JP3305061B2 - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JP3305061B2
JP3305061B2 JP24807593A JP24807593A JP3305061B2 JP 3305061 B2 JP3305061 B2 JP 3305061B2 JP 24807593 A JP24807593 A JP 24807593A JP 24807593 A JP24807593 A JP 24807593A JP 3305061 B2 JP3305061 B2 JP 3305061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿などの被写体を
モニタの画面上に映し出す画像入力装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図14及び至る図17は、従来の画像入
力装置を示す。
【0003】図14において、100はレンズ、101
はカメラヘッド、102はアーム、103はポスト、1
04は原稿台、105は照明装置R、106は照明装置
Lである。
【0004】本画像入力装置は、どこへでも簡単に持ち
運びができるように、カメラヘッド101、アーム10
2、ポスト103は、折り畳み可能に構成されている。
すなわち、レンズ100を備えているカメラヘッド10
1は、支点A107を中心に、ある範囲回動可能にアー
ム102に軸支されている。アーム102は、支点B1
08を中心に、上下方向へある範囲回動可能にポスト1
03に軸支されている。ポスト103は、支点C109
中心に、上下方向へ起倒可能に原稿台104に軸支され
ている。そして、カメラヘッド101、アーム102、
ポスト103は、それぞれ支点A107、支点B10
8、支点C109を中心に回動させたとき、撮像位置と
収納位置とにロックされるようになっている。
【0005】110は、ロック解除ボタンAで、これを
押すことによりカメラヘッド101のロック状態を解除
できるようになっている。111はロック解除ボタン
B、112はロック解除ボタンCで、それぞれのボタン
を押すことによりアーム102およびポスト103のロ
ック状態を解除できるようになっている。
【0006】照明装置R105、照明装置L106は、
原稿台104に対し上下方向へ一定範囲回動可能に軸支
されており、しかも、回動中のどの角度でも停止できる
ようにフリーストップ機構が備えられている。113は
画像入力装置と接続されているビデオモニタであり、原
稿台104に載置された原稿等を映し出すものである。
【0007】原稿台104の一側面には、画像入力装置
本体の電源SW114、照明装置の照明SW115が隣
接して備えられている。116は原稿、117はオー
ト、マニュアルのフォーカスボタン等を設けた操作パネ
ルである。
【0008】次に原稿撮像時の操作手順を説明する。
【0009】まず、カメラヘッド101、アーム10
2、ポスト103を、図14に示す位置にロックする。
そして、照明装置R105、照明装置L106を、同じ
く図14に示す位置まで回動させる。
【0010】撮像時は電源SW114をONにすること
で撮像可能な状態になる。このとき、自動的にホワイト
バランスがとられ、同時にレンズ100は原稿台104
にピントを合わせるとともに、画角をワイド端にする。
【0011】ついで、撮像させる原稿116を、操作者
が原稿台104のほぼ中央部に載せる。これにより、原
稿台104に載せられた原稿116は、モニタ113の
画面に映し出される。このとき、操作者は載置されてい
る原稿116が、モニタ113の画面のほぼ中央部にく
るように、原稿116を動かして位置および角度の調整
をおこなう。さらに操作者は、必要に応じてモニタ11
3の画面に映し出された原稿116の大きさ(画角)
を、原稿台104のフロント部に設けた操作パネル11
7のズームボタンを操作することで調整する。
【0012】なお、画像入力装置本体付近の光源が少な
く、モニタ113に映し出された原稿116が見えにく
い場合は、照明SW115をONにして照明装置R10
5、照明装置L106を点灯させることで光源を補う。
【0013】図15、図16および図17によって、収
納時の折り畳み動作について説明する。
【0014】まず、照明装置R105、照明装置L10
6を折り畳む。すなわち、図15のように、照明装置R
105を矢印A方向に原稿台104に当接するまで回動
