JP3265208B2 - ワイヤソー - Google Patents

ワイヤソー

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JP3265208B2
JP3265208B2 JP34841596A JP34841596A JP3265208B2 JP 3265208 B2 JP3265208 B2 JP 3265208B2 JP 34841596 A JP34841596 A JP 34841596A JP 34841596 A JP34841596 A JP 34841596A JP 3265208 B2 JP3265208 B2 JP 3265208B2
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均 大沢
靖弘 伊東
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株式会社日平トヤマ
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    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
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  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体材
料、磁性材料、セラミック等からなる脆性材料を走行中
のワイヤに押し付けることにより切断するようにしたワ
イヤソーに係り、詳しくは、そのワイヤの断線や地絡を
検出するための構成を備えたワイヤソーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤソーにおいては、一本の
切断用ワイヤが所定間隔をおいて配置された複数の加工
用ローラ間に螺旋状に巻き掛けられている。そして、切
断用ワイヤが繰出しリールから加工用ローラ間に繰り出
されるとともに、加工用ローラ間を通過した切断用ワイ
ヤは巻取りリールに巻き取られる。そして、走行される
切断用ワイヤに砥粒を含むスラリが供給されるととも
に、同切断用ワイヤにワークが押し付けられることによ
り、砥粒のラッピング作用によって同ワークの切断加工
がなされる。
【0003】ところで、切断用ワイヤは、摩耗等により
断線することがある。このような切断用ワイヤの断線を
検出するために、一般のワイヤソーは、当該ワイヤの断
線を検出する断線検出機構を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、この断線検出機
構においては、一方のリールに電源を供給し、他方のリ
ールに電流または電圧検出器を接続することにより、切
断用ワイヤの断線を検出していた。すなわち、切断用ワ
イヤに電流を流し、電流または電圧検出器のレベルをみ
る。そのため、当該ワイヤが断線を生じた際には、巻取
りローラ側に電流が流れなくなり、電流または電圧検出
器のレベルは0になる。これによって、切断用ワイヤが
断線したと判断する。
【0005】そして従来、切断用ワイヤに供給される前
記スラリとして、オイル系のスラリが使用される。この
場合、オイルは絶縁物質なので、スラリを介して地絡す
ることはほとんどない。
【0006】しかし、オイル系スラリは、使用済みとな
ったオイルの廃棄処理が面倒であるとともに、近年問題
になっている環境問題の観点からみてもオイルの廃棄処
理について細心の注意をはらわなければならない。この
ため、廃棄処理を容易に行うことができる水系スラリを
使用する傾向にある。
【0007】ところが、前記ワイヤソーにおいて水系ス
ラリを用いると、水の導電性のために、切断用ワイヤが
スラリを介して地絡するおそれがある。そのため、前記
地絡検出機構は、切断用ワイヤが地絡していなくても地
絡であると誤検出をしてしまうおそれがある。その結
果、従来のワイヤソーでは、水系スラリを使用すること
が困難であるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、導電性
のスラリを使用しても、切断用ワイヤの地絡を誤検出な
く確実に検出することができることができるワイヤソー
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、切断用ワイヤを螺旋
状に巻き掛けるための複数の加工用ローラを備え、前記
加工用ローラの回転により前記切断用ワイヤを走行さ
せ、その切断用ワイヤに対して砥粒を含む導電性のスラ
リを供給しながらワークを押し付けて、そのワークを切
断するようにしたワイヤソーにおいて、前記切断用ワイ
ヤとの間に前記スラリが介在するように配設された電極
と、その電極から前記スラリを介して前記切断用ワイヤ
