JP3370565B2 - ダイヤフラム型ポンプ - Google Patents

ダイヤフラム型ポンプ

Info

Publication number
JP3370565B2
JP3370565B2 JP20506997A JP20506997A JP3370565B2 JP 3370565 B2 JP3370565 B2 JP 3370565B2 JP 20506997 A JP20506997 A JP 20506997A JP 20506997 A JP20506997 A JP 20506997A JP 3370565 B2 JP3370565 B2 JP 3370565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
diaphragm
pump
pair
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20506997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1150965A (ja
Inventor
郁夫 大家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Techno Takatsuki Co Ltd
Original Assignee
Techno Takatsuki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Techno Takatsuki Co Ltd filed Critical Techno Takatsuki Co Ltd
Priority to JP20506997A priority Critical patent/JP3370565B2/ja
Publication of JPH1150965A publication Critical patent/JPH1150965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3370565B2 publication Critical patent/JP3370565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイヤフラム型ポン
プに関する。さらに詳しくは、動作中および停止中の振
動子の偏位を防止することにより、電磁石と振動子との
あいだの空隙を適正な値に保持することができるダイヤ
フラム型ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダイヤフラム型ポンプは、主
として養魚用水槽や家庭浄化槽などにおける酸素補給、
または公害監視における検査ガスのサンプリングなどに
利用されている。
【0003】かかるポンプは、図6に示すように、ケー
シング50内に配置されている電磁石51、振動子5
2、該振動子52の両端に連結されたダイヤフラム53
および前記ケーシング50の両端に固定されたポンプケ
ーシング54から構成されている。そして、ダイヤフラ
ム53とポンプケーシング54とのあいだの凹部により
ポンプ圧縮室55が形成されている。
【0004】かかるポンプでは、ダイヤフラム53に支
持される振動子52の振動によって圧縮室55の容積が
左右背反的に増減変化し、それにより左右交互にエアの
吸入と排出が行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、正常に
運転を開始しても長時間の運転でダイヤフラムが疲労
し、保持力を失ったりすると、振動子が偏位振動を起こ
すため、両者が接触しながら振動し、ついには破壊する
ばあいがある。またダイヤフラムがひび割れを起こして
破損するばあいもある。これらのばあいには、振幅の増
大を検知するスイッチによって破壊に到る前に停止させ
る方法が提案されているが、振動子の偏位振動を早期に
防止することができない。
【0006】また、動作中の振動はもちろんのこと、保
管中(停止時)でも磁石と電磁石とのあいだの左右空隙
間にて発生する吸引力のバラツキまたは吸引力の不同
(差)により、ダイヤフラムがストレス(応力)を受
け、徐々に片側に偏位し、ついには電磁石と磁石が吸着
固定するばあいがある。とくに南方地方に輸出されるポ
ンプであって、しかも磁石が希土類のように強力な磁石
であるばあい往々にして吸着による起動不能が発生しや
すい。
【0007】本発明は、叙上の事情に鑑み、電磁石と振
動子とのあいだの空隙を適正な値に保持するとともに、
電磁石と振動子の永久磁石の破損を防止することができ
るダイヤフラム型ポンプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のダイヤフラム型
ポンプは、ケーシング内に対向して配置される一対の電
磁石と、該電磁石のあいだに、所定の間隔をおいて配置
される一対の永久磁石を有する偏平形状の振動子と、該
振動子の両端に連結されるダイヤフラムと、前記ケーシ
ングの両端に固定されるポンプケーシングからなるダイ
ヤフラム型ポンプであって、前記振動子に該振動子の偏
位振動を防止するための偏位防止手段が、前記振動子に
