JP3297188B2 - トランスグルタミナーゼの酵素活性抑制剤 - Google Patents

トランスグルタミナーゼの酵素活性抑制剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランスグルタミナーゼ
の酵素活性抑制剤に関する。詳しくは、本発明は、アン
セリン、カルノシンおよび/またはバレニンからなる
好ましくはアンセリンからなるトランスグルタミナーゼ
の酵素活性抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】魚肉練り製品の主原料となる魚肉すりみ
は、魚肉を採肉し、これを水晒しして、ゲル形成阻害因
子を除いた後、砂糖などの糖類を混合し、冷凍された物
である。ゲル形成の阻害因子としては、特定されている
訳ではないが、すりみのゲル形成の主体となる筋原繊維
タンパク質よりもゲル形成の劣る水溶性タンパク質、お
よび、ゲルのタンパク質マトリックスを分解するプロテ
アーゼであると一般に考えられていた。この水晒し工程
により、魚肉中のタンパク質の約20%が流出してい
る。
【0003】資源を有効に利用し、魚肉の味を活かした
利用を進めるためにも、すりみ製造法の改善は、重要な
課題である。ゲル形成阻害因子を特定しこれを効率よく
除くことが、先ず必要とされる技術である。一方、近
年、すりみのゲル形成に関するタンパク質化学的な研究
が飛躍的に進歩し、すりみの塩ずり肉を40℃以下の温
度帯で保持したときのゲル物性の増大(この現象は坐り
と称されている。)に、すりみ中に含まれるタンパク質
架橋酵素の一つであるトランスグルタミナーゼ酵素が関
与することが明らかにされた。
【0004】坐りは、蒲鉾などの練り製品の物性を左右
する重要な現象であり、坐りの制御は、蒲鉾の製造上、
最も重要な工程の一つである。つまり、各練り製品の特
徴に合わせて坐りを高進させたり、抑制させたりする技
術が必要である。現状では、温度・時間管理等で対応し
ているに過ぎず、経験に頼るところが大きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はトランスグル
タミナーゼの酵素活性抑制剤の提供を目的とする。詳し
くは本発明は、坐り現象を高進させたり、抑制させたり
制御できる魚肉練り製品の製造方法を可能にする、トラ
ンスグルタミナーゼの酵素活性抑制剤の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は魚肉練り製品
の原料の魚肉に含まれるゲル形成阻害因子を明らかにす
ることを目的に研究を行ったところ、魚肉筋肉中に多量
に含まれるジペプチドのアンセリン、カルノシンおよび
バレニンがゲル形成、特に、坐り現象の進行に抑制作用
を示すことを発見した。この発見に基づき練り製品の製
造上最も重要な工程の一つである、つまり、各練り製品
の特徴に合わせて坐りを高進させたり、抑制させたり制
御することのできる練り製品の製造方法を可能にする、
トランスグルタミナーゼの酵素活性抑制剤の発明に至っ
たものである。
【0007】本発明はアンセリン、カルノシンおよび/
またはバレニンからなる、好ましくはアンセリンからな
トランスグルタミナーゼの酵素活性抑制剤、および練
り製品の物性のコントロールに使用するためのトランス
グルタミナーゼの酵素活性抑制剤である。従来のすり
み、練り製品製造に関する技術では、水溶性タンパク質
の除去がゲル形成性の増大につながることが知られてい
るが、その原因の一つがアンセリン、カルノシン、バレ
ニンの除去であることが初めて明らかになった訳であ
る。これらのジペプチドがゲル形成性に大きく関与する
ことから、これらジペプチドの濃度を測定するなど、す
りみ製造時の品質管理の一手法として応用できる。ま
た、練り製品製造時の坐りのマイルドな制御方法が、天
然魚肉中に存在するアンセリン、カルノシン、バレニン
を添加あるいは除去することにより可能になった。
【0008】また、タンパク質のクロスリンク反応を触
媒する酵素の一つであるトランスグルタミナーゼの酵素
活性の制御方法として、Ca感受性を示すトランスグル
タミナーゼ(以下、TGaseと略することもある。魚
肉由来のTGase、動物肝臓TGaseなど。)につ
いては、一般にCa濃度を制御することにより行われて
