JP3324560B2 - 血液凝固分析装置 - Google Patents

血液凝固分析装置

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JP3324560B2
JP3324560B2 JP12807399A JP12807399A JP3324560B2 JP 3324560 B2 JP3324560 B2 JP 3324560B2 JP 12807399 A JP12807399 A JP 12807399A JP 12807399 A JP12807399 A JP 12807399A JP 3324560 B2 JP3324560 B2 JP 3324560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は臨床検査の分野にお
いて血液凝固反応を自動的に分析する分析装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】血液凝固反応を測定するには、キュベッ
トに検体と試薬を入れ、そのキュベットを凝固反応測定
部位(測光ポート)に移動させて測定している。ほとん
どの血液凝固反応分析装置では、測光ポートにはキュベ
ットに光源から測定光を照射し、試料反応液による散乱
光又は透過光を光検出器で検出する光度計を備えてい
る。
【0003】血液凝固反応分析を行なう場合、検体に試
薬を分注後、その凝固反応を連続的に測定しなければな
らないので、多検体処理における処理能力を上げるため
には測光ポートを複数個設ける必要がある。血液凝固分
析装置として、キュベットを着脱可能に配置できる複数
の測光ポートを設けたものがある(特許第261636
0号公報参照)。そこでは、回転可能なテーブルの円周
上に複数の測光ポートを配列し、そのテーブルを回転さ
せてそれらの測光ポートにキュベットの供給や廃棄、検
体分注、試薬分注などの動作を自動で行なっている(従
来技術1)。また、他の血液凝固分析装置として、上下
前後左右に移動できる移送機構を備え、その移送機構に
より、キュベットを選択的に移送して、キュベットの供
給や廃棄、検体分注、試薬分注などの動作を行なうよう
にした装置もある(従来技術2)。従来技術2では、キ
ュベットを検体分注位置に移送して検体を分注し、試薬
分注位置に移送して試薬を分注し、さらに測光ポートに
移送して測定を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1では、測光
ポートが配列されたテーブルを回転させるので、その動
作による振動が反応測定に影響を与える懸念がある。ま
た、従来技術2でも、検体及び試薬の分注後にキュベッ
トを移送するので、その動作による振動が反応測定に影
響を与える懸念がある。そこで本発明は、検体及び試薬
の分注後にキュベットを移送することなく、かつ処理能
力を高めることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のキュベ
ットをそれぞれ固定された位置に着脱可能に保持し、キ
ュベットごとに検体と試薬の反応過程を測定する測定部
位が配列された反応部と、測定部位上を移動し、キュベ
ットを着脱するキュベット移送機構と、キュベット移送
機構の移動軌跡上に設けられたキュベット供給位置へキ
ュベットを供給するキュベット供給部と、キュベット移
送機構が測定部位上を移動する高さとは異なる高さで測
定部位上を移動し、測定部位に装着されたキュベットに
検体又は試薬を分注する分注機構と、を備えている血液
凝固分析装置である。
【0006】キュベット移送機構と分注機構は同時に測
定部位上を移動することがある。キュベット移送機構は
空いている測定部位にキュベットを供給し、測定が終了
したキュベットを廃棄する。分注機構は測定部位に装着
されたキュベットに検体又は試薬を分注する。キュベッ
ト移送機構が移動する高さと分注機反応部が移動する高
さは互いに異なるので、キュベット移送機構と分注機構
は互いに接触することなく同時に測定部位上を移動で
