JP3272053B2 - 地絡検出方法 - Google Patents
地絡検出方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送配電線の地絡検出方法
に関し、特に本発明は構成が簡単で信頼度が高い送配電
線の地絡検出方法に関するものである。
に関し、特に本発明は構成が簡単で信頼度が高い送配電
線の地絡検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、送配電線の地絡を検出する方
式として、零相電流と零相電圧との位相関係を判別し
て、地絡方向を判別する地絡検出方式が知られている。
上記地絡検出方式は送配電線の各地点に零相電流検出器
と零相電圧検出器とを設け、各地点における零相電流と
零相電圧の位相を判別し(例えば、零相電流の位相を基
準として零相電圧の位相を判別する)、送配電線に地絡
が発生したとき、その位相関係から地絡の方向を判別す
るものであり、地絡発生時、各地点に設置された地絡検
出装置により検出された地絡検出方向が反転する区間に
地絡が発生したものと標定する。
式として、零相電流と零相電圧との位相関係を判別し
て、地絡方向を判別する地絡検出方式が知られている。
上記地絡検出方式は送配電線の各地点に零相電流検出器
と零相電圧検出器とを設け、各地点における零相電流と
零相電圧の位相を判別し(例えば、零相電流の位相を基
準として零相電圧の位相を判別する)、送配電線に地絡
が発生したとき、その位相関係から地絡の方向を判別す
るものであり、地絡発生時、各地点に設置された地絡検
出装置により検出された地絡検出方向が反転する区間に
地絡が発生したものと標定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の地絡検出方式においては、送配電線の各地点に零相
電流検出器と、零相電圧検出器を設置する必要がある
が、送配電線が3相の場合には、零相電流検出器として
3個の電流変成器(以下、CTという)を必要とし、ま
た、零相電圧検出器として、3個の電圧変成器(以下、
PTという)を用いてPTの出力を合成して零相電圧を
得る必要があった。
来の地絡検出方式においては、送配電線の各地点に零相
電流検出器と、零相電圧検出器を設置する必要がある
が、送配電線が3相の場合には、零相電流検出器として
3個の電流変成器(以下、CTという)を必要とし、ま
た、零相電圧検出器として、3個の電圧変成器(以下、
PTという)を用いてPTの出力を合成して零相電圧を
得る必要があった。
【0004】このため、必要とする機器が多く、コスト
的に高価であるとともに、線路に余分な機器を設置する
必要があるため信頼性が低下するという問題点があっ
た。本発明は上記した従来方式の問題点に鑑みなされた
ものであって、送配電線に流れる負荷電流と、零相電流
のみを用いて事故区間を標定することができる、構成が
簡単で信頼性が高い地絡検出方法を提供することを目的
とする。
的に高価であるとともに、線路に余分な機器を設置する
必要があるため信頼性が低下するという問題点があっ
た。本発明は上記した従来方式の問題点に鑑みなされた
ものであって、送配電線に流れる負荷電流と、零相電流
のみを用いて事故区間を標定することができる、構成が
簡単で信頼性が高い地絡検出方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
図である。同図において、1は変電所等の電源、2は非
接地系の3相送配電線、3は送配電線の各地点に設けら
れたCT、4は地絡検出装置である。同図に示すよう
に、送電線2の各地点には、No.1ないしNo.i+2の
CTが設けられ、各CT3には同一構成を備えた地絡検
出装置4が接続されている。
図である。同図において、1は変電所等の電源、2は非
接地系の3相送配電線、3は送配電線の各地点に設けら
れたCT、4は地絡検出装置である。同図に示すよう
に、送電線2の各地点には、No.1ないしNo.i+2の
CTが設けられ、各CT3には同一構成を備えた地絡検
出装置4が接続されている。
【0006】地絡検出装置4において、4aは送配電線
2に設置されたCT3の出力により零相電流を検出する
零相電流検出器、4bは零相電流検出器4aの出力とC
