JP3339659B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JP3339659B2
JP3339659B2 JP13092194A JP13092194A JP3339659B2 JP 3339659 B2 JP3339659 B2 JP 3339659B2 JP 13092194 A JP13092194 A JP 13092194A JP 13092194 A JP13092194 A JP 13092194A JP 3339659 B2 JP3339659 B2 JP 3339659B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機の油圧制
御装置、特に油圧制御回路にデューティソレノイドバル
ブが備えられた自動変速機の油圧制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車に搭載される自動変速機
は、トルクコンバータと変速機構とを組み合わせ、この
変速機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキなどの複
数の摩擦要素の選択的作動により切り換えて、所定の変
速段に自動的に変速するように構成したもので、この種
の自動変速機には、上記各摩擦要素のアクチュエータに
対する作動圧の給排を制御する油圧制御回路が設けられ
る。この油圧制御回路には、例えばオイルポンプの吐出
圧を所定のライン圧に調整するレギュレータバルブ、手
動操作によってレンジを切り換えるマニュアルバルブ、
運転状態に応じて作動して上記各アクチュエータに対す
る作動圧を切り換えることにより、上記各摩擦要素を選
択的に作動させる複数のシフトバルブなどが備えられ
る。
【0003】そして、近年においては、例えば上記レギ
ュレータバルブによるライン圧の調整値を変速段や運転
状態に応じて最適状態に制御することなどを目的とし
て、周期的にON,OFFする駆動信号に応じて開閉す
るデューティソレノイドバルブが用いられることがあ
る。この場合には、エンジン出力などに基づいて目標油
圧に対応するデューティ比(例えば、1ON,OFFサ
イクル時間に対するON時間の割合)が設定されると共
に、デューティソレノイドバルブが上記デューティ比に
従って周期的にON,OFFする駆動信号で駆動される
ことになる。
【0004】ところで、この種の油圧制御回路に使用さ
れる作動油は、温度変化に伴って粘度が大幅に変化し、
低油温時に粘度が高くなる傾向がある。したがって、デ
ューティソレノイドバルブを用いて油圧を制御する場合
に、作動油の温度によって制御特性にバラツキが生じる
という問題がある。つまり、低油温時においては、作動
油の粘度が高くなって流動性が低下するため、作動油が
スムーズに排出されないことから、デューティソレノイ
ドバルブで生成される制御圧が高油温時と比べて上昇
し、それに伴ってレギュレータバルブで調整されるライ
ン圧も目標油圧から大きく逸脱することになるのであ
る。
【0005】作動油の温度変化に起因する上記の問題に
対しては、例えば特開昭63−62964号公報あるい
は特開平1−275941号公報に開示されているよう
に、デューティソレノイドバルブの駆動周波数を作動油
の温度をパラメータとして変化させ、低油温時には駆動
周波数を小さく設定すると共に、高油温時に駆動周波数
を高く変更する技術思想が存在する。したがって、作動
油の流動性が低い低油温時においては、デューティソレ
ノイドバルブの駆動周波数が低く、1回あたりの開時間
が長くなることから、作動油の排出量が増大して良好な
調圧特性が確保されると共に、作動油の流動性が向上す
る高油温時においては、デューティソレノイドバルブの
駆動周波数が高くなることから、調圧性能を維持しつつ
油圧の脈動が低減されることになる。
【0006】また、特公平5−17430号公報には、
油圧源から制御要素へオリフィスを介して油圧を給圧す
る油圧回路に、上記オリフィスより下流側にドレン通路
を接続して、このドレン通路にデューティソレノイドバ
ルブを介装したものにおいて、低油温時にデューティソ
レノイドバルブの開時間割合が小さくなるようにデュー
ティ比を補正する技術思想が開示されている。この場合
には、低油温時に作動油の流動性が低下することにより
オリフィスでの通過抵抗が増大したとしても、デューテ
ィソレノイドバルブからの作動油の排出量が抑制される
ことから、低油温時における油圧の極端な低下が回避さ
れることになる。
【0007】一方、この種の自動変速機においては、変
速ショックを吸収することなどを目的として摩擦要素に
対する作動圧を給排する作動圧回路にアキュムレータが
設置されるようになっているが、例えばコーストクラッ
チなどのエンジンブレーキ用の摩擦要素に対する作動圧
回路にアキュムレータを設置しない場合がある。このよ
うなタイプの自動変速機において、デューティソレノイ
ドバルブを用いてライン圧が調整されるようになってい
るものとすると、該ソレノイドバルブの駆動周波数が低
すぎる場合には、上記エンジンブレーキ用摩擦要素が締
結される変速時に、ライン圧の脈動に起因して当該摩擦
要素にジャダーが発生するという問題がある。
【0008】このような問題に対しては、例えば特開平
5−142520号公報に記載されているように、作動
圧回路にアキュムレータが設けられていない摩擦要素が
締結する変速時に、デューティソレノイドバルブの駆動
周波数を高めるようにしたものがある。これによれば、
ライン圧の脈動が抑制されることから、上記摩擦要素の
ジャダーが防止されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば上記
特開平5−142520号公報記載の従来技術のように
デューティソレノイドバルブに対する駆動周波数を変更
すると、次のような問題を発生することが判明した。
【0010】まず、この種の油圧制御回路においては、
デューティソレノイドバルブとして二方弁型のものを使
用する場合には、例えば図21に示すように、元圧通路
aに設置されたオリフィスbの下流側にドレン通路cが
接続されると共に、このドレン通路cにデューティソレ
ノイドバルブdが接続されることになる。その場合に、
このデューティソレノイドバルブdが、ソレノイドコイ
ルeに通電したときにリターンスプリングfの付勢力に
抗してプランジャgが吸引されてドレン口hが開くよう
に構成されているものとすると、該ソレノイドバルブe
に出力される駆動周波数Fが低周波数Fl(例えば、3
5Hz)のときには、図22の実線で示すように、デュ
ーティ値Dの増大に伴って、制御圧ないしライン圧が所
定の不感帯を経た後、ほぼ一定の勾配で低下する制御特
性が得られることになる。そして、上記駆動周波数Fを
高周波数Fh(例えば、70Hz)に変更したときに
は、例えばプランジャgの追従遅れに起因して、図の鎖
線で示すように、デューティ値Dを変化させても制御圧
ないしライン圧が変化しない不感帯幅が低周波数のとき
に比べて増大することになる。
【0011】このため、例えばデューティ値DとしてD
oをセットしたときに、駆動周波数Fが低周波数Flの
ときに圧力レベルP1のライン圧が得られるものとする
と、駆動周波数Fを高周波数Fhに高めたときには、ラ
イン圧の圧力レベルがP2に上昇することになって、所
定の目標油圧に精度よく制御できないことになる。その
結果、例えば摩擦要素に対する作動圧が要求油圧よりも
相対的に高すぎてショックを発生したり、作動圧が要求
油圧よりも相対的に低すぎて変速時間が徒に長くなる可
能性があるのである。
【0012】そして、デューティソレノイドバルブとし
て三方弁型のものを使用する場合には、駆動周波数に応
じて制御特性が次のように変化することになる。
【0013】すなわち、例えば図23に示すように、三
方弁型のデューティソレノイドバルブiには、相対向し
て配置された一対の弁座j,kが備えられ、これらの弁
座j,kにプランジャlが選択的に密着することによ
り、制御要素に通じる出力ポートmが、制御元圧が給圧
される入力ポートnもしくはドレンポートoに連通する
ことになる。また、デューティソレノイドバルブiに
は、例えば上記プランジャlをドレンポート側の弁座k
に密着するように付勢するリターンスプリングpと、通
電時に上記プランジャlを吸引することによりリターン
スプリングpの付勢力に抗して入力ポート側の弁座jに
密着させるソレノイドコイルqとが備えられる。したが
って、ソレノイドコイルqへの通電を停止した状態にお
いては、図のようにプランジャlがリターンスプリング
pの付勢力を受けて一方の弁座kに密着することにより
ドレンポートoが閉鎖されると共に、入、出力ポート
n,m間が連通した状態となる。また、ソレノイドコイ
ルqに通電すれば、プランジャlがリターンスプリング
pの付勢力に抗して他方の弁座jに密着することによ
り、入力ポートnを閉鎖すると共に、出力ポートmを今
度はドレンポートoに連通させることになる。そして、
このような動作が周期的に繰り返されることにより、入
力ポートnに給圧される制御元圧が減圧されて出力ポー
トmから出力されることになる。
【0014】その場合に、ソレノイドバルブqに出力さ
れる駆動周波数Fが低周波数Flのときには、図24の
実線で示すように、デューティ値Dの増大に伴って、制
