JP3348053B2 - 基板の洗浄・乾燥処理方法ならびにその処理装置 - Google Patents

基板の洗浄・乾燥処理方法ならびにその処理装置

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JP3348053B2
JP3348053B2 JP27333699A JP27333699A JP3348053B2 JP 3348053 B2 JP3348053 B2 JP 3348053B2 JP 27333699 A JP27333699 A JP 27333699A JP 27333699 A JP27333699 A JP 27333699A JP 3348053 B2 JP3348053 B2 JP 3348053B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体デバイス
製造プロセス、液晶ディスプレイ製造プロセス、電子部
品関連製造プロセスなどにおいて、シリコンウエハ、ガ
ラス基板、電子部品等の各種基板を純水で洗浄した後そ
の基板表面を乾燥させる基板の洗浄・乾燥処理方法、な
らびに、その方法を実施するために使用される基板の洗
浄・乾燥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウエハ等の各種基板を、温水を
使用して洗浄し、その洗浄後に基板表面を乾燥させる方
法としては、従来、例えば特開平3−30330号公報
に開示されているような方法が知られている。同号公報
には、基板をチャンバ内に収容し、そのチャンバ内に温
水を注入して基板を温水に浸した後、チャンバ内を温水
の蒸気圧以下に減圧して温水を沸騰させ、この温水の減
圧沸騰により基板を洗浄し、その洗浄後にチャンバ内に
純水を注入し、純水によって基板をすすいで清浄にした
後、チャンバ内の水を排出させるとともに、チャンバ内
を真空引きして、洗浄された基板を乾燥させるようにす
る基板の洗浄・乾燥処理方法が開示されている。また、
同号公報には、チャンバ内の水を排出させる際に、その
排水と同時に窒素ガスをチャンバ内に供給することによ
り、基板に塵埃が付着するのを窒素ガスによって有効に
防止するようにする技術が開示されている。
【0003】また、特開平3−169013号公報に
は、密閉された容器内に温水を入れ、半導体ウエハを容
器に懸架して支持し温水中に浸漬させて洗浄した後、容
器内にウエハを移動させないよう保持した状態で、容器
内へ水と相溶性のあるイソプロピルアルコール(IP
A)等の乾燥蒸気を供給するとともに、容器下部から水
を排出させ、ウエハの表面に水滴が残らないように水の
流出速度および乾燥蒸気の流入速度を制御しながら、水
をウエハ表面から乾燥蒸気で置換し、その後に乾燥した
窒素等の不活性で非凝縮性ガスを容器内に導入してウエ
ハ表面から乾燥蒸気をパージすることにより、ウエハを
乾燥させるようにする方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平3−3
0330号公報に開示された方法では、温水により基板
を洗浄し純水で基板をすすいだ後、基板を静止させたま
まチャンバ内から排水するようにしている。このよう
に、基板を静止させた状態で排水し、チャンバ内の液面
を下げていって基板の周囲から水を排除するようにして
いるが、チャンバからの排水過程では、洗浄によって基
板表面から除去されて液中に拡散したパーティクルが液
面付近に集中する。このため、静止した基板の表面上を
液面が下降していく際に、基板の表面にパーティクルが
再付着し易い、といった問題点がある。
【0005】また、特開平3−169013号公報に開
示された方法では、密閉容器内において温水により基板
を洗浄した後、基板を静止させたまま容器から排水する
とともに、容器内へIPA蒸気等の乾燥蒸気を供給し、
水をIPA蒸気等で置換して基板を乾燥させるようにし
ている。このように、密閉容器内で基板を静止させたま
ま水をIPA蒸気等で置換することだけで、基板の乾燥
処理を行うようにしているため、IPA等の有機溶剤を
多量に必要とするばかりでなく、使用される有機溶剤の
沸点、例えばIPAでは80℃の温度付近まで基板の温
度を上昇させておかないと、基板表面上に蒸気凝縮した
IPAが速やかに蒸発しないことにより、乾燥時間が長
くなってしまう、といった問題点がある。
【0006】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、シリコンウエハ等の基板を純水で洗
浄した後その基板表面を乾燥させる場合に、基板表面へ
のパーティクルの付着を少なく抑えることができるとと
もに、乾燥処理のために使用される有機溶剤の量も少な
くて済み、また、基板を特に加熱したりしなくても乾燥
が速やかに行われるような基板の洗浄・乾燥処理方法を
提供すること、ならびに、その方法を好適に実施するこ
とができる基板の洗浄・乾燥処理装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
