JP3341179B2 - 大気圧グロ−放電用電極及び該電極を使用したプラズマ処理方法 - Google Patents

大気圧グロ−放電用電極及び該電極を使用したプラズマ処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大気圧グロ−放電プラズ
マ処理に使用する大気圧グロ−放電電極及び該電極を使
用した大気圧グロ−放電プラズマ処理に関する。
【0002】
【従来の技術】最近大気圧下不活性ガスの存在下でグロ
−放電を行い、プラズマを励起して電極間に位置せしめ
たプラスチックフィルム、繊維又は金属板等表面処理が
行うことが実施され、これによって、上記物質の表面に
親水性の処理層を形成したり、或いは、接着性を付与す
ることが行われている。
【0003】このグロ−放電を行う電極としては、板状
平行電極又は管状の平行電極の少なくとも一方の電極
に、火花放電を防止する目的で、電極の表面に誘電体を
配設していた。即ち、板状電極の場合には電極より面積
の大きい誘電体を電極上に張り、管状電極の場合には金
属部分が全て隠れるようにその全部にガラス管を被せる
か、或いは、セラミック被覆を施すように作られてい
た。特に、管状電極の場合にはその電極の外径よりやや
大きい内径を有するガラス管を被せるか、ホウロウ加工
が行われていた。この状態を図6に示す。図6におい
て、金属管11よりなる電極をガラス管もしくは琺瑯な
どの被覆物12で被ったものであった。
【0004】このように電極として金属管を使用する場
合、金属管内に水を流して冷却を行うことができるが、
ガラス管を被せてから後で加工することはできないの
で、直管にガラス管を被せることとなる。しかし、金属
管にガラス管を被せると、金属管とガラス管との間に間
隙が生じ、この間隙に空気が入るため放電の開始電圧が
必然的に高くなる欠点があった。琺瑯加工の場合は予め
金属管を曲げ加工してから琺瑯を被せることはできる
が、均一な琺瑯皮膜を作ることが難しく、小さなピンホ
−ルが生じやすく、ピンホ−ルが生じた場合そこで火花
放電を起こし、破壊される場合が多い。
【0005】ところで、プラズマ処理を行う場合、電極
を覆う誘電体は非常に重要であり、絶縁性の良好なプラ
スチック、例えば、ポリイミド、フッ素樹脂等が使用で
きるが、これらを長時間使用すると、プラズマのイオン
エネルギ−で表面が分解を起こし、処理するものの表面
に炭素原子やフッ素原子が不純物として付着する。従っ
て、使用する誘電体としてはガラスのような無機質の誘
電体が好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
誘電体としてガラスを使用して上記の欠点を改良すべく
種々検討した結果、予め曲げ加工されたガラス管の中に
導電性のある液体を入れ、又はガラス管の内壁を金属メ
ッキし、これに交流電圧を印加することによって極めて
良好なグロ−放電を起こすことを見出し、冷却が容易に
行われることによって更に安定なグロ−放電を発生する
ことを見出し、本発明を完成したもので、本発明の目的
は、誘電体としてガラス管を使用した大気圧グロ−放電
電極及び該電極を使用したプラズマ処理方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、平行電
極の少なくとも一方をガラス管とし、該ガラス管内に電
気的に絶縁されたポンプによって循環している導電性液
体を導入し、この平行電極に交流電圧を印加するように
したことを特徴とする大気圧グロ−放電電極であり、ま
た、ガラス管の内面に還元性有機化合物を含有した銀、
ビスマス及びアンチモニからなる群から選ばれた一種の
金属塩のアンモニアアルカリ液を使用してガラス管内面
に銀、ビスマス及びアンチモニからなる群から選ばれた
一種の金属メッキを施し、該メッキ層が施されているガ
ラス管を平行電極の少なくとも一方とし、この平行電極
に交流電圧を印加するようにしたことを特徴とする大気