に通電する電源とを有し、前記スラリの導電性を利用し
前記切断用ワイヤの地絡を検出する地絡検出機構を備
えたことをその要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のワイヤソーにおいて、前記地絡検出機構は、前記切
断用ワイヤの地絡検出を複数箇所で行うことをその要旨
とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のワイヤソーにおいて、前記地絡検出機構は、前記切
断用ワイヤにおける前記繰出しリールから前記加工用ロ
ーラに巻き掛けられるまでの部分の地絡を検出する第1
地絡検出機構と、前記切断用ワイヤにおける前記巻取り
リールから前記加工用ローラに巻き掛けられるまでの部
分の地絡を検出する第2地絡検出機構と、前記切断用ワ
イヤにおける前記加工用ローラに巻き掛けられた部分の
地絡を検出するさらに別の地絡検出機構とからなること
をその要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載のワイヤソーにおいて、前記第1地絡検出機構及び第
2地絡検出機構は前記加工用ローラの端部に対し離間し
て配置された第1アンテナ電極及び第2アンテナ電極を
備えたことをその要旨とする。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項3また
は請求項4に記載のワイヤソーにおいて、前記別の地絡
検出機構は、前記加工用ローラに対して離間した状態
で、同ローラと平行に配置された棒状の主軸電極をそれ
ぞれ有する第3地絡検出機構及び第4地絡検出機構から
り、前記第3地絡検出機構の主軸電極は前記切断用ワ
イヤの内側近傍に配設され、前記第4地絡検出機構の主
軸電極は前記加工用ローラの上方に配設されていること
をその要旨とする。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項1〜5
に記載のワイヤソーにおいて、前記地絡検出機構は、前
記切断用ワイヤの地絡検出を、電圧または電流により検
出することをその要旨とする。
【0015】請求項7に記載の発明では、請求項1〜6
に記載のワイヤソーにおいて、前記加工用ローラ間にお
ける前記切断用ワイヤの下方に、ワークの端材を受ける
ための端材受を備えたことをその要旨とする。
【0016】請求項8に記載の発明では、請求項7に記
載のワイヤソーにおいて、前記端材受は、装置フレーム
に対して電気的に絶縁されていることをその要旨とす
る。
【0017】
【0018】て、上記構成の請求項1〜8のいずれか
に記載の発明においては、導電性を持つスラリを用いて
も切断用ワイヤの地絡が検出される。
【0019】請求項2に記載の発明においては、切断用
ワイヤの地絡が部分ごとに分割して検出される。請求項
3または請求項4に記載の発明においては、第1、第2
及び別の地絡検出機構により切断用ワイヤの地絡が検出
される。
【0020】請求項5に記載の発明においては、第1〜
第4地絡検出機構により切断用ワイヤの地絡が検出され
【0021】請求項6に記載の発明においては、電圧ま
たは電流によって切断用ワイヤの地絡が検出される。請
求項7に記載の発明においては、ワークの切断加工の際
に、ワークから割れ落ちた端材等が端材受によって受け
止められる。
【0022】請求項8に記載の発明においては、ワーク
の端材を介して地絡することが防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) 以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜1
従って説明する。
【0024】図1及び図2に示すように、切断機構1
は、装置フレーム2上に配設され、互いに平行に配置さ
れた3本の加工用ローラ3,4,5を備えている。各加
工用ローラ3,4,5は、ローラブラケット20a,2
0bを介して、装置フレーム2及び装置フレーム2上の
コラム8に支持されている。
【0025】各加工用ローラ3,4,5の外周は、それ
ぞれ合成樹脂により形成されている。また、各加工用ロ
ーラ3,4,5の外周には多数の環状溝3a,4a,5
aが所定ピッチで形成されている。
【0026】鋼線よりなる一本の切断用ワイヤ6は、各
ローラ3,4,5の各環状溝3a,4a,5aに、連続
的に順次巻回されている。加工用ローラ3,4,5は、
メインローラモータ7により回転される。これにより切
断用ワイヤ6は、各加工用ローラ3,4,5の回転を伴
いながら一方向または双方向に走行される。
【0027】ワーク支持機構9は、切断機構1の上方に
おいて、コラム8に設けられた図示しない駆動手段によ
り上下動可能に支持され、その下部には、ワーク10が
着脱自在にセットされる。一対のスラリ供給パイプ11
は、切断機構1における切断用ワイヤ6の若干上方に位
