JP3301410B2 - 無線機の送信電力制御方法及び装置 - Google Patents

無線機の送信電力制御方法及び装置

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JP3301410B2
JP3301410B2 JP15723499A JP15723499A JP3301410B2 JP 3301410 B2 JP3301410 B2 JP 3301410B2 JP 15723499 A JP15723499 A JP 15723499A JP 15723499 A JP15723499 A JP 15723499A JP 3301410 B2 JP3301410 B2 JP 3301410B2
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA方式の移
動体通信システムの送信電力を制御する技術に関し、特
に干渉量に応じて無線機の送信電力を制御する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話に代表される移動体通信システ
ムは、近年、加入者の増加が著しい。この為、2G(第
2世代)システムのシステム容量が逼迫し、3G(第3
世代)システムを構築する必要がある。3Gシステムと
してスペクトラム拡散技術を利用した通信システム(C
DMA:符号分割多元接続)の研究が行われている。
【0003】このCDMAを利用した移動体通信システ
ムは、干渉量によりシステム容量が決定する。そこで、
規定の通信品質を満足させながら干渉量を低減させるよ
うに、基地局から、移動端末に向けて送信電力を制御さ
せる指示が送信されている。この送信電力を制御させる
指示は、基準SIR(希望波受信信号電力対干渉波電力
比:Signal to Interference power Ratio)と、受信S
IRとを比較し、1タイムスロット単位毎に移動端末に
対して送信電力の増加及び減少を指示するものであっ
た。
【0004】ここで、従来の送信電力の制御を行う動作
について図7を用いて、更に詳しく説明する。図7は、
従来、移動端末が送信電力の制御を行うタイミングを示
すものである。図7中、100は、移動端末が基地局か
ら受信する受信信号であり、基地局からの電力制御指示
情報102が含まれたものである。
【0005】101は、移動端末が基地局に送信する送
信信号である。103は、移動端末が電力制御指示情報
102に応答して送信電力の制御を行うタイミングを示
したものである。次に、従来の送信電力の制御について
説明する。従来、基地局が受信した移動端末からの信号
が規定の品質に達してい無い場合、基地局はこの移動端
末に対して送信電力を上げるよう電力制御指示情報で増
加の指示を送信していた。この指示の受信に応答して、
前記電力制御指示情報の受信側である移動端末は、送信
電力を規定量増加させる制御を行っていた。一方、基地
局が受信した移動端末からの信号が規定の品質以上で有
る場合、基地局はこの移動端末に対して送信電力を下げ
るよう電力制御指示情報で減少の指示を出していた。こ
の指示の受信に応答して、移動端末は、送信電力を規定
量減少させる制御を行っていた。この送信電力を制御す
る処理は、所定の周期毎に行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、移動端末及び
基地局以外に他の通信装置がある場合、この他の通信装
置により発生した送信信号が、移動端末への干渉とな
る。そして、この干渉により規定品質を満足させようと
移動端末と基地局との間では送信電力を増加させる制御
が行われる。更に、この増加した送信電力は、他の通信
装置への干渉となり、他の通信装置の送信電力を増加さ
せることとなっていた。この一連の動作が繰り返し行わ
れ、徐々に移動体通信システムで使用されている送信電
力が増加し、移動端末の電源容量を逼迫させる問題点が
あった。
【0007】従って、本発明が解決しようとする課題
は、上記問題点を解決し、干渉量に応じて、無線機の送
信電力を制御する技術を提供することである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】前記の課題は、CDMA
(符号分割多元接続)方式を用いた移動体通信システム
における無線機の送信電力を増加及び減少する送信電力