グロ−放電電極である
【0008】即ち、本発明においては、電極として通常
使用されている金属管を導電性の液体に置き換え、あら
かじめ曲げ加工をされたガラス管中に導電性液体を満た
すことにより、或はガラス管の内壁に金属メッキを施す
ことにより、ガラス管は誘電体に、導電性液体又は金属
メッキ層は金属管と全く同様の作用をして使用すること
ができる。ただ、このままでは発熱するが、従来の金属
管にガラス管を被せた電極ではこの発熱によって金属が
膨張してガラス管が割れるが、導電性の液体をいれたも
のは液体が膨張するだけで割れることはない。しかし、
冷却するとグロ−放電が安定するのでこの導電性液体を
ポンプで循環させ、途中に冷却部を設けることが好まし
い。このように導電性液体は冷却しながら電極として作
用する流動電極ともいえる。
【0009】以下、本発明について、更に詳細に説明す
る。本発明において使用する導電性液体としては次のよ
うなものをあげることができる。即ち、導電性液体は危
険性のない0.01〜5%の薄い硫酸水溶液が通常使用
できるが、他の無機酸、有機酸、塩基、無機塩、金属塩
の水溶液でも良く、また、水中でイオン化して良好な導
電性を示すものならばどのような塩でもよい。また、塩
として硝酸銀を使用し、この水溶液にアンモニアを加え
アンモニアアルカリ性水溶液にしたものは良好な導電性
があり、これ自体本発明の導電液体として使用できる。
更に、ガラス管の内面に金属メッキを施す手段として
塩として硝酸銀を使用し、この水溶液にアンモニア
を加えアンモニアアルカリ性水溶液にし有機還元性化合
物、例えば、ロツシェル塩、ホルマリン、ブトウ糖、シ
ョ糖等の水溶液を添加すると還元されて銀が折出しガラ
スの内壁に銀鏡としてメッキされる。これは、ビスマス
又はアンチモンについてもこの同様な性質があり、ビス
マス鏡又はアンチモン鏡といわれるが、このように銀や
他の金属によってガラス管内壁が完全にメッキされた場
合は完全導電体となり冷却は水で行なえばよい。即ち銀
鏡、ビスマス鏡、アンチモン鏡が出来た時点で水を流し
て循環させれば良い訳である。
【0010】このように銀鏡反応の如き還元によってガ
ラス管の内壁にメッキを施すことにより更に放電の出力
も上昇させることが出来る。これらの塩濃度も飽和溶液
まで使用することができる。この伝導度はその種類によ
って異なるが、通常10オ−ムから100Kオ−ムであ
り、また、導電性の粉末、例えばカ−ボン粉末をガラス
管に満たしても当然電極として使用できるが、そのまま
では発熱するのでカ−ボン粉末を水中に分散し、泥状に
したものをポンプで循環しながら冷却して使用すること
ができる。被処理物は電極間に位置せしめるのである
が、この場合、被処理物を電極間に載置してバッチ方式
で処理しても良いが、被処理物を連続的に電極間に供給
して処理することが好ましい。
【0011】次に図をもって本発明を説明する。図1は
本発明の概略図であって、図1において、ガラス管1
は、反応容器4内に設置し、電源接続部2及び冷却部3
と連結し、ポンプ5とモ−タ−6とによってガラス管内
を導電性液体が循環するようになっている、ポンプ5と
モ−タ−6とは絶縁体である樹脂製のカップリング7に
より連結されている。電源の接続部は直接導電性の液体
に触れるから耐薬品性の強い金属を使用することが好ま
しく、例えば金、白金のようなものが好ましい。ガラス
管のガラスは一般のガラス、耐熱製ガラス(パイレック
スガラス)、石英ガラス、酸化アルミナガラス等が使用
でき、又、シリカガラスのように不透明でも構わない。
【0012】大気圧グロ−放電は電源として50Hzか
ら100KHzの商用周波数から高周波まで使われてい
る。また工業用周波数13.56MHzでもよいがいず
れも一方の電極は接地電極であり、もう一方に高電圧を
印加する。モ−タ−は絶縁された樹脂製のカップリング
を介してポンプを回しているからポンプに高電圧が掛か
ってもモ−タ−には電流が流れない。このような装置に