置するように、フレーム2上に支持され、その切断用ワ
イヤ6の走行方向と直交する方向に延びている。
【0028】そして、切断用ワイヤ6が加工用ローラ
3,4,5間で一方向または双方向に走行されながら、
ワーク支持機構9が切断機構1に向かって下降される。
このとき、スラリ供給部のスラリ供給パイプ11により
砥粒を含む水系スラリS(図、図、図1のみ図
示)が加工用ローラ3,4,5間の切断用ワイヤ6上に
落下して、同ワイヤ6上にスクリーン状に供給されると
ともに、同ワイヤ6に対してワーク10が押し付けら
れ、砥粒のラッピング作用によってワーク10が多数枚
の薄片となるようにスライスされる。
【0029】ところで、図3に示すように、加工用ロー
ラ3,5の間における切断用ワイヤ6の下方位置には、
それぞれ絶縁材83によって全外周面を被覆された4つ
の支持軸82が設けられている。また、端材受81は、
上部が開口した箱状を成しており、外側面に4つの凸部
81aを備えている。そして、これらの各支持軸82に
端材受81の各凸部81aを支持させることにより、端
材受81は、装置フレーム2に対して電気的に絶縁され
ている。ワーク10を切断加工する際に割れ落ちたワー
ク10の端材等は端材受81によって受け止められる。
端材受81の下部にはストレーナ85aを有する排出口
85が形成されており、端材等とともに端材受81内に
流れ落ちたスラリを、端材等が端材受81内に残るよう
に濾過して排出口85から排出させるようになってい
る。
【0030】ローラブラケット20bには、開口86が
形成され、この開口86を通して端材受81を端材等の
廃棄のために出し入れすることができる。リール機構1
2は、フレーム2上に配設され、切断用ワイヤ6を繰り
出すための繰出しリール13と、同ワイヤ6を巻き取る
ための巻取りリール14とを備えている。トラバース機
構15は、リール機構12に隣接してフレーム2上に配
設され、繰り出しリール13からのワイヤ6の繰り出し
及び巻取りリール14への切断用ワイヤ6の巻き取りを
上下にトラバースしながら同ワイヤ6を案内する。切断
用ワイヤ6の張力付与機構16は、前記リール機構12
と切断機構1との間に位置するように、フレーム2上に
配設されている。また、張力付与機構16は、ウェイト
17により、各ガイドローラ18,19を介して、各加
工用ローラ3,4,5間の切断用ワイヤ6に所定の張力
を付与する。
【0031】次に、切断用ワイヤ6の第1〜第4地絡検
出機構30,40,50,60の構成及び動作を、図
〜図1に従って説明する。なお、各地絡検出機構3
0,40,50,60によって切断用ワイヤ6の地絡が
検出されると、それらの検出結果を地絡信号として、図
2に示す表示装置71に送られ、表示部72に地絡の旨
が表示される。それとともに、地絡信号によりワイヤソ
ーの動作はその場で停止される。
【0032】(1)第1地絡検出機構30 図及び図に示すように、第1地絡検出機構30は、
第1アンテナ電極31、交流電源32、抵抗33、オペ
アンプ34、第1検出器35を備えている。
【0033】第1アンテナ電極31は、加工用ローラ5
の繰出しリール13側の端部の上方に配設されている。
また、第1アンテナ電極31と加工用ローラ5との間に
は、所定のクリアランスC1が設けられている。
【0034】交流電源32は、全ての地絡検出機構3
0,40,50,60の共通の電源であり、一方の端子
が接地され、他方の端子がそれぞれの負荷に接続され
る。ここでは、他方の端子が抵抗33を介して第1アン
テナ電極31に接続されている。また、第1検出器35
は、一方の端子が接地され、他方の端子がオペアンプ3
4を介して繰出しリール13に接続されている。なお、
繰出しリール13は、切断用ワイヤ6とは導通した状態
にあるが、装置フレーム2とは絶縁された状態にある。
【0035】ところで、切断加工中においては、スラリ
S自身の粘性等により、図に示すように、スラリ供給
パイプ11から供給されたスラリSは切断用ワイヤ6と
第1アンテナ電極31との間に介在される。この場合、
スラリSは水系なので、いくらかの抵抗分を持ちながら
も導電性を有する。そのため、このように接続された第
1地絡検出機構30の回路構成は、図に示す配線図で
表すことができる。ここで、スラリSは装置フレーム2
とも接触するので、第1アンテナ電極31と切断用ワイ
ヤ6との間のスラリSの抵抗分S1と、同ワイヤ6とス
ラリSを介して接触する装置フレーム2との間のスラリ
Sの抵抗分S2とが存在する。
【0036】したがって、図に示すように、第1アン
テナ電極31に付与された電圧により、電流は、スラリ
Sの抵抗分S1を通り、切断用ワイヤ6とスラリSの抵
抗分S2に流れる。しかしここで、切断用ワイヤ6の先
にはオペアンプ34が接続されているため、電流はほと
んど流れず、スラリSの抵抗分S2のみに電流は流れ
る。その結果、第1検出器35は、抵抗分S2の両端の
