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パルスジェネレータ及び信号発生装置

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JP3336054B2

Japan

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Inventor
寿夫 渡部
Current Assignee
Ricoh Co Ltd

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1992 JP

Application JP35667892A events
2002-10-21
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク原盤露光装置
における変調用のプリフォーマット信号発生のためのフ
ォーマッタクロックやターンテーブル回転速度指令パル
ス用などに用いられるパルスジェネレータ、及び上記パ
ルスジェネレータを用いて、上記プリフォーマット信号
やターンテーブル回転速度指令パルスなどを発生する信
号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種CAVまたはMCAVフォ
ーマットによる光ディスク媒体において、プリフォーマ
ットされたピットに関しては、そのトラック間及びトラ
ック内におけるジッタ成分が、より小さいことが求めら
れている。これは、例えば光ディスク原盤露光装置にお
いては、主に、フォーマッタクロックとターンテーブル
回転速度指令パルスの同期の問題として捉えることがで
きる。ここに、これらが同期がとれている状態とは1ト
ラック当りのcb数(フォーマッタのクロック数と考え
てよい)がan個あり、ターンテーブル1回転当りの指
令パルス数がnであったとすると、各々のパルスが同時
にスタートした場合、図3に示すように各々an、n個
目のパルスの終りに位相差がなく、同時に終るというこ
とである。且つ、各々のパルス列内においても、そのジ
ッタ成分がその光ディスク媒体に求められているジッタ
仕様を充分に達成可能なレベルにまで小さくしなければ
ならない。
【0003】そのため、特開平3-283029号公報に記載さ
れているように、共通の基本クロックを夫々分周してフ
ォーマッタクロックやターンテーブル回転速度指令パル
スを生成する方法が提案されている。上記提案の出力パ
ルス発生回路を図14に、上記出力パルス発生回路に入
力されるうるう信号cを発生させる回路を図13に示
す。図から明らかなように、うるう信号発生回路1は、
+,−の分周誤差データを格納する+端数レジスタ2及
び−端数レジスタ3と、これらのレジスタをうるう信号
に応じて切換え選択する第1データ切換え回路4と、真
のパルス発生位置に対する誤差データを格納する誤差レ
ジスタ5と、この誤差レジスタ5に格納された誤差デー
タと前記第1データ切換え回路を通して得られる+端数
レジスタ2又は−端数レジスタ3の分周誤差データとを
加算する加算回路6と、トラックパルス発生毎に前記誤
差レジスタの誤差データを初期化するための初期値デー
タを格納した初期値レジスタ7と、トラックパルスの発
生に応じてうるう信号をラッチするうるう信号ラッチ回
路8と、このうるう信号ラッチ回路8と前記誤差レジス
タ5とに格納する誤差データをトラックパルスの発生に
応じて前記加算回路6の誤差データから前記初期値レジ
スタ7の誤差データ側に切換える第2データ切換え回路
9とからなっている。また、出力パルス発生回路は、基
本クロック分周数データを格納する第1ROM11と、
遅延数データを格納する第2ROM12と、後述する一
つ前のディレイ出力パルス選択データと遅延数データと
に基づき次のディレイ出力パルス選択データと基本クロ
ック分周加算データとを出力するためのデータを格納す
る第3ROM13と、上記ディレイ出力パルス選択デー
タをラッチする出力パルス選択データラッチ回路14
と、基本クロック分周数と上記基本クロック分周加算デ
ータとを加算する加算回路15と、この加算回路15か
ら出力される最終基本クロック分周数で基本クロックを
分周する分周回路16と、この分周回路16から出力さ
れる分周パルスを遅延させた複数のディレイ出力パルス
を発生させるディレイ出力パルス発生回路17と、これ
らのディレイ出力パルス中から上記ディレイ出力パルス
選択ラッチデータに従い一つを選択出力するディレイ出
力パルス選択回路20と、上記分周パルスに基づき所定
のタイミングパルスを発生させるタイミングパルス発生
回路18と、上記分周パルスを計数してトラックパルス
を発生させるトラックパルス発生回路19から構成され
ている。
【0004】以下、上記うるう信号発生回路1の動作を
説明する。例えば、40,000,000パルス/秒のパルス列を
分周して、740,032 パルス/秒のパルス列を発生させる
場合を考える。正確には40,000,000/740,032 =54.051
717 …であり、54.051717 …パルス毎に出力パルスが得
られればよいが、実際には、演算桁数を少なくする為に
54パルス或いは55パルス毎に出力パルスを発生させ、4
0,000,000パルスから740,032 パルスを得るようにして
いる。ここで、次の出力パルスを55パルスで分周するこ
とを指示するのが「うるう信号」である。ところで、54
と55という数値は、真の分周値に対して誤差を持ち、小
