JP3259282B2 - 膜堆積方法及び微細加工方法 - Google Patents

膜堆積方法及び微細加工方法

Info

Publication number
JP3259282B2
JP3259282B2 JP05658491A JP5658491A JP3259282B2 JP 3259282 B2 JP3259282 B2 JP 3259282B2 JP 05658491 A JP05658491 A JP 05658491A JP 5658491 A JP5658491 A JP 5658491A JP 3259282 B2 JP3259282 B2 JP 3259282B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
deposit
etched
film
mask pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05658491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04213821A (ja
Inventor
徳彦 玉置
有 鍋島
久 小川
千秋 工藤
洋司 益田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP05658491A priority Critical patent/JP3259282B2/ja
Publication of JPH04213821A publication Critical patent/JPH04213821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3259282B2 publication Critical patent/JP3259282B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、良質な膜の堆積方法、
及びこの膜堆積方法によって作成された堆積膜を利用す
ることにより、微細コンタクト及び配線パターン形成に
おいて、フォトリソ工程での最小寸法以下の最終形状寸
法を達成する微細加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の微細加工では、フォトリソ工程で
パターン出ししたレジストがそのままエッチングマスク
となっていた。従って、反応性イオンエッチング(RI
E)等の異方性エッチングを用いて寸法シフトを極力抑
えても、フォトリソ工程での最小寸法以下の最終形状は
得ることができない。
【0003】レジストパターンで形成される最小寸法を
更に微細化する方法として、従来3つの方法が提案され
ている。第1の方法としては、形成されたレジストパタ
ーンを有機溶剤あるいは水で膨潤させ、スペースを縮小
させるプロセスであるが、線幅制御が極めて困難であ
り、サブミクロンプロセスには適用出来ないということ
で、採用されていない。また第2の方法としては、コン
タクト形成プロセスへの適用に限られるが、コンタクト
ホール形成後、コンタクトホールを縮小する技術は一部
で用いられている。これはエッチング工程で絶縁膜への
コンタクトホールを形成した後、前記エッチング工程と
は別の堆積工程で別の絶縁膜を堆積し、また異方性エッ
チングでエッチバックする方法であるが、工程数を増加
させ歩留りを劣化させてしまう等、量産性に難があり、
採用は困難な状況である。
【0004】第3の方法としては、形成されたレジスト
パターン上にプラズマデポジシションにより、有機物薄
膜を形成した後、異方性エッチングを行うことにより、
開口寸法を縮小する方法(特開昭59ー163829号
公報参照)である。図6はこの従来例における微細加工
方法の工程断面図を示す。
【0005】図6(a)では、基板51上にレジストパ
ターン52を形成する。次に図6(b)では、プラズマ
重合を用いてレジストパターン52上に有機物薄膜53
を形成する。その後図6(c)では、異方性エッチング
により基板平坦部及びレジスト平坦部の有機物薄膜53
を除去することにより、開口部が有機物薄膜53の厚み
分だけ縮小された微細パターンを形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の薄膜形成では、
高段差を有する基板上で良好なステップカバレッジと良
好な膜質を両立させるためには、基板の加熱による堆積
物の表面移動度向上を利用していた。例えば、テトラエ
トオキシシラン(Si(C25O)4)を用いたプラズ
マCVD法によるSiO2膜形成などは実用化されてい
るが、良質な膜を堆積するため、基板温度を300℃以
上にする必要がある。しかし、デバイス寸法を縮小する
上で、不純物拡散の抑制が必要で、薄膜形成工程でのプ
ロセス低温化は不可欠である。