き、時間的効率がよい。さらに、検体及び試薬の分注後
のキュベットは移送しないので、そのキュベットが振動
されることはない。
【0007】
【発明の実施の形態】反応部は、測定部位が円弧状に配
列されたものとし、キュベット移送機構は、測定部位配
列の円弧の中心を回転中心として回転往復移動すること
により測定部位の配列に沿って測定部位上を移動するも
のとし、分注機構も、測定部位配列の円弧の中心を回転
中心として回転往復移動することにより測定部位の配列
に沿って測定部位上を移動するものとすることが好まし
い。その結果、キュベット移送機構及び分注機構の動作
は、回転と、キュベット着脱時や分注時の上下移動によ
り行なうことができ、装置の構成及び動作が簡単にな
る。さらに、測定部位配列の円弧の中心、キュベット移
送機構の回転中心及びと分注機構の回転中心を同心的に
設けているので、測定部位、キュベット移送機構及び分
注プローブの配置が平面的にコンパクトになる。
【0008】分注機構は試薬のみを分注するものとし、
キュベット供給位置でキュベットに検体を供給する検体
分注機構を別に備えることが好ましい。その結果、検体
と試薬の混合汚染を防止することができる。
【0009】
【実施例】図1は一実施例を表わす。キュベット反応部
1には、複数の測光ポート2が固定されて円弧上に扇形
に配列されている。測光ポート2は例えば37℃に保温
されている。測光ポート2として、散乱光量を測定する
散乱ポートと、透過光量を測定する比色ポートが備えら
れている。散乱ポートは、図2に示されるように、検体
と試薬が分注されるキュベット34を1つずつ着脱可能
に保持し、キュベット34中の検体に対し測定光を照射
するLEDなどの光源36と、試料液による測定光の散
乱光を検出するために、測定光の入射方向と直交する方
向の光軸上に設けられたフォトダイオードなどの光検出
器38とを備えている。比色ポートは、透過光量を測定
する複数の比色ポートで共通の光源から所定の波長の光
をキュベットに導く光ファイバと、測定光の入射方向と
同じ光軸上に設けられたフォトダイオードなどの光検出
器とを備えている。
【0010】図1に戻って説明を続けると、測光ポート
2が配列された円弧に沿って移動するキュベット移送ア
ーム4及び試薬プローブ6が設けられている。図3に示
すように、キュベット移送アーム4と試薬プローブ6は
上下方向に距離をもって配置されており、回転中心を共
通にして、測光ポート2が配列された円弧上を異なる高
さでそれぞれ回転するように設けられている。
【0011】キュベット移送アーム4は、キュベット反
応部1の各測光ポート2にキュベットを装着したり、測
光ポート2からキュベットを取り外したりする。キュベ
ット移送アーム4は各測光ポート2のほか、キュベット
供給部8からキュベットを受け取るキュベット供給位置
A、キュベットを廃棄するキュベット廃棄ポート10、
検体と試薬が分注されたキュベットを撹拌する撹拌ポー
ト12にそれぞれ移動し、停止できるように駆動され
る。キュベット移送アーム4はキュベット供給部8に溜
っているキュベットをキュベット供給位置Aで1つずつ
取り出していずれかの測光ポート2にキュベットを移送
して装着したり、いずれかの測光ポート2の測定終了後
のキュベットを取り出してキュベット廃棄ポート10に
廃棄する。
【0012】図4は、キュベット供給部を表す概略構成
図であり、(A)は一部切欠き側面図、(B)はガイド
レール周辺の上面図、(C)はキュベット供給部に配列
されるキュベットを表す側面図、(D)はそのキュベッ
トの断面図である。キュベット34は透明プラスチック
成形品であり、キュベット34の開口部の鍔34aは胴
体部34bよりも大きい寸法で形成されている。鍔34
a側の胴体部34bの周囲に、帯状のしぼ(表面に凹凸
が形成され透明度が低下している部分)34cが形成さ
れている。しぼ34cは検体の測定に影響しない位置に
形成されている。キュベット供給部8には、このような
キュベット34をランダムに複数個収容するキュベット
収容部40が設けられている。キュベット収容部40に
