JP3260749B2 - 油入ケーブル用遷移継手 - Google Patents

油入ケーブル用遷移継手

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JP3260749B2
JP3260749B2 JP51568991A JP51568991A JP3260749B2 JP 3260749 B2 JP3260749 B2 JP 3260749B2 JP 51568991 A JP51568991 A JP 51568991A JP 51568991 A JP51568991 A JP 51568991A JP 3260749 B2 JP3260749 B2 JP 3260749B2
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S174/00Electricity: conductors and insulators
    • Y10S174/08Shrinkable tubes

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は全体的に電気ケーブルの接続部用の被覆に関
し、特に油が含浸された層を有するケーブルを接続また
は終端させるときに用いられる遷移継手(transition j
oint)に関する。
2.先行技術の説明 電話線、高圧線、有線テレビ等に用いられるような電
気ケーブルは、製造上の欠陥または環境上の要因のため
にその線中に故障または破損を生じることがあり得る。
故障は地下ケーブルおよび架空ケーブルの双方において
起こる。このようなケーブルの全体部分を交換するより
も、ケーブルの一部を露出させ、故障を修理し、かつこ
の接続部の回りに包囲部を設置する方が好都合である。
電気ワイヤの接続(splicing)は連なるケーブル部分を
連結させるのに同様に有用であり、かつこのようなケー
ブルを終端させるのに同様に有用である。
このようなケーブル、特に電話用および電力用の地下
ケーブルのための最も初期の構造の一つは、一つ又は複
数の導体を包囲するリードジャケットを具備し、リード
ジャケットと導体間に配置された油が含浸された絶縁性
の紙の層を有する。現在では新式の地下ケーブルは押出
成形された誘電性の(プラスチック)ジャケットを有
し、内部に流体を有さないが、まだかなりの量の紙絶縁
されたリードケーブル(paper−insulated lead cable
(「PILC」))が使用されている。斯くして、PILCケー
ブルが修理され又は終端されることが必要なときに、油
または他の誘電性の流体の漏出によって引き起こされる
有害な作用のために問題が生じる。
Di Pietroに対して発行された米国特許第4,110,550
号、Gregoryに対して発行された米国特許第4,354,050
号、Silver他に対して発行された米国特許第4,375,577
号、Clabburnに対して発行された米国特許第4,383,131
号、Giorgio他に対して発行された米国特許第4,638,112
号、およびLawrence他に対して発行された米国特許第4,
695,676号を含むいくつかの先行技術に属する特許がPIL
Cケーブルの接続に向けられている。しかしながら、こ
れらの特許の各々は或る欠点を有する。例えばClabburn
の特許に開示されている遷移接続(図4参照)では、内
部の空隙充填材料および外側の金属製ブレード(ひも)
に加えて四つの別々の高分子材料の層が使用されてい
る。明らかにこの構造は過度に複雑であり、かつ組み立
てに過大の時間を要する。Clabburnによる構造はエラス
トマ管の使用を開示しているが、このClabburnによる構
造では油を通さない層がこのようなエラストマ管と油が
含浸された紙との間に配置されることが必要であること
が、当業者によって更に認識されるであろう。もし油が
エラストマ層と直接接触すると油がエラストマ内に吸収
され、この油はエラストマを膨張させかつ遂には劣化さ
せるという事実のために、先行技術の接続組体ではこの
ような油を通さない層が必要とされてきた。これにより
エラストマとケーブル間の界面において空隙が生成され
やすくなり、高電圧故障につながる。最後に、Clabburn
はケーブルと接触している熱収縮可能な材料に頼ってい
る。しかしながら、この熱収縮可能な材料が加熱された
ときにケーブル内の油が容易に気化してケーブル表面と
油を通さない(熱収縮可能な)層との間に有害な空隙を
残すことがあり得るので、この構造は望ましくない。
