JP3370911B2 - Lp碍子の集積体及びその集積方法 - Google Patents

Lp碍子の集積体及びその集積方法

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JP3370911B2 JP30461497A JP30461497A JP3370911B2 JP 3370911 B2 JP3370911 B2 JP 3370911B2 JP 30461497 A JP30461497 A JP 30461497A JP 30461497 A JP30461497 A JP 30461497A JP 3370911 B2 JP3370911 B2 JP 3370911B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B17/00Insulators or insulating bodies characterised by their form
    • H01B17/14Supporting insulators
    • H01B17/16Fastening of insulators to support, to conductor, or to adjoining insulator

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  • Pallets (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Insulators (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、電線を連架する
ために電柱等の支柱に設置されるLP碍子の集積体及び
その集積方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 LP碍子(ラインポスト碍子)は、特
に米国において頻繁に使用される、電線を連架するため
の屋外用碍子であり、例えば図2に示すように、先端部
にクランプと呼ばれる係合部材24、もう一方の端部に
はベースと呼ばれる支持金具25を備えた有機絶縁材料
の軸体23を主体として構成され、多数本の電柱や鉄塔
等の支柱21にベース25を固定して軸体23を支持
し、軸体23先端のクランプ24に電線を係合すること
により、電線を連架せしめて使用するものである。
【0003】 このような用途に用いられる関係上、L
P碍子は多数個の同時使用が前提とされるため、従来は
図3に示すように、合板製の箱体28内部に、収納すべ
きLP碍子の長手方向と直交するように、スペーサーと
呼ばれる2枚の支持部材29を予め並設しておき、当該
支持部材29の上面にベース25とクランプ24とが交
互に並ぶように互い違いに複数本のLP碍子を並列した
形で、場合によってはこれを複数段繰り返して段積みし
た形で箱体28内に集積し、輸送していた。
【0004】 しかしながら、このような箱体を用いた
集積方法は、箱体内へのスペーサー設置が煩雑であるこ
と、深さのある箱体内に重量のある碍子を集積する作業
が困難であること、種々の製品長さに対応するために各
々の製品のサイズに合わせた箱体が必要となること、箱
体を含めた全体重量がかさむこと、不使用時の箱体につ
いても大きな保管スペースを必要とし、輸送後に不要と
なった箱体を解体したとしてもその廃材量が莫大である
こと等、様々な問題点があり、これらの問題点はLP碍
子の輸送コストを著しく増大させていた。
【0005】 また、LP碍子は、軸体に比して支持金
具の占有容積が非常に大きいため、箱体内に碍子を高密
度に充填することができないことに加え、支持金具の重
量もまた非常に大きいので、箱体の外周部に集中的にか
かる荷重に耐え得る強固な箱体を使用しなければなら
ず、必ずしも効率的な集積方法とは言えなかった。更
に、碍子を支柱等に設置する際には、その先端部の係合
部材をクレーン等で吊り上げるため、一度軸体が上方向
を向くように碍子を起こしてから吊り上げなければなら
ない等、LP碍子の構造上及び使用上の特性が十分考慮
された集積方法ともいえなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 本発明はこのような