は、キュベット34の胴体部34bより広く、鍔34a
よりも狭い間隔で2枚の回転盤が配置されている。それ
らの回転盤の回転により、キュベット収容部40に収容
されたキュベット34が開口部を上側にしてキュベット
出口42から順次排出される。
【0013】キュベット出口42には、キュベット34
の胴体部34bより広く、鍔34aよりも狭い間隔で2
本のガイドレール44の一端側が配置されている。ガイ
ドレール44は一端側を高く、他端側を低くして傾斜を
もたせて配置されており、キュベット出口42から供給
されたキュベット34が一端側から他端側にスライドす
ることにより、ガイドレール44にキュベット34が配
列される。
【0014】ガイドレール44の他端側には、ガイドレ
ール44をスライドしてきたキュベット34を受け止め
るとともに、配列されたキュベット34を1個づつキュ
ベット供給位置Aに供給するキュベットスライド46が
設けられている。ガイドレール44の一端側には、キュ
ベット34が配列される空間を挾んで、光源としてのL
ED48と、LED48からの光を検出する光検出器5
0が配置されている。LED48と光検出器50は、キ
ュベット34がガイドレール44の一端側に到達したと
きに、キュベット34のしぼ34cがLED48、光検
出器50間に存在するように設置されている。
【0015】キュベット収容部40にキュベット34が
収容され、キュベットの供給が開始されると、LED4
8が点灯する。LED48、光検出器50間にキュベッ
ト34が存在しない場合は、LED48の光が光検出器
50に検出される。その検出信号に対応してキュベット
収容部40内の回転盤が回転され、キュベット34がキ
ュベット出口42に供給される。そのキュベット34
は、ガイドレール44の一端側から他端側にスライド
し、キュベットスライド46に受け止められる。
【0016】LED48の光が光検出器50に検出され
る場合は、キュベット収容部40からのキュベット34
の供給が繰り返され、ガイドレール44に他端側から順
にキュベット34が配列されていく。ガイドレール44
に配列されたキュベット34がLED48、光検出器5
0間の位置で停止すると、LED48から光検出器50
側に照射される光はキュベット34のしぼ34cにより
遮断され、LED48の光が光検出器50に検出されな
くなるか、所定の閾値レベル以下に低下するので、その
検出信号の変化に対応してキュベット収容部40からの
キュベット供給は停止される。
【0017】その後、キュベットスライド46により、
キュベット34がキュベット供給位置Aに供給される
と、ガイドレール44に配列されたキュベット34は、
鍔34aの寸法分だけキュベットスライド46側にそれ
ぞれスライドする。そして、LED48、光検出器50
間にキュベット34が存在しなくなるので、光検出器5
0によりLED48の光が検出され、キュベット収容部
40からのキュベット供給が再開される。キュベット3
4のLED48、光検出器50間に対応する位置にしぼ
34cが形成されているので、LED48、光検出器5
0間にキュベット34が存在するときと、しないときと
では光検出器50の検出出力が大きく異なり、閾値設定
が容易になり、誤動作も解消することができる。
【0018】図1に戻って説明を続ける。円盤状の試薬
テーブル14の円周上に複数の試薬が配置されている。
試薬テーブル14は図に現われていない駆動機構によっ
て往復方向に回転し、停止できるようになっている。試
薬テーブル14の裏側には、所定の位置の試薬容器の底
面に対応する位置に磁気により磁性棒部材を回転させる
磁性撹拌器(図示は省略)が配置されている。試薬容器
にその磁性棒部材を入れておくことにより、その試薬容
器が磁性撹拌器位置に移送されたときに、試薬が撹拌さ
れて試薬の沈殿を抑制することができる。
【0019】試薬プローブ6は各測光ポート2のほか、
試薬テーブル14上の試薬吸引位置B,C、試薬プロー
ブ6のノズルを洗浄する洗浄ポート16にそれぞれ移動
し、停止できるように駆動される。試薬テーブル14の
外周には円盤状の検体テーブル18が設けられており、