させる。そして、照明装置L106を矢印B方向に照明
装置R105に当接するまで回動させる。鎖線位置が折
り畳み位置である。
【0015】次に、図16に示すように、ロック解除ボ
タンA110を押して、カメラヘッド101を矢印C方
向に回動させ、収納位置にロックする。ついで、ロック
解除ボタンB111を押して、アーム102を矢印D方
向に回動させ、収納位置にロックする。ついで、ロック
解除ボタンC112を押して、ポスト103を矢印E方
向に回動させ、収納位置にロックする。これにより、収
納時の折り畳み動作は完了する。図中、鎖線位置が折り
畳み位置である。図17は装置の収納状態を示す。持ち
運びの際には、キャリングハンドル118を原稿台10
4から引き出す。
【0016】なお、撮影時の組み立ては、前記収納動作
の逆動作で行なう。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】原稿などの被写体を入
力する画像入力装置のカメラヘッドは、高画質、多機能
化による性能の向上にともなって大型化の傾向にある。
このような中で、従来の画像入力装置は、その形態を向
上させるために、上述のように、カメラヘッドを支持す
るアームやポストを折り畳み可能に構成している。しか
し、次のような問題があった。
【0018】(1)カメラヘッドが大きく、かつ、重い
ため、アーム、ポストの組み立て、および折り畳み操作
が非常に困難であった。
【0019】(2)カメラヘッドが重いため、アーム、
ポストの組み立て、および折り畳み操作時に、アーム、
あるいはポストが急激に回動する危険があり、操作者の
指などを挟んでしまう恐れがあった。
【0020】(3)輸送時の振動などにより、カメラヘ
ッドの重量がフレームに悪影響を与え、装置本体に支障
を及ぼす恐れがあった。
【0021】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、折り畳み時の操作性がよ
く、折り畳み時に危険性がなく、輸送時の取扱いが容易
であり、輸送時の振動で損傷を受ける恐れのない画像入
力装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
画像入力装置は、カメラヘッドをアームに対し着脱可能
に構成するとともに、誤操作防止手段を設け、カメラヘ
ッドを取り外さない限り、アームが折り畳めないように
構成したものである。
【0023】また、取り外したカメラヘッドを装置本体
に収納することで、携帯時の取扱いを容易にしたもので
ある。
【0024】
【実施例】図1及び至る図10によって、実施例の画像
入力装置を説明する。
【0025】図1において、1はレンズ、2はカメラヘ
ッド、3はアーム、4はポスト、5は原稿台、6は照明
装置R、7は照明装置Lである。
【0026】レンズ1を備えているカメラヘッド2は、
後述する着脱機構よってアーム3に着脱可能に結合され
ている。アーム3は支点B8を中心に、上下方向へある
範囲回動可能にポスト4に軸支されている。ポスト4は
支点C9を中心に、上下方向へ起倒可能に原稿台5に軸
支されている。アーム3とポスト4は、支点B8と支点
C9を中心に回動させたとき、それぞれ撮像位置と収納
位置とにロックされるようになっている。
【0027】10はアーム3のロック状態を解除するた
めのアーム解除ボタン、11はポスト4のロック状態を
解除するためのポスト解除ボタンである。照明装置R6
と照明装置L7は、原稿台に上下方向へ一定範囲回動可
能に軸支されており、しかも、回動中にどの角度でも停
止できるようにフリーストップ機構が備えられている。
12は画像入力装置と接続されているビデオモニタであ
り、原稿台5に載置された原稿等を映し出すものであ
る。
【0028】原稿台5の一側面には、画像入力装置本体
の電源SW13、照明装置の照明SW14が隣接して備
えられている。15は原稿、16はオート、マニュアル
のフォーカスボタンなどを設けた操作パネルである。
【0029】34は、カメラヘッド収納部で、図3に示
すように、収納蓋58、固定部材59、一対の固定帯6
0、固定穴61で構成されている。固定部材59は、カ
メラヘッド2を衝撃などの外力から保護するために、例
えば軟質プラスチック、スポンジなどの緩衝材で構成さ
れいる。また、固定部材59には、カメラヘッド2を形
取った凹部59aと、接続ケーブル22を形取った凹部
59bが形成されている。
