JP3295386B2 - チーズおよびその製造方法 - Google Patents

チーズおよびその製造方法

Info

Publication number
JP3295386B2
JP3295386B2 JP06306899A JP6306899A JP3295386B2 JP 3295386 B2 JP3295386 B2 JP 3295386B2 JP 06306899 A JP06306899 A JP 06306899A JP 6306899 A JP6306899 A JP 6306899A JP 3295386 B2 JP3295386 B2 JP 3295386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cheese
texture
less
flavor
processed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06306899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000253815A (ja
Inventor
詔一 小泉
浩 近藤
功博 川崎
雅治 佐野
重勝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority to JP06306899A priority Critical patent/JP3295386B2/ja
Publication of JP2000253815A publication Critical patent/JP2000253815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3295386B2 publication Critical patent/JP3295386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dairy Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熟度(STN/T
N値)が15%以下であり、滑らかな組織を有するプロ
セスチーズ及びその製造方法に関する。本発明のプロセ
スチーズは、原料チーズとして、熟度(STN/TN
値)が15%以下のチーズを用いているので、癖のない
フレッシュな風味を有しており、加熱時の耐熱性が良好
であるという性質も有している。
【0002】
【従来の技術】チーズは、タンパク質、脂質、カルシウ
ム、ビタミン、ミネラル等の各種栄養素をバランス良く
含んでおり、とりわけ良質のカルシウム源として特に注
目され、その需要は年々増加している。その中でも特
に、加熱により調理特性を示すチーズ、例えば、加熱す
ることにより糸曵き性を示すタイプのプロセスチーズ
や、これとは逆に、加熱しても溶融せずに保形性を維持
するタイプのプロセスチーズが多く開発されている。ま
た、フレッシュチーズをはじめとして、癖がなくフレッ
シュ感のあるチーズは日本人の嗜好に適しており、この
ようなチーズの需要も今後高まると期待できる。
【0003】一方、特公昭61−22932号公報に
は、原料チーズに溶融塩を添加し、120℃以上の温度
で加熱溶融させることにより殺菌し、次いで60〜10
0℃に冷却し、組織形成剤を添加することにより得られ
る殺菌プロセスチーズに関する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】チーズに対して加熱調
理特性、特に耐熱保形性を付与するには、低熟度のチー
ズを用いることが有効であることが知られており、低熟
度のチーズの配合量をより多くしてプロセスチーズを調
製する試みもなされている。しかしながら、従来法にお
いて低熟度のチーズを多く配合量すると、得られるプロ
セスチーズの組織は、硬く、脆くなる場合が多く、好ま
しくなかった。そこで、熟度の低いチーズを用いて調製
されたプロセスチーズにおける組織を改良するために、
炭水化物又は多糖類等の安定剤を添加することも行われ
ているが、これによると、保存中に組織が脆くなった
り、風味が劣化するといった問題が生じる場合がある。
また、乳化時に水を添加し、プロセスチーズの水分を高
くすることも行われているが、これによると保存中の風
味劣化や離水が生じるといった問題がある。
【0005】一方で、プロセスチーズを製造する際に、
原料チーズとして熟成させたチーズを用い、通常の温度
(例えば80〜95℃)で加熱乳化した場合、得られる
チーズはコクのある風味となり、風味にコクが要求され
る用途には好ましいものとなるが、フラットな風味やフ