制御方法であって、他局から自局に対しての送信電力の
増加及び減少を指示する情報が送信されるステップと、
この送信された送信電力の増加及び減少を指示する情報
を受信するステップと、この受信に応答して、電波の干
渉量を測定するステップと、この測定した干渉量に基づ
いて、前記送信電力の増加及び減少を指示する情報に応
答するタイミングを変化させ、このタイミングで自局の
送信電力を増加及び減少するステップとを有することを
特徴とする無線機の送信電力制御方法によって解決され
る。
【0009】又は、CDMA(符号分割多元接続)方式
を用いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力
を増加及び減少する送信電力制御方法であって、他局か
ら自局に対しての送信電力の増加及び減少を指示する情
報が送信されるステップと、この送信された送信電力の
増加及び減少を指示する情報を受信するステップと、こ
の受信に応答して、電波の干渉量を測定するステップ
と、この測定した干渉量が多く成るに連れて遅延時間を
段階的に長くしたタイミングで前記送信電力の増加及び
減少を指示する情報に基づいて自局の送信電力を増加及
び減少するステップとを有することを特徴とする無線機
の送信電力制御方法によって解決される。
【0010】特に、CDMA(符号分割多元接続)方式
を用いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力
を増加及び減少する送信電力制御方法であって、予め、
電波の干渉量が多く成るに連れて遅延時間を段階的に長
くしたタイミングを示すタイミング情報と前記電波の干
渉量とを対応付けてテーブルに記憶するステップと、他
局から自局に対しての送信電力の増加及び減少を指示す
る情報が送信されるステップと、この送信された送信電
力の増加及び減少を指示する情報を受信するステップ
と、この受信に応答して、電波の干渉量を測定するステ
ップと、この測定した干渉量に対応するタイミング情報
を前記テーブルから読み出すステップと、この読み出し
たタイミング情報に基づいたタイミングで、かつ前記送
信電力の増加及び減少を指示する情報に基づいて自局の
送信電力を増加及び減少するステップとを有することを
特徴とする無線機の送信電力制御方法によって解決され
る。
【0011】或いは、CDMA(符号分割多元接続)方
式を用いた移動体通信システムにおける無線機の送信電
力を増加及び減少する送信電力制御方法であって、予
め、電波の干渉量が多く成るに連れて遅延時間を段階的
に長くしたタイミングを示すタイミング情報と前記電波
の干渉量とを対応付けてテーブルに記憶するステップ
と、他局から自局に対しての送信電力の増加及び減少を
指示する情報が送信されるステップと、この送信された
送信電力の増加及び減少を指示する情報を受信するステ
ップと、この受信に応答して、電波の干渉量を測定する
ステップと、前記受信した送信電力の増加及び減少を指
示する情報が、送信電力の減少を指示する情報であるか
否かを判断するステップと、この判断の結果、送信電力
の減少を指示する情報である場合、自局の送信電力を増
加及び減少できるタイミングのうち最も時間的に早いタ
イミングで送信電力を減少するステップと、前記判断の
結果、送信電力の減少を指示する情報で無い場合、前記
測定した干渉量に対応するタイミング情報を前記テーブ
ルから読み出し、この読み出したタイミング情報に基づ
いたタイミングで自局の送信電力を増加するステップと
を有することを特徴とする無線機の送信電力制御方法に
よって解決される。
【0012】又、前記の課題は、CDMA(符号分割多
元接続)方式を用いた移動体通信システムにおける無線
機の送信電力を増加及び減少する送信電力制御装置であ
って、他局から自局に送信される、送信電力の増加及び
減少を指示する情報の受信に応答して、電波の干渉量を
測定し、この測定した干渉量と前記送信電力の増加及び
減少を指示する情報とを出力する手段と、前記測定した
干渉量に基づいて、前記送信電力の増加及び減少を指示
する情報に応答するタイミングを変化させ、このタイミ
ングで自局の送信電力を増加及び減少する手段とを有す
ることを特徴とする無線機の送信電力制御装置によって
解決される。
【0013】又は、CDMA(符号分割多元接続)方式
を用いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力
