JP3322217B2 - インバータ - Google Patents

インバータ

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JP3322217B2
JP3322217B2 JP20540298A JP20540298A JP3322217B2 JP 3322217 B2 JP3322217 B2 JP 3322217B2 JP 20540298 A JP20540298 A JP 20540298A JP 20540298 A JP20540298 A JP 20540298A JP 3322217 B2 JP3322217 B2 JP 3322217B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/10Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for converters; for rectifiers
    • H02H7/12Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for converters; for rectifiers for static converters or rectifiers
    • H02H7/122Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for converters; for rectifiers for static converters or rectifiers for inverters, i.e. dc/ac converters
    • H02H7/1227Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for converters; for rectifiers for static converters or rectifiers for inverters, i.e. dc/ac converters responsive to abnormalities in the output circuit, e.g. short circuit
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/4807Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode having a high frequency intermediate AC stage

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  • Power Engineering (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷に対して交流
電力を出力するインバータに係り、特に過電流通電制御
に特徴を有するインバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両に搭載されたバッテリ
の直流電圧の供給を受けてこの電圧を昇圧したうえ、例
えば100ボルトの交流電圧に変換して出力するインバ
ータが広く用いられている。上記従来のインバータは、
図3に示すように、入力フィルタ回路1と、昇圧回路2
と、直交変換回路(Hブリッジ回路)3と、出力フィル
タ回路4とを有している。入力フィルタ回路1はコンデ
ンサC1、コイルL1及びコンデンサC2等で構成さ
れ、バッテリ電圧が供給される入力端子TA1,TA2
からのノイズの侵入を阻止したりインバータ内部から外
部にノイズを出さないようにする回路である。また、昇
圧回路2は電界効果型のトランジスタTR1,TR2、
トランスT1、整流素子RE及びコンデンサC3等で構
成され、入力フィルタ回路1を介したバッテリ電圧を例
えば約10倍の直流電圧に昇圧してアルミ電解型等のコ
ンデンサC3に蓄電する回路である。また、直交変換回
路(Hブリッジ回路)3は電界効果型のトランジスタT
R3,TR4,TR5,TR6等で構成され、コンデン