基板の洗浄および乾燥処理を行う方法において、洗浄槽
内へ純水を供給し、前記洗浄槽内部において純水の上昇
水流を形成するとともに前記洗浄槽上部の越流部から純
水を溢れ出させ、前記洗浄槽内の純水中に基板を所定時
浸漬させ、前記洗浄槽内において純水の上昇水流が形
成されるとともに前記越流部から純水が溢れ出る状態
で、前記洗浄槽内の純水中から、前記洗浄槽の上方側に
形成された基板の収容が可能である密閉された空間へ基
板を上昇させ、前記密閉された空間内へ有機溶剤の蒸気
を不活性ガスと共に供給することを特徴とする
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の方
法において、前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された
空間へ基板を上昇させる前に、前記密閉された空間内へ
有機溶剤の蒸気を供給することを特徴とする。請求項3
に係る発明は、基板の洗浄および乾燥処理を行う方法に
おいて、洗浄槽内へ純水を供給し、前記洗浄槽内部にお
いて純水の上昇水流を形成するとともに前記洗浄槽上部
の越流部から純水を溢れ出させ、前記洗浄槽内の純水中
に基板を所定時間浸漬させ、前記洗浄槽内の純水中か
ら、前記洗浄槽の上方側に形成された基板の収容が可能
である密閉された空間へ基板を上昇させ、前記密閉され
た空間内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと共に供給し、
前記密閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと
共に供給する前に、前記密閉された空間内へ不活性ガス
を供給することを特徴とする。請求項4に係る発明は、
請求項3記載の方法において、前記洗浄槽内において純
水の上昇水流が形成されるとともに前記越流部から純水
が溢れ出る状態で、前記洗浄槽内の純水中から前記密閉
された空間へ基板を上昇させることを特徴とする。請求
項5に係る発明は、請求項3または請求項4記載の方法
において、前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空
間へ基板を上昇させる前に、前記密閉された空間内へ有
機溶剤の蒸気を供給することを特徴とする。請求項6に
係る発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
の方法において、少なくとも前記洗浄槽内の純水中から
前記密閉された空間へ基板を上昇させている間に、前記
密閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと共に
供給することを特徴とする。請求項7に係る発明は、請
求項1ないし請求項6のいずれかに記載の方法におい
て、前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空間へ基
板を上昇させた後に、前記洗浄槽内への純水の供給を停
止させることを特徴とする。請求項8に係る発明は、請
求項1ないし請求項7のいずれかに記載の方法におい
て、前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空間へ基
板を上昇させた後に、前記密閉された空間を減圧させる
ことを特徴とする。 請求項9に係る発明は、請求項8記
載の方法において、前記密閉された空間を減圧させてい
る間にも、前記密閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を供
給することを特徴とする。請求項10に係る発明は、請
求項8記載の方法において、前記洗浄槽内の純水中から
前記密閉された空間へ基板を上昇させた後に、前記密閉
された空間を減圧させる操作と前記密閉された空間内へ
有機溶剤の蒸気を供給する操作とを交互に繰り返すこと
を特徴とする。請求項11に係る発明は、請求項8ない
し請求項10のいずれかに記載の方法において、前記密
閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと共に供
給することにより基板の表面に有機溶剤を凝縮させ、前
記密閉された空間を減圧させてこの凝縮した有機溶剤を
蒸発させることを特徴とする。請求項12に係る発明
は、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の方法
において、不活性ガスは、加熱された不活性ガスである
ことを特徴とする。請求項13に係る発明は、請求項1
ないし請求項12のいずれかに記載の方法において、基
板を上昇させて、基板の上端が純水中から露出する時点
から基板の全体が純水中から露出し終わるまで、前記密
閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと共に供
給することを特徴とする。