御圧ないしライン圧が所定の不感帯を経た後、ほぼ一定
の勾配で低下する制御特性が得られることになる。
【0015】そして、上記駆動周波数Fを高周波数Fh
に変更したときには、例えばプランジャlの追従遅れに
起因して、デューティソレノイドバルブiの動作特性が
次のように変化する。つまり、例えばデューティ値Dが
小さくドレンポートoの閉時間割合が大きいときには、
ドレンポートoからの作動油の排出量が低下するため、
出力ポートmから吐出される作動油の圧力が低周波数の
ときに比べて相対的に上昇することになる。一方、デュ
ーティ値Dが大きくドレンポートoの閉時間割合が小さ
いときには、上記入力ポートnの閉時間割合が大きく、
該入力ポートnからの作動油の供給量が低下するため、
出力ポートmから吐出される作動油の圧力が低周波数の
ときに比べて相対的に低下することになる。
【0016】したがって、デューティソレノイドバルブ
iの駆動周波数が高いときには、例えば図24の鎖線で
示すように、デューティ値Dが所定値Daよりも小さい
領域では、制御圧ないしライン圧が低周波数のときに比
べて相対的に上昇する一方、デューティ値Dが所定値D
aよりも大きい領域では、制御圧ないしライン圧が低周
波数のときに比べて相対的に低下することになる。つま
り、デューティ値Dとして例えば所定値Daよりも小さ
いDbをセットしたときに、低周波数時に圧力レベルP
aのライン圧が得られるものとすると、駆動周波数を高
めたときにはライン圧の圧力レベルがPbに上昇し、ま
た、デューティ値Dとして上記所定値Daよりも大きい
Dcをセットしたときに、低周波数時に圧力レベルPc
のライン圧が得られるものとすると、駆動周波数を高め
たときにはライン圧の圧力レベルがPdに低下すること
になる。その結果、前述した二方弁型のデューティソレ
ノイドバルブの場合と同様な問題が発生することになる
のである。
【0017】この発明は、油圧制御回路にデューティソ
レノイドバルブが備えられた自動変速機における上記の
ような問題に対処するもので、デューティソレノイドバ
ルブの駆動周波数にかかわらず良好な制御精度を得るよ
うにすることを目的とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1発明という)は、複数の摩擦
要素を選択的に作動させて変速機構の動力伝達経路を切
り換える油圧制御回路に、周期的にON,OFFする駆
動信号に応じて開閉する三方弁型のデューティソレノイ
ドバルブを備え、制御元圧を上記駆動信号のデューティ
比に応じた所定の目標油圧に調整するようにした自動変
速機において、上記デューティソレノイドバルブに対す
る駆動信号の周波数を変更する駆動周波数変更手段と、
上記駆動信号のデューティ比を駆動周波数に応じて変更
するデューティ比変更手段とを設け、上記 デューティ比
変更手段を、上記デューティソレノイドバルブに対する
駆動周波数が高いときに、所定のデューティ比よりもド
レンポートの閉時間割合が大きい領域では、低周波数の
ときに比べて上記閉時間割合を減少させる方向にデュー
ティ比を変更すると共に、上記ドレンポートの閉時間割
合が上記所定のデューティ比よりも小さい領域では、該
閉時間割合を増大させる方向にデューティ比を変更する
ように構成したことを特徴とする。
【0021】そして、本願の請求項に係る発明(以
下、第発明という)は、上記第発明における駆動周
波数変更手段を、作動油の高温時に駆動周波数を高める
ように構成したことを特徴とする。
【0022】さらに、本願の請求項に係る発明(以
下、第発明という)は、上記第1発明又は第2発明の
構成に加えて、作動油の温度に応じてデューティ比を補
正するデューティ比補正手段を設けたことを特徴とす
る。
【0023】そして、本願の請求項に係る発明(以
下、第発明という)は、上記第1〜第発明における
デューティソレノイドバルブを、作動圧回路にアキュム
レータが設けられていない摩擦要素に対する作動圧を制
御するように構成したことを特徴とする。
【0024】また、本願の請求項に係る発明(以下、
発明という)は、上記第1〜第発明におけるデュ
ーティソレノイドバルブを、油圧制御回路のライン圧調
整用のデューティソレノイドバルブに適用すると共に、
エンジンブレーキ用摩擦要素が締結される変速時に制御
するように構成したことを特徴とする。
【0025】一方、本願の請求項に係る発明(以下、
発明という)は、トルクコンバータに入、出力側を
直結させるロックアップクラッチが備えられた自動変速
機の油圧制御回路において、上記第1〜第発明におけ
るデューティソレノイドバルブを、変速機構の動力伝達
機構を形成する摩擦要素の作動圧と共に、上記ロックア
ップクラッチの作動圧を調整するように構成したことを
特徴とする。
【0026】
【作用】上記の構成によれば次のような作用が得られ
る。
【0027】
【0028】
【0029】すなわち、上記第1〜第6発明のいずれに
おいても、デューティソレノイドバルブの駆動周波数を
変更したときには、変更された駆動周波数に応じてデュ
ーティ比が変更されることになるので、制御圧が目標油
圧から大きく逸脱することが回避されることになる。ま
た、デューティソレノイドバルブが三方弁であって、該
デューティソレノイドバルブの駆動周波数が高いときに
は、所定のデューティ比よりもデューティソレノイドバ
ルブのドレンポートの閉時間割合が大きい領域では、低
周波数のときに比べて上記閉時間割合を減少させる方向
にデューティ比が補正されると共に、ドレンポートの閉
時間割合が上記所定のデューティ比よりも小さい領域で
は、該閉時間割合を増大させる方向にデューティ比が補
正されるので、上記ドレンポートの閉時間割合が大きい
領域での増圧及びドレンポートの閉時間割合が小さい領
域での減圧のいずれもが抑制されることになって、目標
油圧に精度よく対応した制御圧が得られることになる。
【0030】そして、第発明によれば、作動油の高温
時に駆動周波数を高めるように構成されているので、制
御安定性を確保しつつ油圧の脈動が抑制されることにな
る。
【0031】さらに、第発明によれば、作動油の温度
に応じてデューティ比を補正するようにしているので
油温時にデューティソレノイドバルブの開時間割合が
小さくなるようにデューティ比を補正するようにすれ
ば、作動油の流動性が低下することによりオリフィスで
の通過抵抗が増大したとしても、デューティソレノイド
バルブからの作動油の排出量が抑制されることから、低
油温時における油圧の極端な低下も回避されることにな
る。
【0032】また、第発明によれば、作動圧回路にア
キュムレータが設けられていない摩擦要素に対する作動
圧がデューティソレノイドバルブで制御されているもの
において、例えば作動油の流動性が低下する高油温時に
デューティソレノイドバルブの駆動周波数を高めること
により、作動圧の脈動に起因するジャダーを適切に抑制
しつつ、例えば作動圧が要求油圧よりも相対的に高すぎ
ることによるショックの発生も回避されることになる。
【0033】また、第発明によれば、エンジンブレー
キ用摩擦要素が締結される変速時に、当該摩擦要素に対
する作動圧をアキュムレータの動作特性に従って制御す
ることが可能となり、これによって締結時のショックが
大幅に抑制されることになる。
【0034】一方、第発明によれば、トルクコンバー
タにロックアップクラッチが備えられた自動変速機の油
圧制御回路において、1個のデューティソレノイドバル
ブによって変速用の摩擦要素の作動圧とロックアップク
ラッチの作動圧とが共に制御されることになるので、部
品点数が削減されることになって、この種の油圧制御回
路の構成が簡素化されることになる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0036】まず、図1により本実施例に係る自動変速
機10の機械的構成を説明すると、この自動変速機10
は、主たる構成要素として、トルクコンバータ20と、
該コンバータ20の出力により駆動される変速機構30
と、該機構30の動力伝達経路を切り換えるクラッチや
ブレーキなどの複数の摩擦要素41〜46及びワンウェ
イクラッチ51,52とを有し、これらにより走行レン
ジとしてのD,S,L,Rの各レンジと、Dレンジでの
1〜4速、Sレンジでの1〜3速及びLレンジでの1,
2速とが得られるようになっている。
【0037】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ変速機
ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持され
てトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース2
1とタービン23との間に設けられ、該ケース21を介
してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロッ
クアップクラッチ26とで構成されている。そして、上
記タービン23の回転がタービンシャフト27を介して
変速機構30側に出力されるようになっている。
【0038】ここで、上記エンジン出力軸1にはタービ
ンシャフト27内を貫通するポンプシャフト12が連結
され、該シャフト12により変速機10の反エンジン側
の端部に備えられたオイルポンプ13が駆動されるよう
になっている。
【0039】一方、上記変速機構30はラビニョ型プラ
