JP3344560B2 - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP3344560B2 JP19429198A JP19429198A JP3344560B2 JP 3344560 B2 JP3344560 B2 JP 3344560B2 JP 19429198 A JP19429198 A JP 19429198A JP 19429198 A JP19429198 A JP 19429198A JP 3344560 B2 JP3344560 B2 JP 3344560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波を受信可能な
複数の受信アンテナを備えて構成された携帯電話装置な
どの無線通信装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気通信技術の
進歩に伴って、携帯電話装置などの無線通信装置が広く
普及している。ところで、これら無線通信装置は、一般
的には、無線基地局から送信された電波を受信し、受信
された電波から復調信号を生成するにあたって、復調信
号の品質を良好なものとすることを目的として、周知の
ダイバーシティ受信方式を採用した構成となっている。
以下、ダイバーシティ受信方式を採用した従来の無線通
信装置について、特開平9−186637号公報に開示
された構成を参照して説明する。
【0003】図6は、特開平9−186637号公報に
開示されたダイバーシティ受信方式を実現する構成の要
部を示している。図6において、アンテナ1およびアン
テナ2は、それぞれ無線基地局から送信された電波を受
信可能であって、電波を受信したときには、その受信さ
れた電波を受信信号として出力可能に構成されている。
スイッチ3は、アンテナ1およびアンテナ2のうちから
いずれかを選択し、第1の選択状態(図6中、実線にて
示す状態)にあるときには、アンテナ1が受信した電波
に対応する受信信号を受信回路4に出力し、一方、第2
の選択状態(図6中、破線にて示す状態)にあるときに
は、アンテナ2が受信した電波に対応する受信信号を受
信回路4に出力するように構成されている。
【0004】受信回路4は、スイッチ3から受信信号が
与えられると、その受信信号を復調して復調信号を生成
し、その復調信号を出力すると共に、与えられた受信信
号に対応する電波の受信強度を示すRSSI(Radio Si
gnal Strength Indicator )信号をスイッチ5に出力す
るようになっている。
【0005】スイッチ5は、第1の選択状態(図6中、
実線にて示す状態)にあるときには、受信回路4から与
えられたRSSI信号をコンパレータ6の非反転入力端
子に出力するようになっており、このとき、コンデンサ
7には、そのRSSI信号の電圧が充電されるようにな
っている。また、スイッチ5は、第2の選択状態(図6
中、破線にて示す状態)にあるときには、RSSI信号
をコンパレータ6の反転入力端子に出力するようになっ
ており、このとき、コンデンサ8には、そのRSSI信
号の電圧が充電されるようになっている。
【0006】コンパレータ6は、その非反転入力端子に
与えられたRSSI信号の電圧と、その反転入力端子に
与えられたRSSI信号の電圧とを比較し、比較結果を
制御回路9に出力するようになっている。
【0007】制御回路9は、スイッチ10に制御信号を
出力することによって、スイッチ10を選択制御するよ
うになっており、スイッチ10は、第1の選択状態(図
6中、実線にて示す状態)にあるときには、クロック信
号発生器11から与えられたクロック信号を上記スイッ
チ3およびスイッチ5に出力し、一方、第2の選択状態
(図6中、破線にて示す状態)にあるときには、制御回
路9から与えられた受信アンテナ選択信号を上記スイッ
チ3およびスイッチ5に出力するように構成されてい
る。
【0008】このような構成によれば、制御回路9は、
まず、スイッチ10に制御信号を出力することによっ
て、スイッチ10を第1の選択状態(図6中、実線にて
示す状態)に選択制御する。このとき、クロック信号発
生器11から出力されているクロック信号の値が「0」
であるときには、スイッチ3およびスイッチ5は、それ
ぞれ第1の選択状態(図6中、実線にて示す状態)に選
択制御され、これに応じて、アンテナ1で受信された電
波が受信信号として受信回路4に与えられ、その電波に
対応するRSSI信号がコンパレータ6の非反転入力端
子に与えられると共に、その電圧がコンデンサ7に充電
される。
【0009】一方、クロック信号発生器11から出力さ
れているクロック信号の値が「1」であるときには、ス
イッチ3およびスイッチ5は、それぞれ第2の選択状態
(図6中、破線にて示す状態)に選択制御され、これに
応じて、アンテナ2で受信された電波が受信信号として
受信回路4に与えられ、その電波に対応するRSSI信
号がコンパレータ6の反転入力端子に与えられると共
に、その電圧がコンデンサ8に充電される。そして、こ
のように2つのRSSI信号がコンパレータ6の非反転
入力端子および反転入力端子に与えられることによっ
て、それら2つのRSSI信号の電圧が比較され、コン
パレータ6から制御回路9に比較結果が出力される。
