JP3293480B2 - 化学増幅ポジ型レジスト材料 - Google Patents

化学増幅ポジ型レジスト材料

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JP3293480B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠紫外線、電子
線、X線などの高エネルギー線に対して高い感度を有
し、アルカリ水溶液で現像することによりパターン形成
できる、微細加工技術に適した化学増幅ポジ型レジスト
材料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】LSI
の高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの微細化
が求められているなか、現在汎用技術として用いられて
いる光露光では、光源の波長に由来する本質的な解像度
の限界に近づきつつある。g線(436nm)もしくは
i線(365nm)を光源とする光露光では、おおよそ
0.5μmのパターンルールが限界とされており、これ
を用いて製作したLSIの集積度は、16MビットDR
AM相当までとなる。しかし、LSIの試作はすでにこ
の段階まできており、更なる微細化技術の開発が急務と
なっている。
【0003】このような背景により、次世代の微細加工
技術として遠紫外線リソグラフィーが有望視されてい
る。遠紫外線リソグラフィーは、0.3μm以下の加工
も可能であり、光吸収の低いレジスト材料を用いた場
合、基板に対して垂直に近い側壁を有したパターン形成
が可能になる。
【0004】近年開発された酸を触媒とした化学増幅ポ
ジ型レジスト材料(特公平2−27660号,特開昭6
3−27829号公報等)は、遠紫外線の光源として高
輝度なKrFエキシマレーザーを利用し、感度、解像
性、ドライエッチング耐性が高く、優れた特徴を有した
遠紫外線リソグラフィーに特に有望なレジスト材料であ
る。
【0005】このような化学増幅ポジ型レジスト材料と
しては、アルカリ可溶性の有機ポリマー、酸発生剤から
なる二成分系、及びアルカリ可溶性ポリマー、酸不安定
基を有する溶解阻止剤、酸発生剤からなる三成分系のも
のが知られているが、その感度、解像性を更に向上させ
ることが望まれている。
【0006】従って、本発明は、高感度で高解像度を有
する化学増幅ポジ型レジスト材料を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者等は上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、化学増幅ポジ型レジスト材料において、下記一般式
(1)で示される部分的に水酸基が保護されたポリヒド
ロキシスチレンから選ばれる分子量が異なる2種以上の
ポリマーを用いること、この場合高分子量の分子量分布
〔Mw(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)、以
下同様〕を1.5以下とし、それより低分子量のポリマ
ー全体の分子量分布を5.0以下にすると共に、高分子
量のポリマーの重量平均分子量(Mw1)とそれより低
分子量のポリマー全体の重量平均分子量(Mw2)との
比(Mw1/Mw2)を1.5以上とすることにより、
レジスト膜の溶解速度のコントラストが高められ、特に
露光後の溶解速度が増大し、微細加工技術に適した高解
像性を有し、特に遠紫外線リソグラフィーにおいて大い
に威力を発揮し得る化学増幅ポジ型レジスト材料を得る
ことができることを知見した。
【0008】
【化3】 (式中、Rは酸不安定基であり、p、qはそれぞれp/
(p+q)が0.05以上となる数である。)
【0009】即ち、上記一般式(1)で示される部分的
に水酸基が保護されたポリヒドロキシスチレンから選ば
れ、上記した分子量分布(Mw/Mn)、重量平均分子
量比の2種以上のポリマーを用いることにより、高分子
量ポリマーと低分子量ポリマーとの互いの相溶性によ
り、酸発生剤又は溶解阻止剤の分散性を増し、マトリク
スを高密度化し、露光後に発生する酸の移動をミクロ的
に均一化し、コントロールすることによって、パターン
形成後の解像性、短矩性を向上し、基板面に残存するミ
クロスカムを減少させ、パターンのミクロ的な歪み(マ
イクロラフネス)を減少させるものである。
【0010】従って、本発明は、第一に、上記一般式
(1)で示される部分的に水酸基が保護されたポリヒド
ロキシスチレンから選ばれる分子量の異なる2種以上の
ポリマーを含み、かつ、高分子量のポリマーの分子量分
布(Mw/Mn)が1.5以下であり、それより低分子
量のポリマー全体の分子量分布が5.0以下であると共
に、高分子量のポリマーの重量平均分子量(Mw1)と
それより低分子量のポリマー全体の重量平均分子量(M
w2)との比(Mw1/Mw2)が1.5以上であるこ
とを特徴とする化学増幅ポジ型レジスト材料、第二に、
(A)有機溶媒、(B)上記の分子量の異なる2種以上
のポリマー、(C)溶解阻止剤、(D)酸発生剤を含有
してなることを特徴とする化学増幅ポジ型レジスト材
料、及び、第三に、(A)有機溶媒、(B)上記の分子
量の異なる2種以上のポリマー、(D)酸発生剤を含有
してなることを特徴とする化学増幅ポジ型レジスト材料
を提供する。
【0011】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のポジ型レジスト材料は、下記一般式(1)
で示される部分的に水酸基が保護されたポリヒドロキシ
スチレンから選ばれる分子量の異なる2種以上のポリマ
ーを含み、かつ、高分子量のポリマーの分子量分布(M
w/Mn)が1.5以下であり、それより低分子量のポ
リマー全体の分子量分布が5.0以下であると共に、高
分子量のポリマーの重量平均分子量(Mw1)とそれよ
り低分子量のポリマー全体の重量平均分子量(Mw2)
との比(Mw1/Mw2)が1.5以上であることを特
徴とする化学増幅ポジ型レジスト材料である。
【0012】
【化4】 (式中、Rは酸不安定基であり、p、qはそれぞれp/
(p+q)が0.05以上となる数である。)
【0013】このポリマーはアルカリ不溶性又はアルカ
リ難燃性であるが、上記酸不安定基が脱離することによ
りアルカリ可溶性となる。
【0014】ここで、上記式(1)中のRは酸不安定基
であり、酸不安定基としては、例えば、上記式(1)
中、酸不安定基が炭素数1〜8の直鎖状又は分岐状のア
ルキル基、下記一般式(2)もしくは(3)で示される
基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル
基、トリアルキルシリル基、β−ケトアルキル基を好適
なものとして挙げることができる。
【0015】
【化5】 (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立して水素原子又は
炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状のアルキル基であり、
3は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアル
キル基である。また、R4は炭素数1〜6の直鎖状又は
分岐状のアルキル基であり、aは0又は1である。)
【0016】上記直鎖状、分岐状のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、iso−ブチル基、tert−ブチ
ル基等を例示でき、環状のアルキル基としては、シクロ
ヘキシル基等を例示することができる。
【0017】ここで、上記式(2)で表される酸不安定
基として、具体的には、例えばメトキシエチル基、エト
キシエチル基、n−プロポキシエチル基、iso−プロ
ポキシエチル基、n−ブトキシエチル基、iso−ブト
キシエチル基、tert−ブトキシエチル基、シクロヘ
キシロキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキシプ
ロピル基、エトキシイソプロピル基、エトキシイソブチ
ル基、1−メトキシ−1−メチル−エチル基、1−エト
キシ−1−メチル−エチル基等が挙げられ、上記式
(3)の酸不安定基として、例えばtert−ブトキシ
カルボニル基、tert−ブトキシカルボニルメチル基
等が挙げられる。また、上記トリアルキルシリル基とし
ては、トリメチルシリル基、tert−ブチルジメチル
シリル基などの各アルキル基の炭素数が1〜6のものが
挙げられる。この場合、各アルキル基は互いに同一でも
異なっていてもよい。更に、β−ケトアルキル基のアル
キル基としては、炭素数1〜6のものが好ましい。
【0018】上記酸不安定基の中でも、特にエトキシエ
チル基、エトキシイソプロピル基、エトキシイソブチル
基、n−プロポキシエチル基、iso−プロポキシエチ
ル基、n−ブトキシエチル基、iso−ブトキシエチル
基、tert−ブトキシエチル基、tert−ブトキシ
カルボニル基、tert−ブトキシカルボニルメチル基
等が好ましい。
【0019】更に、上記式(1)において、p、qはそ
れぞれp/(p+q)(保護置換率)が0.05以上、
好ましくは0.1〜0.5となる数であり、この範囲で
分子中の水酸基が酸不安定基で置換される。p/(p+
q)が0.05未満ではパターンプロファイルの劣化が
生じてしまう。
【0020】また、上記式(1)のポリヒドロキシスチ
レンの分子量分布(Mw/Mn)は、1.5以下、好ま
しくは1.0〜1.4である必要がある。
【0021】本発明では、上記式(1)のポリヒドロキ
シスチレンから選ばれる分子量が異なる2種以上のポリ
マーを含み、高分子量のポリマーの分子量分布が1.5
以下、それより低分子量のポリマー全体の分子量分布が
5.0以下であり、しかも高分子量のポリマーの重量平
均分子量(Mw1)とそれより低分子量のポリマー全体
の重量平均分子量(Mw2)の比(Mw1/Mw2)が
1.5以上、好ましくは2.0〜10.0である化合物
を使用する。Mw1/Mw2が1.5に満たないと解像
性の向上とエッジラフネスの低下という所望の効果が得
られなくなる。
【0022】この場合、高分子量のポリマーの重量平均
分子量(Mw1)は6,000以上40,000以下、
特に6,000以上20,000以下であることが好ま
しく、また、低分子量のポリマーの重量平均分子量(M
w2)は500以上6,000未満、特に600以上
6,000未満であることが好ましい。重量平均分子量
が上記範囲外のものを使用すると、パターンプロファイ
ルの劣化や感度が悪くなる場合が生じる。
【0023】上記高分子量と低分子量のポリヒドロキシ
スチレンの配合量は、高分子量ポリマー100重量部に
対して低分子量のポリマーを3〜1000重量部、好ま
しくは5〜200重量部とすることが好ましい。低分子
量のポリマーの配合量が3重量部に満たないと解像性の
向上がない場合があり、1000重量部を超えるとパタ
ーンの膜減りが生じ、解像度が低下する場合があり、耐
熱性が低下する。
【0024】本発明のレジスト材料は、公知の二成分系
又は三成分系の化学増幅ポジ型レジスト材料として構成
でき、上記分子量の異なる2種以上のポリマーは、有機
溶媒、酸発生剤、場合によっては更に溶解阻止剤を主成
分とするレジスト材料中に配合することができる。
【0025】ここで、有機溶媒としては、シクロヘキサ
ノン、メチル−2−n−アミルケトンなどのケトン類、
3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブ
タノール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エト
キシ−2−プロパノールなどのアルコール類、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プ
ロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテルなどのエーテル類、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレン
グリコールモノエチルエーテルアセテート、乳酸エチ
ル、ピルビン酸エチル、酢酸ブチル、メチル−3−メト
キシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネ
ートなどのエステル類が挙げられ、これらの一種類を単
独で又は二種類以上を混合して使用することができる。
これらの中では、レジスト成分中の酸発生剤の溶解性が
最も優れているジエチレングリコールジメチルエーテル
や1−エトキシ−2−プロパノールが好ましく使用され
る。なお、有機溶媒の使用量は、上記分子量の異なる2
種以上のポリマーの合計量100重量部に対し200〜
1,000重量部、好ましくは400〜800重量部で
ある。200部より少ないと相溶性が低下し、成膜性に
劣る場合が生じ、1,000部を超えるとレジスト膜を
形成した場合に薄膜になり、使用に供し得ない場合が生
じる。
【0026】更に、酸発生剤としては、公知のものを使
用し得、例えばオニウム塩、スルホン酸エステル、ジア
ゾスルホン等が挙げられるが、オニウム塩が好ましく、
オニウム塩としては、トリフェニルスルホニウムトリフ
レート誘導体、トリフェニルスルホニウムトシレート誘
導体等が挙げられる。酸発生剤の添加量は、上記分子量
の異なる2種以上のポリマーの合計量100重量部に対
し1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部である。
【0027】本発明材料には、更に溶解阻止剤を添加す
ることができる。溶解阻止剤としては、分子内に一つ以
上の酸不安定基を有するものが好ましい。溶解阻止剤と
しては公知のものを使用でき、具体的にはビスフェノー
ルA誘導体、フェノールフタレイン誘導体等が例示され