【0009】請求項14に係る発明は、基板の洗浄およ
び乾燥処理を行う装置において、純水を越流させるため
の越流部を上部に有し、純水を内部に収容する洗浄槽
と、前記洗浄槽の上方を閉鎖的に包囲し基板の収容が可
能である密閉チャンバと、前記洗浄槽内へ純水を供給す
る純水供給手段と、前記密閉チャンバ内へ有機溶剤の蒸
気を不活性ガスと共に供給する気体供給手段と、前記純
水供給手段により前記洗浄槽内へ純水を連続して供給し
て、前記洗浄槽内部において純水の上昇水流を形成する
とともに前記越流部から純水を溢れ出させた状態で、前
記洗浄槽内の純水中から、前記気体供給手段により有機
溶剤の蒸気が不活性ガスと共に供給された前記密閉チャ
ンバ内へ基板を上昇させる基板昇降手段と、を備えた
とを特徴とする。
【0010】請求項15に係る発明は、請求項14記載
の装置において、前記気体供給手段は、前記密閉チャン
バ内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと共に供給する前に
前記密閉チャンバ内へ不活性ガスを供給することを特徴
とする。請求項16に係る発明は、請求項14または請
求項15記載の装置において、前記気体供給手段は、前
記基板昇降手段により前記洗浄槽内の純水中から前記密
閉チャンバ内へ基板を上昇させる前に前記密閉チャンバ
内へ有機溶剤の蒸気を供給することを特徴とする。請求
項17に係る発明は、請求項14ないし請求項16のい
ずれかに記載の装置において、前記気体供給手段は、前
記基板昇降手段により前記洗浄槽内の純水中から前記密
閉チャンバ内へ基板を上昇させている間に前記密閉チャ
ンバ内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと共に供給するこ
とを特徴とする装置。請求項18に係る発明は、請求項
14ないし請求項17のいずれかに記載の装置におい
て、前記気体供給手段は、前記密閉チャンバの内部に連
通するように接続され、有機溶剤の蒸気が流される蒸気
供給用管路と、前記蒸気供給用管路に設けられ有機溶剤
の蒸気を生成する蒸気発生手段と、前記蒸気発生手段へ
不活性ガスを供給するための不活性ガス供給管路と、を
備えたことを特徴とする。請求項19に係る発明は、請
求項14ないし請求項18のいずれかに記載の装置にお
いて、前記気体供給手段は、前記不活性ガス供給管路を
通して供給される不活性ガスを加熱するヒータをさらに
備えたことを特徴とする。請求項20に係る発明は、請
求項14ないし請求項19のいずれかに記載の装置にお
いて、前記基板昇降手段により前記洗浄槽内の純水中か
ら前記密閉チャンバ内へ基板を上昇させた後に前記密閉
チャンバ内を減圧させる減圧手段をさらに備えたことを
特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
について図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は、この発明に係る基板の洗浄・乾燥
処理方法を実施するために使用される装置の全体構成の
1例を示す概略図であり、図2は、その装置の洗浄・乾
燥処理部の構成を示す側面断面図である。
【0017】まず、洗浄・乾燥処理部10の構成につい
て説明する。洗浄・乾燥処理部10は、洗浄槽12、溢
流水受け部14および密閉チャンバ16から構成されて
いる。洗浄槽12には、その底部に純水供給口18が形
成され、一方、その上部に越流部20が形成されてい
て、越流部20を越えて洗浄槽12から溢れ出た純水が
溢流水受け部14内へ流れ込むように、洗浄槽12と溢
流水受け部14とで二重槽構造となっている。また、洗
浄槽12は、その内部に収容された純水中に基板、例え
ばシリコンウエハを複数枚収容したカセットCが完全に
浸漬され得るような内容積を有している。そして、洗浄
槽12および溢流水受け部14の上方空間は、密閉チャ
ンバ16によって閉鎖的に包囲されている。密閉チャン
バ16の前面側には、複数枚のウエハを収容したカセッ
トCを出し入れするための開口22が形成されており、
その開口22を開閉自在に気密に閉塞することができる
密閉蓋24が設けられている。また、密閉チャンバ16
の側壁面には、蒸気供給口26が形成されている。さら
に、密閉チャンバ16の外壁面には、それを被覆するよ
うにラバーヒータ25が配設されており、また、密閉蓋
24には、密閉チャンバ16の内壁面の温度を検出する
ための温度計27が、密閉蓋24の壁面を貫通して取り
付けられている。
【0018】また、密閉チャンバ16内には、ウエハを
収容したカセットCを保持する保持部材28が配設され
ており、この保持部材28を上下方向に往復移動させ
て、保持部材28に保持されたカセットCを、二点鎖線
で示した洗浄槽上方位置と実線で示した洗浄槽内部位置
との間で昇降移動させる昇降駆動機構が密閉チャンバ1
6に併設されている。昇降駆動機構は、上端部が保持部
材28に連接された駆動ロッド30、この駆動ロッド3