いる。しかし、食品などでは、Ca濃度をコントロール
する場合に、Ca濃度に依存する物性に影響が出てしま
うこともあり、Ca濃度制御に代わる方法の開発が望ま
れている。
【0009】また、放線菌由来のTGase酵素(特開
昭64−27471号号公報)は、酵素活性の発現がC
a非感受性であるためCa濃度制御ではうまくいかず、
食品などへ応用する際の制御方法が課題となっていた。
本発明はアンセリンなどを含有することによりCa非感
受性放線菌由来のTGase酵素も有効に抑制すること
ができる。
【0010】本発明で使用するアンセリン、カルノシン
および/またはバレニンは、魚類や鯨類の筋肉中に含ま
れるジペプチドとして周知のものである(水産生物化
学、東京大学出版会 山口勝己編 1991 p99参
照)。カルノシンはβ−アラニルヒスチジンと表され、
アンセリンはβ−アラニル−π−メチルヒスチジン、バ
レニンはβ−アラニル−τ−メチルヒスチジンで表せる
ジペプチドである。本発明で用いるジペプチドはカルノ
シン、アンセリンおよびバレニンは単独ないしはこれら
の組み合わせで使用する。
【0011】アンセリン、カルノシン、バレニンの抽出
原料としては、サケ、カツオ、マグロ、スケトウダラな
どの各種水産脊椎動物の筋肉、水晒し排液などが使用で
きる。好ましくは、アンセリン、カルノシンおよび/ま
たはバレニンは、アンセリン、カルノシンおよび/また
はバレニンを多量に含む水産脊椎動物筋肉および/また
は組織の水抽出物である。アンセリン、カルノシン、バ
レニンの精製は、各種のイオン交換クロマトグラィー、
酸処理、熱処理等による除蛋白などにより行うことがで
きる。また、用途によっては、サケ、カツオ、マグロな
どの筋肉の水晒し液、煮熟液などをそのまま使用しても
かまわない。
【0012】したがって、本発明は、アンセリン、カル
ノシンおよび/またはバレニンを多量に含む水産脊椎動
物筋肉および/または組織の水抽出物からなる、好まし
くはアンセリンを多量に含む水産脊椎動物筋肉および/
または組織の水抽出物からなることを特徴とするトラン
スグルタミナーゼの酵素活性抑制剤を提供する。また本
発明は、アンセリン、カルノシンおよび/またはバレニ
ンを多量に含む水産脊椎動物筋肉および/または組織の
水抽出物からなる、好ましくはアンセリンを多量に含む
水産脊椎動物筋肉および/または組織の水抽出物からな
ことを特徴とする練り製品の物性のコントロールに使
用するためのトランスグルタミナーゼの酵素活性抑制剤
を提供する。
【0013】本発明は水産脊椎動物の筋肉中に多量に含
まれるジペプチドのアンセリン、カルノシンおよび/ま
たはバレニンを抽出し、部分精製し、タンパク質のクロ
スリンク反応を触媒する酵素の一つであるトランスグル
タミナーゼの酵素活性の抑制剤として使用する。かまぼ
こなどの練り製品の物性を左右する重要な現象である、
すり身の坐りの現象に関与するトランスグルタミナーゼ
酵素の酵素活性を制御することは、かまぼこなどの練り
製品の物性を制御することである。
【0014】かまぼこなどの練り製品およびタンパクの
ゲル化食品の製造においてはトランスグルタミナーゼな
どのタンパクのゲル化促進物質がしばしば使用される。
本発明はこのトランスグルタミナーゼの酵素活性の抑制
剤をかまぼこなどの練り製品の物性を制御するのに使用
する。本発明はアンセリン、カルノシン、バレニンによ
るトランスグルタミナーゼの酵素活性の抑制によって、
タンパク質食品の物性を制御するのにも使用できる。
【0015】
【実施例】本発明を実施例で詳しく説明する。本発明
は、実施例によって何ら限定されない。
【0016】実施例1 坐り現象を全く示さないサケすりみから以下の方法で非
タンパク質画分を調製した。サケすりみ(50g)に5
0mlの冷水を加え、ホモジナイズ後、15%トリクロ
ロ酢酸を終濃度5%になるように添加した。形成される
沈殿、不溶物を遠心にて除き、得られる上清液に、ジエ
テルエーチルを加え、混合し、トリクロロ酢酸画分を除
去した。トリクロロ酢酸の除去操作を数回繰り返しした
後、少量の水を加え、水酸化ナトリウムで中和し、凍結
乾燥を行い、粉末を得た。これを50mMトリス−塩酸
緩衝液(pH7.5)に溶解し、10mlに定容し非タ
ンパク質画分を得た。これは、1ml当たり5gのすり
みの非タンパク質画分に相当する。
【0017】また、以下の方法で水溶性タンパク質画分
