JP3291463B2 - 携帯用電子機器 - Google Patents

携帯用電子機器

Info

Publication number
JP3291463B2
JP3291463B2 JP05009698A JP5009698A JP3291463B2 JP 3291463 B2 JP3291463 B2 JP 3291463B2 JP 05009698 A JP05009698 A JP 05009698A JP 5009698 A JP5009698 A JP 5009698A JP 3291463 B2 JP3291463 B2 JP 3291463B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
portable electronic
electronic device
housing
lid member
video game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP05009698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11231972A (ja
Inventor
禎祐 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Interactive Entertainment Inc
Original Assignee
Sony Computer Entertainment Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Computer Entertainment Inc filed Critical Sony Computer Entertainment Inc
Priority to JP05009698A priority Critical patent/JP3291463B2/ja
Priority to TW088102185A priority patent/TW469379B/zh
Priority to SG1999000563A priority patent/SG73612A1/en
Priority to US09/250,070 priority patent/US6314483B1/en
Priority to KR1019990004951A priority patent/KR100563388B1/ko
Priority to DE69930887T priority patent/DE69930887D1/de
Priority to EP99301098A priority patent/EP0935986B1/en
Priority to AT99301098T priority patent/ATE323538T1/de
Priority to CA002262045A priority patent/CA2262045A1/en
Priority to AU17302/99A priority patent/AU749075B2/en
Priority to CN99107228A priority patent/CN1114163C/zh
Publication of JPH11231972A publication Critical patent/JPH11231972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3291463B2 publication Critical patent/JP3291463B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば情報機器の
メモリカード装置等の補助記憶装置として使用される携
帯用電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオゲーム機のような情報機器等の親
機に挿着されて用いられている従来のメモリカード装置
等の携帯用電子機器あるいは子機は、情報機器の本体
(親機)と接続するためのインターフェースと、データ
を記憶するための不揮発性の記憶素子を備えて構成され
ている。
【0003】図68(a)は、このような従来の携帯用
電子機器の一例としてのメモリカード装置の主要部の構
成例を示している。この従来のメモリカード10は、そ
の動作を制御するための制御手段11と、情報機器等の
スロット内に設けられた端子に接続するためのコネクタ
12、及びデータを記憶するための不揮発メモリ16を
備え、コネクタ12と不揮発メモリ16は制御手段11
に接続されている。
【0004】制御手段11は、例えばマイクロコンピュ
ータ(以下の図中ではマイコンと略記する。)を用いて
構成される。また、不揮発メモリ16として、例えばE
EPROM等のフラッシュメモリが用いられる。また、
情報機器等との接続インターフェースには、プロトコル
を解釈するための制御手段としてマイクロコンピュータ
が使われることもある。
【0005】図68(b)は、従来のメモリカード10
の制御手段11における制御項目を示している。
【0006】このように、従来のメモリカードでは、情
報機器等の本体に接続するための本体接続インタフェー
スと、不揮発メモリにデータを入出力するためのメモリ
インタフェースを備えているだけであった。
【0007】また、家庭用TVゲーム装置のような従来
のビデオゲーム装置は、ゲームデータ等を補助記憶装置
に記憶する機能を有している。上述したメモリカード装
置は、このようなビデオゲーム装置の補助記憶装置とし
ても用いられる。
【0008】図69は、補助記憶装置としてメモリカー
ドを用いる従来のビデオゲーム装置の一例を示してい
る。この従来のビデオゲーム装置1の本体2は、ほぼ四
角形状の筐体に収容されており、その中央部にビデオゲ
ームのアプリケーションプログラムが記録された記録媒
体である光ディスクが装着されるディスク装着部3と、
ゲームを任意にリセットするためのリセットスイッチ4
と、電源スイッチ5と、上記の光ディスクの装着を操作
するためのディスク操作スイッチ6と、例えば2つのス
ロット部7A,7Bとから構成されている。
【0009】補助記憶装置として用いられるメモリカー
ド10は、このスロット部7A,7Bに挿着され、例え
ばビデオゲーム装置1上で実行されたゲームの結果等
が、制御手段(CPU)19から送られて不揮発メモリ
16に書き込まれる。なお、上記のスロット部7A,7
Bには、図示していない複数の操作装置(コントロー
ラ)も接続され、複数の使用者が同時に対戦ゲーム等を
行うことができるようにされている。
【0010】そして、上述のような携帯用電子機器にお
いては、情報信号の送受信等のための外部機器と接続を
行うための端子部を有する電子機器がある。このような
携帯用電子機器は、端子部が設けられた部分を外部機器
の接続用の嵌入部などに嵌入させて、該端子部を該外部
機器の電子回路が有する接続部に接続させるようになさ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な携帯用電子機器においては、端子部は外部機器との接
続を行うために、外筐体の外方側に露出されている。と
ころが、この端子部は、携帯用電子機器内の集積回路な
どに接続されているので、手指などが接触すると、該集
積回路などを静電破壊させてしまう虞れがある。
【0012】したがって、端子部は、外部機器に接続さ
れないときには、絶縁体からなるカバーなどによって保
護しておく必要がある。しかし、このようなカバーとし
て使用されているキャップ型のもの、すなわち、外筐体
に対して着脱して使用するものは、外部機器に接続して
いる間に紛失してしまう虞れがあるなど、取り扱いが面
倒である。
【0013】また、回動式の蓋を外筐体に設け、この蓋
によって端子部を保護することも考えられるが、回動式
の蓋においては、開蓋時において、外方から加わる力に
よって支持部分が破損される虞れやあり、また、外部機
器への接続の邪魔になることが考えられる。さらに、回
動式の蓋を設けた場合において、装置構成を小型化した
場合には、この携帯用の外筐体上に押圧スイッチなどの
操作部を設ける場所がなくなってしまう。
【0014】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、外部機器への接続のための端子
部を有する携帯用電子機器において、該外部機器に接続
していないときには該端子部が確実に保護されるととも
に、取り扱いが容易であり、小型化しても押圧スイッチ
などの操作が容易に行え、かつ、外部機器への接続が円
滑に行えるようになされた携帯用電子機器を提供しよう
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る携帯用電子機器は、外部機器との接続
を行うための端子部を外筐体内よりこの外筐体に設けら
れた透孔を介して外方側に臨ませている電子回路部を備
えるとともに、外筐体に回動可能に支持された蓋部材を
有する。
【0016】そして、蓋部材は、端子部を確実に保護す
るとともに、外筐体に対して着脱可能である場合には
開蓋状態においては、外力によって外筐体より離脱する
ことで破損することが防止され、また、接続に際して邪
魔であるときには、意図的に取外すことができる。
た、蓋部材には、閉蓋状態において外筐体の押圧子に対
応する位置に操作子が設けられており、この操作子を介
して押圧子を操作することができる。したがって、端子
部を覆うための蓋部材を設けても、外筐体を大型化させ
ることなく、押圧スイッチなどの操作部を設ける場所を
確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る好ましい実施の形態
について図面を参照しながら説明する。ここで、本発明
の実施の形態となる携帯用電子機器は、親機となるビデ
オゲーム装置等のエンタテインメントシステムに用いら
れるメモリカード装置として、また、単体で携帯用小型
ゲーム機としても使用できるものである。なお、親機
は、ビデオゲーム機に限定されるものではなく、また、
子機となる携帯用電子機器は、メモリカード機能を必ず
しも有していなくともよい。
【0018】以下の説明においては、まず、本発明の実
施の形態となる携帯用電子機器が子機として用いられる
親機の一例のビデオゲーム装置について説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態となる携帯用
電子機器が装着される親機としてのビデオゲーム装置の
外観を示している。このビデオゲーム装置1は、例えば
光ディスク等に記録されているゲームプログラムを読み
出して、使用者(ゲームプレイヤ)からの指示に応じて
実行するためのものである。なお、ゲームの実行とは、
主としてゲームの進行、及び表示や音声を制御すること
をいう。
【0020】ビデオゲーム装置1の本体2は、ほぼ四角
形状の筐体に収容されており、その中央部にビデオゲー
ム等のアプリケーションプログラムを供給するための記
録媒体であるCD−ROM等の光ディスクが装着される
ディスク装着部3と、ゲームを任意にリセットするため
のリセットスイッチ4と、電源スイッチ5と、上記の光
ディスクの装着を操作するためのディスク操作スイッチ
6と、例えば2つのスロット部7A,7Bを備えて構成
されている。
【0021】なお、アプリケーションプログラムを供給
するための記録媒体は光ディスクに限定されるものでは
なく、また、通信回線を介してアプリケーションプログ
ラムが供給されるようにしてもよい。
【0022】スロット部7A,7Bには、2つの操作装