0を摺動自在に支持する軸受装置32、駆動プーリ34
および従動プーリ36、両プーリ34、36間に掛け渡
され、駆動ロッド30の下端部が固着されたベルト3
8、ならびに、駆動プーリ34を回転駆動する駆動用モ
ータ40から構成されている。なお、上記保持部材28
により複数のウエハを直接保持させることにより、カセ
ットCを省略する構成とすることも可能である。
【0019】洗浄槽12の純水供給口18には、純水供
給源に連通接続された純水供給管路42が管路44、4
6を介して連通接続されており、純水供給管路42に
は、エアー開閉弁48、フィルター装置50およびボー
ル弁52が介設されている。また、純水供給管路42の
途中に純水リターン管路54が分岐接続されており、純
水リターン管路54にはエアー開閉弁56が介設されて
いる。洗浄槽12の純水供給口18は、純水供給管路4
2とは別に、管路44から分岐した純水排出管路58に
連通接続されており、純水排出管路58は、管路60を
介してドレンに接続している。一方、溢流水受け部14
には排水口62が形成され、その排水口62に管路64
を介して排水管路66が連通接続されており、排水管路
66は、純水排出管路58と合流して管路60を介しド
レンに接続している。純水排出管路58および排水管路
66には、それぞれエアー開閉弁68、70が介設され
ている。
【0020】さらに、洗浄槽12の純水供給口18は、
管路46から分岐した真空排気管路72に連通接続され
ており、一方、溢流水受け部14の排水口62は、管路
64から分岐した真空排気管路74に連通接続されてい
る。各真空排気管路72、74には、エアー開閉弁7
6、78がそれぞれ介設されており、両真空排気管路7
2、74は合流し、真空排気管路80を介して水封式真
空ポンプ82に連通接続している。図中の84は、真空
排気管路80に介設されたボール弁である。
【0021】また、密閉チャンバ16の蒸気供給口26
には、不活性ガス、例えば窒素(N )ガスの供給源に
連通接続された蒸気供給用管路86が連通接続されてお
り、蒸気供給用管路86には、エアー開閉弁88、ヒー
タ90、アルコール蒸気発生ユニット92およびフィル
ター94が介設されている。アルコール蒸気発生ユニッ
ト92では、メチルアルコール、エチルアルコール、I
PA等のアルコール類の蒸気が生成される。なお、アル
コール類以外に、アルコール類と同様に水溶性でかつ基
板に対する純水の表面張力を低下させる作用を有する有
機溶剤として、アセトン、ジエチルケトン等のケトン
類、メチルエーテル、エチルエーテル等のエーテル類、
エチレングリコール等の多価アルコールなどを使用する
こともできるが、金属等の不純物の含有量が少ないもの
が市場に多く提供されている点などからすると、IPA
を使用するのが最も好ましい。このアルコール蒸気発生
ユニット92におけるアルコール蒸気の発生方法として
は、アルコール中に不活性ガスを吹き込む方法、バブリ
ングする方法、超音波を利用する方法など、適宜の方法
を使用するようにすればよい。また、アルコール蒸気発
生ユニット92には、温調機能が備わっており、所定温
度に調節されたアルコール蒸気が生成されるようになっ
ている。さらに、この蒸気供給用管路86の途中には、
エアー開閉弁88とヒータ90との間の区間で分岐しア
ルコール蒸気発生ユニット92とフィルター94との間
の区間で合流する分岐管路95が設けられており、その
分岐管路95にイオナイザー96およびエアー開閉弁9
8が介設されている。そして、エアー開閉弁88が開い
た状態で、窒素ガス供給源から送られる窒素ガスがヒー
タ90によって加熱され、その加熱された窒素ガスによ
り、アルコール蒸気発生ユニット92で発生したアルコ
ール蒸気が蒸気供給用管路86を通して送られ、アルコ
ール蒸気が窒素ガスと共にフィルター94によって清浄
化された後、蒸気供給口26を通して密閉チャンバ16
内へ供給される構成となっている。また、エアー開閉弁
98を開くことにより、窒素ガス供給源から送られヒー
タ90によって加熱された窒素ガスをイオナイザー96
によってイオン化させ、その加熱されかつイオン化され
フィルター94によって清浄化された窒素ガスを蒸気供
給口26を通して密閉チャンバ16内へ供給することが
できるようにもなっている。
【0022】さらに、この装置には、温度計27の検出
信号に基づいてラバーヒータ25を制御することによ
り、密閉チャンバ16の内壁面の温度を所定温度、例え
ば温純水の温度以上に所望期間保持させるための制御器
100が設けられている。
【0023】次に、上記した構成の基板の洗浄・乾燥処
理装置を使用し、基板、例えばシリコンウエハの洗浄お
よび乾燥処理を行う方法の1例について説明する。
【0024】まず、エアー開閉弁48、70を開き、そ
れ以外のエアー開閉弁56、68、76、78、88、
98を閉じた状態で、純水供給源から純水供給管路42
および管路46、44を通して純水、例えば温純水を送
り、洗浄槽12内へその底部の純水供給口18から温純