従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、箱体を使用せず、集積作業が容易
であって、種々の製品長さに対応可能なLP碍子の集積
方法及び、使用する包材が少なく軽量で、開梱後の廃材
量が少なく、碍子の吊り上げが容易なLP碍子の集積体
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明者らは、上述の
問題点について検討した結果、LP碍子の軸体が曲げ応
力に対して強く、更に、片持ち式の支持金具を有してい
る点に着目して本発明に想到した。
【0008】 即ち、本発明によれば、有機絶縁材料か
らなり、機械荷重を分担するための軸体、当該軸体の先
端に取り付けられた、電線を連架するための係合部材、
及び当該軸体を支柱に設置するための支持金具、を主体
として構成されるLP碍子と、平行に配置した少なくと
も2以上の間隔保持部材に、当該間隔保持部材と直交す
るように1又は2以上の平板体を跨設して荷台面を形成
した、前記LP碍子を立設するためのパレットと、前記
支持金具を当該パレットに固定するための固定部材と、
前記係合部材を互いに結束するための結束部材とから構
成され、パレットの荷台面と支持金具とを固定部材によ
り固定して、複数本のLP碍子を立設し、各LP碍子の
係合部材を互いに結束したことを特徴とするLP碍子の
集積体が提供される。
【0009】 本発明の集積体においては、パレットの
荷台面上に2組のLP碍子群が平行に列設されているこ
とが好ましく、パレットの間隔保持部材の長手方向と同
方向に2組のLP碍子群が平行に列設されていることが
更に好ましい。また、支持金具に、LP碍子を支柱に設
置するための取り付け穴が穿設されたLP碍子の集積体
においては、当該取り付け穴に係着した固定部材によ
り、パレット荷台面と支持金具とが固定されていること
が好ましく、固定部材としては木ネジを用い、当該木ネ
ジをパレットの荷台面に螺着することにより、パレット
荷台面と支持金具とが固定されていることが好ましい。
【0010】 固定部材として木ネジを用いる場合に
は、パレットの荷台面は、間隔保持部材上に2以上の平
板体同士が空隙部がない状態で跨設されていることが好
ましく、木ネジの頭部と支持金具との間には緩衝部材が
挿入されていることが好ましく、緩衝部材は、各木ネジ
ごとに分割した状態で挿入されていることが更に好まし
い。
【0011】 また、軸体が、支持金具に対して傾斜す
るように突設されたLP碍子と、荷台面の中央部側に段
部を設けたパレットを含んで構成されるLP碍子の集積
体にあっては、軸体が傾斜している側の支持金具の端部
を前記段部に、他の端部を荷台面に固定することによ
り、LP碍子がより垂直に立設されるように構成するこ
とが好ましい。更に、本発明の集積体においては、立設
したLP碍子の少なくとも下側1/2を保護部材で被覆
することが好ましい。
【0012】 また、本発明によれば、有機絶縁材料か
らなり、機械荷重を分担するための軸体と、当該軸体の
先端に取り付けられた、電線を連架するための係合部材
と、当該軸体を支柱に設置するための支持金具を主体と
して構成されるLP碍子を複数本集積するLP碍子の集
積方法であって、平行に配置した少なくとも2以上の間
隔保持部材に、当該間隔保持部材と直交するように1又
は2以上の平板体を跨設して荷台面を形成した、パレッ
トの荷台面に複数本のLP碍子を立設し、パレットに対
して支持金具を固定するとともに、各LP碍子の係合部
材を互いに結束することを特徴とするLP碍子の集積方
法が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】 本発明は、LP碍子の集積方法
及び集積体に関するものであるので、まずLP碍子につ
いて概説する。LP碍子(ラインポスト碍子)は、前述
の如く、電線を連架するための屋外用碍子であり、例え
ば図2に示すように、先端側にクランプと呼ばれる係合
部材24、支持端側にはベースと呼ばれる支持金具25
を備えた有機絶縁材料の軸体23を主体として構成さ
れ、周囲を円形平板体の笠26で被覆することにより軸
体23を保護する構造となっている。
【0014】 使用の際には、電柱や鉄塔等の支柱21
に対して直接に、又は前記電柱等に設けられた台座27
に対して間接的に軸体23支持端側のベース25を固定