を増加及び減少する送信電力制御装置であって、他局か
ら自局に送信される、送信電力の増加及び減少を指示す
る情報の受信に応答して、電波の干渉量を測定し、この
測定した干渉量と前記送信電力の増加及び減少を指示す
る情報とを出力する手段と、前記測定した干渉量が多く
成るに連れて段階的に遅延時間を長くしたタイミングを
生成し、この生成したタイミングで前記送信電力の増加
及び減少を指示する情報に基づいて自局の送信電力を増
加及び減少する手段とを有することを特徴とする無線機
の送信電力制御装置によって解決される。
【0014】特に、CDMA(符号分割多元接続)方式
を用いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力
を増加及び減少する送信電力制御装置であって、電波の
干渉量が多く成るに連れて遅延時間を段階的に長くした
タイミングを示すタイミング情報と前記電波の干渉量と
を対応付けて記憶した記憶手段と、他局から自局に送信
される、送信電力の増加及び減少を指示する情報の受信
に応答して、電波の干渉量を測定し、この測定した干渉
量と前記送信電力の増加及び減少を指示する情報とを出
力する手段と、前記測定した干渉量に対応するタイミン
グ情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出したタ
イミング情報に基づいたタイミングで、かつ前記送信電
力の増加及び減少を指示する情報に基づいて自局の送信
電力を増加及び減少する手段とを有することを特徴とす
る無線機の送信電力制御装置によって解決される。
【0015】或いは、CDMA(符号分割多元接続)方
式を用いた移動体通信システムにおける無線機の送信電
力を増加及び減少する送信電力制御装置であって、電波
の干渉量が多く成るに連れて遅延時間を段階的に長くし
たタイミングを示すタイミング情報と前記電波の干渉量
とを対応付けて記憶した記憶手段と、他局から自局に送
信される、送信電力の増加及び減少を指示する情報の受
信に応答して、電波の干渉量を測定し、この測定した干
渉量と前記送信電力の増加及び減少を指示する情報とを
出力する手段と、前記送信電力の増加及び減少を指示す
る情報が、送信電力の減少を指示する情報か否かを判断
し、この判断の結果、送信電力の減少を指示する情報で
ある場合は、送信電力を増加及び減少できるタイミング
のうち最も時間的に早いタイミングで自局の送信電力を
減少し、前記判断の結果、送信電力の減少を指示する情
報で無い場合は、前記測定した干渉量に対応するタイミ
ング情報を前記記憶手段から読み出し、この読み出した
タイミング情報に基づいたタイミングで、かつ前記送信
電力の増加及び減少を指示する情報に基づいて自局の送
信電力を増加する手段とを有することを特徴とする無線
機の送信電力制御装置によって解決される。
【0016】これらにより、移動体通信のシステム容量
の逼迫を防ぐことが出来る。また、干渉量が急激に減少
した場合には、早急に電力制御のタイミングを修正する
ことが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明による第一の実施の形態に
ついて図1〜図5を用いて説明する。尚、具体的に説明
する為、無線機を移動端末として説明する。図1は、第
一実施形態の移動端末における送信電力制御装置の構成
図である。第一実施形態の移動端末における送信電力制
御装置は、アンテナ部1と、アンテナ部1を介して無線
により送受信する無線部2と、無線部2の送信電力を制
御する制御部3と、電波の干渉量に応じた送信電力を制
御する周期の間隔が予め記憶されたメモリ部4とにより
構成される。
【0018】次に、各部について詳しく説明する。アン
テナ部1は、電波の受信及び送信を行うものである。無
線部2は、アンテナ部1を介して相手局(例えば、基地
局、或いは移動無線局)と無線回線により通信を行うも
のである。この通信の際、相手局は、前記無線部2から
受信した信号が規定の品質に達しているか否かを示す電
力制御指示情報を所定の周期で送信する。そして、無線
部2は、前記電力制御指示情報を受信すると、この電力
制御指示情報を制御部2に出力する。また、無線部2
は、受信した電波の干渉量(干渉電力)を測定して制御
部3に出力する。更に、無線部2は、制御部3からの指