数点以下6桁を有効桁とすれば、それらは各々0.051717
及び−0.948283である。ここではこれらの分周誤差デー
タを各々「+端数」 、「 −端数」と定義する。
【0005】次に発生すベき出力パルスが54パルス後で
あるとき、+端数をその度に累積し、この累積値が1以
上となった時、うるう信号を発生し、次の出力パルスは
55パルス後とする。この時、累積値には−端数を加るこ
とにより、うるう信号をリセットし、累積値は1以下と
なる。
【0006】以上のように、54及び55パルスによる分周
出力を混在させて発生させることにより、比較的正確に
40,000,000パルスから740,032 パルスを得るようになっ
ている。先に説明した図13は上記のようなうるう信号
を得るためのうるう信号発生回路である。図の+端数レ
ジスタ2及び−端数レジスタ3にあらかじめ上記の+端
数、−端数を計算してセットしておく。なお、ここでは
初期値レジスタ77に0ではなく、0.5 に近い値をセッ
トする。0をセットすると上記のように累積誤差が初期
値から1以上増加した時、分周値を+1することになる
が、初期値を約0.5 にしておくと、累積誤差が約0.5 以
上増加したところで分周値が+1されるので実質的な累
積誤差が半分になる。うるう信号Cはうるう信号発生時
‘1’となり、それ以外の時‘0’となる。
【0007】図14は上述した様に出力パルス発生回路
であり、上記うるう信号Cと、外部から与えられる分周
データdとにより、周期Tの基本クロックを分周し、分
周出力パルスを順次T/Nずつ遅延させたN値のディレ
イ出力パルスから所定のパルスを選択的に出力させるこ
とにより、最小分解能T/Nで任意周期のパルス列を発
生させるものである。第1及び第2ROM11、12には基
本クロックに対する分周データdとうるう信号cとが外
部から入力される。分周データdは、前記した具体例に
よれば54(うるうでない方)がこれに当る。この数値54
は、54/5=10(余り4)より、基本クロックを10分周
し、さらに、その分周パルスをディレイした第4番目の
パルスと解釈する。第1ROM11は各データc、d入力
に対し基本クロック分周数eなるデータを格納、出力
し、第2ROM12は各データc、d入力に対し、遅延数
fなるデータを格納、出力する。更に第2ROM12には
第3ROM13が接続され、この第3ROM13は前回のデ
ィレイ出力パルス選択データh´と遅延数fなるデータ
との入力を受け、次のディレイ出力パルス選択データh
と基本クロック分周加算データとを格納、出力するため
のものである。ここに、基本クロック分周加算データと
は、基本クロックの分周数を1増やすか否かを指示する
ためのデータである。例えばうるう信号が0で分周デー
タとして54が与えられ、基本クロックを10分周し、ディ
レイ出力パルスk4が出力された場合を想定すると、次
の周期も同じであった場合、同じように基本クロックを
10分周してディレイ出力パルスk3が選択されたとする
と、前のパルスからこのパルスまでの周期は基本クロッ
クで1パルス相当分だけ短い周期となってしまう。この
場合、正しい出力パルスとは、基本クロックで11分周さ
れたパルスのディレイ出力パルスk3である。つまり、
加算回路15では第1ROMの出力e(上記例では10)に
第3ROMの出力(0か1)を加え、加算回路15の出力
iで分周回路16における分周を行う。以上説明したよう
に、上記従来技術によれば、基本クロックを基にして、
任意の分周数(分周データ)で分周することにより、基
本クロックに同期した任意のクロックレート(周波数)
のパルス列を生成することができる。つまり、例えば、
光ディスク原盤露光装置において、フォーマッタクロッ
クとターンテーブル回転速度指令パルスを、上記従来技
術により、基本クロックを分周して、生成すれば、生成
された2種類のパルス列は、上記2種類のパルス列の周
期Tf、Ttの最小公倍数の周期で位相を同期させるこ
とが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば光ディスク原盤
露光装置において、光ディスク媒体に、CAV方式のプ
リフォーマットをする場合などでは、上記のように、上
記従来技術によるフォーマッタクロックやターンテーブ
ル回転速度指令パルスを生成することにより、ジッタが
非常に少ないプリフォーマットが実現できる。
【0009】しかしながら、光ディスクのフォーマッテ
ィング方式には全トラックにおいて、ターンテーブル回
転数も、フォーマッタクロックの周波数も一定であるC
AV方式の他に、ターンテーブルの回転数は全トラック
において一定だが、フォーマッタクロックの周波数は外
側のトラックの方が高いMCAV方式があり、上記従来
技術ではMCAV方式に対応できないという問題があ
る。即ち、MCAV方式では外側のトラックに移動する
に伴い、トラック長が長くなるから、フォーマッタクロ
ックの周波数を高くしなければならないが、上記従来技
術ではフォーマッタクロックの周波数を変えることがで
きない。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術の問題
を解決し、CAV方式及びMCAV方式の両方に対応可
能なパルスジェネレータを提供すると共に、より高い周
波数に基づくパルス列を生成できるパルスジェネレータ
を提供することにある。更にまた、このようなパルスジ
ェネレータを用いることにより、より高速回転での露光
が可能な光ディスク原盤露光装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