検体テーブル18の円周上に複数の検体が配置されてい
る。検体テーブル18は図に現われていない駆動機構に
よって試薬テーブル14とは別々に往復方向に回転し、
停止できるようになっている。試薬テーブル14と検体
テーブル18は互いに同心円上に配置されているので、
コンパクトな配置にすることができる。
【0020】検体テーブル18の付近には検体プローブ
20が備えられており、検体プローブ20は検体テーブ
ル18の検体吸引位置Dに移送されてきた検体を吸引
し、キュベット供給位置Aにあるキュベットに検体を分
注する。検体プローブ20はキュベット供給位置A、検
体吸引位置Dのほか、検体プローブ20のノズルを洗浄
する洗浄ポート22、緊急検体ポート24、バッファポ
ート26、希釈液ポート28、洗剤ポート30、外部検
体ポート32にそれぞれ移動し、停止できるように駆動
される。試薬テーブル14及び検体テーブル18は、配
置された検体と試薬の劣化を防止するため、図示しない
冷却機構により所定の温度に冷却されている。測光ポー
トが37℃に保温されていることから、試薬を分注した
ときの温度変化をさけるために、試薬プローブ6のノズ
ルには湯が循環されており、冷却された試薬を加温し
て、試薬を分注するときには試薬が所定の温度以上にな
るようにしている。
【0021】各部の動作を制御するために制御部が設け
られている。その制御部による動作として、1サイクル
に試薬分注を2回行なう標準モードと、1回行なう高速
モードとが設けられている。まず、標準モードについて
説明する。図5は、標準モードにおけるキュベット移送
アーム4、試薬プローブ6、検体プローブ20などによ
る動作を示したものであり、1サイクルが20秒で構成
されている。1サイクルにはキュベット供給、検体分
注、キュベット排出、第1試薬分注、第1試薬分注後の
撹拌、第2試薬分注、第2試薬分注後の撹拌の各動作が
割り当てられており、それらの動作が含まれているとし
ても1サイクルには1回のみしか含まれていない。
【0022】キュベット供給部8により新しいキュベッ
トがキュベット供給位置Aに配置される。検体テーブル
18では検体の識別情報が検体容器にバーコードなどに
より付されており、次に分注される検体容器の識別情報
がバーコードリーダなどにより読み取られて測定項目が
認識される。その後、その検体が検体吸引位置Dに移送
される。検体プローブ20により、バッファポート26
から所定量のバッファ又は希釈液ポート28から所定量
の生理食塩水が吸引された後、検体吸引位置Dにある検
体が所定量吸引され、その検体がバッファ又は生理食塩
水とともにキュベット供給位置Aでキュベットに分注さ
れる(検分)。
【0023】キュベット移送アーム4により、検体が分
注されたキュベットがキュベット供給位置Aから空いて
いる測光ポート2に移送される。そのキュベットは、測
光ポート2での2サイクルの保温時間をおいた後、キュ
ベット移送アーム4により撹拌ポート12に移送され
る。試薬テーブル14では第1試薬が試薬吸引位置B又
はCに移送される。試薬プローブ6により、試薬吸引位
置B又はCにある第1試薬が所定量吸引され、撹拌ポー
ト12に装着された、検体が分注されたキュベットに第
1試薬が分注される(R1分)。そして、撹拌ポート1
2により、検体と第1試薬が撹拌される。第1試薬を分
注するために試薬プローブ6のノズルが下降していると
き、そのノズルとキュベット移送アーム4との接触を防
止するために、キュベット移送アーム4の動作は禁止さ
れている。撹拌後、第1試薬が分注されたキュベット
は、キュベット移送アーム4により、撹拌ポート12か
ら測光ポート2に移送される。そのキュベットは、検体
と第1試薬とを反応させるための、測光ポート2での9
サイクルの第1反応時間をおいた後、キュベット移送ア
ーム4により撹拌ポート12に移送される。
【0024】試薬テーブル14では第2試薬が試薬吸引
位置B又はCに移送される。試薬プローブ6により、試
薬吸引位置B又はCにある第2試薬が所定量吸引され、
撹拌ポート12に装着された、検体及び第1試薬が分注