示により送信電力の増加及び減少を行う。
【0019】制御部3には、無線部2から前記電力制御
指示情報と前記干渉量とが所定の周期で入力される。ま
た、制御部3は、前記電力制御指示情報と前記干渉量と
が入力された場合、すぐに前記電力制御指示情報に基づ
いて送信電力の増加及び減少の指示を無線部2に出力せ
ず、前記干渉量に応じて送信電力の増加及び減少の指示
を無線部2に出力するタイミングを変更させる。例え
ば、干渉量が多い場合は、送信電力の増加及び減少のタ
イミングを遅延させる時間を長くする。一方、干渉量が
少ない場合は、送信電力の増加及び減少の指示を遅延さ
せるタイミングを短くする。これにより、干渉量に応じ
て移動端末の送信電力を制御する間隔を変更することが
できる。
【0020】メモリ部4は、電波の干渉量と送信電力を
制御する周期の間隔(タイミング情報(整数:1、2…
k…n))とが対応付けられて、予め記憶されるもので
ある。図2に、メモリ部4に記憶した電波の干渉量と送
信電力を制御する周期の間隔とを対比したグラフを示
す。尚、図2のグラフで、横軸は無線部2より出力さる
干渉量を示し、縦軸は送信電力を制御する周期の間隔を
示す。メモリ部4に記憶する干渉量と送信電力を制御す
る周期の間隔との対応は、図2に示す如く、干渉量の増
加に対して、送信電力を制御する周期の間隔をステップ
状に増加さたものである。例えば、干渉量がIθであれ
ば、送信電力を制御する周期の間隔はkとなる。すなわ
ち、干渉量が多い場合は、移動端末の送信電力を制御す
る間隔を長くする。これにより、干渉量が多い場合、移
動端末の送信電力を急峻に変化させることを防げる。
尚、縦軸の最小値は、送信電力を制御する周期の最小周
期である。すなわち、最小周期とは、送信電力を制御す
る1制御周期である。
【0021】ここで、上述した制御部3が無線部2に送
信電力の増加及び減少の指示を出力するタイミングにつ
いて更に詳しく説明する。図3は、制御部3が無線部2
に送信電力の増加及び減少の指示を出力するタイミング
を示すものである。まず、無線部2は、相手局から電力
制御指示情報31を受信すると、この時の電波の干渉量
を測定する。そして、無線部2は、この測定した干渉量
と前記受信した電力制御指示情報31とを制御部3に出
力する。制御部3は、無線部2から電力制御指示情報3
1と干渉量とが入力されると、メモリ部4から前記干渉
量に対応付けられた送信電力を制御する周期の間隔を読
み出す。ここで、メモリ部4から読み出した送信電力を
制御する周期の間隔は、4であったとする。そこで、制
御部3は、4回目の送信電力を制御する周期(タイミン
グ32)で、前記電力制御指示情報に基づいて無線部2
に送信電力の増加及び減少の指示を出力する。すなわ
ち、送信電力を制御する間隔を3周期遅らせる。
【0022】図4は、干渉量が急激に減少した場合、制
御部3が無線部2に送信電力の増加及び減少の指示を出
力するタイミングを示すものである。まず、無線部2
は、相手局から電力制御指示情報41を受信すると、こ
の時の電波の干渉量を測定する。そして、無線部2は、
この測定した干渉量と前記受信した電力制御指示情報4
1とを制御部3に出力する。制御部3は、無線部2から
前記電力制御指示情報41と前記干渉量とが入力される
と、メモリ部4から前記干渉量に対応付けられた送信電
力を制御する周期の間隔を読み出す。ここで、メモリ部
4から読み出した送信電力を制御する間隔は、4であっ
たとする。そこで、制御部3は、4回目の送信電力を制
御する周期(タイミング42)まで無線部2に送信電力
の増加及び減少の指示を出力するのを待機する。次に、
無線部2は、相手局から電力制御指示情報43を受信す
ると、この時の電波の干渉量を測定する。そして、無線
部2は、この測定した干渉量と前記受信した電力制御指
示情報43とを制御部3に出力する。尚、この時の干渉
量は、前記電力制御指示情報41を受信した時に測定し
た干渉量より急激に減少したものとする。制御部3は、
無線部2から前記電力制御指示情報43と前記干渉量と
が入力されると、前記干渉量に対応付けられた送信電力
を制御する間隔をメモリ部4から読み出す。ここで、メ
モリ部4から読み出した送信電力を制御する間隔は、1
であったとする。すると、制御部3は、次の送信電力を
制御する周期(タイミング44)で、前記電力制御指示
情報43に基づいて無線部2に送信電力の増加及び減少
の指示を出力する。そして、時間的に逆転されたタイミ