Di Pietroによる組体、Gregoryによる組体、Silver他
による組体、およびGiorgio他による組体の各々はバ
ー、口輪、カラー、クランプ等のいくつかの金属部品を
必要とし、これらの金属部品もまた適用するのが困難で
あり、かつこれらの金属部品はClabburnの特許で用いら
れている材料よりも高価である。Lawrence他による構造
は幾分単純であるが、この構造はひとかたまりの封入粒
子材料の配置を必要とする。更にLawrence他の特許に示
されている接続(およびClabburnの特許に示されている
接続)は終端継手、即ち流体入りケーブルの端部を有効
に密封すると共に次いで広範なケーブル付属品がそこに
取り付けられることができるようにする継手用には適し
ていない。従って、上述の接続組体よりも組み立てがよ
り単純(かつより安価)な流体入りケーブル用遷移継手
であって、かつこのような二つのケーブルを一緒に連結
するため、このような一つのケーブルをプラスチック誘
電性ケーブルに接続するため、流体入りケーブルを終端
させるため、または種々の他のケーブル付属品を受容す
るための幅広い適用ができる流体入りケーブル用遷移継
手を創案することは望ましくかつ有利なことである。
発明の要約 上述の目的は、PILCケーブルの露出された端部の周り
に油が含浸された紙と直接接触して配置されるようにな
っている予め伸張されたエラストマ管と、エラストマ管
を完全に包囲しかつ閉じ込めるようになっている熱回復
可能な管状スリーブとを具備する遷移継手組体キットに
よって達成される。熱回復可能なスリーブはエラストマ
管が膨張しないようにエラストマ管を機械的に絞り、こ
れにより劣化させる油の吸収が防止される。斯くして耐
油性マスチック、エポキシ密封樹脂または金属製クラン
プを必要とせずに継手内のたった二つの層により油の完
全な密封が達成される。
この構造は設計および適用における大きな単純性を提
供し、コストと時間の両方の節約を与える。この新規な
遷移継手組体は本質的にPILCケーブルの端部をプラスチ
ック(押出成形された誘電性の)ケーブルに変換し、こ
のときこの変換された端部は別のケーブル(PILCケーブ
ル又は押出成形された誘電性のケーブル)に連結される
ことができ、またはこの変換された端部に終端部が取り
付けられることができる。押出成形された誘電性のケー
ブル用に使用されるように設計されていて通常PILCケー
ブル用には使用できない予め成形された又は押出成形さ
れたケーブル付属品が、これらの連結をなすために使用
されることができる。
図面の簡単な説明 本発明の新規な特徴および範囲は添付の請求の範囲に
おいて記述される。しかしながら本発明自体は、添付図
面を参照することによって最もよく理解されるであろ
う。
図1は紙絶縁されたリードジャケット付きの同軸ケー
ブルの終端部の側面図であって、中心の導体を露出させ
るように種々の層の一部が取り除かれている。
図2は、本発明に従って電気的応力除去テープがリー
ドジャケットの端部および中間の半導性層に施され、か
つ紙絶縁部にはほどけないようにテープが巻かれた状態
を示す図1と同様の側面図である。
図3は上述の各図と同様のもう一つの側面図である
が、本発明によるキットおよび方法に従って構成される
遷移継手(transition joint)の一部を形成するエラ
ストマ管の適用を更に示している。
図4は、PILCケーブルときっちりと形が合致したエラ
ストマ管を示す更に別の側面図である。
図5は、本発明による遷移継手の一部を形成する熱回
復可能なスリーブの適用を示す更に別の側面図である。
図6はPILCケーブル上の遷移継手を示す縦断面図であ
って、第2のケーブルへのPILCケーブルの接続を更に示
している。
図7は、「T字形」モジュールへのPILCケーブルの接
続を示す、本発明による遷移継手の平面図である。
好ましい実施例の説明 図面を参照すると、特に図1を参照すると、その内部
に誘電性の流体を含む典型的な同軸ケーブル10が示され
ている。このようなケーブルは典型的には、外側のリー
ドジャケット12と、炭素が入れられた(carbon−loade
d)紙で形成された中間の半導性層14と、油が含浸され
た紙で形成された絶縁層16と、1本の中心の導体または
一群の導体18とから構成される。本発明は主として、こ
のような油入ケーブルからの遷移部(transition)を形
成するために設計されている。しかしながら本発明は、
誘電性のゼリーが充填されたケーブルを含めてその内部
に他の流体を有するケーブルに対してもうまく作用する