【0010】次いで、制御回路9は、スイッチ10に制
御信号を出力することによって、スイッチ10を第2の
選択状態(図6中、破線にて示す状態)に選択制御し、
コンパレータ6から与えられた比較結果に基づいた受信
アンテナ選択信号を出力することによって、スイッチ3
およびスイッチ5を、第1の選択状態および第2の選択
状態のうちRSSI信号の電圧が大きい方の選択状態に
選択制御し、その選択状態を保持する。
【0011】このようにして、アンテナ1およびアンテ
ナ2のうち、電波の受信強度を示すRSSI信号の電圧
の大きい方のアンテナが選択され、これ以降、無線基地
局から送信された電波は、選択されたアンテナで受信さ
れることになるので、電波から復調信号を生成するにあ
たって、復調信号の品質を良好なものとすることができ
る。
【0012】ところが、この特開平9−186637号
公報に開示された構成では、次のような問題がある。す
なわち、上述した受信回路4は、回路の構成上、あるい
は無線通信システムの制約上、一般的には、受信信号が
与えられてから、その与えられた受信信号に対応するR
SSI信号が出力されるまでに、所定時間を必要とし、
一例として、PHS(Personal Handyphone System)の
受信回路では5〜10マイクロ秒を必要とするものであ
る。
【0013】そのため、特開平9−186637号公報
に開示された構成のように、受信回路4にあって受信信
号が入力される側に設けられたスイッチ3と、RSSI
信号が出力される側に設けられたスイッチ5とが同時に
選択制御される構成のものでは、例えば、スイッチ3が
第1の選択状態から第2の選択状態に切換わった直後で
は、アンテナ2に受信された電波に対応する受信信号が
受信回路4に与えられているにも拘らず、受信回路4か
らは、それよりも前にアンテナ1に受信された電波の受
信強度を示すRSSI信号が出力されることになり、そ
のRSSI信号がコンパレータ6の反転入力端子に与え
られると共に、その電圧がコンデンサ8に充電されるこ
とになる。
【0014】このような事情から、コンパレータ6にお
けるRSSI信号の比較が良好に実行されない虞があ
り、仮にRSSI信号の比較が良好に実行されなくなる
と、これに起因して、ダイバーシティ受信を良好に実現
することができないという問題があった。
【0015】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、電波を受信可能な複数の受信
アンテナを備えて構成されたものにおいて、ダイバーシ
ティ受信を良好に実現することができる無線通信装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線通信
装置よれば、制御手段が複数の受信アンテナのうちか
ら一の受信アンテナを選択するように、つまり、一の選
択状態に選択手段を選択制御し、このとき、一の受信ア
ンテナが電波を受信すると、一の受信アンテナにより受
信された電波が受信信号として受信回路に出力される。
そして、受信信号が受信回路に与えられた時点から所定
遅延時間が経過した後に、その与えられた受信信号に対
応する電波の受信強度を示す一の受信強度信号が切換手
段に出力され、このとき、切換手段が出力可能な状態で
あれば、切換手段から一の受信強度信号が比較手段に出
力される。
【0017】一方、制御手段が複数の受信アンテナのう
ちから他の受信アンテナを選択するように、つまり、他
の選択状態に選択手段を選択制御し、このとき、他の受
信アンテナが電波を受信すると、他の受信アンテナによ
り受信された電波が受信信号として出力される。そし
て、受信信号が受信回路に与えられた時点から所定遅延
時間が経過した後に、その与えられた受信信号に対応す
る電波の受信強度を示す他の受信強度信号が切換手段に
出力され、このとき、切換手段が出力可能な状態であれ
ば、切換手段から他の受信強度信号が比較手段に出力さ
れる。
【0018】ここで、制御手段は、一の選択状態から他
の選択状態に選択制御するに際しては、まず、選択制御
するよりも前においては、切換手段から一の受信強度信
号が出力されるように切換手段を切換制御し、これによ
り、一の受信強度信号が比較手段に出力されるようにな
る。
【0019】次いで、制御手段は、選択制御した後にお
いては、選択制御した時点から受信回路における所定遅
延時間が経過するよりも前に、切換手段から一の受信強
度信号が出力否となるように切換手段を切換制御し、こ
れにより、一の受信強度信号が比較手段に出力されなく
なる。
【0020】次いで、制御手段は、選択制御した時点か
ら受信回路における所定遅延時間が経過した後に、切換
手段から他の受信強度信号が出力されるように切換手段
を切換制御し、これにより、他の受信強度信号が比較手
段に出力されるようになる。そして、比較手段は、この
ようにして切換手段から与えられた一の受信強度信号と
他の受信強度信号とを比較して比較結果を出力し、制御
手段は、比較手段から与えられた比較結果に基づいて、
電波の受信強度が最大となるように選択手段を選択制御
する。
【0021】しかして、このものでは、選択手段が選択
制御した直後、つまり、一の受信アンテナにより受信さ
れた電波が受信信号として受信回路に与えられていると