ング42の送信電力の制御は破棄する。
【0023】次に、第一実施形態の動作について説明す
る。図5は、第一実施形態の移動端末における送信電力
制御のフローチャートである。まず、無線部2は、相手
局と無線回線を設定し、相手局からの受信信号を受信す
る(ステップS51)。相手局は、通信している品質が
規定の通信品質以下の場合には送信電力の増加を指示
し、逆に規定の通信品質以上の場合には送信電力の減少
を指示する電力制御指示情報を前記受信信号に付加して
送信する。すなわち、この電力制御指示情報は、無線部
2が送信電力を制御する制御周期毎に付加される。
【0024】次に、無線部2は、この時の干渉量の測定
を行い(ステップS52)、この測定した干渉量(I
θ)と、前記受信した電力制御指示情報とを制御部3に
出力する。制御部3は、入力された前記干渉量に対応す
る送信電力を制御する周期の間隔(k)を、メモリ部4
から読み出す(ステップS54)。
【0025】次に、制御部3は、未処理である送信電力
の制御の有無を判断する(ステップS54)。この判断
結果、未処理の送信電力の制御が無い場合、制御部3
は、前記電力制御指示情報に基づいて、送信電力の制御
をk周期後に無線部2に指示を出力する(ステップS5
5)。そして、制御部3は、処理をステップS51に進
める。
【0026】一方、前記判断結果、未処理の送信電力の
制御が有る場合、制御部3は、送信電力の制御するタイ
ミングが時間的に早い方の送信電力の制御を無線部2に
指示する(ステップS56)。次に、制御部3は、未処
理の送信電力の制御を破棄する(ステップS57)。そ
して、制御部3は、処理をステップS51に進める。次
に、本発明の第二の実施の形態について図6を用いて説
明する。
【0027】尚、第二実施形態を説明するにあたって、
第一実施形態と同様な部分については説明を省略し、異
なる部分についてのみ説明する。また、第一実施形態と
共通な要素には同一符号を付す。図6は、第二実施形態
の移動端末における送信電力制御のフローチャートであ
る。
【0028】第一実施形態では干渉量に応じて送信電力
を制御する周期の間隔を変更していた。しかし、送信電
力を減少させる処理であれば、他の通信への干渉を抑制
する意味でも早急に電力を減少させたい。そこで、第二
実施形態では、第一実施形態で説明したステップに加え
て、以下のステップS61を行う。また、図6に示す如
く、ステップS61は、ステップ51の次に行う。
【0029】まず、相手局から受信した電力制御指示情
報より、この電力制御指示情報が送信電力を減少させる
指示か否かを判断する(ステップS61)この判断の結
果、送信電力を減少させる指示である場合は、制御部3
は、干渉量に関係無く送信電力を制御する最低周期で送
信電力の制御(送信電力の減少)を行う(ステップ6
2)。そして、制御部3は、処理をステップS51に進
める。
【0030】一方、送信電力増加が指示されている場合
には、制御部3は、処理をステップS53に進める。
尚、上記では、具体的に説明する為に、移動端末の送信
電力制御方法及び装置について説明した。しかし、本発
明は、移動端末に限ったものでは無く、無線機であれば
良い。例えば、移動体通信における基地局でも良い。
【0031】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、第1の
効果は、干渉量が多い場合、移動端末の送信電力の急峻
な増加を防ぐことができる。第2の効果は、干渉量が急
激に減少した場合、早急に、移動端末の送信電力を制御
する間隔を変更できる為、余分に電力を消費せず長時間
の運用が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一実施形態の送信電力制御装
置の構成図である。
【図2】本発明に係わるメモリ部4に記憶した干渉量と
送信電力を制御する周期の間隔とのグラフである。
【図3】本発明に係わる送信電力の増加及び減少の指示
を出力するタイミングを示すものである。
【図4】本発明に係わる干渉量が急激に減少した場合に
送信電力の増加及び減少の指示を出力するタイミングを
示すものである。
【図5】本発明に係わる第一実施形態の移動端末におけ
る送信電力制御のフローチャートである。
【図6】本発明に係わる第二実施形態の移動端末におけ
る送信電力制御のフローチャートである。