を調製した。サケすりみ250gに250mlの0.1
M塩化ナトリウム−50mM トリス−塩酸緩衝液(p
H7.5)溶液を加え、ホモジナイズ後、遠心分離し上
清液を得た。これに60%飽和硫酸濃度になるように硫
安を添加し、塩析物を遠心分離にて沈殿として回収し
た。この沈殿物を少量の50mM トリス−塩酸緩衝液
(pH7.5)に溶解後、同液に対して透析し、10
0,000×g 60分間遠心分離後、得られた上清画
分を水溶性タンパク質画分とした。
【0018】実施例2 実施例1で得られたサケすりみの非タンパク質画分、水
溶性タンパク質画分のコイTGase酵素活性に及ぼす
影響を測定した。反応条件は、終濃度2mg/mlアセ
チル化カゼイン、0.55mMモノダンシルカダベリ
ン、5mM塩化カルシウム、5mM ジチオトレイトー
ル、50mM トリス−塩酸緩衝液(pH7.5)、
0.76ユニット/mlコイ筋肉由来TGase、1m
l非タンパク質画分、あるいは、1mlの水溶性タンパ
ク質画分(10mg/2ml)、全反応液量2mlに
て、25℃、60分間反応させた。TGase酵素活性
は、モノダンシルカダベリンのアセチル化カゼインへの
取り込み量を蛍光法により測定して求めた。
【0019】その結果、試験に用いたコイTGase活
性を100%と表すと、非タンパク質画分を添加した系
では、活性が10%となったのに対して、水溶性タンパ
ク質画分を添加した系では、活性が116%に増大し
た。以上の結果から、サケすりみの非タンパク質画分に
TGase抑制作用を示す物質が存在することが確認さ
れた。水溶性タンパク質画分を添加したときのTGas
e活性の増大は、サケすりみ中のTGase活性が表れ
たことが推察される。
【0020】実施例3 生白サケ筋肉から実施例1と同様に抽出した非タンパク
質画分について、実施例2と同様に、コイTGase活
性に及ぼす影響を測定した。非タンパク質画分を添加す
ると、添加濃度に従ってTGase活性は低下し、反応
液中にサケ筋肉2.5gに相当する非タンパク質画分を
添加すると活性が18%以下まで低下することを確認し
た。
【0021】実施例4 実施例3で調製した白サケ筋肉から抽出した非タンパク
質画分のアミノ酸分析を行ったところ、ジペプチドのア
ンセリンが81%を占めることを確認した。アミノ酸分
析結果を表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】実施例5 魚肉から抽出したアクトミオシンにCa共存下でTGa
seを作用させるとミオシン分子のクロスリンク反応が
起こる。ミオシンのクロスリンク量をドデシル硫酸ナト
リウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により測定
することによりTGase活性を表すことが出来る。ク
ロスリンク反応を起こすとミオシン分子は巨大分子とな
り、通常のミオシン分子(ミオシンヘビーチェイン)の
検出量は低下する。サケ筋肉から調製したアクトミオシ
ンに、コイ筋肉から抽出したTGaseをCa存在下で
作用させるとミオシン分子のクロスリンク反応が進行す
る。このクロスリンク反応に対するサケ筋肉から抽出し
た非タンパク質画分の影響を測定した。以下の反応組成
条件で測定した。
【0024】サケアクトミオシン5mg/ml、0.5
M塩化ナトリウム、5mM塩化カルシウム、5mM ジ
チオトレイトール、25℃24時間反応させ、ドデシル
硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動分析
を行った。結果を図1[サケアクトミオシンのコイTG
aseによるミオシンクロスリンク反応のサケ筋肉非タ
ンパク質画分による阻害作用(ドデシル硫酸ナトリウム
−ポリアクリルアミドゲル電気泳動分析)]に示した
が、コントロールの非タンパク質画分を添加しない系で
は、ミオシンのクロスリンク反応が進行するのに対し
て、非タンパク質画分を添加した系では、ミオシンのク
ロスリンク反応が抑制されることが確認でき、非タンパ
ク質画分にTGase酵素の抑制作用があることが示さ
れた。
【0025】実施例6 実施例5と同様に、サケアクトミオシンのコイTGas
eによるミオシンクロスリンク反応に対するアンセリン
(sigma社製)の影響を測定した。終濃度5mM付
