JP3275679B2 - スライド式卓上切断機の切断方向制御装置 - Google Patents

スライド式卓上切断機の切断方向制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転刃物部を前後
摺動させることにより、幅広材のスライド切断加工を可
能とするスライド式卓上切断機の切断方向を規制する切
断方向制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は実開昭62−11526号
公報に示すようなスライド式卓上切断機がある。従来技
術を図7〜図9にて説明する。
【0003】図7において、ベース1後部にホルダ3を
連結し、ホルダ3上方に摺動部材4をベース1上面に対
して平行に、かつ前後摺動自在に保持し、摺動部材4の
前端に回転刃物部ホルダ5を連結し、回転刃物部ホルダ
5に回転刃物部12をベース1上面に対し上下揺動自在
に支持し、回転刃物部12には回転刃物14、回転刃物
14を回転駆動させるモーター13、モーター13を駆
動させるスイッチ16とハンドル15が備えられてい
る。回転刃物14は加工材20切断時、通常右回転す
る。加工材20を切断する場合は、ベース1上面とベー
ス1に固定されているフェンス2側面に加工材20を支
持し切断する。
【0004】従来の装置での切断方法は、図7のように
回転刃物部12を上限位置のまま摺動部材4を手前側
(ハンドル15側)へ引き、ハンドル15を押し下げ切
込みを与えたあと、奥側(ホルダ3側)へハンドル15
で押し回転刃物部12を摺動させながら切断する方法
(以下、押し切断という)がある。また、図8のように
摺動部材4が奥側(ホルダ3側)のまま、回転刃物部1
2をハンドル15で押し下げ切込みを与えたあと、手
側(ハンドル15側)へ引き回転刃物部12を摺動させ
ながら切断する方法(以下、引き切断という)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】押し切断は回転刃物1
4による切削反力の方向は手前側(ハンドル15側)と
なるためハンドル15の操作荷重を与えている方向と対
向する。しかし、引き切断では回転刃物による切削反力
の方向は手前側(ハンドル15側)となるにもかかわら
ず、回転刃物部12をハンドル15で押し下げ切込みを
与えたあとの加工材20への切り込み方向はハンドル1
5側となるから、回転刃物14による切削反力の方向と
ハンドル15の操作方向が同方向となる。このため、引
き切断ではハンドル15の引く荷重により加工材20に
回転刃物14が噛み込み、回転刃物14の周速に近い速
度で回転刃物部12が手前側(図9の2点鎖線位置から
実線位置)に飛び出す可能性があった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来の欠点をな
くし、スライド式卓上切断機における切断方向を押し切
断操作のみに規制することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ベースと、
摺動部材により前後移動する回転刃物部と、摺動部材を
支持しベースと回転刃物部を連結するホルダと、回転刃
物部に回転刃物と回転刃物を駆動させるモーター及びモ
ーターを駆動させるスイッチとを備えたスライド式卓上
切断機において、前記ホルダに検出器を揺動自在に保持
し、前記摺動部材と連動する検出器移動部材を設け、該
検出器を前記検出器移動部材へ押圧し、該検出器移動部
材の前後移動方向により前記検出器を揺動させて該検出
器を開閉し、加工材切断時の前記回転刃物による切削反
力と対向する方向へ前記回転刃物部を摺動させたとき、
前記検出器を閉じ前記スイッチにより導通可能とし前記
モーターを駆動させることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の施形態を図1〜図6
により説明する。図1は本発明の一実施形態を示すスラ
イド式卓上切断機の側面図、図2は図1の検出器周辺拡
大断面図、図3は図2で回転刃物部12を後方へ押した
ときの状態図、図4は図2で回転刃物部12を前方へ引
いたときの状態図、図5は図2のI−I線断面図、図6
【0009】図において、ベース1上面に加工材20を
支持するフェンス2を固定する。ベース1後端にホルダ
3を連結する。ホルダ3上方にベース1上面に対し平行
な貫通孔3aを2ヵ所穿設し、この貫通孔3a内に図示
しない摺動保持部材を設け、貫通孔3a内に左右に並列
した摺動部材となる2本のスライドバー4をそれぞれ挿
通する。スライドバー4は前記摺動保持部材によりベー
ス1上面に対し平行に、かつ前後方向に摺動する。スラ
イドバー4の前端には回転刃物部ホルダ5、後端にスラ
イドバー4抜け止め用のサポート6を設ける。スライド
バー4の中央にガイドバー状の検出器移動部材7を設
け、検出器移動部材7はスライドバー4の前後方向の摺
動と連動し移動する。ホルダ3上部へ弾性体のプレート