きから、他の受信アンテナにより受信された電波が受信
信号として受信回路に与えられるように移行した直後で
は、受信回路から一の受信強度信号が出力されて比較手
段に与えられることになり、そして、受信回路における
所定遅延時間が経過した後に、受信回路から他の受信強
度信号が出力されて比較手段に与えられることになる。
【0022】このように、受信回路にあって受信信号が
入力される側に設けられた選択手段における選択制御
と、受信強度信号が出力される側に設けられた切換手段
における切換制御とは、受信回路における所定遅延時間
が考慮された上で実行されることになるので、比較手段
では、一の受信アンテナにより受信された電波の受信強
度を示す一の受信強度信号と、他の受信アンテナにより
受信された電波の受信強度を示す他の受信強度信号との
比較が良好に実行されるようになり、これによって、ダ
イバーシティ受信を良好に実現することができる。そし
て、このとき、比較手段は、受信強度信号の電圧が与え
られるコンパレータと、受信強度信号の電圧を充電・放
電可能なコンデンサと、コンデンサが充電した電圧を放
電するか否かの状態を切換可能な放電切換手段とを備え
て構成され、また、制御手段は、切換手段から受信強度
信号が出力されるように切換制御するよりも前に、コン
デンサが放電するように放電切換手段を切換制御する。
しかして、このものでは、コンパレータおよびコンデン
サという汎用性の高い電子部品を採用することによっ
て、比較手段を簡単に構成することができる。また、受
信強度信号が比較手段に与えられるにあたっては、それ
よりも前にコンデンサに保持された電圧が適格に比較手
段に与えられることになり、次の受信強度信号が比較手
段に与えられるにあたっては、コンデンサに保持されて
いた電圧が一旦放電されたのちに、新しくコンデンサに
保持された電圧が適格に比較手段に与えられることにな
るので、比較手段では、一の受信強度信号と他の受信強
度信号との比較が精度良く実行されるようになり、これ
によって、ダイバーシティ受信をより良好に実現するこ
とができる。
【0023】請求項2記載の無線通信装置よれば、
御手段は、受信信号の1スロット内の過渡応答ランプタ
イム、スタートシンボルおよびプリアンブルからなる所
定区間が受信回路に入力されている所定期間内に選択手
段の選択制御を実行する。
【0024】しかして、このものでは、受信信号の1ス
ロット内における例えば音声データ、発識別符号および
着識別符号などの通信にあたって重要度の高い区間で
は、受信アンテナの選択制御が実行されることがないの
で、それら音声データ、発識別符号および着識別符号な
どに何ら影響が及ぼされることがなく、これによって、
受信された電波から音声データ、発識別符号および着識
別符号などを良好に復調することができる。
【0025】請求項3記載の無線通信装置よれば、
御手段が複数の受信アンテナのうちから一の受信アンテ
ナを選択するように、つまり、一の選択状態に選択手段
を選択制御し、このとき、一の受信アンテナが電波を受
信すると、一の受信アンテナにより受信された電波が受
信信号として受信回路に出力される。そして、受信信号
が受信回路に与えられた時点から所定遅延時間が経過し
た後に、その与えられた受信信号に対応する電波の受信
強度を示す一の受信強度信号が切換手段に出力され、こ
のとき、切換手段が出力可能な状態であれば、切換手段
から一の受信強度信号が比較手段に出力される。 一方、
制御手段が複数の受信アンテナのうちから他の受信アン
テナを選択するように、つまり、他の選択状態に選択手
段を選択制御し、このとき、他の受信アンテナが電波を
受信すると、他の受信アンテナにより受信された電波が
受信信号として出力される。そして、受信信号が受信回
路に与えられた時点から所定遅延時間が経過した後に、
その与えられた受信信号に対応する電波の受信強度を示
す他の受信強度信号が切換手段に出力され、このとき、
切換手段が出力可能な状態であれば、切換手段から他の
受信強度信号が比較手段に出力される。 ここで、制御手
段は、一の選択状態から他の選択状態に選択制御するに
際しては、まず、選択制御するよりも前においては、切
換手段から一の受信強度信号が出力されるように切換手
段を切換制御し、これにより、一の受信強度信号が比較
手段に出力されるようになる。 次いで、制御手段は、選
択制御した後においては、選択制御した時点から受信回
路における所定遅延時間が経過するよりも前に、切換手
段から一の受信強度信号が出力否となるように切換手段
を切換制御し、これにより、一の受信強度信号が比較手
段に出力されなくなる。 次いで、制御手段は、選択制御
した時点から受信回路における所定遅延時間が経過した
後に、切換手段から他の受信強度信号が出力されるよう
に切換手段を切換制御し、これにより、他の受信強度信
号が比較手段に出力されるようになる。そして、比較手
段は、このようにして切換手段から与えられた一の受信
強度信号と他の受信強度信号とを比較して比較結果を出
力し、制御手段は、比較手段から 与えられた比較結果に
基づいて、電波の受信強度が最大となるように選択手段
を選択制御する。 しかして、このものでは、選択手段が
選択制御した直後、つまり、一の受信アンテナにより受