配置される一対の永久磁石のあいだに取り付けられるス
ペーサであり、かつフッ素樹脂、カーボン系樹脂または
ポリアミド系樹脂からなる低摩耗性材質で形成されて
ることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
のダイヤフラム型ポンプについて説明する。
【0010】図1は本発明のダイヤフラム型ポンプの一
実施の形態を示す部分切欠平面図、図2は図1における
振動子の平面図、図3は図1における振動子の正面図、
図4はスペーサの斜視図、図5はスペーサの他の実施の
形態を示す斜視図である。
【0011】図1〜3に示すように、ダイヤフラム型ポ
ンプは、ケーシング1内に対向して配置される一対の電
磁石2と、該電磁石2のあいだに、所定の間隔をおいて
配置される一対の永久磁石3を有する偏平形状の振動子
4と、該振動子4の両端に連結されるダイヤフラム5
と、前記ケーシング1の両端に固定されるポンプケーシ
ング6から構成されている。
【0012】前記ポンプケーシング6は、さらに吸引室
7および吐出室8を有しており、吸引室7は吸入口9と
吸入弁10を、吐出室8は吐出口12と吐出弁13をそ
れぞれ備えている。なお、吐出口12側にはチューブ1
1などが接続されている。
【0013】前記振動子4に配置される永久磁石3は、
上枠部4a、下枠部4bおよび両側枠部4cからなる枠
組の内部に圧入または接着などにより組み込まれてい
る。
【0014】また前記振動子4には、該振動子4の動作
中の片寄りである偏位振動を防止するための偏位防止手
段が設けられている。かかる偏位防止手段は、前記動作
中の片寄りだけでなく、保管中の片寄りも防止できる。
この偏位防止手段の取付け位置は、前記偏位振動を防止
することにより、電磁石2と振動子4とあいだの空隙S
を適正な値に保持できる位置であれば、本発明において
は、とくに限定されることはないが、たとえば前記一対
の永久磁石3のあいだに設けることができる。前記偏位
防止手段としては、図1〜4に示すように、前記上枠部
4aと下枠部4bにそれぞれ装着される凹所13と、前
記電磁石2の内面2aに対向する凸部14を有するスペ
ーサ15を用いることができる。かかるスペーサ15を
用いるばあい、前記一対の永久磁石3のうちの一方を組
み込む前に、枠組の中央位置に横方向からスライドさせ
て振動子4に簡単に装着することができる。なお、該上
下の凸部14のあいだの中間部16は、取付け剛性が保
持できる程度まで細くできる。またかかる中間部16を
細くすることにより、スペーサ15の製作費を低減させ
ることができる。
【0015】なお、本発明においては、図5に示すよう
に、前記スペーサ15の凸部14の両側の一部に突起1
7を形成することができる。該突起17間の寸法Lは、
前記一対の電磁石間の空隙寸法Gにほぼ等しくされてい
る。かかる突起17により、振動子の組立てに際し、空
隙Sを簡単に確保することができる。該突起17の寸法
としては、運転初期は電磁石2と小さい抵抗で接触摩耗
して、電磁石2と振動子4とのあいだに適正な空隙Sが
維持できる程度の寸法であれば、とくに限定されるもの
ではなく、たとえば高さaを0.05〜0.1mm程
度、厚さbを1mm程度および幅hをスペーサ15の幅
とほぼ同じ10.5mm程度にするか、またはこれより
小さい寸法にすることができる。
【0016】前記スペーサ15としては、たとえばオイ
ルレスの焼結体、フッ素系樹脂、カーボン系(グラファ
イト)またはナイロンなどのポリアミド系樹脂などの低
摩耗性を有する材質を用いるのが好ましい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ダイヤフラムの疲労、破壊による振動子の片寄りの増大
を抑制し、電磁石と振動子の永久磁石との接触破壊を防
止できる。
【0018】また製造時の振動子装着を組立治具なしで
行なえるとともに、ダイヤフラムの交換修理時に組立治
具を用いずに行なえるので、市場での保守が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイヤフラム型ポンプの一実施の形態
を示す部分切欠平面図である。
【図2】図1における振動子の平面図である。
【図3】図1における振動子の正面図である。
【図4】スペーサの斜視図である。
【図5】スペーサの他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のダイヤフラム型ポンプを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 電磁石 3 永久磁石 4 振動子 5 ダイヤフラム 6 ポンプケーシング 15 スペーサ(偏位防止手段) S 空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 25/00 - 53/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に対向して配置される一対
    の電磁石と、該電磁石のあいだに、所定の間隔をおいて
    配置される一対の永久磁石を有する偏平形状の振動子