サC3に蓄電された直流昇圧電圧を100ボルトの交流
電圧に変換する回路である。また、出力フィルタ回路4
はコイルL2,L3やコンデンサC4,C5,C6等で
構成され、出力端子TA3,TA4から出力される交流
100ボルト電圧にノイズを含ませないようにする回路
である。尚、出力端子TA3,TA4間に負荷Loが接
続される。
【0003】また、第1の制御回路CR1は、前記トラ
ンジスタTR1とTR2とを交互にスイッチング制御
し、第2の制御回路CR2は、前記トランジスタTR
3,TR4のグループと前記トランジスタTR5,TR
6のグループとを交互にスイッチング制御する。第2の
制御回路CR2は、トランジスタTR4とTR6のソー
スに共通接続されたシャント抵抗R1の両端の電圧が基
準値を超えると、トランジスタTR3,TR4のグルー
プ、もしくはトランジスタTR5,TR6のグループに
通電される後述の負荷電流が過電流になっているものと
してトランジスタTR3,TR4、TR5,TR6をオ
フする過電流検出回路を有する。
【0004】以上のように構成された従来のインバータ
において、入力端子TA1,TA2間にバッテリからの
電圧が供給された状態で、第1の制御回路CR1がトラ
ンジスタTR1をオンすると、バッテリの正極からの電
流は端子TA1、入力フィルタ回路1を通ってトランス
T1の1次側コイル、トランジスタTR1のドレイン、
ソースを流れ、端子TA2からバッテリの負極に流れ
る。次に、トランジスタTR1がオフされ、トランジス
タTR2がオンされると、バッテリの正極からの電流は
端子TA1、入力フィルタ回路1を通ってトランスT1
の1次側コイル、トランジスタTR2のドレイン、ソー
スを流れ、端子TA2からバッテリの負極に流れる。上
記のようにトランジスタTR1とTR2とが交互にオン
されると、トランスT1の1次側コイルに流れる電流の
方向が交互に変化し、トランスT1の1次側コイルに交
流電流が通電されたときと同じように交番磁界が発生す
るため、トランスT1の2次側コイルに、1次側コイル
と2次側コイルの巻線数比に比例した交流電圧が発生す
る。そして、トランスT1の2次側コイルに発生した交
流電圧は整流素子REで整流され、コンデンサC3に直
流昇圧電圧として連続的に蓄電される。
【0005】次に、第2の制御回路CR2がトランジス
タTR3とTR4とをオンすると、コンデンサC3の正
極電圧は、トランジスタTR3のドレイン、ソース、コ
イルL3を介して出力端子TA4に導通される。また、
出力端子TA3はコイルL2、トランジスタTR4のド
レイン、ソース、シャント抵抗R1を介してコンデンサ
C3の負極に導通される。従って、この場合、出力端子
TA4の出力電圧は正電圧となり、出力端子TA3は負
電圧となる。次に、第2の制御回路CR2が、トランジ
スタTR3とTR4とをオフするとともにトランジスタ
TR5とTR6とをオンすると、コンデンサC3の正極
からの電圧は、トランジスタTR5のドレイン、ソー
ス、コイルL2を介して出力端子TA3に導通される。
また、出力端子TA4はコイルL3、トランジスタTR
6のドレイン、ソース、シャント抵抗R1を介してコン
デンサC3の負極に導通される。従って、この場合、出
力端子TA3の出力電圧は正電圧となり、出力端子TA
4は負電圧となる。上記のように第2の制御回路CR2
がトランジスタTR3とTR4のグループとトランジス
タTR5とTR6のグループとを交互にオンすると、コ
ンデンサC3に蓄電された直流昇圧電圧は出力端子TA
3、TA4において極性が反転する交流電圧に変換され
る。従って、出力端子TA3、TA4間に負荷が接続さ
れると、負荷に交流の負荷電流が通電される。
【0006】図4はインバータの出力端子TA3、TA
4に接続される負荷の一例としてのテレビの電源回路を
示したものである。尚、テレビの電源回路の端子TA
5,TA6にインバータの出力端子TA3、TA4から
出力された交流100ボルト電圧が供給される。図4に
示すように、テレビの電源回路には上記交流100ボル
ト電圧を整流する整流素子Dと、整流素子Dで整流され
た直流電圧を平滑する容量の大きな電解コンデンサCと
が接続されているため、テレビの電源回路はC性負荷特