【図7】従来、移動端末が送信電力の制御を行うタイミ
ングを示すものである。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 制御部 4 メモリ部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA(符号分割多元接続)方式を用
    いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力を増
    加及び減少する送信電力制御方法であって、 他局から自局に対しての送信電力の増加及び減少を指示
    する情報が送信されるステップと、 この送信された送信電力の増加及び減少を指示する情報
    を受信するステップと、 この受信に応答して、電波の干渉量を測定するステップ
    と、 この測定した干渉量に基づいて、前記送信電力の増加及
    び減少を指示する情報に応答するタイミングを変化さ
    せ、このタイミングで自局の送信電力を増加及び減少す
    るステップとを有することを特徴とする無線機の送信電
    力制御方法。
  2. 【請求項2】 CDMA(符号分割多元接続)方式を用
    いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力を増
    加及び減少する送信電力制御方法であって、 他局から自局に対しての送信電力の増加及び減少を指示
    する情報が送信されるステップと、 この送信された送信電力の増加及び減少を指示する情報
    を受信するステップと、 この受信に応答して、電波の干渉量を測定するステップ
    と、 この測定した干渉量が多く成るに連れて遅延時間を段階
    的に長くしたタイミングで前記送信電力の増加及び減少
    を指示する情報に基づいて自局の送信電力を増加及び減
    少するステップとを有することを特徴とする無線機の送
    信電力制御方法。
  3. 【請求項3】 CDMA(符号分割多元接続)方式を用
    いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力を増
    加及び減少する送信電力制御方法であって、 予め、電波の干渉量が多く成るに連れて遅延時間を段階
    的に長くしたタイミングを示すタイミング情報と前記電
    波の干渉量とを対応付けてテーブルに記憶するステップ
    と、 他局から自局に対しての送信電力の増加及び減少を指示
    する情報が送信されるステップと、 この送信された送信電力の増加及び減少を指示する情報
    を受信するステップと、 この受信に応答して、電波の干渉量を測定するステップ
    と、 この測定した干渉量に対応するタイミング情報を前記テ
    ーブルから読み出すステップと、 この読み出したタイミング情報に基づいたタイミング
    で、かつ前記送信電力の増加及び減少を指示する情報に
    基づいて自局の送信電力を増加及び減少するステップと
    を有することを特徴とする無線機の送信電力制御方法。
  4. 【請求項4】 CDMA(符号分割多元接続)方式を用
    いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力を増
    加及び減少する送信電力制御方法であって、 予め、電波の干渉量が多く成るに連れて遅延時間を段階
    的に長くしたタイミングを示すタイミング情報と前記電
    波の干渉量とを対応付けてテーブルに記憶するステップ
    と、 他局から自局に対しての送信電力の増加及び減少を指示
    する情報が送信されるステップと、 この送信された送信電力の増加及び減少を指示する情報
    を受信するステップと、 この受信に応答して、電波の干渉量を測定するステップ
    と、 前記受信した送信電力の増加及び減少を指示する情報
    が、送信電力の減少を指示する情報であるか否かを判断
    するステップと、 この判断の結果、送信電力の減少を指示する情報である
    場合、自局の送信電力を増加及び減少できるタイミング
    のうち最も時間的に早いタイミングで送信電力を減少す
    るステップと、 前記判断の結果、送信電力の減少を指示する情報で無い
    場合、前記測定した干渉量に対応するタイミング情報を