【0007】また前記第3の方法による微細加工法にお
いても、レジスト52上に有機物薄膜53を堆積する必
要があるため、基板温度を200℃以上に設定すること
はできない。そのため、前記特開昭59ー163829
公報中に記載されているように、有機物薄膜を形成する
際、エチレンやメチルメタクリレートを使用すると高段
差部での膜質が劣化する。従って、この特許公報で提案
されているように、有機物薄膜53をエッチングマスク
として使用した際、充分な耐ドライエッチ性が確保でき
ず、図6(d)で示すように、基板51をエッチングし
溝54を形成した際、有機物薄膜53がなくなり溝開口
部が広がってしまう。
【0008】また、前記特許公報中では、堆積圧力を
0.6Torr(80Pa)としているが、この圧力帯
域では良好なステップカバレッジを得ることができず、
サブミクロンパターンを開口したレジスト側壁に均一な
膜厚で膜を堆積することは不可能である。従って、この
場合も同様に、有機物薄膜をエッチングマスクとして使
用した際、基板をエッチングし溝を形成した際、溝開口
部が広がってしまう。
【0009】さらに、フォトリソグラフィーでは、使用
波長を短くすることにより解像度を向上させてきている
が、波長が短いほど焦点深度が浅くなるため、レジスト
を薄くする必要がある。しかし、ドライエッチ工程で異
方性を保ちながら、対レジスト選択比を向上させるのは
非常に困難である。
【0010】本発明はかかる点に鑑み、薄膜形成工程で
のプロセス低温化を行いながら、高段差を有する基板上
で良好なステップカバレッジと良好な膜質を両立させる
膜堆積方法を提供することを目的とする。
【0011】また本発明は、工程数を増加させることな
く、デバイス面積の縮小を律速しているパターンにおい
て、フォトリソ工程での最小寸法以下の最終形状を容易
かつ確実に達成する量産性に優れた微細加工方法を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
膜堆積方法は、塩素原子または臭素原子を含む堆積ガス
系を用いたプラズマデポジションにより膜堆積を行うこ
とを特徴とする。
【0013】また本発明の請求項2記載の微細加工方法
は、被エッチング材料上にレジストパターンを形成する
工程と、前記レジストパターンの上面、側壁及び前記レ
ジストパターン開口部の被エッチング材料上に塩素原子
または臭素原子を含むガス系を用いて堆積物を形成する
工程と、前記堆積物をエッチングして前記レジストパタ
ーン側壁に前記堆積物を残存させる工程と、前記レジス
トパターン及び残存させた堆積物をエッチングマスクと
して前記被エッチング材料をエッチングし、前記被エッ
チング材料の開口部の寸法を前記レジストパターン寸法
より小さくする工程とを備えたものである。
【0014】さらに本発明の請求項3記載の微細加工方
法は、被エッチング材料上にレジストパターンを形成す
る工程と、前記レジストパターンの上面、側壁及び前記
レジストパターン開口部の被エッチング材料上に堆積物
を形成する工程と、前記堆積物をエッチングして前記レ
ジストパターン上部及び側壁に前記堆積物を残存させる
工程と、前記レジストパターン及び残存させた堆積物を
エッチングマスクとして前記被エッチング材料をエッチ
ングし、前記被エッチング材料の開口部の寸法を前記レ
ジストパターン寸法より小さくする工程とを備えたもの
である。
【0015】
【作用】本発明の請求項1記載の膜形成方法において
は、塩素原子または臭素原子を含むガス系を用いること
により、基板上に塩素あるいは臭素ラジカルを吸着さ
せ、堆積膜の基となる重合物の基板との吸着を制御し、
重合物の表面反応率を低減させ、低温プロセスで堆積物
のステップカバレッジの改善および段差部での膜質の改
善が可能となる。
【0016】また本発明の請求項2記載の微細加工方法
においても、レジストパターンの上面、側壁及び前記レ
ジストパターン開口部の被エッチング材料上に塩素原子
または臭素原子を含むガス系を用いて堆積物を形成する
ことにより、同様に重合物の表面反応率を低減させ、堆
積物のステップカバレッジの改善および膜質の改善を行
い、充分な耐ドライエッチ性を堆積物に持たせることが
できる。この堆積物をエッチングして前記レジストパタ
ーン側壁に堆積物を残存させ、レジスト及び側壁に形成
された堆積物をマスクに被エッチング材料のエッチング
を行なうことにより、フォトリソ工程での最小寸法以下
のコンタクトホール及び配線スペースを確実に形成で
き、半導体デバイスの微細化に対して極めて有効であ
る。
【0017】堆積物形成及び被エッチング材料のエッチ
ングを、1つのマルチチャンバー装置の別個のチャンバ
ーで行えば、実質的な工程数の増加なく、半導体デバイ
スの微細化が可能であり、量産性にも優れている。
【0018】さらに本発明の請求項3記載の微細加工方