し、軸体23先端側のクランプ24に電線を連架するこ
とになる。従って、軸体23は相当重量の電線を片持ち
式に支持する必要から、例えば FRPコアなどの、機械的
強度(主として曲げ強度)を担保できる素材で構成さ
れ、また、懸垂碍子等に比して軸体の胴径も3〜4倍程
度太いものを使用している。
【0015】 本発明では、上述のようなLP碍子をパ
レットの荷台面上に複数本立設固定する集積方法によ
り、集積体を構成する。この集積方法によれば、箱体を
使用する必要がなく、集積作業が容易であり、種々の製
品長さに対応が可能である。また、このような集積方法
を用いて構成した集積体は、使用する包材が少なく軽量
であることの他、開梱後の廃材量が少なく、碍子の吊り
上げも容易である。以下、本発明の集積体及び集積方法
について詳細に説明する。
【0016】 本発明の集積体に用いるパレットとは、
通常、木材等により構成される貨物の格納・運搬用の荷
台をいい、例えば、図4に示すように、平行に配置した
少なくとも2以上の間隔保持部材31に、間隔保持部材
31と直交するように1又は2以上の平板体を跨設して
正方形若しくは長方形の荷台面33を形成したものであ
る。荷台面33を形成する平板体は1枚板を用いても良
いが、通常は、複数枚の短冊状の平板体32を間隔保持
部材31に対して直交するように跨設したものが用いら
れる。間隔保持部材としては、積載する荷重に耐えうる
材質,形状であれば特に限定されないが、通常は木製で
厚みがある平板体が好適に用いられる。
【0017】 荷台面33は、表裏両面若しくは、いず
れか一方の面のみに形成され、通常、一方の面のみに荷
台面を形成した場合は、他方の面の各間隔保持部材の少
なくとも両縁端部に平板状の補強部材を跨設してパレッ
トの強度が担保されるように構成される。即ち、いずれ
の場合も、間隔保持部材を表裏両面から平板状の部材に
より挟持する構造を採る。使用の際には、例えば、荷台
面33に貨物を積載して固定し、間隔保持部材31を挟
持する表裏両面の平板体の孔部34にフォークリフトの
爪を緩挿した状態でパレットを持ち上げて移動すること
ができ、更にトレーラーの荷台等に積載することにより
長距離の運搬を行うことも可能となる。
【0018】 パレットは使用の目的、即ち、積載物の
大きさや形状により種々のサイズ,形状のものが存在す
るが、本発明においては42インチ四方のパレットを用い
ることが好ましい。このパレットは、LP碍子の主要市
場である米国における標準仕様のパレットであり、他の
目的にも共用できるため汎用性が高いからである。
【0019】 また、パレットの荷台面の構造として
は、図4(a)に示すように、荷台面33を形成する平板
体32間に間隙部がない、即ち平板体32が連続的に配
設された全面型と、図4(b)に示すように、荷台面43
を形成する平板体42が断続的に配設された簀の子型の
ものがあるが、全面型のものを用いることが好ましい。
簀の子型の場合は、固定部材の種類によっては平板体4
2間の間隙部45に支持金具が固定できないことがある
のに対し、全面型は固定部材の種類によらず荷台面33
への支持金具の固定位置を選択できる領域が広い。従っ
て、様々な支持金具の形状や大きさに対応可能であり、
また、碍子を安定して固定することが可能である。
【0020】 更に、パレットの荷台面には、例えば、
荷台面の中央部側に踏み板を打ち付ける等の方法によ
り、段部を設けてもよい。LP碍子には電線を下側から
支え上げるように支持するために、図2に示すように、
支持金具に対して軸体が傾斜した状態で突設されている
タイプのものもある。このような碍子であっても、上述
のようにパレット中央部側に段部を設けることにより、
軸体をより垂直に近い状態で立設することが可能とな
る。
【0021】 パレットの両縁端部側に段部を設けても
よいが、支持金具に対する軸体の傾斜は12゜程度なの
で、軸体の先端をパレット上に納めるためには段部を高
く形成する必要がある。従って、荷台面の中央部側が高
くなるように段部を設け、支持金具の一端を当該段部、
他端を非段部、即ちパレットの縁端部側に載置し、支持
金具を傾斜させてLP碍子を固定するとよい。このよう
な固定方法を採ると、2組の碍子群を平行に列設した場
合でも対向するように配置した碍子の先端部同士が接触
することがない。
【0022】 固定部材とはLP碍子をパレット荷台面
