JP3360886B2 - ラスタの左右歪補正装置 - Google Patents

ラスタの左右歪補正装置

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JP3360886B2
JP3360886B2 JP21071893A JP21071893A JP3360886B2 JP 3360886 B2 JP3360886 B2 JP 3360886B2 JP 21071893 A JP21071893 A JP 21071893A JP 21071893 A JP21071893 A JP 21071893A JP 3360886 B2 JP3360886 B2 JP 3360886B2
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泰夫 村上
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/22Circuits for controlling dimensions, shape or centering of picture on screen
    • H04N3/23Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction
    • H04N3/233Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CRT(cathode ra
y tube)ディスプレイ装置における左右糸巻歪等の走査
線の歪を補正するラスタの左右歪補正装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図29は特公平3−74496号公報に
示された従来のラスタの左右糸巻歪補正装置を示す構成
図であり、図において、1は垂直偏向コイル、2は垂直
偏向コイル1に垂直偏向電流IVを供給する垂直偏向出
力回路、3は水平偏向コイル、4は水平偏向コイル3に
水平偏向電流IHを供給する水平偏向出力回路、5は垂
直偏向出力回路2からの垂直偏向電流IVを受けて垂直
偏向周期のパラボラ波形電圧VPを発生する波形整形回
路、6は水平偏向コイル3に流れる水平偏向電流IH
パラボラ波形電圧VPにて振幅変調する変調器である。
【0003】図30は波形整形回路5の具体的な構成を
示す図であり、この波形整形回路5は垂直偏向出力回路
2から垂直偏向コイル1を介して供給される周期T、振
幅aののこぎり波状の垂直偏向電流Ivを積分し、パラ
ボラ波形電圧VPを形成するコンデンサCにて構成され
ている。
【0004】図31は上記補正装置にて補正されるCR
T画面上での走査線の左右歪を示す図であり、一般に、
通常のカラーCRTにて、コンバージェンスミスが最小
になるように水平、垂直の偏向コイルを設計すると、こ
の図に示すようにラスタ形状は点線に示すような正しい
矩形とはならず、ラスタの左右辺が実線にて示すように
内側に弓状に湾曲したいわゆる左右糸巻歪が発生する。
【0005】次に動作について説明する。
【0006】まず、垂直偏向出力回路2に垂直同期信号
が供給されると、垂直偏向出力回路2はのこぎり波形を
有する垂直偏向電流IVを垂直偏向コイル1および波形
整形回路5に供給する。これにより、波形整形回路5は
垂直偏向電流IVを図9のコンデンサCにて積分してパ
ラボラ波形電圧VPとなし、変調器6に加える。
【0007】一方、水平偏向出力回路4に水平同期信号
が供給されると、水平偏向出力回路4は水平周期ののこ
ぎり波形を有する水平偏向電流IHを水平偏向コイル3
に供給する。この電流IHは変調器5のパラボラ波形電
圧VPによって振幅変調される。この結果、水平偏向コ
イル3には垂直偏向周期のパラボラ波形にて変調された
電流IHが流れ、これによって、ラスタ上の走査線の長
さが補正され、左右糸巻歪が補正される。
【0008】つまり、垂直偏向コイル1に流れる垂直偏
向電流IVの瞬時値iは垂直偏向周期をT、その鋸歯状
波の振幅をa、および時間をtとすると、 i=(a/T)・t ・・・・・(1) と表わされる。従って、コンデンサCの両端に発生する
電圧VCは、 VC=(1/C)・∫idt ={a/(2CT)}・t2 ・・・・・(2) と表わされ、この電圧VCのゼロ・ピーク値VPはt=T
/2の時の電圧値にて与えられるため、t=T/2のと
きの電圧VCを〔VC〕とすると、 VP=〔VC〕=aT/(8C) ・・・・・(3) と表わされる。この電圧VPをピーク値とする上記パラ
ボラ波は垂直偏向周期Tに比例、すなわち垂直偏向周波
数に反比例して変化する。この結果、水平偏向電流IH
は垂直偏向周期Tの中央付近にて最大となるように変調
されて、弓状に歪む左右糸巻歪が補正される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のラスタの左右糸
巻歪補正装置は以上のように構成されているので、図3
1の実線に示すような典型的な左右糸巻歪しか補正でき
なかった。しかしながら、現実にはCRTは構造上のば
らつき等によりパラボラ波形では除去できない歪の要素
を持っており、このため糸巻歪以外の他の要素を有する
左右歪を完全に除去することができないという問題点が
あった。
【0010】また、上記図30に示す回路以外にも垂直
偏向周期のパラボラ波形電圧を生成する方法も考えられ
るが、いずれにしても積分を使う限り垂直偏向周波数に
よってその振幅が中央付近にて最大となるように変化し
てしまうことに変わりなく、これをそのまま使って他の
左右歪の補正をすることはできず、また、典型的な糸巻
歪を補正する場合でも取扱い垂直偏向周波数が変わる毎
に調整をし直す必要がある等の問題点があった。
【0011】請求項1ないし請求項4の発明は上記のよ
うな問題点を解決するためになされたもので、任意の形
状の左右歪を容易に補正できるラスタの左右歪補正装置
を得ることを目的とする。
【0012】請求項5ないし請求項12の発明は、任意
の形状の左右歪を補正する際に装置を容易に操作するこ
とができるラスタの左右歪補正装置を得ることを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るラ
スタの左右歪補正装置は、ラスタの左右歪を補正するた
めのパラメータを記憶手段に格納し、これを用いてディ
ジタル信号処理回路で演算し、演算結果をアナログ電圧
に変換し、水平同期信号に同期したのこぎり波電圧と上
記アナログ電圧とを比較し、この比較結果により、水平
出力回路に供給する電源電圧を制御するようにしたもの
である。
【0014】請求項2の発明に係るラスタの左右歪補正
