JP3277324B2 - ジッタ測定装置 - Google Patents
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Description
相揺らぎ)を測定するジッタ測定装置において、高い精
度で広い測定範囲を実現するための技術に関する。
ジタル伝送路では、ディジタル信号を再生して出力する
中継器によって伝送路を延長しているが、このような中
継器では、入力信号の位相の揺らぎ(ジッタ)が大きく
なると元の信号を再生することができなくなる。
や、中継器自身によって発生するジッタ量を予め測定し
ておく必要がある。
タ測定装置が用いられている。図7は、従来のジッタ測
定装置10の構成を示している。
を分周比Nの分周器11によって分周し、この分周信号
S′と水晶発振型の電圧制御発振器12から制御信号C
の電圧に応じた周波数で出力される参照信号Rとをディ
ジタル型の位相周波数比較器13で比較し、その出力信
号から分周信号S′および参照信号Rの成分を第1の低
域通過フィルタ14で除去して測定対象のジッタの周波
数帯域を含む信号成分を誤差信号Erとして抽出し、誤
差信号Erから第2の低域通過フィルタ15によって直
流分を抽出して制御信号Cとして電圧制御発振器12に
入力する。
周信号S′に参照信号Rが同期した状態では、第2の低
域通過フィルタ15からは、参照信号Rの位相を分周信
号S′の中心位相にロックさせるように電圧が変化する
制御信号Cが出力される。
位相揺らぎに追従して誤差信号Erの電圧が変化するこ
とになり、誤差信号Erの振幅を検出すれば分周信号
S′のジッタ量を検出することができる。
周比Nの分周器11で分周したものであるから、被測定
信号Sのジッタ量は、分周信号S′のジッタ量をN倍し
たものである。よって分周信号S′のジッタ量と分周器
11の分周比Nから、被測定信号Sのジッタ量を算出す
ることができる。
振幅を分周信号S′のジッタ量として検出し、この検出
したジッタ量に分周比Nを乗じた値を被測定信号Sのジ
ッタ量としてジッタ量表示器17に出力する。
では、PLL構成を用いていることによる2つの誤差要
因がある。
較器としての動作範囲に起因するものであり、他方はル
ープの同期外れに起因するものである。
3の位相比較器としての動作範囲は一般に±2πであ
り、これ以上の位相差があると、位相差に対する出力電
圧の関係が1対1でなくなる。したがって、位相周波数
比較器13に入力される信号の位相差が±2πを越えた
状態では正確なジッタ量は測定できない。また、実際の
位相周波数比較器13では、図8に示すように、入力信
号の位相差が±2πの手前で非直線動作になることが多
い。したがって、分周信号S′と参照信号Rの位相差
が、位相周波数比較器13の直線動作範囲Lを越えてい
るときに検出したジッタ量は正確でない。
の周波数fs′と参照信号Rの周波数frとが異なって
いる状態では、その差の周波数の信号成分の影響によ
り、分周信号S′の位相の位相揺らぎに誤差信号Erの
電圧が追従せず、この状態で検出したジッタ量も正確で
はない。
周信号S′と参照信号Rの位相差が周波数位相比較器1
3の直線動作範囲Lにあるか否かおよび同期が外れてい
るか否かを判定して、その判定結果に応じてジッタ量の
検出や表示を規制したり、エラー表示する必要がある。
数位相比較器13の直線動作範囲Lにあるか否かは、誤
差信号Erの電圧が前記図8の直線動作範囲Lに対応し
た電圧範囲±V1を越えているか否かを判定することに
よって実現できる。
較器13の周波数比較器としての特性は、図9に示すよ
うに、分周信号S′と参照信号Rとの間に周波数差があ
る範囲で電圧V2または電圧−V2に沿った平坦なもの
となる。
をV3、電圧−V2より僅かに高い電圧を−V3とし、
誤差信号Erがこの電圧範囲±V3を越えているか否か
を判定することによって、ループが同期しているか否か
を判定することができる。
2より広いため、電圧範囲が広い方の動作範囲の判定を
行うとすれば、電圧範囲が狭い方の同期判定を行うこと
はできない。
は、電圧範囲が狭い方の同期判定を優先することで動作
範囲の判定を省略している。即ち、図7に示しているよ
うに、同期判定回路18によって誤差信号Erと電圧±