信された電波が受信信号として受信回路に与えられてい
るときから、他の受信アンテナにより受信された電波が
受信信号として受信回路に与えられるように移行した直
後では、受信回路から一の受信強度信号が出力されて比
較手段に与えられることになり、そして、受信回路にお
ける所定遅延時間が経過した後に、受信回路から他の受
信強度信号が出力されて比較手段に与えられることにな
る。 このように、受信回路にあって受信信号が入力され
る側に設けられた選択手段における選択制御と、受信強
度信号が出力される側に設けられた切換手段における切
換制御とは、受信回路における所定遅延時間が考慮され
た上で実行されることになるので、比較手段では、一の
受信アンテナにより受信された電波の受信強度を示す一
の受信強度信号と、他の受信アンテナにより受信された
電波の受信強度を示す他の受信強度信号との比較が良好
に実行されるようになり、これによって、ダイバーシテ
ィ受信を良好に実現することができる。 そして、このと
き、制御手段は、受信信号の1スロット内の過渡応答ラ
ンプタイム、スタートシンボルおよびプリアンブルから
なる所定区間が受信回路に入力されている所定期間内に
選択手段の選択制御を実行する。
【0026】しかして、このものでは、受信信号の1ス
ロット内における例えば音声データ、発識別符号および
着識別符号などの通信にあたって重要度の高い区間で
は、受信アンテナの選択制御が実行されることがないの
で、それら音声データ、発識別符号および着識別符号な
どに何ら影響が及ぼされることがなく、これによって、
受信された電波から音声データ、発識別符号および着識
別符号などを良好に復調することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を携帯電話装置に適用した第1実施例について図1な
いし図4を参照して説明する。まず、アンテナ21(本
発明でいう複数の受信アンテナのうちの一つ)は、例え
ば携帯電話装置(図示せず)の筐体に引出し可能に設け
られたホイップアンテナであり、スイッチ22(本発明
でいう選択手段)の一方の固定接点22aに接続されて
いる。一方、アンテナ23(本発明でいう複数の受信ア
ンテナのうちの一つ)は、例えば携帯電話装置の筐体の
内部に配設された内蔵アンテナであり、スイッチ22の
他方の固定接点22bに接続されている。これらアンテ
ナ21およびアンテナ23は、無線基地局から送信され
た電波を受信可能であって、電波を受信すると、受信さ
れた電波を受信信号として出力可能に構成されている。
【0028】スイッチ22の可動接点22cは、受信回
路24の入力端子に接続されている。受信回路24の出
力端子は、制御回路25(本発明でいう制御手段)に接
続されており、また、そのRSSI(Radio Signal Str
ength Indicator )出力端子は、ダイオード26を介し
てスイッチ27(本発明でいう切換手段)の可動接点2
7aおよびスイッチ28(本発明でいう切換手段)の可
動接点28aに接続されている。
【0029】受信回路24は、アンテナ21およびアン
テナ23のうちのいずれかが電波を受信したことに応じ
て、受信信号が与えられると、その受信信号を復調して
復調信号を生成し、その復調信号を制御回路25に出力
し、また、受信信号に対応する電波の受信強度を示すR
SSI信号をスイッチ27およびスイッチ28に出力す
るようになっている。尚、この場合、受信回路24は、
受信信号が与えられてから、その与えられた受信信号に
対応するRSSI信号が出力されるまでに、所定遅延時
間、具体的には、約7.8マイクロ秒を要するようにな
っている。
【0030】スイッチ27の固定接点27bは、コンパ
レータ29の非反転入力端子、コンデンサ30の一方の
接続端子およびスイッチ31(本発明でいう放電切換手
段)の固定接点31aに接続されており、コンデンサ3
0の他方の接続端子およびスイッチ31の可動接点31
bは、それぞれ接地されている。
【0031】また、スイッチ28の固定接点28bは、
コンパレータ29の反転入力端子、コンデンサ32の一
方の接続端子およびスイッチ33(本発明でいう放電切
換手段)の固定接点33aに接続されており、コンデン
サ32の他方の接続端子およびスイッチ33の可動接点
33bは、それぞれ接地されている。
【0032】そして、コンパレータ29の出力端子は、
制御回路25に接続されている。尚、本発明でいう比較
手段は、これらコンパレータ29、コンデンサ30、ス
イッチ31、コンデンサ32およびスイッチ33から構
成されているものである。
【0033】制御回路25は、論理回路を主体として構
成されているもので、詳しくは後述するように、上述し
たスイッチ22を選択制御すると共に、スイッチ27、
スイッチ28、スイッチ31およびスイッチ33を切換
制御するように構成されている。
【0034】次に、上記構成の作用について、図2に示
すタイムチャートおよび図3も参照して説明する。尚、
アンテナ21およびアンテナ23で受信される電波とし
ては、携帯電話装置が簡易型携帯電話装置(PHS:Pe
rsonal Handyphone System)であれば、制御用物理スロ
ットとして、報知チャネル(BCCH:Broadcast Cont
