JP3295393B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3295393B2 JP20506399A JP20506399A JP3295393B2 JP 3295393 B2 JP3295393 B2 JP 3295393B2 JP 20506399 A JP20506399 A JP 20506399A JP 20506399 A JP20506399 A JP 20506399A JP 3295393 B2 JP3295393 B2 JP 3295393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOS構造を有す
る半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化が進んだ結
果、半導体装置を構成する各素子は超微細構造を有する
ようになった。一方、半導体装置の動作について、一層
の高速性及び高信頼性が要求されている。
【0003】MOS構造を有する半導体装置は、従来よ
り様々な電子機器に使用されると共に今後も益々用途の
拡大が見込まれている。
【0004】以下、従来の半導体装置の製造方法、具体
的にはMOS型トランジスタのゲート電極の形成方法に
ついて、図23(a)、(b)を参照しながら説明す
る。
【0005】まず、図23(a)に示すように、シリコ
ン基板10上のトランジスタ形成領域11を取り囲むよ
うにLOCOS法によりフィールド酸化膜12を形成し
た後、シリコン基板10の表面を熱酸化することにより
シリコン基板10の上にシリコン酸化膜13を形成す
る。次に、シリコン基板10の上に全面に亘ってCVD
法により不純物を含むポリシリコン膜を堆積した後、該
ポリシリコン膜の上にレジストパターンを形成し、その
後、該レジストパターンをマスクとしてポリシリコン膜
に対してエッチングを行なってゲート電極14を形成し
た後、ソース領域15及びドレイン領域16を形成す
る。
【0006】次に、図23(b)に示すように、シリコ
ン酸化膜13におけるゲート電極14から露出した部分
を除去することによりゲート絶縁膜17を形成した後、
シリコン基板10の上に全面に亘って絶縁膜18を堆積
して平坦化する。次に、絶縁膜18に、ゲート電極1
4、ソース領域15及びドレイン領域16にそれぞれ通
ずるコンタクトホール19、20、21を形成した後、
コンタクトホール19、20、21の内部及び上部に導
電性材料を堆積して、ゲート電極14、ソース領域15
及びドレイン領域16と接続する電極層22、23、2
4を形成する。
【0007】以上に説明したように、従来の半導体装置
の製造方法においては、導電性膜に対してエッチングを
行なってゲート電極14を形成するときに、シリコン酸
化膜13がエッチングストッパーとして用いられてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置の高集積化に伴って、MOS型トランジスタのゲー
ト絶縁膜は薄膜化する傾向にあるため、従来の半導体装
置の製造方法を用いた場合には、言い換えると、ゲート
絶縁膜となる絶縁性膜をエッチングストッパーとしてゲ
ート電極をパターニング形成した場合には、除去すべき
導電性膜と共にゲート絶縁膜まで除去されてしまうの
で、ゲート絶縁膜の信頼性が低下するという問題があ
る。
【0009】また、MOS構造を有する半導体装置の動
作を高速化するためには、ゲート電極の膜厚を厚くして
ゲート電極を低抵抗化する必要がある一方、ゲート電極
の膜厚を厚くすると、つまりゲート電極のアスペクト比
(ゲート電極の膜厚/ゲート幅)を高くすると、導電性
膜に対するエッチング量が増大するので、ゲート絶縁膜
となる絶縁性膜の上面においてエッチングを確実に終了
させることが困難になる。このため、ゲート絶縁膜を薄
膜化する場合には、ゲート電極のアスペクト比を高くで
きないので、ゲート電極を低抵抗化できなくなるという
問題がある。さらに、ゲート電極のアスペクト比を高く
する場合には、半導体基板に形成された不純物拡散層つ
まりソース領域又はドレイン領域と、配線層とを接続す
るためのコンタクトホールのアスペクト比も高くなるの
で、コンタクトホールの形成及びコンタクトホールへの
導電性材料の埋め込みを確実に行なうことが困難になっ
て、半導体装置の信頼性が低下してしまう。
【0010】前記に鑑み、本発明は、ゲート絶縁膜の信
頼性を損なうことなくゲート絶縁膜を薄膜化できるよう
にすると共にアスペクト比の高いゲート電極を形成でき
るようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板
の表面部に第1導電型の不純物層を形成する工程と、半
導体基板の上に絶縁膜を堆積した後、ゲート電極形成領
域における少なくとも絶縁膜を除去して凹状溝を形成す
る工程と、凹状溝内に露出している半導体基板の表面上
にゲート絶縁膜を形成する工程と、凹状溝に導電膜を埋
め込むことによりゲート電極を形成する工程とを備えて
いる。
【0012】本発明の半導体装置の製造方法によると、
半導体基板上に形成された凹状溝内に露出している半導
体基板の表面上にゲート絶縁膜を形成した後、凹状溝に
導電膜を埋め込むことによりゲート電極を形成するた
め、ゲート絶縁膜をエッチングストッパーとして用いる
ことなくゲート電極を形成できるので、ゲート電極を形
成するときにゲート絶縁膜が損傷を受ける事態を防止で
きる。従って、ゲート絶縁膜の信頼性を損なうことなく
ゲート絶縁膜を薄膜化できると共に、ゲート絶縁膜を薄
膜化した場合にも、アスペクト比の高いゲート電極を形
成できる。
【0013】本発明の半導体装置の製造方法において、
凹状溝を形成する工程とゲート絶縁膜を形成する工程と
の間に、凹状溝の底面の下方領域に、第1導電型の不純
物層を分断するように第2導電型の不純物層を形成する
工程を備えていることが好ましい。
【0014】このようにすると、第2導電型の不純物層
によって分断された第1導電型の不純物層からなるソー
ス領域又はドレイン領域が形成されるため、第2導電型
の不純物層上に形成されるゲート電極に電圧を印加する
ことによってチャネル形成を制御できるので、半導体装
置の信頼性が向上する。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法において、
ゲート電極を形成する工程は、凹状溝を含む絶縁膜の上
に導電膜を堆積する工程と、絶縁膜の上に堆積された導
電膜を除去することによって、ゲート電極を、該ゲート
電極の上面と絶縁膜の上面とがほぼ面一で且つ平坦にな
るように形成する工程とを含むことが好ましい。
【0016】このようにすると、ゲート電極を形成する
ときに、後の工程において下地となる絶縁膜の上面を平
坦化できるため、ゲート電極の上を含む絶縁膜の上に上
層配線又は素子等を、新たな平坦化工程を行なうことな
く形成できるので、半導体装置の構造を容易に多層化で
きる。
【0017】本発明の半導体装置の製造方法において、
凹状溝を形成する工程は、凹状溝をその底面が第1導電
型の不純物層中に位置するように形成する工程を含み、
凹状溝を形成する工程とゲート絶縁膜を形成する工程と
の間に、凹状溝の底面の下方領域に、第1導電型の不純
物層を分断するように第2導電型の不純物層を形成する
工程を備えていることが好ましい。
【0018】このようにすると、ゲート電極の下部を半
導体基板の表面よりも下側に形成できるため、ゲート電
極全体を半導体基板の表面よりも上側に形成する場合と
比べて、ソース用又はドレイン用のコンタクトホールの
アスペクト比を低くすることができる。このため、ソー
ス用若しくはドレイン用のコンタクトホールの形成又は
該コンタクトホールへの導電性材料の埋め込みを確実に
行なうことができるので、半導体装置の信頼性が向上す
る。また、第2導電型の不純物層によって分断された第
1導電型の不純物層からなるソース領域又はドレイン領
域が形成されるため、第2導電型の不純物層上に形成さ
れるゲート電極に電圧を印加することによってチャネル
形成を制御できるので、半導体装置の信頼性が向上す
る。
【0019】凹状溝をその底面が第1導電型の不純物層
中に位置するように形成する場合、凹状溝を形成する工
程とゲート絶縁膜を形成する工程との間に、凹状溝の壁
面に絶縁性のサイドウォールを形成する工程を備えてい
ることが好ましい。
【0020】このようにすると、ソース領域又はドレイ
ン領域とゲート電極との間の絶縁性が向上するため、半
導体装置の信頼性が向上する。
【0021】サイドウォールを形成する場合、凹状溝を
形成する工程とサイドウォールを形成する工程との間
に、凹状溝内の半導体基板の表面部に、第1導電型の不
純物層よりも不純物濃度が低い第1導電型の低濃度不純
物層を形成する工程を備え、サイドウォールを形成する
工程とゲート絶縁膜を形成する工程との間に、凹状溝の
底面におけるサイドウォールに囲まれている部分の下方
領域に、第1導電型の低濃度不純物層を分断するように
第2導電型の不純物層を形成する工程を備えていること
が好ましい。
【0022】このようにすると、第2導電型の不純物層
によって分断された第1導電型の低濃度不純物層が、ソ