V3とを比較し、誤差信号Erが電圧範囲±V3を越え
ているときに同期外れ信号Eを制御回路19に出力し、
同期外れ信号Eを受けた制御回路19からジッタ量表示
器17に規制信号Kを出力して、ジッタ量の表示を規制
している。
ように同期判定を優先した場合、位相周波数比較器13
の位相比較器としての直線動作範囲Lのほぼ半分(±
π)しか利用することができず、PLL側でのジッタの
測定範囲が狭くなるという問題があった。
比Nを大きくして装置全体としてのジッタの測定範囲を
広げることも可能であるが、分周器11の分周比Nを大
きくすると、位相周波数比較器13の検出感度が低下
し、測定分解能が低くなるという新たな問題が生じてし
まう。
解能を低下させることなく、広い範囲にわたってジッタ
を測定できるジッタ測定装置を提供することを目的とし
ている。
に、本発明の請求項1のジッタ測定装置は、制御信号を
受け、該制御信号の電圧に応じて位相、周波数が変化す
る参照信号を出力する電圧制御発振器(12)と、前記
参照信号と測定対象のジッタを有する被測定信号とを受
け、該両信号の周波数が等しい状態では、両信号の位相
差の変化に対して直流成分の電圧が所定の基準レベル
(0)を中心とする第1の電圧範囲(±V1)内で直線
的に変化する信号を出力し、前記両信号の周波数が異な
る同期外れ状態で、該周波数差が所定以上のときには、
直流成分の電圧が前記第1の電圧範囲の基準レベルと同
一の基準レベルで該第1の電圧範囲より狭い第3の電圧
範囲(±V2)の上限または下限に等しい信号を出力す
るディジタル型の位相周波数比較器(13)と、前記位
相周波数比較器の出力信号に対して、測定対象のジッタ
の周波数帯域以下の信号成分を通過させ、前記参照信号
と被測定信号の周波数が等しいときに前記位相周波数比
較器から出力される信号に対して、前記被測定信号のジ
ッタによる位相変化に追従して電圧が変化する交流分と
前記参照信号の位相と被測定信号の中心位相の差に対応
する直流分とを含む誤差信号を出力し、前記同期外れ状
態で、該周波数差が前記所定以上のときには、直流成分
の電圧が前記第3の電圧範囲の上限または下限に等しい
信号を誤差信号として出力する第1の低域通過フィルタ
(14)と、前記誤差信号から被測定信号のジッタ量を
検出するジッタ量検出手段(16)と、前記測定対象の
ジッタの周波数帯域の信号に対する第1の増幅度(G
j)より、直流分に対する第2の増幅度(Gd)の方が
高く、且つ前記第1の電圧範囲の上限および下限の電圧
を前記第1の増幅度で増幅して得られる第4の電圧範囲
(±V1、±GjV1)より、前記第3の電圧範囲の上
限および下限の電圧を前記第2の増幅度で増幅して得ら
れる第5の電圧範囲(±Vb、±GdV2)が広くなる
ように設定され、前記誤差信号を増幅した信号を制御信
号として前記電圧制御発振器に出力して、前記参照信号
と被測定信号の周波数および前記参照信号の 位相と被測
定信号の中心位相が一致した同期状態を維持させるアク
ティブ型の第2の低域通過フィルタ(22)と、前記誤
差信号が前記第1の電圧範囲を越えているか否かを判定
する動作範囲判定手段(23)と、前記第2の低域通過
フィルタの出力信号が前記第4の電圧範囲より広く、前
記第5の電圧範囲より狭く設定された第2の電圧範囲
(±V4)を越えているか否かを判定することによっ
て、被測定信号に対して参照信号が同期しているか否か
を判定する同期判定手段(24)とを備えている。
は、制御信号を受け、該制御信号の電圧に応じて位相、
周波数が変化する参照信号を出力する電圧制御発振器
(12)と、前記参照信号と測定対象のジッタを有する
被測定信号とを受け、該両信号の周波数が等しい状態で
は、両信号の位相差の変化に対して直流成分の電圧が所
定の基準レベル(0)を中心とする第1の電圧範囲(±
V1)内で直線的に変化する信号を出力し、前記両信号
の周波数が異なる同期外れ状態で、該周波数差が所定以
上のときには、直流成分の電圧が前記第1の電圧範囲の
基準レベルと同一の基準レベルで該第1の電圧範囲より
狭い第3の電圧範囲(±V2)の上限または下限に等し
い信号を出力するディジタル型の位相周波数比較器(1
3)と、前記位相周波数比較器の出力信号に対して、測
定対象のジッタの周波数帯域以下の信号成分を通過さ