されたキュベットに第2試薬が分注される(R2分)。
そして、そのキュベットの収容液が撹拌ポート12によ
り撹拌される。第2試薬を分注するために試薬プローブ
6のノズルが下降しているときも、ノズルとキュベット
移送アーム4との接触を防止するために、キュベット移
送アーム4の動作が禁止されている。撹拌後、第2試薬
が分注されたキュベットは、キュベット移送アーム4に
より、撹拌ポート12から測光ポート(比色ポート)2
に移送される。そして、検体と第1試薬との反応による
生成物と第2試薬とを反応させるための、約14サイク
ルの第2反応時間をおいた後、透過光量が測定される。
測定の終了した検体のキュベットは、キュベット移送ア
ーム4によってキュベット廃棄ポート10へ廃棄される
(廃棄)。
【0025】この動作は、2種類の試薬を必要とする比
色項目の測定を行なう場合の動作である。例えばAPT
T測定など、2種類の試薬を必要とする2試薬系凝固項
目では、キュベットを測光ポート(散乱ポート)2に装
着した状態で第2試薬の分注を行ない、第2試薬分注と
同時に凝固反応過程測定を開始する。また、例えばPT
測定やFib測定など、1種類の試薬のみ分注して行な
う1試薬系凝固項目では、キュベットを測光ポート(散
乱ポート)2に装着した状態で試薬の分注を行ない、試
薬分注と同時に凝固反応過程測定を開始する。このよう
に、測定項目により撹拌動作の必要性が異なるので、1
つの検体について複数の項目を測定するときには、図5
に示す、第1試薬分注もしくは第2試薬分注又はその両
方に関係するキュベット移送動作及び撹拌動作が省略さ
れるサイクルがある。
【0026】図6に、標準モードにおける各項目ごとの
基本パターンを示す。ここでは、1つの検体について、
比色、APTT、PT及びFibの4項目を測定する場
合を示す。図6中での記号「S」はキュベット供給及び
検体分注、「R1」は第1試薬分注、「R2」は第2試
薬分注、「排」はキュベット排出を表わしている。PT
とFibは同じ動作をする。PTとFibは1サイクル
目に、検体の分注とキュベットの供給が行なわれ、2サ
イクル保温した後、4サイクル目に第1試薬(トリガー
試薬)が分注される。トリガー試薬分注後、散乱光量測
定が開始され、血液凝固が検出されると測定が終了して
キュベットが排出される。
【0027】APTTでも1サイクル目に、検体の分注
とキュベットの供給が行なわれ、同じく2サイクルの保
温時間をおいた後、4サイクル目に第1試薬が分注され
る。第1試薬分注後、活性化のために189秒間の一定
時間をおいた後、13サイクル目に第2試薬(トリガー
試薬)が分注されて散乱光量の測定が開始され、血液凝
固検出後にキュベットが排出される。
【0028】比色でも1サイクル目に、検体の分注とキ
ュベットの供給が行なわれ、同じく2サイクルの保温時
間をおいた後、4サイクル目に第1試薬が分注される。
第1試薬分注後、検体と第1試薬との反応(第1反応)
のために189秒間の一定時間をおいた後、13サイク
ル目に第2試薬が分注される。第2試薬分注により、検
体と第1試薬との反応による生成物と第2試薬との反応
(第2反応)が開始され、297秒間、27サイクル目
まで透過光量の測定が行なわれる。このように、測定は
レート法とエンドポイント法の両方で行なわれる。その
後キュベットが排出される。このようにして、1検体に
ついて4項目の測定が行なわれる。
【0029】図7に標準モードでの測光ポートの使用状
況を示す。ここでは、1つの検体について、比色、AP
TT、PT及びFibの4項目を測定する場合を示す。
ただし、FibもPTとして示してある。図6に示され
たように、いずれの項目においても、検体分注及びキュ
ベット供給(S)から一定時間後に第1試薬を分注する
(R1)。その後、測定項目に応じて、測光又は第2試
薬分注(R2)を行なう。比色の場合は、第2試薬分注
後、キュベットを比色ポートに装着する。ここでは、比
色において、第2試薬分注以前のキュベット収容液を保
温する測光ポート2として散乱ポートを使用している
が、比色ポートを用いてもよい。この標準モードによれ