ということが理解されるべきである。またPILCケーブル
の或るものは、リードジャケットを包囲するプラスチッ
クシースを有する。
図1に示されるようにPILCケーブルは、まずリードジ
ャケット12の大きな部分(例えば28cm)を切除してこれ
により半導性層14を露出させることによって、接続(sp
licing)のための準備がなされる。リードジャケット12
の縁部における鋭い角部は金槌のとがった端で打たれる
べきである。半導性層14のやや小さい部分(例えば22c
m)が同様の取り除かれ、絶縁層16が露出される。最後
に、絶縁層16の更に小さい部分(例えば11cm)が取り除
かれ、中心の導体18が露出される。
図2に示されるように、絶縁層16は帯状の(絶縁性
の)接着テープ20によって所定の位置に保持されること
ができ、この接着テープ20は紙絶縁部をほどけないよう
に保つ。テープ20は、テープの第2の巻きに張力をかけ
ることができるように、接着剤が施された面を外側にし
て当てがわれるべきである。この目的のための適切なテ
ープとしては、本発明の譲受人であるMinnesota Mining
& Manufacturing Co.(3M)によって製品番号33+の
ビニル電気テープが販売されている。帯状の第2のテー
プ22がリードジャケットの縁部の近く(例えば1〜2c
m)のリードジャケット12上に配置されることができ
る。後述するようにテープ22はリードジャケット12の縁
部の位置にマークを付けるために使用される。テープ20
用に用いられたテープと同じタイプのテープがテープ22
用に用いられることができる。
本発明による遷移継手(transition joint)を取り付
けるための更なる準備として、好ましくはケーブル10に
は何らかの形式の誘電応力除去手段(dielectric stres
s relief)が設けられるべきである。このことは、リー
ドジャケット12の終端部および半導性層14の周りに高誘
電率のテープ24を巻くことによって容易に達成されるこ
とができる。応力制御テープ24は、半導性層14を完全に
覆いかつ絶縁層16の上にわずかに重なる(例えば1cm)
べきである。好ましくは応力制御テープは半分重ねかけ
られた二つの層状に巻かれる。この目的のための適切な
テープとしては、3M社からの製品番号2220の応力制御テ
ープが利用可能である。
次に図3を参照すると、本発明による遷移継手キット
および方法の第1の構成要素はエラストマ管26である。
エラストマ管26は典型的には押出加工によって製造さ
れ、このエラストマ管26は、その弛緩された状態におい
て全体的に円筒状をなす。このエラストマ管はエラスト
マ材料、例えば天然ゴム、合成(シリコーン)ゴム、ブ
タジエンスチレンゴム、ポリクロロプレン、またはウレ
タンゴム(このリストは網羅的なものではない)で形成
されることができる。エラストマ管26のための好ましい
材料はエチレン−プロピレン非共役ジエンターポリマー
(EPDM)であり、このEPDMは電気的に絶縁性である。
「管」および「管状」という用語は、円形断面を有する
物体に限定されるのではなく、むしろ任意の断面を有す
る中空の細長い部材を指すことを理解されたい。
エラストマ管26の大きさは、接続されるべきケーブル
の大きさに応じてかなり変化し得る。エラストマ管26の
長さは、半導性層14の露出された部分と絶縁層16の露出
された部分とを合わせた長さよりも長くすべきである。
上述の典型的な各寸法に基づくと、エラストマ管26の長
さは約20cmであるべきである。(その弛緩された状態に
おける)エラストマ管26の直径は、典型的には1センチ
メートルから5センチメートルの範囲内で中心の導体18
の直径よりも小さくすべきである。エラストマ管26の弾
性的な特性により、単一の直径の管が様々な直径のケー
ブルに便利に使用されることができる。当然のことなが
ら、図3に示される膨張された状態ではエラストマ管26
の直径はケーブル10の直径よりも大きい。(その弛緩さ
れた状態における)エラストマ管26の厚さは変化し得
る。
エラストマ管26は事前に膨張されずにはめられること
ができる、例えば潤滑剤を用いてエラストマ管をケーブ
ル10上に滑り込ませることによって、または管を外側に
めくり返してこの管をケーブル10上に転がしていくこと
によって、事前に膨張されずにはめられることができ
る。しかしながら、Sievertに対して発行された米国特
許第3,515,798号に記載されているように、着脱可能な
コア28上にエラストマ管26を予め装填することが非常に
好ましい。着脱可能なコア28はエラストマ管26を半径方
