JP3255556B2 - 多条田植機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数の苗載せ部を横方
向に配置した多条田植機に係り、詳しくは油圧・植え付
けレバーの操作により植え付け部のプランタクラツチを
入切可能とした多条田植機の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】多条田植機は、苗を載置した苗載せ部を
横方向に複数配置して苗載せ台を形成し、展開状態にお
いて横方向最外側に位置する可動苗載せ部を固定苗載せ
部に重合して前記苗載せ台を折り畳み可能としたもので
あるが、条数が多くなるほど、機体から左右横方向に突
出する量が大きくなるため、一般の路上を走行する時は
車両基準に合わず、従って例えば左右の最外側に位置す
る可動苗載せ部を固定苗載せ部に重ね合わせて折り畳む
ようにしている。

【０００３】また、前記多条田植え機を展開状態で格納
する場合は、車庫スペースを大きく必要とするので、一
般的には可動苗載せ部を折り畳んだ状態で格納してい
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の多条田植え機において、固定苗載せ部に対し可動苗
載せ部を折り畳んだ状態のまま、植え付け部のプランタ
クラツチを誤って「入」に操作すると、プランタアーム
の作動と同時に苗載せ台も左右動するため、エプロン等
の折り畳み部分と苗載せ部が当接して植え付け部が破損
するという課題があった。また、左右横方向にある可動
苗載せ部のうち、一方のみを展開状態にしたまま、不用
意にプランタクラツチを「入」に誤操作するおそれもあ
った。

【０００５】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、可動苗載せ
部の折り畳み状態においては操作レバーを操作してもプ
ランタクラツチが入にならないようにした多条田植機を
提供することにある。

【０００６】

【０００７】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、苗を載置した苗載せ部を横方向に複数配
置して苗載せ台（１２）を形成し、展開状態において少
なくとも横方向最外側に位置する可動苗載せ部（１３
ｂ）を移動させて固定苗載せ部（１３ａ）に折り畳み可
能とすると共に、操作レバー（１４）の操作により植え
付け部（１１）のプランタクラツチ（６６）を入切可能
とした多条田植機（１）において、機体フレーム（６
３）に移動自在に支持されているストッパプレート（６
４）を、前記植え付け部（１１）のプランタクラツチ
（６６）に連繋して設け、前記ストッパプレート（６
４）を、可動苗載せ部（１３ｂ）の移動に基づき固定位
置および可動位置に切り替え自在に構成し、前記ストッ
パプレート（６４）が可動位置にあるときは、前記操作
レバー（１４）の操作によりプランタクラツチ（６６）
の入切を可能とし、前記ストッパプレート（６４）が固
定位置にあるときは、前記操作レバー（１４）を操作し
てもプランタクラツチ（６６）が入にならないようにし
た、ことを特徴とする。

【０００８】

【作用】以上の構成により、本発明によれば、機体フレ
ーム（６３）に移動自在に支持されたストッパプレート
（６４）を植え付け部（１１）のプランタクラツチ（６
６）に連繋し、このストッパプレート（６４）を、可動
苗載せ部（１３ｂ）が展開状態にあるときは可動位置に
保持するようにし、また、可動苗載せ部（１３ｂ）の折
り畳みに際して該可動苗載せ部（１３ｂ）が移動すると
きは、前記ストッパプレート（６４）を固定位置に切り
替えるようにしている。そして、前記ストッパプレート
（６４）が可動位置にあるときは、前記操作レバー（１
４）の操作によりプランタクラツチ（６６）の入切を自
在とし、また、前記ストッパプレート（６４）が固定位
置にあるときは、前記操作レバー（１４）を操作しても
プランタクラツチ（６６）が入にならないようにして、
折り畳みの状態で不用意に植え付け部（１１）が動作し
て各部が破損するのを防止している。

【０００９】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。

【００１０】

【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。

【００１１】図１は、この発明の苗載せ装置を装着した
乗用の多条田植え機を示すもので、乗用田植え機１はそ
の前側が走行車２となっており、その後側に苗載せ装置
３が昇降リンク機構５を介して装着・支持されている。
前記走行車２は、前輪６および後輪７により支持されて
いる走行機体８を有しており、この走行機体８の前輪６
より前方にエンジン部９が搭載され、その後部に運転席
シート４が設けられている。前記苗載せ装置３は、その
下部にフロート１０が配置され、このフロート１０の上
方に植付け装置１１が配置されると共に、この植付け装
置１１の上方には苗載せ台１２が、斜め前方に向けて傾
斜して配設されている。