レッシュ感には欠けるものであった。そこで、フラット
な風味やフレッシュ感を得るために原料チーズとして低
熟度のチーズを用いると、フラットな風味やフレッシュ
感は得られるものの、ガム様の食感を有するものとなっ
てしまう。
【0006】このような現状において、癖のないフレッ
シュな風味を有し、耐熱性が良好であって、組織の滑ら
かなプロセスチーズが求められているが、そのようなプ
ロセスチーズは未だ提供されていない。そこで、本発明
は癖のないフレッシュな風味及び滑らかな組織を有し、
耐熱性の良好なプロセスチーズを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上述した課
題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、原料チーズとして低
熟度のチーズを用い、溶融塩を添加して、110℃以上
で加熱乳化することにより、癖のないフレッシュな風味
を有し、耐熱性が良好であって、組織の滑らかなプロセ
スチーズが得られることを見出し、本発明を完成させる
に至った。
【0008】本発明において癖のないフレッシュな風味
とは、フレッシュチーズのようなさわやかな風味を有
し、後味が良好なことをいう。
【0009】本発明において滑らかな組織とは、食した
ときに口の中でチーズの組織が壊れずに溶けるような組
織のことをいい、チーズ圧縮試験にて硬さ3kg以下及
び脆さ2mm以下を示すものをいう。
【0010】本発明において耐熱性とは、電子レンジや
オーブントースターで加熱(例えばオーブントースター
での加熱温度は240℃程度であり、チーズ自体は70
〜80℃程度までに加熱される)した時、型崩れせずに
当初の形状を維持することをいう。
【0011】本発明のプロセスチーズは、癖のないフレ
ッシュな風味を有し、組織も滑らかで口溶けも良好であ
るので、そのまま食してもよく、また、サラダ等に利用
することもできる。さらに、耐熱性を有するので、グラ
タン等のトッピングとしても利用することができる。そ
の上、プロセスチーズであるので、癖のないフレッシュ
な風味を長期間維持することができる。
【0012】通常の滑らかな組織を有するプロセスチー
ズの製造では、ある程度熟成の進んだ原料チーズ(熟度
(STN/TN値)25%以上)に溶融塩を添加して8
0〜95℃で加熱乳化することにより、滑らかな組織を
有するプロセスチーズが得られる。しかしながら、低熟
度のチーズ(熟度(STN/TN値)15%以下)は、
熟成が進んでいないので、パラカルシウムカゼイネート
が多く残存し、このチーズを通常の加熱乳化温度(80
〜95℃)で乳化すると、得られるプロセスチーズの組
織は硬くて脆い、いわゆるガム様の食感を呈するものと
なる。
【0013】本発明では、熟度(STN/TN値)が1
5%以下である低熟度のチーズを原料チーズとし、これ
に溶融塩を添加して、110℃以上の温度で加熱乳化す
ることによって、得られるプロセスチーズは組織も滑ら
かなものとなる。これは乳化温度を高くすることによ
り、カゼインの構造が通常とは異なる形態に変化し、新
たにカゼインの可溶性凝集体が形成したことによると考
えられる。また、先に述べた特公昭61−22932号
公報には、原料チーズに溶融塩を添加し、120℃以上
の温度で加熱溶融させることにより殺菌し、次いで60
〜100℃に冷却し、組織形成剤を添加することにより
得られる殺菌プロセスチーズに関する技術が開示されて
いるが、この技術は、カゼインよりなる組織改良剤を分
散させることにより、通常のスプレッド状のテクスチャ
ーを有するプロセスチーズを得ることを目的としたもの
であり、この公報に開示の殺菌プロセスチーズの性状は
本発明のプロセスチーズとは異なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。
【0015】本発明のプロセスチーズは、熟度(STN
/TN値)が15%以下であるチーズを原料チーズとし
て用い、これに溶融塩を添加して、110℃以上で加熱
乳化することにより得られる。得られたプロセスチーズ
は原料チーズの熟度を維持しており、チーズ圧縮試験に
て硬さ3kg以下及び脆さ2mm以下である滑らかな組
織を有するものとなる。
【0016】本発明において、低熟度チーズとは、チー
ズ中の熟度指標として用いられている熟度(STN/T
N値)が15%以下であるチーズのことをいう。なお、
熟度の下限は用いる原料、例えばナチュラルチーズの熟
度によって決まるものであり、低いもので通常は8%程
度である。
【0017】以下に熟度指標として用いているSTN/
TN値について説明する。ナチュラルチーズ中の窒素の
形態はチーズの熟成度合に応じて変化し、特に可溶性窒