ネタリギヤ装置で構成され、上記タービンシャフト27
上に隣接して遊嵌合された小径のスモールサンギヤ31
及び大径のラージサンギヤ32と、上記スモールサンギ
ヤ31に噛み合された複数のショートピニオンギヤ33
と、該ショートピニオンギヤ33と上記ラージサンギヤ
32とに跨がって噛み合されたロングピニオンギヤ34
と、該ロングピニオンギヤ34及び上記ショートピニオ
ンギヤ33を回転自在に支持するキャリヤ35と、ロン
グピニオンギヤ34に噛み合されたリングギヤ36とで
構成されている。
【0040】そして、上記タービンシャフト27とスモ
ールサンギヤ31との間に、フォワードクラッチ41と
第1ワンウェイクラッチ51とが直列に介設され、ま
た、これらのクラッチ41,51に並列にコーストクラ
ッチ42が配設されていると共に、タービンシャフト2
7とキャリヤ35との間には3−4クラッチ43が介設
され、さらに該タービンシャフト27とラージサンギヤ
32との間にリバースクラッチ44が介設されている。
【0041】また、上記ラージサンギヤ32とリバース
クラッチ44との間には、ラージサンギヤ32を固定す
るバンドブレーキでなる2−4ブレーキ45が設けられ
ていると共に、上記キャリヤ35と変速機ケース11と
の間には、該キャリヤ35の反力を受け止める第2ワン
ウェイクラッチ52と、キャリヤ35を固定するローリ
バースブレーキ46とが並列に設けられている。そし
て、上記リングギヤ36が出力ギヤ14に連結され、該
出力ギヤ14から差動装置を介して左右の車輪(図示せ
ず)に回転が伝達されるようになっている。
【0042】ここで、上記各クラッチやブレーキなどの
摩擦要素41〜46及びワンウェイクラッチ51,52
の作動状態と変速段との関係をまとめると、次の表1に
示すようになる。
【0043】
【表1】 次に、図2により、上記各摩擦要素41〜46のアクチ
ュエータに対して油圧を給排する油圧制御回路60につ
いて説明する。ここで、上記各アクチュエータのうち、
バンドブレーキでなる2−4ブレーキ45の油圧アクチ
ュエータ45aはアプライポート45bとリリースポー
ト45cとを有するサーボピストンで構成され、アプラ
イポート45bのみに油圧が給圧されているときに2−
4ブレーキ45を締結し、リリースポート45cのみ油
圧が給圧されているとき、両ポート45b,45cとも
油圧が給圧されていないとき及び両ポート45b,45
cとも油圧が給圧されているときに、2−4ブレーキ4
5を解放するようになっている。また、その他の摩擦要
素41〜44,46のアクチュエータは通常の油圧ピス
トンで構成され、油圧が給圧されたときに当該摩擦要素
を締結する。
【0044】この油圧制御回路60には、主たる構成要
素として、図1に示すオイルポンプ13からメインライ
ン110に吐出された作動油の圧力を所定のライン圧に
調整するレギュレータバルブ61と、手動操作によって
レンジの選択を行うマニュアルバルブ62と、変速段に
応じて作動して各摩擦要素(アクチュエータ)41〜4
6に対する油圧の給排を行う第1、第2、第3シフトバ
ルブ63,64,65とが備えられている。
【0045】上記マニュアルバルブ62は、D,S,L
の各前進レンジと、Rレンジと、Nレンジと、Pレンジ
の設定が可能とされており、前進レンジでは、上記メイ
ンライン110を前進ライン111に、Rレンジでは後
退ライン112にそれぞれ接続させるようになってい
る。
【0046】また、上記第1、第2、第3シフトバルブ
63,64,65には、いずれも一端に制御ポート63
a,64a,65aが設けられている。そして,第1、
第2シフトバルブ63,64の各制御ポート63a,6
4aには、それぞれ上記前進ライン111から分岐され
た第1、第2制御元圧ライン113,114が接続さ
れ、また、第3シフトバルブ65の制御ポート65aに
は、上記メインライン110からレデューシングバルブ
66を介して導かれた第3制御元圧ライン115が接続
されていると共に、これらの制御元圧ライン113,1
14,115には、それぞれ変速用の第1、第2、第3
ON−OFFソレノイドバルブ67,68,69が設け
られている。
【0047】これらのうち、第1、第2ON−OFFソ
レノイドバルブ67,68は、ONのときに対応する制
御ポート63a,64aの制御圧を排圧して、第1、第
2シフトバルブ63,64のスプールを図面上の左側に
位置させ、OFFのときに上記制御ポート63a,64
aに第1、第2制御元圧ライン113,114から制御
圧を導入して、スプールをそれぞれスプリングの付勢力
に抗して右側に位置させるようになっている。また、第
3ON−OFFソレノイドバルブ69は、ONのときに
第3制御元圧ライン115を遮断して第3シフトバルブ
65の制御ポート65aの制御圧を排圧することによ
り、該バルブ65のスプールを図面上の右側に位置さ
せ、OFFのときには上記制御ポート65aに第3制御
元圧ライン115から制御圧を導入して、スプリングの
付勢力に抗してスプールを左側に位置させるようになっ
ている。
【0048】ここで、これらのON−OFFソレノイド
バルブ67〜69は、後述するコントローラからの信号
により、当該自動車の車速やエンジンのスロットル開度
などに応じて予め設定されたマップに基づいてON,O
FF制御され、それに伴って各シフトバルブ63〜65
のスプールの位置が切り換わって各摩擦要素41〜46
に通じる油路が切り換わることにより、これらの摩擦要
素41〜46が上記表1に示す組合せで締結され、これ
により変速段が運転状態に応じて切り換えられるように
なっている。その場合に、D,S,Lの前進レンジにお
ける各変速段と、各ON−OFFソレノイドバルブ67
〜69のON,OFFの組合せパターン(ソレノイドパ
ターン)との関係は、次の表2に示すように設定されて
いる。
【0049】
【表2】 一方、上記マニュアルバルブ62をD,S,Lの各前進
レンジに設定したときにメインライン110に連通され
る前進ライン111からはライン116が分岐され、こ
のライン116がフォワードクラッチラインとされて、
ワンウェイオリフィス70及びN−Dアキュムレータ7
1を介してフォワードクラッチ41に導かれている。し
たがって、D,S,Lレンジで、フォワードクラッチ4
1が常に締結されることになる。
【0050】また、前進ライン111は、上記第1シフ
トバルブ63に導かれ、第1ON−OFFソレノイドバ
ルブ67がONとなって該シフトバルブ63のスプール
が左側に位置したときにサーボアプライライン117に
連通し、オリフィス72を介してサーボピストン45a
のアプライポート45bに至る。したがって、第1ON
−OFFソレノイドバルブ67がONのとき、すなわち
Dレンジでの2,3,4速、Sレンジの2,3速及びL
レンジの2速で、上記アプライポート45bに作動圧
(サーボアプライ圧)が導入され、リリースポート45
cに作動圧(サーボリリース圧)が導入されていないと
きに2−4ブレーキ45が締結される。
【0051】なお、上記サーボアプライライン117に
は、オリフィス72の下流側で該ライン117から分岐
されたライン118及び該ライン118上に設置された
アキュームカットバルブ73を介して1−2アキュムレ
ータ74が接続されている。
【0052】また、前進ライン111は第2シフトバル
ブ64にも導かれ、第2ON−OFFソレノイドバルブ
68がOFFで、第2シフトバルブ64のスプールが右
側に位置するときに3−4クラッチライン119に連通
する。このライン119は、3−4コントロールバルブ
75を介して3−4クラッチ43に至っている。したが
って、第2ON−OFFソレノイドバルブ68がOFF
のとき、すなわちDレンジの3,4速及びSレンジの3
速で3−4クラッチ43が締結される。
【0053】さらに、上記3−4クラッチライン119
から分岐されたライン120は第3シフトバルブ65に
導かれ、第3ON−OFFソレノイドバルブ69がOF
Fで、該シフトバルブ65のスプールが左側に位置する
ときにサーボピストン45aのリリースポート45cに
通じるサーボリリースライン121に連通する。したが
って、第2,第3ON−OFFソレノイドバルブ68,
69が共にOFFのとき、すなわちDレンジの3速及び
Sレンジの3速で、サーボピストン45aのリリースポ
ート45cにサーボリリース圧が導入され、2−4ブレ
ーキ45が解放される。
【0054】そして、上記前進ライン111は、第3シ
フトバルブ65にも導かれ、第3ON−OFFソレノイ
ドバルブ69がOFFで、該シフトバルブ65のスプー
ルが左側に位置するときにコーストクラッチライン12
2に連通する。このコーストクラッチライン122は、
コーストコントロールバルブ76及びワンウェイオリフ
ィス77を介してコーストクラッチ42に至る。したが
って、第3ON−OFFソレノイドバルブ69がOFF
のとき、すなわちDレンジの3速、Sレンジの2,3速
及びLレンジの1,2速でコーストクラッチ42が締結
される。
【0055】さらに、上記前進ライン111からはライ
ン123が分岐されており、このライン123も上記第
2シフトバルブ64に導かれている。このライン123
は、第2ON−OFFソレノイドバルブ68がONで、
第2シフトバルブ64のスプールが左側に位置するとき
に第1シフトバルブ63に至るライン124に連通す