【００１２】この苗載せ台１２は、図２に示すように、
複数条の苗を載置する固定苗載せ部１３ａと、同様に複
数条の苗を載置する可動苗載せ部１３ｂと、これら固定
苗載せ部１３ａおよび可動苗載せ部１３ｂを載置・慴動
するエプロン１５とから成る。前記固定苗載せ部１３ａ
は横方向に複数配置され、この固定苗載せ部１３ａの横
方向の更に外側に前記可動苗載せ部１３ｂが配置されて
いて、この可動苗載せ部１３ｂが前記固定苗載せ部１３
ａに重合されて折り畳み可能とされている（図１参
照）。

【００１３】そして、図３〜図６に示すように、前記可
動苗載せ部１３ｂの背面の縦方向の上下には、一端を可
動苗載せ部１３ｂの横方向外側部において支点軸２１に
より回動自在に軸着され、かつ他端を固定苗載せ部１３
ａ側において枢軸３２，３２により回動自在に軸着され
た一対のリンクアーム２０，２０が設けられている。な
お、可動苗載せ部１３ｂの背面には、断面Ｌ形の固定金
具２２，２２がボルト２３，２３により取り付けられて
いて、この固定金具２２，２２は前記支点軸２１により
連結補強されている。

【００１４】一方、固定苗載せ部１３ａの背面には、ボ
ルト２６，２６により断面Ｌ形の金具２５，２５が前記
の固定金具２２，２２に略対応して取り付けられてい
て、この金具２５，２５はステー２４により連結補強さ
れている。このステー２４の両端側には、断面Ｕ字形の
ガイドプレート２７，２７が取り付けられていて、この
ガイドプレート２７の側壁には長手方向に沿い長孔３０
が穿設されていると共に、ガイドプレート２７の一側端
面には長孔３０と同方向に伸びるガイド面５６が形成さ
れている。

【００１５】そして、このガイドプレート２７における
断面Ｕ字形の側壁内に、リンクアーム２０の他端部が挟
装されていて、このリンクアーム２０の他端部とガイド
プレート２７の側壁とを貫通するように、前記枢軸３２
が長孔３０内を摺動自在に取り付けられている。これに
より、リンクアーム２０はガイドプレート２７に対し回
動自在に軸着されると共に、前記枢軸３２を介してガイ
ドプレート２７の長孔３０に沿い苗載せ台１２の横方向
外側に引き出し可能となっている。

【００１６】また、リンクアーム２０の前記枢軸３２に
近い側にはガイドピン５７が植設されていて、ガイドプ
レート２７の前記ガイド面５６にこのガイドピン５７が
当接することにより、前記長穴３０とこのガイド面５６
とで可動苗載せ部１３ｂを固定苗載せ部１３ａに対し略
水平に保持するようにしている。

【００１７】次に、可動苗載せ部１３ｂの背面に設けら
れた前記支点軸２１には、該支点軸２１と一体的に支持
部材５９が溶接固定されており、更にこの支持部材５９
には把手６０が取り付けられている。しかも、この把手
６０を苗載せ面に対して横方向下側に傾斜して設けてい
て、この把手６０を利用することにより、可動苗載せ部
１３ｂの引き出しから折り畳み操作までスムーズに行う
ことができる。

【００１８】なお、前記可動苗載せ部１３ｂの背面に
は、展開状態の可動苗載せ部１３ｂと固定苗載せ部１３
ａとを連結する連結部材３３が設けられている。この連
結部材３３は手元側にハンドルを有し、かつ可動苗載せ
部１３ｂの背面の横方向両端部を貫通するように設けら
れた連結杆３３ａと、ネジ部３３ｂとを有している。

【００１９】そして、可動苗載せ部１３ｂは、展開状態
においては、固定苗載せ部１３ａ側のナット部（図示せ
ず）に連結部材３３のネジ部３３ｂが螺合され、かつ、
図５に示すように、接合部４０の縦方向の中間部と上部
をクランプ部材４４，４４’により連結されている。