ース領域又はドレイン領域と第2導電型の不純物層との
間に形成されるため、ソース領域とドレイン領域との間
に電圧を印加した場合に発生する電界強度を小さくでき
るので、半導体装置の信頼性が向上する。
【0023】本発明の半導体装置の製造方法において、
凹状溝を形成する工程は、凹状溝をその底面が第1導電
型の不純物層よりも下側に位置するように形成する工程
を含むことが好ましい。
【0024】このようにすると、ゲート電極の下部を半
導体基板の表面よりも下側に形成できるため、ゲート電
極全体を半導体基板の表面よりも上側に形成する場合と
比べて、ソース用又はドレイン用のコンタクトホールの
アスペクト比を低くすることができる。このため、ソー
ス用若しくはドレイン用のコンタクトホールの形成又は
該コンタクトホールへの導電性材料の埋め込みを確実に
行なうことができるので、半導体装置の信頼性が向上す
る。また、凹状溝によって分断された第1導電型の不純
物層からなるソース領域又はドレイン領域が形成される
ため、凹状溝に形成されるゲート電極に電圧を印加する
ことによってチャネル形成を制御できるので、半導体装
置の信頼性が向上する。
【0025】凹状溝の底面が第1導電型の不純物層より
も下側に位置する場合、凹状溝を形成する工程とゲート
絶縁膜を形成する工程との間に、凹状溝の壁面に絶縁性
のサイドウォールを形成する工程を備えていることが好
ましい。
【0026】このようにすると、ソース領域又はドレイ
ン領域とゲート電極との間の絶縁性が向上するため、半
導体装置の信頼性が向上する。
【0027】凹状溝の底面が第1導電型の不純物層より
も下側に位置する場合、凹状溝を形成する工程とゲート
絶縁膜を形成する工程との間に、凹状溝内の半導体基板
の表面部に、第1導電型の不純物層よりも不純物濃度が
低い第1導電型の低濃度不純物層を、第1導電型の不純
物層と接続するように形成する工程と、第1導電型の低
濃度不純物層を分断するように第2導電型の不純物層を
形成する工程とを備えていることが好ましい。
【0028】このようにすると、第2導電型の不純物層
によって分断された第1導電型の低濃度不純物層が、ソ
ース領域又はドレイン領域と第2導電型の不純物層との
間に形成されるため、ソース領域とドレイン領域との間
に電圧を印加した場合に発生する電界強度を小さくでき
るので、半導体装置の信頼性が向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法につい
て、図1(a)〜(c)、図2(a)〜(c)、図3
(a)〜(c)、図4(a)〜(c)及び図5(a)、
(b)を参照しながら説明する。
【0030】まず、図1(a)に示すように、p型シリ
コン基板100の上に例えば熱酸化法によりシリコン酸
化膜からなる第1の絶縁膜101を形成した後、第1の
絶縁膜101を保護膜としてp型シリコン基板100に
n型不純物をイオン注入することにより、p型シリコン
基板100における第1の絶縁膜101の下側にn型不
純物層102を形成する。
【0031】次に、図1(b)に示すように、第1の絶
縁膜101の上に例えばCVD法によりシリコン窒化膜
からなる第2の絶縁膜103を堆積した後、第2の絶縁
膜103の上にフォトリソグラフィにより素子分離形成
領域に開口部を有する第1のレジストパターン104を
形成する。第2の絶縁膜103としては、第1の絶縁膜
101に対してエッチング選択性を有する絶縁膜を用い
る。
【0032】次に、図1(c)に示すように、第1のレ
ジストパターン104をマスクとして第2の絶縁膜10
3、第1の絶縁膜101及びp型シリコン基板100に
対してそれぞれエッチングを行なうことにより、p型シ
リコン基板100に素子分離溝105を形成した後、第
1のレジストパターン104をマスクとしてp型シリコ
ン基板100にp型不純物をイオン注入することによ
り、素子分離溝105内のp型シリコン基板100の表
面部に第1のp型不純物層106を形成する。
【0033】次に、第1のレジストパターン104を除
去した後、素子分離溝105を含む第2の絶縁膜103
の上に全面に亘って、例えばCVD法によりシリコン酸
化膜を堆積し、その後、第2の絶縁膜103の上に堆積
された前記のシリコン酸化膜を例えばCMP法により除
去することによって、図2(a)に示すように、素子分
離領域107を、該素子分離領域107の上面と第2の
絶縁膜103の上面とがほぼ面一で且つ平坦になるよう
に形成する。
【0034】次に、図2(b)に示すように、素子分離
領域107の上を含む第2の絶縁膜103の上に全面に
亘って、例えばCVD法によりシリコン窒化膜からなる
第3の絶縁膜108を堆積する。第3の絶縁膜108と
しては、第1の絶縁膜101に対してエッチング選択性
を有する絶縁膜を用いる。
【0035】次に、図2(c)に示すように、第3の絶
縁膜108の上にフォトリソグラフィによりゲート電極
形成領域に開口部を有する第2のレジストパターン10
9を形成した後、第2のレジストパターン109をマス
クとして第3の絶縁膜108及び第2の絶縁膜103に
対してそれぞれエッチングを行なって、第2の絶縁膜1
03及び第3の絶縁膜108に凹状溝110を形成す
る。
【0036】次に、図3(a)に示すように、第2のレ
ジストパターン109をマスクとしてp型シリコン基板
100にp型不純物をイオン注入することにより、凹状
溝110の底面の下方領域に、n型不純物層102を分
断するように第2のp型不純物層111を形成する。こ
れにより、第2のp型不純物層111によって分断され
たn型不純物層102からなるソース領域112又はド
レイン領域113が形成される。このとき、第2のp型
不純物層111をn型不純物層102よりも深くなるよ
うに形成することにより、トランジスタのしきい値電圧
を高くすることができる。
【0037】次に、第2のレジストパターン109を除
去した後、第1の絶縁膜101における第2のp型不純
物層111の上の部分に対して、例えばバッファー弗酸
を含む水溶液によりウェットエッチングを行なって、図
3(b)に示すように、第2のp型不純物層111を露
出させる。
【0038】次に、図3(c)に示すように、第2のp
型不純物層111の上に、例えば熱酸化法によりシリコ
ン酸化膜からなるゲート絶縁膜114を形成した後、凹
状溝110を含む第3の絶縁膜108の上に全面に亘っ
て、例えば不純物を含むポリシリコン膜からなる導電性
膜115を堆積する。
【0039】次に、第3の絶縁膜108の上に堆積され
た導電膜115を例えばCMP法により除去することに
よって、図4(a)に示すように、ゲート電極116
を、該ゲート電極116の上面と第3の絶縁膜108の
上面とがほぼ面一で且つ平坦になるように形成する。
【0040】次に、図4(b)に示すように、ゲート電
極116の上を含む第3の絶縁膜108の上に全面に亘
って、例えばCVD法によりシリコン酸化膜からなる第
4の絶縁膜117を堆積する。
【0041】次に、図4(c)に示すように、第4の絶
縁膜117の上にフォトリソグラフィによりコンタクト
ホール形成領域に開口部を有する第3のレジストパター
ン118を形成した後、第3のレジストパターン118
をマスクとして、第4の絶縁膜117、第3の絶縁膜1
08、第2の絶縁膜103及び第1の絶縁膜101に対
してエッチングを行なってゲート用コンタクトホール1
19、ソース用コンタクトホール120及びドレイン用
コンタクトホール121をそれぞれ形成する。
【0042】次に、図5(a)に示すように、第3のレ
ジストパターン118を除去した後、図5(b)に示す
ように、ゲート用コンタクトホール119、ソース用コ
ンタクトホール120及びドレイン用コンタクトホール
121の内部及び上部に、例えば窒化チタン膜/アルミ
膜/タングステン膜/窒化チタン膜/チタン膜等の積層
構造を有し、引き出し電極となる金属配線層122、1
23、124を形成する。
【0043】第1の実施形態によると、p型シリコン基
板100上に形成された凹状溝110内に露出している
p型シリコン基板100の表面上にゲート絶縁膜114
を形成した後、凹状溝110に導電性膜115を埋め込
むことによりゲート電極116を形成するため、ゲート
絶縁膜114をエッチングストッパーとして用いること
なくゲート電極116を形成できるので、ゲート電極1
16を形成するときにゲート絶縁膜114が損傷を受け
る事態を防止できる。このため、ゲート絶縁膜114の
信頼性を損なうことなくゲート絶縁膜114を薄膜化で
きるので、半導体装置の高集積化を図ることができる。
また、ゲート絶縁膜114を薄膜化した場合にも、アス
ペクト比の高いゲート電極116を形成できるため、ゲ
ート電極116を低抵抗化できるので、半導体装置の動
作の高速化を図ることができる。
【0044】また、第1の実施形態によると、凹状溝1
10の底面の下方領域に、n型不純物層102を分断す
るように第2のp型不純物層111を形成するため、第
2のp型不純物層111によって分断されたn型不純物
層102からなるソース領域112又はドレイン領域1
13が形成される。このため、第2のp型不純物層11
1上に形成されるゲート電極116に電圧を印加するこ