る。一方、第1シフトバルブ63には、第1ON−OF
Fソレノイドバルブ67がOFFで、該バルブ63のス
プールが右側に位置するときに上記ライン124に連通
するライン125が接続され、このライン125はロー
レデューシングバルブ78、ボールバルブ79及びライ
ン126を介して第3シフトバルブ65に導かれてい
る。
【0056】そして、上記ライン126が、第3ON−
OFFソレノイドバルブ69がOFFで、第3シフトバ
ルブ65のスプールが左側に位置するときに、ローリバ
ースブレーキ46に通じるローリバースブレーキライン
127に連通する。したがって、第1、第2、第3ON
−OFFソレノイドバルブ67〜69が、それぞれOF
F,ON,OFFのとき、すなわちLレンジの1速でロ
ーリバースブレーキ46が締結される。
【0057】ここで、上記コーストコントロールバルブ
76の作用を説明すると、第2ON−OFFソレノイド
バルブ68がONで第2シフトバルブ64のスプールが
左側に位置したときにライン123を介して前進ライン
111に連通する上記ライン124からライン128が
分岐されて、該コーストコントロールバルブ76の減圧
制限ポート76aに接続されていると共に、このバルブ
76の一端の背圧ポート76bには、メインライン11
0からライン圧が常時給圧されている。
【0058】したがって、コーストクラッチ42が締結
されるDレンジの3速、Sレンジの2,3速及びLレン
ジの1,2速のうち、第2ON−OFFソレノイドバル
ブ68がONのとき、すなわちSレンジの2速及びLレ
ンジの1,2速のときに、コーストコントロールバルブ
76には、上記背圧ポート76bのメインライン110
からのライン圧に加えて、上記減圧制限ポート76aに
前進ライン111からのライン圧が給圧されることにな
り、それだけコーストクラッチ圧の減圧が抑制されるこ
とになって、コーストクラッチ42のトルク容量が増大
されることになる。
【0059】そして、それ以外のDレンジの3速及びS
レンジの3速では、上記コーストコントロールバルブ7
6の減圧制限ポート76aにライン圧が給圧されないの
で、該コーストコントロールバルブ76の減圧制限状態
が緩和されてコーストクラッチ圧が減圧され、コースト
クラッチ42のトルク容量が低減されることになる。
【0060】一方、Rレンジでメインライン110に連
通する後退ライン112からはライン129が分岐さ
れ、ワンウェイオリフィス80を介して上記ボールバル
ブ79に導かれている。そして、このライン129は、
第3ON−OFFソレノイドバルブ69がOFFで、第
3シフトバルブ65のスプールが左側に位置するとき
に、ライン126を介して前述のローリバースブレーキ
ライン127に連通される。
【0061】また、上記後退ライン112は、リバース
クラッチライン130とされて、チェックバルブ81を
介してリバースクラッチ44に至っている。したがっ
て、Rレンジでは、第3ON−OFFソレノイドバルブ
69がOFFのときにローリバースブレーキ46が締結
される一方、リバースクラッチ44が常に締結されるこ
とになる。なお、上記ワンウェイオリフィス80とボー
ルバルブ79との間で上記ライン129から分岐された
ライン131には、N−Rアキュムレータ82が接続さ
れている。
【0062】さらに、この油圧制御回路60には、図1
に示すトルクコンバータ20内のロックアップクラッチ
26を制御するためのロックアップシフトバルブ83
と、ロックアップコントロールバルブ84とが備えられ
ている。
【0063】上記ロックアップシフトバルブ83とロッ
クアップコントロールバルブ84とには、レギュレータ
バルブ61から導かれたコンバータライン132が分岐
されて接続されていると共に、ロックアップシフトバル
ブ83の一端の制御ポート83aには、メインライン1
10から分岐された制御元圧ライン133が接続され、
かつロックアップ制御用の第4ON−OFFソレノイド
バルブ85が備えられている。
【0064】そして、この第4ON−OFFソレノイド
バルブ85がOFFのときにロックアップシフトバルブ
83のスプールが左側に位置することにより、上記コン
バータライン132がトルクコンバータ20内のロック
アップ解放室26aに通じる解放ライン134に連通
し、これによってロックアップクラッチ26が解放され
る。ここで、上記コンバータライン132にはライン1
35を介してコンバータリリーフバルブ86が接続され
ている。
【0065】また、上記第4ON−OFFソレノイドバ
ルブ85がONとなって、ロックアップシフトバルブ8
3のスプールが右側に移動すると、上記コンバータライ
ン132がトルクコンバータ20内のロックアップ締結
室26bに通じる締結ライン136に連通し、これによ
ってロックアップクラッチ26が締結される。そして、
このとき、上記解放ライン134が中間ライン137を
介してロックアップコントロールバルブ84に連通し、
該コントロールバルブ84で調整された作動圧が、ロッ
クアップ解放圧として上記ロックアップ解放室26aに
給圧される。
【0066】つまり、上記ロックアップコントロールバ
ルブ84の一端の制御ポート84aには、前述のレデュ
ーシングバルブ66から導かれた制御元圧ライン138
が接続されていると共に、他端の調圧阻止ポート84b
には、前進ライン111から分岐された調圧阻止ライン
139がバイパスバルブ87を介して接続されている。
【0067】そして、上記制御元圧ライン138に設け
られたオリフィス88の下流側には、二方弁からなるロ
ックアップ制御用の第1デューティソレノイドバルブ8
9が設置され、この第1デューティソレノイドバルブ8
9によって上記ロックアップコントロールバルブ84の
制御ポート84aに給圧される制御圧が調整されること
により、他端の調圧阻止ポート84bに調圧阻止ライン
139からライン圧が給圧されていない場合に、中間ラ
イン137、ロックアップシフトバルブ83及び解放ラ
イン134を介してロックアップ解放室26aに給圧さ
れる解放圧が調整されて、ロックアップクラッチ26が
所定のスリップ状態に制御されるのである。
【0068】なお、ロックアップコントロールバルブ8
4の調圧阻止ポート84bに上記調圧阻止ライン139
を介してライン圧が給圧されているときには、該コント
ロールバルブ84のスプールが左側に位置した状態で固
定される。したがって、上記ロックアップ解放室26a
の作動圧が、解放ライン134、ロックアップシフトバ
ルブ83及び中間ライン137を介して該ロックアップ
コントロールバルブ84から排圧されることになり、ロ
ックアップクラッチ26が完全に締結されることにな
る。
【0069】さらに、この油圧制御回路60には、上記
レギュレータバルブ61によって調整されるライン圧の
制御用として、スロットルモデュレータバルブ90及び
該バルブ作動用の二方弁からなる第2デューティソレノ
イドバルブ91が備えられている。
【0070】上記スロットルモデュレータバルブ90に
は、レデューシングバルブ66によって所定圧に減圧さ
れた制御元圧がライン140を介して導かれると共に、
一端の制御ポート90aに上記第2デューティソレノイ
ドバルブ91によって調整されたデューティ制御圧が導
入されるようになっている。そして、この制御圧に応じ
て上記ライン140から導かれた制御元圧を調整するこ
とにより、例えばエンジンのスロットル開度などに応じ
たスロットルモデュレータ圧が生成され、これがライン
141を介してレギュレータバルブ61の第1増圧ポー
ト61aに導入されることにより、該バルブ61で調整
されるライン圧がスロットル開度の増大などに応じて増
圧されるようになっている。
【0071】なお、レギュレータバルブ61の第2増圧
ポート61bには後退ライン112から分岐されたライ
ン142が接続され、Rレンジではライン圧がさらに増
圧されるようになっている。
【0072】また、上記ロックアップクラッチ26を制
御する第1デューティソレノイドバルブ89で生成され
るデューティ制御圧は、アキュームコントロールバルブ
92の制御ポート92aにも給圧されるようになってい
る。このアキュームコントロールバルブ92は、メイン
ライン110からライン143を介して給圧されるライ
ン圧を上記第1デューティソレノイドバルブ89で生成
されるデューティ制御圧に応じて調整し、ライン144
を介してN−Rアキュムレータ82の背圧室82aに給
圧するようになっている。
【0073】そして、上記ライン144から分岐された
ライン145が上記3−4クラッチライン119上の3
−4コントロールバルブ75の制御ポート75aに接続
されている。したがって、上記第1デューティソレノイ
ドバルブ89により、3−4コントロールバルブ75に
よって調整される作動圧(3−4クラッチ圧)が制御さ
れることになる。このようにロックアップ制御用の第1
デューティソレノイドバルブ89を利用して、3−4ク
ラッチ圧が調整されるようになっているので、油圧制御
回路60の部品点数が削減されることになる。
【0074】また、この3−4コントロールバルブ75
には、その一端に調圧(減圧)動作を阻止する調圧阻止
ポート75bが設けられていると共に、この調圧阻止ポ
ート75bに、メインライン110からライン146及
びロックバルブ93を介して導かれた調圧阻止ライン1
47が接続されている。そして、上記ロックバルブ93