rol CHannel )、個別セル用チャネル(SCCH:Sign
aling Control CHannel )および一斉呼出チャネル(P
CH:Paging CHannel)などであり、通信用物理スロッ
トとして、情報チャネル(TCH:Traffic CHannel )
および高速付随制御チャネル(FACCH:Fast Assoc
iated Control CHannel )などであるが、ここでは、一
例として、図3に示すように、符号長が228ビットの
情報チャネル(TCH)、高速付随制御チャネル(FA
CCH)であると仮定する。また、図2では、図3に示
した1スロットにおけるUW(同期ワード)〜CRC
(誤り検査用ビット)の212ビットの区間を「DAT
A」として示している。
【0035】図2において、制御回路25は、まず、初
期状態として、スイッチ22に第1の選択信号を出力す
ることによって、固定接点22aおよび可動接点22c
を接続状態とし、スイッチ22を第1の選択状態(図1
中、実線にて示す状態、本発明でいう一の選択状態)と
する。
【0036】また、制御回路25は、スイッチ27およ
びスイッチ28にそれぞれオフ信号を出力することによ
って、それらスイッチ27およびスイッチ28をそれぞ
れオフ状態(図1中、実線にて示す状態)とし、さらに
は、スイッチ31およびスイッチ33にそれぞれオン信
号を出力することによって、それらスイッチ31および
スイッチ33をそれぞれオン状態(図1中、破線にて示
す状態)とする。このとき、コンデンサ30およびコン
デンサ32は、スイッチ31およびスイッチ33がそれ
ぞれオン状態であることによって、放電されている。
【0037】さて、ここで、無線基地局から送信された
電波がアンテナ21およびアンテナ23に受信される
と、スイッチ22が上述したように第1の選択状態であ
るので、アンテナ21で受信された電波は、スイッチ2
2を介して受信信号として受信回路24に与えられ、そ
れに応じて、受信回路24の入力端子における入力レベ
ルは、時間の経過にしたがって弱レベルから強レベルに
立上がる(図2中、t1参照)。
【0038】次いで、制御回路25は、スイッチ31お
よびスイッチ33にそれぞれオフ信号を出力することに
よって、それらスイッチ31およびスイッチ33をそれ
ぞれオフ状態(図1中、実線にて示す状態)とする(図
2中、t2 参照)。このとき、コンデンサ30およびコ
ンデンサ32は、スイッチ31およびスイッチ33がオ
フ状態であることによって、充電可能な状態となる。
【0039】そして、受信信号が受信回路24に与えら
れたのち、所定遅延時間、具体的には、約7.8マイク
ロ秒経過したのち、受信回路24からRSSI信号が出
力されると、制御回路25は、スイッチ27にオン信号
を出力することによって、スイッチ27をオン状態(図
1中、破線にて示す)とする(図2中、t3 参照)。こ
のとき、受信回路24から出力されたRSSI信号(本
発明でいう一の受信強度信号)は、ダイオード26およ
びスイッチ27を介してコンパレータ29の非反転入力
端子に与えられ、それに応じて、コンパレータ29の非
反転入力端子における入力レベルは、時間の経過にした
がってロウレベルからハイレベルに立上がり、コンデン
サ30には、そのRSSI信号の電圧の最大値C1が充
電されることになる。また、コンパレータ29の出力レ
ベルは、ハイレベルに保持されることになる。
【0040】次いで、制御回路25は、スイッチ22に
第2の選択信号を出力することによって、固定接点22
bおよび可動接点22cを接続状態とし、スイッチ22
を第2の選択状態(図1中、破線にて示す状態、本発明
でいう他の選択状態)とする(図2中、t4 参照)。こ
のとき、アンテナ21で受信された電波は、受信回路2
4に与えられなくなり、それに代わって、アンテナ23
で受信された電波がスイッチ22を介して受信信号とし
て受信回路24に与えられる。
【0041】次いで、制御回路25は、スイッチ27に
オフ信号を出力することによって、スイッチ27をオフ
状態(図1中、実線にて示す)とする(図2中、t5 参
照)。このとき、受信回路24から出力されたRSSI
信号は、コンパレータ29の非反転入力端子に与えられ
なくなる。
【0042】次いで、制御回路25は、スイッチ28に
オン信号を出力することによって、スイッチ28をオン
状態(図1中、破線にて示す)とする(図2中、t6 参
照)。このとき、受信回路24から出力されたRSSI
信号(本発明でいう他の受信強度信号)は、ダイオード
26およびスイッチ27を介してコンパレータ29の反
転入力端子に与えられ、それに応じて、コンパレータ2
9の反転入力端子における入力レベルは、瞬時にロウレ
ベルからロウレベルとハイレベルとの間のミドルレベル
に立上がり、コンデンサ32には、そのRSSI信号の
電圧の最大値C2が充電されることになる。また、コン
パレータ29の出力レベルは、上述したようにコンパレ
ータ29の非反転入力端子における入力レベルがハイレ
ベルであり、反転入力端子における入力レベルがミドル
レベルであるので、ハイレベルに保持されることにな
る。
【0043】次いで、制御回路25は、コンパレータ2
9の出力レベル(本発明でいう比較結果)を判定し、こ
のとき、コンパレータ29の出力レベルがハイレベルで