置20を接続することができ、2人の使用者が対戦ゲー
ム等を行うことができる。また、このスロット部7A,
7Bには、前述したメモリカード装置や本発明の実施の
形態となる携帯用電子機器を挿着することもできる。な
お、図1では2系統のスロット部7A、7Bを設けた構
造を例示しているが、その数は2系統に限定されるもの
ではない。
【0023】操作装置20は、第1、第2の操作部2
1,22と、Lボタン23L,Rボタン23Rと、スタ
ートボタン24、選択ボタン25とを有し、さらに、ア
ナログ操作が可能な操作部31,32と、これらの操作
部31,32の操作モードを選択するモード選択スイッ
チ33と、選択された操作モードを表示するための表示
部34とを有している。さらに、操作装置20の内部に
は、図示しない振動付与機構が設けられている。
【0024】図2は、上記のビデオゲーム装置1の本体
2の前面に設けられているスロット部7A、7Bの様子
を示している。
【0025】本実施の形態では、スロット部7A,7B
は、それぞれ2段に形成されており、その上段には前述
したメモリカード10や、後述する携帯用電子機器10
0が挿着されるメモリカード挿入部8A,8Bが設けら
れ、その下段にはコントローラ20の接続端子部(コネ
クタ)26が接続されるコントローラ接続部(ジャッ
ク)9A,9Bが設けられている。
【0026】メモリカード挿入部8A,8Bの挿入孔
(スロット)は、横方向に長い長方形状に形成し、その
下側の両端のコーナーを上側の両端のコーナーに比べて
丸みを多くして、メモリカードが誤った向きに挿入され
ない構造になっている。また、メモリカード挿入部8
A,8Bには、その内部に設けられている電気的接続を
得るための接続端子を保護するシャッタが設けられてい
る。
【0027】一方、コントローラ接続部9A,9Bは、
横方向に長い長方形状状をした挿入孔の下側の両端のコ
ーナーを上側の両端のコーナーに比べて丸みを多くした
形状にして、コントローラ20の接続端子部26が誤っ
た向きに接続されない構造になっており、かつメモリカ
ードが誤挿入されないようにメモリカード挿入部8A,
8Bとは挿入孔の形状を異にした構造にされている。
【0028】図3は、ビデオゲーム機1の前面のスロッ
ト部7Aのメモリカード挿入部8Aに、後述する本発明
の実施の形態となる携帯用電子機器100が挿入された
状態を示している。
【0029】次に、図4は、上記のビデオゲーム装置1
の主要部の概略的な回路構成の一例を示すブロック図で
ある。
【0030】このビデオゲーム装置1は、中央演算処理
装置(CPU:Central ProcessingUnit )51及びそ
の周辺装置等からなる制御系50と、フレームバッファ
63に描画を行なう画像処理装置(GPU:Graphic Pr
ocessing Unit )62等からなるグラフィックシステム
60と、楽音,効果音等を発生する音声処理装置(SP
U:Sound Processing Unit) 等からなるサウンドシス
テム70と、アプリケーションプログラムが記録されて
いる光ディスクの制御を行なう光ディスク制御部80
と、使用者からの指示が入力されるコントローラ20か
らの信号及びゲームの設定等を記憶するメモリカード1
0や、後述する携帯用電子機器100からのデータの入
出力を制御する通信制御部90と、上記の各部が接続さ
れているバスBUS等を備えて構成されている。
【0031】上記の制御系50は、CPU51と、割り
込み制御やダイレクトメモリアクセス(DMA:Dinami
c Memory Access) 転送の制御等を行なう周辺装置制御
部52と、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random A
ccess Memory)からなるメインメモリ(主記憶装置)5
3と、メインメモリ53,グラフィックシステム60,
サウンドシステム70等の管理を行なういわゆるオペレ
ーティングシステム等のプログラムが格納されたリード
オンリーメモリ(ROM:Read Only Memory)54とを
備えている。なお、ここでいうメインメモリは、そのメ
モリ上でプログラムを実行できるものをいう。
【0032】上記のCPU51は、ROM54に記憶さ
れているオペレーティングシステムを実行することによ
り、このビデオゲーム装置1の全体を制御するもので、
例えば32ビットのRISC−CPUからなる。
【0033】そして、このビデオゲーム装置1は、電源
が投入されると、上記の制御系50のCPU51がRO
M54に記憶されているオペレーティングシステムを実
行することにより、CPU51が、上記のグラフィック
システム60、サウンドシステム70等の制御を行なう
ようになっている。また、オペレーティングシステムが
実行されると、CPU51は、動作確認等のビデオゲー
ム装置1の全体の初期化を行った後、上記の光ディスク
制御部80を制御して、光ディスクに記録されているゲ
ーム等のアプリケーションプログラムを実行する。この
ゲーム等のプログラムの実行により、CPU51は、使
用者からの入力に応じて上記のグラフィックシステム6
0、サウンドシステム70等を制御して、画像の表示、
効果音、楽音の発生を制御する。
【0034】また、上記のグラフィックシステム60
は、座標変換等の処理を行なうジオメトリトランスファ
エンジン(GTE:Geometry Transfer Engine)61
と、CPU51からの描画指示に従って描画を行なうG
PU62と、このGPU62により描画された画像を記
憶するフレームバッファ63と、離散コサイン変換等の
直交変換により圧縮されて符号化された画像データを復
号する画像デコーダ64とを備えている。
【0035】上記のGTE61は、例えば複数の演算を
並列に実行する並列演算機構を備え、上記のCPU51
からの演算要求に応じて座標変換,光源計算,行列ある
いはベクトル等の演算を高速に行なうことができるよう
になっている。具体的には、このGTE61は、例えば
1つの三角形状のポリゴンに同じ色で描画するフラット
シェーディングを行なう演算の場合では、1秒間に最大
150万程度のポリゴンの座標演算を行なうことができ
るようになっており、これによって、このビデオゲーム
装置では、CPU51の負荷を低減するとともに、高速
な座標演算を行なうことができるようになっている。
【0036】また、上記のGPU62は、CPU51か
らの描画命令に従って、フレームバッファ63に対して
多角形(ポリゴン)等の描画を行なう。このGPU62
は、1秒間に最大36万程度のポリゴンの描画を行なう
ことができるようになっている。
【0037】さらに、上記のフレームバッファ63は、
いわゆるデュアルポートRAMからなり、GPU62か
らの描画あるいはメインメモリからの転送と、表示のた
めの読み出しとを同時に行なうことができるようになっ
ている。このフレームバッファ63は、例えば1Mバイ
トの容量を有し、それぞれ16ビットの、横が1024
画素、縦が512画素からなるマトリックスとして扱わ
れる。また、このフレームバッファ63には、ビデオ出
力として出力される表示領域の他に、GPU62がポリ
ゴン等の描画を行なう際に参照するカラールックアップ
テーブル(CLUT:Color Lock Up Table )が記憶さ
れるCLUT領域と、描画時に座標変換されてGPU6
2によって描画されるポリゴン等の中に挿入(マッピン
グ)される素材(テクスチャ)が記憶されるテクスチャ
領域が設けられている。これらのCLUT領域とテクス
チャ領域は、表示領域の変更等に従って動的に変更され
るようになっている。
【0038】なお、上記のGPU62は、上述のフラッ
トシェーディングの他にポリゴンの頂点の色から補完し
てポリゴン内の色を決めるグーローシェーディングと、
上記のテクスチャ領域に記憶されているテクスチャをポ
リゴンに張り付けるテクスチャマッピングを行なうこと
ができるようになっている。これらのグーローシェーデ
ィングまたはテクスチャマッピングを行なう場合には、
上記のGTE61は、1秒間に最大50万程度のポリゴ
ンの座標演算を行なうことができる。
【0039】さらに、画像デコーダ64は、上記のCP
U51からの制御により、メインメモリ53に記憶され
ている静止画あるいは動画の画像データを復号してメイ
ンメモリ53に記憶する。
【0040】また、この再生された画像データは、GP
U62を介してフレームバッファ63に記憶することに
より、上述のGPU62によって描画される画像の背景
として使用することができるようになっている。
【0041】上記のサウンドシステム70は、CPU5
1からの指示に基づいて、楽音,効果音等を発生するS
PU71と、このSPU71により、波形データ等が記
録されるサウンドバッファ72と、SPU71によって
発生される楽音,効果音等を出力するスピーカ73とを
備えている。
【0042】上記のSPU71は、例えば16ビットの
音声データを4ビットの差分信号として適応予測符号化
(ADPCM:Adaptive Diffrential PCM)された音声
データを再生するADPCM復号機能と、サウンドバッ
ファ72に記憶されている波形データを再生することに
より、効果音等を発生する再生機能と、サウンドバッフ
ァ72に記憶されている波形データを変調させて再生す
る変調機能等を備えている。
【0043】このような機能を備えることによって、こ
のサウンドシステム70は、CPU51からの指示によ
ってサウンドバッファ72に記録された波形データに基
づいて楽音,効果音等を発生するいわゆるサンプリング
音源として使用することができるようになっている。
【0044】上記の光ディスク制御部80は、光ディス
クに記録されたプログラムやデータ等を再生する光ディ
スク装置81と、例えばエラー訂正符号(ECC:Erro
r Correction Code )が付加されて記録されているプロ
グラム,データ等を復号するデコーダ82と、光ディス
ク装置81からのデータを一時的に記憶することによ
り、光ディスクからのデータの読み出しを高速化するバ
ッファ83とを備えている。上記のデコーダ82には、
サブCPU84が接続されている。
【0045】また、光ディスク装置81で読み出され
る、光ディスクに記録されている音声データとしては、
上述のADPCMデータの他に音声信号をアナログ/デ
ジタル変換したいわゆるPCMデータがある。
【0046】ADPCMデータとして、例えば16ビッ
トのデジタルデータの差分を4ビットで表わして記録さ
れている音声データは、デコーダ82で復号された後、
上述のSPU71に供給され、SPU71でデジタル/
アナログ変換等の処理が施された後、スピーカ73を駆
動するために使用される。
【0047】また、PCMデータとして、例えば16ビ
ットのデジタルデータとして記録されている音声データ
は、デコーダ82で復号された後、スピーカ73を駆動
するために使用される。
【0048】さらに、通信制御部90は、バスBUSを
介してCPU51との通信の制御を行なう通信制御機9
1を備え、使用者からの指示を入力するコントローラ2
0が接続されるコントローラ接続部9と、ゲームの設定
データ等を記憶する補助記憶装置としてメモリカード1
0や後述する携帯用電子機器100が接続されるメモリ
カード挿入部8A,8Bが上記の通信制御機91に設け
られている。
【0049】上記のコントローラ接続部9に接続された
コントローラ20は、使用者からの指示を入力するため
に、例えば16個の指示キーを有し、通信制御機91か
らの指示に従って、この指示キーの状態を、同期式通信