おいて、大気圧グロ−放電を発生させるにはガラス電極
部分を不活性ガス中におけば良い。すなわち、概略図に
おいて電極部分を覆っている容器4に例えばヘリウムガ
スを満たせば直ちにグロ−放電が起こりプラズマ励起さ
れる。特に、高周波もしくは交流電圧を印加する場合
は、導電性液体として通常は電流が流れない水を使用す
る事が出来る。ただ電流量は極めて少ないから大きなも
のは出来ないが、ガラス管の長さが1m以下であればグ
ロ−放電を起こすから極めて便利である。この場合の高
周波周波数は1KHz以上が可能であり好ましくは5K
Hz以上が良い。
【0013】また、本発明の電極を使用した反応容器
は、特に限定されるのもではないが、例えば、図2に示
すように、電極間にスリット8を設け、このスリット部
に被処理物15を挿入しても良い。なお、図2において
(a)は側面図(b)は平面図を示し、図中9はガス入
口、10はガス出口である。本発明においては、特に金
属部分がプラズマ処理する反応容器の中に全く露出して
いないから不活性ガス、例えばヘリウムのような中でも
全く火花放電を起こす心配がない点である。
【0014】図3及び図4は一方の電極を金属板とした
本発明の他の態様の概略図である。図3においては、上
部電極のみを本発明のガラス管1よりなる電極を使用
し、下部電極は板状または円筒状の金属電極13に誘電
体14としてガラス又はセラミック等の絶縁材を張り付
けたものを使用した場合を示す。従来は誘電体14は電
極より大きなものを使用して火花放電を防いでいたが、
本発明においては一方の電極がガラス管1よりなるので
火花放電を起こすことはなく、誘電体14と金属電極1
3とは同じ大きさでも良い。また、図4は、一方の金属
電極13をロ−ル状としたもので、反応容器4はこの電
極の曲率に合致するようにし、本発明のガラス管1より
なる電極は、この反応容器4内に設置する。そして被処
理物はこのロ−ルに沿って電極間に供給して連続的に処
理を行うことができる。
【0015】本発明の最も大きな特徴はガラスを誘電体
として、通常は金属の電極を使用するが、それを導電性
液体に代えて使用しているため、ガラスが自由に加工で
きることであり、ガラス管は一本で、例えば図5に示す
ように弯曲させて電極面を広くしても良く、或は、板状
にしたり、渦巻き状等いろいろな電極の形が考えられ
る。また、複数本のガラス管を平行に並設しても良い。
【0016】
【実施例】次に実施例により更に本発明を具体的に説明
する。 実施例1 通常の並質ガラス管で肉厚1mm、外径4mmの最も細
いものを使用して図2のような簡単なグロ−放電プラズ
マ装置を試作した。ポンプとしてテフロンダイアフラム
酸アルカリポンプの小型のものを循環用とし冷却も同時
に行なった。導電性液体として5%の希硫酸を、電源接
続部には白金線を使用し反応装置にヘリウムガスを満た
して空気を置換し3KHz、1800Vの電圧を上下ガ
ラス電極に印加すると平行ガラス管の間隙に美しい紫色
の光をもつグロ−放電が発生した。この放電の中にスリ
ット部よりテフロンフイルムを入れた所10秒間放電に
さらされた部分は完全に水の漏れ接触角を測定した結果
110度のものが処理後は40度になり著しく親水化さ
れ、グロ−放電中でプラズマ処理された事が分かった。
5%の希硫酸の伝導度をテスタ−で測定した結果は10
mm/70オ−ムである。
【0017】実施例2 パイレックスガラス管の肉厚1.2mm、外径10mm
の標準ガラス管を使用して実施例1と全く同様の装置を
用い、導電性液体として飽和食塩水の溶液を循環させ
た。ヘリウムガスで空気を置換し5KHz、1500V
の電圧を上下ガラス電極に印加すると平行ガラス管の間
隙に紫色のグロ−放電が発生しプラズマ励起された。そ
の中にシリコンウエハを入れ1分間処理を行なった。未
処理のシリコンウエハはその表面に水を流しても水玉に
なって濡れないが、処理したものは処理された部分に水
が付着して完全に表面が清浄化され、水を弾くような物
