JP3269696B2 - ライザーユニット用床版の製造方法 - Google Patents

ライザーユニット用床版の製造方法

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JP3269696B2 JP07952793A JP7952793A JP3269696B2 JP 3269696 B2 JP3269696 B2 JP 3269696B2 JP 07952793 A JP07952793 A JP 07952793A JP 7952793 A JP7952793 A JP 7952793A JP 3269696 B2 JP3269696 B2 JP 3269696B2
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清史 橋本
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達也 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル等の建屋に必要な
給排水管等の各種配管をユニット化してなるライザーユ
ニットに配置される床版を製造するためのライザーユニ
ット用床版の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ビル等の建屋の建設では、建屋の
最上部から下階に向けて貫通する穴部を形成しておき、
この穴部に、建屋に必要な各種配管をユニット化したラ
イザーユニットを挿入して、建屋を構築することが行わ
れている。
【0003】図9は、本出願人が開発したライザーユニ
ットを示すもので、図において符号21は、建屋の床の
一部となる床版を示している。この床版21は、建屋の
上下床間隔に対応する間隔を置いて3個配置されてい
る。
【0004】3個の床版21を貫通して多数の配管23
が挿通されている。このライザーユニットでは、汚水配
管23a,冷温水配管(復)23b,給水管23c,給
湯管23d,中水配管23e,冷温水配管(往)23f
が挿通されている。
【0005】また、床版21は、配管23を挟持する平
板状半割床版25とL字状半割床版27とを連結して形
成されている。平板状半割床版25とL字状半割床版2
7とは、それぞれプレキャストコンクリートにより形成
されている。
【0006】L字状半割床版27の間には、壁用ボード
29が橋設固定されている。最上部となる床版21に
は、ライザーユニットを吊り持ち支持するための支持フ
レーム31が固定されている。
【0007】この支持フレーム31の両側には、吊り部
材33の上端が固定されており、この吊り部材33によ
り床版21が吊り持ちされている。支持フレーム31に
は、図10に示すように、ナット35の調節により吊り
部材33を上下動し、床版21を水平にするレベル調整
手段37が配置されている。
【0008】また、支持フレーム31には、建屋の梁3
9の上面に、建屋床41を介して支持される支持フレー
ム受部材43が固定されている。そして、L字状半割床
版27には、配管23から分岐する分岐管45を貫通す
るための貫通穴47が形成されている。
【0009】また、平板状半割床版25とL字状半割床
版27とは、図11に示すように、連結部材49により
連結されている。最下部となる床版21には、最下部に
配置される壁用ボード29の下端を支持するための下部
フレーム51が固定され、この下部フレーム51の下端
に受け部53が形成されている。
【0010】このライザーユニットは、例えば、タワー
クレーンにより吊り上げられ、建屋の最上部から下階に
向けて貫通する穴部に、上方から挿入され、これによ
り、建屋に必要な各種配管23の敷設が行われる。
【0011】そして、このライザーユニットでは、床版
21を配置したので、ライザーユニットの建屋への取り
付け後に、各階の床に接続される床部を構築する必要が
なくなり、床部の構築工数を低減することが可能にな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このラ
イザーユニットでは、図12に示すように、プレキャス
トコンクリートからなる床版21を、平板状半割床版2
5とL字状半割床版27とからなる一対の半割床版によ
り構成し、一対の半割床版の連結部55にそれぞれ切欠
部25a,25b,25c,25d,27a,27b,
27c,27dを設け、これ等の切欠部を連結すること
により配管を挿通するための貫通孔を形成しているた
め、平板状半割床版25の切欠部25a,25b,25
c,25dとL字状半割床版27の切欠部27a,27
b,27c,27dとを精度良く対応させて形成するこ
とが非常に困難になるという問題があった。
【0013】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、一方の半割床版の切欠部と他方の
半割床版の切欠部とを精度良く対応させて形成すること
ができるライザーユニット用床版の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のライザーユニッ
ト用床版の製造方法は、定盤上に、一対の半割床版を連
結した時の外形形状を形成するための複数の外型枠を配
置する工程と、前記一対の半割床版の連結部に配管が挿
通される複数の切欠部を形成するための複数の筒状型枠
を配置する工程と、前記筒状型枠の間および筒状型枠と
外型枠との間に半割型枠を配置する工程と、前記筒状型
枠を除いた空間部分に配筋を施す工程と、この配筋の施
された空間にコンクリートを打設する工程と、打設され
たコンクリートを養生する工程と、前記型枠を取り去る
工程とを有するものである。
【0015】
【作用】本発明のライザーユニット用床版の製造方法で
は、一対の半割床版の連結部となる位置に筒状型枠を配
置し、筒状型枠の間および筒状型枠と外型枠との間に半
割型枠を配置したので、コンクリートの打設養生後に、
筒状型枠および半割型枠を取り去ることにより、一方の
半割床版および他方の半割床版の連結部に切欠部が形成
される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明のライザーユニット用床版の製造方
法の一実施例により製造された床版61を示すもので、
この床版61は、プレキャストコンクリートからなる平
板状半割床版63とL字状半割床版65とから構成され
ている。
【0017】平板状半割床版63とL字状半割床版65
との連結部67には、それぞれ複数の切欠部63a,6
3b,63c,63d,65a,65b,65c,65
dが形成されており、平板状半割床版63に形成される
切欠部63a,63b,63c,63dとL字状半割床
版65に形成される切欠部65a,65b,65c,6
5dを対向して接合することにより、配管を挿通するた
めの貫通孔が形成される。
【0018】なお、L字状半割床版65の角部には、壁
用ボードの上端が固定される切欠溝65eが形成され、
また、L字状半割床版65の上部には、分岐管を挿入す
るための貫通孔65f,65gが形成されている。
【0019】上述した床版61は、本発明のライザーユ
ニット用床版の製造方法の一実施例により以下述べるよ
うにして製造される。先ず、図2に示すように、定盤6
9上に、L字状半割床版65の切欠溝65eを形成する
ための欠込み板71が配置される。
【0020】この後、図3に示すように、定盤69上
に、平板状半割床版63とL字状半割床版65とを連結
した時の外形形状を形成するための複数の外型枠が配置
され、ボルト73とナットにより相互に連結される。
【0021】この実施例では、外型枠は、前面型枠7
5,側面型枠77,立上型枠79,背面型枠81とされ
ている。前面型枠75は、図4に示すように、長尺矩形
状をしており、両側にボルト穴75aが形成されてい
る。
【0022】側面型枠77には、図5に示すように、ブ
ラケット77a,77b,77cが形成されており、こ
のブラケット77a,77b,77cには、ボルト穴7
7dが形成されている。
【0023】立上型枠79は、図6に示すように、長尺
矩形状をしており、両側にボルト穴79aが形成されて
いる。背面型枠81は、図7に示すように、長尺矩形状
をしており、両側にボルト穴81aが形成され、さら
に、分岐管を挿入するための貫通孔を形成するためのス
リーブ83,85が固定されている。
【0024】この後、図8に示すように、平板状半割床
版63とL字状半割床版65との連結部67に配管が挿
通される複数の切欠部63a,63b,63c,63
d,65a,65b,65c,65dを形成するための
複数の筒状型枠87,88,89,90が配置される。
【0025】次に、筒状型枠87,88,89,90の
間、および、筒状型枠87,90と側面型枠77との間
に、半割型枠93が配置される。なお、外型枠75,7
7,79,81の内面、筒状型枠87,88,89,9
0の外面、半割型枠93の両面には、予め剥離剤が塗布
されている。
【0026】次に、筒状型枠87,88,89,90の
内部を除いた空間部分に配筋が施こされ、同時に、植込
ボルト等が配置される。この後、配筋の施された空間
に、バイブレーター等を使用しながらコンクリートが打
設される。
【0027】打設されたコンクリートは、所定期間養生
され、最後に型枠が取り去られ、図1に示した床版61
が製造される。しかして、上述したライザーユニット用
床版の製造方法では、平板状半割床版63とL字状半割
床版65との連結部67となる位置に筒状型枠87,8
8,89,90を配置し、筒状型枠87,88,89,
90の間および筒状型枠87,90と側面型枠77との
間に半割型枠93を配置したので、コンクリートの打設
養生後に、筒状型枠87,88,89,90および半割
型枠93を取り去ることにより、平板状半割床版63お
よびL字状半割床版65の連結部67に切欠部63a,
63b,63c,63d,65a,65b,65c,6
5dが形成されるため、平板状半割床版63の切欠部6
3a,63b,63c,63dとL字状半割床版65の
切欠部65a,65b,65c,65dとを精度良く対
応させて形成することが可能になる。
【0028】また、筒状型枠87,88,89,90の
間および筒状型枠87,90と側面型枠77との間に半
割型枠93を配置したので、半割型枠93が所定位置か
らずれた場合等にも、平板状半割床版63とL字状半割
床版65の連結部67を、相互に確実に当接することが
可能になる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のライザーユ
ニット用床版の製造方法では、一対の半割床版の連結部
となる位置に筒状型枠を配置し、筒状型枠の間および筒
状型枠と外型枠との間に半割型枠を配置したので、コン
クリートの打設養生後に、筒状型枠および半割型枠を取
り去ることにより、一方の半割床版および他方の半割床
版の連結部に切欠部が形成されるため、一方の半割床版
の切欠部と他方の半割床版の切欠部とを精度良く対応さ
せて形成することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のライザーユニット用床版の製造方法の
一実施例により製造されたライザーユニットを示す斜視
図である。
【図2】定盤上に欠込み板を配置した状態を示す斜視図
である。
【図3】定盤上に外型枠を配置した状態を示す斜視図で
ある。
【図4】前側型枠を示す斜視図である。
【図5】側面型枠を示す斜視図である。
【図6】立上型枠を示す斜視図である。
【図7】背面型枠を示す斜視図である。
【図8】定盤上に外型枠,筒状型枠および半割型枠を配
置した状態を示す斜視図である。
【図9】ライザーユニットを示す斜視図である。
【図10】図9のライザーユニットの上部の詳細を示す
正面図である。
【図11】図9のライザーユニットの中間部の詳細を示
す側面図である。
【図12】床版を示す斜視図である。
【符号の説明】
61 床版 63 平板状半割床版 63a,63b,63c,63d 切欠部 65 L字状半割床版 65a,65b,65c,65d 切欠部 67 連結部 69 定盤 87,88,89,90 筒状型枠 93 半割型枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 達也 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 斉藤 義友 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 特開 昭62−240509(JP,A) 特開 昭60−10060(JP,A) 実開 平2−130305(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 1/14 B28B 7/16 B28B 23/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤上に、一対の半割床版を連結した時
    の外形形状を形成するための複数の外型枠を配置する工
    程と、 前記一対の半割床版の連結部に配管が挿通される複数の
    切欠部を形成するための複数の筒状型枠を配置する工程
    と、 前記筒状型枠の間および筒状型枠と外型枠との間に、半
    割型枠を配置する工程と、 前記筒状型枠を除いた空間部分に配筋を施す工程と、 この配筋の施された空間にコンクリートを打設する工程
    と、 打設されたコンクリートを養生する工程と、 前記型枠を取り去る工程と、を有することを特徴とする
    ライザーユニット用床版の製造方法。
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