向に膨張された状態に維持する。また着脱可能なコア28
は、全体的に円筒状をなし且つエラストマ管26よりもわ
ずかに長い。着脱可能なコア28の直径は大きく変化する
ことができ、唯一の実際的な必要条件は、着脱可能なコ
アの直径がケーブル10の外径よりも大きくかつコアがほ
どかれるための十分な隙間(クリアランス)を与えると
いうことである。着脱可能なコア28は耐久性のある可撓
性の材料、例えば酢酪酸セルロース、ポリプロピレン、
ポリエチレン又はポリ塩化ビニルで形成される。着脱可
能なコア28は連続的な帯材によって形成された螺旋形の
溝を有し、互いに隣接するコイル部(巻き部)は相互に
連結される。同様のコアが、中空の円筒材に螺旋状に穴
をあけることによって製造されることができる。コア28
の壁は典型的には1ミリメートルから5ミリメートルの
範囲内の厚さを有する。コア28は、帯材の端部30を強く
引っ張ってほどくことによって崩壊される。
図3に示されるように、エラストマ管26の一方の端部
はマーキングテープ22に隣接して保持される。着脱可能
なコア28の端部30が引っ張られるにつれて、エラストマ
管26はゆっくりとケーブル10の周りの所定の場所に収縮
し、最終的にこのエラストマ管は、図4に示されるよう
にケーブル10の形にきっちりと合致される。エラストマ
管26が絶縁層16(油が含浸された紙)と直接接触するこ
とに注意されたい。本発明による遷移継手の第2の構成
要素、即ち図5に示される熱回復可能なスリーブ(heat
recoverable sleeve)32が今や取り付けられることが
できる。
ここで図5を参照すると、熱回復可能なスリーブ32
が、エラストマ管26を完全に覆うようにケーブル10上に
配置される(スリーブ32の取り付けの前にマーカテープ
22が取り除かれることが好ましい)。次いでトーチ34か
らのような熱源が当てられ、熱回復可能なスリーブ32を
エラストマ管26の回りに密接に形が合致するように収縮
せしめる。熱源は、熱回復可能なスリーブ32の中央から
始まって均一に当てられるべきである。スリーブ32は、
一方の端部においてしわが寄らずにリードジャケット12
と締め付けるように接触し、かつ他方の端部においてし
わが寄らずに中心の導体18と締め付けるように接触する
まで、加熱されるべきである。エラストマ管26が熱障壁
として使用し、その結果、スリーブ32に熱が加えられた
ときにケーブル10内の油は過度に加熱されず、従ってケ
ーブル10内の油が気化して先行技術の遷移接続において
しばしば生成された有害な空隙を生じせしめることがな
いということが、当業者によって認識されるであろう。
また、熱回復可能なスリーブ32は広範な材料、特にポ
リテトラフルオロエチレン、ポリクロロプレン、フルオ
ロエラストマ又は架橋ポリオレフィン(このリストは網
羅的なものではない)のような重合性樹脂で形成される
ことができる。好ましい材料はポリ弗化ビニリデンであ
る。このポリ弗化ビニリデンは、熱回復可能であり且つ
電気的に絶縁性であるという主要な必要条件に適合する
と共に、ケーブル10の非常時の過負荷条件において発生
される温度よりも高い結晶融点を有するという主要な必
要条件に適合する。このような材料は、3M社からブラン
ド名Kynarのもとに販売されている。もしその融点が125
℃以上、好ましくは約175℃であれば、他の熱回復可能
な材料が用いられることができる。ここで用いられる
「熱回復可能な」という用語は任意の熱弾性材料、即ち
熱が加えられたときにその元の(より小さい)形状に戻
るか、または事前に変形されていなかった場合には熱が
加えられたときに収縮する任意の材料を指す。
エラストマ管26の場合と同じように、熱回復可能なス
リーブ32の大きさは、接続されるべきケーブルの大きさ
に応じてかなり変化し得る。その収縮された状態におい
てスリーブ32の長さはエラストマ管26の長さよりも長く
すべきであり、好ましくはスリーブ32の長さは、約2cm
だけリードジャケット12に重なると共に約1cmだけ中心
の導体18に重なる。上述の列挙された熱弾性材料の大部
分はかなり正確な収縮比を有するので、その収縮された
状態におけるスリーブ32の長さは容易に決定されること
ができる。スリーブの余分の長さ部分は収縮後に切り取
られることができる。これは、スリーブ32がまだ触るの
に温かい間に最も良好に成し遂げられる。当然のことな
がら、その膨張された状態におけるスリーブ32の直径は
ケーブル10を収容するのに十分なほど大きくなければな
らない。また、その収縮された状態における直径は中心