装置は、ディジタル信号処理回路の演算結果を次の水平
走査期間に用いるようにしたものである。
【0015】請求項3の発明に係るラスタの左右歪補正
装置は、走査線の複数本毎の長さの補正量を記憶手段に
格納し、これを用いてディジタル信号処理回路で演算す
ることにより、走査線の複数本毎の長さを決定するデー
タと、他の走査線の長さを補間するデータとを得、この
データをアナログ電圧に変換し、水平同期信号に同期し
たのこぎり波電圧と上記アナログ電圧と比較し、この比
較結果により、水平出力回路に供給する電源電圧を制御
するようにしたものである。
【0016】請求項の発明に係るラスタの左右歪補正
装置は、走査線位置表示手段に、指定された走査線の位
置を走査線の一部のブライトネスを上げることにより表
示させる輝度調整手段を含むものである。
【0017】請求項の発明に係るラスタの左右歪補正
装置は、走査線位置表示手段が指定された走査線の位置
を指定された走査線または指定された走査線を含む複数
の走査線の長さを他の走査線の長さより短くあるいは長
くして画面上に表示させるものである。
【0018】請求項の発明に係るラスタの左右歪補正
装置は、走査線位置表示手段に、指定された走査線の位
置を走査線に所定の色信号を重畳して画面上に表示させ
る色信号合成手段を含むものである。
【0019】請求項の発明に係るラスタの左右歪補正
装置は、走査線位置表示手段に、指定された走査線の位
置を表わす画像信号を生成して画面上に表示させる位置
表示画像生成手段を含むものである。
【0020】請求項の発明に係るラスタの左右歪補正
装置は、ユーザ操作部の操作時間に応じて左右ラスタ歪
調整位置を検出して、この検出結果に基づいて位置信号
を走査線位置表示手段に供給するディジタル信号処理回
路を有するものである。
【0021】請求項の発明に係るラスタの左右歪補正
装置は、複数本の走査線を指示する走査線指示手段を有
するものである。
【0022】請求項10の発明に係るラスタの左右歪補
正装置は、ユーザ操作部の操作時間に応じて指定する走
査線の数を検出して、この検出結果に基づいて位置信号
を前記走査線位置表示手段に供給するディジタル信号処
理回路を有するものである。
【0023】
【作用】請求項1の発明におけるラスタの左右歪補正装
置は、あらかじめ記憶手段に記憶されたパラメータに基
づいてそれぞれの走査線の長さをディジタル信号処理装
置にて高速に演算し、この演算結果をアナログ信号に変
換したアナログ電圧とのこぎり波電圧とを比較して、そ
の比較結果に基づいて走査期間が決定されて走査線の長
さが調整される。
【0024】請求項2の発明におけるラスタの左右歪補
正装置は、前回のラインの走査線の補正結果を用いて次
のラインの走査線の補正を行うため、ディジタル信号処
理回路にてそれぞれの走査線の歪補正を有効に行うこと
ができる。
【0025】請求項3の発明におけるラスタの左右歪補
正装置は、補正演算が複数の走査線毎に行われるので、
メモリ容量や処理時間が少なくて済み、また、特に大き
な任意の左右歪の補正に対して有効となる。
【0026】請求項の発明におけるラスタの左右歪補
正装置は、操作者が指定した走査線の位置が輝度調整手
段にて走査線の一部のブライトネスが上げられて画面上
に表示される。
【0027】請求項の発明におけるラスタの左右歪補
正装置は、操作者が指定した走査線の位置が走査線位置
表示手段にて指定された走査線またはその走査線を含む
複数の走査線の長さが他の走査線の長さより短くあるい
は長く変更されて画面上に表示される。
【0028】請求項の発明におけるラスタの左右歪補
正装置は、操作者が指定した走査線の位置が色信号合成
手段にて指定された走査線のビデオ信号に所定の色信号
が重畳されて画面上に表示される。
【0029】請求項の発明におけるラスタの左右歪補
正装置は、操作者が指定した走査線の位置が位置表示画
像生成手段にて指定された走査線の位置を表わす画像信
号を生成して画面上に表示される。
【0030】請求項の発明におけるラスタの左右歪補
正装置は、左右ラスタ歪調整位置がユーザ操作部の操作
時間に応じて検出されて、この検出結果に基づいて調整
される走査線の位置が画面上に表示される。
【0031】請求項の発明におけるラスタの左右歪補
正装置は、操作者が走査線指示手段を介して左右歪を調
整する複数本の走査線を一度に指示し得る。
【0032】請求項10の発明におけるラスタの左右歪
補正装置は、操作者が走査線指示手段を介して任意の本
数の走査線を有効に指示し得る。
【0033】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
【0034】図1は請求項1の発明の一実施例によるラ
スタの左右歪補正装置の構成を示す図である。この図に
おいて、11はディスプレイ装置の外部または内部から
供給される水平同期信号(以下、H−SYNCと記
す)、12は外部または内部から供給される垂直同期信
号(以下、V−SYNCと記す)、13はH−SYNC
11に同期した周期にてのこぎり波電圧14を発生する
のこぎり波発生器、15はH−SYNC11とV−SY
NC12とに同期してディジタル信号の処理を行うディ
ジタル信号処理回路(以下、DSPと記す)である。本
実施例のディジタル信号処理回路15は、水晶発振器1
5aと、ROM15bと、RAM15cと、乗算器15
dと、バレルシフタ15eと、算術論理演算ユニット1
5fとを含む。
【0035】16はDSP15の信号処理に用いられる
データおよび信号処理されたデータを記憶するE2PR
OM(電気的に消去および書込み可能なPROM)であ
り、DSP15からクロックCLKを受けて入力データ
Iの書き込み、および出力データDOの読み出しが行わ
れる記憶手段である。17はDSP15にて処理された
出力データ18をDSP15からのラッチ信号19に応
動して一時保持するラッチ、20はラッチ19にて保持
したデータ21をアナログ電圧22に変換するD−Aコ
ンバータ(ディジタル−アナログ変換器)、23は上記
のこぎり波電圧14と上記アナログ電圧22とを比較す
るコンパレータ、24はコンパレータ23の出力を波形
整形および増幅するトランジスタプッシュプル接続にて
構成されたアンプである。
【0036】25は水平走査線の駆動表示を行う水平出
力回路であり、水平ドライブ回路25a、水平出力トラ
ンジスタ25b、ダンパダイオード25c、共振コンデ
ンサ25d、水平偏向コイル25e、S字補正コンデン
サ25f、水平出力トランス25gにより公知のように
構成されている。
【0037】26は水平出力回路25の電源、27は電
源26の電圧(+B)をスイッチングするスイッチであ
