JP3316730B2 - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JP3316730B2
JP3316730B2 JP28062995A JP28062995A JP3316730B2 JP 3316730 B2 JP3316730 B2 JP 3316730B2 JP 28062995 A JP28062995 A JP 28062995A JP 28062995 A JP28062995 A JP 28062995A JP 3316730 B2 JP3316730 B2 JP 3316730B2
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康行 酒井
隆彦 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のデータ通信装置には、H
DLC(ハイレベルデータリンクコントロール)による
誤り訂正手順を用いた装置がある。HDLCは、ARQ
(自動再送要求)を利用した誤り訂正手順の一種であ
り、CCITT(国際電信電話諮問委員会)の勧告X2
5に定義されている。ここでは、この装置について説明
する。
【0003】図4は、データの送信を行なうための従来
のデータ通信装置である。図において、401はデータ
入力部、402はデータ分割部、403は誤り検符号化
部、404はゼロ挿入部、405はデータ出力部であ
る。次に動作を説明する。データは、まずデータ入力部
401からデータ分割部402に入力される。データ分
割部402では、データを所定のビット数からなるフレ
ームに分割する。フレームに分割されたデータは、誤り
検出符号化部に入力され、CRC(巡回冗長チェック)
符号化のための計算がされる。その計算結果、すなわち
CRCのチェックビットがフレームの最後に付与され
る。
【0004】次に、このCRC符号化されたフレーム
は、ゼロ挿入回路に加えられる。ここでは、フレームの
境界信号であるフラグパターン“01111110”を
ユニーク化するために、フレーム内にデータ“1”が連
続して5ビットあればその直後に“0”を1ビット挿入
し、“1”が連続して6ビット続かないようにする。こ
の処理をゼロ挿入と呼ぶ。
【0005】一方、フレーミングされたデータを受信す
る場合を図5に基づいて説明する。図において、501
はデータ入力部、502はデータ分割部、503はゼロ
除去部、504は誤り検出部、505はデータ出力部で
ある。次に動作を説明する。まず、データはデータ入力
部501、続いてデータ分割部502に入力され、フレ
ーム単位に分割される。次に、ゼロ除去部503に入力
される。ゼロ除去部503では、フレームの境界をユニ
ーク化するために挿入された“0”を除去する。つま
り、“1”が連続5ビットあれば、その直後の“0”を
除去する。
【0006】次に、ゼロ除去されたフレームは、誤り検
出部504に入力され、CRCにより誤りを検出する。
誤りが検出された場合は、誤りが検出されたことを意味
するNAK信号をフレームに付与し、フレームの再送を
送信側に要求する。誤りが検出されなかった場合は、デ
ータが正しく受信されたことを意味するACK信号をフ
レームに付与する。
【0007】また、HDLCに誤り訂正符号を組み合わ
せたデータ通信装置に、特開平6−205068に示さ
れた装置がある。ここでは、この装置について説明す
る。
【0008】図6は、特開平6−205068のデータ
通信装置である。データは、まずデータ入力部601か
らデータ分割部602に入力され、フレーム単位に分割
される。次に、誤り検出符号化部603に入力され、C
RC符号化のための計算がされ、CRCのチェックビッ
トデータの最後に付与される。
【0009】次に、このCRC符号化されたデータは、
誤り訂正符号化部604に入力され、ここでBCH符号
化の計算がされ、BCH符号のチェックビットがデータ
の最後に付与される。このBCH符号化されたデータ
は、ゼロ挿入回路605に加えられ、フレームの境界信
号であるフラグパターンをユニーク化するために、フレ
ーム内にデータ“1”が連続して5ビットあればその後