の導体18の直径よりも小さくすべきである。
ひとたび熱回復可能なスリーブ32が所定の場所に配置
されれば、本発明による遷移継手は完成する。油透過性
のエラストマ管26が油が含浸された紙と密接に接触して
いるという事実(従来の知恵に反する)にも拘わず、こ
の組体は信頼性の高い密封性を生成し、かつ絶縁層16か
らにじみ出る油が漏れ出ることを防止する。熱回復可能
なスリーブ32によって付与されるエラストマ管26の周り
の機械的な閉じ込め圧力がエラストマ材料内への油の吸
収を防止することがわかった。換言すれば、この閉じ込
め圧力は油/エラストマ界面における浸透圧よりも大き
い。試験結果によれば、この構造ではエラストマ管26は
有意な量の油を吸収せず、劣化は起こらないことがわか
った。実際、本発明による遷移継手はいくつかの熱サイ
クルおよび高圧試験に合格した。これらの試験の内で最
も苛酷なものは110℃かつ25PSI(約1.7×105Pa)での試
験であった。これは産業上の試験の要求を越えている。
本発明による遷移継手はPILCケーブルの終端部をプラ
スチックケーブルに有効に変換する。次いでこの変換さ
れたケーブルは、通常押出成形された誘電性ケーブル用
に限定されている種々のケーブル付属品の使用を受け入
れることができる。例えば、中心の導体18に終端ラグを
取り付けるためにコネクタが使用されることができ、或
いは図6に示されるようにケーブル10をもう一つのケー
ブル40に接続するために分離した接続組体が使用される
ことができる。ケーブル40は押出成形された誘電性ケー
ブル、または同様に遷移継手を有するPILCケーブルであ
ることができる。
図6において、ケーブル10の中心の導体18はコネクタ
44、好ましくはクリンプタイプのコネクタによってケー
ブル40の中心の導体42に接続される。この接続は、エラ
ストマ管26または熱回復可能なスリーブ32を当てる前に
形成される。もちろん、これらの構成要素の双方はコネ
クタ44の取り付けの前にケーブル10上に通されなければ
ならないが、これらの構成要素の双方は、この接続が完
了される後まで膨張された状態に維持される。図6に示
される接続では、管26およびスリーブ32がコネクタ44上
に部分的に重なることが好ましい。また、紙の層16の終
端部とコネクタ44との間の管26の下にもう一つのテープ
層51を使用することが望ましい。これは管26が内方に膨
張することを防止し、斯くしてエラストマ管26による油
の吸収を更に防止する。次いでコネクタ44は閉鎖部46
(例えば、もう一つのエラストマ管または熱回復可能な
管)によって覆われることができ、この接続部全体がよ
り大きな接続ハウジング48によって包囲されることがで
きる。接続ハウジング48は周囲(環境)の影響、特に湿
気の侵入に対する保護を与え、かつ電気的な遮蔽(シー
ルド)および連続性を与える。接続ハウジングには絶縁
材料50が設けられることができる。周囲に対する追加の
保護を与えるために二つのエラストマ管(図示しない)
が、ハウジング48の両端部上に重なるケーブル10上に設
置されることができる。図示される接続ハウジングは3M
社のQS−IITM5451Aという中(電)圧用の成形されたゴ
ム接続器である。この接続器では閉鎖部46、絶縁材料50
およびハウジング48が工場においてすべて一体的に形成
され、閉鎖部46およびハウジング48は導電性である。
工場で一体形成された閉鎖部46、絶縁材料50およびハ
ウジング48を2つのケーブル10と40の接続部に現場で施
す工程は次のとおりである。まず接続されるべきケーブ
ル10と40は図1と2に記載のように終端部がむき出しに
される。エラストマー管26と熱回復性スリーブ32とがそ
の膨張された状態で接続されていないケーブルの一方の
端部の上に摺動されこのケーブル側に動かされる。同様
に閉鎖部46と絶縁材料50とに一体に形成されたハウジン
グ48が、接続されていないケーブルの端部の上に摺動さ
れこのケーブル側に動かされる。次にクリンプタイプの
コネクタ44がケーブル40とケーブル10のそれぞれの中心
の導体42と18とを接続するのに用いられる。次にエラス
トマ管26が図6に示される位置へと摺動され支持コア28
が取除かれ(図3に示すように)エラストマ管26がもと
の状態に収縮できるようにする。次に熱回復性スリーブ
32が図6に示される位置に置かれ加熱されて収縮する。
この作用が完了した後ハウジング48が一体形成された絶
縁材料50と閉鎖部材46と共に、両ケーブルの接続部の上
を所定の場所まで(図6に示される位置まで)摺動さ
