JP3283436B2 - 田植機用の草刈装置 - Google Patents

田植機用の草刈装置

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JP3283436B2 JP12837497A JP12837497A JP3283436B2 JP 3283436 B2 JP3283436 B2 JP 3283436B2 JP 12837497 A JP12837497 A JP 12837497A JP 12837497 A JP12837497 A JP 12837497A JP 3283436 B2 JP3283436 B2 JP 3283436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体の後部に
備えた昇降リンク機構の後端にヒッチを介して苗植付装
置を着脱自在に連結した田植機用の草刈装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような田植機においては、田植機
の多目的化を図る点から、ヒッチから苗植付装置を取り
外して薬剤散布装置や防除装置などの中間管理装置を連
結することによって、田植機を中間管理機として利用で
きるようにしている。ところで従来、水田に連なる畦や
農道などの法面に生えた草類を刈り取る場合には、専用
の草刈機やトラクタを利用して構成された草刈機などを
使用して畦や農道側から行うようになっており、上記の
ような田植機を草刈機として利用するようには考えられ
ていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によると、畦や農道などの路面が狭く草刈機が
入れない場合には、草刈機による刈り取りが全く行えな
いことから全ての刈り取りを手作業で行わなければなら
ない不都合が生じ、又、法面が上下方向に長い場合に
は、草刈機による刈り取りの際に水田側の法面に刈り残
しが出ることから、刈り残し分の刈り取りを手作業で行
わなければならない不都合が生じるようになっており、
水田に連なる法面を対象とした刈り取り作業に要する労
力の軽減化を図る上において改善の余地があった。
【0004】本発明の目的は、田植機の機能を有効利用
することができて、水田に連なる法面を対象とした刈り
取り作業に要する労力の軽減化を図ることのできる草刈
機を構成できる田植機用の草刈装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、走行機体
の後部に備えた昇降リンク機構の後端にヒッチを介して
苗植付装置を着脱自在に連結した田植機用の草刈装置に
おいて、前記ヒッチに係脱可能な係合部を備えた連結フ
レーム、該連結フレームと前記走行機体とを連結する連
結部、前記連結フレームから左右方向に延設された昇降
アーム機構、及び該昇降アーム機構の先端に装着された
刈取機構により構成した。
【0006】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、ヒッチから苗植付装置を取り外して草刈装置を連結
することによって田植機利用の草刈機を構成できるよう
になる。この草刈機を構成する田植機は本来より水田に
て作業を行うものであり、又、草刈装置は、左右方向に
延設された昇降アーム機構の先端に刈取機構を備えるも
のであることから、この草刈機を水田にて畦際走行させ
ることによって、水田に連なる法面に生えた草類の刈り
取りを水田側から行えるとともに、その刈り取り範囲を
昇降アーム機構により刈取機構を昇降させることによっ
て広範囲にすることができるようになる。又、当然のこ
とながら田植機は本来より路上走行も可能なものである
ことから、田植機の入ることのできる広い路面を有する
畦や農道などにおいては、畦や農道側からの刈り取りも
行えるようになる。
【0007】つまり、水田作業機である田植機を有効利
用して草刈機を構成していることから、水田に連なる畦
や農道などの法面を対象とする刈り取り作業において、
畦や農道などの路面が狭く草刈機が入れない場合には、
その刈り取り作業を水田側から広範囲で行うことがで
き、又、路面は充分に広いが法面が上下方向に長い場合
には、その刈り取り作業を水田側と畦や農道側との両側
から広範囲で行うことができるので、いずれの場合にお
いても手作業による刈り取り領域を無くすあるいは大幅
に少なくすることができるようになる。
【0008】しかも、田植機を有効利用して草刈機を構
成していることから、専用の走行機体に草刈装置を連結
して草刈機を構成する場合に比較して設備コストを削減
できるようになる。
【0009】〔効果〕従って、水田作業機である田植機
が本来より有する機能を有効利用することができて、水
田に連なる法面を対象とした刈り取り作業に要する労力