法は、レジストパターンの上面、側壁及び前記レジスト
パターン開口部の被エッチング材料上に堆積物を形成す
る際に、基板に入射するイオンのエネルギーを抑えるこ
とにより、レジストパターン上部の堆積物膜厚を底部の
膜厚より大きくし、堆積物エッチング後にレジストパタ
ーン上部及び側壁に堆積物を残存させ、下地膜のエッチ
ング時のレジスト膜減りを抑制できる。
【0019】
【実施例】(実施例1) 図1は、本発明の実施例1における膜堆積方法の工程断
面図を示すものである。
【0020】図1(a)では、p型シリコン基板1上に
0.7μm厚のBPSG膜2を常圧CVDを用いて堆積
する。その後、公知技術を用いて膜厚0.8μm、パタ
ーン幅及び間隔が0.5μmの第1のアルミ配線パター
ン3をBPSG膜2上に作成する。
【0021】次に図1(b)では、プラズマ装置の試料
台に基板1を設置し、1.3μm厚のシリコン酸化膜4
を堆積する。プラズマ装置としては、ECR型プラズマ
装置を使用し、(表1)に示す堆積条件を用いる。この
堆積条件では、13.56MHzのRFパワー(150
W)を試料台に印加することにより、約−100Vの陰
極降下電圧VDCが発生し、基板に入射する各種イオンは
ほぼ100eVのエネルギーを持っている。
【0022】
【表1】
【0023】図7は、シリコン酸化膜4の堆積時間30
0秒経過後のアルミ配線3の上部膜厚tT、BPSG膜
2の上部膜厚tBのRFパワー依存性を示す特性図であ
る。RFパワーを増加させると、基板に入射するイオン
のイオンエネルギーが増加し、アルミ配線3上部に吸着
した重合物の表面移動度が増加することになり、アルミ
配線3上部に薄く、そしてBPSG膜2上に厚く膜が堆
積する。図7から明かなように、本実施例ではアルミ配
線3上とBPSG膜2上の膜厚をほぼ等しくするため、
RFパワーは150W程度とした。
【0024】シリコン酸化膜4の堆積中、基板1の温度
は200℃程度に抑えられているが、Cl2ガスを添加
しているため、Cl2ガスを添加せずステージ温度を3
50℃に設定した膜と比較して同等以上の膜質を得るこ
とができる。
【0025】図8は、Cl2ガスを添加した場合の表面
反応模式図を示したものである。プラズマ重合では、反
応系が複雑であるため、全ての現象を表現することはで
きないが、主反応は以下に示すようなものであると考え
られる。モノマー(本実施例中ではSi(C25O)4
分子61)がBPSG膜2表面に吸着し、プラズマ66
中で発生したClイオン64や電子65が衝突すること
によりSi(C25O)4分子61が活性化され、他の
Si(C25O)4分子61と反応して重合されてい
く。ところが、Cl2ガス(Br2ガスも同様)を添加し
た場合、図8に示すようにCl2ガス分子62あるいは
プラズマ66中で発生した塩素ラジカル63もBPSG
膜2表面に吸着するため、Si(C25O)4分子61
はBPSG膜2表面全面には吸着できず、結果として吸
着密度が抑制される。この吸着密度の低減により、Si
(C25O)4分子61の表面反応率も低減され、ステ
ップカバレッジの改善および段差部での膜質の改善が可
能となる。Cl2ガス分子62は膜組成に大きな変化を
及ぼさず、上記の効果を発揮できる。
【0026】また、Br2、SiCl4その他塩素原子ま
たは臭素原子を含むガスとの混合ガスを用いても、同様
の現象により、良質な層間膜を得る事が可能である。な
お、同じハロゲンガスでもSF6、F2ガス等塩素原子や
臭素原子を含まないガスでは表面への吸着率が低くこの
ような効果は発生しない。
【0027】しかる後、図1(c)では、既知のレジス
トを用いたエッチバック法によりシリコン酸化膜4を平
坦化し、更にシリコン酸化膜4上にアルミ合金を堆積
し、写真食刻法を用いて第2のアルミ配線パターン5を
形成する。
【0028】以上のように、この方法によれば、塩素原
子または臭素原子を含むガス系を用いたプラズマデポジ
ションにより膜堆積を行うことにより、基板上に塩素
(臭素)ガス及びラジカルを吸着させ堆積膜の基となる
重合物の基板との吸着を制御し、重合物の表面反応率を
低減させ、低温プロセスで堆積物のステップカバレッジ
の改善および段差部での膜質の改善が可能となる。
【0029】なお、本実施例においては、堆積装置とし
てECR型プラズマ装置を使用したが、平行平板型RI
E装置,トライオード型RIE装置,マグネトロンRIE
装置,高周波RIE装置(RF:20MHz以上)にお
いても同等の効果を得ることができる。
【0030】また、基板に高周波電力を印加しないダウ
ンフロー型プラスマ装置においてもアルミ配線3上とB
PSG膜2上の膜厚を制御することはできないまでも、
ステップカバレッジ及び膜質の改善に限っては同様の効
果を得ることができる。
【0031】(実施例2) 図2は本発明の実施例2における微細加工方法の工程断
面図を示すものである。