れ、遷移継手が完成される。
図7は変換されたPILCケーブル10の「T字形」モジュ
ール52への接続を示す。T字形モジュール52は、ケーブ
ル10の中心の導体18に取り付けられる内部コネクタを有
する。T字形モジュール52の自由端部には他のコネクタ
が設けられることができる。図7において一方の端部に
は着脱可能なキャップ54がかぶせられた状態で示されて
おり、他方の端部には接続プラグ55が設けられ、この接
続プラグ55は更に他のケーブルに接続されることができ
る。図示されるT字形モジュールは3M社の600Aという死
面エルボ形ケーブル終端器(電気ケーブルを種々の型の
装置に連結するのに用いられる完全にシールドされたエ
ルボ終端器)である。周囲の影響に対する更なる完全性
を与えるためにもう一つのエラストマ管56がT字形モジ
ュール52の主開口部を包囲している。
これまで特定の実施例を参照しつつ本発明を説明して
きたが、上述の説明は限定的な意味で解釈されることを
意図したものではない。本発明の説明を参考にして、開
示された実施例の種々の変形例、および本発明の別の実
施例が当業者にとって明らかになるであろう。例えば、
ケーブル付属品の幾何形状によっては、終端ラグと第1
の熱回復可能なスリーブ32の端部との間の隙間において
中心の導体18を包囲する追加のエラストマ部材を使用す
ることが必要とされ得る。この場合にはまた、第2のエ
ラストマ部材の周りに追加の熱回復可能なスリーブを使
用することが必要とされるであろう。従って、添付の請
求の範囲は、本発明の真の範囲内に入るこのような変形
例を含むということが意図されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−193508(JP,A)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側のジャケットと、部分的に露出された
    中心の導体と、ジャケットと導体間に配置されかつ流体
    が含浸された部分的に露出された層とを有する同軸ケー
    ブルの終端部を密封するための装置であって、 (i)流体が含浸された層の露出された部分全体と、
    (ii)外側のジャケットの一部と、(iii)導体の一部
    と、の上に亘って配置される管状のエラストマ部材と、 該エラストマ部材上に配置される管状の熱回復可能な部
    材とを具備し、該熱回復可能な部材の大きさ及び収縮比
    は、該熱回復可能な部材が収縮された状態にあるときに
    熱回復可能な部材が該エラストマ部材を絞りかつ該エラ
    ストマ部材による流体の吸収を防止するように選択され
    る、装置。
  2. 【請求項2】上記エラストマ部材が着脱可能なコア上に
    半径方向に膨張された状態で予め装填される、請求項1
    に記載の装置。
  3. 【請求項3】ケーブルの外側のジャケットが導電性であ
    り、更に、ジャケットの終端部において誘電応力除去を
    もたらすための高誘電率のテープを具備する、請求項1
    に記載の装置。
  4. 【請求項4】更に、上記中心の導体を終端ラグに連結す
    るための手段を具備する、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】更に、上記中心の導体を第2の同軸ケーブ
    ルの導体に連結するための手段を具備する、請求項1に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】更に、上記連結手段を包囲する接続ハウジ
    ングを具備する、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】部分的に露出された中心の導体と、該導体
    を包囲する部分的に露出された油が含浸されかつ電気的
    に絶縁性の紙層と、該紙層を包囲する部分的に露出され
    た半導性層と、該半導性層を包囲するリードジャケット
    とを有する同軸ケーブルの終端部における遷移継手であ
    って、 リードジャケットの終端部および半導性層の露出された
    部分の周りに巻かれた高誘電率のテープを具備し、 更に、電気的に絶縁性のエラストマ管を具備し、該エラ
    ストマ管は半導性層の露出された部分と紙層の露出され
    た部分とを合わせた長さよりも長い長さを有し、該エラ
    ストマ管は、上記誘電性テープおよび紙層の露出された
    部分と接触しかつこれらを包囲し、 更に、電気的に絶縁性の管状の熱回復可能なスリーブを