    前記テーブルから読み出し、この読み出したタイミング
    情報に基づいたタイミングで自局の送信電力を増加する
    ステップとを有することを特徴とする無線機の送信電力
    制御方法。
  5. 【請求項5】 CDMA(符号分割多元接続)方式を用
    いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力を増
    加及び減少する送信電力制御装置であって、 他局から自局に送信される、送信電力の増加及び減少を
    指示する情報の受信に応答して、電波の干渉量を測定
    し、この測定した干渉量と前記送信電力の増加及び減少
    を指示する情報とを出力する手段と、 前記測定した干渉量に基づいて、前記送信電力の増加及
    び減少を指示する情報に応答するタイミングを変化さ
    せ、このタイミングで自局の送信電力を増加及び減少す
    る手段とを有することを特徴とする無線機の送信電力制
    御装置。
  6. 【請求項6】 CDMA(符号分割多元接続)方式を用
    いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力を増
    加及び減少する送信電力制御装置であって、他局から自
    局に送信される、送信電力の増加及び減少を指示する情
    報の受信に応答して、電波の干渉量を測定し、この測定
    した干渉量と前記送信電力の増加及び減少を指示する情
    報とを出力する手段と、 前記測定した干渉量が多く成るに連れて段階的に遅延時
    間を長くしたタイミングを生成し、この生成したタイミ
    ングで前記送信電力の増加及び減少を指示する情報に基
    づいて自局の送信電力を増加及び減少する手段とを有す
    ることを特徴とする無線機の送信電力制御装置。
  7. 【請求項7】 CDMA(符号分割多元接続)方式を用
    いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力を増
    加及び減少する送信電力制御装置であって、 電波の干渉量が多く成るに連れて遅延時間を段階的に長
    くしたタイミングを示すタイミング情報と前記電波の干
    渉量とを対応付けて記憶した記憶手段と、 他局から自局に送信される、送信電力の増加及び減少を
    指示する情報の受信に応答して、電波の干渉量を測定
    し、この測定した干渉量と前記送信電力の増加及び減少
    を指示する情報とを出力する手段と、 前記測定した干渉量に対応するタイミング情報を前記記
    憶手段から読み出し、この読み出したタイミング情報に
    基づいたタイミングで、かつ前記送信電力の増加及び減
    少を指示する情報に基づいて自局の送信電力を増加及び
    減少する手段とを有することを特徴とする無線機の送信
    電力制御装置。
  8. 【請求項8】 CDMA(符号分割多元接続)方式を用
    いた移動体通信システムにおける無線機の送信電力を増
    加及び減少する送信電力制御装置であって、 電波の干渉量が多く成るに連れて遅延時間を段階的に長
    くしたタイミングを示すタイミング情報と前記電波の干
    渉量とを対応付けて記憶した記憶手段と、 他局から自局に送信される、送信電力の増加及び減少を
    指示する情報の受信に応答して、電波の干渉量を測定
    し、この測定した干渉量と前記送信電力の増加及び減少
    を指示する情報とを出力する手段と、 前記送信電力の増加及び減少を指示する情報が、送信電
    力の減少を指示する情報か否かを判断し、この判断の結
    果、送信電力の減少を指示する情報である場合は、送信
    電力を増加及び減少できるタイミングのうち最も時間的
    に早いタイミングで自局の送信電力を減少し、前記判断
    の結果、送信電力の減少を指示する情報で無い場合は、
    前記測定した干渉量に対応するタイミング情報を前記記
    憶手段から読み出し、この読み出したタイミング情報に
    基づいたタイミングで、かつ前記送信電力の増加及び減
    少を指示する情報に基づいて自局の送信電力を増加する
    手段とを有することを特徴とする無線機の送信電力制御
    装置。
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