する為、+端数レジスタ、−端数レジスタ、初期値レジ
スタ7、誤差レジスタ等を有するうるう信号発生回路
と、第1、第2、第3ROM、分周回路、トラックパル
ス発生回路等を有する出力パルス発生回路を備えたパル
スジェネレータにおいて、分周数設定データレジスタ
と、トラックパルスレジスタと、トラックパルスの発生
に同期してデータをラッチする+端数データラッチ回
路、及び−端数データラッチ回路、初期値データラッチ
回路、分周数設定データラッチ回路を設け、トラックパ
ルスに同期して出力パルスの周期を変えるように構成す
る。また、上記うるう信号発生回路と出力パルス発生回
路を備えたパルスジェネレータにおいて、1トラック内
の各出力パルスに対応した最終基本クロック分周数をあ
らかじめ算出して格納した第1ROMと、上記各出力パ
ルスに対応したディレイ出力パルス選択データをあらか
じめ算出して格納した第2ROMを出力パルス発生回路
に設ける。
【0012】
【作用】分周数設定データレジスタと、トラックパルス
レジスタと、トラックパルスの発生に同期して、データ
をラッチする+端数データラッチ回路、−端数データラ
ッチ回路、初期値データラッチ回路、分周数設定データ
ラッチ回路を設け、トラックパルスに同期してパルスジ
ェネレータの出力パルスの周期を変えるようにしたの
で、必要に応じて各トラック毎に異なる周波数のパルス
を出力することができる。
【0013】また、1トラック内の各出力パルスに対応
した最終基本クロック分周数をあらかじめ算出して格納
した第1ROMと、上記各出力パルスに対応したディレ
イ出力パルス選択データをあらかじめ算出して格納した
第2ROMを出力パルス発生回路に設けたので、最終基
本クロック分周数やディレイ出力パルス選択データを出
力に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。まず、フォーマッタクロックなどの周波数を
変えるには、前記の+端数データ、−端数データ、初期
値データ、分周数データ(前記d)、トラックパルスデ
ータを変更すればよい。トラックパルスデータとはトラ
ックパルスa(図14)を発生させるトラックパルス発
生回路19(図14)内にあるトラックパルスカウンタ
(図14には示されていない)にセットされるデータで
あって、前記分周パルスを計数して1トラック毎に1回
発生するものである。1トラック内で発生する分周パル
スの数は例えば図14のパルスジェネレータの出力lが
フォーマッタクロックの場合は1トラック内に発生する
フォーマッタクロックのパルス数になる。MCAV方式
による露光で、外周トラックに移るに従ってフォーマッ
タクロックの周波数が高くなり、これに伴って、1トラ
ック当りのフォーマッタクロックのパルス数も大きくな
るので、トラックパルスデータも変える必要があるので
あることは上述したとうりである。
【0015】図1は本発明によるデータレジスタ回路の
一実施例の要部を示すブロック図であって、上記図13
の一部を構成するものである。図において、+端数デー
タラッチ22、−端数データラッチ24、初期値データラッ
チ26は、それぞれ上記図13に示す従来技術によるうる
う信号発生回路の+端数レジスタ2、−端数レジスタ
3、初期値レジスタ7に相当する。また、+端数データ
レジスタ21、−端数データレジスタ23、初期値データレ
ジスタ25、分周数設定データレジスタ27、トラックパル
スデータレジスタ29はデータバスmに接続され、同様に
データバスに接続されたCPUボード(図示されていな
い)が実行するプログラム等のソフトウェアによって+
端数データn、−端数データo、初期値データg、分周
数設定データr、トラックパルスデータsが各レジスタ
にセットされる。
【0016】+端数データ、−端数データ、初期値デー
タ、分周数設定データについては、トラックパルスaに
同期するトラックパルスaがHigh でかつ分周パルスj
のPnパルスの立上りで、+端数データラッチ22、−端
数データラッチ24、初期値データラッチ26、分周数設定
データラッチ28に各データをとり込むようにする。図2
はこのときの分周パルスjとトラックパルスaの関係を
図示したものである。+端数データラッチ、−端数デー
タラッチ、初期値データラッチ、分周数設定データラッ
チの各出力データのうち、+端数データラッチデータ
n′と−端数データラッチデータo′は上記図13の第
1データ切換回路4へ入力され、初期値データラッチデ
ータg′は第2データ切換回路9へ入力される。分周数
設定データラッチデータr′は上記図14に示す出力パ
ルス発生回路中の第1ROM11及び第2ROM12へ、ま
たトラックパルスデータsはトラックパルス発生回路19
へ入力され、トラックパルス発生毎に内部にあるトラッ
クパルスカウンタを初期化する。
【0017】このような構成であればCPUボード上の
ソフトウェア等によってトラックパルスaが発生したこ
とを検知し、次のトラックパルスが発生するまでの間に
+端数データレジスタ21、−端数データレジスタ23、初
期値データレジスタ25、分周数設定データレジスタ27及
びトラックパルスデータレジスタ29の各データを書き換
えておくことにより、図3に示す様に次のトラックパル
ス発生以後(図3のP1 の発生から)それ以前に出力し
ていた出力パルスl(周期t1 )の周期と異なる周期
(周期t2 )のパルス列を出力させることができる。
【0018】次に本実施例の例によって従来例で演算回
路を用いて行っていた演算動作部分を、あらかじめ計算