がライン146と調圧阻止ライン147とを連通させて
いるときに、メインライン110からのライン圧が3−
4コントロールバルブ75の調圧阻止ポート75bに給
圧されて、該コントロールバルブ75の調圧動作が阻止
されるようになっている。
【0075】ここで、上記ロックバルブ93は、一端の
制御ポート93aに上記制御元圧ライン138における
オリフィス88と第1デューティソレノイドバルブ89
との間から分岐されたライン148が接続され、また、
他端のバランスポート93bに上記オリフィス88の上
流側で制御元圧ライン138から分岐されたライン14
9が接続されている。そして、第1デューティソレノイ
ドバルブ89で生成されるデューティ制御圧が所定値以
上のときにスプールが図面上の左側に位置して、上記調
圧阻止ライン147をライン146ないしメインライン
110に連通させるようになっている。
【0076】また、このロックバルブ93には、スプー
ルが右側に位置したときに上記調圧阻止ライン147に
連通されるライン150が接続されている。このライン
150はロックアップシフトバルブ83に導かれ、該シ
フトバルブ83のスプールが右側に位置するときに、メ
インライン110から分岐されたライン151に連通す
るようになっている。つまり、第4ON−OFFソレノ
イドバルブ85がONで、ロックアップシフトバルブ8
3のスプールが図面上の右側に位置することによりロッ
クアップクラッチ26の締結力が制御可能とされている
ときに、メインライン110からのライン圧が、ライン
151、ロックアップシフトバルブ83及びライン15
0を介して調圧阻止ライン147に導かれ、3−4コン
トロールバルブ75による3−4クラッチ圧の調圧動作
が阻止されることになる。
【0077】さらに、上記ロックバルブ93には、第1
シフトバルブ63のスプールが右側に位置する状態でサ
ーボアプライライン117に連通するドレンライン15
2が接続されている。そして、このロックバルブ93の
スプールの移動により、上記ドレンライン152が絞り
量の異なる2つのドレンポートに対して選択的に連通さ
れ、これにより、サーボピストン45aのアプライポー
ト45bからの作動油の排出速度が第1デューティソレ
ノイドバルブ89の制御によって切り換えられることに
なる。
【0078】一方、上記調圧阻止ライン147からはラ
イン153が分岐されて第1シフトバルブ63に導か
れ、第1ON−OFFソレノイドバルブ67がONで、
第1シフトバルブ63のスプールが左側に位置するとき
にライン154に連通し、上記1−2アキュムレータ7
4の第1背圧室74aに至る。また、このアキュムレー
タ74の第2背圧室74bにはメインライン110から
ライン圧が常時導入されており、したがって、調圧阻止
ライン147にライン圧が給圧されているときには、第
1ON−OFFソレノイドバルブ67がONの場合に、
ライン圧が1−2アキュムレータ74の第1、第2背圧
室74a,74bの両者に導入され、該アキュムレータ
74の背圧が高くなる。
【0079】また、サーボアプライライン117から分
岐されて上記1−2アキュムレータ74に通じるライン
118上に設置されたアキュームカットバルブ73に
は、その一端の第1制御ポート73aに、3−4コント
ロールバルブ75の下流側で3−4クラッチライン11
9から分岐されたライン155が接続され、また、中間
部分に設けられた第2制御ポート73bには、ローレデ
ュシングバルブ78、ボールバルブ79、ライン126
及び第3シフトバルブ65を介してローリバースブレー
キライン127に通じるライン125から分岐されたラ
イン156が接続されている。さらに、このアキューム
カットバルブ73の他端に設けられたアキュームカット
阻止ポート73cには、上記ロックアップコントロール
バルブ84の調圧阻止用の調圧阻止ライン139がライ
ン157、ボールバルブ94及びライン158を介して
接続されている。
【0080】そして、上記アキュームカット阻止ポート
73cに作動圧が導入されると、該アキュームカットバ
ルブ73のスプールが右側に位置することにより、サー
ボアプライライン117と1−2アキュムレータ74と
の間のライン118を連通させるが、アキュームカット
阻止ポート73cに作動圧が導入されていないときに
は、第1制御ポート73aもしくは第2制御ポート73
bに作動圧(3−4クラッチ圧もしくはローリバースブ
レーキ圧)が導入されている場合には、スプールが左側
に位置して上記ライン118のアキュムレータ74側を
ドレンポートに連通させるようになっている。
【0081】なお、このアキュームカットバルブ73の
上記アキュームカット阻止ポート73cには、上記ロッ
クバルブ93から導かれたライン159が上記ボールバ
ルブ94及びライン158を介して接続されている。
【0082】一方、前述のバイパスバルブ87は、サー
ボアプライライン117上のオリフィス72をバイパス
する第1バイパスライン160と、リバースクラッチラ
イン130上のチェックバルブ81をバイパスする第2
バイパスライン161と、ロックアップコントロールバ
ルブ84に導かれる調圧阻止ライン139とに跨がって
設置されていると共に、一端の制御ポート87aには、
メインライン110から分岐された制御元圧ライン16
2が接続されていると共に、第5ON−OFFソレノイ
ドバルブ95が設けられ、このソレノイドバルブ95の
ON,OFF制御により、バイパスバルブ87のスプー
ルの位置が切り換わって、上記第1、第2バイパスライ
ン160,161及び調圧阻止ライン139が連通もし
くは遮断されるようになっている。
【0083】つまり、上記第5ON−OFFソレノイド
バルブ95がOFFで、バイパスバルブ87のスプール
が図面上の右側に位置するときには、第1バイパスライ
ン160及び調圧阻止ライン139がそれぞれ連通され
る一方において、第2バイパスライン161が遮断され
る。逆に、第5ON−OFFソレノイドバルブ95がO
Nで、バイパスバルブ87のスプールが左側に移動する
と、第1バイパスライン160及び調圧阻止ライン13
9がそれぞれ遮断され、第2バイパスライン161が連
通される。
【0084】さらに、この自動変速機10には、図3に
示すように、変速制御用の第1〜第3ON−OFFソレ
ノイドバルブ67〜69、ロックアップ制御用の第4O
N−OFFソレノイドバルブ85及び第1デューティソ
レノイドバルブ89、バイパスバルブ87の制御用の第
5ON−OFFソレノイドバルブ95及びライン圧調整
用の第2デューティソレノイドバルブ91の作動を制御
するコントローラ200が備えられている。
【0085】このコントローラ200は、当該自動車の
車速を検出する車速センサ201からの信号、エンジン
のスロットルバルブの開度を検出するスロットル開度セ
ンサ202からの信号、当該自動変速機10に備えられ
たシフトレバーの位置(レンジ)を検出するシフト位置
センサ203からの信号、エンジン回転数を検出するエ
ンジン回転センサ204からの信号、変速機構30の入
力回転数(タービン回転数)を検出するタービン回転セ
ンサ205からの信号、当該自動変速機10の作動油の
温度を検出する油温センサ206からの信号などを入力
し、これらの信号によって示される運転状態や運転者の
要求に応じて上記各ソレノイドバルブの作動を制御す
る。
【0086】本実施例に係る自動変速機10は以上のよ
うな構成であるが、上記第1、第2デューティソレノイ
ドバルブ89,91が、それぞれ運転状態に応じて次の
ように適切に制御されるようになっている。
【0087】まず、ライン圧制御用の第2デューティソ
レノイドバルブ91は、図4のフローチャートに従って
次のように制御される。
【0088】すなわち、コントローラ200は、ステッ
プS1で各種信号を読み込んだ上で、ステップS2に進
んで変速信号が出力されているか否かを判定して、変速
信号が出力されていなければステップS3を実行して、
定常時のライン圧目標値を設定する。この場合、コント
ローラ200は、例えばスロットル開度θをパラメータ
としてライン圧目標値を設定する。
【0089】次に、コントローラ200は、ステップS
4に進んで第2デューティソレノイドバルブ91の駆動
周波数Fとして所定の低周波数Fl(例えば、35H
z)をセットすると共に、ステップS5を実行して、図
5に示す第1マップに上記ライン圧目標値と作動油温度
tとを当てはめてデューティ値Dを決定する。この場合
において、上記第1マップは、図5に示すように、作動
油温度が低くなるほどデューティ値Dが小さくなるよう
に設定されている。
【0090】そして、コントローラ200は、ステップ
S6を実行して上記デューティ値Dに従ってパルス幅変
調された駆動信号を第2デューティソレノイドバルブ9
1に出力する。
【0091】一方、コントローラ200は、上記ステッ
プS2において変速信号が出力されたと判定したときに
は、ステップS7に移って変速中のライン圧目標値を設
定する。この場合、コントローラ200は、例えばスロ
ットル開度θ、車速V、エンジン回転数Neなどをパラ
メータとしてライン圧目標値を設定するようになってい
る。
【0092】次に、コントローラ200は、ステップS
8で当該変速がシフトレバーの操作によるマニュアルダ
ウン変速か否かを判定し、YESと判定すると、次にス
テップS9を実行してスロットル開度θが全閉状態にほ