とによってチャネル形成を制御できるので、半導体装置
の信頼性が向上する。
【0045】また、第1の実施形態によると、凹状溝1
10を含む第3の絶縁膜108の上に全面に亘って導電
性膜115を堆積した後、第3の絶縁膜108の上に堆
積された導電膜115を除去することによって、ゲート
電極116を、該ゲート電極116の上面と第3の絶縁
膜108の上面とがほぼ面一で且つ平坦になるように形
成するため、ゲート電極116を形成するときに、後の
工程において下地となる第3の絶縁膜108の上面を平
坦化できる。このため、ゲート電極116の上を含む第
3の絶縁膜108の上に上層配線又は素子等を、新たな
平坦化工程を行なうことなく形成できるので、半導体装
置の構造を容易に多層化できる。
【0046】また、第1の実施形態によると、第2の絶
縁膜103及び第3の絶縁膜108が第1の絶縁膜10
1に対してエッチング選択性を有するため、第1の絶縁
膜101をエッチングにより除去するときに、第2の絶
縁膜103及び第3の絶縁膜108が除去されないの
で、凹状溝110が損傷を受ける事態を防止できる。こ
のため、所定の寸法を有するゲート電極116を確実に
形成できるので、半導体装置の信頼性が向上する。
【0047】尚、第1の実施形態においては、導電性膜
115として、不純物を含むポリシリコン膜を用いた
が、これに代えて、タングステン膜、モリブデン膜、チ
タン膜、白金膜、銅膜、タングステンシリサイド膜、モ
リブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜若しくは白
金シリサイド膜等の単層膜、又はタングステンシリサイ
ド膜、モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜若
しくは白金シリサイド膜と不純物を含むポリシリコン膜
との積層膜等を用いてもよい。
【0048】また、第1の実施形態においては、p型シ
リコン基板100を用いてnMOSトランジスタを形成
したが、これに代えて、n型シリコン基板を用いてpM
OSトランジスタを形成した場合にも同等の効果が得ら
れる。
【0049】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図6
(a)〜(c)、図7(a)〜(c)、図8(a)〜
(c)、図9(a)〜(c)、図10(a)〜(c)及
び図11(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0050】まず、図6(a)に示すように、p型シリ
コン基板200の上に例えば熱酸化法によりシリコン酸
化膜からなる第1の絶縁膜201を形成した後、第1の
絶縁膜201を保護膜としてp型シリコン基板200に
n型不純物をイオン注入することにより、p型シリコン
基板200における第1の絶縁膜201の下側にn型不
純物層202を形成する。
【0051】次に、図6(b)に示すように、第1の絶
縁膜201の上に例えばCVD法によりシリコン窒化膜
からなる第2の絶縁膜203を堆積した後、第2の絶縁
膜203の上にフォトリソグラフィにより素子分離形成
領域に開口部を有する第1のレジストパターン204を
形成する。
【0052】次に、図6(c)に示すように、第1のレ
ジストパターン204をマスクとして第2の絶縁膜20
3、第1の絶縁膜201及びp型シリコン基板200に
対してそれぞれエッチングを行なうことにより、p型シ
リコン基板200に素子分離溝205を形成した後、第
1のレジストパターン204をマスクとしてp型シリコ
ン基板200にp型不純物をイオン注入することによ
り、素子分離溝205内のp型シリコン基板200の表
面部に第1のp型不純物層206を形成する。
【0053】次に、第1のレジストパターン204を除
去した後、素子分離溝205を含む第2の絶縁膜203
の上に全面に亘って、例えばCVD法によりシリコン酸
化膜を堆積し、その後、第2の絶縁膜203の上に堆積
された前記のシリコン酸化膜を例えばCMP法により除
去することによって、図7(a)に示すように、素子分
離領域207を、該素子分離領域207の上面と第2の
絶縁膜203の上面とがほぼ面一で且つ平坦になるよう
に形成する。
【0054】次に、図7(b)に示すように、素子分離
領域207の上を含む第2の絶縁膜203の上に全面に
亘って、例えばCVD法によりシリコン窒化膜からなる
第3の絶縁膜208を堆積する。このとき、第3の絶縁
膜208としては、後に堆積する第4の絶縁膜211
(図8(a)を参照)に対してエッチング選択性を有す
る絶縁膜を用いると共に、第3の絶縁膜208を、後に
堆積する第5の絶縁膜215に対して行なわれる異方性
エッチング(図8(c)及び図9(a)を参照)により
完全に除去されることのない程度の膜厚を有するように
堆積する。
【0055】次に、図7(c)に示すように、第3の絶
縁膜208の上にフォトリソグラフィによりゲート電極
形成領域に開口部を有する第2のレジストパターン20
9を形成した後、第2のレジストパターン209をマス
クとして第3の絶縁膜208、第2の絶縁膜203、第
1の絶縁膜201及びp型シリコン基板200に対して
それぞれエッチングを行なうことにより、凹状溝210
をその底面がn型不純物層202中に位置するように形
成する。
【0056】次に、第2のレジストパターン209を除
去した後、図8(a)に示すように、凹状溝210内に
露出しているp型シリコン基板200の表面上に、例え
ば熱酸化法によりシリコン酸化膜からなる第4の絶縁膜
211を形成する。
【0057】次に、図8(b)に示すように、第3の絶
縁膜208をマスクとしてp型シリコン基板200にp
型不純物をイオン注入することにより、凹状溝210内
のp型シリコン基板200の表面部に、n型不純物層2
02よりもn型不純物の濃度が低いn型低濃度不純物層
212を、n型不純物層202と同等以上の深さまで形
成する。尚、後の工程において形成される第2のp型不
純物層217(図9(a)参照)によってn型低濃度不
純物層212が分断されると、n型不純物層202にお
けるn型低濃度不純物層212と接続する領域がソース
領域213又はドレイン領域214となる。
【0058】次に、図8(c)に示すように、凹状溝2
10を含む第3の絶縁膜208の上に全面に亘って、例
えばCVD法によりシリコン窒化膜からなる第5の絶縁
膜215を堆積する。第5の絶縁膜215としては、第
4の絶縁膜211に対してエッチング選択性を有する絶
縁膜を用いる。
【0059】次に、図9(a)に示すように、第5の絶
縁膜215に対して異方性エッチングを用いたエッチバ
ックを行なうことにより、第4の絶縁膜211の上を含
む凹状溝210の壁面に第5の絶縁膜215からなるサ
イドウォール216を形成した後、第3の絶縁膜208
及びサイドウォール216をマスクとしてp型シリコン
基板200にp型不純物をイオン注入することにより、
凹状溝210の底面におけるサイドウォール216に囲
まれている部分の下方領域に、n型低濃度不純物層21
2を分断するように第2のp型不純物層217を形成す
る。これにより、第2のp型不純物層217によってn
型低濃度不純物層212が分断される結果、ソース領域
213と第2のp型不純物層217との間に第1のn型
低濃度不純物領域218が形成されると共にドレイン領
域214と第2のp型不純物層217との間に第2のn
型低濃度不純物領域219が形成される。このとき、第
2のp型不純物層217をn型低濃度不純物層212よ
りも深くなるように形成することにより、トランジスタ
のしきい値電圧を高くすることができる。
【0060】次に、第4の絶縁膜211における第2の
p型不純物層217の上の部分に対して、例えばバッフ
ァー弗酸を含む水溶液によりウェットエッチングを行な
って、図9(b)に示すように、第2のp型不純物層2
17を露出させる。
【0061】次に、図9(c)に示すように、第2のp
型不純物層217の上に、例えば熱酸化法によりシリコ
ン酸化膜からなるゲート絶縁膜220を形成する。
【0062】次に、図10(a)に示すように、凹状溝
210を含む第3の絶縁膜208の上に全面に亘って、
例えば不純物を含むポリシリコン膜からなる導電性膜2
21を堆積する。
【0063】次に、第3の絶縁膜208の上に堆積され
た導電膜221を例えばCMP法により除去することに
よって、図10(b)に示すように、ゲート電極222
を、該ゲート電極222の上面と第3の絶縁膜208の
上面とがほぼ面一で且つ平坦になるように形成する。
【0064】次に、図10(c)に示すように、ゲート
電極222の上を含む第3の絶縁膜208の上に全面に
亘って、例えばCVD法によりシリコン酸化膜からなる
第6の絶縁膜223を堆積する。
【0065】次に、図11(a)に示すように、第6の
絶縁膜223の上にフォトリソグラフィによりコンタク
トホール形成領域に開口部を有する第3のレジストパタ
ーン224を形成した後、第3のレジストパターン22
4をマスクとして、第6の絶縁膜223、第3の絶縁膜
208、第2の絶縁膜203及び第1の絶縁膜201に
対してエッチングを行なってゲート用コンタクトホール
225、ソース用コンタクトホール226及びドレイン