水を連続して供給することにより、洗浄槽12の内部に
温純水の上昇水流を形成する。このとき、洗浄槽12内
部を満たした温純水は、その上部の越流部20から溢れ
出て、洗浄槽12の上部で温純水の横溢水流を形成す
る。洗浄槽12上部の越流部20から溢れ出た温純水
は、溢流水受け部14内へ流入し、溢流水受け部14か
ら排水口62を通り、排水管路66および管路60を通
ってドレンに排出される。また、同時に、ラバーヒータ
25により密閉チャンバ16の壁面を加熱する。この加
熱は、密閉蓋24の壁面に取り付けられた温度計27の
検出信号に基づき、制御器100によってラバーヒータ
25を制御し、密閉チャンバ16の内壁面の温度が所定
温度、例えば温純水の温度(1例として60°)以上に
保持されるように行われる。このように密閉チャンバ1
6の内壁面を加熱しておくことにより、後述するウエハ
の洗浄中や温純水中からのウエハの引上げ過程におい
て、密閉チャンバ16の内壁面などへの水蒸気の結露が
起こらず、アルコール蒸気がウエハの周囲へ供給された
際に、その蒸気の熱エネルギーが結露した水滴で奪われ
る、といったことが防止されて、ウエハの乾燥効率が向
上することになる。そして、カセットCに収容された複
数枚のウエハが開口22を通して密閉チャンバ16内へ
搬入され、密閉蓋24が気密に閉塞される。
【0025】次に、昇降駆動機構を作動させ、保持部材
28に保持されたカセットCを図2の実線位置まで下降
させて、洗浄槽12内の温純水中にウエハを浸漬させ、
温純水の上昇水流中にウエハを所定時間置くことにより
ウエハを洗浄する。これにより、ウエハの表面からパー
ティクルが除去される。そして、ウエハ表面から除去さ
れて温純水中へ拡散していったパーティクルは、洗浄槽
12の上部の越流部20から溢れ出る温純水と共に洗浄
槽12から排出される。
【0026】ウエハの洗浄が終了すると、昇降駆動機構
を作動させて、保持部材28に保持されたカセットCを
図2の二点鎖線で示した位置まで上昇させ、ウエハを洗
浄槽12内の温純水中から引き上げる。このようにウエ
ハを上昇させて温純水中から引き上げるようにしている
ので、温純水中に拡散していったパーティクルがウエハ
の表面に再付着するといったことは起こらない。そし
て、温純水中からウエハを引上げ始めるのと同時に、エ
アー開閉弁88を開いて、窒素供給源から蒸気供給用管
路86を通して窒素ガスを送り、密閉チャンバ16内へ
蒸気供給口26からアルコール蒸気を送り込んで、温純
水中から引き上げられている途中のウエハの周囲へアル
コール蒸気を供給する。このアルコール蒸気の供給は、
温純水中からのウエハの引上げが完全に終了するまで行
う。なお、温純水中からのウエハの引上げ開始以前にエ
アー開閉弁88を開き、密閉チャンバ16内へアルコー
ル蒸気を供給するようにし、温純水中からのウエハの引
上げ開始時点で純水界面がアルコール蒸気で満たされた
状態になっているようにしておいてもよい。また、ウエ
ハの周囲へのアルコール蒸気の供給開始時点で、ラバー
ヒータ25による密閉チャンバ16の壁面の加熱操作を
終了する。勿論、引き続き、ウエハの乾燥が終了するま
で密閉チャンバ16の壁面を加熱するようにしても差し
支えない。
【0027】なお、エアー開閉弁88を開いて密閉チャ
ンバ16内へアルコール蒸気を供給する前に、エアー開
閉弁98を開いて、窒素供給源から分岐管路95を通し
て加熱された窒素ガス(イオン化されていることは不
要)を密閉チャンバ16内へ送り込むようにし、フィル
ター94を加温しておくことが好ましい。また、エアー
開閉弁88を開いて密閉チャンバ16内へアルコール蒸
気を供給するのと併行し、エアー開閉弁98も開いて、
加熱されイオン化された窒素ガスを密閉チャンバ16内
へ送り込むようにしてもよい。このように加熱されイオ
ン化された窒素ガスを密閉チャンバ16内へ送り込むこ
とにより、密閉チャンバ16が耐食性材料で形成されて
絶縁体構造となっていることにより密閉チャンバ16内
に静電気が多量に発生(2kV〜10kV)しても、そ
の静電気は、イオン化された窒素ガスによって電気的に
中和されて消失する。このため、静電気が原因となって
ウエハの表面にパーティクルが付着するといったことが
有効に防止される。
【0028】温純水中からのウエハの引上げが終了する
と、エアー開閉弁48を閉じるとともにエアー開閉弁5
6を開いて、洗浄槽12への温純水の供給を停止させ、
同時に、エアー開閉弁68を開いて、洗浄槽12内の温
純水を純水排出管路58および管路60を通してドレン
へ排出し、洗浄槽12からの温純水の排出が終わると、
エアー開閉弁68、70を閉じる。また、洗浄槽12か
ら温純水を排出し始めるのと同時に、エアー開閉弁7
6、78を開いて、水封式真空ポンプ82を作動させ、
各真空排気管路72、74および真空排気管路80を通
して密閉チャンバ16内を真空排気し、密閉チャンバ1
6内を減圧状態にすることにより、ウエハの表面に凝縮
して純水と置換したアルコールを蒸発させてウエハを乾