ぼ対応する所定値αよりも小さいか判定する。つまり、
アクセル開放状態でのマニュアルダウン変速かどうかを
判定するのである。そして、コントローラ200は、ス
ロットル開度θが所定値αよりも小さいと判定したとき
には、さらにステップS10に進んで作動油温度tが所
定値βよりも高いか否かを判定する。作動油温度tが所
定値βよりも高いと判定すると、コントローラ200は
ステップS11に進んで、上記駆動周波数Fとして所定
の高周波数Fh(例えば、70Hz)をセットすると共
に、ステップS12を実行して、図6に示す第2マップ
に上記ライン圧目標値と作動油温度tとを当てはめてデ
ューティ値Dを決定する。この場合において、上記第2
マップは、上記第1マップに比べてライン圧目標値に対
してデューティ値Dが相対的に高くなるように設定され
ている。また、第1マップと同様に作動油温度が低くな
るほどデューティ値Dが小さくなるように設定されてい
る。
【0093】そして、コントローラ200は、ステップ
S6を実行して上記デューティ値Dに従ってパルス幅変
調された駆動信号を第2デューティソレノイドバルブ9
1に出力する。
【0094】なお、コントローラ200は、上記ステッ
プS8〜S9においてそれぞれNOと判定したときに
は、ステップS4に移って駆動周波数Fとして低周波数
Flをセットする。
【0095】したがって、図7に示すように、例えばデ
ューティ値DとしてDoをセットしたときに、駆動周波
数Fが低周波数Flのときに圧力レベルP1のライン圧
が得られるものとすると、同一温度の状態で駆動周波数
Fを高周波数Fhに高めたときには、デューティ値Dが
同一圧力レベルP1を実現するDo’に変更されること
になる。これにより、駆動周波数にかかわらずライン圧
が所定の目標値に精度よく制御されることになる。
【0096】特に、本実施例においては、逆駆動状態で
のマニュアルダウン変速時において、作動油温度tが所
定値以上のときに駆動周波数が高められることになるの
で、ライン圧の脈動が抑制されることになって、作動圧
回路にアキュムレータが設けられていないコーストクラ
ッチ42の締結時におけるジャダーが防止されると共
に、コーストクラッチ圧が要求油圧に適切に対応するこ
とになって過度のショックを生じさせることなくコース
トクラッチ42が締結することになる。
【0097】一方、上記第1デューティソレノイドバル
ブ89は、図8、図9のフローチャートに従って次のよ
うに制御されるようになっている。
【0098】すなわち、コントローラ200は、図8の
フローチャートのステップT1で各種信号を読み込んだ
上で、ステップT2に進んでロックアップ指令が出力さ
れているか否かを判定して、NOと判定したときにはス
テップT3に進んで変速信号が出力されているか否かを
判定する。変速信号が出力されていると判定したときに
は、ステップT4に進んで3−4クラッチ圧目標値を設
定する。この場合、コントローラ200は、例えばスロ
ットル開度θやタービン回転数Ntをパラメータとして
3−4クラッチ圧目標値を設定する。
【0099】次に、コントローラ200は、ステップT
5で作動油温度tが所定値βよりも高いか否かを判定し
て、NOと判定したときにはステップT6に進んで第1
デューティソレノイドバルブ89の駆動周波数Fとして
低周波数Flをセットすると共に、ステップT7を実行
して、図10に示す第3マップに上記3−4クラッチ圧
目標値と作動油温度tとを当てはめてデューティ値Dを
決定する。この場合において、第3マップは、図10に
示すように、上記第1マップと同様に作動油温度が低く
なるほどデューティ値Dが小さくなるように設定されて
いる。
【0100】そして、コントローラ200は、ステップ
T8を実行して上記デューティ値Dに従ってパルス幅変
調された駆動信号を第1デューティソレノイドバルブ8
9に出力する。
【0101】また、コントローラ200は、上記ステッ
プT5において作動油温度tが所定値βよりも高いと判
定したときには、ステップT9に移って上記駆動周波数
Fとして高周波数Fhをセットすると共に、ステップT
10を実行して、図11に示す第4マップに上記3−4
クラッチ圧目標値と作動油温度tとを当てはめてデュー
ティ値Dを決定する。この場合において、第4マップ
は、図11に示すように、上記第3マップに比べて3−
4クラッチ圧目標値に対してデューティ値Dが相対的に
大きくなるように設定されていると共に、作動油温度が
低くなるほどデューティ値Dが小さくなるように設定さ
れている。
【0102】そして、コントローラ200は、ステップ
T8を実行して上記デューティ値Dに従ってパルス幅変
調された駆動信号を第1デューティソレノイドバルブ8
9に出力する。
【0103】なお、コントローラ200は、上記ステッ
プT3において変速信号が出力されていないと判定した
ときには、ステップT11を実行して第1デューティソ
レノイドバルブ89の駆動を停止する。
【0104】一方、コントローラ200は、上記ステッ
プT2においてロックアップ指令が出力されていると判
定したときには、図9のフローチャートのステップT1
2に移ってスリップモードか否かを判定する。スリップ
モードであると判定したときには、ステップT13で駆
動周波数Fとして低周波数Flを設定した上で、ステッ
プT14で所定のフィードバック制御を実行する。
【0105】つまり、コントローラ200は、エンジン
回転数Neに対するタービン回転数Ntの偏差ΔNを算
出すると共に、この偏差ΔNが所定値に収束するように
デューティ値Dを決定する。そして、決定したデューテ
ィ値Dに従ってパルス幅変調された駆動信号を第1デュ
ーティソレノイドバルブ89に出力するのである。
【0106】なお、コントローラ200は、上記ステッ
プT12においてスリップモードではないと判定したと
きには、ステップT15を実行して第1デューティソレ
ノイドバルブ89の駆動を停止する。
【0107】以上のように、第1デューティソレノイド
バルブ89を用いて3−4クラッチ43に対する変速時
の作動圧(3−4クラッチ圧)を制御する場合には、作
動油温度tが所定値βよりも高いときに駆動周波数Fを
低周波数Flから高周波数Fhに切り換えるようにして
いるので、3−4クラッチ圧の脈動が抑制されることに
なって、3−4クラッチ43にジャダーが発生すること
が回避される。
【0108】なお、マニュアルダウン変速時において、
コーストクラッチ42が所定の棚圧特性で締結されるよ
うに、第1デューティソレノイドバルブ89を制御する
ようにしてもよい。そうすれば、逆駆動状態でコースト
クラッチ42が締結する際のショックがより一層緩和さ
れることになる
【0109】次に、本案の第2実施例を説明する。この
第2実施例は、図12の油圧制御回路60’に示すよう
に、ロックアップ制御用として三方弁からなる第1デュ
ーティソレノイドバルブ389を設置し、またライン圧
制御用として三方弁からなる第2デューティソレノイド
バルブ391を設置した点でのみ、図2に示した上記第
1実施例に係る油圧制御回路60と相違する。したがっ
て、変更を要しない構成要素については上記第1実施例
と同一の符号を使用することにする。
【0110】すなわち、この第2実施例においては、ロ
ックアップコントロールバル84に通じる制御元圧ライ
ン138に上記第1デューティソレノイドバルブ389
が設置されていると共に、スロットルモデュレータバル
ブ90の制御ポート90aに上記第2デューティソレノ
イドバルブ391で調整された制御圧が導かれるように
なっている。
【0111】また、ロックバルブ93の一端の制御ポー
ト93aには、上記第1デューティソレノイドバルブ8
9の下流側で制御元圧ライン138から分岐されたライ
ン148が接続されていると共に、他端のバランスポー
ト93bには第1デューティソレノイドバルブ389の
上流側で上記制御元圧ライン138から分岐されたライ
ン149が接続されている。
【0112】したがって、この第2実施例においても、
油圧制御回路60’に設置した各構成要素の基本的な作
動は上記第1実施例と共通する。
【0113】そして、この実施例においては、上記第
1、第2デューティソレノイドバルブ389,391
が、コントローラ400(図3参照)の作動により、次
のように制御されるようになっている。
【0114】まず、ライン圧制御用の第2デューティソ
レノイドバルブ391は、図13のフローチャートに従
って次のように制御される。
【0115】すなわち、コントローラ400は、ステッ
プU1で各種信号を読み込んだ上で、ステップU2に進
んで変速信号が出力されているか否かを判定して、変速
信号が出力されていなければステップU3を実行して、
上記第1実施例と同様に定常時のライン圧目標値を設定
する。
【0116】次に、コントローラ400は、ステップU
4に進んで第2デューティソレノイドバルブ391の駆
動周波数Fとして所定の低周波数Flをセットすると共
に、ステップU5を実行して、図14に示す第5マップ
に上記ライン圧目標値と作動油温度tとを当てはめてデ
ューティ値Dを決定する。この場合において、上記第5
マップは、図14に示すように、デューティ値Dが所定
値Daよりも小さい領域においては、作動油温度が低く
なるほどデューティ値Dが大きくなるように設定され、
またデューティ値Dが所定値Daよりも大きい領域にお
いては、作動油温度が低くなるほどデューティ値Dが小