用コンタクトホール227をそれぞれ形成する。
【0066】次に、図11(b)に示すように、第3の
レジストパターン224を除去した後、図11(c)に
示すように、ゲート用コンタクトホール225、ソース
用コンタクトホール226及びドレイン用コンタクトホ
ール227の内部及び上部に、例えば窒化チタン膜/ア
ルミ膜/タングステン膜/窒化チタン膜/チタン膜等の
積層構造を有し、引き出し電極となる金属配線層22
8、229、230を形成する。
【0067】第2の実施形態によると、p型シリコン基
板200上に形成された凹状溝210内に露出している
p型シリコン基板200の表面上にゲート絶縁膜220
を形成した後、凹状溝210に導電性膜221を埋め込
むことによりゲート電極222を形成するため、ゲート
絶縁膜220をエッチングストッパーとして用いること
なくゲート電極222を形成できるので、ゲート電極2
22を形成するときにゲート絶縁膜220が損傷を受け
る事態を防止できる。このため、ゲート絶縁膜220の
信頼性を損なうことなくゲート絶縁膜220を薄膜化で
きるので、半導体装置の高集積化を図ることができる。
また、ゲート絶縁膜220を薄膜化した場合にも、アス
ペクト比の高いゲート電極222を形成できるため、ゲ
ート電極222を低抵抗化できるので、半導体装置の動
作の高速化を図ることができる。
【0068】また、第2の実施形態によると、凹状溝2
10の底面の下方領域に、n型低濃度不純物層212を
含むn型不純物層202を分断するように第2のp型不
純物層217を形成するため、第2のp型不純物層21
7によって分断されたn型不純物層202からなるソー
ス領域213又はドレイン領域214が形成される。こ
のため、第2のp型不純物層217上に形成されるゲー
ト電極222に電圧を印加することによってチャネル形
成を制御できるので、半導体装置の信頼性が向上する。
【0069】また、第2の実施形態によると、凹状溝2
10を含む第3の絶縁膜208の上に全面に亘って導電
性膜221を堆積した後、第3の絶縁膜208の上に堆
積された導電膜221を除去することによって、ゲート
電極222を、該ゲート電極222の上面と第3の絶縁
膜208の上面とがほぼ面一で且つ平坦になるように形
成するため、ゲート電極222を形成するときに、後の
工程において下地となる第3の絶縁膜208の上面を平
坦化できる。このため、ゲート電極222の上を含む第
3の絶縁膜208の上に上層配線又は素子等を、新たな
平坦化工程を行なうことなく形成できるので、半導体装
置の構造を容易に多層化できる。
【0070】また、第2の実施形態によると、凹状溝2
10をその底面がn型不純物層202中に位置するよう
に形成するため、言い換えると、凹状溝210をその底
面がp型シリコン基板200の表面よりも下側に位置す
るように形成するため、ゲート電極222の下部をp型
シリコン基板200の表面よりも下側に形成できるの
で、ゲート電極222と同じ膜厚を有するゲート電極の
全体を半導体基板の表面よりも上側に形成する場合と比
べて、ソース用コンタクトホール226又はドレイン用
コンタクトホール227のアスペクト比を低くすること
ができる。このため、ソース用コンタクトホール226
若しくはドレイン用コンタクトホール227の形成又は
該コンタクトホールへの導電性材料の埋め込みを確実に
行なうことができるので、半導体装置の信頼性が向上す
る。
【0071】以下、従来の半導体装置の製造方法及び本
発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法をそ
れぞれ用いて、同じ膜厚のゲート電極を形成した場合に
おける、ソース用又はドレイン用のコンタクトホールの
アスペクト比について、図12(a)及び(b)を参照
しながら説明する。
【0072】図12(a)は、第1の比較例として、従
来の半導体装置の製造方法により形成された半導体装置
の断面構成を示し、図12(b)は、本発明の第2の実
施形態に係る半導体装置の製造方法により形成された半
導体装置の断面構成を示している。尚、図12(b)に
おいては、図11(b)に示した第2の実施形態の一工
程断面図と同一の部材には同一の符号を付すことによ
り、説明を省略する。
【0073】図12(a)において、30はシリコン基
板、31はゲート絶縁膜、32はゲート電極、33はソ
ース領域、34はドレイン領域、35は絶縁膜、36は
ソース用コンタクトホール、37はドレイン用コンタク
トホールである。尚、ゲート電極32は、その全体がシ
リコン基板30の表面つまりソース領域33又はドレイ
ン領域34の表面よりも上側に形成されている。
【0074】また、図12(a)において、t1Aはシリ
コン基板30の表面からゲート電極32の頂面までの厚
さ、d1 はソース用コンタクトホール36又はドレイン
用コンタクトホール37の深さ、Sは絶縁膜35におけ
るゲート電極32の上側の領域の膜厚である。このと
き、d1 =t1A+Sとなる。
【0075】図示はしていないが、ゲート絶縁膜31の
膜厚をtGO、ゲート電極32の膜厚をtGEとすると、t
1A=tGO+tGEとなる。
【0076】一方、図12(b)において、t1Bは第2
のp型不純物層217の表面からゲート電極222の頂
面までの厚さ、t2 はp型シリコン基板200の表面つ
まりソース領域213又はドレイン領域214の表面か
らゲート電極222の頂面までの厚さ、d2 はソース用
コンタクトホール226又はドレイン用コンタクトホー
ル227の深さ、Sは第6の絶縁膜223におけるゲー
ト電極222の上側の領域の膜厚(図12(a)のSと
同じ膜厚)である。尚、ソース用コンタクトホール22
6又はドレイン用コンタクトホール227の口径は図1
2(a)のソース用コンタクトホール36又はドレイン
用コンタクトホール37の口径と同じであるとする。
【0077】図示はしていないが、ゲート絶縁膜220
の膜厚をtGO(図12(a)のtGOと同じ膜厚)、ゲー
ト電極222の膜厚をtGE(図12(a)のtGEと同じ
膜厚)とすると、t1B=tGO+tGE=t1Aとなる。
【0078】従って、図12(b)に示すように、ソー
ス用コンタクトホール226又はドレイン用コンタクト
ホール227の深さd2 は、d2 =t2 +Sとなる一
方、t 2 <t1B=t1Aであるため、d2 <d1 となる。
【0079】以上に説明したように、従来の半導体装置
の製造方法及び本発明の第2の実施形態に係る半導体装
置の製造方法をそれぞれ用いて、同じ膜厚のゲート電極
を形成した場合、本発明の第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法を用いた方がソース用又はドレイン用の
コンタクトホールのアスペクト比を低くすることができ
る。
【0080】また、第2の実施形態によると、ゲート電
極222の下部をp型シリコン基板200の表面よりも
下側に形成できるので、ソース用コンタクトホール22
6又はドレイン用コンタクトホール227と同じ深さ及
び同じアスペクト比を有するソース用又はドレイン用の
コンタクトホールを形成し、且つゲート電極全体を半導
体基板の表面よりも上側に形成する場合と比べて、ゲー
ト電極222の膜厚を厚くすることができる。このた
め、ゲート電極222を低抵抗化できるので、半導体装
置の動作を高速化することができる。
【0081】以下、従来の半導体装置の製造方法及び本
発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法をそ
れぞれ用いて、同じ深さ及び同じアスペクト比を有する
ソース用又はドレイン用のコンタクトホールを形成した
場合における、ゲート電極の膜厚について、図13
(a)及び(b)を参照しながら説明する。
【0082】図13(a)は、第2の比較例として、従
来の半導体装置の製造方法により形成された半導体装置
の断面構成を示し、図13(b)は、本発明の第2の実
施形態に係る半導体装置の製造方法により形成された半
導体装置の断面構成を示している。尚、図13(b)に
おいては、図11(b)に示した第2の実施形態の一工
程断面図と同一の部材には同一の符号を付すことによ
り、説明を省略する。
【0083】図13(a)において、40はシリコン基
板、41はゲート絶縁膜、42はゲート電極、43はソ
ース領域、44はドレイン領域、45は絶縁膜、46は
ソース用コンタクトホール、47はドレイン用コンタク
トホールである。尚、ゲート電極42は、その全体がシ
リコン基板40の表面つまりソース領域43又はドレイ
ン領域44の表面よりも上側に形成されている。
【0084】また、図13(a)において、T1Aはシリ
コン基板40の表面からゲート電極42の頂面までの厚
さ、D1 はソース用コンタクトホール46又はドレイン
用コンタクトホール47の深さ、Sは絶縁膜45におけ
るゲート電極42の上側の領域の膜厚である。このと
き、T1A=D1 −Sとなる。
【0085】図示はしていないが、ゲート絶縁膜41の
膜厚をtGOとすると、ゲート電極42の膜厚TGE1 は、
GE1 =T1A−tGOとなる。
【0086】一方、図13(b)において、T1Bはp型
シリコン基板200の表面つまりソース領域213又は
