバ
ータ圧P C を低下させる。
【0030】これによりロックアップ制御圧PL および
コンバータ圧PC 間の差圧が減少し、トルクコンバータ
1をロックアップ状態からスリップ状態にすることがで
きる。そして、ロックアップ制御圧PL およびコンバー
タ圧PC が上記の圧力変化でデューティ制御圧PD の低
下に対応した値になったところで、プラグ11およびス
プール12は回路21,22を全てのポートから遮断し
てロックアップ制御圧PL およびコンバータ圧PC の上
記圧力変化を終了させるバランス位置となり、トルクコ
ンバータ1をデューティ制御圧PD の低下に対応したス
リップ制御状態に維持することができる。かくして、デ
ューティDの加減によりデューティ制御圧PD を制御す
ることで、トルクコンバータ1を任意のスリップ状態に
制御することが可能である。
【0031】ソレノイド43の駆動デューティDは、コ
ントローラ51によりこれを制御する。これがためコン
トローラ51には、エンジン回転数Ne を検出するエン
ジン回転センサ52からの信号、自動変速機の選択変速
段を検知する変速段センサ53からの信号、車速VSP
を検出する車速センサ54からの信号、エンジンのスロ
ットル開度TVOを検出するスロットル開度センサ55
からの信号、エンジン駆動補機であるエアコンディショ
ナーやラジエータファン等のスイッチ56からの信号、
および車載バッテリの電圧を低下させるような、従って
エンジンをアイドルアップさせる必要があるような電気
負荷であるリヤデフォッガーやヘッドライトのスイッチ
57からの信号を入力する。
【0032】コントローラ51はこれら入力情報を基
に、コンバータ領域か、ロックアップ領域か、スリップ
制御領域かを判定し、コンバータ領域ならデューティD
を0%にしてデューティ制御圧PD を消失させ、要求通
りにトルクコンバータ1をコンバータ状態にし、ロック
アップ領域ならデューティDを100%にしてデューテ
ィ制御圧PD を最高値となし、要求通りにトルクコンバ
ータ1をロックアップ状態にし、スリップ制御領域なら
目標スリップ量を求めてこれに対応するデューティDの
出力によりトルクコンバータ1を要求通りのスリップ制
御状態にする。
【0033】但しコントローラ51は、アクセルペダル
を釈放したコーストロックアップ状態からアクセルペダ
ルを踏み込む時のスリップ制御に当たっては特に、前記
の目的に照らして図3および図4の制御プログラムを実
行して、以下のごとくに当該スリップ制御を行うものと
する。つまり、先ずステップS1でエンジン回転数
e 、選択変速段Gp 、車速VSP、およびスロットル
開度TVOをそれぞれ読み込み、ステップS2 でこれら
読み込み情報から、現在の運転状態がコーストロックア
ップ領域か否かを判定し、コーストロックアップ領域に
なるまで上記のステップS1を継続して実行する。
【0034】コーストロックアップ領域になっところ
で、ステップS3において、選択変速段Gp が設定変速
段GpSより大きな高速段か否かを判別し、設定変速段G
pSについては、例えば各変速段刻みでGpSの領域を設定
するような方式でも良いし、例えば第3速を境にすると
いった方式でも良い。選択変速段Gp が設定変速段GpS
より高速段であると判別する場合、ステップS4で、エ
ンジン回転数Ne が設定回転数NeSより高回転か否かを
判別する。設定エンジン回転数NeSについては、実験的
に各変速段Gp およびエンジン回転数Ne においてエン
ジン振動の自動変速機側への伝達状態を確認することに
より決定するのが良い。
【0035】エンジン回転数Ne が設定回転数NeSより
高回転である場合、ステップS5において、S3〜S4
の判別結果に対応して遅延時間TSet をTSet1に決定
し、ここで遅延時間TSet は、コーストロックアップ状
態からのアクセルペダルの踏み込みでトルクコンバータ
をスリップ制御状態にするに当たって設定すべき所定の
スリップ制御遅延時間とする。
【0036】ステップS5にて前記所定時間TSet が決
められた後、ステップS6ではエアコンスイッチやラジ
エータファンスイッチ56がONとなったか否かが判断
される。ステップS6にて前記SWがONと判断された
場合はステップS7に進み、OFFと判断された場合は
ステップS11に進む。
【0037】ステップS7およびS11では、リヤデフ
ォッガースイッチやヘッドライトスイッチ57がONか
OFFかで、その他の負荷が変動したか否かを判断す