電圧を検出する形で動作する。この状態において、スラ
リSの抵抗分S1,S2は、その抵抗値が常に変動する
ため、第1検出器35の電圧値も常に変動する。この第
1検出器35の電圧値の変動をマージンとして設定す
る。これにより、第1検出器35は、自身の電圧値がそ
のマージン内にある場合に、回路として正常に動作して
いるものとみなす。
【0037】一方、例えば、切断用ワイヤ6が繰出しロ
ーラ13から第1アンテナ電極31の間で断線したり弛
んだりして、装置フレーム2に接触すると、第1検出器
35の両端間の電圧は極端に低下し、前記マージンを遥
かに下回る値になる。これにより、第1検出器35は、
切断用ワイヤ6が地絡を生じたものと判断し、表示装置
71を動作させるとともに、ワイヤソーの運転を停止さ
せる。したがって、この第1地絡検出機構30は繰出し
リール13と第1アンテナ電極31との間の断線等に伴
う地絡を検出するものである。
【0038】(2)第2地絡検出器40 図に示すように、第2地絡検出機構40は、第2アン
テナ電極41、交流電源32、抵抗42、オペアンプ4
3、第2検出器44を備えている。
【0039】第2アンテナ電極41は、加工用ローラ5
の巻取りリール側の端部の上方に配設されている。ま
た、第2アンテナ電極41と加工用ローラ5との間に
は、前記第1アンテナ電極31と同様のクリアランスC
1が設けられている。
【0040】交流電源32は、一方の端子が接地され、
他方の端子が抵抗42を介して第2アンテナ電極41に
接続されている。また、第2検出器44は、一方の端子
が接地され、他方の端子がオペアンプ4を介して巻取
りリール14に接続されている。なお、巻取りリール1
4において、切断用ワイヤ6とは導通した状態にある
が、装置フレーム2とは絶縁された状態にある。
【0041】前記第1地絡検出機構30と同様に、スラ
リSは切断用ワイヤ6と第2アンテナ電極41との間に
介在される。そのため、このように接続された第2地絡
検出機構40の回路構成は、前記第1地絡検出機構30
と同様に、図に示す回線図で表すことができる。
【0042】したがって、第2地絡検出機構40は前記
第1地絡検出機構30と同様の電気的動作をし、巻取り
リール14と第2アンテナ電極41との間の断線検出等
に伴う地絡を検出するものである。
【0043】(3)第3地絡検出機構50 図に示すように、第3地絡検出機構50は、第1主軸
電極51、第2主軸電極52、抵抗53,54、オペア
ンプ55,57、第3検出器56、第4検出器58を備
えている。
【0044】第1、第2主軸電極51,52は棒状の金
属により形成されている。そして、第1主軸電極51
は、各加工用ローラ3〜5に巻回された切断用ワイヤ6
の内側近傍における加工用ローラ3の下方に配設され、
同じく、第2主軸電極52は、加工用ローラ5の下方に
配設されている。また、第1、第2主軸電極51,52
と切断用ワイヤ6との間には、所定のクリアランスC2
が設けられている。
【0045】交流電源32は、一方の端子が接地され、
他方の端子が抵抗53を介して第1主軸電極51の端部
に接続されるとともに、第1主軸電極51と並列に、交
流電源32の他方の端子は、抵抗54を介して第2主軸
電極52の端部に接続されている。また、交流電源32
と第1主軸電極51との接続点(第1主軸電極51の端
部)には、オペアンプ55を介して第3検出器56の一
方の端子が接続され、同検出器56の他方の端子が接地
されている。これと同様に、交流電源32と第2主軸電
極52との接続点(第2主軸電極52の端部)には、オ
ペアンプ57を介して第4検出器58の一方の端子が接
続され、同検出器58の他方の端子が接地されている。
なお、第1、第2主軸電極51,52は装置フレーム2
と絶縁された状態にある。
【0046】ところで、切断用ワイヤ6上のスラリS
は、同ワイヤ6に付着した状態で第1、第2主軸電極5
1,52を通過する。このため、図に示すように、ス
ラリSは第1、第2主軸電極51,52とそれぞれ接触
する。
【0047】したがって、このように接続された地絡検
出機構50の回路構成は図10に示す図で表すことがで
きる。ここで、スラリSは装置フレーム2とも接触する
ので、第1、第2主軸電極51,52とスラリSを介し
て接続する装置フレーム2との間にスラリSの抵抗分S
3が存在する。
【0048】次に、このような回路構成を持つ第3地絡
検出機構50の電気的動作について説明する。なお、こ
こでは、第1主軸電極51を含む回路の構成と第2主軸
電極52を含む回路の構成とは同じ構成であるため、第
1主軸電極51側の電気的動作についてのみ説明し、第
2主軸電極52側の説明を省略する。
【0049】図10に示すように、第1主軸電極51に
付与された電圧により、電流は、抵抗53を通り、オペ
アンプ55とスラリSの抵抗分S3とに流れる。しかし