の軽減化を図れるとともに、設備コストの削減化をも図
ることのできる草刈機を構成できる田植機用の草刈装置
を提供し得るに至った。
【0010】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
上記請求項1記載の発明において、前記ヒッチに前記苗
植付装置が連結された際には、下限位置と上限位置とに
亘る範囲内で、昇降指令手段からの指令に基づいて前記
苗植付装置を昇降させる田植え用の第一昇降制御手段
と、前記ヒッチに中間管理装置が連結された際には、下
限位置よりも上位の下降位置と上限位置よりも下位の上
昇位置とに亘る範囲内で、設定手段の操作位置に応じた
高さ位置に前記中間管理装置を位置させる中間管理用の
第二昇降制御手段とを備え、前記第一昇降制御手段の制
御作動により前記ヒッチと前記連結フレームとの間での
着脱操作を行うとともに、前記第二昇降制御手段の制御
作動により所望高さ位置への昇降操作を行い、所望高さ
位置への昇降後に前記連結部による固定を行うようにし
た。
【0011】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、昇降指令手段からの指令に基づく第一昇降制御手段
の制御作動により、下限位置もしくは下限近くまで下降
させたヒッチを徐々に上昇させて連結フレームの係合部
に係合させることによって、苗植付装置が取り外された
ヒッチに対して草刈装置の連結フレームを連結すること
ができ、又逆に、昇降指令手段からの指令に基づく第一
昇降制御手段の制御作動により、草刈装置の連結フレー
ムが連結されたヒッチを下限位置もしくはその近くまで
下降させて連結フレームの係合部との係合を解除するこ
とによって、草刈装置の連結フレームをヒッチから取り
外すことができるようになる。つまり、植え付け作業走
行を行う際には、昇降指令手段からの指令に基づいて苗
植付装置を植え付け可能な下限近くまで下降させ、又、
枕地旋回などの非植え付け作業走行を行う際には、昇降
指令手段からの指令に基づいて苗植付装置を他物との接
触が回避可能な上限位置もしくは上限近くまで上昇させ
るために本来より田植機に備えられている田植え用の第
一昇降制御手段を有効利用して、ヒッチに対する草刈装
置の連結フレームの着脱を行うようにしていることか
ら、例えば、ウインチなどで草刈装置を持ち上げること
によってヒッチに対する連結フレームの着脱を行う場合
に比較して、ヒッチに対する草刈装置の連結フレームの
着脱を容易に行えるようになる。
【0012】又、ヒッチに草刈装置の連結フレームを連
結した後は、昇降制御範囲が下限位置よりも上位の下降
位置と上限位置よりも下位の上昇位置とに亘る範囲に設
定された第二昇降制御手段の制御作動により、草刈装置
の所望高さ位置への昇降操作を行うようにしていること
から、誤操作などによりヒッチを下限位置もしくは下限
近くまで下降させることによって、ヒッチと連結フレー
ムとの連結が不測に解除される、あるいは、刈り取り作
業時には地面から離間する連結フレームなどが地面に衝
突して破損する、などの不都合の発生を回避できるよう
になる。
【0013】更に、本来より田植機の昇降リンク機構は
油圧式のリフトシリンダの作動により昇降駆動されるよ
う構成されていることから、草刈装置を昇降リンク機構
だけで所望高さ位置に維持させた場合には、刈り取り作
業中に作動油のリークによって草刈装置が不測に下降す
る不都合が生じる虞があるが、上記請求項2記載の発明
においては、草刈装置の所望高さ位置への昇降後に連結
部により草刈装置の連結フレームを走行機体に連結して
固定するようにしていることから、草刈装置を作動油の
リークにかかわらず所望高さ位置に安定して位置させる
ことができるようになる。
【0014】〔効果〕従って、田植機が本来より有する
機能を有効利用することによって、ヒッチに対する草刈
装置着脱作業の容易化を図れるとともに、草刈装置連結
状態でのヒッチの下限位置もしくは下限近くへの誤操作
などに起因した不測の連結解除及び連結フレームなどの
破損を回避でき、更に、草刈装置の所望高さ位置での安
定性の向上を図れるようになった。
【0015】本発明のうちの請求項3記載の発明では、
上記請求項1又は2記載の発明において、前記昇降アー
ム機構及び刈取機構を油圧駆動式に構成するとともに、
前記昇降アーム機構の延出方向と反対方向に作動油タン
クを配設した。
【0016】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、走行機体の左右一側方に位置する昇降アーム機構と
刈取機構の重量を作動油タンクとタンク内の作動油の重
量でバランスさせることができるようになる。
【0017】〔効果〕従って、草刈装置着脱作業時にお
ける草刈装置の安定性及び作業性、並びに、草刈装置を