【００２０】また、折り畳み状態においては、図４
（ａ）および図９に示すように、可動苗載せ部１３ｂに
隣接する固定苗載せ部１３ａの表面側に立設された起立
部材３４にナット部３４ａが設けられていて、このナッ
ト部３４ａに前記連結部材３３のネジ部３３ｂが螺合さ
れると共に、固定苗載せ部１３ａ側に設けられた係合凸
部３４ｂに、可動苗載せ部１３ｂ側に設けられた係合凹
部３３ｃ（図８参照）が係合されて、可動苗載せ部１３
ｂが保持される。こうして、苗載せ台１２の折り畳み状
態では、固定苗載せ部１３ａと可動苗載せ部１３ｂとの
同じ面を同一方向に向けて重合配置されることになる。

【００２１】また、図４（ａ）および図５に示すよう
に、前記固定苗載せ部１３ａと可動苗載せ部１３ｂに
は、夫々植付け装置１１に苗を送るコンベヤベルトから
成る苗搬送部１６ａ，１６ｂが装着されている。これら
固定苗載せ部１３ａの苗搬送部１６ａと可動苗載せ部１
３ｂの苗搬送部１６ｂは、駆動軸によって駆動される。
また、固定苗載せ部１３ａと可動苗載せ部１３ｂのそれ
ぞれの苗載置面には苗押えガイド１７が装着されてい
る。

【００２２】なお、図４（ｂ）は、機体を後方から見た
図であり、前記フロート１０の上方に植付け装置１１が
配置されていて、固定苗載せ部１３ａおよび可動苗載せ
部１３ｂはエプロン１５に沿って左右に慴動できるよう
になっている。

【００２３】次に、図２および図１０に示すように、前
記運転席シート４の側部には、植え付け関係をコントロ
ールする油圧・植え付けレバー１４が設けられており、
この油圧・植え付けレバー１４は、カム７３、アーム７
１およびプランタクラッチワイヤ６８を介してトランス
ミッション内のプランタクラッチ６６の入切を行うよう
にしている。また、前記油圧・植え付けレバー１４はコ
ントロールバルブ６７に連結されていて、該コントロー
ルバルブ６７の作動により、油圧シリンダ（図示せず）
で植え付け装置１１の昇降を行うようにしている。

【００２４】すなわち、図１０〜図１３に示すように、
運転席シート４に取り付けられた固定部材６３に、中央
に切欠部６４ａを有しかつ軸６５により回動自在に軸着
されたストッパプレート６４を設け、このストッパプレ
ート６４の前記軸６５から離れた位置にジョイント６９
を取り付け、このジョイント６９にジョイント７０を接
続し、更にプランタクラッチワイヤ６８を介して植え付
け装置１１のプランタクラッチ６６に接続している。

【００２５】また、前記ジョイント７０とプランタクラ
ッチワイヤ６８との接続部には、軸７４を中心として揺
動可能な前記アーム７１が取り付けられていて、該アー
ム７１はその先端のローラ７２とこのローラ７２に当接
されるカム７３を介して前記油圧・植え付けレバー１４
に連結されている。この油圧・植え付けレバー１４の操
作に基づき、前記カム７３は軸７５を中心として回動
し、このカム７３に当接しているローラ７２が軸７４を
中心として回動して、アーム７１の他端が矢印ａまたは
ｂ方向に移動するようになっている。

【００２６】そして、前記アーム７１の他端が図の矢印
ａ方向に移動すると、プランタクラッチ６６が外れ（切
状態）、図の矢印ｂ方向に移動すると、プランタクラッ
チ６６が噛み合う（入状態）。

【００２７】一方、図１０に示すように、可動苗載せ部
１３ｂ側に設けられたリンクアーム２０，２０の前記枢
軸３２，３２には、ワイヤ接続プレート７６，７６’を
介してワイヤ７７，７７’が接続され、これらのワイヤ
７７，７７’は中継リンク機構８５に接続されていて、
更に、この中継リンク機構８５からはケーブル８２が出
力されている。