により、通信制御機91に毎秒60回程度送信する。そ
して、通信制御機91は、コントローラ20の指示キー
の状態をCPU51に送信する。
【0050】これにより、使用者からの指示がCPU5
1に入力され、CPU51は、実行しているゲームプロ
グラム等に基づいて、使用者からの指示に従った処理を
行なう。
【0051】ここで、上記のメインメモリ53、GPU
62、画像デコーダ64及びデコーダ82等の間では、
プログラムの読み出し、画像の表示あるいは描画等を行
なう際に、大量の画像データを高速に転送する必要があ
る。そこで、このビデオゲーム装置では、上述のように
CPU51を介さずに周辺装置制御部52からの制御に
より上記のメインメモリ53、GPU62、画像デコー
ダ64及びデコーダ82等の間で直接データの転送を行
なういわゆるDMA転送を行なうことができるようにな
っている。これにより、データ転送によるCPU51の
負荷を低減させることができ、高速なデータの転送を行
なうことができる。
【0052】また、上記のCPU51は、実行している
ゲームの設定データ等を記憶する必要があるときに、そ
の記憶するデータを通信制御機91に送信し、通信制御
機91はCPU51からのデータを上記のメモリカード
挿入部8Aまたはメモリカード挿入部8Bのスロットに
挿着されたメモリカード10や携帯用電子機器100に
書き込む。
【0053】ここで、上記の通信制御機91には、電気
的な破壊を防止するための保護回路が内蔵されている。
上記のメモリカード10や携帯用電子機器100は、バ
スBUSから分離されており、装置本体の電源を入れた
状態で、着脱することができる。従って、上記のメモリ
カード10や携帯用電子機器100の記憶容量が足りな
くなった場合等に、装置本体の電源を遮断することな
く、新たなメモリカードを挿着できる。このため、バッ
クアップする必要があるゲームデータが失われてしまう
ことなく、新たなメモリカードを挿着して、必要なデー
タを新たなメモリカードに書き込むことができる。
【0054】また、パラレルI/Oインタフェース(P
IO)96、及びシリアルI/Oインタフェース(SI
O)97は、上記のメモリカード10や携帯用電子機器
100と、ビデオゲーム装置1とを接続するためのイン
タフェースである。
【0055】次に、本発明の実施の形態となる携帯用電
子機器について説明する。以下では、本発明に係る携帯
用電子機器100について、前述した親機のビデオゲー
ム装置1に挿着されて子機として使用される場合を前提
として説明する。
【0056】すなわち、この子機となる携帯用電子機器
100は、親機となるビデオゲーム装置1のスロット部
7A,7Bに設けられたメモリカード挿入部8に挿着さ
れるものであり、接続された複数の操作装置20に対応
する固有のメモリカードとして使用できるようになって
いる。例えば、2人の使用者(ゲームプレイヤ)がゲー
ムを行う場合には、2つの携帯用電子機器100に、各
自のゲーム結果等をそれぞれ記録するという従来機能を
有している。
【0057】なお、メモリカード挿入部8に上記メモリ
カード10や携帯用電子機器100を挿入する際に、電
源端子やグランド(接地)端子が先に電気的に接続状態
となるように、上記メモリカード10や携帯用電子機器
100のコネクタの電源用やグランド(接地)用の接続
端子の導体を他の端子よりも長めに形成している。これ
は、電気的な動作の安全性や安定性を確保するためであ
り、ビデオゲーム装置1のメモリカード挿入部8の接続
導体を長めに形成したり、両者を長めに形成するように
してもよい。また、誤挿入防止のために、コネクタ部の
左右の形状を非対称に形成している。
【0058】図5乃至図7は、本発明の実施の一形態と
しての携帯用電子機器100の外観を示し、図5は携帯
用電子機器100の平面図を、図6はコネクタ部を保護
するための蓋部材110を閉じた状態の斜視図を、図7
は蓋部材110を開いた状態の斜視図をそれぞれ示して
いる。
【0059】これらの図5乃至図7に示すように、本発
明に係る携帯用電子機器100は、外筐体であるハウジ
ング101を有して構成され、イベント入力や各種選択
等を行うための1個又は複数の操作子121,122を
有してなる操作部120と、液晶表示装置(LCD)等
からなる表示部130と、後述するワイヤレス通信手段
により例えば赤外線によるワイヤレス通信を行うための
窓部140とが設けられている。
【0060】ハウジング101は、上シェル101aと
下シェル101bからなり、メモリ素子等を搭載した基
板151を収納している。このハウジング101は、ビ
デオゲーム装置1の本体のスロット部7A,7Bに挿入
され得るものであって、その一端側の側面には長方形状
の窓が形成されたコネクタ部150が設けられている。
【0061】窓部140は、略々半円形状に形成された
ハウジング101の他端部分に設けられている。表示部
130は、ハウジング101の上面部において、この上
面部の略々半分の領域を占めて、窓部140の近傍に位
置して設けられている。操作部120は、ハウジング1
01の上面部において、この上面部の略々半分の領域を
占めて、窓部140の反対側となる部分に設けられてい
る。この操作部120は、略々四角形状に形成されハウ
ジング101に対して回動可能に支持されるとともに一
または複数の操作子121,122を有する蓋部材11
0と、ハウジング101上の該蓋部材110によって開
閉される位置に設けられたスイッチ押圧部102,10
3とから構成されている。
【0062】操作子121,122は、蓋部材110の
上面側より下面側に亘ってこの蓋部材110を貫通して
配設されている。そして、これら操作子121,122
は、蓋部材110の上面部に対して出没する方向に移動
可能となされて該蓋部材110によって支持されてい
る。
【0063】スイッチ押圧部102,103は、ハウジ
ング101の上面部に対して出没する方向に移動可能と
なされて該ハウジング101に支持された押圧子を有し
ている。この押圧子は、上方側より押圧されることによ
り、ハウジング101内の基板151上に配設された、
例えばダイヤフラムスイッチの如き押圧スイッチを押圧
する。
【0064】これらスイッチ押圧部102,103は、
蓋部材110が閉蓋された状態において、各操作子12
1,122の位置に対応する位置に設けられている。す
なわち、蓋部材110が閉蓋された状態においては、各
操作子121,122を上方側よりこの蓋部材110の
上面部に対して没入する方向に押圧操作すると、この操
作子121,122は、対応するスイッチ押圧部10
2,103の押圧子を介して、ハウジング101内の対
応する押圧スイッチを押圧する。
【0065】なお、これらスイッチ押圧部102,10
3上には、可撓性を有する保護シートを貼着することと
してもよい。この保護シートを貼着することにより、こ
の保護シート上から、操作子121,122を介さずに
直接、手指によりスイッチ押圧部102,103の押圧
子を押圧操作できるようになるとともに、この押圧子の
部分からハウジング101内への塵挨の侵入を防止する
ことができる。
【0066】コネクタ部150の窓内には、図8に示す
ように、電源用及び信号用の端子部152が基板151
上に配設されて臨んでいる。
【0067】なお、コネクタ部150の形状や寸法等
は、ビデオゲーム装置1に用いられる通常のメモリカー
ド10と共通にされている。
【0068】図9の(a)は、上記の携帯用電子機器の
主要部の構成例を示すブロック図である。
【0069】携帯用電子機器100は、前述した通常の
メモリカード10と同様に、その動作を制御するための
制御手段41と、情報機器等のスロットに接続するため
のコネクタ42、及びデータを記憶するための素子であ
る不揮発メモリ46を備えている。
【0070】制御手段41は、例えばマイクロコンピュ
ータ(図中ではマイコンと略記する。)を用いて構成さ
れ、その内部にはプログラム格納手段であるプログラム
メモリ部41aを有している。また、不揮発メモリ46
として、フラッシュメモリのように電源を切っても記録
されている状態が残る半導体メモリ素子が用いられる。
なお、本発明に係る携帯用電子機器100は、後述する
ように電池49を備えて構成されるため、不揮発メモリ
46としてデータを高速に入出力できるスタティックラ
ンダムアクセスメモリ(SRAM)を用いることもでき
る。
【0071】携帯用電子機器100は、上記の構成に加
えて、格納されたプログラムを操作するための操作ボタ
ン等の操作(イベント)入力手段43、上記のプログラ
ムに応じて種々の情報を表示する表示手段である液晶表
示装置(LCD)等の表示手段44、他のメモリカード
等との間で赤外線等によりデータを送受信するワイヤレ
ス通信手段48、上記の各部に電源を供給する電池49
を備えている点が異なっている。
【0072】また、携帯用電子機器100は、電源供給
手段として小型の電池49を内蔵している。このため、
親機のビデオゲーム装置1のスロット部7A,7Bから
抜き取られた状態でも単独で動作することが可能であ
る。なお、電池49として充電可能な2次電池を用いて
もよい。子機の携帯用電子機器100が親機のビデオゲ
ーム装置1のスロット部7A,7Bに挿入されている状
態では、親機のビデオゲーム装置1から電源が供給され
るように構成している。すなわち、電池49の接続端に
は、電源端子50が逆流防止用ダイオード51を介して
接続されており、上記ビデオゲーム装置1等の親機のス
ロットに挿入接続した際には、親機から子機側への電源
供給がなされ、また、2次電池が用いられている場合に
は2次電池への充電も行われる。
【0073】この携帯用電子機器100は、さらに、時
計45、上記プログラムに応じて発音する発音手段であ
るスピーカ47等も備える。なお、上記の各部は、いず
れも制御手段41に接続しており、制御手段41の制御
に従って動作する。
【0074】図9の(b)は、制御手段41の制御項目
を示している。通常のメモリカード10では、情報機器
への本体接続インタフェースと、メモリにデータを入出
力するためのメモリインタフェースのみを備えていた
が、本実施の形態の携帯用電子機器100では、上記の
インタフェースに加えて、表示インタフェース、操作入
力インタフェース、音声インタフェース、ワイヤレス通
信インタフェース、時計管理、及びプログラムダウンロ
ードインタフェースを備えている。
【0075】このように、携帯用電子機器100は、従
来機能である本体(親機)接続インターフェースと不揮
発メモリ管理とは独立に、本実施の形態により追加され
た機能を管理するためのインターフェース(ドライバ)
を、制御手段(マイクロコンピュータ)41に持たせる
ようにしたため、従来機能との互換性を保つことができ
る。
【0076】また、この携帯用電子機器100は、実行
されるプログラムを操作するためのボタンスイッチ等の
入力手段43や、液晶表示装置(LCD)等を用いる表
示手段44を備えて構成されているため、ゲームアプリ
ケーションを動作させると携帯型ゲーム装置としての応
用が可能である。
【0077】しかも、この携帯用電子機器100は、ア
プリケーションプログラムを、ビデオゲーム装置1の本
体からダウンロードされるプログラムをマイクロコンピ
ュータ41内のプログラムメモリ部41aに格納する機
能を有しているため、携帯用電子機器100上で動作す
るアプリケーションプログラムや各種のドライバソフト
を容易に変更することができる。
【0078】以上説明したように、本発明に係る携帯用
電子機器100は、ビデオゲーム装置1とは独立に動作
を制御できる。従って、携帯用電子機器100側では、