性を有している。そして、電解コンデンサCで平滑され
た直流電圧がマイクロコンピュータMCの図示していな
い電圧安定化回路やテレビ回路等に供給される。上記端
子TA6と整流素子Dとの間に接点が接続されたリレー
RLは、上記マイクロコンピュータMCによりオンオフ
制御されるもので、マイクロコンピュータMCは、テレ
ビの図示していない電源スイッチがオンされたときから
一定時間で上記コンデンサCの蓄電電圧、即ちマイクロ
コンピュータ入力電圧が所定値まで上昇しない場合、リ
レーRLをオフしてテレビの起動を阻止する制御をす
る。
【0007】上記のような電源回路を有するテレビが従
来のインバータの負荷Loとして前記出力端子TA3、
TA4間に接続され、テレビの図示していない電源スイ
ッチがオンされるとテレビの電源回路の電解コンデンサ
Cに起動電流が通電される。この電解コンデンサCの初
期インピーダンスは極めて低いため起動電流は極めて大
きい。テレビの電源回路の電解コンデンサCに大きな起
動電流が流れると、インバータの前記トランジスタTR
3とTR4、又はトランジスタTR5とTR6を介して
前記シャント抵抗R1に起動電流対応の負荷電流が流れ
る。
【0008】上記負荷電流がシャント抵抗R1に流れる
と、シャント抵抗R1による電圧降下値が負荷電流の大
きさに対応した電流検出信号として第2の制御回路CR
2に入力される。第2の制御回路CR2は、図5に示す
ように上記電流検出信号に基づいた負荷電流ILが前記
トランジスタTR3,TR4,TR5,TR6の定格等
に対応して設定された過電流閾値OCを超えるとトラン
ジスタTR3とTR4、又はトランジスタTR5とTR
6をオフする。トランジスタTR3とTR4、又はトラ
ンジスタTR5とTR6がオフされると、図5に示すよ
うにシャント抵抗R1を流れる負荷電流ILが遮断され
る。そして負荷電流ILが遮断され、負荷電流ILが過
電流閾値OCより低下すると、第2の制御回路CR2
は、再びトランジスタTR3とTR4、又はトランジス
タTR5とTR6をオンするが、オンの時間遅れにより
負荷電流ILがほぼゼロまで低下した状態で、再度、負
荷電流ILが流れる。尚、上記トランジスタTR3,T
R4,TR5,TR6がオフされるときも多少の時間遅
れがあるため、図5に示すように負荷電流ILは過電流
閾値OCを多少超えた状態で遮断される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、第2の制
御回路CR2は、負荷電流ILが過電流閾値OCを超え
ると、負荷電流ILの通電を遮断し、負荷電流ILが過
電流閾値OCより低下すると再び負荷電流ILの通電を
させるというように負荷電流ILの断、通を繰り返す。
そのため、テレビの電源スイッチがオンされたときから
一定時間で前記コンデンサCの蓄電電圧が所定値まで上
昇しないことがあり、前記リレーRLがオフされてテレ
ビの起動ができないという問題がある。また、上記テレ
ビに限らず、起動電流がインバータの過電流閾値より大
きく、且つ入力された電源電圧が一定時間内に所定電圧
に達しない場合に起動ができないように構成された他の
負荷も、上記従来のインバータでは起動できないという
問題がある。
【0010】そこで本発明では、起動電流が過電流閾値
より大きく、且つ電源回路の電圧が一定時間内に所定電
圧に達しない場合に起動ができないように構成された負
荷でも起動させることが可能なインバータを提供するこ
とを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流
電圧を交流電圧に変換して負荷に供給する直交変換回路
と、直交変換回路と負荷との間に設けられたフィルタ回
路と、負荷電流が過電流閾値より大きい場合に、直交変
換回路、フィルタ回路及び負荷により閉回路を形成して
電流を連続通電させる通電保持回路を備え、通電保持回
路は、直交変換回路の直流電流が過電流閾値より大きい
場合に閉回路を形成するインバー タである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1に記載のイン
バータにおいて、フィルタ回路はコイルを有している。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のインバー