ドレイン領域214の表面からゲート電極222の頂面
までの厚さ、T2 は第2のp型不純物層217の表面か
らゲート電極222の頂面までの厚さ、D1 はソース用
コンタクトホール226又はドレイン用コンタクトホー
ル227の深さ(図13(a)のD1 と同じ深さ)、S
は第6の絶縁膜223におけるゲート電極222の上側
の領域の膜厚(図13(a)のSと同じ膜厚)である。
尚、ソース用コンタクトホール226又はドレイン用コ
ンタクトホール227の口径は図13(a)のソース用
コンタクトホール46又はドレイン用コンタクトホール
47の口径と同じであるとする。
【0087】図示はしていないが、ゲート絶縁膜220
の膜厚をtGO(図13(a)のtGOと同じ膜厚)とする
と、ゲート電極222の膜厚TGE2 は、TGE2 =T2
GOとなる。
【0088】従って、図13(b)に示すように、T1B
=D1 −Sとなる一方、T2 >T1B=T1A 1 −S
あるため、TGE2 >TGE1 となる。
【0089】以上に説明したように、従来の半導体装置
の製造方法及び本発明の第2の実施形態に係る半導体装
置の製造方法をそれぞれ用いて、同じ深さ及び同じアス
ペクト比を有するソース用又はドレイン用のコンタクト
ホールを形成した場合、本発明の第2の実施形態に係る
半導体装置の製造方法を用いた方がゲート電極の膜厚を
厚くすることができる。
【0090】また、第2の実施形態によると、凹状溝2
10の壁面にサイドウォール216を形成するため、ソ
ース領域213又はドレイン領域214とゲート電極2
22との間の絶縁性が向上するため、半導体装置の信頼
性が向上する。
【0091】また、第2の実施形態によると、凹状溝2
10内のp型シリコン基板200の表面部にn型低濃度
不純物層212を、n型不純物層202と同等以上の深
さまで形成した後、凹状溝210の底面におけるサイド
ウォール216に囲まれている部分の下方領域に、n型
低濃度不純物層212を分断するように第2のp型不純
物層217を形成するため、第2のp型不純物層217
によってn型低濃度不純物層212が分断される結果、
ソース領域213と第2のp型不純物層217との間に
第1のn型低濃度不純物領域218が形成されると共に
ドレイン領域214と第2のp型不純物層217との間
に第2のn型低濃度不純物領域219が形成される。こ
のため、ソース領域213とドレイン領域214との間
に電圧を印加した場合に発生する電界強度を小さくでき
るので、半導体装置の信頼性が向上する。
【0092】また、第2の実施形態によると、第3の絶
縁膜208を、第5の絶縁膜215に対して行なわれる
異方性エッチングにより完全に除去されることのない程
度の膜厚を有するように堆積するため、第5の絶縁膜2
15に対して異方性エッチングを行なうときに、第3の
絶縁膜208が完全に除去されて素子分離領域207が
損傷を受ける事態を防止できるので、半導体装置の信頼
性が向上する。
【0093】また、第2の実施形態によると、第3の絶
縁膜208及び第5の絶縁膜215が第4の絶縁膜21
1に対してエッチング選択性を有するため、第4の絶縁
膜211をエッチングにより除去するときに、第3の絶
縁膜208、及び第5の絶縁膜215からなるサイドウ
ォール216が除去されないので、凹状溝210が損傷
を受ける事態を防止できる。このため、所定の寸法を有
するゲート電極222を確実に形成できるので、半導体
装置の信頼性が向上する。
【0094】尚、第2の実施形態においては、導電性膜
221として、不純物を含むポリシリコン膜を用いた
が、これに代えて、タングステン膜、モリブデン膜、チ
タン膜、白金膜、銅膜、タングステンシリサイド膜、モ
リブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜若しくは白
金シリサイド膜等の単層膜、又はタングステンシリサイ
ド膜、モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜若
しくは白金シリサイド膜と不純物を含むポリシリコン膜
との積層膜等を用いてもよい。
【0095】また、第2の実施形態においては、p型シ
リコン基板200を用いてnMOSトランジスタを形成
したが、これに代えて、n型シリコン基板を用いてpM
OSトランジスタを形成した場合にも同等の効果が得ら
れる。
【0096】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図14
(a)〜(c)、図15(a)〜(c)、図16(a)
〜(c)、図17(a)〜(c)、図18(a)〜
(c)、図19(a)、(b)及び図20(a)、
(b)を参照しながら説明する。
【0097】まず、図14(a)に示すように、p型シ
リコン基板300の上に例えば熱酸化法によりシリコン
酸化膜からなる第1の絶縁膜301を形成した後、第1
の絶縁膜301を保護膜としてp型シリコン基板300
にn型不純物をイオン注入することにより、p型シリコ
ン基板300における第1の絶縁膜301の下側にn型
不純物層302を形成する。
【0098】次に、図14(b)に示すように、第1の
絶縁膜301の上に例えばCVD法によりシリコン窒化
膜からなる第2の絶縁膜303を堆積した後、第2の絶
縁膜303の上にフォトリソグラフィにより素子分離形
成領域に開口部を有する第1のレジストパターン304
を形成する。
【0099】次に、図14(c)に示すように、第1の
レジストパターン304をマスクとして第2の絶縁膜3
03、第1の絶縁膜301及びp型シリコン基板300
に対してそれぞれエッチングを行なうことにより、p型
シリコン基板300に素子分離溝305を形成した後、
第1のレジストパターン304をマスクとしてp型シリ
コン基板300にp型不純物をイオン注入することによ
り、素子分離溝305内のp型シリコン基板300の表
面部に第1のp型不純物層306を形成する。
【0100】次に、第1のレジストパターン304を除
去した後、素子分離溝305を含む第2の絶縁膜303
の上に全面に亘って、例えばCVD法によりシリコン酸
化膜を堆積し、その後、第2の絶縁膜303の上に堆積
された前記のシリコン酸化膜を例えばCMP法により除
去することによって、図15(a)に示すように、素子
分離領域307を、該素子分離領域307の上面と第2
の絶縁膜303の上面とがほぼ面一で且つ平坦になるよ
うに形成する。
【0101】次に、図15(b)に示すように、素子分
離領域307の上を含む第2の絶縁膜303の上に全面
に亘って、例えばCVD法によりシリコン窒化膜からな
る第3の絶縁膜308を堆積する。このとき、第3の絶
縁膜308としては、後に堆積する第4の絶縁膜311
(図16(a)を参照)に対してエッチング選択性を有
する絶縁膜を用いると共に、第3の絶縁膜308を、後
に堆積する第5の絶縁膜317に対して行なわれる異方
性エッチング(図16(c)及び図17(a)を参照)
により完全に除去されることのない程度の膜厚を有する
ように堆積する。
【0102】次に、図15(c)に示すように、第3の
絶縁膜308の上にフォトリソグラフィによりゲート電
極形成領域に開口部を有する第2のレジストパターン3
09を形成した後、第2のレジストパターン309をマ
スクとして第3の絶縁膜308、第2の絶縁膜303、
第1の絶縁膜301及びp型シリコン基板300に対し
てそれぞれエッチングを行なうことにより、凹状溝31
0をその底面がn型不純物層302よりも下側に位置す
るように形成する。これにより、凹状溝310によって
分断されたn型不純物層302からなるソース領域又は
ドレイン領域(図16(b)のソース領域315及びド
レイン領域316を参照)が形成される。
【0103】次に、第2のレジストパターン309を除
去した後、図16(a)に示すように、凹状溝310内
に露出しているp型シリコン基板300の表面上に、例
えば熱酸化法によりシリコン酸化膜からなる第4の絶縁
膜311を形成する。
【0104】次に、図16(b)に示すように、第3の
絶縁膜308をマスクとしてp型シリコン基板300に
n型不純物をイオン注入することにより、凹状溝310
内のp型シリコン基板300の表面部に、n型不純物層
302よりもn型不純物の濃度が低いn型低濃度不純物
層312を、n型不純物層302つまりソース領域31
5及びドレイン領域316と接続するように形成する。
このとき、ソース領域315における凹状溝310の壁
面の近傍に、n型不純物層302よりもn型不純物の濃
度が若干高い第1のn型高濃度不純物領域313が形成
されると共に、ドレイン領域316における凹状溝31
0の壁面の近傍に、n型不純物層302よりもn型不純
物の濃度が若干高い第2のn型高濃度不純物領域314
が形成される。
【0105】次に、図16(c)に示すように、凹状溝
310を含む第3の絶縁膜308の上に全面に亘って、
例えばCVD法によりシリコン窒化膜からなる第5の絶
縁膜317を堆積する。第5の絶縁膜317としては、
第4の絶縁膜311に対してエッチング選択性を有する
絶縁膜を用いる。
【0106】次に、図17(a)に示すように、第5の
絶縁膜317に対して異方性エッチングを用いたエッチ
