JP3361141B2 - 自動車の情報保存装置 - Google Patents

自動車の情報保存装置

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JP3361141B2
JP3361141B2 JP06011993A JP6011993A JP3361141B2 JP 3361141 B2 JP3361141 B2 JP 3361141B2 JP 06011993 A JP06011993 A JP 06011993A JP 6011993 A JP6011993 A JP 6011993A JP 3361141 B2 JP3361141 B2 JP 3361141B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車の情報保存装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、FM多重放送を利用した自動
車向けの道路交通情報システムの採用が検討されてい
る。
【0003】このFM多重放送を利用した道路交通情報
システムでは、FM本放送のほかに道路交通情報(事故
発生、道路工事中、路面凍結、交通渋滞などの動的情報
と一方通行、車両制限、車両通行止めなどの静的情報よ
りなる)やサービス情報(イベント情報、天気予報、駐車
場案内など)をドライバーに提供することができる。従
って、ドライバーは、これらの情報を任意に選択するこ
とによって、今から走行しようとする道路の全体状況を
把握することができ、ストレスのない運転が可能とな
り、事故の減少にも貢献できる(これと類似のシステム
として、例えば特開昭61−198267号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な道路交通情報システムでは、例えば目的地までの走行
経路について、図7に示すように所定の大きさで当該F
M放送局の放送エリアSEを方形メッシュ状に区画し、
該区画された各エリア毎に当該エリア内の関係する道路
交通状況を示す交通情報(エリア情報)を流すようにする
ことが考えられている。該メッシュ状のエリアは、例え
ば(財)日本デジタル道路地図協会によって作製されてい
るデジタル道路地図の所謂2次メッシュエリアを使用し
て設定されている。
【0005】このようにすると、例えば図7に矢印で示
すように、mからn,j,k,lの2次メッシュエリアを走行す
る場合、順次上記m→n→j→k→lの各2次メッシュエリ
アの交通情報(エリア情報)を受信して行けば適切に走行
する経路の交通状況を把握した順調なドライブが行え
る。
【0006】しかし、この場合、例えばサンデードライ
バーなどとは異なり、商用車のドライバーなどの場合に
は、常に又は定期的に同一の走行経路を繰返し通行する
ことが多い。したがって、該場合には、その都度上記エ
リア情報を選局し受信するのは不便である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜各項
記載の発明は、それぞれ上記の問題を解決することを目
的としてなされたものであって、各々次のように構成さ
れている。
【0008】(1) 請求項1記載の発明の構成 該発明の自動車の情報保存装置は、所定の情報放送局よ
り、その受信可能地域内において当該地域の各エリアご
とに区分して供給される情報を受信する受信手段を備え
てなる自動車において、自車の走行位置を検出する自車
位置検出手段と、該自車位置検出手段によって検出され
た走行位置に係るエリア情報をメモリするメモリ手段
、上記走行位置に係るエリア情報を出力表示する表示
手段とを設け、上記表示手段を、上記受信手段による上
記走行位置に係るエリア情報の受信が完了していないと
きであって、当該エリア情報が上記メモリ手段に既にメ
モリされているときには、そのメモリされているエリア
情報を表示出力するように構成することを特徴とするも
のである。
【0009】(2) 請求項2記載の発明の構成 該発明の自動車の情報保存装置は、上記請求項1記載の
発明の構成を基本とし、同構成におけるエリア情報は、
静的情報と動的情報からなり、上記メモリ手段はその内
の経時的に変化のない静的情報のみをメモリするように