質が消失し、アッシングされているのが良く分かる。飽
和食塩水の伝導度はテスタ−で測定した結果10mm/
180オ−ムであった。
【0018】実施例3 パイレックスガラス管の肉厚1.2mm、外径10mm
のもので図5のような板状のものを作成しこの中に伝導
性粉末としてカ−ボンの粉末を水で泥状にしたものを循
環させ、これを上部電極とした。下部電極は通常のステ
ンレス電極を使用し電極間の間隙を10mmとし、この
間にウ−ルの生地を入れ、反応容器中の空気をアルゴン
ガス50部、ヘリウムガス50部の混合ガスで置換し8
KHz、2500Vの高周波電圧を印加した。青紫色の
グロ−放電が起こり20秒間通電した結果ウ−ルの生地
を水に浮かべた所処理された長方形部分は1秒で水がし
みこみ漏れるが未処理部分は全く漏れない。本実験の泥
状カ−ボンの伝導度は10mm/40オ−ムである。
【0019】実施例4 不透明石英ガラス管の肉厚0.8mm、外径10.1m
mのもので実施例1と全く同様な装置を使用し、その中
に実施例3で使用した泥状カ−ボンを循環させる。上下
ガラス電極の間隙を2mmとし全く不活性ガスとして窒
素ガスで空気を置換し60Hz、9000Vの交流電圧
をネオントランスより印加した。きわめて薄い紫色のグ
ロ−放電が発生し、テフロンフィルムを電極の間に入れ
て1分間プラズマ処理した結果、接触角が110度から
35度になり、周波数が低い場合でも実施することが出
来た。ただ窒素ガス中ではグロ−放電が起こりにくいが
本発明の場合は容易に放電を起こした。
【0020】実施例5 硝酸銀の5%水溶液を作り、この中にアンモニア水を入
れると褐色になり更に過剰に入れると無色の溶液とな
る。これは硝酸銀アンモニア溶液であり、伝導度は20
オ−ム/0mmで、実施例1と全く同様にして放電を行
う事が出来る。次にこの硝酸銀アンモニア溶液に還元性
をもつ果糖の5%水溶液を硝酸銀アンモニア溶液90部
に10部添加する。これを一方の端をコルク栓またはゴ
ム栓で封したガラス管に流し込み、一杯に満たして室温
にすると淡褐色になりガラス内壁面が銀メッキされる。
この銀は電導性が極めて良く通常の金属電極と変わらな
い。しかも誘電体のガラス管の内壁面にそのままメッキ
されているのでどんな形のガラス管でも利用が出来る。
この場合電導度は0.006オ−ム/mである。ただ、
銀鏡反応によるメッキ層は厚みは良いが、機械的強度は
小さいので銀鏡を作ってから乾燥しその中に薄い樹脂溶
液を流してメッキ層表面に薄い樹脂被膜を作り再び乾燥
する事により、機械的強度は向上し、冷却水を通す事が
出来き、大気圧グロ−放電用電極として使用できる。
【0021】実施例6 実施例5同様の電導性を有するものでアンチモン鏡があ
り、次のような方法でガラス管内壁面にアンチモンメッ
キを行う事が出来る。アンチモン化水素を90容量部、
水素を10容量部混合してガラス管を通す。ガラス管の
外側からバ−ナ−で加熱すると還元作用によってアンチ
モンが鏡のように内壁に析出する。これも銀よりはやや
低いが十分電導性があり、大気圧グロ−放電用電極とし
て使用できる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては平
行電極の少なくと一方の電極をガラス管とし、このガラ
ス管内に導電性液体を導入し、これに高周波電圧もしく
は交流電圧を印加することによってグロ−放電させるの
で、その電極の形状を自由に代えることができ、また、
従来のようなガラス管や琺瑯で被うった電極と異なり、
熱が発生しても電極が破壊することがなく、導電性液体
を冷却することによって安定したグロ−放電が得られ、
従って、プラズマ処理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の大気圧グロ−放電電極を使用したプ
ラズマ処理方法の説明図
【図2】 本発明の大気圧グロ−放電電極を使用したプ
ラズマ処理方法の他の例の説明図
