JP3332840B2 - 反応性スパッタリング装置及びそれを用いた薄膜形成法 - Google Patents

反応性スパッタリング装置及びそれを用いた薄膜形成法

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JP3332840B2 JP02974598A JP2974598A JP3332840B2 JP 3332840 B2 JP3332840 B2 JP 3332840B2 JP 02974598 A JP02974598 A JP 02974598A JP 2974598 A JP2974598 A JP 2974598A JP 3332840 B2 JP3332840 B2 JP 3332840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反応性スパッタリ
ング装置に関し、特に該装置を用いて、半導体素子用の
電極や保護膜、液晶装置用の電極や保護膜、光磁気記録
媒体用の保護膜、光学物品用の反射防止膜や増反射膜等
を形成するに好適な薄膜形成法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の反応性スパッタリングは、スパッ
タリングガスと反応ガスとの混合ガスを反応室内に導入
して、金属ターゲットをスパッタし、ターゲット構成原
子と反応ガスとの化学反応で金属化合物薄膜を形成する
ものである。この場合反応ガスがターゲット表面で金属
ターゲットと反応してターゲット表面に金属化合物を形
成してしまう。一般に金属化合物に対するスパッタリン
グ収率は、金属に対するそれの10%程であるから、反
応性スパッタでは堆積速度が遅くなってしまう。これを
改善すべく反応ガスの流量を少なくすると、形成される
金属化合物薄膜は金属原子の含有率が高い薄膜となり、
化学量論比を満たす薄膜とは到底なり得ず、光学特性
(屈折率や透過率)等の薄膜の特性が劣ったものとな
る。
【0003】そのため、このような技術的課題を解決し
ようとする試みがいくつか提案されている。
【0004】図8は特開昭62―56570号公報に記
載されている反応性スパッタリング装置の模式図であ
る。1はターゲット、2は基板、3はスパッタリングガ
スとしてのアルゴン(Ar)の供給管、4は反応ガスと
しての酸素(O2)の供給管、9は反応室、12はター
ゲットホルダー、7は基板ホルダーである。
【0005】上記公報によれば、図8の装置を用いる
と、スパッタガスと反応ガスが別々に導入されるので、
スパッタリングがターゲット近傍で優先的になされ、酸
化反応が基板近傍で優先的になされるので、スパッタレ
ートが向上し、酸化物の特性が改善されるらしい。
【0006】しかしながら、現実にはターゲットと基板
間において、スパッタガスと反応ガスが混ざり両者の混
合プラズマが形成されてしまう。特に大面積の基板上に
薄膜を形成するような場合、基板とターゲット間の放電
領域も大きなものとなり、スパッタガスと反応ガスが分
離して存在し難い。よって、期待するほどに膜質の改善
やスパッタレートの向上は望めない。
【0007】一方、図9は、特開平6―41733号公
報に記載されている反応性スパッタリング装置の模式図
である。1はターゲット、2は基板、3はスパッタリン
グガスとしてのアルゴン(Ar)の供給管、4は反応ガ
スとしての酸素(O2)の供給管、9は反応室、12は
ターゲットホルダー、7は基板ホルダー、8は電源、9
は反応室、12はターゲットホルダー、13は差圧板、
14は高周波電源、15は排気ポンプ、16は磁石、1
7は冷媒を循環させる為の管である。
【0008】この装置では、真空ポンプに連通する排気
口を反応室9の上部に設け、差圧板13を利用して反応
室上部と反応室下部との間に圧力差を作りスパッタリン
グガスと反応ガスの分離を試みている。
【0009】上述した装置とは別の目的を達成する為に
提案された反応性スパッタリング装置が特開平7―33
5553号公報に記載されている。この装置は、半導体
デバイスのコンタクトホールを埋め込む為にコリーメー
ターをターゲットと基板の間に設けたものである。
【0010】更に、米国特許第5,415,753号の
明細書及び図面、或いは文献「THE SECOND