してその結果を格納したROMを用いて従来例と同様の
出力を得るための方法について述べる。図4はそのため
のパルスジェネレータの一例を示すブロック図である。
この図に示す装置は基本クロックmの分周データを1ト
ラック中に発生すべき出力パルス相当個に対応して、格
納された第1のROM30と同様に、各1トラック中に発
生する出力パルス相当個それぞれに対応したディレイ出
力パルス選択データを格納した第2のROM31と第1及
び第2のROMを備え、これらにより次の出力パルスに
対する最終基本クロック分周数iとディレイ出力パルス
選択データを順次出力させるために、アドレスデータA
を生成するアドレスカウンタ回路32、分周回路16、ディ
レイ出力パルス発生回路17、ディレイ出力パルス選択回
路20、出力パルス選択データラッチ回路14、トラックパ
ルス発生回路19より構成される。アドレスカウンタ回路
32は分周パルスjを計数することによりアドレスデータ
を生成し、またトラックパルスaの入力によりカウンタ
はリセットされ、アドレスデータも初期化される。
【0019】なお、上記1トラック相当分の出力パルス
に対応した分周データ及びディレイ出力パルス選択デー
タを格納した第1及び第2のROMにより構成されるパ
ルスジェネレータ回路において、第1及び第2のROM
の代わりに第1及び第2のRAMとすることにより、こ
のRAMを1トラック相当分の出力パルスに対応した分
周データ及びディレイ出力パルス選択データを外部から
アクセスするようプログラムし、またトラックパルス発
生回路19中のトラックパルスカウンタの初期化データも
プログラムによりアクセスすることによって、同様の出
力パルス列を得るように変形することも可能である。
【0020】更に、ROMを用いたパルスジェネレータ
構成において、ROMを複数個用意し、これらを出力さ
せたい周波数に応じて選択的に使用することも可能であ
る。その構成を図5に示す。この図に示すROMを用い
たパルスジェネレータでは、分周データを格納するRO
M301 と、ディレイ出力パルス選択データを格納するR
OM311 はペアとなっており、その数は設定数に応じて
n組のペアが備えられ、これらのROMが選択され、そ
の格納データがそれぞれ分周回路16及び出力パルス選択
データラッチ回路14へ供給されることにより出力周波数
Fiなるパルス列を得ることができる。同様に第1のR
OMの第n番目のROM30nと第2のROMの第n番目
のROM31nが選択されると、第n番目の出力周波数F
nなるパルス列を得ることができる。図において33はR
OM選択用の回路であり、U1 …UnはROM選択信号
である。図において、トラックパルスaはROM選択回
路33に入力されてないがこのトラックパルスをROM選
択回路に入力し、トラックパルスaの発生に同期してR
OM選択を切り換えるようにすることも可能である。
【0021】1トラック相当分の出力パルスに対応した
分周データ及びディレイ出力パルス選択データを外部よ
りプログラムによってアクセス可能な第1のRAM341
とRAM342 及び第2RAM351 、RAM352 からなる
パルスジェネレータの構成を図6に示す。なお、この図
では外部より指定したRAMに対し、アドレスカウンタ
32の指定するアドレスデータに変わって外部から任意の
アドレスデータを指定するための手段および指定したデ
ータを書き込むための手段については省略してある。
【0022】図6において第1のRAM、第2のRAM
はそれぞれ341 と351 、342 と352が対になって選択さ
れ、U1 、U2 がそのための第1、第2のRAMの選択
信号である。36はRAM選択回路であって、外部から与
えられるRAM選択データDsを入力し、トラックパル
スaに同期して、RAM選択信号U1 、U2 を出力す
る。このような構成では2組用意された第1、第2RA
Mのうちいづれか1組のデータが分周回路16、出力パル
ス選択データラッチ回路14に与えられ、この状態でもう
一方の第1、第2RAMに対しては、外部よりアドレス
を指定し、指定したデータを第1、第2RAM内に書き
込むことができる。つまり、いま、一方の第1、第2R
AMにF1 という周波数を出力するためのデータがセッ
トされ、パルスが出力されているものとする。このとき
2 という周波数を出力するためのデータを、もう一方
の第1、第2RAMにセットし、セットし終ったらRA
M選択データDsでこの第1、第2RAMで動作するよ
う切換えれば出力周波数は連続してF1 からF2 へ切換
わる。ここで再びF1 を出力させるデータが格納されて
いたRAMデータを所要のものに書き換える処理を順次
くり返えせば連続して何種類もの周波数のパルス列を出
力することができる。
【0023】また図7には、上記図14に示す第1の出
力パルス発生回路によって出力されるマスターパルスl
の1/2周期の位置にあるスレーブパルスLを発生させ
るための第2の出力パルス発生回路を示す。また図8に
マスターパルスlとスレーブパルスLとの関係を示す。
この第2の出力パルス発生回路の基本的構成は図14に
示す出力パルス発生回路と同じである。111 、112 、11
3 はそれぞれ第1のROM11、第2のROM12、第3の
ROM13に相当するROMであり、114 、115、116 、1
17 、120 はそれぞれ出力パルス選択データラッチ回路1
4、加算回路15、分周回路16、ディレイ出力パルス発生
回路17、ディレイ出力パルス選択回路20に対応する。各
信号F、H、H´、E、I、J、K、Lはそれぞれ遅延