プログラム格納手段であるプログラムメモリ部41aに
格納されたアプリケーションによるデータを、ビデオゲ
ーム装置1側のアプリケーションソフトとは独立に作成
できる。また、このデータをビデオゲーム装置1とやり
とりすることにより、携帯用電子機器100とビデオゲ
ーム装置1との協調動作(リンク)が可能となる。
【0079】さらに、携帯用電子機器100は、時計4
5を備えていることにより、時間データをビデオゲーム
装置1側と共有することも可能である。すなわち、互い
の時刻データを一致させるだけでなく、それぞれが独立
に実行するゲームの進行を、実時間に応じて制御するた
めのデータも共有することができる。
【0080】なお、上述したビデオゲーム装置1と携帯
用電子機器100の間の協調動作の具体例については後
述する。
【0081】図10は、本発明に係る携帯用電子機器1
00どうしの間で、ワイヤレス通信を行う様子を模式的
に示している。このように、携帯用電子機器100は、
ワイヤレス通信手段48において赤外線等によりワイヤ
レス通信を行うためのワイヤレス通信窓となる窓部14
0を介してデータを送受信することにより、複数のメモ
リカード間で内部データをやりとりすることができる。
なお、上記の内部データは、例えばビデオゲーム装置等
の情報機器側から転送されてメモリカード内部の記憶手
段に記憶されたデータをも含むものである。
【0082】なお、上記の実施の形態においては、携帯
用電子機器100をビデオゲーム装置の補助記憶装置と
して使用されるものとして説明したが、適用対象はビデ
オゲーム装置に限定されるものではなく、例えば種々の
情報の検索等にも適用可能であることはもちろんであ
る。
【0083】次に、上記の携帯用電子機器100と前述
した親機となるビデオゲーム装置1との間の協調動作に
ついて説明する。
【0084】前述したように、携帯用電子機器100
は、制御手段であるマイクロコンピュータ41で生成さ
れたゲームデータ、メモリカード内の時計45で得られ
た時間データ、ワイヤレス通信手段48を介して得られ
る他のメモリカードで生成されたデータ等を、ビデオゲ
ーム装置1の本体と共有することができる。
【0085】図11は、親機となるビデオゲーム装置1
と子機となる携帯用電子機器100の間で、協調動作を
行う様子を模式的に示している。
【0086】以下では、このような協調動作の例とし
て、親機のビデオゲーム装置1に、アプリケーションソ
フトウェアのプログラムが記録された記録媒体である光
ディスク(CDROM)が装着されており、そこから読
み出されたプログラムが、ビデオゲーム装置1の本体の
スロット部7A,7Bに挿着された子機の携帯用電子機
器100にダウンロードされる場合について説明する。
【0087】まず、協調動作についての具体的な説明に
先立って、協調動作を行うための前提となるプログラム
のダウンロードについて説明する。
【0088】図12は、親機のビデオゲーム装置1のデ
ィスク装着部3に装着された光ディスク(CDROM)
等から供給されるビデオゲームのアプリケーションプロ
グラムが、ビデオゲーム装置1の制御手段であるCPU
51を介して、子機の携帯用電子機器100の制御手段
であるマイクロコンピュータ41内の、プログラム格納
手段であるプログラムメモリ部41aに直接転送(ダウ
ンロード)される場合のデータの流れを示している。
【0089】図13は、上記図12のダウンロードの手
順を示している。
【0090】ステップST1では、まず、親機としての
ビデオゲーム装置1(以下では単に親機ともいう。)の
ディスク装着部3に装着されたCDROMから、子機と
しての携帯用電子機器100(以下では単に子機ともい
う。)内のマイクロコンピュータ上で動作するビデオゲ
ームのアプリケーションプログラムが、データとして読
み出される。なお、前述したように、このアプリケーシ
ョンプログラムは、一般に、親機のビデオゲーム装置1
上で動作するものとは別のものである。
【0091】次に、ステップST2で、親機の制御手段
であるCPU51は、子機の携帯用電子機器100の制
御手段であるマイクロコンピュータ41に対して「プロ
グラムダウンロード要求コマンド」を発行する。そし
て、CPU51はマイクロコンピュータ41から「プロ
グラムダウンロード許可ステータス」を受け取るために
ポーリングを行う。なお、ここでいうポーリングとは、
サービス要求の有無を問い合わせてサービスを行う方法
をいう。
【0092】ステップST3では、子機の携帯用電子機
器100側のマイクロコンピュータ41が、親機のCP
U51から「プログラムダウンロード要求コマンド」を
受け取る。
【0093】そして、ステップST4で、子機側のマイ
クロコンピュータ41が、現在処理中のルーチンを終了
してプログラムダウンロードを実行できる状態になる
と、親機のCPU51に対して「プログラムダウンロー
ド許可ステータス」を返送する。
【0094】次に、ステップST5では、親機のCPU
51が、子機側のマイクロコンピュータ41から「プロ
グラムダウンロード許可ステータス」を受け取ると、ス
テップST1でCDROM等から読み出されたプログラ
ムを、携帯用電子機器100のプログラム格納手段であ
るプログラムメモリ部41aに転送(ダウンロード)し
て書き込む。そして、CPU51はマイクロコンピュー
タ41から「プログラムスタート許可ステータス」を受
け取るためにポーリングを行う。
【0095】このとき、ダウンロードされたデータが書
き込まれるプログラムメモリ部41aのアドレスは、マ
イクロコンピュータ41により管理される。また、上記
の説明では、親機からダウンロードされるプログラム
が、マイクロコンピュータ41内のプログラムメモリ部
41aに格納される場合を例としているが、高速にデー
タを入出力できるSRAM等の記憶素子に記憶されるよ
うにしてもよい。
【0096】ステップST6では、メモリカードのマイ
クロコンピュータ41が、親機から転送されたプログラ
ムをデータとして受け取り、プログラムメモリ部41a
に書き込む。このとき、親機のCPU51からは、プロ
グラムデータを子機の携帯用電子機器100のプログラ
ムメモリ部41aに直接書き込んでいるように見える。
また、上述したように、プログラムメモリ部41aのア
ドレスはマイクロコンピュータ41により管理される。
【0097】そして、ステップST7では、子機の携帯
用電子機器100のマイクロコンピュータ41が、親機
から最終のプログラムデータを受け取って実行できる環
境にすると、「プログラムスタート許可ステータス」を
本体のCPU51に返送する。
【0098】ステップST8では、親機のCPU51
が、携帯用電子機器100のマイクロコンピュータ41
から「プログラムスタート許可ステータス」を受け取
り、「プログラムスタートコマンド」を発行する。
【0099】そして、携帯用電子機器100のマイクロ
コンピュータ41は、親機のCPU51から「プログラ
ムスタートコマンド」を受け取ると、予め決められた所
定のアドレスからプログラムを動作させる。
【0100】以上の手順により、親機のビデオゲーム装
置1から、それに挿着された子機の携帯用電子機器10
0のマイクロコンピュータ41内にあるプログラムメモ
リ部41aに、アプリケーションプログラムが直接転送
(ダウンロード)される。
【0101】なお、前述したように、アプリケーション
プログラムを供給する手段は、光ディスク等の記録媒体
に限定されるものではなく、また、通信回線を介して供
給されるようにしてもよう。その場合には、上記の手順
においてステップST1のみが異なる。
【0102】ところで、上記のダウンロード手順は、親
機のビデオゲーム装置1から、それに挿着された子機の
携帯用電子機器100の制御手段であるマイクロコンピ
ュータ41内のプログラムメモリ部41aに、アプリケ
ーションプログラムが直接ダウンロードされる場合のダ
ウンロード手順について説明したものである。
【0103】これに対して、親機のCPU51が、アプ
リケーションプログラムのデータを子機の携帯用電子機
器100内の不揮発メモリ46にダウンロードした後
に、そのデータをマイクロコンピュータ41内のプログ
ラムメモリ部41aにコピーして実行する場合もある。
【0104】図14は、このような場合のデータの流れ
を示している。すなわち、親機のビデオゲーム装置1の
ディスク装着部3に装着された光ディスク等から供給さ
れるビデオゲームのアプリケーションプログラムは、ビ
デオゲーム装置1の制御手段であるCPU51を介し
て、子機の携帯用電子機器100内の不揮発メモリ46
に転送(ダウンロード)された後に、制御手段であるマ
イクロコンピュータ41内のプログラムメモリ部41a
にコピーされて実行される。
【0105】図15は、上記のダウンロードの手順を示
している。
【0106】ステップST11では、まず、親機のビデ
オゲーム装置1のディスク装着部3に装着されたCDR
OMから、子機の携帯用電子機器100内のマイクロコ
ンピュータ上で動作するビデオゲームのアプリケーショ
ンプログラムが、データとして読み出される。
【0107】そして、ステップST12で、親機の制御
手段であるCPU51が、CDROMから読み出された
プログラムデータを、子機の携帯用電子機器100の不
揮発性メモリ46に転送(ダウンロード)する。この手
順は、従来のビデオゲーム装置においてデータのバック
アップを行う場合等と同様である。
【0108】次に、ステップST13で、携帯用電子機
器100の制御手段であるマイクロコンピュータ41
が、従来のデータバックアップと同様の手順で、親機の
CPU51から転送されたアプリケーションプログラム
をデータとして受け取り、不揮発メモリ46に書き込
む。
【0109】次に、ステップST14で、携帯用電子機
器100のマイクロコンピュータ41が、親機のCPU
51から「プログラムスタート要求コマンド」を受け取
ると、不揮発メモリ46の上記コマンドにより指示され
たアドレスから、指示されたサイズのデータをマイクロ
コンピュータ41内のプログラムメモリ部41aにコピ
ーする。
【0110】そして、携帯用電子機器100のマイクロ
コンピュータ41は、プログラムメモリ部41aにコピ
ーされたプログラムを、そのスタートアドレスから実行
する。
【0111】以上の手順により、親機のビデオゲーム装
置1から、それに挿着された子機の携帯用電子機器10
0のマイクロコンピュータ41内にあるプログラムメモ
リ部41aに、不揮発メモリ46を介してアプリケーシ
ョンソフトウェアのプログラムがデータとして転送(ダ
ウンロード)される。
【0112】なお、親機のビデオゲーム装置1から子機
の携帯用電子機器100にダウンロードされるアプリケ
ーションプログラムは、一般に、親機のビデオゲーム装
置1上で動作するものとは別のものである。もちろん、
上記のダウンロードされるアプリケーションプログラム
は、ビデオゲーム装置1上及び携帯用電子機器100上
の両方で動作するものであってもよい。ただし、この場
合には、ビデオゲーム装置1側のCPUと、携帯用電子
機器100側のマイクロコンピュータが、同じプロセッ
サであるという制約が生じる。
【0113】次に、親機のビデオゲーム装置1から、前
述した手順でダウンロードされたアプリケーションソフ
トウェアのプログラムを、子機の携帯用電子機器100
上で独立に実行して、その実行結果を再びビデオゲーム
装置1との間でやりとりしながら行われる協調動作につ
いて説明する。
【0114】ここでは、親機のビデオゲーム装置1上で
動作する、いわゆるロールプレイングゲーム等に登場す
る人物やキャラクタの属性データが、子機の携帯用電子