【0030】凹部59a、凹部59bは、カメラヘッド
2および接続ケーブル22の外形に対し、わずかに大き
く形取られており、収納時には固定部材59の弾性力に
抗じながらセットするようになっている。
【0031】カメラへッド2は、図3および図4に示す
ように、凸ピン20を下方に、レンズ1をポスト4側に
向けて、固定部材59の凹部59aに収納される。凹部
59aは、カメラヘッド2の取り外しが容易に行え、か
つ、これを確実に保護するため、カメラヘッド2の幅L
に対して略半分の深さで形成されている。
【0032】カメラヘッド2を凹部59aの形状に合わ
せて正しくセットすると、カメラヘッド2の凸ピン20
が、凹部59aの底面の一部に設けられた固定穴61に
挿入されるようになっている。これにより、カメラヘッ
ド2の固定時の安定性がさらに向上したものとなる。接
続ケーブル22は、固定部材59の凹部59bに挿入し
て固定するようになっている。
【0033】固定部材59の凹部59aにカメラヘッド
2がセットされた後、一対の固定帯60をカメラヘッド
2に巻き付けると、カメラヘッド2はしっかりと固定さ
れる。固定帯60の先端にはマジックテープ60aが設
けられており、双方の固定帯60を重ね合わせることで
結合されるようになっている。これにより、カメヘッド
は図4に示す状態で確実に収納される。
【0034】図2および図8によって、カメラヘッド2
の着脱機構を説明する。
【0035】18は一対の支持軸であり、一端はアーム
3に固定され、他端の軸中心にはネジ穴18aが形成さ
れている。19はカメラヘッド2に設けられた、支持軸
18の係合穴である。係合穴19のどちらか一方は、そ
の断面形状が双方の係合穴の中心軸を結ぶ直線方向に長
い長穴となっている。20はカメラヘッド2の、係合穴
19の開口面に設けられた凸ピンであり、カメラヘッド
2を取り付けたときに、後述する誤操作防止手段を作動
させるためのものである。
【0036】また、凸ピン20は、前述したようにカメ
ラヘッド収納時において、収納されたカメラヘッドの安
定性をも向上させるためのものでもある。
【0037】21はカメラヘッド2の係合穴19の同軸
上に設けられた一対のロックネジである。ロックネジ2
1は、図示しない部材でカメラヘッド2からの脱落を防
止されるようになっている。22はカメラヘッド2に備
えられたレンズ1の、例えば、フォーカシング、ズーミ
ング等の制御信号、あるいは取り込んだ画像信号など
を、本体側に設けられた制御部(不図示)と送受信する
ための接続ケーブルである。23はアーム3に設けられ
たコネクト部であり、カメラヘッド2の接続ケーブル2
2を接続することにより、カメラヘッド2に備えられた
レンズ1を制御することができる。
【0038】カメラヘッド2の装着時は、アーム3の支
持軸18にカメラヘッド2の係合穴19をはめあわせ、
矢印J方向にスライドさせる。このとき、支持軸18は
カメラヘッド2の係合穴19の軸線上に設けられたガイ
ド板58(図8に明記)に沿って、ロックネジ21部へ
導かれる。そして、カメラヘッド2を突き当たりまでス
ライドさせて、ロックネジ21を締める。最後に接続ケ
ーブル22をコネクト部23に接続し、カメラヘッド2
の装着を完了する。取り外し時は、上記装着時の逆動作
をおこなう。
【0039】図1によって、原稿撮像時の操作手順を説
明する。
【0040】通常の撮影時は、図1に示すように、アー
ム3、ポスト4、照明装置R6および照明装置L7は、
それぞれ撮像位置にセットされ、かつ、カメラヘッド2
はアーム3に装着される。
【0041】電源SW13をONにすると、撮像可能な
状態になる。このとき、自動的にホワイトバランスがと
られ、同時にレンズ1は原稿台5にピントを合わせると
ともに、画学をワイド端にする。
【0042】ついで、撮像する原稿15を、操作者が原
稿台5のほぼ中央部に載せる。これにより、原稿台5に
載せられた原稿15は、モニタ12の画面に映し出され
る。このとき、操作者は、載置されている原稿15がモ
ニタ12の画面のほぼ中央部にくるように、原稿15を
動かして位置および角度の調整をおこなう。
【0043】さらに、操作者は、必要に応じてモニタ1
2の画面に映し出された原稿15の大きさ(画角)を、
原稿台5のフロント部に設けた操作パネル16のズーム
ボタンを操作することで調整する。
【0044】なお、画像入力装置本体付近の光源が少な
く、モニタ12に映し出された原稿15が見えにくい場
合は、照明SW14をONにして照明装置R6、照明装