数データf、ディレイ出力パルス選択データh、ディレ
イ出力パルス選択ラッチデータh´、分周数データe、
最終基本クロック分周数i、分周パルスj、ディレイ出
力パルスk、出力パルスlに相当する。パルス発生回路
に入力される分周数設定データdは第1の出力パルス発
生回路における分周数設定データdに同じである。第1
のROM111 と第2のROM112 に格納されるデータは
マスターパルスの同期の1/2周期に対応した分周数デ
ータE及び遅延数データFが格納されている。第3のR
OM13については第1の出力パルス発生回路における第
3のROMの内容と同等でよい。l、j、m、h′はそ
れぞれ第1の出力パルス発生回路における出力パルス
l、分周パルスj、基本クロックm、ディレス出力パル
ス選択ラッチデータh′に等しい。図7における37は分
周回路16の分周動作を開始、停止するのに必要な分周動
作制御信号wを発生させるための分周動作制御信号発生
回路である。この回路は、第1の出力パルス発生回路の
分周パルスjの入力により、分周回路16が動作し、分周
回路自身が分周パルスjを発生したことをもって分周動
作を停止させる分周動作制御信号wを発生する。また、
39はマスターパルスlとスレーブパルスLのOR出力を
得るためのOR回路である。本実施例による最終の出力
パルスlLはマスターパルスlの周期の1/2周期のパ
ルスとなり従来の倍の周波数の出力が可能となる。
【0024】この他第2の出力パルス発生回路のスレー
ブパルス発生周期を、マスターパルスの周期の1/2周
期にのみ限らず、1/3周期、2/3周期等とし、1/
3周期のスレーブパルス発生回路と2/3周期のスレー
ブパルス発生回路を並列に加え、マスターパルスと各ス
レーブパルスのORを求めて出力パルスとすることも可
能である。また、スレーブパルス発生回路の分周データ
Iおよびディレイ出力パルス選択データHもあらかじめ
計算しておくことが可能で、第1のROM111、第2の
ROM112 、第3のROM113 及び加算回路115 は上記
計算結果を来多くしたROMあるいはRAMに置き換え
て構成することも可能である。
【0025】図9に本発明による信号発生装置の一実施
例を示すブロック図を示す。40はパルスジェネレータ回
路であり、プリフォーマット信号発生回路41の動作の基
本となるフォーマッタクロックRとターンテーブル回転
速度指令パルスTと横送り速度指令パルスSを発生させ
る機能を有する。プリフォーマット信号発生回路41はフ
ォーマッタクロックRに同期して、任意のプリフォーマ
ット信号Pを出力する。42、43、44はそれぞれ、フォー
マッタクロックR発生用の第1のパルスジェネレータ、
ターンテーブル回転速度指令用の第2のパルスジェネレ
ータ、横送り回転速度指令用の第3のパルスジェネレー
タである。各パルスジェネレータは例えば図13〜図1
5、及び図1〜図6に示すパルスジェネレータで構成さ
れている。ただし、フォーマッタクロック、ターンテー
ブル回転速度指令パルス、横送り速度指令パルスはそれ
ぞれ、出力周波数域が異なるので各パルスジェネレータ
の出力パルスを分周し、それぞれの出力周波数が得られ
るようにするための分周回路が付加されている(図示さ
れていない)。
【0026】また、図示していないが、パルスジェネレ
ータ回路40には各パルスジェネレータに任意の周波数の
パルス列を出力させるために、+端数データ、−端数デ
ータ、初期値データ、分周数設定データ、トラックパル
スデータ等の各種データを設定する必要があるが、その
ための手段も含んでいる。なお、45は各パルスジェネレ
ータの基本分周クロックを与える発振器である。
【0027】また、図示されていないがフォーマッタク
ロック発生用パルスジェネレータ42、ターンテーブル回
転速度指令パルスジェネレータ43、横送り回転速度指令
パルスジェネレータ44を同期させて動作させるためのス
タート回路や、更にはプリフォーマット信号発生回路41
とデータD のやりとりを行なうための通信手段も含まれ
ている。46はトラックパルスの発生を検知するためのト
ラックパルス発生検出回路で、その出力がパルスジェネ
レータ回路40内に搭載されるソフトウェアにより検知可
能なように構成される。プリフォーマット信号発生回路
41において、47はプリフォーマット信号出力スタート信
号goから、トラックパルスTPに同期したトラックパ
ルス同期出力スタート信号GOを発生するためのトラッ
クパルス同期出力スタート信号発生回路である。また、
プリフォーマット信号発生回路41には、外部より与えら
れるフォーマット指定にもとづき各種プリフォーマット
信号を発生するための手段及びパルスジェネレータ回路
40と、データDのやりとりをするための通信手段を有す
る(図示せず)。Pはプリフォーマット信号、49はデー
タのやりとりを行なうためのデータの伝送路である。
【0028】図10に本発明によるトラックパルス、フ
ォーマッタクロック、ターンテーブル回転速度指令パル
ス、プリフォーマット信号Pの関係の一例を示す。即
ち、プリフォーマット信号はトラックパルスに同期して
出力スタートされており、かつ、トラック内のフォーマ
ッタクロックとターンテーブル回転速度指令パルスは完
全に同期したパルス列として供給されているので、Nト
ラックの0セクターの先頭におけるトラックパルスTP
とプリフォーマット信号Pの関係は、常に図10に示す
ごとく各パルスの所要位置に同期させることができる。
図においてaはプリフォーマット信号の0セクターの先
頭である。
【0029】次に上記プリフォーマット信号発生回路を