バックを行なうことにより、第4の絶縁膜311の上を
含む凹状溝310の壁面に第5の絶縁膜317からなる
サイドウォール318を形成する。
【0107】次に、図17(b)に示すように、第3の
絶縁膜308及びサイドウォール318をマスクとして
p型シリコン基板300にp型不純物をイオン注入する
ことにより、凹状溝310の底面におけるサイドウォー
ル318に囲まれている部分の下方領域に、n型低濃度
不純物層312を分断するように第2のp型不純物層3
19を形成する。これにより、第2のp型不純物層31
9によってn型低濃度不純物層312が分断される結
果、ソース領域315と第2のp型不純物層319との
間に第1のn型低濃度不純物領域320が形成されると
共にドレイン領域316と第2のp型不純物層319と
の間に第2のn型低濃度不純物領域321が形成され
る。このとき、第2のp型不純物層319をn型低濃度
不純物層312よりも深くなるように形成することによ
り、トランジスタのしきい値電圧を高くすることができ
る。
【0108】次に、第4の絶縁膜311における第2の
p型不純物層319の上の部分に対して、例えばバッフ
ァー弗酸を含む水溶液によりウェットエッチングを行な
って、図17(c)に示すように、第2のp型不純物層
319を露出させる。
【0109】次に、図18(a)に示すように、第2の
p型不純物層319の上に、例えば熱酸化法によりシリ
コン酸化膜からなるゲート絶縁膜322を形成する。
【0110】次に、図18(b)に示すように、凹状溝
310を含む第3の絶縁膜308の上に全面に亘って、
例えば不純物を含むポリシリコン膜からなる導電性膜3
23を堆積する。
【0111】次に、第3の絶縁膜308の上に堆積され
た導電膜323を例えばCMP法により除去することに
よって、図18(c)に示すように、ゲート電極324
を、該ゲート電極324の上面と第3の絶縁膜308の
上面とがほぼ面一で且つ平坦になるように形成する。
【0112】次に、図19(a)に示すように、ゲート
電極324の上を含む第3の絶縁膜308の上に全面に
亘って、例えばCVD法によりシリコン酸化膜からなる
第6の絶縁膜325を堆積する。
【0113】次に、図19(b)に示すように、第6の
絶縁膜325の上にフォトリソグラフィによりコンタク
トホール形成領域に開口部を有する第3のレジストパタ
ーン326を形成した後、第3のレジストパターン32
6をマスクとして、第6の絶縁膜325、第3の絶縁膜
308、第2の絶縁膜303及び第1の絶縁膜301に
対してエッチングを行なってゲート用コンタクトホール
327、ソース用コンタクトホール328及びドレイン
用コンタクトホール329をそれぞれ形成する。
【0114】次に、図20(a)に示すように、第3の
レジストパターン326を除去した後、図20(b)に
示すように、ゲート用コンタクトホール327、ソース
用コンタクトホール328及びドレイン用コンタクトホ
ール329の内部及び上部に、例えば窒化チタン膜/ア
ルミ膜/タングステン膜/窒化チタン膜/チタン膜等の
積層構造を有し、引き出し電極となる金属配線層33
0、331、332を形成する。
【0115】第3の実施形態によると、p型シリコン基
板300上に形成された凹状溝310内に露出している
p型シリコン基板300の表面上にゲート絶縁膜322
を形成した後、凹状溝310に導電性膜323を埋め込
むことによりゲート電極324を形成するため、ゲート
絶縁膜322をエッチングストッパーとして用いること
なくゲート電極324を形成できるので、ゲート電極3
24を形成するときにゲート絶縁膜322が損傷を受け
る事態を防止できる。このため、ゲート絶縁膜322の
信頼性を損なうことなくゲート絶縁膜322を薄膜化で
きるので、半導体装置の高集積化を図ることができる。
また、ゲート絶縁膜322を薄膜化した場合にも、アス
ペクト比の高いゲート電極324を形成できるため、ゲ
ート電極324を低抵抗化できるので、半導体装置の動
作の高速化を図ることができる。
【0116】また、第3の実施形態によると、凹状溝3
10をその底面がn型不純物層302よりも下側に位置
するように形成するため、凹状溝310によって分断さ
れたn型不純物層302からなるソース領域315又は
ドレイン領域316が形成される。このため、凹状溝3
10に形成されるゲート電極324に電圧を印加するこ
とによってチャネル形成を制御できるので、半導体装置
の信頼性が向上する。
【0117】また、第3の実施形態によると、凹状溝3
10を含む第3の絶縁膜308の上に全面に亘って導電
性膜323を堆積した後、第3の絶縁膜308の上に堆
積された導電膜323を除去することによって、ゲート
電極324を、該ゲート電極324の上面と第3の絶縁
膜308の上面とがほぼ面一で且つ平坦になるように形
成するため、ゲート電極324を形成するときに、後の
工程において下地となる第3の絶縁膜308の上面を平
坦化できる。このため、ゲート電極324の上を含む第
3の絶縁膜308の上に上層配線又は素子等を、新たな
平坦化工程を行なうことなく形成できるので、半導体装
置の構造を容易に多層化できる。
【0118】また、第3の実施形態によると、凹状溝3
10をその底面がn型不純物層302よりも下側に位置
するように形成するため、言い換えると、凹状溝310
をその底面がp型シリコン基板300の表面よりも下側
に位置するように形成するため、ゲート電極324の下
部をp型シリコン基板300の表面よりも下側に形成で
きるので、ゲート電極324と同じ膜厚を有するゲート
電極全体を半導体基板の表面よりも上側に形成する場合
と比べて、ソース用コンタクトホール328又はドレイ
ン用コンタクトホール329のアスペクト比を低くする
ことができる。このため、ソース用コンタクトホール3
28若しくはドレイン用コンタクトホール329の形成
又は該コンタクトホールへの導電性材料の埋め込みを確
実に行なうことができるので、半導体装置の信頼性が向
上する。
【0119】以下、従来の半導体装置の製造方法及び本
発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法をそ
れぞれ用いて、同じ膜厚のゲート電極を形成した場合に
おける、ソース用又はドレイン用のコンタクトホールの
アスペクト比について、図21(a)及び(b)を参照
しながら説明する。
【0120】図21(a)は、第3の比較例として、従
来の半導体装置の製造方法により形成された半導体装置
の断面構成を示し、図21(b)は、本発明の第3の実
施形態に係る半導体装置の製造方法により形成された半
導体装置の断面構成を示している。尚、図21(b)に
おいては、図20(a)に示した第3の実施形態の一工
程断面図と同一の部材には同一の符号を付すことによ
り、説明を省略する。
【0121】図21(a)において、50はシリコン基
板、51はゲート絶縁膜、52はゲート電極、53はソ
ース領域、54はドレイン領域、55は絶縁膜、56は
ソース用コンタクトホール、57はドレイン用コンタク
トホールである。尚、ゲート電極52は、その全体がシ
リコン基板50の表面つまりソース領域53又はドレイ
ン領域54の表面よりも上側に形成されている。
【0122】また、図21(a)において、t3Aはシリ
コン基板50の表面からゲート電極52の頂面までの厚
さ、d3 はソース用コンタクトホール56又はドレイン
用コンタクトホール57の深さ、Sは絶縁膜55におけ
るゲート電極52の上側の領域の膜厚である。このと
き、d3 =t3A+Sとなる。
【0123】図示はしていないが、ゲート絶縁膜51の
膜厚をtGO、ゲート電極52の膜厚をtGEとすると、t
3A=tGO+tGEとなる。
【0124】一方、図21(b)において、t3Bは第2
のp型不純物層319の表面からゲート電極324の頂
面までの厚さ、t4 はp型シリコン基板300の表面つ
まりソース領域315又はドレイン領域316の表面か
らゲート電極324の頂面までの厚さ、d4 はソース用
コンタクトホール328又はドレイン用コンタクトホー
ル329の深さ、Sは第6の絶縁膜325におけるゲー
ト電極324の上側の領域の膜厚(図21(a)のSと
同じ膜厚)である。尚、ソース用コンタクトホール32
8又はドレイン用コンタクトホール329の口径は図2
1(a)のソース用コンタクトホール56又はドレイン
用コンタクトホール57の口径と同じであるとする。
【0125】図示はしていないが、ゲート絶縁膜322
の膜厚をtGO(図21(a)のtGOと同じ膜厚)、ゲー
ト電極324の膜厚をtGE(図21(a)のtGEと同じ
膜厚)とすると、t3B=tGO+tGE=t3Aとなる。
【0126】従って、図21(b)に示すように、ソー
ス用コンタクトホール328又はドレイン用コンタクト
ホール329の深さd4 は、d4 =t4 +Sとなる一
方、t 4 <t3B=t3Aであるため、d4 <d3 となる。
【0127】以上に説明したように、従来の半導体装置
の製造方法及び本発明の第3の実施形態に係る半導体装
置の製造方法をそれぞれ用いて、同じ膜厚のゲート電極
を形成した場合、本発明の第3の実施形態に係る半導体
装置の製造方法を用いた方がソース用又はドレイン用の