燥させる。なお、温純水中からのウエハの引上げが終了
して密閉チャンバ16内の減圧操作を開始した時点で、
エアー開閉弁88を閉じて密閉チャンバ16内へのアル
コール蒸気の供給を停止するようにするが、密閉チャン
バ16内の減圧操作時にもアルコール蒸気を少量だけ密
閉チャンバ16内へ供給し続けてもよい。また、密閉チ
ャンバ16内の減圧操作と密閉チャンバ16内へのアル
コール蒸気の供給操作とを交互に繰り返すようにしても
よい。
【0029】ウエハの乾燥が終了すると、真空ポンプ8
2を停止させて、密閉チャンバ16内を減圧下から大気
圧下へ戻すようにする。なお、上記したように、密閉チ
ャンバ16内へアルコール蒸気を供給するのと併行して
加熱されイオン化された窒素ガスを密閉チャンバ16内
へ送り込むようにしたときは、減圧状態下でのウエハの
乾燥が終了するまで加熱されイオン化された窒素ガスを
少量だけ密閉チャンバ16内へ供給し続け、ウエハの乾
燥が終了した後密閉チャンバ16内を大気圧下へ戻すま
での間も、密閉チャンバ16内へ加熱された窒素ガス
(イオン化されていることは不要)を供給するようにし
てもよい。そして、最後に、エアー開閉弁98を閉じ
て、密閉チャンバ16の窒素ガスの供給を停止した後、
密閉蓋24を開放し、洗浄・乾燥処理が終了したウエハ
を収容したカセットCが開口22を通して密閉チャンバ
16外へ取り出される。
【0030】以上の一連のウエハ洗浄・乾燥処理工程に
おけるタイムチャートを図3に示す。
【0031】なお、上記した説明では、窒素ガス供給源
から送られる窒素ガスをヒータによって加熱し、その加
熱された窒素ガスにより、アルコール蒸気発生ユニット
で発生したアルコール蒸気を密閉チャンバ内へ送るよう
にしているが、窒素ガス供給源から送られる窒素ガスを
加熱せずに、その窒素ガスによってアルコール蒸気を密
閉チャンバ内へ送り込むようにしてもよい。また、洗浄
槽内において基板を洗浄するのに温純水ではなく純水を
使用するようにしてもよい。さらに、密閉チャンバの壁
面を加熱する手段としては、上記説明ならびに図面に示
したようなラバーヒータに代えて、UVランプ等を使用
するようにしてもよいし、また、特に必要が無ければ、
密閉チャンバの壁面を加熱しなくてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1ないし請求項13に係る各発明
の方法により基板の洗浄および乾燥処理を行うようにし
たときは、また、請求項14ないし請求項20に係る各
発明の基板の洗浄・乾燥処理装置を使用したときは、
浄によって基板の表面から一旦除去されたパーティクル
が基板表面に再付着する、といったことを殆んど無くす
ことができるとともに、基板を特に加熱したりしなくて
も基板表面の乾燥が速やかに行われ、一連の洗浄・乾燥
処理における作業効率を向上させることができる。ま
た、有機溶剤の蒸気は、不活性ガスをキャリアガスとし
て不活性ガスと共に基板の周囲へ供給されるため、有機
溶剤の蒸気だけを基板へ供給する場合と違って、少ない
量の有機溶剤の使用で基板の乾燥処理を行うことができ
る。
【0033】
【0034】
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板の洗浄・乾燥処理方法を実
施する装置の全体構成の1例を示す概略図である。
【図2】図1に示した装置の洗浄・乾燥処理部の構成を
示す側面断面図である。
【図3】この発明の方法による一連のウエハ洗浄・乾燥
処理工程におけるタイムチャートの1例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 洗浄・乾燥処理部 12 洗浄槽 14 溢流水受け部 16 密閉チャンバ 18 純水供給口 20 越流部 24 密閉蓋 25 ラバーヒータ 26 蒸気供給口 27 温度計 28 保持部材 30 駆動ロッド 38 ベルト 40 駆動用モータ 42 純水供給管路 48、56、68、70、76、78、88 エアー開
閉弁 58 純水排出管路 62 排水口 66 排水管路 72、74、80 真空排気管路 82 水封式真空ポンプ 86 蒸気供給用管路 90 ヒータ 92 アルコール蒸気発生ユニット 100 制御器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−291128(JP,A) 特開 平4−80924(JP,A) 特開 昭62−54443(JP,A) 特開 平4−354129(JP,A) 特開 平4−6830(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 B08B 3/04 F25B 5/04

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内へ純水を供給し、前記洗浄槽内
    部において純水の上昇水流を形成するとともに前記洗浄
    槽上部の越流部から純水を溢れ出させ、前記洗浄槽内の