近からミオシンクロスリンク反応の抑制効果が確認さ
れ、アンセリンにTGase酵素抑制作用が確認され
た。
【0026】実施例7 魚肉アクトミオシンにTGaseを作用させると、ゲル
が形成される。試験管の中での坐り現象と考えられる。
サケアクトミオシンのコイTGaseによるゲル化に対
するサケ筋肉の非タンパク質画分、アンセリン(sig
ma社製)の影響を測定した。
【0027】ゲル化の程度は、試験管倒置法により測定
し、ゲル化の状態を次のように表現した。 (−) :倒置するとすぐ流れだしゲル化していない状
態 (+−):倒置しても形を保っているが、弱い振動を加
えると崩れてしまうゲル化の程度が弱い状態 (+) :倒置しても形を保っているが、強い振動を加
えると崩れてしまうゲル化の程度が強い状態 (++):倒置しても形を保っていて、強い振動を加え
ても形が崩れないゲル化の程度の非常に強い状態
【0028】ゲル化に対するサケ筋肉非タンパク質画
分、アンセリンの影響を次の反応組成で測定した。 反応組成(全量 2ml) 8mg/mlサケアクトミオシン0.14ユニット、5
mM塩化カルシウム、5mMジチオトレイトール、50
mM トリス−塩酸緩衝液(pH7.5)、0.5M
塩化ナトリウム、0〜0.6mlサケ筋肉非タンパク質
画分(実施例1と同じ物)または、0〜60mMアンセ
リン(sigma社製)。
【0029】反応は、25℃、3時間行い、試験管倒置
法によりゲル化の程度を測定した。結果を表2に示し
た。サケ筋肉非タンパク質画分、アンセリンTGase
によるアクトミオシンのゲル化抑制作用があることが確
認された。
【0030】
【表2】
【0031】実施例8 放線菌由来のTGase(味の素社製、アクティバT
G)は、動物筋肉由来のTGaseとは、酵素活生中心
の構造が異なり、また、Ca非感受性である。(J.B
io.Chem.vol268.11565−1157
2.1993)アンセリンがこのTGase活吐を抑制
するかどうかを検討した。実施例2と同様にアクティバ
TG酵素に対するアンセリンの作用を測定した。ただ
し、反応温度30℃、60分間反応させた。結果を表3
に示した。TGase作用機構の異なるTGaseに対
してもアンセリンは抑制作用を示すことが確認された。
【0032】
【表3】
【0033】
【発明の効果】各種のTGase酵素活性をコントロー
ルすることができる。水産脊椎動物筋肉あるいは、すり
み水晒し排液をアンセリンなどのジペプチドの回収用に
有効に利用することができる。練り製品の物性を制御す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サケアクトミオシンのコイTGaseによるミ
オシンクロスリンク反応のサケ筋肉非タンパク質画分に
よる阻害作用(ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動分析)を示した説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/325 101 - 103 JICSTファイル(JOIS) 食品関連文献情報(食ネット)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンセリン、カルノシンおよび/または
    バレニンからなることを特徴とするトランスグルタミナ
    ーゼの酵素活性抑制剤。
  2. 【請求項2】 アンセリンからなることを特徴とする請
    求項1記載のトランスグルタミナーゼの酵素活性抑制
    剤。
  3. 【請求項3】 アンセリン、カルノシンおよび/または
    バレニンを多量に含む水産脊椎動物筋肉および/または
    組織の水抽出物からなることを特徴とするトランスグル
    タミナーゼの酵素活性抑制剤。
  4. 【請求項4】 アンセリンを多量に含む水産脊椎動物筋
    肉および/または組織の水抽出物からなることを特徴と
    する請求項3記載のトランスグルタミナーゼの酵素活性
    抑制剤。
  5. 【請求項5】 練り製品の物性のコントロールに使用す
    るための請求項1ないし4のいずれかに記載のトランス
    グルタミナーゼの酵素活性抑制剤。
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