ろに“0”を1ビット挿入し、“1”が連続して6ビッ
ト続かないようにする。そして、フラグパターンとして
“01111110”を使い、フレーミングする。
【0010】一方、フレーミングされたデータを受信す
る時は、以下の動作をする。図7は、データを受信する
装置である。まず、データはデータ入力部701、デー
タ分割部702、ゼロ除去部703に加えられる。ゼロ
除去部703では、フレーム内のデータで、“1”が連
続6ビットあればそれをフレームの境界のフラグとして
認識する。また、“1”が連続5ビットあれば、後ろの
“0”を除去する。
【0011】次に、ゼロ除去されたフレームは、誤り訂
正復号部704に入力され、BCH符号による誤り訂正
が行なわれる。
【0012】次に、BCH符号により誤り訂正されたデ
ータは、誤り検出部705に入力され、CRCにより、
BCH符号で訂正しきれなかった誤りを検出する。
【0013】また、従来のデータ通信装置においては、
フレームに誤り訂正符号化を施すか否かは、前述の例の
ようにあらかじめどちらかに統一しておくか、あるい
は、誤り訂正符号化が施されているフレームと施されて
いないフレームとを混在させて通信する場合は、フレー
ム内に両者を識別するユニークワードを挿入することに
より、フレームの種類を判定することが一般的である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ通信装置
は、CRC符号化だけで誤り訂正を行なっていた。その
ため、通信路の状態が悪い時は、頻繁に再送要求が行な
われ、通信の効率が悪くなるという課題があった。
【0015】また、従来のデータ通信装置は、誤り検出
符号化と誤り訂正符号化の後にデータ全体を一括してゼ
ロ挿入処理を行なっていたので、誤り訂正符号のチェッ
クビットに誤りが発生した場合、誤りがバースト状に波
及し、誤り訂正が出来なくなるという課題があった。
【0016】
【0017】本発明の目的は、係る課題を解決するため
になされたもので、データに誤りが発生しても、通信効
率が悪くならないデータ通信装置を得ることにある。
【0018】本発明の他の目的は、誤り訂正符号のチェ
ックビットに誤りが発生しても、誤りがバースト状に波
及することを防ぎ、誤り訂正符号の訂正能力を有効に利
用することができるデータ通信装置を得ることにある。
【0019】
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ通信
装置は、ディジタル情報を所定のビット数に分割する、
データ分割手段と、前記データ分割手段で分割されたデ
ータを誤り検出符号化する、誤り検出符号化手段と、前
記誤り検出符号化手段で符号化されたデータに、所定の
位置にゼロビットを挿入する、第1のゼロ挿入手段と、
前記第1のゼロ挿入手段でゼロビットを挿入されたデー
タを誤り訂正符号化するか否かを誤り訂正符号化するか
否かを選択する、誤り訂正符号化選択手段と、前記誤り
訂正符号化選択手段で誤り訂正符号化を選択した場合、
前記第1のゼロ挿入手段でゼロビットを挿入されたデー
タを誤り訂正符号化する、誤り訂正符号化手段と、前記
誤り訂正符号化手段で生成されたチェックビットに、ゼ
ロビットを挿入する、第2のゼロ挿入手段とを備えたも
のである。また、本発明に係るデータ通信装置は、ディ
ジタル情報を所定のビット数に分割する、データ分割手
段と、前記データ分割手段で分割されたデータを誤り訂
正復号するか否かを選択する、誤り訂正復号選択手段
と、前記誤り訂正復号選択手段で誤り訂正復号を選択し
た場合、前記データ分割手段で分割されたデータの、誤
り訂正符号のチェックビットの、所定の位置のビットを
除去する、第1のゼロ除去手段と、前記第1のゼロ除去
手段でビットを除去されたデータを、誤り訂正復号をす
る、誤り訂正復号手段と、前記誤り訂正復号手段で誤り
訂正復号されたデータ、または前記誤り訂正復号選択手
段で誤り訂正復号しないを選択した場合は、前記データ
分割手段で分割されたデータのゼロビットを除去する、
第2のゼロ除去手段と、前記第2のゼロ除去手段でゼロ
ビットを除去されたデータの、誤りを検出する、誤り検
出手段とを備えたものである。また、本発明に係るデー
タ通信装置は、ディジタル情報を所定のビット数に分割
する、データ分割手段と、前記データ分割手段で分割さ
れたデータを誤り検出符号化する、誤り検出符号化手段
と、前記誤り検出符号化手段で符号化されたデータに、
所定の位置にゼロビットを挿入する、第1のゼロ挿入手
段と、前記第1のゼロ挿入手段でゼロビットを挿入され
たデータを誤り訂正符号化するか否かを誤り訂正符号化
するか否かを選択する、誤り訂正符号化選択手段と、前
記誤り訂 正符号化選択手段で誤り訂正符号化を選択した
場合、前記第1のゼロ挿入手段でゼロビットを挿入され
たデータを誤り訂正符号化する、誤り訂正符号化手段
と、前記誤り訂正符号化手段で生成されたチェックビッ
トに、ゼロビットを挿入する、第2のゼロ挿入手段と、
受信ディジタル情報を所定のビット数に分割する、デー
タ分割手段と、前記データ分割手段で分割されたデータ
を誤り訂正復号するか否かを選択する、誤り訂正復号選
択手段と、前記誤り訂正復号選択手段で誤り訂正復号を
選択した場合、前記データ分割手段で分割されたデータ
の、誤り訂正符号のチェックビットの、所定の位置のビ
ットを除去する、第1のゼロ除去手段と、前記第1のゼ
ロ除去手段でビットを除去されたデータを、誤り訂正復
号をする、誤り訂正復号手段と、前記誤り訂正復号手段
で誤り訂正復号されたデータ、または前記誤り訂正復号
選択手段で誤り訂正復号しないを選択した場合は、前記
データ分割手段で分割されたデータのゼロビットを除去
する、第2のゼロ除去手段と、前記第2のゼロ除去手段
でゼロビットを除去されたデータの、誤りを検出する、
誤り検出手段とを備えたものである。また、本発明に係
るデータ通信装置は、あらかじめ決められた位置にゼロ
ビットを挿入する第2のゼロ挿入手段を備えたものであ
る。また、本発明に係るデータ通信装置は、データのパ
ターンに応じて所定の位置にゼロビットを挿入する第2
のゼロ挿入手段を備えたものである。また、本発明に係
るデータ通信装置は、あらかじめ決められた位置のゼロ
ビットを除去する第2のゼロ除去手段を備えたものであ
る。また、本発明に係るデータ通信装置は、データのパ
ターンに応じて所定の位置のビットを除去する第2のゼ
ロ除去手段を備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.本発明による、データの送信を行
なうためのデータ通信装置の一実施例を図1に基づいて
説明する。図1は、本発明によるデータ通信装置の構成
図である。図において、101はデータ入力部、102
はデータ分割部、103は誤り検出符号化部、104は
第1ゼロ挿入部、105は誤り訂正符号化部、106は
第2ゼロ挿入部、107はデータ出力部である。
【0022】次に動作を説明する。まず、装置に入力さ
れたデータは、データ入力部101に入力され、次にデ
ータ分割部102に入力される。データ分割部102で
は、データを所定のビット数に分割する。この分割され
たデータを1つの単位(フレーム)として、以下の処理
が行なわれる。
【0023】1フレームに分割されたデータは、誤り検
出符号化部103に入力され、CRCによる誤り検出符
号化のための演算が施され、CRCのチェックビットが
データに付加される。
【0024】次に、誤り検出符号化されたデータは、第
1ゼロ挿入部104に入力される。第1ゼロ挿入部10
4では、フレームの前後に付与されるフラグ“0111
1110”と同一パターンのデータが、フレーム内に現
れることを防ぐために、5ビット連続“1”が出現した
ら、その直後に“0”を挿入する。この操作をゼロ挿入
と呼ぶ。
【0025】次に、第1ゼロ挿入部104でゼロ挿入さ
れたデータは、誤り訂正符号化部105に入力される。
ここでは、BCH符号により誤り訂正符号化の演算が施
され、BCH符号のチェックビットがデータに付加され
る。
【0026】次に、誤り訂正符号化部105で誤り訂正
符号化されたデータは、第2ゼロ挿入部106に入力さ
れる。ここでは、前記第1ゼロ挿入部104と同様の動
作で、誤り訂正符号のチェックビットに対してのみ、ゼ
ロ挿入される。次に、データ出力部107からデータは
装置外部に送信される。要するに、本実施例のデータ通
信装置は誤り訂正符号化部を備えていることにより、通