あることから、コンデンサ30に充電された電圧の最大
値C1と、コンデンサ32に充電された電圧の最大値C
2とでは、最大値C1の方が大きい、つまり、アンテナ
21に受信された電波の受信レベルと、アンテナ23に
受信された電波の受信レベルとでは、アンテナ21に受
信された電波の受信レベルの方が大きいと判定し、スイ
ッチ22に第1の選択信号を出力することによって、固
定接点22aおよび可動接点22cを接続状態とし、ス
イッチ22を第1の選択状態(図1中、実線にて示す状
態)とする(図2中、t7 参照)。
【0044】次いで、制御回路25は、スイッチ28に
オフ信号を出力することによって、スイッチ28をオフ
状態(図1中、実線にて示す)とする(図2中、t8 参
照)。このとき、受信回路24から出力されたRSSI
信号は、コンパレータ29の反転入力端子に与えられな
くなる。そして、制御回路25は、これ以降、受信信号
が受信回路4に入力されている間は、この状態を保持す
る。
【0045】ところで、制御回路25は、受信信号にお
ける過渡応答ランプ(4ビット)、スタートシンボル
(2ビット)およびプリアンブル(6ビット)からなる
区間(本発明でいう所定区間)が受信回路24に入力さ
れている期間(本発明でいう所定期間)内に、上述した
ようなスイッチ22の選択制御を実行しており、つま
り、受信信号におけるDATA区間(UW(同期ワー
ド)〜CRC(誤り検査用ビット)の212ビットの区
間)が受信回路24に与えられている期間は、スイッチ
22の選択制御を実行することがないものである。
【0046】また、この場合、図2に示しているよう
に、スイッチ22にあって第1の選択状態から第2の選
択状態に選択制御された時点から、第2の選択状態から
第1の選択状態に選択制御された時点までは、15.6
マイクロ秒であり、スイッチ27にあってオフ状態から
オン状態に切換制御された時点から、オン状態からオフ
状態に切換制御された時点までは、10.4マイクロ秒
であり、スイッチ28にあってオフ状態からオン状態に
切換制御された時点から、オン状態からオフ状態に切換
制御された時点までは、7.8マイクロ秒である。
【0047】そして、制御回路25は、受信信号が受信
回路24に与えられなくなり、受信回路24の入力端子
における入力レベルが強レベルから弱レベルに立下がる
と(図2中、t9 参照)、スイッチ31およびスイッチ
33にそれぞれオン信号を出力することによって、スイ
ッチ31およびスイッチ33をそれぞれオン状態(図1
中、破線にて示す状態)とし(図2中、t10参照)、上
述した初期状態に戻す。このとき、コンデンサ30およ
びコンデンサ32は、スイッチ31およびスイッチ33
がそれぞれオン状態であることによって、放電されるこ
とになる。
【0048】そして、制御回路25は、これ以降、上述
した一連の処理と同様の処理を実行する(図2中、t11
〜t20参照)。尚、この場合には、コンパレータ29の
出力レベルは、コンパレータ29の非反転入力端子にお
ける入力レベルがミドルレベルであり、反転入力端子に
おける入力レベルがハイレベルであるので、ロウレベル
に保持されることになり、制御回路25は、コンデンサ
30に充電された電圧の最大値C1と、コンデンサ32
に充電された電圧の最大値C2とでは、最大値C2の方
が大きい、つまり、アンテナ21に受信された電波の受
信レベルと、アンテナ23に受信された電波の受信レベ
ルとでは、アンテナ23に受信された電波の受信レベル
の方が大きいと判定し、スイッチ22に第1の選択信号
を出力することなく、スイッチ22を第2の選択状態
(図1中、破線にて示す状態)に保持する(図2中、t
17参照)。
【0049】以上は、アンテナ21およびアンテナ23
で受信される電波が、図3に示したように、符号長が2
28ビットの情報チャネル(TCH)、高速付随制御チ
ャネル(FACCH)であると仮定した場合について説
明したものであるが、これに限らず、図4(a)に示す
ように、符号長が240ビットの情報チャネル(TC
H)、高速付随制御チャネル(FACCH)であっても
良いものである。
【0050】また、図4(b)〜(d)に示すように、
個別セル用チャネル(SCCH)、報知チャネル(BC
CH)および一斉呼出チャネル(PCH)などであって
も良く、この場合には、上述した情報チャネル(TC
H)、高速付随制御チャネル(FACCH)に比較して
プリアンブルのビット数が大きいことから(62ビッ
ト)、制御回路25は、スイッチ22の選択制御、スイ
ッチ27、スイッチ28、スイッチ31およびスイッチ
33の切換制御に比較的長い期間をかけて実行すれば良
いものである。
【0051】このように第1実施例によれば、スイッチ
22が第1の選択状態から第2の選択状態に選択制御さ
れたのちには、受信回路24における所定遅延時間が経
過する前に、スイッチ27がオン状態からオフ状態に切
換制御され、所定遅延時間が経過した後に、スイッチ2
8がオフ状態からオン状態に切換制御されるように構成
したので、アンテナ21で受信された電波に対応するR
SSI信号は、コンパレータ29の非反転入力端子に適
格に与えられるようになり、アンテナ23で受信された
電波に対応するRSSI信号は、コンパレータ29の反