ここで、オペアンプ55には電流がほとんど流れず、ス
ラリSの抵抗分S3のみに電流は流れる。その結果、第
3検出器56は、抵抗分S3の両端の電圧を検出する形
で動作する。この状態において、スラリSの抵抗分S3
は、その抵抗値が常に変動するため、第3検出器56の
電圧値も常に変動する。この第3検出器56の電圧値の
変動をマージンとして設定する。これにより、第3検出
器56は、自身の電圧値がそのマージン内にある場合
に、回路として正常に動作しているものとみなす。
【0050】一方、例えば、切断用ワイヤ6が加工用ロ
ーラ3〜5内で弛んだり、断線したりして第1主軸電極
51に接触すると、スラリSを介さずに電流は流れ、第
3検出器56の両端間は短絡した状態となる。そのた
め、第3検出器56の両端間の電圧は極端に低下し、前
記マージンを遥かに下回る値になる。これにより、第3
検出器56は、切断用ワイヤ6が地絡を生じたものと判
断する。
【0051】また、切断用ワイヤ6が各加工用ローラ3
〜5の各環状溝3a〜5aを走行するにつれて、同ワイ
ヤ6との摩耗によって各環状溝3a〜5aが深溝になっ
ていく。そして、各環状溝3a〜5aが主軸電極51,
52と切断用ワイヤ6とのクリアランスC2を越える深
溝になったとき、同ワイヤ6が各主軸電極51,52に
接触する。そのため、第3検出器56(58)は、切断
用ワイヤ6が地絡を生じたものと判断する。
【0052】以上のように、この地絡検出機構50は加
工用ローラ3,4,5の部分の切断用ワイヤ6の断線を
検出するものである。 (4)第4地絡検出機構60 図10に示すように、第4地絡検出機構60は、第3主
軸電極61、第4主軸電極62、抵抗63,64、オペ
アンプ65,67、第5検出器66、第6検出器68を
備えている。
【0053】第3、第4主軸電極61,62は棒状の金
属により形成されている。そして、第3主軸電極61は
加工用ローラ3の上方に配設され、第4主軸電極62は
加工用ローラ5の上方に配設されている。また、第3、
第4主軸電極61,62と切断用ワイヤ6との間には、
所定のクリアランスC3が設けられている。
【0054】交流電源32は、一方の端子が接地され、
他方の端子が抵抗63を介して第3主軸電極61の端部
に接続されている。また、同他方の端子は、第3主軸電
極61に対して並列に、抵抗64を介して第4主軸電極
62の端部に接続されている。また、第3主軸電極61
における交流電源32が接続されていない側の端部に
は、オペアンプ65を介して第5検出器66の一方の端
子が接続され、同検出器66の他方の端子が接地されて
いる。これと同様に、第4主軸電極62における交流電
源32が接続されていない側の端部には、オペアンプ6
7を介して第6検出器68の一方の端子が接続され、同
検出器68の他方の端子が接地されている。すなわち、
交流電源32から見てオペアンプ65,67及び第5、
第6検出器66,68は、抵抗63,64、第3、第4
主軸電極61,62を介して接続されている。なお、第
3、第4主軸電極61,62は装置フレーム2と絶縁さ
れた状態にある。
【0055】ところで、切断用ワイヤ6上に付着したス
ラリSは、第3、第4主軸電極61,62の部分を通過
する。すると、図12に示すように、スラリSは第3、
第4主軸電極61,62と接触する。
【0056】そのため、このように接続された地絡検出
機構60の回路構成は図1に示す配線図で表すことが
できる。ここで、スラリSは装置フレーム2とも接触す
るので、第3、第4主軸電極61,62とスラリSを介
して接続する装置フレーム2との間にスラリSの抵抗分
S4が存在する。
【0057】このような回路構成を持つ第4地絡検出機
構60は、回路的には前記第3地絡検出機構50と同じ
であるため、第3地絡検出機構50と同じ電気的動作を
する。すなわち、図1に示すように、第5検出器66
は、抵抗分S4の両端の電圧を検出する形で動作する。
この状態において、スラリSの抵抗分S4は、その抵抗
値が常に変動するため、第5検出器66の電圧値も常に
変動する。この第5検出器66の電圧値の変動をマージ
ンとして設定する。これにより、第5検出器66は、自
身の電圧値がそのマージン内にある場合に、回路として
正常に動作しているものとみなす。
【0058】一方、例えば、切断用ワイヤ6が加工用ロ
ーラ3〜5内で弛んだり、断線したりして第3主軸電極
61に接触すると、スラリSを介さずに電流は流れ、第
5検出器66の両端間は短絡した状態となる。そのた
め、第5検出器66の両端間の電圧は極端に低下し、前
記マージンを遥かに下回る値になる。これにより、第5
検出器66は、切断用ワイヤ6が地絡を生じたものと判
断する。
【0059】また、図1に示すように、ワークWの切
断加工作業を行なった後、そのワークWを矢印U方向に
引き上げる際に、ワークWに切断用ワイヤ6が引っかか
ることがある。すると、同ワイヤ6がワークWの引き上