る。ここでのその他の負荷は、バッテリー電圧に影響を
与えるものとする。これらの負荷は、スイッチのON/
OFFを読み取る方法でも良いし、バッテリー電圧の変
動を読み取る方法でもよい。
【0038】ステップS7において前記その他の負荷が
変動したと判断された場合は、ステップS8において、
前記ステップS5にて算出された所定時間TSet をT
Set11に補正し、ステップS11において前記その他の
負荷が変動したと判断された場合は、ステップS12に
おいて、前記ステップS5にて算出された所定時間TSe
t をTSet13 に補正する。
【0039】ステップS7でその他の負荷が変動してい
ないと判断した場合、ステップS10において、ステッ
プS5で算出された所定時間TSet をTSet12 に補正
し、ステップS11でその他の負荷が変動していないと
判断した場合、ステップS13において、ステップS5
で算出された所定時間TSet をTSet14 に補正する。
【0040】ここで設定時間TSet11 〜TSet14 間の長
短関係を説明する。エアコンディショナースイッチ56
等がONの場合、コーストロックアップ状態におけるエ
ンジン回転数の低下割合が大きくなるので、設定時間T
Set は図5に示すようにスイッチ56のON時、OFF
時よりも長くし、従ってTSet11 >TSet13 ,TSet1 2
>TSet14 にする。また、その他負荷が入った状態(ス
イッチ57がON)である場合、オルタネータの発電不
足を補うためにエンジン回転数を上げる必要があるた
め、エンジン回転数の低下割合が小さくなるので、設定
時間TSet を図6に示すようにスイッチ57のON時、
OFF時よりも短くし、従ってTSet11 <TSet12 ,T
Set13 <TSet14 にする。
【0041】ステップS4でNe ≦Nesの低エンジン回
転と判断する場合、ステップS14で、ステップS5に
おけると同様にして、ステップS3〜S4の判別結果に
対応してスリップ制御遅延用設定時間TSet をTSet2
決定する。
【0042】ステップS14にて前記所定時間TSet
決められた後、ステップS15ではエアコンスイッチや
ラジエータファンスイッチ56がONとなったか否かが
判断される。ステップS15にて前記SWがONと判断
された場合はステップS16に進み、OFFと判断され
た場合はステップS19に進む。
【0043】ステップS16およびS19では、リヤデ
フォッガースイッチやヘッドライトスイッチ57がON
かOFFかで、その他の負荷が変動したか否かを判断す
る。ステップS16において、前記その他の負荷が変動
したと判断された場合は、前記ステップS17におい
て、前記ステップS14にて算出された所定時間TSe t
をTSet13 に補正し、ステップS19において前記その
他の負荷が変動したと判断された場合は、ステップS2
0において、前記ステップS14にて算出された所定時
間TSet をTSet21 に補正し、ステップS19において
前記その他の負荷が変動したと判断された場合は、ステ
ップS20において、前記ステップS14にて算出され
た所定時間TSet をTSet23 に補正する。
【0044】ステップS16でその他の負荷が変動して
いないと判断した場合、ステップS18において、ステ
ップS14で算出された所定時間TSet をTSet22 に補
正し、ステップS19でその他の負荷が変動していない
と判断した場合、ステップS21において、ステップS
14で算出された所定時間TSet をTSet24 に補正す
る。
【0045】ここで設定時間TSet21 〜TSet24 間の長
短関係を説明する。エアコンディショナースイッチ56
等がONの場合、コーストロックアップ状態におけるエ
ンジン回転数の低下割合が大きくなるので、設定時間T
Set は図5に示すようにスイッチ56のON時、OFF
時よりも長くし、従ってTSet21 >TSet23 ,TSet2 2
>TSet24 にする。また、その他の負荷が入った状態
(スイッチ57がON)である場合、オルタネータの発
電不足を補うためにエンジン回転数を上げる必要がある
ため、エンジン回転数の低下割合が小さくなるので、設
定時間TSet を図6に示すようにスイッチ57のON
時、OFF時よりも短くし、従ってTSet21
Set22 ,TSet23 <TSet24 にする。
【0046】なお、TSet21 〜TSet24 と前記TSet11