INTERNATIONAL SYMPOSIUM O
NSPUTTERING & PLASMA PROC
ESSES,1993,PP269−274」には、タ
ーゲットと基板との間に、開孔付プレートを配置すると
ともに、スパッタリングガスと反応ガスとを別々に供給
するように、構成された反応性スパッタリング装置が記
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9の
装置では、差圧板13の開口部13aは基板2の大きさ
より大きいものである為に、現実にはスパッタリングガ
スが差圧板13の開口部13aを通って基板2側に流れ
てしまう。よって、この装置であっても十分なスパッタ
レートや膜特性は期待するほど向上しない。
【0012】又、米国特許第5,415,753号の装
置も、ガスの排気について充分な検討がなされておら
ず、スパッタレートや膜特性は期待するほど向上しな
い。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、薄膜の
厚さ及び光学的特性或いは電気的特性が面内において均
一な薄膜を形成できる反応性スパッタリング装置及び薄
膜形成方法を提供するものである。
【0014】本発明の別の目的は均一大面積の薄膜を高
い堆積速度で形成できる反応性スパッタリング装置及び
薄膜形成方法を提供するものである。
【0015】本発明は、基板を保持する為の基板保持手
段と、ターゲットを保持する為のターゲット保持手段
と、該ターゲットをスパッタリングする為のスパッタガ
スを反応室内に供給するスパッタガス供給手段と、反応
ガスを供給する為の反応ガス供給手段と、該ターゲット
と該基板間に放電を起こす為の電力を供給する電力供給
手段とを備えた反応性スパッタリング装置において、該
ターゲットと該基板との間に複数の開孔を有する仕切り
部材が設けられ、該ターゲットと該仕切り部材との間の
第1の空間に、該第1の空間に該スパッタガスを供給す
る為の供給口と、該第1の空間から該スパッタリングガ
スの少なくとも一部を該開孔を通さずに排気する為の排
気路が設けられ、該基板と該仕切り部材との間の第2の
空間に、該第2の空間に該反応ガスを供給する為の反応
ガス供給口と、該第2の空間から該反応ガスの少なくと
も一部を該開孔を通さずに排気する為の排気路が設けら
れていることを特徴とする。
【0016】又、本発明は、基板を保持する為の基板保
持手段と、ターゲットを保持する為のターゲット保持手
段と、該ターゲットをスパッタリングする為のスパッタ
ガスを反応室内に供給するスパッタガス供給手段と、反
応ガスを供給する為の反応ガス供給手段と、該ターゲッ
トと該基板間に放電を起こす為の電力を供給する電力供
給手段とを備えた反応性スパッタリング装置を用いて薄
膜と形成する薄膜形成法において、複数の開孔を有する
仕切り部材を挟んで、基板と、該ターゲットと、を配置
し、該ターゲットと該仕切り部材との間の第1の空間
に、該第1の空間に該スパッタガスを供給するととも
に、該第1の空間から該開孔を通さずに該スパッタリン
グガスの少なくとも一部を排気し、該基板と該仕切り部
材との間の第2の空間に、該第2の空間に該反応ガスを
供給するとともに第2の空間から該開孔を通さずに該反
応ガスの少なくとも一部を排気し、該ターゲットと該基
板との間に放電を起こして、該基板上に該ターゲットの
構成原子と該反応ガスの構成原子とを含む膜を形成する
ことを特徴とする。
【0017】(作用)本発明によれば、スパッタガスの
流れと反応ガスの流れが仕切り部材を境界にして分離さ
れる。これにより、スパッタガスのプラズマはターゲッ
トをスパッタする為に優先的に作用することになり、基
板上の被堆積面を損傷しない。一方、反応ガスは被堆積
面上において優先的にスパッタされたターゲット構成原
子と反応するので、反応ガス成分(例えば酸素、窒素、
フッ素等)の過少が生じず良好な化合物薄膜を形成でき
る。又、ターゲットと反応ガスとの反応が抑制できるの
でターゲットのスパッタ率が向上し、堆積速度が向上す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の好適な実施の形
態による反応性スパッタリング装置の模式的断面図であ
る。
【0019】(反応性スパッタリング装置)図1の反応
