JP3255097B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3255097B2
JP3255097B2 JP28401197A JP28401197A JP3255097B2 JP 3255097 B2 JP3255097 B2 JP 3255097B2 JP 28401197 A JP28401197 A JP 28401197A JP 28401197 A JP28401197 A JP 28401197A JP 3255097 B2 JP3255097 B2 JP 3255097B2
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恵里子 湯浅
紀子 小林
拓也 井上
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
の電気回路に接続される電気接続箱に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の電気接続箱においては、例え
ば、図4に示すような構成のものが知られている。すな
わち、この電気接続箱31は、直流電源32から例えば
スターターモータ33及びその他の車両電装品34に対
して、電流を供給する回路中に接続されている。また、
この電気接続箱31上にはリレー35が搭載されるとと
もに、内部には金属板よりなる複数のバスバー36が並
設されている。
【0003】前記リレー35のリレーコイル35aの一
端側のバスバー36aが、操作スイッチ37を介して直
流電源32に接続されるとともに、リレーコイル35a
の他端側のバスバー36bが接地されている。また、リ
レー接点35bの一端側のバスバー36cが直流電源3
2に接続されるとともに、リレー接点35bの他端側の
バスバー36dがスターターモータ33に接続されてい
る。さらに、別回路のバスバー36eの一端側が操作ス
イッチ38を介して直流電源32に接続されるととも
に、他端側が他の車両電装品34に接続されている。
【0004】そして、操作スイッチ37が閉じられたと
きには、リレー35のリレーコイル35aが励磁され
て、リレー接点35bが閉じられ、直流電源32からス
ターターモータ33に電流が供給されて、そのスタータ
ーモータ33が作動される。また、操作スイッチ38が
閉じられたときには、直流電源32から他の車両電装品
34に電流が供給されて、その電装品34が作動される
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
電気接続箱31においては、ケースが簡易防水になって
いるだけであるため、内部に水が浸入したり、結露が生
じたりすると、複数のバスバー36間でリークが発生し
易い。そして、図4に示すように、リレーコイル35a
の電源側のバスバー36aと、リレー接点35bの電源
側のバスバー36c等の近接するバスバーとの間でリー
クL1が発生すると、操作スイッチ37が開放されてい
るにも拘らず、リレーコイル35aが励磁されて、リレ
ー接点35bが閉じられ、スターターモータ33が作動
される。また、リレー接点35bの負荷側のバスバー3
6dと、別回路のバスバー36e等の近接するバスバー
との間でリークL2が発生すると、リレー接点35bが
開放されているにも拘らず、スターターモータ33が作
動される。これにより、直流電源32が短時間に放電さ
れて、電圧降下したり、枯渇したりするという問題があ
った。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、内部に水が浸入したり、結露が生じたり
した場合でも、バスバー間にリークが発生するのを抑制
することができ、スターターモータの不用意な作動によ
って、電源が短時間に放電されるおそれを防止すること
ができる電気接続箱を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、スターターモータへ
の給電を制御するリレー装着部内に装着されたリレー
と、そのリレーのコイル及び接点に接続される複数のバ
スバーとを備えた電気接続箱において、前記複数のバス
バーのうち、少なくともリレーコイルの電源側に接続さ
れるバスバー、及びリレー接点の負荷側に接続されるバ
スバーに絶縁被覆を施し、該バスバーをその端部にて前
記絶縁被覆と共に折曲形成して端子をリレー装着部内に
突出させ、前記絶縁被覆の端部が露出しないように合成
樹脂モールドを施したものである。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気接続箱において、前記複数のバスバーの全体に
絶縁被覆を施したものである。請求項3に記載の発明で
は、請求項1または請求項2に記載の電気接続箱におい
て、前記絶縁被覆は収縮チューブからなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明の第1の実施形態
を、図1及び図2に基づいて説明する。
【0010】図1に示すように、この実施形態の電気接
続箱11は、直流電源12からスターターモータ13及
びその他の車両電装品14に、電流を供給する回路中に
接続される。電気接続箱11上にはスターターモータ1
3への給電を制御するためのリレー15が搭載され、こ
のリレー15にはリレーコイル15a及びリレー接点1
5bが装備されている。また、電気接続箱11の内部に
は、金属板よりなる複数のバスバー16が並設されてい
る。
【0011】前記複数のバスバー16のうち、リレー1
5のリレーコイル15aの一端側のバスバー16aは、
操作スイッチ17を介して直流電源12に接続され、リ
レーコイル15aの他端側のバスバー16bは接地され
ている。また、リレー接点15bの一端側のバスバー1
6cは直流電源12に接続され、リレー接点15bの他
端側のバスバー16dはスターターモータ13に接続さ
れている。さらに、別回路のバスバー16eの一端側は
操作スイッチ18を介して直流電源12に接続され、他
端側は他の車両電装品14に接続されている。
【0012】図2に示すように、前記各バスバー16は
絶縁板19間に挟持した状態で、電気接続箱11のケー
ス20内に収容配置され、それらの端部には端子21が
折曲形成されている。絶縁板19上には装着板22が取
り付けられ、その上面にはリレー装着部23が形成され
ている。そして、このリレー装着部23内にバスバー1
6の端子21が突出され、リレー装着部23内にリレー
15が装着された状態で、前記リレーコイル15a及び
前記リレー接点15bが各バスバー16の端子21に接
続されるようになっている。
【0013】図1、図2に示すように、前記複数のバス
バー16のうち、少なくともリレーコイル15aの電源
側に接続されたバスバー16a、及びリレー接点15b
の負荷側に接続されたバスバー16dには、絶縁被覆2
4が施されている。また、リレーコイル15aの接地側
に接続されたバスバー16b、及びリレー接点15bの
電源側に接続されたバスバー16cにも、絶縁被覆24
が施されている。さらに、別回路のバスバー16eにも