げに追従して上方向に引っ張られる。そのため、切断用
ワイヤ6が第3、第4主軸電極61,62に接触する。
したがって、このような場合においても第5検出器66
は、切断用ワイヤ6が地絡を生じたものと判断する。こ
のため、切断用ワイヤ6の断線につながるような切断用
ワイヤ6の無理な引き上げが防止される。
【0060】なお、ここでは、第3主軸電極61の回路
構成と第4主軸電極62の回路構成は同じ構成であるた
め、第3主軸電極61における動作についてのみ説明
し、第4主軸電極62の説明を省略する。
【0061】上記(1)〜(4)の各地絡検出機構3
0,40,50,60を備えた本実施形態のワイヤソー
の作用及び効果を以下に記載する。 (a)本実施形態のワイヤソーでは、導電性を持つスラ
リの特性を利用した回路構成によって地絡検出がなされ
る。したがって、スラリとして導電性を持つものを使用
しても、切断用ワイヤ6の断線等に起因した地絡を誤検
出することなく確実に検出することができる。
【0062】(b)本実施形態のワイヤソーでは、切断
用ワイヤ6の地絡検出が各パートごとに分割して行われ
る。したがって、どの箇所で地絡が生じたかを的確に把
握することができる。
【0063】(c)上記(1)の第1地絡検出機構30
により、繰出しリール13と第1アンテナ電極31との
間での切断用ワイヤ6の地絡が検出される。そのため、
巻取りリール14と第2アンテナ電極41との間で、切
断用ワイヤ6が弛んだり断線したりした際に、それらを
即座に検出することができる。したがって、切断用ワイ
ヤ6の走行路を外れて同ワイヤ6が他の部材に絡みつい
たり、ワイヤ同士の混線を防止することができる。それ
とともに、断線による切断用ワイヤ6の取り替えの必要
性を即座に把握することができる。
【0064】(d)上記(2)の第2地絡検出機構40
により、巻取りリール14と第2アンテナ電極41との
間での切断用ワイヤ6の地絡が検出される。そのため、
巻取りリール14と第2アンテナ電極41との間で、切
断用ワイヤ6が弛んだり断線したりした際に、それらを
即座に検出することができる。したがって、上記(c)
と同様の効果を得ることができる。
【0065】(e)上記(3)の第3地絡検出機構50
及び上記(4)の第4地絡検出機構60により、各加工
用ローラ3〜5の間での切断用ワイヤ6の地絡が検出さ
れる。そのため、各加工用ローラ3〜5に巻回された切
断用ワイヤ6が弛んだり断線したりした際に、それらを
即座に検出することができる。したがって、上記(c)
と同様の効果を得ることができる。
【0066】(f)上記(3)の地絡検出機構50で
は、各加工用ローラ3〜5の各環状溝3a〜5aが深溝
になった際に、地絡として検出する。そのため、各環状
溝3a〜5aが深溝になりすぎて、各芯金3b〜5bに
まで達するのを防ぐことができる。すなわち、各ローラ
3〜5の取り替え時期を確実に把握することができる。
【0067】(g)上記(4)の地絡検出機構60で
は、ワークWの切断面に切断用ワイヤ6が引っかかって
ワークWの動きに追従した際に、そのワイヤ6の追従が
地絡として検出される。そのため、同ワイヤ6の追従を
即座に把握することができる。したがって、切断用ワイ
ヤ6がワークWに引っ張られて断線するのを防止するこ
とができる。
【0068】(h)この種のワイヤソーにおいては、切
断用ワイヤ6の交換やワークWのロットチェンジ(製造
ラインにおけるワークWの交換)等で、第3、第4主軸
電極61,62を取り外す必要がある。上記(4)の地
絡検出機構60では、このように第3、第4主軸電極6
1,62を取り外した際には、第5、第6検出器66,
68に電位が付与されない。そのため、この状態におい
て、第5、第6検出器66,68は地絡検出状態と同様
の信号レベルにある。したがって、第3、第4主軸電極
61,62を取り外したままでワイヤソーが作動するこ
とはない。その結果、第3、第4主軸電極61,62の
取り付け忘れを防止することができる。
【0069】(i)各地絡検出機構30,40,50,
60によって切断用ワイヤ6の地絡が検出されると、そ
の検出結果は地絡信号として表示装置71に送られ、表
示部72によって地絡の旨が表示される。したがって、
作業者は即座に切断用ワイヤ6の地絡を把握することが
できる。
【0070】(j)端材受81は、装置フレーム2に対
して電気的に絶縁された状態で取り付けられている。そ
のため、ワーク10を切断加工する際に割れ落ちたワー
ク10の端材が大きく端材受81と切断用ワイヤ6との
間に介在されても、端材を介して、地絡現象が発生する
ことを防止できる。
【0071】(第2実施形態) 次に、第1実施形態の一部を変更して具体化した第2実
施形態について図1を用いて説明する。但し、本第2
実施形態の構成等において、前記第1実施形態と同等で
ある部材等については、同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0072】本第2実施形態において、前記第1実施形
態と異なる点は、端材受の構成についてのみである。図
に示すように、加工用ローラ3,5の間における切
断用ワイヤ6の下方位置には、断面略逆台形状の支持台
91が装置フレーム2に固定されている。端材受92
は、支持台91に4つの絶縁材93を介して載置されて
いる。また、端材受92の下部にはストレーナ95aを
有する排出口95が形成されており、端材等とともに端
材受92内に流れ落ちたスラリを、端材等が端材受92
内に残るように濾過して排出口95から排出させるよう
になっている。
【0073】ローラブラケット20bには、開口96が
形成され、この開口95を通して端材受81を端材等の
廃棄のために出し入れすることができる。端材受92の
両端の上方に位置するように、ローラブラケット20
a,20bには、砥粒や切粉が加工用ローラ3,5に付
着しないように遮断するための一対の側板94が配設さ
れている。
【0074】このように構成された端材受92において
も、上記(j)の作用効果を得ることができる。しか
も、端材受92をローラ支持フレーム20の取り出し口
20aから簡単に取り出すことができるため、端材受9
2に堆積したワーク10の端材等を簡単に除去すること
ができる。
【0075】尚、上記各実施形態は以下のように変更し
てもよく、その場合でも同様の作用および効果を得るこ
とができる。 (イ)各地絡検出機構30,40,50,60の電源と
して、直流電源を使用する。
【0076】(ロ)各地絡検出機構30,40,50,
60の回路構成に用いたオペアンプ34,43,55,
57,65,67をそれぞれ抵抗に置き換えて、各検出
器35,44,56,58,66,68が、電流値の変
化量によって地絡を検出するようにする。
【0077】(ハ)地絡検出機構50において、第1主
軸電極51または第2主軸電極52のどちらか一方のみ
を具体化する。このようにしても、加工用ローラ3〜5
の間に巻回された切断用ワイヤ6の地絡を確実に検出す
ることができる。
【0078】(ニ)地絡検出機構60において、第3主
軸電極61または第4主軸電極62のどちらか一方のみ
を具体化する。このようにしても、切断加工されたワー
クWを切断用ワイヤ6から引き上げる際に、同ワイヤ6
がワークWの切断面に引っかかりワークWに追従した場
合には、同ワイヤ6が第3主軸電極61または第4主軸
電極62に接触する。したがって、同ワイヤ6がワーク
Wに引っ張られて断線することを防止することができ
る。
【0079】(ホ)地絡検出機構として、AE(Acoust
ic Emission)センサを用いる。このようにした場合、
例えば繰出しリール13の内部にAEセンサを配置すれ
ば、繰出しリール13から加工用ローラ5までの間の切
断用ワイヤ6の地絡を検出することができる。また、巻
取りリール14の内部にAEセンサを配置すれば、巻取
りリール14から加工用ローラ5間での間の切断用ワイ
ヤ6の地絡を検出することができる。さらに、各加工用
ローラ3,4,5の内部にAEセンサを配置すれば、各
ローラ間に巻回された切断用ワイヤ6の地絡を検出する
ことができる。
【0080】(ヘ)上記第1実施形態において、端材受
81は、絶縁材83に覆われた支持軸82を用いてい
る。この支持軸82を絶縁材83で覆わず、図1に示
すように、端材受81の各凸部81aの下面から端材受
81の側面にかけて、絶縁材84を取り付ける。このよ
うにしても、端材受81を装置フレーム2に対して絶縁
することができる。しかも、絶縁材84を容易に交換す
ることができる。
【0081】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にそれらの効果とともに記載する。 (1)請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤソーにお
いて、地絡検出機構としてAEセンサを用いたワイヤソ
ー。
【0082】
【発明の効果】請求項1〜8のいずれか1項に記載の発
明によれば、スラリとして導電性を持つスラリを用いて
も、切断用ワイヤの地絡を検出することができる。
【0083】請求項3〜6のいずれか1項に記載の発明
によれば、切断用ワイヤの地絡箇所を的確に把握するこ
とができる
【0084】請求項7に記載の発明によれば、ワークか
ら割れ落ちた端材等を端材受によって受け止めることが
できる。請求項8に記載の発明によれば、ワークの端材
を介して地絡することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のワイヤソーの全体構成を示す
正面図。
【図2】 第1実施形態のワイヤソーの平面図。
【図3】 第1実施形態の端材受の構成を示す概略断面
図。
【図4】 地絡検出機構の配線状態を示す概略斜視図。
【図5】 アンテナ電極と切断用ワイヤの関係を示す要
部断面図。
【図6】 地絡検出機構の回路構成を示す配線図。
【図7】 地絡検出機構の配線状態を示す概略斜視図。
【図8】 地絡検出機構の配線状態を示す概略斜視図。
【図9】 主軸電極と切断用ワイヤの関係を示す要部断
面図。
【図10】地絡検出機構の回路構成を示す配線図。
【図11】地絡検出機構の配線状態を示す概略斜視図。
【図12】主軸電極と切断用ワイヤの関係を示す要部断
面図。
【図13】地絡検出機構の回路構成を示す配線図。
【図14】ワークと切断用ワイヤの関係を示す概略図。
【図15】第2実施形態の端材受の構成を示す概略断面
図。
【図16】別の実施形態の端材受の構成を示す概略断面
図。
【符号の説明】
3〜5…加工用ローラ、6…切断用ワイヤ、13…繰出
しリール、14…巻取りリール、30…第1地絡検出機
構、31…第1アンテナ電極、40…第2地絡検出機
構、41…第2アンテナ電極、50…第3地絡検出機
構、51…第1主軸電極、52…第2主軸電極、60…
第4地絡検出機構、61…第3主軸電極、62…第4主
軸電極、81,92…端材受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 27/06 B28D 5/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断用ワイヤを螺旋状に巻き掛けるため
    の複数の加工用ローラを備え、 前記加工用ローラの回転により前記切断用ワイヤを走行
    させ、その切断用ワイヤに対して砥粒を含む導電性のス
    ラリを供給しながらワークを押し付けて、そのワークを
    切断するようにしたワイヤソーにおいて、前記切断用ワイヤとの間に前記スラリが介在するように
    配設された電極と、その電極から 前記スラリを介して
    記切断用ワイヤに通電する電源とを有し、前記スラリの
    導電性を利用して前記切断用ワイヤの地絡を検出する地
    絡検出機構を備えたワイヤソー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のワイヤソーにおいて、
    前記地絡検出機構は、前記切断用ワイヤの地絡検出を複
    数箇所で行うことを特徴とするワイヤソー。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のワイヤソーにおいて、
    前記地絡検出機構は、前記切断用ワイヤにおける前記繰
    出しリールから前記加工用ローラに巻き掛けられるまで
    の部分の地絡を検出する第1地絡検出機構と、前記切断
    用ワイヤにおける前記巻取りリールから前記加工用ロー
    ラに巻き掛けられるまでの部分の地絡を検出する第2地
    絡検出機構と、前記切断用ワイヤにおける前記加工用ロ
    ーラに巻き掛けられた部分の地絡を検出するさらに別の
    地絡検出機構とからなるワイヤソー。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のワイヤソーにおいて、
    前記第1地絡検出機構及び第2地絡検出機構は前記加工
    用ローラの端部に対し離間して配置された第1アンテナ
    電極及び第2アンテナ電極を備えたワイヤソー。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載のワイヤ
    ソーにおいて、前記別の地絡検出機構は、前記加工用ロ
    ーラに対して離間した状態で、同ローラと平行に配置さ
    れた棒状の主軸電極をそれぞれ有する第3地絡検出機構
    及び第4地絡検出機構からなり、 前記第3地絡検出機構の主軸電極は前記切断用ワイヤの
    内側近傍に配設され、前記第4地絡検出機構の主軸電極
    は前記加工用ローラの上方に配設されてい るワイヤソ
    ー。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載のワイヤソーにおい
    て、前記地絡検出機構は、前記切断用ワイヤの地絡検出
    を、電圧または電流により検出するワイヤソー。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6に記載のワイヤソーにおい
    て、前記加工用ローラ間における前記切断用ワイヤの下
    方に、ワークの端材を受けるための端材受を備えたワ
    ヤソー。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のワイヤソーにおいて、
    前記端材受は、装置フレームに対して電気的に絶縁され
    ているワイヤソー
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