せ、前記参照信号と被測定信号の周波数が等しいときに
前記位相周波数比較器から出力される信号に対して、前
記被測定信号のジッタによる位相変化に追従して電圧が
変化する交流分と前記参照信号の位相と被測定信号の中
心位相の差に対応する直流分とを含む誤差信号を出力
し、前記同期外れ状態で、該周波数差が前記所定以上の
ときには、直流成分の電圧が前記第3の電圧範囲の上限
または下限に等しい信号を誤差信号として出力する第1
の低域通過フィルタ(14)と、前記誤差信号から被測
定信号のジッタ量を検出するジッタ量検出手段(16)
と、前記誤差信号に含まれる直流成分を抽出し、該抽出
した信号を制御信号として前記電圧制御発振器に出力し
て、前記参照信号と被測定信号の周波数および前記参照
信号の位相と被測定信号の中心位相が一致した同期状態
を維持させる第2の低域通過フィルタ(15)と、前記
測定対象のジッタの周波数帯域の信号に対する第1の増
幅度(Gj)より、直流分に対する第2の増幅度(G
d)の方が高く、且つ前記第1の電圧範囲の上限および
下限の電圧を前記第1の増幅度で増幅して得られる第4
の電圧範囲(±V1、±GjV1)より、前記第3の電
圧範囲の上限および下限の電圧を前記 第2の増幅度で増
幅して得られる第5の電圧範囲(±Vb、±GdV2)
が広くなるように設定され、前記誤差信号を増幅して出
力するアクティブ型の第3の低域通過フィルタ(41)
と、前記誤差信号が前記第1の電圧範囲を越えているか
否かを判定する動作範囲判定手段(23)と、前記第3
の低域通過フィルタの出力信号が前記第4の電圧範囲よ
り広く、前記第5の電圧範囲より狭く設定された第2の
電圧範囲(±V4)を越えているか否かを判定すること
によって被測定信号に対して参照信号が同期しているか
否かを判定する同期判定手段(24)とを備えている。
施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態のジッタ
測定装置20の構成を示している。なお、図1におい
て、前記図7に示した構成と同一のものについては同一
符号を付して説明する。
測定装置10と同様に、被測定信号Sを分周器11によ
ってN分周した分周信号S′と、水晶発振型の電圧制御
発振器12から制御信号Cの電圧に応じた周波数で出力
された参照信号Rとを、ディジタル型の位相周波数比較
器13に入力する。
通過フィルタ14に入力される。第1の低域通過フィル
タ14は、図2に示す周波数特性Pを有しており、位相
周波数比較器13の出力信号から分周信号S′の周波数
fs′および参照信号Rの周波数fr以上の信号成分を
除去し、分周信号S′のジッタ信号の周波数帯域Fj
(fa〜fb)以下の信号成分を抽出し、この抽出した
信号を電圧制御発振器12に与える制御信号Cの基にな
る誤差信号Erとして、第2の低域通過フィルタ22、
ジッタ量検出回路16および動作範囲判定回路23に出
力する。
3に示すように、演算増幅器22aと抵抗22b、22
cおよびコンデンサ22dからなるアクティブ型のフィ
ルタであり、図4に示す周波数特性Qを有している。こ
の周波数特性Qは、測定対象のジッタの周波数帯域Fj
(fa〜fb)については低利得(例えば0dB)、周
波数帯域Fjより低い直流を含む領域では高利得(直流
で数10dB)となるように設定されている。
分が測定対象のジッタの周波数帯域Fjの信号成分より
大きな電圧に増幅されて出力される。
は、参照信号Rを分周信号S′に同期させるための制御
信号Cとして電圧制御発振器12に入力される。
振幅を分周信号S′のジッタ量として検出し、このジッ
タ量に分周器11の分周比Nを乗じた値を被測定信号S
のジッタ量Jとしてジッタ量表示器17に出力する。
16から出力される被測定信号Sのジッタ量Jを数字や
バーコード等で表示するが、後述する制御回路25から
の規制信号Kを受けている間はこの表示を消す。
ッタ量検出回路16に出力して、ジッタ量の検出動作を
規制してもよい。
位相周波数比較器13の直線動作範囲Lに対応した電圧
±V1(図8参照)と比較して、誤差信号Erが位相周
波数比較器13の直線動作範囲Lに対応した電圧範囲±
V1(第1の電圧範囲)を越えているときには、分周信
号S′と参照信号Rの位相差が、位相周波数比較器13