【0032】図2(a)では、p型シリコン基板11内
にn+拡散層12を形成後、その後被エッチング物とな
る層間絶縁膜としての厚さ0.7μmのBPSG膜13
を堆積し、コンタクトホール1のパターンを形成した膜
厚1.2μmのフォトレジスト14をBPSG膜13上
に形成する。コンタクトホール1の径は、例えば0.5
μm角とする。
【0033】次に図2(b)では、デポ性の大きいCH
22とSiCl4の混合ガスを用い、BPSG膜13及
びフォトレジスト14上全面にポリマー系デポ物25を
堆積する。堆積装置としては、ECR型プラズマ装置を
使用し、(表2)に示す堆積条件を用いる。
【0034】
【表2】
【0035】CH22は、シリコン窒化膜の異方性エッ
チングによく用いられているが、CH22単体では堆積
してしまうため、O2,CF4等との混合ガスとして用い
られるのが普通である。本実施例では、堆積ガスである
CH22と同じく堆積ガスであるSiCl4の混合ガス
を用い、積極的に厚い堆積膜をフォトレジスト14全面
に形成する。SiCl4との混合ガスを用いるのは、S
iCl4中の塩素原子が、CH22の基板との表面反応
率を低減させ、堆積物のステップカバレッジの改善およ
び膜質の改善を行うことと、SiCl4中のシリコン原
子が、ポリマー系デポ物25の中に取り込まれ、耐ドラ
イエッチ性をさらに向上させることができるという理由
からである。
【0036】なおCH22との混合ガスとして、Cl2,
Br2その他塩素原子または臭素原子を含むガスとの混
合ガスを用いても、平滑な表面形状を得る事が可能であ
る。但し、ポリマー系デポ物25の中にはシリコン原子
を含まない為、耐ドライエッチ性はSiCl4を用いる
場合に比べて劣る。
【0037】また、CH22の代わりにCHF3,CH3
Fを用いることも可能であるし、CH3Br,CCl4
びSiCl4単体ガスも使用可能である。すなわち、塩
素原子または臭素原子を含み、かつ炭素原子またはシリ
コン原子を含んだ堆積性のあるガス系であれば、同等の
効果が得られる。ただし、SiCl4単体ガスを使用す
る場合には、堆積膜に吸湿性があるため堆積とエッチン
グの間は乾燥雰囲気あるいは真空中で搬送する必要があ
る。
【0038】図9は、ポリマー系デポ物25の堆積時間
180秒経過後のフォトレジスト14上部の堆積膜厚t
T、フォトレジスト14側壁の堆積膜厚tS、BPSG膜
13上部の堆積膜厚tBのRFパワー依存性を示す特性
図である。実施例1で図7を用いて説明したのと同様、
RFパワーを増加させると、基板に入射するイオンのイ
オンエネルギーが増加し、フォトレジスト14上部に吸
着した重合物の表面移動度が増加することとなり、フォ
トレジスト14上部に薄く、そしてフォトレジスト14
及び側壁BPSG膜13上に厚く膜が堆積する。本実施
例では、RFパワーを150Wにし(基板への入射イオ
ンエネルギー100eV)、フォトレジスト14上部の
膜厚tTと、BPSG膜13上の膜厚tBを同一になるよ
う形成した。
【0039】図9で示すように、この堆積条件ではフォ
トレジスト14側壁に堆積したポリマー系デポ物25の
厚さ(tS)は0.1μmであり、フォトレジスト14上
部及びBPSG膜13上のデポ膜厚(tT及びtB)は
0.3μmである。
【0040】次に図2(c)では、O2を用いたマグネ
トロンRIE装置を用い、ポリマー系デポ物25の異方
性エッチングを行なう。エッチング条件は、例えば(表
3)に示す条件を用いる。
【0041】
【表3】
【0042】ここでのエッチングでは、異方性を強める
ため、エッチング圧力を低くする必要がある。この異方
性エッチングにより、フォトレジスト14側壁を除い
て、ポリマー系デポ物25は除去され、また、O2ガス
を用いているため、下地BPSG膜13は全くエッチン
グされない。
【0043】以下図2(d)では、フォトレジスト14
及びポリマー系デポ物25をエッチングマスクとして、
BPSG膜13のエッチングを行いコンタクトホール1
6を形成する。エッチング装置としては、RIE装置を
使用し、エッチング条件は、例えば(表4)に示す条件
を用いる。
【0044】
【表4】
【0045】CH3BrとSiCl4との混合ガスを用い
て、ポリマー系デポ物25を形成している為、耐ドライ
エッチ性は良好でエッチングマスクの後退がなく、垂直
なコンタクトホール形状が得られる。
【0046】この後図2(e)では、フォトレジスト1
4及びポリマー系デポ物25をO2プラズマ及び硫酸洗
浄により除去し、フォトレジストでのホール径0.5μ
mから0.2μm縮小された0.3μm角のコンタクトホ
ール16を形成する。
【0047】しかる後、図2(f)では、既知の方法に
より、Al等の配線パターン17を形成する。
【0048】なお、本実施例はポリマー系デポ物のエッ
チング条件とBPSG膜エッチング条件を変えたが、こ