性スパッタリング装置は、基板2を保持する為の基板保
持手段としての基板ホルダー7と、ターゲット1を保持
する為のターゲット保持手段としてのターゲットホルダ
ー12と、ターゲット1をスパッタリングする為のスパ
ッタガスGAを反応室9内に供給するスパッタガス供給
手段としてのガスシャワーヘッド3と、反応ガスGBを
供給する為の反応ガス供給手段としてのガスシャワーヘ
ッド4と、ターゲット1と基板2間に放電によるプラズ
マ5を生成する為の電力を供給する電力供給手段として
の電源8とを備えている。
【0020】そして、ターゲット1と基板2との間に複
数の開孔6aを有する仕切り部材としてのグリッド板6
が設けられ、ターゲット1とグリッド板6との間の第1
の空間に、第1の空間にスパッタガスGAを供給する為
の供給口10と、第1の空間から該スパッタリングガス
の少なくとも一部を開孔6aを通さずに排気する為の排
気路20が設けられている。
【0021】更に、基板2とグリッド板6との間の第2
の空間に、第2の空間に反応ガスを供給する為の反応ガ
ス供給口と、該第2の空間から反応ガスGBを開孔6a
を通さずに排気する為の排気路21が設けられている。
【0022】このように、スパッタガスGAと反応ガス
GBとが開孔6aを介してできるだけ相互拡散しないよ
うにガス供給口10、11の位置と、排気口として機能す
る排気路20、21の位置を定める。特に本例では 排気
ポンプに連通する一つの連通口24で上述した相互拡散
が防止できる排気通路を形成するように、連通口24を
ターゲットと基板の間に、グリッド板6をまたぐように
配置している。
【0023】本実施例によれば、スパッタガスの流れと
反応ガスの流れがグリッド板6を境界にして分離され
る。これにより、スパッタガスのプラズマはグリッド板
6とターゲット1との間に閉じ込められる。閉じ込めら
れたプラズマ粒子はターゲットをスパッタする為に優先
的に作用することになり、グリッド板6を越えて基板に
到達し難くなり、基板上の被堆積面を損傷しない。一
方、反応ガスはグリッド板6と基板2との間に存在し、
グリッド板6の開孔をとおしてターゲット側に拡散し難
くなる。よって、被堆積面上において優先的にスパッタ
されたターゲット構成原子と反応するので、反応ガス成
分(例えば酸素、窒素、フッ素等)の過少が生じず良好
な化合物薄膜を形成できる。又、ターゲットと反応ガス
との反応が防止できるのでターゲットのスパッタレート
が向上し、堆積速度が向上する。
【0024】以下、本実施例の他の部分の構成について
述べる。
【0025】図2は、本発明に用いられるグリッド板6
の一例を示す平面図、図3はグリッド板6の断面図であ
る。該仕切り部材としてのグリッド板6の少なくとも表
面の材料は、スパッタすべきターゲット1の構成材料に
応じて選択されることが好ましい。換言すれば成膜すべ
き膜の構成材料に応じてグリッド板6の材料を選ぶこと
が好ましい。例えば酸化シリコン膜を成膜する場合には
シリコン(Si)からなる部材を用い、酸化タンタル膜
を成膜する場合にはタンタル(Ta)からなる部材を用
い、酸化アルミニウム膜を成膜する場合にはアルミニウ
ム(Al)からなる部材を用いる。このようにグリッド
板はシリコン、タンタル、アルミニウム、インジウム、
チタン、銅、タングステン等の材料から選ばれる。グリ
ッド板はその基材としてターゲット材料とは無関係に選
択した導電性又は絶縁性或いは半導体性の材料を用い、
少なくともターゲット1側を向いた基材の表面にターゲ
ットと同じ材料からなる被膜が形成された板状部材であ
ってもよい。
【0026】グリッド板6に設けられた複数の開孔6a
のアスペクト比は、全ての開孔6aにおいて1.0未
満、より好ましくは、0.6未満であることが望まし
い。これにより、適切な堆積速度で成膜ができ、且つ膜
厚が全面に亘って均一な膜が得られる。これに対して、
従来のコリーメーターを転用しようとすると、コリーメ
ーターのアスペクト比が非常に大きい為に、スパッタさ
れた原子が基板表面に入射する角度が小さくなり均一大
面積の連続膜を形成し難くなる。
【0027】グリッド板の上面から見た開孔の3次元形
状は円筒形、角柱等でよく、該開孔の平面形状すなわち
開口形状(2次元形状)は円、楕円、四角、三角、等い
ずれの形状でもよい。