    と、該振動子の両端に連結されるダイヤフラムと、前記
    ケーシングの両端に固定されるポンプケーシングからな
    るダイヤフラム型ポンプであって、前記振動子に該振動
    子の偏位振動を防止するための偏位防止手段が、前記振
    動子に配置される一対の永久磁石のあいだに取り付けら
    れるスペーサであり、かつフッ素樹脂、カーボン系樹脂
    またはポリアミド系樹脂からなる低摩耗性材質で形成さ
    れてなるダイヤフラム型ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記偏位防止手段が、前記振動子の枠部
    に装着される凹所と、前記電磁石の内面に対向する凸部
    を有してなる請求項1記載のダイヤフラム型ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記凸部の両側の一部に突起を形成し、
    該突起間の寸法が前記一対の電磁石間の空隙寸法にほぼ
    等しくされてなる請求項記載のダイヤフラム型ポン
    プ。
JP20506997A 1997-07-30 1997-07-30 ダイヤフラム型ポンプ Expired - Lifetime JP3370565B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20506997A JP3370565B2 (ja) 1997-07-30 1997-07-30 ダイヤフラム型ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20506997A JP3370565B2 (ja) 1997-07-30 1997-07-30 ダイヤフラム型ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1150965A JPH1150965A (ja) 1999-02-23
JP3370565B2 true JP3370565B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=16500922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20506997A Expired - Lifetime JP3370565B2 (ja) 1997-07-30 1997-07-30 ダイヤフラム型ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3370565B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103486010A (zh) * 2013-09-06 2014-01-01 东莞市爱迪机电科技有限公司 一种电磁隔膜定量泵
JP6555874B2 (ja) * 2014-11-20 2019-08-07 フジクリーン工業株式会社 電磁式ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1150965A (ja) 1999-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3370565B2 (ja) ダイヤフラム型ポンプ
JPH0510262A (ja) 密閉型電動圧縮機
JP3686460B2 (ja) 振動式圧縮機
JP4585405B2 (ja) 小型ダブルヘッドダイヤフラムポンプ
JPH11332146A (ja) 密閉型圧縮機の回転子組立体
JP4571025B2 (ja) 小型ダイヤフラムポンプ
JP2002285968A (ja) 電磁振動式ダイヤフラムポンプ
JP2547542B2 (ja) 電磁振動型ダイヤフラム式エア−ポンプ
JP2000130335A (ja) 電磁式ダイヤフラムポンプ
KR20040080454A (ko) 왕복동식 압축기의 지지 장치
JP4502522B2 (ja) ピストン式電磁振動型ポンプ
JP2547543B2 (ja) エア−ポンプ
JP2957210B2 (ja) ダイヤフラム体
JP2528778Y2 (ja) ポンプのダイヤフラムの構造
JPS5835871Y2 (ja) 振動ばねの取付構造
JPH0355832Y2 (ja)
JPH08144959A (ja) 振動型ダイヤフラムポンプに用いられるダイヤフラム
JP4850756B2 (ja) 電磁振動型ダイヤフラムポンプ
JPH0513994Y2 (ja)
JP2000130340A (ja) 電磁式ダイヤフラムポンプ
KR200179388Y1 (ko) 공기발생기
KR100548441B1 (ko) 왕복동식 압축기의 횡변위 저감 장치
JPH0643503Y2 (ja) アクチエ−タ−
JP2000130339A (ja) 電磁式ダイヤフラムポンプ
JP2815570B2 (ja) 電磁ブロワ−

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141115

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term