JP3261599B2 - 光電式分離型煙感知器 - Google Patents

光電式分離型煙感知器

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JP3261599B2
JP3261599B2 JP00671094A JP671094A JP3261599B2 JP 3261599 B2 JP3261599 B2 JP 3261599B2 JP 00671094 A JP00671094 A JP 00671094A JP 671094 A JP671094 A JP 671094A JP 3261599 B2 JP3261599 B2 JP 3261599B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログタイプの光電
式分離型煙感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログタイプの光電式分離型煙
感知器は、送光部と受光部とを互いに距離を隔てて配置
し、送光部と受光部との間に煙が進入することによって
変化する受光部での入射光量を感知させてその減光率を
検出させておき、その減光率のデータを受信機に伝送す
ることにより受信機側で火災判断を行わせて発報動作を
行わせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものでは、光電式分離型煙感知器における受光部への入
射光量の減光率のデータを受信機に伝送する機能を有す
るに過ぎない。従って、何らかの原因で減光率のデータ
を受信機側へ伝送させることができなくなると、実際に
火災が発生した場合であってももはやその旨の適切な発
報動作を行わせることができないという重大な難点があ
った。
【0004】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、光電式分離型煙感知器と受信機との間のデータ伝送
に支障を生じた場合であっても、火災発生時に適切な発
報動作が行えるようにすることを、その目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明に係る光電式分離型煙感知器は、送
光部と受光部とが互いに距離を隔てて配置され、前記送
光部と前記受光部との相互間の煙による受光部への入射
光量の減光率を検出し、その減光率のデータを受信機側
へ伝送するように構成された光電式分離型煙感知器であ
って、前記受信機への減光率データの伝送が不可能な状
態となった際に前記減光率が所定の火災判断レベルを超
えたときには、火災発生の旨の発報動作を行うバックア
ップ発報手段が具備されている。
【0006】請求項2に記載の本発明に係る光電式分離
型煙感知器は、上記請求項1の構成において、前記送光
部と受光部との間の距離を設定するための距離設定手段
を備え、この距離設定手段に設定された距離に応じて火
災判断レベルを変化させる構成とされている。
【0007】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1に記載の本発明
に係る光電式分離型煙感知器では、受信機への減光率デ
ータの伝送が不可能な状態となって、火災発生時に受信
機側で発報動作を行わせることができなくなっても、火
災発生時にはこの光電式分離型煙感知器に具備されたバ
ックアップ発報手段で発報動作を適切に行わせることが
できる。
【0008】請求項2に記載の本発明に係る光電式分離
型煙感知器では、この光電式分離型煙感知器自体に送光
部と受光部との間の距離に応じて火災判断レベルを変化
させる機能が具備されることとなるので、バックアップ
発報手段で発報させる際の火災が発生したか否かの判断
が正確に行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係る光電式分離型煙感知
器のハード構成の一例を示すブロック図である。この光
電式分離型煙感知器は、互いに距離を隔てて配置された
送光部1と受光部2とから成り、受光部2は伝送路3を
介して受信機4に接続されている。送光部1は、光を出
射する発光素子5と、発光素子5を駆動する発光回路6
とを備えている。受光部2は、受光素子7、増幅回路
8、A/D変換回路9、制御回路10、伝送回路11、
バックアップ発報回路12、距離設定回路13を備えて
いる。受光素子7は、送光部1の発光素子5から送光さ
れる光が入射することにより、その光量に応じたアナロ
グの電気信号を増幅回路8に出力する。増幅回路8は、
受光素子7からの信号を増幅してA/D変換回路9に出
力する。A/D変換回路9は、増幅回路8からのアナロ
グ信号をデジタル信号に変換して制御回路10に出力す
る。制御回路10は、例えばCPU等で構成され、A/
D変換回路9、伝送回路11、及び距離設定回路13か
ら信号入力がなされ、また発光回路6、伝送回路11、
及びバックアップ発報回路12に信号出力を行う。
【0010】すなわち、制御回路10は、伝送回路11
および伝送路3を介して受信機4との相互間で常時アナ
ログ方式のデータ通信を行っている。具体的には、制御
回路10はA/D変換回路9から入力されるデータの信
号に基づいて、送光部1の発光素子5から受光部2の受
光素子7に入射する光量の減光率を演算し、その減光率
のデータを伝送回路11から受信機4側へ出力させてい
る。さらに制御回路10は、伝送路3の故障などにより
受信機4との間の伝送が停止したときには、A/D変換
回路9からの信号と距離設定回路13からの信号に基づ
いて、受光素子7への入射光量の減光率が火災判断レベ
ルを越えたか否かを演算する。そして、その減光率が火
災判断レベルを越えたときにはバックアップ発報回路1
2を駆動させて、例えばアラーム鳴動や表示ランプの点