信路の状態が悪い場合でも効率の良い通信を行なえる。
【0027】なお、この実施例ではBCH符号による誤
り訂正符号化を行なったが、用いる誤り訂正符号はこの
発明の効果を限定するものではなく、他の符号、例えば
リードソロモン符号などでもよい。
【0028】発明の実施の形態2.本発明によるデータ
の受信を行なうためのデータ通信装置の一実施例を、図
2に基づいて説明する。図2は、本発明によるデータ通
信装置の構成図である。図において、201はデータ入
力部、202はデータ分割部、203は第1ゼロ除去
部、204は誤り訂正復号部、205は第2ゼロ除去
部、206は誤り検出部、207はデータ出力部であ
る。
【0029】次に動作を説明する。受信データの誤り訂
正符号化方式および誤り検出符号化方式は、実施の形態
1で説明した方式と同様であるものとする。受信された
データは、まずデータ入力部201に入力され、続いて
データ分割部202に入力される。ここでは、データを
所定のビット数に分割し、この分割されたデータを1つ
の単位(フレーム)として、以下の処理が行なわれる。
【0030】次に、1フレームに分割されたデータは、
第1ゼロ除去部203に入力される。第1ゼロ除去部2
03では、BCH符号のチェックビットの部分に対して
のみ所定の位置の“0”を除去する。
【0031】次に、データは誤り訂正復号部204に入
力される。ここでは、BCH符号の復号が行なわれる。
【0032】次に、データは、第2ゼロ除去部205に
入力される。ここでは、フレームの前後に付与されてい
るフラグと、データの識別のためにゼロ挿入された
“0”の除去を行なう。すなわち、5ビット連続した
“1”の直後の“0”を除去する。
【0033】次に、データは誤り検出部206に入力さ
れる。ここではCRC符号による誤りの検出を行なう。
【0034】次に、データ出力部207から、データは
装置外部に送信される。要するに、誤り訂正復号部を備
えたことにより、通信路の状態が悪い場合でも、効率の
良い通信を行なうことができる。
【0035】発明の実施の形態3.本発明によるデータ
の送受信を行なうデータ通信装置の一実施例を説明す
る。実施の形態1において説明したデータ通信装置と、
実施の形態2において説明したデータ通信装置を構成す
る各部を組み合わせれば、容易にデータの送受信を行な
うデータ通信装置を構成できる。
【0036】発明の実施の形態4.実施の形態1におい
ては、第2のゼロ挿入部は、第1のゼロ挿入部と同様の
動作でゼロ挿入を行なったが、ここでは、第2のゼロ挿
入部が第1のゼロ挿入部と異なる動作でゼロ挿入する場
合の例を説明する。
【0037】誤り訂正符号方式は、ガロア体GF(2
9 )上の3ビット訂正BCH符号を用いる。この場合、
BCH符号のチェックビットは、27ビット生成され
る。第2のゼロ挿入部において、この27ビットに対し
てゼロ挿入を行なう。ゼロ挿入は、チェックビットのデ
ータパターンとは無関係に、決められた位置に強制的に
“0”を挿入する。つまり、フレームの境界のフラグパ
ターンは、“01111110”であるから、フラグを
ユニーク化するためには、5ビットごとに“0”を挿入
すれば良い。つまり、チェックビットの5ビット目と6
ビット目の間、10ビット目と11ビット目の間、15
ビット目と16ビット目の間、20ビット目と21ビッ
ト目の間、25ビット目と26ビット目の間に、“0”
を挿入すれば良い。
【0038】要するに、ゼロ挿入手段を2つ有し、誤り
訂正符号のチェックビットにゼロ挿入する際、あらかじ
め決められた所定の位置に“0”を挿入するので、チェ
ックビットに誤りが発生した場合でも、誤りがバースト
状に波及することを防ぐことができ、誤り訂正符号の訂
正能力を有効利用できる。
【0039】発明の実施の形態5.次に、上述の方法で
ゼロ挿入されて送信されたデータを、受信する場合につ
いて説明する。実施の形態2で説明した第1のゼロ除去
部において、以下のような動作でゼロ除去すれば良い。
BCH符号のチェックビットに、5ビットごとに“0”
が挿入されているので、挿入されている位置のビットを
強制的に除去する。つまり、該当する位置のビットが