連結した状態での機体の安定性及び操縦性の向上を図れ
るようになった。
【0018】本発明のうちの請求項4記載の発明では、
上記請求項3記載の発明において、前記昇降アーム機
構、刈取機構、及び作動油タンクを、前記走行機体の横
幅内に格納可能に構成した。
【0019】〔作用〕上記請求項4記載の発明による
と、草刈装置を連結した状態での路上走行時には、昇降
アーム機構、刈取機構、及び作動油タンクを走行機体の
横幅内に格納することによって、それらが他物に衝突し
て破損することや他物を破損することを回避し易くな
る。
【0020】〔効果〕従って、路上走行時の操縦性の向
上を図れるとともに、路上走行時の他物との衝突による
破損を抑制できるようになった。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】図1には乗用型田植機の全体側面が示され
ており、この田植機は、乗用型の走行機体1、走行機体
1の後部に昇降自在に備えられた昇降リンク機構2、及
び昇降リンク機構2の後端に着脱自在に連結された八条
植え用の苗植付装置3、などによって構成されている。
走行機体1は、その前部に搭載されたエンジン4、後部
に配備された静油圧式無段変速装置5とギヤ式変速装置
6、前下部に装備された左右一対の前輪7、後下部に装
備された左右一対の後輪8、前部上方に配備されたステ
アリングハンドル9、及び後部上方に配備された運転座
席10、などによって構成されており、エンジン4から
の動力が、静油圧式無段変速装置5及びギヤ式変速装置
6を介して、前輪7、後輪8、並びに苗植付装置3へ伝
達されるようになっている。昇降リンク機構2は、走行
機体1の後部に上下の各支点P1周りに上下揺動自在に
連結された左右一対のトップリンク2Aとロアーリンク
2B、走行機体1の後下部とトップリンク2Aとに亘っ
て掛け渡された油圧式のリフトシリンダ2C、及びトッ
プリンク2Aの後端とロアーリンク2Bの後端とに掛け
渡す状態で枢支連結された縦リンク2D、などによって
構成されている。縦リンク2Dは、その上部中央にフッ
ク状の支持金具11が立設されるとともに、その下部に
おける左右両側に揺動式のフック金具12が装備されて
おり、これら縦リンク2D、支持金具11、及びフック
金具12によって作業装置連結用のヒッチAが構成され
ている。
【0023】図1〜3に示すように、苗植付装置3は、
昇降リンク機構2の後端にヒッチAを介して連結される
固定フレーム13、固定フレーム13の左右両端部に夫
々縦軸芯P2周りに揺動自在に連結された揺動フレーム
14、各揺動フレーム14の遊端に縦軸芯P3周りに揺
動自在に連結されたフィードケース15、各フィードケ
ース15から左右に向けて延設された角パイプ状の支持
フレーム16、各支持フレーム16の左右両端から後方
に向けて延設された植付伝動ケース17、各植付伝動ケ
ース17の後部左右両側に軸支されたロータリ式の植付
機構18、各植付機構18に対して一定のストロークで
一体往復横移動可能に連結される左右四条ずつの苗載台
19、及び各植付機構18による植え付け箇所に対して
前もって整地作用を施す三基の整地フロート20、など
によって、四条ずつの左苗植付装置部3Aと右苗植付装
置部3Bとに分離可能で、かつ、それら左右の苗植付装
置部3A,3Bの各縦軸芯P2,P3周りでの揺動操作
により、左苗植付装置部3Aと右苗植付装置部3Bとが
夫々前向きで横一列状に並ぶ状態で連結される作業姿勢
(図2参照)と、左苗植付装置部3Aと右苗植付装置部
3Bとが夫々横向きで互いに向かい合わせになる格納姿
勢(図3参照)とに姿勢切り換え可能な二分割構造に構
成されている。つまり、苗植付装置3の姿勢を作業姿勢
から格納姿勢に切り換えることによって、走行機体1に
対する苗植付装置3の横方向への張り出し量を小さくす
ることができるようになっており、これによって、路上
走行時やトラックなどによる運搬時に苗植付装置3が他
物に接触する虞を軽減できるようになっている。
【0024】固定フレーム13には、その上部中央にヒ
ッチAの支持金具11により受け止め支持される左右向
きの第一連結ピン21が配備されるとともに、その下部
における左右両側にヒッチAのフック金具12と係合可
能な左右一対の第二連結ピン22が左右外側方向きに突
設されており、これら第一連結ピン21及び第二連結ピ
ン22によって、ヒッチAに対して係脱可能な係合部B
が構成されている。つまり、ヒッチAの支持金具11に
固定フレーム13の第一連結ピン21を受け止め支持さ
せるとともに、固定フレーム13の左右の第二連結ピン
22にヒッチAの各フック金具12を係合させることに
よって、苗植付装置3を昇降リンク機構2の後端に連結
した状態で固定できるようになっている。
【0025】図2〜4に示すように、苗植付装置3にお
ける各植付伝動ケース17の前下部には、左右に二分割