灯等の発報動作を行わせる。尚、受信機4とのデータ伝
送が停止した旨は、伝送回路11から制御回路10への
信号入力が中断することによって、制御回路10で判断
することが可能である。距離設定回路13は、例えば使
用者などにより送光部1の発光素子5と受光部2の受光
素子7との間の距離が設定され、その距離に応じたデー
タを増幅回路8と制御回路10とに出力するように構成
されている。
【0011】次に、上記構成の光電式分離型煙感知器の
動作について説明する。先ず、通常の動作状態時では、
制御回路10により発光回路6が制御され、発光回路6
により発光素子5が駆動されて、発光素子5から光が出
射される。この光は受光素子7に入射され、その光量に
応じたアナログの電気信号が受光素子7から出力され、
増幅回路8により増幅され、A/D変換回路9によりデ
ジタル信号に変換されて、制御回路10に入力される。
これにより制御回路10が、受光素子7への入射光量の
減光率を演算する。すなわち、送光部1の発光素子5と
受光部2の受光素子7との間に煙が存在しない場合にお
ける受光素子7への入射光量を基準とすると、火災によ
り煙が発生して発光素子5と受光素子7との間に煙が存
在する場合には、その煙の濃度に応じて受光素子7への
入射光量が減少する。制御回路10はかかる減光率をA
/D変換回路9からのデータに基づいて演算している。
【0012】また、制御回路10は、伝送回路11を介
しての受信機4との伝送が正常か否かを常時判断してお
り、正常であれば、先に演算した受光素子7への入射光
量の減光率に関するデータを、伝送回路11を介して受
信機4に伝送する。これにより受信機4が、受光部2か
らの減光率に関するデータに基づいて火災か否かを判断
する。受光部2と受信機4との間のデータ伝送が正常な
場合は、上記の動作が繰り返される。
【0013】これに対し、例えば伝送路3の故障などに
原因して、受光部2と受信機4との間のデータ伝送が停
止した場合には、制御回路10がそれを感知し、距離設
定回路13からの信号に基づいて火災判断レベルを決定
する。そして、A/D変換回路9からの信号すなわち減
光率が火災判断レベルを越えていれば、火災と判断して
バックアップ発報回路12を駆動させる。
【0014】かかる火災の旨の判断に際しては、送光部
1の発光素子5と受光部2の受光素子7との間の距離が
長ければ、煙の濃度が低くても減光率が大きくなるの
で、発光素子5と受光素子7との間の距離に応じて火災
と判断する閾値すなわち火災判断レベルを適正に決定す
る必要がある。このため、発光素子5と受光素子7との
間の距離が例えば10m未満の場合は火災判断レベルを
20%とし、10m以上25m未満の場合は40%と
し、25m以上50m未満の場合は60%とし、50m
以上の場合は80%とする。そして、減光率が決定した
火災判断レベル以下の場合は、煙濃度が所定値以下であ
るので、火災でないと判断する。減光率が決定された火
災判断レベルを越えている場合は、煙濃度が所定値を越
えているので、火災であると判断し、バックアップ発報
回路12を駆動させる。
【0015】尚、送光部1の発光素子5と受光部2の受
光素子7との間の距離は、光電式分離型煙感知器の設置
時に距離設定回路13に設定しておけばよい。また上記
した光電式分離型煙感知器では、発光素子5と受光素子
7との間の距離に応じて増幅回路8の増幅率を変化させ
るための距離設定スイッチを内蔵させ、この距離設定ス
イッチを距離設定回路13の一部として共用化した構成
とすることも可能である。
【0016】図2に示すフローチャートのステップ10
1〜113は、上記した光電式分離型煙感知器の一連の
動作手順を示している。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1及び2に記載の本発明に係る光電式分離型煙感知器
によれば、受信機との間のデータ伝送に支障を生じた場
合であっても、光電式分離型煙感知器自身が火災を判断
して発報できるという格別な効果が得られる。特に、請
求項2に記載の本発明によれば、送光部と受光部との間
の距離に応じて火災判断の旨を正確に判断でき、火災時
の発報動作の正確性を高めることができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光電式分離型煙感知器のハード構
成の一例を示すブロック図。
【図2】本発明に係る光電式分離型煙感知器の一連の動
作状態の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 送光部 2 受光部 3 伝送路 4 受信機 5 発光素子 7 受光素子 9 A/D変換回路 10 制御回路 11 伝送回路 12 バックアップ発報回路 13 距離設定回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送光部と受光部とが互いに距離を隔てて配
    置され、前記送光部と前記受光部との相互間の煙による
    受光部への入射光量の減光率を検出し、その減光率のデ
    ータを受信機側へ伝送するように構成された光電式分離
    型煙感知器であって、前記受信機への減光率データの伝
    送が不可能な状態となった際に前記減光率が所定の火災
    判断レベルを超えたときには、火災発生の旨の発報動作
    を行うバックアップ発報手段が具備されていることを特
    徴とする光電式分離型煙感知器。
  2. 【請求項2】送光部と受光部との間の距離を設定するた
    めの距離設定手段を備え、この距離設定手段に設定され
    た距離に応じて火災判断レベルを変化させる構成とした
    請求項1に記載の光電式分離型煙感知器。
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