置L7を点灯させることで光源を補う。
【0045】図1および図3及び至る図6によって、収
納時の折り畳み動作を説明する。
【0046】まず、図1に示すように、照明装置R6を
矢印F方向に原稿台5に当接するまで回動させる。そし
て、照明装置L7を矢印G方向に照明装置R6に当接す
るまで回動させる。(この動作は、従来と同じであ
る。)次に、カメラヘッド2をアーム3より取り外す。
取り外したカメラヘッド2は、装置本体後部に設けられ
たカメラヘッド収納部34に収納する。
【0047】カメラヘッド2の収納が終わると、収納蓋
58を閉じる。このとき、カメラヘッド2が凹部59a
に正しくセットされていないと、収納蓋58がカメラヘ
ッド2に干渉して、閉められないようになっている。
【0048】ついで、図5に示すように、アーム解除ボ
タン10を押して、アーム3を矢印H方向に回動させ、
収納位置にロックする。さらに、ポスト解除ボタン11
を押して、ポスト4を矢印I方向に回動させ、収納位置
にロックする。図6は、装置の収納状態を示す。持ち運
びの際には、キャリングハンドル17を原稿台5から引
き出す。
【0049】収納時におけるアーム3およびポスト4
は、以下に述べる誤操作防止手段により、カメラヘッド
2を取り外さないと折り畳めないように構成されてい
る。
【0050】図7および図8によって、アーム3の誤操
作防止手段について説明する。24はアームフレーム、
25はポストフレーム、26はシャフトB、27はロッ
クシャフトB、28はロック板、29はスライド板B
(図7は不図示)、30はロックレバーBである。
【0051】アームフレーム24は、シャフトB26を
中心に、ある角度回動可能にポストフレーム25に軸支
されている。ポストフレーム25の両側面には、図7に
示すように、アームフレーム24を所定位置でロックさ
せるためのU溝部31が形成されており、ロックシャフ
ト27がU溝部31に係合することで、アームフレーム
24の角度を規制している。
【0052】ロック板B28には、一対の長穴47が形
成されており、アームフレーム24に直立して設けられ
た摺動軸46に所定範囲摺動可能に取り付けられてい
る。また、ロック板B28は、図示しない付勢手段によ
り、矢印K方向に付勢されている。さらに、ロック板B
28には、ロックシャフトB27が固定されており、ア
ームフレーム24の両側面に形成された長穴32(図8
は不図示)を介してポストフレーム25のU溝部31に
係合している。
【0053】スライド板B29は、アーム解除ボタン1
0と一体に設けられ、一対のガイド溝50が形成されて
おり、アームフレーム24に直立して設けられた一対の
スライド軸B49に係合することで、所定範囲摺動可能
になっている。さらに、スライド板B29には、カム溝
51が形成されており、ロック板B28に直立して設け
られた可動ピン48と係合している。
【0054】アーム解除ボタン10を矢印L方向に押す
と、スライド板B29のカム溝51に係合している可動
ピン48が、カム溝51の形状に沿って摺動する。これ
により、ロック板B28が矢印K方向とは逆方向に移動
し、それとともにロックシャフトB27がポストフレー
ム25のU溝部31から離間するようになる。これによ
り、アームフレーム24のロックが解除され、回動可能
な状態となる。
【0055】30は、ロックレバーBでアームフレーム
24に設けられたレバー軸33に回動自在に軸支されて
おり、かつ、図示しない付勢手段により矢印M方向に付
勢されている。
【0056】カメラヘッド2が装着されているとき、カ
メラヘッド2に設けられた凸ピン20がロックレバーB
30の可動端30aを押し上げ、ロックレバーB30は
矢印M方向とは逆の方向に回転する。これにより、ロッ
クレバーB30の揺動端30bがロック板B28の移動
領域を遮る状態になる。この状態で、アーム3を回動さ
せようとアーム解除ボタン10を押しても、ロック板B
28の端部がロックレバーB30の揺動端30bに突き
当たり、それ以上の動作ができなくなる。
【0057】カメラヘッド2が装着されていないときに
は、ロックレバーB30の可動端30aはアームフレー
ム24の側面に当接しており、揺動端30bはロック板
B28の移動領域外に位置している(破線状態)。これ
により、アーム解除ボタン10の操作が可能となり、ア
ーム3を収納位置に回動することができる。
【0058】図9および図10によって、ポスト4の誤
動作防止手段を説明する。