なっていることを特徴とするものである。
【0010】(3) 請求項3記載の発明の構成 該発明の自動車の情報保存装置は、上記請求項1記載の
発明の構成を基本とし、同構成において、表示手段は、
メモリ手段にメモリされているエリア情報を表示出力す
るときには、そのエリア情報をメモリした日付を、該エ
リア情報と共に表示出力するように構成されていること
を特徴とするものである。
【0011】
【作用】本願の上記請求項1〜各項記載の発明の自動
車の情報保存装置は、各々上記の構成に対応して次のよ
うな作用を奏する。
【0012】(1) 請求項1記載の発明の作用 該発明の自動車の情報保存装置では、FM多重放送等を
利用した交通情報システムにおいて自車の走行位置を検
出する自車位置検出手段と、該自車位置検出手段によっ
て検出された走行位置に係るエリア情報をメモリするメ
モリ手段と、上記走行位置に係るエリア情報を出力表示
する表示手段とを設け、上記表示手段が、上記受信手段
による上記走行位置に係るエリア情報の受信が完了して
いないときであって、当該エリア情報が上記メモリ手段
に既にメモリされているときには、そのメモリされてい
るエリア情報を表示出力するように構成されており、最
初の走行時に自車の走行経路に対応した道路交通情報が
メモリ手段にメモリされる。従って、次に同じ経路を走
行する場合には、改めて対応する交通情報をサーチ受信
するまでもなく、必要な道路交通情報を即座に利用する
ことができる。
【0013】(2) 請求項2記載の発明の作用 該発明の自動車の情報保存装置では、上記請求項1記載
の発明の構成のエリア情報が交通規制標識情報などの時
間が経っても変化しない静的情報と交通渋滞などの時間
によって変化する動的情報とからなり、上記メモリ手段
には経時的に変化しない静的情報のみがメモリされるよ
うになっている。従って、メモリして置いても何ら誤っ
た案内情報となる可能性はなく、安心して走行すること
ができる。
【0014】(3) 請求項3記載の発明の作用 該発明の自動車の情報保存装置では、上記請求項1記載
の発明の表示機能に加えて、さらにメモリ手段にメモリ
されているエリア情報を表示出力するときには、そのエ
リア情報をメモリした日付を、該エリア情報と共に表示
出力するようになっている。従って、余りに古いデータ
の時は若干の変更があるかも知れないことをドライバー
に認識させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上の結果、本願の請求項1〜各項記
載の発明によると、それぞれ次の効果を得ることができ
る。
【0016】(1) 請求項1記載の発明の効果 該発明では、一度走行すると、二度目に同じ地域(エリ
ア)を走行する時は新な道路交通情報の受信、選択が必
要でなく、非常に便利である。又、当該放送局のサービ
スエリア内の全ての2次メッシュエリアの情報をメモリ
する場合に比べてメモリ容量も小さくて足りる。
【0017】(2) 請求項2記載の発明の効果 該発明では、固定的な交通規制情報等、一般には時間が
経っても変化しない静的情報に限ってメモリするように
しているので、実際と対応しなくなったような不要な情
報がメモリされるようなことはなく情報に対する信頼度
が高い。
【0018】(3) 請求項3記載の発明の効果 該発明では、メモリ手段にメモリされているエリア情報
が表示出力されるときには、そのエリア情報をメモリし
た日付が表示出力されるので、余りに古いデータの時は
若干の変更があるかも知れないことをドライバーは認識
することができる。
【0019】
【実施例】(1) 実施例 図1〜図4は、本願発明の実施例に係る自動車の情報保
存装置の構成および作用を示している。
【0020】先ず図1は、同装置の制御システムの構成
を示すブロック図であり、符号1は道路交通情報を含む
FM多重放送を受信するためのFM受信機(FMチュー
ナ)であり、該FM受信機1はFMアンテナ1Aを介し
当該地域をサービスエリアとする所定のFM放送局から
送信される道路交通情報等の各種サービス情報を含むF
M多重放送を受信して、それらの各受信出力(再生出力)
をA/Vコントロールユニット(オーディオビジュアル
コントロールユニット)2に入力する。
【0021】上記FM放送局は、例えば日本全国の予じ