に固定するための部材であり、本発明においては、LP
碍子の支持金具を当該固定部材により固定する法を採
る。通常、LP碍子は、ボルト等を用いて支柱等に取り
付けるため、支持金具にボルト等を緩挿する取り付け穴
が設けられている。この取り付け穴に木ネジ等の固定部
材を緩挿し、支持金具と固定部材とを係着した状態で、
パレットに対して固定することにより、LP碍子を確実
に固定することができる。
【0023】 固定部材の形状,材質や固定方法は、碍
子を固定できる限りにおいて特に限定されず、例えばボ
ルト,ワイヤー等を用いることができるが、パレットは
通常木製であるため、木ネジを用いることが好ましい。
木ネジとは、ネジ部が円錐形で、ピッチが粗い三角形断
面のネジが刻まれたものであり、例えば、六角形のネジ
頭部にレンチ等を嵌合させた状態で、木材や金属に対し
てねじ込んで固定・締結に使用する。当該木ネジを用い
ることにより、簡易かつ、強固に碍子を固定することが
可能となる。
【0024】 また、固定部材として木ネジを用いる場
合には、ねじ頭部と支持金具との間に緩衝部材を挿入す
ることが好ましい。こうすることにより、支持金具を傷
つけることなく碍子を固定することができ、また、支持
部材の取り付け穴がボルト等の頭部より大きい場合でも
ワッシャーとして機能する。緩衝部材としては、碍子の
支持部材を傷つけず、固定時に破損しない強度を有する
限りにおいて、形状,材質等は特に限定されないが、例
えば、木材片,プラスチック片,金属片等を好適に用い
ることができる。
【0025】 緩衝部材は、図5(a)に示すように一の
緩衝部材51を複数本の木ネジ52に対して共用しても
よいが、図5(b)のように各木ネジ62ごとに分割する
ことが好ましい。このような固定方法を採ると、LP碍
子を設置現場に輸送した際も碍子を1本づつをはずして
吊り上げ、支柱等に設置することができ、その間にも他
の碍子の固定状態を保持することが可能である。
【0026】 本発明において、結束部材とは、立設し
たLP碍子の先端部の係合部材を互いに結束するための
部材であって、碍子を結束できる限りにおいてその形
状,材質等は特に限定されない。例えば、ロープ,バン
ド,板等を用いることができ、材質としてはプラスチッ
ク,繊維,木材等を用いることができるが、木材を用い
た場合には、碍子上部に釘打ち作業等をすることが必要
となるため、プラスチック若しくは繊維よりなるロー
プ,バンド等を用いることが好ましい。
【0027】 パレット上に2列×4本=合計8本の碍
子を固定した場合について具体的に説明すると、図6
(a)のように外周のみにロープ71等を一重結束しただ
けでは中央部に位置する2列×2本の碍子72を十分に
結束することができない。従って、図6(b)のように2
列×2本づつ2組に分けて結束することが好ましく、図
6(c)のように更に中央部に位置する2列×2本の碍子
72もロープ74で結束して、8本の碍子73,74を
互いにすることが特に好ましい。このような結束方法
は、碍子の荷崩れ防止を図る点において好ましい。
【0028】 本発明の集積体においては、立設したL
P碍子の少なくとも下側1/2を保護部材で被覆するこ
とが好ましい。碍子の長さにもよるが少なくとも0.8
〜1.0m程度は被覆することが好ましい。輸送の際に
比較的衝撃を受けやすい下部のみを被覆することで、碍
子の下部を衝撃から守るとともに、使用する包材量の削
減が可能となる。保護部材としては、屋外保管に耐え得
る材質、例えば、合板,耐水段ボール,プラスチック板
等を用いることができ、具体的にはプラスチックの波状
板を好適に用いることができる。保護部材は、碍子の外
周部に巻装した後、テープ締め,ロープ締め等すること
により固定する。
【0029】 本発明の集積体においては、図7に示す
ようにパレットの荷台面上に2組のLP碍子群81,8
2を平行に列設することにより、集積効率を向上させる
ことができる。また、図1に示すように、パレット6の
間隔保持部材7の長手方向と同方向に2組のLP碍子群
14,15が平行に列設されていることが更に好まし
い。通常、集積体は、トレーラーの荷台の横側から積載
することになるが、前述の方向に碍子群を配列すること
により、トレーラーの荷台と集積体とを結束固定する際
にも、2列の碍子群の間にロープ等を通せばよいため、