るが、特に水酸基の水素原子をtert−ブトキシカル
ボニル基で置換した化合物が好ましく使用される。溶解
阻止剤の添加量は、上記分子量の異なる2種以上のポリ
マーの合計量100重量部に対し5〜50重量部、好ま
しくは10〜30重量部である。
【0028】更に、本発明のレジスト材料には、環境安
定剤として窒素含有化合物を配合し得、また塗布性を向
上させるために界面活性剤、基板よりの乱反射の影響を
少なくするために吸光性材料を通常量で配合することが
できる。
【0029】この場合、窒素含有化合物としては、沸点
150℃以上のアミン化合物もしくはアミド化合物が挙
げられる。具体的には、アニリン、N−メチルアニリ
ン、N,N−ジメチルアニリン、o−トルイジン、m−
トルイジン、p−トルイジン、2,4−ルチジン、キノ
リン、イソキノリン、ホルムアミド、N−メチルホルム
アミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミ
ド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセト
アミド、2−ピロリドン、N−メチルピロリドン、イミ
ダゾール、α−ピコリン、β−ピコリン、γ−ピコリ
ン、o−アミノ安息香酸、m−アミノ安息香酸、p−ア
ミノ安息香酸、1,2−フェニレンジアミン、1,3−
フェニレンジアミン、1,4−フェニレンジアミン、2
−キノリンカルボン酸、2−アミノ−4−ニトロフェノ
ール、2−(p−クロロフェニル)−4,6−トリクロ
ロメチル−s−トリアジンなどのトリアジン化合物が挙
げられる。これらの中では、特にピロリドン、N−メチ
ルピロリドン、o−アミノ安息香酸、m−アミノ安息香
酸、p−アミノ安息香酸、1,2−フェニレンジアミ
ン、1,3−フェニレンジアミン、1,4−フェニレン
ジアミンが好ましく用いられる。
【0030】また、界面活性剤としては、パーフルオロ
アルキルポリオキシエチレンエタノール、フッ素化アル
キルエステル、パーフルオロアルキルアミンオキサイ
ド、パーフルオロアルキルEO付加物等が挙げられ、吸
光性材料としては、ジアリールスルホオキシド、ジアリ
ールスルホン、9,10−ジメチルアントラセン、9−
フルオレノン等が挙げられる。
【0031】本発明のポジ型レジスト組成物を使用して
パターンを形成するには、公知のリソグラフィー技術を
採用して行うことができ、例えばシリコンウェハー上へ
スピンコーティング法によりレジストを塗布し、80〜
120℃で30〜200秒間ベーク(プリベーク)した
後、0.5〜2.0μmの厚みのレジスト膜を形成す
る。その後、遠赤外線、電子線、X線等の光エネルギー
線を照射して露光後、70〜120℃で30〜200秒
ベーク(ポストエクスポージャベーク、PEB)し、次
いでアルカリ水溶液で現像することにより行うことがで
きる。なお、本発明材料は、特に高エネルギー線の中で
も254〜193nmの遠赤外線光及び電子線による微
細パターニングに最適である。
【0032】
【発明の効果】本発明の化学増幅ポジ型レジスト材料
は、例えば遠紫外線、電子線、X線等の高エネルギー
線、特にKrFエキシマレーザーに感応し、感度、解像
性、プラズマエッチング耐性に優れ、しかもレジストパ
ターンの耐熱性に優れた微細加工技術に適した高解像性
を有するもので、実用性の高いものである。
【0033】
【実施例】以下、実施例と比較例を示して本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるもの
ではない。なお、各例中の部はいずれも重量部である。
【0034】〔実施例1〜16,比較例1〜22〕下記
式(Polymerl〜4)で示される部分的に水酸基
がそれぞれtert−ブトキシカルボニル基、tert
−ブトキシ基、テトラヒドロピラニル基、エトキシエチ
ル基で保護されたポリヒドロキシスチレンと、下記式
(PAG1〜4)で示される酸発生剤と、下記式DRI
で示される溶解阻止剤を表1〜4に示す組成で1−エト
キシ−2−プロパノール(EIPA)又はジエチレング
リコールジメチルエーテル(DGRM)に溶解し、レジ
スト組成物を調合し、更に各組成物を0.2μmのテフ
ロン製フィルターで濾過することにより、レジスト液を
調製した。
【0035】得られたレジスト液をシリコンウェハー上
へスピンコーティングし、0.8μmの厚さに塗布し
た。次いで、このシリコンウェハーをホットプレートを
用いて100℃で90秒間ベークした。
【0036】これをエキシマレーザーステッパー(ニコ
ン社、NSR−2005EX8A,NA=0.5)を用
いて露光し、90℃で60秒ベークを施し、2.38%
のテトラメチルアンモニウムヒドロキシドの水溶液で現