素(STN)はチーズの熟成が進むにつれて増加の傾向
をたどる。この可溶性窒素の全窒素(TN)に対する割
合で表される熟度(%)=STN/TN値は、一般にチ
ーズの熟成度合を示す指標として用いられ、この値が大
きいほどチーズが熟成していることを示す。本発明で
は、原料チーズとして熟度(STN/TN値)が15%
以下であるチーズを用いることにより、得られるプロセ
スチーズに癖のないフレッシュな風味と良好な耐熱性を
付与することができる。
【0018】以下に熟度を算出するための式及び測定方
法を示す。
【0019】熟度(STN/TN値)(%)=(可溶性
窒素/全窒素)×100 全窒素及び可溶性窒素の測定は次の方法により行う。ま
ず、原料チーズ10gを採取し、それに0.5Nクエン
酸ナトリウム水溶液40mlと蒸留水40mlを加え、
ホモブレンダーで5分間磨砕後、メスフラスコに移し蒸
留水を加えて200mlに定容し、試料液とする。次い
で、試料液10mlを採取し、ケルダール法で全窒素
(TN)を測定する。さらに、試料液10mlに1.4
1N塩酸を10ml加えた後、蒸留水で125mlに定
容し、生成したタンパク質沈殿物を濾過し、濾液10m
lを採取しケルダール法で可溶性窒素(STN)を測定
する。このようにして本発明に用いる原料チーズの熟度
を測定することができる。
【0020】本発明において加熱時の乳化を良好にする
目的で添加する溶融塩としては、プロセスチーズの製造
に通常用いられる溶融塩であればいずれの溶融塩を使用
してもよく、例えば、クエン酸ナトリウム、モノリン酸
ナトリウム、ジリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウ
ム等を挙げることができ、これらの2種以上を組み合わ
せて用いることもできる。溶融塩の添加率は、原料チー
ズに対して0.5〜5重量%が好ましい。なお、添加率
が0.5重量%未満では乳化時の乳化が不十分となり、
得られたプロセスチーズの組織も不均一となる場合があ
り好ましくなく、添加率が5重量%を超えるとカゼイン
の凝集が起こり、得られるプロセスチーズの組織がざら
つき、風味も劣化する場合があり好ましくない。
【0021】加熱乳化は、乳化機を用い、110℃以上
で約1分間加熱しながら、混練する。乳化時の温度が1
10℃未満では、得られるプロセスチーズの組織が硬
く、脆くなるため好ましくない。また乳化時に用いるこ
とのできる乳化機としては、プロセスチーズの製造に通
常用いられる乳化機であればいずれの乳化機を使用して
もよく、例えば、直接蒸気加熱又は間接加熱の両方を行
うことのできるかき取り型熱交換機、フィーダー、エク
ストルーダー、コンビネーター等を挙げることができ
る。加熱乳化温度の上限は、本発明が目的とするプロセ
スチーズの特性が得られる範囲内の上限とされ、例え
ば、150℃程度である。150℃を超える温度で加熱
乳化を行うと、場合によっては、カゼインが過度に変性
して凝集したり、褐変が生じるので、150℃程度まで
の温度で加熱乳化するのが好ましい。
【0022】また、本発明において目的とする最終製品
にあわせて、例えば、pHを調整するために、重曹や乳
酸等のpH調整剤、プロセスチーズの食感や物性を改良
するために、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、グリセ
ライド類等の乳化剤、寒天、ローカストビーンガム、カ
ラギーナン、グアガム、キサンタンガム等の安定剤等を
適宜添加することもできる。
【0023】
【実施例】実施例1 チ−ズの熟度(STN/TN値)が14%のゴーダチー
ズ1000gに対し、リン酸ナトリウム25g、重曹1
0gを添加し、かき取り型熱交換機を用いて、90、1
00、110、120℃の各温度で加熱乳化を行い、流
動性のあるプロセスチーズを得、これをカートンに充填
し、冷蔵庫内にて冷却した。
【0024】得られたプロセスチーズについて、以下に
示す方法で、(1)硬さ及び脆さの測定、(2)耐熱性
の測定、(3)風味及び組織についての官能評価をそれ
ぞれ行った。 (1)チーズ圧縮試験による硬さ及び脆さの測定:10
×10×10mmの立法体にカットしたチーズについ
て、レオナー (山電社製) を用い、日本食品工業学会
誌、Vol. 36, No.12, p986-992, 1989に記載の方法に従
って70%圧縮するテクスチャー測定を行なった。この
時に得られた応力・歪み曲線から、硬さ及び脆さを算出
した。 (2)耐熱性の測定:20×20×20mmの立方体に
カットしたチーズを600Wのオーブントースターで5
分間加熱した。加熱後のチーズの高さを測定し、高さ1