T3により検出された地絡発生時における送配電線の各
相の負荷電流Iao',Ibo',Ico' のベクトル積を求める
演算手段、4cは演算手段4bが出力する演算結果の正
負の符号の平均値(3相分の演算結果において、正の符
号の付く演算結果が多い場合には出力を正とし、また、
負の符号が付く演算結果が多い場合には、出力を負とす
る)を求める符号平均化手段である。
2に設置されたCT3の出力により零相電流を検出する
零相電流検出器、4bは零相電流検出器4aの出力とC
T3により検出された地絡発生時における送配電線の各
相の負荷電流Iao',Ibo',Ico' のベクトル積を求める
演算手段、4cは演算手段4bが出力する演算結果の正
負の符号の平均値(3相分の演算結果において、正の符
号の付く演算結果が多い場合には出力を正とし、また、
負の符号が付く演算結果が多い場合には、出力を負とす
る)を求める符号平均化手段である。
【0007】本発明は、図1に示すように、非接地系の
送配電線2の少なくとも2以上の箇所に、送配電線の各
相に流れる電流を検出するCT3を設け、送配電線2に
事故が発生したとき、送配電線2の各地点において、送
配電線2の零相電流と、送配電線に流れる各相電流のベ
クトル積を算出して、そのベクトル積の正負の符号を求
め、上記ベクトル積の正負の符号に基づき送配電線の事
故区間を標定するようにしたものである。
送配電線2の少なくとも2以上の箇所に、送配電線の各
相に流れる電流を検出するCT3を設け、送配電線2に
事故が発生したとき、送配電線2の各地点において、送
配電線2の零相電流と、送配電線に流れる各相電流のベ
クトル積を算出して、そのベクトル積の正負の符号を求
め、上記ベクトル積の正負の符号に基づき送配電線の事
故区間を標定するようにしたものである。
【0008】
【作用】図2、図3は送配電線に地絡事故が発生した場
合における送配電線の各相に流れる電流を示す図であ
り、図2(a)は、地絡発生時における各相に流れる電
流を示す図、同図(b)は事故点Fより電源側の事故点
近傍において、地絡発生時に流れる地絡電流のベクトル
図、図3(a)ないし(e)は送配電線に流れる地絡電
流の分布を示す図である。
合における送配電線の各相に流れる電流を示す図であ
り、図2(a)は、地絡発生時における各相に流れる電
流を示す図、同図(b)は事故点Fより電源側の事故点
近傍において、地絡発生時に流れる地絡電流のベクトル
図、図3(a)ないし(e)は送配電線に流れる地絡電
流の分布を示す図である。
【0009】図2(a)において、1は変電所等の電
源、2は送配電線、Cは送配電線の対地容量、F点は事
故点を示しており、図2、図3において、ILc, ILb,
ILaは送配電線のc相、b相、a相に流れる負荷電流、
Ieは事故時a相に流れる地絡電流、Ic,Ibは事故
時送配電線2の対地容量Cおよびc相、b相を介して事
故点Fに流れ込む電流、Ea,Eb,Ecは送配電線2
の各相電圧、Va,Vb,Vcは送配電線の対地電圧、
Ioは零相電流を示している。 図2(a),(b)に
示すように、送配電線2のF点に地絡事故が発生する
と、b相、c相には、対地容量Cを介して相電圧Eb,
Ecの位相とほぼ90°位相が異なった電流Ib,Ic
が流れ、事故点Fから大地に地絡電流Ieが流れる。ま
た、そのときの、a相の対地電圧Vaは0となる。
源、2は送配電線、Cは送配電線の対地容量、F点は事
故点を示しており、図2、図3において、ILc, ILb,
ILaは送配電線のc相、b相、a相に流れる負荷電流、
Ieは事故時a相に流れる地絡電流、Ic,Ibは事故
時送配電線2の対地容量Cおよびc相、b相を介して事
故点Fに流れ込む電流、Ea,Eb,Ecは送配電線2
の各相電圧、Va,Vb,Vcは送配電線の対地電圧、
Ioは零相電流を示している。 図2(a),(b)に
示すように、送配電線2のF点に地絡事故が発生する
と、b相、c相には、対地容量Cを介して相電圧Eb,
Ecの位相とほぼ90°位相が異なった電流Ib,Ic
が流れ、事故点Fから大地に地絡電流Ieが流れる。ま
た、そのときの、a相の対地電圧Vaは0となる。
【0010】またこのときの、a相、b相、c相の電流
分布は図3(a),(b),(c)に示すようになり、
零相電流IoはIo=1/3・(Ie)となる。図4は