機器100にダウンロードされる。なお、上記の属性デ
ータとは、成長度や性格等を表すもデータである。
【0115】そして、子機の携帯用電子機器100内の
マイクロコンピュータ41で実行されるプログラム上
で、その登場人物やキャラクタを育てることにより、そ
れらの属性を親機のビデオゲーム装置1の本体で実行さ
れるプログラムとは独立に変化させる。
【0116】このような、本発明に係る実施の形態とな
る携帯用電子機器100は、単独で動作するように構成
されており、しかも小型で携帯に便利である。このた
め、使用者(ゲームプレイヤ)は、この携帯用電子機器
100上で実行されるプログラムにより登場させる人物
やキャラクタをいつでも持ち運んで育てることができ
る。また、使用者は、手元で育てた登場人物やキャラク
タの属性を、携帯用電子機器100からビデオゲーム装
置1の本体に転送(アップロード)することもできる。
この場合には、属性が変化した登場人物やキャラクタを
親機のビデオゲーム装置1上で実行されているプログラ
ムに取り込んで動作させることもできる。
【0117】以上説明したように、親機のビデオゲーム
装置1と子機の携帯用電子機器100のそれぞれにおい
て、登場人物等の属性データを共有し、かつ変化させ合
うことにより、協調動作を行うことができるビデオゲー
ムを構成できる。
【0118】ところで、この携帯用電子機器100は、
上述したように、ハウジング101に収納され、外部機
器との接続を行うための端子部152を有している。そ
して、この端子部152は、ハウジング101に設けら
れた透孔であるコネクタ部150を介して外方側に臨ま
されているが、図16乃至図18に示すように、蓋部材
110によって覆われて保護されている。図16(a)
は上面、図16(b)は正面、図16(c)は底面、図
17は左側面、図18は右側面を示している。この蓋部
材110は、ハウジング101により、端子部152を
覆う閉蓋状態と端子部152を外方側に臨ませる開蓋状
態とに亘って回動可能となされて支持されている。
【0119】すなわち、蓋部材110は、図20に示す
ように、一側側に一対のアーム部113,113を有
し、これらアーム部113,113に一対の相対向され
た支軸部111,112を有し、これら支軸部111,
112をハウジング101の上面側略々中央部の両側側
に設けられた一対の支持孔107,107に対応して嵌
入させることにより、回動可能に支持されている。
【0120】そして、ハウジング101には、上述した
ように、図32に示すように、押圧操作されることによ
り基板151に配設され電子回路部に接続された押圧ス
イッチ157を押圧する押圧部102,103をなす押
圧子が設けられている。蓋部材110には、図29に示
すように、この蓋部材110を貫通した状態でこの蓋部
材110により移動可能に支持され、蓋部材110が閉
蓋状態であるときに押圧子に対応する位置となされる操
作子121,122が設けられている。これら操作子1
21,122は、図30に示すように、合成樹脂材料の
如き可撓性を有する材料により、ランナー部123を介
して一体的に連設されており、それぞれ蓋部材に対して
移動可能に支持されている。
【0121】すなわち、操作子121,122は、蓋部
材110が閉蓋状態であるとき、押圧操作されることに
より、押圧子を介して、押圧スイッチ157を押圧す
る。
【0122】なお、押圧部102,103をなす押圧子
は、ハウジング101に対して移動可能に支持されたハ
ウジング101とは別体の部材でもよく、また、図31
及び図32に示すように、ハウジング101の外板の一
部から構成されているものとしてもよい。この場合に
は、ハウジング101の外板に設けられたコ字型の切り
込み102a,103aによって囲まれた部分が押圧子
となる。これら押圧子の基端側には、スリット102
b,103bが設けられ、これら押圧子のハウジング1
01に対する弾性変位が可能となされている。そして、
これら押圧子が構成された部分の上面には、可撓性を有
する保護シート101cを貼着する。この保護シートが
貼着されていることにより、この保護シート上から、操
作子121,122を介さずに直接、手指によりスイッ
チ押圧部102,103の押圧子を押圧操作できるとと
もに、この押圧子の部分からハウジング101内への塵
挨の侵入が防止される。
【0123】ハウジング101は、蓋部材110が開蓋
された状態においては、図3に示すように、コネクタ部
150を含む部分を外部機器の凹状の保持部であるスロ
ット部7A,7Bに嵌入させ、端子部152を外部機器
に接続させることができるようになされている。
【0124】そして、蓋部材110は、図20及び図2
1に示すように、上記ハウジング101に対して着脱可
能となされている。すなわち、蓋部材110の支軸部1
11,112は、少なくとも一方の支軸部111が、図
23及び図24に示すように、先端部及び周面部に開放
された中空部を有することにより一方向に弾性的に縮径
可能となされている。そして、ハウジング101には、
図22に示すように、縮径可能となされた支軸部111
が嵌入する支持孔107からこのハウジング101の側
部に亘って溝部108が形成されている。縮径可能とな
された支軸部111は、図25乃至図27に示すよう
に、縮径させた状態で溝部108内を通過することにい
より、ハウジング101に対する着脱が可能となされて
いる。
【0125】このように支軸部111が溝部108内を
通過することができるのは、蓋部材110が開蓋状態で
あるときである。蓋部材110が閉蓋状態であるときに
は、図28に示すように、支軸部111の縮径可能な方
向が溝部108の幅方向に対して直交する方向となるた
め、支軸部111は、溝部108内を通過することがで
きない。
【0126】そして、この携帯用電子機器100におい
ては、図33に示すように、表示用の可視光を発する表
示用光源(LED)145からの光を2方向に導くとと
もに、外部機器との間で赤外線通信を行うための赤外光
を受光する受光素子144が2方向からの赤外光を受光
できるようにするための光学系を有している。ここで、
表示用光源145からの光を導く2方向及び受光素子1
44が赤外光を受光する2方向とは、窓部140側及び
表示部130側である。窓部140は、ハウジング10
1の上端部に設けられ、外部機器との間で赤外線通信を
行うための赤外光を発光する赤外線光源(LED)14
6が発する赤外光を該ハウジング101の外方側に射出
させるためのものである。
【0127】この光学系は、表示部130を保護する透
明保護板131と、窓部140に設けられた光学素子で
あるプリズム141とを有して構成される。表示部13
0は、上述したように、ハウジング101内に配設さ
れ、ハウジング101の正面部に設けられた透孔部を介
してハウジング101の外方側に臨む表示手段となるも
のであり、液晶表示装置(LCD)等からなる。透明保
護板131は、例えばアクリルの如き透明材料よりな
り、透孔部を閉蓋して配設されている。プリズム141
も、例えばアクリルの如き透明材料よりなり、窓部14
0を閉蓋して配設されている。表示部130は、ハウジ
ング101の正面部に向けられており、ハウジング10
1の上端部に設けられた窓部140とは異なる方向に向
けて設けられている。
【0128】赤外線光源146は、表示部130の上方
側に位置して、ハウジング101内の基板151上に配
設されている。また、表示用の可視光を発する表示用光
源(LED)145は、表示部130の上方側に位置し
て、ハウジング101内の基板151上に配設されてい
る。そして、外部機器との間で赤外線通信を行うための
赤外光を受光する受光素子144は、表示部130の上
方側に位置して、ハウジング101内の基板151上に
配設されている。これら赤外線光源146、表示用光源
145及び受光素子144は、略々一列に配列された状
態で配設されている。
【0129】プリズム141は、図34に示すように、
赤外線光源146が窓部140側に向けて発した赤外光
を該窓部140側に透過させて、ハウジング101の外
方側に射出させる。また、プリズム141は、図35に
示すように、表示用光源145が表示部130側に発す
る可視光が入射されこの可視光を界面で反射して窓部1
40側に導いてを介して外方側に射出させる突出部14
2を有している。この突出部142を透過した可視光
は、透明保護板131が有する突出部132より該透明
保護板131内に入射し、この透明保護板130を透し
て、表示部130側の外方に射出される。このようにし
て、窓部140は、赤外線光源146が発する赤外光の
みならず、表示用光源145が発する可視光をも、ハウ
ジング101の外方側に射出させる。
【0130】そして、プリズム141は、図36に示す
ように、窓部140より入射した赤外光を界面で反射し
て受光素子144に導いて受光させる突出部143を有
している。表示部130側より透明保護板131に入射
した赤外光は、透明保護板131が有する突出部133
よりプリズム141の突出部143内に入射し、この突
出部を透して、受光素子144により受光される。この
ようにして、受光素子144は、表示部130側及び窓
部140側の2方向より入射された赤外光を受光する。
【0131】ハウジング101の背面部には、図19に
示すように、この携帯用電子機器100の各部に駆動用
の電源を供給するための電池を該ハウジング101に装
着させるための電池ホルダ104が取付けられている。
この電池ホルダ104は、ハウジング101の背面部に
形成された透孔を閉蓋する状態で該ハウジング101に
取付けられ、このハウジング101に対して着脱可能と
なされている。この電池ホルダ104は、図37に示す
ように、ハウジング101内の電子回路部に対して電源
供給を行う電池155を保持する。この電池155は、
略々円盤形状に構成された、いわゆるボタン電池であ
る。電池ホルダ104に保持された電池155は、この
電池ホルダ104がハウジング101に取付けられる
と、基板151上に設けられた陽電源端子154に陽極
である外周面部を当接させ、また、基板151上に設け
られた陰電源端子153に陰極である主面部を当接させ
る。このようにして各電源端子154,153に当接さ
れることにより、電池155は、基板151上の電子回
路部に接続され、この電子回路部に対する電源供給を行
う。
【0132】なお、ハウジング101の背面部には、図
示は省略するが、設定状態を工場出荷時の状態にするた
めのリセット用のボタンが、ハウジング101に形成さ
れた穴の奥に設けられており、ピンなどで押圧可能とな
っている。
【0133】この電池ホルダ104は、図38に示すよ
うに、電池155よりもやや大きな略々円盤状に形成さ
れ、外周側部分に、電池155の外周縁部分を保持する
鈎爪状の電池保持部104a,104bを有する。これ
ら電池保持部104a,104bは、図39に示すよう
に、電池155の外周縁部分を保持するとき、先端部を
陰極部の突起部156の外縁に沿わせる状態となる。電
池155は、電池ホルダ104に対して陰極を向けた状
態では突起部156のために電池保持部104a,10
4b間に進入することができず、電池ホルダ104に対
して陽極を向けた状態でのみ、突起部156を電池保持
部104a,104b間から突出させた状態で、これら
電池保持部104a,104b間に進入することができ
る。すなわち、電池ホルダ104の電池保持部104
a,104bは、電池155が電池ホルダ104に対し
て所定の極性方向の逆の極性方向となされて保持される
ことを防止する誤挿入防止部材となっている。
【0134】また、電池ホルダ104は、図40に示す