〜TSet14 の長短関係であるが、前述のようにコースト
ロックアップ走行時エンジン回転数の高低により高回転
ほどエンジン回転の低下割合が大きいことから、設定時
間TSet は図7に示すように高回転ほど長く定める。従
ってTSet21 はTSet11 より長くなり、同様にTSet2 2
はTSet12 より、TSet23 はTSet13 より、TSet24
Set14 よりそれぞれ長くする。
【0047】ステップS3で変速段GP がGPSより低速
段であると判別する場合、制御はステップS22に進
む。このステップでは、ステップS4におけると同様、
コーストロックアップ中のエンジン回転数Ne がNeS
り高回転か低回転かが判別される。高回転ならステップ
S23で、ステップS5におけると同様にしてステップ
S3,S22の判別結果に対応してスリップ制御遅延用
設定時間TSet をTSet3に決定する。
【0048】ステップS23にて前記所定時間TSet
決められた後、ステップS24ではエアコンスイッチや
ラジエータファンスイッチ56がONとなったか否かが
判断される。ステップS24にて前記SWがONと判断
された場合はステップS25に進み、OFFと判断され
た場合はステップS28に進む。
【0049】ステップS25およびS28では、リヤデ
フォッガースイッチやヘッドライトスイッチ57がON
かOFFかで、その他の負荷が変動したか否かを判断す
る。ステップS25において、前記その他の負荷が変動
したと判断された場合は、ステップS26において、前
記ステップS23にて算出された所定時間TSet をT
Set31 に補正し、ステップS28において前記その他の
負荷が変動したと判断された場合は、ステップS29に
おいて、前記ステップS23にて算出された所定時間T
Set をTSet33 に補正する。
【0050】ステップS25でその他の負荷が変動して
いないと判断した場合、ステップS27において、ステ
ップS23で算出された所定時間TSet をTSet32 に補
正し、ステップS28でその他の負荷が変動していない
と判断した場合、ステップS30において、ステップS
23で算出された所定時間TSet をTSet34 に補正す
る。
【0051】ここで設定時間TSet31 〜TSet34 間の長
短関係は前記TSet11 〜TSet14 間の長短関係に同じと
する。即ち、エアコンディショナースイッチ56等がO
Nの場合、コーストロックアップ状態におけるエンジン
回転数の低下割合が大きくなるので、設定時間TSet
図5に示すようにスイッチ56のON時、OFF時より
も長くし、従ってTSet31 >TSet33 ,TSet32 >T
Set34 にする。また、その他の負荷が入った状態(スイ
ッチ57がON)である場合、オルタネータの発電不足
を補うためにエンジン回転数を上げる必要があるため、
エンジン回転数の低下割合が小さくなるので、設定時間
Set を図6に示すようにスイッチ57のON時、OF
F時よりも短くし、従ってTSet31 <TSet32 ,T
Set33 <TSet3 4 にする。
【0052】ステップS22でNe ≦Nesの低エンジン
回転と判断する場合、ステップS31で、ステップS5
におけると同様にして、ステップS3〜S22の判別結
果に対応してスリップ制御遅延用設定時間TSet をT
Set4に決定する。
【0053】ステップS31にて前記所定時間TSet
決められた後、ステップS32ではエアコンスイッチや
ラジエータファンスイッチ56がONとなったか否かが
判断される。ステップS32にて前記SWがONと判断
された場合はステップS33に進み、OFFと判断され
た場合はステップS36に進む。
【0054】ステップS33およびS36では、リヤデ
フォッガースイッチやヘッドライトスイッチ57がON
かOFFかで、その他の負荷が変動したか否かを判断す
る。ステップS33において、前記その他の負荷が変動
したと判断された場合は、ステップS34において前記
ステップS31にて算出された所定時間TSet をTSe
t41 に補正し、ステップS36において前記その他の負
荷が変動したと判断された場合は、ステップS37にお
いて、前記ステップS31にて算出された所定時間T
Set をTSet43 に補正する。
【0055】ステップS33でその他の負荷が変動して
いないと判断した場合、ステップS35において、ステ