抵抗性の負荷を持つ送配電線において、送配電線事故時
における事故点近傍(電源側)の送配電線の各相に流れ
る電流と地絡電流Ieの関係を示す図であり、図1ない
し図4により本発明の原理を説明する。
分布は図3(a),(b),(c)に示すようになり、
零相電流IoはIo=1/3・(Ie)となる。図4は
抵抗性の負荷を持つ送配電線において、送配電線事故時
における事故点近傍(電源側)の送配電線の各相に流れ
る電流と地絡電流Ieの関係を示す図であり、図1ない
し図4により本発明の原理を説明する。
【0011】送電線2に事故が発生していない場合に
は、図4に示すように送電線2のa相、b相、c相には
負荷電流ILa, ILb, ILcが流れている。ここで、例え
ば、送電線2のa相のF点で地絡事故が発生すると、図
4に示すように、送電線2のa相には零相電流Ioの3
倍の地絡電流Ieが流れ、a相には、この地絡電流Ie
と負荷電流ILaを合成した電流Iao' が流れる。
は、図4に示すように送電線2のa相、b相、c相には
負荷電流ILa, ILb, ILcが流れている。ここで、例え
ば、送電線2のa相のF点で地絡事故が発生すると、図
4に示すように、送電線2のa相には零相電流Ioの3
倍の地絡電流Ieが流れ、a相には、この地絡電流Ie
と負荷電流ILaを合成した電流Iao' が流れる。
【0012】また、送電線2のb相、c相には、前記し
たように電流Ib,Icが流れ、b,c相には、この電
流Ib,Icと負荷電流ILb, ILcを合成した電流Ib
o',Ico' が流れる。ここで、上記した地絡事故時にa
相、b相、c相の各相に流れる上記電流Iao',Ibo',I
co' と地絡電流Ieのベクトル積を求めると、送配電線
2の事故点Fより電源側においては、図4の点線で囲ん
だ(a)、(b)、(c)に示すようになる。
たように電流Ib,Icが流れ、b,c相には、この電
流Ib,Icと負荷電流ILb, ILcを合成した電流Ib
o',Ico' が流れる。ここで、上記した地絡事故時にa
相、b相、c相の各相に流れる上記電流Iao',Ibo',I
co' と地絡電流Ieのベクトル積を求めると、送配電線
2の事故点Fより電源側においては、図4の点線で囲ん
だ(a)、(b)、(c)に示すようになる。
【0013】各相におけるベクトル積の方向を紙面の上
から下方向を「+」、紙面の下から上方向を「−」で表
すと、(a)に示すようにa相は「−」、(b)に示す
ようにb相は「+」、(c)に示すようにc相は「+」
となる。また、事故点Fより負荷側においては、図4の
一点鎖線で囲んだ(a’)、(b’)、(c’)に示す
よう、a相は「+」、b相は「−」、c相は「−」とな
る。
から下方向を「+」、紙面の下から上方向を「−」で表
すと、(a)に示すようにa相は「−」、(b)に示す
ようにb相は「+」、(c)に示すようにc相は「+」
となる。また、事故点Fより負荷側においては、図4の
一点鎖線で囲んだ(a’)、(b’)、(c’)に示す
よう、a相は「+」、b相は「−」、c相は「−」とな
る。
【0014】すなわち、送配電線の事故点より電源側
か、負荷側かに応じて、図4(d)に示すように、a,
b,c相におけるベクトル積の正負の符号が、それぞ
れ、電源側において(−,+,+)、負荷側において
(+,−,−)となる。ここで、(−,+,+)を全体
として「+」とし、(+,−,−)を全体として「−」
とすると、図1に示すように、事故点Fの電源側に設け
られた地絡検出装置4の出力は「+」となり、また、負
荷側に設けられた地絡検出装置4の出力は「−」とな
る。
か、負荷側かに応じて、図4(d)に示すように、a,
b,c相におけるベクトル積の正負の符号が、それぞ
れ、電源側において(−,+,+)、負荷側において
(+,−,−)となる。ここで、(−,+,+)を全体
として「+」とし、(+,−,−)を全体として「−」
とすると、図1に示すように、事故点Fの電源側に設け
られた地絡検出装置4の出力は「+」となり、また、負
荷側に設けられた地絡検出装置4の出力は「−」とな
る。
【0015】したがって、地絡検出装置4の出力の符号
により、地絡地点がNo.iのCTとNo.i+1のCTの
間であることを標定することができる。図5は送配電線
2の負荷が抵抗性+誘導性負荷の場合の事故点近傍(電