ように、四角形の板状に形成してもよい。この場合にお
いて、この電池ホルダ104には、ハウジング101に
設けられた透孔の縁部に係合するための係合爪を設ける
とともに、螺子止め用の螺子孔104dを設けることと
してもよい。この螺子孔104dには、ハウジング10
1の螺子穴に螺入される螺子104cが挿通される。こ
の電池ホルダ104は、図41に示すように、裏面側に
電池保持部104a,104bを有し、これら電池保持
部104a,104b間に電池155を所定の極性方向
で保持する。
【0135】そして、図42に示すように、この携帯用
電子機器100を収納して保護するための保護ケース1
60が考えられる。この保護ケース160は、上ケース
161と、この上ケース161に突き合わせられること
によりこの上ケース161との間に携帯用電子機器10
0を収納する密閉された空隙部を形成する下ケース16
2とからなる。これらケース161,162は、例えば
ポリメチルメタクリレート(Polymethylmethacrylate)
(アクリル)やポリカーボネイト(Polycarbonate)の
如き透明な合成樹脂材料により形成される。
【0136】これら各ケース161,162は、一端側
部分に係合部を有している。この係合部は、上ケース1
61に設けられた鈎爪状の係合爪163と、下ケース1
62に設けられた係合環部164とからなる。この係合
部は、係合爪163を係合環部164内に挿入して各ケ
ース161,162を突き合わせることにより、各ケー
ス161,162を突き合わた状態に保持する。そし
て、これらケース161,162の他端側には、締結部
が設けられている。この締結部は、上ケース161に設
けられた螺子挿通片170と、下ケース162に設けら
れた螺子螺入片171とからなる。これら螺子挿通片1
70と螺子螺入片171とは、各ケース161,162
が突き合わせられた状態において、互いに重ね合わされ
る。そして、螺子挿通片170に形成された螺子挿通孔
に締結螺子172が挿通され、この締結螺子172が螺
子螺入片171の螺子孔に螺入されることにより、螺子
挿通片170と螺子螺入片171とは、互いに固定され
て、各ケース161,162を突き合わされた状態に維
持する。締結螺子172の頭部には、例えば100円硬
貨や500円硬貨の周縁部分が嵌合され得る直線状の溝
が形成されている。すなわち、締結螺子172は、図4
3に示すように、頭部の溝に100円硬貨や500円硬
貨の周縁部分を嵌合させることにより、容易に回転させ
ることができる。
【0137】そして、各ケース161,162の少なく
とも一方、例えば上ケース161には、これらケース1
61,162が形成する空隙部内に収納される携帯用電
子機器100が有する押圧操作部121,122に対応
した複数の透孔169が設けられている。そして、これ
ら透孔169は、押釦165となる密閉部材167によ
って閉塞されている。この密閉部材167は、弾性材料
(エラストマ)により形成され、上ケース161の裏面
部に貼着される状態に形成されている。押釦165は、
透孔169の内周縁部近傍の密閉部材167が弾性変形
することにより、上ケース161の上面部に対して出没
する方向に移動可能となっている。そして、この密閉部
材167は、上ケース161と下ケース162との互い
の突き合わせ部同士の間を封止する封止部材168と一
体的に形成されている。この封止部材168は、上ケー
ス161の下ケース162が突き合わせられる端縁部の
全周に亘って設けられている。この封止部材168は、
上ケース161と下ケース162とが突き合わせられた
とき、これら各ケース161,162間に挟まされて、
各ケース161,162間を封止する。この封止部材1
68は、この保護ケース160内への水の侵入を防止す
る。すなわち、この封止部材168により、この保護ケ
ース160は、携帯用電子機器100を振動や衝撃から
保護するのみならず、防水ケースとして使用することが
できる。
【0138】この保護ケース160に、図45に示すよ
うに、携帯用電子機器100が表示部130を上ケース
161側として収納されると、図44に示すように、各
押釦165は、各操作子121,122の押圧面に対応
して当接する。したがって、この保護ケース160に携
帯用電子機器100を収納した状態においては、各押釦
165を押圧操作することにより、各操作子121,1
22及び押圧部102,103を介して、押圧スイッチ
157を押圧操作することができる。
【0139】なお、この保護ケース160は、この保護
ケース160内の空隙部内に収納する携帯用電子機器1
00が有する表示部130に対応する位置を、拡大レン
ズ部としてもよい。すなわち、保護ケース160の表示
部130に対応する位置の外壁部を凹状に膨出させるこ
とにより、この部分は、凹レンズとして作用し、表示部
130を拡大して見ることを可能とする。
【0140】ところで、上述した実施の形態では、蓋部
材110に設けられる操作子121,122は、4個の
押釦状の操作子121と1個の押釦状の操作子122か
らなっていたが、図46に示すように、4個の押釦状の
操作子121を1個の十字状のシーソー釦121aに代
えてもよい。このシーソー釦121aは、中心部分から
四方に伸びた腕部分を有し、これら腕部分をそれぞれハ
ウジング101の4個の押圧部102の押圧子に対応さ
せている。このシーソー釦121aは、一の腕部分を押
圧されてこの腕部分の方向に傾けられることにより、傾
けられた方向にある押圧部102の押圧子を押圧する。
【0141】さらに、蓋部材110に設けられる操作子
は、図47に示すように、上述の1個のシーソー釦12
1aと4個の押釦状の操作子122a,122b,12
2c,122dとから構成してもよい。これら4個の操
作子122a,122b,122c,122dは、それ
ぞれハウジング101の4個の押圧部103の押圧子に
対応されている。すなわち、この場合には、ハウジング
101には、4個の操作子122a,122b,122
c,122dに対応される4個の押圧部103が設けら
れる。これら4個の操作子122a,122b,122
c,122dは、押圧操作されることにより、それぞれ
ハウジング101の対応された押圧部103の押圧子を
押圧する。なお、これら4個の操作子122a,122
b,122c,122dの押圧部には、それぞれ、例え
ば、四角印、丸印、三角印及びばつ印が印字される。
【0142】また、蓋部材110に設けられる操作子
は、図48に示すように、円盤状の1個のシーソー釦1
21bと2個の押釦状の操作子122a,122bとか
ら構成してもよい。このシーソー釦121bは、上面の
四方に三角形の矢印を有し、これら矢印部分をそれぞれ
ハウジング101の4個の押圧部102の押圧子に対応
させている。このシーソー釦121bは、一の矢印部分
を押圧されてこの矢印部分の方向に傾けられることによ
り、傾けられた方向にある押圧部102の押圧子を押圧
する。2個の操作子122a,122bは、それぞれハ
ウジング101の2個の押圧部103の押圧子に対応さ
れている。すなわち、この場合には、ハウジング101
には、2個の操作子122a,122bに対応される2
個の押圧部103が設けられる。これら2個の操作子1
22a,122bは、押圧操作されることにより、それ
ぞれハウジング101の対応された押圧部103の押圧
子を押圧する。なお、これら2個の操作子122a,1
22bの押圧部には、それぞれ、例えば、ばつ印及び丸
印が印字される。
【0143】さらに、蓋部材110に設けられる操作子
は、図49に示すように、3個の押釦状の操作子121
c,121c,121cから構成してもよい。3個の操
作子121c,121c,121cは、それぞれハウジ
ング101の3個の押圧部102の押圧子に対応されて
いる。すなわち、この場合には、ハウジング101に
は、3個の操作子121c,121c,121cに対応
される3個の押圧部102が設けられる。これら3個の
操作子121c,121c,121cは、押圧操作され
ることにより、それぞれハウジング101の対応された
押圧部102の押圧子を押圧する。
【0144】また、蓋部材110には、図50に示すよ
うに、操作子をもうけないこととしてもよい。この場合
には、ハウジング101の押圧部102,103を操作
するときには、蓋部材110を開蓋させるか、または、
ハウジング101より取り外して行う。
【0145】さらに、図51に示すように、蓋部材11
0に円盤状の1個のシーソー釦121dと2個の押釦状
の操作子122a,122bとを設ける場合において、
このシーソー釦121dは、上述の三角形の矢印に代え
て、中心部より四方向に伸びた突状部を有するものとし
てもよい。このシーソー釦121dは、これら突状部分
をそれぞれハウジング101の4個の押圧部102の押
圧子に対応させている。このシーソー釦121dは、一
の突状部分を押圧されてこの突状部分の方向に傾けられ
ることにより、傾けられた方向にある押圧部102の押
圧子を押圧する。2個の操作子122a,122bは、
上述と同様に、それぞれハウジング101の2個の押圧
部103の押圧子に対応されている。
【0146】また、蓋部材110に設けられる操作子
は、図52に示すように、4個の押釦状の操作子121
a,121b,121c,121dと2個の押釦状の操
作子122a,122bからなるものとしてもよい。こ
れら、計6個の操作子121a,121b,121c,
121d,122a,122bは、それぞれハウジング
101の2個の押圧部102及び4個の押圧部103の
押圧子に対応されている。すなわち、この場合には、ハ
ウジング101には、4個の操作子121a,121
b,121c,121dに対応される4個の押圧部10
2と、2個の操作子122a,122bに対応される2
個の押圧部103とが設けられる。これら計6個の操作
子121a,121b,121c,121d,122
a,122bは、押圧操作されることにより、それぞれ
ハウジング101の対応された押圧部102,103の
押圧子を押圧する。なお、これら計6個の操作子121
a,121b,121c,121d,122a,122
bの押圧部には、それぞれ、適宜、四角印、丸印、三角
印及びばつ印などが印字される。
【0147】そして、この携帯用電子機器100の蓋部
材は、上述のようにハウジング101によって回動可能
に支持された蓋部材110に代えて、図53に示すよう
に、上述の蓋部材110を取り外した状態のハウジング
110を収納するように構成されたカバー状蓋体110
aとしてもよい。このカバー状蓋体110aは、図54
に示すように、背面側にハウジング101が挿入され得
る凹部113を有して、全体として円盤状に形成されて
いる。この凹部113にハウジング101が挿入された
状態においては、表示部130は、カバー状蓋体110
aの凹部113内より前面部に亘って貫通して形成され
た表示用透孔115を介して前面側に臨む。この表示用
透孔115は、透明材料からなる保護板114によって
閉蓋しておいてもよい。このカバー状蓋体110aは、
上述の蓋部材110と同様の操作子121,122を有
しており、これら操作子121,122を介してハウジ
ング101の押圧部102,103を押圧操作すること
が可能となされている。
【0148】このようなカバー状蓋体110aにおいて
は、図55中(a)に示すように、背面側の凹部113
に開閉可能な扉116を設けてもよい。この扉116
は、一側側をカバー状蓋体110aに対してヒンジ部1
17を介して回動可能に支持されており、閉蓋されるこ
とにより、ハウジング101が凹部113内に収納され