れは必ずしも必要ではなく、BPSG膜エッチング条件
を使用し、ポリマー系デポ物25とBPSG膜13を連
続でエッチングすることも可能である。また、このと
き、マルチチャンバー(2チャンバー)装置を用い、第
1チャンバーでポリマー系デポ物25の堆積を、第2チ
ャンバーでBPSG膜13及びポリマー系デポ物25の
エッチングを行うことにより、実質的な工程数の増加を
なくすことが可能である。
【0049】以上のようにこの実施例によれば、レジス
トパターン14の上面、側壁及びレジストパターン開口
部の被エッチング材料13上に塩素原子または臭素原子
を含むガス系を用いてポリマー系デポ物25を容易かつ
制御性良く正確に堆積することにより、重合物の表面反
応率を低減させ、ポリマー系デポ物25のステップカバ
レッジの改善および膜質の改善を行い、充分な耐ドライ
エッチ性をポリマー系デポ物25に持たせることができ
ると共に、フォトリソ工程での最小寸法以下のコンタク
トホールを確実に形成することができる。また、このポ
リマー系デポ物25にはシリコン原子が取り込まれてい
るため、大きな耐ドライエッチ性を有し、フォトリソ工
程での最小寸法以下のコンタクトホールを容易かつ制御
性良く正確に形成することができる。
【0050】(実施例3) 図3は本発明の実施例3における微細加工方法の工程断
面図を示すものである。
【0051】図3(a)では、p型シリコン基板11内
にn+拡散層12を形成後、その後被エッチング物とな
る層間絶縁膜としての厚さ0.7μmのBPSG膜13
を作成し、コンタクトホール1のパターンを形成した膜
厚1.2μmのフォトレジスト14をBPSG膜13上
に形成する。コンタクトホール1の径は、例えば0.5
μm角とする。
【0052】次に図3(b)では、実施例2と同様、C
22とSiCl4の混合ガスを用い、BPSG膜13
及びフォトレジスト14上全面にポリマー系デポ物25
を堆積する。堆積装置としては、ECR型プラズマ装置
を使用し、(表5)に示す堆積条件を用いる。
【0053】
【表5】
【0054】CH22とSiCl4の混合ガスを用いる
のは、実施例2で説明したのと同様、SiCl4中の塩
素原子が、CH22の基板との表面反応率を低減させ、
堆積物のステップカバレッジの改善および膜質の改善を
行うことと、SiCl4中のシリコン原子が、ポリマー
系デポ物25の中に取り込まれ、耐ドライエッチ性をさ
らに向上させることができるという理由からである。
【0055】実施例2で図9を用いて説明したように、
フォトレジスト14上部、フォトレジスト14側壁及び
BPSG膜13上のデポ膜厚は試料台に印加するRFパ
ワーにそれぞれ依存する。ここでは、後のBPSG膜1
3のエッチング工程で、ポリマー系デポ物25がフォト
レジスト14上部を保護し、フォトレジスト14の膜減
りを抑える目的で、フォトレジスト14上部の膜厚tT
を、BPSG膜13上の膜厚tBより厚く形成してい
る。図9で明かなように、RFパワーを150W以下に
(イオンエネルギーを100eV以下)すれば、フォト
レジスト14上部の膜厚tTを、BPSG膜13上の膜
厚tBより厚く形成することが可能であるが、本実施例
では50Wを用いた。
【0056】図9で示すように、この堆積条件ではフォ
トレジスト14側壁及びBPSG膜13上に堆積したポ
リマー系デポ物25の厚さ(tS及びtB)は0.1μm
であり、フォトレジスト14上部のデポ膜厚(tT)は
0.4μmである。
【0057】また、図10にホールパターンが形成され
たフォトレジスト上にポリマー系デポ物を堆積した場合
を模式的に示すが、一般的にRFパワーが150W以下
(イオンエネルギーを100eV以下)の場合、CVD
堆積膜は開口部付近(tT,t S(MAX))には厚く堆積し、
底部(tB,tS(MIN))には薄くしか堆積しない。この現
象は、ホールパターンで特に顕著に現れる。
【0058】図11は、圧力と最小側壁膜厚
(tS(MIN))/最大側壁膜厚(tS(MAX))比を示したも
のである。堆積圧力を高くするとデポレートが増加する
が、この図は最大側壁膜厚(tS(MAX))を0.2μm程
度となる堆積時間で処理した時のデータをプロットして
得られた。10Pa以上の堆積圧力ではtS(MAX)はt
S(MIN)の10倍以上となり、安定なエッチングマスクと
なり得ない。このことから、堆積圧力は5Pa以下が望
ましい。
【0059】次に図3(c)では、実施例2と同様、O
2を用いたマグネトロンRIE装置を用い、ポリマー系
デポ物25の異方性エッチングを行なう。エッチング条
件は、実施例2と同様の(表3)に示す条件を用いる。
【0060】この異方性エッチングにより、フォトレジ
スト14側壁及びフォトレジスト14上部を除いて、ポ
リマー系デポ物25は除去される。また、O2ガスを用
いているため、下地BPSG膜13は全くエッチングさ