【0028】開孔6aのアスペクト比ARは、開孔の深
さ(板の厚み)Dを、開口の面積と同じ面積をもつ真円
の直径Lで除した値(D/L)で定義される。更に基板
の表面が円形の場合、直径Lは基板2の直径の1%乃至
15%、より好ましくは4%乃至10%が望ましい。
【0029】更に、均質な膜を形成する為には、グリッ
ド板6の複数の開孔6aは規則的に分布している方が良
い。そして、開口率は5%乃至90%、より好ましくは
20%乃至70%が望ましい。
【0030】そして、グリッド板は、電気的にフローテ
ィングとされるか、より好ましくはターゲットとの間に
電位差を生じるように所定の電位に保持された状態でス
パッタリングが行われる。SWはグリッド板6の電位を
設定する為の電位切り換え手段としてのスイッチであ
る。グリッド板6と基板2はともに同じ電位としてもよ
いし、異なるとしてもよい。又、グリッド板6とチャン
バとは互いに異なる電位とすることもできる。よりスパ
ッタレートを上げるには供給する電力を上げればよい
が、こうするとスパッタされた原子が基板に飛び込みす
ぎて、基板温度を過度に上昇させてしまう。これでは、
熱変形を嫌う基板上に膜を形成出来ない。本例では、グ
リッド板がスパッタされた原子を捕獲するので、このよ
うな問題を解決できる。
【0031】特にグリッド板をターゲットに対して正又
は負電位にバイアスする場合には、負イオンがグリッド
板に捕獲されたり、負イオンをターゲット側に押し戻す
ことにより膜の損傷を抑止できる。
【0032】スパッタガス供給口10は、図1のよう
に、ターゲット1近傍に且つターゲット1を囲うように
複数配置されている方が望ましい。図1の装置ではスパ
ッタガス供給口10は管の中心よりターゲット1側にあ
りターゲット1側に優先的にガスを吹き出すように構成
されている。スパッタガス供給口10は環状の供給管で
あるガスシャワーヘッド3上にほぼ等間隔で配列されて
いる。換言すれば円周上に対称に複数の供給口が配され
ている。
【0033】同様に、反応ガス供給口11も、基板2近
傍に且つ基板2を囲うように複数配置されていることが
望ましい。図1の装置では反応ガス供給口11は管の中
心より基板2側にあり基板表面に優先的にガスを吹き出
すように構成されている。
【0034】反応ガス供給口11は環状の供給管である
ガスシャワーヘッド4上にほぼ等間隔で配列されてい
る。換言すれば円周上に対称に複数の供給口が配されて
いる。
【0035】基板保持手段7はスパッタリング中、その
中心を通る軸を中心に1乃至50rpmでの面内自転が
可能に構成されている。これによりより一層均一な膜が
できる。
【0036】又、ターゲットホルダー12に磁石を配置
して、反応性マグネトロンスパッタリングとしてもよ
い。こうすれば、スパッタガスのプラズマはよりターゲ
ット近傍に閉じ込められる。
【0037】又、電源8としてはDC電源又はAC電源
が用いられる。AC電源としては、例えば13.56M
HzのRF電源があり、必要に応じてDCバイアスを重
畳させてもよい。スパッタリングレートを向上させて、
薄膜の堆積速度をより一層向上させる場合にはDC電源
を用いたDCスパッタリングを行うことが望ましい。
【0038】反応室9の排気口は、不図示の排気ポンプ
に接続されている。排気ポンプは主排気用のターボ分子
ポンプやクライオポンプと粗排気用のロータリーポンプ
等を組み合わせて構成できる。
【0039】本例の装置ではスパッタガスGAはターゲ
ット1とグリッド板6との間の空間に導入されて、排気
口として機能するターゲット1の端とグリッド板6との
端によって規定された部分20から連通口24へと矢印
22のように流れていく。
【0040】一方、反応ガスGBはグリッド板6と基板2
との間の空間に導入されて、排気口として機能する基板
2の端とグリッド板6の端とによって規定された部分21
から連通口24へと矢印23のように流れていく。この
ような経路のコンダクタンスの方が、グリッド板6の開
孔6aのコンダクタンスより十分に大きいので、開孔6
aを介したガスの相互拡散はほぼ無視できる。又、グリ
ッド板6の電位設定等と協働してプラズマをグリッド板
とターゲットとの間の空間に閉じ込めれば、より良好な
薄膜が形成できる。
【0041】(成膜方法)以下、上述した反応性スパッ