め設定された所定のサービスエリア毎に設置されてお
り、送信されたFM放送の内容は主搬送波による通常の
FM放送に加えて、副搬送波によるサービス情報(道路
交通情報、天気予報、市況その他)により構成されてい
る。
【0022】また、該サービス情報の内の上記道路交通
情報は、例えば上記FM放送局による放送地域(サービ
スエリア)SEを図3のa〜iに示すように複数の2次メ
ッシュエリアa〜iで区分し、それらの各々に対応した道
路交通情報となっており、さらに具体的には当該各細分
化された2次メッシュエリアa〜i毎の(A)経時的に変化
しない静的な交通規制情報(例えば1通行止め、車両進
入禁止、指定方向外進行禁止、一方通行、2駐停車禁
止、3重量制限、速度制限、4高速道路など)および同
じく時間的に変化しない静的な交通サービス情報(例え
ば駐車場案内など)と(B)事故発生、路面凍結、道路工
事中、交通渋滞などの経時的、期間的に状況が変化する
動的な道路交通情報の2種類の道路交通情報により形成
されている。
【0023】また、符号3はナビゲーションシステム用
のロケータであり、該ロケータ3は例えば光ファイバジ
ャイロおよび地磁気センサによる方位推定部、車速セン
サによる距離検出部からなる第1の自車位置検出手段
と、道路データを白地図状態でメモリしたCD−ROM
と、測位衛星Sを利用して3次元測位を行うGPS装置
からなる第2の自車位置検出手段とを備えて構成されて
おり、走行状況に応じ上記第1又は第2の自車位置検出
手段の検出データと上記CD−ROMの地図データとに
よるマップマッチングを行って高精度なナビゲーション
走行(経路誘導)を行うことができるようになっている。
このロケータ3のナビゲーションデータは、また上記A
/Vコントロールユニット2に入力される。
【0024】上記CD−ROMにメモリされている道路
データは、例えば現在(財)日本デジタル道路地図協会に
よって作製されている「全国デジタル道路地図データベ
ース」(現在、全国4713枚の2次メッシュ、基本道
路ノード数約50万、基本道路リンク数約70万、全レ
コード数約1.68ギガバイト)が採用されている。
【0025】該道路地図データベースの概要は、例えば
次のようになっている。
【0026】1) 対象道路網 対象道路網は、機械処理能力を勘案し、次の二つの道路
網とする。
【0027】(a) 基本道路網:都道府県道以上の道路と
それ以外の車道幅員5.5m(2車線)以上の道路からなる道
路網(これらの道路を連結する道路を含む)。
【0028】(b) 全道路網:基本道路網に車道幅員3.0m
(1車線)以上の道路からなる道路網を加えた道路網。
【0029】2) 位置の表現方法 位置の表現法は、まず「JIS X 0410−197
6地域メッシュコード」に定める統合地域メッシュの1
0倍地域メッシュ(2次メッシュ)により、メッシュを特
定し、次いで2次メッシュ内において正規化座標により
位置を示す方法による(国土数値情報と同じ)。
【0030】正規化座標の数値範囲は次による。
【0031】 区画左上隅(X=0,Y=10000) 区画右上隅(X=10000,Y=10000) 区画左下隅(X=0,Y=0) 区画右下隅(X10000,Y=0) 3) 道路網の表現方法 道路網の表現方法は、固有の番号をもつ結節点(ノード)
と結節点間の道路区間(リンク)の組合せによる。高速自
動車国道、自動車専用道路等については、ランプの位置
・形状を的確に指示できるよう、上下線をそれぞれ独立
した道路として表現する。
【0032】道路の交差点、行き止まり点、属性変化点
等にノードを設定するとともに、道路と2次メッシュ区
画辺の交点には隣接メッシュ間のデータ接続のためのノ
ードを設定する(区画辺上にはこの目的以外のノードは
設定しない)。ノードには2次メッシュ内で重複しない
ノード番号を設定する(基本道路網:4桁、全道路網:5
桁)。
【0033】リンクにはリンク両端のノード番号の組合
せによるリンク番号を設定する。これにより、メッシュ
番号とリンク番号とですべての道路が特定できる。リン
クの位置・形状は補間点の座標値の列によって表現す
る。
【0034】一方、符号6は、上述した所定FM放送局
のFM多重サービスエリアSE内の自車が走行している