り、アンプ24の出力にて制御されるノーマルオフ型の
例えばPチャンネルMOS(Metal oxide semiconducto
r )型のFET(電解効果トランジスタ)にて構成され
ている。28はスイッチ27の出力電圧29を平滑して
水平出力回路25に供給する平滑回路であり、チョーク
コイル28a、ダイオード28b、コンデンサ28c等
により構成されている。30はMOSFET27の保護
用のツェナーダイオード、31はアンプ24の出力から
DC(直流)成分を除去してMOSFET27のゲート
に加えるコンデンサである。
【0038】次に動作について説明する。
【0039】図2はラスタの様々な左右対称歪を示すも
のであり、この図において、A,B,C,D,Eは、そ
れぞれの歪を補正するための位相、周期、振幅を示すパ
ラメータである。Aはピンクッションの度合いを補正す
るパラメータ、Bは左右ラスタの傾きを補正するパラメ
ータ、Cは左右歪の度合を補正するパラメータ、Dはラ
スタ歪の位相、すなわち、上下位置を補正するパラメー
タ、Eはラスタ歪の周期、すなわち、歪の状態の変化を
補正するパラメータである。なお、図2(a)は左右糸
巻歪、図2(b)はSEAGULL歪と呼ばれる歪である。
【0040】上記の各パラメータA〜Eの様々の値が予
めDSP15のROM15bに格納されている。本実施
例は、ROM15bに格納されている各パラメータA〜
Eのそれぞれの値の中から、そのディスプレイ装置に用
いられているCRTに発生する左右歪を補正するのに最
も適した値を選んでE2PROM16に転送して登録
し、その値を用いてラスタ上の走査線の長さを1本づつ
調整することにより、左右歪を除去するようにしたもの
である。
【0041】なお、ROM15bから上記最適なパラメ
ータを選択するための方法としては種々あるが、例えば
次の方法が用いられる。CRTに正常なラスタが出るよ
うなデータを与えて動作させると、実際にはそのCRT
に応じた左右歪を持つラスタが出るので、そのラスタを
カメラで撮像し、その撮像信号から歪の程度を調べ、そ
の程度に応じた各パラメータA〜Eの値をROM15b
から選んでE2PROM16に転送する。
【0042】次に上記パラメータを用いた左右歪補正の
動作について説明する。
【0043】DSP15はV−SYNC12が供給され
るとH−SYNC11が供給される毎に、現在走査中の
ライン(走査線)の次のラインの長さを決定する演算を
行う。まず、E2PROM16のパラメータA〜Eの値
をRAM15cに取り入れ、これを用いて例えば次式に
よる計算を行う。
【0044】 y1=−A(n−B)2 ・・・・(4) y2=Csin{E・π(n/nT)−D} ・・・・(5) ここで、上記(4)式は糸巻歪の補正式、(5)式はSE
AGULL 歪の補正式であり、これらの式におけるA・B・
C・D・EはE2PROM16に格納されているパラメ
ータである。また、nは現時点でのライン数、つまり、
現在ラスタ上部より何番目のラインを走査しているかを
表わす整数、nTはラスタ上の総ライン数を表わす。
【0045】DSP15は上記y1,y2をそれぞれ求め
た後に、さらに(y1+y2)を求め、これを最終的な補
正値と成し、例えば8ビット以上のデータ18として出
力する。もちろんこの場合、DSP15ではy1および
2をそれぞれ求める際に、または(y1+y2)を求め
る際にそれぞれの式のマクローリン展開した近似式など
の一般的な近似式を用いて補正値を求めてもよい。この
データ18はラッチ信号19にてラッチ17に保持され
る。保持されたデータ21はD−Aコンバータ20にて
図3に示すようなアナログ電圧22となる。この電圧2
2は図3のC点にて出力される。C点より前のアナログ
電圧22のレベルは、現在走行中のラインに対応するも
のである。なお、B点およびD点はDSP15の水晶発
振器15aによるクロックの立上り、または立下りにて
検出されるH−SYNC11の誤差に基づくアナログ電
圧22の出力時点の誤差である。
【0046】上記アナログ電圧22はコンパレータ23
の一方の入力端子に加えられる。コンパレータ23の他
方の入力端子にはのこぎり波発生器13からH−SYN
C11に同期した図3に示すようなのこぎり波電圧14
が加えられている。こののこぎり波電圧14のA点から
F点までの帰線期間に上記C点が存在している。コンパ
レータ23はのこぎり波電圧14とアナログ電圧22と
を比較し、アナログ電圧22がのこぎり波電圧14を越
えている期間(E〜G間)に負論理のパルスを出力す
る。このパルスがアンプ24、コンデンサ31を介して
スイッチ27のMOSFETのゲートに加えられ、この
スイッチ27をONからOFFと成す。
【0047】この結果、上記MOSFET27のドレイ
ンには図3に示すような出力電圧29が現われる。この
電圧29は平滑回路28にて平滑されて水平出力回路2
5に動作電源電圧として供給される。従って、スイッチ
27のOFF期間を調整することにより、水平出力回路
25へ供給される電源電圧が調整されて、つまり、水平
出力回路25へ供給される電源電圧がスイッチ27のP
WM(Pulse wide modulation )制御により補正を受け
て、それぞれの水平走査線の長さが演算された歪量に応
じて補正される。
【0048】なお、通常のDSP15の処理速度は10
0nsec程度であり、また、A〜F点間は2〜3μs
ecであるので、D−Aコンバータ20に例えば、セト
リングタイム250nsec以下のものを使用すれば、
スタートA点からC点まで500nsec程度で処理可
能である。また、C点以降はD−Aコンバータ20の出
力がラッチ17により一定に保たれ、次のラインの長さ
の計算を遅くとも図3におけるA1点までに終了させれ
ばよく、通常の水平走査周波数が100kHz近くでも
1点までは7μsec近くあるので、既存のDSPの
処理スピードで十分対応できる。
【0049】図4はのこぎり波電圧14の実際の波形と
H−SYNC11との関係を示す。のこぎり波発生器1
3は、H−SYNC11でトランジスタを制御してコン
デンサを充放電させることによりのこぎり波電圧14を
発生させるようにしている。そしてA〜F点の期間はト
ランジスタをONさせてコンデンサを瞬時に放電させる
ので、図4に示すようにこの期間は傾斜が急激になる
が、このような場合であっても、DSP15の処理時間
で十分対応できる。
【0050】次にDSP15内部のプログラム動作につ
いて図5のフローチャートを用いて説明する。
【0051】まず、ステップST1にて電源スイッチO
Nまたは解像度変更、すなわち、垂直周波数のモード切
換えが検出されると、ステップST2にてDSP15は