図7の集積体に比して碍子を痛めることもなく、結束固
定が容易となる。
【0030】
【実施例】 以下、本発明のLP碍子の集積体を実施例
により説明するが、本発明は図示の実施例に限定される
ものではない。
【0031】(実施例1) 図1と同様にしてLP碍子
の集積体を構成した。なお、本実施例では、全長160
0mm、胴径74mm、笠径149mm のLP碍子を使用
し、支持金具の形状は図8に示すようなベンダブルフラ
ットタイプのものを用いた。また、パレット6として
は、荷台面下側の両縁端部及び中央部に高さ90mmの間
隔保持部材7を挟持した42インチ四方の全面型木製パ
レットを用い、荷台面の中央部側に厚さ20mmの踏み板
8を打ち付けて段部を形成した。
【0032】 まず、パレット6荷台面中央の踏み板8
と荷台面の縁端部9にLP碍子2の支持金具5両端を傾
斜させるように載置し、支持金具5に穿設された取り付
け穴を利用して踏み板8と荷台面とを木ネジ10で螺着
した。この際には、木ネジ10の頭部が支持金具5と接
触しないように緩衝部材として厚さ20mm,90mm四方
の木片11を介して螺着した。同様にして8本のLP碍
子2を2列×4本に立設した。この際の配列方向はパレ
ット6の間隔保持部材7の長手方向と同方向に配列し
た。
【0033】 8本のLP碍子2を立設固定した後、L
P碍子2の先端側の係合部材4を利用してプラスチック
ロープ12で結束した。この際には、近接する2列×2
本を1ユニットとして結束し、更に各ユニットが隔離し
ないように各ユニットの中央側に位置する2本づつを1
ユニットとして再度結束した。即ち、8本のLP碍子を
2列×2本=1ユニットとして3回結束した。
【0034】 最後に、LP碍子2の保護部材として、
厚さ3mm,幅800mmのプラスチック製波状板13をL
P碍子2の下側に巻装し、粘着テープにより固定した。
【0035】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の集積方
法によれば、箱体を使用する必要がなく、集積作業が容
易であり、種々の製品長さに対応が可能である。また、
このような集積方法を用いて構成した集積体は、組立式
であるので使用時以外はパレットのみに分解して保管す
れば足り、空の箱体のように保管スペースを必要としな
いとともに、箱体と比較して使用する包材が少なく軽量
であることの他、開梱後の廃材量が少なく、碍子の吊り
上げも容易である。更に、碍子の構成部品の中で一番重
量のある支持金具を下端に配置しているので安定して載
置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の集積体の一の実施例を示す上面図
(a),正面図(b),側面図(c)である。
【図2】 LP碍子の構造を示す概略図である。
【図3】 従来のLP碍子の集積方法を示す上面図であ
る。
【図4】 本発明の集積体に使用する全面型パレット
(a),簀の子型パレット(b)の例を示す概略斜視図であ
る。
【図5】 本発明の集積体に使用する緩衝部材の例を示
す概略斜視図(a),(b)である。
【図6】 本発明の集積体における碍子の結束方法を示
す概略上面図(a),(b),(c)である。
【図7】 2組のLP碍子群をパレット荷台面上に平行
に列設した集積体の例を示す正面図(a),側面図(b)であ
る。
【図8】 本発明の実施例で使用したLP碍子の支持金
具を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1…集積体、2…LP碍子、3…軸体、4…係合部材
(クランプ)、5…支持金具(ベース)、6…パレッ
ト、7…間隔保持部材、8…踏み板、9…パレット縁端
部、10…固定部材(木ネジ)、11…緩衝部材(木
片)、12…結束部材(プラスチックロープ)、13…
保護部材(プラスチック製波状板)、14,15…LP
碍子群、22…LP碍子、23…軸体、24…係合部材
(クランプ)、25…支持金具(ベース)、26…笠、
27…台座、28…箱体、29…支持部材、31…間隔
保持部材、32…短冊状平板体、33…荷台面、34…
孔部、41…間隔保持部材、42…短冊状平板体、43
…荷台面、44…孔部、45…間隙部、51…緩衝部
材、52…木ネジ、61…緩衝部材、62…木ネジ、7
1…ロープ、72…中央部の2列×2本の碍子、73…