“0”であっても“1”であっても、そのビットは除去
される。
【0040】以上のようなゼロ挿入方式とゼロ削除方式
を兼ね備えたデータ通信装置を構成することも可能であ
る。
【0041】この実施例ではBCH符号による符号化の
場合について説明したが、用いる符号は本発明の効果を
限定するものではなく、他の符号、例えばリードソロモ
ン符号などを用いても良い。
【0042】発明の実施の形態6.実施の形態1〜5で
説明したデータ通信装置において、誤り訂正符号化およ
び誤り訂正復号を行なうか否かを選択できる装置を構成
することも容易である。通信路の状態が良い場合、つま
り、データ誤りの発生が少ない場合は、誤り訂正符号化
を行なわずに通信すれば、効率のよい通信を行なうこと
ができる。
【0043】発明の実施の形態7.データに誤り検出符
号のみが付加されたフレームと、誤り検出符号と誤り訂
正符号が共に付加されたフレームとが、混在する通信に
おいて、受信したフレームがどちらのフレームであるか
を、受信データのみから判定することができるデータ通
信装置の一実施例を図3に基づいて説明する。図3は、
フレームに、誤り検出符号のみが付加されているか、ま
たは誤り検出符号と誤り訂正符号が共に付加されている
かを判定するためのフローチャートである。
【0044】まず、受信したフレームに対し、誤り検出
符号化(CRC)のみが施されていると仮定して、誤り
検出を行なう。これをCRC1と呼ぶ。次にこれと並行
して、誤り訂正符号化が施されていると仮定して復号を
行ない、復号されたフレームに対して誤り検出を行な
う。これをCRC2と呼ぶ。
【0045】次に、CRC1とCRC2の結果によっ
て、フレームの判定を行なう。CRC1で誤りが検出さ
れず、かつCRC2で誤りが検出された場合は、フレー
ムには誤り検出符号化のみが施されていると判定する。
CRC1で誤りが検出され、CRC2で誤りが検出され
なかった場合は、フレームに誤り検出符号化と誤り訂正
符号化が共に施されていると判定する。また、CRC
1,CRC2共に誤りが検出されなかった場合、あるい
はCRC1,CRC2共に誤りが検出された場合は、そ
のフレームの直前に受信されたフレームと同様のフレー
ムであると判定する。
【0046】要するに、誤り検出符号化のみが施されて
いるフレームと、誤り検出符号化と誤り訂正符号化が共
に施されているフレームとが混在する場合、受信したフ
レームがどちらのフレームであるかを、受信データのみ
から判定する手段を備えているので、ユニークワードを
挿入すること無しに2つのフレームを混在させて通信す
ることができる。
【0047】発明の実施の形態8.1つのフレームが、
複数の誤り訂正符号で構成される場合の、フレーム判定
をするデータ通信装置の一実施例を説明する。前述のフ
ローチャートにおいて、誤り訂正復号は、各符号語ごと
に行なう。そして、カウンタを設け、誤り無しと判定さ
れた符号語の数をカウントする。次に、CRC1,CR
C2による誤り検出を行なう。フレームの判定は、CR
C1,CRC2、カウンタの数値によって行なわれる。
CRC1,CRC2のいずれか一方だけに誤りが検出さ
れ、一方は誤りが検出されなかった場合は、前述の実施
の形態7と同様の判定を行なう。
【0048】また、CRC1,CRC2共に誤りが検出
された場合と、共に誤りが検出されなかった場合は、カ
ウンタの数値と、あらかじめ定められた閾値とで判定を
行なう。カウンタの数値が、閾値より小さい場合は、フ
レームは誤り検出符号化のみが施されていると判定す
る。閾値より大きい場合は、誤り検出符号化と誤り訂正
符号化が施されていると判定する。
【0049】発明の実施の形態9.1つのフレームが、
複数の誤り訂正符号で構成される場合の、フレーム判定
をするデータ通信装置の他の実施例を説明する。前述の
カウンタは、何ビット訂正した符号語が何符号語あるか
をカウントする。CRC1,CRC2の結果が共に誤り
無し、あるいは誤り有りとされた場合は、カウンタの値
によってフレームの判定を行なう。例えば、誤り訂正符
号の訂正能力を超えるビット数を訂正した符号語が、あ
る閾値より多い場合は、そのフレームは誤り検出符号の
みが施されていると判定する。
【0050】また、CRC2の結果が誤り無しであって