れない。
【0061】フォトレジスト14上部に、0.25μm
厚のポリマー系デポ物25が残存するのは、先に述べた
ようにフォトレジスト14上部のデポ膜厚が0.4μm
に対して、BPSG膜13上のデポ膜厚は0.1μmで
ある為である。
【0062】以下図3(d)では、フォトレジスト14
及びポリマー系デポ物25をエッチングマスクとして、
BPSG膜13のエッチングを行いコンタクトホール1
6を形成する。エッチング装置としては、RIE装置を
使用し、エッチング条件は、実施例2と同様の(表4)
に示す条件を用いる。
【0063】ポリマー系デポ物25の耐ドライエッチ性
は、フォトレジスト14に比べて劣るが、フォトレジス
ト14上部に膜厚0.25μmのポリマー系デポ物25
が残存していた為、エッチングによるフォトレジスト1
4の膜減りは抑えられる。このように、本実施例の方法
を用いることにより見かけ上対レジスト選択比が向上す
る。従って、この点を考慮に入れフォトレジスト14膜
厚は従来法に比べて薄くできるため、微細化に伴い薄膜
化するフォトレジスト14に対応できる。
【0064】また、CH3BrとSiCl4との混合ガス
を用いて、ポリマー系デポ物を形成している為、耐ドラ
イエッチ性は良好でエッチングマスクの後退がなく、垂
直なコンタクトホール形状が得られる。
【0065】この後図3(e)では、フォトレジスト1
4及びポリマー系デポ物25をO2プラズマ及び硫酸洗
浄により除去し、フォトレジストでのホール径0.5μ
mから0.2μm縮小された0.3μm角のコンタクトホ
ール16を形成する。
【0066】しかる後、図3(f)では、第2の実施例
と同様に、Al等の配線パターン17を形成する。
【0067】なお、本実施例は実施例2と同様にポリマ
ー系デポ物のエッチング条件とBPSG膜エッチング条
件を変えたが、これは必ずしも必要ではなく、BPSG
膜エッチング条件を使用し、ポリマー系デポ物25とB
PSG膜13を連続でエッチングすることも可能であ
る。また、このとき、マルチチャンバー(2チャンバ
ー)装置を用い、第1チャンバーでポリマー系デポ物2
5の堆積を、第2チャンバーでBPSG膜13及びポリ
マー系デポ物25のエッチングを行うことにより、実質
的な工程数の増加をなくすことが可能である。
【0068】以上のようにこの実施例によれば、BPS
G膜13及びフォトレジスト14上全面にデポ物を容易
かつ制御性良く正確に堆積することにより、フォトリソ
工程での最小寸法以下のコンタクトホールを形成するこ
とができる。さらにレジストパターン14の上面、側壁
及びレジストパターン開口部の被エッチング材料13上
にポリマー系デポ物25を堆積する際に、基板に入射す
るイオンのエネルギーを抑える(100eV以下)こと
により、レジストパターン14上部のポリマー系デポ物
25の膜厚を底部の膜厚より大きくし、ポリマー系デポ
物25のエッチング後にレジストパターン上部及び側壁
にポリマー系デポ物25を残存させることにより、下地
膜のエッチング時のレジスト膜減りを抑制できる。焦点
深度が浅くなるフォトリソグラフィーに伴い、薄くなる
レジストに対応しながら、フォトリソ工程での最小寸法
以下のコンタクトホールを容易かつ制御性良く正確に形
成することができる。
【0069】なお、以上の実施例2および3において、
被エッチング材料としてBPSG膜13(層間絶縁
膜)、フォトレジスト14はコンタクトホールパターン
としたが、他の絶縁膜でもよいと共に、フォトレジスト
に配線パターンを形成し、被エッチング材料としてアル
ミ合金、polySi、タングステン等の配線材料を用
いてエッチングする場合も同様に本発明を適用できるこ
とは当然である。
【0070】また、以上の実施例1、2および3におい
て、堆積装置としてECR型プラズマ装置を使用した
が、平行平板型RIE装置、トライオード型RIE装
置、マグネトロンRIE装置、高周波RIE装置(R
F:20MHz以上)においても同等の効果を得ること
ができる。
【0071】更に、基板に高周波電力を印加しないダウ
ンフロー型プラスマ装置においてもフォトレジスト14
上とBPSG膜13上の膜厚を制御することはできない
までも、膜質の改善に限っては同様の効果を得ることが
できるため、実施例3において、ECR型プラズマ装置
の替わりに使用することができる。
【0072】(実施例4) 次に、本微細加工方法を実デバイスに応用した際の実施
例を示す。
【0073】図4は、従来の16MDRAMセル部の要
部概略平面図であり、簡単の為、ワード線31、ビット
線32及びストレージノード用のコンタクト16のみを
抜き出したものである。ここでは0.5μmライン&ス
ペースが解像限界のステッパーを使用しているが、この
場合コンタクトホールパターンは0.6μm角が解像限
界となる。フォトリソ工程でのマスク合わせ精度を0.