その他の碍子、74…ロープ、81,82…LP碍子
群。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−225841(JP,A) 特開 平6−144441(JP,A) 特開 昭63−258721(JP,A) 実開 昭58−135815(JP,U) 実開 昭50−66450(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/20

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機絶縁材料からなり、機械荷重を分担
    するための軸体、当該軸体の先端に取り付けられた、電
    線を連架するための係合部材、及び当該軸体を支柱に設
    置するための支持金具、を主体として構成されるLP碍
    子と、 平行に配置した少なくとも2以上の間隔保持部材に、当
    該間隔保持部材と直交するように1又は2以上の平板体
    を跨設して荷台面を形成した、前記LP碍子を立設する
    ためのパレットと、 前記支持金具を当該パレットに固定するための固定部材
    と、 前記係合部材を互いに結束するための結束部材とから構
    成され、 パレットの荷台面と支持金具とを固定部材により固定し
    て、複数本のLP碍子を立設し、各LP碍子の係合部材
    を互いに結束したことを特徴とするLP碍子の集積体。
  2. 【請求項2】 パレットの荷台面上に2組のLP碍子群
    を平行に列設した請求項1に記載のLP碍子の集積体。
  3. 【請求項3】 パレットの間隔保持部材の長手方向と同
    方向に2組のLP碍子群を平行に列設した請求項2に記
    載のLP碍子の集積体。
  4. 【請求項4】 支持金具に、LP碍子を支柱に設置する
    ための取り付け穴が穿設されたLP碍子の集積体であっ
    て、 当該取り付け穴に係着した固定部材により、パレット荷
    台面と支持金具を固定してなる請求項1〜3のいずれか
    一項に記載のLP碍子の集積体。
  5. 【請求項5】 固定部材として木ネジを用い、 当該木ネジをパレットの荷台面に螺着することにより、
    パレット荷台面と支持金具を固定してなる請求項1〜4
    のいずれか一項に記載のLP碍子の集積体。
  6. 【請求項6】 パレットの荷台面が、間隔保持部材上に
    2以上の平板体同士が空隙部がない状態で跨設されてな
    る請求項5に記載のLP碍子の集積体。
  7. 【請求項7】 木ネジの頭部と支持金具との間に緩衝部
    材を挿入してなる請求項5又は6に記載のLP碍子の集
    積体。
  8. 【請求項8】 緩衝部材を、各木ネジごとに分割した状
    態で挿入してなる請求項7に記載のLP碍子の集積体。
  9. 【請求項9】 軸体が、支持金具に対して傾斜するよう
    に突設されたLP碍子と、荷台面の中央部側に段部を設
    けたパレットを含んで構成されるLP碍子の集積体であ
    って、 軸体が傾斜している側の支持金具の端部を前記段部に、
    他の端部を荷台面に固定することにより、LP碍子がよ
    り垂直に立設されるように構成した請求項1〜8のいず
    れか一項に記載のLP碍子の集積体。
  10. 【請求項10】 立設したLP碍子の少なくとも下側1
    /2を保護部材で被覆した請求項1〜9のいずれか一項
    に記載のLP碍子の集積体。
  11. 【請求項11】 有機絶縁材料からなり、機械荷重を分
    担するための軸体と、 当該軸体の先端に取り付けられた、電線を連架するため
    の係合部材と、 当該軸体を支柱に設置するための支持金具を主体として
    構成されるLP碍子を複数本集積するLP碍子の集積方
    法であって、 平行に配置した少なくとも2以上の間隔保持部材に、当
    該間隔保持部材と直交するように1又は2以上の平板体
    を跨設して荷台面を形成した、パレットの荷台面に複数
    本のLP碍子を立設し、パレットに対して支持金具を固
    定するとともに、各LP碍子の係合部材を互いに結束す
    ることを特徴とするLP碍子の集積方法。
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