源側)の送配電線の各相に流れる電流と地絡電流Ieの
関係を示す図であり、同図において、図4と同一のもの
は同一の記号で示されており、同図において、ILa',I
Lb',ILc' は負荷が抵抗性+誘導性負荷の場合の各相の
負荷電流、Iao",Ibo",Ico" は地絡事故時の各相の電
流を示している。
により、地絡地点がNo.iのCTとNo.i+1のCTの
間であることを標定することができる。図5は送配電線
2の負荷が抵抗性+誘導性負荷の場合の事故点近傍(電
源側)の送配電線の各相に流れる電流と地絡電流Ieの
関係を示す図であり、同図において、図4と同一のもの
は同一の記号で示されており、同図において、ILa',I
Lb',ILc' は負荷が抵抗性+誘導性負荷の場合の各相の
負荷電流、Iao",Ibo",Ico" は地絡事故時の各相の電
流を示している。
【0016】同図から明らかなように、送配電線2の負
荷が抵抗性+誘導性負荷の場合には、送配電線2のa,
b,c相におけるベクトル積の正負の符号が、それぞ
れ、電源側において(−,+,−)、負荷側において
(+,−,+)となる。ここで、(−,+,−)を全体
として「−」とし、(+,−,+)を全体として「+」
とすると、事故点Fの電源側に設けられた地絡検出装置
4の出力は「−」となり、また、負荷側に設けられた地
絡検出装置4の出力は「+」となり、図4の場合と同
様、地絡検出装置4の出力の符号により地絡区間を標定
することができる。
荷が抵抗性+誘導性負荷の場合には、送配電線2のa,
b,c相におけるベクトル積の正負の符号が、それぞ
れ、電源側において(−,+,−)、負荷側において
(+,−,+)となる。ここで、(−,+,−)を全体
として「−」とし、(+,−,+)を全体として「+」
とすると、事故点Fの電源側に設けられた地絡検出装置
4の出力は「−」となり、また、負荷側に設けられた地
絡検出装置4の出力は「+」となり、図4の場合と同
様、地絡検出装置4の出力の符号により地絡区間を標定
することができる。
【0017】
【実施例】図6は本発明における、地絡検出装置4の1
実施例を示す図であり、2は送電線、3a,3b,3c
はCT、4aは零相電流検出器、4bは零相電流検出器
4aとCT3a,3b,3cにより検出された地絡事故
時の送電線2の各相電流のベクトル積を求める演算手
段、4cは前記したように演算手段4bの出力の正負の
符号の平均値を求める符号平均化手段、4dはCT3
a,3b,3cにより検出された送電線2の各相電流、
および零相電流をサンプリングして記憶するサンプリン
グ/記憶手段、4eは比較器であり、零相電流検出器4
aの出力を設定値SPと比較して、零相電流検出器4a
の出力が設定値SPを越えたとき地絡事故が発生したも
のとして、サンプリング/記憶手段4dに記憶された地
絡事故発生直後の送電線2に流れる電流と零相電流を読
みだし、演算手段4bに与える。
実施例を示す図であり、2は送電線、3a,3b,3c
はCT、4aは零相電流検出器、4bは零相電流検出器
4aとCT3a,3b,3cにより検出された地絡事故
時の送電線2の各相電流のベクトル積を求める演算手
段、4cは前記したように演算手段4bの出力の正負の
符号の平均値を求める符号平均化手段、4dはCT3
a,3b,3cにより検出された送電線2の各相電流、
および零相電流をサンプリングして記憶するサンプリン
グ/記憶手段、4eは比較器であり、零相電流検出器4
aの出力を設定値SPと比較して、零相電流検出器4a
の出力が設定値SPを越えたとき地絡事故が発生したも
のとして、サンプリング/記憶手段4dに記憶された地
絡事故発生直後の送電線2に流れる電流と零相電流を読
みだし、演算手段4bに与える。
【0018】次に図6の実施例の動作について説明す
る。CT3a,3b,3cにより検出された送配電線2
のa相、b相、c相の電流は、サンプリング/記憶手段
4dに与えられ、サンプリング/記憶手段4dは送配電
線2の各相の電流値(大きさ、位相角:位相角は特定相
の位相角を基準として定める)を記憶する。
る。CT3a,3b,3cにより検出された送配電線2
のa相、b相、c相の電流は、サンプリング/記憶手段
4dに与えられ、サンプリング/記憶手段4dは送配電
線2の各相の電流値(大きさ、位相角:位相角は特定相