ば、1時間あたり180テスト、すなわち、比色項目を
含む4項目の測定を45検体について行なうことができ
る。
【0030】次に、高速モードについて説明する。図8
は、高速モードにおけるキュベット移送アーム4、試薬
プローブ6、検体プローブ20などによる動作を示した
ものであり、1サイクルが12秒で構成されている。1
サイクルにはキュベット供給、検体分注、キュベット排
出、試薬分注の各動作が割り当てられており、それらの
動作が含まれているとしても1サイクルには1回のみし
か含まれていない。
【0031】標準モードと同様にして、新しいキュベッ
トがキュベット供給位置Aに配置され、そのキュベット
に、検体がバッファ又は生理食塩水とともに分注され
(検分)、キュベット供給位置Aから空いている測光ポ
ート2に移送される。試薬テーブル14では所定の試薬
が試薬吸引位置B又はCに移送される。試薬プローブ6
により、試薬吸引位置B又はCにある試薬が所定量吸引
され、測光ポート2に装着されたキュベットに試薬が分
注される(R1分)。検体と試薬の撹拌は、試薬プロー
ブから射出される試薬の勢いにより行なわれる。試薬を
分注するために試薬プローブ6のノズルが下降している
とき、そのノズルとキュベット移送アーム4との接触を
防止するために、キュベット移送アーム4の動作は禁止
されている。試薬分注と同時に凝固反応過程測定が開始
される。測定の終了した検体のキュベットは、キュベッ
ト移送アーム4によってキュベット廃棄ポート10へ廃
棄される(廃棄)。
【0032】この動作は、例えばPT測定やFib測定
など、1種類の試薬のみ分注して行なう1試薬系凝固項
目の測定を行なう場合の動作である。例えばAPTT測
定など、2種類の試薬を必要とする2試薬系凝固項目で
は、まず第1試薬を分注し、活性化のための第1試薬分
注から一定時間が経過した後、第2試薬の分注を行な
い、第2試薬分注と同時に凝固反応過程測定を開始す
る。このように、測定項目によっては1つのキュベット
に対して2回の試薬分注の動作が必要になるので、その
ような項目が含まれる場合には、図5に示す、キュベッ
ト供給動作及び検体分注動作、もしくはキュベット廃棄
動作、又はそれらの動作すべてが省略されるサイクルが
ある。
【0033】図9に、高速モードにおける各項目ごとの
基本パターンを示す。ここでは、1つの検体について、
APTT、PT及びFibの3項目を測定する場合を示
す。ここでは、比色項目は分析しないものとして説明す
る。図9中での記号「S」はキュベット供給及び検体分
注、「R1」は第1試薬分注、「R2」は第2試薬分
注、「排」はキュベット排出を表わしている。PTとF
ibは同じ動作をする。PTとFibは1サイクル目
に、検体の分注とキュベットの供給が行なわれ、4サイ
クル保温した後、6サイクル目に第1試薬(トリガー試
薬)が分注される。トリガー試薬分注後、散乱光量測定
が開始され、血液凝固が検出されると測定が終了してキ
ュベットが排出される。
【0034】APTTでも1サイクル目に、検体の分注
とキュベットの供給が行なわれ、同じく4サイクルの保
温時間をおいた後、6サイクル目に第1試薬が分注され
る。第1試薬分注後、活性化のために192秒間の一定
時間をおいた後、22サイクル目に第2試薬(トリガー
試薬)が分注されて散乱光量の測定が開始され、血液凝
固検出後にキュベットが排出される。ここで、黒く塗り
つぶしてある部分(17サイクル目)は、もしそのサイ
クルで検体分注を行なえば、その検体の第1試薬分注の
タイミングと別の検体でAPTT測定を行なうものの第
2試薬分注のタイミングとが同じサイクルで重なること
がある場合に、その検体のキュベット供給と検体分注を
1サイクルずらすことを意味している。このように、1
サイクル中に2回の試薬分注の必要が生じないようにタ
イミングを制御している。このようにして、1検体につ
いて3項目の測定が行なわれる。
【0035】図10に標準モードでの測光ポートの使用
状況を示す。ここでは、1つの検体について、APT
T、PT及びFibの3項目を測定する場合を示す。た