2PROM16から最適値のパラメータA〜EをRA
M15cに取り込む。次に、ステップST3にてV−S
YNC12の到来を待ち、ステップST4にてDSP1
5はV−SYNC12の割り込みまたは検出があると、
ステップST5において前記nの値のクリア、nTの値
の設定等の初期化を行った後、ステップST6にてH−
SYNC11の到来を待つ。
【0052】次に、ステップST7にてH−SYNC1
1の割り込みがあると、ステップST8で前回計算して
ストアしておいた値を読み込み、ステップST9にてデ
ータ18として出力する。次に、ステップST10にお
いて今回の計算、即ち、前記y1,y2、(y1+y2)を
求める計算を行い、ステップST11で計算結果をRA
M15cにストアする。次いで、ステップST12にて
nの値を1つ増やした後、ステップST13にて次のH
−SYNC11またはV−SYNC12の到来を待つ。
次いで、H−SYNC11が供給されると、ステップS
T7に戻り、ステップST7ないしステップST13を
繰り返して走査線を順次補正し、さらに、V−SYNC
12が供給されるとステップST4に戻り、ステップS
T4ないしステップST13を繰り返して画面の左右歪
の補正を繰り返す。
【0053】なお、本実施例においてはE2PROM1
6に糸巻歪やSEAGULL歪などの典型的な左右歪のパラメ
ータA〜Eを設定して、それぞれの走査線毎にDSP1
5にパラメータを読み出して左右歪を補正するように構
成したが、本発明においては記憶手段に設定されるパラ
メータは任意に変更してもよく、また、記憶手段を用い
ずとも1ライン毎にDSP15にて走査線の長さを補正
するようにしてもよい。
【0054】実施例2. 請求項3の発明によるラスタの左右歪調整装置の一実施
例に関して説明する。図1の回路を用いて上述した方法
により、走査線の長さを1本づつ調整することにより左
右歪を解消することができるが、現実に走査線を1本づ
つ調整することは難しく多大な調整時間がかかる。ま
た、ライン総数nT分だけの補正データのメモリを要す
るため、コストアップになり、現実的には簡易補正方法
を使用する方が製品展開しやすい。
【0055】次に上記簡易補正方法を用いて歪を補正す
る方法について述べる。
【0056】例えば図6の(a)のような正常なラスタ
に対して図6(b)のような歪が発生している場合、ラ
スタ上で1ライン目より例えば16ライン毎に注目す
る。図6(b)において、ライン17本目n17は補正量
0とし、ライン33本目n33を上記n17と同じライン長
さまで図6(c)の補正量Δ33を用いて補正を行う。ま
た、n17とn33との間の補正量は直線的に補間を行う。
次の16ライン目n49までも上記と同様に補正量Δ49
補正を行った後、順次同様に直線補間を行う。以下、1
6ライン毎に同様の補正および補間を行う。
【0057】なお、E2PROM16には図6(c)の
ような16ライン毎の補正量Δ0,Δ17,Δ33,Δ49
…を予め格納する。ライン長さ変更や垂直周波数変更に
よる上記補正量の過不足は、各補正量Δ0,Δ17
Δ33,Δ49……に一律に増幅度を乗算することにより調
整を行う。上記では16ライン毎のサンプリング補正に
つき述べたが、このサンプリングライン数は、総ライン
数nTや、上記直線補間による左右歪補正許容量、E2
ROM16のメモリ用量等により製品毎に設定される。
【0058】本実施例は、補正量を任意に設定すること
により、図7に示すような、特に変形の大きなアブノー
マルな左右歪を補正する場合に用いて有効である。
【0059】実施例3. 請求項5の発明によるラスタの左右歪補正装置の一実施
例について説明する。図8は本実施例におけるラスタの
左右歪補正装置の構成を示す図であり、上記実施例であ
る図1に示す相当部分には同一符号を付してその説明を
省略する。この図において、40はラスタの左右歪を調
整する際に所望の走査線を指定してその走査線を所望の
量だけ増減させる場合に操作されるユーザ操作部、50
は映像信号を出力する映像信号出力部であり、本実施例
ではユーザ操作部40にて指定された所望の走査線の両
端部をブライトネスを上げることにより画面上に表わす
信号を出力する走査線位置表示手段である。
【0060】詳しくは、ユーザ操作部40において、4
1はDSP15にそれぞれの走査線の長さを増減させる
信号を送るラスタ幅増減信号発生回路、42は走査線の
長さを増加させる際に押圧される信号増加スイッチ、4
3は走査線の長さを減少させる際に押圧される信号減少
スイッチである。これらスイッチ42,43およびラス
タ幅増減信号発生回路41は、DSP15に走査線の長
さを調整する信号を発生する調整信号発生手段を構成し
ている。また、44は左右歪調整モードにて押圧される
調整モードスイッチ、45はCRT画面にいずれの走査
線が調整されているかを示すマークを上昇させるマーク
上昇スイッチ、46は同様にマークを下降させる際に押
圧されるマーク下降スイッチである。これらスイッチ4
5,46は調整する走査線を指定する走査線指定手段を
構成している。映像信号出力部50において、51はブ
ライトネス利得制御回路であり、本実施例では上記マー
クを画面に表わす際に走査線の一部、例えば走査線の両
端のブライトネスを上げて明るくする利得制御回路(輝
度調整手段)である。また、本実施例のディジタル信号
処理回路(DSP)15は、それぞれの走査線を補正す
るとともに、ユーザ操作部40での操作を検出して本実
施例特有の左右歪補正処理を行う機能を有している。特
に、表示上昇スイッチ45および表示下降スイッチ46
が押圧されている時間を検出して、その位置を示す信号
をブライトネス利得制御回路51に送出してマークを表
示させる操作時間検出機能を有している。
【0061】図9は本実施例の左右歪調整モードにおけ
るCRT画面を示す図であり、52は走査線操作領域
(ラスタ)、53は白ベタ画面である。また、54は左
右歪が補正されている部分を示すためのマーク部であ
り、他の領域より背景が明るい領域が示されている。
【0062】次に動作について説明する。
【0063】図10は左右歪補正時の調整モードプログ
ラムのフローチャートである。この図において、まず、
ユーザ操作部40の調整モードスイッチ44がONとな
ると、ステップST31にてDSP15は左右歪調整モ
ードへの切り換えを検知する。次いで、ステップST3
2にて各種パラメータの初期化を行なう。パラメータS
は左右歪調整ラインを一本進めるのに、または一本下げ
るのに必要なマーク上昇スイッチ45またはマーク下降
スイッチ46が継続的にオンし続けられた時間のカウン
トパラメータであり、S0はその時間のデフォルト値を