    純水中に基板を所定時間浸漬させ、 前記洗浄槽内において純水の 上昇水流が形成されるとと
    もに前記越流部から純水が溢れ出る状態で、前記洗浄槽
    内の純水中から、前記洗浄槽の上方側に形成された基板
    の収容が可能である密閉された空間へ基板を上昇させ、 前記密閉された空間内へ 有機溶剤の蒸気を不活性ガスと
    共に供給することを特徴とする基板の洗浄・乾燥処理方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板の洗浄・乾燥処理
    方法において、 前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空間へ基板を
    上昇させる前に、前記密閉された空間内へ有機溶剤の蒸
    気を供給することを特徴とする 基板の洗浄・乾燥処理方
    法。
  3. 【請求項3】 洗浄槽内へ純水を供給し、前記洗浄槽内
    部において純水の上昇水流を形成するとともに前記洗浄
    槽上部の越流部から純水を溢れ出させ、前記洗浄槽内の
    純水中に基板を所定時間浸漬させ、 前記洗浄槽内の純水中から、前記洗浄槽の上方側に形成
    された基板の収容が可能である密閉された空間へ基板を
    上昇させ、 前記密閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと
    共に供給し、 前記密閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと
    共に供給する前に、前記密閉された空間内へ不活性ガス
    を供給することを特徴とする基板の洗浄・乾燥処理方
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板の洗浄・乾燥処理
    方法において、前記洗浄槽内において純水の上昇水流が
    形成されるとともに前記越流部から純水が溢れ出る状態
    で、前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空間へ基
    板を上昇させることを特徴とする基板の洗浄・乾燥処理
    方法
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の基板の
    洗浄・乾燥処理方法において、 前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空間へ基板を
    上昇させる前に、前記 密閉された空間内へ有機溶剤の蒸
    気を供給することを特徴とする基板の洗浄・乾燥処理方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の基板の洗浄・乾燥処理方法において、 少なくとも前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空
    間へ基板を上昇させている間に、前記密閉された空間内
    へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと共に供給することを特
    徴とする基板の洗浄・乾燥処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の基板の洗浄・乾燥処理方法において、 前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空間へ基板を
    上昇させた後に、前記洗浄槽内への純水の供給を停止さ
    せることを特徴とする基板の洗浄・乾燥処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の基板の洗浄・乾燥処理方法において、 前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空間へ基板を
    上昇させた後に、前記密閉された空間を減圧させること
    を特徴とする基板の洗浄・乾燥処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の基板の洗浄・乾燥処理
    方法において、 前記密閉された空間を減圧させている間にも、前記密閉
    された空間内へ有機溶剤の蒸気を供給することを特徴と
    する基板の洗浄・乾燥処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の基板の洗浄・乾燥処
    理方法において、 前記洗浄槽内の純水中から前記密閉された空間へ基板を
    上昇させた後に、前記密閉された空間を減圧させる操作
    と前記密閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を供給する操
    作とを交互に繰り返すことを特徴とする基板の洗浄・乾