ップS31で算出された所定時間TSet をTSet42 に補
正し、ステップS36でその他の負荷が変動していない
と判断した場合、ステップS38において、ステップS
31で算出された所定時間TSet をTSet44 に補正す
る。
【0056】ここで設定時間TSet41 〜TSet44 間の長
短関係は前記TSet11 〜TSet14 間の長短関係に同じと
する。即ち、エアコンディショナースイッチ56等がO
Nの場合、コーストロックアップ状態におけるエンジン
回転数の低下割合が大きくなるので、設定時間TSet
図5に示すようにスイッチ56のON時、OFF時より
も長くし、従ってTSet41 >TSet43 ,TSet42 >T
Set44 にする。また、その他の負荷が入った状態(スイ
ッチ57がON)である場合、オルタネータの発電不足
を補うためにエンジン回転数を上げる必要があるため、
エンジン回転数の低下割合が小さくなるので、設定時間
Set を図6に示すようにスイッチ57のON時、OF
F時よりも短くし、従ってTSet41 <TSet42 ,T
Set43 <TSet4 4 にする。
【0057】なお、TSet31 〜TSet34 とTSet11 〜T
Set14 との間の長短関係を次に説明する。変速段GP
高速段であるほどコーストロックアップ状態でのエンジ
ン回転数の低下割合が小さいことから、設定時間TSet
は図8に示すように高速変速段で短くし、従ってT
Set31 >TSet11 、TSet32 >TSet12 、TSet33 >T
Se t13 、TSet34 >TSet14 にする。
【0058】TSet41 〜TSet44 とTSet21 〜TSet24
との長短関係も同様の理由から、T Set41 >TSet21
Set42 >TSet22 、TSet43 >TSet23 、TSet44
Se t24 とする。
【0059】上述のようにして定めた設定時間TSet11
〜TSet44 に基づき、ステップS9では、コーストロッ
クアップ状態からアクセルペダルの踏込みにともなうト
ルクコンバータのスリップ制御を、上記設定時間だけ遅
れて開始させる。
【0060】
【発明の効果】かくして第1発明によるトルクコンバー
タのスリップ制御装置は、請求項1に記載のごとく、コ
ーストロックアップ状態からスリップ制御状態への移行
を行うべきアクセルペダルの踏み込みがある時、該アク
セルペダルの踏み込みから設定時間が経過した後に、振
動防止用のトルクコンバータのスリップ制御を開始させ
る構成にしたから、コーストロックアップ状態からスリ
ップ制御状態への移行を行うべきアクセルペダルの踏み
込みがある時、トルクコンバータのスリップ制御を直ち
に実行させず、このスリップ制御を上記設定時間だけ遅
延させてこの間トルクコンバータのロックアップ状態を
継続することとなり、当該アクセルペダルの踏み込みに
よるフューエルリカバーに呼応したエンジン出力の立ち
上がりが応答遅れを持つと雖も、この応答遅れに起因し
てエンジン回転が落ち込むのを上記ロックアップ状態の
継続により防止することができ、このエンジン回転の落
ち込みが原因で従来、コーストロックアップ状態からス
リップ制御状態への移行時に生じていた車体振動の問題
を解消することができる。
【0061】第2発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、請求項2に記載のごとく、エンジン回転
数が高いほど上記スリップ制御遅延用の設定時間を長く
する構成にしたから、エンジン回転数が高いほどコース
トロックアップ状態でのエンジン回転数の低下割合が高
いのに符合し、この高い割合のエンジン回転数の低下を
長い設定時間により確実に抑制して、上記の作用効果を
確実に達成することができる。
【0062】第3発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、請求項3に記載のごとく、自動変速機の
選択変速段に応じ、この変速段が高速段であるほど上記
スリップ制御遅延用の設定時間を短くする構成にしたか
ら、高速側の変速段であるほどコーストロックアップ状
態でのエンジン回転数の低下割合が小さいのに符合し、
上記の作用効果を確実に達成することができる。
【0063】第4発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、請求項4に記載のごとく、エンジン駆動