【図3】 本発明の大気圧グロ−放電電極と金属電極を
組合せた説明図
【図4】 本発明の大気圧グロ−放電電極と金属電極を
組合せた他の例の説明図
【図5】 本発明の大気圧グロ−放電電極の一例の平面
【図6】 従来の大気圧グロ−放電電極の説明図
【符号の説明】 1 ガラス管 2 電源接続部 3 冷却部 4 反応容器 5 ポンプ 6 モ−タ− 7 カップリング 8 スリット 9 ガス入
口 10 ガス出口 11 金属管 12 被覆物 13 金属電極 14 誘電体 15 被処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤染 義一 京都府京都市伏見区深草大亀谷万帖敷町 145−36 (56)参考文献 特開 平5−202481(JP,A) 特開 平6−96718(JP,A) 特開 平5−155605(JP,A) 特開 平7−197806(JP,A) 特開 昭58−114727(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05H 1/24 H01J 37/32 H01L 21/302

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行電極の少なくとも一方をガラス管と
    し、該ガラス管内に電気的に絶縁されたポンプによって
    循環している導電性液体を導入し、この平行電極に交流
    電圧を印加するようにしたことを特徴とする大気圧グロ
    −放電電極。
  2. 【請求項2】ガラス管の内面に還元性有機化合物を含有
    した銀、ビスマス及びアンチモニからなる群から選ばれ
    た一種の金属塩のアンモニアアルカリ液を使用してガラ
    ス管内面に銀、ビスマス及びアンチモニからなる群から
    選ばれた一種の金属メッキを施し、該メッキ層が施され
    ているガラス管を平行電極の少なくとも一方とし、この
    平行電極に交流電圧を印加するようにしたことを特徴と
    する大気圧グロ−放電電極。
  3. 【請求項3】 前記導電性液体が、冷却装置を通過して
    循環されることを特徴とする請求項1記載の大気圧グロ
    −放電電極。
  4. 【請求項4】 前記導電性液体が水、又は酸、塩基、中
    性塩、酸性塩のいずれかの水溶液、若しくは導電性粉末
    の分散液の何れかである請求項1又は請求項記載の大
    気圧グロ−放電電極。
  5. 【請求項5】 前記導電性粉末が金属粉末及び導電性カ
    −ボン粉末から成る群から選ばれた少なくとも1種であ
    請求項4記載の大気圧グロ−放電電極。
  6. 【請求項6】 不活性雰囲気下の反応容器内に平行電極
    を設置し、該平行電極の一方又は両方をガラス管とし、
    該ガラス管内に導電性液体を電気的に絶縁されたポンプ
    によって循環せしめると共に、この平行電極に電源接続
    部分から交流電圧を印加し、ガラス管を誘電体としてグ
    ロ−放電を発生せしめ、電極間に位置せしめた被処理物
    をプラズマ処理することを特徴とする大気圧グロ−放電
    プラズマ処理方法。
  7. 【請求項7】 不活性雰囲気下の反応容器内に平行電極
    を設置し、該平行電極の一方又は両方をガラス管とし、
    該ガラス管内に還元性有機化合物を含有した銀塩のアン
    モニアアルカリ液を使用してガラス管内壁を銀強反応に
    より銀メッキを施し、該メッキ層を有するガラス管内に
    冷却水を電気的に絶縁されたポンプによって循環せしめ
    ると共に、この平行電極に電源接続部分から交流電圧を
    印加し、ガラス管を誘電体としてグロ−放電を発生せし
    め、電極間に位置せしめた被処理物をプラズマ処理する
    ことを特徴とする大気圧グロ−放電プラズマ処理方法。
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