細分化された2次メッシュエリアa〜iの該当する道路交
通情報(エリア情報)の内の上記静的情報を最初の走行時
にメモリする道路交通情報メモリ(RAM)である。
【0035】また、符号5は道路交通情報報知手段であ
り、FM放送の放送内容を音声で報知する音声報知手段
および上述した道路データおよび同道路データに対応し
た上記静的および動的な交通情報をビジュアルに表示す
るビジュアル報知手段(デジタル情報ディスプレイ)とを
備えて構成されている。
【0036】また、符号4はマンーマシンインタフェー
ス部としての操作部であり、該操作部4には、上記CD
−ROMの道路地図データと上記ロケータ3を使用した
ナビゲーションシステム用の操作手段(目的地までの走
行経路設定手段、道路地図縮尺の拡大手段ほか)、FM
放送、FM多重放送(交通情報等)のサーチ、選択手段等
の各操作手段が設けられている。
【0037】そして、上記A/Vコントロールユニット
2は、上記ナビゲーションコントロール機能、FM受信
機コントロール機能とともに画像処理機能を有し、上記
操作部4の操作状態に応じて当該各機能を作動させ、後
述するような道路交通情報の受信、メモリ、報知等の各
制御を行う。
【0038】次に、該A/Vコントロールユニット2に
よる道路交通情報の受信、メモリおよび報知(表示)制御
の具体的な内容について図2のフローチャートを参照し
て詳細に説明する。
【0039】今、例えば上記ナビゲーション用のロケー
タ3部を作動させて、図3に示すように所定のFM多重
放送のサービスエリアSE内の2次メッシュエリアa→b
→cを通って目的地まで走行するとし、前回既に当該サ
ービスエリアSE内の2次メッシュエリアg・e・h・fの
走行経路R1を通行しているものと仮定する。
【0040】先ず、走行開始後、ステップS1で、上記
ロケータ3の第1又は第2の自車位置検出手段を使用し
て現在の走行位置を確認する。
【0041】そして、ステップS2で該確認された現在
の自車の走行位置が、図3に示す上述した道路交通情報
を含むFM多重放送のサービスエリアSE内にあるか否
かを判定する。
【0042】その結果、YESと判定された同サービス
エリアSE内にある時は、続いてステップS3に進ん
で、現在受信されている当該走行している2次メッシュ
エリアの最新の道路交通情報(エリア情報)の内の上記静
的情報のみを上記道路交通情報メモリ(RAM)6に入力
して記憶を開始させる。
【0043】次に、その上でステップS4に進み、現在
走行している2次メッシュエリアを含む何れかの2次メ
ッシュエリアに対応した道路交通情報の旧データ(前回
走行時に記憶したデータ)がメモリされているか否かを
判定する。
【0044】その結果、YESと判定された上記サービ
スエリアSE内の何れかの2次メッシュエリアの旧デー
タがメモリされている時は、さらにステップS5に進ん
で、現在走行中の2次メッシュエリアは以前に走行した
時に既に上記の道路交通情報データをメモリ完了してい
る2次メッシュエリアであるか否かを判定する。その結
果、YESのときは、さらにステップS6に進んで上記
ステップS3でメモリが開始された現在受信中の道路交
通情報データ(最新データ)のメモリが完了したか否かを
判定する。
【0045】該判定の結果、NOの時、すなわち現在走
行中の2次メッシュエリアの新な(現時点の)道路交通情
報データのメモリが未だ完了していない時は、そのまま
ステップS7に進んで、それまでにメモリされている前
回の道路交通情報データを読み出して報知(表示)する。
この場合、旧データの表示には、例えば何年何月何日の
日付も合わせて表示し、余りに古いデータの時は若干の
変更があるかも知れないことをドライバーに認識させ
る。
【0046】一方、ステップS6でYESと判定された
最新の道路交通情報データのメモリが完了している時
は、ステップS10に進んで、当該メモリが完了した最新
の道路交通情報データを報知する。
【0047】そして、その後、さらにステップS11で、
当該車両の走行により現在の走行位置が上記FM多重放
送のサービスエリアSE外に出てしまったか否かを判定
し、NOの未だ同サービスエリアSE内を走行中の時
は、上記ステップS6〜S11のプロセスを繰り返す。他
方、YESの時はステップS12に進んで当該サービスエ