だし、FibもPTとして示してある。図9に示された
ように、いずれの項目においても、検体分注及びキュベ
ット供給(S)から一定時間後に第1試薬を分注する
(R1)。その後、測定項目に応じて、測光又は第2試
薬分注(R2)を行なう。高速モードでは、比色項目は
分析しないので、比色ポートは使用されない。この高速
モードによれば、1時間あたり225テスト、すなわ
ち、2試薬系凝固項目を含む3項目の測定を75検体に
ついて行なうことができる。また、1試薬系凝固項目の
みを測定する場合には、最大300テストを行なうこと
ができる。
【0036】図11(A)に分析モード選択部周辺を表
すブロック図、(B)に分析モードを選択する際の分析
条件画面を示す。標準モードの動作プログラムが記憶さ
れた標準モード記憶部52と、高速モードの動作プログ
ラムが記憶された高速モード記憶部54が設けられてい
る。標準モード記憶部52、高速モード記憶部54は、
分析モード選択部56にそれぞれ接続されている。分析
モード選択部56には、装置の動作を制御する制御部5
8と、いずれかの分析モードが選択される入力部60も
接続されている(A)。
【0037】(B)に示す分析条件画面でいずれかの分
析モードが選択されると、入力部60によりその選択情
報が分析モード選択部56に送られる。分析モード選択
部56は、その選択情報に基づいて、標準モード記憶部
52又は高速モード記憶部54から動作プログラムを読
み出し、制御部58に送る。制御部58は、その動作プ
ログラム及び測定項目に応じて、図7又は図10に示し
たような測定プログラムを作成する。
【0038】この実施例では、キュベット移送機構4と
試薬プローブ6が、円弧状に一列に配置された測光ポー
ト2上を移動する構成になっているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、測光ポート2の配列が直線状
であっても、マトリックス状であっても、キュベット移
送機構4と試薬プローブ6が異なる高さで測光ポート2
上を移動する構成であればよい。また、この実施例では
検体テーブル18としてターンテーブル方式のものを示
しているが、ラック式のものであってもよい。また、試
薬テーブル14もターンテーブル式のものを示している
が、試薬プローブ6の軌跡上に試薬容器を配置してもよ
い。また、この実施例では、試薬テーブル14と検体テ
ーブル18とは別々の駆動機構により回転されている
が、同じ駆動機構により同時に回転回転させてもよい。
【0039】また、試薬プローブ4は検体分注を行なう
機能も備えるようにし、検体プローブ20が設置されて
いない構成にしてもよい。この実施例では、標準モード
として、1サイクルに2回の試薬分注動作を行なう動作
シーケンスを設定しているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、1サイクルに3回以上の試薬分注動作
を行なう動作シーケンスを設定しておいてもよい。ま
た、この実施例の高速モードでは、凝固項目に限定して
説明しているが、比色項目でも撹拌を必要としないもの
には適用することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明では、キュベット移送機構と分注
機構とを、反応部に配列された測光ポート上を異なる高
さで同時に移動できようにしたので、検体及び試薬を分
注した後のキュベットを移送せずに、時間的に効率よく
測定を行なうことができる。反応部において、測光ポー
トを円弧状に配列し、その円弧の中心を回転中心とし
て、キュベット移送機構と分注機構とを異なる高さで測
光ポートの配列に沿って測光ポート上をそれぞれ回転往
復移動させ、キュベット移送機構及び分注機構の動作
は、回転と上下移動により行なうようにすると、キュベ
ットの供給や廃棄、検体分注、試薬分注などの動作を行
なうための機構及び動作を簡単にすることができ、処理
能力を高めることができる。さらに、分注機構は試薬の
みを分注するものとし、キュベット供給位置でキュベッ
トに検体を供給する検体分注機構を別に備えるようにす