補機の駆動負荷に応じ、このエンジン補機駆動負荷が大
きいほど上記スリップ制御遅延用の設定時間を長くする
構成にしたから、エンジン駆動補機の駆動負荷が大きい
ほどコーストロックアップ状態でのエンジン回転数の低
下割合が大きいのに符合し、上記の作用効果を確実に達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトルクコンバータのスリップ制御
装置を示す概念図である。
【図2】本発明スリップ制御装置の一実施例を示すトル
クコンバータのロックアップ制御システム図である。
【図3】同例においてコントローラが、コーストロック
アップ状態からのスリップ制御に当たって実行する、ス
リップ制御遅延時間設定用プログラムの一部を示すフロ
ーチャートである。
【図4】同スリップ制御遅延時間設定用プログラムの残
部を示すフローチャートである。
【図5】エンジン駆動補機の駆動中と非駆動中における
スリップ制御遅延時間の違いを示す線図である。
【図6】バッテリ電圧変化を生ずる負荷のON,OFF
時におけるスリップ制御遅延時間の違いを示す線図であ
る。
【図7】コーストロックアップ状態でのエンジン回転数
に対するスリップ制御遅延時間の変化特性図である。
【図8】自動変速機の選択変速段に対するスリップ制御
遅延時間の変化特性図である。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ 10 ロックアップ制御弁 23 オイルポンプ 30 プレッシャーレギュレータ弁 31 トルクコンバータレギュレータ弁 41 パイロット弁 43 デューティソレノイド 51 コントローラ 52 エンジン回転センサ 53 変速段センサ 54 車速センサ 55 スロットル開度センサ 56 エンジン駆動補機スイッチ 57 電気負荷スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−99328(JP,A) 特開 平5−99327(JP,A) 特開 平6−185607(JP,A) 特開 平8−42684(JP,A) 特開 平2−309051(JP,A) 特開 平8−170724(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/14 601

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フューエルカット装置付エンジンのアク
    セルペダルを釈放したコースト走行中、トルクコンバー
    タを入出力要素間が直結されたロックアップ状態にし、
    アクセルペダルの踏み込み時、トルクコンバータ入出力
    要素間をスリップ制御状態にするようにしたスリップ制
    御装置を有する自動変速機において、 前記コーストロックアップ状態からスリップ制御状態へ
    の移行を行うべきアクセルペダルの踏み込みを検知する
    アクセル踏み込み検知手段と、 該アクセルペダルの踏み込みが検知されてから設定時間
    が経過した後に前記スリップ制御を開始させるスリップ
    制御遅延手段とを具備することを特徴とするトルクコン
    バータのスリップ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、エンジン回転数を検
    出するエンジン回転数検出手段と、この検出したエンジ
    ン回転数が高いほど前記設定時間を長くする遅延時間変
    更手段とを付加したことを特徴とするトルクコンバータ
    のスリップ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、自動変速機
    の選択変速段を検知する変速段検知手段と、この検知し
    た変速段が高速段であるほど前記設定時間を短くする遅
    延時間変更手段とを付加したことを特徴とするトルクコ
    ンバータのスリップ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、エンジン駆動補機の駆動負荷を検出するエンジン補
    機駆動負荷検出手段と、この検知したエンジン補機駆動
    負荷が大きいほど前記設定時間を長くする遅延時間変更
    手段とを付加したことを特徴とするトルクコンバータの
    スリップ制御装置。
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