用いてMCAV方式のプリフォーマット信号を露光する
場合の具体的方法について説明する。光ディスクの露光
領域を半径方向に複数の領域に分け、それぞれの領域で
異なるフォーマッタクロック周波数によるプリフォーマ
ット信号の露光が行われる場合について考える。
【0030】図11(a) にパルスジェネレータ回路のソ
フトウェアフロー、同図(b) にプリフォーマット信号発
生回路のソフトウェアフローを示す。本実施例では、あ
る基準となるトラック番号N0 を設定し、プリフォーマ
ット信号発生回路より、データCとしてトラック番号が
0 であることを現わすデータN0 をパルスジェネレー
タ回路に対して送信する。パルスジェネレータ回路では
データCを常時読み込み、データがN0 になるのを待つ
(ST2)。データN0 を受信した時点で内部にもつト
ラック番号カウンタTNの値をN0 とする(ST3)。
それ以降はトラックパルスの発生を検知しながら、トラ
ック番号をカウントしていく(TN=TN+1)(ST
5)。つまり、所定のトラック番号、N0 となった時点
からパルスジェネレータ回路及びプリフォーマット信号
発生回路内部にもつトラック番号カウンタTNは同じ値
を示すことになる。
【0031】また、パルスジェネレータ回路及びプリフ
ォーマット信号発生回路にはそれぞれトラック番号TN
に応じて領域を判定し、それぞれの領域に応じたフォー
マッタ用クロック周波数及びプリフォーマット信号を出
力する処理がなされる(ST6)。ここで、フォーマッ
タ用クロック周波数の切換えはトラックパルスに同期し
て行なわれるので前記TN=N0 の設定は1つ前のトラ
ック中に処理されるようにしなければいけない。また、
上記のトラック番号カウンタを合わせるために、プリフ
ォーマット信号発生回路から、パルスジェネレータ回路
へ知らせるデータNoはパルスジェネレータ回路が、設
定されたトラック番号になったこがわかればよいだけな
ので、どのようなデータでもよい。
【0032】図12(a) は他の実施例を示すパルスジェ
ネレータ回路のソフトウェアフロー、図12(b) はプリ
フォーマット信号発生回路のソフトウェアフローであ
る。本実施例では、プリフォーマット信号発生回路から
絶えず領域を示すデータZnをパルスジェネレータに送
信する。パルスジェネレータ回路は絶えずプリフォーマ
ット信号発生回路から送られてくる領域を示すデータZ
nを読みとり領域Znに応じたフォーマッタクロック周
波数を出力させるようデータの設定を行なう。
【0033】本実施例によれば、パルスジェネレータ回
路30内にフォーマッタクロック発生用パルスジェネレー
タ32、ターンテーブル回転速度指令パルスジェネレータ
33、横送り回転速度指令パルスジェネレータ34を含んで
いるのでトラックパルスに同期して、フォーマッタクロ
ック周波数を変えた場合と同じようにトラックパルスに
同期して、横送り速度指令パルスの出力周波数を変え露
光ピッチを変えることも可能である。
【0034】従って、上記信号発生装置は、CAV方
式、MCAV方式のどちらの方式に対しても同一構成の
まま対応できる。また、上記信号発生装置を光ディスク
原盤露光装置に搭載することによりMCAV方式及びC
AV方式による光ディスク原盤露光が可能となる。更に
また、本発明によるパルスジェネレータは光ディスク原
盤露光装置だけでなく、同期した数種類のパルス列を必
要とする電子機器一般に広く適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を適用した
パルスジェネレータによれば、光ディスクのトラックに
対応して、異なる周波数のパルスを出力できるので、パ
ルスジェネレータによった信号発生装置を光ディスク露
光装置に搭載すれば、MCAV方式及びCAV方式のど
ちらにも対応し得る光ディスク露光が可能となる。ま
た、最終基本クロック分周数やディレイ出力パルス選択
データを出力するまでの時間が早くなるので、より高い
周波数のパルスを生成できるパルスジェネレータを構成
することが可能となる。
【0036】また、出力パルス発生回路におけるROM
化により複雑な演算回路が不要になるので、信頼性が高
い、しかも安価なパルスジェネレータを実現する上で効
果がある。更にまた、複数の出力周波数に対応できるよ
うに構成され、その中から任意に選択できるように構成
されているので、簡単に出力周波数を選択可能となり、
融通性、機能性を共に向上したパルスジェネレータの製
作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータレジスタ回路の一実施例の
要部を示すブロック図。
【図2】図1におけるデータ取り込みのタイミングを示
すタイミングチャート図。
【図3】本発明による分周パルスの周期切換えタイミン
グ例を示すタイミングチャート図。
【図4】本発明によるROMを用いたパルスジェネレー
タの一実施例を示すブロック図。
【図5】本発明によるROMを用いたパルスジェネレー
タの他の実施例を示すブロック図。
【図6】本発明によるRAMを用いたパルスジェネレー
タの一実施例を示すブロック図。
【図7】本発明によるスレーブパルスを発生させるパル
スジェネレータの一実施例を示すブロック図。
【図8】図7に係るマスターパルスとスレーブパルスの
関係を示すタイミングチャート。
【図9】本発明に係る信号発生装置の一実施例を示すブ
ロック図。
【図10】図9のタイミングを示すタイミングチャー
ト。
【図11】(a)及び(b)は図10に係るソフトウェ