8を保持し、プレート8前端に検出器9を揺動自在に保
持し、プレート8の弾性力で検出器9を検出器移動部材
7へ押圧する。
【0010】回転刃物部ホルダ5には、回転刃物部12
がヒンジシャフト10によりベース1上面に対し上下揺
動自在に軸支され、スプリング11により上方に付勢さ
れている。回転刃物部12には図示しない上限位置を規
制するストッパー、モーター13、のこ刃等の回転刃物
14、回転刃物部12を押し下げるハンドル15及びモ
ーター13を駆動させるスイッチ16を備える。ボルト
17は回転刃物部ホルダ5の前方突出部に上向きにねじ
嵌合し、回転刃物部12を任意位置まで押し下げると、
回転刃物部12の下面がボルト17の上面に当接し、回
転刃物部12の下限位置を規制するストッパーの役目を
果たしている。
【0011】上記構成において、幅の広い加工材を切断
する場合には、フェンス2面に加工材20を押しつけ固
定したあと、ハンドル1で手前側へ引くと、回転刃物
部ホルダ5、サポート6、スライドバー4、検出器移動
部材7及び回転刃物部12が一体となって前方へ移動す
る。このとき、プレート8の弾性力で検出器移動部材7
へ押圧された検出器9が揺動し、図のように検出器9
が開き状態となる。この状態でスイッチ16によりモー
ター13を駆動させ引き切断しようとしても、モーター
13は駆動しない。
【0012】次に、手前側へ引いたあと、回転刃物部1
2を一後方へ移動すると、プレート8の弾性力で検出
器移動部材7へ押圧された検出器9が揺動し、図のよ
うに検出器9が閉じ状態となる。この状態でスイッチ1
6を押すと、モーター13が駆動し回転刃物14を回転
させる。ハンドル15を押し下げ切込みを与えたあと、
ボルト17に回転刃物部12を当接したまま、後方に回
転刃物部12を摺動させながら切断を行う。切断後、押
し下げていた力を弱くすれば、スプリング11により回
転刃物部12が上方に押し上げられる。
【0013】なお、本発明は上記実施形態に何ら限定さ
れることなく、例えば上述した実施形態では、検出器9
を揺動自在としたが、検出器9をホルダ3に固着し、揺
動部材を別部品として設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、検出器移動部材の前後
移動方向により検出器を開閉させるようにしたので、引
き切断しようとした場合、検出器移動部材が前方へ移動
するから前記検出器が開き状態となり、モーターを駆動
させることができない。加工材切断時、回転刃物による
切削反力と対向する方向へ前記回転刃物部を摺動させた
とき、すなわち押し切断のときだけ前記検出器が閉じ、
前記スイッチにより導通させ前記モーターを駆動させ、
前記回転刃物が回転する。このため、押し切断はできる
が引き切断はできないため、引き切断での加工材への回
転刃物の噛み込みが防止でき、回転刃物の周速に近い速
度で回転刃物部が手前側(ハンドル側)に飛び出すこと
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すスライド式卓上切断
機の側面図である。
【図2】図1の検出器周辺拡大断面図である。
【図3】図2で回転刃物部を後方へ押したときの状態図
である。
【図4】図2で回転刃物部を前方へ引いたときの状態図
である。
【図5】図2のI−I線断面図である。
【図6】結線図である。
【図7】従来の押し切断時を示すスライド式卓上切断機
の側面図である。
【図8】従来の引き切断時を示すスライド式卓上切断機
の側面図である。
【図9】図8で回転刃物部が飛び出した状態を示すスラ
イド式卓上切断機の側面図である。
【符号の説明】
3…ホルダ、7…検出器移動部材、8…プレート、9…
検出器、12…回転刃物部、16…スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、摺動部材により前後移動する
    回転刃物部と、摺動部材を支持しベースと回転刃物部を
    連結するホルダと、回転刃物部に回転刃物と回転刃物を
    駆動させるモーター及びモーターを駆動させるスイッチ
    とを備えたスライド式卓上切断機において、前記ホルダ
    に検出器を揺動自在に保持し、前記摺動部材と連動する
    検出器移動部材を設け、該検出器を前記検出器移動部材
    へ押圧し、該検出器移動部材の前後移動方向により前記
    検出器を揺動させて該検出器を開閉し、加工材切断時の
    前記回転刃物による切削反力と対向する方向へ前記回転
    刃物部を摺動させたとき、前記検出器を閉じ前記スイッ
    チにより導通可能とし前記モーターを駆動させたことを
    特徴とするスライド式卓上切断機の切断方向制御装置。
JP33780895A 1995-12-01 1995-12-01 スライド式卓上切断機の切断方向制御装置 Expired - Fee Related JP3275679B2 (ja)

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