絶縁被覆24が施されている。そして、これらの絶縁被
覆24は、合成樹脂製等の収縮チューブから形成されて
いる。
【0014】なお、絶縁被覆24の端部とリレー15の
ケーシングとの間には合成樹脂モールド25が施され
て、絶縁被覆24の端部が露出しないようになってい
る。また、リレー15のケーシングは水密構造である。
【0015】次に、前記のように構成された電気接続箱
11の動作を説明する。さて、この電気接続箱11にお
いて、操作者により操作スイッチ17が閉じられると、
リレー15のリレーコイル15aが励磁されて、リレー
接点15bが閉じられる。これにより、直流電源12か
らスターターモータ13に電流が供給されて、そのスタ
ーターモータ13が作動される。また、操作者により操
作スイッチ18が閉じられると、直流電源12から他の
車両電装品14に電流が供給されて、その電装品14が
作動される。
【0016】一方、電気接続箱11の内部に水が浸入し
たり、結露が生じたりした場合には、リレー15の周辺
のバスバー16間にリークが発生するおそれがある。と
ころが、この電気接続箱11においては、ケース20内
に配設された複数のバスバー16の全体に絶縁被覆24
が施されている。
【0017】このため、リレーコイル15aの電源側の
バスバー16aと、リレー接点15bの電源側のバスバ
ー16c等の近接するバスバーとの間でリークL1が発
生することはなく、リレーコイル15aの励磁によりリ
レー接点15bが閉じられて、スターターモータ13が
作動されるおそれはない。また、リレー接点15bの負
荷側のバスバー16dと、別回路のバスバー16e等の
近接するバスバーとの間でリークL2が発生することも
なく、リレー接点15bの開放状態で、スターターモー
タ13が作動されるおそれもない。
【0018】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態においては、複数のバスバー16のう
ち、少なくともリレーコイル15aの電源側に接続され
るバスバー16a、及びリレー接点15bの負荷側に接
続されるバスバー16dに、絶縁被覆24が施されてい
る。このため、電気接続箱11の内部に水が浸入した
り、結露が生じたりした場合でも、リレー15の周辺の
バスバー16間にリークが発生するのを抑制することが
できる。従って、スターターモータ13の不用意な作動
により、直流電源12が短時間に放電されるのを防ぐこ
とができて、直流電源12が電圧降下したり、枯渇した
りするおそれを防止することができる。
【0019】・ この実施形態においては、電気接続箱
11内に配設されたに複数のバスバー16の全体に、絶
縁被覆24が施されている。このため、電気接続箱11
の内部に水が浸入したり、結露が生じたりした場合で
も、リレー15の周辺のバスバー16間にリークが発生
するのを一層確実に抑制することができる。
【0020】・ この実施形態においては、絶縁被覆2
4が収縮チューブからなっている。このため、簡単な絶
縁被覆構成によって、バスバー16間にリークが発生す
るのを確実に抑制することができる。
【0021】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0022】さて、この第2の実施形態においては、図
3に示すように、電気絶縁箱11内に配設された複数の
バスバー16のうち、リレーコイル15aの電源側に接
続されたバスバー16a、及びリレー接点15bの負荷
側に接続されたバスバー16dのみに、絶縁被覆24が
施されている。
【0023】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第1の実施形態とほぼ同様の効果を発揮させる
ことができる。なお、前記実施形態は、次のように変更
して具体化することも可能である。
【0024】・ バスバー16上に溶融合成樹脂をモー
ルドして硬化させることによって、絶縁被覆24を形成
すること。 ・ バスバー16上にグリースを施すことにより、絶縁
被覆24を形成すること。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、内部に水が浸入したり、結露が生じたりし
た場合でも、バスバー間にリークが発生するのを抑制す
ることができ、スターターモータの不用意な作動によっ
て、電源が短時間に放電されるおそれを防止することが
できる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、電気接続
箱の内部に水が浸入したり、結露が生じたりした場合で
も、リレーの周辺のバスバー間にリークが発生するのを
一層確実に抑制することができる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、簡単な絶
縁被覆構成によって、バスバー間にリークが発生するの
を確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態を示す電気接続箱
の回路構成図。
【図2】 電気接続箱の一部を示す部分断面図。
【図3】 この発明の第2の実施形態を示す電気接続箱
の回路構成図。
【図4】 従来の電気接続箱の回路構成図。
【符号の説明】
11…電気接続箱、12…直流電源、13…スターター
モータ、15…リレー、15a…リレーコイル、15b
…リレー接点、16,16a〜16e…バスバー、24
…絶縁被覆、L1,L2…リーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−154414(JP,A) 特開 平6−6928(JP,A) 特開 平8−268254(JP,A) 実開 平1−143232(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/16 H01R 4/58

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スターターモータへの給電を制御する
    レー装着部内に装着されたリレーと、そのリレーのコイ
    ル及び接点に接続される複数のバスバーとを備えた電気
    接続箱において、 前記複数のバスバーのうち、少なくともリレーコイルの
    電源側に接続されるバスバー、及びリレー接点の負荷側
    に接続されるバスバーに絶縁被覆を施し、該バスバーを
    その端部にて前記絶縁被覆と共に折曲形成して端子をリ
    レー装着部内に突出させ、前記絶縁被覆の端部が露出し
    ないように合成樹脂モールドを施した電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記複数のバスバーの全体に絶縁被覆を
    施した請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記絶縁被覆は収縮チューブからなる請
    求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
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