像を行うと、ポジ型のパターンを得ることができた。
【0037】得られたレジストパターンを次のように評
価した。結果を表1〜4に示す。評価方法 :まず、感度(Eth)を求めた。次に0.3
5μmのラインアンドスペースを1:1で解像する露光
量を最適露光量(Eop)として、この露光量における
分離しているラインアンドスペースの最小線幅を評価レ
ジストの解像度とした。解像したレジストパターンの形
状は、走査型電子顕微鏡を用いて観察した。
【0038】また、0.25μmラインアンドスペース
の凹凸(エッジラフネス)を走査型電子顕微鏡(S−7
280H,日立製作所製)にて測定した。
【0039】表1〜4の結果より、本発明の化学増幅ポ
ジ型レジスト材料は、高い解像力と凹凸のない(エッジ
ラフネスの小さい)パターンを得ることができた。
【0040】
【化6】
【0041】
【化7】
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本海 清 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社 合成技術研究 所内 (72)発明者 永田 岳志 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社 合成技術研究 所内 (72)発明者 石原 俊信 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社 合成技術研究 所内 (56)参考文献 特開 平8−160622(JP,A) 特開 平7−199468(JP,A) 特開 平6−236037(JP,A) 特開 平6−301211(JP,A) 特開 平5−232704(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される部分的に水
    酸基が保護されたポリヒドロキシスチレンから選ばれる
    分子量の異なる2種以上のポリマーを含み、かつ、高分
    子量のポリマーの分子量分布(Mw/Mn)が1.5以
    下であり、それより低分子量のポリマー全体の分子量分
    布が5.0以下であると共に、高分子量のポリマーの重
    量平均分子量(Mw1)とそれより低分子量のポリマー
    全体の重量平均分子量(Mw2)との比(Mw1/Mw
    2)が1.5以上であることを特徴とする化学増幅ポジ
    型レジスト材料。 【化1】 (式中、Rは、酸不安定基であり、p、qはそれぞれp
    /(p+q)が0.05以上となる数である。)
  2. 【請求項2】 高分子量ポリマーとして、重量平均分子
    量が6,000〜40,000で、式(1)においてp
    /(p+q)が0.05〜0.18であるものを使用す
    ると共に、低分子量ポリマーとして重量平均分子量が5
    00以上6,000未満で、式(1)においてp/(p
    +q)が0.12〜0.5であるものを使用した請求項
    1記載の化学増幅ポジ型レジスト材料。
  3. 【請求項3】 上記式(1)中、酸不安定基が炭素数1
    〜8の直鎖状又は分岐状のアルキル基、下記一般式
    (2)もしくは(3)で示される基、テトラヒドロピラ
    ニル基、テトラヒドロフラニル基、トリアルキルシリル
    基又はβ−ケトアルキル基である請求項1又は2記載の
    化学増幅ポジ型レジスト材料。 【化2】 (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立して水素原子又は
    炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状のアルキル基であり、
    3は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアル
    キル基である。また、R4は炭素数1〜6の直鎖状又は
    分岐状のアルキル基であり、aは0又は1である。)
  4. 【請求項4】 (A)有機溶媒、 (B)請求項1、2又は3記載の分子量の異なる2種以
    上のポリマー、 (C)溶解阻止剤、 (D)酸発生剤 を含有してなることを特徴とする化学増幅ポジ型レジス
    ト材料。
  5. 【請求項5】 (A)有機溶媒、 (B)請求項1、2又は3記載の分子量の異なる2種以
    上のポリマー、 (D)酸発生剤 を含有してなることを特徴とする化学増幅ポジ型レジス
    ト材料。
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