可能に構成されたフロート支点パイプ23が左右の植付
伝動ケース17に亘って横架されている。フロート支点
パイプ23からは複数の支持アーム24が後方に向けて
延設されており、各支持アーム24の遊端に、対応する
整地フロート20の後部が横軸芯P4周りに上下揺動自
在となるように連結されている。尚、苗植付装置3の作
業姿勢において中央に位置する整地フロート20は、右
苗植付装置部3Bに属するように支持連結されている。
【0026】図5に示すように、走行機体1にはマイク
ロコンピュータからなる制御装置25が搭載されてい
る。一方、運転座席10の右側方には、「入(植付
け)」「切(植付け)」「下降」「中立」「上昇」「自
動」の各操作位置に切り換え操作可能に構成された操作
レバー26aと、操作レバー26aの操作位置を検出し
て制御装置25へ出力するレバーセンサ26bとからな
る第一操作レバー機構26が配備されている。制御装置
25は、第一操作レバー機構26が「入(植付け)」位
置に操作されると、エンジン4からの動力を苗植付装置
3へ伝達する作業装置伝動系に介装された植付クラッチ
27の伝動状態を切り換えるクラッチモータ28の作動
を制御して植付クラッチ27の入り状態を現出すること
によって、苗植付装置3の植え付け作動を開始させるよ
うになっている。又逆に、第一操作レバー機構26が
「切(植付け)」位置に操作されると、クラッチモータ
28の作動を制御して植付クラッチ27の切り状態を現
出することによって、苗植付装置3の植え付け作動を停
止させるようになっている。一方、第一操作レバー機構
26が「下降」位置に操作されると、リフトシリンダ2
Cに対する作動油の流動状態を切り換える電磁制御弁2
9をリフトシリンダ2Cから作動油を排出させる排出状
態に切り換えてリフトシリンダ2Cを短縮作動させるこ
とによって、苗植付装置3を上限位置から下限位置に亘
る範囲内で下降させるようになっている。又逆に、第一
操作レバー機構26が「上昇」位置に操作されると、電
磁制御弁29をリフトシリンダ2Cに作動油を供給する
供給状態に切り換えてリフトシリンダ2Cを伸長作動さ
せることによって、苗植付装置3を下限位置から上限位
置に亘る範囲内で上昇させるようになっている。そし
て、第一操作レバー機構26が「中立」位置に操作され
ると、電磁制御弁29をリフトシリンダ2Cに対する作
動油の給排を停止する給排停止状態に切り換えてリフト
シリンダ2Cを作動停止させることによって、苗植付装
置3の昇降を上限位置と下限位置とに亘る範囲内で停止
させるようになっている。更に、第一操作レバー機構2
6が「自動」位置に操作された場合には、ステアリング
ハンドル9の右下部に配備された第二操作レバー機構3
0の操作に基づいて苗植付装置3の作動及び昇降を制御
するようになっている。
【0027】第二操作レバー機構30は、上下揺動自在
で中立復帰型に構成された操作レバー30a、操作レバ
ー30aの上方への揺動操作によって押圧操作される第
一スイッチ30b、及び操作レバー30aの下方への揺
動操作によって押圧操作される第二スイッチ30cによ
って構成されている。第一スイッチ30b及び第二スイ
ッチ30cは、操作レバー30aにより押圧操作される
ごとに制御装置25へオン信号を出力するようになって
いる。制御装置25は、第一スイッチ30bからのオン
信号が入力されると、クラッチモータ28の作動を制御
して植付クラッチ27の切り状態を現出することによっ
て、苗植付装置3の植え付け作動を停止させるととも
に、その直後に、電磁制御弁29を供給状態に切り換え
てリフトシリンダ2Cを伸長作動させることによって、
苗植付装置3を所定の上限位置まで上昇させるようにな
っている。又、苗植付装置3を所定の上限位置まで上昇
させた後に第二スイッチ30cからのオン信号が入力さ
れると、電磁制御弁29を排出状態に切り換えてリフト
シリンダ2Cを短縮作動させることによって、苗植付装
置3を予め設定した下限近くの所望の植え付け高さ位置
まで下降させるようになっている。苗植付装置3を所望
の植え付け高さ位置まで下降させた後に再び第二スイッ
チ30cからのオン信号が入力されると、クラッチモー
タ28の作動を制御して植付クラッチ27の入り状態を
現出することによって、苗植付装置3の植え付け作動を
開始させるようになっている。
【0028】つまり、制御装置25には、第一操作レバ
ー機構26及び第二操作レバー機構30の操作に基づい
て、苗植付装置3の昇降を制御する手動昇降制御手段2
5Aと、苗植付装置3の植え付け作動を制御する植付作
動制御手段25Bとが制御プログラムとして備えられて
いる。
【0029】図2〜5に示すように、苗植付装置3に
は、植え付け作業時の走行に伴って横軸芯P4周りに変
位する整地フロート20の上下揺動角度を検出して制御