の直線動作範囲Lを越えたものとして動作範囲外信号D
を制御回路25に出力する。
過フィルタ22から出力される制御信号Cを所定の電圧
±V4と比較し、制御信号Cの電圧が電圧範囲±V4
(第2の電圧範囲)を越えているときに、同期外れ信号
Eを制御回路25に出力する。
力から同期外れを検出できる理由について説明する。
れている状態では、誤差信号Erの出力電圧は、分周信
号S′の周波数fc′が参照信号Rの周波数frより高
いときに電圧V2に保持され、分周信号S′の周波数f
c′が参照信号Rの周波数frより低いときには電圧−
V2に保持される。
第2の低域通過フィルタ22は前記したように非常に高
い利得を有しているため、この直流成分が入力されると
第2の低域通過フィルタ22は飽和状態となり、その出
力電圧は、図5のように、分周信号S′の周波数fc′
が参照信号Rの周波数frより高いときには電源電圧V
bとほぼ等しくなり、分周信号S′の周波数fc′が参
照信号Rの周波数frより低いときには電源電圧−Vb
とほぼ等しくなる(なお、第2の低域通過フィルタ22
の出力に対して電圧制限回路を設けて出力電圧を電源電
圧Vbより低い電圧Vb′または電源電圧−Vbより高
い電圧−Vb′に制限する場合もある)。
の信号成分に対する第2の低域通過フィルタ22の利得
は低く、これを例えば0dBとすれば、第1の低域通過
フィルタ14から入力されるジッタの周波数帯域Fjの
信号は、そのまま第2の低域通過フィルタ22から出力
されることになる。
分に対する第2の低域通過フィルタ22の出力電圧範囲
は前記した電圧範囲±V1となり、この電圧範囲±V1
は、直流成分に対する第2の低域通過フィルタ22の出
力電圧範囲±Vb(または制限電圧範囲±Vb′)より
狭い。
図5に示しているように、電圧V4を電圧V1と電源電
圧Vb(または制限電圧Vb′)の間に設定し、電圧−
V4を電圧−V1と電源電圧−Vb(または制限電圧−
Vb′)の間に設定し、第2の低域通過フィルタ22の
出力信号が電圧範囲±V4を越えているか否かを判定す
ることにより、同期外れを確実に検出することができ
る。
号Dおよび同期判定回路24からの同期外れ信号Eは、
制御回路25に入力される。
同期外れ信号Eを受けている間、ジッタ量表示器17に
規制信号Kを出力して、歪による誤差を含むジッタ量あ
るいは同期外れ状態に検出したジッタ量の表示を消させ
て、同期状態で且つ分周信号S′と参照信号Rの位相差
が位相周波数比較器13の直線動作範囲L内にあるとき
に検出された正確なジッタ量のみを表示させる。
は、第1の低域通過フィルタ14から出力される誤差信
号Erが位相周波数比較器13の直線動作範囲Lに対応
する第1の電圧範囲±V1を越えたときに動作範囲外と
判定し、誤差信号Erに含まれる直流成分をアクティブ
型の第2の低域通過フィルタ22によって測定対象のジ
ッタの周波数帯域Fjの信号成分より大きい電圧に増幅
し、その出力信号が、周波数帯域Fjの信号成分の電圧
範囲(即ち、位相周波数比較器13の直線動作範囲に対
応する第1の電圧範囲±V1)より広く設定された第2
の電圧範囲±V4を越えたときに同期外れと判定してい
る。
作範囲で動作しているか否かおよび同期しているか否か
をそれぞれ独立に判定できる。
比較器としての直線動作範囲Lの全域をジッタの測定範
囲として使用することができ、広い測定範囲を確保でき
る。また、位相周波数比較器側の測定範囲が拡大したこ
とにより、分周器11の分周比Nを従来のほぼ1/2に
しても従来と同じ測定範囲が得られるので、位相周波数
比較器13の検出感度が高くなり、測定分解能が高くな
る。
信号Erに含まれる直流成分に対して高い増幅度を有し
ているので、PLLのループゲインが直流成分に対して
非常に大きくなり、同期外れ状態における引き込み動作
を高速化できる。
は、直流成分に対する増幅度をGd、周波数帯域Fjの
信号に対する増幅度をGjとすると、次の関係、 Gd・V2>Gj・V1 を満たせばよい。
ィルタ14から出力される直流電圧V2をGd倍した電
圧が、同期状態におけるジッタの最大電圧V1をGj倍
した電圧より大きければよく、この電圧間に同期外れ判
定用の電圧V4を設定すればよい。
分周器11によって分周し、分周信号S′と参照信号R