転入力端子に適格に与えられるようになる。これによっ
て、制御回路25では、コンパレータ29から与えられ
た比較結果に基づいてスイッチ22の選択制御が適格に
実行されることになり、ダイバーシティ受信を良好に実
現することができる。
【0052】また、アンテナ21で受信された電波に対
応するRSSI信号と、アンテナ23で受信された電波
に対応するRSSI信号とを比較するにあたっては、コ
ンパレータ29、コンデンサ30およびコンデンサ32
という汎用性の高い電子部品を採用したので、簡単に構
成することができる。
【0053】また、スイッチ27およびスイッチ28が
オフ状態からオン状態に切換制御されるよりも前に、ス
イッチ31およびスイッチ33がオン状態からオフ状態
に切換制御されるように構成したので、コンデンサ30
およびコンデンサ32が放電されたのち、RSSI信号
の電圧がコンデンサ30およびコンデンサ32に充電さ
れるようになる。これによって、制御回路25では、コ
ンパレータ29から与えられた比較結果に基づいてスイ
ッチ22の選択制御が精度良く実行されることになり、
ダイバーシティ受信をより良好に実現することができ
る。
【0054】さらに、受信信号の1スロット内の過渡応
答ランプタイム、スタートシンボルおよびプリアンブル
からなる区間が受信回路24に入力されている期間内
に、スイッチ22の選択制御が実行されるように構成し
たので、受信信号の1スロット内における例えば音声デ
ータ、発識別符号および着識別符号などの通信にあたっ
て重要度の高い区間では、スイッチ22の選択制御が実
行されることがなく、これによって、それら音声デー
タ、発識別符号および着識別符号などに何ら影響が及ぼ
されることがなく、受信された電波から音声データ、発
識別符号および着識別符号などを良好に復調することが
できる。
【0055】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
実施例について、図5を参照して説明する。尚、上述し
た第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省
略し、以下、異なる部分について説明する。この第2実
施例は、上述した第1実施例におけるスイッチ27およ
びスイッチ28に代わって、それらスイッチ27および
スイッチ28に相当するスイッチ41が設けられている
ものである。この場合、受信回路24のRSSI出力端
子は、ダイオード26を介してスイッチ41の可動接点
41aに接続されている。そして、スイッチ41の一方
の固定接点41bは、コンパレータ29の非反転入力端
子、コンデンサ30の一方の接続端子およびスイッチ3
1の固定接点31aに接続されており、他方の固定接点
41cは、コンパレータ29の反転入力端子、コンデン
サ32の一方の接続端子およびスイッチ33に接続され
ており、また、このスイッチ41には、中間接点41d
が設けられている。この場合、制御回路25は、スイッ
チ41の切換制御を、スイッチ27およびスイッチ28
の切換制御に相当するように実行する。
【0056】このように第2実施例によれば、上述した
第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。特
に、この第2実施例では、上述した2つのスイッチ27
およびスイッチ28を、1つのスイッチ41で対応する
ことができ、その分、部品点数を少なくすることができ
る。
【0057】(その他の実施の形態)本発明は、上記し
た実施例にのみ限定されるものでなく、次のように変形
または拡張することができる。無線通信装置としては、
携帯電話装置に限らず、車載用電話装置などの他のもの
であっても良い。アンテナは、2個に限らず、3個以上
であっても良い。比較手段は、コンパレータやコンデン
サから構成することに限らず、他の電子部品から構成し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック構成図
【図2】タイムチャート
【図3】通信用物理スロットのスロット構成を示す図
【図4】通信用物理スロットのスロット構成を示す図
(a)および制御用物理スロットのスロット構成を示す
図(b)〜(d)
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、21はアンテナ(受信アンテナ)、22はスイ
ッチ(選択手段)、23はアンテナ(受信アンテナ)、
24は受信回路、25は制御回路(制御手段)、27は
スイッチ(切換手段)、28はスイッチ(切換手段)、
29はコンパレータ(比較手段)、30はコンデンサ
(比較手段)、31はスイッチ(比較手段、放電切換手
段)、32はコンデンサ(比較手段)、33はスイッチ
(比較手段、放電切換手段)、41はスイッチ(切換手
段)である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を受信可能であって、電波を受信し
    たときには、その受信された電波を受信信号として出力
    可能な複数の受信アンテナと、 これら複数の受信アンテナのうちからいずれかを選択
    し、その選択した受信アンテナが受信した電波に対応す