    燥処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし請求項10のいずれか
    に記載の基板の洗浄・乾燥処理方法において、 前記密閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと
    共に供給することにより基板の表面に有機溶剤を凝縮さ
    せ、前記密閉された空間を減圧させてこの凝縮した有機
    溶剤を蒸発させることを特徴とする基板の洗浄・乾燥処
    理方法。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    に記載の基板の洗浄・乾燥処理方法において、 不活性ガスは、加熱された不活性ガスであることを特徴
    とする基板の洗浄・乾燥処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    に記載の基板の洗浄・乾燥処理方法において、 基板を上昇させて、基板の上端が純水中から露出する時
    点から基板の全体が純水中から露出し終わるまで、前記
    密閉された空間内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと共に
    供給することを特徴とする基板の洗浄・乾燥処理方法。
  14. 【請求項14】 純水を越流させるための越流部を上部
    に有し、純水を内部に収容する洗浄槽と、 前記洗浄槽の上方を閉鎖的に包囲し基板の収容が可能で
    ある密閉チャンバと、 前記洗浄槽内へ純水を供給する純水供給手段と、 前記密閉チャンバ内へ有機溶剤の蒸気を不活性ガスと共
    に供給する気体供給手段と、 前記純水供給手段により前記洗浄槽内へ純水を連続して
    供給して、前記洗浄槽内部において純水の上昇水流を形
    成するとともに前記越流部から純水を溢れ出させた状態
    で、前記洗浄槽内の純水中から、前記気体供給手段によ
    り有機溶剤の蒸気が不活性ガスと共に供給された前記密
    閉チャンバ内へ基板を上昇させる基板昇降手段と、 を備えたことを特徴とする基板の洗浄・乾燥処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の基板の洗浄・乾燥
    処理装置において、 前記気体供給手段は、前記密閉チャンバ内へ有機溶剤の
    蒸気を不活性ガスと共に供給する前に前記密閉チャンバ
    内へ不活性ガスを供給することを特徴とする基板の洗浄
    ・乾燥処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項14または請求項15に記載の
    基板の洗浄・乾燥処理装置において、 前記気体供給手段は、前記基板昇降手段により前記洗浄
    槽内の純水中から前記 密閉チャンバ内へ基板を上昇させ
    る前に前記密閉チャンバ内へ有機溶剤の蒸気を供給する
    ことを特徴とする基板の洗浄・乾燥処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし請求項16のいずれ
    かに記載の基板の洗浄・乾燥処理装置において、 前記気体供給手段は、前記基板昇降手段により前記洗浄
    槽内の純水中から前記密閉チャンバ内へ基板を上昇させ
    ている間に前記密閉チャンバ内へ有機溶剤の蒸気を不活
    性ガスと共に供給することを特徴とする基板の洗浄・乾
    燥処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし請求項17のいずれ
    かに記載の基板の洗浄・乾燥処理装置において、 前記気体供給手段は、 前記密閉チャンバの内部に連通するように接続され、有
    機溶剤の蒸気が流される蒸気供給用管路と、 前記蒸気供給用管路に設けられ有機溶剤の蒸気を生成す
    る蒸気発生手段と、 前記蒸気発生手段へ不活性ガスを供給するための不活性
    ガス供給管路と、を備えたことを特徴とする基板の洗浄
    ・乾燥処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項14ないし請求項18のいずれ
    かに記載の基板の洗浄・乾燥処理装置において、 前記気体供給手段は、前記不活性ガス供給管路を通して
    供給される不活性ガスを加熱するヒータをさらに備えた
    ことを特徴とする基板の洗浄・乾燥処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項14ないし請求項19のいずれ
    かに記載の基板の洗浄・乾燥処理装置において、 前記基板昇降手段により前記洗浄槽内の純水中から前記
    密閉チャンバ内へ基板を上昇させた後に前記密閉チャン
    バ内を減圧させる減圧手段をさらに備えたことを特徴と
    する基板の洗浄・乾燥処理装置。
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