た状態でこの凹部113を閉塞する。扉116が閉蓋さ
れている状態においては、凹部113よりハウジング1
01が脱落することが防止される。扉116を開蓋させ
ることにより、凹部113に対するハウジング101の
入出が可能となる。
【0149】また、このようなカバー状蓋体110aの
背面部の凹部113を閉蓋するには、図55中(b)に
示すように、カバー状蓋体110aの背面部全体を覆う
該カバー状蓋体110aに対して着脱可能な円盤状の蓋
板116を用いてもよい。この蓋板116は、外周縁部
分をカバー状蓋体110aの外周縁部分に対して嵌合さ
せることにより、該カバー状蓋体110aに取付けら
れ、ハウジング101が凹部113内に収納された状態
でこの凹部113を閉塞する。蓋板116がカバー状蓋
体110aに取付けられている状態においては、凹部1
13よりハウジング101が脱落することが防止され
る。蓋板116をカバー状蓋体110aより取り外すこ
とにより、凹部113に対するハウジング101の入出
が可能となる。
【0150】そして、ハウジング101に取付けられる
蓋部材は、図56に示すように、該ハウジング101に
対してスライドされて着脱される蓋部材110bとして
もよい。この蓋部材110bは、ハウジング101に対
して、端子部152が設けられている側にスライドされ
ることにより、該ハウジング101より取り外され、ま
た、端子部152が設けられている側からスライドされ
ることにより、該ハウジング101に取り付けられる。
この蓋部材110bには、操作子を設けても、設けなく
ともよい。
【0151】そして、上述した実施の形態における形態
用電子機器の実寸法は、図57の正面図、図58の右側
面図、図59の背面図、図60の上面図、図61の底面
図、図62の底面側外形図、図63の蓋部材110を外
した状態のハウジング101の正面図、図64の同じく
ハウジング101のみの底面図、図65の同じくハウジ
ング101のみの右側面図、図66の蓋部材110のみ
の右側面図、及び、図67の蓋部材110のみの正面図
に示す通りである。
【0152】これら図57乃至図67中の寸法線上に記
された数字は、単位をmmとする長さである。また、こ
れら図57乃至図67中のRに続く数字は、単位をmm
とする円弧部分の曲率半径である。
【0153】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る携帯用電子
機器においては、蓋部材は、端子部を確実に保護すると
ともに、外筐体に対して着脱可能であるので、開蓋時に
おいては、外力によって外筐体より離脱することで破損
されることが防止され、また、接続に際して邪魔である
ときには、意図的に取り外すことができる。また、蓋部
材には、閉蓋状態において外筐体の押圧部に対応する位
置となされる操作子が設けられており、この操作子を介
して押圧部に対する操作が可能となっている。
【0154】すなわち、本発明は、外部機器への接続の
ための端子部を有する携帯用電子機器において、該外部
機器に接続していないときには該端子部が確実に保護さ
れるとともに、取り扱いが容易であり、小型化して押圧
スイッチなどの操作が容易に行え、かつ、外部機器への
接続が円滑に行えるようになされた携帯用電子機器を提
供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯用電子機器の実施の形態が子
機として用いられる親機となるビデオゲーム装置の外観
を示す平面図である。
【図2】上記ビデオゲーム装置のスロット部の様子を示
す背面図である。
【図3】上記ビデオゲーム装置の外観斜視図である。
【図4】上記ビデオゲーム装置の主要部の具体的な構成
例を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る携帯用電子機器の実施の形態の外
観を示す平面図である。
【図6】上記携帯用電子機器の実施の形態の外観を示す
斜視図である。
【図7】上記携帯用電子機器の実施の形態において蓋部
材を開蓋した状態を示す斜視図である。
【図8】上記携帯用電子機器の実施の形態の外観を示す
底面図である。
【図9】本発明に係る携帯用電子機器の実施の形態の主
要部の構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明に係る携帯用電子機器の実施の形態の
ワイヤレス通信機能について説明するための図である。
【図11】本発明に係る携帯用電子機器の実施の形態と
上記ビデオゲーム装置本体との間の協調動作を説明する
ための図である。
【図12】上記ビデオゲーム装置本体からメモリカード
にダウンロードされるプログラムデータの流れを示す図
である。
【図13】上記ダウンロードの手順を示す図である。
【図14】上記ビデオゲーム装置本体からメモリカード
にダウンロードされるプログラムデータの別の流れを示
す図である。
【図15】上記のダウンロードの手順を示す図である。
【図16】上記携帯用電子機器の実施の形態の外観の正
面、上面及び底面を示す三面図である。
【図17】上記携帯用電子機器の実施の形態の外観を示
す右側面図である。
【図18】上記携帯用電子機器の実施の形態の外観を示
す左側面図である。
【図19】上記携帯用電子機器の実施の形態の外観を示
す背面図である。
【図20】上記携帯用電子機器の実施の形態において蓋
部材を取り外した状態を示す斜視図である。
【図21】上記携帯用電子機器の実施の形態において蓋
部材を取り外している状態を示す斜視図である。
【図22】上記携帯用電子機器の実施の形態における蓋
部材の支持部の構成を示す要部斜視図である。
【図23】上記携帯用電子機器の実施の形態における蓋
部材の支軸の構成を示す要部斜視図である。
【図24】上記携帯用電子機器の実施の形態における蓋
部材の支軸の構成を示す要部断面図である。
【図25】上記携帯用電子機器の実施の形態において蓋
部材を取付けるときの支持部の状態を示す要部断面図で
ある。
【図26】上記携帯用電子機器の実施の形態において蓋
部材を取付けているときの支持部の状態を示す要部断面
図である。
【図27】上記携帯用電子機器の実施の形態において蓋
部材を取付けたときの支持部の状態を示す要部断面図で
ある。
【図28】上記携帯用電子機器の実施の形態において蓋
部材を閉蓋したときの支持部の状態を示す要部断面図で
ある。
【図29】上記携帯用電子機器の実施の形態における蓋
部材の操作子の構成を示す断面図である。
【図30】上記携帯用電子機器の実施の形態における蓋
部材の操作子の構成を示す平面図である。
【図31】上記携帯用電子機器の実施の形態における押
圧部の構成の他の形態を示す平面図である。
【図32】上記携帯用電子機器における押圧部の構成の
他の実施の形態を示す断面図である。
【図33】上記携帯用電子機器の実施の形態における赤
外線送受信部の構成を示す平面図である。
【図34】上記携帯用電子機器の実施の形態における赤
外線送信部の構成を示す断面図である。
【図35】上記携帯用電子機器の実施の形態における表
示用可視光発光部の構成を示す断面図である。
【図36】上記携帯用電子機器の実施の形態における赤
外線受信部の構成を示す断面図である。
【図37】上記携帯用電子機器の実施の形態における基
板及び電池の配置を示す背面図である。
【図38】上記携帯用電子機器の実施の形態における電
池ホルダの構成を示す背面図である。
【図39】上記携帯用電子機器の実施の形態における電
池ホルダの構成を示す断面図である。
【図40】上記携帯用電子機器における電池ホルダの構
成の他の実施の形態を示す外面側の斜視図である。
【図41】上記携帯用電子機器における電池ホルダの構
成の他の実施の形態を示す内面側の斜視図である。
【図42】上記携帯用電子機器を収納する保護ケースの
構成の正面及び底面を示す二面図である。
【図43】上記携帯用電子機器を収納する保護ケースの
構成を示す側面図である。
【図44】上記携帯用電子機器を収納した上記保護ケー
スの構成の正面及び底面を示す二面図である。
【図45】上記携帯用電子機器を収納した上記保護ケー
スの構成を示す側面図である。
【図46】上記携帯用電子機器の4個の操作子を1個の
シーソースイッチとした実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図47】上記携帯用電子機器の操作子を1個のシーソ
ースイッチと4個のボタンとした実施の形態を示す斜視
図である。
【図48】上記携帯用電子機器の操作子を1個の円形シ
ーソースイッチと2個のボタンとした実施の形態を示す
斜視図である。
【図49】上記携帯用電子機器の操作子を3個のボタン
とした実施の形態を示す斜視図である。
【図50】上記携帯用電子機器の操作子を設けない実施
の形態を示す斜視図である。
【図51】上記携帯用電子機器の操作子を凹凸を有する
シーソースイッチと2個のボタンとした実施の形態を示
す正面図である。
【図52】上記携帯用電子機器の操作子を6個のボタン
とした実施の形態を示す正面図である。
【図53】上記携帯用電子機器の蓋部材を外筐体を覆う
ものとした実施の形態を示す正面側斜視図である。
【図54】上記携帯用電子機器の蓋部材を外筐体を覆う
ものとした実施の形態を示す背面側斜視図である。
【図55】上記携帯用電子機器の蓋部材を外筐体を覆う
ものとし背面部に扉を設けた実施の形態を示す背面側斜
視図である。
【図56】上記携帯用電子機器の蓋部材を差し込み式と
した実施の形態を示す正面図である。
【図57】上記携帯用電子機器の寸法を示す正面図であ
る。
【図58】上記携帯用電子機器の寸法を示す右側面図で
ある。
【図59】上記携帯用電子機器の寸法を示す背面図であ
る。
【図60】上記携帯用電子機器の寸法を示す上面図であ
る。
【図61】上記携帯用電子機器の寸法を示す底面図であ
る。
【図62】上記携帯用電子機器の外形寸法を示す底面図
である。
【図63】上記携帯用電子機器の外筐体の寸法を示す正
面図である。
【図64】上記携帯用電子機器の外筐体の寸法を示す底
面図である。
【図65】上記携帯用電子機器の外筐体の寸法を示す右
側面図である。
【図66】上記携帯用電子機器の蓋部材の寸法を示す右
側面図である。
【図67】上記携帯用電子機器の蓋部材の寸法を示す正
面図である。
【図68】従来のメモリカード装置の主要部の構成例を
示す図である。
【図69】補助記憶装置としてメモリカードを用いる従
来のビデオゲーム装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
41 制御手段、 42 接続コネクタ、 43 ボタ
ンスイッチ、 44表示画面、 45 時計、 46
不揮発メモリ、 47 スピーカ、 48ワイヤレス通
信手段、 49 電池、100 メモリカード、10
2,103押圧部、107 支持孔、110 蓋部材、
111,112 支軸部、121,122操作子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/16 - 1/18 A63F 13/00 - 13/12 H05K 5/00 - 5/06 H04M 1/02 G06K 19/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筐体と、 上記外筐体に収納され、外部機器との接続を行うための
    端子部を有し、端子部を該外筐体に設けられた透孔を
    介して外方側に臨ませている電子回路部と、 上記端子部を覆う閉蓋状態と該端子部を外方側に臨ませ
    開蓋状態とに亘って、上記外筐体により支軸を介して
    回動可能に支持された蓋部材と、 上記外筐体に設けられ、押圧操作されることにより、上