25μmとすると、ワード線31スペース及びビット線
32スペースは、0.6+0.25*2で1.1μm必要
となる。ワード線31方向及びビット線32方向のセル
のピッチは、ワード線31幅及びビット線32幅を最小
寸法の0.5μmとしても、ホールパターン33が面積
をとるため、1.1+0.5で1.6μmが限界となる
(図4(a))。 図4(b)は本発明を用いてコンタ
クトホールを形成した場合の平面図であるが、従来の
0.6μm角のホールパターン37(破線)から0.4μ
mのコンタクトホール16を形成することにより、ワー
ド線31方向及びビット線32方向共、セルのピッチを
1.6μmから1.4μmへ縮小し、結果的にセル面積を
ほぼ4分の3に縮小できる。このことは、膨大な数のコ
ンタクトホールを必要とするDRAMその他のLSIの
面積縮小に大きく寄与する。
【0074】16MDRAMのストレージノード用コン
タクトエッチング時に本発明を適用した際の、セル部の
ビット線方向の工程断面図を図5に示す。図5は、図4
(b)のI―I’線断面図に相当する。
【0075】図5(a)では、シリコン基板11上に、
素子分離領域であるLOCOS酸化膜40を作成後、公
知の技術を用いてビット線32及び層間絶縁膜である酸
化膜層13を形成する。この酸化膜層13上にストレー
ジノード用コンタクトのパターン出しされたフォトレジ
スト14を形成する。
【0076】図5(b)では、フォトレジスト14側壁
にポリマー系デポ物15(25)を形成し、フォトレジ
スト14及びポリマー系デポ物15(25)をマスクと
して、ワード線及びビット線32に囲まれた酸化膜層1
3にコンタクト16を開口する。しかるのち、図5
(c)ではストレージノード33を形成する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1記載の膜形成方法においては、塩素原子または
臭素原子を含むガス系を用い膜形成を行うことにより、
基板上に塩素(臭素)ガスおよびラジカルを吸着させ堆
積膜の基となる重合物の基板との吸着を制御し、重合物
の表面反応率を低減させ、低温プロセスで堆積物のステ
ップカバレッジの改善および段差部での膜質の改善が可
能となる。
【0078】また本発明の請求項2記載の微細加工方法
においても、レジストパターンの上面、側壁及び前記レ
ジストパターン開口部の被エッチング材料上に塩素原子
または臭素原子を含むガス系を用いて堆積物を形成する
ことにより、重合物の表面反応率を低減させ、堆積物の
ステップカバレッジの改善および膜質の改善を行い、充
分な耐ドライエッチ性を堆積物に持たせることができ
る。この堆積物の大きな耐ドライエッチ性により、フォ
トリソ工程での最小寸法以下のコンタクトホール及び配
線スペースを制御性、量産性、容易性よく達成でき、半
導体デバイスの微細化に対し大きく寄与することができ
る。また、本発明では、コンタクト径は制御性良く形成
される側壁デポ物膜厚に依存するため、フォトリソ工程
でのコンタクト径バラツキを抑える効果もあり、その工
業的価値は大きい。
【0079】さらに本発明の請求項3記載の微細加工方
法は、レジストパターンの上面、側壁及びレジストパタ
ーン開口部の被エッチング材料上に堆積物を形成する際
に、基板に入射するイオンのエネルギーを抑える(10
0eV以下)ことにより、レジストパターン上部の堆積
物膜厚を底部の膜厚より大きくし、堆積物エッチング後
にレジストパターン上部及び側壁に堆積物を残存させる
ことにより、下地膜のエッチング時のレジスト膜減りを
抑制できる。焦点深度が浅くなるフォトリソグラフィー
に伴い、薄くなるレジストに対応しながら、フォトリソ
工程での最小寸法以下のコンタクトホールを容易かつ制
御性良く正確に形成することができる。
【0080】従って、ますます低温化するプロセスおよ
び微細化するデバイスに対応する、非常に工業的価値の
高い発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における膜堆積方法の工
程断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例における微細加工方法の
工程断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例における微細加工方法の
工程断面図である。
【図4】16MDRAMセル部の要部概略平面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例における16MDRAMの
ストレージノード用コンタクト形成時のセル部の工程断
面図である。
【図6】従来例における微細加工方法の工程断面図であ
る。
【図7】基板に入射するイオンのイオンエネルギーと配
線各部上に堆積する膜の膜厚との関係を示した特性図で
ある。
【図8】表面反応における模式図である。
【図9】基板に入射するイオンのイオンエネルギーと基
板各部上に堆積する膜の膜厚との関係を示した特性図で
ある。
【図10】CVD堆積膜の堆積形状の模式図である。
【図11】堆積圧力と最大側壁膜厚(tS(MAX))及び最
小側壁膜厚(tS(MIN))を示した特性図である。
【符号の説明】
11 p型シリコン基板 12 n+拡散層 13 BPSG膜 14 フォトレジスト 15,25 ポリマー系デポ物 16 コンタクトホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 千秋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 益田 洋司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−194624(JP,A) 特開 平1−194325(JP,A) 特開 昭61−63020(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 H01L 21/316

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩素原子または臭素原子を含み、かつ炭素
    原子およびシリコン原子を含んだ堆積ガス系を用いたプ
    ラズマデポジションにより段差を有する基板上に膜堆積
    を行う工程とを備え、 前記堆積ガス系のプラズマ中で発生した塩素ラジカルま
    たは臭素ラジカルの表面吸着が高く、前記炭素原子およ
    びシリコン原子を含むガス分子の吸着密度が抑制される
    ことを特徴とする膜堆積方法。
  2. 【請求項2】被エッチング材料上に第1のマスクパター
    ンを形成する工程と、前記第1のマスクパターンの上
    面、側壁及び前記第1のマスクパターン開口部の前記被
    エッチング材料上に、塩素原子または臭素原子を含み、
    かつ炭素原子およびシリコン原子を含んだ堆積ガス系を
    用いたプラズマデポジションにより堆積物を形成する工
    程と、前記堆積物をエッチングして前記第1のマスクパ
    ターン側壁に前記堆積物を残存させて第2のマスクパタ
    ーンを形成する工程と、前記第1のマスクパターン及び
    前記第2のマスクパターンをエッチングマスクとして前
    記被エッチング材料をエッチングし、前記被エッチング
    材料の開口部の寸法を前記第1のマスクパターン開口部
    寸法より小さくする工程とを備え、 前記堆積ガス系のプラズマ中で発生した塩素ラジカルま
    たは臭素ラジカルの表面吸着が高く、前記炭素原子を含
    むガス分子の吸着密度が抑制される ことを特徴とする微
    細加工方法。
  3. 【請求項3】被エッチング材料上に第1のマスクパター
    ンを形成する工程と、前記第1のマスクパターンの上
    面、側壁及び前記第1のマスクパターン開口部の被エッ
    チング材料上に、塩素原子または臭素原子を含み、かつ