タリング装置を用いて薄膜を形成する薄膜形成法につい
て説明する。
【0042】まず、反応室9内にターゲット1と基板1
とグリッド板6とを配置する。この時、望ましくはター
ゲット1とグリッド板6は同じ材料からなるものを選ぶ
とよい。
【0043】まず、複数の開孔を有するグリッド板6を
配置する。そして、ターゲット1をターゲットホルダー
12上に配置する。続いて基板2を基板ホルダー7上に
配置する。
【0044】連通口24を介して反応室9内を排気し、
又必要に応じて基板2を加熱又は冷却する。
【0045】ガスシャワーヘッド3の供給口10からタ
ーゲット1とグリッド板6との間の空間に該スパッタガ
スGAを供給し、反応ガスシャワーヘッド4の供給口1
1から基板2とグリッド板6との間に反応ガスGBを供
給する。
【0046】スパッタガスGAは排気部20から連通口
24に向けて排気され、反応ガスGBは排気部21から
連通口24に向けて排気される。
【0047】反応室内の圧力を0.05乃至13パスカ
ル、より好ましくは0.1乃至1.3パスカル程度に維
持した状態で、ターゲット1と基板2との間にDC電圧
又はRF電圧を印加して、ターゲット1とグリッド板6
との間に放電を起こして、スパッタガスのプラズマ5を
生成する。このプラズマ粒子にてスパッタされたターゲ
ットの構成原子はグリッド板6の開孔6aを通して基板
2の表面に達する。ここで、グリッド板6と基板2との
間の空間にはターゲット構成原子と反応する反応ガスが
存在しているので、基板表面で反応し、ターゲットの構
成原子と該反応ガスの構成原子とを含む膜を基板上に形
成することができる。
【0048】グリッド板6をターゲット1と同じ材料で
構成すればプラズマ粒子がグリッド板6をスパッタして
も、基板2上に形成される薄膜に影響はない。又、反応
ガスのターゲット側への流出をグリッド板と排気部2
0,21によって防止できるので、反応ガスとスパッタ
されたターゲット構成原子との反応は基板表面で優先的
に生じる。こうして、スパッタレートが低下することは
なく、高堆積速度で化学量論比を満足する薄膜が形成で
きる。
【0049】本発明に用いられるターゲット及び仕切り
部材の表面材料としては、Si,Al,Ta,In,S
n,Ti,Cu,Zn,W等である。
【0050】スパッタガスとしてはHe,Ne,Ar,
Kr,Xe等があげられる。
【0051】反応ガスとしてはO2、N2、F2、NF3、
O3等があげられる。
【0052】基板としては、透光性のもの、非透光性の
ものいずれであってもよく、その材料としてはシリコ
ン、GaAs等の半導体基板や、ガラス、石英、蛍石等
の絶縁性基板や、ステンレス、アルミ等の金属基板があ
げられる。
【0053】形成できる薄膜としては酸化シリコン、窒
化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、フ
ッ化アルミニウム、酸化タンタル、窒化タンタル、酸化
インジウム、酸化すず、窒化チタン、酸化チタン、酸化
銅、酸化亜鉛、窒化タングステン等である。
【0054】特に本発明の反応性スパッタリング装置
は、凹面又は凸面をもつ透光性絶縁性の基板表面上に光
学薄膜を形成する場合に有効であり、本発明の薄膜形成
法により得られた光学薄膜はエネルギーの高いKrFエ
キシマレーザーやArFエキシマレーザー光学系用の反
射防止膜又は増反射膜として優れた特性を示す。
【0055】(別の実施例)同じ反応性スパッタリング
装置を用いて異なる組成の膜を形成する場合には、仕切
り部材としてのグリッド板を交換可能にすると良い。
【0056】又、スパッタされた原子がグリッド板上に
付着する。特にターゲット側の開孔の角部に付着して開
口を塞ぐことがある。よって、開孔を埋めないように、
開孔の角部を面取りしてテーパー状にすることが好まし
い。図4はこのようなグリッド板6のテーパー形状の開
孔6aを示す部分的な断面図である。図3と比較すると
明白なように角部6bが面取りされている。
【0057】更に別の本発明の好適な実施の形態につい
て説明する。図5は上述した図1の実施例を変形したも
のでグリッド板6の周囲に円筒形状のシールド部材31
を設けたものである。シールド部材31は、スパッタさ
れたターゲット構成原子が反応室の壁に付着するのを防
ぐ防着板の役目と、スパッタガスの閉じ込め効果及び反
応ガスの閉じ込め効果を向上させる役目を担う。本例で
は、シールド部材31の上端とターゲット1との隙間が
スパッタガスGAの排気部20となり、シールド部材3
1とガスシャワーヘッド4との隙間及びガスシャワーヘ
ッド4と基板2との隙間が反応ガスGBの排気部21と
なっている。スパッタガスGAは矢印22の経路で排気
ポンプに連通する連通口24に流れる。反応ガスGBは
矢印23に示す経路で連通口24に流れていく。グリッ
ド板6の開孔のコンダクタンスより排気部22、23の
コンダクタンスを大きくしているので、悪影響をもたら
すガスの相互拡散は抑止できる。
【0058】シールド部材31はグリッド板と同じ材料
を用いて構成することが望ましい。又その電位も仕切り
部材と同じ電位状態に保持することが望ましい。シール
ド部材31は反応室底面上に設けられた絶縁部材として
の碍子33にある支持脚32によって支持されている。
スイッチSWは図1のスイッチSWと同じ構成のものが
用いられる。以上説明を省略した部分や構成は図1の装
置と同じである。
【0059】図6は、本発明の更に別の実施例を示す模
式図である。本例ではグリッド板6とターゲット1との
間の空間を排気する為のスパッタガス排気専用の連通口
25を設けるとともに、グリッド板6と基板との間の空
間を排気する反応ガス排気専用の連通口26が設けられ
ていることを特徴とする。
【0060】グリッド板6上のシールド部材31には排
気管が接続され排気路としての連通口25が形成されて
いる。27はバルブであり、排気経路の開閉乃至コンダ
クタンス調整ができる。
【0061】グリッド板6下のシールド部材31には排
気管が接続され排気部としての連通口26が形成されて
いる。28はバルブであり、排気経路の開閉乃至コンダ
クタンス調整ができる。
【0062】2つの排気経路は途中には絶縁部材として
の碍子29が設けられていて、反応室とシールド部材と
を絶縁している。
【0063】又、反応室9にも図5の装置同様に連通口
24が設けられている。成膜中にバルブ30を開いて排
気することもできる。
【0064】本例の場合、連通口25からのスパッタガ
ス排気側圧力を連通口26からの反応ガス排気圧力より
高くして、プラズマが生じるプラズマ空間の圧力を基板
側の空間の圧力より高くすることが望ましい。これによ
り、反応ガスがプラズマ空間により一層流入し難いよう
になる。具体的には、まずバルブ27、28を閉めて、
バルブ30を開いて、反応室内を排気する。次にバルブ
30を閉めて、そして、バルブ27、28を開けて排気
経路を変えると同時にガスシャワーヘッド3、4から反
応室内にスパッタガス及び反応ガスを導入する。こうし
て、スパッタガスは供給口10から第1の空間に導入さ
れ、第1の空間から連通口25を通して排気される。反
応ガスは供給口11から第2の空間に導入され第2の空
間から連通口26を介して排気される。スイッチSWは
図1に示すものと同じ構成のものが用いられる。以上説
明を省略した部分や構成は、図1の装置と同じである。
【0065】本実施の形態によれば、望ましくない不純
物の含有が抑制され、薄膜の厚さ及び光学的特性或いは
電気的特性が面内において均一な化合物薄膜を形成でき
る。
【0066】次に図7を参照して本発明の別の実施の形
態について述べる。
【0067】この形態による反応性スパッタリング装置
は、図1に示した装置の一部を変更したものである。
【0068】変更点は、仕切り部材6の開孔6aが設け
られていない端部を延長して、反応ガスGBとスパッタ
ガスGAの分離排気性能を向上させている点、並びに反
応室9の壁に設けられた排気口24の径を図1のものよ
り大きくして、排気口24のコンダクタンスを高めてい
る点である。
【0069】又、マグネトロン放電を生ぜしめる為に磁
界発生手段として磁石16を配している。
【0070】その他の構成は、図1の場合と同様であ
る。
【0071】本実施の形態によれば、ターゲット及び基
板よりも大きな面積をもちその部材の中心付近に開孔を
複数設けた仕切り部材を用いることにより、2種のガス
の分離排気効率を高めている。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、望ましくない不純物の