アフローの一実施例を示すフローチャート。
【図12】(a)及び(b)は図10に係るソフトウェ
アフローの他の実施例を示すフローチャート。
【図13】従来技術によるうるう信号発生回路を示すブ
ロック図。
【図14】従来技術による出力パルス発生回路を示すブ
ロック図。
【図15】(a)及び(b)は従来技術及び本発明に係
る出力パルスの位相を説明するためのタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1…うるう信号発生回路、2…+端数レジスタ、3…−
端数レジスタ、4…第1データ切換え回路、5…誤差レ
ジスタ、6…加算回路、7…初期値レジスタ、8…うる
う信号ラッチ回路、9…第2データ切換え回路、11…第
1ROM、12…第2ROM、13…第3ROM、14…出力
パルス選択データラッチ回路、15…加算回路、16…分周
回路、17…ディレイ出力パルス発生回路、18…タイミン
グパルス発生回路、19…トラックパルス発生回路、20…
ディレイ出力パルス選択回路、21…+端数データレジス
タ、22…+端数データラッチ、23…−端数データレジス
タ、24…−端数データラッチ、25…初期値データレジス
タ、26…初期値データラッチ、27…分周数設定データレ
ジスタ、28…分周数設定データラッチ、29…トラックパ
ルスデータレジスタ、30…第1のROM、31…第2のR
OM、32…アドレスカウンタ、33…ROM選択回路、36
…RAM選択回路、37…分周動作制御信号発生回路、39
…OR回路、40…パルスジェネレータ回路、41…プリフ
ォーマット信号発生回路、42…第1のパルスジェネレー
タ、43…第2のパルスジェネレータ、44…第3のパルス
ジェネレータ、45…発振器、46…トラックパルス発生検
出回路、47…トラックパルス同期出力スタート信号発生
回路、49…データ伝送路、111 …第1ROM、112 …第
2ROM、113 …第3ROM、114 …出力パルス選択デ
ータラッチ回路、115 …加算回路、116 …分周回路、11
7 …ディレイ出力パルス発生回路、120 …ディレイ出力
パルス選択回路、301 〜30n…ROM、311 〜31n…R
OM、341 、342 、351 、352 …RAM。

Claims (11)
Hide Dependent

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 +,−の分周誤差データを格納する+端
    数レジスタ及び−端数レジスタと、これらのレジスタを
    うるう信号に応じて切換え選択する第1データ切換え回
    路と、真のパルス発生位置に対する誤差データを格納す
    る誤差レジスタと、この誤差レジスタに格納された誤差
    データと前記第1データ切換え回路を通して得られる+
    端数レジスタ又は−端数レジスタの分周誤差データとを
    加算する加算回路と、トラックパルス発生毎に前記誤差
    レジスタの誤差データを初期化する初期値データを格納
    した初期値レジスタと、トラックパルスの発生に応じて
    うるう信号をラッチするうるう信号ラッチ回路と、この
    うるう信号ラッチ回路と前記誤差レジスタとに格納する
    誤差データをトラックパルスの発生に応じて前記加算回
    路の誤差データから前記初期値レジスタの誤差データ側
    に切換える第2データ切換え回路からなるうるう信号発
    生回路と、基本クロック分周数データを格納する第1R
    OMと、遅延数データを格納する第2ROMと、前のデ
    ィレイ出力パルス選択データと遅延数データとに基づき
    次のディレイ出力パルス選択データと基本クロック分周
    加算データとを出力するためのデータを格納する第3R
    OMと、上記ディレイ出力パルス選択データをラッチす
    る出力パルス選択データラッチ回路と、基本クロック分
    周数と上記基本クロック分周加算データとを加算する加
    算回路と、この加算回路から出力される最終基本クロッ
    ク分周数で基本クロックを分周する分周回路と、この分
    周回路から出力される分周パルスを遅延させた複数のデ
    ィレイ出力パルスを発生させるディレイ出力パルス発生
    回路と、これらのディレイ出力パルス中から上記ディレ
    イ出力パルス選択ラッチデータに従い一つを選択出力す
    るディレイ出力パルス選択回路と、上記分周パルスより
    所定のタイミングパルスを発生させるタイミングパルス
    発生回路と、上記分周パルスを計数してトラックパルス
    を発生させるトラックパルス発生回路からなる出力パル
    ス発生回路と、分周数設定データレジスタと、トラック
    パルスレジスタと、トラックパルスの発生に同期して、
    データをラッチする+端数データラッチ回路、及び−端
    数データラッチ回路と、初期値をラッチする初期値デー
    タラッチ回路と、分周値をラッチする分周数設定データ
    ラッチ回路とを設け、トラックパルスに同期して出力パ
    ルスの周期を変えるようにしたことを特徴とするパルス
    ジェネレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のうるう信号発生回路を備
    えたパルスジェネレータにおいて、1トラック内の各出
    力パルスに対応した最終基本クロック分周数をあらかじ
    め算出して格納した第1ROMと、上記各出力パルスに
    対応したディレイ出力パルス選択データをあらかじめ算