【0059】35はアーム3に設けられた突起部、36
はポストボタン、37はフレームベース、38はロック
レベーC、39はシャフトC、40はロックシャフト
C、41はロック板C、42はスライド板Cである。
【0060】ポストフレーム25は、シャフトC39を
中心に、ある角度回転可能に、不図示の原稿台フレーム
に固定されたフレームベース37に軸支されている。フ
レームベース37の両端には、ポストフレーム25を所
定位置でロックさせるためのU溝部43が形成されてお
り、ロックシャフトC40が溝部43に係合すること
で、ポストフレーム25の角度を規制している。
【0061】ロック板C41には、一対の長穴53が形
成されており、ボストフレーム25に直立して設けられ
た摺動軸52に所定範囲摺動可能に取り付けられてい
る。また、ロック板C41は、図示しない付勢手段によ
り、矢印N方向に付勢されている。さらに、ロック板C
41にはロックシャフトC40が固定されており、ポス
トフレーム25の両側面に形成された長穴44(図10
は不図示)を介してフレームベース37のU溝部43に
係合している。
【0062】スライド板C42は、ポスト解除ボタン1
1と一体に設けられているとともに、一対のガイド溝5
6が形成されており、ポストフレーム25に直立して設
けられた一対のスライド軸C55に係合することで、所
定範囲摺動可能になっている。さらに、スライド板C4
2には、カム溝57が形成されており、ロック板C41
に直立して設けられた可動ピン54と係合している。
【0063】ポスト解除ボタン11を矢印P方向に押す
と、スライド板C42のカム溝57に係合している可動
ピン54が、カム溝57の形状に沿って摺動する。これ
により、ロック板C41が矢印N方向とは逆方向に移動
し、それとともに、ロックシャフトC40がフレームベ
ース37のU溝部43から離間するようになる。これに
より、ポストフレーム25のロックが解除され、回動可
能な状態となる。
【0064】ポストボタン36は、ポスト4に支持され
ており、かつ、図示しない付勢手段により、矢印R方向
へ付勢されている。このとき、ポストボタン36の頭部
36aは、ポスト4の面とほぼ一致するようになってい
る。ロックレバーC38は、ポストフレーム25に設け
られたレバー軸45に回動可能に軸支されており、か
つ、図示しない付勢手段により矢印Q方向に付勢されて
いる。
【0065】アーム3が撮像位置にあるとき、ロックレ
バーC38の揺動端38bは、ロック板C41の移動領
域を遮る状態になっており、この状態で、ポスト4を回
動させようとポスト解除ボタン11を押しても、ロック
板C41の端部がロックレバーC38の揺動端38bに
突き当たり、それ以上の動作ができなくなる。
【0066】アーム3を矢印H方向に回動させると、ア
ーム3に設けられた突起部35がポストボタン36の頭
部36aに当接する。さらに、アーム3を回動させて収
納位置にロックさせることで、ポストボタン36は矢印
R方向と逆の方向に摺動する。これにより、ポストボタ
ン36の操作軸36bが、ロックレバーC38の可動端
38aに当接し、ロックレバーC38を稼動させる。ロ
ックレバーC38は、レバー軸45を中心に矢印Q方向
と逆の方向に回動させられ、揺動端38bはロック板C
41の移動領域外に位置するようになる(破線状態)。
これにより、ポスト解除ボタン11の操作が可能とな
り、ポスト4を収納位置に回動させることができる。
【0067】(他の実施例)上記実施例では、図2のよ
うにカメラヘッド2をアーム3に対して横方向から取り
付けるタイプの画像入力装置における、アーム3の誤操
作防止手段について説明したが、例えば、カメラヘッド
2をアーム3に対して、縦方向から取り付けるタイプの
ものにおいても、誤操作防止手段を設けることが可能で
ある。
【0068】図11,図12および図13によって、カ
メラヘッド2をアーム3に対して縦方向から取り付ける
タイプの画像入力装置における、アーム3の誤操作防止
手段について説明する。
【0069】図11において、63はカメラヘッド2に
設けられた支持軸、64はアーム3に設けられ、支持軸
63の形状に対応して型取られた係合穴である。支持軸
63は、その先端側に設けられたガイド部63aと、ガ
イド部63aを支持する円筒形状のシャフト部63bと
の2段で形成されている。また、ガイド部63aは、シ
ャフト63bの円筒外径よりも大きな円筒形状に2方取
りが施されており、これにより、カメラヘッド2のアー