も、誤り訂正符号の訂正能力を超えるビット数を訂正し
た符号語が、ある閾値より多い場合は、そのフレーム
は、誤り訂正符号化が施されたフレームで、かつ、誤り
が発生していると判定することもできる。
【0051】発明の実施の形態10.誤り検出符号化の
みを施したフレームを送信する場合には、フレームに複
数のダミービットを挿入して送信する場合に、フレーム
の判定をするデータ通信装置の一実施例を説明する。挿
入されるダミービットのパターンは、あらかじめ定めら
れているものとする。受信フレームのダミービットが挿
入されている位置のデータパターンが、挿入されている
べきパターンと所定のビット数以上異なる場合、CRC
1において、演算結果に関わらず、誤りが検出されたと
判定する。さらに、実施の形態7〜9で説明した方法に
より、フレーム判定を行なう。
【0052】また、ダミービットに所定のビット数以上
の誤りが発生していても、CRC1の結果が誤りが無し
と判定され、かつ、実施の形態9において述べたカウン
タの結果が、誤り検出符号化のみのフレームであるとの
判定である場合には、受信したフレームは、誤り検出符
号化のみが施されていると判定することもできる。
【0053】実施の形態7〜10で説明した、フレーム
判定をすることができるデータ通信装置は、実施の形態
1〜5で説明したデータ通信装置と組み合わせて構成す
ることも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によるデータ通信
装置は、通信路の状態が悪い場合でも、効率の良い通信
を行なうことができる効果がある。
【0055】また、本発明によるデータ通信装置は、挿
入されたゼロビットに誤りが発生しても、そのビットを
確実に除去することができ、誤りがバースト状に波及す
ることを防ぐことができる効果がある。
【0056】また、本発明によるデータ通信装置は、通
信路の状態に応じて選択することができ、効率の良い通
信を行なうことができる効果がある。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の、送信を行なうデータ通信装置の構
成図である。
【図2】 本発明の、受信を行なうデータ通信装置の構
成図である。
【図3】 本発明の、フレーム判定を行なうフローチャ
ートである。
【図4】 従来の、送信を行なうデータ通信装置の構成
図である。
【図5】 従来の、受信を行なうデータ通信装置の構成
図である。
【図6】 従来の、送信を行なうデータ通信装置の構成
図である。
【図7】 従来の、受信を行なうデータ通信装置の構成
図である。
【符号の説明】
101 データ入力部、102 データ分割部、103
誤り検出符号化部、104 第1ゼロ挿入部、105
誤り訂正符号化部、106 第2ゼロ挿入部、107
データ出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−23215(JP,A) 特開 平1−106536(JP,A) 特開 昭62−200939(JP,A) 特開 平6−85793(JP,A) 特開 平7−226688(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル情報の通信を行なうデータ通
    信装置において、 ディジタル情報を所定のビット数に分割する、データ分
    割手段と、 前記データ分割手段で分割されたデータを誤り検出符号
    化する、誤り検出符号化手段と、 前記誤り検出符号化手段で符号化されたデータに、所定
    の位置にゼロビットを挿入する、第1のゼロ挿入手段
    と、前記第1のゼロ挿入手段でゼロビットを挿入されたデー
    タを誤り訂正符号化するか否かを誤り訂正符号化するか
    否かを選択する、誤り訂正符号化選択手段と、前記誤り
    訂正符号化選択手段で誤り訂正符号化を選択した場合、
    前記第1のゼロ挿入手段でゼロビットを挿入されたデー
    タを誤り訂正符号化する、誤り訂正符号化手段と、 前記誤り訂正符号化手段で生成されたチェックビット
    に、ゼロビットを挿入する、第2のゼロ挿入手段とを備