さくなるように設定されている。
【0117】そして、コントローラ400は、ステップ
U6を実行して上記デューティ値Dに従ってパルス幅変
調された駆動信号を第2デューティソレノイドバルブ3
91に出力する。
【0118】一方、コントローラ400は、上記ステッ
プU2において変速信号が出力されたと判定したときに
は、ステップU7に移って上記第1実施例と同様にして
変速中のライン圧目標値を設定する。
【0119】次に、コントローラ400は、ステップU
8で当該変速がシフトレバーの操作によるマニュアルダ
ウン変速か否かを判定し、YESと判定すると、次にス
テップU9を実行してスロットル開度θが全閉状態にほ
ぼ対応する所定値γよりも小さいか判定する。そして、
コントローラ400は、スロットル開度θが所定値γよ
りも小さいと判定したときには、さらにステップU10
に進んで作動油温度tが所定値δよりも高いか否かを判
定する。作動油温度tが所定値δよりも高いと判定する
と、コントローラ400はステップU11に進んで、上
記駆動周波数Fとして所定の高周波数Fhをセットする
と共に、ステップU12を実行して、図15に示す第6
マップに上記ライン圧目標値と作動油温度tとを当ては
めてデューティ値Dを決定する。この場合において、上
記第6マップは、デューティ値Dが所定値Daよりも小
さい領域においては、デューティ値Dが上記第5マップ
に比べて相対的に大きく設定されていると共に、デュー
ティ値Dが所定値Daよりも大きい領域においては、デ
ューティ値Dが上記第5マップに比べて相対的に小さく
設定されている。なお、この第6マップにおいても、第
5マップと同様に、デューティ値Dが所定値Daよりも
小さい領域においては、作動油温度が低くなるほどデュ
ーティ値Dが大きくなるように設定され、またデューテ
ィ値Dが所定値Daよりも大きい領域においては、作動
油温度が低くなるほどデューティ値Dが小さくなるよう
に設定されている。
【0120】そして、コントローラ400は、ステップ
U6を実行して上記デューティ値Dに従ってパルス幅変
調された駆動信号を第2デューティソレノイドバルブ3
91に出力する。
【0121】なお、コントローラ400は、上記ステッ
プU8〜U9においてそれぞれNOと判定したときに
は、ステップU4に移って駆動周波数Fとして低周波数
Flをセットする。
【0122】上記の構成によれば次のような作用が得ら
れる。
【0123】すなわち、図16に示すように、デューテ
ィ値Dが所定値Daよりも小さい領域において、例えば
デューティ値DとしてDbをセットしたときに、低周波
数のときに圧力レベルPaのライン圧が得られるものと
すると、高周波数のときにはデューティ値Dが同一圧力
レベルPaを実現するDb’に変更されることになる。
また、デューティ値Dが所定値Daよりも大きい領域に
おいて、例えばデューティ値DとしてDcをセットした
ときに、低周波数のときに圧力レベルPcのライン圧が
得られるものとすると、低油温時にはデューティ値Dが
同一圧力レベルPcを実現するDc’に変更されること
になる。したがって、駆動周波数にかかわらずライン圧
が所定の目標値に精度よく制御されることになる。
【0124】また、この第2実施例においても、逆駆動
状態でのマニュアルダウン変速時において、作動油温度
tが所定値以上のときに駆動周波数が高められることに
なるので、ライン圧の脈動が抑制されることになって、
作動圧回路にアキュムレータが設けられていないコース
トクラッチ42の締結時におけるジャダーが防止される
と共に、コーストクラッチ圧が要求油圧に適切に対応す
ることになって過度のショックを生じさせることなくコ
ーストクラッチ42が締結することになる。
【0125】一方、上記第1デューティソレノイドバル
ブ389は、図17、図18のフローチャートに従って
次のように制御されるようになっている。
【0126】すなわち、コントローラ400は、図17
のフローチャートのステップV1で各種信号を読み込ん
だ上で、ステップV2に進んでロックアップ指令が出力
されているか否かを判定して、NOと判定したときには
ステップV3に進んで変速信号が出力されているか否か
を判定する。変速信号が出力されていると判定したとき
には、ステップV4に進んで上記第1実施例と同様に3
−4クラッチ圧目標値を設定する。
【0127】次に、コントローラ400は、ステップV
5で作動油温度tが所定値δよりも高いか否かを判定し
て、NOと判定したときにはステップV6に進んで第1
デューティソレノイドバルブ389の駆動周波数Fとし
て低周波数Flをセットすると共に、ステップV7を実
行して、図19に示す第7マップに上記3−4クラッチ
圧目標値と作動油温度tとを当てはめてデューティ値D
を決定する。この場合において、第7マップは、図19
に示すように、上記第5マップと同様に、デューティ値
Dが所定値Daよりも小さい領域においては、作動油温
度が低くなるほどデューティ値Dが大きくなるように設
定され、またデューティ値Dが所定値Daよりも大きい
領域においては、作動油温度が低くなるほどデューティ
値Dが小さくなるように設定されている。
【0128】そして、コントローラ400は、ステップ
V8を実行して上記デューティ値Dに従ってパルス幅変
調された駆動信号を第1デューティソレノイドバルブ3
89に出力する。
【0129】また、コントローラ400は、上記ステッ
プV5において作動油温度tが所定値βよりも高いと判
定したときには、ステップV9に移って上記駆動周波数
Fとして高周波数Fhをセットすると共に、ステップV
10を実行して、図20に示す第8マップに上記3−4
クラッチ圧目標値と作動油温度tとを当てはめてデュー
ティ値Dを決定する。この場合において、第8マップ
は、図20に示すように、デューティ値Dが所定値Da
よりも小さい領域においては、デューティ値Dが上記第
7マップに比べて相対的に大きく設定されていると共
に、デューティ値Dが所定値Daよりも大きい領域にお
いては、デューティ値Dが第7マップに比べて相対的に
小さく設定されている。また、この第8マップにおいて
も、第7マップと同様に、デューティ値Dが所定値Da
よりも小さい領域においては、作動油温度が低くなるほ
どデューティ値Dが大きくなるように設定され、またデ
ューティ値Dが所定値Daよりも大きい領域において
は、作動油温度が低くなるほどデューティ値Dが小さく
なるように設定されている。
【0130】そして、コントローラ400は、ステップ
V8を実行して上記デューティ値Dに従ってパルス幅変
調された駆動信号を第1デューティソレノイドバルブ3
89に出力する。
【0131】なお、コントローラ400は、上記ステッ
プV3において変速信号が出力されていないと判定した
ときには、ステップV11を実行して第1デューティソ
レノイドバルブ389の駆動を停止する。
【0132】一方、コントローラ400は、上記ステッ
プV2においてロックアップ指令が出力されていると判
定したときには、図18のフローチャートのステップV
12に移ってスリップモードか否かを判定する。スリッ
プモードであると判定したときには、ステップV13で
駆動周波数Fとして低周波数Flを設定した上で、ステ
ップV14で所定のフィードバック制御を実行する。
【0133】なお、コントローラ400は、上記ステッ
プV12においてスリップモードではないと判定したと
きには、ステップV15を実行して第1デューティソレ
ノイドバルブ389の駆動を停止する。
【0134】以上のように、この第2実施例において
も、第1デューティソレノイドバルブ389を用いて3
−4クラッチ43に対する変速時の作動圧を制御する場
合には、作動油温度tが所定値δよりも高いときに駆動
周波数Fを低周波数Flから高周波数Fhに切り換える
ようにしているので、3−4クラッチ圧の脈動が抑制さ
れることになって、3−4クラッチ43にジャダーが発
生することが回避されることになる。
【0135】また、この第2実施例においても、マニュ
アルダウン変速時において、コーストクラッチ42が所
定の棚圧特性で締結されるように、第1デューティソレ
ノイドバルブ389を制御するようにしてもよい。そう
すれば、逆駆動状態でコーストクラッチ42が締結する
際のショックがより一層緩和されることになる。
【0136】
【0137】
【0138】
【発明の効果】 以上のように本発明によれば、油圧制御
回路にデューティソレノイドバルブが備えられた自動変
速機において、デューティソレノイドバルブの駆動周波
数を変更したときには、変更された駆動周波数に応じて
デューティ比が変更されることになるので、制御圧が目
標油圧から大きく逸脱することが回避されることにな
る。また、 デューティソレノイドバルブが三方弁であ
、該デューティソレノイドバルブの駆動周波数が高い
ときには、所定のデューティ比よりもデューティソレノ
イドバルブのドレンポートの閉時間割合が大きい領域で
は、低周波数のときに比べて上記閉時間割合を減少させ
る方向にデューティ比が補正されると共に、ドレンポー
トの閉時間割合が上記所定のデューティ比よりも小さい
領域では、該閉時間割合を増大させる方向にデューティ
比が補正されるので、上記ドレンポートの閉時間割合が
大きい領域での増圧及びドレンポートの閉時間割合が小
さい領域での減圧のいずれもが抑制されることになっ
て、目標油圧に精度よく対応した制御圧が得られること
になる。