れば、検体と試薬の混合汚染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の装置を示す平面図である。
【図2】 同実施例における測光ポートを示す平面図で
ある。
【図3】 同実施例におけるキュベット移送アーム及び
試薬プローブを示す側面図である。
【図4】 キュベット供給部を表す概略構成図であり、
(A)は一部切欠き側面図、(B)はガイドレール周辺
の上面図、(C)はキュベット供給部に配列されるキュ
ベットを表す側面図、(D)はそのキュベットの断面図
である。
【図5】 標準モードの動作の1サイクルの例を示す図
である。
【図6】 標準モードの測定項目の基本パターンの例を
示す図である。
【図7】 標準モードでの測光ポートの使用状況を示す
図である。
【図8】 高速モードの動作の1サイクルの例を示す図
である。
【図9】 高速モードの測定項目の基本パターンの例を
示す図である。
【図10】 高速モードでの測光ポートの使用状況を示
す図である。
【図11】 (A)は分析モード選択部周辺を表すブロ
ック図、(B)は分析モードを選択する際の分析条件画
面を示す図である。
【符号の説明】
1 キュベット反応部 2 測光ポート 4 キュベット移送アーム 6 試薬プローブ 8 キュベット供給部 10 キュベット廃棄ポート 12 撹拌ポート 14,22 試薬テーブル 16 洗浄ポート 18 検体テーブル 20 検体プローブ 24 緊急検体ポート 26 バッファポート 28 希釈液ポート 30 洗剤ポート 32 外部検体ポート 34 キュベット 40 キュベット収容部 44 ガイドレール 46 キュベットスライド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−94636(JP,A) 特開 平6−109742(JP,A) 特開 昭61−280572(JP,A) 特開 平8−254536(JP,A) 特開 平5−293448(JP,A) 特開 昭57−114858(JP,A) 特開 平4−372859(JP,A) 特開 平3−65654(JP,A) 実開 昭63−17459(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/04 C12M 1/34 G01N 33/48 G01N 33/86 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキュベットをそれぞれ固定された
    位置に着脱可能に保持し、キュベットごとに検体と試薬
    の反応過程を測定する測定部位が配列された反応部と、 前記測定部位上を移動し、キュベットを着脱するキュベ
    ット移送機構と、 前記キュベット移送機構の移動軌跡上に設けられたキュ
    ベット供給位置へキュベットを供給するキュベット供給
    部と、 前記キュベット移送機構が前記測定部位上を移動する高
    さとは異なる高さで前記測定部位上を移動し、前記測定
    部位に装着されたキュベットに検体又は試薬を分注する
    分注機構と、を備えたことを特徴とする血液凝固分析装
    置。
  2. 【請求項2】 前期反応部は、前記測定部位が円弧状に
    配列されており、 前記キュベット移送機構は、前記測定部位配列の円弧の
    中心を回転中心として回転往復移動することにより前記
    測定部位の配列に沿って前記測定部位上を移動し、 前記分注機構も、前記測定部位配列の円弧の中心を回転
    中心として回転往復移動することにより前記測定部位の
    配列に沿って前記測定部位上を移動するようにした請求
    項1に記載の血液凝固分析装置。
  3. 【請求項3】 前記分注機構は試薬を分注するものであ
    り、 前記キュベット供給位置でキュベットに検体を供給する
    検体分注機構を別に備えた請求項1又は2に記載の血液
    凝固分析装置。
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