タにおいて、負荷が容量性特性を有している。請求項4
の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のインバータ
において、通電保持回路は、負荷電流が過電流閾値より
大きい間、閉回路を形成する。
【0013】請求項1〜請求項4のインバータによれ
ば、負荷に通電される電流が過電流閾値を超えようとす
るとき、その電流を遮断することなく、低減させて連続
通電することができるため、負荷の起動電流がインバー
タの過電流閾値より大きく、且つ負荷の電源回路の電圧
が一定時間内に所定電圧に達しない場合に起動ができな
いように構成された負荷でも起動を向上させることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態のイン
バータについて説明する。図1は、インバータの電気回
路図である。図1に示すように、入力フィルタ回路1は
コンデンサC1、コイルL1及びアルミ電界型のコンデ
ンサC2等で構成され、例えば車両に搭載されたバッテ
リの電圧が供給される入力端子TA1,TA2からのノ
イズの侵入を阻止したりインバータ内部から外部にノイ
ズを出さないようにする回路である。また、昇圧回路2
は電界効果型のトランジスタTR1,TR2、トランス
T1、整流素子RE及びアルミ電界型のコンデンサC3
等で構成され、入力フィルタ回路1を介したバッテリ電
圧を例えば約10倍の直流電圧に昇圧してコンデンサC
3に蓄電する回路である。直交変換回路(Hブリッジ回
路)3は電界効果型のトランジスタTR3,TR4,T
R5,TR6等で構成され、コンデンサC3に蓄電され
た直流昇圧電圧を例えば100ボルト、60ヘルツの交
流電圧に変換する回路である。尚、トランジスタTR
3,TR4,TR5,TR6それぞれのドレイン−ソー
ス間にダイオードD1,D2,D3,D4が接続されて
いる。これらのダイオードD1,D2,D3,D4はト
ランジスタTR3,TR4,TR5,TR6の通電方向
と逆方向に接続されている。出力フィルタ回路4はコイ
ルL2,L3やコンデンサC4,C5,C6等で構成さ
れ、出力端子TA3,TA4から出力される交流100
ボルト電圧にノイズを含ませないようにする回路であ
る。この出力端子TA3,TA4間には前記図4に示し
た電源回路を有するテレビのような負荷Loが接続され
る。
【0015】第1の制御回路CR1は、前記トランジス
タTR1とTR2とを交互にスイッチング制御する。ま
た、第2の制御回路CR2は、前記トランジスタTR
3,TR4のグループとトランジスタTR5,TR6の
グループとを交互にスイッチング制御する。トランジス
タTR4とTR6のソースに共通接続されたシャント抵
抗R1には後述の負荷電流が流れるため、シャント抵抗
R1の両端の電圧は負荷電流に比例した電圧になる。
【0016】上記シャント抵抗R1の両端は抵抗R2,
R3を介してオペアンプOPの入力端子(+,−)に接
続されている。尚、このオペアンプOPには増幅率を決
定する抵抗R4とノイズ除去用のコンデンサC7とが接
続されている。オペアンプOPの出力端子はコンパレー
タCPの入力端子(−)に接続されており、コンパレー
タCPの他の入力端子(+)には、シャント抵抗R1に
流れる負荷電流の過電流閾値に対応した基準電圧Vre
fが印加されている。コンパレータCPの出力端子は、
2入力型のアンド素子AND1の一方の入力端子に接続
され、アンド素子AND1の他方の入力端子は、2次側
制御回路CR2と接続されている。そして、アンド素子
AND1の出力端子は前記トランジスタTR4のゲート
に接続されている。上記コンパレータCPの出力端子
は、他のアンド素子AND2の一方の入力端子とも接続
されている。アンド素子AND2の他方の入力端子は、
2次側制御回路CR2と接続されている。そして、アン
ド素子AND2の出力端子は前記トランジスタTR6の
ゲートに接続されている。
【0017】上記のようにシャント抵抗R1の両端の電
圧をオペアンプOPで増幅したうえ、コンパレータCP
で基準電圧Vrefと比較して得られた出力信号をアン
ド素子AND1,AND2に入力することにより、アン
ド素子AND1,AND2から出力される信号と2次側
制御回路CR2から出力される信号とに応じて前記トラ
ンジスタTR4,TR6がオン、オフされる。尚、後述
のように負荷Loに流れる負荷電流が過電流閾値を超え
ようとしたとき、負荷電流を遮断せずに低減させて連続
通電させる通電保持回路を上記、オペアンプOP、コン
パレータCP、アンド素子AND1,AND2、ダイオ
ードD1,D3等により構成している。
【0018】以上のように構成されたインバータにおい
て、入力端子TA1,TA2間にバッテリからの電圧が
供給され、第1の制御回路CR1がトランジスタTR1
をオンすると、バッテリの正極からの電流は端子TA
1、入力フィルタ回路1を通ってトランスT1の1次側
コイル、トランジスタTR1のドレイン、ソースを流
れ、端子TA2からバッテリの負極に流れる。次に、ト
ランジスタTR1をオフし、トランジスタTR2をオン
すると、バッテリの正極からの電流は端子TA1、入力
フィルタ回路1を通ってトランスT1の1次側コイル、
トランジスタTR2のドレイン、ソースを流れ、端子T
A2からバッテリの負極に流れる。上記のようにトラン
ジスタTR1とTR2とが交互にオンされると、トラン
スT1の1次側コイルに流れる電流の方向が交互に変化
し、トランスT1の1次側コイルに交番磁界が発生する
ため、トランスT1の2次側コイルに、1次側コイルと
2次側コイルの巻線数比に比例した交流電圧が発生す
る。そして、トランスT1の2次側コイルに発生した交
流電圧は整流素子REで整流され、コンデンサC3に直
流昇圧電圧として連続的に蓄電される。
【0019】次に、第2の制御回路CR2の制御につい
て説明する。尚、説明の便宜上、前記出力端子TA3,
TA4間に負荷Loが接続されていないものとする。最
初、第2の制御回路CR2は、トランジスタTR3とT
R4をオンするための論理信号Hを出力する。これによ
り、トランジスタTR3はオンされる。またシャント抵
抗R1に流れる負荷電流がゼロであるためオペアンプO
Pの出力電圧はゼロである。そのため、コンパレータC
Pの出力信号がHであり、アンド素子AND1の出力信
号はHとなってトランジスタTR4もオンとなる。トラ
ンジスタTR3,TR4がオンすると、コンデンサC3
の正極からの電圧は、トランジスタTR3のドレイン、
ソース、コイルL3を介し、出力端子TA4に導通され
る。また、出力端子TA3はコイルL2、トランジスタ
TR4のドレイン、ソース、シャント抵抗R1を介して
コンデンサC3の負極に導通される。従って、この場
合、出力端子TA4の出力電圧は正電圧となり、出力端
子TA3は負電圧となる。
【0020】次に、第2の制御回路CR2が、トランジ
スタTR3とTR4とをオフするとともにトランジスタ
TR5とTR6をオンするための論理信号Hを出力す
る。これにより、トランジスタTR5はオンになるとと
もに、トランジスタTR6はシャント抵抗R1に流れる
負荷電流がゼロであるため、上記同様にオンとなる。ト
ランジスタTR5,TR6がオンすると、コンデンサC
3の正極からの電圧は、トランジスタTR5のドレイ
ン、ソース、コイルL2を介し、出力端子TA3に導通
される。また、出力端子TA4はコイルL3、トランジ
スタTR6のドレイン、ソース、シャント抵抗R1を介
してコンデンサC3の負極に導通される。従って、この
場合、出力端子TA3の出力電圧は正電圧となり、出力
電圧TA4は負電圧となる。上記のように第2の制御回
路CR2がトランジスタTR3とTR4のグループとト
ランジスタTR5とTR6のグループとを交互にオンす
ると、コンデンサC3に蓄電された直流昇圧電圧は出力
端子TA3、TA4において極性が反転する交流電圧に
変換される。
【0021】次に、インバータの出力端子TA3、TA
4に、前記図4に示したような電源回路を有するテレビ
を負荷Loとして接続した場合について説明する。前述
のように、図4に示したテレビの電源回路のマイクロコ
ンピュータMCは、テレビの図示していない電源スイッ
チがオンされたときから一定時間でコンデンサCの蓄電
電圧が所定値まで上昇しない場合、リレーRLをオフし