    記電子回路部に接続された押圧スイッチを押圧する押圧
    子と、 上記蓋部材が上記閉蓋状態であるときに該蓋部材の上記
    押圧子に対応する位置が貫通しており、該蓋部材の貫通
    している部分に移動可能に支持されている操作子と、 を備え、 上記操作子は、上記蓋部材が上記閉蓋状態であるとき、
    押圧操作されることにより、上記外筐体の上記押圧子を
    介して、上記電子回路部の上記押圧スイッチを押圧す
    る、 ことを特徴とする携帯用電子機器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の携帯用電子機器におい
    て、 上記蓋部材は、上記外筐体に対して着脱可能である、 ことを特徴とする携帯用電子機器。
  3. 【請求項3】請求項1及び2のいずれか一項に記載の携
    帯用電子機器において、 上記外筐体には、情報を表示する表示部が設けられてい
    る、 ことを特徴とする携帯用電子機器。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか一項に記載の携
    帯用電子機器において、 上記外筐体には、他の外部機器との間で情報を送受信す
    るワイヤレス通信手段が設けられている、 ことを特徴とする携帯用電子機器。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれか一項に記載の携
    帯用電子機器において、 上記電子回路部は、マイクロコンピュータと、該マイク
    ロコンピュータが実行するソフトウェアであって、外部
    機器からダウンロードされたアプリケーションソフトウ
    ェアが記憶されるメモリと、を有する、 ことを特徴とする携帯用電子機器。
  6. 【請求項6】外部機器と、該外部機器に接続される携帯
    用電子機器とを備えたシステムにおいて、 上記携帯用電子機器は、 外筐体と、 上記外筐体に収納され、外部機器との接続を行うための
    端子部を有し、該端子部を該外筐体に設けられた透孔を
    介して外方側に臨ませている電子回路部と、 上記端子部を覆う閉蓋状態と該端子部を外方側に臨ませ
    開蓋状態とに亘って、上記外筐体により支軸を介して
    回動可能に支持された蓋部材と、 上記外筐体に設けられ、押圧操作されることにより、上
    記電子回路部に接続された押圧スイッチを押圧する押圧
    子と、 上記蓋部材が上記閉蓋状態であるときに該蓋部材の上記
    押圧子に対応する位置が貫通しており、該蓋部材の貫通
    している部分に移動可能に支持されている操作子と、 を備え、 上記操作子は、上記蓋部材が上記閉蓋状態であるとき、
    押圧操作されることにより、上記外筐体の上記押圧子を
    介して、上記電子回路部の上記押圧スイッチを押圧す
    る、 ことを特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のシステムにおいて、 上記蓋部材は、上記外筐体に対して着脱可能である、 ことを特徴とするシステム。
  8. 【請求項8】請求項6及び7のいずれか一項に記載のシ
    ステムにおいて、 上記外筐体には、情報を表示する表示部が設けられてい
    る、 ことを特徴とするシステム。
  9. 【請求項9】請求項6から8のいずれか一項に記載のシ
    ステムにおいて、 上記外筐体には、他の外部機器との間で情報を送受信す
    るワイヤレス通信手段が設けられている、 ことを特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】請求項6から9のいずれか一項に記載の
    システムにおいて、 上記携帯用電子機器の上記電子回路部は、マイクロコン
    ピュータと、該マイクロコンピュータが実行するソフト
    ウェアであって、上記外部機器からダウンロードされた
    アプリケーションソフトウェアが記憶されるメモリと、
    を有する、 ことを特徴とするシステム。
  11. 【請求項11】請求項6から9のいずれか一項に記載の
    システムにおいて、 上記外部機器は、ビデオゲーム装置であり、 上記携帯用電子機器の上記電子回路部は、マイクロコン
    ピュータと、該マイクロコンピュータが実行するソフト
    ウェアであって、上記ビデオゲーム装置からダウンロー
    ドされたビデオゲームに関連したアプリケーションソフ
    トウェアが記憶されるメモリと、を有する、 ことを特徴とするシステム。
JP05009698A 1998-02-16 1998-02-16 携帯用電子機器 Expired - Lifetime JP3291463B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05009698A JP3291463B2 (ja) 1998-02-16 1998-02-16 携帯用電子機器
TW088102185A TW469379B (en) 1998-02-16 1999-02-11 Portable electronic device
US09/250,070 US6314483B1 (en) 1998-02-16 1999-02-12 Portable electronic device
KR1019990004951A KR100563388B1 (ko) 1998-02-16 1999-02-12 휴대용 전자 기기
SG1999000563A SG73612A1 (en) 1998-02-16 1999-02-12 Portable electronic device
EP99301098A EP0935986B1 (en) 1998-02-16 1999-02-15 Portable electronic game devices and systems
DE69930887T DE69930887D1 (de) 1998-02-16 1999-02-15 Tragbare elektrische Spielgeräte und Systeme
AT99301098T ATE323538T1 (de) 1998-02-16 1999-02-15 Tragbare elektrische spielgeräte und systeme
CA002262045A CA2262045A1 (en) 1998-02-16 1999-02-15 Portable electronic device
AU17302/99A AU749075B2 (en) 1998-02-16 1999-02-15 Portable electronic device
CN99107228A CN1114163C (zh) 1998-02-16 1999-02-16 便携式电子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05009698A JP3291463B2 (ja) 1998-02-16 1998-02-16 携帯用電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11231972A JPH11231972A (ja) 1999-08-27
JP3291463B2 true JP3291463B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=12849545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05009698A Expired - Lifetime JP3291463B2 (ja) 1998-02-16 1998-02-16 携帯用電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3291463B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6300384B1 (ja) * 2016-12-21 2018-03-28 任天堂株式会社 アタッチメント、および、操作システム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2007166B1 (en) 2006-04-13 2014-05-07 Toto Ltd. Remote controller
JP5322677B2 (ja) * 2009-02-05 2013-10-23 株式会社タイトー 携帯ゲーム機片手操作用アダプタ
JP4888511B2 (ja) * 2009-03-31 2012-02-29 ブラザー工業株式会社 カバー開閉機構及び当該カバー開閉機構を備えた印字装置
CN105715754B (zh) * 2014-11-12 2017-10-31 力纳克传动系统(深圳)有限公司 线性传动器系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6300384B1 (ja) * 2016-12-21 2018-03-28 任天堂株式会社 アタッチメント、および、操作システム
JP2018099430A (ja) * 2016-12-21 2018-06-28 任天堂株式会社 アタッチメント、および、操作システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11231972A (ja) 1999-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11233964A (ja) 電子機器用保護ケース
KR100563388B1 (ko) 휴대용 전자 기기
JPH11231973A (ja) 携帯用電子機器
JPH11231970A (ja) 携帯用電子機器
JP3566889B2 (ja) 情報追加方法、ビデオゲーム機及び記録媒体
JP4206444B2 (ja) メモリカード装置、ビデオゲーム装置およびプログラム提供媒体
JP3951605B2 (ja) ヒンジ構造
JPH11239670A (ja) 携帯用電子機器
JPH11226257A (ja) 携帯用電子機器及びエンタテインメントシステム並びに記録媒体
JP4054141B2 (ja) 携帯型情報端末及び記録媒体
JP3291463B2 (ja) 携帯用電子機器
JP3283462B2 (ja) 携帯用電子機器
JP3514262B2 (ja) 携帯用電子機器
JP2005135425A (ja) 携帯用電子機器の保護ケース
JP2000200250A (ja) 携帯用電子機器、電源アダプタ装置および記録媒体
JPH117504A (ja) メモリカード装置、ビデオゲーム装置
KR100557689B1 (ko) 메모리카드장치,비디오게임장치및프로그램제공매체
JP4077829B2 (ja) 携帯型情報端末及び記録媒体
MXPA01006788A (en) Hinge structure

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080322

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120322

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120322

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130322

Year of fee payment: 11