装置25へ出力する回転式のポテンショメータなどから
なるフロートセンサS1が装備されている。一方、制御
装置25には、フロートセンサS1により検出された整
地フロート20の上下揺動角度に基づいて、整地フロー
ト20の上下揺動角度が予め設定された目標角度に復帰
するように苗植付装置3の昇降を制御する自動昇降制御
手段25Cが制御プログラムとして備えられている。そ
して、この自動昇降制御手段25Cの制御作動によっ
て、圃場の起伏にかかわらず苗植付装置3を予め設定さ
れた所望の植え付け高さ位置に維持することができ、も
って、苗植付装置3による苗の植え付けを安定して行え
るようになっている。
【0030】ちなみに、整地フロート20の目標角度
は、走行機体1におけるステアリングハンドル9の左下
方に配備されたダイヤル型の設定器31を操作すること
によって、圃場泥土の硬さに応じて七段階に設定変更で
きるようになっている。又、第二操作レバー機構30の
操作に基づく手動昇降制御手段25Aの制御作動におい
て、苗植付装置3が予め設定した下限近くの所望の植え
付け高さ位置まで下降したか否かの判断は、設定器31
にて設定された整地フロート20の目標角度と、フロー
トセンサS1により検出された整地フロート20の上下
揺動角度との比較によって行われるようになっている。
【0031】図6に示すように、この田植機は、苗植付
装置3に代えて薬剤散布装置32などの中間管理装置Z
を昇降リンク機構2後端のヒッチAに連結した場合には
中間管理機(図6においては中間管理機の一例として薬
剤散布機を示す)として利用できるようになっている。
薬剤散布装置32は、ヒッチAに対して係脱可能な苗植
付装置3のものと同じ構成の第一連結ピン21と第二連
結ピン22とからなる係合部Bを備えた支持フレーム3
3、薬剤を貯留するホッパー34、ホッパー34から所
定量ずつの薬剤を繰り出す繰出機構35、繰り出された
薬剤を拡散して散布する拡散ディスク36、及び拡散デ
ィスク36を駆動する電動モータ37、などによって構
成されている。図5に示すように、走行機体1には、制
御装置25の制御モードを田植機用の「田植えモード」
と中間管理機用の「防除モード」とに切り換える切換ス
イッチ38、及び、走行機体1と昇降リンク機構2との
相対角度を検出して制御装置25へ出力する回転式のポ
テンショメータからなる角度センサS2が装備され、
又、制御装置25には、切換スイッチ38を「田植え」
位置から「防除」位置に切り換えることによって、田植
え用の手動昇降制御手段25A、植付作動制御手段25
B、及び自動昇降制御手段25Cの制御作動に代わっ
て、設定器31の操作位置に基づいて、薬剤散布装置3
2(中間管理装置Z)を、下限位置よりも上位の下降位
置「a」と上限位置よりも下位の上昇位置「g」とに亘
る範囲内で、設定器31の「1」〜「7」の操作位置に
応じた「a」〜「g」の高さ位置に位置させる中間管理
用のポジション制御手段25Dが制御プログラムとして
備えられており、設定器31の操作によって、昇降リン
ク機構2の後端に連結された薬剤散布装置32などの中
間管理装置Zの高さ位置を七段階に変更できるようにな
っている(図8参照)。
【0032】更に、図7〜12に示すように、この田植
機は、苗植付装置3及び薬剤散布装置32などの中間管
理装置Zに代えて草刈装置39を昇降リンク機構2後端
のヒッチAに連結した場合には草刈機として利用できる
ようになっている。草刈装置39は、ヒッチAに対して
係脱可能な苗植付装置3のものと同じ構成の第一連結ピ
ン21と第二連結ピン22とからなる係合部Bを備えた
連結フレーム40、連結フレーム40と走行機体1の補
助フレーム41とを連結する左右一対のターンバックル
からなる連結部42、連結フレーム40から右側方に延
設された油圧駆動式の昇降アーム機構43、昇降アーム
機構43の先端に装着された油圧駆動式の刈取機構4
4、昇降アーム機構43の延出方向と反対方向となる連
結フレーム40の左側部に配設された作動油タンク4
5、ギヤ式変速装置6の後部から延出された走行伝動系
の出力軸(図示せず)に自在継手を備えた軸伝動機構4
6を介して伝動連結された油圧ポンプ47、連結フレー
ム40の右側部から前方に向けて延設された支持フレー
ム48の先端に装備された操縦部49、及び連結フレー
ム40に作用位置と非作用位置とに上下摺動固定自在に
装備された左右一対のスタンドフレーム50、などによ
って構成されている。
【0033】昇降アーム機構43は、連結フレーム40
の右側部に縦軸芯P5周りに揺動自在に連結された支持
ブラケット51、支持ブラケット51の遊端に横軸芯P
6周りに揺動自在に連結されたブーム52、ブーム52
の遊端に一対の横向き支点P7周りに揺動自在に連結さ
れた平行四連リンク型のアーム53、ブーム52を揺動
駆動する油圧式のブームシリンダ54、及びアーム53