【0139】そして、第発明によれば、作動油の高温
時に駆動周波数を高めるように構成されているので、制
御安定性を確保しつつ油圧の脈動が抑制されることにな
る。
【0140】さらに、第発明によれば、作動油の温度
に応じてデューティ比を補正するようにしているので
油温時にデューティソレノイドバルブの開時間割合が
小さくなるようにデューティ比を補正するようにすれ
ば、作動油の流動性が低下することによりオリフィスで
の通過抵抗が増大したとしても、デューティソレノイド
バルブからの作動油の排出量が抑制されることから、低
油温時における油圧の極端な低下も回避されることにな
る。
【0141】また、第発明によれば、作動圧回路にア
キュムレータが設けられていない摩擦要素に対する作動
圧がデューティソレノイドバルブで制御されているもの
において、例えば作動油の流動性が低下する高油温時に
デューティソレノイドバルブの駆動周波数を高めること
により、作動圧の脈動に起因するジャダーを適切に抑制
しつつ、例えば作動圧が要求油圧よりも相対的に高すぎ
ることによるショックの発生も回避されることになる。
【0142】また、第発明によれば、エンジンブレー
キ用摩擦要素が締結される変速時に、当該摩擦要素に対
する作動圧をアキュムレータの動作特性に従って制御す
ることが可能となり、これによって締結時のショックが
大幅に抑制されることになる。
【0143】一方、第発明によれば、トルクコンバー
タにロックアップクラッチが備えられた自動変速機の油
圧制御回路において、1個のデューティソレノイドバル
ブによって変速用の摩擦要素の作動圧とロックアップク
ラッチの作動圧とが共に制御されることになるので、部
品点数が削減されることになって、この種の油圧制御回
路の構成が簡素化されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る自動変速機の骨子図で
ある。
【図2】 第1実施例における自動変速機の油圧制御回
路を示す回路図である。
【図3】 図2の油圧制御回路における各ソレノイドバ
ルブに対する制御システム図である。
【図4】 第1実施例における第2デューティソレノイ
ドバルブの制御動作を示すフローチャート図である。
【図5】 該制御において駆動周波数として低周波数を
設定したときに使用するライン圧目標値と作動油温度と
をパラメータとするデューティ値の特性を示す説明図で
ある。
【図6】 同じく該制御において駆動周波数として高周
波数を設定したときに使用するライン圧目標値と作動油
温度とをパラメータとするデューティ値の特性を示す説
明図である。
【図7】 第1実施例の作用を示すデューティ値に対す
るライン圧の制御特性図である。
【図8】 第1実施例における第1デューティソレノイ
ドバルブの制御動作の一部を示すフローチャート図であ
る。
【図9】 同じく第1デューティソレノイドバルブの制
御動作の一部を示すフローチャート図である。
【図10】 該制御において駆動周波数として低周波数
を設定したときに使用する3−4クラッチ圧目標値と作
動油温度とをパラメータとするデューティ値の特性を示
す説明図である。
【図11】 同じく該制御において駆動周波数として高
周波数を設定したときに使用する3−4クラッチ圧目標
値と作動油温度とをパラメータとするデューティ値の特
性を示す説明図である。
【図12】 第2実施例における自動変速機の油圧制御
回路を示す回路図である。
【図13】 第2実施例における第2デューティソレノ
イドバルブの制御動作を示すフローチャート図である。
【図14】 該制御において駆動周波数として低周波数
を設定したときに使用するライン圧目標値と作動油温度
とをパラメータとするデューティ値の特性を示す説明図
である。
【図15】 同じく該制御において駆動周波数として高
周波数を設定したときに使用するライン圧目標値と作動
油温度とをパラメータとするデューティ値の特性を示す
説明図である。
【図16】 第2実施例の作用を示すデューティ値に対
するライン圧の制御特性図である。
【図17】 第2実施例における第1デューティソレノ
イドバルブの制御動作の一部を示すフローチャート図で
ある。
【図18】 同じく第1デューティソレノイドバルブの
制御動作の一部を示すフローチャート図である。
【図19】 該制御において駆動周波数として低周波数
を設定したときに使用する3−4クラッチ圧目標値と作
動油温度とをパラメータとするデューティ値の特性を示
す説明図である。
【図20】 同じく該制御において駆動周波数として高
周波数を設定したときに使用する3−4クラッチ圧目標
値と作動油温度とをパラメータとするデューティ値の特
性を示す説明図である。
【図21】 二方弁型のデューティソレノイドバルブの
構造を示す模式図である。
【図22】 同ソレノイドバルブを使用した場合の問題
点の説明図である。
【図23】 三方弁型のデューティソレノイドバルブの
構造を示す模式図である。
【図24】 同ソレノイドバルブを使用した場合の問題
点の説明図である。
【符号の説明】
10 自動変速機 20 トルクコンバータ 26 ロックアップクラッチ 30 変速機構 42 コーストクラッチ 43 3−4クラッチ 60,60’ 油圧制御回路 89,389 第1デューティソレノイドバルブ 91,391 第2デューティソレノイドバルブ 119 3−4クラッチライン 122 コーストクラッチライン 200,400 コントローラ 206 油温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 浩章 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 鎌田 真也 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 長山 茂 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−302668(JP,A) 特開 平5−312260(JP,A) 特開 昭62−63248(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の摩擦要素を選択的に作動させて変
    速機構の動力伝達経路を切り換える油圧制御回路に、周
    期的にON,OFFする駆動信号に応じて開閉する三方
    弁型のデューティソレノイドバルブを備え、制御元圧を
    上記駆動信号のデューティ比に応じた所定の目標油圧に
    調整するようにした自動変速機の油圧制御装置であっ
    て、 上記デューティソレノイドバルブに対する駆動信号の周
    波数を変更する駆動周波数変更手段と、上記駆動信号の
    デューティ比を駆動周波数に応じて変更するデューティ
    比変更手段とが設けられ 上記デューティ比変更手段は、上記デューティソレノイ
    ドバルブに対する駆動周波数が高いときに、所定のデュ
    ーティ比よりもドレンポートの閉時間割合が大きい領域
    では、低周波数のときに比べて上記閉時間割合を減少さ
    せる方向にデューティ比を変更すると共に、上記ドレン
    ポートの閉時間割合が上記所定のデューティ比よりも小
    さい領域では、該閉時間割合を増大させる方向にデュー
    ティ比を変更するように構成され ていることを特徴とす
    る自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 駆動周波数変更手段は、作動油の高温時
    に駆動周波数を高めるように構成されていることを特徴
    とする請求項に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 作動油の温度に応じてデューティ比を補
    正するデューティ比補正手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動変速機の油
    圧制御装置。
  4. 【請求項4】 デューティソレノイドバルブは、作動圧
    回路にアキュムレータが設けられていない摩擦要素に対
    する作動圧を制御するように構成されていることを特徴
    とする請求項1から請求項のいずれかに記載の自動変
    速機の油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 デューティソレノイドバルブは油圧制御
    回路のライン圧調整用のデューティソレノイドバルブで
    あって、エンジンブレーキ用摩擦要素が締結される変速
    時に制御されるように構成されていることを特徴とする
    請求項1から請求項のいずれかに記載の自動変速機の
    油圧制御装置。
  6. 【請求項6】 トルクコンバータに入、出力側を直結さ
    せるロックアップクラッチが備えられた自動変速機の油
    圧制御回路において、デューティソレノイドバルブが、
    変速機構の動力伝達機構を形成する摩擦要素の作動圧と
    共に、上記ロックアップクラッチの作動圧を調整するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1から請求
    のいずれかに記載の自動変速機の油圧制御装置。
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