    炭素原子およびシリコン原子を含んだ堆積ガス系を用い
    プラズマデポジションにより堆積物を形成する工程
    と、前記堆積物をエッチングして前記第1のマスクパタ
    ーン上部及び側壁に前記堆積物を残存させて第2のマス
    クパターンを形成する工程と、前記第1のマスクパター
    ン及び前記第2のマスクパターンをエッチングマスクと
    して前記被エッチング材料をエッチングし、前記被エッ
    チング材料の開口部の寸法を前記第1のマスクパターン
    開口部寸法より小さくする工程とを備え、 前記堆積ガス系のプラズマ中で発生した塩素ラジカルま
    たは臭素ラジカルの表 面吸着が高く、前記炭素原子を含
    むガス分子の吸着密度が抑制される ことを特徴とする微
    細加工方法。
  4. 【請求項4】前記堆積物内に、シリコン原子を含むこと
    を特徴とする請求項2又は請求項3記載の微細加工方
    法。
  5. 【請求項5】前記被エッチング材料はシリコン酸化膜で
    あり、前記第1のマスクパターンはレジストパターンで
    あることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項記載の
    微細加工方法。
  6. 【請求項6】堆積物形成及び被エッチング材料のエッチ
    ングを、1つのマルチチャンバー装置の別個のプラズマ
    チャンバーで行なうことを特徴とする請求項2又は請求
    項3記載の微細加工方法。
  7. 【請求項7】堆積物のエッチング及び被エッチング材料
    のエッチングを、同一チャンバー内で行なうことを特徴
    とする請求項2又は請求項3記載の微細加工方法。
  8. 【請求項8】堆積物のエッチング及び被エッチング材料
    のエッチングを、同一エッチング条件で行なうことを特
    徴とする請求項2又は請求項3記載の微細加工方法。
JP05658491A 1990-11-30 1991-03-20 膜堆積方法及び微細加工方法 Expired - Fee Related JP3259282B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05658491A JP3259282B2 (ja) 1990-11-30 1991-03-20 膜堆積方法及び微細加工方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33814490 1990-11-30
JP2-338144 1990-11-30
JP05658491A JP3259282B2 (ja) 1990-11-30 1991-03-20 膜堆積方法及び微細加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04213821A JPH04213821A (ja) 1992-08-04
JP3259282B2 true JP3259282B2 (ja) 2002-02-25

Family

ID=26397537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05658491A Expired - Fee Related JP3259282B2 (ja) 1990-11-30 1991-03-20 膜堆積方法及び微細加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3259282B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8262920B2 (en) * 2007-06-18 2012-09-11 Lam Research Corporation Minimization of mask undercut on deep silicon etch
JP6661487B2 (ja) * 2016-07-13 2020-03-11 東京エレクトロン株式会社 シリコン窒化膜の成膜方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04213821A (ja) 1992-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6284149B1 (en) High-density plasma etching of carbon-based low-k materials in a integrated circuit
KR101991198B1 (ko) 직사각형 프로파일을 갖는 스페이서 및 그 형성 방법
US5562801A (en) Method of etching an oxide layer
US5691246A (en) In situ etch process for insulating and conductive materials
US5468342A (en) Method of etching an oxide layer
US5942446A (en) Fluorocarbon polymer layer deposition predominant pre-etch plasma etch method for forming patterned silicon containing dielectric layer
US6168726B1 (en) Etching an oxidized organo-silane film
US6686295B2 (en) Anisotropic etch method
US4472237A (en) Reactive ion etching of tantalum and silicon
US20020177322A1 (en) Method of plasma etching of silicon carbide
TW200823998A (en) Self-aligned contact etch with high sensitivity to nitride shoulder
JP2988455B2 (ja) プラズマエッチング方法
US5880033A (en) Method for etching metal silicide with high selectivity to polysilicon
TWI810396B (zh) 乾式蝕刻方法
US5639345A (en) Two step etch back process having a convex and concave etch profile for improved etch uniformity across a substrate
JP4008352B2 (ja) 絶縁膜のエッチング方法
JPH11186236A (ja) エッチング方法
JP6997923B2 (ja) ラインエッジ粗さ及び他の集積化目標を満たすラズマ処理方法
US4937643A (en) Devices having tantalum silicide structures
JP3259282B2 (ja) 膜堆積方法及び微細加工方法
JPH05152255A (ja) ドライエツチング方法
US6828250B1 (en) Process for etching vias in organosilicate glass materials without causing RIE lag
JPH10144633A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3460436B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000077396A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees