JP3266055B2 - ピッキングフォークリフト - Google Patents

ピッキングフォークリフト

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JP3266055B2
JP3266055B2 JP17250897A JP17250897A JP3266055B2 JP 3266055 B2 JP3266055 B2 JP 3266055B2 JP 17250897 A JP17250897 A JP 17250897A JP 17250897 A JP17250897 A JP 17250897A JP 3266055 B2 JP3266055 B2 JP 3266055B2
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幹生 村瀬
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前部に昇降
可能な運転席を備えたピッキングフォークリフトに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、特開平8−231199号公報
に開示された従来のピッキングフォークリフトの斜視図
である。ピッキングフォークリフトの後部には、一対の
バッテリ1、ドライブユニット2及び後輪3といった部
品が収容された機能品室4が区画されている。一対のバ
ッテリ1は、それぞれ機能品室4内の左右両側に分離し
て配置されている。これらのバッテリ1の間には、ドラ
イブユニット2と、駆動輪且つ操舵輪である後輪3が配
設されている。機能品室4の前方には、運転席5を昇降
可能に支持する一対のマスト材6が設けられている。す
なわち、一対のマスト材6は、機能品室4内の一対のバ
ッテリ1と車両の前後方向に整列するように設けられて
いる。運転席5の前部には、フォーク7が固定されてお
り、運転席5及びフォーク7は一体となって昇降する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなピッキング
フォークリフトに対しては、狭い場所での切り返しや荷
役作業のしやすさという点から、車両の旋回性を向上さ
せるために、車両の全長を短くすることが望まれてい
る。しかしながら、上述したように、マスト材6とバッ
テリ1とが互いに車両の前後方向に整列しているので、
図4に示すように車両の全長を短くしようとしてバッテ
リ1の前後方向の長さL1を短くすると、バッテリ1の
容量を確保する必要性からバッテリ1の幅L2が大きく
なり、その結果一対のバッテリ1間の間隔Xが小さくな
って、ここにドライブユニット等の各種の機能部品を収
納することが困難になってしまう。本発明は、このよう
な問題を解決するためになされたものであり、ドライブ
ユニット等の機能部品を収納するスペースを十分に確保
しながらも、全長を小さくすることができるピッキング
フォークリフトを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、一対のマスト材により昇降可能に支持さ
れた運転席を車両の前部に有し、車両の後部に位置する
機能品室と、前記運転席と前記機能品室との間に前記一
対のマスト材とが配設されたバッテリ式のピッキングフ
ォークリフトにおいて、バッテリが前記機能品室内にお
いて前記一対のマスト材の左右両側に分離して配置さ
れ、該バッテリの前部が前記運転席の後部に隣接するよ
うに配置されていることを特徴とする。また、好適に
は、前記機能品室はその平面形状がほぼU字状に構成さ
れ、同室の左右両側部は同室の幅方向中央部よりも前方
に突出して前記運転席に隣接しており、前記機能品室内
で前記バッテリに挟まれた位置に、ドライブユニットが
配設されている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態に係
るピッキングフォークリフトついて添付図面に基づいて
説明する。図1は、ピッキングフォークリフトの斜視図
である。ピッキングフォークリフトは、主に、フレーム
11と、フレーム11の前部に載置された昇降可能な立
席型の運転席12と、フレーム11後部に形成された機
能品室13と、運転席12と機能品室13との間に配設
されたマスト装置14とから構成されている。フレーム
11の最前部には、小径の前輪15が取り付けられてい
る。
【0006】フォーク16は、運転席12の前部に固定
され、運転席12と一緒に昇降するようになっている。
運転席12の左側には、ステアリングハンドル17、ア
クセルレバー18及び昇降レバー19が設けられたイン
ストルメントパネル20が配設されている。また、運転
席12の後部には、一対のピラー21が直立して設けら
れており、これらピラー21の上部にヘッドガード22
が設けられている。更に、一対のピラー21の間には、
運転席12の後面を区画する後壁24が設けられてい
る。
【0007】運転席12の後方には、一対のインナマス
ト25及びアウタマスト(マスト材)26を含むマスト
装置14が配設されている。一対のアウタマスト26
は、一対のインナマスト25を昇降可能に支持し、運転
席12は、一対のインナマスト25に沿って昇降するよ
うになっている。
【0008】機能品室13は、図2に示されるように、
上方から見た平面形状がほぼ“U”字状の箱体であり、
機能品室13の左右両側は、機能品室13の幅方向中央
部に比べ、運転席12の後部に隣接するように前方に突
出している。機能品室13内には、二カ所に分離して設
けられた一対のバッテリ27や、ドライブユニット28
などが収容されている。一対のバッテリ27は、それぞ
れ、バッテリ27の前部が一対のアウタマスト26の左
右両側であって運転席12の後部に隣接するように配置
されている。ドライブユニット28は、機能品室13内
において一対のバッテリ27に挟まれた位置に設けられ
ている。ドライブユニット28の下部には、駆動輪且つ
操舵輪として機能する後輪29が取り付けられている。
【0009】以上のような構成により、本実施の形態の
ピッキングフォークリフトは、従来のようにマスト材と
バッテリとが車両の前後方向に整列していた場合に比
べ、車両の全長が小さくなっており、それによりピッキ
ングフォークリフトの旋回性が向上している。
【0010】また、一対のバッテリ27は一対のアウタ
マスト26の外側に位置するため、一対のバッテリ27
の間に十分広いスペースが確保され、ここにドライブユ
ニット等の各種の機能部品を収納することが可能とな
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明のピッキングフォークリフトによれば、バッテリ
が前記機能品室内において一対のマスト材の左右両側に
分離して配置され、該バッテリの前部が前記運転席の後
部に隣接するように配置されているので、ドライブユニ
ット等の機能部品を収納するスペースを十分に確保しな
がらも、車両の全長を短くすることが可能となる。ま
た、請求項2に記載のピッキングフォークリフトによれ
ば、バッテリに挟まれた位置にドライブユニットを配設
したので、更に、車両の全長を短くすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係るピッキングフォ
ークリフトの斜視図である。
【図2】 図1のピッキングフォークリフトの上面断面
図である。
【図3】 従来のピッキングフォークリフトの斜視図で
ある。
【図4】 図3のピッキングフォークリフトの機能品室
に関する上面断面図である。
【符号の説明】
12 運転席 13 機能品室 25 インナマスト 26 アウタマスト 27 バッテリ 28 ドライブユニット 29 後輪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のマスト材により昇降可能に支持さ
    れた運転席を車両の前部に有し、車両の後部に位置する
    機能品室と、前記運転席と前記機能品室との間に前記一
    対のマスト材とが配設されたバッテリ式のピッキングフ
    ォークリフトにおいて、 バッテリが前記機能品室内において前記一対のマスト材
    の左右両側に分離して配置され、該バッテリの前部が前
    記運転席の後部に隣接するように配置されていることを
    特徴とするピッキングフォークリフト。
  2. 【請求項2】 前記機能品室はその平面形状がほぼU字
    状に構成され、同室の左右両側部は同室の幅方向中央部
    よりも前方に突出して前記運転席に隣接しており、 前記機能品室内で前記バッテリに挟まれた位置に、ドラ
    イブユニットが配設されていることを特徴とする請求項
    1に記載のピッキングフォークリフト。
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