ム3に対する位置決めを行うようになっている。
【0070】これらの形状により、カメラヘッド2をア
ーム3に取り付けた際の、その横方向の抜け止めをも行
うようになっている。さらに、ガイド部63の2方取り
は、アーム3が撮像位置にロックされているときの傾き
角θ65と同じ角度で形成されている。支持軸63のガ
イド部63Aには、カメラヘッド2をアーム3に取り付
けたときの脱落防止を行うロック穴66が形成されてい
る。
【0071】67は、アーム3に設けられたつまみで、
カメラヘッド2をアーム3から取り外すときに操作する
ものであり、アーム3に形成された窓68から、外部へ
所定長さ突出している。
【0072】図12および図13において、69はカメ
ラロックレバー、70はアームロックレバーである。カ
メラロックレバー69は、アームフレーム24に直立し
て設けられたレバー軸71に回動可能に軸支されてお
り、レバー揺動端側に先に説明したつまみ67が設けら
れている。カメラロックレバー69の一部には、ロック
爪74(図12は不図示)が形成されており、フラット
部74aと、ある傾きをもった傾斜部74bとで構成さ
れている。カメラロックレバー69の回動範囲は、カメ
ラロックレバー69に形成された円弧形状の長穴72
(図12は不図示)が、アームフレーム24に直立して
設けられた規制ピン73に係合することで規制されてい
る。また、カメラロックレバー69は、レバー軸71を
中心に、図示しない付勢手段により、矢印T方向に付勢
されており、長穴72の一端が規制ピン73に当接した
状態となっている。この状態において、カメラロックレ
バー69のロック爪74は、カメラヘッド2のガイド部
63aが摺動する領域に位置している。
【0073】アームロックレバー70には、一対の長穴
76(図13は不図示)が形成されており、アームフレ
ーム24の側面外壁に直立して設けられた、一対の摺動
軸75に摺動可能に軸支されている。アームロックレバ
ー70は、ロック板B28側の一端に設けられたロック
部70aと、対称端の可動端70bとで形成されてい
る。また、ロック部70aは、アームフレーム24の側
面に設けられた連通孔77(図13は不図示)を通じ
て、アームフレーム24内側へ所定長さ突出している。
【0074】また、アームロックレバー10は、図示し
ない付勢手段により、矢印U方向に付勢されており、長
穴76の一端に摺動軸75が当接した状態となっている
(破線状態)。この状態において、アームロックレバー
70の可動端70bは、カメラヘッド2のガイド部63
aが摺動する領域に所定長さ突出した状態にある。
【0075】次に、カメラヘッド2をアーム3に取り付
けるときの動作を説明する。
【0076】カメラヘッド2の支持軸63を、アーム3
の係合穴64(図11に明記)にはめ合わせ、図12ま
たは図11に示す矢印S方向に沿って摺動させる。そう
すると、支持軸63のガイド部63a端部に、カメラロ
ックレバー69に形成されたロック爪74の傾斜部74
bが当接する。さらにカメラヘッド2を矢印S方向に押
し込むと、カメラロックレバー69は、ロック爪74の
傾斜部74bにより、矢印T方向とは反対の方向へ回動
させられる(破線状態)。それとほぼ同時に、支持軸6
3のガイド部63aの端部は、アームロックレバー70
の可動端70bに当接し、さらにカメラヘッド2を同方
向へ押し込むことで、アームロックレバー70は、矢印
U方向の反対の方向へ摺動する。
【0077】突き当たりまでカメラヘッド2を押し込む
と、カメラロックレバー69のロック爪74が、支持軸
63のガイド部63aに形成されたロック穴66に係合
する。これにより、カメラヘッド2が不用意に外れるこ
とがないようになっている。
【0078】また、この状態において、アームロックレ
バー70のロック部70aは、ロック板B28の移動領
域を遮る位置にある。この状態で、アーム3を回動させ
ようと、アーム解除ボタン(不図示)を押しても、ロッ
ク板B28の端部がアームロックレバー70のロック部
70aに突き当たり、これ以上の動作ができなくなる。
【0079】このとき、カメラヘッド2は、アーム3に
取り付けた状態で、レンズ1の光軸が原稿台(不図示)
に対して垂直になるよう取り付けられている。最後に、
図11に示す接続ケーブル22をコネクト部23に接続
し、カメラヘッド2の取付を完了する。
【0080】カメラヘッド2をアーム3から取り外すと
きは、カメラロックレバー69に設けられたつまみ67