リアSE内の上記制御で走行した全2次メッシュエリア
の道路交通情報データを走行経路(例えば本説明例では
図3のa→b→c)に対応させてメモリする。
【0048】一方、上述のステップS4の前回走行時の
道路交通情報データ、すなわち旧データのメモリ状態判
定の結果、NO(メモリなし)と判定された時および何ら
かの旧データのメモリはなされていてもそれが現在走行
中の2次メッシュエリアのものではない時(ステップS5
の判定でNOの時)は、それぞれ上記の制御とは異なり
ステップS8,S9の判定プロセスに進む。
【0049】そして、先ずステップS8で当該2次メッ
シュエリアの最新の道路交通情報データのメモリ動作
(ステップS3)が完了しているか否かを判定し、YES
(完了)の時は、上述したステップS10のプロセスに進ん
で当該メモリされた最新の道路交通情報を報知(表示)
し、以後は上述の場合と同様の動作を行う。他方、NO
の時はステップS9に進んで、自車が走行状態により上
記FM多重放送のサービスエリアSE外に出たか否かを
判定し、その結果、NOの時は上記ステップS8,S10,
11,S12又はステップS8,S9の動作を繰り返し、YE
Sと判定されてFM多重放送のサービスエリアSE外に
出た時は当該制御を終了する。
【0050】そして、例えば図4に示すように、上記の
ようにして、ひとつのサービスエリアSAの走行が完了
して、さらに次のサービスエリアSBに入ると、再び上
記と同様の制御が行われる。但し、この場合、第1のサ
ービスエリアSAを脱しても、すぐに又第1のサービス
エリアSA内に戻るということも考えられる。そこで、
例えば上記のように一旦第1のサービスエリアSAを脱
出しても当該エリアSAに限り一定時間内は全ての最新
受信データ(a〜iの全ての)をメモリして置くようにする
ことが好ましい。
【0051】以上のように、本実施例の道路交通情報報
知制御によれば、少なくともFM多重放送のサービスエ
リアSE内の道路を通行する時は、該サービスエリアS
A内の2次メッシュエリア毎に前回走行時にメモリされ
ているエリア情報を使用して走行することができるので
非常に便利である。
【0052】しかも、メモリされるのは前回実際に走行
した次回にも走行可能性が高い2次メッシュエリアの道
路のみであり、サービスエリア内の全ての2次メッシュ
エリアの情報をメモリする訳ではないので、メモリ容量
も小さくて済む。
【0053】(2) 参考例 次に図5および図6は、上記図1のA/Vコントロール
ユニット2を使用してなされる本願発明の参考例に係る
道路交通情報の報知(表示)制御の内容を示している。
【0054】該制御は、図5のフローチャートに示され
るように、上述のロケータ3を使用したナビゲーション
システムを前提とし、該ナビゲーションシステムによっ
て設定された現在地から目的地までの推奨走行経路(図
6のl→k→o)に応じて自動的にエリア情報を報知せしめ
るようにしたことを特徴とするものである。
【0055】すなわち、先ず図5のフローチャートのス
テップS1で、現在上述したFM多重放送のサービスエ
リアSE内を走行中で、当該FM多重放送を受信できる
状態にあるか否かを判定する。
【0056】該判定の結果、YESの時は、さらにステ
ップS2に進んで経路誘導の選択操作で上記推奨経路(l
→k→o)を選択したか否かを判定する。
【0057】その結果、YESと判定され経路誘導で上
記ナビゲーションシステムによる推奨経路が選択された
時は、次にステップS3で当該推奨経路が実際に上記F
M多重放送のサービスエリアSE内に含まれているか否
かを判定確認し、含まれているYESの時は、さらに続
くステップS4で実際に自車が当該サービスエリアSE
内に入ったか否かを判定する。
【0058】その結果、YESと判定された時は、続い
てステップS5に進み、自車が現在走行中の2次メッシ
ュエリア(図6のl,k,oの何れか)に対応した道路交通情
報を報知(表示)する。
【0059】その上で、さらにステップS6に進み、自
車が走行する2次メッシュエリアが変更したか否か、す
なわち自車が次の2次メッシュエリア領域に進行したか
否かを判定し、その結果がYESの時は、さらにステッ
プS7で自車が走行中のエリアが上記FM多重放送のサ
ービスエリアSEを逸脱したか否かを念のため判定す