てテレビの起動を阻止する制御をする。また、テレビの
電源スイッチがオンされた瞬間、コンデンサCに大きな
起動電流が流れるため、インバータの前記シャント抵抗
R1にインバータの過電流閾値を上回る大きな負荷電流
が流れる。
【0022】インバータのトランジスタTR3とTR4
とがオンされているとき、テレビの電源スイッチがオン
された瞬間、インバータのコンデンサC3の正極から、
トランジスタTR3のドレイン、ソース、コイルL3、
出力端子TA4、テレビ、出力端子TA3、コイルL
2、トランジスタTR4のドレイン、ソース、シャント
抵抗R1を介してコンデンサC3の負極に通電される。
この通電過程でテレビの電源回路のコンデンサCに大き
な起動電流が流れ、インバータの前記シャント抵抗R1
に起動電流に対応した大きな負荷電流が流れると、負荷
電流に比例した電圧信号がインバータのオペアンプOP
の入力端子に入力される。オペアンプOPはその電圧信
号を増幅してコンパレータCPに出力するため、コンパ
レータCPは、オペアンプOPの出力電圧と過電流閾値
に対応した基準電圧Vrefとを比較演算し、オペアン
プOPの出力電圧が基準電圧Vrefより大きい場合、
即ち、シャント抵抗R1に流れる負荷電流が過電流閾値
を少しでも超えると論理信号Lをアンド素子AND1に
出力するため、アンド素子AND1の出力信号はLにな
りトランジスタTR4はオフされる。尚、このときトラ
ンジスタTR3はオンのままである。
【0023】上記のようにトランジスタTR4がオフさ
れると、トランジスタTR4の通電経路が遮断されるた
め、出力端子TA4からテレビを流れた電流は、出力端
子TA3、コイルL2,前記ダイオードD3、トランジ
スタTR3、コイルL3、出力端子TA4で形成される
閉回路を流れて低減される。この電流低減過程で、シャ
ント抵抗R1に流れる電流がゼロであるため、再びアン
ド素子AND1の出力信号はHになりトランジスタTR
4はオンになる。そのため、再びコンデンサC3の正極
から、トランジスタTR3のドレイン、ソース、コイル
L3、出力端子TA4、テレビ、出力端子TA3、コイ
ルL2、トランジスタTR4のドレイン、ソース、シャ
ント抵抗R1を介してコンデンサC3の負極に通電され
る。このような制御が繰り返されるうちに、テレビの電
源回路のコンデンサCに電荷が蓄電され、インバータの
前記シャント抵抗R1に流れる負荷電流が過電流閾値よ
り小さくなると、アンド素子AND1の出力信号はHに
なるため、トランジスタTR3,TR4は従来のインバ
ータと同様に2次側制御回路CR2の出力信号によりオ
ンオフされる。
【0024】また、インバータのトランジスタTR5と
TR6とがオンされているとき、テレビの電源スイッチ
がオンされると、インバータのコンデンサC3の正極か
ら、トランジスタTR5のドレイン、ソース、コイルL
2、出力端子TA3、テレビ、出力端子TA4、コイル
L3、トランジスタTR6のドレイン、ソース、シャン
ト抵抗R1を介してコンデンサC3の負極に通電され
る。この通電過程でテレビの電源回路のコンデンサCに
大きな起動電流が流れ、インバータの前記シャント抵抗
R1に起動電流に対応した大きな負荷電流が流れると、
負荷電流に比例した電圧信号がインバータのオペアンプ
OPの入力端子に入力される。オペアンプOPはその電
圧信号を増幅してコンパレータCPに出力するため、コ
ンパレータCPは、オペアンプOPの出力電圧と過電流
閾値に対応した基準電圧Vrefとを比較演算し、オペ
アンプOPの出力電圧が基準電圧Vrefより大きい場
合、即ち、シャント抵抗R1に流れる負荷電流が過電流
閾値を少しでも超えると論理信号Lをアンド素子AND
2に出力するため、アンド素子AND2の出力信号はL
になりトランジスタTR6はオフになる。尚、このとき
トランジスタTR5はオンのままである。
【0025】上記のようにトランジスタTR6がオフに
なると、トランジスタTR6の通電経路が遮断されるた
め、出力端子TA3からテレビに流れた電流は、出力端
子TA4、コイルL3,前記ダイオードD1、トランジ
スタTR5、コイルL2、出力端子TA3で形成される
閉回路を流れて低減する。この電流低減過程でシャント
抵抗R1に流れる電流がゼロであるため、再びアンド素