5mm以上のものを耐熱性が良好であるとした。 (3)風味及び組織についての官能評価:35×50×
5mmにカットしたチーズを20人の熟練パネラーに食
してもらい、チーズの組織及び風味について評価しても
らった。風味はフレッシュ感について、組織は滑らかさ
ついて、それぞれ以下に示す5段階の評価基準で点数化
し、その平均点で示した(少数点第2位を四捨五入)。
5点;大変好ましい、4点;好ましい、3点;どちらと
もいえない、2点;好ましくない、1点;全く好ましく
ない。
【0025】以上の結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】加熱乳化温度が、110及び120℃のも
のは、耐熱性が良好であり、癖のないフレッシュな風味
を有しており、組織も滑らかで口溶けも良好であった。
一方、加熱乳化温度が90及び100℃のものは、耐熱
性は良好であったが、風味は好ましくなく、組織も硬く
てガム様の食感を有していた。
【0028】また、加熱乳化温度が90及び120℃の
プロセスチーズについて、可溶性タンパク質及び分子量
分布の測定を行った。
【0029】各プロセスチーズ10gに、蒸留水を40
g加え、ホモゲナイザーを用いて10,000rpmで10分
間、懸濁撹拌を行った。この懸濁液をベックマン高速遠
心機を用い、4℃、10,000rpmで20分間、遠心分離を
行い、脂肪、上清液及び沈殿物に分離した。このうち、
上清液のタンパク質を定量し、可溶性タンパク質量とし
た。
【0030】また、上清液に対して4倍量の蒸留水を加
え、0.45μmのフィルターで濾過した後、ゲルクロ
マトグラフィーにより濾過液のタンパク質の分子量分画
を行った。ゲルクロマトグラフィーの条件は、カラムと
してSB806HQとSB806MHQ(いずれも昭和
電工製)を2本直列につなぎ、70mM塩化カリウムと
10mMイミダゾール塩酸を含むバッファー(pH7.
1)を使用し、濾過液50μlを流速0.5ml/mi
nでカラムに流した。そして、カラムで分画したタンパ
ク質の定量を経時的にUV波長280nmの吸光度を測
定し、可溶性タンパク質の分子量分布を算出した。
【0031】これらの結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】120℃で加熱乳化することにより、カゼ
インの構造が変化し、カゼインが低分子化して、滑らか
な組織を有するプロセスチーズが得られると推測され
る。
【0034】実施例2 チ−ズ中の熟度(STN/TN値)が12%のゴーダチ
ーズ1,000gに対し、リン酸ナトリウム3、5、10、
50、70gをそれぞれ添加し、かき取り型熱交換機を
用いて120℃の温度で加熱乳化を行い、流動性のある
プロセスチーズを得、これをカートンに充填し、冷蔵庫
内にて冷却を行った。
【0035】得られたプロセスチーズについて、実施例
1と同様の方法で、(1)硬さ及び脆さの測定、(2)
耐熱性の測定、(3)風味及び組織についての官能評価
をそれぞれ行った。結果を表3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】溶融塩の添加率が、0.5〜5重量%のも
のは、耐熱性が良好であり、癖のないフレッシュな風味
を有しており、組織も滑らかで口溶けも良好であった。
一方、溶融塩の添加率が7重量%のものは、硬くて脆い
組織となり、塩味も強く風味が悪かった。また、溶融塩
の添加率が0.3重量%のものは、硬くて脆い組織とな
り、フレッシュ感に欠けるものであった。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、癖のないフレッシュな
風味を有し、耐熱性が良好であり、滑らかな組織を有す
るプロセスチーズを提供することができる。従来、原料
チーズとして低熟度(熟度15%以下)のチーズを用い
てプロセスチーズを調製した場合、得られるプロセスチ
ーズは組織が硬く、脆くてガム様の食感を有し、風味も
好ましくなかったが、本発明の方法で製造されるプロセ
スチーズは、組織が滑らかで、口溶けが良く、癖のない
フレッシュな風味を有しているので、そのまま食しても
好ましく、また、サラダ等に利用してもよい。さらに、
耐熱性を有しているので、グラタン等のトッピングにも
利用することができる。
フロントページの続き (72)発明者 佐野 雅治 埼玉県狭山市新狭山3−1−2 レジデ ンス新狭山402 (72)発明者 佐藤 重勝 埼玉県比企郡鳩山町松ケ丘2−4−13 (56)参考文献 特開 平10−165092(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23C 19/00 - 19/09