の位相角を基準として定める)を記憶する。
【0019】一方、零相電流検出器4aはCT3a,3
b,3cにより検出されたa相、b相、c相の電流より
零相電流を求め、比較器4eおよびサンプリング/記憶
手段4dに送出する。ここで、送配電線2に地絡事故が
発生すると、送配電線に零相電流が流れる。比較器4e
は零相電流検出器4aの出力と設定値SPを比較して、
零相電流が設定値SPより大となると、送電線2に地絡
事故が発生したものとして、出力を発生して、サンプリ
ング/記憶手段4dに記憶されている事故直後の送配電
線2の各相の電流および零相電流を読み出し、演算手段
4bのベクトル積演算器に出力する。
b,3cにより検出されたa相、b相、c相の電流より
零相電流を求め、比較器4eおよびサンプリング/記憶
手段4dに送出する。ここで、送配電線2に地絡事故が
発生すると、送配電線に零相電流が流れる。比較器4e
は零相電流検出器4aの出力と設定値SPを比較して、
零相電流が設定値SPより大となると、送電線2に地絡
事故が発生したものとして、出力を発生して、サンプリ
ング/記憶手段4dに記憶されている事故直後の送配電
線2の各相の電流および零相電流を読み出し、演算手段
4bのベクトル積演算器に出力する。
【0020】ベクトル演算器は、各相ごとに「各相の電
流ベクトル」A(ベクトル)と「零相電流ベクトル」B
(ベクトル)の外積を求める(なお、ベクトルを表記す
る場合には、上記のように、例えば、ベクトルAについ
て「A(ベクトル)」と表記する)。すなわち、|A
(ベクトル)|×|B(ベクトル)|sinθ(ここ
で、θはA(ベクトル)とB(ベクトル)の間の角度)
よりベクトル積の大きさを求め、また、ベクトルの方向
を、A(ベクトル)→B(ベクトル)として、右ネジ方
向に回転したときのネジが進む方向をベクトル方向とす
る。
流ベクトル」A(ベクトル)と「零相電流ベクトル」B
(ベクトル)の外積を求める(なお、ベクトルを表記す
る場合には、上記のように、例えば、ベクトルAについ
て「A(ベクトル)」と表記する)。すなわち、|A
(ベクトル)|×|B(ベクトル)|sinθ(ここ
で、θはA(ベクトル)とB(ベクトル)の間の角度)
よりベクトル積の大きさを求め、また、ベクトルの方向
を、A(ベクトル)→B(ベクトル)として、右ネジ方
向に回転したときのネジが進む方向をベクトル方向とす
る。
【0021】ここで、前記した図4に示すように、各相
におけるベクトル積の方向を紙面の上から下方向を
「+」、紙面の下から上方向を「−」で表し、演算手段
4bにより求めたベクトル積の方向より、各相のベクト
ル積の符号を求める。符号平均化手段4cは上記のよう
にした求めた各相のベクトル積の符号のうち、正の符号
多い場合には出力を正とし、また、負の符号が多い場合
には、出力を負とすることにより、符号の平均値を求め
出力する。
におけるベクトル積の方向を紙面の上から下方向を
「+」、紙面の下から上方向を「−」で表し、演算手段
4bにより求めたベクトル積の方向より、各相のベクト
ル積の符号を求める。符号平均化手段4cは上記のよう
にした求めた各相のベクトル積の符号のうち、正の符号
多い場合には出力を正とし、また、負の符号が多い場合
には、出力を負とすることにより、符号の平均値を求め
出力する。
【0022】各地点に設置された地絡検出装置4の出力
は、図示しない中央監視装置等に伝送され、中央監視装
置のおいて、各地点から伝送された符号の正負より、前
記したように故障区間が標定される。なお、上記実施例
においては、サンプリング/記憶手段4dが送配電線の
電流値を常時記憶し、地絡事故が発生したとき、事故直
後の記憶値を読みだす例を示したが、例えば、零相電流
検出器4aの出力が設定値SPを越えたとき、地絡事故
が発生したものとして、送配電線に流れる電流値をサン
プリング/記憶手段4dに記憶させ、記憶された電流値
を読みだすことにより、地絡区間を標定することもでき
る。
は、図示しない中央監視装置等に伝送され、中央監視装
置のおいて、各地点から伝送された符号の正負より、前
記したように故障区間が標定される。なお、上記実施例
においては、サンプリング/記憶手段4dが送配電線の
電流値を常時記憶し、地絡事故が発生したとき、事故直
後の記憶値を読みだす例を示したが、例えば、零相電流