子AND2の出力信号はHになりトランジスタTR6は
オンになる。そのため、再びコンデンサC3の正極か
ら、トランジスタTR5のドレイン、ソース、コイルL
2、出力端子TA3、テレビ、出力端子TA4、コイル
L3、トランジスタTR6のドレイン、ソース、シャン
ト抵抗R1を介してコンデンサC3の負極に通電され
る。上記制御が繰り返されてテレビの電源回路のコンデ
ンサCに電荷が蓄電され、インバータの前記シャント抵
抗R1に流れる負荷電流が過電流閾値より小さくなる
と、アンド素子AND2の出力信号はHになるため、ト
ランジスタTR5,TR6は従来のインバータと同様に
2次側制御回路CR2の出力信号によりオンオフされ
る。
【0026】図2は、上記制御を概念的に示したもの
で、テレビの電源スイッチがオンされたときの大きな起
動電流が負荷電流としてインバータのシャント抵抗R1
を流れたとき、シャント抵抗R1を流れた負荷電流が過
電流閾値OCより僅かに大きくなると前述のようにトラ
ンジスタTR4又はTR6が一時的にオフされるが、イ
ンバータからテレビに流れた電流は遮断されずに前記閉
回路を連続的に流れるため、テレビの電源回路のコンデ
ンサCの蓄電が進行する。そのため、テレビの電源回路
のマイクロコンピュータMCは、テレビの電源スイッチ
がオンされたときから一定時間内にコンデンサCの蓄電
電圧が所定値まで上昇するため、リレーRLがオフされ
ず、テレビの起動が可能になる。
【0027】尚、インバータの電気回路は図1に示した
ものに限らない。そして、前述のように負荷に大きな電
流が流れても、その負荷電流を遮断しないで過電流閾値
を超えないような電流で連続通電させる回路を設ければ
よい。
【0028】
【発明の効果】請求項1〜請求項4のインバータによれ
ば、負荷に通電される電流が過電流閾値を超えようとす
るとき、その電流を遮断することなく、低減させて連続
通電することができるため、負荷の起動電流がインバー
タの過電流閾値より大きく、且つ負荷の電源回路の電圧
が一定時間内に所定電圧に達しない場合に起動ができな
いように構成された負荷でも起動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電気回路図である。
【図2】本発明の実施の形態の作用説明図である。
【図3】従来のインバータの電気回路図である。
【図4】テレビの電源回路図である。
【図5】従来のインバータの作用説明図である。
【符号の説明】
1 入力フィルタ回路 2 昇圧回路 3 Hブリッジ回路 4 出力フィルタ回路 D1,D2,D3,D4 ダイオード TA1,TA2 入力端子 TA3,TA4 出力端子 Lo 負荷 R1 シャント抵抗 TR1,TR2,TR3 トランジスタ TR4,TR5,TR6 OP オペアンプ CP コンパレータ AND1,AND2 アンド素子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧を交流電圧に変換して負荷に供
    給する直交変換回路と、直交変換回路と負荷との間に設
    けられたフィルタ回路と、負荷電流が過電流閾値より大
    きい場合に、直交変換回路、フィルタ回路及び負荷によ
    り閉回路を形成して電流を連続通電させる通電保持回路
    を備え、通電保持回路は、直交変換回路の直流電流が過電流閾値
    より大きい場合に閉回路を形成するインバー タ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインバータにおいて、
    フィルタ回路はコイルを有しているインバータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のインバータに
    おいて、負荷が容量性特性を有しているインバータ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のインバ
    ータにおいて、通電保持回路は、負荷電流が過電流閾値
    より大きい間、閉回路を形成するインバータ。
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