を、図13に示す矢印V方向へ操作する。これより、カ
メラロックレバー69のロック爪74が、支持軸63の
ガイド部63bに形成されたロック穴66から離間し、
カメラヘッド2のロックが解除されるとともに、取り外
しが可能な状態となる。
【0081】このように、カメラヘッド2をアーム3に
対して、縦方向から取り付けるタイプのものにおいて
も、誤操作防止手段を設けることは可能である。
【0082】また、カメラヘッド2の収納は、図3に示
す収納部に変化させることで使用することができる。例
えば、凹部59aの底面に設けた固定穴61を変化さ
せ、図11に示す支持軸63のガイド部63aが挿入さ
れる係合穴を設けることで、安定よく確実に収納するこ
とができる。
【0083】また、実施例のカメラヘッド2は、接続ケ
ーブル22をコネクト部23に接続することで制御され
ていたが、これらに限ったものではない。例えば、図1
1に示すカメラヘッド2の支持軸63と、アーム3の係
合穴64とに電気的な接触端子を設け、アーム3にカメ
ラヘッド2を取り付けるだけで、必然的に本体側との接
続が可能となるようしてもよい。
【0084】その他、接続ケーブル22の延長線を用い
ることで、カメラヘッド2をアーム3から取り外した状
態で撮影することも可能である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラヘッドをアームに対し取り外し可能に構成したの
で、アームおよびポストの組み立て時と折り畳み時にお
ける操作性が向上する。
【0086】また、カメラヘッドを取り外さないと、ア
ームが折り畳めないようにしたので、折り畳み操作時の
危険性がなくなり、安心して操作が行える。
【0087】さらに、収納時において、カメラヘッドは
専用の収納部に収納されるため、輸送時の取扱が非常に
容易になるとともに、カメラヘッドを緩衝材で保護して
いるため、振動などによる損傷の心配がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像入力の斜視図
【図2】 実施例におけるカメラヘッドの着脱機構の斜
視図
【図3】 実施例におけるカメラヘッド収納部の斜視図
【図4】 実施例におけるカメラヘッド収納部の平面図
【図5】 実施例の画像入力装置の収納動作の説明する
ための側面図
【図6】 実施例の画像入力装置の収納状態を示す斜視
【図7】 実施例におけるアームの誤操作防止手段の側
面図
【図8】 実施例におけるアームの誤操作防止手段の平
面図
【図9】 実施例におけるポストの誤操作防止手段の側
面図
【図10】 実施例におけるポストの誤操作防止手段の
平面図
【図11】 他の実施例におけるカメラヘッドの着脱機
構の斜視図
【図12】 他の実施例におけるアームの誤操作防止手
段の側面図
【図13】 他の実施例におけるアームの誤操作防止手
段の平面図
【図14】 従来の画像入力装置の斜視図
【図15】 従来例および実施例における照明装置の折
り畳みを説明するための正面図
【図16】 従来の画像入力装置の収納動作を説明する
ための側面図
【図17】 従来の画像入力装置の収納状態を示す斜視
【符号の説明】
2 カメラヘッド 3 アーム 4 ポスト 5 原稿台 34 カメラヘッド収納部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラヘッドと、カメラヘッドを支持す
    るアームと、アームを折り畳み可能に支持するポスト
    と、ポストを折り畳み可能に支持する原稿台とを備えた
    画像入力装置において、カメラヘッドは、アームに着脱
    可能に支持され、アームは、カメラヘッドを取り外さな
    いと折り畳めないようにする誤操作防止手段を備えてい
    ることを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 アームから取り外した前記カメラヘッド
    を収納するカメラヘッド収納部を備えいることを特徴と
    する請求項1記載の画像入力装置。
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KR101012704B1 (ko) * 2004-04-26 2011-02-09 삼성테크윈 주식회사 실물 화상기의 카메라 회전지지 장치 및 이를 구비한 실물화상기

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