示す。パラメータLは左右歪補正走査線のライン番号を
示す。
【0064】ステップST32にて初期化が終了する
と、ステップST33にてまず、上昇スイッチ45がオ
ンになっているか否かが判別される。このステップST
33にて上昇スイッチ45がオンであれば、ステップS
T34,35のルーチンへ分岐する。ステップST34
にて連続して分岐した回数つまりオンされ続けられた時
間をカウント値Sを歩進させてカウントする。次いで、
ステップST35にてカウント値Sがデフォルト値S0
以上になった場合、つまり一定期間上昇スイッチ45が
オンされ続けると、ステップST36へ分岐する。ステ
ップST36では、左右歪補正ライン番号を現状Lより
1つ増やす。
【0065】一方、ステップST33にて上昇スイッチ
45がオフの場合にはステップST37にてカウント値
Sを0にクリヤし、次いで、ステップST38にて下降
スイッチ46がオンか否かがチェックされる。下降スイ
ッチ6がオンの場合、ステップST34と同様にステ
ップST39にてカウント値Sをカウントアップする。
次いでステップST40にて一定期間下降スイッチ
がオンされ続けられたことを検出すると、ステップST
41に分岐する。ステップST41では左右歪補正ライ
ン番号を現状Lより一つ減らす。
【0066】次いで、ステップST36またはステップ
ST41の処理後、ステップST43,ST44,ST
45,ST46にて処理ラインLの値が”0”以下また
は最大垂直ライン数L0以上にならないように制御す
る。つまり、ステップST43にて処理ラインLの値
が”0”以下の場合、ステップST46にて処理ライン
Lを”0”に維持し、ステップST44にて処理ライン
Lの値が最大ライン数L0以上の場合、ステップST4
5にて処理ラインL値を最大ライン数L0に維持する。
ステップST47では次のサイクルのため、カウント値
Sを一旦”0”にクリアする。
【0067】次に上記調整表示モードを含むDSP15
の左右歪補正処理を図11のフローチャートを参照して
説明する。
【0068】まず、ステップST48にてH−SYNC
12の割り込みを検出すると、ステップST49にて上
記各実施例の左右歪補正処理を行い、次いでステップS
T50にて補正ライン番号nを1つ増やす。次に、ステ
ップST51にて上記調整モードであることを検出する
と、ステップST52にて補正ライン番号nが前記補正
ライン番号Lと一定のデフォルト値αを加えた間にある
か否かを判定する。補正ラインnがそれらの間にある場
合に、ステップST53にて正常画面時より大幅にブラ
イトネス(背景明るさ)をアップさせる。これにより、
図6にて上昇スイッチ45をオンし続けた場合、つま
り、ステップST33-ST34-ST35のS0回のル
ープないしステップST36のルート時に、図9に示す
ように一部背景の明るい部分(左右ラスタひずみ補正部
分)が図9(a)から(b)のように画面上、上から下
へ移動する。一方、下降スイッチ46がオンの場合、マ
ーク54の部分は図9(b)から(a)のように画面の
下から上へ移動する。左右歪補正部を以上のように表示
した後、ステップST54にてユーザ操作部50の信号
増加スイッチ42または信号減少スイッチ43がオンと
なると、ラスタ幅増減信号発生回路41から歪補正ライ
ンの増減信号が供給されて、n番目の走査線の長さが増
減されて、さらに微調整が行われる。なお、歪補正ライ
ンの増減信号は、図1に示したD−Aコンバータ20か
ら出力されるアナログ電圧22を調整する信号と言うこ
とができる。そして、アナログ電圧22を調整すること
で水平走査線の長さを調整できることは実施例1におい
て図3を用いて説明した通りである。
【0069】以上のように本実施例では、ラスタの左右
歪補正の際に画面上の走査線の両端部を明るくしたマー
ク部54を表示して、増加スイッチ42または減少スイ
ッチ43をオンとすることにより、任意の走査線の左右
歪をさらに有効に調整することができる。
【0070】なお、本実施例では図11のステップ48
においてH−SYNC12の割り込み時に処理をスター
トする例を説明したが、H−SYNC12の検出時にス
タートするようにしてもよい。また、本実施例ではそれ
ぞれの走査線毎にブライトネスを上げて表示するように
したが、図12(a),(b)に示すように複数本の走
査線のブライトネスを同時に上げて複数本毎に表示する
ようにしてもよい。この場合、上記実施例2にて所定の
本数毎に例えば図12(c),(d)に示すようにサン
プリング本数A,B毎に指定箇所を上昇および下降させ
るようにしてもよく、また、図12(e)に示すように
任意の本数毎に指定するようにしてもよい。
【0071】図13は、複数本毎に走査線を指定する場
合の処理例を示したフローチャ−トである。この場合、
図11のフローチャートに従って表示位置を決定し、こ
のステップST47に続き表示数の増減を行う。まず、
ステップST66にてサンプリング数の増加を検出をす
ると、ステップST67にてカウント値Sを歩進し、ス
テップST68にて所定のデフォルト値S1以上になっ
たか否かが判定され、所定値以上になるまで、ステップ
ST66ないしステップST68が繰り返される。所定
値以上になると、ステップST69にて表示数αを歩進
する。一方、表示数が多くなった場合、サンプリング数
の減少をステップST70にて検出すると、ステップS
T71にてカウント値Sを歩進し、所定のデフォルト値
S1以上になるまでステップST70ないしステップS
T72が繰り返される。次いで、所定値以上になると、
ステップST72にて表示数αが減進される。次いで、
ステップST74にてカウント値Sを一旦”0”にクリ
アして、次いでステップST75にて表示数αが負の場
合は”1”に変更し、トータルライン数を越える場合は
それ以内に変更して表示数αのリミットを設定処理す
る。これにより、画面上での補正個所の表示ラインが複
数となって表示される。
【0072】実施例4. また、上記実施例3では走査線の両端の部分のブライト
ネスを上げて補正ラインの表示を行う場合を例に挙げて
説明したが、図14に示すように走査線の両端を窪ませ
て、または広げて表示するようにしてもよい。この場
合、図11のフローチャートのステップST53を図1
5に示すようにすでに左右歪の補正処理(ステップST
49)にて計算済みの次走査線幅の計算値を例えば10
%減じた値に置き換える。これにより、図14(a)に
示すように歪調整ラインの部分が内側にくぼみ、処理す
る走査線の位置が画面上に指示される。
【0073】さらに、図15のステップST56での処
理の値を0.9の代わりに1より大きい値、例えば1.