【００２８】前記中継リンク機構８５は、中央の軸７８
を中心として揺動可能な揺動板７９と、該揺動板７９の
一端側に取り付けられ前記ワイヤ７７に接続された端子
８７と、該端子８７の近傍に取り付けられスプリング８
６の力で前記揺動板７９を一側に付勢するために取り付
けられた端子８８と、前記揺動板７９の他端側に取り付
けられ前記ワイヤ７７’に接続された端子８９と、該端
子８９の近傍に取り付けられ前記ケーブル８２に接続さ
れた端子９０とを有している。

【００２９】この中継リンク機構８５から出力されたケ
ーブル８２は、図１１〜図１３に示すように、前記固定
部材６３から立設された金具部材８３に取り付けられ、
また、前記ケーブル８２に内蔵されたワイヤ８０の先端
にはピン８１が取り付けられている。更に、このピン８
１と前記金具部材８３との間には、スプリング８４が装
着されている。

【００３０】そして、前記可動苗載せ部１３ｂが展開状
態にあるときは、リンクアーム２０，２０は引き出され
ておらずワイヤ７７，７７’は緩んだ状態にあり、揺動
板７９はスプリング８６の付勢力で図面ｄ方向（図の時
計方向）に揺動した状態を保持し、これにより前記ケー
ブル８２が引っ張られた状態になる。このため、図１３
を参照してわかるように、ワイヤ８０の先端に取り付け
られたピン８１は、スプリング８４の力に抗してストッ
パプレート６４の切欠部６４ａから抜けた状態になる。
この状態では、ストッパプレート６４は軸６５を中心と
して回動可能であるため、油圧・植え付けレバー１４の
操作に基づき、カム７３、アーム７１、プランタクラッ
チワイヤ６８を介してプランタクラッチ６６が入切制御
可能となる。

【００３１】次に、可動苗載せ部１３ｂを折り畳むため
に、図１０に示すように、横方向左右のリンクアーム２
０，２０のいずれかを横方向に引っ張ると、ワイヤ７７
または７７’が引っ張られ、これにより揺動板７９が図
面ｃ方向（図の反時計方向）に揺動し、ケーブル８２
（ワイヤ８０）の張力が緩む。すると、図１３に示すよ
うに、ワイヤ８０の先端に接続されたピン８１はスプリ
ング８４の弾発力で前方に押され、ストッパプレート６
４の切欠部６４ａに嵌入される。ピン８１が切欠部６４
ａに嵌入されると、ストッパプレート６４は軸６５を中
心として回動することができなくなる。この状態では、
ジョイント６９，７０を介して接続されたプランタクラ
ッチワイヤ６８も図面ｂ方向に移動することができな
い。よって、この状態では、油圧・植え付けレバー１４
を操作しても、プランタクラッチワイヤ６８は図面ｂ方
向に移動できないから、プランタクラッチ６６を「入」
にすることはできない。このようにして、可動苗載せ部
１３ｂが折畳み状態にあるときは、油圧・植え付けレバ
ー１４によるプランタクラツチ６６の入操作が禁止され
る。

【００３２】次に、図６〜図９に基づき本実施例の多条
田植機の全体の作用を説明する。

【００３３】図６は、固定苗載せ部１３ａと可動苗載せ
部１３ｂが横方向に配置された展開状態を示し、この状
態から可動苗載せ部１３ｂを折り畳むには、連結部材３
３のハンドルを操作して連結杆３３ａを固定苗載せ部１
３ａから外す。続いて、把手６０を掴んでこれを横方向
外側に引っ張ると、図７に示すように、リンクアーム２
０はその枢軸３２とガイドピン５７が長孔３０とガイド
面５６に沿ってスライドし、可動苗載せ部１３ｂが固定
苗載せ部１３ａから引き出される。

【００３４】この可動苗載せ部１３ｂの引き出しによ
り、前述したように、ワイヤ８０の先端のピン８１がス
トッパプレート６４の切欠部６４ａに嵌入されるため、
この状態では油圧・植え付けレバー１４を操作しても、
プランタクラッチ６６を「入」にすることはできない。
これにより、可動苗載せ部１３ｂの折畳み状態でプラン
タクラッチ６６が誤って「入」になり、植え付け装置１
１の作動と同時に苗載せ部も左右動して、エプロン等の
折り畳み部分と苗載せ部が当接して植え付け装置１１が
破損する等のおそれがない。

【００３５】次に、図８に示すように、可動苗載せ部１
３ｂを支点軸２１を中心として外側（反時計方向）に回
動させると、可動苗載せ部１３ｂに固定された固定金具
２２がストッパピン（３７）に当ってその位置で停止す
る。

【００３６】続いて、図９に示すように、把手６０を掴
みリンクアーム２０と可動苗載せ部１３ｂを同時に内側
（時計方向）に回転させて、リンクアーム２０を略直角
状態に起立配置させる。そして、連結部材３３のハンド
ルを操作し、連結杆３３ａの先端のネジ部３３ｂを起立
部材３４のナット部３４ａに螺合させ、更に可動苗載せ
部１３ｂ側の係合凹部３３ｃ（図８参照）を固定苗載せ
部１３ａ側の係合凸部３４ｂに係合させる。これによ
り、固定苗載せ部１３ａと可動苗載せ部１３ｂの同じ面
を同一方向に向けた折り畳み状態に重合配置することが
できる。

【００３７】

【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、移
動自在に支持されたストッパプレートをプランタクラツ
チに連繋すると共に、このストッパプレートを可動苗載
せ部の移動により移動位置から固定位置に切り替えるよ
うに構成したので、可動苗載せ部の折り畳み状態におい
て誤ってプランタクラツチを「入」にすることはなく、
従ってエプロン等の折り畳み部分と苗載せ部が当接して
植え付け部が破損する等のおそれを防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】苗載せ装置を折り畳んだ状態の多条田植機の側
面図である。

【図２】苗載せ装置を展開した状態の多条田植機の平面
図である。

【図３】苗載せ装置を折り畳んだ状態の多条田植え機の
要部側面図である。

【図４】（ａ）多条田植機の苗搬送部を示す概略平面図
である。 （ｂ）その正面図であって植え付け部の構成を示す図で
ある。

【図５】苗載せ装置を展開した状態の平面図である。

【図６】可動苗載せ部と固定苗載せ部が展開状態にある
ときの正面図である。

【図７】リンクアームを横方向に少し引き出した状態の
正面図である。

【図８】リンクアームを横方向に更に引き出した後、可
動苗載せ部を外側に回動させた状態の正面図である。

【図９】図８の状態から、可動苗載せ部を内側に回動さ
せて折り畳んだ状態の正面図である。

【図１０】可動苗載せ部とストッパプレート、および該
ストッパプレートとプランタクラッチとの接続状態を示
す図である。

【図１１】油圧・植え付けレバーとストッパプレートと
の位置関係を示す側面図である。

【図１２】図１１の正面図である。

【図１３】ストッパプレート部の部分拡大図である。

【符号の説明】

１ 乗用田植え機 ２ 走行車 ３ 苗載せ装置 ４ 運転席シート １１ 植付け装置 １３ａ 固定苗載せ部 １３ｂ 可動苗載せ部 １４ 油圧・植え付けレバー ２０ リンクアーム ２１ 支点軸 ２４ ステー ２７ ガイドプレート ３０ 長孔 ３２ 枢軸 ６３ 固定部材 ６４ ストッパプレート ６５ 軸 ６６ プランタクラッチ ６８ プランタクラッチワイヤ ７１ アーム ７３ カム ７７，７７’ ワイヤ ８０ ワイヤ ８１ ピン ８２ ケーブル ８４，８６ スプリング ８５ 中継リンク機構

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 苗を載置した苗載せ部を横方向に複数配
   置して苗載せ台を形成し、展開状態において少なくとも
   横方向最外側に位置する可動苗載せ部を移動させて固定
   苗載せ部に折り畳み可能とすると共に、操作レバーの操
   作により植え付け部のプランタクラツチを入切可能とし
   た多条田植機において、 機体フレームに移動自在に支持されているストッパプレ
   ートを、前記植え付け部のプランタクラツチに連繋して
   設け、前記ストッパプレートを、可動苗載せ部の移動に
   基づき固定位置および可動位置に切り替え自在に構成
   し、 前記ストッパプレートが可動位置にあるときは、前記操
   作レバーの操作によりプランタクラツチの入切を可能と
   し、前記ストッパプレートが固定位置にあるときは、前
   記操作レバーを操作してもプランタクラツチが入になら
   ないようにした、 ことを特徴とする多条田植機。