とを位相周波数比較器13に入力していたが、分周器1
1を省略して(あるいは分周器11の分周比Nを1とし
て)、被測定信号Sを位相周波数比較器13に直接入力
してもよい。
路23で動作範囲外と判定されたとき、または同期判定
回路24で同期外れと判定されたときにジッタ量の表示
を規制するようにしていたが、前記したように、動作範
囲外または同期外れと判定されたときにジッタ量検出回
路16による検出動作そのものを規制してもよく、ま
た、このような規制を行わずに、単に動作範囲外や同期
外れと判定されたときに、制御回路25によってブザー
やランプを駆動して音や光で報知してもよい。
御信号を抽出するための第2の低域通過フィルタ22の
直流に対する利得を大きくし、この第2の低域通過フィ
ルタ22の出力電圧に基づいて同期外れを判定していた
が、図6に示すジッタ測定装置40のように、第1の低
域通過フィルタ14から出力される誤差信号を第2の低
域通過フィルタ15と、アクティブ型の第3の低域通過
フィルタ41に入力し、第2の低域通過フィルタ15に
よって誤差信号Erから制御信号Cを抽出して電圧制御
発振器12に入力してPLLのループを形成させ、第3
の低域通過フィルタ41によって誤差信号Erの直流成
分を誤差信号に含まれるジッタの周波数帯域の信号成分
より大きな電圧に増幅して同期判定回路24に入力し
て、同期外れを検出してもよい。
特性は、図4の破線で示す特性Iのようにジッタの周波
数帯域Fjにおける利得を0dBより小さくしてもよ
い。
とで第2の低域通過フィルタ41の出力に現れるジッタ
信号成分を小さくでき、同期判定のための電圧V4、−
V4の設定の自由度が大きくなり、同期外れの検出がよ
り容易になる。
定装置は、誤差信号が位相周波数比較器の直線動作範囲
Lに対応する第1の電圧範囲±V1を越えたときに動作
範囲外と判定するとともに、アクティブ型の第2の低域
通過フィルタまたはアクティブ型の第3の低域通過フィ
ルタによって誤差信号に含まれる直流成分を測定対象の
ジッタの周波数帯域の信号成分より大きい電圧に増幅
し、この出力が位相周波数比較器の直線動作範囲に対応
する第1の電圧範囲より広く設定された第2の電圧範囲
を越えたときに同期外れと判定している。
それぞれ独立に行うことができ、位相周波数比較器の位
相比較器としての直線動作範囲の全域をジッタの測定範
囲として使用することができ、広い測定範囲を確保でき
る。また、位相周波数比較器側の測定範囲が拡大したこ
とにより、被測定信号を分周して位相周波数比較器に入
力する場合でも、その分周比を従来のほぼ1/2にする
ことができ、位相周波数比較器の検出感度が高くなり、
測定分解能が高くなる。
としての特性図
器としての特性図
Claims (2)
- 【請求項1】制御信号を受け、該制御信号の電圧に応じ
て位相、周波数が変化する参照信号を出力する電圧制御
発振器(12)と、 前記参照信号と測定対象のジッタを有する被測定信号と
を受け、該両信号の周波数が等しい状態では、両信号の
位相差の変化に対して直流成分の電圧が所定の基準レベ
ル(0)を中心とする第1の電圧範囲(±V1)内で直
線的に変化する信号を出力し、前記両信号の周波数が異
なる同期外れ状態で、該周波数差が所定以上のときに
は、直流成分の電圧が前記第1の電圧範囲の基準レベル
と同一の基準レベルで該第1の電圧範囲より狭い第3の
電圧範囲(±V2)の上限または下限に等しい信号を出
力するディジタル型の位相周波数比較器(13)と、 前記位相周波数比較器の出力信号に対して、測定対象の
ジッタの周波数帯域以下の信号成分を通過させ、前記参
照信号と被測定信号の周波数が等しいときに前記位相周
波数比較器から出力される信号に対して、前記被測定信
号のジッタによる位相変化に追従して電圧が変化する交
流分と前記参照信号の位相と被測定信号の中心位相の差
に対応する直流分とを含む誤差信号を出力し、前記同期
外れ状態で、該周波数差が前記所定以上のときには、直
流成分の電圧が前記第3の電圧範囲の上限または下限に
等しい信号を誤差信号として出力する第1の低域通過フ
ィルタ(14)と、 前記誤差信号から被測定信号のジッタ量を検出するジッ
タ量検出手段(16)と、前 記測定対象のジッタの周波数帯域の信号に対する第1
の増幅度(Gj)より、直流分に対する第2の増幅度