を揺動駆動する油圧式のアームシリンダ55、などによ
って構成されており、ブームシリンダ54及びアームシ
リンダ55の作動によって刈取機構44の高さ位置並び
に走行機体1からの距離を調節できるようになってい
る。支持ブラケット51には、連結フレーム40に装備
された連結ピン40aとの係合により、走行機体1の後
部において昇降アーム機構43と刈取機構44とが走行
機体1の横幅内に格納されるように縦軸芯P5を支点に
して走行機体1の前後軸から20度程度機体内方側に昇
降アーム機構43を旋回させた状態で支持ブラケット5
1を固定する第一係合孔51a、刈取機構44が右側の
後輪8の後方に位置するように昇降アーム機構43を走
行機体1の前後軸に沿わせた状態で支持ブラケット51
を固定する第二係合孔51b、刈取機構44が連結フレ
ーム40の直右横側方に位置するように昇降アーム機構
43を走行機体1の左右軸に沿わせた状態で支持ブラケ
ット51を固定する第三係合孔51c、及び刈取機構4
4が運転座席10の略直右横側方に位置するように縦軸
芯P5を支点にして走行機体1の左右軸から30度程度
機体前方側に昇降アーム機構43を旋回させた状態で支
持ブラケット51を固定する第四係合孔51dが穿設さ
れている。
【0034】刈取機構44は、アーム53の遊端に横軸
芯P8周りに揺動自在でかつ縦軸芯P9周りに姿勢切り
換え固定可能に連結された平行四連リンク型の補助アー
ム56、補助アーム56の遊端に横軸芯P10周りに揺
動自在に連結されたブレード型の第一刈取体57、第一
刈取体57の一側端に横軸芯P11周りに揺動自在に連
結されたブレード型の第二刈取体58、第一刈取体57
に装備された油圧モータ59、及び油圧モータ59から
の動力を第一刈取体57と第二刈取体58とに伝達する
伝動機構60、などによって構成されている。刈取機構
44には、第一刈取体57と第二刈取体58とを左右に
一直線上に並ぶ状態で連結するロック機構61が配備さ
れており、ロック機構61による連結を解除することに
よって第二刈取体58の横軸芯P11周りの揺動を許容
するようになっている。又、伝動機構60は、第一刈取
体57に伝動可能に連結される第一ベベルギヤ式伝動部
60a、第二刈取体58に伝動可能に連結される第二ベ
ベルギヤ式伝動部60b、伸縮自在に構成された軸式伝
動部60c、及び第一ベベルギヤ式伝動部60aと第二
ベベルギヤ式伝動部60bとに軸式伝動部60cを連結
する自在継手60d、などによって構成されており、第
二刈取体58の横軸芯P11周りでの揺動を許容しなが
ら伝動するようになっている。つまり、刈取機構44
は、刈り取り面の形状に応じて第一刈取体57に対する
第二刈取体58の姿勢を変更できるようになっており、
もって、好適な刈り取り作業を行えるようになってい
る。尚、補助アーム56は、刈り取り面の起伏の変化に
応じた刈取機構44の上下動を許容するものである。
又、補助アーム56の縦軸芯P9周りの姿勢は、昇降ア
ーム機構43の延出方向(刈取機構44の位置)に応じ
て刈取機構44が機体の前後方向に沿う状態となるよう
に設定変更されるものである。
【0035】作動油タンク45は、連結フレーム40の
左側部に、走行機体1の後部において走行機体1の横幅
内に格納される格納位置と、走行機体1の左外側方に張
り出す作業位置とに、縦軸芯P12周りに位置切り換え
固定可能となるように連結されている。
【0036】操縦部49は、油圧モータ59に対する油
圧ポンプ47からの作動油の流動状態を切り換える二位
置切り換え式の切換弁62aと、切換弁62aを操作す
る前後揺動式の操作レバ62bとからなる刈取駆動切換
レバー機構62、及び、ブームシリンダ54に対する油
圧ポンプ47からの作動油の流動状態を切り換える三位
置切り換え式の第一切換弁63aと、アームシリンダ5
5に対する油圧ポンプ47からの作動油の流動状態を切
り換える三位置切り換え式の第二切換弁63bと、各切
換弁63a,63bを操作する十字揺動式の操作レバー
63cとからなる昇降駆動切換レバー機構63によって
構成されている。つまり、操作レバ62bの前後揺動操
作によって刈取機構44を刈取駆動状態と刈取停止状態
とに切り換えられるようになっている。又、操作レバー
63cの左右揺動操作によってブームシリンダ54の作
動による刈取機構44の昇降操作を行えるとともに、操
作レバー63cの上下揺動操作によってアームシリンダ
55の作動による刈取機構44の昇降操作を行えるよう
になっている。
【0037】以上、要するに、この草刈機を構成する田
植機は、本来より水田にて作業を行うものであり、又、
草刈装置39は、右横側方に延設された昇降アーム機構
43の先端に刈取機構44を備えるものであることか
ら、この草刈機を水田にて畦際走行させることによっ