コンタクトホールのアスペクト比を低くすることができ
る。
【0128】また、第3の実施形態によると、ゲート電
極324の下部をp型シリコン基板300の表面よりも
下側に形成できるので、ソース用コンタクトホール32
8又はドレイン用コンタクトホール329と同じ深さ及
び同じアスペクト比を有するソース用又はドレイン用の
コンタクトホールを形成し、且つゲート電極全体を半導
体基板の表面よりも上側に形成する場合と比べて、ゲー
ト電極324の膜厚を厚くすることができる。このた
め、ゲート電極324を低抵抗化できるので、半導体装
置の動作を高速化することができる。
【0129】以下、従来の半導体装置の製造方法及び本
発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法をそ
れぞれ用いて、同じ深さ及び同じアスペクト比を有する
ソース用又はドレイン用のコンタクトホールを形成した
場合における、ゲート電極の膜厚について、図22
(a)及び(b)を参照しながら説明する。
【0130】図22(a)は、第4の比較例として、従
来の半導体装置の製造方法により形成された半導体装置
の断面構成を示し、図22(b)は、本発明の第3の実
施形態に係る半導体装置の製造方法により形成された半
導体装置の断面構成を示している。尚、図22(b)に
おいては、図20(a)に示した第3の実施形態の一工
程断面図と同一の部材には同一の符号を付すことによ
り、説明を省略する。
【0131】図22(a)において、60はシリコン基
板、61はゲート絶縁膜、62はゲート電極、63はソ
ース領域、64はドレイン領域、65は絶縁膜、66は
ソース用コンタクトホール、67はドレイン用コンタク
トホールである。尚、ゲート電極62は、その全体がシ
リコン基板60の表面つまりソース領域63又はドレイ
ン領域64の表面よりも上側に形成されている。
【0132】また、図22(a)において、T3Aはシリ
コン基板60の表面からゲート電極62の頂面までの厚
さ、D3 はソース用コンタクトホール66又はドレイン
用コンタクトホール67の深さ、Sは絶縁膜65におけ
るゲート電極62の上側の領域の膜厚である。このと
き、T3A=D3 −Sとなる。
【0133】図示はしていないが、ゲート絶縁膜61の
膜厚をtGOとすると、ゲート電極62の膜厚TGE1 は、
GE1 =T3A−tGOとなる。
【0134】一方、図22(b)において、T3Bはp型
シリコン基板300の表面つまりソース領域315又は
ドレイン領域316の表面からゲート電極324の頂面
までの厚さ、T4 は第2のp型不純物層319の表面か
らゲート電極324の頂面までの厚さ、D3 はソース用
コンタクトホール328又はドレイン用コンタクトホー
ル329の深さ(図22(a)のD3 と同じ深さ)であ
り、Sは第6の絶縁膜325におけるゲート電極324
の上側の領域の膜厚(図22(a)のSと同じ膜厚)で
ある。尚、ソース用コンタクトホール328又はドレイ
ン用コンタクトホール329の口径は図22(a)のソ
ース用コンタクトホール66又はドレイン用コンタクト
ホール67の口径と同じであるとする。
【0135】図示はしていないが、ゲート絶縁膜322
の膜厚をtGO(図22(a)のtGOと同じ膜厚)とする
と、ゲート電極324の膜厚TGE2 は、TGE2 =T4
GOとなる。
【0136】従って、図22(b)に示すように、T3B
=D3 −Sとなる一方、T4 >T3B=T3A=D3 −Sで
あるため、TGE2 >TGE1 となる。
【0137】以上に説明したように、従来の半導体装置
の製造方法及び本発明の第3の実施形態に係る半導体装
置の製造方法をそれぞれ用いて、同じ深さ及び同じアス
ペクト比を有するソース用又はドレイン用のコンタクト
ホールを形成した場合、本発明の第3の実施形態に係る
半導体装置の製造方法を用いた方がゲート電極の膜厚を
厚くすることができる。
【0138】また、第3の実施形態によると、凹状溝3
10の壁面にサイドウォール318を形成するため、ソ
ース領域315又はドレイン領域316とゲート電極3
24との間の絶縁性が向上するため、半導体装置の信頼
性が向上する。
【0139】また、第3の実施形態によると、凹状溝3
10内のp型シリコン基板300の表面部にn型低濃度
不純物層312を、n型不純物層302つまりソース領
域315及びドレイン領域316と接続するように形成
した後、n型低濃度不純物層312を分断するように第
2のp型不純物層319を形成するため、第2のp型不
純物層319によってn型低濃度不純物層312が分断
される結果、ソース領域315と第2のp型不純物層3
19との間に第1のn型低濃度不純物領域320が形成
されると共にドレイン領域316と第2のp型不純物層
319との間に第2のn型低濃度不純物領域321が形
成される。このため、ソース領域315とドレイン領域
316との間に電圧を印加した場合に発生する電界強度
を小さくできるので、半導体装置の信頼性が向上する。
【0140】また、第3の実施形態によると、第3の絶
縁膜308を、第5の絶縁膜317に対して行なわれる
異方性エッチングにより完全に除去されることのない程
度の膜厚を有するように堆積するため、第5の絶縁膜3
17に対して異方性エッチングを行なうときに、第3の
絶縁膜308が完全に除去されて素子分離領域307が
損傷を受ける事態を防止できるので、半導体装置の信頼
性が向上する。
【0141】また、第3の実施形態によると、第3の絶
縁膜308及び第5の絶縁膜317が第4の絶縁膜31
1に対してエッチング選択性を有するため、第4の絶縁
膜311をエッチングにより除去するときに、第3の絶
縁膜308、及び第5の絶縁膜317からなるサイドウ
ォール318が除去されないので、凹状溝310が損傷
を受ける事態を防止できる。このため、所定の寸法を有
するゲート電極324を確実に形成できるので、半導体
装置の信頼性が向上する。
【0142】尚、第3の実施形態においては、導電性膜
323として、不純物を含むポリシリコン膜を用いた
が、これに代えて、タングステン膜、モリブデン膜、チ
タン膜、白金膜、銅膜、タングステンシリサイド膜、モ
リブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜若しくは白
金シリサイド膜等の単層膜、又はタングステンシリサイ
ド膜、モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜若
しくは白金シリサイド膜と不純物を含むポリシリコン膜
との積層膜等を用いてもよい。
【0143】また、第3の実施形態においては、p型シ
リコン基板300を用いてnMOSトランジスタを形成
したが、これに代えて、n型シリコン基板を用いてpM
OSトランジスタを形成した場合にも同等の効果が得ら
れる。
【0144】
【発明の効果】本発明によると、ゲート電極を形成する
ときにゲート絶縁膜が損傷を受けることがないため、ゲ
ート絶縁膜の信頼性を損なうことなくゲート絶縁膜を薄
膜化できるので、半導体装置の高集積化を図ることがで
きる。また、ゲート絶縁膜を薄膜化した場合にも、アス
ペクト比の高いゲート電極を形成できるため、ゲート電
極を低抵抗化できるので、半導体装置の動作の高速化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は第1の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(c)は第1の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)は第1の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】(a)〜(c)は第1の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図5】(a)、(b)は第1の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図6】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図8】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図10】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図11】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図12】(a)は第1の比較例として、従来の半導体
装置の製造方法により得られた半導体装置の断面構成を
示す図であり、(b)は第2の実施形態に係る半導体装
置の製造方法により得られた半導体装置の断面構成を示
す図である。
【図13】(a)は第2の比較例として、従来の半導体
装置の製造方法により得られた半導体装置の断面構成を
示す図であり、(b)は第2の実施形態に係る半導体装
置の製造方法により得られた半導体装置の断面構成を示
す図である。