1にすることにより、図14(b)のように歪調整ライ
ンの部分が両側にふくらむ。以上により、ラスタ幅を一
部変化させることにより歪調整ラインを表示する。歪調
整部分を認識した後は、DSP15または別のプロセッ
サにて調整ライン表示モード解除の認識をユーザスイッ
チ等にて行い、前記歪調整認識ラインの歪調整を行う。
調整ライン表示モード解除の判別は図15のフローチャ
ート55の部分で行う。これらの場合にも、図16に示
すように複数本毎に同様の処理を行ってもよい。
【0074】実施例5. 図17は請求項8の発明の一実施例を示すブロック図で
あり、上記実施例と同様の部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。この図において、59はDSP15
から供給される歪調整ポイントを表示するためのビデオ
信号、58は表示機器に接続されている例えばパーソナ
ルコンピュータ等の信号発生器から供給されるRGBビ
デオ信号のうち例えばGREENのビデオ信号、60は
ビデオ信号58,59をミックスする合成器(色信号合
成手段)、61はビデオアンプである。
【0075】次に動作について説明する。
【0076】図18は本実施例におけるビデオ信号の出
力タイミング図、図19は歪調整ライン表示のプログラ
ムのフローチャートである。上記各実施例と同様に、水
平同期信号が供給されると、DSP15はそれぞれの水
平走査線の歪補正を行う。この状態にて調整モードスイ
ッチ44がオンとされると、DSP15は歪調整モード
に移り、マーク上昇スイッチ45または下降スイッチ4
6のオン期間の検出を行う。この際に、本実施例では、
DSP15は該当する水平走査線のビデオ信号59を生
成して映像信号出力回路50に供給する。映像信号出力
回路50では、DSP15からの歪み調整ポイントを表
わすビデオ信号59に水平同期信号64に同期して供給
される信号発生器からのGREENのビデオ信号58を
合成器60にて合成して、さらにビデオアンプ61にて
増幅してCRT画面上に出力する(ステップST6
5)。これにより、CRT画面上には図20に示すよう
に、歪調整を行う走査線として緑色のライン59が上下
動自在に表示される。歪調整を行う走査線の位置が決定
されると、上記実施例と同様に信号増減スイッチ42,
43をそれぞれオンとすることにより、表示された走査
線の長さがさらに微調整される。
【0077】以上のように本実施例では、歪調整ライン
を白ベタ画面53上にて緑の帯状ラインとして表示する
ので、さらに調整を容易にしている。なお、本実施例で
はビデオ信号59をGREENのビデオ信号58のみに
て合成して表示するように構成したが、GREENだけ
でなく、他のREDまたはBLUEのビデオ信号を同時
に、またはRGBのビデオ信号のうちいずれか2つの信
号を合成してもよい。また、本実施例ではそれぞれの歪
調整ライン毎に表示するように構成したが、図21に示
すように複数本毎に表示するようにしてもよい。さら
に、本実施例では歪調整する走査線を表わすビデオ信号
と信号発生器からのGREENのビデオ信号とを合成器
60にて合成するように構成したが、図22に示すよう
に合成器60の代わりにDSP15またはパーソナルコ
ンピュータからの制御信号62により切り替わる信号ラ
イン選択器63を設けて、歪調整ラインの表示期間にD
SP15からのビデオ信号59のみ選択して、他の期間
にはGREEN信号58のみ選択するように構成しても
よい。
【0078】実施例6. 図23は請求項9の発明の実施例によるラスタ歪補正装
置を示すブロック図であり、上記各実施例と同様の部分
には同一符号を付してその説明を省略する。この図にお
いて、77はDSP15から歪補正データを受けてその
情報を文字または画像ないしキャラクタを表わすビデオ
信号に変換して出力する例えばキャラクタジェネレータ
などのオンスクリーンコントローラ(画像信号生成手
段)である。78はオンスクリーンコントローラ77か
らの画像信号と信号発生器からのRGB信号を受けて合
成するオンスクリーンミキサである。
【0079】次に動作について説明する。
【0080】上記各実施例と同様にDSP15は水平同
期信号および垂直同期信号に基づいてそれぞれの走査線
毎に左右歪の補正を行う。この状態にて、ユーザ操作部
40のそれぞれのスイッチの操作により歪調整モードに
よる操作が行われると、これら歪調整のデータがDSP
15からオンスクリーンコントローラ77へ出力され
る。オンスクリーンコントローラ77は、例えば図24
に示すように歪調整を行う走査線の位置に矢印のキャラ
クタを表わす画像信号を生成して、ミキサ78へ出力す
る。これにより、ミキサ78ではオンスクリーンコント
ローラ77からの画像信号とRGBビデオ信号とを合成
してアンプ61を介してCRT画面に供給する。この結
果、図24に示す画像がCRT画面に表示される。な
お、オンスクリーンコントローラ77では歪調整データ
から例えば図25に示すように調整ラインの行数を表わ
す文字の画像信号を生成してもよく、また、図26に示
すように文字およびキャラクタを表わす画像信号を生成
してもよい。さらに、複数本の走査線の歪調整を行う際
には、図27に示すようにその始めと終わりの位置を示
す矢印のキャラクタ、または、始めのライン数および調
整するライン数などを文字にて表わすようにしてもよ
い。
【0081】実施例7. 図28はラスタの左右歪を自動的に調整するラスタの左
右歪補正装置の他の実施例を示す図である。この図にお
いて、66はCRT等のモニタ表示機器、67は図1の
のDSP15または同様のマイクロコンピュータなどの
演算器、70は自動調整または測定を行う制御器、69
はラスタを検知するCCDカメラ、68はCCDカメラ
位置を制御するXY移動軸、75は表示器66上の表示
ラスタの最上部位置、76は表示器上の表示ラスタの最
下部位置、73はCCDカメラ位置を制御する制御器7
0から出力される位置制御信号、74はCCDカメラに
よる表示ラスタ検出信号、72は制御信号より出力され
る歪調整ライン番号信号、71は制御器70により制御
される表示ラスタ制御信号である。
【0082】次に動作について説明する。
【0083】走査状態において、CCDカメラ69にて
表示器66画面上のラスタ最上部位置75と最下部位置
76とを検出する。これら位置75,76の位置データ
は制御器70のバッファなどに一旦記憶される。次い
で、制御器70から調整ライン番号を”0”ラインから
順次歪調整ライン番号信号72としてDSP15へ供給
する。この信号72に同期して制御器70はCCDカメ
ラ69を調整ライン番号に相当する位置へ制御する信号
73をXY移動軸68へ出力する。これにより、CCD
カメラ69は調整ラインを順次撮像する。この場合の位
置制御信号73はトータルライン数をLtotalとすると
(位置座標75−位置座標76)*伝送ライン番号/L
total+(位置座標76)にて求めることができる。こ
れにより、各ラインまたは一定のライン数ごとにCCD
カメラ69により検出されたラスタ検出信号74が制御
器70に供給されると、制御器70はラスタ幅制御信号
71を上記演算により求めて、DSP67へ送る。この
結果、DSP67はラスタ幅制御信号71に基づいて、
目的のライン幅になるように該当する走査線の長さを調
整する。
【0084】以上のように本実施例では、CCDカメラ