検出器4aの出力が設定値SPを越えたとき、地絡事故
が発生したものとして、送配電線に流れる電流値をサン
プリング/記憶手段4dに記憶させ、記憶された電流値
を読みだすことにより、地絡区間を標定することもでき
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明においては、送配電線に流れる負荷電流と零相電
流のベクトル積を求め、ベクトル積のベクトルの方向を
正負符号に符号化し、その符号が反転する区間に事故が
発生したものと判別しているので、送配電線に流れる負
荷電流と零相電流のみを用いて事故区間を標定すること
ができ、構成が簡単で信頼性が高い地絡検出方法を得る
ことができる。
本発明においては、送配電線に流れる負荷電流と零相電
流のベクトル積を求め、ベクトル積のベクトルの方向を
正負符号に符号化し、その符号が反転する区間に事故が
発生したものと判別しているので、送配電線に流れる負
荷電流と零相電流のみを用いて事故区間を標定すること
ができ、構成が簡単で信頼性が高い地絡検出方法を得る
ことができる。
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】地絡時の各相電圧、各相電流を示す図である。
【図3】地絡電流の分布を示す図である。
【図4】送配電線に流れる地絡電流のベクトル図(抵抗
負荷)である。
負荷)である。
【図5】送配電線に流れる地絡電流のベクトル図(誘導
性負荷)である。
性負荷)である。
【図6】本発明の実施例を示す図である。
1 変電所等の電源 2、3a,3b,3c 非接地系の3相送配電線 3 CT 4 地絡検出装置 4a 零相電流検出器 4b 演算手段 4c 符号平均化手段 4a 零相電流検出器 4b 演算手段 4c 符号平均化手段 4d サンプリング/記憶手段 4e 比較器
Claims (1)
- 【請求項1】 非接地系の送配電線の少なくとも2以上
の箇所に、送配電線の各相に流れる電流を検出する電流
変成器を設け、 送配電線に事故が発生したとき、送配電線の各地点にお
いて、送配電線の零相電流と、送配電線に流れる各相電
流のベクトル積を算出して、 そのベクトル積の正負の符号を求め、上記ベクトル積の
正負の符号に基づき送配電線の事故区間を標定すること
を特徴とする地絡検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28861392A JP3272053B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 地絡検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28861392A JP3272053B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 地絡検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06138167A JPH06138167A (ja) | 1994-05-20 |
| JP3272053B2 true JP3272053B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=17732480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28861392A Expired - Fee Related JP3272053B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 地絡検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3272053B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP28861392A patent/JP3272053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06138167A (ja) | 1994-05-20 |
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