含有が抑制され、薄膜の厚さ及び光学的特性、或いは電
気的特性が、基板面内において均一となる。
【0073】又、均一大面積の化合物薄膜を高い堆積速
度で形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施形態による反応性スパッタ
リング装置の模式図である。
【図2】本発明の反応性スパッタリング装置に用いられ
る仕切り部材の平面図である。
【図3】本発明の反応性スパッタリング装置に用いられ
る仕切り部材の断面図である。
【図4】本発明に用いられる別の仕切り部材の部分的な
断面図である。
【図5】本発明の別の実施例による反応性スパッタリン
グ装置を示す模式図である。
【図6】本発明の更に別の実施例による反応性スパッタ
リング装置を示す模式図である。
【図7】本発明の更に別の実施例による反応性スパッタ
リング装置を示す模式図である。
【図8】従来の反応性スパッタリング装置の1例を示す
模式図である。
【図9】従来の反応性スパッタリング装置の別の例を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 ターゲット 2 基板 3、4 ガスシャワーヘッド 5 プラズマ 6 仕切り部材(グリッド板) 7 基板ホルダー 8 電源 9 反応室 10 スパッタガス供給口 11 反応ガス供給口 12 ターゲットホルダー 20、21 排気部 24 連通口 25、26 連通口(排気部) 31 シールド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−124857(JP,A) 特開 昭63−303064(JP,A) 特開 昭62−99461(JP,A) 特開 平6−136527(JP,A) 特開 平6−295903(JP,A) 特開 昭63−151355(JP,A) 特開 平9−7949(JP,A) 特開 昭61−261472(JP,A) 特開 平8−188870(JP,A) 特開 平8−209342(JP,A) 特公 昭61−27462(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/00 - 14/58 H01L 21/285 H01L 21/203

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応室内に基板とターゲットと反応ガス
    とスパッタガスとを供給し、反応性スパッタリングによ
    って前記ターゲットを形成する材料と前記反応ガスの成
    分とを有する薄膜を前記基板上に形成する薄膜形成装置
    において、 前記反応室を仕切って前記基板側の空間と前記ターゲッ
    ト側の空間を形成する、開孔を有する仕切り部材と、 前記基板側の空間に前記反応ガスを供給する反応ガス供
    給手段と、 前記ターゲット側の空間に前記スパッタガスを供給する
    スパッタガス供給手段と、 前記仕切り部材の電位を切り換える電位切り換え手段を
    有することを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 【請求項2】 前記スパッタガス供給手段は、Kr、X
    eのうち少なくとも1種類のガスを供給することを特徴
    とする請求項1記載の薄膜形成装置。
  3. 【請求項3】 前記開孔の直径は、前記基板の直径の1
    %乃至15%であることを特徴とする請求項1又は2記
    載の薄膜形成装置。
  4. 【請求項4】 前記開孔の直径は、前記基板の直径の4
    %乃至10%であることを特徴とする請求項1乃至3い
    ずれか1項記載の薄膜形成装置。
  5. 【請求項5】 前記仕切り部材の開口率は5%乃至90
    %であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項
    記載の薄膜形成装置。
  6. 【請求項6】 前記仕切り部材の開口率は20%乃至7
    0%であることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1
    項記載の薄膜形成装置。
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