    出して格納した第2ROMと、上記第1ROM、第2R
    OMをアドレッシングするためのアドレスカウンタ回路
    と、上記ディレイ出力パルス選択データをラッチする出
    力パルス選択データラッチ回路と、上記第1ROMから
    出力される最終基本クロック分周数で基本クロック分周
    する分周回路と、この分周回路から出力される分周パル
    スを遅延させた複数のディレイ出力パルスを発生させる
    ディレイ出力パルス発生回路と、これらのディレイ出力
    パルス中から上記ディレイ出力パルス選択データに従い
    一つを選択出力するディレイ出力パルス選択回路と、上
    記分周パルスを計数してトラックパルスを発生させるト
    ラックパルス発生回路とからなる出力パルス発生回路を
    備え、基本クロックの分周パルスから得られる複数のデ
    ィレイ出力パルス中から所要のパルスを選択して出力す
    るようにしたことを特徴とするパルスジェネレータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のパルスジェネレータにお
    いて、前記第1ROMと第2ROMをRAMに置換し、
    最終基本クロック分周数及びディレイ出力パルス選択デ
    ータをプログラムによりアクセスするように構成したこ
    とを特徴とするパルスジェネレータ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のパルスジェネレータにお
    いて、前記第1ROM及び第2ROMをそれぞれ複数対
    備え、その何れかの対を選択可能に構成したことを特徴
    とするパルスジェネレータ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のパルスジェネレータにお
    いて、前記第1ROM及び第2ROMをそれぞれ複数対
    のRAMで、切換え可能に構成したことを特徴とするパ
    ルスジェネレータ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3記載のパルスジェネレー
    タにおいて、前記出力パルス発生回路に、分周動作制御
    信号発生回路を設けた第2の出力パルス発生回路を設
    け、第2の出力パルス発生回路の第1ROM及び第2R
    OMには第1の出力パルス発生回路よりも高い周波数を
    発生させるための基本クロック分周数データ及びディレ
    イ出力パルス選択データを格納し、前記分周動作制御信
    号発生回路は分周回路の分周動作を開始、停止させるた
    めの分周動作制御信号を発生させ、第1の出力パルス発
    生回路の出力パルスと第2の出力パルス発生回路の出力
    パルスのOR出力を出力パルスとすることを特徴とする
    パルスジェネレータ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6記載のパルスジェネレー
    タにおいて、上記基本クロックを分周して、プリフォー
    マット信号を生成するためのフォーマッタクロックを出
    力する第1の上記パルスジェネレータと、上記基本クロ
    ックまたは第1の上記パルスジェネレータの出力パルス
    を分周してターンテーブル回転速度指令パルス用パルス
    を出力する第2の上記パルスジェネレータを備えたこと
    を特徴とする信号発生装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の信号発生装置において、
    前記第1及び第2のパルスジェネレータと、上記基本ク
    ロックまたは上記パルスジェネレータの出力パルスを分
    周し、横送り回転速度指令パルス用パルスを出力する第
    3の上記パルスジェネレータと、トラックパルスの発生
    を検知するためのトラックパルス発生検出回路からなる
    パルスジェネレータ回路と、上記トラックパルスに同期
    してプリフォーマット信号を出力するためのトラックパ
    ルス同期出力スタート信号発生回路と、上記フォーマッ
    タクロックに同期してプリフォーマット信号を出力する
    プリフォーマット信号発生回路を備えたことを特徴とす
    る信号発生装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の信号発生装置において、
    前記パルスジェネレータ回路とプリフォーマット信号発
    生回路のそれぞれにトラックパルスカウンタを設け、上
    記2つのトラックパルスカウンタのうち、あらかじめ定
    めた一方のトラックパルスカウンタの値が所定のトラッ
    ク番号に達した時、上記2つのトラックパルスカウンタ
    の値を一致させるように構成にしたことを特徴とする信
    号発生装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の信号発生装置において、
    前記プリフォーマット信号発生回路が、パルスジェネレ
    ータ回路に対し、露光中絶えず現在露光中のトラックの
    属する領域を示すデータを送るよう構成したことを特徴
    とする信号発生装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の信号発生装置を搭載した
    ことを特徴とする光ディスク原盤露光装置。