【図14】(a)〜(c)は第3の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図15】(a)〜(c)は第3の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図16】(a)〜(c)は第3の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図17】(a)〜(c)は第3の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図18】(a)〜(c)は第3の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図19】(a)、(b)は第3の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図20】(a)、(b)は第3の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図21】(a)は第3の比較例として、従来の半導体
装置の製造方法により得られた半導体装置の断面構成を
示す図であり、(b)は第3の実施形態に係る半導体装
置の製造方法により得られた半導体装置の断面構成を示
す図である。
【図22】(a)は第4の比較例として、従来の半導体
装置の製造方法により得られた半導体装置の断面構成を
示す図であり、(b)は第3の実施形態に係る半導体装
置の製造方法により得られた半導体装置の断面構成を示
す図である。
【図23】(a)、(b)は従来の半導体装置の製造方
法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
100 p型シリコン基板 101 第1の絶縁膜 102 n型不純物層 103 第2の絶縁膜 104 第1のレジストパターン 105 素子分離溝 106 第1のp型不純物層 107 素子分離領域 108 第3の絶縁膜 109 第2のレジストパターン 110 凹状溝 111 第2のp型不純物層 112 ソース領域 113 ドレイン領域 114 ゲート絶縁膜 115 導電性膜 116 ゲート電極 117 第4の絶縁膜 118 第3のレジストパターン 119 ゲート用コンタクトホール 120 ソース用コンタクトホール 121 ドレイン用コンタクトホール 122 金属配線層 123 金属配線層 124 金属配線層 200 p型シリコン基板 201 第1の絶縁膜 202 n型不純物層 203 第2の絶縁膜 204 第1のレジストパターン 205 素子分離溝 206 第1のp型不純物層 207 素子分離領域 208 第3の絶縁膜 209 第2のレジストパターン 210 凹状溝 211 第4の絶縁膜 212 n型低濃度不純物層 213 ソース領域 214 ドレイン領域 215 第5の絶縁膜 216 サイドウォール 217 第2のp型不純物層 218 第1のn型低濃度不純物領域 219 第2のn型低濃度不純物領域 220 ゲート絶縁膜 221 導電性膜 222 ゲート電極 223 第6の絶縁膜 224 第3のレジストパターン 225 ゲート用コンタクトホール 226 ソース用コンタクトホール 227 ドレイン用コンタクトホール 228 金属配線層 229 金属配線層 230 金属配線層 300 p型シリコン基板 301 第1の絶縁膜 302 n型不純物層 303 第2の絶縁膜 304 第1のレジストパターン 305 素子分離溝 306 第1のp型不純物層 307 素子分離領域 308 第3の絶縁膜 309 第2のレジストパターン 310 凹状溝 311 第4の絶縁膜 312 n型低濃度不純物層 313 第1のn型高濃度不純物領域 314 第2のn型高濃度不純物領域 315 ソース領域 316 ドレイン領域 317 第5の絶縁膜 318 サイドウォール 319 第2のp型不純物層 320 第1のn型低濃度不純物領域 321 第2のn型低濃度不純物領域 322 ゲート絶縁膜 323 導電性膜 324 ゲート電極 325 第6の絶縁膜 326 第3のレジストパターン 327 ゲート用コンタクトホール 328 ソース用コンタクトホール 329 ドレイン用コンタクトホール 330 金属配線層 331 金属配線層 332 金属配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−190565(JP,A) 特開 平4−259258(JP,A) 特開 平9−321285(JP,A) 特開 昭63−211762(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面部に第1導電型の不純
    物層を形成する工程(a)と、前記工程(a)の後に、 前記半導体基板の上に絶縁膜を
    堆積する工程(b)と、前記工程(b)の後に、前記半導体基板における素子分
    離形成領域に素子分離溝を有する素子分離領域を形成す
    る工程(c)と、 前記工程(c)の後に、 ゲート電極形成領域の少なくと
    も前記絶縁膜を除去して前記絶縁膜に凹状溝を形成する
    工程(d)と、 前記凹状溝内に露出している前記半導体基板の表面上に
    ゲート絶縁膜を形成する工程(e)と、前記工程(e)の後に、 前記絶縁膜に形成された前記凹
    状溝内に導電膜を埋め込むことによりゲート電極を形成
    する工程(f)とを備えていることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(f)の後に、前記絶縁膜にコ
    ンタクトホールを形成した後、該コンタクトホール内に
    前記第1導電型の不純物層の引き出し電極となる金属配
    線層を形成する工程を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(d)と前記工程(e)との間
    に、前記凹状溝の底面の下方領域に、前記第1導電型の
    不純物層を分断するように第2導電型の不純物層を形成
    する工程を備えていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(f)は、前記凹状溝を含む前
    記絶縁膜の上に導電膜を堆積する工程と、前記絶縁膜の
    上に堆積された前記導電膜を除去することによって、前
    記ゲート電極を、該ゲート電極の上面と前記絶縁膜の上
    面とがほぼ面一で且つ平坦になるように形成する工程と
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(d)は、前記凹状溝をその底
    面が前記第1導電型の不純物層中に位置するように形成
    する工程を含み、 前記工程(d)と前記工程(e)との間に、前記凹状溝
    の底面の下方領域に、前記第1導電型の不純物層を分断
    するように第2導電型の不純物層を形成する工程を備え
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(d)と前記工程(e)との間
    に、前記凹状溝の壁面に絶縁性のサイドウォールを形成
    する工程を備えていることを特徴とする請求項5に記載
    の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記工程(d)と前記サイドウォールを
    形成する工程との間に、前記凹状溝内の前記半導体基板
    の表面部に、前記第1導電型の不純物層よりも不純物濃
    度が低い第1導電型の低濃度不純物層を形成する工程を
    備え、 前記第2導電型の不純物層は、前記サイドウォールを形
    成する工程と前記工程(e)との間に、前記凹状溝の底
    面における前記サイドウォールに囲まれている部分の下
    方領域に、前記第1導電型の低濃度不純物層を分断する
    ように形成されることを特徴とする請求項6に記載の半
    導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(d)は、前記凹状溝をその底
    面が前記第1導電型の不純物層よりも下側に位置するよ
    うに形成する工程を含むことを特徴とする請求項1又は
    に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記工程(d)と前記工程(e)との間
    に、前記凹状溝の壁面に絶縁性のサイドウォールを形成
    する工程を備えていることを特徴とする請求項8に記載
    の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記工程(d)と前記工程(e)との
    間に、前記凹状溝内の前記半導体基板の表面部に、前記
    第1導電型の不純物層よりも不純物濃度が低い第1導電
    型の低濃度不純物層を、前記第1導電型の不純物層と接
    続するように形成する工程と、前記第1導電型の低濃度
    不純物層を分断するように第2導電型の不純物層を形成
    する工程とを備えていることを特徴とする請求項8に記
    載の半導体装置の製造方法。
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