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熟度(STN/TN値)が15%以下で
    あり、チーズ圧縮試験にて硬さ3kg以下及び脆さ2m
    m以下である滑らかな組織を有することを特徴とする
    ロセスチーズ。
  2. 【請求項2】 可溶性タンパク質として分子量50万以
    上のものを含まない請求項1に記載のプロセスチーズ。
  3. 【請求項3】 熟度(STN/TN値)が15%以下で
    ある原料チーズに、溶融塩を0.5〜5重量%添加し、
    110℃以上で加熱乳化することを特徴とするチーズ圧
    縮試験にて硬さ3kg以下及び脆さ2mm以下である滑
    らかな組織を有するプロセスチーズの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記加熱乳化が、可溶性タンパク質とし
    て分子量50万以上のものが残存しない条件で行われる
    請求項3に記載の製造方法。
JP06306899A 1999-03-10 1999-03-10 チーズおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP3295386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06306899A JP3295386B2 (ja) 1999-03-10 1999-03-10 チーズおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06306899A JP3295386B2 (ja) 1999-03-10 1999-03-10 チーズおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000253815A JP2000253815A (ja) 2000-09-19
JP3295386B2 true JP3295386B2 (ja) 2002-06-24

Family

ID=13218671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06306899A Expired - Fee Related JP3295386B2 (ja) 1999-03-10 1999-03-10 チーズおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3295386B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3315687B2 (ja) * 2000-05-23 2002-08-19 東洋▲ろ▼機製造株式会社 エアフィルタ
EP1351378B1 (en) * 2002-04-04 2007-07-04 Texas Instruments Inc. Quadrature divider
JP7224111B2 (ja) * 2018-05-07 2023-02-17 雪印メグミルク株式会社 プロセスチーズ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000253815A (ja) 2000-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Rashidi et al. Improving Textural and Sensory Characteristics of L ow-Fat UF Feta Cheese Made with Fat Replacers
ES2772818T3 (es) Queso fresco unido a suero de leche estable al calor y rellenos para productos de pastelería
WO2013138728A1 (en) Improved dry blend for making analogue cheese
JP2011512816A (ja) 乳タンパク質ゲル
JP5687675B2 (ja) プロセスチーズ類及びその製造方法
JP3295386B2 (ja) チーズおよびその製造方法
JP3004911B2 (ja) チーズスプレッドおよびその製造方法
JP2021153578A (ja) チーズ様食品とその製造方法、及び食品
EP2775851A1 (en) Improved dry blend for making extended cheese product
JP3103060B2 (ja) チ−ズの製造方法
JP3243453B2 (ja) チーズ及びその製造方法
JP2008220192A (ja) チーズ及びその製造方法
JP3372385B2 (ja) プロセスチーズ及びその製造方法
TWI516206B (zh) 加工乳酪類及其製造方法
KR20150093707A (ko) 치즈류, 및 그 제조 방법
JP5594480B2 (ja) 低脂肪プロセスチーズおよびその製造方法
JP3705564B2 (ja) プロセスチーズ及びその製造方法
JP3388715B2 (ja) 低脂肪チーズ及びその製造方法
JPS5918022B2 (ja) 部分的可溶性変性ホエイ固状物含有チ−ズ製品
JP6246466B2 (ja) プロセスチーズ類の製造方法
JP7224111B2 (ja) プロセスチーズ
JP7390796B2 (ja) チーズ含有食品及び該チーズ含有食品の製造方法
US20230051045A1 (en) Analogue cheese with whey protein cream
JP2010004823A (ja) プロセスチーズ類及びその製造方法
JP3181028B2 (ja) チーズ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110405

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120405

Year of fee payment: 10

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120405

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120405

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120405

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130405

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130405

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140405

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees