JP3256279B2 - 要求定義教育用シミュレータ装置 - Google Patents

要求定義教育用シミュレータ装置

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JP3256279B2
JP3256279B2 JP16560092A JP16560092A JP3256279B2 JP 3256279 B2 JP3256279 B2 JP 3256279B2 JP 16560092 A JP16560092 A JP 16560092A JP 16560092 A JP16560092 A JP 16560092A JP 3256279 B2 JP3256279 B2 JP 3256279B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報システム構築にお
ける要求分析と基本設計を合せた要求定義を体験学習さ
せる要求定義教育用シミュレータに関する。情報システ
ム構築では、利用者の要求を的確にとらえて要求を定義
し、この要求定義に基づきプロジェクトの形態でプログ
ラム開発が行われる。要求定義が適切でなければ、開発
段階で要求定義の修正が必要となり、工程遅延、品質劣
化、要員不足、予算超過などプロジェクトに混乱が生ず
る。また利用者との関係も悪化し、信頼を損なうことも
ありうる。
【0002】そこで近年、要求定義を行って情報システ
ムを構築する技術者であるシステムインテグレータの育
成が要求されている。インテグレータの育成には従来か
らC−NAP等の要求定義技法が提供されているが、要
求定義の手順、方法、考え方が中心である。このため要
求定義が情報システム構築およびプロジェクトに与える
影響とその関連を、養成中のシステムインテグレータに
実感として伝達することが必要になる。
【0003】
【従来の技術】従来のシステムインテグレータ育成は、
要求定義技法の教育、システム構築手順の教育、プロジ
ェクト管理の教育、OJTなど個別に行われている。こ
のため次期システムインテグレータとしては、個々の教
育を受け、教育の内容を自分で総合し、一通りの教育を
受けた後に情報システムの構築を担当し、OJTを受け
ながら経験を積んでいかなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシステムインテグレータの育成にあっては、
教育に時間がかかり、教育だけでは要求定義の重要性が
認識されないままシステム構築の実作業が行われる可能
性があるためプロジェクト混乱のリスクを伴う。あるシ
ステム開発部では、プロジェクト問題の86%が仕様に
起因すると報告している。実際、情報システム構築で
は、要求定義の不備が原因でプロジェクト問題が頻繁に
発生している。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、次期システムインテグレータに対
し、情報システム構築において要求定義とはどのような
作業で、システム構築およびそのプロジェクトにどのよ
うに影響するのかを、要求定義からシステム稼働まで一
貫したモデルで短時間に体験学習させるようにした要求
定義教育用シミュレータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は情報システム利用者の曖昧発言
の明確化により、情報システム構築における要求分析と
基本設計を合わせた要求定義を体験学習させる要求定義
教育用シミュレータ装置を対象とし、次の5つの処理部
を備える。
【0007】[要求聴取り処理部1] 聴取り回答テーブルを有し、学習者が複数の情報項目の
中から必要な項目を選択入力する毎に聴取り回答テーブ
ルを参照して対応する利用者の回答を表示する。 [要求確認処理部2] 確認回答テーブルを有し、要求聴取り処理部1で聴取り
が済んだ情報項目の確認を学習者が入力する毎に回答確
認テーブルを参照して、対応する利用者の情報項目の使
用有無に関する確認回答を表示する。
【0008】[要求定義処理部3] 要求定義正解テーブル及び要求定義問題テーブルを備
え、要求定義を示す複数項目の中から必要なものと必要
でないものを学習者が選択して入力すると、入力された
該要求定義正解テーブル前記要求定義正解テーブルと
照合検査し、不要な要求定義や要求定義の不足に対し
要求定義問題テーブルを参照して対応する要求定義問題
を項目毎に表示する。
【0009】[要求定義修正処理部4] 要求定義派生問題テーブルを有し、要求定義処理部3で
表示された要求定義問題に対する要求定義の修正を学習
者が入力すると、入力された該修正要求定義と要求定義
正解テーブルとを照合検査し、正解時は要求定義過多又
は要求定義不足の問題が解決した旨を表示し、不正解時
は同じ項目の修正回数に基づいて要求定義派生問題テー
ブルを参照して該当する要求定義派生問題を表示する。
【0010】[派生問題対処部5] 派生問題対処正解テーブルを有し、要求定義修正処理部
4で表示された要求定義派生問題に対応して表示された
複数の対処項目の中から一つを学習者が選択して入力
ると、入力された該対処項目と派生問題対処正解テーブ
ルと照合検査し、正解が得られ時に問題解決を表示
し、不正解の時は修正を要求する。
【0011】ここで本発明の要求定義教育用シミュレー
タ装置は、 要求聴取り処理部1、要求確認処理部2および要求定
義処理部3を備えた構成(請求項1); 要求聴取り処理部1、要求確認処理部2、要求定義処
理部3および要求定義修正処理部4を備えた構成(請求
項2); 要求聴取り処理部1、要求確認処理部2、要求定義処
理部3、要求定義修正処理部4および派生問題対処部5
を備えた構成(請求項3);のいずれかでよい。
【0012】また要求聴取り処理部1は更に聴取り上限
テーブルを備え、聴取り回数が聴取り上限テーブルの上
限値以上となった時は、聴取り不可の回答表示を行う。
要求確認処理部2も同様に確認上限テーブルを備え、確
認回数が確認上限テーブルの上限値以上となった時は、
確認不可の回答表示を行う。要求定義処理部3に設けた
要求定義正解テーブルは要求定義の情報項目毎に要求定
義として必要な情報か、要求定義として不必要な情報か
を設定している。
【0013】更に要求定義として必要な情報と不必要な
情報の各々について、聴取りで曖昧な回答しか得られな
かった情報か、聴取りで必要性を示唆された情報かに分
けて設定している。要求定義修正処理部4に設けた要求
定義派生問題テーブルには、修正回数の応じて発生させ
る問題内容として、品質問題、要員問題、日程問題、予
算問題、開発環境問題等を登録している。
【0014】また派生問題対処部部5に設けた派生問題
正解テーブルには、発生した品質問題、要員問題、日程
問題、予算問題、開発環境問題に対する正解として、プ
ログラム修正指示、利用者への検討依頼、上司への検討
依頼、プログラム修正変更指示等を登録している。更に
本発明の要求定義教育用シミュレータ装置は、要求聴取
り、要求確認、要求定期、要求定義修正又は派生問題対
処の各作業に要する日数を登録した作業日数テーブルを
有し、各作業を終了する毎に作業日数テーブルから読出
した日数を加算し、加算日数が1日を越えたときに現在
日を暦日に変換して表示する日付更新処理部6を設けて
いる。
【0015】
【作用】このような構成を備えた本発明の要求定義教育
用シミュレータ装置によれば、将来、システム開発のリ
ーダとなってプロジェクトを担当する次期インテグレー
タに、シュミレータ装置が開発対象として持っている課
題を提供し、この課題に対し本発明のジミュレータ装置
を使用して対話形式により作業を進めることによって、
実際に行う要求分析と基本設計である要求定義を行って
システムを構築する作業の擬似体験をすることができ
る。
【0016】このため、従来のインテグレータ教育でき
困難であった要求定義のイメージを実感として訓練者が
掴むことができ、また不適切な要求定義が及ぼすプロジ
ェクトへの影響を体験でき、要求定義がいかに重要であ
るかの教訓を学ぶことができる。また次期インテグレー
タのみならず、ベテランであっても改めてシステム構築
に際し要求分析と基本設計がいかに重要であるかの認識
と、自らの能力のチェックと研鑽に大いに役立たせるこ
ともできる。
【0017】
【実施例】
[目次] 1.基本構成 2.要求聴取り処理 3.要求確認処理 4.要求定義処理 5.要求定義修正処理 6.派生問題対処処理 7.日付更新処理 1.基本構成 図2は本発明の要求定義教育用シミュレータ装置におけ
る情報システム構築のための要求分析と基本設計を合わ
せた要求定義の処理アルゴリズムの概略を処理動作の遷
移状態で示した説明図である。
【0018】図2において、本発明のシミュレータ装置
は要求聴取り処理部1、要求確認処理部2、要求定義処
理部3、要求定義修正処理部4及び派生問題対処部5で
構成される。また、各処理部1〜5のそれぞれに対し、
作業を終了する毎に作業日数を加算して日付を更新する
日付更新部6が共通に設けられている。このような要求
定義の処理アルゴリズムは、学習者に対し本発明のシミ
ュレータ装置が持っている課題を提供し、この課題を十
分理解した後に学習者が基本的には要求聴取り処理部
1、要求確認処理部2、要求定義処理部3、要求定義修
正処理部4及び派生問題対処部5の順に作業を進めてい
くことで要求定義の擬似体験ができる。
【0019】ここで、学習者に与える課題としては、例
えば「初めまして○○です。今度、君の上司になりまし
た。早速ですがプロジュクトリーダーとなり当社の顧客
情報システムを構築してください。要求定義(分析と設
計)は君が担当し、利用部門に要求の確認をお願いしま
す。利用者の代表は××さんです。それから、経験豊富
な△△さんに助言を頼んでおきました。詳しいことは以
下の資料を見てください。」を与える。そして、参考資
料として (1)当社の状況 (2)今回のシステム化の検討に参加する利用部門 (3)開発条件 (4)体制 (5)スケジュールと作業担当 (6)プログラム開発要員 を提供する。
【0020】以下、図2に示した各処理部に分けてその
詳細を説明する。 2.要求聴取り処理 図3は本発明の要求聴取り処理の機能構成図であり、ハ
ードウエア構成としては入出力装置100、処理装置2
00及び記憶装置300で構成される。入出力装置10
0としては、キーボード,マウスなどの入力装置、CR
T,プリンタ等の出力装置が使用される。処理装置20
0としては、MPUをもち、記憶装置300としては半
導体メモリ、磁気ディスク装置など適宜の記憶装置を用
いる。
【0021】まず本発明の聴取り要求処理にあっては、
入力装置100に聴取り入力部10、聴取り回答表示部
12及び聴取り不可回答表示部14の機能が設けられ、
処理装置200には聴取り検査部16の機能が設けら
れ、更に記憶装置300には聴取り上限テーブル18と
聴取り回答テーブル20が準備される。入出力装置10
0の聴取り入力部10には、例えば図4に示すような聴
取り入力のメニュー画面が表示される。図4にあって
は、要求聴取りとして[あ][か][さ][た][な]
・・・に分けて要求定義となる情報1,2,3,・・・
を表示しており、例えば図示のようにカーソル15を情
報2に合わせてマウスをクリックすることで、情報2に
対する聴取り入力が聴取り検査部16に対し行われる。
【0022】聴取り検査部16は聴取り入力部10から
聴取り入力としての情報項目の入力を受けると聴取り回
答テーブル20を参照し、該当するメッセージを読み出
して聞き取り回答表示部12に表示する。図5は図4の
情報2及び情報7に対する聴取り回答テーブル20に基
づく聴取り回答を示している。
【0023】また、聴取り検査部16は聴取り入力部1
0からの聴取り入力の回数を計数している。この聴取り
回数に対し聴取り上限テーブル18には所定の上限値が
予め登録されており、聴取り回数が上限値に達すると聴
取り不可回答表示部14に対し聴取り不可回答として
「これ以上お答えできない」とのメッセージを表示す
る。
【0024】図6は図3に示した聴取り回答テーブルを
取り出して示したもので、情報項目番号Kに対応して回
答情報INF(K)を情報の内容毎に登録している。図
7は図3で行われる本発明の聴取り処理を示したフロー
チャートである。図7において、まずステップS1で聴
取り回数カウンタiを0に初期化し、ステップS2で聴
取り項目を読み出す。この聴取り項目は図4に示したよ
うにカーソル15を任意の情報の位置にセットしてマウ
スクリックすることで、選択座標(x,y)がステップ
S2で読み取られる。続いてステップS3で聴取り回数
カウンタiを1つインクリメントし、ステップS4で選
択座標の整数化を行う。
【0025】この整数化は、例えば x2 ≧x≧x12 ≧y≧y1 のときにK=1に整数化する。続いてステップS5で聴
取り回数iが上限値テーブルに設定した上限値以上か否
かチェックし、上限値に達していなければステップS6
で選択項目Kにより聴取り回答テーブルを参照して対応
する回答情報INF(K)を読み出し、学習者に表示す
る。
【0026】ステップS5で聴取り回数iが上限値に達
するとステップS7に進み、「これ以上お答えできな
い」とする聴取り不可解数を表示し、一連の聴取り処理
を終了する。 3.要求確認処理 図8は本発明の要求確認処理の機能構成図を示す。
【0027】この要求確認処理の機能構成図にあって
は、入出力装置100に確認項目入力部22,確認回答
表示部24及び確認不可回答表示部26を設け、また処
理装置200に確認検査部28を設け、更に記憶装置3
00に確認上限テーブル30と確認回答テーブル32を
登録している。確認上限テーブル30には確認回数の上
限値が予め設定されている。また、確認回答テーブル3
2には、例えば図9に取り出して示すように、確認情報
項目K毎に確認に対応する利用者の回答情報INF
(K)を予め登録している。この確認回答情報は情報の
使用の有無とその理由が明確に示される。
【0028】確認項目入力部22より学習者が任意の確
認項目を選択して入力すると、確認検査部28は対応す
る確認回答テーブル32の情報を読み出し、確認回答表
示部24に表示する。また、確認検査部28で確認回数
が確認上限テーブル30の上限値を越えた場合には確認
不可回答表示部26に「これ以上お答えできない」とな
る確認不可の回答表示を行う。
【0029】図10は図8の実施例における確認回答表
示部24と確認不可回答表示部26の表示例を示す。図
10にあっては、確認項目入力部22より情報2の確認
を行ったもので、これに対し確認回答として利用者は
「情報2は使わない」との表示が行われ、併せてその根
拠が示される。また、確認回数が上限値を越えた場合に
は利用者は「これ以上お答えできない」の不可回答を出
す。
【0030】図11は図8の実施例における本発明の聴
取り確認処理を示したフローチャートである。図11の
聴取り確認処理にあっては、まずステップS1で聴取り
回数カウンタiを0に初期化し、ステップS2で確認項
目を選択する。具体的には、マウスクリックした選択座
標(x,y)を読み取る。続いてステップS3で聴取り
確認カウンタiを1つインクリメントし、ステップS4
で選択座標の整数化を行い、ステップS5で上限値と比
較する。
【0031】上限値未満のときはステップS6に進み、
図9の確認回答テーブルを項目Kの値により参照し、対
応情報INF(K)を読み出して回答表示を行う。一
方、確認回数iが上限値以上となった場合にはステップ
S7に進み、聴取り不可回答を表示する。 4.要求定義処理 図12は本発明の要求定義処理の機能構成図である。
【0032】図12において、入出力装置100には要
求定義入力部34と確認問題表示部36が設けられ、処
理装置200には要求定義検査部38が設けられる。ま
た、記憶装置300には要求定義回答テーブル40と要
求定義問題テーブル42が登録されている。要求定義回
答テーブル40には要求定義に対応した項目K=1,
2,3,4,・・・毎に正解区分A,B,C,Dのいず
れかが登録されている。
【0033】ここで正解区分SE(K)を示すA〜Dは
具体的には図13に示すように定められている。図13
は要求定義としての情報1〜13のそれぞれの正解区分
A〜Dに対する対応関係を示している。即ち、正解区分
Aには情報3,6,8が属し、正解区分Bには情報1,
2が属し、正解区分Cには情報4,9,10,11が属
し、更に正解区分Dには情報5,7,12,13が属し
ている。
【0034】ここで、情報区分Aは下側に取り出して示
すように、次のようになる。 正解区分A 聴取り段階で曖昧な回答であったが、しかし必要な情報
であり、適切な要求定義となる。 正解区分B 聴取り段階で必要性の示唆を受けており必要な情報で適
切な要求定義である。
【0035】正解区分C 聴取り段階で必要性の示唆を受けているが、しかし不要
な情報であり、適切な 要求定義ではない。 正解区分D 聴取り段階で曖昧な回答を受けており、不要な情報であ
り、適切な要求定義ではない。
【0036】このような図13に示す正解区分A〜Dの
いずれに情報位置項目Kが属するかを図12の要求定義
回答テーブル40は予め定めている。例えば、項目1は
正解区分B、項目2は正解区分B、項目3は正解区分
A、項目4は正解区分C等である。更に、要求定義回答
テーブル40には要求定義入力部34から行った要求定
義の選択結果の選択区分SN(K)として登録できるよ
うになっている。この選択区分SN(K)の値は、要求
定義入力部34で要求定義を選択すれば1が登録され、
選択しなければ0が登録される。
【0037】要求定義検査部38は要求定義回答テーブ
ル40に予め登録されている項目K毎の正解区分SE
(K)と要求定義入力部34から行われた選択区分SN
(K)の0または1の値を比較し、適切な要求定義が行
われたか不必要な要求定義が選択されたり要求定義の選
択が不足しているかを検査する。図12に示す要求定義
回答テーブル40にあっては、項目1については選択区
分が0であることから要求定義として選択しておらず、
正解区分Bは図13に示したように適切な要求定義に属
することから、項目1を要求定義として選択しなかった
ことによる問題を要求定義問題テーブル42を参照して
確認問題表示部36に表示する。
【0038】要求定義問題テーブル42には要求定義回
答テーブル40の適切な要求定義である正解区分A,B
を選択しなかったときの問題内容を示すメッセージと、
適切な要求定義でない正解区分C,Dを選択してしまっ
たときの問題内容を示すメッセージが予め登録されてい
る。例えば要求定義として適切な情報1を選択しなかっ
た場合には「情報1が不足している。業務運用ができな
い。
【0039】情報価値×使用頻度/使用頻度≧基準とな
っている。」を表示する。また、適切な要求定義ではな
い、例えば項目4を選択した場合には「情報4は不要
だ、性能問題を引き起こしている。情報価値×使用頻度
/費用<基準となっている。」を表示する。
【0040】図14は図12の要求定義問題表示部36
の具体的な表示例を、後の説明で明らかにする要求定義
派生問題表示部と共に示している。即ち図14におい
て、問題4は適切な要求定義を入力しなかった場合のメ
ッセージであり、また問題7は必要ない要求定義を入力
した場合のメッセージを示している。図15は図12の
実施例における本発明の要求定義処理を示したフローチ
ャートである。
【0041】図15において、まずステップS1で画面
に表示された要求定義の任意の項目にカーソルをセット
してマウスクリックにより選択すると選択座標が読み取
られ、次のステップS2で選択座標の整数化により項目
Kの値が求められる。続いてステップS3で要求定義を
入力するか否かの選択を行う。要求定義を入力するため
の選択を行う入力選択については選択区分SN(K)が
1にセットされ、非選択については選択区分SN(K)
が0にセットされる。
【0042】ステップS4で全ての要求定義の項目につ
いての選択,非選択が終了するとステップS5に進み、
情報項目数iを初期化し、ステップS6で1つインクリ
メントした後、ステップS7で最大値imax に達するま
で要求定義回答テーブル40の内容を参照し、要求定義
の検査処理をステップS8で行う。ステップS8にあっ
ては、正解区分SE(K)がA及びBに属し、且つ選択
区分SN(K)=0となって要求定義として選択されて
いない場合には、対応する要求定義問題テーブル42の
メッセージをバッファに転送し、ステップS9でバッフ
ァの内容を要求定義問題表示部36に表示する。
【0043】同様に、ステップS8にあっては、正解区
分C,DについてはSN(K)=1として誤った要求定
義の選択が行われたときには対応するメッセージを要求
定義問題テーブル42から読み出してバッファに転送
し、ステップS9でバッファ内容を要求定義問題表示部
36に表示する。ステップS7で全ての情報項目の処理
が済めば一連の処理を終了する。 5.要求定義修正処理 図16は本発明の要求定義修正処理の機能構成図であ
る。
【0044】図16において、入出力装置100には要
求定義修正入力部44,要求定義問題解決表示部46及
び要求定義派生問題表示部48が設けられている。ま
た、処理装置200には図12の実施例と同様、要求定
義検査部38が設けられている。更に、記憶装置300
には図12の要求テーブル回答テーブル40に加えて新
たに要求定義派生問題テーブル52が登録されている。
【0045】要求定義修正入力部44は例えば図14に
示したような要求定義の問題表示に対し問題表示を解消
するような要求定義の修正入力を行う。例えば正解区分
A,Bについて要求定義の選択入力を行っていなかった
場合には選択入力を行う。逆に、正解区分C,Dについ
て誤って要求定義の選択を行ってしまっていた場合に
は、その選択を取り消す修正入力を行う。
【0046】ここで、要求定義修正入力部44より再
度、誤った要求定義の入力が行われた場合には、図12
に示した要求定義問題テーブル42を参照して対応する
要求定義問題の表示が要求定義検査部38の処理により
行われる。一方、要求定義の修正入力により要求定義問
題が解決された場合には、解決された旨を要求定義問題
解決表示部46に表示する。
【0047】具体的には、例えば図14の問題4及び問
題7に示すような定義問題が生じていた場合には、図1
7に示すような要求定義修正入力が行われる。尚、この
要求定義修正入力の表示は次に説明する派生問題対処入
力と共に行われている。例えば、図14の問題4につい
ては、図17の要求定義修正を選択し、情報3を要求定
義として選択する修正入力を行う。また、図14の問題
7については、情報5の要求定義としての選択を取り消
す修正入力を行う。
【0048】このような要求定義の修正を行うと、図1
8に示すように、修正結果が正しければ問題4の解決に
ついては利用者が「問題4が解決した」の解決表示を行
い、また問題7については要員が「問題7が解決した」
の解決表示を行ってくる。更に図16の要求定義修正処
理にあっては、要求定義検査部38において要求定義の
修正回数を計数しており、修正回数の計数結果、即ち修
正頻度に基づいて要求定義派生問題テーブル52を参照
し、派生問題を要求定義派生問題表示部48に表示す
る。
【0049】この実施例にあっては、要求定義派生問題
を品質,予算,要員,開発環境等の種別に分けて、各種
別毎に1または複数の問題内容を登録している。また、
修正頻度と問題発生については、例えば 修正2回で品質問題発生 修正10回で要員問題発生 修正13回で日程問題発生 というように定めている。
【0050】図19は図16の実施例における要求定義
修正処理を示したフローチャートである。図19におい
て、まずステップS1で修正項目数jを0に初期化し、
ステップS2で問題表示された要求定義の項目を選択ク
リックし、ステップS3で選択座標の整数化により項目
Kを定めた後、ステップS4で選択区分SN(K)に対
し選択操作か選択の取消しかを行う。選択の取消しにつ
いてはステップS5で選択区分SN(K)に0をセット
する。また、選択すれば選択区分SN(K)に1をセッ
トする。
【0051】ステップS5,S6の選択修正が済むとス
テップS7で修正項目数jを1つインクリメントする。
続いてステップS8で適切な要求定義への修正が行われ
たSE(K)=A,BでSN(K)=1の場合には「要
求定義不足の問題は解決した」とするメッセージをバッ
ファに転送する。また、SE(K)=C,DでSN
(K)=0とする修正に対しては「要求定義過多の問題
は解決した」をバッファに転送する。続いてステップS
9で要求定義問題発生処理をそのときの修正項目数jの
値に基づいて行う。例えばj=2であれば品質問題発生
を判定し、またj=10であれば要員問題発生と判定す
る。
【0052】続いてステップS10に進み、そのときの
バッファ内容を表示する。即ち、ステップS8で得られ
た要求定義問題解決のメッセージ表示とステップS9で
得られた要求定義派生問題のメッセージ表示を行う。要
求定義派生問題の表示については、例えば図14に示す
ように定義問題と共に表示されている。 6.派生問題対処処理 図20は本発明の派生問題対処処理の機能構成図を示
す。
【0053】図20において、入出力装置100には派
生問題対処入力部54と派生問題解決表示部56が設け
られる。また、処理装置200には派生問題対処検査部
58が設けられる。更に、記憶装置300には派生問題
対処正解テーブル60が登録される。派生問題対処正解
テーブル60としては、図16の要求定義修正処理で生
じた要求定義派生問題の項目に対応した正解が登録され
ている。
【0054】派生問題対処入力部54は図17に示すよ
うに問題及び対処内容を表示する。この例では問題3の
対処内容としてプログラム修正指示,プログラム修正指
示変更,利用者への検討依頼,上司への検討依頼の4つ
を示しており、この中から適切と思われる対応策を選択
して派生問題対処入力部54により入力する。対処入力
を受けた派生問題対処検査部58は派生問題対処正解テ
ーブル60を参照し、例えば問題3が日程問題であった
場合には対処入力「利用者への検討依頼」を受け、正解
であることから派生問題解決表示部56に対し「問題3
が解決した」の解決表示を行う。
【0055】具体的には、図18に示すように、派生問
題解決表示が行われる。図18の3行目の派生問題解決
表示「問題9が解決した」は図14の3行目の派生問題
9に示す「修正で、プログラムがレベルダウンした」と
する要員からの問題提起に対し、図17の対処入力で
「プログラム修正指示変更」を入力した場合であり、正
解であることから要員から「問題9が解決した」の回答
メッセージを受けている。
【0056】一例としては、 品質問題については、プログラム修正指示を入力する
と問題が解決する。 日程問題については、利用者への検討依頼を入力する
と問題が解決する。 予算問題については、上司への検討依頼を入力すると
問題が解決する。 図21は図20の実施例における派生問題対処処理を示
したフローチャートである。
【0057】図21において、まずステップS1で図1
7に示した問題対処入力画面を対象に問題対処内容の選
択を行うと、ステップS2で選択座標の整数化によりK
が求められ、対処検査処理が実行され、正解であれば問
題解決メッセージをバッファに転送し、ステップS4で
表示する。尚、問題対処入力に対し正解でなかった場合
には、図17の問題対処入力画面の下側に「再度対処内
容を指定してください」のメッセージを表示して修正を
促す。 7.日付更新処理 図22は本発明の日付更新処理の機能構成図を示す。図
22において、入出力装置100には日付表示部62が
設けられ、処理装置200には日付更新部64が設けら
れ、更に記憶装置300には作業日数テーブル66と日
付テーブル68がが設けられる。この作業日数テーブル
66は図23に示すように、選択座標K(1)〜K
(5)で指定される5つの作業種別、即ち要求聴取り,
要求確認,要求定義,要求定義修正及び派生問題対処毎
に各作業種を選択した際の作業単位日数t(1)〜t
(5)が予め登録されている。例えば、要求聴取りにお
ける日数t(1)は0.5日に設定されている。
【0058】図22の日付更新部64にあっては、各作
業種を選択して処理を終了する毎に作業日数テーブル6
6を参照して設定日数を加算する更新処理を行い、加算
した作業日数が一日に達したとき相対的な現在日を暦日
に変換して日付テーブル68のの内容を更新して表示す
る。図24は図22の実施例における日付更新処理の一
例を示したフローチャートである。
【0059】図24のフローチャートの更新処理は各作
業を選択して終了する毎に実行される。まずステップS
1で現在日gを初期化し、実行した作業メニューから作
業種を選択し、ステップS3で選択座標を整数化してK
を求める。続いてステップS4で選択した作業種Kによ
り作業日数テーブル66を参照して単位作業日数t
(i)を読取り、ステップS5で現在日gに加算する。
【0060】ステップS6では現在日gが1日に達した
か否かをチェックしており、1日未満であればステップ
S2に戻って次のメニュー選択に備える。ステップS6
で1日を越えたことを判別するとステップS7に進んで
現在日gを暦日Gに変換し、ステップS8で日付テーブ
ル68を更新し、日付表示を1日進める。尚、上記の実
施例にあっては、要求聴取り処理部1,要求確認処理部
2,要求定義処理部3,要求定義修正処理部4及び派生
問題対処部5の全てを備えたシミュレータ装置を例にと
るものであったが、少なくとも本発明にあっては、要求
聴取り処理部1,要求確認処理部2及び要求定義処理部
3の3つを備えれば良い。これに加えて更に要求定義修
正処理部4を加えた4つの構成であっても良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、学習者は要求聴取り,要求確認,要求定義,要求定
義修正及び派生問題対処の各作業を通じて情報システム
構築のための要求解析と基本設計である要求定義のイメ
ージを擬似体験により掴むことができ、不適切な要求定
義が及ぼすプロジェクトへの影響を体験でき、要求定義
が重要であることの教訓を学ぶことができる。
【0062】また、シミュレーションを通じて計画的な
要求の聴取りと確認、情報の価値を考慮した要求の定
義、利用者の曖昧発言の明確化による要求定義、更に予
見と確認に基づく要求定義の不足,過不足の防止等を体
験的に習得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の処理遷移状態を示した説明図
【図3】本発明の要求聴取り処理の機能構成図
【図4】図3の要求聴取り入力に使用する画面説明図
【図5】図3の聴取り回答表示の画面説明図
【図6】本発明の聴取り回答テーブルの説明図
【図7】本発明の聴取り処理を示したフローチャート
【図8】本発明の要求確認処理の機能構成図
【図9】本発明の聴取り確認回答テーブルの説明図
【図10】図8の確認回答表示を確認不可回答表示と共
に示した画面説明図
【図11】本発明の聴取り確認処理を示したフローチャ
ート
【図12】本発明の要求定義処理を示した機能構成図
【図13】図12の要求定義回答テーブルの正解ルール
を示した説明図
【図14】図12の要求定義問題表示を派生問題表示と
共に示した画面説明図
【図15】本発明の要求定義処理を示したフローチャー
【図16】本発明の要求定義修正処理の機能構成図
【図17】図16の要求定義修正入力の表示を派生問題
対処入力の表示と共に示した画面説明図
【図18】図16の要求定義解決表示を派生問題解決表
示と共に示した画面説明図
【図19】本発明の要求定義修正処理を示したフローチ
ャート
【図20】本発明の派生問題対処処理の機能構成図
【図21】本発明の派生問題対処処理を示したフローチ
ャート
【図22】本発明の日付更新処理の機能構成図
【図23】図22の作業日数テーブルの説明図
【図24】本発明の日付更新処理を示したフローチャー
【符号の説明】
1:要求聴取り処理部 2:要求確認処理部 3:要求定義処理部 4:要求定義修正処理部 5:派生問題対処部 6:日付更新部 10:聴取り入力部 12:聴取り回答表示部 14:聴取り不可回答表示部 16:聴取り検査部 18:聴取り上限テーブル 20:聴取り回答テーブル 22:確認項目入力部 24:確認回答表示部 26:確認不可回答表示部 28:確認検査部 30:確認上限テーブル 32:確認回答テーブル 34:要求定義入力部 36:要求定義問題表示部 38:要求定義検査部 40:要求定義回答テーブル 42:要求定義問題テーブル 44:要求定義修正入力部 46:要求定義問題解決表示部 48:要求定義派生問題表示部 52:要求定義派生問題テーブル 54:派生問題対処入力部 56:派生問題解決表示部 58:派生問題対処検査部 60:派生問題対処正解テーブル 62:日付表示部 64:日付更新部 66:作業日数テーブル 100:入出力装置 200:処理装置 300:記憶装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−151689(JP,A) 望月純夫他,ソフトウェア・プロセス によるシステム設計・教育・訓練の試行 および評価,電子情報通信学会技術研究 報告,vol.90,no.459,1991年 3月8日,pp.49−57 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G06F 19/00 G06F 9/44

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者の曖昧発言の明確化により、情報シ
    ステム構築における要求分析と基本設計を合わせた要求
    定義を体験学習させる要求定義教育用シミュレータ装置
    に於いて、 聴取り回答テーブルを有し、学習者が複数の情報項目の
    中から必要な項目を選択入力する毎に前記聴取り回答テ
    ーブルを参照して対応する利用者の回答を表示する要求
    聴取り処理部(1)と、 確認回答テーブルを有し、前記要求聴取り処理部(1)
    で聴取りが済んだ情報項目の確認を学習者が入力する毎
    に前記確認回答テーブルを参照して、対応する利用者の
    該情報項目の使用有無に関する確認回答を表示する要求
    確認処理部(2)と、 要求定義正解テーブル及び要求定義問題テーブルを備
    え、要求定義を示す複数項目の中から必要なものと必要
    でないもの学習者が選択して入力すると、入力された
    要求定義と前記要求定義正解テーブルと照合検査し、
    不要な要求定義や要求定義の不足に対し前記要求定義問
    題テーブルを参照して対応する要求定義問題を項目毎に
    表示する要求定義処理部(3)と、 を備えたことを特徴とする要求定義教育用シミュレータ
    装置。
  2. 【請求項2】利用者の曖昧発言の明確化により、情報シ
    ステム構築における要求分析と基設計を合わせた要求
    定義を体験学習させる要求定義教育用シミュレータ装置
    に於いて、 聴取り回答テーブルを有し、学習者が複数の情報項目の
    中から必要な項目を選択入力する毎に前記聴取り回答テ
    ーブルを参照して対応する利用者の回答を表示する要求
    聴取り処理部(1)と、確認テーブルを有し、前記要求聴取り処理部(1)
    で聴取りが済んだ情報項目の確認を学習者が入力する毎
    に前記確認回答テーブルを参照して、対応する利用者の
    該情報項目の使用有無に関する確認回答を表示する要求
    確認処理部(2)と、 要求定義正解テーブル及び要求定義問題テーブルを備
    え、要求定義を示す複数項目の中から必要なものと必要
    でないものを学習者が選択して入力すると、入力された
    該要求定義と前記要求定義正解テーブルとを照合検査
    し、不要な要求定義や要求定義の不足に対し前記要求定
    義問題テーブルを参照して対応する要求定義問題を項目
    毎に表示する要求定義処理部(3)と、 要求定義派生問題テーブルを有し、前記要求定義処理部
    (3)で表示された要求定義問題に対する要求定義の修
    正を学習者が入力すると、入力された該修正要定義と前
    記要求定義正解テーブルと照合検査し、正解時は要求
    定義多過又は要求定義不足の問題が解決した旨を表示
    し、不正解時は同じ項目の修正回数に基づいて前記要求
    定義派生問題テーブルを参照して該当する要求派生問題
    を表示する要求定義修正処理部(4)と、 を備えたことを特徴とする要求定義教育用シミュレータ
    装置。
  3. 【請求項3】情報システム利用者の曖昧発言の明確化に
    より、情報システム構築における要求分析と基本設計を
    合わせた要求定義を体験学習させる要求定義教育用シミ
    ュレータ装置に於いて、 聴取り回答テーブルを有し、学習者が複数の情報項目の
    中から必要な項目を選択入力する毎に前記聴取り回答テ
    ーブルを参照して対応する利用者の回答を表示する要求
    聴取り処理部(1)と、 確認回答テーブルを有し、前記要求聴取り処理部(1)
    で聴取りが済んだ情報項目の確認を学習者が入力する毎
    に前記回答確認テーブルを参照して、対応する利用者の
    該情報項目の使用有無に関する確認回答を表示する要求
    確認処理部(2)と、 要求定義正解テーブル及び要求定義問題テーブルを備
    え、要求定義を示す複数項目の中から必要なものと必要
    でないものを学習者が選択して入力すると、入力された
    該要求定義と前記要求定義正解テーブルと照合検査
    し、不要な要求定義や要求定義の不足に対し前記要求定
    義問題テーブルを参照して対応する要求定義問題を項目
    毎に表示する要求定義処理部(3)と、 要求定義派生問題テーブルを有し、前記要求定義処理部
    (3)で表示された要求定義問題に対する要求定義の修
    正を学習者が入力すると、入力された該修正要求定義と
    前記要求定義正解テーブルとを照合検査し、正解時は要
    求定義多過又は要求定義不足の問題が解決した旨を示
    し、不正解時は同じ項目の修正回数に基づいて前記要求
    定義派生問題テーブルを参照して該当する要求定義派生
    問題を表示する要求定義修正処理部(4)と、 派生問題対処正解テーブルを有し、前記要求定義修正処
    理部(4)で表示された要求定義派生問題に対応して表
    示された複数の対処項目の中から1つを学習者が選択し
    て入力すると、入力された該対処項目と前記派生問題対
    処正解テーブルと照合検査し、正解が得られたときに
    問題解決を表示し、不正解の時は修正を要求する派生問
    題対処部(5)と、 を備えたことを特徴とする要求定義教育用シミュレータ
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2,又は3記載の要求定義教育
    用シミュレータ装置に於いて、 前記要求聴取り処理部(1)は更に聴取り上限テーブル
    を備え、聴取り回数が前記聴取り上限テーブルの上限値
    以上となった時は、聴取り不可の回答表示を行うことを
    特徴とする要求定義教育用シミュレータ装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,又は3記載の要求定義教育
    用シミュレータ装置に於いて、 前記要求確認処理部(2)は更に確認上限テーブルを備
    え、確認回数が前記確認上限テーブルの上限値以上とな
    った時は、確認不可の回答表示を行うことを特徴とする
    要求定義教育用シミュレータ装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,又は3記載の要求定義教育
    用シミュレータ装置に於いて、 前記要求定義処理部()に設けた要求定義正解テーブ
    ルは、要求定義の情報項目毎に、要求定義として必要な
    情報か、要求定義として不必要な情報かを設定したこと
    を特徴とする要求定義教育用シミュレータ装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の要求定義教育用シミュレー
    タ装置に於いて、 前記要求定義処理部(3)に設けた要求定義正解テーブ
    ルは、要求定義として必要な情報と不必要な情報の各々
    について、聴取りで曖昧な回答しか得られなかった情報
    か、聴取りで必要性を示唆された情報かを設定したこと
    を特徴とする要求定義教育用シミュレータ装置。
  8. 【請求項8】請求項1,2,又は3記載の要求定義教育
    用シミュレータ装置に於いて、 前記要求定義修正処理部(4)に設けた要求定義派生問
    題テーブルには、修正回数の応じて発生させる問題内容
    として、品質問題、要員問題、日程問題、予算問題、開
    発環境問題等を登録したことを特徴とする要求定義教育
    用シミュレータ装置。
  9. 【請求項9】請求項1,2,又は3記載の要求定義教育
    用シミュレータ装置に於いて、 前記派生問題対処部(5)に設けた派生問題正解テーブ
    ルには、発生した品質問題、要員問題、日程問題、予算
    問題、開発環境問題に対する正解として、プログラム修
    正指示、利用者への検討依頼、上司への検討依頼、プロ
    グラム修正変更指示等を登録したことを特徴とする要求
    定義教育用シミュレータ装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2,又は3記載の要求定義教
    育用シミュレータ装置に於いて、 要求聴取り、要求確認、要求定期、要求定義修正又は派
    生問題対処の各作業に要する日数を登録した作業日数テ
    ーブルを有し、前記各作業を終了する毎に前記作業日数
    テーブルから読出した日数を加算し、該加算日数が1日
    を越えたときに現在日を暦日に変換して表示する日付更
    新処理部(6)を設けたことを特徴とする要求定義教育
    用シミュレータ装置。
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望月純夫他,ソフトウェア・プロセスによるシステム設計・教育・訓練の試行および評価,電子情報通信学会技術研究報告,vol.90,no.459,1991年3月8日,pp.49−57

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