69にてそれぞれの走査線を撮像してその結果に基づい
て自動的にラスタの左右歪を調整することができる。な
お、本実施例ではそれぞれの走査線毎に歪を調整するよ
うに構成したが、複数ライン毎に適宜サンプリングし
て、それらの走査線の長さを検出し調整するようにして
もよい。
【0085】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
左右歪補正のためのパラメータを用いてディジタル処理
により、走査線の長さを調整するように構成したので、
ラスタ左右の任意の形状の歪を容易に補正できる効果が
ある。
【0086】また、請求項2の発明によれば、ディジタ
ル演算処理の演算結果を次の走査期間で用いるように構
成したので、処理時間の誤差や出力の遅延等に影響され
ることなく、既存のディジタル信号処理回路を用いて、
左右の任意歪を確実に補正できる効果がある。
【0087】請求項3の発明によれば、複数の走査線毎
に補正量を予め、他の走査線については補間を行うこと
により、走査線の長さを決定するように構成したので、
少ないメモリ容量かつ短い処理時間で容易に左右の任意
歪を補正することができ、また特に大きな歪を持つアブ
ノーマルな歪に対して有効となる効果がある。
【0088】請求項の発明によれば、指定された走査
線の位置をその走査線の一部のブライトネスを上げるこ
とにより、表示させるように構成したので、指定された
走査線長さが他の走査線と比較されて、より調整を容易
にすることができる効果がある。
【0089】請求項の発明によれば、指定された走査
線の位置をその走査線またはその走査線を含む複数の走
査線の長さを他の走査線の長さより短くあるいは長くし
て画面上に表示させるように構成したので、他に比べて
短い場合あるいは長い場合により強調されて表示される
ため、さらに調整を容易にすることができる効果があ
る。
【0090】請求項の発明によれば、指定された走査
線の位置をその走査線に色をつけて画面上に表示させる
ように構成したので、指定された操作線の位置が視覚的
により強調されて、いずれの走査線を調整するかを一層
はっきりと見分けることができる効果がある。
【0091】請求項の発明によれば、指定された走査
線の位置を表わす画像信号を生成して画面上に表示させ
るように構成したので、走査線の位置を例えばライン数
などの文字による画像にて表示する場合には、感覚的な
走査線の位置だけでなく数字などの論理的な表示によ
り、さらに正確に調整位置を把握することができる効果
がある。
【0092】請求項の発明によれば、ユーザ操作部の
操作時間に応じて左右ラスタ歪調整位置を検出して表示
するように構成したので、迅速にかつ正確に調整位置を
指定することができる効果がある。
【0093】請求項の発明によれば、複数本の走査線
を指示して表示するように構成したので、走査線を指示
する時間を短縮することができる効果がある。
【0094】請求項10の発明に係るラスタの左右歪補
正装置は、ユーザ操作部の操作時間に応じて指定する走
査線の数を検出して表示するように構成したので、迅速
にかつ正確に走査線数を指定することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるラスタ左右歪補正装
置を示す構成図である。
【図2】ラスタの種々の左右歪を示す図である。
【図3】請求項1,2の発明に関する歪補正動作を示す
波形図である。
【図4】他の歪補正動作を示す波形図である。
【図5】歪補正動作を示すフローチャートである。
【図6】請求項3の発明に関する歪補正動作を示す構成
図である。
【図7】ラスタの歪の他の例を示す図である。
【図8】請求項5の発明によるラスタの左右歪補正装置
の一実施例を示すブロック図である。
【図9】図8のラスタの左右歪補正装置によるCRT画
面を示す図である。
【図10】図8のラスタの左右歪補正装置におけるDS
Pの動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】図8の実施例による動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図12】請求項11の発明によるラスタの左右歪補正
装置における表示画面の一例を示す図である。
【図13】図12の実施例によるラスタの左右歪補正装
置の動作を示すフローチャートである。
【図14】請求項7の発明によるラスタの左右歪補正装
置における表示画面例を示す図である。
【図15】請求項7の発明によるラスタの左右歪補正装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】請求項7,12の発明によるラスタの左右歪
補正装置における表示画面の他の例を示す図である。
【図17】請求項8の発明によるラスタの左右歪補正装
置の一実施例を示すブロック図である。
【図18】図17の実施例によるそれぞれ信号を示すタ
イミング図である。
【図19】図17の実施例における動作を説明するため
のフローチャートである。
【図20】図17の実施例における表示画面例を示す図
である。
【図21】請求項8,12の発明によるラスタの左右歪
補正装置における表示画面の他の例を示す図である。
【図22】請求項8の発明によるラスタの左右歪補正装
置の他の実施例を示すブロック図である。
【図23】請求項9の発明によるラスタの左右歪補正装
置の一実施例を示すブロック図である。
【図24】図23の実施例における表示画面例を示す図
である。
【図25】図23の実施例における表示画面例を示す図
である。
【図26】図23の実施例における表示画面例を示す図
である。
【図27】請求項9,12の発明によるラスタの左右歪
補正装置における表示画面の他の例を示す図である。
【図28】左右歪の調整を自動的に行う実施例を示すブ
ロック図である。
【図29】従来のラスタの左右糸巻歪補正装置を示すブ
ロック図である。
【図30】同装置における波形整形回路を示す構成図で
ある。
【図31】左右糸巻歪を示す図である。
【符号の説明】
11 水平同期信号 13 のこぎり波発生器 14 のこぎり波電圧 15 ディジタル信号処理回路 16 E2PROM(記憶手段) 20 D−Aコンバータ 22 アナログ電圧 23 コンパレータ 25 水平出力回路 26 電源 27 スイッチ 40 ユーザ操作部 41 ラスタ幅増減信号発生回路(調整信号発生手段) 45 マーク表示上昇スイッチ(走査線指示手段) 46 マーク表示下降スイッチ(走査線指示手段) 50 映像信号出力回路(位置表示手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−38165(JP,A) 特開 平3−19573(JP,A) 特開 平5−48923(JP,A) 特開 平4−70692(JP,A) 特開 平4−25287(JP,A) 特開 平4−183073(JP,A) 特開 平1−268354(JP,A) 特開 平4−167764(JP,A) 特開 平4−282969(JP,A) 特開 平4−326864(JP,A) 特開 平1−315788(JP,A) 実開 昭51−81616(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/23 G09G 1/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラスタの左右歪を補正するために、走査