    具備し、該熱回復可能なスリーブは、その収縮された状
    態において上記エラストマ管の上記長さよりも長い長さ
    を有し、該熱回復可能なスリーブは、上記エラストマ管
    と接触しかつ上記エラストマ管を包囲しかつ閉じ込め
    る、遷移継手。
  8. 【請求項8】上記エラストマ管がエチレン−プロピレン
    非共役ジエンターポリマーからなる、請求項7に記載の
    遷移継手。
  9. 【請求項9】上記熱回復可能なスリーブは約125℃より
    も高い融点を有する、請求項7に記載の遷移継手。
  10. 【請求項10】上記熱回復可能なスリーブは、エラスト
    マ管による油の吸収を防止するのに十分な閉じ込め圧力
    を上記エラストマ管回りに付与する、請求項7に記載の
    遷移継手。
  11. 【請求項11】上記熱回復可能なスリーブは更に、リー
    ドジャケットの一部と中心の導体の一部とを包囲する、
    請求項7に記載の遷移継手。
  12. 【請求項12】更に、上記中心の導体を終端ラグに連結
    するための手段を具備する、請求項7に記載の遷移継
    手。
  13. 【請求項13】更に、上記中心の導体を第2の同軸ケー
    ブルの導体に連結するための手段を具備する、請求項7
    に記載の遷移継手。
  14. 【請求項14】中心の導体と、該導体を包囲する油が含
    浸された紙の層と、該紙層を包囲する導電性のジャケッ
    トとを有する同軸ケーブルの終端部を変換する方法であ
    って、 ジャケットの一部を取り除いて紙層を部分的に露出させ
    るようにする段階と、 紙層の一部を切除して中心の導体を部分的に露出させる
    ようにする段階と、 電気的に絶縁性のエラストマ管を紙層の露出された部分
    全体の周りに形がきっちり合致するように設置する段階
    と、 電気的に絶縁性の管状の熱回復可能なスリーブをエラス
    トマ管の周りに圧接させて該熱回復可能なスリーブがエ
    ラストマ管による油の吸収を防止するのに十分な閉じ込
    め圧力をエラストマ管回りに付与するようにする段階と
    を含み、熱回復可能なスリーブは、一方の端部において
    上記導電性のジャケット上に部分的に重なると共に他方
    の端部において上記中心の導体上に部分的に重なるのに
    十分なほど長い、同軸ケーブルの終端部を変換する方
    法。
  15. 【請求項15】上記同軸ケーブルは更に、上記導電性の
    ジャケットと上記紙層との間に半導性層を有し、上記取
    り除き段階が該半導性層を部分的に露出させ、 更に、紙層の一部を切除する上記段階の前に半導性層の
    一部を切り取る追加の段階を含み、 更に、エラストマ管を紙層の周りに設置する上記段階の
    前に上記導電性のジャケットの終端部の周りおよび上記
    半導性層の露出された部分の周りに誘電応力制御材料の
    層を巻く追加の段階を含む、 請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】更に、上記リードジャケットの終端部の
    近傍においてリードジャケットの周りにマーカテープを
    巻く段階を含み、エラストマ管を紙層の周りに設置する
    上記段階はエラストマ管の一方の端部を該マーカテープ
    と整列させる段階を含む、請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】更に、終端ラグを上記中心の導体に取り
    付ける段階を含む、請求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】更に、電気コネクタによって第2のケー
    ブルの導体を上記同軸ケーブルの中心の導体に取り付け
    る段階を含む、請求項14に記載の方法。
  19. 【請求項19】更に、上記紙層と上記コネクタ間の中心
    の導体の周りにテープ層を施す段階を含み、上記エラス
    トマ管および上記熱回復可能なスリーブがコネクタを部
    分的に包囲し、上記テープ層はエラストマ管が内方に膨
    張することを防止する、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】更に、上記二つの導体間の連結部を接続
    ハウジングで包囲する段階を含む、請求項18に記載の方
    法。
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