て、水田に連なる法面に生えた草類の刈り取りを水田側
から行えるとともに、その刈り取り範囲を昇降アーム機
構43により刈取機構44を昇降させることによって広
範囲にすることができるようになっている。又、当然の
ことながら田植機は本来より路上走行も可能なものであ
ることから、田植機の入ることのできる広い路面を有す
る畦や農道などにおいては、畦や農道側からの刈り取り
も行えるようになっている。つまり、水田作業機である
田植機を有効利用して草刈機を構成していることから、
水田に連なる畦や農道などの法面を対象とする刈り取り
作業において、畦や農道などの路面が狭く草刈機が入れ
ない場合には、その刈り取り作業を水田側から広範囲で
行うことができ、又、路面は充分に広いが法面が上下方
向に長い場合には、その刈り取り作業を水田側と畦や農
道側との両側から広範囲で行うことができるので、いず
れの場合においても手作業による刈り取り領域を無くす
あるいは大幅に少なくすることができるようになってい
る。しかも、田植機を有効利用して草刈機を構成してい
ることから、専用の走行機体に草刈装置39を連結して
草刈機を構成する場合に比較して設備コストを削減でき
るようになっている。
【0038】又、昇降アーム機構43の延出方向と反対
方向に作動油タンク45を配設していることから、走行
機体1の右側方に位置する昇降アーム機構43と刈取機
構44の重量を作動油タンク45とタンク内の作動油の
重量でバランスさせることができるようになっており、
もって、草刈装置39の走行機体1に対する着脱作業時
における安定性及び作業性、並びに、草刈装置39を連
結した状態での走行機体1の安定性及び操縦性の向上を
図れるようになっている。更に、草刈装置39を連結し
た状態での路上走行時には、走行機体1の後部において
昇降アーム機構43、刈取機構44、及び作動油タンク
45を走行機体1の横幅内に格納することができ、これ
によって、それらが路上走行時に他物に接触することを
回避し易くなっており、もって、路上走行時の操縦性の
向上を図れるとともに、路上走行時の他物との衝突によ
る破損を抑制できるようになっている。
【0039】草刈装置39は、苗植付装置3の昇降を指
令する昇降指令手段Cとしての第一操作レバー機構26
からの指令に基づいて下限位置と上限位置とに亘る範囲
内で苗植付装置3を昇降させる田植え用の第一昇降制御
手段Dとしての手動昇降制御手段25Aの制御作動によ
り、ヒッチAから苗植付装置3を取り外す際に下限位置
もしくは下限近くまで下降させたヒッチAを徐々に上昇
させて連結フレーム40の係合部Bに係合させることに
よって、苗植付装置3が取り外されたヒッチAに対して
連結フレーム40を連結することができ、又逆に、第一
操作レバー機構26からの指令に基づく手動昇降制御手
段25Aの制御作動により、連結フレーム40が連結さ
れたヒッチAを下限位置もしくはその近くまで下降させ
て連結フレーム40の係合部Bとの係合を解除すること
によって、連結フレーム40をヒッチAから取り外すこ
とができるようになっている。つまり、植え付け作業走
行を行う際には、第一操作レバー機構26からの指令に
基づいて苗植付装置3を植え付け可能な下限近くまで下
降させ、又、路上走行などの非植え付け作業走行を行う
際には、第一操作レバー機構26からの指令に基づいて
苗植付装置3を地面などの他物との接触が回避可能な上
限位置もしくは上限近くまで上昇させるために本来より
田植機に備えられている田植え用の手動昇降制御手段2
5Aを有効利用して、ヒッチAに対する草刈装置39の
連結フレーム40の着脱を行うようにしていることか
ら、例えば、ウインチなどで草刈装置39を持ち上げる
ことによってヒッチAに対する連結フレーム40の着脱
を行う場合に比較して、ヒッチAに対する草刈装置39
の連結フレーム40の着脱を容易に行えるようになって
いる。
【0040】又、草刈装置39は、田植え用の手動昇降
制御手段25Aの制御作動によるヒッチAへの連結後
は、切換スイッチ38を「田植え」位置から「防除」位
置に切り換えることによって、設定手段Eとしての設定
器31の操作位置に応じた高さ位置に中間管理装置Zを
位置させる中間管理用の第二昇降制御手段Fとしてのポ
ジション制御手段25Dの制御作動により、所望高さ位
置への昇降操作を行えるようになっており、これによっ
て、第一操作レバー機構26の誤操作などでヒッチAを
下限位置もしくは下限近くまで下降させることによっ
て、非作用位置のスタンドフレーム50が接地してヒッ
チAと草刈装置39の連結フレーム40との連結が不測
に解除される、あるいは、刈り取り作業時には地面から
離間する非作用位置のスタンドフレーム50などが地面
に衝突して破損する、などの不都合の発生を回避できる
ようになっている。
【0041】更に、所望高さ位置への昇降後に連結部4