    線ごとに規定される関数の係数であるパラメータを格納
    する記憶手段と、 上記記憶手段に格納された上記パラメータを用いて所定
    の演算を行い、走査線の長さを決定するデータを走査線
    ごとに出力するディジタル信号処理回路と、 上記ディジタル信号処理回路の出力データをアナログ電
    圧に変換するD−Aコンバータと、 水平同期信号に同期したのこぎり波電圧を発生するのこ
    ぎり波発生器と、 上記D−Aコンバータから得られるアナログ電圧と上記
    のこぎり波発生器から得られるのこぎり波電圧とを比較
    し、上記のこぎり波電圧の1周期中において、上記のこ
    ぎり波電圧と上記アナログ電圧とが一致した後、再度一
    致するまでの期間を検出するコンパレータと、 上記コンパレータの出力を受け、上記期間には、基準電
    源が出力する基準電源電圧を遮断するようにスイッチン
    グすることでパルス信号を形成するスイッチと、上記パルス信号を受け、当該パルス信号のパルス幅に基
    づいて平滑化し、水平出力回路に供給される電源電圧を
    生成する平滑回路と、 上記ディジタル信号処理回路に接続され、上記走査線の
    長さを手動で調整するためのユーザ操作部と、 長さを調整すべき走査線の位置を画面上に表示させる走
    査線位置表示手段と、を備え、 上記水平出力回路は、上記平滑回路から供給される上記
    電源電圧に基づいて走査線の長さを規定し、 上記ユーザ操作部は、 上記長さを調整すべき走査線を手動で指定する走査線指
    示手段と、 上記記憶手段に格納された上記パラメータを使用して、
    走査線の長さを自動で決定することで、上記ラスタの左
    右歪を補正する自動モードと、上記アナログ電 圧を手動
    で増減させて、上記走査線指示手段によって指定された
    走査線の長さを手動で決定することで、上記ラスタの左
    右歪を補正する手動モードとの切換えを行う、切換えス
    イッチと、上記アナログ電圧の手動による増減のための
    調整信号を発生してディジタル信号処理回路に与える調
    整信号発生発生手段と、を有する、 ことを特徴とするラ
    スタの左右歪補正装置。
  2. 【請求項2】 上記ディジタル信号処理回路は、現在の
    水平走査期間中に上記所定の演算を実行し、その演算結
    果を次回の水平走査期間に用いることを特徴とする請求
    項1に記載のラスタの左右歪補正装置。
  3. 【請求項3】 予め想定した形状のラスタの左右歪に対
    して、ラスタ上の走査線の複数本毎に設定された補正量
    を格納する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された上記補正量を用いて所定の演
    算を行い、上記複数本毎の走査線の長さを決定するデー
    タと、上記データから補間により求めた上記複数本毎の
    走査線以外の走査線の長さに関する補間データとを走査
    線ごとに出力するディジタル信号処理回路と、 上記ディジタル信号処理回路の出力データをアナログ電
    圧に変換するD−Aコンバータと、 水平同期信号に同期したのこぎり波電圧を発生するのこ
    ぎり波発生器と、 上記D−Aコンバータから得られるアナログ電圧と上記
    のこぎり波発生器から得られるのこぎり波電圧とを比較
    し、上記のこぎり波電圧の1周期中において、上記のこ
    ぎり波電圧と上記アナログ電圧とが一致した後、再度一
    致するまでの期間を検出するコンパレータと、 上記コンパレータの出力を受け、上記期間には、基準電
    源が出力する基準電源電圧を遮断するようにスイッチン
    グすることでパルス信号を形成するスイッチと、上記パルス信号を受け、当該パルス信号のパルス幅に基
    づいて平滑化し、水平出力回路に供給される電源電圧を
    生成する平滑回路と、上記ディジタル信号処理回路に接
    続され、上記走査線の長さを手動で調整するためのユー
    ザ操作部と、 長さを調整すべき走査線の位置を画面上に表示させる走
    査線位置表示手段と、を備え、 上記水平出力回路は、上記平滑回路から供給される上記
    電源電圧に基づいて走査線の長さを規定し、 上記ユーザ操作部は、 上記長さを調整すべき走査線を手動で指定する走査線指
    示手段と、 上記記憶手段に格納された上記補正量を使用して、走査
    線の長さを自動で決定することで、上記ラスタの左右歪
    を補正する自動モードと、上記アナログ電圧を手動で増
    減させて、上記走査線指示手段によって指定された走査
    線の長さを手動で決定することで、上記ラスタの左右歪
    を補正する手動モードとの切換えを行う、切換えスイッ
    チと、上記アナログ電圧の手動による増減のための調整
    信号を発生してディジタル信号処理回路に与える調整信
    号発生手段と、を有する、 ことを特徴とするラスタの左
    右歪補正装置。
  4. 【請求項4】 前記走査線位置表示手段は、指定された
    走査線の位置を該走査線の一部のブライトネスを上げる
    ことにより表示させる輝度調整手段を含むことを特徴と
    する請求項1または請求項3に記載のラスタの左右歪補
    正装置。
  5. 【請求項5】 前記走査線位置表示手段は、指定された
    走査線の位置を該走査線または該走査線を含む複数の走
    査線の長さを他の走査線の長さより短くあるいは長くし
    て画面上に表示させることを特徴とする請求項1または
    請求項3に記載のラスタの左右歪補正装置。
  6. 【請求項6】 前記走査線位置表示手段は、指定された
    走査線の位置を該走査線に所定の色信号を重畳して画面
    上に表示させる色信号合成手段を含むことを特徴とする
    請求項1または請求項3に記載のラスタの左右歪補正装
    置。
  7. 【請求項7】 前記走査線位置表示手段は、指定された
    走査線の位置を表わす画像信号を生成して画面上に表示
    させる位置表示画像生成手段を含むことを特徴とする
    求項1または請求項3に記載のラスタの左右歪補正装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ディジタル信号処理回路は、前記ユ
    ーザ操作部の操作時間に応じて左右ラスタ歪調整位置を
    検出して該検出結果に基づいて位置信号を前記走査線位
    置表示手段に供給することを特徴とする請求項1または
    請求項3に記載のラスタの左右歪補正装置。
  9. 【請求項9】 前記走査線指示手段は、複数本の走査線
    を指示することを特徴とする請求項1または請求項3
    記載のラスタの左右歪補正装置。
  10. 【請求項10】 前記ディジタル信号処理回路は、前記
    ユーザ操作部の操作時間に応じて指定する走査線の数を
    検出して該検出結果に基づいて位置信号を前記走査線位
    置表示手段に供給することを特徴とする請求項8に記載
    のラスタの左右歪補正装置。
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