    えたことを特徴とする、データ通信装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル情報の通信を行なうデータ通
    信装置において、 ディジタル情報を所定のビット数に分割する、データ分
    割手段と、前記データ分割手段で分割されたデータを誤り訂正復号
    するか否かを選択する、誤り訂正復号選択手段と、 前記誤り訂正復号選択手段で誤り訂正復号を選択した場
    合、 前記データ分割手段で分割されたデータの、誤り訂
    正符号のチェックビットの、所定の位置のビットを除去
    する、第1のゼロ除去手段と、 前記第1のゼロ除去手段でビットを除去されたデータ
    を、誤り訂正復号をする、誤り訂正復号手段と、 前記誤り訂正復号手段で誤り訂正復号されたデータ、ま
    たは前記誤り訂正復号選択手段で誤り訂正復号しないを
    選択した場合は、前記データ分割手段で分割されたデー
    のゼロビットを除去する、第2のゼロ除去手段と、 前記第2のゼロ除去手段でゼロビットを除去されたデー
    タの、誤りを検出する、誤り検出手段とを備えたことを
    特徴とする、データ通信装置。
  3. 【請求項3】 ディジタル情報の通信を行なうデータ通
    信装置において、 ディジタル情報を所定のビット数に分割する、データ分
    割手段と、 前記データ分割手段で分割されたデータを誤り検出符号
    化する、誤り検出符号化手段と、 前記誤り検出符号化手段で符号化されたデータに、所定
    の位置にゼロビットを挿入する、第1のゼロ挿入手段
    と、前記第1のゼロ挿入手段でゼロビットを挿入されたデー
    タを誤り訂正符号化するか否かを誤り訂正符号化するか
    否かを選択する、誤り訂正符号化選択手段と、 前記誤り訂正符号化選択手段で誤り訂正符号化を選択し
    た場合、 前記第1のゼロ挿入手段でゼロビットを挿入さ
    れたデータを誤り訂正符号化する、誤り訂正符号化手段
    と、 前記誤り訂正符号化手段で生成されたチェックビット
    に、ゼロビットを挿入する、第2のゼロ挿入手段と 受信ディジタル情報を所定のビット数に分割する、デー
    タ分割手段と、前記データ分割手段で分割されたデータを誤り訂正復号
    するか否かを選択する、誤り訂正復号選択手段と、 前記誤り訂正復号選択手段で誤り訂正復号を選択した場
    合、 前記データ分割手段で分割されたデータの、誤り訂
    正符号のチェックビットの、所定の位置のビットを除去
    する、第1のゼロ除去手段と、 前記第1のゼロ除去手段でビットを除去されたデータ
    を、誤り訂正復号をする、誤り訂正復号手段と、 前記誤り訂正復号手段で誤り訂正復号されたデータ、ま
    たは前記誤り訂正復号選択手段で誤り訂正復号しないを
    選択した場合は、前記データ分割手段で分割されたデー
    のゼロビットを除去する、第2のゼロ除去手段と、 前記第2のゼロ除去手段でゼロビットを除去されたデー
    タの、誤りを検出する、誤り検出手段とを備えたことを
    特徴とする、データ通信装置。
  4. 【請求項4】 第2のゼロ挿入手段は、あらかじめ決め
    られた位置にゼロビットを挿入することを特徴とする、
    請求項第1項に記載のデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 第2のゼロ挿入手段は、データのパター
    ンに応じて所定の位置にゼロビットを挿入することを特
    徴とする、請求項第1項に記載のデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 第2のゼロ除去手段は、あらかじめ決め
    られた位置のゼロビットを除去することを特徴とする、
    請求項第2項に記載のデータ通信装置。
  7. 【請求項7】 第2のゼロ除去手段は、データのパター
    ンに応じて所定の位置のビットを除去することを特徴と
    する、請求項第2項に記載のデータ通信装置。
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