(Gd)の方が高く、且つ前記第1の電圧範囲の上限お
よび下限の電圧を前記第1の増幅度で増幅して得られる
第4の電圧範囲(±V1、±GjV1)より、前記第3
の電圧範囲の上限および下限の電圧を前記第2の増幅度
で増幅して得られる第5の電圧範囲(±Vb、±GdV
2)が広くなるように設定され、前記誤差信号を増幅し
た信号を制御信号として前記電圧制御発振器に出力し
て、前記参照信号と被測定信号の周波数および前記参照
信号の位相と被測定信号の中心位相が一致した同期状態
を維持させるアクティブ型の第2の低域通過フィルタ
(22)と、 前記誤差信号が前記第1の電圧範囲を越えているか否か
を判定する動作範囲判定手段(23)と、 前記第2の低域通過フィルタの出力信号が前記第4の電
圧範囲より広く、前記第5の電圧範囲より狭く設定され
た第2の電圧範囲(±V4)を越えているか否かを判定
することによって、被測定信号に対して参照信号が同期
しているか否かを判定する同期判定手段(24)とを備
えたジッタ測定装置。 - 【請求項2】制御信号を受け、該制御信号の電圧に応じ
て位相、周波数が変化する参照信号を出力する電圧制御
発振器(12)と、 前記参照信号と測定対象のジッタを有する被測定信号と
を受け、該両信号の周波数が等しい状態では、両信号の
位相差の変化に対して直流成分の電圧が所定の基準レベ
ル(0)を中心とする第1の電圧範囲(±V1)内で直
線的に変化する信号を出力し、前記両信号の周波数が異
なる同期外れ状態で、該周波数差が所定以上のときに
は、直流成分の電圧が前記第1の電圧範囲の基準レベル
と同一の基準レベルで該第1の電圧範囲より狭い第3の
電圧範囲(±V2)の上限または下限に等しい信号を出
力するディジタル型の位相周波数比較器(13)と、 前記位相周波数比較器の出力信号に対して、測定対象の
ジッタの周波数帯域以下の信号成分を通過させ、前記参
照信号と被測定信号の周波数が等しいときに前記位相周
波数比較器から出力される信号に対して、前記被測定信
号のジッタによる位相変化に追従して電圧が変化する交
流分と前記参照信号の位相と被測定信号の中心位相の差
に対応する直流分とを含む誤差信号を出力し、前記同期
外れ状態で、該周波数差が前記所定以上のときには、直
流成分の電圧が前記第3の電圧範囲の上限または下限に
等しい信号を誤差信号として出力する第1の低域通過フ
ィルタ(14)と、 前記誤差信号から被測定信号のジッタ量を検出するジッ
タ量検出手段(16)と、 前記誤差信号に含まれる直流成分を抽出し、該抽出した
信号を制御信号として前記電圧制御発振器に出力して、
前記参照信号と被測定信号の周波数および前記 参照信号
の位相と被測定信号の中心位相が一致した同期状態を維
持させる第2の低域通過フィルタ(15)と、前 記測定対象のジッタの周波数帯域の信号に対する第1
の増幅度(Gj)より、直流分に対する第2の増幅度
(Gd)の方が高く、且つ前記第1の電圧範囲の上限お
よび下限の電圧を前記第1の増幅度で増幅して得られる
第4の電圧範囲(±V1、±GjV1)より、前記第3
の電圧範囲の上限および下限の電圧を前記第2の増幅度
で増幅して得られる第5の電圧範囲(±Vb、±GdV
2)が広くなるように設定され、前記誤差信号を増幅し
て出力するアクティブ型の第3の低域通過フィルタ(4
1)と、 前記誤差信号が前記第1の電圧範囲を越えているか否か
を判定する動作範囲判定手段(23)と、 前記第3の低域通過フィルタの出力信号が前記第4の電
圧範囲より広く、前記第5の電圧範囲より狭く設定され
た第2の電圧範囲(±V4)を越えているか否かを判定
することによって被測定信号に対して参照信号が同期し
ているか否かを判定する同期判定手段(24)とを備え
たジッタ測定装置。
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JP5185167B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2013-04-17 | 富士通テレコムネットワークス株式会社 | ジッタ検出回路およびジッタ検出方法 |
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