る。
【0060】該判定の結果、NOの未だFM多重放送の
サービスエリアSE内を走行中の時はステップS5〜S7
の動作を繰り返して順次該当する次の2次メッシュエリ
アの道路交通情報を報知(表示)し、YESとなって同サ
ービスエリアSE外に出た時は当該制御を終える。
【0061】なお、以上の場合において、推奨経路の選
択報知方法としては、1レベル2の1次メッシュ地図
(主要幹線道路中心のデフォルメ地図)により目的地を設
定し、推奨経路を選択する。そして、該推奨経路を含む
2次メッシュ地図を選択して報知する。2レベル3の詳
細地図上または地名入力などによって目的地の設定を行
ない、経路決定後、その経路を含むレベル2の2次メッ
シュ情報を報知する。・・・などが考えられる。
【0062】また、上記において例えばメッシュ地図の
変更を行う時には、ビーコン等の可及的に誤差の少ない
ロケータを利用することが望ましい。
【0063】さらに、本参考例においても、上記実施例
のように静的情報がメモリされていれば、FM多重デー
タ(最新データ)がメモリされるまでの間は該旧データを
報知(表示)する方法の採用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る自動車の情報
保存装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、同装置のA/Vコントロールユニット
による道路交通情報報知制御の内容を示すフローチャー
トである。
【図3】図3は、同図2の制御内容を説明する説明図で
ある。
【図4】図4は、同じく図2の制御内容を説明する説明
図である。
【図5】図5は、本願発明の参考例に係る自動車の情報
保存装置の道路交通情報報知制御の内容を示すフローチ
ャートである。
【図6】図6は、同図5の制御内容を説明する説明図で
ある。
【図7】図7は、従来検討されているデジタル道路地図
エリアに対応したFM多重放送の道路交通情報受信制御
の制御内容を説明する説明図である。
【符号の説明】
1はFM受信機、2はA/Vコントロールユニット、3
はロケータ、4は操作部、5は報知手段、6はメモリ
(RAM)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−227127(JP,A) 特開 平6−231391(JP,A) 実開 平4−59871(JP,U) 特表 平5−501334(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/09 G08G 1/0969 G01C 21/00 G09B 29/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報放送局より、その受信可能地
    域内において当該地域の各エリアごとに区分して供給さ
    れる情報を受信する受信手段を備えてなる自動車におい
    て、 自車の走行位置を検出する自車位置検出手段と、 該自車位置検出手段によって検出された走行位置に係る
    エリア情報をメモリするメモリ手段と 上記走行位置に係るエリア情報を出力表示する表示手段
    を設け 上記表示手段は、上記受信手段による上記走行位置に係
    るエリア情報の受信が完了していないときであって、当
    該エリア情報が上記メモリ手段に既にメモリされている
    ときには、そのメモリされているエリア情報を表示出力
    するように構成されている ことを特徴とする自動車の情
    報保存装置。
  2. 【請求項2】 エリア情報は、静的情報と動的情報から
    なり、メモリ手段は静的情報のみをメモリするようにな
    っていることを特徴とする請求項1記載の自動車の情報
    保存装置。
  3. 【請求項3】 表示手段は、メモリ手段にメモリされて
    いるエリア情報を表示出力するときには、そのエリア情
    報をメモリした日付を、該エリア情報と共に表示出力す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の自動車の情報保存装置。
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