2による固定を行うようにしていることから、刈り取り
作業中に作動油のリークが生じたとしても、そのリーク
にかかわらず草刈装置39を所望高さ位置に安定して位
置させることができるようになっている。
【0042】〔別実施形態〕 草刈機に利用される田植機としては、苗植付装置3
が着脱自在に連結されるものであれば、植え付け条数に
よって限定されるものではなく、又、苗植付装置3が格
納姿勢に姿勢切り換え不能に構成されたものであっても
よい。 草刈装置39としては、連結フレーム40の左側部
に昇降アーム機構43を配設し、連結フレーム40の右
側部に作動油タンク45を配設したものであってもよ
く、又、連結フレーム40に対する昇降アーム機構43
と作動油タンク45の取り付け位置を変更可能に構成し
てもよい。 刈取機構44としては、リール型やバリカン型に構
成されたものであってもよい。 第二操作レバー機構30を、ヒッチAに対して草刈
装置39を着脱させる際の昇降指令手段Cとして機能さ
せるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体左側面図
【図2】作業姿勢に切り換えた状態を示す苗植付装置の
平面図
【図3】格納姿勢に切り換えた状態を示す苗植付装置の
平面図
【図4】苗植付装置の構成を示す要部の縦断左側面図
【図5】田植機の制御構成を示すブロック図
【図6】中間管理装置を連結した状態を示す後部左側面
【図7】草刈装置を取り外した状態を示す後部右側面図
【図8】草刈装置を連結した状態を示す後部右側面図
【図9】草刈装置を取り外した状態を示す背面図
【図10】草刈装置を連結した状態を示す背面図
【図11】草刈装置の構成を示す平面図
【図12】操縦部の構成を示す背面図
【符号の説明】
1 走行機体 2 昇降リンク機構 3 苗植付装置 40 連結フレーム 42 連結部 43 昇降アーム機構 44 刈取機構 45 作動油タンク A ヒッチ B 係合部 C 昇降指令手段 D 第一昇降制御手段 E 設定手段 F 第二昇降制御手段 Z 中間管理装置 a 下降位置 g 上昇位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−14622(JP,A) 特開 平9−94013(JP,A) 実開 昭62−51085(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/64 A01B 59/042 A01C 11/02 A01D 34/86

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の後部に備えた昇降リンク機構
    の後端にヒッチを介して苗植付装置を着脱自在に連結し
    た田植機用の草刈装置であって、 前記ヒッチに係脱可能な係合部を備えた連結フレーム、
    該連結フレームと前記走行機体とを連結する連結部、前
    記連結フレームから左右方向に延設された昇降アーム機
    構、及び該昇降アーム機構の先端に装着された刈取機構
    により構成してある田植機用の草刈装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒッチに前記苗植付装置が連結され
    た際には、下限位置と上限位置とに亘る範囲内で、昇降
    指令手段からの指令に基づいて前記苗植付装置を昇降さ
    せる田植え用の第一昇降制御手段と、前記ヒッチに中間
    管理装置が連結された際には、下限位置よりも上位の下
    降位置と上限位置よりも下位の上昇位置とに亘る範囲内
    で、設定手段の操作位置に応じた高さ位置に前記中間管
    理装置を位置させる中間管理用の第二昇降制御手段とを
    備え、 前記第一昇降制御手段の制御作動により前記ヒッチと前
    記連結フレームとの間での着脱操作を行うとともに、前
    記第二昇降制御手段の制御作動により所望高さ位置への
    昇降操作を行い、所望高さ位置への昇降後に前記連結部
    による固定を行うようにしてある請求項1記載の田植機
    用の草刈装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降アーム機構及び刈取機構を油圧
    駆動式に構成するとともに、前記昇降アーム機構の延出
    方向と反対方向に作動油タンクを配設してある請求項1
    又は2記載の田植機用の草刈装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降アーム機構、刈取機構、及び作
    動油タンクを、前記走行機体の横幅内に格納可能に構成
    してある請求項3記載の田植機用の草刈装置。
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