    る受信信号を出力可能な選択手段と、 この選択手段から受信信号が与えられると、その時点か
    ら所定遅延時間が経過した後に、その与えられた受信信
    号に対応する電波の受信強度を示す受信強度信号を出力
    する受信回路と、 この受信回路から与えられた受信強度信号を出力するか
    否かの状態を切換可能な切換手段と、 前記選択手段が前記複数の受信アンテナのうちから少な
    くとも2つの受信アンテナを選択したことに応じて、前
    記切換手段から与えられた少なくとも2つの受信強度信
    号を比較して比較結果を出力する比較手段と、 前記選択手段を選択制御可能であると共に、前記切換手
    段を切換制御可能であり、前記選択手段を一の選択状態
    から他の選択状態に選択制御するに際して、選択制御す
    るよりも前においては、前記切換手段から一の受信強度
    信号が出力されるように前記切換手段を切換制御し、選
    択制御した後においては、選択制御した時点から前記受
    信回路における前記所定遅延時間が経過するよりも前
    に、前記切換手段から一の受信強度信号が出力否となる
    ように前記切換手段を切換制御し、前記受信回路におけ
    る前記所定遅延時間が経過した後に、前記切換手段から
    他の受信強度信号が出力されるように前記切換手段を切
    換制御し、これら一の受信強度信号および他の受信強度
    信号が出力されたことに伴って前記比較手段から与えら
    れた比較結果に基づいて前記電波の受信強度が最大とな
    るように前記選択手段を選択制御する制御手段とを備
    え、前記比較手段は、前記受信強度信号の電圧が与えられる
    コンパレータと、前記受信強度信号の電圧を充電・放電
    可能なコンデンサと、このコンデンサが充電した電圧を
    放電するか否かの状態を切換可能な放電切換手段とを備
    えて構成されていると共に、 前記制御手段は、前記切換手段から受信強度信号が出力
    されるように前記切換 手段を切換制御するよりも前にお
    いては、前記コンデンサが放電するように前記放電切換
    手段を切換制御する ように構成されていることを特徴と
    する無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記受信信号は、1スロット内に少なく
    とも過渡応答ランプタイム、スタートシンボルおよびプ
    リアンブルからなる所定区間を含んで構成され、 前記制御手段は、前記受信信号における前記所定区間が
    前記受信回路に入力されている所定期間内に前記選択手
    段の選択制御を実行する ように構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 電波を受信可能であって、電波を受信し
    たときには、その受信された電波を受信信号として出力
    可能な複数の受信アンテナと、 これら複数の受信アンテナのうちからいずれかを選択
    し、その選択した受信アンテナが受信した電波に対応す
    る受信信号を出力可能な選択手段と、 この選択手段から受信信号が与えられると、その時点か
    ら所定遅延時間が経過した後に、その与えられた受信信
    号に対応する電波の受信強度を示す受信強度信号を出力
    する受信回路と、 この受信回路から与えられた受信強度信号を出力するか
    否かの状態を切換可能な切換手段と、 前記選択手段が前記複数の受信アンテナのうちから少な
    くとも2つの受信アンテナを選択したことに応じて、前
    記切換手段から与えられた少なくとも2つの受信強度信
    号を比較して比較結果を出力する比較手段と、 前記選択手段を選択制御可能であると共に、前記切換手
    段を切換制御可能であり、前記選択手段を一の選択状態
    から他の選択状態に選択制御するに際して、選択制御す
    るよりも前においては、前記切換手段から一の受信強度
    信号が出力されるように前記切換手段を切換制御し、選
    択制御した後においては、選択制御した時点から前記受
    信回路における前記所定遅延時間が経過するよりも前
    に、前記切換手段から一の受信強度信号が出力否となる
    ように前記切換手段を切換制御し、前記受信回路におけ
    る前記所定遅延時間が経過した後に、前記切換手段から
    他の受信強度信号が出力されるように前記切換手段を切
    換制御し、これら一の受信強 度信号および他の受信強度
    信号が出力されたことに伴って前記比較手段から与えら
    れた比較結果に基づいて前記電波の受信強度が最大とな
    るように前記選択手段を選択制御する制御手段とを備
    え、 前記受信信号は、1スロット内に少なくとも過渡応答ラ
    ンプタイム、スタートシンボルおよびプリアンブルから
    なる所定区間を含んで構成され、 前記制御手段は、前記受信信号における前記所定区間が
    前記受信回路に入力されている所定期間内に前記選択手
    段の選択制御を実行するように構成されていることを特
    徴とする無線通信装置。
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